信州 夏の高原のチョウと花 ③ 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山
スマホでの撮影を含めて、チョウの写真を撮る人は何人かいたが、ネットを振っている人はいない。
入笠山は春から秋にかけて約150種類もの山野草を楽しむことができる花の宝庫である。平成26年にはユネスコエコパーク(生物圏保存地域)にも登録されている。
ホソバエゾリンドウ 2023年8月22日 長野富士見町入笠山「入笠すずらん山野草公園」
YAMAKOの写真集です。蝶の写真を中心に、旅行したときに撮って気に入った写真を簡単なメッセージとともに掲載しています。
2023年9月20日
スマホでの撮影を含めて、チョウの写真を撮る人は何人かいたが、ネットを振っている人はいない。
入笠山は春から秋にかけて約150種類もの山野草を楽しむことができる花の宝庫である。平成26年にはユネスコエコパーク(生物圏保存地域)にも登録されている。
ホソバエゾリンドウ 2023年8月22日 長野富士見町入笠山「入笠すずらん山野草公園」
2023年9月 4日
8月10日、ツアー最後の日となった。今日は上高地へ行く。上高地へは3週間前の7月17日に、一人で日帰りで来ており、その時は天候が優れず、チョウの写真も撮れなかった。今回はリベンジしたいのだが。
朝は気持ちよく晴れていた。上高地で3時間の散策時間をとるために、朝は7時30分の出発となった。白馬からリンゴの果樹園の中を走る「北アルプスサラダ街道」を走った。安曇野から松本の市街は通らず、気が付いたら新島々の駅前に出ていた。
途中、道の駅「風穴の里」でトイレ休憩をとって、あとは、いつもの上高地への道を走る。
上高地には10時少し前に着いた。文句のつけようがない快晴である。車窓からも吊り尾根が見えた。いつもは大正池から歩くのだが、今回はバスターミナルまで乗っていってしまうことにした。小梨平で写真を撮りたい。バスを降りると涼風が爽やかだった。
文句のつけようがない快晴の穂高連峰 2023年8月10日 上高地 河童橋付近から
90.白馬のホテルを出発 快晴の涼しい朝だった。7:30に出発の予定だったが、全員5分前には揃っていて、上高地に向かって出発した。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
91.高瀬川を渡る(車窓から) バスは長野県道308号線を南に走る。青木湖、木崎湖を右に見て走る。大町を過ぎたあたりで高瀬川を渡る。松川地区の国営アルプス安曇野公園の近くを走る。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
92.北アルプスサラダ街道(車窓から) 国営アルプス安曇野公園のあたりからしばらく走ると、道路わきに「北アルプスサラダ街道」という表紙が立てられたのどかな道を走っていた。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
93.リンゴ畑(車窓から) 実が大きくなり始めたリンゴ畑が両側に見える。北アルプスサラダ街道は安曇野市から長野県道25号塩尻鍋割穂高線を走る長野県松本地域西部にある観光道路であり、野菜や果物栽培が盛んな市町村を結んでいる。wikipediaによれば、1988年より取り組みが始まり、大規模なハード事業による観光開発をしないで、日常の農村を味わってもらうことが趣旨となっていた。日本アルプスサラダ街道協議会主催で街道ウォークなどのイベントが行われていたそうだ。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO250 ) 露出補正 なし | |
94.新島々駅(車窓から) バスは松本市内に入らず、安曇野からサラダ街道を走り、松本電鉄上高地線に並行して走る国道158号線に突き当たる。そこを右折し、見慣れた新島々の駅前に出た。後は上高地まで3週間前にもバスで通った道である。松本から出ている、かつて松本電鉄上高地線といわれた、現アルピコ交通上高地線の終着駅である。ここからバスに乗り換えて上高地へ入ったこともあった。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし | |
95.道の駅「風穴の里」 新島々から上高地へ行く途中、唯一のPAである道の駅で一休みした。出発してから2時間近く経っている。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
96.梓湖(車窓から) 梓川の奈川渡ダム堰止湖である。槍ヶ岳に源を発し南流する梓川は上高地で大正池を形成し、梓湖(奈川渡ダム)に注ぐ。国道158号線はこの奈川渡ダムの堰堤の上を走る。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/1250秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
