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2022年8月12日

岐阜公園と名和昆虫博物館 7月8日

岐阜駅前のホテルにもどり、ゆっくり朝食をした。この日は朝10時に名古屋在住の親友がホテルまで迎えに来てくれる。チェックアウトをして、少し早めにホテルを出ると、すでに到着し、待ってくれていた。
 まずは名和昆虫博物館がある岐阜公園を目指す。15分くらい走って、岐阜公園の駐車場に入った。「若き日の織田信長像」と題された織田信長の銅像がある正門から岐阜公園に入った。まだ、人影は少ない。ゆっくりと緑に浸りながら、公園内を歩く。
 岐阜公園のいちばん南側の奥に「名和昆虫博物館」はあった。この日は金曜日、博物館は火、水、木曜日が休館日であったが、事前にこれを知り、ほっとしていた。入館料ひとり600円を支払って館内に入る。1階と2階が展示室になっていて、それほど広くはない。専門家だけではなく、一般の人や、子供たちにも理解でき、楽しませるような展示になっていた。受付では、標本も販売されている。記念にキナバルオナガタイマイ(ボルネオ)1頭を購入した。岐阜公園茶室、立礼茶席「華松軒」において抹茶と和菓子で一休みした。落ち着く。
 駐車場へ戻る道筋でゴマダラチョウを撮って、明治村へ移動する前に、昼食の話になった。友人から長良川沿いのやなであゆを食べないかと提案があり、賛成する。甘露煮、お造り,南蛮漬、塩焼き、みそ煮,フライ.と次々と出てきて全部で10尾ほど食べたのではなかろうか。特に新鮮な鮎の塩焼きの味は最高だった。骨抜きも上手くできた。

000_220708162 X700 〇岐阜公園 名和昆虫博物館 Z50 18-140.jpg
名和昆虫博物館入口 2022年7月8日 岐阜市大宮町(岐阜公園内)

011_220708058 X800 岐阜公園 Z50 18-140.jpg 11.「天下布武」印
岐阜公園を名和昆虫博物館を目ざして南へ進む。石囲いに腰かけて、女性がひとりスマホを使っていた。貨幣を形どったような造作がある。何だろうと思ったが、すぐそばに答えがあった。これは、織田信長の「天下布武」印と花押(いわばサイン)の石碑であった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 21mm ISO 110 ) 露出補正 なし
012_220708057 X800 岐阜公園 Z50 18-140.jpg 12.「天下布武」印の説明書き
織田信長は、永禄8年(1565年)9月頃から文書に麟(りん)の字をかたどった花押を使用するようになり、永禄10年(1567年)9月に岐阜に居城を移し、同年11月、「天下布武」印を使い始めたことが分かっているそうだ。この「天下布武」印によって、この文書が信長の意志によって作成され、それを伝えるものであることが示されている。「天下布武」という文面は、武力によって天下に号令するとの意志を示している。この翌年、信長は足利義昭を奉じて京都に進出するが、この印章の使用は、すでに岐阜を手に入れた段階で、天下を治める構想を練っていたことを示しているのだろうと目されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 21mm ISO 450 ) 露出補正 なし
013_220708062 X800 岐阜公園 Z50 18-140.jpg 13.「信長の庭」
岐阜市のホームページでは、「天下統一を夢見た、岐阜ゆかりの武将 織田信長公 が駆け抜けた戦国時代の荒々しさをイメージした庭園です。永年にわたって岐阜公園を見つめてきた巨木を取り込み、長良川流域の巨大な石(約1,000t)を使った石庭として、当時の石組みの技法を用いて「剛」「静」「雅」の3つの滝と池からなり、近隣にはない規模の日本庭園です。また、当時の井戸を出土した場所に再現し、岐阜城下をイメージした「信長の町」やせせらぎ水路など、信長が居城していた時代を思い巡らしながら、四季折々の風景美と調和した素晴らしい眺めを楽しんでいただけます。」と紹介されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 54mm ISO 6400 ) 露出補正 なし
014_220708065 X800 岐阜公園 Z50 18-140.jpg 14.冠木門
「信長の庭」の池が終わるところの左側(東側)に信長の居城跡が保存整備されているが、その居館跡の入り口には冠木門が設置され、館が建てられていた頃の雰囲気をしのばせている。ここより上の段には巨石列で区画された城主の居館があった。この冠木門は市内のロータリークラブから寄贈されたものであるが、当時の入り口はもう少し南側だったようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 20mm ISO 640 ) 露出補正 なし
015_220708069m X800 岐阜公園 Z50 18-140.jpg 15.三重塔 -1
信長の居館跡辺りから三重塔が良く見えた。大正天皇御大典記念事業として大正6年(1917年)に、かっての長良橋の材木で建築された登録有形文化財だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 45mm ISO 360 ) 露出補正 なし
016_220708079 X800 〇岐阜公園 Z50 18-140.jpg 16.三重塔 -2
日本画の巨匠として知られる川合玉堂が位置を定めたと言われている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 92mm ISO 280 ) 露出補正 なし
017_220708088 X800 岐阜公園 名和昆虫博物館 Z50 18-140.jpg 17.名和昆虫博物館 看板
岐阜公園を南へ進んでいくと名和昆虫博物館の看板が見えてきた。パンフレットによると、名和昆虫博物館は大正8年(1919年)10月26日に財団法人名和昆虫研究所の付属施設として、開館したという。当初は主に農作物害虫やシロアリなど家屋の害虫駆除のための啓蒙普及の場として先駆的な役割を果たした。時代とともに公共の害虫研究機関が発達するにあたり、その使命を自然教育の一環としての昆虫啓蒙普及に活動してきた。昆虫専門の博物館でしかも、全くの個人が設立し5代にわたって、今なお活動し続けている点で、他に類を見ないユニークな博物館と言える「日本で最も長い歴史を誇る昆虫専門の博物館」である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 22mm ISO 110 ) 露出補正 なし
018_220708087 X800 岐阜公園 名和昆虫博物館 Z50 18-140.jpg 18.名和昆虫研究所記念昆虫館 (標本収蔵庫)
博物館の手前に、明治40年(1907年)6月に竣工した名和昆虫研究所記念昆虫館が見えた。この建物は標本収蔵庫として建てられた。昆虫博物館とともに近代日本を代表する建築家 武田五一氏の設計によるもので、歴史的にも価値がある。博物館は登録有形文化財、記念館のほうは岐阜市重要文化財に指定されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 32mm ISO 110 ) 露出補正 なし
019_220708089 X800 岐阜公園 名和昆虫博物館 Z50 18-140.jpg 19.名和昆虫研究所記念昆虫館の側面
なお、名和昆虫研究所は明治29年(1896年)に、農作物や家屋の害虫の研究を主な目的として、名和靖 が独力で設立した。現在は一般財団法人組織なっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 22mm ISO 400 ) 露出補正 なし
020_220708090 X800 岐阜公園 名和昆虫博物館 Z50 18-140.jpg 20.名和昆虫博物館 受付
歴史的な建物である博物館の入り口を入り、呼び鈴を押した。係の方が後ろの事務所から出て来られ、入館料をお支払いする。展示されている標本やパネルを撮影してよいかと尋ねたところOKとのこと。これは、ここで販売されている標本の写真である。標本製作は確かな技術を持った、当博物館の2名の経験豊かな職員の方がおこなっているとのこと。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO 3200 ) 露出補正 なし
021_220708102 X800 〇岐阜公園 名和昆虫博物館 Z50 18-140.jpg 21.ルードルフィア・ラインについてのパネル
名和昆虫研究所の創設者である名和靖氏は、研究所設立前の1883年(明治16年)に岐阜県郡上郡祖師野村(現在の下呂市金山町祖師野)で、のちに「ギフチョウ」と命名されるチョウを発見した。日本にはルードルフィア属として、ギフチョウとヒメギフチョウの2種が生息し、大まかに西にギフチョウ、東にヒメギフチョウと明確に棲み分けをしており、基本的にこの2種が同時に見られる事はない。両者はごく一部の混生地(山形の最上川流域や新潟県の糸魚川~長野県白馬村など)を除いて見事に棲み分けていて、その境界線をルードルフィア・ラインという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO 2800 ) 露出補正 なし
022_220708103 X800 〇岐阜公園 名和昆虫博物館 Z50 18-140.jpg 22.ギフチョウに近い仲間
さすが、ギフチョウに関連する展示が多数あった。これは中国などに棲むシボリアゲハの仲間である。2011年8月中旬に、日本の調査隊6人が、ブータン政府の調査団とともに渓谷奥地の秘境で、78年ぶりにブータンシボリアゲハを確認した。このことはテレビでも詳しく報道された。来日したブータン国王夫妻が、日本の協力へのお礼としてブータンシボリアゲハ2頭を寄贈されたことが話題となった。ブータンシボリアゲハは「ヒマラヤの貴婦人」と呼ばれる幻の大蝶として知られている。ブータンシボリアゲハのほか、この仲間には、シボリアゲハ、シナシボリアゲハ、ウンナンシボリアゲハの3種が知られている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 36mm ISO 3200 ) 露出補正 なし
023_220708126 X800 岐阜公園 名和昆虫博物館 Z50 18-140.jpg 23.2階展示室
1階の展示室は、外国のカブトムシやクワガタの展示も多かった。そして、2階の展示室に上がる。華麗なチョウを集めた世界の美チョウ・コーナーが目を引く。自然教育の一環としての昆虫啓蒙普及を目的としてか「クイズで遊ぼう、学ぼう、不思議な昆虫の世界」と題した実物昆虫標本によるクイズ形式の展示が多くあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO 3200 ) 露出補正 なし
024_220708131 X800 岐阜公園 名和昆虫博物館 Z50 18-140.jpg 24.モルフォ
世界の美チョウがグループ分けして展示されている。これは南米に生息するモルフォチョウの仲間で、中央の4頭はヘレナモルフォ、その周りを、レテノールモルフォなどが取り囲む。このグループは日本には生息していない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 54mm ISO 4000 ) 露出補正 なし
025_220708149 X800 〇岐阜公園 名和昆虫博物館 Z50 18-140.jpg 25.各地のツマベニチョウの仲間
東南アジアに多く生息するが、日本にも沖縄県、鹿児島県に1種のツマベニチョウがいる。シロチョウ科最大のチョウで見栄えが良い。少年時代には憧れたチョウである。多摩動物園や足立区生物園の温室には飼育されたツマベニチョウが翔んでいる。私は那覇の公園でハイビスカスにきたツマベニチョウの写真を一度だけ撮影したことがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 29mm ISO 4000 ) 露出補正 なし
026_220708142 X800 〇岐阜公園 名和昆虫博物館 Z50 18-140.jpg 26.世界の美チョウ ギフチョウはどれ?
クイズ形式の標本展示である。東南アジアに棲むトリバネアゲハの仲間、中央アメリカ・南アメリカに住むミイロタテハの仲間、モルフォチョウの仲間を世界の3大美チョウという。この標本箱の中には、それ以外の美しい蝶も収められている。ギフチョウも入っている。博物館にお展示されているすべての標本を丁寧に見ることはできなかったし、写真に撮ることもできなかった。後日、このブログのため、ネット検索したところ、ほぼ完ぺきに名和昆虫博物館の展示について網羅されている Life Designs というサイトがヒットした。ヒナバルオナガタウマイ(ボルネオ)という蝶の標本を記念に購入した。見事な展翅である。外に出ると、先生に引率された幼稚園の子供たちだろうか、見学に来ていた。(トップの写真)

