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2023年7月16日

ビバリウムの外で ② 2023年7月6日 山梨県北杜市日野春 北杜市オオムラサキセンター

11時になった。引き続きビバリウムの中でオオムラサキを撮る。
 しばらく撮ったあと少し休憩して、センターの敷地内を歩いてみようと思いビバリウムの外に出る。
 ビバリウムを出てすぐのところに、ヒメジョオンが咲いていた。何気なく見ていると、ミドリシジミでもない、一見、ミヤマカラスシジミでもなさそうな、これは何だろうと思う可憐な蝶が吸蜜していた。まず、飛ばれないようにRX10M4で離れたところからシャッターを切る。次に105mmマクロを付けたZ50で50cmくらいまで近寄って撮った。ファインダーを覗きながら、「もしかしてウラキンシジミでは」と思った。そうだとすると、これは生まれて初めてなのだが・・・。
 駐車場からビバリウムへ歩く道を少し奥に入ったところに、樹液の出ているクヌギの木がある。朝、着いたときにオオムラサキは来ているか確かめてみたが、その時にはいなかった。もう一度見てみようと、駐車場の方へ戻って、行ってみると3頭のオオムラサキが吸汁していた。ビバリウムの中のオオムラサキは、係の方々が1年をかけて卵から育て上げた、いわば養殖のオオムラサキであるが、これは天然オオムラサキである。

000_230706292 X700 ◎北杜市オオムラサキセンタ ウラキン Z50 Z105mc.jpg
ミヤマカラスシジミ♀ 2023年7月6日 山梨県北杜市日野春 北杜市オオムラサキセンター

021_230706090m X900 〇オオムラサキセンタ ビバリウム RX10M4.jpg 21.羽化したオオムラサキ♀ -1
エノキの葉の陰に、大きなオオムラサキがぶら下がるように止まっていた。よく見ると、すぐ上に抜け出したばかりの白い蛹の殻が見えた。翅はしっかり伸びているので、羽化してから少し時間が経っているものと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 51mm ISO2000 ) 露出補正 なし
022_230706083m X900 オオムラサキセンタ ビバリウム RX10M4.jpg 22.羽化したオオムラサキ♀ -2
殻を抱え込むようにぶら下がっている、その羽化したての成虫はきれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
023_230706107 X900 ◎オオムラサキセンタ ビバリウム 羽化 +1.0 RX10M4.jpg 23.羽化したオオムラサキ♀ -3
羽化して蛹につかまるオオムラサキは、時々翅を広げる。まだ、胴が太い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f2.8 1/1250秒 11mm ISO2500 ) 露出補正 なし
024_230706110 X900 〇オオムラサキセンタ ビバリウム 蛹 +1.0 RX10M4.jpg 24.生態観察 教室
オムラサキセンターの職員のかたが、生態観察中の小学生に、エノキに付いた淡い緑色をした蛹を示し、完全変態の解説をされていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.5 1/1250秒 34mm ISO1250 ) 露出補正 なし
025_230706282 X900 北杜市オオムラサキセンタ 蛹 Z50 Z105mc.jpg 25.蛹
これは職員のかたが生態観察学習の児童に説明をしていた蛹である。この蛹は羽化するまでまだ1~2週間かかると思う。