97.奈川渡ダム 安曇発電所(車窓から) それまで梓川にはダム式発電所がなかったが、1969年(昭和44年)11月に、奈川渡ダム、水殿ダム、稲核ダムの梓川3ダムが完成した。中でも奈川渡ダムは、長野県で1番大きなダムであり、高さ155mのアーチ式コンクリートダムで、日本のアーチダムの中でも3位の堤高を誇る。2010年の5月だったか、学生時代の同期の体育会の仲間との旅行の折、友人の東京電力に務めるM氏の尽力で、この奈川渡ダムおよび発電所を見学させてもらったのを覚えている。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/1250秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
98.トンネルを抜けて上高地へ(車窓から) バスはトンネルを抜けて上高地に入った。車窓から穂高連峰の吊り尾根が、遮る雲なく見えた。思わず目を見張る。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
99.焼岳 大正池の次に、上高地帝国ホテル前で何人か下車する人たちがいて、最後に上高地バスターミナルまで乗っていったのは、私たち2人を含めてほんの数人であった。集合時間を確認して、出発する。長野県と岐阜県にまたがる標高2,455 mの活火山、焼岳を眺めると、山肌が荒々しかった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
100.穂高連峰と河童橋 吊り尾根の上は雲一つない。吊り尾根の右側に前穂高岳3,090m、左側には奥穂高岳3,190mがそびえる。この眺めで3週間前の雪辱を果たせた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
101.ロバの耳、ジャンダルム 奥穂高岳から左へ、馬の背、ロバの耳、ジャンダルムと呼ばれる峰々が連なる。ジャンダルム (Gendarme) は、奥穂高岳の西南西にあるドーム型の岩稜で標高は3,163 mある。wikipediaによれば、名称はスイス・アルプス山脈のアイガーにある垂直の絶壁(高さ約200 m)の通称に由来するが、本来はフランス語で国家憲兵のこと。転じて山岳用語としては、尾根上の通行の邪魔をする岩をいう 。奥穂高岳ジャンダルムは奥穂高岳の前衛峰として名付けられた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
102.河童橋のたもとから 我ながら良いアングルを見つけたと思う。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
103.キオン 岳沢温原の方へ行ってみようと思い、河童橋を梓川右岸に渡る。明神池の方に向かって歩き始めると、ホテルの裏側の空き地に黄色い花が咲いていた。キオンだ。何やらヒョウモン蝶が来ているが、遠くてよくわからない。
Nikon D5300 TAMRON 90mm f/2.8 VR S シャッタースピード優先オートで撮影 ( f8 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
104.キオンに来ていたオオウラギンスジヒョウモン 写真右下の方に花に隠れてオオウラギンスジヒョウモンの姿が見える。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/640秒 114mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
105.ツマグロヒョウモン♀ 道に止まったチョウはツマグロヒョウモンだった。上高地でツマグロヒョウモンとは。こんな高地にも進出してきている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/800秒 160mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
106.熊目撃情報 岳沢湿原への道に「熊目撃情報」の看板が立てられていた。「8月10日 午前9時50分 現在地付近 ツキノワグマ1頭」と書かれている。この写真を撮ったのは、8月10日 午前10時30分 ある。つい40分前にいたということだ。クワバラクワバラ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3,5 1/500秒 24mm ISO2500 ) 露出補正 なし | |
107.コムラサキ -1 上高地ではコムラサキを多く見る。この個体は、裏面の色がすこし濃いように思う。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4,5 1/1000秒 152mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
108.コムラサキ -2 少し翅を開いてくれた。♀のようだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4,5 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