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 22mm ISO 3200 ) 露出補正 なし
027_220708170 X800 岐阜公園 華松軒 Z50 18-140.jpg 27.抹茶カフェ -1
名和昆虫博物館を退出し、駐車場へと歩き始めると右手に 立札茶房「華松軒」というところがあった。気温も上がってきて喉が渇いていた。和菓子で抹茶を楽しもうということになった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 48mm ISO 100 ) 露出補正 なし
028_220708165 X800 岐阜公園 華松軒 Z50 18-140.jpg 28.抹茶カフェ -2
落ち着いた気分になる。岐阜市政100周年を記念して昭和63年(1988年)に開室した茶室「華松軒」の立礼茶席で、80歳の男2人で和菓子と冷たい抹茶で涼をとる。抹茶は滅多にいただくことはないが、立ち寄ってよかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 36mm ISO 400 ) 露出補正 なし
029_220708173tm X800 岐阜公園 岐阜城 Z50 18-140.jpg 29.岐阜城
茶室「華松軒」を出て、振り返ると岐阜城が見えた。岐阜城は鎌倉時代に二階堂氏が築城した山城である。斎藤道三の居城の時は稲葉山城と呼ばれ、信長が天下統一の足掛かりとした居城としても有名である。現在の城は昭和31年に再築された。標高329mの金華山山上に建ち、最上階からは、眼下に鵜飼で有名な清流長良川が市内を貫流し、東には恵那山、木曽御岳山が雄大な姿を見せ、北には乗鞍、日本アルプスが連なっている。また西には伊吹、養老、鈴鹿の山系が連なり、南には濃尾の大平野が豊かに開け、木曽の流れが悠然と伊勢湾に注いでいるさまを一望におさめることができるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/2500秒 140mm ISO 100 ) 露出補正 なし
030_220708071 X800 岐阜公園 Z50 18-140.jpg 30.三重塔と「ぎふ金華山ロープウェイ」
1955年(昭和30年)に「信長の庭」の傍から金華山山上へ上がるロープウェイが、開通している。天気も良いので上に上がって、信長の気分になってみたかったが、ロープウェイの山上駅から城まで徒歩8分あるという。時間が足りないので、今回は割愛する。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 45mm ISO 200 ) 露出補正 なし
031_220708178 X800 〇岐阜公園 エノキ Z50 18-140.jpg 31.ゴマダラチョウ -1
左側をせせらぎが流れる。そこで何かが翔んだ。近寄ってみるとゴマダラチョウだった。最近、ゴマダラチョウの写真を撮っていない。これはこれで嬉しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 2000 ) 露出補正 なし
032_220708192 X800 ◎岐阜公園 エノキ Z50 18-140.jpg 32.ゴマダラチョウ -2
お腹が大きい。雌のようだ。止まっている葉もエノキのようである。NIKKOR Z DX 18-140mm というレンズは扱いやすい。チョウを撮るときも、チョウから40cmくらいに近づくことが出来る。だが、いかんせん暗い。105mm macro f2,8 が欲しくなる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 280 ) 露出補正 なし


2020年9月23日

南房総館山へ一泊旅行敢行(2) 館山→石堂寺 9月10日

2日目の朝も良く晴れて、気温も高い。例によって朝早く目覚め、海岸を歩いてみようと思ったが、コロナウィルス感染防止のため、通路が閉鎖されていた。
 前日、宿に着いたとき、玄関前に塀の前に植えられているハイビスカスの花にモンキアゲハが来ていた。その時は撮影のチャンスはなかったが、この日、モンキアゲハとの再会を期待し、朝食時間の前に外に出てみた。だが、ハイビスカスにチョウの姿はない。ところが道路を挟んで反対側にあるこの宿の駐車場に植えられているランタナの花に舞うアゲハの姿が見える。少し撮って、朝食を済ませ、出発前に再び撮影を楽しんだ。ハイビスカスにモンキアゲハも現れたが、落ち着いて吸蜜してくれなかった。
 9時に休暇村館山を出発し、国道128号線を30分ほど走って、410号線に入り、波の彫刻で名高い名工、「波の伊八」の作品がある石堂寺へ向かう。
 石堂寺は昨年の台風15号、19号で大きな被害を受け、少々荒れていた。重要文化財の多宝塔は櫓が組まれ覆われ、改修中だった。

26.早朝の海
5時20分、朝は早く目が覚めてしまう。部屋からは海の眺めが良い。左側が東京湾で、右側が館山湾という小さな湾になっている。きれいな朝焼けは見られなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO1000 ) 露出補正 なし
026_200910183 X800 南房総 休暇村館山 RX10m4.jpg
27.ロビーのガラス窓
左側が三浦半島で、晴れていれば、その左に富士山が見える。東京湾を挟んで右側に昨日行った鋸山が見える。その手前右側が曲亭馬琴の伝奇小説「南総里見八犬伝」  の重要な舞台になった千葉県南房総市にある富山であり、房総丘陵の山の一つである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 13mm ISO1000 ) 露出補正 なし
027_200910194 X800 南房総 休暇村館山 RX10m4.jpg
28.アゲハ♂ -1
朝食前にハイビスカスにモンキアゲハ来ていないかと、玄関前に外に出てみると、モンキアゲハはいなかったが、通りの向こう側にある宿の駐車場に植えられているランタナの花に、数頭のアゲハが舞っているのが見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 78mm ISO100 ) 露出補正 なし
028_200910202 X800 南房総 休暇村館山 RX10m4.jpg
29.アゲハ♂ -2
きれいな個体が多かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
029_200910210 X800 南房総 休暇村館山 RX10m4.jpg
30.クロアゲハ♀ -1
クロアゲハも吸蜜に来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 219mm ISO160 ) 露出補正 なし
030_200910219 X800 〇南房総 休暇村館山 RX10m4.jpg
31.クロアゲハ♀ -2
クロアゲハは2頭いたが、もう1頭の方は、ボロボロの破損個体だった。この個体も右後翅が切れている。開翅したところを良いタイミングで撮れたが、ちょっとピントがずれてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 219mm ISO160 ) 露出補正 なし
031_200910224 X800 △南房総 休暇村館山 RX10m4.jpg
32.クロアゲハ♀ -3


花から花へと移り翔ぶ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO200 ) 露出補正 なし
032_200910241 X800 〇南房総 休暇村館山 RX10m4.jpg
33.クロアゲハ♀ -4
右後翅の傷が目立たないように撮れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 110mm ISO125 ) 露出補正 なし
033_200910278 X800 ◎南房総 休暇村館山 RX10m4.jpg
34.キアゲハ♂ -1
ランタナにはキアゲハも来ていた。きれいな個体が元気よく翔ぶ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 155mm ISO100 ) 露出補正 なし
034_200910301 X800 ◎南房総 休暇村館山 RX10m4.jpg
35.キアゲハ♂ -2
翅を開いて、カメラの方を睨んでいるようだ。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 155mm ISO100 ) 露出補正 なし
035_200910302 X800 ◎南房総 休暇村館山 RX10m4.jpg
36.キアゲハ♂ -3
いずれも同じ個体だ。キアゲハは1頭しか現れなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 155mm ISO100 ) 露出補正 なし
036_200910306 X800 ◎南房総 休暇村館山 RX10m4.jpg
37.クロアゲハ♀ -5
これもさっき撮った個体と同じだ。最初に撮ったのが朝食前の7時過ぎ、これは出発前の8時50分ごろに撮っている。2時間近くもこのランタナの植え込みにいたのだろうか? 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO320 ) 露出補正 なし
037_200910344 X800 ◎南房総 休暇村館山 RX10m4.jpg
38.クロアゲハ♀ -6
そして、どこかへ飛び去っていってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
038_200910376 X800 〇南房総 休暇村館山 RX10m4.jpg
39.アゲハ♀ -1
アゲハはざっと10頭ほど飛んでいただろうか?きれいな個体を探す。これは♀だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO100 ) 露出補正 なし
039_200910364 X800 ◎南房総 休暇村館山 RX10m4.jpg
40.キタテハ
そろそろ出発の時間だ。最後にキタテハ夏型を撮る。ハイビスカスに来たモンキアゲハを撮れなかったのは残念だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO100 ) 露出補正 なし
040_200910380 X800 ◎南房総 休暇村館山 RX10m4.jpg
41.石堂寺 本堂
9時に館山を出発し、40分ほどで石堂寺に到着した。昨年の台風15号および19号の大雨で大きな被害を受け、表参道の仁王門が大破していた。裏参道側の駐車場に車を停める。参拝客は私たち以外には誰もいない。写真は国の重要文化財である本堂だ。ひっそりとしている。HPによれば、永正10年(1513年年)室町時代に建立。唐様・寄棟造で、桁行(けたゆき)3間、梁間(はりま)4間、県下最大の国指定木造建築である。本尊の十一面観世音菩薩立像・厨子共に国指定文化財であり、堂内諸像は平安末期の仏像だそうだ。天台宗の寺院だ。千葉県の歴史 通史編 中世(濱名徳順 天台宗宝聚寺住職)によれば、石堂寺は平安~中世には当地の豪族丸一族の氏寺として繁栄を極めたが、文明18年(1486年)の災火により伽藍のすべてを失った。現在の堂塔はいずれもその後の再建だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
041_200910386 X800 南房総 石堂寺 RX10m4.jpg
42.石堂寺 本堂の扁額
扁額には、南無十一面観世音菩薩像と書かれている。その下に掛けられている額は何が書かれているのかわからない。十一面観世音菩薩像は木造、漆箔、玉眼で鎌倉時代前期の作という。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/80秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 なし
042_200910389 X800 南房総 石堂寺 RX10m4.jpg
43.本堂の横
本堂の横に回ってみると大きさを感じる。縁が回されていて、縁に上がる段が設けられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
043_200910391 X800 南房総 石堂寺 RX10m4.jpg
44.薬師堂
本堂の前の10mほどの石段を上がると薬師堂があった。HPによれば、薬師堂は1575年、桃山時代に建立された茅葺の仏堂で安土桃山様式の建物だそうだ。今もなお、釿(ちょうな) 削りの床が残されており、内部に薬師如来と毘沙門天を祀っている。重要文化財に指定されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
044_200910393 X800 南房総 石堂寺 RX10m4.jpg
45.客殿 寺務所
石堂寺を参拝した目的は「波の伊八」の木彫を観ることだった。寺務所の呼び鈴を鳴らして、「波の伊八」木彫見学を申し出る。この寺務所の左側が客殿になっていて、その客殿の廊下の欄に16枚の木彫がかけられていた。照明の環境も悪く、見にくかった。撮影は禁止されている。「波の伊八」といわれる江戸末期の名彫刻師は本名、武志伊八郎という。安房三名工の一人で、「波を彫らせたら天下一品」と謳われ、波の彫刻で特に有名だ。石堂寺の作品は寛政3年(1791年)、武志伊八郎39歳頃のものだと言われている。また、日本が誇る江戸時代末期の浮世絵師・葛飾北斎に大きな影響を与えたと言われている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO500 ) 露出補正 なし
045_200910394 X800 南房総 石堂寺 RX10m4.jpg
46.ヤマトシジミ求愛
寺務所の前の植え込みで静止ていた♀に、飛んできた♂が求愛していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
046_200910396 X800 〇南房総 石堂寺 RX10m4.jpg
47.石堂寺 鐘楼塔
鐘楼塔は1783年、江戸時代に建立された。市指定有形文化財である鐘は、元弘元年(1331年)の物だそうだ。昨年の台風で被害を受けた屋根が修復工事中だった。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
047_200910406 X800 南房総 石堂寺 RX10m4.jpg
48.宝篋印塔と太子堂
宝篋(ほうきょう)印塔  は青銅製で、天保13年(1841年)に石神村の冶工鈴木伝左衛門正尹により鋳造された宝塔だそうだ。後ろは太子堂といい、西国三十三観音の写しが収められていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
048_200910412 X800 南房総 石堂寺 RX10m4.jpg
49.太子堂 西国三十三観音の写し
格子の間から太子堂の中を見せていただいた。西国三十三観音の写しと言われる観音像が並んでいた。観世音菩薩が衆生を救うとき33の姿に変化するという信仰に由来し、その功徳に与るために三十三の霊場を巡拝することを意味し、西国三十三所の観音菩薩を巡礼参拝すると、現世で犯したあらゆる罪業が消滅し、極楽往生できるとされている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/200秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
049_200910408 X800 南房総 石堂寺 RX10m4.jpg
50.アカボシゴマダラ
駐車場へ戻るところでKさんが待っていてくれて、「チョウがいますよ」と教えてくださった。アカボシゴマダラだった。今やアカボシゴマダラは何処にでもいるチョウになった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO500 ) 露出補正 なし
050_200910417 X800 ◎南房総 石堂寺 RX10m4.jpg


東京湾,館山湾,富山,南総里見八犬伝,石堂寺,石堂寺本堂,薬師堂,南無十一面観世音菩薩像,本堂扁額,薬師堂,太子堂,西国三十三観音,宝篋印塔,鐘楼塔, 石堂寺寺務所客殿,波の伊八,アゲハ,キアゲハ,クロアゲハ,キタテハ,ヤマトシジミ,アカボシゴマダラ,ランタナ,  

