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2022年10月 8日

入笠山へもう一度 ③ 9月6日

スマホで随時確認していた現地の天気予報は、はじめは10時ごろから晴れてくるということだったが、12時に変わり、いま、スマホで確認すると15時になっていた。山の上は少し状況が違うのかもしれない。
 いま、午後1時15分過ぎである。折角ここまで来て、「晴れ」を4時間近くも待ったのだから、あと、1時間半ほど粘ってみることにした。
 午後1時40分ごろ、やっと日が差してきた。だがすぐまた晴れ間は消える。日が射すとヒョウモンたちが飛び始める。ひと月前には多かったミドリヒョウモンの数は減った。あんなに沢山いたアサギマダラは、この日は1頭も見ない。
 それでもやっとクジャクチョウ、ギンボシヒョウモン、ウラギンヒョウモンなどを撮り、午後3時、ゴンドラに乗って山を下りた。

000_220906236x X700 ◎山野草公園 クジャク RX10M4.jpg
クジャクチョウ マツムシソウで吸蜜中 2022年9月6日 入笠山すずらん山野草公園

041_220906162 X800 〇山野草公園 レンゲショウマ RX10M4.jpg 41.レンゲショウマ(蓮華升麻) -1
花が蓮(ハス)に、葉がサラシナショウマ(晒菜升麻)に似ているので、レンゲショウマ(蓮華升麻)の名がつけられた。あまり見かけることがない花で、人気がある。東京近郊では御岳山のレンゲショウマが有名だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 210mm ISO 640 ) 露出補正 -0.3段
042_220906164 X800 〇山野草公園 レンゲショウマ RX10M4.jpg 42.レンゲショウマ(蓮華升麻) -2
径が3cmくらいの薄紫色の花は下向きに咲く。カメラを低くしないと撮れない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO 100 ) 露出補正 -0.3段
043_220907064 X800 入笠すずらん山野草公園 フシグロセンノウ Z50 105mmMC.jpg 43.フシグロセンノウ(節黒仙翁)
茎の節が黒褐色であることからこの名がある。茎の上部は分枝し、まばらな軟毛がある。花期は7-10月で野草では珍しい色の朱赤色の花を、分枝した茎の先にまばらに数個付ける。林縁ではそれがよく目立つ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 900 ) 露出補正 なし
044_220907068 X800 入笠すずらん山野草公園 ユートロキウム・マクラツム Z50 105mmMC.jpg ユートロキウム・マクラツム
Picture This で検索した結果、ユートロキウム・マクラツムと結果が出た。フジバカマのような花だった。学名を Eupatorium purpureum というムラサキヒヨドリバナというのがあるが、よく似ている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 800 ) 露出補正 なし
045_220907071 X800 入笠すずらん山野草公園 サワギキョウ Z50 105mmMC.jpg 45.サワギキョウ(沢桔梗) -1
美しい野草だが、全体に毒性の強いアルカロイドを持つ有毒植物としても知られるそうだ。花期は8月から9月頃で、濃紫色の深く5裂した唇形の花が茎の上部に総(ふさ)の形になって咲く。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 900 ) 露出補正 なし
046_220907072 X800 入笠すずらん山野草公園 アキノキリンソウ Z50 105mmMC.jpg 46.アキノキリンソウ(秋の麒麟草) -2
この季節、黄色いアキノキリンソウの花が山野草公園の主役になる。wikipediaによれば、アキノキリンソウは山地や丘陵の日当たりのよい場所に生える。かつては里山に囲まれた水田の周辺、ため池の土手などにごく普通に見られた秋草の代表であり、リンドウ等と共に小学校の教科書や絵本などでよく紹介された。しかし、そのような環境の減少や荒廃と共に見られる場所が少なくなり、「秋の道ばたの黄色い花」はセイタカアワダチソウに取って代わられた感がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 400 ) 露出補正 なし
047_220907075 X800 入笠すずらん山野草公園 ツリガネニンジンソウ Z50 105mmMC.jpg 47.ツリガネニンジン(釣鐘人参)
花が釣鐘形で、根の形がチョウセンニンジンに似るのでこの名がある。舞岡公園でも咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 500 ) 露出補正 なし
048_220906174 X800 山野草公園 ヤマナギラン RX10M4.jpg 48.ヤマギラン(柳蘭)
和名の由来は、葉が柳に似ていて、花をランにたとえたことによる。長さ1-1.5 cmの花弁は4個で、雄しべは8個、開花時期は7-9月である。信州の高原ではよく見られる花ではあるが、私の知る限り、この花にはチョウが来ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 320 ) 露出補正 -0.3段
049_220906178 X800 〇山野草公園 ヒメキマダラヒカゲ RX10M4.jpg 49.サラシナショウマに止まるヒメキマダラヒカゲ
少し空が明るくなってきた。やっとチョウを見つけた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 160 ) 露出補正 -0.3段
050_220907078 X800 入笠すずらん山野草公園 Z50 105mmMC.jpg 50.サラシナショウマとアキノキリンソウ
霧で霞んでいた山野草公園が、見通しが良くなってきた。午後1時40分だ。期待が持てる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 100 ) 露出補正 なし
051_220906184 X800 山野草公園 アキノキリンソウ RX10M4.jpg 51.霧が晴れる
アキノキリンソウが咲く林縁の木々の間から青空が見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO 125 ) 露出補正 -0.3段
052_220907083 X800 入笠すずらん山野草公園 ソバナ Z50 105mmMC.jpg 52.ソバナ(岨菜、蕎麦菜)
キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草である。ツリガネニンジンとよく似ている。花期は8月から9月頃で、青紫色の円錐状に近い鐘形の花を咲かせる。大きい株になると枝を数段に互生させ、多数の花をつける。花のがく片は披針状で全縁(葉の縁が滑らかで、ぎざぎざのないこと。全辺ともいう)。ツリガネニンジンと違うところは雌しべは花から突出しない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 100 ) 露出補正 なし
053_220906186 X800 山野草公園 シモツケ RX10M4.jpg 53.シモツケ(下野)
開花時期は5 - 8月という。7月28日に来た時も多くのシモツケが咲いていた。ホシミスジとフタスジチョウの幼虫が食草として、フタスジチョウの成虫は花を吸蜜する。だが、私はここでフタスジチョウに出会ったことはない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO 320 ) 露出補正 -0.3段
054_220906123m X800 すずらん山野草公園 ギンボシ Z50 105MC.jpg 54.ギンボシヒョウモン♂ -1
間もなく2時になる。気温も少し上がって、やっとヒョウモンが飛び始めた。右後翅に傷があるが、ギンボシヒョウモン♂だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 360 ) 露出補正 なし
055_220906192 X800 〇山野草公園 ウラギン RX10M4.jpg 55.マツムシソウに来たウラギンヒョウモン♀
マツムシソウには、クジャクチョウ、エルタテハ、ベニヒカゲ、各種ヒョウモンなど、タテハチョウ科のいろいろなチョウが来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 200 ) 露出補正 -0.3段
056_220907090 X800 入笠すずらん山野草公園 Z50 105mmMC.jpg 56.ウラギンヒョウモン♀ -1
7月28日に来たときはミドリヒョウモンがもっとも多かった。今回はウラギンヒョウモンの方が個体数は多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 280 ) 露出補正 なし
057_220907097 X800 入笠すずらん山野草公園 アキノキリンソウ Z50 105mmMC.jpg 57.アキノキリンソウ -3
野草の花の今の主役はアキノキリンソウだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 450 ) 露出補正 なし
058_220906196 X800 山野草公園 キダチマツヨイグサ RX10M4.jpg 58.キダチマツヨイグサ(木立待宵草)
マツヨイグサの仲間は、北アメリカ大陸・南アメリカ大陸原産の一年草または多年草である。花の美しい種が多く、日本には観賞用・園芸用として導入されたが、逸出(栽培植物が野生化)の結果現在では14種が帰化しているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO 250 ) 露出補正 -0.3段
059_220906201 X800 〇山野草公園  RX10M4.jpg 59.マツムシソウとミツバチ
ハチは同定できないが、ミツバチの仲間と思う。マツムシソウはチョウをはじめいろいろな虫たちに好まれる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 200 ) 露出補正 -0.3段
060_220907098 X800 入笠すずらん山野草公園 ギンボシ Z50 105mmMC.jpg 60.ギンボシヒョウモン♂ -2
ヒョウモンたちの姿が多く見られるようになってきた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 500 ) 露出補正 なし
061_220906215 X800 山野草公園 RX10M4.jpg 61.八ヶ岳展望台と下界
八ケ岳連峰の山頂付近はまだ、雲に覆われている。ここは霧が晴れて、富士見町が見渡せるようになった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 19mm ISO 100 ) 露出補正 -0.3段
062_220906245 X800 ◎山野草公園 クジャク RX10M4.jpg 62.クジャクチョウ 裏面
少し離れたところで、クジャクチョウがマツムシソウで吸蜜いしているのを見つけた。真っ黒な裏面しか見えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO 200 ) 露出補正 -0.3段
063_220906229 X800 ◎山野草公園 クジャク RX10M4.jpg 63.クジャクチョウ 翅表
少し前に出てきて、頭を下げ表側の華麗な姿を見せてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 219mm ISO 200 ) 露出補正 -0.3段
064_220906253 X800 ◎山野草公園 ウラギン♀ RX10M4.jpg 64.ウラギンヒョウモン♀ -1
ウラギンヒョウモンの♀は、まだほとんど破損の無いきれいな個体が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 400 ) 露出補正 -0.3段
065_220907102 X800 入笠すずらん山野草公園 アサマフウロ Z50 105mmMC.jpg 65.アサマフウロ(浅間風露)
フウロソウ、と呼ばれている仲間のなかで、最も大きく、色の濃い花を咲かせる。ハクサンフウロは信州の山や、箱根湿性花園などでも見てきた。花期は8月~9月。チョウも吸蜜に来る。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 400 ) 露出補正 なし
066_220906259 X800 〇山野草公園 サワギキョウ RX10M4.jpg 66.サワギキョウ -2
キキョウと同じく雄性先熟で、雄しべから花粉を出している雄花期と、その後に雌しべの柱頭が出てくる雌花期がある。開花期は8月~9月。花の写真を撮るには曇り空の方がコントラストを抑えられて良い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 320 ) 露出補正 -0.3段
067_220907107 X800 入笠すずらん山野草公園 チョロギ Z50 105mmMC.jpg 67.チョロギ(丁呂木、丁梠木、中国では石蚕(いさご虫)に似ていることから草石蚕と呼ばれている)
wikipediaには5月~6頃にピンク色の花を咲かせるとあるが、8月に舞岡公園でも見た。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 1400 ) 露出補正 なし
068_220907110 X800 入笠すずらん山野草公園 メマツヨイグサ Z50 105mmMC.jpg 68.メマツヨイグサ(雌待宵草)
道端や荒れ地などに生える雑草である。wikipediaによれば、「マツヨイグサ属は、アカバナ科の属のひとつ。北アメリカ大陸・南アメリカ大陸原産の一年草または多年草。花の美しい種が多く、日本には観賞用・園芸用として導入されたが、逸出の結果現在では14種が帰化している。」と記されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 220 ) 露出補正 なし
069_220907113 X800 入笠すずらん山野草公園 ゲンノショウコ Z50 105mmMC.jpg 69.ゲンノショウコ(現の証拠)
山野草公園として整備されたところではなく、スキーのゲレンデを歩くと、メマツヨイグサ同様、雑草の花が咲いている。和名の由来に興味を持ったが、古来より、下痢止めや胃腸病に効能がある薬草として有名で、和名の由来は、煎じて飲むとその効果がすぐ現れるところからきているそうだ。ゲンノショウコは「実際に効く証拠」を意味し、「現(験)の証拠」と漢字書きにされる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 1400 ) 露出補正 なし
070_220907115 X800 入笠すずらん山野草公園 キヌガサギク Z50 105mmMC.jpg 70.アラゲハンゴンソウ(粗毛反魂草) つぼみ
別名をキヌガサギクという。北米原産であり、メリーランド州の州花である。日本国内でも帰化植物として生息している。また、雲に覆われてきた。午後3時になった。そろそろゴンドラに乗って山を下りよう。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S 絞り優先優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 105mm ISO 360 ) 露出補正 なし