109.絶景 7月の終わりごろに岳沢では、タカネキマダラセセリ、クモマツベニヒカゲという憧れの高山蝶が発生する。一度は行ってみたいと思っていた。岳沢 は、上高地の河童橋などから正面に見える穂高連峰の中腹にある渓谷で、上高地内のハイキングだけでは物足りない人にお薦めの軽登山コースと紹介されている。最高地点の標高は2170mで、上高地から2時間半かかるそうだ。とても横浜からの日帰りでは無理である。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3,5 1/500秒 32mm ISO100 ) 露出補正 なし |
2022年10月 8日
スマホで随時確認していた現地の天気予報は、はじめは10時ごろから晴れてくるということだったが、12時に変わり、いま、スマホで確認すると15時になっていた。山の上は少し状況が違うのかもしれない。
いま、午後1時15分過ぎである。折角ここまで来て、「晴れ」を4時間近くも待ったのだから、あと、1時間半ほど粘ってみることにした。
午後1時40分ごろ、やっと日が差してきた。だがすぐまた晴れ間は消える。日が射すとヒョウモンたちが飛び始める。ひと月前には多かったミドリヒョウモンの数は減った。あんなに沢山いたアサギマダラは、この日は1頭も見ない。
それでもやっとクジャクチョウ、ギンボシヒョウモン、ウラギンヒョウモンなどを撮り、午後3時、ゴンドラに乗って山を下りた。
クジャクチョウ マツムシソウで吸蜜中 2022年9月6日 入笠山すずらん山野草公園
2021年8月 9日
3日目、今日も朝から暑い。帰り支度を整え、予定通り池の平湿原へと出発し、8時半に駐車場に着いた。第一駐車場もまだ、空いている。
まっすぐ、最短距離を池の平湿原へ歩こうかと思ったが、五十歩百歩なので東歩道を行く。歩いている人はいない。車坂峠へ続く湯の丸高峰林道を走る車の音が聞こえる。ササが生える暗い道で、クロヒカゲと、ヒメキマダラヒカゲしかいない。20分ほど歩いて池の平湿原に出た。
湯の丸・池の平は、ミヤマシロチョウ、ミヤマモンキチョウ、ベニヒカゲという3種の高山蝶が生息することで知られるが、池の平湿原は「じゃらん」で「ミヤマモンキチョウ(保護されています)」と写真で紹介されるほど有名になっている。すでに5~6名の愛好者の方々がカメラを構えていた。皆さん長いレンズを付けている。神奈川のギフチョウ撮影のようだ。
ミヤマシロチョウの個体数は比較的多く、すでにも多く発生している。だが、なかなか花に止まってくれず、離れたところを飛び回るので撮影は難しい。
午前中、湿原の散策路を歩き回り、ポートレートのような写真は撮れなかったが、まあまあの成果を得た。
11時半に駐車場に戻り、再び林道を走って湯の丸地蔵峠で休憩して、山を下った。駐車場から林道を高峰高原の車坂峠へ出て小諸に下りる道もあるが、私は少し遠回りになるものの走りやすいので地蔵峠を周って上信越自動車道へ下ることが多い。
帰りも順調に走ることが出来、夕方5時前に帰宅できた。
2021年1月23日
2019年のまとめをしていなかった。遅くなってしまったが振り返ってみる。
5月のGWに2回目の台湾旅行をした。今回も娘たち夫婦と一緒に、グルメと観光の旅である。半日だけ台北市動物園を付き合ってもらった。ここは蝶園もあるが、動物園の中に「虫虫探索谷」という探索路があり、そこに舞うチョウたちを自然な状態で楽しむことが出来る。敷地面積は上野動物園の10倍以上と広い。だが、あまりめぼしいチョウを見ることは出来なかった。
5月中旬には、友人のご夫婦と岩手、秋田、山形をドライブ旅行した。山形の出羽三山で有名な羽黒山で、予期せずにギフチョウに出会えた。
7月22日~25日、久しぶりに北海道へ行った。旭川便が取れなかったので帯広に宿をとり、レンタカーで大雪高原温泉や、銀泉台、十勝地方を巡った。残念ながら天候がいまひとつすぐれず、チョウは少なく、北海道の普通種に甘んじた。
8月はキベリタテハを撮りたいと湯の丸高原へ出かけたが、成果なし。ベニヒカゲは多かった。
9月7日、軽井沢でゴルフを楽しんだ翌日、信濃追分近くの「蝶の楽園」(個人の方がアサギマダラを呼び込もうとテニスコート2面を潰してフジバカマを植えた)へ寄ってみた。良い写真は撮れなかったが、シータテハ、クジャクチョウ、ミヤマカラスアゲハなどが、花に集まっていて、ひと時を楽しんだ。
2020年1月 1日
謹んで新春をお慶び申し上げます
昨年もStudio YAMAKO をたびたびお訪ねくださり、ありがとうございました。n-shuhei さんのサイトに居候をさせていただき、n-shuhei さんのお力をお借りしているのですが、いつまでも、何から何までお手を煩わせるわけにもいかず、ご指導を仰ぎながら自分でアップをするようになりました。自分でやってみて、今までかけていたご苦労を改めて実感した次第です。写真を撮ってきて、コメントを付けてアップしていくのですが、チョウの写真はともかくとして、旅行の写真は、そのコメントを書くのにいろいろと調べなくてはなりません。昔なら図書館にでも行って調べられるかどうかというところですが、今はインタネットがあります。IT革命を実感しています。撮ってきた旅行の写真を見ながら、これは何処、なぜといった疑問をインタネットで検索していくのですが、これも楽しい作業です。2度旅行をし、改めて知識を得ています。今後も週1~2回の更新を目標にしていきたいともいますので、どうぞよろしくお願いいたします。
