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2022年5月 1日

小石川後楽園 4月11日

ここのところ良い天気が続いている。この日も悪くない。気温も上がりそうだ。
 東京大学大学院理学系研究科附属植物園である小石川植物園へツマキチョウの写真を撮りに行こうと、横浜から京浜急行、都営浅草線、都営三田線と乗り継いで白山で下車、10分ほど歩いて、門までたどり着く。ところが門は閉まっている。月曜日は休園日だったのだ。事前にチェックしておらず、失敗だ。それなら、目黒の都立自然教育園へ行こうと思い、念のためスマホで調べてみたところ、そこも月曜日は休園日である。
 しかたなくいったん白山駅まで戻り、どうしようかと考えた結果、この近くにある都立文化財庭園である、特別史跡・特別名勝の小石川後楽園へ行って見ることにした。都営三田線を一駅乗って春日で下りた。駅から白山通りに上がって、左を見たところ、蒟蒻閻魔(常光山源覚寺)が目に入った。お参りしていく。
 源覚寺の前の通りを南へ、東京ドームに向かって歩く。三叉路になっている後楽園駅前交差点を右(西)へ歩いて行くと、小石川後楽園の築地塀が見えてきた。塀に沿って、左に曲がると小石川後楽園の入り口があった。丁度12時になっていた。
 小石川植物園から小石川後楽園に変更したが、間違えてくる人もいるらしい。それこそ、月曜日だったためか園内は人は少なく静かだった。
 約1時間半歩いて、ひと汗かいた。ここはチョウの撮影は不向きである。キアゲハなども飛んでいたが、撮影できる状況ではない。庭園散策の一日になった。

000_220411098 X700 〇小石川後楽園 内庭 アオサギ Z50 18-140.jpg
小石川後楽園 内庭(うちにわ) 2022年4月11日 東京都文京区

001_220411010 X800 蒟蒻閻魔 常光山源覚寺 Z50 18-140.jpg 1.常光山源覚寺
都営三田線春日駅のすぐそばにあった常光山源覚寺。このお寺は再来年に開山400年になるそうだ。寛永元年(1624年) に定誉随波上人(後に増上寺第18世)によって創建された。本尊は阿弥陀三尊(阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩)。特に徳川秀忠、徳川家光から信仰を得ていたという。参拝者も多く見受けられた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 25mm ISO180 ) 露出補正 なし
002_220411002 X800 蒟蒻閻魔 常光山源覚寺 Z50 18-140.jpg 2.常光山源覚寺の焔魔堂
江戸時代には四たび大火に見舞われ、特に天保15年(1848年)の大火では本堂などがほとんど焼失したといわれている。しかし、蒟蒻閻魔像や本尊は難を逃れたそうだ。その後も、関東大震災や第二次世界大戦からの災害からも免れている。焔魔堂の手前左手にある現在の本堂は1979年に再建されたものである。閻魔堂に安置されている「えんま王木造坐像」(文京区指定有形文化財)は、文京区の調査によると運慶派の流れをくむ鎌倉時代の作と考えられ、銘文には寛文(1672年)に仏師により修復されたことが記されているそうだ(像高約1m・ヒノキ材の寄木造り)。かがみこむようにして閻魔像を拝むように手を合わせた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 20mm ISO720 ) 露出補正 なし
003_220411011 X800 小石川後楽園 Z50 18-140.jpg 3.小石川後楽園 北側の門
小石川後楽園の塀に沿って歩いて行くと、落ち着きのある門が見えた。後で園内図を見たが、この門の名前はなく、場所的には団体休憩所の辺りと思う。普段は使用されていないようである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 23mm ISO320 ) 露出補正 なし
004_220411019 X800 小石川後楽園 西側築地塀の石垣 Z50 18-140.jpg 4.小石川後楽園の西側築地塀
角を曲がって、後楽園の西門入り口に向かって歩く。左側に石垣が積まれた築地塀が続く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 23mm ISO320 ) 露出補正 なし
005_220411153 X800 小石川後楽園 石積 Z50 18-140.jpg 5.築地塀の覆いの瓦
築地塀の上部は瓦で覆われているが、そこにある家紋は徳川家の家紋である見慣れた三つ葉葵ではない。水戸徳川家であれば、当然、家紋は三つ葉葵だが、瓦の紋はそれとは異なる。これは六葉葵と呼ばれるもので、徳川家の裏家紋であるのだそうだ。なぜ裏家紋を使用したのか。一説に、2代光圀の時代といえば将軍は4代家綱、5代綱吉であり、政治の実権は幕府老中が握っていた。その老中たちが御三家の影響力を牽制するため、「御三家といえども、将軍家と同じ紋所を多用するは恐れ多い」と遠慮させたというが。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 41mm ISO1100 ) 露出補正 なし
006_220411017 X800 小石川後楽園 西側築地塀の石垣 Z50 18-140.jpg 6.築地塀の石垣
築地塀を支えている石垣を見ると、石に山という字を〇で囲った刻印があるのを見つけた。入り口である西門の前に来るとその説明板があった。それによると、小石川後楽園西側築地塀の石垣の一部は江戸城鍛冶橋北側外堀跡から出土した石垣の石材を使い、この後楽園が造られた江戸時代初期の「打ち込み接ぎ」と呼ばれる石積みの技法にて再現されている。石材には備中(岡山県)成羽藩主の(山) をはじめ、石垣を築いた大名を表す「刻印」や石割の際の「矢穴」が残っていると説明されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 41mm ISO1100 ) 露出補正 なし
007_220411022 X800 小石川後楽園 西門 Z50 18-140.jpg 7.小石川後楽園西門 入り口
1629年(寛永6年)、水戸徳川家水戸藩初代藩主・徳川頼房が作庭家・徳大寺左兵衛に命じて築いた庭園を、嫡子(2代藩主)の光圀が改修、明の遺臣朱舜水(朱之瑜)の選名によって「後楽園」と命名して完成させた。名前の由来は中国の笵仲淹「岳陽楼記」の「(仁人は)天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」から名づけられた。1869年(明治2年)の版籍奉還により水戸藩邸は新政府によって接収され、敷地の東側に軍需工場である東京砲兵工廠が建設された。西側の庭園部分は保存されることになり、戦後、1952年(昭和27年)に文化財保護法に基づく国の特別史跡および特別名勝に指定された。(wikipediaを参照)

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_220411031 X800 小石川後楽園 西門 Z50 18-140.jpg 8.小石川後楽園西門 入園受付
右手の受付で、入園料をお支払いする。65歳以上は150円だった。正午になっていた。左手に簡単な食事のできる店があった。空いてはいたが、入らなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO140 ) 露出補正 なし
009_220411133 X800 小石川後楽園 一つ松 Z50 18-140.jpg 9.一つ松
西門出入口を入って進むと、正面に大泉水という大きな池が広がっていた。そのほとりに立派な松が植わっている。この松は一つ松と呼ばれ、琵琶湖を模した大泉水に対し、近江大津の「唐崎の一つ松」を模したと伝わる。何度か植え替えられているが、二代藩主の光圀が大切にした松と言われるとの説明板があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_220411036 X800 小石川後楽園 Z50 18-140.jpg 10.大泉水の徳大寺岩
大泉水は後楽園の中心ともいうべき池で、蓬莱島と竹生島を配し、琵琶湖を見立てて造られたとのこと。蓬莱島の右側(南)、池のほぼ中央に大徳寺岩があり、その岩にアオサギがいた。カワウらしき黒い鳥もいる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO400 ) 露出補正 なし
011_220411038 X800 小石川後楽園 Z50 18-140.jpg 11.大泉水のサクラ
一つ松の南側、大泉水のほとりに枝垂れ桜が咲いていた。南側は外堀通りだが、大きなビルディングが建ち並ぶ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 104mm ISO200 ) 露出補正 なし
012_220411045 X800 小石川後楽園 シャクナゲ Z50 18-140.jpg 12.白いシャクナゲ
北側の白糸の滝、愛宕坂の方へ歩いて行くと白いシャクナゲが咲いていた。白糸の滝は六代治保の時に造られたそうだ。その様子が千条の白糸が垂れているように見えることから、この名がつけられたと説明されている。さらに北に歩くと、京都愛宕山の坂にならって造られた四十七段の石段があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 40mm ISO160 ) 露出補正 なし
013_220411048 X800 小石川後楽園 円月橋 Z50 18-140.jpg 13.円月橋
少し西側を流れる水に円月橋という石橋が見えた。水面に映る形が満月のように見えることから、円月橋という名称が付けられた。明の儒学者 朱舜水による設計と言われており、後で見た得仁堂とともに当時の姿をとどめる貴重な建造物であるとのこと。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 20mm ISO280 ) 露出補正 なし
014_220411059 X800 〇小石川後楽園 九八屋 カイドウ Z50 18-140.jpg 14.九八屋とハナカイドウ(花海棠)
この季節には見るべきものがない花菖蒲田や稲田を眺めながら、東の方へ歩く。九八屋という江戸時代の酒亭を復元した建物があった。もともとの建物は、江戸時代のもののようだったが、戦災により焼失し、昭和34年に復元され、現在に至っているそうだ。九八屋の解説文には、江戸時代の風流な酒亭の様子を備えていた。この名の由来は、「酒を飲むには、昼は九分、夜は八分にすべし。」と酒飲みならず、万事控えるを良しとする。との教訓による。と書かれていた。昼は九分、夜は八分の教訓から、九八屋とされているそうである。九八屋の脇に、ハナカイドウの花が咲いていた。ハナカイドウはカイドウとも呼ばれる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 24mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_220411101 X800 小石川後楽園 内庭 アオサギ Z50 18-140.jpg 15.内庭(うちにわ)
後楽園の東の端に、水戸藩の書院があったところに内庭がある。内庭は、回遊式の本格的な庭園に対して、あくまで御殿の部屋から眺めるための庭園であり、現代ではほぼ消滅している様式である。北側に見える東京ドームの横でひっそり佇む庭園は、実は江戸を今に残す奇跡の庭と言われる。アオサギが見えるが、先ほど大泉水からこちらに飛んできていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 34mm ISO125 ) 露出補正 なし
016_220411095 X800 小石川後楽園 内庭 唐門 Z50 18-140.jpg 16.唐門
唐門は、屋敷の書院から内庭を通り、後楽園に入る正式な入口であり、両脇には袖塀と脇塀が設けられていた。昭和20年(1945年)の空襲により焼失し、唐門基壇と石段、石積みが残されていたが、東京都では2019年3月から復元を進め、2020年12月19日、古写真や絵図をもとに井波彫刻協同組合(南砺市)が復元した欄間や妻壁6枚を組み込んだ唐門が完成している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO180 ) 露出補正 なし
017_220411126 X800 小石川後楽園 得仁堂 Z50 18-140.jpg 17.得仁堂
大泉水の南側を廻って、得仁堂という建物のあるところへ出た。この建物は、光圀18歳の時、史記「伯夷列伝」を読み感銘を受け、伯夷、叔斉の木像を安置した堂だそうだ。得仁堂の名前は孔子が伯夷・叔斉を評して「求仁得仁」と語ったことによるという。関東大震災や戦災にも残った唯一の建物で、現在、伯夷・叔斉の木像は東京都が保管している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/400秒 18mm ISO6400 ) 露出補正 なし
018_220411140 X800 小石川後楽園 西湖の堤 Z50 18-140.jpg 18.西湖の堤
得仁堂から西門出入口に向かって歩くと、小さな池があり、中国の杭州の西湖にかかる堰堤を模した石造りの直線的な堤があった。後楽園以降に造られた大名庭園の「西湖の堤」の先駆けとなったと説明されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 30mm ISO400 ) 露出補正 なし
019_220411135 X800 小石川後楽園 通天橋 Z50 18-140.jpg 19.大堰川(おおいがわ)と通天橋
「大堰川の名は京都嵐山を想起して名付けられた。三代将軍家光の好みで造られたとされる。かっては神田上水の水を引き入れていた。両岸には蛇篭を伏せ、深山激流の趣を作っている。」と説明板にあった。その奥に朱色に塗られた通天橋が見えた。11月下旬の紅葉は朱塗りの橋を引き立てるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 41mm ISO200 ) 露出補正 なし
020_220411144 X800 小石川後楽園 Z50 18-140.jpg 20.小蘆山
午後1時半になった。そろそろ引き上げよう。写真のような穏やかな丘があった。説明板には「中国の景勝地廬山に因み、京都東山の清水寺一帯は小廬山と呼ばれている。当園ではこの一帯を京都東山に見立てていることから小廬山と名付けられている。」と記されていた。何か気持ちが落ち着く眺めだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 20mm ISO110 ) 露出補正 なし
021_220411156 X800 小石川後楽園 Z50 18-140.jpg 21.東京ドームシティ サンダー・ドルフィン
地下鉄の後楽園駅の方に向かって歩いて行くと、ジェットコースターが見えた。来ないかなと思って見ていると、てっぺんから下りて来るのが見えた。連写で撮る。ホームページでは「最大傾斜角度80度、130km/hで観覧車の中心をくぐり抜けるスリル」と訴えている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 120mm ISO100 ) 露出補正 なし