2022年9月 5日

入笠すずらん山野草公園 ② 7月28日

「八ケ岳展望台」まで来た。八ヶ岳には雲がかかっているが、視界は良い。JR中央本線、中央高速道、国道20号(中山道)が通っている富士見町が見下ろせる。
 時刻は10時20分。八ヶ岳を眺めながら、少し時間をかけて写真を撮る。八ヶ岳の主峰、赤岳の山頂辺りは雲で隠れていた。しかし、思っていたより良い天気であった。入笠山に登ったKさんはどうしてるかなと思う。山頂からの眺めはどんな具合かなと思う。夏休みが始まったばかりなので、きっと学童たちの林間学校が多いだろうと察する。山頂は彼らに占領されているのではなかろうか。

000_220728258 X800 △入笠山 Z50 18-140.jpg
高原に咲くユウスゲ 2022年7月28日 長野県諏訪郡富士見町 富士見パノラマリゾート「入笠すずらん山野草公園」

021_220728386 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 21.アサギマダラ♂ -5
     「八ケ岳展望台」からゲレンデは急斜面になり、富士見の町が眺められる。アサギマダラが悠々と花にぶら下がっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/600秒 26mm ISO 100 ) 露出補正 なし
022_220728392 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 22.アサギマダラ♂ -6
少しカメラを起こして八ヶ岳連峰を画面に入れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 14mm ISO 100 ) 露出補正 なし
023_220728112x X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 23.アサギマダラ♂ -7
アサギマダラはヒヨドリバナの花が大好きだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 45mm ISO 140 ) 露出補正 なし
024_220728122 X800 入笠山 Z50 18-140.jpg 24.八ヶ岳連峰
山頂付近の雲が取れたら姿を見たかった。「八ケ岳展望台」に置かれた案内板には、左から天狗岳(2,646m)、硫黄岳(2,760m)、少し稜線があって横岳(2,829m)、阿弥陀岳(2,805m)、そして主峰赤岳(2,899m)、少し低くなって西岳(2,398m)、権現岳(2,715m)、編笠岳(2,524m)と続く、

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 44mm ISO 110 ) 露出補正 なし
025_220728133t X800 ◎入笠山 クジャク Z50 18-140.jpg 25.クジャクチョウ
やっとクジャクチョウが現れたと思ったら、破損した個体だった。時期的に第一化と第二化のはざまなのだろう。この日見たクジャクチョウはこの1頭のみだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 98mm ISO 220 ) 露出補正 なし
026_220728403 X800 ▲入笠山 RX10M4.jpg 26.キアゲハ♂
高原のキアゲハはなかなか見栄えがする。カワラナデシコ(河原撫子)で吸蜜していて翔び立ったところだ。偶然ピントが合ってくれた。惜しいことに右側の尾状突起の先がちょっとだけ切れていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 250 ) 露出補正 なし
027_220728137 X800 △入笠山 Z50 18-140.jpg 27.モンキチョウ♂
ピントが少し外れてしまった。紫色の花はイブキジャコウソウ(伊吹麝香草)と思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 98mm ISO 200 ) 露出補正 なし
028_220728146 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 28.ミドリヒョウモン♀ -3
♀はほとんどが破損、擦れがないきれいな個体だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 200 ) 露出補正 なし
029_220728420 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 29.ノアザミに来たキアゲハ -1
これは先の個体とは異なる個体で尾状突起も切れていない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 250 ) 露出補正 なし
030_220728434 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 30.ノアザミに来たキアゲハ -2
前の写真と同じ個体だ。躍動感のあるショットだと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 200 ) 露出補正 なし
031_220728441 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 31.テングチョウ♀ -1
まだ羽化して間もない鮮やかな個体と思う。来春の5月くらいまでは生きるのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 219mm ISO 200 ) 露出補正 なし
032_220728156t X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 32.テングチョウ♀ -2
テングチョウの雌雄は裏面で同定できる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 250 ) 露出補正 なし
033_220728157 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 33.アサギマダラ♀
アサギマダラは♂の方が圧倒的に多いが、初めて♀を撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 49mm ISO 400 ) 露出補正 なし
034_220728164 X800 ◎入笠山 ウラギンヒョウモン Z50 18-140.jpg 34.ウラギンヒョウモン♂ -2
ここでは、ミドリヒョウモンが吸蜜するのはヒヨドリバナばかりだが、ウラギンヒョウモンはノアザミの方が好きなようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 720 ) 露出補正 なし
035_220728450t X800 ◎入笠山 ギンボシ RX10M4.jpg 35.ギンボシヒョウモン♂
ギンボシヒョウモンを探していたが、やっと現れてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 38mm ISO 320 ) 露出補正 なし
036_220728174 X800 ◎入笠山 メスグロ Z50 18-140.jpg 36.メスグロヒョウモン♂
本種の♂の裏面は、ウラギンスジヒョウモンや、オオウラギンスジヒョウモンと似るところがあるが、表はクモガタヒョウモンに似るところがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 400 ) 露出補正 なし
037_220728180 X800 ◎入笠山 ウラギン Z50 18-140.jpg 37.ウラギンヒョウモン♂ -3
またノアザミに来ていたのはギンボシヒョウモンだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 63mm ISO 180 ) 露出補正 なし
038_220728468 X800 ◎入笠山 レンゲショウマ RX10M4.jpg 38.レンゲショウマ(蓮華升麻)
wikipediaによれば、高さは80cm程度となり、写真にあるような丸い蕾をつける。赤みを帯びた光沢のある薄紫の上品で気品あふれる花が、様々な方向を向いて咲く。花の直径は4センチほど。萼も花弁も共に花弁状に見える。萼は花弁状で平らに開き、花弁は抱えるように咲くため、一見では二段構えに花弁が並んでいるように見える。和名は花がハス(蓮華)のように咲き、葉がサラシナショウマに似ているので付けられた。関東では奥多摩の御岳山が有名である。箱根湿性花園でキレンゲショウマを見たことがある。光線が悪く良い写真が撮れなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO 500 ) 露出補正 なし
039_220728478 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 39.アサギマダラ♂ -8
この花はヒヨドリバナではなく、葉が輪生しているように見えたのでヨツバヒヨドリかもしれない。いずれにしてもアサギマダラが好む似たような花である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO 400 ) 露出補正 なし
040_220728196 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 40.ヒメキマダラヒカゲ♂ -1
高原のササ類の生える落葉広葉樹林~常緑針葉樹林に生息し個体数は多い。これは♂だと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 450 ) 露出補正 なし
041_220728485 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 41.ヒメキマダラヒカゲ♂ -2
クガイソウの花で吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 320 ) 露出補正 なし


2021年7月28日

ミドリシジミを見に箱根湿性花園へ  2 of 2 7月10日

時刻は11時を少し回った。少し空が明るくなってきたように思う。今年は例年ミドリシジミが吸蜜に集まるノリウツギの木が花を付けていなかった。ミドリシジミに会えるかどうかわからないが、あと1時間ほど頑張ってみようと思う。
 目に触れるチョウの数は多くなったが、種類は多くない。
 この日はオオウラギンスジヒョウモンのフレッシュな個体を撮影できたことで納得し、そろそろ引き上げようかと思ったころ、散策路から2mほど離れたところに咲く、いつもとは別のノリウツギの花に止まっているミドリシジミを見つけた。閉じた翅の付け根から金属光沢のある緑色が輝くのが見えたので♂だと思う。新鮮な個体なので、発生初期なのだろう。最盛期はやはり7月中頃なのだろう。
 午後1時少し前に湿性花園を退出し、駐車場前の「湿性茶屋」でとろろそばを食べて帰路についた。