kon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO450 ) 露出補正 なし
026_230706118 X900 〇オオムラサキセンタ ビバリウム 発光 RX10M4.jpg 26.2頭のオオムラサキ♂
2頭の♂が翅を開いて葉の上に止まっていた。上のほうは、少し傷んでいるが下に止まっているほうは、ほとんど傷のないきれいな個体だった。できるだけ自然光で撮るべきだと思うが、フラッシュを強制発光させて撮ってみた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f8 1/1250秒 102mm ISO3200 ) 露出補正 なし
027_230706122 X900 ◎オオムラサキセンタ ウラキンシジミ RX10M4.jpg 27.ミヤマカラスシジミ♀  -1
ビバリウムの外に出た。前書きにも記したが、ハルジオンの花で、ミドリシジミのような蝶が吸蜜していた。ミヤマカラスシジミかと思ったが、裏面の地色が鮮やかで、赤い小さな斑点も鮮やかである。もしかして、ウラキンシジミかと思ったが帰宅後確認したところ、この個体には外縁とほぼ並行して、細い白線があり、ミヤマカラスシジミと同定した。腹が太いので♀だと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
028_230706289 X900 ◎北杜市オオムラサキセンタ ウラキン Z50 Z105mc.jpg 28.ミヤマカラスシジミ♀ -2
105mmマクロを付けたZ50で撮った。きれいな個体である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO450 ) 露出補正 なし
029_230706296x X900 ◎北杜市オオムラサキセンタ ウラキン Z50 Z105mc.jpg 29.ミヤマカラスシジミ♀ -3
そういえば、もう何年も前のことだが、ビバリウムの中でミヤマカラスシジミを撮ったことを思い出した。今日のミヤマカラスシジミはあまりにも鮮やかで、きれいな個体だったので、惑わされてしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f11 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
030_230706124 X900 オオムラサキセンタ ビバリウム RX10M4.jpg 30.外から見たビバリウム -1
外から眺めるビバリウムは大きかった。その中を1,000頭近いオオムラサキが飛びまわっていて壮観である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
031_230706125 X900 オオムラサキセンタ ビバリウム RX10M4.jpg 31.外から見たビバリウム -2
天井も十分に高い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO125 ) 露出補正 なし
032_230706127 X900 オオムラサキセンタ ビバリウム RX10M4.jpg 32.外から見たビバリウム -3
外から網に止まったオオムラサキを見る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 183mm ISO250 ) 露出補正 なし
033_230706304 X900 ◎北杜市オオムラサキセンタ 屋外樹液 Z50 Z105mc.jpg 33.樹液に集まるオオムラサキ -1
駐車場からビバリウムへ行く道の途中を少し左に入ったところに、樹液の出ているクヌギの木があった。10時ごろに見たときにはオオムラサキの姿はなかったが、昼過ぎに来てみるとカナブンと一緒に3頭のオオムラサキが吸汁していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f2.8 1/1000秒 105mm ISO2800 ) 露出補正 なし
034_230706133m2 X900 〇オオムラサキセンタ RX10M4.jpg 34.樹液に集まるオオムラサキ -2
翅を開いてくれないかと待っていると、残っていた1頭がやっと、完全ではないが開いてくれた。青紫色がきらりと光る。ビバリウムのものを養殖オオムラサキというなら、これは天然のオオムラサキである。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f2.8 1/1000秒 105mm ISO2800 ) 露出補正 なし
035_230706139 X900 オオムラサキセンタ RX10M4.jpg 35.オオムラサキセンター本館前 -1
再びオオムラサキセンター本館の方へ戻る。本館の入り口の手前にチョウを形どった花壇があった。ここにはチョウの姿はない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO125 ) 露出補正 なし
036_230706140 X900 オオムラサキセンタ RX10M4.jpg 36.オオムラサキセンター本館入口 -2
ここを入ると受付があり、朝に観覧料大人@420円をお支払いした。7月、8月は8時30分開館である。年末年始と、毎週月曜日などの定期的な休館日以外は冬季を含めて開かれている。夏季は無休である。冬は生態観察施設(ビバリウム)内のオオムラサキ越冬幼虫調査が行わる。オオムラサキセンターのブログを見ると、昨年12月に決められた5本のエノキの根元から、越冬幼虫を探してカウントしたところ、前年よりも多い約2000頭の幼虫を確認することができたと記されていた。外来者がそれを観察できるかどうかはわからないが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO640 ) 露出補正 なし
037_230706145 X900 オオムラサキセンタ RX10M4.jpg 37.展示室
展示室にはオオムラサキはもちろんのこと、世界のチョウのほか、珍しい昆虫の標本約1万点が展示されている。世界のカブトムシ、クワガタムシの飼育展示も行われている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/250秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし

2020年7月11日

武蔵嵐山 オオムラサキの森 7月2日

7月2日は梅雨の晴れ間だという天気予報が見事に的中した。
 今年2度目だが、武蔵嵐山へ行く。4月22日に行ったときは、11時ぐらいまでは晴れ間があって日も差していたが、そのあとは雲が出てきて、気温も下がってしまった。日差しがあるころまでウスバシロチョウを撮ったが、その後、菅谷館跡へ廻ったものの、目当てにしていたホソオチョウは全く翔ぶ姿を見せてくれなかった。今回の目的はそのリベンジとしてホソオチョウの第二化を撮ることと、運が良ければオオムラサキを撮りたかった。
 圏央道経由で予定通り10時に現地に到着する。さっそく、4月22に日に来たときに、「オオムラサキの森」活動センターの前のエノキに緑色のネットがかけれて保護されていた4齢、5齢の幼虫たちは、もう羽化しているのかどうか見に行った。係のかたにお訪ねしたところ、すでに第一波の羽化は終わっていて、今は♀が羽化しているとのこと。今にも羽化しそうな大きな蛹がネットを外されたエノキの枝先に付いていた。
 都幾川の方に下ったところに樹液の出ているクヌギの樹があり、オオムラサキが飛来しているという。そのクヌギの樹では、2~3名のカメラマンがおられた。仲間に入れてもらい吸汁していたオオムラサキを撮影する。この日は4頭~5頭の成虫を観察できた。

