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2018年12月26日

蝶 自選年間ベスト10 (16) 2018年

ひと月ほど前、春のように暖かい日が何日かあった。11月30日に保土ヶ谷公園を歩いた時にはヤマトシジミやウラナミシジミを見かけた。また、そんなときには、キタテハやウラギンシジミなど成虫で越冬するチョウたちが飛び出してくる。
 しかし、ここに来てすっかり冬らしくなり、この寒さではもはやチョウたちは飛べない。チョウの写真撮影も来春までお休みである。
 2018年に撮ったチョウたちを振り返ってみた。春には、ホソオチョウの写真を撮ろうと埼玉県の武蔵嵐山へでかけた。6月初めには、前年と同じく八王子近郊へオオミドリシジミの写真を撮りに行った。7月は今年も湯の丸高原へミヤマシロチョウ、ミヤマモンキチョウを撮りに行ったが、少し時期が遅かったようだ。8月にはベトナムのダナンで、思いがけずキシタアゲハの優雅な飛翔を見ることが出来た。また、秋は近くの保土ヶ谷公園で、普通種ではあるが、キバナコスモスの畑で飛び交うツマグロヒョウモン、アゲハ、ヒメアカタテハ、アオスジアゲハたちが楽しませてくれた。
 この年の2月に、SONY の SyberShot RX10 Ⅳ を手に入れた。35mm版換算で24-600mmのツァイス製ズームレンズで、私はオール・イン・ワンとして、これ1台でチョウから旅行の写真までを撮りたかった。ボディは一眼レフ並みに大きく、重いが、十分その役目を果たしてくれている。撮像素子は1.0型で、フルサイズ、APS型よりも小さいが、写りはなかなかシャープだ。特にチョウの撮影では ASAは3200まで使い、シャッタースピードは主に1/500秒にして、手振れを極力抑えるようにしてしている。

181220001.jpg 1.オナガアゲハ♂ 春型 2018年5月1日 神奈川県大雄山最乗寺
この年はいつもより少し早い時期に行ってみたところ、シャクナゲの花で吸蜜する新鮮なオナガアゲハを多く見ることが出来た。後翅前縁の白い紋がきれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 210mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
181220002.jpg 2.アサギマダラ♀ 2018年5月11日 東京都下裏高尾
珍しくシャガの花で吸蜜するアサギマダラを撮った。少し擦れているが、越冬した成虫だろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
181220003.jpg 3.テングチョウ 2018年5月25日 横浜市舞岡公園
トラフシジミを撮りに行った舞岡公園で、まだ開花していないリョウブの花穂の先に新鮮なテングチョウがいた。35mm換算600mmが役にたった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
181220004.jpg 4.テングチョウの集団 2018年6月1日 東京都下裏高尾
この年はテングチョウが多い年だった。こんな光景は初めて見た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 217mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
181220005.jpg 5.ウラギンスジヒョウモン♀ 2018年7月14日 神奈川県箱根湿性花園
箱根湿性花園にはこの時期オオウラギンスジヒョウモンが多いので、このチョウもてっきりそうだと思って撮影したが、前翅の先に小さな白い紋があり、オオウラギンスジヒョウモンに比べて全体に丸みを感じる。ウラギンスジヒョウモンの♀だった。久しくこの種には会ったことがなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
181220006.jpg 6.メスグロヒョウモン♀とミドリヒョウモン♂ 2018年7月21日 群馬県鹿沢高原
ノリウツギの白い花で吸蜜していたメスグロヒョウモンの♀に、♂がアプローチしていた。当然メスグロヒョウモンの♂かと思っていたら、ミドリヒョウモンの♂だった。♀が♂を見間違えるのならまだわかるが、♂が♀をミドリヒョウモンの♀と見間違えたのか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 175mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
181220007.jpg 7.チャバネセセリの仲間? 2018年8月8日 ベトナム中部 ダナン ソンチャー半島
ベトナム中部のダナンにあるリゾートの敷地内でチョウを撮影する機会に恵まれた。これはスパイダーリリーの花に首を突っ込んで吸蜜する地味なセセリチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO320 ) 露出補正 なし
181220008.jpg 8.キシタアゲハ♂ 2018年8月8日 ベトナム中部 ダナン ソンチャー半島
ベトナム中部ダナンのリゾート敷地内で撮影した。ビーチがあって、その背後が緑豊かな丘陵になっている。その丘陵にコテージが建てられていて、道が造られていた。滞在した4日間、その道を何回も歩いたが、ちょうどキシタアゲハの適期だったのだろう、新鮮な多くの個体に出会うことが出来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
181220009.jpg 9.キシタアゲハ♂ 2018年8月8日 ベトナム中部 ダナン ソンチャー半島
ハイビスカスの深紅の花にキシタアゲハの♂が吸蜜に来た。キシタアゲハの仲間は9種ほどいて、ヘレナキシタアゲハとの区別に迷ったが、キシタアゲハと同定した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO1600 ) 露出補正 なし
181220010.jpg 10.キシタアゲハ♀ 2018年8月9日 ベトナム中部 ダナン ソンチャー半島
ここでは♀も多く見ることが出来た。♀も新鮮な個体がほとんどだった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1600 ) 露出補正 なし
181220011.jpg 補1.ホソオチョウ♂ 2018年4月19日 埼玉県武蔵嵐山
昨年は都幾川河畔でこのチョウを撮影したが、時期が少し遅かった。今年は他のポイントを見つけて撮った。草地を弱々しく飛翔しては、ハルジオンの花などで吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
181220012.jpg 補2.イチモンジチョウ  2018年5月11日 東京都下木下沢林道
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ の広角側で、モニターを使ってローアングルでの写真を撮ってみたかった。新鮮なイチモンジチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プロフラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
181220013.jpg 補3.ウラギンシジミ♀とルリシジミ♂ 2018年5月25日 横浜市舞岡公園
こんな珍しいシーンが撮れた。例えばミヤマモンキチョウの♀にモンキチョウの♂が求愛するといったことは、よくあることだが、こんな組み合わせは珍しいと思う。ルリシジミ♂は腹端を曲げてウラギンシジミ♀に求愛している。両種は同じシジミチョウ科のチョウではあるが、ウラギンシジミはウラギンシジミ亜科で、ルリシジミはシジミチョウ亜科である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
181220014.jpg 補4.オオミドリシジミ♂ 2018年6月1日 東京都下八王子市
昨年も本種を撮りに行ったポイントだが、今年も個体数は多かった。陽の当たった葉にテリトリーを張って止まることが多く、露出が難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -1.0段
181220015.jpg 補5.オオムラサキ♂ 2018年6月29日 山梨県北杜市オオムラサキセンター
例年より1週間ほど早く訪れたオオムラサキセンターのビバリウム内での撮影である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 114mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
181220016.jpg 補6.ミヤマモンキチョウ♀ 2018年7月20日 長野県湯の丸高原
ハクサンフウロの花でミヤマモンキチョウの♀が吸蜜していた。後ろから♂が絡んできて、この♀は交尾拒否の姿勢をとる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO160 ) 露出補正 なし
181220017.jpg 補7.メスアカミドリシジミ♂ 2018年7月21日 群馬県鹿沢高原
前の年に偶然見つけたメスアカミドリシジミのポイントだったが、今年もいてくれた。この写真を撮ったのは9時50分ごろだったが、このあと1頭もいなくなってしまった。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -1.0段
181220018.jpg 補8.ミドリヒョウモン♂ 2018年7月21日 長野県湯の丸高原
高原の普通種であるが、ノアザミの花もきれいで、背景がボケた美しい写真になったと思う。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 210mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
181220019.jpg 補9.ミヤマシロチョウ 2018年7月21日 長野県湯の丸高原
ミヤマシロチョウは2~3回目撃したが、撮れるところにきてくれなかった。そろそろ下ろうと思ったときに、下から飛んできたミヤマシロチョウがマルバダケブキの花に止まった。近寄ろうとするとその花から離れて行ってしまったが、今度は40~50m先のノアザミの花に止まって吸蜜を始めた。息を切らして駆け上がって、やっとシャッターを押す。足場が悪くてこれ以上近寄れなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
181220020.jpg 補10.シロオビアゲハ♂ 2018年8月9日 ベトナム中部 ダナン ソンチャー半島
  夕方、昼にキシタアゲハが飛んでいたところに、シロオビアゲハが飛んでいた。沖縄石垣島で見たシロオビアゲハより後翅の白い帯が太いようだ。きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2500 ) 露出補正 なし
181220021.jpg 補11.ツマグロヒョウモン♀ 2018年9月28日 横浜市保土ヶ谷公園
久しぶりに晴れた秋の一日、近所の保土ヶ谷公園へ行くと、キバナコスモスが咲き、ツマグロヒョウモンやヒメアカタテハ、アゲハ、アオスジアゲハが舞っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 160mm ISO100 ) 露出補正 なし
181220022.jpg 補12.アゲハ♂ 2018年9月28日 横浜市保土ヶ谷公園
ブッドレアの花に複数のアゲハが吸蜜にきていた。いずれもきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO100 ) 露出補正 なし
181220023.jpg 補13.アオスジアゲハ 2018年9月28日 横浜市保土ヶ谷公園
ハギの花にはアオスジアゲハも来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO160 ) 露出補正 なし
181220024.jpg 補14.ウラナミシジミ 2018年9月28日 横浜市保土ヶ谷公園
きれいなウラナミシジミだったが開翅してくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 164mm ISO100 ) 露出補正 なし
181220025.jpg 補15.イチモンジセセリ 2018年10月7日 横浜市保土ヶ谷公園
その10日後の10月7日に再び保土ヶ谷公園へ行ってみたが、台風25号が日本列島を通り抜け、横浜も強風が吹き荒れた後とあって、キバナコスモスはその強風でなぎ倒されていた。チョウは多くが破損し、数も少なくなっていた。この日はフヨウの花が咲いていて、イチモンジセセリがその大きな花に潜り込んで吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プロフラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし


2018年7月16日

北杜市オオムラサキセンター 6月29日

西多摩郡日の出町にある谷戸沢廃棄物広域処分場跡で、飼育ケージの中で羽化したオオムラサキの見学会があることを知って、 6月23日に初めて 見に行ってきた。ケージの中では50頭を超えるオオムラサキが羽化していたが、ここではすでに破損している個体も多かった。
 北杜市のオオムラサキセンターへは、例年7月第1週に行くことが多かったが、今年は1週間早め、6月29日に行った。すでに♂の羽化はピークのようで、擦れた個体もいたが、紫色が鮮やかな新鮮な個体が多かった。まだまだ、蛹もたくさんあって、終齢幼虫もいた。係りの方と話をしたところ、これから♀がどんどん羽化してくるという。
 人工的(?)に樹液が設けられている樹には、多くの成虫が集まっていて、カブトムシと場所を競り合っているところもあった。
 例年より時期的に、早めに来たおかげで、新鮮な♂の姿を撮影することもできた。羽化シーンを撮影しようと、羽化が近い蛹を見回っているカメラマンもおられた。
  9時の開園と同時に入場し、1時間半ほど撮影を楽しんだところで、小学校の生徒たちが先生に引率されて大勢やってきた。
 オオムラサキセンターでの撮影を終え、予定している小淵沢の富士見高原へ移動すことにした。

;クリックすると大きな写真になります。 1.モンシロチョウ
8時40分頃にオオムラサキセンターに到着した。9時開園ということで、周囲を少し歩いてみた。樹液の出ていそうな樹はない。最初のモデルはモンシロチョウになった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 2.オオムラサキの蛹
入口の脇で車座になって、おしゃべりをしながら苗木を整えられているかたがたがおられた。何の苗木か尋ねたところ、クヌギとのこと。樹液の出る樹を育てるただそうだ。9時になったので、センターの中に入り、ビバリウムへと進む。まず、きれいな色をした蛹に目が留まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 3.オオムラサキ -1
オオムラサキはビバリウムの中を飛び始めている。クヌギの木に人工的(?)に施された樹液に、まだ生まれたばかりのようにきれいな個体が吸汁していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 4.樹液の餌場 -1
樹液の餌場には、10頭以上のオオムラサキ、そして、その中央にカブトムシ♂が陣取っていた。オオムラサキが近寄ってくると、足を延ばして妨害している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 106mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 5. 樹液の餌場 -2
オオムラサキは樹液を求めて次から次とやってくる。新参はなかなか入り込めない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 129mm ISO1000 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 6.オオムラサキ -2
良い位置に止まって翅を広げてくれたが、大分擦れていて、前翅の先端が破損している。ビバリウムの天井や周囲のネットなどにぶつかるのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.終齢幼虫
丸々と太った終齢幼虫がいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 48mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8. 樹液の餌場 -3
大きな♀がやってきた。生まれたばかりの個体のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 9.オオムラサキ -3
やっときれいな♂が開翅をして見せてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO2500 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.オオムラサキ -4
9時40分を過ぎた。オオムラサキの動きがさらに活発になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 11.オオムラサキ -5
これも♂のきれいな個体だった。♂のほうが圧倒的に多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 114mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 12. 樹液の餌場 -4
いつの間にかカブトムシの♀が樹液の餌場に来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 114mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 13.オオムラサキ -6
スクランブル姿勢をとっているように見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO1000 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 14.オオムラサキ -7
正面からカメラを向けると睨みつけられているような感覚になった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 15.オオムラサキ -8
生まれたばかりの♀が下草に止まって、開翅していた。腹の太さは半端じゃない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 16.オオムラサキ -9
オオムラサキらしい姿だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 17.オオムラサキ -10
観察木道に止まる。ビバリウムの様子を背景に入れようと近寄ったが、逃げられてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 18.メスグロヒョウモン -1
ちょっと違和感がある小さなオオムラサキがどこからともなく飛んできて下草に止まった。と思ったらメスグロヒョウモンの♀だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 19.メスグロヒョウモン -2
すぐに飛び立って、近くの梢に止まった。ビバリウムの中には、わずかだがオオムラサキ以外のチョウもいる。今回見かけたのは、このメスグロヒョウモンとアゲハチョウだけだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 187mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 20.オオムラサキ求愛
♂も、上にいる♀も、とても新鮮な個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 21.オオムラサキ -11
この写真を見て、♂だったか、♀だったかと思案したが、どうやら♂のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 22.蛹 羽化まじか
羽化シーンも撮りたかったが、そろそろ退出しようと思う。この蛹は、背中に何か黒いものが付いているのが気になるが、翅の模様がすでに透けて見えていて、羽化が近いと思われた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 23.オオムラサキ -12
これもオオムラサキらしい姿勢である。今回は♂の7発生の最盛期であったようで、多くの新鮮な♂を見ることができた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 87mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 24.見学に来た小学生
ビバリウムの入り口のほうが賑やかになった。小学校の生徒たちが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段