2020年9月19日

南房総館山へ一泊旅行敢行(1) 海ほたる→富津岬→鋸山→館山 9月9日

先月、毎年ご一緒に旅行をしているKご夫妻からお誘いをいただき、南房総の館山へ一泊旅行をすることになった。今回はそれぞれの車で行くことにした。もちろん三密を避け、手指のアルコール消毒、マスクの着用は励行する。
 第1日目は「海ほたる」で10時に待ち合わせた。良く晴れているが、湿度が高く暑い。ここから、一応、Kさんの車をフォローしていくことにするが、間に車が入ったり、信号が変わって無理に交差点に進入してしまうことを避け、お互いカーナビに次の目的地=合流点を入れて出発する。次の目的地は富津岬だ。
 富津岬から、館山自動車道を鋸南保田ICでおり、廃校を利用した道の駅「保田小学校」で昼食にした。夕食は海鮮料理なので、「Pizzeria DA Pa GONZO」でピッツァを食べたが、なかなか美味かった。
 保田から少し戻って、鋸山のロープウェイ乗り場へ行く。Kご夫妻は鋸山は行かれたことがあるとのことだったが、私たちのために、案内いただくことになり、感謝である。女性2人をケーブルカーの鋸山山頂駅に残し、男性2人で山頂展望台 「地獄のぞき」と「百尺観音」まで登ったが、暑さの中、その石段はきつかった。そのまま、歩いて日本寺(にほんじ)の大仏へも行けるのだが、時間もかかるので、計画から外し、再びケーブルカーで下りて、車で館山観光自動車道を大仏の下の駐車場に車を入れた。大仏は建立されたものではなく、彫られたものだったが、鎌倉、奈良の大仏を凌ぐという大きさだった。
 4時半過ぎに宿に到着した。思いがけず 「Go To トラベル」の対象になったのはラッキーだった。ひと風呂浴びて汗を流し、伊勢エビのお造りなど、海の幸を満喫した。

1.「海ほたる」川崎側
Kさんご夫妻とは、午前10時に「海ほたる」の「犬」のオブジェがあるところで待ち合わせた。ところが「亀」はいたが「犬」は見つからなかった。(後でネットで調べて見たら、地球儀のオブジェのある甲板に数匹の犬のようなオブジェがあったようだ) 川崎側に「川崎人工島  風の塔」が見える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし  
001_200809005 X800 海ほたる G7X.jpg
2.「海ほたる」木更津側
木更津側からは「海ほたる」がアクアライントンネルへの入り口になっている。ここから木更津までは海の上を走る。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_200909089 X800 海ほたる RX10M4.jpg
3.モーターボート
一艘のモータボートがどんどん近づいてきた。よく見ると舳先に釣り竿らしきものが2本見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 203mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_200909099 X800 海ほたる RX10M4.jpg
4.富津岬展望台
カーナビの誘導でアクアラインを出て、湾岸道路/国道16号を富津公園へ行く。東京湾に向かって約5km突き出た砂嘴が富津岬だ。その砂嘴は富津公園 になっていて、その先端に写真の富津岬展望台(明治百年記念展望塔)がある。てっぺんまで登ったが、東京湾の見晴らしは素晴らしかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_200909134 X800 富津岬 RX10M4.jpg
5.ウインドサーフィン
展望台の途中から君津の方向を眺めると、ウインドサーフィンを楽しむ人がいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 67mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_200909102 X800 富津岬 RX10M4.jpg
6.釣り人
大きな駐車場の先の堤防で釣りを楽しむ人もいた。向こうに見えるのは富津火力発電所で、液化天然ガス(LNG)を輸送するLNGタンカーが停泊している。大型の低温断熱タンクを船体内に複数備えており、内部には極低温のLNGが充填されるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 147mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_200909132 X800 富津岬 RX10M4.jpg
7.富津干潟とレインボーブリッジ
潮が引き始めているようで、横浜方面を背景にした富津干潟に砂地がが見える。大潮の干潮の時は、美しい遠浅の楽園に変わるそうだ。この富津岬北側の富津干潟は日本の重要湿地500の指定地に含まれるそうだ。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 106mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_200909105ms X800 富津岬 RX10M4.jpg
8.富津岬展望台から見る富津岬
富津岬展望台の上から、今通ってきた富津岬を見る。 富津岬は約6km離れた東京湾対岸の三浦半島観音崎とともに東京湾内湾と浦賀水道を区切る境界となっている。岬の北側(写真左側)では内湾の静かな波打ち際に174haの富津干潟と称される干潟を形成し、南側では外洋の荒波に対する防波堤の役割を果たしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_200909108 X800 富津岬 RX10M4.jpg
9.富津岬の南側
富津干潟側の穏やか波と比べると、海岸に打ち寄せる波は白波が立っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 132mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_200909119 X800 富津岬 RX10M4.jpg
10.第一海堡
富津岬から、空気が澄んでいれば富士山が見えるという横浜の方向を眺めると、第一海堡跡が見える。wikipediaなどによれば、1882年(明治15年)以後、富津洲は大日本帝国海軍の軍用地となり、沖合に第一海堡と呼ばれる人工島(1881年8月起工、1890年12月完成)が築かれた。富津市に属する。富津岬の沖合いすぐに位置し、面積は約23,000㎡。東京湾要塞の海堡として最初に運用が開始された。第二次世界大戦後に日本を占領下に置いた連合国軍により、要塞無力化のために現在は中央部が破壊されている。 1889年8月起工、1914年6月完成した 第二海堡は第一海堡の左側に、富士山を挟んで沖合に見えるはずだが、捉えられなかった。第二海堡は戦後は海上保安庁によって灯台が設置され、さらに1977年からは海上災害防止センターの消防演習場として利用されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 110mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_200909106 X800 富津岬 RX10M4.jpg
11.横浜みなとみらい
距離にして20km弱はあるだろうか、横浜のみなとみらいが見える。本牧ふ頭あたりだろうか、飛鳥Ⅱ(日本郵船 総トン数‎: ‎50,444t)が停泊しているのが見える。その左側奥の半円形の建物はホテルパシフィコだ。ランドマークタワー、ベイブリッジは画面の右側に外れてしまったようだ。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_200909117 X800 富津岬 みなとみらい遠望 RX10M4.jpg
12.道の駅「保田小学校」
富津中央ICから館山自動車道に上がり、終点から富津館山道路に入って、鋸南保田ICで下りる。そこからほど遠くないところに道の駅「保田小学校」があった。創立126年の歴史があり、2014年に廃校になった小学校が2015年に道の駅として生まれ変わった。昼食はここでと予定していた。房州石の石窯で焼くピッツァ専門店「Pizzeria DA Pa GONZO」で昼食にした。宿泊施設もある。 赤いフヨウの花がきれいに咲いていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 10mm ISO125 ) 露出補正 なし
012_200809030 X800 保田小学校 G7X.jpg
13.ピッツァの MENU
「Pizzeria DA Pa GONZO」の月替わりピッツアのメニュが面白い。 

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/800秒 32mm ISO3200 ) 露出補正 なし
013_200809019 X800 保田小学校 G7X.jpg
14.鋸山ロープウェイ
私たちは行ったことがないので是非行って見たいと、コースに加えていただいた鋸山のロープウェイ山麓駅の駐車場に着いたのは、1時半だった。乗車定員40人のカゴに15人ほどの観光客が乗り込んだ。全長680m、高低差223m、所要3分20秒である。1962年12月に竣工している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
014_200909137 X800 鋸山 RX10M4.jpg
15.鋸山ロープウェイ山頂駅からの展望
鋸山ロープウェイ山頂駅に設けられた展望台から金谷の街を見下ろす。金谷港からは横須賀港へ東京湾フェリーが運航されている。東京湾フェリーは、東京湾の入口にあたる浦賀水道を横断し、三浦半島と房総半島を約40分で結んでいる。鋸山の正式な名称は乾坤山(けんこんざん)という。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_200909140 X800 鋸山 RX10M4.jpg
16. 地獄のぞき
ケーブルカーの山頂駅から鋸山(標高329.4m)の頂上付近にある展望台「地獄のぞき」まで往復すると40分くらいかかる。女性2人はロープウェイの頂上駅で待っているというので、Kさんと2人で、「地獄のぞき」と「百尺観音」まで行って戻ってくることにしたが、石段と大きな石がゴロゴロした坂道が続き、楽ではなかった。汗びっしょりである。鋸山全体が日本寺 の境内になっている。「地獄のぞきき」の突き出た岩はライオンの横顔のように見えた。「地獄のぞき」は、山頂展望台の通称だ。石切場跡の絶壁の上に下方前傾に突き出した岩盤上から約100メートル下を望むことができる。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_200909145 X800 鋸山 RX10M4.jpg
17.百尺観音
「百尺観音」は、鋸山山頂の一角、金谷下山口(北口管理所)にあった。昭和41年に6年の歳月を費やして完成した巨大な磨崖仏で、高さ100尺(約30m)というのが、その名の由来である。凝灰岩からなる鋸山の大半が、その霊域となっている日本寺であるが、一歩山に踏み入れば、各所に石仏が点在する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO2500 ) 露出補正 なし
017_200909153 X800 鋸山 RX10M4.jpg
18.石切場跡
「地獄覗き」と「百尺観音」 を見て、ロープウェイの頂上駅に戻り、待っていた女性2人と合流して山を下りた。ロープウェイが動き出すと車窓右側に石切場跡が見えた。 鋸山は凝灰岩から成り、建築などの資材として適している。そのため古くは房州石と呼ばれ、良質石材の産地として、江戸時代から盛んに採石が行われた。結果、露出した山肌の岩が鋸の歯状に見えることからこの名で呼ばれるようになったそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_200909157 X800 鋸山 RX10M4.jpg
19.鋸山ロープウェイ
駐車場までもどる。ロープウェイのカゴを下から見上げると、40人も乗れるのかと思うほど小さく感じた。15分間隔で運行されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 34mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_200909160 X800 鋸山 RX10M4.jpg
20.日本寺大仏
ロープウェイの駐車場からいったん国道127号線に出て日本寺の大仏広場へ上る。日本寺の正式な名称は乾坤山(けんこんざん)日本寺という。乾坤は天地の意。日本寺の山号となっている。天明3年(1783年)に大野甚五郎英令が27人の門徒と岩山を3年かけて彫刻したものが原型だそうだが、江戸時代末期になって、自然の風食による著しい崩壊があり、荒廃にまかされていたが、その後昭和41年に4年をかけて修復された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_200909164 X800 日本寺 大仏 RX10M4.jpg
21.日本寺大仏 正面
この大仏様は、御丈で言えば、奈良東大寺の大仏様の14.85m、鎌倉の大仏様の11.31mに比べ、21,3mと日本で最も大きいが、岩に彫られた大仏様だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
021_200909163 X800 日本寺 大仏 RX10M4.jpg
22.大仏様のお顔
この大仏様は正式には薬師瑠璃光如来という。宇宙全体が蓮華蔵世界樽浄土であることを表したもので、世界平和、万世太平の象徴として復元建立されたという。 日本寺は曹洞宗の参禅道場である。前後するが、案内書には「 日本寺は今から約1300年前、聖武天皇の勅詔と、光明皇后のお言葉を受けた行基菩薩によって神亀2年(725年)6月8日に開山された。開山当初法相宗に属し、天台宗、真言宗を経て徳川三代将軍家光公の治世の時に曹洞禅宗となり、今日に至っている」と記されている。薬師瑠璃光如来が日本寺の本尊である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 125mm ISO100 ) 露出補正 なし
022_200909168 X800 日本寺 大仏 RX10M4.jpg
23.薬師本殿 医王殿立
立てられいた説明板には、当寺本尊薬師瑠璃光如来を祀ると記されていた。大仏も薬師瑠璃光如来だ。「この堂宇は昭和14年の不慮の火災により焼失したが、60余年の時を経て、鵤工舎 小川三夫棟梁の手により、平成19年10月に再建された。様式は鎌倉時代の禅宗様式、焼失前の仏殿は源頼朝による医王殿扁額が掲げられていた。」と説明されている。日本寺に本殿はない。現在の仮本堂と周辺施設を取り壊し、新たに本堂を建設予定だそうで、平成21年より本堂および周辺施設の建築に向けた工事が始まるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 なし
023_200909171 X800 日本寺 RX10M4.jpg
24.薬師本殿 医王殿 の内部とご本尊
失礼して、薬師本殿 医王殿 の内部を撮らせていただいた。ご本尊は大仏様と同じ御姿をされているように見える。   

