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2024年4月28日

小雨降る墓参と嵐山福田美術館 2024年3月23日 京都旅行(3/22-3/24) ⑤

2日目、天気予報は的中し、昨日の晴天は何処へやら、朝から小雨模様の天気になった。  午前中は、娘婿の両親の菩提寺へ行く。興正寺別院へ、お墓参りである。
 京都市内に12店舗がある大正2年(1913年)に創業したベーカリーショップ「新々堂」で朝食をとった。二人は何回も京都にきており、食べることに関してもよく知っていた。
 興正寺は「花まつり」が行われていて、お墓参りに来た人たちに抹茶が振舞われていた。ただ、咲いていたのはサクラではなく、ウメだった。私たちも、雨をしのぐテントの下に敷かれた緋毛氈の台で抹茶をいただいた。桜の香りがする八つ橋が美味しかった。
 昼食は一昨年も利用した四条大橋のたもとの東華菜館という中華料理店だった。外は雨が降っている。午後はどこかへ花見に行こうと計画していたが、桜は咲いていないし、雨も降っている。婿殿の提案で、嵐山の「福田美術館」へ行くことにした。「福田美術館」は知らなかった。外の観光客の賑わい、混雑から逃れ、ゆっくりと日本画を観賞できた。良いところを案内してくれた。

000_240323205 X700 京都 嵐山 福田美術館 G7X.jpg
嵐山「福田美術館 進撃の巨匠 竹内栖鳳」と弟子たち
2024年4月23日 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町

079_240323027  X900 京都 興正寺 鐘楼と親鸞像 G7X.jpg 79.興正寺別院(霊山本廟)の鐘楼と親鸞聖人像
京都に興正寺は二つある。一つはここ、霊山本廟:興正寺別院(京都市東山区清閑寺霊山町)であり、宗祖親鸞聖人の廟所で、全国の興正派門信徒の遺骨を納めるところでもある。もう一つは本山興正寺(京都市下京区花園町)である。そのHPによれば、興正寺は、親鸞聖人(1173年~1262年)を開祖とする真宗興正派の本山である。興正寺の創建は鎌倉時代にさかのぼる。承元の法難(建永の法難)により越後国(新潟県)へと配流された親鸞聖人が、建暦元年(1211年)に勅免をうけた後、翌建暦2年(1212年)に京都へと一時帰洛して、山科の地に一宇を草創したことに始まる。興正寺という寺号は、順徳天皇(1197年~1242年)によって名づけられたと伝えられ、日本に仏教をひろめた聖徳太子の事績にちなみ「正しき法を興し、さかえさす」(正法を興隆する)との願いが込められているという。江戸時代を通じて興正寺は西本願寺の末寺であったが、本山として独立しようとする気運が根強く、第27世本寂(1808年~1877年)の時代であった明治9年(1876年)に一派本山として独立を果たした。明治35年(1902年)、興正寺は火災によって、いわゆる「ひとつ御堂」と称せられた本堂をはじめほとんどの堂舎を失う。残されたのは鐘楼(1774年建立)や経蔵(1848年建立)などわずかな建造物だけであった。翌年に再建の議が決し、明治45年(1912年)に御影堂が、大正4年(1915年)に阿弥陀堂が完成した。興正寺は明治9年、本願寺からの別派独立に伴い、この地(京都市東山区清閑寺霊山町)に宗祖のご遺骨を納め、本廟(興正寺別院)とし、歴代の門主の墓所、門末の納骨所として境内を整備されてきた。昭和60年には個別納骨壇を備えた浄華堂が開設された。今回は浄華堂へのお参りである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO1000 )
080_240323032  X900 京都 東華菜館 G7X.jpg 80.東華菜館のエレベーター -1
我が家の奥さまが一昨年の法事の際にここで昼食をとり、すっかり気に入ってしまった。エレベーターで4階に上がる。そのエレベーターは東華菜館のHPで日本最古のエレベーターと紹介され、「1924年米国で製造、輸入されたOTIS製。格子形の蛇腹式内扉や時計針式のフロアインジケーターなど非常に珍しい器具が備わっている、現存する日本最古のエレベーター。昇降は運転手による手動式であり、その操作盤・L字方向での二面開き扉等洗練された設計になっている。」と説明されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/320秒 9mm ISO3200 )
081_240323034  X900 京都 東華菜館 エレベータ G7X.jpg 81.東華菜館のエレベーター -2
OTISの文字があった。四条大橋の西詰に建つこの東華菜館は、1945年(昭和20)年から営業を続けている中国料理店である。この建物は、1926年(大正15年)、ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計によって竣工したという。前述した通り、このエレベーターは1924年アメリカOTIS社製のものだそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/250秒 9mm ISO3200 )
082_240323039m  X900 京都 東華菜館→南座と東山 G7X.jpg 82.南座とその背景の東山
4階の席からは鴨川の対岸に南座が見え、その向こうには東山が眺められた。外は雨模様だ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 28mm ISO200 )
083_240323044  X900 京都 東華菜館と鴨川 G7X.jpg 83.鴨川の流れ
雨に中、小走りに四条大橋まで行って眺めた鴨川の流れ。右側の建物が東華菜館だ。wikipediaによれば、現在の四条大橋は1935年(昭和10年)に発生した京都大水害による被害を受けて1942年(昭和17年)に完成した橋長65m、幅員25.0mの鋼桁橋(鋼連続桁橋)である。川の中に2つの橋脚を持つ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO160 )
084_240323053  X900 京都 阪急で嵐山へ 桂で乗り換え G7X.jpg 84.(阪急)桂で嵐山線に乗り換え
さて、まだ雨は降っている。花見は諦め、婿殿の提案で嵐山の「福田美術館」へ行くことになった。東華菜館から四条通を河原町まで歩き、そこから阪急電車で嵐山へ行く。嵐山へはJRや嵐山電車で行ったことはあるが、阪急で行くのは初めてだ。河原町から梅田方面への電車に乗り、桂で乗り換え嵐山線で20分ほどで、一人240円で行けた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 28mm ISO500 )
085_240323060  X900 京都 阪急で桂から嵐山へ G7X.jpg 85.阪急嵐山線のラッピング車両
阪急の車両は屋根の部分が白く塗装されている。屋根の色はグレーが一般的だが、一味違っている。上質な感じがする。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO1250 )
086_240323064 X900 京都 阪急嵐山駅 G7X.jpg 86.阪急嵐山駅
阪急嵐山駅は阪急嵐山線で桂駅から駅3っ目の終点である。所要時間7分を行ったり来たりしている。時刻は午後2時。この日は土曜日の午後なのだが、雨が降っていたためか観光客はそれほど多くなかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/1000秒 11mm ISO400 )
087_240323066 X900 京都 嵐山 風風の湯 G7X.jpg 87.嵐山温泉
桂川の方へ歩いていくと「風風の湯(ふうふうの湯)」という日帰り温泉があった。この時はお客さん出入りはなかった。JRの嵯峨嵐山駅や京福電車の嵐山駅は桂川の北側にあるが、阪急嵐山駅は、南側にある。歩いていくと桂川の河畔に出て、渡月橋をやや西の方に見ることになる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO250 )
088_240323075 X900 京都 嵐山 桂川右岸 G7X.jpg 88.桂川(大堰川)に架かる中の島橋を渡る
この川は渡月橋のあたりから桂川(大堰川)が別れ、再び合流していく分流である。この中の島橋を渡ると、中州に出てそこは嵐山公園(中之島公園)となっていた。桂川の南側から多くの観光客が行き来する渡月橋を見るのは初めてである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO200 )
089_240323081 京都 嵐山 渡月橋 G7X.jpg 89.桂川右岸から見る渡月橋
嵐山公園(中之島公園)から北西の方向に見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO200 )
090_240323088 X900 京都 嵐山 渡月橋より G7X.jpg 90.渡月橋を渡る
渡月橋を渡って、桂川の左岸に出た。「福田美術館」のある上流へと歩く。桂川は、嵐山上流の亀岡流域の保津地区から保津峡の区間に限って嵐山までを保津川という呼び方をされる。また、嵐山に入ると渡月橋の下流までを大堰川と呼ぶようだ。ややこしい。保津川下りは、丹波亀岡から京都の名勝嵐山まで約 16 ㎞の渓流を約 22時間で下る舟下りでだ。京都の代表的な観光地である嵐山・嵯峨野に近いことから、1885年に観光客を対象とした遊覧船による川下りが行われるようになった。昨年3月には転覆事故があった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 21mm ISO125 )
091_240323092 X900 京都 嵐山 桂川左岸 G7X.jpg 91.和服姿の外国人観光客
天気は悪いがそれでも桂川沿いの道は観光客が多い。着物を召された方たちは、マレーシアあたりから来られているのだろうか。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 29mm ISO200 )
092_240323093 X900 京都 嵐山 桂川左岸 ジンチョウゲ G7X.jpg 92.ジンチョウゲ
道筋には植えられたジンチョウゲの花が咲いていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO400 )
093_240323098 X900 京都 嵐山 福田美術館 G7X.jpg 93.「福田美術館」入口
  横道を少し右へ入ったところに「福田美術館」の入り口があった。こんなところに美術館があるのかと思うようなところだった。「福田美術館」は、2019年10月1日にオープンした私設美術館。福田吉孝の収集品を収蔵展示、運営は一般財団法人福田美術振興財団だそうだ。wikipediaによれば、開館にあたってのコンセプトは「100年続く美術館」であり、「たとえ美術に詳しくない方が見ても、感動を覚えるような」作品を中心に集められた。コレクションは京都の実業家、アイフルの創業者、福田吉孝が美術館を設立する目的で約20年にわたって収集した、日本絵画を中心とした作品約2,000点であり、江戸時代の琳派や円山・四条派や近代の京都画壇の作品を多く所蔵している。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO160 )
094_240323100 X900 京都 嵐山 福田美術館 G7X.jpg 94.「進撃の巨匠 竹内栖鳳と弟子たち」
私たちが訪れたときは、「進撃の巨匠 竹内栖鳳と弟子たち」という企画展示が行われていた。欧米人の入場者が目立った。竹内栖鳳(たけうち せいほう 元治元年11月22日〈1864年12月20日〉- 昭和17年〈1942年8月23日〉)は、戦前の日本画家。近代日本画の先駆者で、画歴は半世紀に及び、戦前の京都画壇を代表する大家である。一部の作品を除き展示された絵画を含め、館内の写真撮影が許されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2000 )
095_240323109 X900 京都 嵐山 福田美術館 G7X.jpg 95.<雨景・雪景図屏風> 竹内栖鳳
解説には竹内栖鳳の130年ほど前、円山応挙は<雨竹風竹図屏風>という作品を生み出していたが、この作品はその変奏で右奏を雨、左奏を雪の景として異なる風情を描きとっていると記されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/320秒 9mm ISO3200 )
096_240323115 X900 京都 嵐山 福田美術館 G7X.jpg 96.<雪月花> 1932年
左から、河合玉堂、横山大観、竹内栖鳳の掛け軸である。東西三巨匠の豪華競演と書かれていた。その右の絵も竹内栖鳳の作品である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/250秒 10mm ISO3200 )
097_240323123 X900 京都 嵐山 福田美術館 G7X.jpg 97.熱心に鑑賞する西欧人
幕末の京都を代表する絵師の一人で、幕末の平安四名家の一人と言われた塩川文麟や、同じく江戸時代後期に活躍した絵師である松村景文といった巨匠の絵画を熱心に外国人観光客と思われる人が鑑賞していた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/320秒 10mm ISO3200 )
098_240323126m X900 京都 嵐山 福田美術館 G7X.jpg 98.<雪中南天鴨図>(部分) 円山応挙
1893年の作品。水鳥の一瞬の動きを描きだせているのは、同時代の狩野派の絵師たちのように、単に手本を写して完成させるのを良しとせず、写生に打ち込んで独自の作風を完成させた応挙ならではの技であり、その祖師の考え方を受け継いで自分だけの表現を追い求めたのが竹内栖鳳でもあったと解説されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/60秒 37mm ISO3200 )
099_240323129 X900 京都 嵐山 福田美術館 G7X.jpg 99.<金獅図> 1906年 竹内栖鳳
この展覧会のポスターにもなっているこの<金獅図>は、咆哮しながら勢いよく身を乗り出すライオン。右脚の鋭い爪や左脚の筋肉の描写などは百獣の王に相応しい姿で的確にとらえられている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/100秒 21mm ISO3200 )
(部分) rel="lightbox[]">100_240323131m X900 京都 嵐山 福田美術館 G7X.jpg 100.<金獅図>(部分)
昨年の秋には、京都市美術館開館90周年記念展として、竹内栖鳳「破壊と創生のエネルギー」という展覧会が開催された。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/100秒 21mm ISO3200 )
101_240323136 X101 京都 嵐山 福田美術館 G7X.jpg 101.会場風景 -1
比較的入場者は少なく、落ち着いて名画を観賞できる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/200秒 9mm ISO3200 )
102_240323141 X900 京都 嵐山 福田美術館 G7X.jpg 102.<花見>(部分) 1909年 西山翠嶂(にしやま すいしょう)
誰しも心躍る桜の花。「伝統的な京都画壇はあまり積極的に同時代の人々の様子を描くことはありませんでしたが、師匠であり、妻の父でもある竹内栖鳳同様に常に進撃を続けた西山翠嶂はこの作品で果敢なチャレンジを見せています」と解説されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/250秒 14mm ISO3200 )
103_240323144 X900 京都 嵐山 福田美術館 G7X.jpg 103.<砂丘> 1935年 西村五雲(にしむら ごうん)
漁師の居ぬ間に。「魚籠に一匹のとびが羽を休めています。砂浜の貝や道具箱からすると漁師が傍にいそうな気もしますが、とびは何も気に掛けることなく悠々と後方を振り向いています。動物の一瞬の挙動を写す筆力は師の栖鳳から受け継いだもので、五雲はそれをより発展させました。」と解説されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/400秒 14mm ISO3200 )
104_240323145 X900 京都 嵐山 福田美術館 G7X.jpg 104.<砂丘>(部分)
凄い描写力だと思う。写実的ではあるが、写真とは違う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/250秒 37mm ISO3200 )
105_240323162 X900 京都 嵐山 福田美術館 G7X.jpg 105.<平牀> 1933年 土田麦僊(つちだ ばくせん)
麦僊の進撃も止まらない。「平牀(寝台)に立つ女性と座る女性は歌舞を生業とする朝鮮半島の妓生です。麦僊は二度朝鮮半島へ渡り、最初の渡航後に本作を描きました。麦僊の初期の作品は絢爛な画面が多いのですが、晩年には本作のような淡彩による精神性の高い作品を多く制作しました。自ら打ち立てた様式を破る驀進は師・栖鳳から受け継いだものでしょう。」と解説されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/250秒 37mm ISO3200 )
106_240323164 X900 京都 嵐山 福田美術館 G7X.jpg 106.<平牀> 部分
左側に立っている方の女性の部分である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/320秒 37mm ISO3200 )
107_240323180 X900 京都 嵐山 福田美術館 G7X.jpg 107.会場風景 -2
中央に西山翠嶂の<花見>、その右側に見える大きな絵は、同じく西山翠嶂の<陽光桜花>である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/400秒 9mm ISO3200 )
108_240323192 X900 京都 嵐山 福田美術館 G7X.jpg 108.<虞美人草> 1911年 竹内栖鳳
虹が際立たせる静寂。「栖鳳が描いているのは令和の時代には初夏の路傍に群れ咲いているナガミヒナゲシ。ただし外来種であるこの花が日本に入ってきたのは栖鳳没後の1961年のこと。彼が地中海原産のこの花を目にしたのは1900年に訪れた欧州だったと考えられます。日本ではかって画題になったことがない花であっても、積極的に取り込み、洗練された先品に仕上げてしまう革新性も栖鳳の進撃を支えた底力でした。」と解説されていた。ナガミヒナゲシは私がよく写真を撮りに行く、横浜市の舞岡公園などでも多く見られる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/250秒 10mm ISO3200 )
109_240323193 X900 京都 嵐山 福田美術館 G7X.jpg 109.最晩年の竹内栖鳳に、福田平八郎が送った礼状
wikipediaによれば福田平八郎は、「鋭い観察眼を基にした、対象がもつ雰囲気、美しさを抽出した表現が特徴とされる。生涯「水」の動き、感覚を追究していたとされ、「漣」は池面に映る水面の模様を描写した作品である。」とあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 17mm ISO3200 )
110_240323198 X900 京都 嵐山 福田美術館 カフェより G7X.jpg 110.福田美術館のカフェ
小1時間の絵画鑑賞を終え、2階のギャラリー2から1階に下り、ミュージアムショップを見て、庭に突き出ているカフェに寄った。ちょっと一休みしたかった。大きなガラス窓からは桂川の岸を歩く観光客の姿が見える。ここのカフェは空いていた。眺めも良かった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 )
111_240323200 X900 京都 嵐山 福田美術館 カフェより G7X.jpg 111.福田美術館のカフェから渡月橋を眺める
小雨が降るのに、着物を着て写真を撮っている外国からの観光客の姿があった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO400 )
112_240323207 X900 京都 嵐山 桂川左岸 G7X.jpg 112.桂川河畔のカフェ
若い人たちでにぎわっている小さなカフェがあった。ここは「アラビカ京都」というインスタ映えするコーヒー専門店だそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO400 )
113_240323209 X900 京都 嵐山 桂川左岸より カルガモ G7X.jpg 113.桂川のカルガモ
桂川の流れに頭をだした石に何か水鳥が停まっていた。ファインダーで覗いて見るとカルガモだった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO1000 )
114_240323216 X900 京都 嵐山 桂右岸 桜にウメノキゴケ G7X.jpg 114.ウメノキゴケ
来た時の阪急電車に乗って、京都河原町へ戻ることにする。来た時に渡ってきた中の島橋のそばに、まだ咲かぬ桜の木があったが、その枝にウメノキゴケが付いていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO2500 )
115_240323219 X900 京都 四条 高瀬川沿い 「喜人来人」  G7X.jpg 115.高瀬川沿いの居酒屋
一旦ホテルに戻って夕食に出かける。今夜は居酒屋で日本酒という趣向である。店は富山の"きときと"な肴と酒の店だった。白エビの刺身が旨かった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO3200 )
116_240323222 X900 京都 四条河原町 高島屋  G7X.jpg 116.京都 高島屋
四条通りに面して、高島屋と大丸があるということは記したが、これは四条河原町にある高島屋だ。写真の中央に、ちょっと異質な建物があるが、その角地に建つビルの地権者が高島屋への売却に応じないらしい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/500秒 9mm ISO3200 )
117_240323227 X900 京都 四条 G7X.jpg 117.新京極商店街入口
河原町から賑やかな四条通りを歩くと、新京極商店街アーケードの入口がある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 31mm ISO2500 )
118_240323230 X900 京都 四条通 G7X.jpg 118.寺町京極商店街入口
そのちょっと烏丸寄りに寺町京極商店街アーケード入口があった。錦市場を歩いて錦天満宮に突き当たる手前を右に折れるとこの商店街に入る。その商店街を通っていくとこの写真のところに出てくる。明日は錦市場へ行くことになりそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 19mm ISO1000 )
119_240323234 X900 京都 四条通 大丸ファサード G7X.jpg 119.京都 大丸
河原町からホテルのある四条烏丸の方へ歩いていくと、右手に新京極商店街、寺町京極商店街の入り口があり、もう少し歩くと大丸京都店がある。八坂神社を背にして、祇園、河原町、烏丸と四条通はメインストリートだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO3200 )