2017年7月23日

山梨県北杜市 オオムラサキセンター 7月8日

今年もオオムラサキを見に行こうと思っていた。オオムラサキセンターのホームページを注意していたところ、7月1日には30頭くらいが羽化しているとのことだったが、7月6日には羽化がピークを迎えているという。そこで、土曜日は人が多いかなと思ったが、7月8日に出かけることにした。
  圏央道ができたので、家から2時間半で行くと思っていたが、中央道への合流で少々渋滞があり、たっぷり3時間かかってしまった。9時半に入園。
 駐車場から入ったところに、オオムラサキが吸汁に来ている大きなクヌギの木があったが、残念ながら、今年は樹液は出ていなかった。
 ビバリウムに入る。幼稚園の子供たちもいたが、さすが土曜日なので、一眼レフを携えた大人の人が多い。
 ビバリウムの中のオオムラサキは♂が多く、すでに傷ついた個体も多い。ビバリウムを囲っている覆いにぶつかって、特に前翅の先端が擦れてしまっているのだ。♀は新鮮な個体が多かった。
  11時半くらいまでオオムラサキセンターで過ごした。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ホシミスジ
駐車場に車を停めて、ビバリウムの方へ行く途中でホシミスジが飛んでいた。敏感に葉から葉へ Touch & Go を繰り返すが、しばらくホシミスジを撮っていなかったので、何とか粘って撮る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/250秒 185mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 2.オオムラサキ♂ 開翅 -1
ビバリウムの中に入る。人口樹液が施されている入り口の近くでは、オオムラサキが舞っている。ただ前翅の先端が擦れているのが多い。まずはビバリウムの中を見回しながら、擦れの少ない個体を狙う。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.羽化まもない♀
下草に止まっていた。おそらく今朝、羽化した♀だと思う。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/250秒 185mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 4.羽化まもない♀ 開翅
その♀が開翅してくれた。大きな♀だ。♂は翅の中央の紫に輝く部分の丸い斑紋が白いが、この♀は黄色い。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 )露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 5.オオムラサキ♂ 開翅 -2
既に羽化して何日かたった♂のようだ。やはり前翅の先端が切れてしまっている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/125秒 90mm ISO110​ ) ​ 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 6.オオムラサキ♂ 開翅 -3
実はこの♂も前翅先端が傷んでいた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO500 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 7.樹液に集まるオオムラサキ
前回ここへ来た時の餌台は、切り株の上にパイナップルが置かれていて、それにオオムラサキが集まっていたように思う。今回は、樹液が出ていた古い切り株を立てて、その樹液が出ていたところに人工的な樹液を注いで餌台にしているように思う。体裁が良い。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/125秒 98mm ISO1000​ )露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 8.クロアゲハ
ビバリウムの中でクロアゲハが飛んでいた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/125秒 143mm ISO200​ )露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 9.オオムラサキ ♂ 半開翅
オオムラサキたちは、時々餌台から離れて、近くの葉に止まる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6 1/125秒 215mm ISO160​ ) ​ 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 10.小さな見学者
近くの幼稚園の子供たちであろうか、ビバリウムに入ったところで職員のかたの説明を熱心に聞いていた。ビバリウムの中では、走り回ることもなく、とてもお行儀よく見学していた。撮影の邪魔にならなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f4 1/250秒 10mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 11.コキマダラセセリ
オレンジ色の小さなセセリがビバリウムの中を飛び回っていた。ヒメキマダラセセリだろうと思っていたが、どうやらコキマダラセセリのようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 12.オオムラサキ♀ 開翅
♀は大きくてたくましい。腹の太さがそれを象徴する。♂に比べ♀は発生時期が少し遅れるが、そのためかきれいな個体が多い。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/125秒 143mm ISO280​ )露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 13.コキマダラセセリ 開翅
小さいながら鮮やかなオレンジ色だ。開翅してくれると同定しやすい。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 14.オオムラサキ 終齢幼虫と蛹
観察しやすいところに終齢幼虫と蛹がいた。先ほどの係りのかたが、幼稚園の子供たちに枝を引いて見せていた。子供たちはオオムラサキの幼虫を「ムーチャン」と呼んでいる。この蛹はまだしばらくは羽化しないようだ。
参考:羽化 http://n-shuhei.net/studio_yamako/2010/07/23_1004.php
蛹化 http://n-shuhei.net/studio_yamako/2010/07/20_1542.php

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/250秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 15.オオムラサキ♂ 開翅 -4 餌台として設けられている樹液にオオムラサキが来て、開翅した。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.5 1/125秒 48mm ISO180​ ) ​ 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 16.オオムラサキ♂ 開翅 -5 この日撮影できた一番美しい♂だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/250秒 90mm ISO800 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 17.オオムラサキ♂ 開翅 -6
前の写真と同じ個体である。TAMRON 90mm ではそれ以上近づけないので、P610で撮る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.5 1/125秒 143mm ISO640​ )露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 18.ハルジオンにきたコキマダラセセリ
きれいな♂だった。ビバリウムの中には複数のコキマダラセセリが飛んでいた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 )露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 19.オオムラサキ♂ 開翅 -7
ビバリウムの中のオオムラサキは、まだ♂の方が多かった。しかし、生まれたばかりのきれいな姿はなかなか見られなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/125秒 161mm ISO125 )露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 20.オオムラサキ♂ 開翅 -8
クヌギの幹に止まって開翅してくれた。オオムラサキらしい写りだと思う。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 21.ビバリウム外観
ビバリウムでの撮影を終え、外に出てみた。外にはオオムラサキはいなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.5 1/400秒 5mm ISO100 ) ​ 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 22.ブルーオオムラサキ
オオムラサキセンターの標本展示室には、「国蝶指定60周年 里山の虫たち」展として、日本各地のオオムラサキなどが展示されているが、その中でこのブルーオオムラサキに目を魅かれた。紫ではなくてモルフォのような瑠璃色なのだ。色の違いだけではなく輝きがより強い。構造色が発達しているのだ。このブルーオオムラサキというのは劣性遺伝の異常型で、0.5%くらいの確率でしか現れないという極めて稀な型らしい。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f4.8 1/125秒 17mm ISO1000 )露出補正 -0.3段


2015年7月14日

久しぶりに晴れた週末(1) 北杜市オオムラサキ・センター 7月11日

7月の第1週に山梨県北杜市のオオムラサキ・センターへ行こうと考えていた。ところが一向に梅雨の晴れ間とならない。そこへ3っの台風がやってきて、関東、甲信越に「晴れ」を作ってくれた。11日(土)、12日(日)あたりは確実に晴れそうになったが、実際は10日から良い天気になってきた。週末は車が混むのを覚悟しなくてはいけないが、11日に行くことに決めた。朝6時に横浜の自宅を出て、16号線の鵜野森を左折して、相模原・愛川インターから圏央道に上がる。藤野や裏高尾へ行ったときは混んでいた北里大学病院の前を走る片側1車線の道は、時間が早かったためか、週末だった為かスイスイと進むことができた。ところが圏央道の八王子JCT.で中央高速の下り(甲府方面)に入るのが、大渋滞だった。合流のかなり手前から車が並び始める。知らずに、高速で流れる新宿方面の車線に入ってしまい、その分岐の直前で何とか甲府方面の車列に入れてもらった。ほんとに申し訳なかったと思う。藤野や裏高尾へ行ったときはそんなことはなかったので、これは週末に起こる現象だったのだろうか。気を付けなくてはいけない。

そこからは順調に進み、双葉S.A.で一休みして、8時45分ごろ日野春にあるオオムラサキ・センターに到着した。まず、昨年、樹液が出ていた樹に行ってみる。残念ながらスズメバチがいるが蝶の姿はない。センターの受付で尋ねてみたら、今年は暑い日がなかったので、まだ樹液は十分出ておらず、その匂いに蝶たちが誘われるには至っていないようだとのことだった。