24.オオウラギンスジヒョウモン -6
後半もオオウラギンスジヒョウモンのフレッシュな♂から撮り始める。緑色を背景にオレンジ色が引き立つ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 84mm ISO800 ) 露出補正 なし
024_210710162 X800 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
25.オオウラギンスジヒョウモン -7
Nikon D5300に付けたTAMRON 90mm で撮った。やや鮮やかな発色になった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO1100 ) 露出補正 なし
025_210710360 X800 ◎箱根湿性花園 D5300 TAMRON 90.jpg
26.オオウラギンスジヒョウモン -8
群生するオカトラノオには常に数頭のオオウラギンスジヒョウモンが飛んでいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
026_210710170 X800 箱根湿性花園 RX10M4.jpg
27.キキョウ(桔梗)
つぼみが風船のような形状であるため "balloon flower" という英名を持つ。花期は6月~8月だが秋の七草のひとつに数えられる。花の形から「桔梗紋」が生まれた。明智光秀の紋所である。美濃の山県氏、土岐氏一族は桔梗紋を紋所にしていた事で知られている。明智光秀も土岐氏一族であった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro 絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO2000 ) 露出補正 なし
027_210710363 X800 箱根湿性花園 D5300 TAMRON 90.jpg
28.ソバナ(岨菜)
園内にある花の案内板をみるとこの花はソバナというらしい。名前は葉の形が ソバ  の葉に似ているから、という説と、切り立った崖「岨」に咲くからという説があるそうだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro 絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO1400 ) 露出補正 なし
028_210710365 X800 箱根湿性花園 D5300 TAMRON 90.jpg
29.スイレン (睡蓮)
入り口近くにある池にはスイレンが咲いていた。スイレン属は世界中に分布し、50種ほどが知られる。日本にはただ1種、ヒツジグサ(未草)のみが自生する。さまざまな種が観賞用に栽培され、また多数の園芸品種が作出されている。私はスイレンとハスとの違いは何処がポイントなのか判らなかったが、「水面に咲くのがスイレン。 水面より上の方で咲くのがハス。 水面に浮かべてるのがスイレン。 水面より上へと立ち上がらせてるのがハス」なのだそうだ。スイレンはスイレン目スイレン科で、英語ではWater lily、ハスはヤマモガシ目ハス科で英語でLotus。辛子蓮根の 蓮根はハスの根である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
029_210710172 X800 スイレン 箱根湿性花園 RX10M4.jpg
30.ポンテデリア
入り口近くの池には紫色の花を咲かせた水生植物が生えている。ポンテデリアという名札が立てられていた。wikipediaで検索してみると、ミズアオイ科(Pontederiaceae)として開いた。この種はナガバミズアオイ(長葉水葵)という栽培種と思う。イチモンジセセリなどがしばしば吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO320 ) 露出補正 なし
030_210710173 X800 ポンテデリア 箱根湿性花園 RX10M4.jpg
31.群生するオカトラノオ
さて、もう一回りしよと「仙石原湿原復元実験区」に戻る。ここではオカトラノオが群生し、この花はチョウが好む花のようで、オオウラギンスジヒョウモンはじめ、アカタテハ、ヒメアカタテハ、キタテハ、そして今朝はルリタテハが吸蜜に訪れていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO250 ) 露出補正 なし
031_210710178 X800 オカトラノオ 箱根湿性花園 RX10M4.jpg
32.カセンソウ(歌仙草)とオオウラギンスジヒョウモン -1
「仙石原湿原復元実験区」の西側の地域にはカセンソウの黄色い花も群生する。この花もオオウラギンスジヒョウモンなどが好んで吸蜜に来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
032_210710197 X800 ◎カセンソウ 箱根湿性花園 RX10M4.jpg
33.カセンソウとオオウラギンスジヒョウモン -2
この時間になって、カセンソウで吸蜜するオオウラギンスジヒョウモンが多くなった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO200 ) 露出補正 なし
033_210710205 X800 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
34.カセンソウとオオウラギンスジヒョウモン -3
なかなか遊歩道の近くの花には寄ってきてくれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 67mm ISO100 ) 露出補正 なし
034_210710213 X800 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
35.ウラギンヒョウモン -4
また、ウラギンヒョウモンがオカトラノオに来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
035_210710242 X800 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
36.オオウラギンスジヒョウモン -9
「仙石原湿原復元実験区」を背にして池を背景に広角端で撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
036_210710262 X800 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
37.バッタかイナゴか
よくチョウとガの違いは何かと聞かれることがある。「同じ仲間ですよ」と答えることにしている。バッタとイナゴはどうだろうか?わたくしは詳しい知識はないが 「バッタ」と「イナゴ」は、同じ「直翅目バッタ科」の昆虫であり、根本的な違いはない。 「イナゴ」は、「バッタ」の仲間である。 見た目も大きな違いはないが、唯一「喉の突起」で見分けることができるようだ。 「イナゴ」の喉のあたりには、小さな突起状のものがあるのに対し、「バッタ」にはこうしたものがないそうだ。写真の個体はバッタなのかイナゴなのか? ネットで検索してみたところ、ツマグロイナゴモドキという種のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
037_210710265 X800 箱根湿性花園 RX10M4.jpg
38.ミドリシジミ -1
「仙石原湿原復元実験区」から園の入り口の方へ戻りかけたとき、散策路の柵の向こう側、2mくらいのところに咲く高さ3mくらいのノリウツギの花に何やらチョウを見つけた。これはミドリシジミに違いないと思い望遠端にして撮影を始めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
038_210710268 X800 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
39.ミドリシジミ -2
開翅してくれないかと待つが、吸蜜に夢中である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
039_210710274 X800 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
40.ミドリシジミ -3
今日見られたミドリシジミは後にも先にもこの個体だけだった。この時には♂か♀かは分からなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
040_210710284 X800 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
41.ミドリシジミ -4
閉じられている前翅の襟元からかすかに緑色の金属光沢が見えた。♂だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 210mm ISO160 ) 露出補正 なし
041_210710312 X800 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
42.ミドリシジミ -5
発見してから10分近くたった。彼は花を歩いて移動し、向きを変えながら吸蜜を続ける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO320 ) 露出補正 なし
042_210710325tm ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
43.ミドリシジミ -6
とうとう翅を開いて美しい緑色の輝きを見せてくれることはなかった。この直後、何かに驚いて飛び去ってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO160 ) 露出補正 なし
043_210710337 X800 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
44.オオウラギンスジヒョウモン -10
他にミドリシジミはいないかと、さらに離れたところに咲くノリウツギに目をやる。オオウラギンスジヒョウモンが花から花へと移動して吸蜜していたが、ミドリシジミの姿はない。まだ発生初期なのだろう。最盛期まであと4~5日というところか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO320 ) 露出補正 なし
044_210710344t X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg
45.「湿性茶屋」
3時間弱、箱根湿性花園に滞在した。ミドリシジミの姿を見ることが出来たことに満足して切り上げることにする。駐車場前にある 「湿性茶屋」でビールは飲めないが、とろろそばを食べて帰路についた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
045_210710346 X800 箱根湿性花園 RX10M4.jpg


2017年12月17日

2泊3日の京都紅葉狩り(1) 東福寺 12月4日

東福寺のモミジを見たいと思い、京都へ行こうと計画した。だが、11月の終わりから12月のはじめにかけて、先にいろいろと予定が入っていた。少し遅いかなと案じつつホテルの予約を取ったのが12月4日、5日だった。
 東福寺は紅葉の時期はとても混雑するようだ。ガイドブックには朝いちばんが良いと書かれている。3割引きで乗れる「大人の休日」を利用し、12月4日は朝、6時発の「ひかり」を予約した。これで行くとちょうど2時間で京都に着く。到着後、2晩泊まるホテル近鉄京都駅に行って、荷物を預けた。チェックインは午後5時以降とのことだ。
 ホテルに荷物を預け、JR奈良線のホームに降りる。東福寺は次の駅だ。鴨川沿いに走る京阪電車の駅もある。東福寺駅には8時40分に到着した。降りる人はそれほど多くない。紅葉のピークを過ぎているのと朝早い時間だからだろう。全部で25寺院あるという東福寺の搭頭のいくつかに礼をしながら、「臥雲橋」にきた。ここから見る東福寺の「洗玉澗」という谷間のモミジの眺めには圧倒される。ただ、残念ながら紅葉は終わりに近づいていた。
  拝観券を求めて列に並び、まず、「通天橋」に入る。橋の手前から「洗玉澗」を歩いて見ると、紅葉が残っているところもあった。そして「通天橋」を渡って、「開山堂」、「普門院」を見て、いったん戻り、次に「方丈」に行き、昭和を代表する作庭家重森三玲が手掛けたという「八相の庭」を見た。モミジも美しかった。   このあと、「本堂」、「三門」にも行ったが、観光客の姿はまばらだった。
 次は嵯峨野、嵐山へ行くのだが、タクシーを使おうと思っていたのをやめて、再び東福寺駅に戻り、こんどは京都駅からJR嵯峨野線に乗って、嵯峨嵐山駅まで行った。