2021年8月13日

御殿場 秩父宮記念公園 7月27日

この日は住まいの集合住宅管理組合より、機械式駐車場の部品交換工事を行うので、朝の9時から夕方5時まで、車を移動させて欲しいとの通達が来ていた。どうせなら、7月10日に行った箱根湿性花園を再訪して見ようかと思っていた。
 ところが、天気予報ではこの頃に台風8号が、関東から東北に上陸すると報じられた。掛かった駐車場代は管理組合負担というが、近くの有料駐車場に入れておくのも能がない。東名を走ってSA巡りでもしてみようかと考えていた。
 当日の御殿場方面の天気予報は雨のち曇りで、風はそれほどでもなさそうだ。
 御殿場の近くでどこか行って見るところがあるか探してみた。そうしたら、御殿場インターを下りて箱根湿性花園へ上がる138号線の東山湖を少し右へ入ったところに秩父宮記念公園というところがあるのを知った。パンフレット等によると秩父宮記念公園は、昭和16年8月から約10年間、秩父宮雍仁親王・勢津子妃が実際にお住まいだった静岡県御殿場市の箱根外輪山の麓にある別邸を、秩父宮妃勢津子殿下が平成7年8月に亡くなられた際の遺言により御殿場市に寄贈され、公園として整備され、平成15年(2,003年)4月に開園したところだ。敷地面積は約18,000坪(東京ドームの約1.5倍)だそうだ。
 50台くらいは停められそうな駐車場だが、1台しか入ってなかった。正門から入り管理棟へ回って受付をして、入園料@300円をお支払いし、案内パンフレットをいただいて、順路に従い園内を歩き始めた。雨は時々小雨が降るが、傘を差すほどではない。
 園内は整備されていて、たくさんの美しい花々が咲いていた。

000_210727002z X1000 秩父宮記念公園 御殿場 G7X_0000.jpg
案内所付近に掲示されていた園内案内図 (クリックすると大きくなります)

1.秩父宮記念公園 正門
駐車場の前の道路を渡ったところに正門がある。雨はほとんど降っていなかったが、人影はなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO500 ) 露出補正 なし
001_210727110 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
2.森のエントランス
正門の脇には故寛仁親王(三笠宮崇仁親王第1男子 1946-2012 )が書かれた園銘板がある。スギかと思ったが、ヒノキ林だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2000 ) 露出補正 なし
002_210727007 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
3.受付
コロナ禍のため現在ここは閉じられていた。左に曲がって、西門の前を通り、管理棟・休憩所・売店のあるところで受付をする。緊急事態宣言が出されているところからの来園者は入場できないとあったが、横浜市から来たと話すと入園が許可された。横浜市は 「まん延防止法等重点措置」がとられていて、県としての緊急事態宣言下にある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 なし
003_210727008 X800 秩父宮記念公園 御殿場 正門受付 G7X.jpg
4.ヤマユリ(山百合)
ヒノキ林には見事なヤマユリの花が咲いていた。ヤマユリは神奈川県の県の花に指定されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
004_210727004 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
5.カノコユリ(鹿の子百合) -1
受付を済まして外に出るとさっそく見事に咲く花々が迎えてくれる。見たことないユリだった。別名をドヨウユリ(土用百合)、タナバタユリ(七夕百合)という。少し前に雨が降っていて、花は雫に濡れていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
005_210727010 X800 秩父宮記念公園 御殿場 カノコユリ G7X.jpg
6.カノコユリ -2
「宮菜」(宮様の農事試験場の再現)、「節花」(古木・山野草宿根草等)、「憩いの庭」への道筋にカノコユリが咲く。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO250 ) 露出補正 なし
006_210727013 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
7.秩父宮メモリアルガーデン 草葦の庭
よく手入れされた広々とした草原。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO160 ) 露出補正 なし
007_210727015 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
8.ヤブミョウガ(薮茗荷)
見たことのない花だった。花が終わると初秋にかけて、直径約5mmほどの球形の実がなる。藍紫色に熟し乾いても裂開しないそうだ。和名の由来は、藪地に自生して葉が茗荷(ミョウガ)に似ているところからきているそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO500 ) 露出補正 なし
008_210727018 X800 秩父宮記念公園 御殿場 ヤブミョウガ G7X.jpg
9.シュウカイドウ(秋海棠)
江戸時代に中国から渡来した帰化植物で、バラ科の海棠(カイドウ)に似た花を秋に咲かせることから、秋海棠との名がついたという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 25mm ISO400 ) 露出補正 なし
009_210727020 X800 秩父宮記念公園 御殿場 シュウカイドウ G7X.jpg
10.クレオメ
セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)のことを指す。「節花」付近に咲いていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 25mm ISO160 ) 露出補正 なし
010_210727022 X800 秩父宮記念公園 御殿場 クレオメ G7X.jpg
11.シロバナナデシコ
白い花のカワラナデシコをシロバナナデシコという。先日、池の平湿原へ行ったときもカワラナデシコを見てきたが白い花はなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1250秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
011_210727023 X800 秩父宮記念公園 御殿場 カワラナデシコ白花 G7X.jpg
12.ヘメロカリス
ユリ科のワスレグサ属だそうだ。日本ではニッコウキスゲ、ノカンゾウ、ヤブカンゾウ、ユウスゲなどがこの仲間の野性種として知られているという。園芸品種(デイリリー、ヘメロカリスと呼ばれる)が多数ある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
012_210727026 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
13.ルドベキア(絹笠菊)
「節花」や「憩いの庭」で咲いていた。一般にオオハンゴンソウという花の仲間のようだ。明治中期に観賞用に導入され、日本に自生するハンゴンソウ に葉の様子が似ていて、背丈が大きいことから命名された。特定外来生物指定のオオハンゴンソウの仲間で多く栽培されるのは一年草のルドベキア・ヒルタ(アラゲハンゴンソウ、グロリオサデージー)と小粒な花を無数に咲かせるルドベキア・トリロバ(ミツバオオハンゴンソウ、タカオ)だそうだ。これらも繁殖力強く野生化する。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO200 ) 露出補正 なし
013_210727027 X800 秩父宮記念公園 御殿場 ルドベキア G7X.jpg
14.ガクアジサイ
ガクアジサイの種類も多くあるようだが、私には詳しいことは分からない。ガクの色が落ち着いた赤紫色で印象的だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
014_210727031 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
15.フロックス ピンク
秩父宮記念公園のホームページに「見頃の植物」 というページがあり、「園内の花たち 現在の開花状況」として、一週間ごとに、園内に咲く花の写真が載せられ、それを見て花の名を検索することが出来る。7月23日にアップされた写真を見ると、この花はフロックスのようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO800 ) 露出補正 なし
015_210727034 X800  秩父宮記念公園 御殿場 フロックス G7X.jpg
16.フロックス 白い花
白い花のフロックスも咲いていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO500 ) 露出補正 なし
016_210727035 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
17.ボルドーギク
アメリカギク、チョウセンヨメナ、チョウセンシオン等の別名もあるそうだ。そういえば見覚えのあるヨメナによく似ていた。 チョウセンヨメナで「花図鑑」というサイトを検索すると、「原産地は朝鮮半島で 日本へは大正時代に渡来し、広く栽培されるようになった。一部は野生化して、関東地方を中心に道ばたなどに群落を形成している。」と記されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
017_210727042 X800 秩父宮記念公園 御殿場 ボルドーギク G7X.jpg
18.ヤブツバキ(藪椿)の実
園のいちばん東側の奥に「つばき園」がある。もちろん今は花期ではないが、リンゴのような実がなっていた。ツバキにこんな大きな実がなることを知らなかった。ヤブツバキの果実の中には油分の多い種子があり、種子から椿油を採取する。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO640 ) 露出補正 なし
018_210727057 X800 〇秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
19.リンゴツバキ(林檎椿)の実
これはリンゴツバキという品種の実で、ヤブツバキの変種だそうだ。その名の通りリンゴのような真っ赤な実が付いていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO800 ) 露出補正 なし
019_210727052 X800 〇秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
20.赤いユリ
この花はそばに見える蕾の形からして赤いユリの花のようだ。品種名は分からない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO400 ) 露出補正 なし
020_210727058 X800 秩父宮記念公園 御殿場 ユリG7X.jpg
21.バラ(薔薇)
広くはないがバラ園もある。wikipediaによれば、「バラは、バラ科バラ属の総称である。あるいは、そのうち特に園芸種(園芸バラ・栽培バラ)を総称する。」とある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO8125 ) 露出補正 なし
021_210727061 X800 〇秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
22.防空壕
園内には両殿下専用、将校専用、お付きの人たち用の防空壕があり、戦後70年経った2015年夏に将校用防空壕が公開され、その後両殿下用防空壕も公開されている。写真は両殿下用防空壕の入り口である。昭和19年11月、御殿場上空を敵機が通過するようになったそうだ。昭和20年7月30日、御殿場駅付近に爆弾8個投下され、両殿下は初めて防空壕に退避されたという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 24mm ISO1250 ) 露出補正 なし
022_210727064 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
23.防空壕内部
病気療養中だった殿下を担架に乗せてそのまま防空壕の奥まで入れるカタツムリのような構造になっていた。入り口近くに爆弾が落ちても中に、弾や飛散物、爆風などが直接入らないように折れ曲がり厚い板戸が付いた構造になっていると。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/30秒 9mm ISO1320 ) 露出補正 なし
023_210727069 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
24.母屋と銅像
近代歴史遺産の旅「思いつくまま」 というブログを拝見すると、「元々は、御殿場市深沢の庄屋も務めた旧家・小宮山家の主屋として享保8年(1723)に建てられたのを、日銀総裁や蔵相を務め、血盟団事件で暗殺された井上準之助(1867~1932)が購入、昭和2年(1927)に別邸として現在地に移築、土間を洋室に改めるなどの改造を加えたものである。昭和16年(1941)、肺結核を患い闘病中であった秩父宮擁仁親王(1902~1953)の療養先として御殿場が選ばれ、井上家別邸は買い上げられ療養室等を増築の上、秩父宮家御別邸となった。」と記されていた。今回訪れたときは工事中で内部の見学は出来なかった。銅像は昭和3年(1928年)に昭和天皇より贈られた登山服姿の殿下の銅像は彫刻家朝倉文夫氏が制作したもので昭和19年(1944年)に東京から当地に移転し富士山に向けて設置されているとパンフレットに記されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
024_210727077 X800 〇秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
25.アメリカフヨウ(芙蓉) 白
主屋付近には大きなフヨウの花が咲いていた。秩父宮記念公園のホームページの「園内の花たち 現在の開花状況」を見るとアメリカフヨウとなっていた。フヨウと、アメリカフヨウとの違いは何かなと思い調べてみると、アメリカフヨウは、アオイ科フヨウ属の草花で冬を越して咲く、宿根草で、別名クサフヨウと云い 北アメリカ原産だそうだ。葉は、切れ込みがなく、卵形で先がとがっているので、フヨウとの区別はつけやすい。いっぽうフヨウはアオイ科フヨウ属の樹木で、別名モクフヨウと云い原産地は、日本、台湾、中国という。葉の形が、先がとがり、切れ込んでいると。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
025_210727080 X800 〇秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
26.アメリカフヨウ(芙蓉) 赤
赤い花もあった。これもアメリカフヨウと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 21mm ISO125 ) 露出補正 なし
026_210727079 X800 〇秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
27.記念館
平成4年(1992年)に建てられた新館の一部を改装し秩父宮家から遺贈された品々を中心とした常設展示と年数回特別展示が行われている。ここから主屋に行けるが今回は工事中で入らなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 14mm ISO640 ) 露出補正 なし
027_210727084 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
28.三峰釜
陶芸家 加藤士師萌氏の指導によりつくられたもので、両殿下は1,300度の熱に耐えるこの窯で抹茶茶碗、花器などさまざまな作品を作られたという。三峰釜とは富士・箱根・愛鷹の三山にちなんで殿下が命名したものだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/640秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
028_210727097 X800 秩父宮記念公園 御殿場 G7X.jpg
29.アキノタムラソウ(秋の田村草)に止まるスジグロシロチョウ
この日は天候も悪くチョウはスジグロシロチョウしか見なかった。また、箱根湿性花園の帰りにでも、季節を変えて訪れてみたい。思いがけないチョウがいるかもしれない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO640 ) 露出補正 なし
029_210727104 X800 秩父宮記念公園 御殿場 アカンサスモリス G7X.jpg


