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2023年10月10日

まだ暑い舞岡公園 ② カラタチの実 2023年9月12日 横浜市戸塚区

古民家の庭で、ダイダイの実や、ウメモドキの赤い実など、秋の訪れを感じた後、木道が設けられた谷戸のあぜ道を宮田池へと歩く。ツマグロヒョウモンの♂が元気に翔んでいた。チョウの数が多くないのでじっくり撮っていく。
 瓜久保の入り口にカラタチの植え込みがあるが、アゲハが2頭、産卵に来ていた。しばらくするとまた違う個体が飛来する。カラタチは大きな実を付けていた。かっぱ池へ向かう道の右手の田んぼには古代米が実っていた。

000_230912099m X700 舞岡公園 ツマグロヒョウモン Z50 Z18-140.jpg
ツマグロヒョウモン♂ 2023年9月12日撮影 横浜市戸塚区 舞岡公園

027_230912094 X900 〇舞岡公園 ツマグロヒョウモン Z50 Z18-140.jpg 27.ツマグロヒョウモン♂ -1
ツマグロヒョウモン♂が翔んできて、葦の葉に止まった。比較的小さな個体で精悍な感じがする。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
028_230912097 X900 〇舞岡公園 ツマグロヒョウモン Z50 Z18-140.jpg 28.ツマグロヒョウモン♂ -2
同じ個体、いったん翔び立ったがすぐ戻ってきて木道の杭に止まった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1100 ) 露出補正 なし
029_230912104 X900 ◎舞岡公園 ツマグロヒョウモン Z50 Z18-140.jpg 29.ツマグロヒョウモン♂ -3
きれいな個体だった。羽化したばかりであろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
030_230912105 X900 ◎舞岡公園 アゲハ カラタチ Z50 Z18-140.jpg 30.カラタチにアゲハ -1
北門を出て、火の見櫓のある瓜久保の家の前に、カラタチの植え込みがある。カラタチ(枳殻、枸橘)はミカン科カラタチ属の落葉低木である。柑橘系の仲間である。アゲハが産卵に来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1600 ) 露出補正 なし
031_230912109t X900 ◎舞岡公園 アゲハ カラタチ Z50 Z18-140.jpg 31.カラタチにアゲハ -2
ホバリングしているのでピントも合わせやすい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1600 ) 露出補正 なし
032_230912120t X900 〇舞岡公園 カラタチ Z50 Z18-140.jpg 32.カラタチにアゲハ -3
アゲハの♀は黄色味を帯びた翅表だが、なかには♂と見紛うような白っぽい翅の色をした個体もある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1600 ) 露出補正 なし
033_230912134 X900 〇△舞岡公園 カラタチ 産卵 Z50 Z18-140.jpg 33.カラタチにアゲハ -4
カラタチの新芽を探して産卵をこころみる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO4000 ) 露出補正 なし
034_230912139 X900 〇舞岡公園 カラタチの実 Z50 Z18-140.jpg 34.カラタチの実
実はユズよりも大きい。さっき古民家の庭で見たダイダイほどある。白い花が咲いたあとには、直径3~4cmの球形で軟毛に覆われた緑色の果実をつけ、秋には熟して黄色くなる。果実は食用になるというが、種が多く強い酸味と苦味があるため、そのままでは食用には向かないようだ。和名カラタチは唐橘(からたちばな)が詰まったものである。別名でもカラタチバナともよばれる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1100 ) 露出補正 なし
035_230912141 X900 〇舞岡公園 古米 Z50 Z18-140.jpg 35.古代米
瓜久保の家からかっぱ池へ行く道の右側の田んぼに黒い稲穂を付けた稲が育っていた。古代米に属する品種の範囲は必ずしも明確でないそうだが、古代米とは名前の通り、現在食べられている米の先祖だそうだ。 古代米の中でも米の色が「赤」や「黒」といった色がのっている種類や葉に色がある種類など様々あるという。古くからある古代米が現代でもまだ栽培されている理由は神事におけるお供物として使用されてきた縁起のいい米だからという。wikipediaには、日本では1989年以降進められた農林水産省によるプロジェクト研究「スーパーライス計画」により、品種改良が進められたとあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO2800 ) 露出補正 なし
036_230912143tm X900 △舞岡公園 古米 シオカラトンボ Z50 Z18-140.jpg 36.古代米の田んぼに翔ぶシオカラトンボ
wikipediaによれば、シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)は、湿地帯や田などに生息する中型のトンボである。平地の湿地やため池にいるごく普通な種で、市街地などにも広く見られるため、日本では最もよく親しまれているトンボの一つである。胸部から腹部前方が灰白色の粉で覆われるようになってツートンカラーの色彩となる。この粉を塩に見立てたのが名前の由来である。塩辛との関係はない。♀はムギワラトンボ(麦藁蜻蛉)である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO2800 ) 露出補正 なし
037_230912146 X900 〇舞岡公園 古米 Z50 Z18-140.jpg 37.竹製昆虫の案山子
「NPO法人小谷戸」の里の竹細工指導員さんの作品なのだそうだ。竹細工のカマキリ、クワガタ、トンボ、そして右下にはカブトムシを付けて装われている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.8 1/1000秒 25mm ISO720 ) 露出補正 なし
038_230912147 X900 〇舞岡公園 Z50 Z18-140.jpg 38.竹の顔の案山子
眼、鼻、口が竹で造られ、素通しの顔の案山子。アイデアも見事と思う。これも里の竹細工指導員さんの作品なのだろう。但し、この2つの案山子はコンテストのエントリー外だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 39mm ISO500 ) 露出補正 なし
039_230912149 X900 〇舞岡公園 エリムス・グラウクス エゾムギ属 Z50 Z18-140.jpg 39.赤い麦?
   離れたところに少し背の高い赤い穂を付けた稲?が生えていた。穂先を見ると稲ではなく麦のようだ。撮った写真をPictureThisで検索するとイネ科エゾムギ属エリムス・グラウクスと同定された。 よくわからない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1800 ) 露出補正 なし
040_230912151 X900 〇舞岡公園 アキアカネ Z50 Z18-140.jpg 40.アキアカネ
wikipediaなどで調べてみると、アキアカネ(秋茜、学名:Sympetrum frequens )は日本特産種である。同様に人里でよく知られた赤とんぼにはナツアカネ (夏茜、学名:Sympetrum darwinianum )がある。アキアカネは夏に一旦低地から姿を消し、秋に成熟成虫が大挙して出現するのに対して、ナツアカネは生活史を通じて低地から姿を消さない。そのために夏にも低地で見られる方にナツアカネの和名が与えられたのであり、活動時期自体は両種にほとんど差はない。ナツアカネは胸までも赤くなっているが、アキアカネはそこまで赤くはならないという。同定は難しいがこの個体はアキアカネだと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1400 ) 露出補正 なし
041_230912154 X900 〇舞岡公園 キツネノマゴ Z50 Z18-140.jpg 41.キツネノマゴ(狐の孫)
いまいち、ピントがシャープでないが、小さな花が咲いていた。道端に生える小柄な雑草である。夏に赤紫の小さな花をつける。キツネノマゴというのは良いネーミングだ。花序が花の咲いたあとに伸びるのがキツネの尾のようだとか、花の形がキツネの顔を思わせるからなどの説もあるが、名前の由来はよく分かっていないそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1100 ) 露出補正 なし
042_230912158 X900 ◎舞岡公園 アゲハ Z50 Z18-140.jpg 42.カラタチにアゲハ -5
瓜久保の家の入口へ戻ってくると、まだアゲハが産卵行動をしていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1000 ) 露出補正 なし
043_230912171 X900 〇舞岡公園 アゲハ Z50 Z18-140.jpg 43.カラタチにアゲハ -6
実が成っているカラタチの上を産卵するところを探して翔び回る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1250 ) 露出補正 なし
044_230912204 X900 〇舞岡公園 アゲハ産卵 Z50 Z18-140.jpg 44.カラタチにアゲハ -7
産卵する葉を定めて、尾端を曲げる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO6400 ) 露出補正 なし
045_230912208 X900 舞岡公園 オクラ Z50 Z18-140.jpg 45.オクラ(秋葵)
アオイ科トロロアオイ属の植物、またはその食用果実である。wikipediaによれば、日本語名オクラは、英語名 "okra" (オクラ)からの借用語(外来語)で、その語源はアフリカのガーナで話されるトウィ語の "nkrama" に由来するという。淡黄色に中央が赤色のトロロアオイに非常に似た花をつける。開花は夜から早朝にかけてで、昼には萎んでしまうというが、そろそろ正午というのにまだ開いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.0 1/1000秒 110mm ISO5000 ) 露出補正 なし
046_230912212 X900 〇舞岡公園 マンシュウタムラソウ Z50 Z18-140.jpg 46.マンシュウタムラソウ(満州田村草)
PictureThisで検索してみたところ、マンシュウタムラソウとでた。wikipediaによれば、マンシュウタムラソウ(Serratula coronata subsp. coronata )はタムラソウの分類上の基本種で、タムラソウはその亜種で(Serratula coronata subsp. insularis )だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 62mm ISO900 ) 露出補正 なし
047_230912213 X900 舞岡公園 オミナエシ Z50 Z18-140.jpg 47.オミナエシ(女郎花)
ご存じ、秋の七草の一つとして、日本では古くから親しまれている。オミナエシは絶滅危惧種のウスイロヒョウモンモドキの食草である。以前に訪れた兵庫県の生息地では、シカの食害によってダメージを受け、ボランティアの方々が鹿除けのネットを張ったり、オミナエシを植えたり保護を計っていると聞いている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.0 1/1000秒 125mm ISO800 ) 露出補正 なし
048_230912214 X900 舞岡公園 アズキ Z50 Z18-140.jpg 48.アズキ(小豆)の花
PictureThisで調べてみると、餡子(あんこ)の原料になる食用の小豆の花だった。始めて見る。


Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO800 ) 露出補正 なし
049_230912218tm X900 ◎舞岡公園 アカボシ Z50 Z18-140.jpg 49.アカボシゴマダラ -4
この日はアカボシゴマダラを多く見ることが出来た。人為的に持ち込まれた外来種のようだが、美しいチョウである。レンズが暗く、露出がアンダーになってしまったが、ソフトで補正した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO6400 ) 露出補正 なし

2023年10月 6日

まだ暑い舞岡公園 ① 今年も案山子コンテスト 2023年9月12日 横浜市戸塚区

朝夕は少し涼しくなったように思うが、まだまだ暑い。この日の横浜の天気は晴で、気温は31.6度と記録されていた。9時半に舞岡公園に着いた。
 草はらにはヤマトシジミが翔び、アカボシゴマダラ、キアゲハも翔んでいた。
 谷戸を歩くと、案山子が立てられていた。みんなまだ新しくきれいである。大きな実を付けたカラタチの植え込みには、複数のアゲハが産卵に来ていた。瓜久保の田んぼには、古米が実っている。
 暑い暑いと言いながらも季節は確実に進んでいた。
 この日はNikon Z50 に 望遠端の140mmでも最短撮影距離は40cmなので、そのマクロ的な撮影を試してみたいと思い、NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR というレンズを装着して携行した。Z105mmマクロレンズと比べると、開放f値は6.3と暗いのは仕方ないことだが、ISOの上限を6400に設定することで1/1000秒のシャッター・スピードを確保した。軽くてコンパクトなレンズであり、使いやすい。