2024年3月18日

舞岡公園 ① ウソ 2024年2月13日 横浜市戸塚区

私は蝋梅(ロウバイ)の花が好きだ。その名の通り、渋いツヤのある蝋細工のようなレモンイエローが良い。舞岡公園のかっぱ池の脇にたった1本だけだが毎年この季節に花を咲かせるロウバイの木がある。この日はこのロウバイの花と、もし出会えたら野鳥の写真でも撮りたいと思い、舞岡公園へ出かけた。
 この季節にはいつも大勢の愛鳥写真家の人たちが三脚を立てているきざはし池あたりは、思ったより、その数は少なかった。
 かっぱ池のロウバイを撮りに行こうと瓜久保の家から歩いていくと、一人の方がカメラを片手に上を見ている。何かいるのだなと思い、その視線の先を見たがわからなかった。先にロウバイの花を撮って戻ってくると、先ほどのところでカメラを抱えている方が4~5人に増えていた。私もその仲間に加わる。シジュウカラより少し大きめの鳥が2羽いるようだ。枝が邪魔になり、日が当たらないところにいるので撮り難かった。

000_240213063tm X700 ◎舞岡公園 かっぱ池 ウソ? RX10M4.jpg
ウソの♂ 2024年2月13日 横浜市戸塚区舞岡公園

001_240213001 X900 ホトケノザ 舞岡公園 RX10M4.jpg 1.ホトケノザ(仏の座)
道端の可憐な花が咲いていた。道端や田畑の畦などによく見られる雑草である。茎は段々につくことから、俗にサンガイグサ(三階草)とも呼ばれるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO500 )
002_240213004 X900 舞岡公園 瓜久保の家 RX10M4.jpg 2.瓜久保の家に咲く白梅
一重の白梅だが、PictureThisで写真を検索しても「ウメ」という種名までしか同定されない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 155mm ISO250 )
003_240213010 X900 舞岡公園 かっぱ池 RX10M4.jpg 3.ロウバイ(蝋梅) -1
かっぱ池のロウバイは見頃だった。まだまだ蕾もある。wikipediaによれば、ロウバイは中国原産で、和名の「ロウバイ」の語源は、漢名の「蝋梅」の音読みとされ、由来について一説には、陰暦の12月。にあたる朧月(ろうげつ)にウメの香りの花を咲かせるためだと言われている。(旧暦12月は現在の暦でいえば、12月下旬から2月上旬ころにあたる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/1250秒 9mm ISO3200 )
004_240213015 X900 舞岡公園 かっぱ池 RX10M4.jpg 4.ロウバイ -2 ロウバイは、ウメとはまったく関係ないロウバイ科である。梅の花が咲く頃に香りの良い花を咲かせること、花が蝋を塗ったような質感であることから「梅」に例えられて蝋梅と名が付いたと言われているそうだ。


SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO400 )
005_240213022 X900 舞岡公園 かっぱ池 RX10M4.jpg 5.ロウバイ -3
ロウバイの咲く散策路を幼稚園の子供たちが行く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 34mm ISO1000 )
006_240213033m X900 〇舞岡公園 かっぱ池 RX10M4.jpg 6.瓜久保の白梅
瓜久保には数本の梅の木がある。これは白い一重の花を咲かせている。品種名は解らない。