2019年6月 8日

台北・台中・台南 その5 台南の街を散策 5月6日

「度小月」で担仔麺を食べて、再び台南の街を歩き始める。忠義路を北へ行き、民族路を左へ曲がって、1653年オランダ統治時代に建てられたプロビデンシャ城(紅毛城)である「赤崁楼」へと向かう。
 台南は寺院が多い。途中でいくつかの寺院にお参りする。また、台南は同じ業種の店が並ぶところが多い。ミシンの店やカメラの店が並んでいる通りがある。
 「赤崁楼」を見学した後、午後2時半ごろに台南で、「度小月」と並んで担仔麺がうまいという「赤崁檐仔麺」という店に入った。時間が半端なためか店内は空いていた。ゆっくりと休む。
 一休みした後、今度は西へ歩き、清代の雰囲気を持つノスタルジックな小路と言われる神農街へ行く。
 5時半ごろホテルの近くまで戻ってきたが、この日は大分歩いたので、少々疲れた。腹も減っていない。夕食をどうしようかということになったが、老夫婦はパスすることにして、ホテルでゆっくり過ごしたいと申し出た。娘夫婦はホテルの隣にある「新光三越」へでも行ってみるとのことだった。元気だ。

22.Luxgen
「度小月」 を出て歩き始めると、見慣れぬエンブレムの車が止まっていた。Luxgen とある。帰国してネットで調べてみると、これは台湾製の車で、裕隆汽車という会社で生産している。Luxgenは 1953年の設立以来、長きにわたって日産自動車と技術提携をしてきた歴史がある。台湾に国産車があることは知らなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 26mm ISO160 ) 露出補正 なし
190506_022.jpg
23.ミシン店
民生路という路には、このような機械ものを販売する店が数軒ならんでいた。これでお客さんを相手に商売をしているのかと思うほどの活気のない、売る気のないような店である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2000 ) 露出補正 なし
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24.「三宮大帝廟」
通りがかりに立派な寺院があった。調べてみたがよくわからない。道教の神である竜王の孫の三官大帝を祀る廊のようだという書き込みがあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/400秒 11mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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25.「鄭城功祖廟」
ここは何だろうと思って眺めていると、一人の地元の年配の人が、説明が書かれたボードの前に連れて行ってくれた。その説明書きには、1663年に鄭経が父親の鄭成功を祀った祠である。台湾が清朝の支配下になった後、鄭氏大宗祠と改名し、昭格堂とも呼ばれたが、近年、鄭城功祖廟と改名された。三間口三進の優雅な伝統で門前の古い井戸は創設当時の遺跡で、庭園は七弦竹で深緑色に染められている。・・・といったことが書かれていた。残念ながらよく理解できなかった。台南には歴史のある寺院が多い。「祀典武廟」や「天壇」とか「大天后宮」といった見ておくべきところも他にあったのだが。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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26.「赤崁楼」 御贔屭碑
「地球の歩き方」によると 「赤崁楼は 1653年、オランダ統治時代に建てられたプロビデンシャ城(紅毛城)。その後、地震で楼閣はは全壊、移り変わる政権によって改築や取り壊しを経て、今の姿になった。レンガで出来た城門と基台はオランダ統治時代のものだ。1983年に国家一級古跡に指定されている。楼閣は海神廟と文昌閣からなり、文昌閣には赤崁楼の修復に尽力した羽島又男の像も置かれている。」とあった。 写真は海神廟の前に立つ「御贔屭碑」でカメの上に立てられた9枚の石碑があった。英語ではTurtle Monument と書かれていた。wikipediaによれば、 贔屭=贔屓(ひいき)は 中国の伝説によると、贔屓は龍が生んだ9頭の神獣・竜生九子のひとつで、その姿は亀に似ている。重きを負うことを好むといわれ、そのため古来石柱や石碑の土台の装飾に用いられることが多かった。日本の諺「贔屓の引き倒し」とは、「ある者を贔屓しすぎると、かえってその者を不利にする、その者のためにはならない」という意味の諺だが、その由来は、柱の土台である贔屓を引っぱると柱が倒れるからに他ならない。とあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
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27.「赤崁楼」文昌閣
海神廟2階からみた文昌閣の2階と屋根だ。隣に立つ海神廟と同じく、「歇山重簷式」という中国式建築様式で、屋根が弓なりに曲がり、屋根の軒先が緩やか空に向かって延びている。軒先の鯉の造形は水しぶきを上げている。 屋根の獅子の威厳のある顔は厄除の意味を表すそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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28.カノコハト
台湾には日本の都会にいるのと同じハトもいるが、こんなハトもいた。カノコバトという。頸の模様が鹿の子で、羽に赤味がある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 32mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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29.バス停
「赤崁楼」を見終えて、また、担仔麺を食べようということになった。道を歩いていると英語でTaipei Sightseeing Bus と書かれた Bus Stop あった。台南観光客用の2階建て周回観光バスがあるようだ。4時間パス 300元、1日パス 500元だそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 14mm ISO125 ) 露出補正 なし
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30.「赤崁檐仔麺」 店内から
民族路という通りにある「赤崁檐仔麺」という店に入る。ここの担仔麺は「度小月」とともに評判だという。この日ははからずも担仔麺の食べ歩きとなった。店内は時間が半端なためか空いていた。歩いてきて少々疲れていたので、のんびりと担仔麺を楽しむことができた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 19mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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31.「赤崁檐仔麺」
店の玄関は非常に質素だった。入って左側が調理場になっていて、右側に客席がある。狭い店だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/250秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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32.正興街入り口
「地球の歩き方」によると正興街というのはファッションやスイーツの店が次々とオープンし、台南っ子が一番注目しているエリアだそうだ。全長230mほどの短い道だが、夕方になると大勢のジモティーと観光客で賑わうという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 14mm ISO320 ) 露出補正 なし
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33.神農街
次に行ったのが神農街だが、清代の雰囲気を持つノスタルジックな小路である。住宅街だそうだが、素朴なギャラリーなど、午後からゆっくりとオープンする店が多く、夜には道端に灯篭が灯り、幻想的な世界が広がるという。歴史ある廟や、古民家を改造したカフェの赤い提灯が架けられている。付近には芸術家が集まり、アート横丁として注目されつつあるという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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34.神農街の路地
路地には石畳が復元されていて、かって道路標識だった石塊が復元されて道路にはめ込まれている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
190506_034.jpg
35.薬王廟
この神農街の路地の突き当りにひときわ目立つ薬王廟が見える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
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36.薬王廟(神農廟) 薬王廟は神農廟ともいい、神農とは、薬と農業の神で世の中で初めてお茶を飲んだ人と言われているお茶の神でもあるそうだ。 地元の人がお参りに来ている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
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37.新光三越百貨店 台南新天地
ホテルに戻ろうと西門路を南へ歩いてくると、 新光三越百貨店 が見えてきた。wikipedia によれば、新光三越は日本の三越グループと、台湾の新光グループとの提携により設立された台湾企業「新光三越百貨股份有限公司」のこと。三越伊勢丹ホールディングスが約92%出資しており、同社の持分法子会社である。1991年、新光グループと三越グループの共同出資により、台北に1号店を開店。現在、台北に9店舗、桃園、台南、高雄に2店舗ずつ、他に嘉義、台中に店舗を有している。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 19mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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38.藍晒圖文創園區
新光三越の西門路を挟んで反対側の一角は藍晒圖文創園區というエリアだった。かって司法職員の官舎として使用されていた建物群をリノベーションした一帯だそうだ。台南出身のデザイナーの作品を扱うショップや台湾クリエーターのアート作品を展示するギャラリーが並んでいる。イベントやワークショップもしばしば開かれ、文化の発信地として注目を集めている。中を歩いてみたが、雨模様の平日の夕方で、閑散としていた。私たちも歩き疲れて、見て歩く気力が残っていない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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39.果物屋
新光三越のほうへ道路を渡るところに果物屋があった。歩きながら今夜の夕飯の話をしていたが、我々老夫婦はホテルでのんびり休ませて欲しいと申し出た。この果物屋でバナナを買ってホテルの部屋に戻ったが、バナナはとても旨かった。新光三越へ行った娘たちが台湾製カップ麺を買ってきてくれた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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40.路線バス
前回台湾へ生きたときに、台北から九份まで乗ったバスはガタガタだった記憶があるが、ここでは新しいスマートなバスが走っていた。車両メーカーが分からない。大台南公社は市営バスのようだ。乗りなれないと路線バスに乗るのは難しい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO2500 ) 露出補正 なし
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2017年11月13日

県立大磯城山公園(2) 旧三井別邸地区 11月2日

旧吉田茂邸の見学を終えた後、北側、隣にある旧三井別邸地区へ移動した。旧吉田茂邸地区と旧三井別邸地区とを併せて県立大磯城山公園が構成されている。
  城山公園管理事務所のHPによれば、公園内からは縄文時代の遺跡や、横穴墓、鎌倉古道などの文化遺産が発見されていて、また、中世には小磯城が建てられていたそうだ。1898年(明治31年)、この地が三井財閥本家の別荘地となり、中心的建築物「城山荘」や展望室「降鶴亭」、国宝の茶室「如庵」などが建てられた。
 財閥解体後はほとんどの土地が三井家の手を離れ、残った土地も放置されていたが、その後、三井別荘跡地の再利用案として公園化計画が持ち上がり、県立都市公園整備工事が開始され、1987年(昭和62年)に部分開園、1990年(平成2年)に神奈川県立大磯城山(じょうやま)公園として正式に開園したそうだ。
  旧三井別邸地区には当時の建物はほとんどなく、その跡地が公園として整備されていた。緩やかな丘陵にある園内には、シイやカシ、ケヤキなどの木々が茂り、展望台からは富士山、箱根、相模湾が眺められる自然豊かな良いころだった。

  昼飯時になったので大磯港へ行き、満足度の高い魚料理で有名な「めしや」というところへ行ってみるが、列ができていて、しかも、すでに終わってしまったメニューが店先の黒板のお品書きから消されてしまっていた。今回は諦めることにした。西南バイパスの茅ヶ崎の手前の「磯っぺ」というレストランに入った。しらすと地魚とともに"売り"らしい手打ちそばを食べたが、これは旨かった。3時前には自宅に戻っていた。