午前9時、ビバリウムの中に入る。今日は土曜日のためか、小さな子供たちの団体見学はない。しかし、私と同じような「おじさんたち」がカメラを持って、見学されていた。

ビバリウムには10時半ごろまでいたが、ビバリウムの中で羽化したオオムラサキたちが元気に飛んでいた。この日は気温も高く、羽化が進み、新鮮な個体も見ることができた。

;クリックすると大きな写真になります。 1.餌台
ビバリウムの中に入ると「プーン」と果物が発酵した匂いが漂う。餌台にはメロンのごちそう。カブトムシの♀がお相伴にあずかっていた。ビバリウム内の成虫はもう♀も多い。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.葉上で休むオオムラサキ
昨日か、今朝に羽化した成虫と思う。とてもきれいだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/200秒 108mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 3.♂の開翅
少し後翅が傷んでいるが、きれいな♂が紫色を輝かさせて日光浴をしていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 197mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 4.カラタチに絡むアゲハ♀
ビバリウムの中には少数だがオオムラサキ以外の蝶も飛んでいる。前に来たときには、メスグロヒョウモンやシロオビアゲハがいた。また、蝶が好む花のほか、カラタチの木も植えられている。アゲハの♀がそのカラタチの周りを飛び、産卵姿勢をとっていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 108mm ISO110 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 5.立派な♀
大きな♀が翅を開いていた。きれいな個体だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ヒメキマダラセセリ♂
葉先に止まってテリトリーを監視しているかのようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6 1/215秒 108mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.花に止まるオオムラサキ
オオムラサキが花の蜜を吸うということはない。「あれっ!花に来てる」と思って見てみたが、単に止まって休んでいただけのようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/400秒 5mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8.ジャコウアゲハ♀
ジャコウアゲハの♀もいた。きれいな個体だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 112mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.ミヤマカラスシジミ
ここでミヤマカラスシジミに合うとは思っていなかった。なぜ、ここにいるのだろうか。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/250秒 54mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.キタキチョウ
小さな黄色い蝶が飛んでいた。ひょっとしてツマグロキチョウかなと思い、近寄ってみたが、キタキチョウだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 112mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.ブッドレアに来たクロアゲハ♂
前回来た時もこのブッドレアの花が咲いていて、その時にはメスグロヒョウモンが吸蜜していた。オオムラサキは決して花で吸蜜はしないのだが、蝶の好きな花が植えられている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 112mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.オオムラサキ♀
まず、♂が発生して、次に♀が発生してくるのだが、もう♀が多くなっているように思う。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/125秒 116mm ISO280 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 13.蛹
ビバリウム内のエノキにはいくつも蛹が付いている。この蛹は色がまだみずみずしく、羽化まではまだだいぶ時間がかかりそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 112mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.オオムラサキ♂ 開翅
今日の目的は、やはり羽化したての美しい♂の翅を開いたシーンだ。今日はこの個体がベストであった。羽を開いて10分ほどここにとどまってくれていたので、ゆっくり撮ることができた。私以外にも、かわるがわるに何台ものカメラが向けられる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 15.たくましいオオムラサキ♀の横顔
6月21日放送のNHK「ダーウィンが来た 美しきファイター!国蝶オオムラサキ」でカブトムシやスズメバチと戦うオオムラサキが紹介されたが、このがっしりとした胸、頸、翅の付け根の筋肉すべてがたくましさを感じさせる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.オオムラサキの死
ビバリウム内の木道上でオオムラサキが翅を開いている。近づいてみると死んでしまっているようだ。見るとアリがその死体を引っ張ろうとしてた。翅を見るにまだ、羽化してからそう日数は経っていないと思うのだが、なぜ命を落としたのだろうか?下の写真は上の写真の部分拡大。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 17.羽化 -1
ふと見ると殻の下に翅の模様が透けて見える蛹が枝についていた。しかも殻が開きかけている。滅多に見られない羽化シーンが見られると思い。周りにいた子供たちにもそう教えてあげた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
  絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 112mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 18.羽化 -2
羽化が始まった。でもなんだかおかしい。何年か前に見た羽化シーンでは、頸の下と背中が割れると、勢いよく翅が飛び出してきた。しかし、この蛹は胴は殻から抜けようとしているのに翅が出てこない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
  絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 112mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 19.羽化 -3
頸が出て、眼も出てきた。思わず「頑張れ!頑張れ!」と言っていた。しかし、翅は殻に押さえつけられているように出てこない。これは羽化失敗だ。かわいそうに思う。ちょうど通りかかられたセンターのかたに、見てもらった。やはりダメなようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
  絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 112mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 20.羽化失敗
その職員のかたが、手で殻を外そうと試みられたが、特に右側の翅はどうにもならない。でもそのオオムラサキはしっかりと枝につかまっていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
  絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 21.ジャノメチョウ
  3時間近くビバリウムの中にいた。そろそろ切り上げて、少し周りを歩いてみようと外に出た。そこに咲いていたアカツメクサにジャノメチョウがいた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
  プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/250秒 48mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段


2014年7月25日

日野春 オオムラサキセンター ビバリウム 7月8日


 オオムラサキ公園で、樹液が出ている木にいたオオムラサキを撮っていたが、いなくなってしまったので、オオムラサキセンターのビバリウムへ移動した。
  9時少し前にビバリウムの中に入った。既にNHKの人たちがカメラを備え付けて、羽化しそうな蛹にレンズを向けられていた。先に述べたように、そこに館長さんが来て、そのさなぎは死んでいるようだと言われた。確かに黒くなっている。しかし、そのそばにもう1頭、蛹がいた。これもずいぶん低い位置だ。翅の模様が透けて見えるようになっているので、羽化は間もない(午前中)と思う。

 ビバリウムの中では、♂も♀も活発に飛んでいた。置かれているパイナップルの餌台にも集まっている。館長さんは「今日は最高です」と言われていた。
 シロオビアゲハが飛んでいたのには驚いた。これも飼育されているのだろうか。館長さんに聞いてみればよかった。
終齢幼虫も、蛹も見つけることができた。

 NHKのカメラが狙っていた蛹の羽化はまだだったが、10時半ごろ、ビバリウムを去り、再度、オオムラサキ公園のクヌギの樹液酒場を見て、清里の近くにあるまきば公園へ移動した。
 この日、D5300にはTAMRON 90mm macro を付けて行ったが、f6.3に絞って、ピントはシャープであっても、とてもソフトな描写になっている。また、NIKKOR 18-140mm ではやや露出アンダー気味に撮れると感じていたが、TAMRON 90mm macro では、明るめに撮れている。

大きなオオムラサキの♀;クリックすると大きな写真になります。 22.大きなオオムラサキの♀
さっそく、オオムラサキの♀が翅を開いて止まっている。大きな♀だ。アップで撮った。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
シロオビアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 23.シロオビアゲハ
ビバリウム内にシロオビアゲハが飛んでいた。たくさん飛んでいると目障りになるが、2~3頭だった。グァム島で見てきているシロオビアゲハはもっと大きく、尾状突起ももっと長いと思ったが、ここのシロオビアゲハのオリジナルはどこなのだろうか。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
オオムラサキ終齢幼虫;クリックすると大きな写真になります。 24.オオムラサキ終齢幼虫
オオムラサキは、7月~8月上旬に産卵し、産卵された卵は1週間くらいで孵化する。成長に伴い3回脱皮し、4齢幼虫となったところで、10月下旬以降、気温が3℃以下になると、食樹であるエノキの根元に下りて越冬に入る。翌年、4月上旬、冬眠から覚めた4齢幼虫はエノキの幹を上がる。そして、エノキの葉を食べて、5齢になり、6齢(終齢)幼虫になる。なんとかわいい顔をしていることか。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
羽化が近い蛹;クリックすると大きな写真になります。 25.羽化が近い蛹
これがNHKの方がカメラを向けている蛹だ。翅の模様が透けて見える。しかし、私がビバリウムを去る10時半には、まだ羽化していなかった。NHKのカメラマンさんも、いつ羽化が始まるかわからないので目を離すことができず、じっと我慢して待たなくてはいけないのはお気の毒だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO720 ) 露出補正 なし
蛹;クリックすると大きな写真になります。 26.蛹 終齢幼虫から前蛹になり、脱皮して蛹になる。蛹になってから羽化するまで2~3週間かかるらしい。この蛹はまだまだ羽化まで何日かかかるのだろう。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
蛹の抜け殻;クリックすると大きな写真になります。 27.蛹の抜け殻
抜け殻を見ると、背中が割れて成虫が出てくるということがわかる。ビバリウム内のエノキには抜け殻がいくつもあった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
オオムラサキ♂ -1;クリックすると大きな写真になります。 28.オオムラサキ♂ -1
開翅していたので撮ったが、大分擦れてきている。前翅の先端が傷んでいるが、他にも同じように前翅先端が破損している個体が多い。これはビバリウムの囲いにぶつかって痛めるためだろうか。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/220秒 160.5mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
オオムラサキ♂ -2;クリックすると大きな写真になります。 29.オオムラサキ♂ -2
比較的きれいな♂がエノキの葉に止まっていた。しかし、これも左側前翅先端が擦れている。ビバリウムの囲いのネットに触れて擦れてしまうのだろう。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
アゲハチョウ;クリックすると大きな写真になります。 30.アゲハチョウ
このビバリウムはオオムラサキ"専用"と思っていたが、わずかながら、アゲハチョウ、メスグロヒョウモン、シロオビアゲハが飛んでいた。ビバリウム内のピーク時のオオムラサキの成虫数は、約200頭に及ぶというが、オオムラサキ以外の蝶が10頭くらいいる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO500 ) 露出補正 なし
羽化直後のオオムラサキ;クリックすると大きな写真になります。 31.羽化直後のオオムラサキ
エノキの木の少し高いところに羽化したばかりのオオムラサキがいた。蛹の殻を抱いている。もう少しで翅が伸びきる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
梢で休むオオムラサキ;クリックすると大きな写真になります。 32.梢で休むオオムラサキ
ビバリウムの中もこのような環境が作られている。館長さんが言われるには、こういった雨が止んだ後の晴れて、気温が高い日は、羽化が多いとのこと。多分この日は羽化のピークになるだろうとのお話だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/220秒 33.9mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
赤いダリアとアゲハチョウ;クリックすると大きな写真になります。 33.赤いダリアとアゲハチョウ
オオムラサキは花で吸蜜することはまずないが、ビバリウム内には、下草に交じって花が植えられている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/850秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
パイナップルが置かれた餌台に集まるオオムラサキ;クリックすると大きな写真になります。 34.パイナップルが置かれた餌台に集まるオオムラサキ
昨年来たときは、ビバリウム内に樹液が出ているクヌギの木があって、そこにたくさんのオオムラサキが集まっていたが、今年はそのクヌギの木から樹液は出ていなかった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/950秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
メスグロヒョウモン♂;クリックすると大きな写真になります。 35.メスグロヒョウモン♂
今年もビバリウム内にメスグロヒョウモンがいた。オオムラサキと同じように前翅の先が傷んでいる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
オオムラサキ♂ 開翅 -1;クリックすると大きな写真になります。 36.オオムラサキ♂ 開翅 -1
日の当たる葉の上でオオムラサキの♂が開翅していた。残念ながら前翅の先端が傷んでいる。アップにして、傷が見えないようにした。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/420秒 59.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
2頭のオオムラサキの♂;クリックすると大きな写真になります。 37.2頭のオオムラサキの♂
10時近くなってきた。蝶たちは活発に飛び回り、撮りやすいところに止まってくれることも多くなった。ビバリウム内では、テリトリーを張る(専有行動)といっても、個体数が多すぎて、どうするのだろうか。オオムラサキは、オスは梢で監視していて、自分のテリトリーに入ってきたものは鳥でも追い払おうとするといわれる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/210秒 30.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
観察路とオオムラサキ;クリックすると大きな写真になります。 8.観察路とオオムラサキ
ビバリウム内は写真のような観察路が設けられている。その木道にオオムラサキが止まり、開翅していた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/680秒 4.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
オオムラサキ♂ 開翅 -2;クリックすると大きな写真になります。 39.オオムラサキ♂ 開翅 -2
今度はきれいな、傷のない♂が葉の上で開翅していた。どうしても♂の開翅ばかり撮ってしまう。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/800秒 106.8mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
オオムラサキ♂ 開翅 -3;クリックすると大きな写真になります。 40.オオムラサキ♂ 開翅 -3
ビバリウム内は、自然環境が生きている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/800秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
食欲旺盛な終齢幼虫;クリックすると大きな写真になります。 41.食欲旺盛な終齢幼虫 前蛹になる前の終齢幼虫は食欲旺盛だ、バリバリと音が聞こえるようにエノキの葉を食べる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
オオムラサキセンター展示室;クリックすると大きな写真になります。 42.オオムラサキセンター展示室
ビバリウムを後にして、センター出口へ向かう途中、展示室を見る。チョウの標本がたくさんあり、こんな作品もあった。ちょうど小学生が見学に来ていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/50秒 12.9mm ISO400 ) 露出補正 なし