S


ONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f16 1/2000秒 31mm ISO3200 )
007_240213039 X900 舞岡公園 かっぱ池 RX10M4.jpg 7.瓜久保の紅梅
こちらの樹は二重の紅梅だ。寒紅梅のように見えるが定かではない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO320 )
008_240213061t X900 ◎舞岡公園 かっぱ池 ウソ? RX10M4.jpg 8.ウソ (鷽)♂ -1
数人の人がカメラを向けている方向に、15cmくらいの鳥がいた。怖い口をしている。画の左上にカエデの枯葉が見える。楓の実を啄んでいるようだ撮っていた時は何という鳥かわからなかったが、帰宅して、山と渓谷社の文庫本 叶内拓哉著「くらべてわかる野鳥」を目を皿のようにして見て、ウソと同定した。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO500 )
009_240213068 X900 〇舞岡公園 かっぱ池 ウソ? RX10M4.jpg 9.ウソ ♂ -2
ウソをwkipediaで検索してみた。そこにあった写真は、私が撮ったのと少し違うようで、学名がPyrrhula pyrrhula pileataという別亜種のようだ。ウソは、日本では漂鳥または冬鳥として全国に広く分布する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO500 )
010_240213072t X900 ◎舞岡公園 かっぱ池 ウソ RX10M4.jpg 10.ウソ ♂ -3
アカウソ(Pyrrhula pyrrhula pyrracea)という亜種がいるが、私が撮ったのはウソ(Pyrrhula pyrrhula griseiventris) のようである。露出を+補正して撮ったが、それでも背景の明るさに引っ張られてしまい、結局、ソフトで補正せざるをえなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO640 )
011_240213080t X900 ◎舞岡公園 かっぱ池 ウソ 実を啄む RX10M4.jpg 11.ウソ ♂ -4 少し明るいところへでてきてくれたが、後姿になってしまった。尾の羽が黒い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO800 )
012_240213088m X900 ◎舞岡公園 かっぱ池 ウソ RX10M4.jpg 12.ウソ ♂ -5
鋭い嘴を持っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO800 )
013_240213098s X900 ◎舞岡公園 かっぱ池 ウソ RX10M4.jpg 13.ウソ ♂ -6
ウソの名前の由来は「嘘・本当」のうそではなく、口笛を意味する古語「うそ」とされているそうだ。 ウソの鳴き声は普段聞く機会の多いヒヨドリの「ヒーヨ」と比べると、少し低め、弱めでやわらかい感じがして、まさに人の口笛にそっくりという。今回その鳴き声は聞けなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO500 )
014_240213104 X900 〇舞岡公園 かっぱ池 ウソ♀ RX10M4.jpg 14.ウソ ♀ -1
少し離れたところにもう1羽いた。この個体の頬は赤みを帯びている。♀である。カエデの実を咥えている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 168mm ISO320 )
015_240213108 X900 ◎舞岡公園 かっぱ池 ウソ♀実を啄む RX10M4.jpg 15.ウソ ♀ -2
頬からのどの下にかけて赤みを帯びる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 168mm ISO400 )
016_240213112 X900 ◎舞岡公園 かっぱ池 ウソ♀実を啄む RX10M4.jpg 16.ウソ ♀ -3
1/2000秒に設定していたので手振れも少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 168mm ISO400 )
017_240213128s X900 ◎舞岡公園 かっぱ池 ウソ♀実を啄む RX10M4.jpg 17.ウソ ♀ -4
黒い瞳が目立つ。その瞳ほどのカエデのみを啄んでいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 168mm ISO400 )
018_240213143s X900 ◎舞岡公園 かっぱ池 ウソ♀ RX10M4.jpg 18.ウソ ♀ -5
時々、止まるところを変えるが、ほとんど移動しない。飛び立つ瞬間が撮れないかと狙ったがダメだった。ウソばかり11葉の画を並べてしまったが、初めて見た野鳥の撮影を炭素日むことが出来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO400 )
019_240213153 X900 〇舞岡公園 かっぱ池  RX10M4.jpg 19.ウソを撮る野鳥愛好者
いつの間にかウソのいた木には10人近くの人たちが集まってきていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f16 1/250秒 15mm ISO3200 )
020_240213147 X900 舞岡公園 かっぱ池 アオキ  RX10M4.jpg 20.アオキ(青木)の実
wikipediaなどで調べてみると、和名アオキの由来は、四季を通じて常緑で、葉のほか枝も常に緑色であることから名付けられているという。常緑の低木で高さは0.5m~3m ほどで、枝は太く緑色である。幹も緑色で光合成をおこなうという。アオキガ目につくようになるのは、秋になって、雌株に楕円形の小指大ほどの果実が赤く熟すころで、12月~翌年5月ころまでその実は付いている。アオキの果実は、大きな種子のまわりに薄い果肉がついているだけで、小鳥たちにとって摂食優先度は低く、食べ物がなくなった3月ごろなってから赤く熟した果実が野鳥に食べられるようになる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f16 1/250秒 147mm ISO400 )
021_240213148 X900 舞岡公園 かっぱ池 アオキ  RX10M4.jpg 21.アオキの新芽
その青木に新芽が出ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 27mm ISO400 )

2024年3月15日

梅咲き始めた保土ヶ谷公園 ② 2023年2月9日 横浜市保土ヶ谷区

人が多くなってきたが保土ヶ谷公園の梅園で、梅の花とメジロを撮り続ける。
 気が付くと、ツグミが人が多いところから少し離れたところの地面に下りてきていた。虫でも探しているのだろう。前にも同じころにこの場所でツグミを撮った。逃げないで3mくらいまで近寄らせてくれたが、さすがにそれ以上近づこうとすると、速足で離れていった。

000_240209187tm X700 ◎保土ヶ谷公園 ツグミ RX10M4.jpg
地面に下りて来たツグミ 2024年2月9日 県立保土ヶ谷公園 梅園

017_240209095 X900 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 17.大輪緑萼(タイリンリョクガク)
本種は枝を切断した時に中が緑色をしている所謂「青軸性」種の中で、一般に梅の萼片は茶褐色であるが、写真のように緑色のため、開花時に清楚な感を受ける品種といわれる。花は大輪の抱え咲きの八重である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/2000秒 10mm ISO160 )
018_240209099 X900 〇保土ヶ谷公園 緑萼春日野 RX10M4.jpg 18.緑萼春日野(リョクガクカスガノ)
緑萼と名の付く品種はほかにもある。この緑萼春日野は前者に比べ花は小さいが、並べて見ないと区別がつかない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 128mm ISO250 )
019_240209104 X900 保土ヶ谷公園 八重野梅 RX10M4.jpg 19.八重野梅(ヤエヤバイ)
花は白色で大輪の八重咲である。早咲きの梅で、梅園に数本あるヤエヤバイの花にメジロが蜜を吸いに来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/2000秒 9mm ISO100 )
020_240209110 X900 保土ヶ谷公園 八重寒紅RX10M4.jpg 20.八重寒梅(ヤエカンバイ)
早咲きの紅梅である。春の早い時期に保土ヶ谷公園の梅林では、この八重寒梅と八重野梅の紅梅と白梅が彩る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 93mm ISO320 )
021_240209117 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 21.梅の花を啄むメジロ
メジロにとっては幸せな時なのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 190mm ISO200 )
022_240209120 X900 保土ヶ谷公園 寒紅梅 RX10M4.jpg 22.寒紅梅
さっきメジロが来ていた寒紅梅だ。メジロを待ったがほかの花で吸蜜に忙しかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 114mm ISO640 )
023_240209125 X900 〇保土ヶ谷公園 ツグミ  RX10M4.jpg 23.ツグミ(鶇) -1
梅園の梅の木から少し離れたところの地面に何か野鳥が下りた。ツグミだった。wikipediaによれば、ツグミはスズメ科の鳥だが、夏季にシベリア中部や南部で繁殖し、冬季になると中華人民共和国南部などへ南下し越冬する。日本では冬季に越冬のため飛来(冬鳥)する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 102mm ISO500 )
024_240209131 X900 〇保土ヶ谷公園 ツグミ  RX10M4.jpg 24.ツグミ -2
体長は24cmほどで、越冬地ではまず山地の森林に群れて生息し、その後に平地へ移動し分散する。福井県の指定の鳥であり、秋になるとシベリア方面から渡来するという。また、岐阜県中津川市ではツグミの粕漬が名物であった。1947年(昭和22年)にカスミ網による野鳥の捕獲は禁止され、鳥獣保護法によってツグミは保護鳥となった為、食用としての捕獲は禁止となったが、昭和40年代まで、依然密猟が行われていたという。(wikipediaによる)

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 90mm ISO400 )
025_240209139 〇保土ヶ谷公園 鹿児島紅  RX10M4.jpg 25.鹿児島梅(カゴシマウメ)
この梅園には1本だけ深紅の花を咲かせる鹿児島の木がある。今年も見事に花をつけていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 37mm ISO400 )
026_240209141 X900 〇保土ヶ谷公園  RX10M4.jpg 26.メジロ翔ぶ
連写で撮っていると羽を拡げて飛ぶ姿が撮れることがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 210mm ISO320 )
027_240209160 X900 ◎保土ヶ谷公園  RX10M4.jpg 27.梅とメジロ -1
春を告げる梅の花にはメジロが良く似合う。「とりあわせのよいもの。美しく調和するもののたとえ」として使われる「梅に鶯」と言われるウグイスは梅の花で見たことがない。ウグイスの食性は雑食だそうだが、夏場は主に小型の昆虫、幼虫、クモ類などを捕食し、冬場は植物の種子や木の実なども食べるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 132mm ISO400 )
028_240209163t X900 〇保土ヶ谷公園  RX10M4.jpg 28.梅とメジロ -2 ウグイスの食性は雑食だそうだが、夏場は主に小型の昆虫、幼虫、クモ類などを捕食し、冬場は植物の種子や木の実なども食べるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 132mm ISO400 )
029_240209173tm X900 〇保土ヶ谷公園 八重野梅 RX10M4.jpg 29.梅とメジロ -3
次はどの花にいこうか。一杯あって迷ってしまう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO320 )
030_240209178 X900 ◎保土ヶ谷公園 八重野梅 RX10M4.jpg 30.梅とメジロ -4
八重野梅の木から離れようとしないで、その花から花へ渡っていく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO250 )
031_240209183 X900 保土ヶ谷公園 ツグミ RX10M4.jpg 31.ツグミ -3
最初にツグミを撮ったときから15分経っている。まだ、ここから離れないでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 213mm ISO640 )

2024年3月11日

梅咲き始めた保土ヶ谷公園 ① 2023年2月9日 横浜市保土ヶ谷区

2月4日~5日に横浜でも雪が降った。その4日後の2月8日、9日と晴天となり、そろそろ梅が開花するのではないかと思い、保土ヶ谷公園へ出かけた。バス通りから辻広場に下りて、下池の方へ歩いていくと、桜ケ丘の北側の日陰のところではまだ、雪が残っていた。
 上池の河津桜はやっと咲き始めである。
 テニスコートのわきを通って、梅園へ行く。全体を見た感じでは、まだ三分咲きというところである。しかし早咲きの白梅は、瑞々しい花を咲かせていた。その花を求めてメジロたちがやってきている。梅の樹の下にはツグミもいた。

000_240209048 X700 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
早咲きの梅が咲き、メジロたちが蜜を吸いに来る 2023年2月9日 県立保土ヶ谷公園

001_240209002 X900 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 1.雪が残る保土ヶ谷公園
この4日、5日に降った雪は5㎝くらいは積もったのだろうか。しかし、この日は街にはもう雪は残っていない。保土ヶ谷公園の下池の南側は市立桜ケ丘高校がある丘になっていて、その北側の坂は人が歩かないので雪が少しだけ残っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 21mm ISO400 )
002_240209005 X900 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 2.河津桜の蕾
昨年の11月8日に来た時は、2~3輪だが河津桜が咲いていて狂い咲きに驚いたが、開花が近いこの日はまだほんの数輪しか咲いていなかった。今にも開きそうな蕾がたくさんあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/2000秒 9mm ISO500 )
003_240209006 X900 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 3.咲き始めた河津桜
まだ、数輪であるが河津桜が開花していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 17mm ISO200 )
004_240209021 X900 保土ヶ谷公園 梅園 RX10M4.jpg 4.梅園 咲き始めた梅
この梅には玉光枝垂(ギョクコウシダレ)という品種札が掛けられていた。梅は種としての分類は梅として1種であり、学名をPrunus mume という。wikipediaによれば、「梅(学名: Prunus mume)には、500種以上の品種があるといわれている。近縁のアンズ、スモモと複雑に交雑しているため、主に花梅について園芸上は諸説の分類がある。実梅も同じ種であるので同様に分類できる。梅は、野梅系、緋梅(紅梅)系、豊後系に大きく3系統に分類できる。」と記されている。この玉光枝垂は、花梅で緋梅系の枝垂れで紅の一重咲きである。また、CKZ植物辞典では、この玉光枝垂の学名として Armeniaca mume 'Gyokkō-shidare' (=Prunus mume 'Gyokkō-shidare ')と記されていた。