29.南門
車を旧吉田茂邸の駐車場に置いたまま、旧国道1号を平塚方面へ歩き、城山公園前という信号のある三叉路を左へ戻るように進むと、すぐ城山公園旧三井別邸地区の「であいの広場」という入り口があった。入ってまっすぐ進むと少し坂道になっていて、その先に南門が見えた。南門の傍に旧三井別邸時代の建物として海會門(中門)があったという説明板が立てられていた。海會門(中門)は、柱は奈良薬師寺の鐘楼の柱を使い、門扉は同じく奈良の当麻寺の講堂扉、鬼瓦及び棟瓦は菅原寺(奈良)の金堂瓦、肘木は東京浅草寺の肘木を使用するなど多数の寺の古材を用いて建立されていたと説明されていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f3.5​​​ 1/​250​秒 32mm ISO​2​​50​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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30.亀蔵門​​
南門から入って、西の方へUターンをするような道を展望台の方へ向かう。逆に東に行けば古墳時代の横穴墓群があったのだけど、展望台への道を選択したため、見ずに終わってしまった。一旦西へ向かった道は、この亀蔵門があるところから東に少し登ると展望台があった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f5.6​​​ 1/​250​秒 38mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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31.展望台​​​​
亀倉門はくぐらずに右へ、展望台に向かう。三井別邸の城山荘本館は展望台の場所に建てられていた。旧三井財閥当主の別荘で非常に価値のある木造建築物であったが、いまは解体され、他の建物とともに各地に四散してしまったとのこと。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f9​​​ 1/​320​秒 29mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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32.展望台からの眺め
展望台からは西に富士山、箱根の山々が連なり、南には相模湾越しに伊豆半島が眺められた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f9​​​ 1/​320​秒 24mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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33.北蔵ギャラリー
展望台から茶室を目指して歩く。北蔵ギャラリーというどっしりとした建物があった。ここは、個人もしくは団体で、絵画、写真、手芸、陶芸展などの展示ギャラリーとして利用できる。その他、楽器演奏会や講演会などにも利用できまるとのこと。この日は閉ざされていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f3.8​​​ 1/​250​秒 40mm ISO​2​​50​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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34.北蔵
その北蔵は、旧三井財閥別邸の一部として昭和16年に建てられたもので、当時の施設の中で唯一、東蔵と共に現存している建物だそうだ。現在、この由緒ある北蔵はギャラリーとして一般開放されている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f3.8​​​ 1/​250​秒 38mm ISO​​640​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
35.通雲門​​
北蔵から国府橋(こうのはし)に行く手前に通雲門という門があった。何時頃建てられたものかはわからなかった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f3 1/​250​秒 21mm ISO​​450​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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36.休憩所
国府橋を渡るのは後にして、先に休憩所に行ってみる。写真は休憩所から駿河湾の眺めで、ケヤキだろうか紅葉が始まっていた。この休憩所があるところには、当時、六窓堂という正六角形のあずまやがあり、現在は外周礎石だけが残っている。柱は薬師寺鐘楼、その他は王福寺の古材を使用して、内部敷瓦は敷地内の城山窯で焼かれたという。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f8 1/​250​秒 21mm ISO​​450​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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37.法雲堂跡​​
同じく休憩所のあたりには、周辺の建物の中では最も遅く完成した、主として薬師寺の古材が使用された法雲堂があり、その台座の部分がそのまま残されていて、現在はあずまやがその上に設置されている。江ノ島、三浦半島が眺められる初日の出スポットとして親しまれている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250​秒 32mm ISO​​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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38.国府橋
戻って国府橋を渡る。国府橋の下には小淘(こゆるぎ)の滝が流れているというが、気が付かなかった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 34mm ISO​​2500​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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39.通雲橋​​
かって、国府橋と同じ形をした通雲橋がここに架かっていたのだろう。傍に立てられていた説明板には、橋脚は京都東福寺の通天橋橋脚の古材を用いて架けられていたと書かれていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f3.3 1/​250​秒 29mm ISO​​2000​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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40.国府橋を見上げる​​​​
茶室の方へ行こうと下に下りる。国府橋を見上げる。かっての通雲橋にはあったようだが、現在の国府橋には京都東福寺の通天橋のような屋根がない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f3 1/​250​秒 19mm ISO​​2500​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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41.茶室「城山庵」
国府橋の方から茶室に近づく。「城山庵」は喫茶ができるようになっているが、その部屋には暖かそうな陽が差し込んでいた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f3.8 1/​250​秒 40mm ISO​​640​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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42.城山庵裏口​​
ここは城山庵の裏口のようだ。城山庵は、旧三井財閥別邸の一部として置かれていた国宝の茶室「如庵」を模して建てられたそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f4.5 1/​250​秒 26mm ISO​​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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43.城山庵の庭​​​​
城山公園のHPによれば、城山庵は神奈川県大磯町の三井家別荘に置かれていた国宝の茶室「如庵」を模して、平成2年3月に落成した。国宝「如庵」は、茶の湯の創成期に織田信長の弟の織田有楽斎が建てた茶室で有楽斎没後、正伝院に寄進され江戸時代は正伝院の所有だったそうだ。明治4年(1871年)に正伝院は永源寺と合併され、明治41年(1908年)に売却され建物は四散、そのうちの書院と茶室及び露地は麻布の三井家本邸へ移築され、昭和11年に国宝に指定された。さらに昭和13年(1918年)大磯の別邸城山荘に移築されたが、昭和45年(1970年)、名古屋鉄道株式会社の所有となり、昭和47年に犬山城下御門先の有楽苑に移築されたという。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250​秒 26mm ISO​​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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44.城山庵入口
城山庵の入り口は、城山公園の西門の近くにあり、西門から入るとここに出る。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f2.8 1/​250​秒 17mm ISO​​360​​​​ ​)露出補正​ ​なし
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45.城山庵の門
公園の西門から石段を上がっていくとこの門がある。表札は「抹茶」・・・

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6 1/​250​秒 34mm ISO​​200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
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46.西門​​
2017年11月23日(木・祝)~11月26日(日)の間、この西門から茶室、不動池、もみじの広場のもみじや竹林がライトアップされる。西門から北へ行ったところにある不動池には、水面にモミジが写り、幽玄な世界に誘うとうたわれている。この西門を出て、旧吉田茂邸の駐車場に戻った。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f3 1/​250​秒 34mm ISO​​400​​​​ ​)露出補正​ ​なし
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47.大磯港
城山公園の散策を終えるとちょうど昼飯時だった。ネットで情報を得ていた「めしや」というところで地魚を食べようと行ってみたが、評判通り、行列ができていて、外に出されている黒板の御品書きでは、すでに刺身定食などの人気メニューが消し込まれていた。この日は諦める。大磯港の堤防は絶好の釣り場になっているようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f10 1/​400​秒 32mm ISO​​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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2017年2月12日

神戸と有馬温泉(3) 旧居留地と生田神社 12月26日

翌26日は、朝8時にホテルをチェック・アウトし、荷物を預かってもらって、元町駅から海側の南東の方向にある旧居留地を歩いてみることにする。すでに開催が終わってしまった神戸ルミナリエの会場の方角だ。
  旧居留地を見たあとは、神戸市立博物館を左に折れて、JRのガードをくぐってやや山側にある生田神社へ向かう。生田神社は「いくたロード」という商店街の先にあった。 10時過ぎに元町商店街まで戻り、老舗のコーヒー店でコーヒーを飲んだりしながら、昨日行った神戸風月堂でゴーフルや和菓子を買って、ホテルに戻り、荷物を受け取って、三宮へ行く。

旧居留地

安政5年(1858年)に幕府が諸外国と結んだ日米修好通商条約により、日本は長年に及んだ江戸幕府の鎖国政策に終止符を打ち、横浜・長崎・函館・新潟・兵庫(神戸)の5港を開港することになった。神戸旧居留地の歴史は、この時、はじまったといる。明治27年(1894年)日英通商航海条約が締結され、明治32年(1899年)7月17日午前10時、居留地返還式が執り行われ、居留地は日本政府に返還された。(神戸旧居留地オフィシャルサイト) 初めて訪れるところだが、1980年代までは、「老朽化した古いビルのオフィス街」という認識であったそうだが、1988年にはじまった旧神戸商工会議所ビルの保存運動が街再生のきっかけとなり、今では「最も神戸らしい洗練された街」として活況を呈するようになった。1992年に国土交通省の都市景観100選に選定されている。

47.神戸大丸百貨店
朝8時30分過ぎ、まだ、街はひっそりとしている。ホテルを出てメリケンロードを元町駅と反対側に海の方へ進むと、大丸百貨店があった。もちろんまだシャッターは閉まっているが立派な店だ。大丸神戸店は1913年(大正2年)に開業し、1927年(昭和2年)にこの地に移転してきたそうだ。阪神・淡路大震災で被災したが、2年後の1997年に復興グランド・オープンした。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6​​​ 1/​250​秒 35mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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48.元町商店街入口
朝の元町商店街アーケードの入り口だ。ここから1番街が始まる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250​秒 35mm ISO640​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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49.旧居留地38番館 -1​​
この歴史的建物の名称にある「38」という数字は、外国人居留地時代の区画番号を意味する。 大丸(現大丸松坂屋百貨店)が所有し、北側と西側に隣接する大丸神戸店の倉庫として使われていた。現在では、建築の価値を生かして店舗の一部として用いられている。1980年代、旧居留地が「最も神戸らしい街」に再生するきっかけとなる象徴的な建物の一つでもある。(wikipedia)

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.8 1/​250​秒 26mm ISO280​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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50.旧居留地38番館 -2
38番館を正面に廻ってみた。「HERMES」の文字が見える。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 18mm ISO380​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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51.海岸ビル​​
大丸の東側をまっすぐ海岸通りに出た。この建物は旧三井物産神戸支店として1918年に建てられたそうだ。現在の建物は阪神・淡路大震災後に解体、再建されものだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 18mm ISO2​5​​​0​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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5​2.商船三井ビルディング​​​​
関西で数々の近代建築を手がけた渡辺節の設計により、旧大阪商船神戸支店として1992年に建てられた。年代を感じさせる手動エレベータが今も貨物用として活躍しているそうだ。(みなと元町タウン協議会発行「港町の歴史を歩く地図」参照)

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250​秒 24mm ISO2​0​​​0​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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53.チャータードビル
ロンドンを本拠とする世界第5位の銀行・金融グループ・スタンダードチャータード銀行の前身であるチャータード銀行の神戸支店として1938年に建てられた。大理石をふんだんに使った豪華な造りや、南西と南東にあるレトロな回転ドアが歴史を物語る。(みなと元町タウン協議会発行「港町の歴史を歩く地図」参照) ​

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250​秒 32mm ISO3​2​​​0​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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54.15番館​​
旧アメリカ合衆国領事館。旧居留地に唯一現存する居留地時代(1868年~1899年)の建築物で、国の重要文化財にも指定されており、当時の街区境界の煉瓦塀や石柱などとともに保存されている。1995年の阪神・淡路大震災において全壊してしまったが、元の建材で明治時代の建築技術および最新の免震技術を導入した復元工事が行われて1998年に完成した。(wikipedia) 中は「TOOTH TOOTH maison15th」というレストランになっていて、先日TV番組でも紹介されていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250​秒 32mm ISO22​​​0​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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55.「おしくらまんじゅう」
15番館の横に小さな広場があり、そこになぜか稲荷大明神の赤い鳥居と小さなお社があって、その前にこの「おしくらまんじゅう」と題した彫刻があった。1990年 山口克昭 作 となっている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.8 1/​250​秒 26mm ISO40​​​0​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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56.旧外国人居留地下水渠
15番館と神戸市立博物館との間に、日本最古の近代下水道である「旧神戸居留地煉瓦造下水道」(工事期間1868年 - 1872年)の遺構(国の登録有形文化財)が展示されている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 18mm ISO50​​​0​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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57.高級ブランドショップ街​​
もともとはオフィス街であり、落ち着いた街であるこの辺りには、ディオール、プラダ、ルイビィトン、ブルックス・ブラザース、エルメス、セリーヌ、グッチ、ジョルジオアルマーニ・・・などなど、多くの有名店が出店している。ビルの中のテナントではなく道路に面した店(路面店舗)が多い。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250​秒 35mm ISO100​​​0​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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生田神社