2014年7月21日

オオムラサキ自然公園 と まきば公園(山梨県立八ヶ岳牧場) 7月8日


 今年も オオムラサキセンターへ行きたいと思い、天気予報と相談していたが、さすがに梅雨の季節、ほとんど晴れマークがつく日がない。唯一、7月8日と9日に晴れマークがあった。すぐそのあとには強い台風が来るという予報だったが、意を決して8日に行くことにした。当日の朝5時に起床したときは、予報通り、青空が広がっていた。

  中央道で山梨県の須玉まで行くが、6月28日に開通した圏央道を利用することにした。保土ヶ谷の自宅からは、国道16号で横浜・町田インターで東名高速に乗る。海老名JCTから、圏央道に入ると、約29kmで八王子JCTから中央高速に乗ることができた。早い。自宅から八王子まで1時間かからない。第3京浜→環八→国道20号に出て、調布インターに入るのと大違いだ。これを使えば、毎年ギフチョウを撮りに行く藤野へも30分は短縮されそうだ。

  さて、途中、談合坂S.A.で朝食にし、日野春のオオムラサキセンターに着いたのは、9時少し前だった。
  まず、オオムラサキ自然公園内の樹液が出ている木を見に行く。オオムラサキが1頭来ていて、カブトムシ、スズメバチ、カナブン、クロヒカゲ、などと吸蜜していた。
  しばらく撮影したのちに、オオムラサキセンターのビバリウムの中に入る。ビバリウムのオオムラサキは最盛期のようだった。新鮮なオスもいるが、傷んだオスも多い。♀も多く出ている。NHKのクルーが羽化の瞬間を撮影に来ていた。オオムラサキセンターの館長さんから「ダーウィンが来た!」で使うらしいと聞かされた。NHKのクルーがカメラを向けていた蛹はどうやら、死んでしまっていたらしい。すぐそばに、もう1匹の蛹が見つかった。その蛹はオオムラサキの翅が透けて見え、羽化は近いようだったが、私がビバリウムを出た10時半には、まだ羽化していなかった。

 今回のもう一つの目的として、小淵沢の「但馬屋幸之助」で焼肉を昼飯に食べたかった。昼の営業時間は午後2時までなので、1時ごろに入ればよいと考え、その前にまきば公園というところへ行ってみることにした。「まきば公園」は山梨県立八ヶ岳牧場と隣接している。ここには約1時間ほど滞在し、小淵沢の「但馬屋幸之助」へいった。地元の人たちも多く、とてもにぎわっていた。
  台風の影響で天気が崩れることが心配なので、食事の後はそのまま横浜に戻ることにした。帰路も圏央道を利用したが、途中休まないで、ノン・ストップで自宅まで帰ってきた。
  写真点数の関係から、先にオオムラサキ自然公園とまきば公園で撮った写真から載せていく。

甲斐駒ケ岳 1.甲斐駒ケ岳
強烈な台風8号が宮古島を狙っているという。しかし、関東地方は天気予報では「曇り時々晴れ」だった。そしてさらに良い方にはずれて「快晴」になった。オオムラサキセンターの入り口を背に雲一つない南アルプスが眺められた。手前に何本もの電線があったが、レタッチで消した。青空が背景の電線は消しやすいが、レタッチ素人のわたくしには、山肌が背景の電線を消すのは難しい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/680秒 102.9mm ISO100 ) 露出補正 なし
オオムラサキ自然公園のオオムラサキ -1;クリックすると大きな写真になります。 2.オオムラサキ自然公園のオオムラサキ -1
ビバリウムのあるオオムラサキセンターの周囲は、広さ6haのオオムラサキ自然公園になっている。その中に樹液の出ているクヌギの木があり、そこにクロヒカゲやカブトムシ、カナブンなどに交じって、オオムラサキの♂が来ていた。これは、いわば天然のオオムラサキだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO3200 ) 露出補正 なし
オオムラサキ自然公園のオオムラサキ -2;クリックすると大きな写真になります。 3.オオムラサキ自然公園のオオムラサキ -2
近寄って、上の写真のシャッターを切ったら、飛ばれてしまった。だが、すぐ近くの梢に止まる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/200秒 76.5mm ISO100 ) 露出補正 なし
オオムラサキとカブトムシ;クリックすると大きな写真になります。 4.オオムラサキとカブトムシ
そのオオムラサキがまた、樹液に戻ってきた。複数のカブトムシの中に割り込んで口吻を伸ばそうとしている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/52秒 14.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
ルリタテハとクロヒカゲ;クリックすると大きな写真になります。 5.ルリタテハとクロヒカゲ
また、帰りがけに寄ることにして、ビバリウムへ行き、撮影する。10時半ごろ再び樹液の出るクヌギの木に戻ってきたら、ルリタテハも来ていた。手振れしないように1/250秒でシャッターを切るが、ISO感度は4500に上がっていた。もっと光を!