ちょっとわき道にそれるが、亜種と品種はどう違うのかなと疑問がわいた。チョウなどでは、分類学上基本単位である種に派生する別種としては区別できない差異のあるグループを亜種という。例えば、学名コムラサキ(Apatura ilia Denis)の黒色型は、通称クロコムラサキと呼ばれるが、学名はコムラサキの亜種として (Apatura ilia Denis et Schiffermuller)という。亜種は、ある種のうち、分類学的な基準に基づいて別種として区別できるほど大きな差異が認められるわけではないものの、ある程度の識別可能な差異が認められる個体の集団を指さす。一方、品種というのはある種のうち、人工的に改良が加えられ、その形質が固定化された個体の集団を指すのだそうだ。あくまですべての品種は分類学上の基準は種「ウメ」Prunus mumeなのだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/2000秒 9mm ISO200 )
005_240209026 X900 〇保土ヶ谷公園 梅園 呉服枝垂 RX10M4.jpg 5.呉服枝垂(クレハシダレ)
梅の品種群の中では野梅系八重咲きの品種として分類されている。まだ咲き始めである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 26mm ISO640 )
006_240209029 X900 保土ヶ谷公園 梅園 別角晩水 RX10M4.jpg 6.別角晩水(ベッカクバンスイ)
早咲き。野梅系園芸品種。花は淡紅色で花弁の裏が濃い色になる八重咲である。中国の品種だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 26mm ISO640 )
007_240209033 X900 保土ヶ谷公園 梅園 田毎の月 RX10M4.jpg 7.田毎の月(タゴトノツキ)
左側に咲いている白い花が田毎の月である。見頃 2月上旬~2月下旬というから早咲きなのだろう。 野梅性一重で 花の大きさは 2.5~3cm 程度 の中大輪、花の色は白色。 咲き出しは花形も丸く、信州更科の棚田の小さな水田の一つ 一つに映る月にまつわる「田毎 (たごと)の月」を思わせるのでこの名があるそうだ。明治時代に、「月の三銘花」(満月・田毎の月・滄溟の月)のひとつとされた。microsoftのcopilotで検索した見たところ、「月の三銘花とは、日本の伝統的な呼び名で、3月に咲く代表的な花を指します。これらの花は、春の訪れを告げる美しい花々で、日本の文化や季節感に深く根付いています。」とあり、3月に咲く花として桜、梅、菜の花が挙げられていた。「月」の意味、MoonとMonthの違いだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 62mm ISO250 )
008_240209038 X900 保土ヶ谷公園 梅園 桜鏡 RX10M4.jpg 8.桜鏡(サクラカガミ)
豊後系の品種で、花は薄紅色の八重で、花が最も大きいウメの一つという。花は2月下旬~3月中旬というから遅咲きなのだろうが、多くの花が開いていた。実はならないそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 168mm ISO320 )
009_240209041 X900 保土ヶ谷公園 長谷川絞り RX10M4.jpg 9.長谷川絞り(ハセガワシボリ)
野梅系の園品種。花は八重咲で咲き始めは淡紅色で咲き進むにつれ白色になり、紅色の絞りが入る。江戸初期に既に「長谷川梅」が有り、それに絞りを現した梅を開発したのであろうと言われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 128mm ISO250 )
010_240209045mt X900 〇保土ヶ谷公園 ハクセキレイ RX10M4.jpg 10.ハクセキレイ(白鶺鴒)
決して多くはないが家の近くでも、よく見かける野鳥である。wikipediaで調べてみると、日本では、かつては北海道や東北地方など北部でのみ繁殖が観察されていたが、20世紀後半より繁殖地を関東・中部などへと拡げ、現在は東日本では普通種になっているのだそうだ。都市部などの乾燥した環境にも適応しており、分布域の広がった近年では、コンビニの駐車場やガソリンスタンド、公園や駅のホームなどで餌を食べる様子も観察されている。近所では帷子川の堤や、保土ヶ谷公園上池付近などでもしばしばみられる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO200 )
011_240209055 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 11.待機するメジロ
メジロがヒマラヤスギ?の枝に止まって、何やら梅の花が咲く方向を見て、何処へ行こうかと待機しているように見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 207mm ISO400 )
012_240209069 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 12.梅の花に来たメジロ -1
この梅は八重野梅(ヤエヤバイ)という品種だと思う。早咲きの品種で見頃であり、葉蜜も豊富なのだと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 76mm ISO400 )
013_240209071t X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 13.梅の花に来たメジロ -2
次はどこの花へ行こうか構えているようだ。メジロの目は怖い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 76mm ISO320 )
014_240209083 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 14.梅の花に来たメジロ -3
時刻は11時。快晴。気温も12℃くらいまでは上がってきていた。メジロも活発に活動する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 76mm ISO400 )
015_240209082t X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 15.梅の花に来たメジロ -4
この八重野梅には3羽のメジロが来ていた。前の写真と同じ個体である。トリミングしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 76mm ISO320 )
016_240209090 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 16.紅梅に来たメジロ
メジロが来ていた紅梅に付けられた品種札を見ると寒紅梅(カンコウバイ)となっていた。咲いている花が少なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 151mm ISO500 )

保土ヶ谷公園,梅園,河津桜,玉光枝垂,呉服枝垂,別角晩水,田毎の月,桜鏡,長谷川絞り,ハクセキレイ,メジロ,八重野梅,寒紅梅,

2024年1月 4日

氏神さま 初参り 2024年1月2日 横浜市保土ヶ谷区 橘樹神社と神明社

正月2日、今年も毎年続けている氏神さまに初詣をした。昨年の1月2日は青空が広がる良い天気だったが、今年はあいにく曇り空で寒い日だった。
 まず橘樹神社へ。普段は裏側の駐車場の方から境内に入るが、お正月なので表にまわってメインの鳥居をくぐった。参拝の列はそれほど長くはなかった。
 橘樹神社は、社伝によると、文治2年(1186年)に創建されたと伝えられている。それは、源頼朝が、天下の平定を祝し、国中の大小神祇(神々)を奉幣(供物をささげる)して祭祀(神や祖先を祀る)を行った時の創建と伝えられているそうだ。即ち京都の衹園社(現在の八坂神社)の御分霊を勧請奉祀(来臨を願いお祀りする)して、橘樹神社も衹園社 牛頭天王社 天王宮 橘樹社 等社名が変わり大正10年正式に現在の社名となったそうだ。
 橘樹神社のお参りを終え、相鉄線の天王町駅を線路の反対側に出た。小さな広場には旧東海道保土ヶ谷宿の名残りがある。
 そこから大門通りへ出て神明社へ。途中、耕地整理竣工記念碑がある傍で梅の花が咲いていたのには驚いた。
 神明社の参拝者は多かった。参拝者の列は大門通りの大鳥居から拝殿へ100m以上はある石畳の参道の中ほどが最後尾だった。

000_240102020 X700 保土ヶ谷神明社 ウメ G7X.jpg
神明社 初詣参拝者の列 2024年1月2日 横浜市保土ヶ谷区

001_240102007 X900 初詣 橘樹神社 G7X.jpg 1.橘樹神社の鳥居から
旧東海道に面して橘樹神社の鳥居が立つ。鳥居は大正14年(1925年)に建てられたものだそうだ。右側に橘樹神社と記された細長い社号碑がある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 15mm ISO250 )
002_240102005 X900 初詣 橘樹神社 G7X.jpg 2.注連柱(しめばしら)
参道の途中に注連柱があった。注連柱とは、主に2本の石柱の間に注連縄を張ったものを言う。神社の神域を示す。そこに茅の輪(チガヤまたはわらで作った大きな輪)が施されていた。参拝する人に茅の輪をくぐらせ、浄める。陰暦六月末日に神社で行う夏越と、年越の大祓の前後以外は茅の輪は取り外されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 16mm ISO250 )
003_240102004 X900 初詣 橘樹神社 G7X.jpg 3.拝殿と狛犬
茅の輪を潜り抜けると、一対の狛犬があった。狛犬は嘉永5年(1852年)に奉納されたものが現存しているそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/1250秒 9mm ISO250 )
004_240102001 X900 初詣 橘樹神社 G7X.jpg 4.神札授与のテント
参道のわきに巫女さんが神札(おふだ)や、破魔矢などを頒布する神札授与所のテントがあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 20mm ISO250 )
005_240102002 X900 初詣 橘樹神社 G7X.jpg 5.初詣参拝者の列
拝殿の前に初詣参拝者の列ができていた。橘樹神社の社殿は江戸時代、更に明治以降も関東大震災や戦災で幾度も焼失してしまった。現在の社殿は戦後の昭和26年(1951年)に再建されたものだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO250 )
006_240102008 X900 初詣 橘樹神社 G7X.jpg 6.天王町駅へ
参拝を終え、旧街道筋を右へ。帷子川を渡り、天王町駅の高架をくぐる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO125 )
007_240102011 X900 初詣 橘樹神社 天王町駅 G7X.jpg 7.旧東海道の名残り
天王町駅の向こう側、保土ヶ谷駅方面に出ると、小さな広場がある。そこには木製の橋(帷子橋跡)と灯篭があり、旧保土ヶ谷宿のモニュメント(帷子橋跡モニュメント)になっていた。横浜市内では神奈川宿、保土ケ谷宿、戸塚宿の3つの宿場があり、保土ケ谷宿はそのうちのひとつということで、昔はかなりのにぎわいを見せていたそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO200 )
008_240102012 X900 天王町駅 サクラ G7X.jpg 8.小さな児童公園の紅葉
神明社に向かって歩いていく途中ある小さな児童公園(天王町公園)に、きれいに紅葉した木が見えた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 8mm ISO250 )
009_240102013 X900 天王町駅 サクラ G7X.jpg 9.紅葉したサクラの葉
近くへ行ってみると丈は低いがサクラの木だった。昨年暮れから、落葉していないサクラの葉が綺麗に紅葉しているのをしばしば見る機会があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 16mm ISO125 )
010_240102017 X900 耕地整理竣工記念碑 ウメ G7X.jpg 10.梅が開花 -1
大門通りへ出て右へ、神明社の鳥居に向かって左側に耕地整理竣工記念碑がある。この石碑は関東大震災(大正12年(1923年))前の大正7年(1918年)に建てられた。帷子川流域一帯では耕地整理事業が明治36年(1903年)から順次始まり、昔からの農地の区画を整え直して生産力を上げるのが当初の目的だったそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO250 )
011_240102015 X900 天王町駅 耕地整理竣工記念碑 ウメ G7X.jpg 11.梅が開花 -2
その傍らに梅の木があり、なんと何輪も花が咲いていて、蕾も多く付いていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO400 )
012_240102018 X900 保土ヶ谷神明社 ウメ G7X.jpg 12.神明社鳥居
大門通りに沿うように神明社の大鳥居がある。ホームページによると、神明社は、平安時代中頃(970年)の創建と伝えられ、横浜市内では最も由緒の深い神社の一つとされている。鎌倉時代の始め、神様のお告げがあって現在の地に遷った時、伊勢神宮になぞらえて、天照大御神をまつる本社のほか、豊受大神宮や境内神社がまつられた。神明社は嘉禄元年(1225年)神戸(現在の保土ヶ谷区神戸町)に遷り、榛谷御厨八郷の総鎮守として祀られたと伝えられる。平成10年、鎮座1030年祭・当地遷座770年祭・伊勢神宮鎮座2000年祭を記念して「平成の大造営」が行われ、380年ぶりに本社・摂末社・神楽殿等総ての境内建物12棟が一新されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 16mm ISO250 )
013_240102019 X900 保土ヶ谷神明社 ウメ G7X.jpg 13.参道 初詣の列 -1
100m以上ある参道に参拝者の列が続く。注連柱には茅の輪が見える。その先に拝殿があり、天照大神を祀る本殿(本社天照大神宮)はその奥にある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 32mm ISO320 )
014_240102022 X900 保土ヶ谷神明社 ウメ G7X.jpg 14.参道 初詣の列 -2
列の最後尾に並んで20分ほど経った。まだまだである。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO250 )
015_240102024 X900 保土ヶ谷神明社 ウメ G7X.jpg 15.お焚き上げ -1
神社で古いお札やお守りを返納する場所があり、前の年のお守りやお札を持ち寄って浄火してもらうお焚き上げは、お正月の風物詩になっている。参拝の列からそのお焚き上げの焚き火が見えたが、傍に建てられた札には、「お納め物から化学物質を除去しますので、直接火に入れないで納札箱にお入れください」と書かれていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO250 )
016_240102026 X900 保土ヶ谷神明社 ウメ G7X.jpg 16.お焚き上げ -2
火の勢いが弱くなってくると、次の焼却札が運ばれてきて、火の中に入れられた。炎が大きくなった。傍に水の入ったバケツと、何故か薪が置かれていた。燃やす札がなくなると火を保つために入れられるのだろうか。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 20mm ISO125 )
017_240102027 X900 保土ヶ谷神明社 ウメ G7X.jpg 17.YBP(横浜ビジネスパーク)
大門通りの向こう側には野村不動産の横浜ビジネスパークがあり、そのビル群がそびえる。食事ができるところもあり、多くの近所の住民が訪れる。昨年秋はプラタナスが真っ赤に紅葉していた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/1250秒 10mm ISO250 )
018_240102029 X900 保土ヶ谷神明社 ウメ G7X.jpg 18.神札授与所
参拝を終えた。神札所があった。縁起物の矢は破魔矢と思っていたら、鏑矢、御神矢というのもあった。御神矢とは、「御神意」(神様の御心)と「御神威」(神様の御力)が表わされる祭祀具として大切にされていて、とりわけ破魔矢と称されるそうだ。破魔矢は御神矢のことである。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/1000秒 10mm ISO640 )
019_240102030 X900 保土ヶ谷神明社 ウメ G7X.jpg 19.巫女さん
神札授与所の巫女さんたち。ちょっと暇そうかな。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 23mm ISO1250 )
020_240102032 X900 保土ヶ谷神明社 ウメ G7X.jpg 20.甘酒
灯りが入った提灯が掛けられたテントがあった。皆さん並んで巫女さんから何やら紙コップを授かっている。参拝者に甘酒が振舞われていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 32mm ISO1250 )
021_240102034 X900 保土ヶ谷神明社 ウメ G7X.jpg 21.YBPのプラタナス -1
帰りはYBPの中を通って16号線方面に出る。その途中にプラタナスが5~6本植えられている。昨年12月中頃にここを通ったとき、ほとんどの木が葉を落としていたが1本だけ、真っ赤に紅葉した葉を付けていた木があった。そしてこの日、さすがに少なくなっていたが、その実とともに残っている葉があった。まだ頑張っているのだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 23mm ISO500 )
022_240102036 X900 保土ヶ谷神明社 ウメ G7X.jpg 22.YBPのプラタナス -2
中学生のころ、オー・ヘンリーの「最後の一葉」を読んだ。教材だったかもしれない。感動したのを覚えている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO250 )