58.いくたロード
旧居留地北側の三宮中央通りを起点に延長約400メートルの参道であるいくたロード商店街を北に向かって進むと生田神社の鳥居、社殿が見えてきた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6 1/​250​秒 185mm ISO280 ​) 露出補正​ ​なし
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59.楼門​​
生田宮の扁額がかかった立派な楼門だ。境内南側にあり神社の正面玄関にあたる。一方、東門街の由来となった東門は文字通り東側にある比較的小さめの門である。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 18mm ISO250 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
60.巫女さん
​​ 楼門左側の受付では、巫女さんが健康のお守り、交通安全のお守りなど、いろいろなお守りを販売していた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250​秒 300mm ISO1100 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
61.拝殿​​
​​ 拝殿の前には今年の干支である「酉」の絵が描かれた大きな絵馬が据えられていた。正月の準備だ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 24mm ISO280 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
62.本殿​​
​​​​ 本殿の前には進めないが、拝殿から本殿をお参りすることができる。神様を近くで正面から撮るのはご法度である。少し斜めから撮らせていただいた。生田神社のホームページによると、祀られているのは、伊勢神宮内宮にお祀りされる天照大神の和魂(にぎみたま)あるいは妹神と伝えられ、稚くみずみずしい日の女神様であり、物を生み育て万物の成長をご加護する神様として、ご崇敬を集めているとあった。拝殿の中では正月の準備がされていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 18mm ISO1100 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
63.生田の池
​​​​ 拝殿の左側を行くと池があった。白い水鳥が寄ってきたが、アヒルだろうか?顔が灰褐色なのが気になる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.3 1/​250​秒 86mm ISO250 ​) 露出補正​ ​なし
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64.生田の池 句碑
​​​​​​ 生田の池に市杵島神社があるが、その横に昨年4月亡くなられたひいらぎ会主宰で日本俳人協会顧問の小路紫峡氏と奥様の智壽子氏の句碑があった。私は俳句は不調法である。噴水のしぶき天衣の舞うごとく(紫峡) 雛顔したる巫女たち初神楽(智壽子)

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 18mm ISO800 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
65.戸隠神社​​
​​​​​​ 社殿の後が生田の森になっている。少し左に行ったところの戸隠神社があった。祭神は手力男命(たじからおのみこと)。生田神社は10世紀から存在していたことが分かっている由緒ある神社といわれる。昔、洪水で流されそうになったときに一面に茂らせていた松がまったく役に立たなかったことから松を嫌い、生田の森にも松は一本もなく、今でも正月には「門松」の代わりに「杉飾り」を立てているそうだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 18mm ISO720 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
66.本殿の裏​​​​
​​​​​​ 生田の森と本殿との間の静かな道を歩く。カエデの葉が少し残っていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
​​​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250​秒 102mm ISO3200 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
67.生田稲荷大明神
​​​​​​ 本殿の裏を商売繁盛の神という蛭子神社の前を東の方へ進むと稲荷神社があった。祭神は稲倉魂命(うがのみたまのみこと)。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250​秒 38mm ISO1400 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
68.正月の準備
​​​​​​ この日は12月26日である。楼門から拝殿への参道では正月の準備がされていた。2009年度警察庁発表によれば、生田神社の正月三が日の初詣参拝者はおおよそ155万人で全国第8位だそうだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​​​​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f4 1/​250​秒 31mm ISO250 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
69.箙(えびら)の梅
​​​​​​​​ 生田神社には有名な箙の梅があると聞いていたが、場所が判らなかったので受付の巫女さんに尋ねたところ、楼門の西側にあると教えてくれた。寿永3年(1184)の源平生田の森の合戦で、梶原景季(かじわらかげすえ)が梅の枝を箙(矢を入れて携帯する道具)に差して戦った故事で、ここにそのに遺跡があり、能や浄瑠璃の題材となったという。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f3.8 1/​250​秒 24mm ISO400 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
70.西門
​​​​​​​​ 午前10時になった。そろそろ元町へ戻ろう。元町商店街もオープンしているだろう。生田神社の西門から出る。ここも正月のしめ飾りの準備がされていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250​秒 38mm ISO1000 ​) 露出補正​ ​なし
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71.何処にいるのだろう?
​​​​​​​​ いくたロードを戻ってJRのガードをくぐり、三宮センター街を抜けて、三宮中央通りを右へ、元町商店街入り口を目指す。途中、道路の反対側にこんな建物が並んでいた。まるでヨーロッパのどこかの古い町にいるようだ。ネットで探ってみると、このビルはアパレル大手のワールドが2005年から運営してきた商業施設メディテラスといういわばファッションビルだが、昨年3月で閉店となったようだ。ワールドは一昨年(2016年)メディテラスをパルコに売却。取得したパルコは商業施設「三宮ゼロゲート」を建設する計画を表明しており、神戸進出を計画しているという。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250​秒 35mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。

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2017年1月24日

横浜中華街 12月12日

もうしばらく昨年の撮りの残し分が続く。
 昨年12月のはじめに、かっての勤務先で同じマーケティング部門で仕事した友人W氏が、退職以来初めて会う友人T氏と3人で食事をしようとお膳立てをしてくれた。3人は同じ大学の出身である。
  W氏のアレンジメントで11時半にJR石川町駅で待ち合わせて横浜中華街の上海料理店「三和楼」で昼食会をすることになった。「三和楼」は私も知っているところで2~3回行ったことがある。
 余談になるが、上海料理と言えば上海ガニがある。ところが、香港で、​​​​中国本土から輸入した上海ガニから基準値を超えるダイオキシンが検出され、旬を迎えた上海ガニに影響が広がっているようだ。中国の輸出規制のため横浜中華街でも品薄になり、安全な上海ガニの仕入れ値が高騰しているそうだ。この日は三和楼でも上海ガニはメニューから外されていた。その後輸入は再開され、12月の後半には食べられるようになったらしい。
  再会の会話を楽しみながらゆっくり食事をした後、ほろ酔い機嫌で久しぶりに中華街をぶらぶらと歩いた。横浜開港記念会館でボランティアガイドをしているW氏の案内で今まで知らなかったことを教えていただくことができ、とても参考になった。
 中華街散策の後、私は元町へ向かい、2人は石川町へ戻った。

1.横浜中華街 善隣門
約束の時間よりやや早めに3人がそろい、W氏の案内で延平門から西門通りを歩き、中華街大通りへの入り口である善隣門へでた。私は石川町駅から中華街に入った記憶がない。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/400秒 5mm ISOオート ) 露出補正 なし
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2.市場通り
中華街大通りを東へ朝陽門(みなとみらい線の元町中華街駅方面)に向かってしばらく歩くと、右手に市場通り門があり、そこを右に曲がり市場通りに入った。細い道だけど両側に店が並び人通りが多くにぎやかだ。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/160秒 11mm ISOオート ) 露出補正 なし
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3.三和楼
三和楼は市場通りを抜けて関帝廟通りを東へ、少し天長門の方へ行ったところにある。石川町駅からなら、はじめから関帝廟通りを来た方が近いのだが、これは中華街見物と、時間調整の意味もあったのかW氏の計らいだった。三和楼の上海料理は少し薄味かなと思うが、なかなかうまい。いろいろ食べたが、この店自慢の排骨(パイコー)がとても旨かった。排骨とは、中国語で豚などのスペアリブ。すなわち骨付きあばら肉だ。その豚のあばら肉に卵と小麦粉の衣をつけて油で揚げた肉料理なのだが、排骨は、中華街では三和楼が元祖なのだそうだ。それと五目焼きそばも旨かった。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 5mm ISOオート ) 露出補正 なし
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4.関帝廟
2時間以上かけて、ビールを飲み、甕だし紹興酒を飲み、旨い上海料理を賞味した。良い気持ちになって外へ出る。W氏はまず関帝廟へ連れて行ってくれた。酒を飲んでのお参りはご法度なのかもしれないが、静かに見学した。三国志で有名な武将、関羽がまつられている。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/320秒 5mm ISOオート ) 露出補正 なし
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5.横浜中華学院
関帝廟のとなりに学校があり、その校庭が関帝廟から見えた。校庭には中学生らしい生徒たちがのびのびと遊んでいた。台湾系の学校だそうだ。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/125秒 13mm ISOオート ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.日本における新聞誕生の碑
関帝廟をお参りしたあと、次にW氏は「ここは知らないでしょう」と言って、関帝廟の先にある「日本における新聞誕生の碑」へ案内してくれた。中華街には何回も来ているがここは知らなかった。1864(元治元)年、海外事情を明らかにするために、ジョセフ・ヒコ(浜田彦蔵)が外国新聞を翻訳・編集し、日本初の邦字新聞「海外新聞」を発刊したが、ここはその居館跡だとのこと。また碑文には「(前略)木戸孝允、伊藤博文、坂本竜馬など多くの人々に民主政治を伝えた彦は、民主主義の先駆者として、およそ新聞を読むほどの人々の心の奥に残る文化の恩人であった。1994(平成6)年6月28日〈海外新聞発刊130年記念日に ジョセフ彦記念会〉と記されていた。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/60秒 5mm ISOオート ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.會芳亭
再び関帝廟通りを関帝廟、三和楼の方へ戻る。三和楼の先の向かい側に山下町公園があり、そこに會芳亭がある。W氏はここは清国領事館跡だと教えてくれた。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/160秒 6mm ISOオート ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.横浜媽祖廟
「もう一つ関帝廟のようなところがあったね」というと、會芳亭の先の天長門を右に曲がって、横浜媽祖病 へ案内してくれた。媽祖 とは北宋時代に実在した福建省・林氏の娘だそうだ。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/125秒 13mm ISOオート ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.横浜媽祖廟 太鼓楼
wikipediaによると、2006年(平成18年)3月17日に、横浜媽祖廟は開港から150周年を迎える横浜の新名所として横浜中華街に落慶開廟したとのことで、比較的新しい。この横浜媽祖廟の入り口側に鐘楼、出口側に太鼓楼があるが、それぞれの袴部分には媽祖廟の建設現場から出土した煉瓦が使用されているとW氏が教えてくれた。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/80秒 5mm ISOオート ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.谷戸橋
2人と別れ、私は元町へと歩いた。元町の入り口にこの谷戸橋がある。この谷戸橋が架かっている土地はもともと陸​​​地​​​だったであろう​​​という。というのも、谷戸橋が架かっている堀川は1860年に開削した運河で、現在の谷戸橋が架かるあたりから東側は横浜村という陸続きの半島となっていたという。更に、現在の谷戸橋は震災後に現在位置に架けられたもので、元々は山下公園通りより1本内側の水町通りに架かっており、最初は堀川が開削されたと同じ1860年に木製の橋が架けられていたと思われるとのこと。横浜市認定の歴史的建造物だそう​だ。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5​.8​​​ 1/​30​​​​​​​秒 ​17​mm ISOオート ) 露出補正 なし
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2016年8月30日

迎賓館(赤坂離宮)参観 8月23日

いつもご一緒する友人夫妻からお誘いをいただき、某旅行社が主催する「明治記念館でのランチと迎賓館赤坂離宮本館内部と主庭見学」という日帰りツアーに参加した。
 10時30分にJR信濃町駅に集合だ。まず、神宮外苑の絵画館へ向かう。重要文化財 聖徳記念絵画館は、外観はそれこそいつも見ているが、中に入ったのは小学校のころ見学に行った以来だ。中には、当時の一流画家により明治天皇と昭憲皇太后のご事績が描かれた洋画40枚、日本が40枚の計80枚が延べ250mの壁面に展示されているのだが、ただ、今は改修中で洋画しか見ることができなかった。残念ながら内部は撮影禁止だった。
  次に外苑周回路から権田原の交差点に出て、明治記念館に入る。ここで昼食だ。昼食後明治記念館の庭や、ロビー、廊下に展示されている絵画を見て歩いた。絵画では横山大観の作品や、有名な上村松園の「序の舞」もあったが、確信は持てないものの複製画のように思う。明治14年、当時の赤坂仮御所の別殿として今の迎賓館のある場所に建てられたのが、明治記念館本館である「憲法記念館」だそうだ。明治21年、明治憲法草案審議の御前会議も開かれたという。
  明治記念館を出て、東宮御所に沿って、安鎮坂を四谷の方へ向かう。団体でゆっくり歩いて20分ほどで学習院初等科の前に出た。歩いてきた赤坂御用地に沿った都道を渡って、迎賓館の西門から入るのだが、4~5組の団体が四谷方面からもやってきていた。迎賓館への参観者の入り口が渋滞していて、3回ほど信号待ちをして横断した。西門を入ると本人確認と手荷物検査にも列ができている。まず、本館に入るが、本館内は撮影禁止だった。「カメラ、スマホは手荷物の中にしまってください」と手に持つことは許されない。ここでツアーは実質的に解散になり、自由に見学することになる。