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO4500 ) 露出補正 なし
オオムラサキとルリタテハ;クリックすると大きな写真になります。 6.オオムラサキとルリタテハ
そこへ再びオオムラサキが戻ってきた。どうやら朝と同じ個体のようだ。スズメバチに遠慮しながらストローを伸ばしていく。5.とともにトリミングしている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO2000 ) 露出補正 なし
まきば公園;クリックすると大きな写真になります。 7.まきば公園
オオムラサキセンターを後にして、車で45分くらい走り、清里の近くにある、まきば公園というところに行ってみた。まきば公園は山梨県立八ヶ岳牧場と隣接している。駐車場は八ヶ岳高原ラインという道路の小淵沢寄りと、清里寄りの2か所に設けられているが、小淵沢方面からのアプローチになったので、小淵沢寄りの駐車場に車を止めた。どうやらこちら側が正面のようで、大きなレストランとコミュニティホールがあった。レストラン・コミュニティホールを通り抜けて、反対側に出ると、広大な公園・牧場が広がっている。この写真は、公園の遊歩道に下りてレストランを見上げたところ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/800秒 7.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
牛の放牧;クリックすると大きな写真になります。 8.牛の放牧
遠くには牛が放牧されているのを眺めることができる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/450秒 110.8mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
6頭のウラギンヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。 9.6頭のウラギンヒョウモン
目を凝らして見ていただかなくてはならないが、土手に植えられた小さな花に6頭ものウラギンヒョウモンが来ていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/640秒 37.0mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
ウラギンヒョウモン -1;クリックすると大きな写真になります。 10.ウラギンヒョウモン -1
ウラギンヒョウモンはいっぱい飛んでいた。近づけないので、望遠端で撮る。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.4 1/800秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
富士山;クリックすると大きな写真になります。 11.富士山
南南東の方向に富士山が見えた。甲府市の向こう側に聳えている。くっきりと頭を出している。少しアンダーになったのでレベル補正した。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8.0 1/1400秒 99.2mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
ウラギンヒョウモン -2;クリックすると大きな写真になります。 12.ウラギンヒョウモン -2
私が車を止めた駐車場の脇の草地にも、ウラギンヒョウモンがたくさん飛んでいた。アカツメクサの花で吸蜜する。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウラギンヒョウモン -3;クリックすると大きな写真になります。 13.ウラギンヒョウモン -3
HS50の広角側で撮る。草原に咲いているアカツメクサの花が好きなようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/250秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
ウラギンヒョウモン -4;クリックすると大きな写真になります。 14.ウラギンヒョウモン -4 ウラギンヒョウモンしか撮る蝶がいない。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
ウラギンヒョウモン -5;クリックすると大きな写真になります。 15.ウラギンヒョウモン -5
草原は、まきば公園を背にしたところにある。後ろに少し見えるのは八ヶ岳連峰でその手前が県立八ヶ岳牧場である。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/350秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
ウラギンヒョウモン -6;クリックすると大きな写真になります。 16.ウラギンヒョウモン -6
アカツメクサに止まるウラギンヒョウモンを追い回すが、なかなかじっとしていてくれない。良い背景のところで撮らせてくれない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/320秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
メスグロヒョウモン♂ -1;クリックすると大きな写真になります。 17.メスグロヒョウモン♂ -1
ウラギンヒョウモンとは何か違う感じがするのがいた。アカツメクサではなくハルジオンに止まる。メスグロヒョウモンの♂だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
メスグロヒョウモン♂ -2;クリックすると大きな写真になります。 18.メスグロヒョウモン♂ -2
前の個体と同じだが、そのメスグロヒョウモンは、しばらくハルジオンの花から花へと飛び回っていた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
ウラギンヒョウモン -7;クリックすると大きな写真になります。 19.ウラギンヒョウモン -7
再びウラギンヒョウモンしかいなくなった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
ウラギンヒョウモン -8;クリックすると大きな写真になります。 20.ウラギンヒョウモン -8
最後にアップで。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO250 ) 露出補正 なし
権現岳? 21.権現岳?
山梨県立八ヶ岳牧場の向こうには八ヶ岳連峰が見える。これは権現岳だろうか。少し雲行きが怪しくなってきた。そろそろ腹も減ってきた。小淵沢の「但馬家幸之助」へ向かう。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8.0 1/1100秒 32.7mm ISO400 ) 露出補正 なし


2013年7月12日

北杜市オオムラサキセンター 7月8日


 前の週から天気予報を鑑みながら、7月8日に山梨県北杜市(日野春)のオオムラサキセンター、および八ヶ岳南麓の観音平へ行こうと計画していた。
 予報通り、当日は前日に続き、好天となった。朝、6時に自宅をマイカーで出発、中央高速の笹子トンネルを通るのは昨年暮れに起きた天井版落下事故以来初めてであるが、その天井板は取り払われていて、ドーム型になった天井は高く感じ、圧迫感がなくなっていた。9時ごろオオムラサキセンターに到着した。一番乗りだ。
 ここオオムラサキセンターには、人工的ではあるけれど オオムラサキが本来生活している環境を再現し、飼育されているビバリウムがある。職員の方に伺ってみると、ビバリウムの中にあるクヌギの木から樹液が出ていて10数頭が集まっているとのこと。今年は発生が幾分早く、すでに♀の羽化が多いらしい。確かにビバリウムでは♂はすでに擦れたり、破損している個体が多い。一方、羽化まもないと思われる新鮮な♀が多い。沢山のオオムラサキが飛び交っていた。
 1時間半ほど、ビバリウムの中で撮影し、外に出た。先ほどの職員の方が屋外、つまり自然環境でも、樹液の出ている木があり、そこにはオオムラサキが来ていると、その場所を教えてくださった。

樹液に集まるオオムラサキ;クリックすると大きな写真になります 1.樹液に集まるオオムラサキ
ビバリウムに入る。まず、職員の方に教えていただいたクヌギの木を探した。あった。オオムラサキ数頭が来ていた。新鮮な♀も吸汁している

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISO800 ) 露出補正 なし
きれいな♀;クリックすると大きな写真になります 2.きれいな♀
♀は♂に比べて大きく立派だ。この♀は羽化したばかりのきれいな個体だった。樹液の出ている木の近くで、吸汁の順番を待っているのだろうか?

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO271 ) 露出補正 なし
たくましい♀;クリックすると大きな写真になります 3.たくましい♀
オオムラサキの場合も♂の発生が先行して、その後、♀の発生が始まるが、すでに♀が多く見られた。大きくて、凛として美しい。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 なし
オオムラサキ♂;クリックすると大きな写真になります 4.オオムラサキ♂
オスもメスもクヌギの木の樹液に集まっている。翅を広げているのは♂だ。しかし、さすがに紫色は美しいが、すでに破損して擦れてしまっている。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO334 ) 露出補正 なし
♀開翅 -1;クリックすると大きな写真になります 5.♀開翅 -1
きれいな♀が葉先に止まってポーズをとってくれた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 なし
♀開翅 -2;クリックすると大きな写真になります 6.♀開翅 -2
この個体もきれいだった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO1600 ) 露出補正 なし
♀開翅 -3;クリックすると大きな写真になります 7.♀開翅 -3
樹液で翅を広げている。自分のポジションを作ろうとしているのだろうか。樹液には通常、カナブンやカブトムシ、また、スズメバチも集まってくるが、さすがここはビバリウムの中、オオムラサキ専用食堂になっている。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO1376 ) 露出補正 なし
破損した♂;クリックすると大きな写真になります 8.破損した♂
♀の写真ばかりだったが、もちろん♂も飛んでいる。多くの♂たちはすでに破損している個体が多かったが、さすが紫色は美しい。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO305 ) 露出補正 なし
顔;クリックすると大きな写真になります 9.顔
カメラを近づけたら、ちょっと睨まれてしまった。実はこの♂も後翅が破損している。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 なし
130711_010.jpg 10.きれいな♂
やっと羽化して間もない♂に出会えた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISO1000 ) 露出補正 なし
.羽化まもない♂の開翅;クリックすると大きな写真になります 11.羽化まもない♂の開翅
この日見たもっともきれいな♂の開翅だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISo800 ) 露出補正 なし
羽化まもない♀;クリックすると大きな写真になります 12.羽化まもない♀
これは、きれいな♀だった。♂より一回り大きい。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/500秒 ISO400 ) 露出補正 なし
羽化まもない♂;クリックすると大きな写真になります 13.羽化まもない♂
ここにも羽化まもない♂がいた。よく見ると、その下に抜け出した蛹の殻がある。触角がたくましい。陽のあたっている部分に引っ張られて露出がアンダーになってしまったのでレベル補正した。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 なし
クヌギの食堂 -1;クリックすると大きな写真になります 14.クヌギの食堂 -1
クヌギの樹液には10数頭が集まってきている。このときは比較的破損がない個体が多かった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 なし
クヌギの食堂 -2;クリックすると大きな写真になります 15.クヌギの食堂 -2
どうも♀の方が勢力があるように見える。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISO800 ) 露出補正 なし
クヌギの食堂 -3 16.クヌギの食堂 -3
オオムラサキ専用食堂では、席が空くのを待っている客がいる。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISO1000 ) 露出補正 なし
メスグロヒョウモン♂;クリックすると大きな写真になります 17.メスグロヒョウモン♂
ビバリウムの中でオレンジ色の蝶が飛んだ。葉の裏に隠れるように止まる。どうやらメスグロヒョウモンの♂のようだ。どうして、ビバリウムの中にいるのだろうか?ここで羽化したのだろうか、それともどこからか飛来して、たまたま出入り口の閉会の際にでも入り込んだのだろうか?