新年早々から日本には驚くような災いが降りかかりました。亡くなられた方々、被害にあわれた方々に、おくやみとお見舞いを申し上げます。

 元旦、新百合ヶ丘にある娘たちの家で新年会を楽しんでいた夕方近く、長く続く大きな揺れを感じた。テレビを見ると、石川県能登半島で震度7の地震が発生し、大津波警報も出されたのだ。津波注意報 は2日の午前10時にすべて解除され、1月3日現在、大きな津波こそ来なかったようだが、大きな揺れで家屋の倒壊や道路の崩壊、陥没、そして火災など大きな被害が発生している。1月2日は石川県内 約3万3600戸で停電が続いているそうだ。1月3日の午後6時現在石川県で73人の方が亡くなっている。

 1月2日の午後6時前、札幌発羽田行の日本航空516便が、ほぼ満席の乗客を乗せて羽田空港に着陸した直後に、能登半島地震の被災者に救援物資を届けようとしていた海上保安庁の飛行機と衝突、炎上した。JALの乗客・乗員は全員、機体から脱出できたのは奇跡的で、訓練通り落ち着いた行動ができたのではないかと思うと元機長はコメントしている。海上保安庁の飛行機に乗っていた6人のうち、5人の死亡が確認されたほか、日本航空516便の乗員・乗客のうち14人がけがをしていることが確認されている。Uターンラッシュがピークの 羽田空港は事故の影響で100便以上が欠航した。

2023年10月10日

まだ暑い舞岡公園 ② カラタチの実 2023年9月12日 横浜市戸塚区

古民家の庭で、ダイダイの実や、ウメモドキの赤い実など、秋の訪れを感じた後、木道が設けられた谷戸のあぜ道を宮田池へと歩く。ツマグロヒョウモンの♂が元気に翔んでいた。チョウの数が多くないのでじっくり撮っていく。
 瓜久保の入り口にカラタチの植え込みがあるが、アゲハが2頭、産卵に来ていた。しばらくするとまた違う個体が飛来する。カラタチは大きな実を付けていた。かっぱ池へ向かう道の右手の田んぼには古代米が実っていた。

000_230912099m X700 舞岡公園 ツマグロヒョウモン Z50 Z18-140.jpg
ツマグロヒョウモン♂ 2023年9月12日撮影 横浜市戸塚区 舞岡公園

027_230912094 X900 〇舞岡公園 ツマグロヒョウモン Z50 Z18-140.jpg 27.ツマグロヒョウモン♂ -1
ツマグロヒョウモン♂が翔んできて、葦の葉に止まった。比較的小さな個体で精悍な感じがする。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
028_230912097 X900 〇舞岡公園 ツマグロヒョウモン Z50 Z18-140.jpg 28.ツマグロヒョウモン♂ -2
同じ個体、いったん翔び立ったがすぐ戻ってきて木道の杭に止まった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1100 ) 露出補正 なし
029_230912104 X900 ◎舞岡公園 ツマグロヒョウモン Z50 Z18-140.jpg 29.ツマグロヒョウモン♂ -3
きれいな個体だった。羽化したばかりであろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
030_230912105 X900 ◎舞岡公園 アゲハ カラタチ Z50 Z18-140.jpg 30.カラタチにアゲハ -1
北門を出て、火の見櫓のある瓜久保の家の前に、カラタチの植え込みがある。カラタチ(枳殻、枸橘)はミカン科カラタチ属の落葉低木である。柑橘系の仲間である。アゲハが産卵に来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1600 ) 露出補正 なし
031_230912109t X900 ◎舞岡公園 アゲハ カラタチ Z50 Z18-140.jpg 31.カラタチにアゲハ -2
ホバリングしているのでピントも合わせやすい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1600 ) 露出補正 なし
032_230912120t X900 〇舞岡公園 カラタチ Z50 Z18-140.jpg 32.カラタチにアゲハ -3
アゲハの♀は黄色味を帯びた翅表だが、なかには♂と見紛うような白っぽい翅の色をした個体もある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1600 ) 露出補正 なし
033_230912134 X900 〇△舞岡公園 カラタチ 産卵 Z50 Z18-140.jpg 33.カラタチにアゲハ -4
カラタチの新芽を探して産卵をこころみる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO4000 ) 露出補正 なし
034_230912139 X900 〇舞岡公園 カラタチの実 Z50 Z18-140.jpg 34.カラタチの実
実はユズよりも大きい。さっき古民家の庭で見たダイダイほどある。白い花が咲いたあとには、直径3~4cmの球形で軟毛に覆われた緑色の果実をつけ、秋には熟して黄色くなる。果実は食用になるというが、種が多く強い酸味と苦味があるため、そのままでは食用には向かないようだ。和名カラタチは唐橘(からたちばな)が詰まったものである。別名でもカラタチバナともよばれる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1100 ) 露出補正 なし
035_230912141 X900 〇舞岡公園 古米 Z50 Z18-140.jpg 35.古代米
瓜久保の家からかっぱ池へ行く道の右側の田んぼに黒い稲穂を付けた稲が育っていた。古代米に属する品種の範囲は必ずしも明確でないそうだが、古代米とは名前の通り、現在食べられている米の先祖だそうだ。 古代米の中でも米の色が「赤」や「黒」といった色がのっている種類や葉に色がある種類など様々あるという。古くからある古代米が現代でもまだ栽培されている理由は神事におけるお供物として使用されてきた縁起のいい米だからという。wikipediaには、日本では1989年以降進められた農林水産省によるプロジェクト研究「スーパーライス計画」により、品種改良が進められたとあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO2800 ) 露出補正 なし
036_230912143tm X900 △舞岡公園 古米 シオカラトンボ Z50 Z18-140.jpg 36.古代米の田んぼに翔ぶシオカラトンボ
wikipediaによれば、シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)は、湿地帯や田などに生息する中型のトンボである。平地の湿地やため池にいるごく普通な種で、市街地などにも広く見られるため、日本では最もよく親しまれているトンボの一つである。胸部から腹部前方が灰白色の粉で覆われるようになってツートンカラーの色彩となる。この粉を塩に見立てたのが名前の由来である。塩辛との関係はない。♀はムギワラトンボ(麦藁蜻蛉)である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO2800 ) 露出補正 なし
037_230912146 X900 〇舞岡公園 古米 Z50 Z18-140.jpg 37.竹製昆虫の案山子
「NPO法人小谷戸」の里の竹細工指導員さんの作品なのだそうだ。竹細工のカマキリ、クワガタ、トンボ、そして右下にはカブトムシを付けて装われている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.8 1/1000秒 25mm ISO720 ) 露出補正 なし
038_230912147 X900 〇舞岡公園 Z50 Z18-140.jpg 38.竹の顔の案山子
眼、鼻、口が竹で造られ、素通しの顔の案山子。アイデアも見事と思う。これも里の竹細工指導員さんの作品なのだろう。但し、この2つの案山子はコンテストのエントリー外だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 39mm ISO500 ) 露出補正 なし
039_230912149 X900 〇舞岡公園 エリムス・グラウクス エゾムギ属 Z50 Z18-140.jpg 39.赤い麦?
   離れたところに少し背の高い赤い穂を付けた稲?が生えていた。穂先を見ると稲ではなく麦のようだ。撮った写真をPictureThisで検索するとイネ科エゾムギ属エリムス・グラウクスと同定された。 よくわからない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1800 ) 露出補正 なし
040_230912151 X900 〇舞岡公園 アキアカネ Z50 Z18-140.jpg 40.アキアカネ
wikipediaなどで調べてみると、アキアカネ(秋茜、学名:Sympetrum frequens )は日本特産種である。同様に人里でよく知られた赤とんぼにはナツアカネ (夏茜、学名:Sympetrum darwinianum )がある。アキアカネは夏に一旦低地から姿を消し、秋に成熟成虫が大挙して出現するのに対して、ナツアカネは生活史を通じて低地から姿を消さない。そのために夏にも低地で見られる方にナツアカネの和名が与えられたのであり、活動時期自体は両種にほとんど差はない。ナツアカネは胸までも赤くなっているが、アキアカネはそこまで赤くはならないという。同定は難しいがこの個体はアキアカネだと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1400 ) 露出補正 なし
041_230912154 X900 〇舞岡公園 キツネノマゴ Z50 Z18-140.jpg 41.キツネノマゴ(狐の孫)
いまいち、ピントがシャープでないが、小さな花が咲いていた。道端に生える小柄な雑草である。夏に赤紫の小さな花をつける。キツネノマゴというのは良いネーミングだ。花序が花の咲いたあとに伸びるのがキツネの尾のようだとか、花の形がキツネの顔を思わせるからなどの説もあるが、名前の由来はよく分かっていないそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1100 ) 露出補正 なし
042_230912158 X900 ◎舞岡公園 アゲハ Z50 Z18-140.jpg 42.カラタチにアゲハ -5
瓜久保の家の入口へ戻ってくると、まだアゲハが産卵行動をしていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1000 ) 露出補正 なし
043_230912171 X900 〇舞岡公園 アゲハ Z50 Z18-140.jpg 43.カラタチにアゲハ -6
実が成っているカラタチの上を産卵するところを探して翔び回る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1250 ) 露出補正 なし
044_230912204 X900 〇舞岡公園 アゲハ産卵 Z50 Z18-140.jpg 44.カラタチにアゲハ -7
産卵する葉を定めて、尾端を曲げる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO6400 ) 露出補正 なし
045_230912208 X900 舞岡公園 オクラ Z50 Z18-140.jpg 45.オクラ(秋葵)
アオイ科トロロアオイ属の植物、またはその食用果実である。wikipediaによれば、日本語名オクラは、英語名 "okra" (オクラ)からの借用語(外来語)で、その語源はアフリカのガーナで話されるトウィ語の "nkrama" に由来するという。淡黄色に中央が赤色のトロロアオイに非常に似た花をつける。開花は夜から早朝にかけてで、昼には萎んでしまうというが、そろそろ正午というのにまだ開いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.0 1/1000秒 110mm ISO5000 ) 露出補正 なし
046_230912212 X900 〇舞岡公園 マンシュウタムラソウ Z50 Z18-140.jpg 46.マンシュウタムラソウ(満州田村草)
PictureThisで検索してみたところ、マンシュウタムラソウとでた。wikipediaによれば、マンシュウタムラソウ(Serratula coronata subsp. coronata )はタムラソウの分類上の基本種で、タムラソウはその亜種で(Serratula coronata subsp. insularis )だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 62mm ISO900 ) 露出補正 なし
047_230912213 X900 舞岡公園 オミナエシ Z50 Z18-140.jpg 47.オミナエシ(女郎花)
ご存じ、秋の七草の一つとして、日本では古くから親しまれている。オミナエシは絶滅危惧種のウスイロヒョウモンモドキの食草である。以前に訪れた兵庫県の生息地では、シカの食害によってダメージを受け、ボランティアの方々が鹿除けのネットを張ったり、オミナエシを植えたり保護を計っていると聞いている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.0 1/1000秒 125mm ISO800 ) 露出補正 なし
048_230912214 X900 舞岡公園 アズキ Z50 Z18-140.jpg 48.アズキ(小豆)の花
PictureThisで調べてみると、餡子(あんこ)の原料になる食用の小豆の花だった。始めて見る。


Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO800 ) 露出補正 なし
049_230912218tm X900 ◎舞岡公園 アカボシ Z50 Z18-140.jpg 49.アカボシゴマダラ -4
この日はアカボシゴマダラを多く見ることが出来た。人為的に持ち込まれた外来種のようだが、美しいチョウである。レンズが暗く、露出がアンダーになってしまったが、ソフトで補正した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO6400 ) 露出補正 なし

2023年10月 6日

まだ暑い舞岡公園 ① 今年も案山子コンテスト 2023年9月12日 横浜市戸塚区

朝夕は少し涼しくなったように思うが、まだまだ暑い。この日の横浜の天気は晴で、気温は31.6度と記録されていた。9時半に舞岡公園に着いた。
 草はらにはヤマトシジミが翔び、アカボシゴマダラ、キアゲハも翔んでいた。
 谷戸を歩くと、案山子が立てられていた。みんなまだ新しくきれいである。大きな実を付けたカラタチの植え込みには、複数のアゲハが産卵に来ていた。瓜久保の田んぼには、古米が実っている。
 暑い暑いと言いながらも季節は確実に進んでいた。
 この日はNikon Z50 に 望遠端の140mmでも最短撮影距離は40cmなので、そのマクロ的な撮影を試してみたいと思い、NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR というレンズを装着して携行した。Z105mmマクロレンズと比べると、開放f値は6.3と暗いのは仕方ないことだが、ISOの上限を6400に設定することで1/1000秒のシャッター・スピードを確保した。軽くてコンパクトなレンズであり、使いやすい。

000_230912070 X700 △舞岡公園 Z50 Z18-140.jpg
谷戸の案山子たち 2023年9月12日撮影 横浜市戸塚区 舞岡公園

001_230912003 X900 舞岡公園 ツユクサ Z50 Z18-140.jpg 1.ツユクサ(露草)
道場の草むらの中に咲くツユクサの青紫色の鮮やかさに目を引かれた。最近、唐沢孝一著の「目からうろこの自然観察」(中公新書)を購入した。そのなかに夏の花として、「美しくも逞しいツユクサ」という項があった。花粉が目当てのヒラタアブやハナアブといった比較的小さな昆虫が、両性花であるツユクサの花弁の近くにある、よく目立つ黄色の雄蕊を目当てにやってきて、接近すると、花の前に突き出ている長い雌蕊と雄蕊にその腹部が触れて、花粉が受け渡されるそうだ。ツユクサには雌蕊のない雄性花もあり、雄性花には果実はできない。雄性花に潜り、雄蕊の花粉を付けたアブは、両性花に潜り込んだ時にその花粉を雌蕊に渡すという雄性花の逞しさが記されていて、興味深く読んだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO3600 ) 露出補正 なし
002_230912013 X900 〇 舞岡公園 アカボシ Z50 Z18-140.jpg 2.アカボシゴマラ -1
何処からともなくアカボシゴマダラはゆっくり翔んできて、目の前の木の葉に止まった。きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO5000 ) 露出補正 なし
003_230912019 X900 〇舞岡公園 アカボシ2頭 Z50 Z18-140.jpg 3.アカボシゴマダラ -2
別のアカボシゴマダラが飛んできて、先客が止まっていた葉にすり寄るように止まった。前翅外縁の丸みから、先に止まっていたのが♀で、後から来たのは♂と思う。しかし、そのまま、ともに翔び去ってしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO4500 ) 露出補正 なし
004_230912023 X900 〇舞岡公園 タイワンクズ Z50 Z18-140.jpg 4.クズ(葛)
wikipediaには「和名は、かつて大和国(現:奈良県)吉野川(紀の川)上流の国栖(くず)が葛粉の産地であったことに由来する。」とあった。今春、サクラ見物に吉野山へ行ったが、その時に吉野の葛の話を聞いた。なお、PictureThisで検索すると、タイワンクズと回答された。他に調べてみるとタイワンクズの分布は、九州(奄美大島)~沖縄とあるのでこれはクズと判断した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1600 ) 露出補正 なし
005_230912025 X900 〇舞岡公園 カラスウリ Z50 Z18-140.jpg 5.カラスウリ(烏瓜)の花
何の花か全く分からなかった。PictureThis で検索するとカラスウリと出た。写真は開く開花前のカラスウリの花だ。wikipediaによれば、カラスウリの花は夜間だけ開き、秋枯れが始まった雑木林の林縁などでよく目立つ朱色の果実をつけるという。和名「カラスウリ」の由来は、カラスが好んで食べる、ないし熟した赤い実がカラスが食べ残したように見えることから命名されたなど、諸説あるそうだ。果期は10 - 11月ごろ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO800 ) 露出補正 なし
006_230912031 X900 〇舞岡公園 ヤマト♂ Z50 Z18-140.jpg 6.ヤマトシジミ♂
草むらにヤマトシジミが飛んでいた。きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO400 ) 露出補正 なし
007_230912037 X900 〇舞岡公園 キアゲハ♀ Z50 Z18-140.jpg 7.キアゲハ♀ -1
キアゲハの♀が、地面近くに咲く小さな花で吸蜜に来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO2000 ) 露出補正 なし
008_230912043 X900 〇舞岡公園 キアゲハ♀ Z50 Z18-140.jpg 8.キアゲハ♀ -2
同じ個体。花から花へと移り翔ぶ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO2000 ) 露出補正 なし
009_230912047m X900 舞岡公園 マルバノアキノタムラソウ Z50 Z18-140.jpg 9.アキノタムラソウ(秋の田村草)
キアゲハが吸蜜に来ていた小さな花は、PictureThisで で検索するとマルバノアキノタムラソウと同定された。草丈は50cmくらいだった。シソ科アキギリ属。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1800 ) 露出補正 なし
010_230912051m X900 〇舞岡公園 アカホシ Z50 Z18-140.jpg 10.アカボシゴマダラ -3
また、アカボシゴマダラが翔んできた。舞岡公園でゴマダラチョウが見られなくなっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO6400 ) 露出補正 なし
011_230912052 X900 〇舞岡公園 キンミズヒキ Z50 Z18-140.jpg 11.キンミズヒキ(金水引)
バラ科キンミズヒキ属の多年草で、和名のキンミズヒキの由来は、細長い黄色の花穂を「金色のミズヒキ(タデ科)」にたとえたものである。道端に道案内をするように咲いていた。レンズ開放のボケはきれいだと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 70mm ISO220 ) 露出補正 なし
012_230912054 X900 〇舞岡公園 センニンソウ Z50 Z18-140.jpg 12.センニンソウ(仙人草) -1
何年も舞岡公園に来ているが、この花を意識して見たのは初めてである。キンポウゲ科センニンソウ属だそうだ。wikipediaには「別名をウマクワズ(馬食わず)、有毒植物で馬や牛が絶対に口にしないことを意味する。茎や葉の汁は皮膚炎の原因となる。」とあった。4枚の白色の萼片が全開するという特徴のある花だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 94mm ISO140 ) 露出補正 なし
013_230912058 X900 舞岡公園 Z50 Z18-140.jpg 13.「〇<」の目をした案山子
舞岡公園で毎年行われている「案山子まつり」だが、今年は申込みと作製の期限が9 月10 日(日)までで、9月16日(土)~10月15 日(日)の間、人気投票が行われ、人気投票で 1位~3位の作品には、賞品が贈られる。この「〇<」の目をした案山子も作られたばかりのようで、顔も真っ白できれいだった。広角端で撮ると背景の田んぼの稲もシャープになる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.0 1/1000秒 18mm ISO140 ) 露出補正 なし
014_230912065 X900 〇舞岡公園 Z50 Z18-140.jpg 14.へのへのもへじ
案山子には必ずといってよいほど、「へのへのもへじ」が登場する。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.8 1/1000秒 46mm ISO400 ) 露出補正 なし
015_230912067t X900 〇舞岡公園 Z50 Z18-140.jpg 15.谷戸の案山子
この案山子は、何をモデルにしたのかわからないが、色の使い方が上手だなと思った。バランスが良い。お母さんが幼子を抱っこして田んぼのわきを歩く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 18mm ISO180 ) 露出補正 なし
016_230912069m X900 〇舞岡公園 センニンソウ Z50 Z18-140.jpg 16.センニンソウ(仙人草) -2
谷戸にもセンニンソウが咲いていた。4枚の白色の萼片が全開するという特徴のある花だ。まだまだ蕾を付けている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 72mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_230912072 X900 舞岡公園 Z50 Z18-140.jpg 17.熊ゴン?
私が舞岡公園へ行った9月12日は、まだ「案山子まつり」が始まる前だった。「自然に帰る素材を使う」という課題をクリアした個性あふれるオリジナル案山子が38体揃い、人気投票が開始されたのは、その4日後の9月16日(土)からだった。私が行った12日にはなかったが、案山子にはそれぞれ名前がつけられ、作品の前に札が立てられる。黄金色に実った稲田と青空と調和していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 18mm ISO125 ) 露出補正 なし
018_230912075t X900 〇舞岡公園 シオカラトンボ交尾 Z50 Z18-140.jpg 18.シオカラトンボ 交尾
2頭がつながって飛行していたシオカラトンボが、枯れた小枝に止まった。写真の右側が♂で、その下で♂の尻尾につかまっているように見えるのが♀(通称ムギワラトンボ)である。私は、何故♀が、尾端を♂の腹部に充てているのかわからなかった。また、♂が尻尾で♀の頭を抱え込むようにしているのかわからなかった。インターネットのお陰で勉強することが出来た。♂は交尾をする前に、あらかじめ体を曲げ、尾部にある精巣を腹部にある副性器に当てて精子を付着させる。♂はその後、♀を見つけ、♀の頭を尾部で挟み込む。雌は尾部の生殖器を雄の副性器に当て、精子を受け取る。これで交尾成立である。♂は腹部の先端にある2本のツメのような器官で♀の頭部をつかむようにして、♀をキープする。首をつかまれた♀は自らも♂の腹部に必死につかまっていく。2連結で翔ぶ時もこの姿勢で翔ぶ。連結して産卵に向かうわけだが、この時、もしも♂と♀が離れ離れになると、♀は他の♂と交尾してしまう。後から交尾した♂は、♀の体の中から、前に交尾した♂の精子を掻き出して捨てるなどして、自分の精子のみが受精できるようにするのだそうだ。♂にとっては、交尾の後、産卵まで同行しないと、自分の子孫を残してもらえないのである。まだ少し疑問が残る。2連結で翔ぶ時はどちらが主導権を撮っているのだろうか? 前になって翔ぶのは♂である。産卵するのは♀である。どうやって産卵場所をさがすのだろうか? ♂は産卵に適した場所も知っていて、連れて行くのだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO450 ) 露出補正 なし
019_230912077 X900 舞岡公園 コムラサキ Z50 Z18-140.jpg 19.コムラサキ(小紫)
PictureThisでコムラサキと同定された。ムラサキシキブとは別種であるが混同されやすく、コムラサキ(Callicarpa dichotoma)をムラサキシキブ(Callicarpa japonica)といって栽培していることが大半だそうだ。よく似ているが、コムラサキの方がこぢんまりとしている。コムラサキは葉の先端半分にだけ鋸歯があるが、ムラサキシキブは葉全体に鋸歯があることで区別できるそうだ。もちろん花も咲くが、紫色の実が鑑賞される。これから実は濃い紫色になる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO280 ) 露出補正 なし
020_230912078 X900 舞岡公園 エゴノキ Z50 Z18-140.jpg 20.エゴノキの実
古民家への入り口にエゴノキがある。5月には白い花を咲かせる。昨年の9月10日に来た時も、このエゴノキが実を沢山つけ、そこにヤマガラが来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1000 ) 露出補正 なし
021_230912081 X900 舞岡公園 エゾミソハギ Z50 Z18-140.jpg 21.エゾミソハギ(蝦夷禊萩)
PicftureThisで検索した。舞岡公園で意識して見たのは初めてだった。エゾミソハギ (L. salicaria) はミソハギ(Lythrum anceps)より大型で、葉の基部が茎を抱き、毛が多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.0 1/1000秒 115mm ISO450 ) 露出補正 なし
022_230912082 X900 舞岡公園 オトコエシ Z50 Z18-140.jpg 22.オトコエシ(男郎花)
オトコエシ(男郎花)は、オミナエシ科の多年草である。和名はオミナエシに対立させる形で、より強豪であることを男性にたとえたものである。オミナエシに姿形が似ているのでその名があるが、花の色は白く、逞しく感じる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.3 1/1000秒 80mm ISO360 ) 露出補正 なし
023_230912084 X900 舞岡公園 ミズヒキ Z50 Z18-140.jpg 23.ミズヒキ(水引)
これがタデ科イヌタデ属のミズヒキである。和名は、紅白に見える花序が水引に似ていることに由来する。上半分は赤色、下半分は白色の小さな花が咲くが、総状花序で、茎頂や葉腋から長さ20〜40cmになる花穂を出し、それに小花がまばらに咲く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 64mm ISO220 ) 露出補正 なし
024_230912089 X900 〇舞岡公園 セイヨウウメモドキ Z50 Z18-140.jpg 24.ウメモドキ(梅擬)の赤い実
古民家の裏庭に毎年赤い実をつける。ウメモドキと思っていたが、PictureThis で検索するとセイヨウウメモドキと出た。モチノキ科モチノキ属の落葉低木。和名の由来は、葉の形がウメの葉に似ていることからこの名があるそうだ。wikipediaにはセイヨウウメモドキの項はない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 18mm ISO320 ) 露出補正 なし
025_230912090 X900 舞岡公園 ライム Z50 Z18-140.jpg 25.ダイダイ(橙)の実
古民家の母屋の傍に柑橘系の木があり、実がなっていた。今年6月に来た時、この木の周りをクロアゲハの♀がゆっくりと旋回していた。PictureThisでこの木の葉の写真を検索したが、その時はレモンという答えだった。今回は、近くに公園の管理をされている女性がおられたので「何の木ですか?」と訊ねたところ、ユズとの答えだったが、ユズにしては少々実が大きい。帰宅して、実の写真をPictureThisで検索してみるとダイダイとの判定だった。和名ダイダイは、一つの株に数年代の果実がついていて見られる特徴から、「代々栄える」の意味で「ダイダイ」と呼ばれるようになったとされるそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 57mm ISO380 ) 露出補正 なし
026_230912092 X900 舞岡公園 ハチス フラッシュ Z50 Z18-140.jpg 26.ムクゲ(木槿)
アオイ科フヨウ属の落葉樹で別名ハチスとして知られる。wikipediaによれば、中国が原産で、観賞用に栽培されている。主に庭木や街路樹、公園などに広く植えられている。日本へは古く渡来し、平安時代初期にはすでに植えられていたと考えられるそうだ。暖地では野生化している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/200秒 57mm ISO220 ) 露出補正 なし 内臓フラッシュ使用