昨年のチョウの写真撮影は、4月にギフチョウを狙って新潟県の妙高高原へ、5月には家族旅行で台湾台北へ、7月には北海道は「なつぞら」ブームの十勝地方へ行きました、8月は高原のチョウを撮りに上高地へ日帰りのバス旅をしました。また、一昨年は7月に行った湯の丸高原へ、昨年は季節を変えて8月にベニヒカゲを撮りに行ってきました。9月には軽井沢のゴルフの帰りに、信濃追分の花咲山にある「蝶の里」というところへアサギマダラを目的に寄ってみました。フジバカマに集うアサギマダラには時期尚早だったのですが、シータテハ、ミヤマカラスアゲハなどが撮影できました。
ここのところ毎年のように、日帰り、あるいは泊りがけで出かけている長野県東御市の湯の丸高原で撮ったチョウを選んでみました。ここはミヤマシロチョウ、ミヤマモンキチョウ、そしてベニヒカゲという3種の高山蝶が生息するところです。
湯の丸高原で撮ったチョウたち
昨年は新しい御代となり4月1日に新元号「令和」の元年を迎えました。約200年ぶりになる歴史的な皇位継承で平成天皇は上皇になられ、美智子さまは上皇后になられました。新元号「令和」は万葉集の梅の花の歌から引用され「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という意味だそうです。一人ひとりの日本人が明日の希望とともに、それぞれの花を大きく抱かせることが出来る、そうした日本でありたいという願いと、若い世代が活躍できる時代が来て欲しいとの願いが込められています。
10月22日、海外191ヵ国、423人、国内1,576人の参列者が集い「即位の礼」が行われましたが、式の直前まで降っていた雨が急に止み、青空が見え、虹が現れました。まるで用意された演出のようでした。
一昨年も災害の多い年でしたが、昨年のもまた、日本列島は自然の猛威に襲われました。9月9日未明に千葉県に上陸した台風15号では、関東地方を中心に記録的な暴風が吹き荒れ、午前4時28分に千葉市で最大瞬間風速57.5mが観測されました。私が住む横浜市でも午前3時12分に41.8mが記録されています。強風でゴルフ練習場の鉄塔が倒れ、住宅の屋根が壊されるなど風による直接の被害が多く出たほか、東京電力管内で一時93万戸が停電し、電気、水道といった生活のためのインフラの被害で、2週間と言われた完全復旧まで住民の方々が不自由な生活を強いられたことは、お舞いの言葉もありません。私の存じ上げている方のなかにも、屋根が壊されたり、電気が止まってしまったといった被害を受けられた方がおられました。
さらに10月12日から13日にかけて、今度は台風19号が強風とともに大雨をもたらしました。だんだん明らかになっていく被害状況では、堤防の決壊は10月25日現在で千曲川や利根川水系の河川など71河川で135か所に達し、洪水により亡くなられた方は86人に及びました。謹んでお悔やみ申し上げます。
長野県の千曲川流域にある長野新幹線車両センターも浸水し、10編成120車両が水に浸かり、11月6日には全車両廃止の決定が下されました。150億円近い損害だそうです。
また、紅葉シーズンを控えた箱根では雨量1,000mmが記録され、箱根登山鉄道は全線長期間運休となり、復旧は今年(2020年)秋の運行再開を目指すということになってしまいました。
台風以外でも昨年の気象は異常であり、6月末から7月初めにかけては、梅雨前線に南から暖かい空気が入り込み線状降水帯ができ、熊本、鹿児島、宮崎では記録的な雨量となりました。7月に入っても、都心は異例に連続して雨が降る梅雨となり、日照時間3時間未満という日が19日間も続きました。7月はチョウの写真を撮りに出かけるトップ・シーズンなのですが、なかなか予定が立てられませんでした。
世界の気象も異常でした。ヨーロッパ各地は猛暑に見舞われました。ドイツやポーランド、チェコでは最高気温が38度を超えるなど、6月の観測史上最高を記録したそうです。
フランスやスイスの一部地域でも、観測史上で最も高い気温に達したと伝えられました。フランスは40℃を越え、高地のアルプスでさえ、30度を記録したということでした。世界気象機関(WMO)は9月に温室効果ガスの影響で、世界の平均気温は過去5年間で観測史上最も暑くなるなど、地球温暖化の兆候やその影響が加速していると発表しています。
南米アマゾンで発生した山火事は深刻な状況になっています。熱帯雨林であるアマゾンでは、火災は通常は早い段階で鎮静化するのだそうですが、いま原因の大半は森林を手っ取り早く伐採するため人間が火を付けたことだとみられ、加えて乾期のため火の勢いが増してます。アマゾンの熱帯雨林は豊かな多様性を維持しています。地球上の10分の1の生物が生息するアマゾンでの大規模な森林火災は、動植物の絶滅危機を招くことに違いありません。
一方、9月に発生したオーストラリアの山火事は今も猛威を振るってます。最も被害が大きいのはオーストラリア最大の都市シドニーがあるニューサウスウェールズ州です。165万ヘクタール(1万6500平方キロ)が焼失し、住宅600戸以上が破壊されました。10月末現在でコアラが350匹焼死したと伝えらています。シドニーで12月10日、郊外の山火事による大気汚染が悪化してます、オペラハウスやハーバーブリッジなど、観光名所も濃い煙に覆われたと報道されました。火災報知器の誤作動が相次ぎ、シドニー湾のフェリーは欠航となったそうです。