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/60秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
024_200909181 X800 日本寺 薬師本殿 医王殿 RX10M4.jpg
25.漱石・子規 鋸山探勝碑
明治中期、若き夏目漱石と正岡子規が相前後して訪ねた鋸南町の鋸山に、地元有志らの熱意で、「漱石・子規鋸山探勝碑」が建てられたそうだ。漱石や子規の碑は各地にあるが、ひとつの碑で2人を顕彰するものは全国でもここだけという。漱石と子規はともに1867年生まれだそうだ。日本寺の表参道は保田駅の近くから登るので、私たちは仁王門を通っていなかった。午後4時半過ぎ、東口管理所から駐車場に出て、国道127号線を今夜の宿である休暇村館山へ向かった。玄関前の塀に植えられたハイビスカスの花にモンキアゲハが来ていたが、撮影できなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 500秒 13mm ISO640 ) 露出補正 なし
025_200909174 X800 日本寺 RX10M4.jpg


2020年2月11日

多摩動物公園 昆虫生態園(2)アオタテハモドキ 2月3日

緩やかなスロープを下りながら、ランタナ、センダングサ、ハイビスカスなどチョウの好きな花が咲く温室の中央へ行く。ドームの天井は高く、陽の光が降り注ぐ。
 アオタテハモドキがいた。いろいろ蝶園へは出かけているが、アオタテハモドキは見たことがなかったので、ちょっとびっくりした。個体数も多かった。

200203_016.jpg 16.イシガケチョウ -4 裏面
イシガケチョウの数は多かった。これはきれいな個体であり、裏面を撮っておきたかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 11mm ISO640 ) 露出補正 なし
200203_017.jpg 17.タイワンキチョウ -2 飛翔
タイワンキチョウの個体数は多い。しかし、花から花へと移動し、フォーカスを合わせる間もなくファインダーから消えてしまうことが多い。たまたまチリメンナガボソウにアプローチしているところが撮れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO800 ) 露出補正 なし
200203_018.jpg 18.オオゴマダラ -2 求愛
一般的にチョウの温室ではオオゴマダラばかりが目立つところが多いが、ここはオオゴマダラはむしろ控えめに放たれていると感じた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 125mm ISO500 ) 露出補正 なし
200203_019.jpg 19.ツマベニチョウ 求愛 -1
段になった園路にツマベニチョウの♀が止まっていた。石段に止まったツマベニチョウだけなら撮ろうと思わなかっただろうが、そこへ♂が飛んできた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 48mm ISO100 ) 露出補正 なし
200203_020.jpg 20.ツマベニチョウ 求愛 -2
♂は開翅したその♀の周りを飛んでいたが、やがて求愛をする。だが、♀は尾端を上げて拒否し続けていた。♂はきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 48mm ISO100 ) 露出補正 なし
200203_021.jpg 21.アオタテハモドキ ♂ -1
大温室の中央の日当たりの良い開けたところに数頭のアオタテハモドキが飛んでいた。2005年に石垣島の林道で撮影したことがあるが、なかなか魅力的なチョウと思う。沖縄本島以南で定着している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 48mm ISO100 ) 露出補正 なし
200203_022.jpg 22.アオタテハモドキとタテハモドキ
残念ながらタテハモドキのほうは擦れてしまっていた。フィールドではこのように並んだ場面で撮影できることは少ないが、ここは何せチョウの密度が濃い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200203_023.jpg 23.アオタテハモドキ ♂ -2
後翅の鮮やかな青が輝いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
200203_024.jpg 24.アオタテハモドキ ♂ -3
アオタテハモドキの♂はタテハモドキに比べ眼状紋が小さい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
200203_025.jpg 25.アオタテハモドキ ♂ -4
地面や草の上、木の葉の比較的低いところに止まり、開翅することが多い。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
200203_026.jpg 26.イシガケチョウ -5
園内には新鮮なイシガケチョウが多くなってきた。園内で羽化しているのだろうか?センダングサで吸蜜する。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
200203_027.jpg 27.ツマベニチョウ♂ -1 ハイビスカス
敏捷に飛び回っていたツマベニチョウ♂が、ハイビスカスの花にアプローチしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 60mm ISO100 ) 露出補正 なし
200203_028.jpg 28.ツマベニチョウ♂ -2 ハイビスカ
スハイビスカスの真っ赤な花とツマベニチョウは良く似合う。2005年に那覇の末吉公園へ行ったときに、高いところに咲くハイビスカスの花に鮮やかなツマベニチョウが来ていたのが印象に残っている。余談だが、昨日、自宅ベランダの鉢植えのハイビスカスが一輪の花を咲かせた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 58mm ISO320 ) 露出補正 なし
200203_029.jpg 29.アオタテハモドキと2頭のタテハモドキ
日当たりの良いところに集まってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO100 ) 露出補正 なし
200203_030.jpg 30.アオタテハモドキとタテハモドキとカバタテハ
蝶園でなければこんなシーンは見られないであろう。楽しませてくれる。この3頭にピントが合うように体を移動した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO100 ) 露出補正 なし


2018年12月26日

蝶 自選年間ベスト10 (16) 2018年

ひと月ほど前、春のように暖かい日が何日かあった。11月30日に保土ヶ谷公園を歩いた時にはヤマトシジミやウラナミシジミを見かけた。また、そんなときには、キタテハやウラギンシジミなど成虫で越冬するチョウたちが飛び出してくる。
 しかし、ここに来てすっかり冬らしくなり、この寒さではもはやチョウたちは飛べない。チョウの写真撮影も来春までお休みである。
 2018年に撮ったチョウたちを振り返ってみた。春には、ホソオチョウの写真を撮ろうと埼玉県の武蔵嵐山へでかけた。6月初めには、前年と同じく八王子近郊へオオミドリシジミの写真を撮りに行った。7月は今年も湯の丸高原へミヤマシロチョウ、ミヤマモンキチョウを撮りに行ったが、少し時期が遅かったようだ。8月にはベトナムのダナンで、思いがけずキシタアゲハの優雅な飛翔を見ることが出来た。また、秋は近くの保土ヶ谷公園で、普通種ではあるが、キバナコスモスの畑で飛び交うツマグロヒョウモン、アゲハ、ヒメアカタテハ、アオスジアゲハたちが楽しませてくれた。
 この年の2月に、SONY の SyberShot RX10 Ⅳ を手に入れた。35mm版換算で24-600mmのツァイス製ズームレンズで、私はオール・イン・ワンとして、これ1台でチョウから旅行の写真までを撮りたかった。ボディは一眼レフ並みに大きく、重いが、十分その役目を果たしてくれている。撮像素子は1.0型で、フルサイズ、APS型よりも小さいが、写りはなかなかシャープだ。特にチョウの撮影では ASAは3200まで使い、シャッタースピードは主に1/500秒にして、手振れを極力抑えるようにしてしている。

181220001.jpg 1.オナガアゲハ♂ 春型 2018年5月1日 神奈川県大雄山最乗寺
この年はいつもより少し早い時期に行ってみたところ、シャクナゲの花で吸蜜する新鮮なオナガアゲハを多く見ることが出来た。後翅前縁の白い紋がきれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 210mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
181220002.jpg 2.アサギマダラ♀ 2018年5月11日 東京都下裏高尾
珍しくシャガの花で吸蜜するアサギマダラを撮った。少し擦れているが、越冬した成虫だろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
181220003.jpg 3.テングチョウ 2018年5月25日 横浜市舞岡公園
トラフシジミを撮りに行った舞岡公園で、まだ開花していないリョウブの花穂の先に新鮮なテングチョウがいた。35mm換算600mmが役にたった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
181220004.jpg 4.テングチョウの集団 2018年6月1日 東京都下裏高尾
この年はテングチョウが多い年だった。こんな光景は初めて見た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 217mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
181220005.jpg 5.ウラギンスジヒョウモン♀ 2018年7月14日 神奈川県箱根湿性花園
箱根湿性花園にはこの時期オオウラギンスジヒョウモンが多いので、このチョウもてっきりそうだと思って撮影したが、前翅の先に小さな白い紋があり、オオウラギンスジヒョウモンに比べて全体に丸みを感じる。ウラギンスジヒョウモンの♀だった。久しくこの種には会ったことがなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
181220006.jpg 6.メスグロヒョウモン♀とミドリヒョウモン♂ 2018年7月21日 群馬県鹿沢高原
ノリウツギの白い花で吸蜜していたメスグロヒョウモンの♀に、♂がアプローチしていた。当然メスグロヒョウモンの♂かと思っていたら、ミドリヒョウモンの♂だった。♀が♂を見間違えるのならまだわかるが、♂が♀をミドリヒョウモンの♀と見間違えたのか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 175mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
181220007.jpg 7.チャバネセセリの仲間? 2018年8月8日 ベトナム中部 ダナン ソンチャー半島
ベトナム中部のダナンにあるリゾートの敷地内でチョウを撮影する機会に恵まれた。これはスパイダーリリーの花に首を突っ込んで吸蜜する地味なセセリチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO320 ) 露出補正 なし
181220008.jpg 8.キシタアゲハ♂ 2018年8月8日 ベトナム中部 ダナン ソンチャー半島
ベトナム中部ダナンのリゾート敷地内で撮影した。ビーチがあって、その背後が緑豊かな丘陵になっている。その丘陵にコテージが建てられていて、道が造られていた。滞在した4日間、その道を何回も歩いたが、ちょうどキシタアゲハの適期だったのだろう、新鮮な多くの個体に出会うことが出来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
181220009.jpg 9.キシタアゲハ♂ 2018年8月8日 ベトナム中部 ダナン ソンチャー半島
ハイビスカスの深紅の花にキシタアゲハの♂が吸蜜に来た。キシタアゲハの仲間は9種ほどいて、ヘレナキシタアゲハとの区別に迷ったが、キシタアゲハと同定した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO1600 ) 露出補正 なし
181220010.jpg 10.キシタアゲハ♀ 2018年8月9日 ベトナム中部 ダナン ソンチャー半島
ここでは♀も多く見ることが出来た。♀も新鮮な個体がほとんどだった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1600 ) 露出補正 なし
181220011.jpg 補1.ホソオチョウ♂ 2018年4月19日 埼玉県武蔵嵐山
昨年は都幾川河畔でこのチョウを撮影したが、時期が少し遅かった。今年は他のポイントを見つけて撮った。草地を弱々しく飛翔しては、ハルジオンの花などで吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
181220012.jpg 補2.イチモンジチョウ  2018年5月11日 東京都下木下沢林道
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ の広角側で、モニターを使ってローアングルでの写真を撮ってみたかった。新鮮なイチモンジチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プロフラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
181220013.jpg 補3.ウラギンシジミ♀とルリシジミ♂ 2018年5月25日 横浜市舞岡公園
こんな珍しいシーンが撮れた。例えばミヤマモンキチョウの♀にモンキチョウの♂が求愛するといったことは、よくあることだが、こんな組み合わせは珍しいと思う。ルリシジミ♂は腹端を曲げてウラギンシジミ♀に求愛している。両種は同じシジミチョウ科のチョウではあるが、ウラギンシジミはウラギンシジミ亜科で、ルリシジミはシジミチョウ亜科である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
181220014.jpg 補4.オオミドリシジミ♂ 2018年6月1日 東京都下八王子市
昨年も本種を撮りに行ったポイントだが、今年も個体数は多かった。陽の当たった葉にテリトリーを張って止まることが多く、露出が難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -1.0段
181220015.jpg 補5.オオムラサキ♂ 2018年6月29日 山梨県北杜市オオムラサキセンター
例年より1週間ほど早く訪れたオオムラサキセンターのビバリウム内での撮影である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 114mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
181220016.jpg 補6.ミヤマモンキチョウ♀ 2018年7月20日 長野県湯の丸高原
ハクサンフウロの花でミヤマモンキチョウの♀が吸蜜していた。後ろから♂が絡んできて、この♀は交尾拒否の姿勢をとる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO160 ) 露出補正 なし
181220017.jpg 補7.メスアカミドリシジミ♂ 2018年7月21日 群馬県鹿沢高原
前の年に偶然見つけたメスアカミドリシジミのポイントだったが、今年もいてくれた。この写真を撮ったのは9時50分ごろだったが、このあと1頭もいなくなってしまった。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -1.0段
181220018.jpg 補8.ミドリヒョウモン♂ 2018年7月21日 長野県湯の丸高原
高原の普通種であるが、ノアザミの花もきれいで、背景がボケた美しい写真になったと思う。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 210mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
181220019.jpg 補9.ミヤマシロチョウ 2018年7月21日 長野県湯の丸高原
ミヤマシロチョウは2~3回目撃したが、撮れるところにきてくれなかった。そろそろ下ろうと思ったときに、下から飛んできたミヤマシロチョウがマルバダケブキの花に止まった。近寄ろうとするとその花から離れて行ってしまったが、今度は40~50m先のノアザミの花に止まって吸蜜を始めた。息を切らして駆け上がって、やっとシャッターを押す。足場が悪くてこれ以上近寄れなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
181220020.jpg 補10.シロオビアゲハ♂ 2018年8月9日 ベトナム中部 ダナン ソンチャー半島
  夕方、昼にキシタアゲハが飛んでいたところに、シロオビアゲハが飛んでいた。沖縄石垣島で見たシロオビアゲハより後翅の白い帯が太いようだ。きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2500 ) 露出補正 なし
181220021.jpg 補11.ツマグロヒョウモン♀ 2018年9月28日 横浜市保土ヶ谷公園
久しぶりに晴れた秋の一日、近所の保土ヶ谷公園へ行くと、キバナコスモスが咲き、ツマグロヒョウモンやヒメアカタテハ、アゲハ、アオスジアゲハが舞っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 160mm ISO100 ) 露出補正 なし
181220022.jpg 補12.アゲハ♂ 2018年9月28日 横浜市保土ヶ谷公園
ブッドレアの花に複数のアゲハが吸蜜にきていた。いずれもきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO100 ) 露出補正 なし
181220023.jpg 補13.アオスジアゲハ 2018年9月28日 横浜市保土ヶ谷公園
ハギの花にはアオスジアゲハも来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO160 ) 露出補正 なし
181220024.jpg 補14.ウラナミシジミ 2018年9月28日 横浜市保土ヶ谷公園
きれいなウラナミシジミだったが開翅してくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 164mm ISO100 ) 露出補正 なし
181220025.jpg 補15.イチモンジセセリ 2018年10月7日 横浜市保土ヶ谷公園
その10日後の10月7日に再び保土ヶ谷公園へ行ってみたが、台風25号が日本列島を通り抜け、横浜も強風が吹き荒れた後とあって、キバナコスモスはその強風でなぎ倒されていた。チョウは多くが破損し、数も少なくなっていた。この日はフヨウの花が咲いていて、イチモンジセセリがその大きな花に潜り込んで吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プロフラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし


2018年11月13日

イチモンジセセリとチャバネセセリ 明神台公園 10月7日

台風25号が日本列島の北側を通り抜け、南から暖かい風が吹き込んで、この日は真夏のような暑さとなった。10日前に保土ヶ谷公園と明神台公園に来たが、その時は、ハギ、キバナコスモス、ブッドレアの花にツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハ、アゲハ、アオスジアゲハなどが舞い、夢中でシャッターを押した。
 そして、もう一度と思い、この日行ってみたが、ハギの花はほとんど落ちてしまい、9月30日から10月1日にかけて吹き荒れた台風24号の強風で、キバナコスモスは、ご近所の方が刈り込まれていて、わずかしか残っていなかった。チョウも少なく、あんなにきれいな個体が多かったアゲハも破損した個体になってしまっていた。
 チョウは訪れないだろうと思っていた大きなフヨウの花に、イチモンジセセリとチャバネセセリが来ていた。

181007_001.jpg 1.イチモンジセセリ -1
残っていたキバナコスモスではイチモンジセセリが吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
181007_002.jpg 2.チャバネセセリ
こちらはチャバネセセリだ。しっかり見ないとイチモンジセセリと区別ができない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
181007_003.jpg 3.イチモンジセセリ -2
大きなフヨウの花にイチモンジセセリが来た。フヨウの花でチョウが吸蜜するのを見たことがなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
181007_004.jpg 4.イチモンジセセリ -3
フヨウ(芙蓉)はアオイ科フヨウ属の落葉低木である。8月にベトナムでハイビスカスに来たキシタアゲハを撮ったが、ハイビスカスもアオイ科フヨウ属だ。フヨウにチョウが来ても不思議はない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 136mm ISO100 ) 露出補正 なし
181007_005.jpg 5.チャバネセセリとイチモンジセセリ
左側がチャバネセセリで右側がイチモンジセセリだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
181007_006.jpg 6.イチモンジセセリ -4
大きなフヨウの花に潜り込んで蜜を吸うイチモンジセセリ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
181007_007.jpg 7.ツマグロヒョウモン♂
ツマグロヒョウモンの好きなキバナコスモスは、台風24号で倒されて、すっかり少なくなってしまっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
181007_008.jpg 8.ツバメシジミ
わずかに残っているハギの花にはツバメシジミがいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
181007_009.jpg 9.イチモンジセセリ -5
左側に杉山神社の鳥居が見える。早めの七五三のお祝いで、晴れ着を着た女の子が、両親に連れられてお参りにきていた。もう少し、クリアに撮りたかったのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
181007_010.jpg 10.イチモンジセセリ -6
普段はイチモンジセセリを撮ることは少ないが、この日は他にチョウが少なかった。フヨウの蕾に止まってこちらを見ている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし


2018年10月20日

キシタアゲハ舞う! ベトナム ダナンで撮ったチョウ(2) 8月8日~9日

インターコンチネンタル・ダナン・サン・ペニンシュラ・リゾートは著名な建築家ビル・ベンズリーが、山腹をキャンパスに描いた作品と言われる。熱帯雨林と輝くばかりに美しい海岸線を擁するソンチャー半島は自然の宝庫。国の自然保護区に指定され、3000㎡の半島には300種以上の植物が自生するそうだ。
 柳の下のドジョウを狙って、しばらくケーブルカーの「SKY」駅の周囲で撮影する。 このリゾートの遊歩道を行き来しながら4日間、チョウ追ったが、その中でもチョウの多いところ、写真を撮りやすいところが分かってきた。緑に囲まれたケーブルカーが天「HEAVEN」・空「SKY 」・地「EARTH 」・海「SEA」の4層を結んでいるが、「SKY」駅の周囲にチョウが多い。
 最後の日となった8月9日は小雨模様だったが、気温が高いのでチョウは飛んでいた。私たちが泊ったコテージの前の遊歩道には、数本のハイビスカスの木が花を咲かせていたが、ここには必ずチョウ、とくにアゲハチョウやシロチョウが来るはずと思い、このポイントも何回か見に行ったが、最終日にキシタアゲハが来ていた。
 カメラに収めることはできなかったが、最初にレセプションで見かけたルリモンアゲハの瑠璃色は忘れられないし、ベニモンアゲハのような小型のアゲハや、ひょっとしてハレギチョウかなと思うようなタテハ、また、キミスジのようなチョウもいた。フィールドでは見たことないチョウを多く見ることができ、今回の「のんびりすることが目的」のベトナム旅行は、私にとって、とても有意義だった。