1.京都駅 JR奈良線
JR奈良線の各駅停車は、古いタイプの電車が使われていた。東福寺駅は京都駅から一駅である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 19mm ISO500 )露出補正 なし
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2.東福寺 塔頭 「同聚院」
東福寺は慧白山東福寺と号する臨済宗東福寺派の大本山である禅宗寺院だ。鎌倉時代に九条家の氏寺として創建され、奈良の東大寺と興福寺に因み東福寺と名付けられ、室町期には京都五山のひとつとして栄えたそうだ。その東福寺には25の搭頭がある。ここは「臥雲橋」へ向かう途中にあった「同聚院」だ。「同聚院」は文安元年(1444)に、東福寺第160世・文渓元作禅師が、その師の東福寺第129世・琴江令薫禅師を開山に勧請して創建した寺院という。本尊に不動明王を祀ることから通称「じゅうまん不動さん」と呼ばれる。その不動明王坐像(重文)は 、1006年(寛弘3)藤原道長が旧法性寺に建立した五大堂の中尊と伝えられ、他の4明王 は散逸し、この像だけが残ったのは火除け像として崇敬が厚かったからという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1250秒 15mm ISO125 )露出補正 なし
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3.「臥雲橋」
東福寺の渓谷に架けれた3つの橋は、「東福寺三名橋」と呼ばれる。 上流から「偃月橋」・ 「通天橋」・「臥雲橋「」で「臥雲橋」は「洗玉澗」の一番下流の橋だ。橋脚部分から100%木造の橋である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
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4.「臥雲橋」から眺める「洗玉澗」のモミジ
「臥雲橋」から「通天橋」を見上げるように眺める「洗玉澗」のモミジの光景は、いわば東福寺の紅葉のシンボルである。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​4.5 1/​250​秒 18mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.段
クリックすると大きくなります。
​5.「洗玉澗」のモミジと「通天橋」 -1​​
​モミジ​は散り始めていた。しかし、まだ、何とか見られるというところにとどまっていてくれた。​

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影( f5.6 1/500秒 70mm ISO200 )露出補正 -0.3段
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6.「洗玉澗」のモミジと「通天橋」 -2​​
時刻は9時少し前。「通天橋」にはまだ人影がない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影( f5 1/250秒 60mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
7.静かな道​​
「通天橋」の拝観受付へは「臥雲橋」をまっすぐ進んで、「経堂」の脇から入った。まだ、開門されておらず、しばらく列に並んだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影( f6 1/250秒 165mm ISO400 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
8.「禅堂」のモミジ​​
「経堂」と「禅堂」の間の道で「通天橋」拝観の受付を待った。「禅堂」の前のモミジがまだきれいだった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影( f5.6 1/500秒 78mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
9.本坊庭園「八相の庭」拝観者の列​​
「通天橋」拝観と「八相の庭」拝観は別になっている。こちらはツアコンさんに引率された「八相の庭」受付の列。やはり、9時開園なのだろう。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影( f5 1/250秒 18mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
10.「洗玉澗」のモミジ -1
「通天橋」および「開山堂」の拝観料400円をお支払いして入園した。まっすぐ進むと「通天橋」だが、その「通天橋」が谷を渡る前に「洗玉澗」に下りてみた。モミジの葉が落葉の絨毯となって敷き詰められている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f5.6 1/250秒 35mm ISO200 )露出補正-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
11.「洗玉澗」のモミジ -2
入場整理をしていた女性に「何処がきれいですか」と尋ねたところ、「今は奥の壁に沿ったところが良いですよ」と教えてくれた。「洗玉澗」には約2,000本のカエデが植えられているという。

Nikon D5300Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f4.8 1/250秒 50mm ISO250 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
12.「通天橋」とモミジ -1
「通天橋」の周囲ににもまだ美しさが残っているモミジがあった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f5.6 1/250秒 102mm ISO280 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
13.「通天橋」とモミジ -2
「通天橋」の人通りも多くなってきた。日が当たっているモミジは明るく透き通り輝く。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO補正 -0.3段
プログラムオートで撮影( f5.6 1/250秒 40mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
14.「洗玉澗」を歩く -1
深紅の葉のモミジもまだ残っていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f4.5 1/250秒 46mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
15.「洗玉澗」を歩く -2
紅葉している大きな木があった。何にも遮られないところで陽を浴びて輝いている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f5 1/250秒 18mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
16.「洗玉澗」を歩く -3
同じカエデのようだが、樹によって葉の色が違う。地面はすっかり落葉で被われてしまっていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f5.6 1/250秒 26mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
17.「洗玉澗」を歩く -4
同じようなショットをもう1枚。葉が陽の光を透過する。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f4.8 1/250秒 56mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
18.「洗玉澗」を歩く -5
白い壁との対比が映える赤いミミジだが、ほとんど葉が落ちてしまった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f4.5 1/250秒 26mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
19.「通天橋」から見るモミジ -1
地面に生える苔と真っ赤なモミジとの対比が美しい。奥の方から「通天橋」に上がり、橋の上から撮った。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f5 1/250秒 60mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
20.「通天橋」から見るモミジ -2
「通天橋」から「開山堂」へと進むコーナーのモミジが最高にきれいだった。まだ青い葉も残っている。自撮りをしようとする人たちが立ち止まる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f5 1/250秒 62mm ISO1000 )露出補正-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
21.「通天橋」から見るモミジ -3
「方丈」や「書院」の方向を見る。ここのモミジも色濃く残っていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f4.5 1/250秒 35mm ISO220 )露出補正 -0.3段
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22.「通天橋」から見るモミジ -4
「通天橋」から「洗玉澗」を見下ろす。残念ながらモミジは終わりに近づいていた。11月の「勤労感謝の日」あたりが見ごろのようだった。下の臥雲橋」も見える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO320 )露出補正 なし
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23.「通天橋」から見るモミジ -5
ところどころに、まだきれいに紅葉した葉をつけているモミジに心和まされる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f5.3 1/250秒 82mm ISO200 )露出補正 なし
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24.「八相の庭」南庭
「開山堂」「普門院」を拝観し、一旦外に出て本坊庭園「八相の庭」を拝観する。改めては拝観料400円を納め、靴を脱いで庫裡から上がる。まず、目にするのは南庭である。広さ20坪の枯山水庭園である南庭は18尺の長石を基本に巨石を剛健に配し、渦巻く砂紋によって「八海」を表しているという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 )露出補正 なし
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25.「八相の庭」西庭 「井田市松」
サツキの刈込と砂地とを葛石で方形に区切り、大きく市松模様に図案化されている。井の字に等分した古代中国の田制「井田」に因み、「井田市松」と呼ばれる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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26.方丈の「通天台」
大方丈に沿って北側に廻ると舞台のような「通天台」があった。出発前に見た「京都ぶらり歴史深訪」=京都が染まる紅葉名所10選=というTV番組で「通天台」が紹介されていた。ここから眺める「通天橋」とモミジが美しいというのだが、残念ながら機を失していた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f5.6 1/250秒 32mm ISO200 )露出補正 -0.3段
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27.「八相の庭」北庭 「小市松」
大方丈の北側に面して「小市松」と呼ばれる庭がある。パンフレットの説明書きによれば、ウマスギゴケの緑との対比も色鮮やかな市松模様の敷石は、もと恩賜門に使われていたものである。サツキの丸刈りとの調和が誠に印象深く、彫刻家イサム・ノグチはこの庭を「モンドリアン風の新しい角度の庭」と評した。秋には、背景の紅葉の赤色と、聖一国師が宋より持来したと言われる唐楓「通天紅葉」の黄金色とが織りなす色彩感あふれる空間となる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f3.5 1/250秒 18mm ISO280 )露出補正 なし
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28.最勝金剛院
「八相の庭」の見学を終え、再び庫裡から外に出た。本堂を右に見て進むと左への道の先に小さな門があり、その門の向こうに最勝金剛院が見えた。最勝金剛院は、九条家の墓を管理するために再興された東福寺の特別由緒寺院だそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f6 1/250秒 155mm ISO1250 )露出補正 なし
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29.国宝「三門」
「三門」の前に来た。思遠池があった。池はハスの枯葉がいっぱいだった。「三門」は大仏様を思わせる室町初期の再建で、扁額にある「玅雲閣」は足利義持筆という。楼上内部には諸仏が並び、天井や柱には極彩画が描かれているそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f4.5 1/250秒 18mm ISO200 )露出補正 なし
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30.「思遠池」
「思遠池」には石橋がかかり、向こうには「勅使門」が見える。手前の石で囲われたところにはマガモがいた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f3.5 1/250秒 18mm ISO250 )露出補正 なし
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31.「日下門」から
「本堂」「三門」を周るように歩いて、入ってきたのと同じ「日下門」から境内を出た。竹林を背景に名残りのモミジが可憐だった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f5.6 1/250秒 116mm ISO1800 )露出補正 なし
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32.「芬陀院」
「日下門」を出て左側に塔頭に一つである「芬陀院」があった。ここには雪舟が作庭したという庭園があることから雪舟寺とも呼ばれるという。wikipediaによれば、元亨年間(1321年~1324年)、一条経通が父一条内経のため、東福寺開山・円爾(聖一国師)の法孫にあたる定山祖禅を開山として創建された。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f4 1/250秒 26mm ISO200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
33.ユキヤナギの黄葉
JR東福寺駅へ戻り道筋に、黄色く色づいた小さな木があった。寺の塀などとの絡みもきれいだ。これが何の木かわからなかったが、家内に写真を見せたらユキヤナギではないかという。帰ってきてネットで検索してみると、どうやらユキヤナギらしい。早春に白い小さな花を咲かせるユキヤナギからは想像できなかった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f4.8 1/250秒 56mm ISO250 )露出補正 なし
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2017年7月19日

八ヶ岳 花のバスツアー 7月4日

かなり前のことになるが、「柳生博さんが暮らす八ヶ岳の森へ 八ヶ岳倶楽部とミヨシペレニアルガーデン」というバスツアーを申し込んであった。
  あいにく、晴れの予報だった天気予報がだんだん悪い方へ変わり、曇りのち雨となっていたが、その通りになってしまった。
 横浜駅を出発する中央道を行くツアーは、最近は圏央道を通る。そのためか出発時間もややゆっくりの8時だった。圏央道で事故渋滞があり、しばらくノロノロ走行したが、その後は順調に走れ、ほぼ、予定通りに最初の目的地である「八ヶ岳倶楽部」に到着した。
  ここで、まずランチである。高原野菜のサラダと、ボルシチにパンが付いて、食後にはケーキとハーブティーが出された。このツアーの参加者は30人ほどだったが、そのほとんどはご婦人で男性は私を含めて4名。マジョリティーのご婦人たちに好評のランチだったようだ。 この日は柳生博さんが来ていて、かみさんと二人で一緒に写真を撮っていただいた。
  八ヶ岳倶楽部の敷地内は木立の中に遊歩道が設けられているが、それほど広くはない。ショップもある。出発までの時間を少々持て余した。
 次に向かったのは、山梨県北斗市の小淵沢にある「八ヶ岳薬用植物園」だ。山梨県森林総合研究所が管理しているが、この広大な美しい植物園の入園料は無料である。医薬品開発受託機関を持つシミックホールディングス(株)という会社がネーミングライツスポンサーとなっているからだそうだ。係のかたが付いて小一時間案内をしてくれた。
  そして、最後に訪れたのは小淵沢にある「ミヨシ ペレニアル ガーデン」だった。広くはないが多くの美しい花が咲いていた。ここも、小黒晃さんという、TVなどでも活躍をされている園芸研究家のかたが案内をしてくれた。
 蝶の写真は、スジグロシロチョウと、ベニシジミ、コチャバネセリといった、どこででも見られる普通種だけだった。この天候では仕方あるまい。