000_230912070 X700 △舞岡公園 Z50 Z18-140.jpg
谷戸の案山子たち 2023年9月12日撮影 横浜市戸塚区 舞岡公園

001_230912003 X900 舞岡公園 ツユクサ Z50 Z18-140.jpg 1.ツユクサ(露草)
道場の草むらの中に咲くツユクサの青紫色の鮮やかさに目を引かれた。最近、唐沢孝一著の「目からうろこの自然観察」(中公新書)を購入した。そのなかに夏の花として、「美しくも逞しいツユクサ」という項があった。花粉が目当てのヒラタアブやハナアブといった比較的小さな昆虫が、両性花であるツユクサの花弁の近くにある、よく目立つ黄色の雄蕊を目当てにやってきて、接近すると、花の前に突き出ている長い雌蕊と雄蕊にその腹部が触れて、花粉が受け渡されるそうだ。ツユクサには雌蕊のない雄性花もあり、雄性花には果実はできない。雄性花に潜り、雄蕊の花粉を付けたアブは、両性花に潜り込んだ時にその花粉を雌蕊に渡すという雄性花の逞しさが記されていて、興味深く読んだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO3600 ) 露出補正 なし
002_230912013 X900 〇 舞岡公園 アカボシ Z50 Z18-140.jpg 2.アカボシゴマラ -1
何処からともなくアカボシゴマダラはゆっくり翔んできて、目の前の木の葉に止まった。きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO5000 ) 露出補正 なし
003_230912019 X900 〇舞岡公園 アカボシ2頭 Z50 Z18-140.jpg 3.アカボシゴマダラ -2
別のアカボシゴマダラが飛んできて、先客が止まっていた葉にすり寄るように止まった。前翅外縁の丸みから、先に止まっていたのが♀で、後から来たのは♂と思う。しかし、そのまま、ともに翔び去ってしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO4500 ) 露出補正 なし
004_230912023 X900 〇舞岡公園 タイワンクズ Z50 Z18-140.jpg 4.クズ(葛)
wikipediaには「和名は、かつて大和国(現:奈良県)吉野川(紀の川)上流の国栖(くず)が葛粉の産地であったことに由来する。」とあった。今春、サクラ見物に吉野山へ行ったが、その時に吉野の葛の話を聞いた。なお、PictureThisで検索すると、タイワンクズと回答された。他に調べてみるとタイワンクズの分布は、九州(奄美大島)~沖縄とあるのでこれはクズと判断した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1600 ) 露出補正 なし
005_230912025 X900 〇舞岡公園 カラスウリ Z50 Z18-140.jpg 5.カラスウリ(烏瓜)の花
何の花か全く分からなかった。PictureThis で検索するとカラスウリと出た。写真は開く開花前のカラスウリの花だ。wikipediaによれば、カラスウリの花は夜間だけ開き、秋枯れが始まった雑木林の林縁などでよく目立つ朱色の果実をつけるという。和名「カラスウリ」の由来は、カラスが好んで食べる、ないし熟した赤い実がカラスが食べ残したように見えることから命名されたなど、諸説あるそうだ。果期は10 - 11月ごろ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO800 ) 露出補正 なし
006_230912031 X900 〇舞岡公園 ヤマト♂ Z50 Z18-140.jpg 6.ヤマトシジミ♂
草むらにヤマトシジミが飛んでいた。きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO400 ) 露出補正 なし
007_230912037 X900 〇舞岡公園 キアゲハ♀ Z50 Z18-140.jpg 7.キアゲハ♀ -1
キアゲハの♀が、地面近くに咲く小さな花で吸蜜に来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO2000 ) 露出補正 なし
008_230912043 X900 〇舞岡公園 キアゲハ♀ Z50 Z18-140.jpg 8.キアゲハ♀ -2
同じ個体。花から花へと移り翔ぶ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO2000 ) 露出補正 なし
009_230912047m X900 舞岡公園 マルバノアキノタムラソウ Z50 Z18-140.jpg 9.アキノタムラソウ(秋の田村草)
キアゲハが吸蜜に来ていた小さな花は、PictureThisで で検索するとマルバノアキノタムラソウと同定された。草丈は50cmくらいだった。シソ科アキギリ属。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1800 ) 露出補正 なし
010_230912051m X900 〇舞岡公園 アカホシ Z50 Z18-140.jpg 10.アカボシゴマダラ -3
また、アカボシゴマダラが翔んできた。舞岡公園でゴマダラチョウが見られなくなっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO6400 ) 露出補正 なし
011_230912052 X900 〇舞岡公園 キンミズヒキ Z50 Z18-140.jpg 11.キンミズヒキ(金水引)
バラ科キンミズヒキ属の多年草で、和名のキンミズヒキの由来は、細長い黄色の花穂を「金色のミズヒキ(タデ科)」にたとえたものである。道端に道案内をするように咲いていた。レンズ開放のボケはきれいだと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 70mm ISO220 ) 露出補正 なし
012_230912054 X900 〇舞岡公園 センニンソウ Z50 Z18-140.jpg 12.センニンソウ(仙人草) -1
何年も舞岡公園に来ているが、この花を意識して見たのは初めてである。キンポウゲ科センニンソウ属だそうだ。wikipediaには「別名をウマクワズ(馬食わず)、有毒植物で馬や牛が絶対に口にしないことを意味する。茎や葉の汁は皮膚炎の原因となる。」とあった。4枚の白色の萼片が全開するという特徴のある花だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 94mm ISO140 ) 露出補正 なし
013_230912058 X900 舞岡公園 Z50 Z18-140.jpg 13.「〇<」の目をした案山子
舞岡公園で毎年行われている「案山子まつり」だが、今年は申込みと作製の期限が9 月10 日(日)までで、9月16日(土)~10月15 日(日)の間、人気投票が行われ、人気投票で 1位~3位の作品には、賞品が贈られる。この「〇<」の目をした案山子も作られたばかりのようで、顔も真っ白できれいだった。広角端で撮ると背景の田んぼの稲もシャープになる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.0 1/1000秒 18mm ISO140 ) 露出補正 なし
014_230912065 X900 〇舞岡公園 Z50 Z18-140.jpg 14.へのへのもへじ
案山子には必ずといってよいほど、「へのへのもへじ」が登場する。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.8 1/1000秒 46mm ISO400 ) 露出補正 なし
015_230912067t X900 〇舞岡公園 Z50 Z18-140.jpg 15.谷戸の案山子
この案山子は、何をモデルにしたのかわからないが、色の使い方が上手だなと思った。バランスが良い。お母さんが幼子を抱っこして田んぼのわきを歩く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 18mm ISO180 ) 露出補正 なし
016_230912069m X900 〇舞岡公園 センニンソウ Z50 Z18-140.jpg 16.センニンソウ(仙人草) -2
谷戸にもセンニンソウが咲いていた。4枚の白色の萼片が全開するという特徴のある花だ。まだまだ蕾を付けている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 72mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_230912072 X900 舞岡公園 Z50 Z18-140.jpg 17.熊ゴン?
私が舞岡公園へ行った9月12日は、まだ「案山子まつり」が始まる前だった。「自然に帰る素材を使う」という課題をクリアした個性あふれるオリジナル案山子が38体揃い、人気投票が開始されたのは、その4日後の9月16日(土)からだった。私が行った12日にはなかったが、案山子にはそれぞれ名前がつけられ、作品の前に札が立てられる。黄金色に実った稲田と青空と調和していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 18mm ISO125 ) 露出補正 なし
018_230912075t X900 〇舞岡公園 シオカラトンボ交尾 Z50 Z18-140.jpg 18.シオカラトンボ 交尾
2頭がつながって飛行していたシオカラトンボが、枯れた小枝に止まった。写真の右側が♂で、その下で♂の尻尾につかまっているように見えるのが♀(通称ムギワラトンボ)である。私は、何故♀が、尾端を♂の腹部に充てているのかわからなかった。また、♂が尻尾で♀の頭を抱え込むようにしているのかわからなかった。インターネットのお陰で勉強することが出来た。♂は交尾をする前に、あらかじめ体を曲げ、尾部にある精巣を腹部にある副性器に当てて精子を付着させる。♂はその後、♀を見つけ、♀の頭を尾部で挟み込む。雌は尾部の生殖器を雄の副性器に当て、精子を受け取る。これで交尾成立である。♂は腹部の先端にある2本のツメのような器官で♀の頭部をつかむようにして、♀をキープする。首をつかまれた♀は自らも♂の腹部に必死につかまっていく。2連結で翔ぶ時もこの姿勢で翔ぶ。連結して産卵に向かうわけだが、この時、もしも♂と♀が離れ離れになると、♀は他の♂と交尾してしまう。後から交尾した♂は、♀の体の中から、前に交尾した♂の精子を掻き出して捨てるなどして、自分の精子のみが受精できるようにするのだそうだ。♂にとっては、交尾の後、産卵まで同行しないと、自分の子孫を残してもらえないのである。まだ少し疑問が残る。2連結で翔ぶ時はどちらが主導権を撮っているのだろうか? 前になって翔ぶのは♂である。産卵するのは♀である。どうやって産卵場所をさがすのだろうか? ♂は産卵に適した場所も知っていて、連れて行くのだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO450 ) 露出補正 なし
019_230912077 X900 舞岡公園 コムラサキ Z50 Z18-140.jpg 19.コムラサキ(小紫)
PictureThisでコムラサキと同定された。ムラサキシキブとは別種であるが混同されやすく、コムラサキ(Callicarpa dichotoma)をムラサキシキブ(Callicarpa japonica)といって栽培していることが大半だそうだ。よく似ているが、コムラサキの方がこぢんまりとしている。コムラサキは葉の先端半分にだけ鋸歯があるが、ムラサキシキブは葉全体に鋸歯があることで区別できるそうだ。もちろん花も咲くが、紫色の実が鑑賞される。これから実は濃い紫色になる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO280 ) 露出補正 なし
020_230912078 X900 舞岡公園 エゴノキ Z50 Z18-140.jpg 20.エゴノキの実
古民家への入り口にエゴノキがある。5月には白い花を咲かせる。昨年の9月10日に来た時も、このエゴノキが実を沢山つけ、そこにヤマガラが来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1000 ) 露出補正 なし
021_230912081 X900 舞岡公園 エゾミソハギ Z50 Z18-140.jpg 21.エゾミソハギ(蝦夷禊萩)
PicftureThisで検索した。舞岡公園で意識して見たのは初めてだった。エゾミソハギ (L. salicaria) はミソハギ(Lythrum anceps)より大型で、葉の基部が茎を抱き、毛が多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.0 1/1000秒 115mm ISO450 ) 露出補正 なし
022_230912082 X900 舞岡公園 オトコエシ Z50 Z18-140.jpg 22.オトコエシ(男郎花)
オトコエシ(男郎花)は、オミナエシ科の多年草である。和名はオミナエシに対立させる形で、より強豪であることを男性にたとえたものである。オミナエシに姿形が似ているのでその名があるが、花の色は白く、逞しく感じる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.3 1/1000秒 80mm ISO360 ) 露出補正 なし
023_230912084 X900 舞岡公園 ミズヒキ Z50 Z18-140.jpg 23.ミズヒキ(水引)
これがタデ科イヌタデ属のミズヒキである。和名は、紅白に見える花序が水引に似ていることに由来する。上半分は赤色、下半分は白色の小さな花が咲くが、総状花序で、茎頂や葉腋から長さ20〜40cmになる花穂を出し、それに小花がまばらに咲く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 64mm ISO220 ) 露出補正 なし
024_230912089 X900 〇舞岡公園 セイヨウウメモドキ Z50 Z18-140.jpg 24.ウメモドキ(梅擬)の赤い実
古民家の裏庭に毎年赤い実をつける。ウメモドキと思っていたが、PictureThis で検索するとセイヨウウメモドキと出た。モチノキ科モチノキ属の落葉低木。和名の由来は、葉の形がウメの葉に似ていることからこの名があるそうだ。wikipediaにはセイヨウウメモドキの項はない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 18mm ISO320 ) 露出補正 なし
025_230912090 X900 舞岡公園 ライム Z50 Z18-140.jpg 25.ダイダイ(橙)の実
古民家の母屋の傍に柑橘系の木があり、実がなっていた。今年6月に来た時、この木の周りをクロアゲハの♀がゆっくりと旋回していた。PictureThisでこの木の葉の写真を検索したが、その時はレモンという答えだった。今回は、近くに公園の管理をされている女性がおられたので「何の木ですか?」と訊ねたところ、ユズとの答えだったが、ユズにしては少々実が大きい。帰宅して、実の写真をPictureThisで検索してみるとダイダイとの判定だった。和名ダイダイは、一つの株に数年代の果実がついていて見られる特徴から、「代々栄える」の意味で「ダイダイ」と呼ばれるようになったとされるそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 57mm ISO380 ) 露出補正 なし
026_230912092 X900 舞岡公園 ハチス フラッシュ Z50 Z18-140.jpg 26.ムクゲ(木槿)
アオイ科フヨウ属の落葉樹で別名ハチスとして知られる。wikipediaによれば、中国が原産で、観賞用に栽培されている。主に庭木や街路樹、公園などに広く植えられている。日本へは古く渡来し、平安時代初期にはすでに植えられていたと考えられるそうだ。暖地では野生化している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/200秒 57mm ISO220 ) 露出補正 なし 内臓フラッシュ使用