01_200702082 X800 RX10M4.jpg   1.オオムラサキ 蛹
活動センター前の保護ネットを外されエノキの枝先に蛹が付いていた。大きい。そして翅の模様も透けて見え、もうすぐ羽化するようだ。その瞬間の動画を撮ろうと待機されている方もいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 60mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
02_200702085 X800 RX10M4.jpg 2.樹液を吸うオオムラサキ -1
蛹は羽化してから撮ればよいと思い、先に樹液が出ているクヌギの樹のポイントへ行く。1頭が飛来していた。逆光で露出が難しい。試行錯誤で露出補正し撮影する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 87mm ISO3200 ) 露出補正 -0.7段
03_200702089 X800 RX10M4.jpg 3.樹液を吸うオオムラサキ -2
同じ個体。顔を突っ込んで吸汁している。ピントを合わせたいところの光量が少ない。肛角の小さな赤い紋が、陽の光に透けて見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 181mm ISO3200 ) 露出補正 -0.7段
04_200702092 X800 RX10M4.jpg 4.樹液を吸うオオムラサキ -3
樹液の出ている個所は限られているようで、カナブンと競り合っていた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 193mm ISO3200 ) 露出補正 -0.7段
05_200702111 X800 ◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg 5.樹液を吸うオオムラサキ -4
私以外のカメラマンが移動されたので、内臓ストロボを使って撮影した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 76mm ISO400 ) 露出補正 -1.0段
06_200702104 X800 RX10M4.jpg 6.樹液を吸うオオムラサキ -5
少し翅を開いてくれた。どうやら♀のようだ。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO1600 ) 露出補正 -1.0段
07_200702116 X800 RX10M4.jpg 7.樹液を吸うオオムラサキ -6
  この個体は少々撮影しにくい位置に移動し始めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO1600 ) 露出補正 +0.3段
08_200702122 X800 RX10M4.jpg 8.オオムラサキの森 保護活動
この樹液の出ていたクヌギの樹の下に写真のような札があった。丁度良い高さのところに樹液が出ている貴重な木である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO1600 ) 露出補正 +0.3段
09_200702130 X800 RX10M4.jpg 9.オオムラサキ飛来
10時40分、活動センターの蛹の羽化を見に行こうと、戻ろうとしたところへ、別の1頭が飛来した。今まで観察していた個体よりやや小さい。♂かもしれないと思ったが、なかなか翅を開いてくれずに飛び去ってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 155mm ISO3200 ) 露出補正 +0.3段
10_200702134 X800 RX10M4.jpg 10.羽化直後のオオムラサキ -1
活動センターの蛹は既に羽化が終わっていた。殻につかまって、翅もしっかり伸びている。大きな個体で、「♀でしたか」と尋ねたところ、やはり♀だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO640 ) 露出補正 +0.3段
11_200702139 X800 RX10M4.jpg 11.羽化直後のオオムラサキ -2
蛹の殻にしっかりとつかまっている。これからどこへ飛んでいくのだろうか。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO500 ) 露出補正 +0.3段
12_200702008 X800 D5300 TAMRON 90.jpg 12.羽化直後のオオムラサキ -3
90㎜マクロで撮った。複眼が大きく、胸へと続く肩にあたる部分が盛り上がっている。 

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし  
13_200702152 X800 RX10M4.jpg 13.ネットの中で羽化したオオムラサキ -1
もう1頭、被されたネットの中で羽化した成虫がいた。午後に放蝶するという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 48mm ISO640 ) 露出補正 なし
14_200702157 X800 RX10M4.jpg 14.ネットの中で羽化したオオムラサキ -2
この写真のすぐ右側に「オオムラサキの森」活動センターがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
15_200702166m X800 RX10M4.jpg 15.樹液を吸うオオムラサキ -7
再びクヌギの樹へ行く。1頭いたが、この個体はさっきからいたのと同じ個体だった。擦れてい入るが破損はほとんどない。1シーンだけ撮った後、ホソオチョウを探しに菅谷館跡へ移動することにした。時刻11時10分である。この日は真夏日で気温は30℃以上に上がる。すでに汗びっしょりだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO1250 ) 露出補正 +0.7段
16_200702266 X800 RX10M4.jpg 16.オオムラサキ♂ -1
約1時間、菅谷館跡でホソオチョウの写真を撮って、再び例のクヌギの樹へ戻ってきた。たまたまなのだろうか、オオムラサキ、しかも♂が開翅していた。この日観察できた4頭目か5頭目のオオムラサキだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO3200 ) 露出補正 なし
17_200702277 X800 RX10M4.jpg 17.オオムラサキ♂ -2
前の写真と同じ個体だが、青紫色が輝いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
18_200702280 X800 RX10M4.jpg 18.オオムラサキ -3
飼育されていたオオムラサキの幼虫は50頭~60頭ほど?と思うが、すでに前半が羽化して「オオムラサキの森」、あるいは近隣の雑木林で生活していると推察する。この個体もその1頭と思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
19_200702296 X800 RX10M4.jpg 19.オオムラサキ -4
オオムラサキは樹液が出ているところに近づくが、先客のカナブンが陣取っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 125mm ISO3200 ) 露出補正 なし
20_200702300 X800 RX10M4.jpg 20.オオムラサキ -5
翅を開いて存在感を出しながら、カナブンがいる樹液が出ているところに割り込んでいった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 172mm ISO3200 ) 露出補正 なし
21_200702074 X800 RX10M4.jpg 21.オオムラサキ -6
羽化したてのピッカピッカの♂というわけにはいかなかったが、♂の開翅シーンが撮れたのは思わぬ成果だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO3200 ) 露出補正 なし