1.圏央道渋滞
ツアーへの申し込みが早かったためか、バスの席は一番前だった。前が良く見える。相模原ICのあたりだったろうか、圏央道は渋滞となった。原因は事故のようだ。でも、完全に止まってしまってはいない。先で1車線通行になっているのだろう。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.5 1/800秒 5mm ISO100) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
2.渋滞の原因
大きなトラックが止まっていて、片側通行になっていた。ここを抜けるとスイスイと走る。事故ではなく、エンコしたのだろうか。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.3 1/30秒 5mm ISO1600) ​ 露出補正 -0.3段
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3.八ヶ岳倶楽部
予定より少し遅れたが、12時前に八ヶ岳倶楽部に着いた。ここは、現在は息子さんの柳生宗助さんが代表取締役だが、柳生博さんが1989年に開設されたところだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f4 1/120秒 9mm ISO320) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
4.八ヶ岳倶楽部散策路
整備された散策路。柳生博さんは広葉樹を次々に植えて、炉を造り、枕木を敷いて、どこにもない雑木林を造り上げ、今も常に手入れを行っているという。コアジサイが咲く。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/100秒 4mm ISO1600) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
5.コチャバネセセリ
八ヶ岳倶楽部は八ヶ岳高原ラインという道路に面しているが、その道路沿いにクリの花が咲いていて、小さなセセリたちが、小やみになった雨の中吸蜜に飛び回っていた。道路の反対側から、小さなコチャバネセリを狙ったが、何とか捉えている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.5 1/160秒 258mm ISO100)露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
6.スジグロシロチョウ
ヒレハリソウ(鰭玻璃草)は英名でコーンフリーとして知られる。そのコーンフリーの花にスジグロシロチョウが吸蜜に来た。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/125秒 108mm ISO125)露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
7.八ヶ岳薬用植物園
1時少し過ぎにバスは八ヶ岳倶楽部を出発した。小淵沢にある八ヶ岳薬用植物園に向かう。そこは、山梨県の森林総合研究所が管理していて、敷地面積は9.5ヘクタールある。広い。北に八ヶ岳、南に南アルプスを望み、標高は950mある。広大な敷地には約350種類の植物が栽培・展示されていた。山梨県の森林総合研究所の係り員のかたが我々一行に付いて歩きいて解説をしてくださった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​5.6​​​ 1/​800​秒 18mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
8.ノコギリソウ(鋸草)
いろいろな花が咲いていた。これはノコギリソウという。葉の形から名付けられたようだ。wikipediaによると、ノコギリソウの用途は広く、葉は歯痛、偏頭痛対策に使われる他、乾燥して粉にし、タバコの代用品にすることもあったそうだ。また、スウェーデン西部のダラカールリア地方では、ビールに混ぜて飲むという。最大の用途は傷薬であり、「止血草」「血の草」などと呼ばれていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ プログラムオートで撮影(​ ​f​5.6​​​ 1/​500​秒 48mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
9.デルフィニウム
​​ 学名は​​ギリシア語でイルカを意味するDelphisからきて​​​​​​​​​いる。和名はオオヒエンソウ(大飛燕草)であるが、あまり和名は使われない。キンポウゲ科でこの仲間はヨーロッパ、アジアに分布するが、一般には交配種が栽培される。紫、白、ピンクなど多くの花色の交配種がある。薬用植物というものの、アルカロイドの一種でデルフィニンを有し、食べると下痢や嘔吐を起こし、死に至る場合があるそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影 (​ ​f​5.6​​​ 1/​250​秒 48mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
10.トリアシショウマ(鳥足升麻)とベニシジミ
​​ トリアシショウマは消炎、解毒、浴湯料として使用されるという。今頃の信州の高原を歩くとアカショウマなど、よく似た花が多く咲いている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影 (​ ​f​6.3​​​ 1/​640​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
11.ブルーベリーとベニシジミ
​​ 食用実木園では、ブルーベリーの実が、思ったより高い3mくらいの樹になっていた。雨に洗われて瑞々しい。ベニシジミが止まっていた。wikipediaによれば、ブルーベリーやビルベリーを使用した健康食品やサプリメントが「目の網膜に良い」と視力改善効果が謳われて広く市販されているが、国立健康・栄養研究所の論文調査や海外での客観的研究では、ブルーベリーやビルベリー、及びそれらに含まれるアントシアニンによる視力改善効果は認められておらず、目に良いとして宣伝されているのは根拠を持たない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ プログラムオートで撮影 (​ ​f​6.3​​​ 1/​320​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
12.アーモンド
​​ アーモンドはチョコレートの中に入っているナッツということは知っているが、どういう木になる実か知らなかった。5mくらいの高さの木になっていた。モモと同じ仲間で春には白~淡紅色の花を咲かせる。和名はヘントウ(扁桃)というらしい。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影 (​ ​f​5.6 1/​250​秒 35mm ISO​320​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
13.アスチルベ ハナグモに捕食されたベニシジミ
​​ フワフワとした白いアスチルベの花にベニシジミがいるなと覗き込んでみると、どうやらハナグモに捕食されていたようだ。wikipediaによるとアスチルベはチダケサシ属の多年草植物で特にこのうちで園芸用に改良されたものを含む一連の観賞用に栽培されるものをこう呼ぶとあった。傍に立てられた説明板には、交配種のアスチルベ・アレンジーが多く栽培されていると記されていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ プログラムオートで撮影 (​ ​f​6 1/​640​秒 195mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
14.スモーキングツリー(煙の木) -1
​​ 大きな木だった。遠くから見るとこの2本の木が薄紅色の塊の見えた。和名はケムリノキというらしい。そういえば煙のように霞んで見える。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影 (​ ​f5.​6 1/​400​秒 52mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
15.スモーキングツリー(煙の木) -2
​​ 別名を白熊(ハグマ)の木というが、ハグマとはヤクのことで、花枝がそのヤクという動物の尾っぽの白い毛のようなのでそう呼ばれるそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影(​ ​f5.​6 1/​250​秒 66mm ISO​400​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
16.オオヤマレンゲ(大山蓮華)​​
​​ wikipediaによれば、高1,000-2,000mの山地の林内などに自生している。奈良県の八経ヶ岳と明星ヶ岳周辺に自生地があり、 1928年(昭和3年)2月7日に国の天然記念物に指定された。和名は白い花がハスの花に似ていることに由来するそうだ。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の国花だという。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ プログラムオートで撮影 (​ ​f5.​6 1/​250​秒 78mm ISO​320​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
17.ミヨシ ペレニアルガーデン
​​ 2時半過ぎに八ヶ岳薬用植物園の見学を終え、バスに乗って、20分ほどで最後の目的地ミヨシ ペレニアルガーデンに着いた。ペレニアルとは何だと思い、帰宅してから調べたところ、生育に適さない時期(多くは冬)には地上部は枯れてしまうが、その時期を過ぎると再び発芽してくる宿根草のことだった。ここミヨシ ペレニアルガーデンでは約500種の植物が栽培されていて、春から秋にかけて花が咲き乱れるガーデンでは、宿根草の持つ本来の力強さと美しさが楽しめるというのが売り。NHKの趣味の園芸などで著名な園芸研究家の小黒晃さんが管理されていて、一緒に歩いて説明してくださった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影 (​ ​f5.​6 1/​250​秒 56mm ISO​500​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
18.アリストロメリア (百合水仙) オレンジ
​​ これもwikipediaによるが、アリストロメリア属は南アメリカ原産で、約50種が知られ、いずれもアンデス山脈の寒冷地に自生するという。1753年、南米を旅行中だった有名な博物学者、生物学者、植物学者であるカール・フォン・リンネ自らが種を採集した。リンネは、親友のスウェーデンの植物学者クラース・アルストレーマーの名にちなんで花に名を残した。1926年(大正15年)に、日本に渡来したそうだ。花色は白、ピンクもあるが、ここではオレンジ色が鮮やかに冴えていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影(​ ​f5.​6 1/​250​秒 32mm ISO​280​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
19.白いスモーキングツリー
​​ 大きな木ではなかったが、ここには、白いスモーキングツリーがった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影 (​ ​f5.​6 1/​500​秒 24mm ISO​280​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
20.葉の縁が紅色のドクダミ(蕺草)​​
今頃ならどこにでもドクダミの花が咲いているが、ここのドクダミの葉はその縁が紅色だった。これは栽培品種のカメレオンだそうだ。開花期の地上部を乾燥させたものは生薬名十薬(じゅうやく、重薬とも書く)とされ、日本薬局方にも収録されている。十薬の煎液には利尿作用、高血圧、動脈硬化の予防作用などがある。なお臭気はほとんど無い。 また、湿疹、かぶれなどには、生葉をすり潰したものを貼り付けるとよいとされている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影(​ ​f6.3 1/​250​秒 200mm ISO​640​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
クリックすると大きくなります。
21.エキノプス​​​​
キク科の植物のようであるが、外見はアザミのようにも見える。なんとも美しい青だ。ルリタマアザミとも呼ばれるそうだ。エキノプスはハリネズミに似ているという意味らしい。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影(​ ​f6.3 1/​250​秒 200mm ISO​450​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
クリックすると大きくなります。
22.この花の名は?​​​​​​
スジグロシロチョウが止まっていて、きれいだったので撮ったが、肝心の花の名が判らない。シソ科の花のように思うのだが、検索しても判らなかった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.3 1/​250​秒 300mm ISO​640​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
クリックすると大きくなります。
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2017年3月 2日