181019_030.jpg 30.チャバネセセリの仲間 -3 8月8日
チャバネセセリの仲間も、20cmくらいの高さに咲く黄色い花で吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
181019_031.jpg 31.ホリイコシジミ Zizula hylax -3 8月8日
ホリイコシジミもこの花が好きなようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 210mm ISO200 ) 露出補正 なし
181019_032.jpg 32.ホリイコシジミ Zizula hylax -4 8月8日
ホリイコシジミは擦れた個体も多かった。それにしても小さいのに胴が細長い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 210mm ISO320 ) 露出補正 なし
181019_033.jpg 33.チャバネセセリの仲間 -4 8月8日
翅表を見ることができたが、チャバネセセリのそれとは違う。イチモンジセセリに似ているようにも見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 208mm ISO250 ) 露出補正 なし
181019_034.jpg 34.エピミンティアムラサキジャノメ Coelites epiminthia  -1 8月8日
和名は http://butterflynonno.net/20160228datai.html というサイトを参考にさせていただいた。英名を Blue Catseye といい、翅表はブルーに輝くらしいが、開翅はしてくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO2500 ) 露出補正 なし
181019_035.jpg 35.エピミンティアムラサキジャノメ Coelites epiminthia  -2 8月8日
前の写真と同じ個体。脚が黄色い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 151mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181019_036.jpg 36.ルリモンジャノメ Elymnias hypermnesra
このチョウはバリ島でも多く見かけた。止まるときは翅を閉じるので、翅表の模様が分からないが、雌雄で異なる。♂はルリマダラのようで、♀はカバマダラにように化けている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181019_037.jpg 37.ホリイコシジミ Zizula hylax -5 8月8日
ほんとに小さくて撮りにくいチョウだ。吸蜜しているときは、接近できる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO320 ) 露出補正 なし
181019_038.jpg 38.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -8 8月8日
再びキシタアゲハがやってきた。新鮮なきれいな個体だった。因みにキシタアゲハの幼虫は、他のアゲハチョウ科の幼虫と同様に、臭角と呼ばれる収納可能なヘビの舌のように二叉になった器官を持つ。臭角はテルペン由来の化学物質を分泌し、幼虫が刺激を受けたときなどに放出される。幼虫は有毒なため、天敵にはエサとしての魅力があまりない。ジャコウアゲハのように、幼虫の食草であるウマノスズクサ科植物にはアリストロキア酸が含まれており、これはラットに対する発癌性があることで知られるそうだ。幼虫は食草に含まれるアリストロキア酸を体内で濃縮して、変態中のみならず成虫になった後もずっと毒として機能させる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 58mm ISO800 ) 露出補正 なし
181019_039.jpg 39.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -9 8月8日
キシタアゲハの蛹は枯葉もしくは小枝に擬態する。蛹化の直前に、幼虫は食草から離れてさまよい歩くことがあるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 58mm ISO1600 ) 露出補正 なし
181019_040.jpg 40.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -10 8月8日
キシタアゲハの後翅の黄色い色はなかなか取れにくいそうだ。鱗粉の中にある色のついた成分は幼虫が蛹になり、変態ホルモンの働きで成虫に変わる時、不要になったものをこの鱗粉の中に捨てるそうだが、それが種特有の模様になるという。仕組みは未だに分かっていないとのこと。 鮮やかな黄色だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO640 ) 露出補正 なし
181019_041.jpg 41.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -11 8月8日
1995年頃から数年間、日本最南端の有人島である波照間島で数年間発生を繰り返していたそうだ。1998年以降この集団は消滅したというが、2002年~2003年にふたたび記録されている。おそらく台湾から迷い込んだ個体と考えられているが、人為的に放蝶された可能性もあるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO640 ) 露出補正 なし
181019_042.jpg 42.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -12 8月8日
一連のシーンはほんの1~2分のあいだにシャッターを切ったが、ここでこの花から離れ、飛び去ってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
181019_043.jpg 43.チャバネセセリの仲間 -5 8月8日
アリアケカズラの黄色い花に頭を入れて吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO640 ) 露出補正 なし
181019_044.jpg 44.チャバネセセリの仲間 -6 8月8日
これは、スパイダーリリーに頭を突っ込んで吸蜜していた。地味なセセリチョウの姿が、スパイダーリリーに引き立てられる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO320 ) 露出補正 なし
181019_045.jpg 45.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -13 8月8日
ついに、私たちが泊ったコテージの前の遊歩道のハイビスカスの花に訪れたキシタアゲハを撮るチャンスに恵まれた。しかも、なかなかきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO1600 ) 露出補正 なし
181019_046.jpg 46.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -14 8月8日
写真48.までは同じ個体である。チョウも、花に絡みながら動き、花から花へと移動したりするので、こちらも追従していく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO1250 ) 露出補正 なし
181019_047.jpg 47.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -15 8月8日
花びらに着いた水滴を吸っているようだ。キシタアゲハの赤い"襟"も洒落ている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO1250 ) 露出補正 なし
181019_048.jpg 48.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -16 8月8日
次の花に移動した。キシタアゲハはヘレナキシタアゲハに似ているが、♂では、後翅外縁の黒縁取り周辺が黄色地色側へ「シミ」のように滲むのが本種の特徴という。この画像を見るとそれが確認できた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO1600 ) 露出補正 なし
181019_049.jpg 49.チャバネセセリの仲間 -7 8月8日
一旦、部屋にお戻って、午後2時半ごろ、ふたたび「SKY」へ行く。44.で撮った個体と後翅の銀紋の並びが違うように見える。別種なのか、雌雄の違いなのか? セセリチョウのの同定は難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 132mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181019_050.jpg 50.キシタアゲハ♀ Troides aeacus -7 8月9日
最終日、8月9日は、小雨が降ったりやんだりの天気だった。それでも、チョウは飛ぶだろうと、チェック・アウト前に遊歩道を散策する。私たちが泊ったコテージの前で、キシタアゲハの♀が羽を休めていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
181019_051.jpg 51.Tanaecia julii -1 8月9日
チェック・アウトは済ませたが、ダナン発の飛行機の時間までまだまだ、時間がある。午後4時ごろホテルを出ればよいので、それまで、ここにいることにする。簡単な昼食をとった後、私以外の3人はビーチでのんびり過ごすという。チェック・アウト後もサービスを受けられる。私は、また「SKY」へ。 今まで見かけていなかったチョウが飛んでいた。もちろん、この場では同定できない。帰国後、いろいろ検索して同定を試みたところ、どうやら、Tanaecia julii というイナズマチョウの仲間のようだ。英名を Common Earl という。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
181019_052.jpg 52.Tanaecia julii -2 8月9日
同じ個体。開翅してくれて、後翅外縁のブルーの帯が見え、♂と分かった。♀は翅表全体が褐色のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO1250 ) 露出補正 なし
181019_053.jpg 53.Tanaecia julii -3 8月9日
位置を変えて裏面を見せてくれた。この熱帯的な花は何という花だろうか? これから開くのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO1250 ) 露出補正 なし
181019_054.jpg 54.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -17 8月9日
もう一度ハイビスカスの咲くところへ。キシタアゲハが来てくれた。前翅の外中央部から外縁部にかけての黒地に透き通ったところがあり、向こう側のハイビスカスの赤がうっすらと見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO1250 ) 露出補正 なし
181019_055.jpg 55.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -18 8月9日
花に静止して吸蜜をしないのは、躰を支えることができないのだろうか。常にホバリングをしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO1250 ) 露出補正 なし
181019_056.jpg 56.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -19 8月9日
また、次にのは花へと移動する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 132mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181019_057.jpg 57.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -20 8月9日
54.から57.までは同じ個体である。4日間で会えたキシタアゲハはほとんどが新鮮な、美しい個体だった。発生の適期だったのはラッキーだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO1600 ) 露出補正 なし
181019_058.jpg 58.キシタアゲハ♀ Troides aeacus -8 8月9日
空港へ行く時間が近づいてきた。最後にと思って、「SKY」へ。期待通り、今度はキシタアゲハの♀が白い花にきていた。左側前翅の外縁に傷があったが、擦れの少ない個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
181019_059.jpg 59.キシタアゲハ♀ Troides aeacus -9 8月9日
左側前翅の外縁の傷が隠れてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1600 ) 露出補正 なし
181019_060.jpg 60.キシタアゲハ♀ Troides aeacus -10 8月9日
インターコンチネンタル・ダナン・サン・ペニンシュラ・リゾートで撮影したキシタアゲハは、♀に始まって、♀で終わった。ここへ来るまでは、想像もできなかった。良い思い出になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1600 ) 露出補正 なし
181019_061.jpg 61.シロオビアゲハ♂ Papilio polytes -1 8月9日
キシタアゲハの♀が去ったあと、離れたところでシロオビアゲハが花から花を訪れながら、吸蜜しているのを見つけた。はじめは遠くにいたがだんだん近くの花にきてくれる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2500 ) 露出補正 なし
181019_062.jpg 62.シロオビアゲハ♂ Papilio polytes -2 8月9日
シロオビアゲハは日本の南西諸島にも生息する。私も石垣島や竹富島で撮影したことがある。その時撮ったシロオビアゲハに比べ、その名の由来である後翅の白い帯が太いように思えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2500 ) 露出補正 なし
181019_063.jpg 63.シロオビアゲハ♂ Papilio polytes -3 8月9日
因みに、シロオビアゲハの♀には2っの型がある。雄と同じく後翅に白い帯がある通常型(第1型)、そしてもう1つが、後翅の白い帯が小さくなり、加えて赤色斑紋が発達して有毒種のベニモンアゲハに似ているベニモン型(第2種)である。ベニモン型はベニモンアゲハの生息する場所に現れるが、ベニモンアゲハの生息しないところには表れないそうだ。「美しい日本の蝶図鑑 工藤誠也・矢後勝也」によれば、♂はベニモン型よりもシロオビ型(通常型)の♀を交尾相手に選びやすいとする研究報告があり、身を守る擬態効果と♂に選ばれる性選択のせめぎあいが2っの型の出現頻度を決めるものと推測されるとのこと。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2500 ) 露出補正 なし
181019_064.jpg 64.シロオビアゲハ♂ Papilio polytes -4 8月9日
このシロオビアゲハも、全く擦れていない、新鮮な個体だった。フィールドではなかなかこんなきれいな個体には会えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181019_065.jpg 65.シロオビアゲハ♂ Papilio polytes -5 8月9日
しばらく、白い花から花へ飛び回っていたが、離れて行ってしまった。最後の最後で、イナズマチョウの仲間と、シロオビアゲハを今回の旅行の収穫に加えることができた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2500 ) 露出補正 なし


2018年10月17日

キシタアゲハ舞う! ベトナム ダナンで撮ったチョウ(1) 8月6日~8日

ダナンではビーチのあるリゾート・ホテルでのんびり過ごすのが目的という今回の旅行は、チョウの撮影に関してはあまり大きな期待を持ってはいなかった。しかし、ソンチャ半島に建つそのリゾート・ホテルに着いてみると、確かにビーチはあるが、その広大な敷地には、背後に緑豊かな山が控えていた。
 ホテルに到着して、チェックインをしている間、眼下に広がる海のほうを眺めていると、ルリモンアゲハかなと思うような、大型の瑠璃色に輝くチョウが飛んでいるのを目撃した。レセプションからバギーで私たちが宿泊する棟へ行く途中でも、何頭かのチョウが飛んでいる。ハイビスカスも咲いていて期待ができる。ダナンではビーチのあるリゾート・ホテルでのんびり過ごすのが目的という今回の旅行は、チョウの撮影に関してはあまり大きな期待を持ってはいなかった。しかし、ソンチャ半島に建つそのリゾート・ホテルに着いてみると、確かにビーチはあるが、その広大な敷地には、背後に緑豊かな山が控えていた。
  2回行ったことがあるインドネシアのバリ島の蝶相ともまた違うようだ。見たことのないチョウがいる。
そして、帰国する9日の午前中まで、ホテルの敷地内で撮影を楽しむことができたのは、幸いだった。
 帰国してからも、撮ってきた写真を、手持ちの参考資料や、インターネットで見比べて同定するのが一苦労だった。同定は難しい。でも、この作業も楽しい。
 一部の写真はトリミングしている。
参考にした資料(図鑑)

  1. A Pictorial Guide Butterflies of Gorumara National Park Department of Forest Government of West Bengal 2013
  2. A Naturalist 's Guide to the BUTTERFLIES OF PENINSULAR MALAYSIA SINGAPORE and THAILAND   Laurence G.Kirton 2014
  3. A Field Guide to the Butterfries of Borneo and South East Asia   KAZUHISA OTSUKA 2001
  4. BUTTERFLIES OF THAILAND 2nd Edition 2012   PIsuth EK-Amnuay


参考にさせていただいたインターネット・サイト
  1. ぷてろんワールド 世界の蝶百科
      https://www.pteron-world.com/index.html
  2. 東南アジアの蝶ファン倶楽部 南ベトナムの蝶
      http://fanseab.my.coocan.jp/svietnam.html
  3. 海外旅行記 異国を旅して ベトナムの蝶 
      http://www.geocities.jp/ikokuhetabi/butterfly/vietnam/index.html
  4. ピーミィの写真散歩
      http://naturingthailand.blog89.fc2.com/blog-entry-507.html