2014年7月21日

オオムラサキ自然公園 と まきば公園(山梨県立八ヶ岳牧場) 7月8日


 今年も オオムラサキセンターへ行きたいと思い、天気予報と相談していたが、さすがに梅雨の季節、ほとんど晴れマークがつく日がない。唯一、7月8日と9日に晴れマークがあった。すぐそのあとには強い台風が来るという予報だったが、意を決して8日に行くことにした。当日の朝5時に起床したときは、予報通り、青空が広がっていた。

  中央道で山梨県の須玉まで行くが、6月28日に開通した圏央道を利用することにした。保土ヶ谷の自宅からは、国道16号で横浜・町田インターで東名高速に乗る。海老名JCTから、圏央道に入ると、約29kmで八王子JCTから中央高速に乗ることができた。早い。自宅から八王子まで1時間かからない。第3京浜→環八→国道20号に出て、調布インターに入るのと大違いだ。これを使えば、毎年ギフチョウを撮りに行く藤野へも30分は短縮されそうだ。

  さて、途中、談合坂S.A.で朝食にし、日野春のオオムラサキセンターに着いたのは、9時少し前だった。
  まず、オオムラサキ自然公園内の樹液が出ている木を見に行く。オオムラサキが1頭来ていて、カブトムシ、スズメバチ、カナブン、クロヒカゲ、などと吸蜜していた。
  しばらく撮影したのちに、オオムラサキセンターのビバリウムの中に入る。ビバリウムのオオムラサキは最盛期のようだった。新鮮なオスもいるが、傷んだオスも多い。♀も多く出ている。NHKのクルーが羽化の瞬間を撮影に来ていた。オオムラサキセンターの館長さんから「ダーウィンが来た!」で使うらしいと聞かされた。NHKのクルーがカメラを向けていた蛹はどうやら、死んでしまっていたらしい。すぐそばに、もう1匹の蛹が見つかった。その蛹はオオムラサキの翅が透けて見え、羽化は近いようだったが、私がビバリウムを出た10時半には、まだ羽化していなかった。

 今回のもう一つの目的として、小淵沢の「但馬屋幸之助」で焼肉を昼飯に食べたかった。昼の営業時間は午後2時までなので、1時ごろに入ればよいと考え、その前にまきば公園というところへ行ってみることにした。「まきば公園」は山梨県立八ヶ岳牧場と隣接している。ここには約1時間ほど滞在し、小淵沢の「但馬屋幸之助」へいった。地元の人たちも多く、とてもにぎわっていた。
  台風の影響で天気が崩れることが心配なので、食事の後はそのまま横浜に戻ることにした。帰路も圏央道を利用したが、途中休まないで、ノン・ストップで自宅まで帰ってきた。
  写真点数の関係から、先にオオムラサキ自然公園とまきば公園で撮った写真から載せていく。

甲斐駒ケ岳 1.甲斐駒ケ岳
強烈な台風8号が宮古島を狙っているという。しかし、関東地方は天気予報では「曇り時々晴れ」だった。そしてさらに良い方にはずれて「快晴」になった。オオムラサキセンターの入り口を背に雲一つない南アルプスが眺められた。手前に何本もの電線があったが、レタッチで消した。青空が背景の電線は消しやすいが、レタッチ素人のわたくしには、山肌が背景の電線を消すのは難しい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/680秒 102.9mm ISO100 ) 露出補正 なし
オオムラサキ自然公園のオオムラサキ -1;クリックすると大きな写真になります。 2.オオムラサキ自然公園のオオムラサキ -1
ビバリウムのあるオオムラサキセンターの周囲は、広さ6haのオオムラサキ自然公園になっている。その中に樹液の出ているクヌギの木があり、そこにクロヒカゲやカブトムシ、カナブンなどに交じって、オオムラサキの♂が来ていた。これは、いわば天然のオオムラサキだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO3200 ) 露出補正 なし
オオムラサキ自然公園のオオムラサキ -2;クリックすると大きな写真になります。 3.オオムラサキ自然公園のオオムラサキ -2
近寄って、上の写真のシャッターを切ったら、飛ばれてしまった。だが、すぐ近くの梢に止まる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/200秒 76.5mm ISO100 ) 露出補正 なし
オオムラサキとカブトムシ;クリックすると大きな写真になります。 4.オオムラサキとカブトムシ
そのオオムラサキがまた、樹液に戻ってきた。複数のカブトムシの中に割り込んで口吻を伸ばそうとしている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/52秒 14.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
ルリタテハとクロヒカゲ;クリックすると大きな写真になります。 5.ルリタテハとクロヒカゲ
また、帰りがけに寄ることにして、ビバリウムへ行き、撮影する。10時半ごろ再び樹液の出るクヌギの木に戻ってきたら、ルリタテハも来ていた。手振れしないように1/250秒でシャッターを切るが、ISO感度は4500に上がっていた。もっと光を!