2022年10月13日

秋を迎える舞岡公園 9月10日

ここのところ、外付けのHDDのファイル読み込みが不安定で、その作業に手間取ってしまい、ブログのアップも間が空いてしまいがちである。
 2~3日良い天気が続いていた9月10日は、午前中は晴れそうだというので、舞岡公園へ行ってみた。気温も比較的高い。
 だが、相変わらずチョウの数は少ない。Z50+MC150mm と RX10M4 との2丁持ちはMC105mmがレンズフードを外すと意外に小さく扱いやすい。Z50+MC105mm のほうは f6.3 の絞り優先オートに設定した。

000_220910011 X700 舞岡公園 ヤマガラ RX10M4.jpg
エゴノキの実を啄みに来たヤマガラ 9月10日 横浜市戸塚区 舞岡公園

001_220910001 X800 舞岡公園 タイワンクズ RX10M4.jpg 1.タイワンクズ(台湾葛)
毎年秋口に舞岡公園に来ると、南門を入った先に葛の花が咲いている。「Picture This」で検索するとタイワンクズとあった。つる性の多年草で花は8~9月に咲く。マメ科の植物でウラギンシジミの食草である。この近くではウラギンシジミをしばしば見ることがある。これからウラギンシジミは秋型になる。日本産のヤマトクズとは植物学的には同種類ではないが両者の同定はむずかしいという。1876年には本種が日本からアメリカへ導入され、土壌侵食の予防や観賞用に積極的に用いられた。しかし、爆発的に繁殖し在来の生態系を破壊してしまうことから、1950年には有害雑草に指定され駆除が続けられているという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 500 ) 露出補正 -0.3段
002_220910078 X800 舞岡公園 ツルボ Z50 MC105.jpg 2.ツルボ(蔓穂)
今まであまり気に留めなかった花である。地下に球根があり、秋の初めにピンク色の花が密生した細長い穂を出す。花期は8~9月で、葉の間から細長い花茎を伸ばし、総状花序をその先端につける。ツルボという和名は意味不明だが、サンダイガサの異名もあり、これは 参内傘の意味で、公家が参内するとき、従者がさしかけた長い柄の傘をたたんだ形と花序が似ていることによるそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 100 ) 露出補正 なし
003_220910026 X800 △舞岡公園 ヤマガラ・エゴノキ RX10M4.jpg 3.ヤマガラ
舞岡公園でヤマガラを初めて見た。wikipediaによれば、ヤマガラは学習能力が高いため芸を仕込む事もでき、覚えさせた芸は江戸時代に盛んに披露された。特におみくじを引かせる芸が多く、1980年ごろまでは神社の境内などの日本各地で見られた。そのため年輩者には本種はおみくじを引く小鳥のイメージが強いが、おみくじ芸自体は戦後になってから流行し発展してきたもの。しかし鳥獣保護法制定による捕獲の禁止、自然保護運動の高まり、別の愛玩鳥の流通などにより、これらの芸は次第に姿を消してゆき、1990年頃には完全に姿を消したと記されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 640 ) 露出補正 -0.3段
004_220910038 X800 舞岡公園 セイヨウウメモドキ RX10M4.jpg 4.セイヨウウメモドキ(西洋梅擬)
開花時期は5月~7月でそうだ。ウメモドキというのは、葉がウメの葉に似ていることや花も梅に似ているところに由来するそうだ。来年、古民家の裏庭でどんな花が咲いているか確認してみよう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO 100 ) 露出補正 -0.3段
005_220910047 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 5.アカボシゴマダラ
この頃からアカボシゴマダラの個体数が多くなってくる。それにしても最近は舞岡公園でゴマダラチョウの姿を見ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO 200 ) 露出補正 -0.3段
006_220910051 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 6.案山子
「案山子(かかし)まつり」が今年も9月19日から始まり、10月18日(日)まで見学に加え人気投票も行われている。谷戸の畔道に設けられた応募作品の案山子は総数32体で、11月上旬にトップ10位までが発表される。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 18mm ISO 100 ) 露出補正 -0.3段
007_220910058 X800 舞岡公園 ヤマハギ Z50 MC105.jpg 7.ヤマハギ(山萩)
ヤマハギの花は、葉のつけ根から長い柄を出して、エンドウのような総状花序となり、長さ12~15mmの蝶形の紅紫色の花を10個ほどつける。数が多いので一つ一つの花をまじまじと見ることはなかったが、なかなかきれいだ。花期は6月~9月とされるが10月になっても咲いている。秋の七草のハギは本種を指し、単にハギと呼ばれることの方が多い。キタキチョウ、ウラナミシジミの食草であり、この季節はこの花の周囲にそれらのチョウが翔びかう。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 360 ) 露出補正 なし
008_220910062 X800 舞岡公園 アキノタムラソウ Z50 MC105.jpg 8.アキノタムラソウ(秋の田村草)
wikipediaには、アキノタムラソウ は、「野原に普通に見られる多年草。細長い穂を伸ばして、薄紫色の花を付ける特徴がある。」と記されている。花期は7月から11月にわたる。茎の先端が分枝し、長く伸びて穂状に花を着け、花序の長さは10~25cmにもなる。花は長さ10~13mm、青紫色で唇形、やや斜め上を向いて咲き、花冠の内側の基部近くに毛環がある。キク科にタムラソウ(タムラソウ)というのがあるが、花の形は異なる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 640 ) 露出補正 なし
009_220910065 X800 舞岡公園 アメリカエノコログサ Z50 MC105.jpg 9.エノコログサ(狗尾草)
エノコログサの狗というのは犬のことで、狗尾草とは犬の尻尾のような草という意味である。猫じゃらしとも呼ばれる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 180 ) 露出補正 なし
010_220910069 X800 舞岡公園 Z50 MC105.jpg 10.ヒカゲチョウ
舞岡公園でヒカゲチョウが現れる辺りも決まっている。6月~7月に第1化が発生し、これは第2化であろう。裏面は渋いが味がある。ササの類を食草にする。ISO が6400になったが、写りに不満はない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 105mm ISO 6400 ) 露出補正 なし
011_220910075 X800 舞岡公園 Z50 MC105.jpg 11.キタテハ夏型
キタテハの夏型もそろそろ終わる。これから出てくる秋型は翅表は赤褐色になり、裏面は濃い褐色になる。翅のくびれも顕著になる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 560 ) 露出補正 なし
012_220910083 X800 舞岡公園 センニンソウ Z50 MC105.jpg 12.センニンソウ(仙人草)
和名は痩果(果皮が堅い膜質で、熟すと乾燥し、一室に1個の種子をもつもの)に付く綿毛を仙人の髭に見たてたことに由来する。別名を「ウマクワズ(馬食わず)」といい、有毒植物で馬や牛が絶対に口にしないことを意味するのだそうだ。日が当たるところだったが白飛びが良く抑えられた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 105mm ISO 100 ) 露出補正 なし
013_220910085 X800 舞岡公園 ヌスビトハギ Z50 MC105.jpg 13.ヌスビトハギ(盗人萩)
マメ科ヌスビトハギ属の多年草である。ひっつき虫のひとつである。近似種が多い。私が会員になっている昆虫切手研究会から、足立区生物園で9/18から23まで保全のための飼育をしているツシマウラボシシジミを大温室に放蝶、公開するという情報をいただいた。ぜひ行ってみようと思っているが、ヌスビトハギはそのツシマウラボシシジミの食草の一つである。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 500 ) 露出補正 なし
014_220910092 X800 舞岡公園 ヤグルマギク? Z50 MC105.jpg 14.ヤグルマギク(矢車菊)
wikipediaによれば、和名ではヤグルマギクと呼ばれており、近年一部でヤグルマソウとも呼ばれた時期もあったが、ユキノシタ科のヤグルマソウと混同しないように現在ではヤグルマギクと統一されて呼ばれ、最新の図鑑等の出版物もヤグルマギクの名称で統一されているとあった。原産地はヨーロッパで日本には明治期に導入されたが、現在では帰化植物として野外でも多く見られる。原産地同様に麦畑に侵入すると、収量を5割から9割も減らす強害雑草となるため恐れられているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 5600 ) 露出補正 なし
015_220910095 X800 舞岡公園 リスラム・バーガタム(ミソハギ) Z50 MC105.jpg 15.ミソハギ(禊萩)
Picture This で検索したら、リスラム・バーガタムとでた。これはミソハギのようだ。前にも書いたかもしれないが、ミソハギの和名の由来はハギに似て禊(みそぎ)に使ったことから禊萩、または溝に生えることから溝萩によるといわれる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 100 ) 露出補正 なし
016_220910099 X800 舞岡公園 フジバカマ花芽 Z50 MC105.jpg 16.フジバカマ(藤袴)
今頃(10月10日現在)、西日本のフジバカマの咲くところは多くのアサギマダラが飛来していることと思う。このフジバカマは毎年、古民家の裏庭に咲く。チョウの好きな花だ。積極的にフジバカマを植え、アサギマダラを呼び、バタフライ・ガーデンにして観光に一役買っているところもある。ここのフジバカマは咲くのが少し遅いようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 100 ) 露出補正 なし
017_220910101 X800 舞岡公園 ホウセンカ Z50 MC105.jpg 17.ホウセンカ(鳳仙花)
東南アジア原産で、世界各地で観賞用に栽培されている。日本での開花時期は夏の6月~9月頃である。古民家の庭に咲いていたが、観賞用に暑さに強く、丈夫で育てやすいそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 100 ) 露出補正 なし
018_220910113 X800 舞岡公園 キツネノマゴ Z50 MC105.jpg 18.キツネノマゴ(狐の孫)に来たヤマトシジミ
小さな可愛い花でヤマトシジミが吸蜜していた。名前の由来はよく分かっていない。花序が花の咲いたあとに伸びるのがキツネの尾のようだとか、花の形がキツネの顔を思わせるからなどの説も見かけるが、根拠に乏しいという。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 125 ) 露出補正 なし
019_220910130 X800 舞岡公園 クサギの実 Z50 MC105.jpg 19.クサギの実
クサギは花がすっかりなくなり、実がなっていた。クサギの実は古くから青色の染料材料に使用されていたそうだ。 黒く見える実は深い青だが、布を染めると淡い青色になり、赤紫色のガクは灰色へと染め上がるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 180 ) 露出補正 なし
020_220910143 X800 △舞岡公園 Z50 MC105.jpg 20.アカボシゴマダラの赤い星
外来種のアカボシゴマダラと、奄美大島のアカボシゴマダラと比べてみると、後翅のアカボシの模様に違いが顕著である。この中国原産のアカボシは、完全な円にはなっていない。奄美のそれは、もっと色濃く赤い円を作っている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 720 ) 露出補正 なし