春を待つ 舞岡公園 2月16日

横浜はその数日前に少しだけ雪が降ったが、この頃はしばらく青空が広がる日が続いていた。日中は温かい。
 今年初めて舞岡公園へ行ってみる。木々の葉は落ちて、荒涼とした感じがあるが、タンポポも咲き始めている。かっぱ池の傍のロウバイはそろそろ終わりだが、一方で梅の花が咲き始めていた。
 チョウはまだ飛ばないだろうから、P610だけを携えて、鳥を撮ろうと思って行った。葉が茂っている季節はその葉に遮られて鳥を発見しにくいが、今の季節は枝にとまる鳥を見つけやすい。
あまり多くの鳥たちを撮ることはできなかったが、それでもいつもは見られない鳥をカメラでとらえることができた。

1.ムクドリ
ムクドリは都会にも済み、人に慣れているためか、近づくことができる。春と秋の2回、繁殖期があり、繁殖を終えたムクドリは、秋口には大群となって飛び、餌場となる都会の地域に大きな鳥害をもたらして、しばしば問題となっている。でも、こうしてみるとなかなか姿の良い鳥だと思う。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/400秒 143mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
2.キジバト
ヤマバトともいう。逆光になっていてよく判らなかったが、モニターで見て判った。逆光だったが、ディテールがよく出ている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.5 1/160秒 258mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
3.台湾リス
舞岡公園には台湾リスが多く、この日も10頭近く見た。道に出てきて何かを前足で拾っているのはまだ子供のようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.3 1/125秒 236mm ISO250​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
4.ロウバイの花
かっぱ池の傍にロウバイの木が1本ある。花はそろそろ終わりだろうが、きれいに咲いていたところを撮った。蝋細工のような花だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6 1/640秒 215mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
5.干上がったかっぱ池
初夏にはハスが赤い花を咲かせるかっぱ池だが、ここのところの乾燥した気候ですっかり干上がってしまっていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4 1/400秒 10mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
6.梅
かっぱ池の奥にある瓜久保に白梅と紅梅がある。紅梅の方はまだ3分咲きというところだったが、白梅の方はご覧の通り、良く咲いていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.2 1/640秒 27mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
7.モズ
モズかジョウビタキかどちらだろうかと思っていたが、n-shuheiさんに教えを乞うたところ、モズだろうとのことだった。舞岡公園ではあまり見ることができない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.3 1/320秒 236mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
8.ノスリ
きざはしの池まで戻ってきたら、大勢のカメラマンがある方向にレンズを向けておられる。何がいるのかじっと探すが、なかなか見つからない。やっと、20位先の高い木の枝に止まっている大きな鳥を見つけた。傍にいたかたに尋ねると、ノスリだそうだ。鵟と書く。タカの仲間だが、全長50~60cmとトビより小型である。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.5 1/125秒 258mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
9.アカバナマンサク
マンサクの花が咲くころになった。保土ヶ谷公園には黄色いマンサクの花が多いが、舞岡公園の古民家には赤いマンサクの花が咲く。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4.5 1/400秒 14mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
10.ミツマタの花芽
三椏と書く。写真で分かるように3つに分かれた枝の先に黄色い花を咲かせる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/1000秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
11.マガモの夫婦
wikipediaによれば、冬鳥として渡来するマガモの繁殖期は4-8月で、繁殖期の♂は黄色のくちばし、緑色の頭、白い首輪、灰白色と黒褐色の胴体とあざやかな体色をしている。♀はくちばしが橙と黒で、ほぼ全身が黒褐色の地に黄褐色のふちどりがある羽毛におおわれる。非繁殖期のオスはメスとよく似た羽色(エクリプス)になるが、くちばしの黄色が残るので区別できるという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 116mm ISO250 ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
12.コサギ
マガモの夫婦がいた古谷戸池には、コサギもいた。右足を水に入れて、かき回すようなしぐさをする。餌を探しているのだろう。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/200秒 90mm ISO250 ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。


2016年12月 9日

三渓園 紅葉の季節 (1) 11月22日

早朝、小雨の降る中、自宅から車で10分ほどのところにあるゴルフ練習場に出かけた。朝7時過ぎから打ち始めたが、そろそろ上がろうと思ったころ、日が差し始めた。この日の天気予報は晴れマークなどなかったのだが、自宅に着くころには、青空が広がり暖かくなってきた。そして朝9時過ぎには晴れ間が広がった。
 ほかに予定もないので、久しぶりに三渓園へ行ってみることにした。横浜から市営バスに乗り40分弱で三渓園入り口に着く。65歳以上の横浜市民は無料とのことで、入園口を通していただいた。
 三渓園には、5年前、新緑の2011年6月同じく12月はじめの2回訪れている。

161209_027.jpg

​  これは、園内にあった案内図を写真に撮ったものだ。この日は①の「正門」から入園し、池の縁を歩いてまず②の「鶴翔閣」を見に行ったがこの日は貸切になっていて、中に入ることができなかった。次に③の所を右に折れて、内苑の方に向かう。「御門」を抜けて「白雲邸」を右に見て進むと開けたところに出た。そこから、内苑の「臨春閣」を右手に見てさらに進み④の「旧天瑞寺寿塔覆堂」へ行くと、モミジ、イチョウが鮮やかに色づいていた。ひとしきりここで写真を撮り、「聴秋閣」を見て、⑤の「月華殿」へ登った。後戻りして⑥「海岸門」から内苑を出て外苑に入る 。「三渓記念館」の裏手まで戻って、今度は⑦の「展望台」まで登る。そこから戻って⑧「旧燈明寺三重塔」を見た。「初音茶屋」というところまできて、「待春軒」という食事処があったので蕎麦でも食べようと覗いてみたが、10月からは温かい蕎麦しかやっていないという。歩いてきて汗をかくほど暑かったのでやめにした。後で気が付いたのだが、「待春軒」の奥にあった「旧東慶寺仏殿」と「旧矢篦原(やのはら)家住宅」を見ずじまいだった。⑨の「旧燈明寺本堂」を見て、大池の東側(この案内図では下側)歩き、いったん①「正門」まで戻った。もう一度内苑へ行こうと思い、最初に歩いた大池の西側を歩いて、⑩のところへ来た。前に「月影の茶屋」という茶屋があったので、今度こそ何か食べようと席に着く。幸い冷たい蕎麦があったのでざるとビールを注文した。一休みしたあと、内苑の④のところにもう一度行った。そして午後1時過ぎに三渓園を後にした。

1.三渓園正門付近からの眺め
正門を入って道筋に導かれるままに進むと左手に大池が広がる。そして池の向こうの小高い山には三重塔が見える。三渓園を紹介するのによく使われるアングルだ。池には水鳥が浮かんでいた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​250​秒 56mm ISO250​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.蓮池
右側には小さな池があって、枯れてしまったハスが密集していた。草高約1mの枯れた果托は傘のようだ。ハスは7月~8月に花が咲く。花の時期はさぞ見事だろうと思う。​