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 なし
メスグロヒョウモン♀ -1;クリックすると大きな写真になります 18.メスグロヒョウモン♀ -1
♂だけかと思ったら♀もいた。ブッドレアの花で吸蜜している。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
メスグロヒョウモン♀ -2;クリックすると大きな写真になります 19.メスグロヒョウモン♀ -2
1頭だけかと思ったらもう1頭いた。これは18.とは別の個体である。さて、時刻は10時半になった。オオムラサキ羽化の瞬間は撮ることはできなかったが、ほぼ目的を達したので、この辺でビバリウムから出ることにする。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 なし

2012年8月 4日

八ヶ岳山麓から安曇野を巡る 7月12日~14日 1/4 オオムラサキセンター・八千穂高原自然園・諏訪大社


 今年4月に川根温泉と奥大井へご一緒したかみさんの友人夫妻に再びお誘いいただき、7月12日から14日まで2泊3日で八ヶ岳山麓から安曇野へ、横浜から全行程で700kmのドライブ旅行をした。
 出発の日、あいにく天候は芳しくなったが、天気予報では日を追うにつれ良くなりそうである。雨が降らねば良いと思って行く。しかし、さすがに初日の7月12日は雨が降っていた。最初に行ったオオムラサキセンターでも、雨模様で、ビバリウムは水滴が落ちていた。
 オオムラサキセンターを出て、清里近くのイタ飯屋さんでピザとスパゲティを食べたあと、八千穂高原自然園へ向かった。雨は止んでくれない。期待していた蝶も飛ばない。30分ほどの散策を終え、松原湖畔に寄って、この日の宿泊先である、八ヶ岳山麓大泉にあるセラヴィリゾート泉郷の八ヶ岳コテージに到着した。ここは別荘地に建てられた個人の別荘を、持ち主が使わない間、借り上げ管理し、宿泊提供するという施設である。
  翌13日は、近くにある三分一湧水をみて、八島ヶ原湿原へ向かった。途中、諏訪大社の下社秋宮を参拝し、御柱祭の木落としが行われる会場をみた。

1.オオムラサキセンターは雨
朝6時に横浜を出発し、環八、中央道を走って、談合坂で朝飯にし、10時頃日野春のオオムラサキセンターに着いた。途中空が明るくなったところもあり、期待を持たされたが、やはり雨だった。さっそくビバリウムへ行く。すぐに小学生たちの見学グループが入ってきた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/80秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 +0.7段
オオムラサキセンターは雨;クリックすると大きな写真になります
2.オオムラサキ蛹
同行していただいた友人夫妻に、羽化の瞬間を見せたかった。この蛹も多分、センターの方が見やすいところに付けてくださっているのだと思うが、見たところまだまだ羽化までには時間がかかりそうだった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO1100 ) 露出補正 -0.3段
オオムラサキ蛹;クリックすると大きな写真になります
3.交尾
左側が羽化してから大分時間が経っている♂で、擦れている。一方、右側の♀は羽化して間もない。時期的に早く羽化する♂は、生き延びて、遅く羽化してくる♀を待つ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO1400 ) 露出補正 -0.3段
交尾;クリックすると大きな写真になります
4.ルリシジミ
ビバリウムから出て、館内の展示を見て、駐車場へ戻る途中、小雨の中、ルリシジミがハギ?の花で吸蜜していた。♂のきれいな個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/320秒 100mm ISO1400 ) 露出補正 -0.3段
ルリシジミ;クリックすると大きな写真になります
5.八千穂高原自然園
清里の近くで昼食にし、国道141号線を佐久のほうへ走った。松原湖の先を左に曲がって、八千穂高原自然園に着いたのは、ごご1時半を過ぎたころだった。ここでも小雨が降ったり止んだりの天候。園内を散策する30分、50分、80分と3っのコースがあったが、雨も振っているので30分コースを歩いた。白樺が美しい。蝶は飛ばない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
八千穂高原自然園;クリックすると大きな写真になります
6.もみじの滝
30分コースから少し外れたところに、このもみじの滝があった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/40秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
もみじの滝;クリックすると大きな写真になります
7.松原湖
今夜泊るセラヴィリゾート泉郷の八ヶ岳コテージは八ヶ岳山麓大泉にあり、八千穂高原からはまた戻るようになる。途中、松原湖湖畔に寄ってみた。ひっそりとしている。私たちが学生だったころ、スケートのできる湖として人気があった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
松原湖;クリックすると大きな写真になります
8.三分一湧水
翌7月13日、晴れてはいないが雨はやんでいる。まず、昨夜泊ったセラヴィリゾート泉郷八ヶ岳コテージの近くにある三分一湧水へ行った。八ヶ岳の懐からこんこんと湧き出る三分一湧水は、「日本名水百選」に指定されている。水争いが激しい頃、農業用水を3つの村に均等に分配させるため、写真上方から流れてくる豊かな湧水を、写真中央の分水枡に三角石柱を築き、写真に見る下、右、左の三方向に流水を分岐させたという。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/80秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
三分一湧水;クリックすると大きな写真になります
9.諏訪大社秋宮
三分一湧水を見た後、須玉から中央高速に上がり、諏訪で下りる。国道20号線から142号線へ入る所に諏訪大社の秋宮があった。ちょっとお参りをしていこうということになった。駐車場から参道に入る所に温泉手水「御神湯」がった。竜の口か流れる湯は熱めだった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/60秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
諏訪大社秋宮;クリックすると大きな写真になります
10.幣拝殿
神楽殿を回った正面には幣拝殿があり、向かって右側に左片拝殿、左側に右片拝殿を伴う。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/100秒 6.8mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
幣拝殿;クリックすると大きな写真になります
11.御柱
諏訪大社には、7年ごとに行われる、氏子を乗せたまま、御柱を傾斜約30度、距離80mの木落し坂から落とすという危険な祭事がある。これは御柱祭、正式には「式年造営御柱大祭」といい、寅と申の年に行なわれる式年祭である。過去に幾人もの死傷者を出してきたという。その下社秋宮の御柱が幣拝殿の両脇から奥に4本立てられていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/200秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
御柱;クリックすると大きな写真になります
12.「木落し」観覧席
諏訪大社下社秋宮の参拝を終え、八島ヶ原湿原へと142号線に入る。しばらく行って右側に御柱祭の木落し坂、左側にその観覧席が見えた。車を停めて写真を撮る。これは観覧席で、次回の開催は平成28年とのこと。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/640秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
「木落し」観覧席;クリックすると大きな写真になります
13.木落し坂
これが木落し坂である。下社の木落し(下社山出し)は上社のそれに比べ、勇壮であるという。木落し坂は最大斜度35度、距離100m。追い掛け綱が切られ、御柱は土煙をあげ轟音を響かせながら猛然と坂を突き進む。絶叫とも悲鳴ともつかぬ大歓声のもと、最後まで振り落とされず無事乗り切った氏子は満場の喝采を浴び「英雄」となる。「男見るなら7年に一度、諏訪の木落し、坂落し」と歌われているほどであるそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/800秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
木落し坂;クリックすると大きな写真になります


2011年7月14日

オオムラサキセンター 山梨県北杜市 7月5日


 前の晩、暑気払いの会があって帰宅が遅くなったが、7月5日は梅雨の晴れ間で、気温も上がりそうなので、山梨県は日野春に近い「オオムラサキセンター」へ行くことにした。
 朝は6時50分に自宅を出たが、環八が大渋滞で瀬田から高井戸まで1時間近くかかってしまった。高井戸を左折して甲州街道を調布まで行き、そこから中央高速に乗ったが、ここからは快調に走れ、10時半にオオムラサキセンターに到着した。
 途中、南アルプスと八ヶ岳の全容が眺められた。オオムラサキセンターの駐車場辺りでは、オオムラサキが旋回していた。撮ろうと思ってチャンスを狙ったがかなわなかった。入館料@400円を支払いビバリウムへ向かう。