2021年8月13日

御殿場 秩父宮記念公園 7月27日

この日は住まいの集合住宅管理組合より、機械式駐車場の部品交換工事を行うので、朝の9時から夕方5時まで、車を移動させて欲しいとの通達が来ていた。どうせなら、7月10日に行った箱根湿性花園を再訪して見ようかと思っていた。
 ところが、天気予報ではこの頃に台風8号が、関東から東北に上陸すると報じられた。掛かった駐車場代は管理組合負担というが、近くの有料駐車場に入れておくのも能がない。東名を走ってSA巡りでもしてみようかと考えていた。
 当日の御殿場方面の天気予報は雨のち曇りで、風はそれほどでもなさそうだ。
 御殿場の近くでどこか行って見るところがあるか探してみた。そうしたら、御殿場インターを下りて箱根湿性花園へ上がる138号線の東山湖を少し右へ入ったところに秩父宮記念公園というところがあるのを知った。パンフレット等によると秩父宮記念公園は、昭和16年8月から約10年間、秩父宮雍仁親王・勢津子妃が実際にお住まいだった静岡県御殿場市の箱根外輪山の麓にある別邸を、秩父宮妃勢津子殿下が平成7年8月に亡くなられた際の遺言により御殿場市に寄贈され、公園として整備され、平成15年(2,003年)4月に開園したところだ。敷地面積は約18,000坪(東京ドームの約1.5倍)だそうだ。
 50台くらいは停められそうな駐車場だが、1台しか入ってなかった。正門から入り管理棟へ回って受付をして、入園料@300円をお支払いし、案内パンフレットをいただいて、順路に従い園内を歩き始めた。雨は時々小雨が降るが、傘を差すほどではない。
 園内は整備されていて、たくさんの美しい花々が咲いていた。

000_210727002z X1000 秩父宮記念公園 御殿場 G7X_0000.jpg
案内所付近に掲示されていた園内案内図 (クリックすると大きくなります)

1.秩父宮記念公園 正門
駐車場の前の道路を渡ったところに正門がある。雨はほとんど降っていなかったが、人影はなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO500 ) 露出補正 なし
001_210727110 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
2.森のエントランス
正門の脇には故寛仁親王(三笠宮崇仁親王第1男子 1946-2012 )が書かれた園銘板がある。スギかと思ったが、ヒノキ林だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2000 ) 露出補正 なし
002_210727007 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
3.受付
コロナ禍のため現在ここは閉じられていた。左に曲がって、西門の前を通り、管理棟・休憩所・売店のあるところで受付をする。緊急事態宣言が出されているところからの来園者は入場できないとあったが、横浜市から来たと話すと入園が許可された。横浜市は 「まん延防止法等重点措置」がとられていて、県としての緊急事態宣言下にある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 なし
003_210727008 X800 秩父宮記念公園 御殿場 正門受付 G7X.jpg
4.ヤマユリ(山百合)
ヒノキ林には見事なヤマユリの花が咲いていた。ヤマユリは神奈川県の県の花に指定されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
004_210727004 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
5.カノコユリ(鹿の子百合) -1
受付を済まして外に出るとさっそく見事に咲く花々が迎えてくれる。見たことないユリだった。別名をドヨウユリ(土用百合)、タナバタユリ(七夕百合)という。少し前に雨が降っていて、花は雫に濡れていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
005_210727010 X800 秩父宮記念公園 御殿場 カノコユリ G7X.jpg
6.カノコユリ -2
「宮菜」(宮様の農事試験場の再現)、「節花」(古木・山野草宿根草等)、「憩いの庭」への道筋にカノコユリが咲く。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO250 ) 露出補正 なし
006_210727013 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
7.秩父宮メモリアルガーデン 草葦の庭
よく手入れされた広々とした草原。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO160 ) 露出補正 なし
007_210727015 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
8.ヤブミョウガ(薮茗荷)
見たことのない花だった。花が終わると初秋にかけて、直径約5mmほどの球形の実がなる。藍紫色に熟し乾いても裂開しないそうだ。和名の由来は、藪地に自生して葉が茗荷(ミョウガ)に似ているところからきているそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO500 ) 露出補正 なし
008_210727018 X800 秩父宮記念公園 御殿場 ヤブミョウガ G7X.jpg
9.シュウカイドウ(秋海棠)
江戸時代に中国から渡来した帰化植物で、バラ科の海棠(カイドウ)に似た花を秋に咲かせることから、秋海棠との名がついたという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 25mm ISO400 ) 露出補正 なし
009_210727020 X800 秩父宮記念公園 御殿場 シュウカイドウ G7X.jpg
10.クレオメ
セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)のことを指す。「節花」付近に咲いていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 25mm ISO160 ) 露出補正 なし
010_210727022 X800 秩父宮記念公園 御殿場 クレオメ G7X.jpg
11.シロバナナデシコ
白い花のカワラナデシコをシロバナナデシコという。先日、池の平湿原へ行ったときもカワラナデシコを見てきたが白い花はなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1250秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
011_210727023 X800 秩父宮記念公園 御殿場 カワラナデシコ白花 G7X.jpg
12.ヘメロカリス
ユリ科のワスレグサ属だそうだ。日本ではニッコウキスゲ、ノカンゾウ、ヤブカンゾウ、ユウスゲなどがこの仲間の野性種として知られているという。園芸品種(デイリリー、ヘメロカリスと呼ばれる)が多数ある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
012_210727026 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
13.ルドベキア(絹笠菊)
「節花」や「憩いの庭」で咲いていた。一般にオオハンゴンソウという花の仲間のようだ。明治中期に観賞用に導入され、日本に自生するハンゴンソウ に葉の様子が似ていて、背丈が大きいことから命名された。特定外来生物指定のオオハンゴンソウの仲間で多く栽培されるのは一年草のルドベキア・ヒルタ(アラゲハンゴンソウ、グロリオサデージー)と小粒な花を無数に咲かせるルドベキア・トリロバ(ミツバオオハンゴンソウ、タカオ)だそうだ。これらも繁殖力強く野生化する。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO200 ) 露出補正 なし
013_210727027 X800 秩父宮記念公園 御殿場 ルドベキア G7X.jpg
14.ガクアジサイ
ガクアジサイの種類も多くあるようだが、私には詳しいことは分からない。ガクの色が落ち着いた赤紫色で印象的だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
014_210727031 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
15.フロックス ピンク
秩父宮記念公園のホームページに「見頃の植物」 というページがあり、「園内の花たち 現在の開花状況」として、一週間ごとに、園内に咲く花の写真が載せられ、それを見て花の名を検索することが出来る。7月23日にアップされた写真を見ると、この花はフロックスのようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO800 ) 露出補正 なし
015_210727034 X800  秩父宮記念公園 御殿場 フロックス G7X.jpg
16.フロックス 白い花
白い花のフロックスも咲いていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO500 ) 露出補正 なし
016_210727035 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
17.ボルドーギク
アメリカギク、チョウセンヨメナ、チョウセンシオン等の別名もあるそうだ。そういえば見覚えのあるヨメナによく似ていた。 チョウセンヨメナで「花図鑑」というサイトを検索すると、「原産地は朝鮮半島で 日本へは大正時代に渡来し、広く栽培されるようになった。一部は野生化して、関東地方を中心に道ばたなどに群落を形成している。」と記されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
017_210727042 X800 秩父宮記念公園 御殿場 ボルドーギク G7X.jpg
18.ヤブツバキ(藪椿)の実
園のいちばん東側の奥に「つばき園」がある。もちろん今は花期ではないが、リンゴのような実がなっていた。ツバキにこんな大きな実がなることを知らなかった。ヤブツバキの果実の中には油分の多い種子があり、種子から椿油を採取する。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO640 ) 露出補正 なし
018_210727057 X800 〇秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
19.リンゴツバキ(林檎椿)の実
これはリンゴツバキという品種の実で、ヤブツバキの変種だそうだ。その名の通りリンゴのような真っ赤な実が付いていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO800 ) 露出補正 なし
019_210727052 X800 〇秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
20.赤いユリ
この花はそばに見える蕾の形からして赤いユリの花のようだ。品種名は分からない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO400 ) 露出補正 なし
020_210727058 X800 秩父宮記念公園 御殿場 ユリG7X.jpg
21.バラ(薔薇)
広くはないがバラ園もある。wikipediaによれば、「バラは、バラ科バラ属の総称である。あるいは、そのうち特に園芸種(園芸バラ・栽培バラ)を総称する。」とある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO8125 ) 露出補正 なし
021_210727061 X800 〇秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
22.防空壕
園内には両殿下専用、将校専用、お付きの人たち用の防空壕があり、戦後70年経った2015年夏に将校用防空壕が公開され、その後両殿下用防空壕も公開されている。写真は両殿下用防空壕の入り口である。昭和19年11月、御殿場上空を敵機が通過するようになったそうだ。昭和20年7月30日、御殿場駅付近に爆弾8個投下され、両殿下は初めて防空壕に退避されたという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 24mm ISO1250 ) 露出補正 なし
022_210727064 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
23.防空壕内部
病気療養中だった殿下を担架に乗せてそのまま防空壕の奥まで入れるカタツムリのような構造になっていた。入り口近くに爆弾が落ちても中に、弾や飛散物、爆風などが直接入らないように折れ曲がり厚い板戸が付いた構造になっていると。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/30秒 9mm ISO1320 ) 露出補正 なし
023_210727069 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
24.母屋と銅像
近代歴史遺産の旅「思いつくまま」 というブログを拝見すると、「元々は、御殿場市深沢の庄屋も務めた旧家・小宮山家の主屋として享保8年(1723)に建てられたのを、日銀総裁や蔵相を務め、血盟団事件で暗殺された井上準之助(1867~1932)が購入、昭和2年(1927)に別邸として現在地に移築、土間を洋室に改めるなどの改造を加えたものである。昭和16年(1941)、肺結核を患い闘病中であった秩父宮擁仁親王(1902~1953)の療養先として御殿場が選ばれ、井上家別邸は買い上げられ療養室等を増築の上、秩父宮家御別邸となった。」と記されていた。今回訪れたときは工事中で内部の見学は出来なかった。銅像は昭和3年(1928年)に昭和天皇より贈られた登山服姿の殿下の銅像は彫刻家朝倉文夫氏が制作したもので昭和19年(1944年)に東京から当地に移転し富士山に向けて設置されているとパンフレットに記されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
024_210727077 X800 〇秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
25.アメリカフヨウ(芙蓉) 白
主屋付近には大きなフヨウの花が咲いていた。秩父宮記念公園のホームページの「園内の花たち 現在の開花状況」を見るとアメリカフヨウとなっていた。フヨウと、アメリカフヨウとの違いは何かなと思い調べてみると、アメリカフヨウは、アオイ科フヨウ属の草花で冬を越して咲く、宿根草で、別名クサフヨウと云い 北アメリカ原産だそうだ。葉は、切れ込みがなく、卵形で先がとがっているので、フヨウとの区別はつけやすい。いっぽうフヨウはアオイ科フヨウ属の樹木で、別名モクフヨウと云い原産地は、日本、台湾、中国という。葉の形が、先がとがり、切れ込んでいると。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
025_210727080 X800 〇秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
26.アメリカフヨウ(芙蓉) 赤
赤い花もあった。これもアメリカフヨウと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 21mm ISO125 ) 露出補正 なし
026_210727079 X800 〇秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
27.記念館
平成4年(1992年)に建てられた新館の一部を改装し秩父宮家から遺贈された品々を中心とした常設展示と年数回特別展示が行われている。ここから主屋に行けるが今回は工事中で入らなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 14mm ISO640 ) 露出補正 なし
027_210727084 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
28.三峰釜
陶芸家 加藤士師萌氏の指導によりつくられたもので、両殿下は1,300度の熱に耐えるこの窯で抹茶茶碗、花器などさまざまな作品を作られたという。三峰釜とは富士・箱根・愛鷹の三山にちなんで殿下が命名したものだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/640秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
028_210727097 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
29.アキノタムラソウ(秋の田村草)に止まるスジグロシロチョウ
この日は天候も悪くチョウはスジグロシロチョウしか見なかった。また、箱根湿性花園の帰りにでも、季節を変えて訪れてみたい。思いがけないチョウがいるかもしれない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO640 ) 露出補正 なし
029_210727104 X800 秩父宮記念公園 御殿場 アカンサスモリス G7X.jpg