  1. 「彩鸞(さいらん)の間」
     暖炉の両脇や大鏡の上部に飾られた「鸞(らん )」と呼ばれる鳳凰. (ほうおう)の一種である霊鳥(れいちょう)から名づけられ、条約調印、諸会議、記者会見のほか、来客の控えの間など多目的に使用される。
  2. 「花鳥の間」
     天井に描かれた36枚の油絵や、欄間に張られた錦綴織、壁面に飾られた30枚の楕円形の七宝などに花や鳥が描かれていることに由来し、周囲の腰壁は茶褐色のシオジ材で板張りしてあり、その壁の中段を飾るのが七宝である。下絵は日本画家の渡辺省亭が描き、明治期の七宝焼の天才・涛川惣助が焼いたものだそうだ。この部屋は、主に国・公賓主催の公式晩餐会が催される大食堂で、最大130名の席が設けられるとのこと。
  3. 「朝日の間」
     「朝日の間」という名は、天井に描かれた「朝日を背にして女神が香車を走らせている姿」の絵に由来する。周囲の16本の円柱はノルウェー産の大理石である。壁には、京都西陣の金華山織の美術織物が張られ、床には、紫色を基調とした47種類の糸を使い分けて桜花を織り出した緞通が敷かれている。この部屋は国・公賓用のサロンとして使われ、ここで表敬訪問や首脳会談等の行事が行われるそうだ。
  4. 「羽衣の間」
     謡曲の「羽衣」の景趣を描いた300㎡の曲面画法による大絵画が、天井に描かれていることに由来する。3基のシャンデリアは迎賓館で最も豪華なもので、およそ7,000個もの部品で組み立てられており、高さは約3m、重さは約800kgであり、壁は楽器、楽譜等をあしらった石膏の浮彫りで飾られている。また、正面の中2階はオーケストラ・ボックスとなっており、かつて、この部屋が舞踏会場として設計されたことが偲ばれる。この部屋は、雨天の際に歓迎行事を行ったり、レセプションや会議場等として使用されており、また、晩餐会の招待客に食前酒や食後酒を供するところでもあるとのこと。

と4っの部屋を見学して、いったん本館に入ったところ(西側出入り口)から出て、主庭に出た。正面に噴水がある。その噴水の向こう側に回って、振り返って迎賓館の建物全体を眺めると、オーストリアで見た宮殿のような佇まいだ。
 ふたたび西側出入口へ引き返し、前庭から、新宿通りからまっすぐ入ったところにある迎賓館の 正門の方へ向かう。そして、振り返って迎賓館 赤坂離宮の正面玄関を眺め、正門わきから退出した。
この日も天気予報では不安定な天候で、午後は雨が降るということだったが、強烈な夏の日が照り付け汗びっしょりになってしまった。横浜へ帰る途中、目黒に寄り、飲んだビールは最高にうまかった。

1.聖徳記念絵画館
私は渋谷区立の神宮前小学校を卒業した。今の表参道ヒルズの内側に、その校舎、プール、校庭がある。私が通っていたころ(昭和23年~29年)は、1学年3組あり、はじめのころは校舎が足りず、二部授業も行われていた。その後、原宿、表参道は多くの人が集まる賑やかな街へと発展した反面、子供たちの数は減り、全校生徒数は100人を下廻った時もあったのではないかと思う。今は再び生徒数は増加し、全校で約250人ほどになっているようだ。その小学生時代、先生に引率されてれて表参道から徒歩で聖徳記念絵画館を参観したのを覚えている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/800秒 24mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.絵画館前から外苑銀杏並木を見る
12月初めのころ、黄色く色づいた銀杏並木は良く眺めることがあるが、この場所から見たことはなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/1000秒 37mm ISO125) 露出補正 なし
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3.絵画館の玄関天井
絵画館の重厚な扉の前で、その天井を見上げた。1926年(大正15年)に竣工している。設計者は明治神宮造営局となっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/100秒 9mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.憲法記念館
権田原の交差点に出て、外苑東通りを向こう側にわたると、安鎮坂の左側が明治記念館で、その入り口に「憲法記念館」という門があった。wikipediaによると、明治記念館のルーツは赤坂仮御所の別殿で、ここで大日本帝国憲法・皇室典範の草案審議が行われている。その後この建物は憲法制定の功績で明治天皇から伊藤博文に下賜されることになり、大井の伊藤邸内に移築される。彼の死後、1918年(大正7年)に明治神宮外苑に再移築され、この時に「憲法記念館」となったそうだ。そして、1947年(昭和22年)11月1日に、リコーの市村清の主導で、憲法記念館は「明治記念館」として開館されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/320秒 9mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.明治記念館本館
憲法記念館だった明治記念館本館は壁一面には金鶏が舞い、部屋の真中には堂々とした黒漆塗り大鏡付のマントルピースがあり、、本館玄関車寄せは京都御所や大宮御所風の宮殿造りで、荘厳な姿が今に残るという。現在、明治記念館は結婚式場であり、その本館として宴会場やラウンジとして利用されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/100秒 13mm ISO125) 露出補正 なし
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6.「序の舞」
明治記念館の廊下やロビーにはたくさんの絵が掲げられている。有名な横山大観や上村松園の「序の舞」もあった。ただし、確信は持てなかったが複製画と思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.2 1/400秒 13mm ISO500) 露出補正 なし
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7.本館の鬼瓦
本館は明治14年に建築された和洋折衷の明治宮殿様式を備えた建物だが、その鬼瓦が広大な庭の奥に据えられていた。立てられていた説明板によると、この本館の鬼瓦は御所の重要な建物に使われる「御所型」で上部の菊花紋を配した3個の筒状の部分は経の巻といい、五角形の箱型中央の菊花紋状の2本の山型線模様は綾筋というそうだ。1996年に屋根瓦の葺き替えを行った際に創建当時の菊花紋入り鬼瓦の一部を記念に残したとある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/400秒 13mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.さざれ石
鬼瓦のとなりに天然記念物さざれ石というのが置かれていた。石灰石が長い年月の間に雨水に溶解されてその時に生じた粘着力の強い乳状液が次第に大小の石を凝結して巨岩となり、河川の浸食作用等により地表に露出したものだそうだ。国歌「君が代」に歌われるように縁起の良い貴重な石であるという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/200秒 14mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.安鎮坂
明治記念館で昼食になった後、いよいよ迎賓館(赤坂離宮)へ向かう。明治記念館を出て、左に曲がり、赤坂御用地に沿って安鎮坂(都道)を行く。徒歩20分ほどだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/200秒 9mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.赤坂御用地の門
  この門は鮫が橋門という。赤坂御用地には東宮御所、秋篠宮邸、三笠宮邸、高円宮邸などがある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/200秒 32mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.学習院初等科
学習院初等科のホームページにあるその沿革には弘化4年(1847年)京都に公家の子弟のための学校として、学習院ができたのが始まりで、明治10年(1877年)の10月17日には、神田錦町に華族のための学校として、学習院ができたそうだ。明治32年(1899年)に学習院初等学科の校舎が四谷の現在地に新しくつくられ、大正8年(1819年) 学習院初等学科を初等科と改めている。門の向こうに見える本館校舎は昭和15年(1940年)に竣工し、戦火を潜り抜けてきた歴史ある建物だそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 1/1000秒 37mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.迎賓館入場
学習院初等科の前の横断歩道を渡り、迎賓館の西側の塀に沿って右へ曲がり西門から入る。前の日が天候が悪く、見学を今日に延期したツアー団体もあるようで、入るのにしばらく待たねばならなかった。本館に入る前に手荷物検査を受けなくてはならない。本館内は撮影禁止でカメラも手荷物の中に入れた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4.5 1/1250秒 20mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.タギョウショウ( 多行松)
本館の「彩鸞(さいらん)の間」「花鳥の間」「朝日の間」「羽衣の間」の順に見学し、外に出る。そこから、四谷側の正門から見ると本館の向こう側に広がる主庭に進む。途中、ちょっと変わった松の木があった。タギョウショウという札があり、アカマツの園芸品種だそうだ。幹が根本近くで多数に分かれ傘を開いたような樹形になっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/100秒 9mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.本館南側
主庭に入り、本館の南側を見る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f5 1/1250秒 10mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.本館南側正面
まるでオーストリアで見た宮殿のような佇まいをしている。wikipediaによると、現在の迎賓館のルーツは、東宮御所として1909年(明治42年)に建設された。鹿鳴館などを設計したお雇い外国人建築家ジョサイア・コンドルの弟子にあたる宮廷建築家片山東熊の設計による。しかしそのネオ・バロック様式の外観があまりにも華美に過ぎたことや、住居としての使い勝手が必ずしも良くなかったことから、皇太子嘉仁親王(後の大正天皇)がこの御所を使用することはほとんどなかった。嘉仁親王が天皇に即位した後は離宮として扱われることとなり、その名称も赤坂離宮と改められた。そして、1974年(昭和49年)3月に改修が行われ、現在の迎賓館が完成した。新装なった迎賓館に迎えた最初の国賓は、1974年11月に現職のアメリカ合衆国大統領として初来日したジェラルド・フォードだったそうだ。さらに2006年(平成18年)から2008年(平成20年)にかけて、大規模な改修工事が行われている。2009年(平成21年)12月8日、旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮)として国宝に指定され、明治以降の文化財としては初の国宝となった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f5.6 1/1250秒 11mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.大噴水
主庭の奥に大きな噴水がある。ゲストが本館の南側から眺めると真正面のところにある。この噴水も2009年に国宝に指定されましたとのこと。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f5.6 1/1250秒 11mm ISO125) 露出補正 なし
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17.グリフォン
「公園噴水図鑑」というサイトを探し当てて参照させていただいた。それによると、花びらのような形状をした噴水池の中に、皿を伴った、西洋庭園風の噴水が2段重ね(下に4基、上に1基)で中央に置かれていると解説されている。この中央の噴水を囲んで、伝説の生物であるグリフォンの像が4体置かれ、口から水を噴出している。さらに、「よく見ると、このグリフォンが乗っている台座の側面には、口から水を流すライオンの顔が取り付けられています(ひとつの台座に2つずつで計8体)。また、グリフォンに挟まれるように亀の像も計8体置かれていますが、これは水は噴出していないようです。生き物の像はこれに留まらず、4基の噴水の皿にはシャチの像が置かれており、まるで水の中で飛び跳ねているようです。このように、細かな装飾が随所に施された意匠となっていて、それだけで見応えのある噴水だといえます。」と述べられている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/1250秒 37mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.噴水と本館南側
噴水の東側に廻った。噴水と本館とを入れて撮る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f5.6 1/1250秒 9mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.本館東側
これは本館の東側になる。ここを通り抜けることはできなかった。したがって、また西側に戻って本館の反対側、前庭の方へ向かうことになる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/1250秒 15mm ISO125) 露出補正 なし
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20.モッコク (木斛)
海岸の近くに生えるというツバキ科のモッコクという樹が植えられていた。かわいい実がなっている。1cmあまりの大きさの卵状球形の果実は、秋になると熟してぶ厚い果皮が裂け、赤い種子を露出する。また、この種子は樹上で赤く目立つため、アカミノキの別名があるという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/100秒 9mm ISO125) 露出補正 なし
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21.本館北側
本館に入った西側を通って、石畳の広場がある本館北側に出た。こちらが正面になるのだと思う。両翼が広がり、大きさを感じる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/1250秒 9mm ISO125) 露出補正 なし
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22.本館正面
正面玄関の両側の屋根飾りには鎧武者の姿がある。中央破風には菊の御紋がある。建物全体に西洋の宮殿建築に日本風の意匠が混じった装飾になっているといわれる。。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/1000秒 18mm ISO125) 露出補正 なし
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23.アプローチからみた両翼屋根の装飾と電灯
これは正面玄関への右側からのアプローチである。両翼の屋根の上には霊鳥と星の付いた天空儀があり、アプローチの両脇には5​つの​​​​​​​​​​​​​​​​​​の灯が付いた門柱がある。当初からイギリス製の自家発電装置を備え付けて照明には電気を使っていたそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/1000秒 24mm ISO125) 露出補正 なし
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24.玄関の扉
玄関には3つの扉がある。これは向かって左側の扉である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/200秒 15mm ISO125) 露出補正 なし
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25.正門
本館を背にして、四谷側の正門を眺める。前庭の中央にまっすぐな石畳が伸びる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/1250秒 29mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
26.迎賓館本館を振り返る
25.の写真を撮ったあたりから、石畳の広場と本館を振り返って眺める。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/1250秒 9mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
27.正門から見た迎賓館本館正面
四谷側の出口でもある正門まで来た。ここからは石畳の向こうに本館を真正面に見ることができる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/800秒 37mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
28.正門
正門わきの出口から外に出た。この門も国宝だそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/1250秒 27mm ISO125) 露出補正 なし
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29.正門と迎賓館
正門を出て、その前の通りを渡る。四谷駅方面へ行くのだが、もう一度振り返って、正門と迎賓館本館の全景を撮る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/800秒 21mm ISO125) 露出補正 なし
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2015年4月25日