2023年3月15日

野鳥と梅 保土ヶ谷公園 2023年月27日

前々日の2月25日(土)は梅まつりだった。さすがに人出が多く、メジロも梅に来なかったので、この日、改めて保土ヶ谷公園に出かけた。
 バス通りから下池へ下りて、河津桜を撮りながら何気なく上の方を眺めると何か木の上に何か大きな鳥が止まっているようだ。あとで調べてみるとハイタカだった。初めて見た野鳥だった。そこから梅園へ上がる。今シーズンまだ撮っていない梅の品種を撮っていく。梅園の北東側に咲く八重野梅のところへ行くと複数のメジロがやってきていた。シジュウカラのような小さな鳥がいた。ファインダーを覗くとエナガだった。ここでは初めて見る。ツグミが地面を歩いて虫を探している。
 チョウはまだ姿を現さない。

000_230227091 X700 ◎保土谷公園 梅園 メジロ RX10M4.jpg
梅の花を啄むメジロ 2023年2月27日 横浜市 保土ヶ谷公園梅園

001_230227006 X900 〇保土谷公園 河津桜 RX10M4.jpg 1.カワヅザクラ(河津桜)
葉が目立つようになっているが、まだ、七分咲きというところだろうか。午前9時、やわらかな陽の光を浴びる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO250 ) 露出補正 なし
002_230227015tm X900 ◎保土谷公園 サシバ スズカケ RX10M4.jpg 2.ハイタカ(灰鷹、鷂)
何気なく周囲の木を眺めたのだが、一本の高い木の上に何か止まっているようだった。カメラで35mm版換算600mmにズ-ムしてファインダーを覗いてみると、何やらタカの仲間のようだ。帰宅して調べてみると、腹部の縞模様からはじめはタカ科のサシバと思ったが、羽の色と目の周りの模様から、ハイタカの♀と同定した。全長は約40cmある。初めて見た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/1600秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
003_230227026 X900 保土谷公園 RX10M4.jpg 3.上池のカルガモ
何時もは池の上を泳いでいるカルガモは、池の隅の影になっているところにいた。ハイタカを恐れているのだろうか? 体はカルガモの方が大きい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 なし
004_230227032t X900 ◎保土谷公園 RX10M4.jpg 4.ハクセキレイ ♀
上池のさきの芝生にハクセキレイがウォーキングしていた。土にいる虫を探しているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_230227056 X900 〇保土谷公園 梅園 佐橋紅 RX10M4.jpg 5.サバシベニ(佐橋紅)
梅園に移動して今まで写真に撮っていなかった品種を撮る。木に付けられた品種札には「サバシコウ]となっていた。緋梅系園芸品種で花は濃紅色の一重咲きで、結実すると書かれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 64mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_230227063 X900 〇保土谷公園 梅園 無類絞り RX10M4.jpg 6.ムルイシボリ(無類絞り)
野梅系園芸品種で、花は淡紅色で花弁の裏面が濃い色となり、紅色の吹っ掛け絞りが入る八重咲で大輪と説明されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 168mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_230227067 X900 〇保土谷公園 梅園 浜千鳥 RX10M4.jpg 7.ハマチドリ(浜千鳥)
浜千鳥という名称は海にいる二枚貝の一種名、浜辺にいるチドリ科の鳥類の総称としても用いられている。梅は野梅系の一重咲きとして分類されている。本種は比較的遅咲き種で、2~3月中旬頃、枝先の葉腋に白色の花をつける。萼は茶色で、花底は浅く青茶色となる。花は、葉の展開に先立って開花する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 168mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_230227141 X900 〇保土谷公園 大湊 RX10M4.jpg 8.オオミナト(大湊)
紅色の一重咲き。野梅系の園芸品種で実をつける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 132mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_230227081 X900 ◎保土谷公園 梅園 メジロ RX10M4.jpg 9.メジロ -1
まだ沢山花をつけている八重野梅にメジロが勢いよく飛び込んできた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_230227113t X900 ◎保土谷公園 RX10M4.jpg 10.メジロ -2
首を曲げて上手に吸蜜をする。メジロは、雑食性だそうだ。花の蜜や果汁を好み、育雛期においては虫なども補食する。 メジロは梅の花の蜜には目がなく、3月頃には梅の花を探しまわっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_230227125 X900 ◎保土谷公園 RX10M4.jpg 11.メジロ -3
「次はどこへ行こうか」というところだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_230227164 X900 ▲保土谷公園 RX10M4.jpg 12.メジロ -4
飛び立とうと羽を開いた瞬間が撮れた。連写ではこういう写真が撮れるチャンスがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/1600秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
013_230227175 X900 ◎保土谷公園 エナガ RX10M4.jpg 13.エナガ(柄長) -1
小さな野鳥が飛んできた。シジュウカラかと思ったが、エナガのようである。全長はシジュウカラが16cm、メジロは12cmに比べそのあいだの14cmである。いま、TVのモーニングショウで人気のシマエナガは、このエナガの北海道亜種だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/1600秒 175mm ISO400 ) 露出補正 なし
014_230227180 X900 ◎保土谷公園 エナガ RX10M4.jpg 14.エナガ -2
右を向き、左側を見せてくれた。小さな口に何かつけている。サントリーの愛鳥活動「日本の鳥百科」から引用させていただくと、綿を丸めたようなからだに、長い尾羽がついたシジュウカラに近い仲間。平地にも山地にもすみ、繁殖期にはコケを集めて木の枝に球形の巣をつくり、外側にクモの糸でウメノキゴケを貼りつけ、内部には鳥の羽、兎の毛などを敷くという凝りようである。繁殖期はふつう♂と♀のつがいとなるが、エナガはこの時も群れのままでいて、ヒナにはつがい以外の鳥もエサを与えて子育てに参加する、いわゆるヘルパーをする現象が見られるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/1600秒 175mm ISO400 ) 露出補正 なし
015_230227204 X900 ◎保土谷公園 ツグミ RX10M4.jpg 15.ツグミ(鶇)
毎年、梅の季節にこの場所で見る。wikipediaによると、「日本では冬季に越冬のため飛来(冬鳥)する。和名は冬季に飛来した際に聞こえた鳴き声が夏季になると聞こえなくなる(口をつぐんでいると考えられた)ことに由来するという説がある。」と記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし

2023年2月10日

保土ヶ谷公園 梅が咲き始めた 2023年2月6日

暖かい日になりそうだ。保土ヶ谷公園へでも行ってみようと思うが、この日は日曜日。脚の具合が完全ではない家内を乗せるので車で行くが、早く行かないと駐車場が混みそうだ。
 9時半に公園の駐車場に着いた。幸いまだ多くのスペースが空いていた。
 噴水広場のわきからトンネルでバス通りをくぐって、向こう側(南)へ下りた。辻広場をまっすぐ行くと梅園だが、左へ下り、まず、下池から上池へと歩き、上池を右(北)へ上がって、テニスコートのわきを通って梅園に行くことにする。