オオムラサキセンター入口;クリックすると大きな写真になります 1.オオムラサキセンター入口
例年6月の下旬から羽化が始まるが、ホームページによると今年の最初の羽化は6月26日だったそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/80秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 -0.3段
ビバリウムの中;クリックすると大きな写真になります 2.ビバリウムの中
ビバリウムに入るとオオムラサキが飛びまわっていた。小学生たちが見学に来ていて、賑やかである。顔見知りのセンターの方に羽化しそうな蛹があるか尋ねてみたが、数は多くないらしい。その一つの前には山梨のテレビ局の方がTVカメラを据えて撮影の準備をされていた。羽化は午後になるだろうとのこと。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 -0.3段
ビバリウムのオオムラサキ;クリックすると大きな写真になります 3.ビバリウムのオオムラサキ
ビバリウムは広い。1,400平方メートルある。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 6.1mm ) 露出補正 +0.7段
まるまる太った終令幼虫;クリックすると大きな写真になります 4.まるまる太った終令幼虫
昨夏は酷暑で産卵数が4割も減少し、今年は越冬した幼虫の数は約700にとどまっているとのこと。また、5月に気温が上がらず、羽化は1週間ほど遅れているらしい。しかし、この幼虫は見事に太っていた。おそらく今日中には前蛹になるだろう。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
蛹;クリックすると大きな写真になります 5.蛹
羽化しそうな蛹だが、まだ、もう少し時間がかかりそうだとのこと。おそらく午後になってしまうだろう。この蛹の前にはYBS放送の方がTVカメラを構えて待機しておられたが、羽化したのはやはり正午過ぎになってからだったそうだ。羽化の写真は昨年来た時に撮った。 http://n-shuhei.net/studio_yamako/2010/07/23_1004.php

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/125秒 105mm ISO560 ) 露出補正 なし
人懐っこいオオムラサキ;クリックすると大きな写真になります 6.人懐っこいオオムラサキ
ビバリウムのベンチに座っていた家内の袖にオオムラサキが止まっていた。はじめは袖の上から汗を吸っていたが、そのうち下がってきて、直接肌の汗を吸い始めた。家内はチクチクと吸われる感覚があるという。オオムラサキセンターの館長さんのブログにも取り上げられていた。
  オオムラサキセンターのホームページ
  館長さんのブログ

上:Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1600秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
下:Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1600秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 +0.7段
オオムラサキ 開翅;クリックすると大きな写真になります 7.オオムラサキ 開翅
まだ7月の初めであり、ビバリウムの中のオオムラサキも♂が圧倒的に多い。左後翅がちょっと切れているが美しい♂が翅を開いてくれた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/2000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
花に来たオオムラサキ?;クリックすると大きな写真になります 8.花に来たオオムラサキ?
おそらく羽化して間もないと思われる奇麗なオオムラサキが花に止まっている。オオムラサキは樹液とか、熟した果実から吸汁するが、花の蜜を吸う場面は見たことがない。これは珍しいシーンと思ったが、よく見ると口吻は伸ばしていない。吸っているのではなさそうだ。単に花に止まって休んでいるのだろう。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
餌台に集まるオオムラサキ;クリックすると大きな写真になります 9.餌台に集まるオオムラサキ
ビバリウムの中には4~5箇所に餌台が置かれ、パイナップルが置かれていた。熟れたパイナップルの匂いがオオムラサキを惹き付ける。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ツバメシジミ♀;クリックすると大きな写真になります 10.ツバメシジミ♀
12時ごろ、ビバリウムを出た。この日は羽化を見ることができなかったが、前回撮影しているので、良しとした。テラスに座ってスラッシュ(ジュースを凍らせた飲み物)を飲みながら一休みしたが、目の前の草むらでツバメシジミが白いツメクサに産卵をしていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
八ヶ岳;クリックすると大きな写真になります 11.八ヶ岳
施設での撮影だけでは物足りないので、観音平へ行ってみることにした。カーナビに任せ、長坂から中央高速に乗り、小渕沢で降りたが、その途中に八ヶ岳PAがあったので、八ヶ岳と南アルプスの写真を撮っておこうと車を停めた。小渕沢に向かって右側に八ヶ岳が見える。左から編笠岳、権現岳と続き、主峰の赤岳はその奥になる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/500秒 25mm ISOオート ) 露出補正 なし
南アルプス;クリックすると大きな写真になります 12.南アルプス
左側には南アルプスが連なる。ここから一番立派に、大きく見えるのは甲斐駒ケ岳だ。北岳はここからは見えなかった。こんなに山が見えるとは本当にラッキーだったと思う。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/640秒 30.5mm ISOオート ) 露出補正 なし

2010年7月23日

北杜市「オオムラサキセンター」 3/3 羽化


 7月5日 この日は朝9時から3時間足らずの間に5個体の羽化を観察できた。♂が3匹、♀が2匹だ。これはその4匹目、♂の羽化の模様である。
 蛹の殻が割れ初めて、翅が出てくるまで2分足らずであった。じっと見ていると長いが、蛹の殻から翅が抜けだす瞬間はあっという間の感動だった。
15.羽化開始
a.10時20分 蛹の両側の肩のあたりにひびが入った。
Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/800秒 ISO400 ) 露出補正 なし

b.5秒も経たずに割れは大きくなり、頭の部分が割れてきた。
同じく( F5.6 1/800秒 ISO400 )

c.30秒後、割れた蛹の殻から、背中、胸、胴の部分がうつむいた状態で出てくる。
同じく( F5.6 1/640秒 ISO400 )

d.すぐに、頭(眼)が出て、2本の触角が飛び出し、懐に抱えていた翅がはっきり見えるようになる。
同じく( F5.6 1/640秒 ISO400 )
羽化開始;クリックすると大きな写真になります
16.羽化の瞬間
e.殻が割れ初めてから1分40秒、前翅、後翅がぱっと飛び出して、蛹の殻から抜け出した。ほんの一瞬であった。見事な、感動的な瞬間だった。翅の大きさと胴体の大きさのアンバランスであるが、これから翅に自らの水分が供給され、翅が伸びて大きくなるにつれて胴体も細くなっていく。
同じく( F5.6 1/800秒 ISO400 )
羽化の瞬間;クリックすると大きな写真になります
17.羽化直後
f.蛹にぶら下がって、水分を翅に送り込む。立派な成虫になるには大事な時間である。
同じく( F5.6 1/800秒 ISO400 )

g.翅が完全に出てからおよそ1分半が経過した。翅はどんどん伸びている。
同じく( F5.6 1/640秒 ISO400 )

h.さらに1分30秒後、翅が大きくなり、胴体とのバランスがとれてきた。まだ、翅の先が伸びきっていない。
同じく( F5.6 1/1000秒 ISO400 )

i.10時25分 ほぼ翅が伸びた。だが、まだ飛ぶことはできない。これから2時間くらいはじっとこの状態で待つ。蛹から出てきて、飛べるようになるまでが、一生で一番大事な、そして危険な時間なのではないかと思えた。
同じく( F5.6 1/1000秒 ISO400 )
羽化直後;クリックすると大きな写真になります

2010年7月20日

北杜市「オオムラサキセンター」 2/3 蛹化


 オオムラサキの蛹化を観察することができた。オオムラサキセンターのHさんによれば、幼虫から蛹になる瞬間を見ることができるのは珍しいという。
12.蛹化 -1
a.これはいわゆる前蛹体であろう。偶然に枝の先に見つけた。時刻は9時34分
Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 なし

b.それから1時間20分ほどだった10時53分、Hさんが「蛹化が始まりましたよ」と声をかけてくださった。
同じく( F5.6 1/640秒 ISO400 )

c.1分後、肩のあたりから幼虫だった時の皮が破れ、その皮を足元の方へ(写真では上の方)へ脱ぎ始めた。
同じく( F5.6 1/1000秒 ISO400 )

d.さらに1分30秒ほど経つと、顔の皮は、どんどんと足元へ下がっていき、みずみずしい緑色に輝く新しい蛹の半身が現れた。
同じく( F5.6 1/800秒 ISO400 )
蛹化 -1;クリックすると大きな写真になります
13.蛹化 -2
e.3分後の10時58分には顔の皮は、足元に行っている。
同じく( F5.6 1/1000秒 ISO400 )

f.15秒後、最後の力を振り絞って身体を動かし、幼虫時代の皮を完全に脱ぎ捨てようとしている。幼虫の時に枝に身体を付けていた部分に換えて、新しく蛹として枝に着かなくてはならない。どうやったのだろうか。
同じく( F5.6 1/1250秒 ISO400 )

g.10時59分、ついに幼虫の時の皮を振り落とした。蛹化の動きが始まっておおよそ7分間のショウだった。
同じく( F5.6 1/1000秒 ISO400 )

h.Hさんが蛹が脱ぎ落した皮を拾い上げて、かみさんが持っていた扇子の上に置いてくれた。
同じく( F5.6 1/2000秒 ISO400 )
蛹化 -2;クリックすると大きな写真になります
14.蛹化完了
蛹化が完了して15分くらいが経った。蛹の殻は固くなってきている。写真で見る下半分が頭から胸で、たたみ込むように翅が出来る。2週間もすると羽化するのだと思う。
同じく( F5.6 1/500秒 ISO400 )
蛹化完了;クリックすると大きな写真になります