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO4500 ) 露出補正 なし
オオムラサキとルリタテハ;クリックすると大きな写真になります。 6.オオムラサキとルリタテハ
そこへ再びオオムラサキが戻ってきた。どうやら朝と同じ個体のようだ。スズメバチに遠慮しながらストローを伸ばしていく。5.とともにトリミングしている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO2000 ) 露出補正 なし
まきば公園;クリックすると大きな写真になります。 7.まきば公園
オオムラサキセンターを後にして、車で45分くらい走り、清里の近くにある、まきば公園というところに行ってみた。まきば公園は山梨県立八ヶ岳牧場と隣接している。駐車場は八ヶ岳高原ラインという道路の小淵沢寄りと、清里寄りの2か所に設けられているが、小淵沢方面からのアプローチになったので、小淵沢寄りの駐車場に車を止めた。どうやらこちら側が正面のようで、大きなレストランとコミュニティホールがあった。レストラン・コミュニティホールを通り抜けて、反対側に出ると、広大な公園・牧場が広がっている。この写真は、公園の遊歩道に下りてレストランを見上げたところ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/800秒 7.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
牛の放牧;クリックすると大きな写真になります。 8.牛の放牧
遠くには牛が放牧されているのを眺めることができる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/450秒 110.8mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
6頭のウラギンヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。 9.6頭のウラギンヒョウモン
目を凝らして見ていただかなくてはならないが、土手に植えられた小さな花に6頭ものウラギンヒョウモンが来ていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/640秒 37.0mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
ウラギンヒョウモン -1;クリックすると大きな写真になります。 10.ウラギンヒョウモン -1
ウラギンヒョウモンはいっぱい飛んでいた。近づけないので、望遠端で撮る。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.4 1/800秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
富士山;クリックすると大きな写真になります。 11.富士山
南南東の方向に富士山が見えた。甲府市の向こう側に聳えている。くっきりと頭を出している。少しアンダーになったのでレベル補正した。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8.0 1/1400秒 99.2mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
ウラギンヒョウモン -2;クリックすると大きな写真になります。 12.ウラギンヒョウモン -2
私が車を止めた駐車場の脇の草地にも、ウラギンヒョウモンがたくさん飛んでいた。アカツメクサの花で吸蜜する。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウラギンヒョウモン -3;クリックすると大きな写真になります。 13.ウラギンヒョウモン -3
HS50の広角側で撮る。草原に咲いているアカツメクサの花が好きなようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/250秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
ウラギンヒョウモン -4;クリックすると大きな写真になります。 14.ウラギンヒョウモン -4 ウラギンヒョウモンしか撮る蝶がいない。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
ウラギンヒョウモン -5;クリックすると大きな写真になります。 15.ウラギンヒョウモン -5
草原は、まきば公園を背にしたところにある。後ろに少し見えるのは八ヶ岳連峰でその手前が県立八ヶ岳牧場である。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/350秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
ウラギンヒョウモン -6;クリックすると大きな写真になります。 16.ウラギンヒョウモン -6
アカツメクサに止まるウラギンヒョウモンを追い回すが、なかなかじっとしていてくれない。良い背景のところで撮らせてくれない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/320秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
メスグロヒョウモン♂ -1;クリックすると大きな写真になります。 17.メスグロヒョウモン♂ -1
ウラギンヒョウモンとは何か違う感じがするのがいた。アカツメクサではなくハルジオンに止まる。メスグロヒョウモンの♂だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
メスグロヒョウモン♂ -2;クリックすると大きな写真になります。 18.メスグロヒョウモン♂ -2
前の個体と同じだが、そのメスグロヒョウモンは、しばらくハルジオンの花から花へと飛び回っていた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
ウラギンヒョウモン -7;クリックすると大きな写真になります。 19.ウラギンヒョウモン -7
再びウラギンヒョウモンしかいなくなった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
ウラギンヒョウモン -8;クリックすると大きな写真になります。 20.ウラギンヒョウモン -8
最後にアップで。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO250 ) 露出補正 なし
権現岳? 21.権現岳?
山梨県立八ヶ岳牧場の向こうには八ヶ岳連峰が見える。これは権現岳だろうか。少し雲行きが怪しくなってきた。そろそろ腹も減ってきた。小淵沢の「但馬家幸之助」へ向かう。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8.0 1/1100秒 32.7mm ISO400 ) 露出補正 なし