000_230205078 X700 〇保土谷公園 八重野梅 Z50 18-140.jpg
咲き始めた八重野梅 2023年2月6日 横浜市 県立保土ヶ谷公園

001_230205003 X900 保土谷公園 カワヅザクラ Z50 18-140.jpg 1.一輪開花していたカワヅザクラ
上池から下池へ流れるせせらぎの左側に、何年か前に数本のカワヅザクラが植えられた。カワヅザクラは、日本固有種のオオシマザクラ とカンヒザクラ の自然交雑から生まれた日本原産の栽培品種のサクラといわれるが、カワヅザクラは本来は本州に自生しないカンヒザクラが交雑することによって花期が早まったと考えられているという。成長も早いように思う。立派な桜の木に育ってきた。すでに蕾をいっぱい付けていて、その一輪が咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO125 ) 露出補正 なし
002_230205011 X900 〇保土谷公園 Z50 18-140.jpg 2.コサギ -1
上池にやや小さい白いサギがいた。コサギだ。池の北側から撮ったので逆光になってしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO560 ) 露出補正 なし
003_230205012 X900 保土谷公園 Z50 18-140.jpg 3.白梅
上池から、テニスコートの方を見ると1本の白梅がきれいに咲いていた。すでに八分咲きくらいに見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 70mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_230205016 X900 〇保土谷公園 Z50 18-140.jpg 4.コサギ -2
池の反対側へ行く。コサギは真っ白で、全長は60cmくらいだろうか。池の底がぬかるんでいるようで、汚れてはっきり分からないが、足の指が黄色いことと、白い冠羽が見えることでコサギとわかる。夏羽では頭に2本の冠羽はさらに長くなる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO160 ) 露出補正 なし
005_230205025 X900 〇保土谷公園 コサギ Z50 18-140.jpg 5.コサギ -3
餌を探しているようだ。この上池はカルガモの池なのだが、この日はカルガモの姿は見られなかった。カワセミでも現れないかと期待したが。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 ) 露出補正 なし
006_230205029 X900 〇保土谷公園 蝋梅 Z50 18-140.jpg 6.ロウバイ(蝋梅) -1
この日の目的の一つはロウバイの花を見ることだった。上池の傍に1本のロウバイの木がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_230205031 X900 保土谷公園 蝋梅 Z50 18-140.jpg 7.ロウバイ -2
wikipediaによれば、和名の「ロウバイ」の語源は、漢名の「蠟梅」の音読みとされ、由来について一説には、陰暦の12月にあたる朧月(ろうげつ)にウメの香りの花を咲かせるためだと言われている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 29mm ISO140 ) 露出補正 なし
008_230205039 X800 〇保土谷公園 蝋梅 Z50 18-140.jpg 8.ロウバイ -3
同じくwikipediaでは、ロウバイの早生種では12月頃に、晩生種でも2月にかけて、半透明で鈍いツヤのある黄色く香り高い花がやや下を向いて咲く。花色は外側が淡黄色で内側が暗紫色をしている。晩生種でも2月にかけて咲くというが、まだ蕾がたくさんある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 49mm ISO140 ) 露出補正 なし
009_230205043 X900 保土谷公園 ハクセキレイ Z50 18-140.jpg 9.ハクセキレイ
おなじみのハクセキレイが歩き回っていた。敏感でなかなか近寄れない。かわいい野鳥と思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_230205046 X900 保土谷公園 アセビ Z50 18-140.jpg 10.アセビ(馬酔木)
まだ蕾だったが、春には房のように黄色い花を咲かせる。wikipediaによれば、和名「アセビ」は漢字で「馬酔木」と書き、葉にアセボトキシンなどの有毒成分が含まれることから、「ウマが葉を食べれば毒に当たって苦しみ、酔うが如くにふらつくようになる木」というところからついた名とされれている。ギフチョウなどのチョウもこのアセビの花に吸蜜に来る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 102mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_230205048 X900 保土谷公園 Z50 18-140.jpg 11.テニスコートの傍に咲く白梅
テニスコートに沿う梅園への小道を歩くと右下に、3.で見た白梅が咲いていた。今年は咲くのが早いように思える。もうほとんど満開だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/640秒 65mm ISO160 ) 露出補正 なし
012_230205053 X900 保土谷公園 Z50 18-140.jpg 12.テニスを楽しむ人たち
保土ヶ谷公園には、2つのエリアに合計9面の砂入人工芝コートがあり、硬式軟式とも利用でききる。ここはA~Eの5面あるのコートである。、F~Iの4面はバス通りの向こう側の少年野球場側(横浜新道側)にある。利用するには、利用希望日の前月1日から10日の間に、e-kanagawa施設予約システムへ抽選申込をする。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 65mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_230205056 X900 保土谷公園 別角晩水 Z50 18-140.jpg 13.別角晩水
梅園に入った。まだちらほらというところだが白い梅、赤い梅が咲き始めていた。これは別角晩水という早咲きの品種である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO140 ) 露出補正 なし
014_230205063 X900 〇保土谷公園 白牡丹 Z50 18-140.jpg 14.白牡丹
牡丹のように八重の花弁が重なる白梅「白牡丹」。八重というより牡丹咲きと呼んだほうがよいような豪奢な咲きっぷりだ。白梅といっても最初は桃色であり、咲いてからも淡いピンクが残る。説明に明治時代の銘花三牡丹の一つであると書かれていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_230205066 X900 〇保土谷公園 桜鏡 Z50 18-140.jpg 15.桜鏡
桜のような大輪の梅で品種名は桜鏡 という。やわらかいピンクの花びらにわずかな濃淡があり、八重の花びらの重なりが濃いピンクの陰影を作っている。木に付けられた説明には日本の梅で最大の花を咲かせる一種といわれるとあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO180 ) 露出補正 なし
016_230205068 X900 〇保土谷公園 三吉野 Z50 18-140.jpg 16.三吉野
ピンクの丸っこい一重の梅。花弁は丸みを帯び全体がふっくらしている。木に付けられた説明プレートには「梅の野梅系園芸品種でご良く薄い紅色の一重咲きです。結実します。」とあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
017_230205072 X900 保土谷公園 紅梅 Z50 18-140.jpg 17.紅梅
紅梅というのは紅い梅の品種の総称かと思っていたが、説明プレートには、「梅の園芸品種で花は紅~赤で一重や多重があります。枝の芯まで紅色に染まります。」と書かれていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_230205061 X900 〇保土谷公園 八重野梅 Z50 18-140.jpg 18.八重野梅(やえやばい) -1
和名は八重咲種の野梅から付けられている。花は白色で大輪の八重咲で、蕾は薄いピンク色をしていた。管理をされている職員の方が来られたので「みんな思ったより早く咲きだしているのですね」と訊ねたところ、ここ数日でほぼ平年並みなったそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.0 1/640秒 120mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_230205080 X900 〇保土谷公園 八重野梅 Z50 18-140.jpg 19.八重野梅 -2
ウメは花梅と実梅に分けられ、花梅には、野梅系(野梅から変化した原種に近い梅)、緋梅系(野梅系から変化したもの。 枝や幹の内部が紅い。 花は紅色、緋色のものがほとんど)、豊後系(梅と杏子の雑種)に分けられる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.0 1/640秒 120mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_230205082a X900 〇保土谷公園 八重寒梅 Z50 18-140.jpg 20.八重寒梅
小さな八重咲きの濃い紅色の花が特徴である。花びらは波立って、極早咲きの品種のようだ。毎年この梅園に来るが、東側の奥の方にあるこの八重寒梅と八重野梅が一番初めに咲き始める。どこにピントを合わせればよいのかわからない写真になってしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 123mm ISO100 ) 露出補正 なし
021_230205086 X900 〇保土谷公園 鹿児島紅 Z50 18-140.jpg 21.鹿児島紅(かごしまこう) -1
深紅の花で紅梅の代表格である。 花は濃い紅色の中輪花で八重咲きだ。 細い枝の髄や葉柄も濃紅色となり艶やかな品種という。緋梅系のやや遅咲きというが、ここでは早くから花をつけ始める。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 88mm ISO125 ) 露出補正 なし
022_230205087 X900 〇保土谷公園 鹿児島紅 Z50 18-140.jpg 22.鹿児島紅 -2
品種説明プレートには「緋梅系の園芸品種。花は濃紅色で駐輪の八重咲である。」と説明されていた。わたくしはこの梅の花が好きだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/500秒 80mm ISO200 ) 露出補正 なし

2022年11月 1日

保土ヶ谷公園とキバナコスモスの明神台 10月3日

外付けの2TBのHDDを使っているが、そのディスクの保存データ読み出しの具合いが悪くなった。ファイルを開くのに時間がかかりすぎる。バックアップを試みるが、データ移行に時間がかかり、途中で応答なしになる。時間がかかっても何とか読みだしてバックアップを取ろうと購入してあった3TBのHDDに移行を行うが、どうにもこうにも時間がかかりすぎる。
 仕方なく、メーカーのデータ復旧サービスセンタに現物を持ち込み、対応を依頼した。診断の結果、物理的な障害があり、私の想定以上の費用が見積もられた。どうしようかと思ったが、自分で選んだチョウの写真の5,000ファイルほどは、別のHDDに取り出してあるので、故障したHDDのデータ移行はあきらめることにした。メーカーのデータ復旧サービスセンタから返送されたそのHDDから、これは残しておきたいと思うフォルダーおよびファイルを時間をかけて大分取り出すことができたが、限界である。やがてそのHDDにアクセスできなくなった。
 やはりこまめにバックアップを取っておかねばいけないと痛感した。
 そんなことをしていたので、Studio YAMAKO のアップが遅れてしまった。
 さて、秋晴れの温かい一日、毎年この時期に出かける近所の保土ヶ谷公園と、明神台公園へZ50に105mmマクロを付けて出かけた。保土ヶ谷公園には新しい植栽がなされていた。明神台児童公園のキバナコスモスは、株が少し減っていたが今年も咲いていた。チョウも個体数は例年より少ないと感じた。

000_221003046 X700 〇保土ヶ谷公園 Z50 105MC.jpg
保土ヶ谷公園の植栽に咲く花に来たクロアゲハ 2022年10月3日 横浜市保土ヶ谷区 保土ヶ谷公園

001_221003009 X800 〇保土ヶ谷公園 コセンダングサ Z50 105MC.jpg 1.キタキチョウ
秋のキタキチョウは裏面の黒点がより明瞭に現れる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 250 ) 露出補正 なし
002_221003016 X800 保土ヶ谷公園 タイワンシュウメイギク Z50 105MC.jpg 2.タイワンシュウメイギク(台湾秋明菊)
保土ヶ谷公園には新しく植栽が整備され、新しい花が咲いていた。Picture This で検索するとタイワンシュウメイギクと出てきた。名前にキクが付くが、キクの仲間ではなくアネモネの仲間だそうだ。中国、台湾原産の帰化植物。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 400 ) 露出補正 なし
003_221003018 X800 保土ヶ谷公園 アネモネ シルベストリア Z50 105MC.jpg 3.アネモネ シルベストリア
タイワンシュウメイギクの隣で咲いていた。これもアネモネの仲間だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 180 ) 露出補正 なし
004_221003023 X800 セイヨウマユミ 保土ヶ谷公園 Z50 105MC.jpg 4.セイヨウマユミ(西洋檀)
セイヨウマユミの鮮やかなピンク色の果物は食べてみたいなと思わせる。しかし、それらは危険な強心配糖体、アルカロイド、カルデノリドを含んでいて、摂取すると、肝臓や腎臓を損傷し、死に至ることもあるという。マユミも秋になると、茶色がかったオレンジ色に紅葉する、とても美しい落葉低木だが、それにもまして美しいのが、朱色がかった赤色の四角い果実で、熟すと中から、紅オレンジ色の仮種皮(かしゅひ)に覆われたタネが現れ、落葉後も残る。マユミとセイヨウマユミの区別がつかない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 900 ) 露出補正 なし
005_221003041 X800 〇保土ヶ谷公園 Z50 105MC.jpg 5.クロアゲハ♂ -1
噴水広場には花壇があって園芸品種の花が咲いている。ここでクロアゲハ、モンキアゲハなどを見たことはなかったが、この日、ケロアゲハが花壇を訪れ、花から花へ移動し吸蜜していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 280 ) 露出補正 なし
006_221003053 X800 〇保土ヶ谷公園 Z50 105MC.jpg 6.クロアゲハ♂ -2
羽化したばかりのようなきれいな個体だった。花壇に植えられたペンタスという花を翔び回りながら吸蜜していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 450 ) 露出補正 なし
007_221003057 X800 〇明神台公園 Z50 105MC.jpg 7.ウラナミシジミ
保土ヶ谷公園から、明神台公園へ移動した。広場の向こうにキバナコスモスが咲いているのが見えた。キバナコスモスの近くで咲くヤマハギには複数のウラナミシジミが翔び回っていた。同種はマメ科のハギも食草にしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 560 ) 露出補正 なし
008_221003061 X800 〇明神台公園 Z50 105MC.jpg 8.アゲハ♂ -1
この日キバナコスモスには複数の、しかも新鮮なアゲハが訪れていた。しばし夢中でカメラを向けた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 160 ) 露出補正 なし
009_221003068 X800 〇明神台公園 Z50 105MC.jpg 9.アゲハ♂ -2
まだ蕾の多いキバナコスモスに口吻を伸ばす。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 250 ) 露出補正 なし
010_221003079 X800 〇明神台公園 Z50 105MC.jpg 10.アゲハ♂ -3
キズ一つないきれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 200 ) 露出補正 なし
011_221003084 X800 〇明神台公園 Z50 105MC.jpg 11.アゲハ♂ -4
一頭が離れると、また次の個体が飛来する。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 160 ) 露出補正 なし
012_221003093 X800 〇明神台公園 Z50 105MC.jpg 12.アゲハ♂ -5
近寄っても逃げようとしないで撮らせてくれる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 140 ) 露出補正 なし
013_221003101x X800 〇明神台公園 Z50 105MC.jpg 13.アゲハ♂ -6
緑の中にキバナコスモスの橙色が鮮やかである。昔の湘南電車を思い起こす。こんなにアゲハを夢中で撮ったのは初めてだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 125 ) 露出補正 なし
014_221003103 X800 明神台公園 Z50 105MC.jpg 14.ツマグロヒョウモン♂
  ツマグロヒョウモンはいつもより少ない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/640秒 105mm ISO 100 ) 露出補正 なし
015_221003110 X800 〇明神台公園 Z50 105MC.jpg 15.ヒメアカタテハ -1
アカタテハと同様に斑紋の違いがないので雌雄の同定がむつかしい。♀は♂に比べ前翅の幅が若干広く、丸みを帯びている。しかし、この個体の雌雄の区別は出来なかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 125 ) 露出補正 なし
016_221003117 X800 明神台公園 Z50 105MC.jpg 16.ヒメアカタテハ -2
気が付かなかったが、この個体は右後翅に鳥に食いちぎられた傷があった。11時40分になった。そろそろ帰路につく。往きはバスの乗ってくるが、帰りは法性寺にお参りをして歩いて下る。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 180 ) 露出補正 なし