2021年3月20日

舞岡公園の蝶 55種 (19・終) イチモンジセセリ、オオチャバネセセリ、チャバネセセリ

「あとがき」的になるが、昨年(2020年)4月7日に、この「舞岡公園の蝶 55種」の掲載を始め、今回で最終になる。
私が舞岡公園のことを知って、写真を撮りに出かけるようになったのは2003年からで、初めて訪ねたのはその年の6月だった。それは、フィルムからデジタルに移行していく頃であり、その頃撮った写真はフィルムとデジタルとが混在している。2004年に、ボーナスをつぎ込んで Nikon D100 を手に入れたが、その後もフィルムカメラを使うことがあった。
 舞岡公園に行き始めて足掛け18年になる。2003年の9月に、それまで住んでいた川崎市中原区から横浜市の保土ヶ谷区に転居した。舞岡公園まで、マイカーで30分ほどのところになり、最近少し訪問回数は減ってきているが、特に平地産ゼフィルスのシーズンである5月、6月は、毎年訪問回数が多くなる。全部で150回ほど行っている。
 存じ上げないままに、フィールドでお目に掛かっているかもしれないが、いつもネット上で教えていただいている「舞岡公園の自然 2」をアップされているhigirinikkiさんの、もう一つのブログ「ひろしとまるこの日限山だより」に紹介されている「舞岡公園の昆虫図鑑」で、チョウは54種が紹介されている。その中に含まれているオナガアゲハとアサマイチモンジは私はまだ舞岡公園では見ていない。一方、それ以外の種として、ミドリヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモンが今回の「舞岡公園の蝶 55種」に加わった。
 もう一種加えたオオチャバネセセリについては、イチモンジセセリとの区別が難しい個体もあり、同定に誤りがあるかもしれない。ここへきて少々自信が揺らいでいる。オオチャバネセセリとしたすべての写真に於いて私の同定ミスであれば、55種ではなく54種ということになる。どうぞご指摘いただきたい。そのほか、舞岡公園ではミヤマカラスアゲハ、ヒオドシチョウ、ゴイシシジミが記録されているようである。これからも観察を続けたい。

5.セセリチョウ科 ②  イチモンジセセリ、オオチャバネセセリ、チャバネセセリ

4) イチモンジセセリ

50401 2006年9月4日撮影
イチモンジセセリは秋になると個体数が多くなる。越冬態は幼虫のようだが、関東では5月ごろから第1化が発生し、移動、分散しながら増えていき、秋にかけて個体数が増加するようという。

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
001_060904017 X800 ○舞岡公園 D100 Tokina100.jpg
50402 2007年9月4日撮影
タムラソウで吸蜜する。タムラソウの花期は8月から10月である。

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( f5 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
002_070904021 X800 ○舞岡公園 D100 Tokina100.jpg
50403 2009年5月19日撮影
5月に撮った写真だ。この頃に見られるのは越冬した幼虫から発生した第1化と考えられる。Nikon D300は2007年12月 に新調した。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
003_090519086TF X800 ○舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
50404 2011年10月6日撮影
これも求愛のシーン。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
004_111006021 X800 ○舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
50405 2014年10月6日撮影
秋も深まっていく。草刈り作業の傍らで。 

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/850秒 4mm ISO200  ) 露出補正 -0.7段
005_141007101 X800 ○舞岡公園 HS50.jpg
50406 2020年10月6日撮影
ノハラアザミで吸蜜。D750は2019年8月に購入した。最も新しい愛機である。SONYのRX10M4や、Nikon D5300 と比較すると少々重たい。  

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO1800 ) 露出補正 なし
006_201006053 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg


5) オオチャバネセセリ

50501 2005年9月29日撮影
実はこの写真を撮った時はイチモンジセセリと思っていた。前翅中央の白い紋がイチモンジセセリに比べ大きくより白いので、オオチャバネセセリと同定した。

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
  データ不詳
001_050929009 X800 ○舞岡公園 D100 Tokina100.jpg
50502 2007年9月4日撮影
古民家の庭で。

Canon PowerShot A620 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 7.4 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 7mm ISO200 )  
002_070904004 X800 ○舞岡公園 A620.jpg
50503 2009年9月10日撮影
  後翅裏面の白い紋の列がジグザグになっているので、オオチャバネセセリと同定したが、イチモンジセセリにも個体差があり、それがジグザクになるものあるようなので、ちょっと確信がない。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/2500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
003_090910071 X800 ○オオチャバネセセリ 舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
50504 2009年9月10日撮影
前の写真と同じ個体で、手前の花に移動したところを撮った。  

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/2000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
004_090910072 X800 ○舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
50505 2014年10月7日撮影
イチモンジセセリとの区別が難しい。同定ミスかも知れない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/160秒 4mm ISO125  ) 露出補正 -0.7段
005_141007043 X800 ○舞岡公園 HS50.jpg


6)チャバネセセリ

50601 2020年5月25日撮影
5月の初め頃第1化が発生する。新鮮な個体だった。イチモンジセセリ同様、地味なチョウである。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
001_200525002 X800 舞岡公園 D5300 TAMRON 90.jpg
50602 2020年5月25日撮影
前の写真と同じ個体。アカツメクサで吸蜜。前翅の小さな白い紋はイチモンジセセリと区別できる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 213mm ISO500 ) 露出補正 なし
002_200525029t X800 舞岡公園 チャバネセセリ RX10M4.jpg
50603 2011年11月1日撮影
本種も秋になると個体数は多くなる。舞岡公園ではイチモンジセセリよりは少ない。

  Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 6mm ISO400 ) 露出補正 +0.3段
003_111101016 X800 舞岡公園 チャバネセセリ G12.jpg


 

2015年11月16日

秋深まる舞岡公園 11月4日

朝夕は寒くなり秋が深まった感があるが、ここ数日、日中の気温は20℃くらいまで上がる好天が続いている。
 しばらく舞岡公園へ行っていなかった。見られる蝶も少なくっていることだろう。11時ごろ自宅をマイカーで出かけ、2時間ほど紅葉が始まっている舞岡公園を歩いた。駐車場の周りの木々が色づいてきている。公園の中に入ると、ちらちらと飛ぶ蝶がいた。ムラサキツバメだ。高いところで静止する。カメラを頭上に上げ、バリアングル・モニターで撮影する。
 歩いているとコジュケイの鳴き声が聞こえる。公園には赤い実を付けている木々がある。残念ながらその木の名前が解らない。帰宅してからインターネットの木の実の図鑑などでで調べてみた。
 この日見た蝶はキタキチョウ、モンキチョウ、モンシロチョウ、ヤマトシジミ、ベニシジミ、ウラナミシジミ,ムラサキツバメ,キタテハくらいだった。相変わらずヒメアカタテハは見ることができなかった。多くのボランティアの方々が公園内の柵を治したり、保護ロープを張り替えたり、作業をされていた。