2013年7月16日

北杜市オオムラサキセンターから、観音平、富士見高原へ 7月8日


 オオムラサキセンターのビバリウムから出るとき、先ほどお目に掛かった職員の方が、「ここの自然公園の中のクヌギの木に、オオムラサキが来ていると思いますよ」と言って、その場所を教えてくださった。行ってみたところ、確かに樹液の出てている木があって、スズメバチやカナブンと一緒にオオムラサキ数頭とルリタテハが吸汁していた。公園内とはいえ、自然環境でのオオムラサキを観察でき、写真に撮ることができた。
 今日の昼飯は、先日、TVの旅番組で紹介された甲斐小泉にある「豪蕎麦」にしようと決めていた。一般道を30~40分ほど走り、12時少し前にその「豪蕎麦」に着き、1台分だけ空いていた駐車スペースに車を停めた。評判の店で、お客さんが多い。午前中は私が最後の客で、次に来たグループは断られていた。しばらく待って、食べたせいろ蕎麦は、評判通り、美味しかった。
 さて、せいろ蕎麦を堪能した後、八ヶ岳高原ラインに出て観音平への道を上がった。観音平に着くと、その砂利が魅かれた駐車場広場から、沢山のテングチョウが飛び立つ。なかに、ひときわ大きく美しいヒオドシチョウも飛んでいた。ところが、車から降りて写真を撮ろうと歩き始めると、アブの大群に襲われてしまった。一匹が腕に止まるとあっという間に10匹くらいが寄ってくる。カメラを構えて静止すると、遠慮なく刺してくる。チクンと痛さを感じて振り払うが、刺されたところから血が出ている。汗に集まってくるのだろうか。これでは落ち着いて写真も撮れない。早々に切り上げて、長野県に入ったところにある富士見高原へ行ってみる。ここには、ミドリヒョウモン、メスグロヒョウモン、ウラギンヒョウモンやクジャクチョウがいた。山梨県はこの日、39.1℃の猛暑(甲州市勝沼)。3時少し前に離脱した。

ビバリウム外観;クリックすると大きな写真になります 20.ビバリウム外観
ビバリウムを出て、公園を歩く。外からビバリウム見る。この囲いの中に100頭以上のオオムラサキが飛んでいる。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F3.2 1/250秒 7.3mm ISO71 ) 露出補正 なし
公園内のクヌギの樹液に集まるオオムラサキ;クリックすると大きな写真になります