さて、世界情勢は、トランプ大統領と金正恩大統領との対話は2月にベトナムの首都ハノイで会談したあと、6月にトランプ大統領が突然板門店を訪れたりしましたが、その後、一向に進まず、また、慰安婦問題をきっかけに、徴用工問題に関する韓国大法院の判決に端を発した日韓両国の不仲も一向に解決の兆しがありません。韓国という国はなかなか話がしにくい相手のようです。米中貿易摩擦もあり、アメリカを交えた日本、中国、韓国を取り巻く環境は不穏な一年でした。
逃亡犯条例改正案に反対するデモが発端となった香港は、10月時点では「五大要求」の達成を要求する反政府デモとなっています。香港返還後初めての戒厳令に近い権限を行政長官に与える超法規的措置が発動されました。
フランスでは4月15日~16日にノートルダム大聖堂の火災があり、修復作業中だった尖塔が焼けて崩落し、木材で骨格が作られていた屋根の3分の2が焼失しましたが、日本でも沖縄の首里城公園で10月31日未明に火災が発生し、世界遺産に指定されている首里城の正殿に加え、北殿、南殿など複数の建物が全焼してしまいました。原因は電気系統とのことですが、とても残念なことでした。
年の瀬になった2019年12月4日、アフガニスタンにわたり20年以上も医療、用水路の建設に貢献されてきた、福岡市のNGO(非政府組織)「ペシャワール会」の現地代表中村哲先生が、アフガニスタンのジャラーラーバードにおいて、車で移動中に何者かに銃撃を受け、亡くなられたとの悲報が伝えられました。中村先生は1984年にパキスタン北西辺境州の州都ペシャワールに赴任、30年以上にわたり、現地で医療と用水路の建設に尽力されました。水があれば多くの病気と帰還難民問題を解決できるとして、専門外でありながら、自分で重機を動かし、福岡県の山田堰をモデルにして建設されていました。そして、ガンベリー砂漠まで総延長25kmを超える用水路が2010年に完成しました。約10万人の農民が暮らしていける基盤を作られたそうです。2018年、アフガニスタンの国家勲章を受章され、2019年10月7日にはアフガニスタンでの長年の活動が認められ、同国の名誉市民権を授与されたばかりでした。ご遺体は12月9日午前、ご家族とともに福岡に到着されました。
日本人として嬉しいこととして、2018年の本庶侑氏のノーベル医学・生理学賞に続き、昨年も12月に 京都大学で石油化学を専攻され、旭化成に入社されていた吉野彰さんがノーベル化学賞を受賞されたことがあります。リチウムイオン電池の負極に炭素材料を使う方式を開発し、幅広く普及させるための基本技術を確立したことが評価されました。
スポーツの世界に目をやると、昨年も日本選手の活躍が目立った1年であったと思います。
1月に行われた全豪オープンテニスで、大坂なおみ選手は2018年8月の全米オープンに続きグランドスラム2連勝、世界ランク1位に上がりました。3月には小林陵侑選手がノルディックスキー・ジャンプのW杯個人総合優勝を決めました。同じく3月21日に東京で行われた米大リーグ開幕公式戦のマリナーズとアスレティックス第2戦でイチロー選手が引退を決めたことも大きな話題です。ゴルフでは、石川遼選手が日本プロで優勝、また、12月の日本シリーズJTカップでもプレーオフを制し優勝し、史上最年少で生涯獲得賞金10億円を超えました。また、タイガー・ウッヅの14年ぶりのマスターズ優勝をテレビで見て感動しました。女子は渋野日向子選手です。昨年それまで2勝して出場権を得た全英女子オープンで、大会前の目標は予選通過だったそうですが、見事優勝をしました。惜しくもLPGA賞金女王には届きませんでしたが、明るい笑顔はチャーミングです。
卓球もTVで、さらに多くの試合が放映されるようになり、男子では張本選手、女子では、伊藤、石川、平野各選手らの活躍が楽しませてくれています。昨年12月は東京オリンピッの代表を掛けて、石川選手と平野選手の熾烈な競い合いがありました。シングルスの東京五輪の出場権は石川佳純選手が獲得しましたが、平野選手の素晴らしい高速ラリーには絶賛を送りたいと思います。それにしても、世界各国で行われるワールドカップなどの試合数の多さには驚いた次第です。
日本で開催されたラグビー・ワールドカップ、日本の桜軍団がOne Teamとなってイングランドに勝ってベスト8に進出し、日本中が沸きました。。予選敗退したカナダチームが釜石で台風19号の被災地復旧のボランティアをしてくれたというのも良い話だったと感動しました。
大きな災害や、出来事など記憶に残ったことを調べながら、整理せずに書き綴ってきましたが、私自身の備忘録としてお許しいただきたいと思います。
昨年はお陰様で風邪ひとつひかず元気に過ごすことが出来ました。キョウヨウ(今日は用がある)とキョウイク(今日は行くところがある)はシニアが心がける生活態度だと教えられました。人様のお役に立つようなことが出来ないでいることを恥じていますが、少なくとも人様に迷惑を掛けないように過ごしたいと思っています。
最後になりましたが、皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2019年10月20日