1.駐車場の木々
駐車場に車を停めて、あたりを見回すと駐車場の周囲の木々が色づき始めていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.2 1/200秒 30mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
2.ムラサキツバメ -1
駐車場から舞岡公園に入る橋を渡ると梢の上でちらちら飛ぶ蝶がいた。止まったところを見るとムラサキツバメだった。大分擦れてしまっている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/200秒 258mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
3.ムラサキツバメ -2
ムラサキツバメはもう1頭いた。高い葉の上に止まり開翅する。♀のようだ。こちらの方は尾状突起もまだ付いている。一旦ファインダーから外れてしまうと、再び捉えるのに時間がかかる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.3 1/200秒 258mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
4.マユミの実
今の季節、赤い実がなる木が多い。しかし、残念ながらその木が何という木なのかが良くわからない。これは後で調べてマユミの実であることが分かった。ウィキペディアによるとマユミは材質が強い上によくしなる為、古来より弓の材料として知られ、名前の由来になった。この木で作られた弓のことや、単なる弓の美称も真弓という。和紙の材料にもなったが、楮(コウゾ)にとって代わられた。現在では印鑑や櫛の材料になっている。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.ガマズミ
​ハナミズキなどよく似た赤い実を付ける木がある。葉の形状を頼りに調べてみたところ、どうやらガマズミのようだ。漢字で莢蒾と書き、「蒾(ずみ)」は 染めをあらわすそうだ。​wikipediaによれば、花期は5-6月​で​白い小さい花の花序を作る​というがよく思い出せない。​晩夏から秋にかけて3-5mm程度の果実をつけ、食用となる。果実は赤く熟し、最終的に晩秋の頃に表面に白っぽい粉をふき、この時期がもっとも美味になる。焼酎に漬けて果実酒にも利用する。​来年の花の咲くころ確認してみたいと思う。​

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.トウガラシ
古民家の軒先に唐辛子が干してあった。二人ずれのご婦人がどちらからともなく、近くにいたボランティアのかたに「これは売っていただけるのですか」と尋ねていた。答えは「事務所で聞いてください」と。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/320秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.古民家の囲炉裏
普段は覗いても見ない古民家の中にはこんな囲炉裏があった。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/80秒 60mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.イチモンジセセリ -1
今年は9月を過ぎたころからイチモンジセセリばかり撮っている気がする。そのイチモンジセセリもだいぶ擦れてきた。この花はタムラソウだろうか。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし
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9.イチモンジセセリ -2
イチモンジセセリの背後にはススキの穂と谷戸が広がる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1250秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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10.ヒメジョオン
ヒメジョオンとハルジオンは区別するのが難しい。しかし両種には開花期にずれがあり、4~5月に咲くのは、ハルジオン。ヒメジョオンは、5月から晩秋までという。したがって今頃咲いているのはヒメジョオンだ。漢字では姫女菀と書く。wikipediaによれば、「姫」は「小さい」、「女菀」は「中国産の野草」を表す。小さいシオン(紫菀)の一種であり、別種のヒメシオンと区別するために「ヒメジョオン」という名前が付いたという説もある。ハルジオンは春紫苑と書く。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし
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11.野菜畑に飛ぶモンシロチョウ♀
通りかかったご婦人が「コマツナだ!」と言われていた。モンシロチョウの食草はキャベツなどのアブラナ科である。もう少しローアングルに構えて野菜畑の広がりを入れられれば良かったのだが。被写体まで遠く、畔があってカメラを下げられない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/1400秒 258mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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12.コセンダングサで吸蜜するベニシジミ -1
夏に生まれるベニシジミは前翅のオレンジ色が暗くなるが、このベニシジミは春に生まれるベニシジミのように鮮やかなオレンジ色だ。そばに飛んでいた別の擦れたベニシジミはこの個体に比べると小さくて、前翅のオレンジ色が暗かった。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし
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13.コセンダングサで吸蜜するベニシジミ -2
谷戸を背景にコセンダングサ(小栴檀草)で吸蜜するベニシジミを撮った。コセンダングサにはウラナミシジミなども来るが、この日はチャンスがなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 5mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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14.キタキチョウ
このキタキチョウは前翅裏面の亜外縁上部の黒い斑紋が顕著に表れている。低温期型なのだろう。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/320秒 258mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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15.キタテハ秋型
毎年この時期にはたくさん飛んでいるキタテハだが、この日見掛けたのはこの1頭だけだった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/200秒 98mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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16.ムラサキツバメ♀
帰りがけに先ほどムラサキツバメがいた梢の枝を揺すってみたら1頭が飛び出した。前翅外縁部が擦り切れてしまっていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/200秒 258mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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17.色づく葉
まだまだ部分的ではあるが葉がきれいな色になってきた。何という木か良くわからないがウルシの仲間で紅葉時期が比較的早いヌルデかも知れない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.2 1/500秒 27mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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2015年9月19日

やっと晴れた舞岡公園は実りの秋、蝶も元気だった (1) 9月12日

8月の前半は暑い日が続いたが、8月後半になると日照時間「0」の日が多くなった。晴れたと思う日がほとんどない。関東に大きな被害をもたらした二つの台風と秋雨前線が抜けて、9月11日、12日はやっと晴れ間が出た。前回舞岡公園へ行ったのは8月27日、曇り一時晴れの日だった。その時はきれいなウラギンシジミがいたぐらいで蝶の数は少なかったがこの日の舞岡公園は久しぶりに蝶が多かった。

水車小屋の近くに大きな柿の木がある。柿の実は熟してきていて、それを鳥が突いたのだろうか、傷ついた実から果汁が染み出している。そこへ蝶たちが集まってくるのだ。舞岡公園にこんなにアカボシゴマダラがいるのかと思うほど、アカボシゴマダラが乱舞している。柿の実で吸汁したり、飛び立っては♂が♀を追いかけたり、近くの葉や木の幹に止まり一休みするアカボシゴマダラたちの天国のようだ。

そんな中で1頭のゴマダラチョウを見つけ出した。われながら良く見つけたものだと思う。アカボシゴマダラは後回しにしてゴマダラチョウを追った。距離があるところの熟れた柿の実に止まり吸汁するゴマダラチョウは撮りにくい。P610を使わざるを得ないが、ピント合わせが難しい。だが、久しぶりに撮影を楽しむことができた。

公園は秋の気配が濃くなってきた。クサギの花は終わり実を付けはじめ、クズの花や曼珠沙華が咲き始めていた。
アップしたい写真点数が多くなったので経時的に2度に分ける。

;クリックすると大きな写真になります。 1.アカボシゴマダラ
今年はほとんどアカボシゴマダラの写真を撮っていなかったが、この日は早々にそのチャンスが訪れた。なかなか静止してくれないので追いかけていたら茂みの中に入ってしまって、こんな写真しか撮れなかった。

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1800秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ガガイモ
こんな花が咲いていた。なんという花かわからなかったので後で調べたところガガイモの花だった。ガガイモ(蘿藦、鏡芋、芄蘭)は夏から秋にかけて葉腋から出た集散花序に淡紫色から白色の花がつくとある。

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 ​105mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.真正ゴマダラチョウ
久しく舞岡公園でゴマダラチョウの姿を見ていなかったが、この日、多くのアカボシゴマダラに混じって1頭のゴマダラチョウがいた。見つけたときはうれしかった。

​Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/125秒 236mm ISO180 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 4.ゴマダラチョウとアカボシゴマダラ -1
熟した柿の実にゴマダラチョウとアカボシゴマダラが来ていた。一旦飛び立ってはまた戻ってくる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/125秒 258mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 5.ゴマダラチョウとアカボシゴマダラ -2
ゴマダラチョウはこの1頭のみ。侵略者、いや侵略蝶アカボシゴマダラはこの柿の木の周りに10頭くらいいるようだ。ゴマダラチョウよ頑張れ!

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 116mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 6.ゴマダラチョウとアカボシゴマダラ -3
柿の実に穴が開いている。鳥が啄んだのだろうか? その匂いで蝶たちが寄ってくるのだろうか?ゴマダラチョウの眼はオレンジ色だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 143mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.柿の実とアカボシゴマダラ
ポツンと離れたところにある一つの柿の実をアカボシゴマダラが独占していた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/800秒 116mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8.アカボシゴマダラ
梢の葉の上で一休みするアカボシゴマダラ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1600秒 112mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 9.キリのみ
水車小屋の近くにはキリの木があり、春にはきれいな花をつけ、秋には実がなる。wikipediaによれば、「キリは日本国内でとれる木材としては最も軽い。また、湿気を通さず、割れや狂いが少ないという特徴があり、高級木材として重宝されてきた。日本では箏や箱、家具、特に箪笥の材料として用いられることが多く、桐箪笥といえば高級家具の代名詞である」とある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 81mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.アカボシゴマダラ♀
2頭で飛んでいた一方のアカボシゴマダラが葉上に止まった。♀のようだ。♂に比べ一回り大きく前翅が丸みを帯びている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR +Kenko Close-up1 絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 ​112mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.静止するアカボシゴマダラ -1
柿の木の周りにはアカボシゴマダラが10頭ほどいるのではないだろうか。あるものは柿の実でストローを伸ばし、あるものはペアになって飛び回る。そして、一休み。カメラを近づけても飛び立たない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/200秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 12.静止するアカボシゴマダラ -2
これは10.の写真と同じ個体だった。じっくり撮らせてくれる。

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​95mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.静止するアカボシゴマダラ -3
これも10.の写真と同じ個体だが、P610のレンズを10cm位まで近づけて撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/200秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 14.インゲンマメの花?
同定は定かではない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1600秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
150919_015.jpg 15.ヒメウラナミジャノメ開翅
この蝶も数は多いのだがなかなか良い写真が撮れない。これは良いところで翅を開いてくれた。

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​140mm ISO1250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.タムラソウで吸蜜するイチモンジセセリ -1
まず、D5300で撮る。

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​140mm ISO750 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.タムラソウで吸蜜するイチモンジセセリ -2
次にそばを通る農作業のリヤカーを入れてP610の広角端でとる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/160秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 18.ウラギンシジミ
この時期のウラギンシジミはこのように道に止まって吸水することが多い。こんな撮り方では絵にならない。ローアングルで撮る以外ないのだが、逃げられてしまう。

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 19.アブラススキ?
調べてみたがよく解らない。すすきの仲間ではあるようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 20.フヨウ
何も言うことはない。見事に開いている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 21.ムラサキシキブ
小谷戸の里へ移動した。クサギのあるところへ行く途中、ムラサキシキブの実がなっていた。花は淡紫色の小花が散房花序をつくり葉腋から対になって出て、6月頃咲くそうだが、記憶にない。紫色の実の清楚な美しさを、平安美女の「紫式部」にたとえたといわれる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/400秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 22.クサギ
クサギの花はほとんどが落ちた。花が落ちた後、実の紫色の萼(がく)が花のように見える。果実が熟すと萼が平開する。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/250秒 59mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 23.クサギの実
萼(がく)が開いて中から、藍色の実が出てくる。果実は草木染に使うと媒染剤なしで絹糸を鮮やかな空色に染めることができ、赤い萼からは鉄媒染で渋い灰色の染め上がりを得ることができるそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/500秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 24.モンキアゲハ
僅かに残ったクサギの花にモンキアゲハが寄ってきた。モンキアゲハも傷んでいる。