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​1000​秒 28mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.「鶴翔閣」
この日は何の集まりがあるのか貸切になっていて、建物に近づけなかった。この建物は明治35年(1902年)に建築された原富太郎(原三渓)が住まいとして建てた。延べ床面積は950㎡あるという。平成12年(2000年)に修復され現在は様々な利用に対応可能な貸し出し施設として活用されている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​250秒 31mm ISO320​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.睡蓮池
蓮池の向こうには睡蓮池があった。鶴翔閣は蓮池と睡蓮池の間を右に入る。恥ずかしながらハスとスイレンとは同じものかと思っていた。ハスは水面より上で花をつけるのに対し、スイレンは根茎から直接伸びる花柄の先端に水面で直径5-10cmほどの花をつける。また、スイレンはスイレン目スイレン科で、ハスはヤマモガシ目ハス科と知った。ただロータスというのはスイレンとハスの総称だそうだ。 スイレンは種類により開花期は異なるが、早いものでは4月末から咲き始め、5月中旬頃からまとまった開花が見られ、10月末まで見ることができるとのこと。ここ三渓園の睡蓮池では5月~8月が見ごろのようだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​320秒 35mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.「御門」​​
蓮池の先を右に曲がって内苑に入る。内苑は原家が私庭として使用していたエリア。この御門は京都東山の西方寺にあった薬医門で、江戸時代の宝永5年(1708年)ごろ建てられた。大正時代にここに移築されている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​250秒 18mm ISO640​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.内苑の建物
「御門」を抜けて「白雲閣」の脇を通り、「三渓記念館」には寄らずに先に進む。すると芝生の庭が広がり、内苑の建物群が眺められた。右手に見えるのが「臨春閣」だ。「臨春閣」は総面積が​158​​​​坪あり​3​棟の建物からなり、数奇屋風書院の建物である。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​320秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.「臨春閣」浪華の間
​​ 「臨春閣」は公開されていた。「臨春閣」は江戸時代の慶安2年に(1649年)に建てられ、大正6年(1917年)にここに移築された。入園時に手渡されたパンフレットによると、紀州徳川家初代藩主の頼宣が和歌山紀ノ川沿いに建てた数寄屋造り風書院造の別荘建築という。重要文化財に指定されている。この浪華の間の欄間は浪華十詠和歌色紙(なにわじゅうえいわかしきし)といい、大阪難波から見える景色を公家12人が詠んだものを10枚ずつ表裏にして計20枚の色紙がはめ込まれているそうだ。村野藤吾の松寿荘で写しが行われている。三間4枚引違の幅広な紙張障子のデザインは単調すぎもせず、やりすぎもせず、とてもバランスがとれていると評される。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​800秒 44mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.「臨春閣」襖絵
​​ 「臨春閣」の各部屋にはいたるところに狩野派の襖絵がある。襖絵等はレプリカで本物は三渓記念館で保管、展示しているとのことだった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​250秒 98mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.「臨春閣」のひろがり
​​ 「臨春閣」には、写真には写っていないが右手前から第一屋、写真で右側に見えているのが第二屋、そして、一番左奥が第三屋と3っの棟がある。浪華の間があったのは第二屋だ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​400秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.「臨春閣」の池
​​ 「臨春閣」前に小さな池がある。その池に沿って内苑の奥に向かう。「臨春閣」の第二屋が小さな池に映り、小さなナナカマドの緋色が彩を添える。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​500秒 60mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.「旧天瑞寺寿塔覆堂」のモミジ
​​ 「旧天瑞寺寿塔覆堂」の傍に来た。この辺りはモミジが紅葉して美しいが、これからもっと紅くなると思う。背後の大きな銀杏の木の黄色も鮮やかだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​500秒 60mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.「旧天瑞寺寿塔覆堂」の後ろ側
​​ 「旧天瑞寺寿塔覆堂」を左へ回り込むと銀杏の落ち葉が地面を覆っていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​250秒 18mm ISO1250​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.「旧天瑞寺寿塔覆堂」 まだ緑濃いモミジ -1​​
​​ そこにあったモミジの葉はまだ緑色だった。これから紅くなるのだろう。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​250秒 18mm ISO360​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
161209_013.jpg
14.「旧天瑞寺寿塔覆堂」 まだ緑濃いモミジ -2​​​​
​​ 少し位置を変えてもう1枚撮った。この「旧天瑞寺寿塔覆堂」は桃山時代の天正19年(1591年)に建てられ、明治38年(1905年)に移築された。豊臣秀吉が京都・大徳寺に母の長寿祈願のために建てさせた寿塔(生前墓)を納めるための建築だそうだ。重要文化財である。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​250秒 44mm ISO360​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.「聴秋閣」のモミジ -1
​​ 「聴秋閣」の近くに来た。多くはないが真っ赤に染まったモミジがあった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​250秒 18mm ISO2500​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.「聴秋閣」と特別公開
​​ 「聴秋閣」は上の間、次の間、そして2畳の2階の間がある。この日は特別公開されていて、上の間からなかを見ることができた。茶人として高名な佐久間将監の作と伝えられているが、千利休の後をついで茶の湯を発展させた小堀遠州の作という説もあるという。優美で繊細である。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​60秒 26m ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.「聴秋閣」 書院
​​​​ 書院となっているところの障子が開かれ、後ろの緑が眺められた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​25秒 26mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.「聴秋閣」​​
​​​​ 「聴秋閣」は江戸時代の元和9年(1623年)に建てられ、ここには大正11年(1922年)に移築された。京都の二条城内にあったと言われる徳川家光、春日局ゆかりの楼閣建築だそうだ。重要文化財に指定されている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f4​​​ 1/​250秒 31mm ISO1400​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.「天授院」​​​​
​​​​ 「聴秋閣」の脇の薄暗い小さな渓谷沿いの道を上がって「天授院」に出た。モミジを撮りたかったので屋根しか映ってないが「天授院」も重要文化財で、江戸時代の慶安4年(1651年)に建てられ、大正5年(1916年)に移築されている。鎌倉・建長寺近くの心平寺跡にあった禅宗様の地蔵堂に建物だ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​250秒 78mm ISO640​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.「月華殿」
「天授院」のとなりに「月華殿」がある。これも重要文化財で、江戸時代の慶長8年(1603年)に京都伏見場内に建てられたものと言われている。ここへは大正7年(1918年)に移築された。障壁画は、桃山時代の画家 海北友松によるものと伝えられます。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4​​​ 1/​250秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.「月華殿」の屋根​​
「月華殿」の裏手を廻った。前夜は雨が降っていたが、今日は予想外の晴天で、暖かい陽の光が当たる屋根から湯気が上がっている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4​​​.5 1/​250秒 32mm ISO720​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.「臨春閣」​​​​
再び「臨春閣」の池のところに戻ってきた。先ほど見た第二屋の池の隅のナナカマドがひときわ緋色に輝く。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.3 1/​640秒 92mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.「亭榭」​​​​​​
「臨春閣」から「聴秋閣」へは池に流れ込む小さな川に架かる橋を渡るが、その橋を「亭榭」という.「亭榭」とはあずまやのことだ。三渓自身の設計で作らせたものだそうで、修学院離宮の千歳橋に類似した橋亭だそうだ。立派な造りのあずまやである。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.5 1/​250秒 18mm ISO800​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.「旧天瑞寺寿塔覆堂」 -2​​​​​​​​
「旧天瑞寺寿塔覆堂」の「亭榭」側からは、陽の光を透過するモミジが眺められた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f8 1/​250秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.「蓮華院」と竹林​​​​​​​​​​
「蓮華院」は三渓の構想により大正6年(1917年)に建てられた6畳と2畳中板のある茶室という。蓮華院という名は、三溪が茶会を催した際に広間の琵琶床に、奈良東大寺三月堂の不空羂索観音が手に持っていた蓮華を飾ったことに由来していると言われる。 当初、「聴秋閣」の近くに建てられたが、 第二次世界大戦後に竹林にある茶室という構想のもとに現在の位置へ再築されたそうだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.5 1/​250秒 18mm ISO2000​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
26.「海岸門」​​​​​​​​​​​​
ざっとであったが内苑を見て歩き、今度は三重塔の方へ行ってみることにした。「海岸門」から内苑を出る。京都・西方寺にあったという「海岸門」は江戸時代に建てられ、ここには大正時代に移築されてきたのだそうだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​​​​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f4.5 1/​250秒 38mm ISO220​​​​ ​) 露出補正​ なし
;クリックすると大きな写真になります。


2015年5月22日

保土ヶ谷公園 P610テスト(続) 5月7日


 舞岡公園でのテスト撮影に続き、この日は徒歩圏内の保土ヶ谷公園へP610を持って出かけた。ISO感度はオート(100~1600)にして、シャッタースピードの下限を1/125秒に設定し、プログラム・オートで撮る。

 蝶はあまりいなかったが、それでもモンキアゲハやナガサキアゲハがゆうゆうと飛んでいく。彼らが立ち寄ってくれる適当な花がない。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ツバメシジミ♀ -1
「花と緑の広場」の方へ下りていく途中にシロツメクサが花を咲かせている草地があった。良く見るとツバメシジミの♀が飛び、時々止まっては吸蜜している。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/320秒 45mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ツバメシジミ♀ -2
後翅の橙色の紋がきれいだった。露出補正はしなかったが、ほとんど白トビさせないで撮れた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/640秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.ツバメシジミ♀ -3
シロツメクサはツバメシジミの食草の一つである。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/640秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.カルガモ
他の水鳥たちの姿が見えなくなってだいぶたつが、カルガモだけは居ついている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.2 1/180秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.もう一羽のカルガモ
水場にはもう一羽、カルガモがいた。この2羽が雌雄かどうかはわからない。シャッター・スピードの下限設定が利いている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/125秒 45mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ハスの花
池にはハスの花が咲いていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 64mm ISO100 ) 露出補正 なし
150519_007.jpg 7.オオデマリ
公園はまだ整備中である。池にはオオデマリの木が植えられ、花を付けていた。露出補正なしでほとんど白トビしないで撮れていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 10mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.ヒメウラナミジャノメ
この日、蝶の数は少なかった。この時期、どこにでもいるのは、このヒメウラナミジャノメ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/125秒 45mm ISO140 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.アジサイ
早くもアジサイが咲き始めていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.ツバメシジミ♀ 産卵
先ほどのシロツメクサの花が咲く草地に戻ってきた。シロツメクサに産卵しようとしている♀がいた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/640秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.ツバメシジミ♀ 開翅
前翅の青色の部分がやや大きな♀だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/640秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.ハッカチョウ
帰路、帷子川の河畔に、カラスよりやや小さめな黒い鳥が2羽飛んできた。頭に何かフサフサとした冠毛がある。調べてみたところ、ハッカチョウらしい。八哥鳥と書く。外来種だそうだ。35mm版換算で1300mm位になるが、ブレは抑えられている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/125秒 236mm ISO200 ) 露出補正 なし


2015年4月10日

保土ヶ谷公園 桜 3月29日


  ここのところの陽気で急に桜が咲き始めた。保土ヶ谷公園の桜を見に行こう。朝のうちは良く晴れていたが、だんだん雲が多くなる。四季折り折り、自宅から保土ヶ谷公園への散歩は、楽しみのひとつだ。