根津神社へ歩く 4月16日


 この日は小石川植物園へツマキチョウの写真を撮りに行ったが、都営地下鉄の白山駅で下車したとき、改札口を出たところに根津神社→と書かれた案内板があった。つつじが咲き始めているらしい。

 午後2時過ぎに小石川植物園を退出したが、その時に受付のかたに根津神社へはどう行くのかと尋ねてみた。地図をくださって丁寧に教えていただいた。それほど遠くはなさそうだ。寄って行こうと思う。
ところが、道を間違えたこともあり、45分ほど歩いてしまった。小石川植物園を出て、白山駅まで戻り、その先を本郷通りへ出た。南北線の東大前駅へ向かって歩いた。途中、日本医大の方へ左に曲がればそう遠くなく根津神社の裏側(北側)に行けたのだが、まっすぐ行ってしまい東大農学部正門に出てしまった。交番で聞いて左折し、言問通りを根津一丁目へ出て、ようやく不忍通りの根津神社入り口に出た。左折して表参道の鳥居にたどり着いたのは午後3時10分だった。

  神橋、楼門、唐門から、透塀で囲まれた社殿前に入って拝殿でお参りをした。透塀の西門から出て、駒込稲荷、乙女稲荷をお参りしつつじが丘(つつじ苑)に咲くつつじを鑑賞した。人も多く出ている。第46回「文京つつじまつり」が4月11日~5月6日の間開催されている。約2000坪のつつじ苑には、約100種3000株のツツジが咲く。種類が非常に多く、開花時期が違うため、早咲きから遅咲きへと花が移り変わり、長い期間様々なツツジを楽しむことができるという。

1.浄心寺
本郷通りを東大の方へ歩いていると、お寺が多くあった。なかでもこの浄心寺は立派な構えだった。浄土宗のお寺だそうだ。中へは入らなかった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/850秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.東大農学部正門
本郷通りに面した東大農学部正門。この先に東大正門、赤門がある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/750秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.東大農学部の塀
東大農学部の弥生講堂に沿った、本郷通り沿いの塀。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/160秒 21mm ISO250 ) 露出補正 なし
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4.根津神社 鳥居と表参道
不忍通りの根津神社入り口を左に入っていくと、右手に根津神社の鳥居があり、参道が見えた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/950秒 6mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.楼門
参道を進むと楼門が見えた。その右側には神楽殿が見える。根津神社のホームページによれば宝永2年(1705年)五代将軍綱吉は兄綱重の子綱豊(六代家宣)を養嗣子に定めると、氏神根津神社にその屋敷地を献納、世に天下普請と言われる大造営を行なった。翌年(1706年)完成した権現造りの本殿・幣殿・拝殿・唐門・西門・透塀・楼門の全てが欠けずに現存し、国の重要文化財に指定されている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 8mm ISO400 ) 露出補正 なし
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6.唐門から拝殿を望む
楼門の先に唐門がある。唐門は神社の正門で、両妻に唐破風を備え、天井には今は剥げ落ちてしまっているが、藤原立信の墨江の龍が画かれてあったという。唐門の袖のよう透塀が拡がる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/400秒 8mm ISO400 ) 露出補正 なし
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7.六基の庚申塔と力石
根津神社境内の乙女稲荷神社と駒込稲荷神社の間に庚申塚と力石・賽の大神碑があった。六基の庚申塔は道の辻などに建てられていたものが、明治以降道路拡幅などのため、根津神社に収められたそうだ。六基の庚申塔は背中合わせで建てられている。この庚申塚に集められた丸い石は力石で、左の丸い大きな石には「五拾貫目」と彫られて、右の力石には「三十五メ目」と彫られていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/160秒 6mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.乙女稲荷の鳥居
一番奥にある駒込稲荷神社から乙女稲荷神社の方へ戻ってくると、乙女稲荷神社の小さな赤い鳥居が連なる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/90秒 13mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.乙女稲荷神社から見る社殿の屋根
乙女稲荷神社はやや高いところにあって、その前は踊り場のようになっている。そこから緑青色の根津神社社殿の屋根が眺められた。手前は透塀。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 16mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.徳川家宣胞衣塚(とくがわいえのぶえなづか)
当時の慣習により、六代将軍の家宣の胞衣(胎盤)を埋めたところと伝えられ、10数個の割石が雑然と積み重ねられていた。この根津神社の境内は五代将軍綱吉の兄、綱重(家光の第二子)の別邸で、綱重の長子、家宣は寛文2年(1662年)4月5日ここでうまれたとのこと。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/160秒 5mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.つつじ苑のツツジ
乙女稲荷神社を一旦下りて、つつじ苑に入った。西側の傾斜地に約100種3000株のツツジが咲く。第46回「文京つつじまつり」が4月11日~5月6日の間開催されていて、見に来ている人も多かった。つつじ苑への僅かな入園料は寄進として、重文の社殿と楼門の漆塗り修理をはじめ、順次進められる神域の整備に充てられるそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 16mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
12.約2000坪のつつじ苑
種類により、開花時期が違うため、早咲きから遅咲きへと花が移り変わり、ゴールデン・ウィーク過ぎまで、様々なツツジを楽しむことができるという。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/160秒 10mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
13.シロヤシオ
見たことのない白いつつじの花が咲いていた。シロヤシオはゴヨウツツジともいう。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 55mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
14.モンシロチョウ
歩いているとモンシロチョウが飛び立った。しばらくするとまたこの白いつつじの花に戻ってくる。吸蜜している様子はない。白い花が好きなようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/200秒 46mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
15.楼門を振り返る
楼門には左右には随身像があった。正面左側の随身は、五代将軍徳川家綱がモデルで、右側は水戸光圀がモデルと言われている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/170秒 12mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段  
;クリックすると大きな写真になります。
16.神橋 楼門の手前には橋が架かっていた。この神橋は平成18年に境内整備事業の一環として架橋された比較的新しいものだそうだ。 拝殿に向かい一礼して根津神社を退出した。     

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/160秒 9mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
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2013年10月19日

小石川植物園から、小石川後楽園へ 10月3日 


 小石川植物園の職員の方に大体の道筋を聴いて、小石川後楽園に向けて歩き始めた。 白山通りの一本西側の大きな道路を、後楽園に向けて歩く。後から分かったが、この道を西側に入ったところに伝通院があった。寄っていけばよかったなと後悔している。
  後楽園のドーム球場の屋根が見えてきた頃、行く手右側に「こんにゃくえんま」というところがあった。
 春日通との交差点を右に曲がると緑が濃いところがある。ここが後楽園かと思って行ってみると、そこは礫川公園というところだった。春日局の像がある。いったん戻って高架になっている地下鉄丸ノ内線の下をくぐって、今度こそ、小石川後楽園の塀を見ながら進み、塀に沿って南に進んで入口に着いた。
  ここは小石川植物園とは全く趣の異なる公園で、六義園にも似た感じがした。
 昼飯を食べるのも忘れて、2時少し前まで写真を撮って歩き、帰りは、春日駅から都営三田線に乗って横浜へ戻った。小石川植物園から小石川後楽園へと歩き回るには、少々暑いほどの陽気だったが、好天に恵まれ、楽しい一日だった。

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1.「こんにゃくえんま」
小石川植物園から20分ほど歩いた、後楽園駅の手前に「こんにゃくえんま」という石柱があり、のぞいてみると、奥の方にお堂が見える。ちょっと入ってみることにした。源覚寺というお寺だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/500秒 4.4mm〈Equiv.135≑24mm〉 ISO100 ) 露出補正 -0.3段
「こんにゃくえんま」;クリックすると大きな写真になります。、
2.源覚寺閻魔堂
閻魔堂には、区指定有形文化財である閻魔王坐像が安置されていた。好物の「こんにゃく」を断って、閻魔大王に供え続けた老婆の目が治ったとの言い伝えから「こんにゃく閻魔」と呼ばれるようになったとのこと。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/160秒 6.4mm〈Equiv.135≑35mm〉 ISO320 ) 露出補正 +0.3段
源覚寺閻魔堂;クリックすると大きな写真になります。
3.春日局像
春日通を右に曲がったところに礫川公園というところがあり、その前に春日局像があった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/160秒 5.9mm〈Equiv.135≑32mm〉 ISO125 ) 露出補正 なし
春日局像;クリックすると大きな写真になります。
4.小石川後楽園西門
やっと小石川後楽園に着いた。水道橋川にある東門が表門のようだが、普段は閉鎖されていて、この西門が出入り口になっている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/800秒 4.4mm〈Equiv.135≑24mm〉 ISO100 ) 露出補正 なし
小石川後楽園西門;クリックすると大きな写真になります。
5.小石川後楽園受付(サービスセンター)
西門を入って右側の事務所で、入園料を払う。一般300円だが65歳以上は150円だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/800秒 4.4mm〈Equiv.135≑24mm〉 ISO100 ) 露出補正 なし
小石川後楽園受付(サービスセンター);クリックすると大きな写真になります。
6.東京ドームと東京ドームホテル
中に入ると、正面に東京ドームの大きな銀色の屋根が輝き、その右側に東京ドームホテルが見えた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/750秒 7.0mm〈Equiv.135≑38mm〉 ISO100 ) 露出補正 なし
東京ドームと東京ドームホテル;クリックすると大きな写真になります。
7.回遊式庭園 小石川後楽園
さて、小石川後楽園は、旧水戸徳川家の江戸上屋敷の後園で、林泉美に富む回遊式築山、山水庭園である。江戸時代初め、徳川御三家の一つであった水戸藩初代藩主・徳川頼房(家康11男)は寛永6年(1629年)三代将軍家光から与えられたこの邸地に回遊式庭園を築造したのが始まりであるとされる。この池は大泉水といい、小石川後楽園のほぼ中央にある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/160秒 185mm〈Equiv.135≑1000mm〉 ISO160 ) 露出補正 なし
回遊式庭園 小石川後楽園;クリックすると大きな写真になります。
8.円月橋
素晴らしく形の良い橋が架かっていた。水戸の黄門様・光圀が厚くもてなした明の儒学者朱舜水が設計したといわれる石橋で、水面に映る様子と合わせると満月のように見えるので、この名がつけられたという。英語の案内板もあった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/160秒 5.0mm〈Equiv.135≑37mm〉 ISO200 ) 露出補正 なし
円月橋;クリックすると大きな写真になります。
9.神田上水路
神田川から流れる、神田上水)が1590年に関口で分水され、小日向台、小石川台 のすそをまいて元水戸藩邸、現在の小石川後楽園にも分水された。曼珠沙華も咲くが、すでに枯れ始めている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/160秒 37.0mm〈Equiv.135≑200mm〉 ISO160 ) 露出補正 なし
神田上水路;クリックすると大きな写真になります。
10.八卦堂跡
2代水戸藩主の光圀が7歳のときに3代将軍家光に謁見したおり、「文昌星」像を頂戴した。「文昌星」は学問の神様で、光圀は八卦堂を造りその像を安置したと。その堂は大正12年の関東大震災で焼失したという。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/60秒 6.2mm〈Equiv.135≑34mm〉 ISO400 ) 露出補正 なし
八卦堂跡;クリックすると大きな写真になります。
11.藤田東湖護母致命之記念碑
安政2年(1855)の安政の大地震の際、水戸藩士の藤田東湖は母親を救出するため自らが犠牲となった。この記念碑は藩邸跡に建立されていたが、道路拡張の際にここ小石川後楽園へ移された。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/160秒 7.5mm〈Equiv.135≑40mm〉 ISO ) 露出補正 なし
藤田東湖護母致命之記念碑;クリックすると大きな写真になります。
12.曼珠沙華
曼珠沙華がきれいに咲いているところがあった。10m以上離れているが、ちらちらと蝶が飛ぶのが見える。望遠端で狙ってみた。肉眼で見ていた時はキアゲハか、アゲハか判別できなかったが、モニターで拡大してみるとアゲハだった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/250秒 185mm〈Equiv.135≑1000mm〉 ISO100 ) 露出補正 -0.7段
曼珠沙華;クリックすると大きな写真になります。
13.アオスジアゲハ
庭園の東側を歩く。アオスジアゲハが水に濡れた地面で吸水していた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/296秒 20.1mm〈Equiv.135≑110mm〉 ISO100 ) 露出補正 -0.7段
アオスジアゲハ;クリックすると大きな写真になります。
14.内庭
閉鎖中の正門の近くに内庭がある。一括りに後楽園と称されるが、その庭園は水戸藩邸の書院の庭である内庭と、それ以外の後園(後楽園)に分かれるそうだ。内庭は江戸に残る純粋な大名屋敷の庭園として非常に貴重な例と言われる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/676秒 5.5mm〈Equiv.135≑30mm〉 ISO100 ) 露出補正 -0.3段
内庭;クリックすると大きな写真になります。
15.築地塀
午後1時45分、小石川後楽園を出た。都営地下鉄三田線の春日駅へ向かう。来るときにも歩いて来た道には、小石川後楽園の築地塀が続く。一部の基礎の石垣には江戸城鍛冶橋門北側外堀跡から出土した石垣の石材を使い、本園の作られた江戸時代初期の「打ち込みハギ」と呼ばれる石積の技法で再現されているという。石材には備中(岡山県)成羽藩主山 崎家の「山」という「刻印」が見られる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/160秒 7.3mm〈Equiv.135≑40mm〉 ISO160 ) 露出補正 -0.3段
築地塀;クリックすると大きな写真になります。
16.鬼瓦
築地塀にはところどころに、葵の御紋のついた鬼瓦があり、葵の葉の変形文様の巴瓦がある。何気なく通り過ぎてしまうこの築地塀にも歴史があった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/288秒 28.0mm〈Equiv.135≑150mm〉 ISO100 ) 露出補正 -0.3段
鬼瓦;クリックすると大きな写真になります。


2011年2月 8日

湯島天神からニコライ堂へ 1月6日


 現役時代、同じ業界の研究会で一緒で、いまでもそのOB会があり、時々ゴルフもご一緒する友人から、湯島天神の下で珈琲店を出しているので、是非一度来て欲しいと言われていた。
 昨年の10月25日に乗った「あの歌この歌東京ドライブコース」という「はとバス」のコースで湯島聖堂やニコライ堂がここにあるのかと知って、一度来て見たかったので、まだ2011年松の内の1月6日、友人の珈琲店を訪ね、その足で湯島天神→神田明神→湯島聖堂→ニコライ堂のコースを歩いてみようと思い立った。古い東京の町はまだまだ知らないところが多い。

1.湯島天神女坂
地下鉄千代田線の湯島駅でおり、3番出口を上がる。左へ曲がっていくと女坂の階段に出る。女坂は湯島天神の境内東側を北から南へ向かって上る階段。男坂に上部で出会う形になっている 。 男坂とほぼ同じ高さを、5ヶ所の踊り場を経て、倍の長さで徐々に上っていく。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/122秒 7.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
湯島天神女坂;クリックすると大きな写真になります
2.湯島天神本殿
女坂から上がって右側に立派な本殿があった。今日も天気が良い。午前の陽が射し込む社の中では神職の方が忙しそうだ。学業成就・合格祈願の祈祷の準備がされているのだろう。湯島天神は458年勅命により創建されたと伝えられ、1355年には、郷民が菅公の御偉徳を慕い、文道の大祖と崇め本社に勧請しあわせて奉祀したとのこと。1478年に太田道灌が再建したと言われる。1703年の火災で全焼したので、宝永元年(1704年)将軍綱吉公は金五百両を寄進している。明治18年に改築された社殿も老朽化が進み、平成7年12月、後世に残る総檜造りで造営されたのがこの本殿。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/82秒 7.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
湯島天神本殿;クリックすると大きな写真になります
3.絵馬
湯島天神は学問の神様。この時期、受験を前にした若い人のお参りが多く、志望校合格祈願などの願い事を書いた絵馬が、所狭しと架けられている。身内に受験生がいるわけではないが、母校卓球部に有力な新人が入ってくれるようにとお参りしたあと、鳥居をくぐり、お茶の水の聖橋方面への道を湯島中坂上まで行った。友人の珈琲店「ZEHN」を探さなくてはならない。湯島天神の下と聞いていたので、ここを左に曲がって湯島中坂下の交差点まで来たら、すぐ分かった。おいしいコナコーヒーで一服する。思った通り友人は不在だったが、奥様とお話しすることができた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/123秒 6.6mm ISO100 ) 露出補正 なし
絵馬;クリックすると大きな写真になります
4.神田明神 神殿
「ZEHN」で一休みした後、再び湯島中坂上まで戻って、そこを左に曲がり、次の目的である神田明神へ向かった。ふと時計を見ると12時に近い。朝早かったので腹も減って来た。と、右側に「天庄」という天ぷらやがある。老舗のようだ。ランチタイム価格になっていた天丼を食べた。そして、再びお茶の水方面へ進み、清水坂下の交差点の先、左側に神田明神は在った。神殿にはお参りする人が並ぶ。私たちも後ろにつく。今日は仕事始めなのだろうか、スーツ姿のサラリーマンが多い。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/492秒 6.6mm ISO100 ) 露出補正 なし
神田明神 神殿;クリックすると大きな写真になります
5.神田明神 鳳凰殿
神田明神は江戸東京に鎮座して1300年近くの歴史をもつ。730年に創建され、江戸幕府が開かれると、幕府の尊崇する神社となり、元和2年(1616年)に江戸城の表鬼門守護の場所にあたる現在の地に遷座し、幕府により社殿が造営された。江戸時代には、「江戸総鎮守」として将軍から江戸庶民にいたるまで江戸のすべてを守護した。そして今もなお、東京―神田、日本橋、秋葉原、大手町・丸の内など108の町々の総氏神として、江戸の素晴らしき伝統文化を保ちつつ、発展と創造を繰り返す東京都心を守っている。この写真の建物は神殿に向かって左側にあり、赤い袴の巫女さんがお札、お守を販売している。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/257秒 5.9mm ISO100 ) 露出補正 なし
神田明神 鳳凰殿;クリックすると大きな写真になります
6.恵比寿尊像
鳳凰殿の手前左側に、恵比寿様の像があった。正式の名前は少彦名命(すくなひこなのみこと)と言い、木の実を船にして海の彼方からやってきたという神話に基づいて作られているという。平成17年に造られたらしいが、少々違和感を覚えた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/153秒 16.9mm ISO100 ) 露出補正 なし
恵比寿尊像;クリックすると大きな写真になります
7.湯島聖堂 入徳門
本郷通りを神田明神からさらに聖橋に向かって進む。聖橋の手前左側に湯島聖堂があった。本郷通りの西門から入らず、聖橋門を外堀通りの方から入った。大正11年(1922年)に湯島聖堂は国の史跡に指定されたが、翌12年(1923年)の関東大震災でわずかにこの入徳門と入徳門から大成殿を見て右側にある水屋を残し、すべてを焼失したとのこと。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/150秒 7.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
湯島聖堂 入徳門;クリックすると大きな写真になります
8.湯島聖堂 大成殿(孔子廟)
徳川五代将軍綱吉は儒学の振興を図るため、元禄3年(1690年)湯島の地に聖堂を創建して上野忍岡の林家私邸にあった孔子廟(先聖殿)と家塾をここに移したとされる。これが現在の湯島聖堂の始まりで、その後、およそ100年を経た寛政9年(1797年)幕府直轄学校として、世に名高い「昌平坂学問所(通称『昌平校』)」が開設された。明治維新を迎えると聖堂・学問所は新政府の所管するところとなり、当初、学問所は大学校・大学と改称されながら存在したが、明治4年(1871年)これを廃して文部省が置かれることとなった。湯島聖堂は維新の一大変革に当たっても学問所としての伝統を受け継ぎ、近代教育発祥の地としての栄誉を担った。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/144秒 7.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
湯島聖堂 大成殿(孔子廟);クリックすると大きな写真になります
9.湯島聖堂 大成殿屋根
昭和10年(1935年)工学博士東京帝国大学伊東忠太教授の設計と㈱大林組の施工により、寛政時代の旧制を模し、鉄筋コンクリート造りで再建された。そして、昭和61年度(1986年)から文化庁による保存修理工事が、再び(株)大林組の施工で行われ、平成5年(1993年)3月に竣工している。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/356秒 13.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
湯島聖堂 大成殿屋根;クリックすると大きな写真になります
10.孔子銅像
入徳門から昌平坂の仰高門の方へ進み、行動の左側にある。古いものではなく、昭和50年(1975年)中華民国台北市 ライオンズ・クラブからの寄贈された。高さ4.75m、重さ約1.5トンで孔子の銅像としては世界最大とのこと。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/148秒 44mm ISO100 ) 露出補正 なし
孔子銅像;クリックすると大きな写真になります
11.ニコライ堂 東側(本郷通り)から
湯島聖堂から、JR御茶ノ水駅の近く、神田川にかかる聖橋を渡り、南に向かって少し歩くと、駿河台の丘の上に建つニコライ堂がある。このニコライ堂は、正式名称を日本ハリストス正教会東京復活大聖堂といい、東方正教会とも呼ばれるキリスト教の教会。高さ35メートルの玉葱型ドームがそびえ立つその特徴的な姿が、まるでここが日本ではないような異国情緒を醸し出す。昨年3月に函館を訪れた際、函館のハリストス正教会へ行った。そこでハリストス正教会の日本での本部がここニコライ堂であると聞いた。( 札幌から函館へ 3/4

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/210秒 8.2mm ISO100 ) 露出補正 なし
ニコライ堂;クリックすると大きな写真になります
12.生神女庇護
生神女とは、一般に言われる聖母マリヤの事であるが、「神を生みし女」を意味する漢語的表現で、日本正教会 の用いる訳語である。日本正教会では聖母 という表現は用いられないようだ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/78秒 110.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
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13.ニコライ堂 正門から
通称ニコライ堂と呼ばれるのは、ニコライ神父(俗名:イオアン・デミトリヴィチ・カサートキン Ioan Dimitrovich Kasatkin 1836-1912)の名に由来するとのこと。この聖堂が初めてこの地に立てられたのは、明治24年(1891年)。ロシア正教を布教しようと江戸時代末期に日本にやってきた大司教カサーツキン・ニコライが、7年の歳月と24万円という費用をかけて建設したという。同じ頃に建てられた鹿鳴館の総工費が18万円だったということを考えると、かなりの巨費といえるらしい。日本で初めてにして最大級の本格的なビザンティン様式の教会建築だそうだ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/308秒 8.2mm ISO100 ) 露出補正 なし
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