9月9日には、台風15号が千葉県に大きな被害をもたらし、その傷が癒えないまま、10月12日から13日にかけて、今度は19号が来襲した。15号では、強風による送電線の切断などで多くの世帯で電気、水道が止まり、生活に大きな支障をもたらした。19号は東日本全域に及ぶ広範囲に大雨を降らせ、千曲川、阿武隈川などが氾濫、NHKニュースでは、10/19現在、79人の方々が亡くなり、71河川が決壊したと報じている。自然の猛威には勝てないのか。被害に遭われた方々の苦難は計り知れないが、何もして差し上げることが出来ない。
2019年9月 5日
池の平三方歩道から池の平湿原に設けられた木製の散策路を歩いて、忠治の隠岩と言われるところに出た。まっすぐ登ると三方ヶ峰(2,040m)のわきを抜けて三方コマクサ園だが、今回は行かない。忠治の隠岩から右へ歩くと鏡池の展望所がある。そのあたりで撮影し、広場になっていてベンチが置かれている忠治の隠岩のあたりへ戻り一休みした。歩いていると汗ばむが、ベンチに腰を下ろすと涼しい風が通り抜ける。途中の狭山PAで買ってきたカレーパンを食べた。
そこには忠治の隠岩という標識がある巨石群があった。江戸時代の侠客である国定忠治が上州赤城から逃げてきて隠れたという伝説の岩と説明されている。岩石は、数十万年前(約30万年前)、烏帽子・浅間火山群の三方ケ峰火山の活動で出来た溶岩の塊だそうだ。
忠治の隠れ岩のことをもう少し知りたいと思い、検索してみたところ、ご自身のプロフィールに2007年5月に八王子から信州・御代田に引っ越し、定年後第2の人生もスローダウンし、田舎ライフを楽しんでいると、述べておられるかたの「信州の田舎だより」というサイトがあり、そこには 国定忠治は、関八州の役人に追われ、信州などに何回も逃げた。そしてほとぼりがさめると、また赤城山・国定村に戻るのだが、その立ち回り先として檀一雄 の「新説 国定忠治」に、三方山の岩屋というのが出てくるそうだ。池の平湿原・三方ケ峰の山裾「忠治の隠岩」に対応すると思われと記されていた。
一休みして、駐車場へ戻る前に、もう一度鏡池のほうへ行ってみた。そこでクジャクチョウに会えた。クジャクチョウは今回撮りたいチョウの一つだったのでうれしい。広い湿原を背景にしたチョウが撮れないかと試行を重ねながら同じ散策路を池の平三方歩道へと戻った。
2019年9月 2日
今年の天候には困ったものである。台風崩れの湿った暖かい空気が南から流れ込み、北にある高気圧のため、前線が停滞してしまっていた。 信州へは例年7月の中旬~下旬に出かけることが多いが、今年はベニヒカゲの写真を撮りたいと思い、8月27日に湯の丸高原の近くの新鹿沢に宿を予約していた。現地の予報では、27日は晴れたり曇ったりだが、28日はどうやら雨になりそうだ。半分あきらめながら27日の朝7時に自宅を出発した。北へ進むにつれて、空は明るくなり、11時半前に池の平に着いた時は雲は多いものの、晴れ間も出るまあまあの天気であった。池の平では目的のベニヒカゲが多く飛び、クジャクチョウにも会えた。 蝶の写真を撮るのはこの日しかないと思い、池の平のあとは、湯の丸高原の地蔵峠から群馬県側にある鹿沢園地へ行き、今宵の宿の傍の野草園で撮影する。 翌朝は予想通り雨だった。写真を撮るのはあきらめて、小諸高原美術館で7月24日から今日まで開催されている海野和男氏の「小諸日誌20年」「蝶・多様性の世界」という写真展を見に行くことにした。
さて、湯の丸高原から湯の丸高峰林道を走り、池の平湿原の駐車場に入った。南に佐久平を眺めながら、左廻りに池の平湿原を見て迂回していくコースと、直接池の平湿原へ行く道があるが、今回は、ベニヒカゲが目的だったので、後者を選択した。2019年8月20日
旅行社が企画する上高地日帰りバスツアーがある。鉄道を利用すると中央本線「あずさ」で松本まで行き、松本からしなの電鉄で新島々へ、そこからバスということになる。だが、このバスツアーだと横浜から乗車して苦労なく上高地の大正池、さらに河童橋近くのバスターミナルまで行ける。
今回のツアーは朝食として弁当が付いていた。6時半に横浜を出発して、山手トンネル経由で中央道に出る。途中2回、各15分ほどの休憩をとり、大正池に着いたのが丁度12時だった。それから4時間、自由時間となり、午後4時にバスターミナル出発で帰路につく。
大正池から見る穂高連峰の吊り尾根は、雲一つかからない絶景だった。田代池で再び穂高連峰を仰ぎ、田代橋を渡り、梓川の右岸を写真を撮りながら歩く。途中にあるホテルで昼食をして、明治時代に日本アルプスに魅了され、その存在を世界に広めた功労者ウォルター・ウェストンの碑を見て、河童橋まで散策した。歩く人は後を絶たず、河童橋周辺の賑わいはすごい。
チョウは多くは期待していなかった。ベニヒカゲや、コヒオドシらしき影を見たが、定かではない。
小梨平の手前の上高地ビジターセンターでは、「田淵行男の世界」(高山蝶と山岳写真)のパネルや、「山に向かう心」をテーマに、写真と文人・旅人の文章が組み合わされたコラボレーション展示が見ごたえがある。
帰りは相模湖の手前から渋滞が始まった。八王子JCT.から圏央道経由で東名に出る。海老名まではスイスイと進んだが、東名は大和トンネルまで渋滞。横浜駅西口に着いたのは9時半だった。往復でバスに乗っていた時間は休憩を入れて11時間で、現地滞在は4時間だった。