181017_001.jpg 1.シラホシヒメワモン Faunis eumeus 8月6日 
ケーブルカーをビーチまで下りたところで、このチョウが飛んでいるのを見つけた。初めて見るチョウだった。小さいがワモンチョウの仲間だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 136mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
181017_002.jpg 2.キシタアゲハ♀ Troides aeacus -1 8月6日
8月6日、早々にキシタアゲハが撮れた。もちろんフィールドで見るのは初めてだった。キシタアゲハ属はジャコウアゲハ族で5っのグループに分けられ、調べてみると、キシタアゲハ ヘレナキシタアゲハ サビモンキシタアゲハ パプアキシタアゲハ  ブルキシタアゲハ コウトウキシタアゲハ フィリピンキシタアゲハ アンフリサスキシタアゲハ フィリピンキシタアゲハの9種がいる。ここに現れたのはキシタアゲハか、ヘレナキシタアゲハか迷ったが。どうやらキシタアゲハのようだ。これは♀である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 46mm ISO1250 ) 露出補正 -0.3段
181017_003.jpg 3.キシタアゲハ♀ Troides aeacus -2 8月6日
前の写真と同じ個体。擦れていないきれいな個体だった。今が最盛期なのかもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 46mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
181017_004.jpg 4.キシタアゲハ♀ Troides aeacus -3 8月6日
花から花へと飛び回る。こちらも撮りやすいほうへ動く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 90mm ISO1250 ) 露出補正 -0.3段
181017_005.jpg 5.キシタアゲハ♀ Troides aeacus -4 8月6日
また、次の花へ移ろうとジャンプする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 90mm ISO1250 ) 露出補正 -0.3段
181017_006.jpg 6.キシタアゲハ♀ Troides aeacus -5 8月6日
傷のない個体と思っていたが、左前翅の外縁部にちょっと欠けたところがあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 129mm ISO2000 ) 露出補正 -0.
3段
181017_007.jpg 7.キシタアゲハ♀ Troides aeacus -6 8月7日
これは翌日(8月7日)に撮影した別の個体。大分擦れている。キシタアゲハは分布域が広く、インドネシアを中心として、東南アジア全域に広く分布し、台湾、インドにも産するという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 143mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181017_008.jpg 8.ウスイロネッタイヒョウモン Cirrchroa tyche mithila -1 8月7日
オレンジ色のチョウが飛んできた。じっと見ていると、梢の葉に止まった。英名を Common Yeoman という。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 187mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181017_009.jpg 9.ウスイロネッタイヒョウモン Cirrochroa tyche mithila -2 8月7日
飛び立って少し飛んだが、また、同じようなところに止まった。タテハチョウ科ドクチョウ亜科の蝶だ。A Field Guide to the Butterfries of Borneo and South East Asia で調べていると、デヨネチャイロタテハというよく似たチョウをいた。また、ウラベニヒョウモンにも似ている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO250 ) 露出補正 なし
181017_010.jpg 10.タイワンキマダラ Cupha erymanthis -1 8月7日
裏面だけでは分かりにくかったが、次の写真のように開翅してくれてタイワンキマダラと分かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO320 ) 露出補正 なし
181017_011.jpg 11.タイワンキマダラ Cupha erymanthis -2 8月7日
前の写真と同じ個体。分布は広くインド、ヒマラヤ、インドシナ半島、ボルネオ島、インドネシア、中国の南西部・南部、そして、日本の八重山諸島にも分布している。日本では1973年に西表島で発見された。台湾からの迷チョウ由来の蝶と考えられている。以後、西表島では完全に土着し、八重山の各島でも定着している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
181017_012.jpg 12.ホシシジミタテハ Zemeros flegyas 8月7日 
ホテルのレセプションの近くで、何か赤いチョウが敏捷に飛んでいるのを見つけた。初めて見るチョウだ。もちろん、その場では同定できない。いろいろ検索した結果、ホシシジミタテハと同定した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 178mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181017_013.jpg 13.チャバネセセリの仲間 -1
セセリチョウの同定は難しい。チャバネセセリ Pelopidas mathias あるいは、トガリチャバネセセリ Pelopidas agna かと思ったが確信が持てない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 60mm ISO1000 ) 露出補正 なし
181017_014.jpg 14.タイワンキマダラ Cupha erymanthis -3 8月7日
この個体は、写真10,11とは別の個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO400 ) 露出補正 なし
181017_015.jpg 15.クロタテハモドキ Junonia iphita  -1 8月7日
ごく普通種のようである。しかし、なかなか渋い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO2000 ) 露出補正 なし
181017_016.jpg 16.クロタテハモドキ Junonia iphita  -2 8月7日
開翅してくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO2000 ) 露出補正 なし
181017_017.jpg 17.クロタテハモドキ Junonia iphita  -3 8月7日
これは近くにいた別のもう1頭の裏面である。まだ、羽化して間もない個体と思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO2000 ) 露出補正 なし
181017_018.jpg 18.クロタテハモドキ Junonia iphita  -4 8月7日
表の色が少し明るいのが気になった。八重山諸島にもいるというイワサキタテハモドキ Junonia hedoniaではないかと、2015年にバリ島で撮ったイワサキタテハモドキの写真と見比べてみたが、後翅裏面前縁の白点の有無などから、やはりクロタテハモドキと思う。前の写真と同じ葉に止まって半分開いてくれた。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO1000 ) 露出補正 なし
181017_019.jpg 19.ホリイコシジミ Zizula hylax -1 8月7日
ケーブルカーの索道の下は開かれているが、そのケーブルカーの「SKY」駅の傍に紫色の花が沢山咲いていた。その周りを小さなシジミチョウ が飛び交っている。そして、その葉に産卵しようとしている個体もある。ホリイコシジミだ。そしてその紫色の花を咲かせているのはホリイコシジミの食草の一つでもあるヤナギバルイラソウ(柳葉ルイラ草)だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO1600 ) 露出補正 なし
181017_020.jpg 20.チャバネセセリの仲間 -2 8月8日
そのヤナギバルイラソウの葉にチャバネセセリの仲間が止まった。裏面後翅の斑紋が良く分かるが、トガリチャバネセセリに似ているように思う。トガリチャバネセセリは八重山諸島が分布の北限だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO500 ) 露出補正 なし
181017_021.jpg 21.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -1 8月8日
3日目、遅い朝食の後、ホテル内遊歩道を歩く。3日目ともなるとチョウが多く出てくるポイントが分かってきた。ケーブルカーの「SKY」駅の周囲が良いポイントだ。昨日まで、キシタアゲハは♀の写真しか撮れなかったが、後翅の黄色も鮮やかな♂が現れた。♀より活発に花から花へ移り吸蜜をする。ほとんど傷のないきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
181017_022.jpg 22.ホリイコシジミ Zizula hylax -2 8月8日
朝のうちはヤナギバルイラソウの廻りを忙しそうに飛んでいたホリイコシジミが、この時間(午前11時過ぎ)になると黄色い花(ウェデリア?)で吸蜜をするようになった。ピントは外れているが、翅表のブルーも撮れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO320 ) 露出補正 なし
181017_023.jpg 23.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -2 8月8日
また、新たにキシタアゲハの♂が飛来し、白い花で吸蜜を始めた。これも擦れのないきれいな個体だ。適期なのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO500 ) 露出補正 なし
181017_024.jpg 24.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -3 8月8日
連写で撮っていると、こういうシーンも撮れる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO500 ) 露出補正 なし
181017_025.jpg 25.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -4 8月8日
同じ個体。今度は近くの花に来て吸蜜を始めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO200 ) 露出補正 なし
181017_026.jpg 26.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -5 8月8日
ちょっとブレてしまったが、開翅したところが撮れた。瑞々しい上品な yellow に魅了される。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO200 ) 露出補正 なし
181017_027.jpg 27.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -6 8月8日
キシタアゲハは位置を変えて吸蜜を続ける。こちらも移動ししてカメラの位置を変えて撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO250 ) 露出補正 なし
181017_028.jpg 28.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -7 8月8日
今度はヤナギバルイラソウの紫の花に寄ってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO500 ) 露出補正 なし
181017_029.jpg 29.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -7 8月8日
あまり好みの蜜ではなかったのだろうか? すぐ離れて行ってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO400 ) 露出補正 なし


2018年10月13日

ベトナム中部の旅(4) ビーチ 海鮮料理 そして帰国 8月8日-9日

8月8日、明日はもう帰国しなくてはならない。朝食は「CITRON」というところに行く。ブッフェ形式で、ヨーロッパ風の食べ物が中心だが、もちろんベトナム料理のフォーもある。人気のある海に開かれたテラスで食べた。景色は良いが料理を撮りに行くのには遠い。遅い時間の朝食だ。
 私以外の3人は、この日一日のんびり過ごしたいという。
 午後、娘たち夫婦はビーチでビーチ・チェアに寝転がって過ごすという。かみさんは、ショップを見て、部屋に戻る。私はもちろん、ホテル内の散策だ。部屋に戻って昼寝もした。
 この日の夕食は、ダナンのミーケー・ビーチに軒を連ねる海鮮料理の店へ行くことにした。最も人気のある「Be Man」というところに決めた。夕方6時ごろタクシーを呼ぶ。タクシーの運転手に「Be Man」を告げ、30分くらいで到着した。ほかにある多くの店はまだ閑散としていたが「Be Man」はすでに混んでいた。何とか席を確保する。ここでは生簀に入っている魚、カニ、エビ、貝などの中から好きなものを頼むと、調理してくれる。娘夫婦が活躍してくれて、まず、エビ、シャコ、はまぐりを頼む。もちろん店内は冷房などなく、周囲は喧騒としていて、客は自分たちの席と生簀とを行き来している。
 シャコが特別旨かった。もちろん、エビやはまぐりも旨い。タイガービールをのみながら、シャコやエビの殻をむくのに忙しい。手がベトベトになる。チャーハンなども頼んで、もう一回生簀に行ってくれた娘がシャコと大あさりを注文してきてくれた。これで@3Kyenくらいだ。
 海鮮料理を堪能してホテルへ戻る。最後の晩なので、ビーチにある「THE LONG BAR」で night cap を一杯。
  8月9日 ダナン最後の日。この日は天気が悪かった。朝から小雨が降ったりやんだりだ。 朝食は昨日と同じ「CITRON」にした。昨日は料理を取りに行くのに遠かったので、この日の朝は内側のテーブルで食べた。日本付近にいた台風もどうやら通り過ぎて、成田への飛行機も飛ぶようだ。
 12:30 チェック・アウトして、「THE LONG BAR」へ行き、ビールと生春巻きで過ごす。タクシーでダナン空港へ行き、また、しばらく時間を潰して、19:00発のホーチミン行きのベトナム航空に乗る。そして、22:30定刻にホーチミンを出発したANAで成田へ向かった。
 成田まで約6時間。無事に到着したが、お盆前の最終物流の日に当たり、東関道は大渋滞。横浜まで2時間半もかかってしまった。新宿へ向かった娘たち夫婦は爆睡して帰ったようだ。 今回もまた、娘の主人に大変世話になった。そして、私たち夫婦の結婚50年と、喜寿を祝ってくれたことに感謝!。

100.カンナの花
朝食のため、ビーチへ下りるためケーブルカーの「SKY」駅まで歩く。リゾート・ホテル内の散策路には、いろいろな花が咲いていた。カンナと思うが、この花にチョウが来たのを見たことがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 97mm ISO100 ) 露出補正 なし
181013_100.jpg
101.「CITORON」入口
ブッフェ式の朝食にした。入口には傘を被り、人の手足をした猿の像が出迎えてくれる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO1000 ) 露出補正 なし
181013_101.jpg
102.「CITORON」ウェイティング・ルーム
入口を入ったところは、ウェイティング・ルームになっていて、猿の絵が掛けられていた。この半島はモンキー・フォレストと言われ、ホテルの敷地内にも猿がいる。だが、日光の猿のように観光客の持ち物を狙って悪さをしたりはしない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/100秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181013_102.jpg
103.テラス席からビーチの眺め
「CITORON」 で人気のあるテラス席で食事をした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/100秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
181013_103.jpg

104.リスの親子 いったん、部屋に戻り、一休みした後、私はチョウの写真を撮りに、ホテル内の遊歩道を歩く。リスの親子に遭遇した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 140mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181013_104.jpg
105.サル
モンキー・フォレストというだけあって、ホテルの遊歩道にも猿が現れる。子供を連れた猿にも出会う。なんだか怖いので目を合わせないようにする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 51mm ISO1600 ) 露出補正 なし
181013_105.jpg
106.午後のビーチ
午後は娘たち夫婦はビーチで過ごし、かみさんは冷房の効いた部屋で本を読んで過ごすという。私は「CITRON」で朝食の後、そのまま、チョウを求めてホテル内の遊歩道を歩く。今日で3日目、蝶のいそうなポイントもわかってきた。午後3時ごろ、かみさんとビーチへ行ってみた。ビーチ・チェアに寝転がって、冷たいコーラを飲む。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 32mm ISO100 ) 露出補正 なし
181013_106.jpg
107.ビーチから見たコテージ
ビーチから山の斜面に建てられたコテージを眺める。私たちが泊ったのは上のほうだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO125 ) 露出補正 なし
181013_107.jpg
108.午後6時過ぎ
ミーケー・ビーチ にある海鮮料理店へ行こうと、タクシーを呼んだ。待つ間、レセプションから海岸を眺める。ビーチには灯りが点り始めていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/60秒 19mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181013_108.jpg
109.海鮮料理店「Be Man」
途中ダナンの町の夜景を見ながら、タクシーに30分くらい乗って、ミーケー・ビーチ に何軒か軒を連ねる海鮮料理店のなかで、最も人気のある「Be Man」に着いた。すでに大勢の客でにぎわっていたが、中に入って何とか席を確保する。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181013_109.jpg
110.生簀
大きなボウルの中にカニやエビが入れられている。客はそこまで来て、自分で選んでかごの中に入れて、調理を頼む。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181013_110.jpg
111.カニ
大きなざるにはハサミを縛られたカニが入っていた。カニを食べている人は多い。上手く食べられそうもないので敬遠した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/250秒 15mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181013_111.jpg
112.魚やエビ、シャコが泳ぐ水槽
水槽にシャコが泳いでいた。シャコが旨いと聞いていたので注文する。エビ、ハマグリも旨かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/640秒 37mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181013_112.jpg
113.調理されたシャコ
料理されて出されたシャコはとても旨かった。お代わりをしたほどである。シャコとエビは、見た目はよく似ていて、同じ甲殻類だが、エビとは仲間ではない。写真では分かりにくいが、大きな鎌を持っている。シャコは甲殻類で最強なのだそうだ。シャコがエサにするのは、同じ甲殻類、魚、そして貝など。しかし、カニやエビなどの甲殻類、そして貝はとても丈夫な殻を持つ。丈夫な殻は人間の力でも割ることが難しい。しかし、シャコはその頑丈な貝や殻でも、そのカマキリのように鋭い鎌で打ち砕くという。英名をMantis Shrimpというそうだ。以前、香港で食べたシャコも旨かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/500秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181013_113.jpg
114.「Be Man」の賑わい
「Be Man」の客は、団体の観光客もいたようだが、地元の家族連れの客も多かった。どのテーブルも殻入れ用に置かれているボウルが溢れている。床はびしょびしょだ。確かに清潔という感じではないが・・・ その味には満足した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/640秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181013_114.jpg
115.「THE LONG BAR」
9時ごろ、ホテルに戻った。ダナン最後の夜だったのでビーチにある「THE LONG BAR」でナイト・キャップを楽しむ。この長い「THE LONG BAR」の上はプールになっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/320秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181013_115.jpg
116.GIN
バーの女性がいろいろなGINを載せたワゴンを押して、勧めに来た。この中で私が飲んだことにあるGINは「BEEFEATER」くらいだ。「MONKEY 47」はドイツのプレミアムなジンだという。また、GIN 75 はフランスのジンで、HENDRICK'S はスコットランドのジンといった具合に説明をしてくれた。結局勧められるままに「MONKEY 47」のジンサワーを飲んだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/60秒 20mm ISO640 ) 露出補正 なし
181013_116.jpg
117.それぞれのGIN
めいめいが、分かっているのか、分かっていないのか知らないけど、それぞれブランドの違うGINのカクテルを頼んで小1時間を過ごした。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/25秒 18mm ISO1600 ) 露出補正 なし
181013_117.jpg
118.雨の朝
最終日は朝から雨が降ったりやんだりしていた。7時ごろ起床して、ベランダから海を眺めると、ホテルのビーチのすぐ近くで漁船が漁をしていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
181013_118.jpg
119.名残の遊歩道
遅い朝食は昨日と同じ「CITRON」にした。朝食後は、小雨が降っていたが、小一時間ほどカメラを持って遊歩道を歩いた。 私たちが泊ったコテージの前の遊歩道にはハイビスカスの木が何本かあり、深紅の花を咲かせている。4日前に到着した時から「ここにはチョウが来る」と期待していた。事実、キシタアゲハの写真を撮ることができた。この日の朝は、小さな赤い鳥がハイビスカスの木にきていた。インターネットの画像を調べてみたが、鳥の名はわからなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 178mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181013_119.jpg
120.波が高いビーチ
ホーチミンへ行く飛行機は午後5時発なので、大分時間がある。チェック・アウトをした後は、ホテルで過ごすことにする。昼食は、「THE LONG BAR」でビールを飲みながら、生春雨などを食べて過ごした。ビーチへ出てみると波が高かった。私にはまた遊歩道でチョウの写真を撮る時間ができた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 178mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181013_120.jpg
121.ダナン国際空港
出発の2時間ほど前にダナン国際空港に着いた。何か良いお土産はないかとショップを見て歩いたが、これといったものはなかった。ショップの数も少ない。出発ロビーにもインターコンチネンタルのサロンがあったので、コーヒーを飲みながら時間が潰せた。少々出発が遅れたが19:00発のホーチミン行きのベトナム航空に乗り、帰国の途に就いた。ホーチミンから成田への22:30発 ANA NH832便も定刻に出発した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 23mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181013_121.jpg


2016年4月 6日

多摩動物園(3) 昆虫生態園 3月17日

昆虫生態園へ入った。湿度の高い暑さを感じる。ガラス張りの天井から陽の光がいっぱいに取り込まれ、温室内はとても明るく、その中に多くの蝶たちが舞っている。2,000頭以上が飛んでいると表示されていた。まるで石垣島にでもいるようだ。オオゴマダラ、ツマベニチョウ、ツマムラサキマダラなどが目立つ。
  キチョウの類が多く飛んでいる。ミナミキチョウなのかタイワンキチョウなのか?温室の出口の近くにモクセンナという高さ3~4メートルのマメ科の植物が植えられている。葉がアカシアに似て、黄色い花が咲くという。このモクセンナは、タイワンキチョウの食樹なのだ。従って、少なくともタイワンキチョウはいる。でも、昨春、石垣島でも経験した通り、この両者の同定は難しい。
 数は少なかったが、シロオビアゲハ、カバタテハ、タテハモドキ、イシガケチョウ、スジグロカバマダラもいる。飛んでいたほとんどの種を撮影した。撮らなかったけれどもアオスジアゲハも飛んでいた。
 ただ、ちょっと残念だったのは、擦れた蝶が多かったこと。これはある程度仕方のないことだが、シンガポールのチャンギ国際空港内の蝶園にいた蝶たちはほとんどすべて完品だったのを思い出す。管理が良いのか、環境が良いのか・・・
  D5000+TAMRON90mmには LED Ring Light を装着したままにして、実際、試してみたが、ここでは環境が明るくて、その効果を確認することはできなかった。装着したままでもそれほど重くはなかった。付けたままで通常撮影ができる。
 G7Xは8.8mm(24mm相当)では5cmまで寄れるが、36.8mm(100mm相当)の望遠側でも、40cmまで寄れる。これは使いやすいと思う。首から LED Ring Light を装着したD5000あるいはD5300をぶら下げて、右手にハンドストラップでP610を持ち、ベストのポケットにG7Xを入れて歩くことが多くなるかもしれない。

39.昆虫生態園のドーム
入り口近くから昆虫生態園の温室ドームを見上げる。先にアフリカ園の方を見学して、ここには後で来よう。

Canon PowerShot ​G7X​​​​​​​ f1​​​​.8-​2.8​​​​ ​8.8​​​​-​36​.8​​​mm ​20.2​​​​ Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4.5 1/1250秒 21mm ISO​125​​ ​) ​​露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。

40.お馴染みのオオムラサキ
昆虫生態園の入り口の敷石にはオオムラサキが描かれている。左手に見るステンレスの柱に、向こう向きにバランスの良い開翅したオオムラサキが映りこんでいる。

​​Canon PowerShot ​G7X​​​​​​​ f1​​​​.8-​2.8​​​​ ​8.8​​​​-​36​.8​​​mm ​20.2​​​​ Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/1600秒 4mm ISO​125​​ ​) ​​露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
41.オオゴマダラの蛹
昆虫園の入り口への細い通路を進むと、飼育室の展示があり、オオゴマダラの蛹が金色に輝いていた。

​​Canon PowerShot ​G7X​​​​​​​ f1​​​​.8-​2.8​​​​ ​8.8​​​​-​36​.8​​​mm ​20.2​​​​ Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f2.8 1/800秒 37mm ISO​800​​ ​) ​​露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
42.昆虫生態園の俯瞰
昆虫生態園温室への入り口は2階になっている。そこから、生態園の全体が眺められるが、多くの入場者は入口を入ると、飛びまわる蝶を見て感動の声を上げる。この日は天気が良く、ガラス張りの天井からは陽の光が温室いっぱいに取り込まれていた。

Canon PowerShot ​G7X​​​​​​​ f1​​​​.8-​2.8​​​​ ​8.8​​​​-​36​.8​​​mm ​20.2​​​​ Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4 1/800秒 9mm ISO​125​​ ​) ​​露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
43.ツマベニチョウ♂
昨年の春、石垣島へ行った時にはツマベニチョウを見ることが出来なかった。日本にいるシロチョウ科の蝶では最も大きなチョうで、しかも色鮮やかである。きれいな個体だった。G7Xで初めて、マクロで蝶を撮ったが、期待通りである。

Canon PowerShot ​G7X​​​​​​​ f1​​​​.8-​2.8​​​​ ​8.8​​​​-​36.8​​​mm ​20.2​​​​ Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/1250秒 9mm ISO​125​​ ​) ​​露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
44.ツマベニチョウの食樹
入り口近くだったと思うが、ツマベニチョウの食樹であるギョボクが植えられている。鉢に植え替えたギョボクも置いてあり、それにも♀がまとわりついている。産卵の写真が撮れるかと少し粘ってみたが駄目だった、

Canon PowerShot ​G7X​​​​​​​ f1​​​​.8-​2.8​​​​ ​8.8​​​​-​36​.8​​​mm ​20.2​​​​ Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4 1/800秒 22mm ISO​125​​ ​) ​​露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
45.ツマベニチョウ♀
ギョボクの傍にツマベニチョウの♀が止まっていた。

Canon PowerShot ​G7X​​​​​​​ f1​​​​.8-​2.8​​​​ ​8.8​​​​-​36​.8​​​mm ​20.2​​​​ Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4 1/800秒 9mm ISO​125​​ ​) ​​露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
46.スジグロカバマダラ G7X
スジグロカバマダラが開翅して止まっていた、まず、G7Xで撮る。これは、ほとんど望遠端で撮ったが、40cmまで蝶に寄れる。一眼レフを持っていないときでも、カバーできそうだ。35mm版相当では100mm弱になる。

Canon PowerShot ​G7X​​​​​​​ f1​​​​.8-​2.8​​​​ ​8.8​​​​-​36​.8​​​mm ​20.2​​​​ Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4 1/500秒 37mm ISO​125​​ ​) ​​露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
47.スジグロカバマダラ 90mmマクロ
G7Xで撮ったのと同じくらいの大きさになるように撮ってみた。当たり前のことだが、やはりG7Xで37mmmで撮った方は被写界深度が深く、90mmマクロで撮った方がボケがきれいになる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
48.ツマベニチョウ♂
この個体もとてもきれいだった。G7Xの広角端で撮影。もっと寄れる。

Canon PowerShot ​G7X​​​​​​​ f1​​​​.8-​2.8​​​​ ​8.8​​​​-​36​.8​​​mm ​20.2​​​​ Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f2.8 1/1250秒 9mm ISO​125​​ ​) ​​露出補正 -0.3段
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49.オオゴマダラ
園内にはたくさんのオオゴマダラがフアフアと飛んでいる。ランタナの花は蝶たちが好きだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F4.5 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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50.羽化したてのツマベニチョウ♀
園内のギョボクで羽化したのだろうか、あるいは飼育室で羽化して園内に放たれたのだろうか。じっとして動かないでいる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F5 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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51.クササンタンカの花にツマベニチョウ♂
ツマベニチョウは紅い花が好きだ。赤いハイビスカスが良く似合う。少し擦れている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F6.3 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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52.シロオビアゲハ♂
今日、園内で飛んでいたシロオビアゲハはみんな擦れた個体だった。これも尾状突起が傷んでいたので、そこは外して撮った。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F3.2 1/250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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53.オオゴマダラの横顔
葉の上で休んでいるオオゴマダラは翅を閉じていることが多い。このショットはLEDライトのフラッシュを使ったかどうか、ファイル情報に記録されないので定かではない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F4.5 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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54.ツマムラサキマダラ♂ 表側の前翅の先が紫色に輝く美しい蝶だ。以前に多摩動物公園昆虫園飼育係りの方が「昨年(2007年)12月から今年1月にかけて、昆虫生態園では、ツマムラサキマダラの食樹であるガジュマル、キョウチクトウ、オオイタビに幼虫が大量自然発生しまた。そこで、大きく育った終令幼虫を集め、育ててやると短期間で蛹になりました。 2008年1~2月には 200以上の個体が羽化。成虫は昆虫生態園に放しました。しかし、どうしたわけか、明るく暖かい日でも、薄暗い場所に生えた植物の葉の裏にとまっていることが多く、あまり飛び回るすがたが見られませんでした。たくさん放したわりに目立ちたないと思っていたところ、3月に入ると少しずつ飛ぶ個体が増え、ランタナの花から吸蜜するすがたが見られるようになりました。 」と記されていた。この日も多くのツマムラサキマダラが飛んでいたが、きれいな個体は少なかった。このショットはLEDライトのフラッシュを使ったように思う。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F3.2 1/250秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
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55.イシガカチョウ -1
黄色いランタナでイシガケチョウが吸蜜していた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F7.1 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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56.タテハモドキ
タテハモドキの表翅で雌雄を見分けるのはとても難しい。この蝶は昨年1月にバリ島で撮った。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F6.3 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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57.シロオビアゲハ♀ -1
紫色のクササンタンカにベニモン型のシロオビアゲハ♀が来ていた。残念ながら擦れていて尾状突起がない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F6.3 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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58.シロオビアゲハ♀ -2
しばらくこの花に留まっていたので、何回かシャッターを切った。少し寄って、傷んだ尾状突起が映らないように撮ったが、左前翅の先端も切れている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F6.3 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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59.♀に求愛するツマムラサキマダラ♂
出来れば♂♀ともにピントが来ている写真にしたかったが。ツマムラサキマダラ♂の開翅はこういうシーンしか撮りにくい。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F4 1/250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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60.イシガキチョウ -2 
黄色いランタナに来ていたイシガケチョウが開翅して吸蜜していいる。​​

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F4 1/250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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61.タイワンキチョウ
モクセンナを食樹とするタイワンキチョウ。ミナミキチョウと思われるのも飛んでいるが、この個体は後翅の外縁が円く弧になっているので、タイワンキチョウだと思う。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F6.3 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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62.抱き合うオオゴマダラ
♂が♀に求愛している。♂の方が小さい。♂のヘアペンシルが見える。マダラチョウ科の蝶には腹部の先端にヘアペンシルという毛束を持つものがいる。アサギマダラにもあるようだ。通常は腹部に納められていて、見ることが出来ないが、♀に遭遇したときや捕らえたときなどに見ることが出来る。ヘアペンシルには、独特の臭い(フェロモン)があり、交尾の時にこれを使い♀に交尾を促すと考えられている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F4.5 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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63.カバタテハ
最後に見たのがカバタテハだった。フィールドでは10年ほど前に竹富島で一度カメラに収めたことがある。蝶園では良く見る機会が多い。昨年訪れた足立区生物園の温室にも放たれていた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F6.3 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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