1.杉山神社の桜
いつものように法性寺の階段を上がって、お参りして、境内を通り抜け、杉山神社の下に出た。境内に桜は多くないが、お社の傍に花を咲かせている桜が一本あった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/850秒 20mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
2.ピンクの桜
桜の品種は300種以上もあるという。この桜はピンク色で今が満開だった。ヨウコウザクラというのに似ているが、良くわからない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.4 1/900秒 42mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
3.ピンクの桜と白い桜
ピンクの桜(陽光桜?)の木の向こうに白い花の桜がある。日本花の会の< a href="http://www.hananokai.or.jp/b/b3000.html" target="_blank">「桜図鑑」というサイトがあった。検索してみたが確信は持てなかった。「コンフォール明神台」の敷地内に咲く桜である。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixel
s プログラムオートで撮影 ( f4 1/850秒 8mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
4.連翹(レンギョウ)
バス通り脇の遊歩道にはレンギョウが咲いていた。曇り空というのはとんでもなく明るい。露出補正はマイナス補正のまま撮ってしまっているが、花に露出を合わせるには逆だ。プラス補正にしなくてはいけない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/800秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
5.モクレン
Wikipediaによれば、昔は「木蘭(もくらん)」と呼ばれていたこともあるが、これは花がランに似ていることに由来する。今日では、ランよりもハスの花に似ているとして「木蓮(もくれん)」と呼ばれるようになったとある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/850秒 16mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
6.ボケ
バス通りの左側の遊歩道の脇にいつもこのボケが咲いている。バラ科の花で落葉低木だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/220秒 12mm ISO100 ) 露出補正 +0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
7.赤いボケ
この色の木瓜の方が好きだ。11月ごろから咲きだすボケは寒木瓜(かんぼけ)と呼ばれることがあるが、種は同じようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/250秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
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8.トサミズキ
この時期に咲く黄色い花は、他にマンサクをはじめ、サンシュユなどがあるが、このトサミズキはマンサク科である。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/480秒 21mm ISO100 ) 露出補正 なし
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9.コブシ
モクレンと同じモクレン科モクレン属の落葉広葉樹で高さ15m位の木を良く見る。日が当たっていなかったので白トビさせないで撮ることができた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/180秒 89mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
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10.桜の古木
テニスコートに沿って桜の木が植えられているが、この桜はテニスコートから「森とせせらぎゾ-ン」への道を下りたところにあった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/220秒 47mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
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11.桜の枝支え
その桜の古木の、横に伸びて地面に垂れ下がってきている枝を職員のかたが手当てをされていた。枝は随分伸びるものだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/450秒 6mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
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12.ハクセキレイ
この鳥は数は多く、どこにでもいるのだがなかなかゆっくり撮らせてくれない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 133mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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13.サンシュユの花
ひとつの花序には小さな黄色い花を20~30付ける。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/160秒 32mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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14.カイドウ
正しくはハナカイドウという。漢字では海棠と書く。棠は梨のことで、海棠とは海外から来た梨という意味だそうだ。桜が散ってから美しい花を咲かせるのだろう。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/300秒 25mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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15.ランドマークタワーと桜 -1
梅林の向こうに桜があり、その桜の向こうにランドマークタワーを望む。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/800秒 115mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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16.ランドマークタワーと桜 -2
保土ヶ谷公園から我が家のほうへ戻る坂の途中に咲く桜越しにランドマークタワーが見える。間もなく正午。すっかり曇り空になってしまった。小腹も減ってきた。ちょうど良い散歩だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/900秒 15mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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2013年3月13日

バリ島旅行 2月5日~13日 (7) 2月10日 ウブドの街へ


 昨夜は、夜中にカエルが鳴くような「ケ・ケ・ケ」という声が聞こえ、3回ほど目が覚めた。しかも寝室の中にいるようだ。カエルなら人に害を加えるようなことはないと寝てしまったが。ところが、朝起きてホテルの人に聞いてみると、それはgekkoだという。ヤモリだ。それにしてもあの小さな体で大きな声で鳴くのには驚きだ。
 夜中にスコールがあったようだ。プールサイドが濡れている。しかし、迎えた朝は、今日もまた良い天気だと確信する。今日はウブドの街へ出て、ショッピングだそうだ。私は一つだけ注文を付けた。「Cafe Lotus」に寄ること。ガイドブックを見ていて、カフェの奥に寺院があるのに興味があった。
 昨日、キンタマーニ高原で蝶の写真が撮れなかったのが、とても残念で、ここウブドで撮りたいという気持ちになる。朝、10時にホテルを出発する街の中心地へ運んでくれるシャトルカーまでの間、ホテルから幹線道路であるケダワタン通りまでのわき道を歩いてみた。蝶の数は少なかったが、イナズマチョウのようなのを撮ることができた。シャトルはウブドの街の中心部を通り過ぎてモンキーフォレスト通りをモンキーフォレストの近くまで行ってくれた。ここから歩いて中心部へ戻ってくれば良いというドラィバーのサービス心であった。
 この日の夕食は高級リゾートといわれるViceloy Hotelまで行き、Cas Cades Restrantへ行った。渓谷沿いの見晴らしの良い席に案内され、ウェイターのジョークと乗りに楽しませてもらいながらのフレンチを楽しんだ。

83.「Puri Wulandari」の朝
昨夜はスコールがあった。朝6時半、渓谷に霧が流れている。しかし、間もなく霧も晴れ、今日も良い天気であることを確信した。写真でプールの右側にあるのがgekko出入り自由の寝室である。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/80秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
「Puri Wulandari」の朝;クリックすると大きな写真になります
84.ハイビスカスで鳥がさえずる
プールの前にあるハイビスカスに、スズメほどの大きさの鳥が飛んでくる。用心深く、なかなか傍には止まってくれない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO1600 ) 露出補正 なし
ハイビスカスで鳥がさえずる;クリックすると大きな写真になります
85.朝食のレストランはプールサイド
われわれのコテージから上がっていったところに、共用のプールがあり、そのプールサイドが朝食のレストランになっていた。プールの向こうに山が見える。ウェイターに聞いてみると左側がバテュカル山で、右側がポホン山とのこと。方向はタバナンの方で、キンタマーニはもっと右側だそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
朝食のレストランはプールサイド;クリックすると大きな写真になります
86.大きなカタツムリ
ウブドの街へのシャトル便は10時に来る。それまで間、「Puri Wulandari」の周りを散策してみようと思う。周りといっても幹線道路から、「Puri Wulandari」へ入ってくる道を歩く以外歩くところはない。大きなカタツムリを見つけた。食べられそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/320秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
大きなカタツムリ;クリックすると大きな写真になります
87.田園風景
幹線道路から、「Puri Wulandari」へ入ってくる道の両側には田園風景が広がる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/800秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
田園風景;クリックすると大きな写真になります
88.サギ
畑ではなく、水田のようだ。サギが餌を探している。少し頭部が橙色に見える。このあと、前方から飛んでくる蝶らしきものを発見。道路脇に止まってくれた。ウブドでの初めての蝶だ。イナズマチョウの一種だろう。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
サギ;クリックすると大きな写真になります
89.田圃のメル
田圃には寺院にあるメルのような小さな石塔がたつ。このあたりで、カバマダラとタテハモドキが飛んでいた。いずれも田圃の中で入っていけなかった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
田圃のメル;クリックすると大きな写真になります
90.ウブドの街
ホテルのシャトル便でウブドの街へ運んでもらった。これから午後まで街の散策である。ウブドの街は南北に走るモンキーフォレスト通りとハノマン通りに挟まれている。最初に泊まったスミニャックが海だったのに対し、ウブドは山間の村で、我々にとっては懐かしい田園風景とバリ島独特の伝統文化をもっとも色濃く残す。ウブドがバリ島の芸能、芸術の村として知られるようになったのは、オランダ統治下の1930年だという。ウブドは西洋の息吹を受け入れ、現在は街のいたるところで絵画や伝統舞踊が鑑賞できるバリ島屈指の観光地となった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウブドの街;クリックすると大きな写真になります
91.街のカフェ
通りにはこのようなカフェがたくさんある。気温は30℃ほどだろうか。しかし、冷房などはない。ウブドも歩くと汗が噴き出すように熱いが、木陰に入ると汗は引く。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/100秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
街のカフェ;クリックすると大きな写真になります
92.デサ・パクラマン・ウブド寺院
ウブドの街の中にもたくさんの寺院がある。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
デサ・パクラマン・ウブド寺院;クリックすると大きな写真になります
93.頭に荷物を載せて歩く女性
ウブドの街ではこのように頭の上に荷物を載せた女性を多く見た。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
頭に荷物を載せて歩く女性;クリックすると大きな写真になります
94.集会所
ここは、ウブド宮殿の前にある集会所のようなところ。初めはウブド宮殿の一部かと思ったら、どうやらそうではなかった。待ち合わせ場所のようで、ホテルに帰る車を待つグループの人たちが集まっている。私たちもホテルのシャトル便をここで待つことになっている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/20秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
集会所;クリックすると大きな写真になります
95.カフェ・ロータス -1
12時半すぎ、小腹も減った。是非入ってみたいと思っていたカフェ・ロータスはサレン・アグン宮殿(ウブド王宮)から50m位のところにあった。入ると客席があり、その向こうはハス池になっていて、さらにその向こうには寺院がある。創立1983年、ウブドでは老舗のカフェとのこと。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/640秒 25.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
カフェ・ロータス -1;クリックすると大きな写真になります
96.カフェ・ロータス -2
見渡すほどの蓮池が広がり、その先には、サラスワティ寺院の塔が立っている。勿論、歩き回ることもOKで、食事を終えた人たちがカメラを持って歩いている。私はビンタン・ビールでサンドイッチを食べた。添えられたフライド・ポテトがとても美味しかった。とその時、私の視野の前を黄色い蝶が横切った。カメラを持って飛び出す。だいぶ傷んだコモンタイマイだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
カフェ・ロータス ;クリックすると大きな写真になります
97.ウブド王宮(サレン・アグン宮殿) -1
ウブド王宮はウブドの街のランド・マーク的な存在である。壁や扉のバリ彫刻は20世紀の巨匠レンバットの作品とのこと。この門を入ると広場になっていて、夜はバリ舞踏の子宴会場として利用されている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/400秒 13.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウブド王宮(サレン・アグン宮殿);クリックすると大きな写真になります
98.ウブド王宮(サレン・アグン宮殿) -2
16世紀に建てられたウブド王朝の宮殿跡で、現在もスカワティ王家の末裔が居住している。迎えのシャトル便が来るので中に入って見学する時間が取れなかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/400秒 18.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウブド王宮(サレン・アグン宮殿) -2;クリックすると大きな写真になります
99.Hotel Viceroy Bali の夕焼け
いったんホテルに戻り、出直して、Hotel Viceroy Bali へ夕食に出かけた。ウブドの街からは北東に位置し、「Puri Wulandari」からは東になるが、いったん、ウブドの街の方を回ってからでないといけない。レストランはCas Cades という。娘たち夫婦はここでの夕食を楽しみにしていたようだ。ロブスターのスープがとても旨かった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/60秒 13.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
Hotel Viceroy Bali の夕焼け;クリックすると大きな写真になります