1.快晴の穂高連峰 -1 バスは上高地への入り口である釜トンネルを抜けた。釜トンネルは1927年に上高地への唯一の自動車道として開通し、1935年(昭和10年)に乗合バスが河童橋まで運行された。1937年(昭和12年)に土砂崩れ対策のため、中ノ湯側に新たな坑口を開いて約270mを掘削し、途中で初代・釜トンネルと接続させた。中学校の林間学校で上高地へ行ったときには、その掘削された岩肌がむき出しの釜トンネルをバスで抜けたことを思い出す。その後、今後の崩壊の懸念のために、釜トンネルの東側に釜上トンネル(仮称)の建設を行い、2002年に供用を開始し、2005年に中ノ湯側から釜上トンネルに接続させる形で新しい釜トンネルを供用開始した。旧トンネルの代替ルートとして、2002年(平成14年)から2005年(平成17年)にかけて建設された釜トンネルを抜けて、正午に大正池ホテルの前でバスを降りる。池のほとりに下りると雲一つかかっていない穂高連峰の絶景が待っていた。これだけで今日来た甲斐がある。(wikipedia参照)
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 22mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
2.快晴の穂高連峰 -2 一番右に見えるのが明神岳(2,931m)、その左が前穂高岳(3,090m)、前穂高岳からの吊り尾根が主峰奥穂高岳(3,190m)に続く。吊り尾根の下には少し雪を残した岳沢が見える。ジャンダルム(3,163m) 、間ノ岳(2,907m)とあって西穂高岳(2,909m)に連なる見事な眺めだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 29mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
3.焼岳 振り返れば活火山 焼岳(2,455m)が見える。これから行く穂高橋から3時間の登りという。大正池に姿を映すが画面に入りきらない。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 29mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
4.吊り尾根を見ながら 大勢の観光客が身軽な格好で、吊り尾根を見ながら林間の道を進む。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 34mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
5.コムラサキ ここまでチョウは少なかったが、ヤナギの枝にコムラサキが止まった。産卵をしているように見えたが。きれいな個体だった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし | |
6.田代池から眺める穂高連峰 左手前に見える西穂高岳が高く見える。吊り尾根はその右奥に広がるからだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 21mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
7.田代池の案内板 20分ほど歩いて田代池に着いた。ここは撮影ポイントになっている。上高地の散策路にはこういった案内板が整備されている。正面の谷が岳沢でその奥の平らな頂点が日本第3位の高さの奥穂高岳(3,190m)と説明されている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
8.田代橋の上から見た吊り尾根 田代池から梓川の川岸に出ると梓川の中洲に向け田代橋がかかっていて、そこから右岸へは穂高橋が架けられている。上高地温泉ホテルが見える。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
9.六百山と霞沢岳 穂高橋から梓川右岸道を歩く。河童橋まで30分くらいのところだ。しばらく行くと梓川の向こう側にそびえる六百山(2,450m)と霞沢岳(2,646m)が見えてきた。上る人も稀な山ながら霞沢岳には徳本峠から尾根伝いに登山道が通じている。六百山、八衛門沢などこの辺りの地名には、かって木材生産の場であった上高地の長い歴史が示されているという。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
10.ゴリラ岩 六百山の稜線に、ゴリラの横顔に見えるゴリラ岩が見えた。ゴリラ岩は梓川左岸のバスターミナルからも見ることができ、以前に、バスの添乗員さんに教えてもらった。白い雲の下に見える岩だ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
11.ミヤマカラスアゲハ 午後1時を回って昼飯にしようと上高地ルミエスタホテルのレストランに入った。歩いた後のビールが旨い。パスタ・ランチの食事を終え、一息入れていると窓の外に黒いアゲハを見つけた。カメラを持って、そとに回る。大分傷んでしまっているミヤマカラスアゲハの♂だった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 67mm ISO500 ) 露出補正 なし | |
12.キアゲハ 再び右岸を歩き始める。シナノナデシコにキアゲハがきた。なかなか活発で、落ち着いて吸蜜はしない。きれいな個体だった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
13.梓川とゴリラ岩 カーブを描く梓川の清流とゴリラ岩。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
14.キオンの花にヒョウモンチョウ? 上高地にいるのはコヒョウモンばかりと思っていたが、この個体の前翅外縁の形や、前翅内縁の黒斑は上高地のコヒョウモンの特徴と大きく異なる。ヒョウモンチョウのようだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
15.ヤマキマダラヒカゲ 日の当たらない木の幹にヤマキマダラヒカゲが止まった。D750 + SIGAMA 150mm macro で撮ってみる。背景との明暗差が激しいが、まあまあ撮れている。
Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO1600 ) 露出補正 なし | |
16.河童橋界隈の賑わい ごご2時半、河童橋に着いた。河童橋は上高地を象徴するのシンボルの一つである。この賑わいは凄い。この橋から穂高岳、焼岳などの山々を望むことができる。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 11mm ISO100 ) 露出補正 +0.3段 | |
17.河童橋 右岸側 河童橋は標高約1,500mに位置する。1891年(明治24年)に初めて橋が架けられた。全長37m、幅3.1m、長さ36.6mのカラマツ製の吊り橋 である。 橋は過去に4回架け替えられており、現在の橋は1997年(平成9年)7月に架け替えられた5代目だそうだ。河童橋という名前の由来には諸説があるようで、昔ここに、河童が住みそうな深い淵があったため、とか、まだ橋のなかった時代、衣類を頭に乗せて川を渡った人々が河童に似ていたからなどと言われているそうだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 +0.3段 | |
18.河童橋の上から穂高連峰の眺め 皆さん穂高連峰を背景に記念写真を撮っていた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 +0.3段 | |
19.振り向けば焼岳 だが、焼岳を背景に記念写真を撮る人は少ない。先ほどから露出補正が+0.3になってしまっていたのを気が付かずに撮影を続けてしまった。初歩的なミスだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO160 ) 露出補正 +0.3段 | |
20.コヒョウモン -1 前翅の外縁が丸みを帯びていて、コヒョウモンであることがわかる。上高地ビジターセンターの先の小梨平の入り口に咲くヒヨドリバナで吸蜜していた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段 | |
21.コヒョウモン -2
クガイソウに飛来した。シジミチョウのように小さな個体だった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO160 ) 露出補正 +0.3段 | |
22.コヒョウモン -3 開翅してくれた。前翅内縁近くの黒斑の位置とその大きさはコヒョウモンの特徴である。
Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
23.コヒョウモン -4 時期的には、発生の最盛期を過ぎているようだった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 +0.3段 | |
24.エルタテハ -1 エルタテハが飛んできて、道に止まった。このチョウは大概このように路上に止まる。ローアングルで撮影。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 +0.3段 | |
25.エルタテハ -2 ときどき翅を開く。タイミングを計って連写する。クジャクチョウ、キベリタテハとともに高原のタテハチョウの代表格だと思う。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段 | |
26.ミドリヒョウモン この日も新鮮なミドリヒョウモンをあちこちで見た。ミドリヒョウモンは沖縄県を除いて日本全土の森林、林縁に見られ、ヒョウモンチョウの類では最も普遍的な種と思う。
Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO140 ) 露出補正 なし | |
27.河童橋と穂高連峰 3時半を過ぎたので、集合場所のバスセンターへ向かう。最後に、もう一度、河童橋と穂高連峰を振り帰った。バスセンターは河童橋から5分ほどのところだ。今回は、チョウに関しては、イマイチだったが、快晴の下、穂高連峰を眺めることが出来たよい一日だった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段 |