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​140mm ISO360 ) 露出補正 なし


2013年10月16日

都心の蝶 小石川植物園 10月3日 その2


 前半は植物園の南側を歩いたので、戻り道は北側の高台の方へ上がった。大正12年9月1日の関東大震災で焼け出された東京市民3万人以上が一時的にこの植物園に避難したというが、その関東大震災記念碑のあるところを進むと、ユリノキ、スズカケノキ、ボダイジュ並木など、何本もの大きな樹木が立つところに出る。ハンカチの木も見てきた。
  旧養生所(徳川幕府が設けた貧困者のための施療所)井戸の先に、分類標本園というのがあり、何種類もの草木が植えられ、ここでもツマグロヒョウモンや、アゲハが舞っていた。   この時期はあまり花が咲いていない。5月か6月にもう一度訪れてみたいと思う。
時間は12時を少し回ったところ。小石川植物園の受付の方に道を聞いて、小石川後楽園へ行ってみることにした。

ヤマトシジミ♀;クリックすると大きな写真になります。 17.ヤマトシジミ♀
ヤマトシジミは多く飛んでいる。この個体は前翅表の青が比較的鮮やかだった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/160秒 73.7mm〈Equiv.135≑400mm〉 ISO160 ) 露出補正 -0.3段
モミジバスズカケノキの葉;クリックすると大きな写真になります。 18.モミジバスズカケノキの葉
この植物園には、明治9年に導入された日本で最も古いスズカケノキがある。街路樹として現在広く使われているモミジバスズカケノキは、スズカケノキとアメリカスズカケノキの雑種であることが知られていると書かれていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/160秒 11.5mm〈Equiv.135≑63mm〉 ISO250 ) 露出補正 -0.3段
ツマグロヒョウモンの求愛;クリックすると大きな写真になります。 19.ツマグロヒョウモンの求愛 -1
地面に止まっている♀に♂が盛んに求愛している。手前が♀で、♂は♀の向こう側に寄り添っている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/422秒 4.4mm〈Equiv.135≑24mm〉 ISO100 ) 露出補正 -0.3段
ツマグロヒョウモンの求愛 -2;クリックすると大きな写真になります。 20.ツマグロヒョウモンの求愛 -2
♂は♀の翅の上に上がって、促しているのだが♀はなかなか受け入れようとしない。とうとうこのカップルは結ばれることなく、♂は諦めて離れて行った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/160秒 56.9mm〈Equiv.135≑310mm〉 ISO160 ) 露出補正 +0.3段
旧養生所の井戸;クリックすると大きな写真になります。 21.旧養生所の井戸
小石川植物園のほぼ中央に位置する旧養生所の井戸に出た。この小石川養生所は幕府が設けた貧困者のための施療所で、享保7年にこの場所に開設され、明治維新で廃止されるまで続いたそうだ。この井戸は水質も良く、水量も豊富で、関東大震災のときは避難者の飲料水として、大いに役立ったとのこと。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/588秒 4.4mm〈Equiv.135≑24mm〉 ISO100 ) 露出補正 +0.3段
ツマグロヒョウモン♂;クリックすると大きな写真になります。 22.ツマグロヒョウモン♂
旧養生所井戸の向こうに、分類標本園というところがあり、いろいろな草花が植えられている。そこに咲く花に、蝶が舞っている。フサフジウツギの花には多くのツマグロヒョウモンが来ていた。 

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/400秒 38.1mm〈Equiv.135≑207mm〉 ISO100 ) 露出補正 +0.3段
ミドリヒョウモン♂ 23.ミドリヒョウモン♂
沢山飛んでいる鮮やかなツマグロヒョウモンの中に混じって、ちょっと色あせたのがいた。よく見るとミドリヒョウモンだった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/500秒 68.5mm〈Equiv.135≑372mm〉 ISO200 ) 露出補正 +0.3段
ハンカチの木;クリックすると大きな写真になります。 24.ハンカチの木
小石川植物園にあるハンカチの木をぜひ見たいと思っていた。旧養生所井戸の近くにあった。5月頃に咲く花は白く色づいた苞と呼ばれる大きな葉っぱが2枚と、花の本体からなり、花びらはないという。この時期はただの木でしかない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/107秒 17.3mm〈Equiv.135≑90mm〉 ISO400 ) 露出補正 +0.3段
キタテハ秋型;クリックすると大きな写真になります。 25.キタテハ秋型
再び分類標本園に戻る。新鮮なキタテハ秋型がいた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/218秒 63.6mm〈Equiv.135≑345mm〉 ISO100 ) 露出補正 +0.3段
ツマグロヒョウモン 秋の青空を背景に;クリックすると大きな写真になります。 26.ツマグロヒョウモン 秋の青空を背景に
高い位置に咲いているフサフジウツギの花に、ツマグロヒョウモンが止まる。青空が背景になった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/867秒 5.0mm〈Equiv.135≑27mm〉 ISO100 ) 露出補正 +0.3段
アゲハ♂;クリックすると大きな写真になります。 27.アゲハ♂
飛んでいるアゲハは、どれも新鮮なきれいな個体だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/640秒 138.4mm〈Equiv.135≑753mm〉 ISO640 ) 露出補正 +0.3段
キバナコスモスとツマグロヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。 28.キバナコスモスとツマグロヒョウモン
薬園保存園の隣に売店があった。そこに植えられているキバナコスモスにもツマグロヒョウモンが来ている。ここは東京大学付属小石川植物園というが、その元は東京大学が開設した施設ではなく、江戸幕府によって開園された小石川御薬園(こいしかわおやくえん)であった。幕府は、人口が増加しつつあった江戸で暮らす人々の薬になる植物を育てる目的で、1638年(寛永15年)に麻布と大塚に南北の薬園を設置したが、やがて大塚の薬園は廃止され、1684年(貞享元年)、麻布の薬園を5代将軍徳川綱吉の小石川にあった別邸に移設したものがこの御薬園であるとのこと。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/250秒 4.4mm〈Equiv.135≑24mm〉 ISO100 ) 露出補正 +0.3段
小石川植物園 本館;クリックすると大きな写真になります。 29.小石川植物園 本館
明治10年に東京大学が設立されると、小石川御薬園はただちに付属植物園となった。この 小石川植物園本館は昭和14年に完成し、時計塔が有名である。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/910秒 4.4mm〈Equiv.135≑24mm〉 ISO100 ) 露出補正 +0.7段
アゲハ♀;クリックすると大きな写真になります。 30.アゲハ♀
本館から出口へ向かう。もう一度タムラソウが咲いていたところへ行ってみたくなった。黒いアゲハに会いたかったが、飛んでいるのは、やはりアゲハとツマグロヒョウモンだった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/320秒 110.8mm〈Equiv.135≑600mm〉 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
アオスジアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 31.アオスジアゲハ
そこへ、アオスジアゲハ飛んできた。しばしの間、タムラソウの花で吸蜜する。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/160秒 71.0mm〈Equiv.135≑385mm〉 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
イチモンジセセリ;クリックすると大きな写真になります。 32.イチモンジセセリ
秋の定番、イチモンジセセリも元気に花から花へ飛び回る。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/160秒 130.0mm〈Equiv.135≑706mm〉 ISO320 ) 露出補正 -0.3段
ツマグロヒョウモン♂ 出口に向かって;クリックすると大きな写真になります。 33.ツマグロヒョウモン♂ 出口に向かって
時間は12時を回った。そろそろ切り上げようと思う。10時に入園して2時間、十分楽しませていただいた。都心にこれほどの蝶がいるとは驚きだった。次回は季節を変えて、5月頃に来てみたい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/596秒 4.4mm〈Equiv.135≑24mm〉 ISO100 ) 露出補正 -0.3段


2013年10月13日

都心の蝶 小石川植物園 10月3日 その1


 文京区の小石川に東大付属の小石川植物園があり、前々から是非一度行ってみたいと思っていた。
  台風22号が太平洋を北へ抜け、10月3日は快晴となった。蝶の撮影はあまり期待せず、FUJIFILM HS50EXRだけを持って出かけた。横浜から京浜急行・都営地下鉄で三田で乗り換え白山まで乗る。A1出口を出て歩き始めるが、暑い。約10分歩いて小石川植物園の正門に出る。入園料は330円。さっそく中に入る。人は多くない。まず、日本庭園への道順に従って進む。ツマグロヒョウモン、アゲハが飛んでいる。
 日本庭園の南側を通り、写真を撮りながら、「総合研究博物館 小石川分室」まで行く。

小石川植物園入口;クリックすると大きな写真になります。 1.小石川植物園入口
都営地下鉄三田線の白山駅から、徒歩10分ほどで、東京大学小石川植物園の入り口に着いた。質素な構えだ。入園券は入口の筋向いにある雑貨屋さんで購入する。受付の係員(植物園職員)が現金を取り扱わないようなシステムになっているようだ、