21.公園内のクヌギの樹液に集まるオオムラサキ
職員の方に教えていただいた樹液の出ているクヌギのところへ行ってみる。柵で囲われた大きなクヌギの木には複数のオオムラサキとカブトムシ、カナブン、スズメバチなどが集まっていた。ここは、オオムラサキ専用食堂ではない。暗い。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/200秒 ISO3200 ) 露出補正 なし
2頭のルリタテハも;クリックすると大きな写真になります 22.2頭のルリタテハも
樹液は2~3か所から出ているが、そこで2頭のルリタテハが吸汁していた。保護色になってわかりにくいが、カナブンの上に翅を閉じたルリタテハが見える。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO3200 ) 露出補正 なし
オオムラサキ開翅;クリックすると大きな写真になります 23.オオムラサキ開翅
1頭のオオムラサキの♂が樹液の匂いを感じたのか、飛来してきてクヌギの木の柵に止まった。少し擦れているが破損の少ない♂だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 なし
オオムラサキ♀ -1;クリックすると大きな写真になります 24.オオムラサキ♀ -1
きれいな♀がスズメバチと並んで吸汁している。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISO2000 ) 露出補正 なし
130715_025.jpg 25.オオムラサキ♀ -2
外界のオオムラサキもいまは♀の発生期のようだ。食堂の主になっている。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISO2200 ) 露出補正 なし
ルリタテハ開翅;クリックすると大きな写真になります 26.ルリタテハ開翅
この樹液にいた蝶はオオムラサキとルリタテハだけだった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISO3200 ) 露出補正 なし
観音平駐車場 テングチョウ;クリックすると大きな写真になります 27.観音平駐車場 テングチョウ
観音平の駐車場に車を乗り入れるとたくさんのテングチョウが飛び立った。アブが多いのには閉口する。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F4.5 1/250秒 4.8mm ISO64 ) 露出補正 なし
ヒオドシチョウ;クリックすると大きな写真になります 28.ヒオドシチョウ
きれいなヒオドシチョウが飛んでいた。この蝶は見栄えがする。もっと、良いシーンを撮りたかったが、何せ、アブが寄ってきて落ち着いて撮っていられない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
展望台から南アルプスを望む;クリックすると大きな写真になります 29.展望台から南アルプスを望む
この時期はなかなかくっきりとは見えない。正面右が甲斐駒ケ岳、左端に尖っているのが北岳だ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F8.0 1/250秒 18.8mm ISO64 ) 露出補正 なし
ギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 30.ギンボシヒョウモン
網笠岳の方へ少し歩いてみる。開けた草原のアザミの花にギンボシヒョウモンが来ていた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
テングチョウ;クリックすると大きな写真になります 31.テングチョウ
もう少し撮っていたいところだが、アブが多くて落ち着かない。切り上げて富士見高原へ回ってみることにする。観音平から下り始めた途中の富士見平で車を停めて周囲を歩いてみる。梢にテングチョウが止まっていた。また、アブが寄ってきた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/320秒 ISO400 ) 露出補正 なし
富士見高原「ゆりの里」;クリックすると大きな写真になります 32.富士見高原「ゆりの里」
八ヶ岳高原ラインを大平で右折して、鉢巻道路に入り、富士見高原へ行く。「富士見高原スキー場」のゲレンデに 2004年7月に「ゆりの里」が開園している。静岡県の「可睡ゆり園」が提携し、30種類以上500万本のユリが植えられ夏には花が咲き乱れるというが、このときはまだ蕾だった。7月13日開園ということで人影がない。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F4.5 1/250秒 32.7mm ISO209 ) 露出補正 なし
呉越同舟 -1;クリックすると大きな写真になります 33.呉越同舟 -1
富士見高原「ゆりの里」の東屋のあたりで、オレンジ色の蝶が飛び交っている。何頭かは地面にストローを伸ばしている。左からメスグロヒョウモン♂2頭、ミドリヒョウモン、ウラギンヒョウモンだ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F4.5 1/250秒 37.7mm ISO613 ) 露出補正 なし
呉越同舟 -2;クリックすると大きな写真になります 34.呉越同舟 -2
左から、ミドリヒョウモン、メスグロヒョウモン♂、ウラギンヒョウモン、メスグロヒョウモン♂

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISO1000 ) 露出補正 なし
2頭のメスグロヒョウモン♂とミドリヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 35.2頭のメスグロヒョウモン♂とミドリヒョウモン
「ゆりの里」の花畑を背景に、P90で撮ろうとするが、意外と敏感に飛び立ってしまう。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISO1600 ) 露出補正 なし
クジャクチョウ -1;クリックすると大きな写真になります 36.クジャクチョウ -1
そろそろ引き上げようと車を停めたところまで戻る途中、クジャクチョウに出会った。第1化は6月の中旬から発生している。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 4.6mm ISO64 ) 露出補正 なし
クジャクチョウ -2;クリックすると大きな写真になります 37.クジャクチョウ -2
今度は柱の上に止まった。「開け護摩」と唱えたが、開いてくれない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISO800 ) 露出補正 なし
クジャクチョウ -3;クリックすると大きな写真になります 38.クジャクチョウ -3
同じ個体だが、地面に止まってやっと開翅してくれた。さて、時刻はまだ、2時45分だが、暑いのと、アブの(気分的)後遺症で、帰路につくことにした。暑さのためか、バッテリーがちょっと弱っているようでエンジン始動音が頼りない。そういえば3年半も交換していない。幸いエンジンは一発でかかった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 なし


2013年7月12日

北杜市オオムラサキセンター 7月8日


 前の週から天気予報を鑑みながら、7月8日に山梨県北杜市(日野春)のオオムラサキセンター、および八ヶ岳南麓の観音平へ行こうと計画していた。
 予報通り、当日は前日に続き、好天となった。朝、6時に自宅をマイカーで出発、中央高速の笹子トンネルを通るのは昨年暮れに起きた天井版落下事故以来初めてであるが、その天井板は取り払われていて、ドーム型になった天井は高く感じ、圧迫感がなくなっていた。9時ごろオオムラサキセンターに到着した。一番乗りだ。
 ここオオムラサキセンターには、人工的ではあるけれど オオムラサキが本来生活している環境を再現し、飼育されているビバリウムがある。職員の方に伺ってみると、ビバリウムの中にあるクヌギの木から樹液が出ていて10数頭が集まっているとのこと。今年は発生が幾分早く、すでに♀の羽化が多いらしい。確かにビバリウムでは♂はすでに擦れたり、破損している個体が多い。一方、羽化まもないと思われる新鮮な♀が多い。沢山のオオムラサキが飛び交っていた。
 1時間半ほど、ビバリウムの中で撮影し、外に出た。先ほどの職員の方が屋外、つまり自然環境でも、樹液の出ている木があり、そこにはオオムラサキが来ていると、その場所を教えてくださった。

樹液に集まるオオムラサキ;クリックすると大きな写真になります 1.樹液に集まるオオムラサキ
ビバリウムに入る。まず、職員の方に教えていただいたクヌギの木を探した。あった。オオムラサキ数頭が来ていた。新鮮な♀も吸汁している

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISO800 ) 露出補正 なし
きれいな♀;クリックすると大きな写真になります 2.きれいな♀
♀は♂に比べて大きく立派だ。この♀は羽化したばかりのきれいな個体だった。樹液の出ている木の近くで、吸汁の順番を待っているのだろうか?

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO271 ) 露出補正 なし
たくましい♀;クリックすると大きな写真になります 3.たくましい♀
オオムラサキの場合も♂の発生が先行して、その後、♀の発生が始まるが、すでに♀が多く見られた。大きくて、凛として美しい。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 なし
オオムラサキ♂;クリックすると大きな写真になります 4.オオムラサキ♂
オスもメスもクヌギの木の樹液に集まっている。翅を広げているのは♂だ。しかし、さすがに紫色は美しいが、すでに破損して擦れてしまっている。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO334 ) 露出補正 なし
♀開翅 -1;クリックすると大きな写真になります 5.♀開翅 -1
きれいな♀が葉先に止まってポーズをとってくれた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 なし
♀開翅 -2;クリックすると大きな写真になります 6.♀開翅 -2
この個体もきれいだった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO1600 ) 露出補正 なし
♀開翅 -3;クリックすると大きな写真になります 7.♀開翅 -3
樹液で翅を広げている。自分のポジションを作ろうとしているのだろうか。樹液には通常、カナブンやカブトムシ、また、スズメバチも集まってくるが、さすがここはビバリウムの中、オオムラサキ専用食堂になっている。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO1376 ) 露出補正 なし
破損した♂;クリックすると大きな写真になります 8.破損した♂
♀の写真ばかりだったが、もちろん♂も飛んでいる。多くの♂たちはすでに破損している個体が多かったが、さすが紫色は美しい。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO305 ) 露出補正 なし
顔;クリックすると大きな写真になります 9.顔
カメラを近づけたら、ちょっと睨まれてしまった。実はこの♂も後翅が破損している。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 なし
130711_010.jpg 10.きれいな♂
やっと羽化して間もない♂に出会えた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISO1000 ) 露出補正 なし
.羽化まもない♂の開翅;クリックすると大きな写真になります 11.羽化まもない♂の開翅
この日見たもっともきれいな♂の開翅だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISo800 ) 露出補正 なし
羽化まもない♀;クリックすると大きな写真になります 12.羽化まもない♀
これは、きれいな♀だった。♂より一回り大きい。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/500秒 ISO400 ) 露出補正 なし
羽化まもない♂;クリックすると大きな写真になります 13.羽化まもない♂
ここにも羽化まもない♂がいた。よく見ると、その下に抜け出した蛹の殻がある。触角がたくましい。陽のあたっている部分に引っ張られて露出がアンダーになってしまったのでレベル補正した。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 なし
クヌギの食堂 -1;クリックすると大きな写真になります 14.クヌギの食堂 -1
クヌギの樹液には10数頭が集まってきている。このときは比較的破損がない個体が多かった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 なし
クヌギの食堂 -2;クリックすると大きな写真になります 15.クヌギの食堂 -2
どうも♀の方が勢力があるように見える。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISO800 ) 露出補正 なし
クヌギの食堂 -3 16.クヌギの食堂 -3
オオムラサキ専用食堂では、席が空くのを待っている客がいる。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISO1000 ) 露出補正 なし
メスグロヒョウモン♂;クリックすると大きな写真になります 17.メスグロヒョウモン♂
ビバリウムの中でオレンジ色の蝶が飛んだ。葉の裏に隠れるように止まる。どうやらメスグロヒョウモンの♂のようだ。どうして、ビバリウムの中にいるのだろうか?ここで羽化したのだろうか、それともどこからか飛来して、たまたま出入り口の閉会の際にでも入り込んだのだろうか?

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 なし
メスグロヒョウモン♀ -1;クリックすると大きな写真になります 18.メスグロヒョウモン♀ -1
♂だけかと思ったら♀もいた。ブッドレアの花で吸蜜している。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
メスグロヒョウモン♀ -2;クリックすると大きな写真になります 19.メスグロヒョウモン♀ -2
1頭だけかと思ったらもう1頭いた。これは18.とは別の個体である。さて、時刻は10時半になった。オオムラサキ羽化の瞬間は撮ることはできなかったが、ほぼ目的を達したので、この辺でビバリウムから出ることにする。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 なし