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/750秒 4.6mm〈Equiv.135≑25mm〉 ISO100 ) 露出補正 -0.3段
ツマグロヒョウモン舞う;クリックすると大きな写真になります。 2.ツマグロヒョウモン舞う
入口を入ると、今年はあまり見ることが多くなかったツマグロヒョウモンが複数舞っている。さっそく、撮る。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/180秒 45.6mm〈Equiv.135≑194mm〉 ISO100 ) 露出補正 -0.3段
タムラソウの花にアゲハが集う;クリックすると大きな写真になります。 3.タムラソウの花にアゲハが集う
入口を入って、左の方へ、日本庭園への順路を進む。しばらく行くと、少し開けたところにタムラソウが咲いていて、アゲハが来ていた。きれいな個体だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/372秒 102.9mm〈Equiv.135≑560mm〉 ISO200 ) 露出補正 -0.3段
アゲハ;クリックすると大きな写真になります。 4.アゲハ
撮りやすいところで吸蜜を始めてくれた。コンパクトデジカメとは思えぬほど、背景もきれいにボケている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/855秒 102.9mm〈Equiv.135≑560mm〉 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
アゲハ 広角で撮る;クリックすると大きな写真になります。 5.アゲハ 広角で撮る
新鮮な♂だ。周囲の環境が分かるように撮れた。道は日本庭園の方に続いている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/320秒 4.4mm〈Equiv.135≑24mm〉 ISO100 ) 露出補正 -0.3段
ツマグロヒョウモン♂;クリックすると大きな写真になります。 6.ツマグロヒョウモン♂
今年は舞岡公園ではほとんど見なかったのに、ここではツマグロヒョウモンも個体数が多い。タムラソウで吸蜜する。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/320秒 63.6mm〈Equiv.135≑345mm〉 ISO500 ) 露出補正 -0.3段
ツマグロヒョウモン♀;クリックすると大きな写真になります。 7.ツマグロヒョウモン♀
♀もとてもフレッシュな個体だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/350秒 110.8mm〈Equiv.135≑600mm〉 ISO200 ) 露出補正 -0.3段
鮮やかなツマグロヒョウモン♂;クリックすると大きな写真になります。 8.鮮やかなツマグロヒョウモン♂
これも背景がきれいにボケた画になった。焦点距離110.8mmはマクロレンズの焦点距離とほぼ同じで、画の範囲は違うものの、その写り方はマクロレンズと変わりない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/160秒 110.8mm〈Equiv.135≑600mm〉 ISO125 ) 露出補正 -0.3段
ツマグロヒョウモン♂ 広角で撮る;クリックすると大きな写真になります。 9.ツマグロヒョウモン♂ 広角で撮る
先ほどのアゲハと同じようなところで撮っている。蝶までの距離は10cmほどだ。一台のコンパクトデジカメでいろいろな撮り方が楽しめる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/375秒 4.4mm〈Equiv.135≑24mm〉 ISO100 ) 露出補正 -0.3段
太郎稲荷;クリックすると大きな写真になります。 10.太郎稲荷
しばらくタムラソうに集まるアゲハとツマグロヒョウモンを追いかけたあと、日本庭園の方へ進む。右側に鳥居と小さなお社があった。太郎稲荷というらしい。小石川植物園の中に次郎稲荷というのもあるとのこと。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.4mm〈Equiv.135≑24mm〉 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
アサギマダラかな?;クリックすると大きな写真になります。 11.アサギマダラかな?
歩いていると、先の方でひらひらと蝶の姿が見える。アカボシゴマダラかな?あるいはアサギマダラ?と思って近くへ行くと、アサギマダラだった。ここでアサギマダラに会えると思わなかった。急いでシャッターを切る。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/84秒 43.9mm〈Equiv.135≑238mm〉 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
アサギマダラ開翅;クリックすると大きな写真になります。 12.アサギマダラ開翅
このアサギマダラは、落ち着いてタムラソウの花の蜜をを吸っている。フワッと開翅してくれた。プログラムオートはISOを上げて、シャッタースピードを維持してくれる。ASA800になったが、画像の粗さはそれほど気にならない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/160秒 68.5mm〈Equiv.135≑291mm〉 ISO800 ) 露出補正 -0.3段
コミスジ;クリックすると大きな写真になります。 13.コミスジ
右側に日本庭園の池を眺めながら、進む。コミスジがいた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/180秒 52.8mm〈Equiv.135≑286mm〉 ISO100 ) 露出補正 -0.3段
東京大学総合研究博物館小石川分館;クリックすると大きな写真になります。 14.東京大学総合研究博物館小石川分館
日本庭園が広がる。その向こうに現在休館中の東京大学総合研究博物館小石川分館が見えた。青空にオレンジ色と白い壁が映える。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/800秒 11.9mm〈Equiv.≑65mm〉 ISO100 ) 露出補正 -0.3段
旧東京医学校本館;クリックすると大きな写真になります。 15.旧東京医学校本館
現在、東京大学総合研究博物館小石川分館であるこの建物は、もとは旧東京医学校本館であっという案内板があった。明治初期に建てられたこの建物は、昭和3年(1928)以降は営繕課や施設部の建物となるが、昭和40年(1965)に解体され、44年に理学部附属植物園(小石川植物園)内の現在地に再建され、45年に国の重要文化財の指定を受けている。以後、広大な緑地を臨む都内有数の恵まれた立地を享受しつつ現在にいたる。この建物は明治初年の木造擬洋風建築特有の様相を残すと共に、東京大学の創立以前からの長い歩みを見守ってきた建物でもあるという。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/320秒 5.0mm〈Equiv.≑28mm〉 ISO100 ) 露出補正 -0.3段
日本庭園;クリックすると大きな写真になります。 16.日本庭園
利用案内にここは「公園ではございませんのでご理解・ご協力をお願いします。」と記されているが、旧東京医学校の建物を背に眺める日本庭園は唯一、公園らしいところだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/422秒 11.9mm〈Equiv.≑65mm〉 ISO100 ) 露出補正 -0.3段


2011年8月21日

標高2,000mの美ヶ原 8月10日


 昆虫少年だった中学生のころ、一人で新宿から夜汽車に乗って、松本へ行き、そこから早朝のバスを美ヶ原の麓の石切場まで乗って、その石切場の桜清水小屋という山小屋で2泊泊めていただき、三城牧場から広小場、王ヶ鼻へ上ったことを思い出す。
 そのころから美ヶ原は蝶のメッカだった。オオイチモンジもいたし、ミヤマシロチョウもいた。三城ではクジャクチョウが、咲いている花をまっ黒にするほど群がっていたし、キべりタテハも沢山飛んでいた。
 当時はバスが三城まで行っていたと思う。いまはマイカーで標高2,000mの美ヶ原牧場まで上がることができる。この日は八島ヶ原湿原から30分くらいヴィーナスラインを登ったであろうか、12時半ごろに山本小屋の駐車場に入った。車の中で、持参したおにぎり、ゆで卵、グレープフルーツを食べて、美ヶ原の散策を始めた。王ヶ鼻まで歩きたいところだが、この日は塩くれ場までと決めた。午後2時半には帰路についたが、談合坂SAの先で八王子付近まで渋滞が続き、家に帰りついたのは夜8時になってしまった。

ノアザミで吸蜜するオオチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります 19.ノアザミで吸蜜するオオチャバネセセリ
山本小屋ふる里館の駐車場から歩き始めると、そのあたりはアザミが良く咲いていた。アザミに見える花は実はノアザミ、ノハラアザミ、タムラソウの3種類がある。八島ヶ原湿原では、この3種類が咲いていたが、ここはノアザミが多く、ノハラアザミも混じる。これはノアザミで、花にはオオチャバネセリが多くみられた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
オオチャバネセセリ翅表;クリックすると大きな写真になります 20.オオチャバネセセリ翅表
ほかにも空いている花があるのに、なぜ一つの花に3頭が集まるのだろうか。ピントを合わせた1頭が飛び上がった瞬間にシャッターが切れ、標本以外ではあまり見ることができない翅表が見られた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1600秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
美ヶ原高原ホテル山本小屋;クリックすると大きな写真になります 21.美ヶ原高原ホテル山本小屋
山本小屋ふる里館から10分ほど歩いたところに、美ヶ原高原ホテルがあった。美ヶ原高原は山本俊一という人により、高くて広くて美しいという3つの条件を兼ね備えた上に、3.000m級の山並みを48座数えられる、日本一の地理的環境に恵まれた美ケ原高原を、一人でも多くの人に見せたいと、開発された。以来80年、苦難の道を乗り越えて一日も山小屋を閉じることなく登山者を迎え、多くのファンの支援を得て、当初年間100人足らずであった登山者が、今や年間200万人のひとがお訪れる大衆的観光地となったという。
息子さんの山本峻秀さんは昭和20年10月、復員後、父、俊一氏の後を継いで美ケ原高原の開発と、父、俊一氏が1930年(昭和5年)に建てた山本小屋の経営にあたる。37年10月、この美ケ原高原ホテルが建設された。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 10.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
美ヶ原牧場;クリックすると大きな写真になります 22.美ヶ原牧場
標高2,000mの台地に牧場が広がる。この台地は100万年前の火山の噴出によってできたという。遊歩道の両側が牧場になっている。美ヶ原が本格的な牧場として利用が始まったのは、1909年(明治42年)だそうだ。この牛、どこが眼なのかわからない。後ろは蓼科の方角だと思う。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 21.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
ノアザミとウラギンヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 23.ノアザミとウラギンヒョウモン
ノアザミはすっと伸びた茎に一つの花を付ける。ウラギンヒョウモン、ギンボシヒョウモンが大好きな花である。後ろは美ヶ原高原ホテル山本小屋。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
美しの塔と王が頭;クリックすると大きな写真になります 24.美しの塔と王が頭
左側手前に見えるのが美しの塔で、1954年(昭和29年)に霧鐘塔(霧で視界が悪い時に登山者のために鳴らす鐘の塔)として建てられたという。現在の塔は1984年(昭和59年)に再建されたもので、高原のシンボルとなっている。遠くに見えるのが、王が頭の電波塔群である。長野県の放送局(NHK、SBC、NBS、TSB、abn、FM長野)の送信所のほか、NTT、国土交通省、長野県防災行政無線、などの中継所、中部電力のマイクロ波反射板などが建てられており、放送・通信の要衝となっているとなっているそうだ。電波塔群の左側には王が頭ホテルが建ち、美ヶ原山頂すなわち王が頭(2,034m)はその向こう側になる。(Wikipedia参照

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1250秒 25mm ISO400 ) 露出補正 なし
フタスジチョウ;クリックすると大きな写真になります 25.フタスジチョウ
昭和45年ごろ、牧区が整備されるまで、この地籍の平らな石の上で牛馬に塩を与えていたということに由来する塩くれ場のあたりで、コミスジのように飛んできたフタスジチョウがハクサンフウロの止まり、吸蜜を始めた。フタスジチョウを写真に撮るのは初めてだが、残念ながらだいぶ擦れていた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/2500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
ウラギンヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 26.ウラギンヒョウモン
傷のない美しいウラギンヒョウモンがノアザミで吸蜜する。バックがきれいにボケた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
クジャクチョウ;クリックすると大きな写真になります 27.クジャクチョウ
塩くれ場に小屋があるが、その近くにクジャクチョウがいた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
キベリタテハ;クリックすると大きな写真になります 28.キベリタテハ
クジャクチョウがいたところに今度はキベリタテハがやってきた。開くとビロードのような栗色に金色の縁取りがされた美しい翅が見られるのだが、一瞬ちらっと開くものの、すぐ閉じてしまう。何枚か開いたタイミングで撮っては見たが、ピントが甘くなってしまった。翅の裏はご覧のように武骨で、口髭を生やした親父のようだ。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
馬;クリックすると大きな写真になります 29.馬
広い牧場を3頭の馬が早駆けをしていた。もうちょっと良いタイミングで撮れたら良かったと残念に思う。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/4000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
キアゲハ♀;クリックすると大きな写真になります 30.キアゲハ♀
キアゲハは高原に多い。大きくて黄色く、颯爽と飛ぶので見栄えがする。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 31.ギンボシヒョウモン
午後2時、そろそろ切り上げようと駐車場のほうへもどってきた。ノアザミが咲き、たくさんのウラギンヒョウモン、ギンボシヒョウモンが吸蜜している。これはギンボシヒョウモンで、左上に散策路と美ヶ原高原ホテルが見える。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
きれいなギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 32.きれいなギンボシヒョウモン
最後にやっと傷のない美しいギンボシヒョウモンが撮れた。ウラギンヒョウモンやギンボシヒョウモンばかり撮っていても仕方ないのだが、個体によって違いもあるし、撮り方を楽しむこともできる。次に来る時は、松本から武石峰を廻って、美ヶ原の反対側(西側)の入口である美ヶ原自然保護センターに車を置き、2034mの王が頭、2008mの王が鼻へ行ってみようと思う。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし