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2023年5月26日

いにしえの奈良 2泊3日のサクラ見物 ⑧ 終 2023年4月5日ー7日 登廊と舞台の長谷寺と、摩崖仏の大野寺

又兵衛桜は、葉桜になってしまっていて残念だった。バスは又兵衛桜を10時50分ごろに出発した。次の目的地は長谷寺である。又兵衛桜から西へ30分ほどで到着した。
 雨は相変わらず本降りである。バスの駐車場から傘をさして仁王門の前に着いた。ここからは拝観をして、昼食をとって、再びバスに戻るまで各自自由に行動することになった。石段を上がって仁王門をくぐるとその先は登廊といって屋根のある木造の階段が399段、本堂の前まで続いている。雨に濡れないで歩けるのはありがたい。
 実はわたくしたちは、2018年の11月に長谷寺に来ている。その時は近鉄大阪線で長谷寺駅まで来て、長谷寺へ向かったのだが、20分ほど歩くことになってしまった。近鉄の長谷寺駅に預ければよいと思い、キャリー・バッグを携行していたのだが、駅にコインロッカーはなく往生していたところ、参道でかみさんが店の前に並べられていた干しシイタケを物色していると、その店のおばさんが出てきて「荷物預かりましょうか」と言ってくれて、有難かったことを思い出す。
 杖を突いている奥さんも、頑張って399段の登廊を登り、本堂を参拝して、舞台からの眺めを楽しんでくれたようだ。
 そして、今回のツアーの最後の見どころは摩崖仏で有名な大野寺だった。枝垂桜も咲いていて、傘をさして境内を歩いた。最後に大野寺の前を流れる宇陀川の対岸の摩崖仏を拝んで、帰路に着いた。  バスに2時間半ほど揺られ、三河安城駅に着いたのは、午後5時頃だったと記憶する。天候はいまいちではあったが、訪れた桜の名所や社寺、それぞれが印象に残る良いツアーだった。

000_2304070252 X700 長谷寺 登廊 G7X.jpg
大和国 長谷寺の登廊 2023年4月7日 奈良県桜井市初瀬

198_2304070233 X900 長谷寺 仁王門 G7X.jpg 198.長谷寺 仁王門
雨の中を駐車場から歩いて仁王門の石段前に到着した。ここから各自自由拝観になる。仁王門のせり出してくるような大きな屋根は重厚である。重要文化財である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
199_2304070235 X900 〇長谷寺 仁王門 G7X.jpg 199.仁王門の彫刻
仁王門に施された彫刻や仁王像は歴史を感じさせる。長谷寺のパンフレットによると、仁王門は長谷寺の総門で、3間1戸入母屋造本瓦葺の楼門である。両脇には仁王像、楼上に釈迦三尊十六羅漢像を安置する。仁王門は、一条天皇(在位986年-1011年)の頃の創建だが、現在の建物は明治27年(1894年)の再建だそうだ。上部に掛かる「長谷寺」額字は天正16年(1588年)の後陽成天皇の直筆の再鋳造という。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
200_2304070236 X900 長谷寺 登廊 G7X.jpg 200.歓喜院(かんぎいん)
仁王門をくぐって、登廊を上り始める。すぐ左側に歓喜院あり桜が咲いていた。歓喜院は長谷寺六坊の一院で、江戸時代中期の1701年(元禄14年)に長谷寺第14世英岳僧正によって再建され、近年参籠所を併設して改装された。長谷六坊と呼ばれる「歓喜院」「宗宝蔵(清浄院)」「梅心院」「月輪院」「慈眼院」「金蓮院」の六つの子院があり、江戸時代にはこれらの六つの院が、長谷寺の運営においてとても重要な役割を持っていたという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 21mm ISO250 ) 露出補正 なし
201_2304070238 X900 長谷寺 登廊 G7X.jpg 201.登廊(のぼりろう)
登廊は平安時代の長歴3年(1039年)に春日大社の社司中臣信清が子の病気平癒の御礼に造ったもので、108間、399段、上中下の三廊に分かれてる。下、中廊は明治27年(1894年)再建で、風雅な長谷型の灯籠を吊るしている。上登廊は古く、慶安3年(1650年)の再建という。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 21mm ISO640 ) 露出補正 なし
202_2304070241 X900 長谷寺 登廊 G7X.jpg 202.下登廊
下登廊は繋屋で右に折れて、中登廊になる。写真は中登廊から見た下登廊。繋屋は一重の、切妻造、桟瓦葺、1間四方の小さな建屋である。下登廊と中登廊をつないでおり、登廊はここでほぼ直角に右へ折れる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 21mm ISO640 ) 露出補正 なし
203_2304070244 X900 〇長谷寺 登廊 G7X.jpg 203.中登廊から見た本堂の柱束
中登廊の左側に、懸造りの本堂を支える柱束が見られた。懸造りとは、京都の清水寺のように、斜面の上に長い束柱を立て、その上に堂宇を築く様式の事で、舞台造とも呼ばれている。昨日見てきた談山神社の舞殿も懸造りだった。斜面にはシャクナゲが咲いていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO800 ) 露出補正 なし
204_2304070247 X900 〇長谷寺 登廊 G7X.jpg 204.シャクナゲ(石楠花) -1
このシャクナゲの品種を知りたいと思い、Picture This で調べてみたところ、ロードデンドロン・カタウビエンセ という答えだった。ツツジ科で、シャクナゲの仲間には違いはない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO800 ) 露出補正 なし
205_2304070250 X900 長谷寺 登廊 G7X.jpg 205.シャクナゲ -2
懸造りの斜面に咲くシャクナゲは今が盛りである。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO1250 ) 露出補正 なし
206_2304070253 X900 長谷寺 登廊 G7X.jpg 206.蔵王堂から見る下登廊
中登廊は蔵王堂という中継点で左へ折れ、上登廊につながる。蔵王堂は、桁行3間、梁間1間、一重、寄棟造、本瓦葺の建物である。わたくしたちは今回、吉野山で金峯山寺の蔵王堂を拝観してきた。この「蔵王堂」のあたりに、吉野山から虹が架かり、その上を3体の蔵王権現が歩いて長谷寺までやって来たことからこの場所に尊像を祀っているのだそうだ。蔵王権現は、役行者が吉野・金峯山寺で修行中にお告げを得たという憤怒形の仏。金峯山寺の蔵王堂に祀られている 弥勒・釈迦・千手観音と同じ3体を祀る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO320 ) 露出補正 なし
207_2304070257 X900 長谷寺 登廊 G7X.jpg 207.上登廊
本堂の前の鐘楼まで、最後の上登廊を上る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO320 ) 露出補正 なし
208_2304070259 X900 長谷寺 登廊 本堂 G7X.jpg 208.舞台を支える柱束
左側には、南に向いてせり出している舞台を支える柱束が見られた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 19mm ISO800 ) 露出補正 なし
209_2304070264 X900 〇長谷寺 本堂 G7X.jpg 209.礼堂(らいどう)・ 内舞台
上登廊を上りきり、鐘楼の前に出た。左側へ本堂参拝の入り口がある。本堂は小初瀬山中腹の断崖絶壁に懸造り(舞台造)された南面の大殿堂である。入り口を入って右側は内陣で、本尊十一面観世音菩薩立像が祀られている。長谷寺のホームぺージによれば、開山徳道上人が造立して以来、度重なる火災により再造を繰り返してきたが、現在の観音像は、室町時代の天文7年(1538年)に大仏師運宗らによって造立された。像高は3丈3尺6寸(1018cm)ある。我が国で最も大きな木造の仏像で、その堂々とした姿は全国に広がる長谷信仰の根本仏像としての威厳を十分に伺わせる。写真は内舞台とも呼ばれる本堂の外陣である礼堂から、南に開かれた外舞台を撮った。内陣は撮影御法度である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO200 ) 露出補正 なし
210_2304070266 X900 長谷寺 本堂 G7X.jpg 210.賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)
礼堂の奥に賓頭盧尊者が座していた。釈迦の弟子である十六羅漢の筆頭で「びんずるさん」とよばれ親しまれている。賓頭盧尊者は本堂の外陣や回廊に祀られ、病気を治す力があり、撫でるとその部位の病気が治るという信仰があり「撫仏 (なでぼとけ)」ともいわれている。余談になるが、このわたくしたちのツアーの初日、4月5日の朝、長野善光寺の賓頭廬尊者像が盗難にあったという事件があった。およそ2時間半後に60kmほど離れた松本市内の車の中で見つかったそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/400秒 13mm ISO3200 ) 露出補正 なし
211_2304070267 X900 長谷寺 本堂 G7X.jpg 211.開山堂
内陣と外陣の間を通って西へ抜ける。本堂の外廊から、緩やかな石段の先に開山堂が見えた。開山堂は、長谷寺を開山した徳道上人を祀るお堂である。徳道上人は、奈良時代の高僧で、727年(神亀4年)に聖武天皇の勅願により、東の丘(現在の本堂のある場所)に本尊十一面観世音菩薩を安置し長谷寺を開山したとされている。鎌倉にある長谷寺にも何度かお参りしたことがあるが、鎌倉長谷寺の十一面観音は奈良の長谷寺とも縁があると伝えられる。721年大和国長谷寺を開山した徳道上人により2体の観音像が彫られ、1体は奈良長谷寺へ、もう1体は衆生救済の願いを込め、海へと奉納された。その15年後、相模国の沖合いにその観音像が現れ、鎌倉長谷寺開創の礎となったそうだ。鎌倉長谷寺のホームぺージには、その本尊の十一面観世音菩薩像も、木彫仏としては日本最大級(高さ9.18m)の仏像と記されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO250 ) 露出補正 なし
212_2304070268 X900 長谷寺 本堂 G7X.jpg 212.大黒堂
本堂を出たすぐその右側に大黒堂があった。この大黒堂は、江戸時代前期の1650年(慶安3年)に再建された、2間四方寄棟造り、一重、本瓦葺きの建物である。本尊として、4尺5寸の大黒天立像(大黒天が米俵の上に立ち福袋と打ち出の小槌を持つ姿)が安置されている。大黒天像の左側には鬼子母神、右側には愛染明王と弁財天が祀られている。パンフレットによると、尊像は弘法大師の作と伝えられている。商売を繁盛させ、財宝を人々に授け、台所を守護し食物を満たすご利益があるそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO250 ) 露出補正 なし
213_2304070270 X900 長谷寺 本堂 G7X.jpg 213.舞台から五重塔を眺める
五重塔は、1954年(昭和29年)に戦争殉難者檀信徒慰霊および世界平和を祈願して建立された。もともと長谷寺にあったのは三重塔であり、 建っていた場所も少し違うので、再建ではない。戦後日本に初めて建てられた五重塔で昭和の名塔と呼ばれている。純和様式の整った形の塔で、塔身の丹色と相輪の金色、軽快な檜皮葺屋根の褐色は、背景とよく調和し、光彩を放っている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO500 ) 露出補正 なし
214_2304070271 X900 長谷寺 本堂 G7X.jpg 214.舞台からの眺め
舞台から奥の院の陀羅尼堂や本坊がある南の方向を眺めた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO250 ) 露出補正 なし
215_2304070278 X900 〇長谷寺 本堂 G7X.jpg 215.礼堂の際から五重塔を眺める
外舞台から少し高くなった礼堂の際から撮った。長谷寺の本堂は、創建以来実に7度の火災によって焼失している。最後に本堂が燃えたのは室町時代の天文5年(1536年)であり、天正16年(1588年)に豊臣秀長の援助によって本堂の再建がなされたが、その後の江戸時代初期には徳川家光の寄進によって建て替えが行われ、慶安3年(1650年)に竣工、それが今に残る本堂である。礼堂には「大悲閣(だいひかく)」と書かれた大きな額が掲げられている。「悲」は悲しみではなく、慈悲の「悲」だそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 22mm ISO500 ) 露出補正 なし
216_2304070281 X900 長谷寺 本堂 G7X.jpg 216.本堂の外陣(げじん)・礼堂(らいどう)
内舞台とも呼ばれる。礼堂は正堂(内陣)に祀られている本尊十一面観世音菩薩立像を礼拝するところである。本堂の前部にあって参詣者のための空間となっているのが礼堂である。建物は、入母屋造妻入り、床は板敷き、天井は化粧屋根裏(天井板が無く構成材をそのまま見せる構造)、間口9間、奥行4間で、このうち奥の間口9間、奥行1間分を相の間としている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/320秒 13mm ISO3200 ) 露出補正 なし
217_2304070283 X900 長谷寺 G7X.jpg 217.弘法大師御影堂
本堂から西に向かって、緩やかな道があり、その先に弘法大師御影堂が見えた。御影堂(みえどう)は、宗祖弘法大師(空海)の入定1150年遠忌を記念して、その徳を偲び1984年(昭和59年)に建立された堂宇である。令和5年は弘法大師が生まれて1250年になり、道の両側には、弘法大師生誕1250年を祝う登りが何本も並んでいた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 27mm ISO800 ) 露出補正 なし
218_2304070300 X900 長谷寺 G7X.jpg 218.上登廊を下りる
本堂からは弘法大師御影堂、五重塔、陀羅尼堂、本坊を拝観して仁王門に戻る道もあるが、雨も降っているし、かみさんを歩かせるのも酷である。長谷寺には2018年に一度来ていることでもあり、回り道はせず、上がってきた登廊を下りる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/320秒 22mm ISO3200 ) 露出補正 なし
219_2304070306 X900 〇長谷寺 G7X.jpg 219.シャクナゲ -3
長谷寺のパンフレットには、日本石楠花と記されていた。調べてみると、日本石楠花と西洋石楠花の違いは、葉にあり、日本石楠花は、葉の裏側に細かい毛が生えている。西洋石楠花の葉には、まったく毛は生えていない。そこは確認してこなかった。長谷寺の石楠花は2500株もあるという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/320秒 37mm ISO31600 ) 露出補正 なし
220_2304070317 X900 〇長谷寺 G7X.jpg 220.下登廊
下登廊を下りてくると、左手に梅心院と歓喜院の昭和寮との間の小道に枝垂桜が咲いていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 11mm ISO250 ) 露出補正 なし
221_2304070317 X900 〇長谷寺 G7X.jpg 221.仁王門と枝垂桜
仁王門まで下りてきた。時計は12時を回っていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO250 ) 露出補正 なし
222_2304070327 X900 〇長谷寺 G7X.jpg 222.門前通りの食事処
仁王門を出て、石観音がある受付の前に桜馬場というところがあった。昔、桜の並木が有名で花の見所とされ、参拝者が馬をつないでいたので「桜ノ馬場」と呼ばれている。この日は観光客は少なかったが、長谷寺と門前町を繋ぐ、多くの人で賑わう場所である。そこから門前通りが始まるが、その取っ掛かりにある食事処に入り、天婦羅うどんで昼食にした。門前通りを少し歩き始めたが、人通りもなく活気がなかったので、引き返してバスへ戻る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO320 ) 露出補正 なし
223_2304070397 X900 〇大野寺 G7X.jpg 223.大野寺 山門
バスは東へ20分ほど走って、今回のツアーの最後の訪問地である大野寺に着いた。大野寺(おおのでら / おおのじ)は、奈良県宇陀市室生大野にある真言宗室生寺派の寺院。山号は楊柳山、本尊は弥勒菩薩。役行者が開き、天長元年(824年)、弘法大師によって堂宇が建立されたと伝えられる。室生寺の西の大門に位置する。宇陀川岸の自然岩に刻まれた彌勒磨崖仏があることで知られ、枝垂桜の名所としても知られる。とあった。(wikipedia)

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
224_2304070341 X900 〇大野寺 G7X.jpg 224.大野寺 本堂と枝垂桜
大野寺には全国的に珍しい樹齢300年を超えるコイトシダレザクラ(小糸枝垂桜)が2本あり、境内にはその他30本ほどのベニシダレザクラが植えられているそうだ。コイトシダレザクラは奈良県指定天然記念物に指定されている。wikipediaでは、広義のシダレザクラとは、枝がやわらかく枝垂れるサクラの総称である。野生種(種のレベル)のエドヒガンから生まれた栽培品種には、狭義のシダレザクラやベニシダレなどがある。枝が枝垂れるのはイチョウやカツラやクリやケヤキなどでも見られるが、その原因は突然変異により植物ホルモンのジベレリンが不足して枝の上側の組織が硬く形成できず、枝の張りが重力に耐えられなくなっているからと考えられている。枝垂れ性は遺伝的に劣性のため、シダレザクラの子であっても枝垂れのない個体が生まれる場合があると記述されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 18mm ISO250 ) 露出補正 なし
225_2304070345 X900 〇大野寺 G7X.jpg 225.枝垂桜 -1
境内を奥の方へ歩いていくと、まだまだ咲いている枝垂桜があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
226_2304070347 X900 〇大野寺 G7X.jpg 226.枝垂桜 -2
花は雨に濡れて寒そうだ。今年は例年よりも桜の開花が早く、今回のツアーは、桜の適期を狙って申し込んでいたのだが、奈良でも、すでに適期を逸していた。だが、長谷寺とここ大野寺の枝垂桜は満開だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
227_2304070351 X900 〇大野寺 ハナズオウ G7X.jpg 227.ハナズオウ(花蘇芳)とシャクナゲ
境内には中国原産のマメ科のハナズオウやシャクナゲが咲いていた。ここのシャクナゲは長谷寺のとは違い、葉の幅が狭かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
228_2304070362 X900 〇大野寺 G7X.jpg
228.ニイタカシャクナゲ
Picture This で検索するとニイタカシャクナゲと同定した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
229_2304070379 X900 大野寺 G7X.jpg 229.コイトシダレザクラ(小糸枝垂桜)?
224.の写真と同じ桜だが、柵で囲まれていたので、この桜が樹齢300年を超えるといコイトシダレザクラだろうか?境内に咲く他の枝垂桜と明確には区別できなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 13mm ISO250 ) 露出補正 なし
230_2304070381 X900 大野寺 G7X.jpg 230.弥勒摩崖仏
大野寺の前を流れる宇陀川の対岸に位置する高さ約30mの大岩壁に刻まれた弥勒磨崖仏である。岩壁を高さ13.8mにわたって光背形に掘り窪め、その中を平滑に仕上げた上で、像高11.5mの弥勒仏立像を線刻で表す。興福寺の僧・雅縁の発願により、承元元年(1207年)から制作が開始され、同3年に後鳥羽上皇臨席のもと開眼供養が行われた。作者は宋から来日した石工・伊行末(いぎょうまつ/いのゆきすえ)の一派と考えられているそうだ(wikipedia)。2018年の秋に室生寺を訪れたときに、近鉄の室生寺口大野駅からタクシーで室生寺へ行く途中、この摩崖仏を見ている。サムネイルをクリックして写真を拡大して見ていただくと、右側の岩の上部、葉の影になって暗くなっているところのすぐ下に、線彫りされた石仏のお顔を見ることができる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 13mm ISO250 ) 露出補正 なし
231_2304070389 X900 〇大野寺 G7X.jpg 231.大野寺境内
大野寺を拝観し、境内に咲く枝垂桜を見て、摩崖仏に手を合わせた。これで、今回のツアーの目的はすべて終わった。外から境内の桜を眺めながら、駐車場へと歩く。 

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO320 ) 露出補正 なし
232_2304070403 X900 〇三河安城駅 G7X.jpg 232.新幹線 三河安城駅
大野寺から3時間ほどバスに揺られ、夕方5時過ぎに三河安城駅に到着した。安全運転をしてくれたバスの運転手さんに感謝して別れ、駅構内へと歩く。乗車する新幹線は18:52発のこだま746号だ。それまでの間、一人で参加されていた写真が趣味のご婦人と、3人で駅構内の串揚げ屋さんで、一杯飲んで時間調整をした。新横浜には20:59に到着した。桜には少々遅く、天候もいまいちだったが、訪れたところはそれぞれが印象に残った良いツアーであった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/250秒 37mm ISO3200 ) 露出補正 なし

2022年6月 2日

俣野別邸庭園 5月6日

親しくお付き合いをさせていただいている Kさんご夫妻から、藤沢の近くに俣野別邸庭園というところがあるのだが、行って見ませんかとお誘いをいただいた。しかし、その時は少々事情があってご一緒できなかったのだが、あとで話を聴かせていただき、一度行って見ようと思っていた。
 まだ GW 中であるが、人出が多かったのも昨日までと思い、おみこしを上げた。9時開園だが駐車場がいっぱいになってはと思い少し早めに家を出た。藤沢バイパスから県道30号に入るところで、ちょっと迷ってしまったが、なんとかその駐車場に着いた。時刻は8時40分。駐車場は9時オープンとのことで入ることが出来ない。空き地に避難して待機していた。やがて、9時ちょっと前に係の人が来て、駐車場を開けてくれた。待っていたのは私の車1台だけだった。
 wikipedia、および横浜市緑の協会のパンフレットによれば、旧住友家俣野別邸は、1939年(昭和14年)に当時の住友家当主であった16代住友吉左衞門が発注した住宅で、住友家の東京本宅の別邸として現在の神奈川県横浜市戸塚区東俣野町の丘陵地に建築された。設計者は佐藤秀三であった。基本的には当時の大財閥一家が生活するために、使用人の居住区も備えた大規模な西洋風建築であるが、設計に際し北欧の伝統的な建築様式である柱や梁を露出させる様式を基本としながらも、屋根に日本瓦をのせるなどの伝統的な和風様式も取り入れている。建物はY字形で、昭和時代初期に流行したモダニズムの影響を受けた和洋と現代建築が融合し折衷した建築物と高く評価されていた。
 1998年ごろまでは住友家に関わるかたが生活していたが、2000年に相続税として国に物納され、政府に所有権が移った。2004年7月に国の重要文化財に指定され、保存と一般公開に向けて2008年1月から修復工事が進められていたが、2009年3月15日に既存建物の主要部分焼失により、2011年に重要文化財指定は解除された。2016年に横浜市が公園施設として再建し、2017年2月10日には横浜市認定歴史的建造物となった。現在は俣野別邸庭園の一部として公開されている。
 駐車場に車を停め、北入り口から園内に入った。やや起伏のある緑豊かな道を進むと、左手に木で造られた階段があり、その上に別邸が見えた。急な階段は避け、ツツジや、シャクヤク、咲き始めたショウブなどの花を見ながら、外苑と呼ばれるところを歩き、休憩棟に立ち寄り、もみじ坂と名付けられた緩やかな坂を上がって、迂回するように別邸のあるところに着いた。昭和の面影をたっぷり感じる別邸の中に入り、見学した。  チョウは時々ツツジの花に絡む黒いアゲハを見たが、撮影のチャンスはなかった。2時間ほど滞在し、帰りがけにシャクナゲを観賞して、駐車場に戻った。

000_220506098 X700 〇俣野別邸庭園 シャクナゲ園 ドック Z50 18-140.jpg
シャクナゲの花に鎮座するニホンアマガエル 2022年5月6日 俣野別邸庭園 横浜市戸塚区

001_220506107 X800 俣野別邸庭園 つつじ園 Z50 18-140.jpg 1.俣野別邸
俣野別邸は昭和14年に建てられた旧住友家の住宅である。昭和初期モダニズムの和洋折衷の建築物で、現在は横浜市認定の歴史的建造物になっている。横浜市と藤沢市の境に近い戸塚区東俣野町に位置するその庭園は、河岸段丘を利用した高低差のある地形が特徴的な風致公園だ。駐車場のある北入口から庭園内に入り、緩やかな坂道を上がって行くと、芝生の広場が広がる。その左手、東側の高いところに俣野別邸(本邸建物)が見えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 36mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_220506003 X800 俣野別邸庭園 休憩棟 Z50 18-140.jpg 2.芝生広場と管理棟
俣野別邸の建物に上がって行くには、左手(東側)の階段を上がって行くのが早い。しかし、急ぐことはないのでまっすぐ進み、芝生広場に入る。正面に管理棟がある。ここは入園無料である。

    Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 18mm ISO110 ) 露出補正 なし
003_220506002 X800 俣野別邸庭園 セイヨウトゲアザミ Z50 18-140.jpg 3.ヒメウラナミジャノメ -1
時折、黒いアゲハが翔んでいくが、チョウは少ない。路傍に小さな花を咲かせたアザミあり、ヒメウラナミジャノメが吸蜜していた。スマホで検索してみるとセイヨウトゲアザミだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO1800 ) 露出補正 なし
004_220506006 X800 俣野別邸庭園 シャクヤク 芝生広場 Z50 18-140.jpg 4.シャクヤク(芍薬)
管理棟の近くにシャクヤクの花が咲いていた。とても瑞々しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 64mm ISO220 ) 露出補正 なし
005_220506008 X800 俣野別邸庭園 シャクヤク 芝生広場 Z50 18-140.jpg 5.赤いシャクヤク
赤紫色の花も咲いていた。立っても座っても、また歩いても、姿が艶やかで魅力的な美人の形容で「立てば芍薬座れば牡丹」というはやり 唄から出た表現がある。シャクヤクはボタン科の多年草である。日本には古く中国から渡来し、薬用、観賞用に栽培されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 55mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_220506011 X800 俣野別邸庭園 休憩棟 Z50 18-140.jpg 6.管理棟にあったチョウの標本箱
管理棟は売店にもなっていて、売り物ではないが、ひとつだけチョウの標本箱が置かれていた。緑色のラベルがつけられているのが、この庭園で見られるチョウと説明されていた。ギンボシヒョウモンが緑のラベルだったが、疑わしい。裏面が見られないが、ウラギンヒョウモンの同定ミスかも知れない。ウスバシロチョウはいる可能性がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO900 ) 露出補正 なし
007_220506014 X800 俣野別邸庭園 もみじ坂 Z50 18-140.jpg 7.もみじ坂
芝生広場の正面にある管理棟から左に、緩やかなもみじ坂と呼ばれる散策路が続いている。ここを登り切ると俣野別邸(本館)の内苑に入る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 28mm ISO800 ) 露出補正 なし
008_220506016 X800 俣野別邸庭園 芝刈り機 芝庭 Z50 18-140.jpg 8.自動芝刈り機
何だかミニタンクみたいな奴が芝生の上を動き回っていた。「H」というロゴが付いていて、Husqvarna という文字が見える。ググってみると、これはスウェーデン製のロボット芝刈り機だった。機種によって価格は異なるのだろうが、15万円ほどのものらしい。恰好が良い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3<br> プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 36mm ISO250 ) 露出補正 なし
009_220506032 X800 俣野別邸庭園 別邸 Z50 18-140.jpg 9.子犬 vs Husqvarna
そのハクスバーナ オートモアという自動芝刈り機が動いていると、ペットの小型犬が吠え立てていた。この庭園は犬の散歩に来られている人が多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 115mm ISO450 ) 露出補正 なし
010_220506019 X800 俣野別邸庭園 別邸 Z50 18-140.jpg 10.俣野別邸(本邸)外観
芝生の庭に面して俣野別邸本堤が建っている。重複するが、wikipediaによれば、1939年に住友財閥の創業者一族である住友家が建築させた和洋折衷の住宅である。当時の住友家当主であった16代住友吉左衞門が発注した住宅で、住友家の東京本宅の別邸として現在の神奈川県横浜市戸塚区東俣野町の丘陵地に建築された。基本的には当時の大財閥一家が生活するために、使用人の居住区も備えた大規模な西洋風建築である。設計者の佐藤秀三氏は日光のプリンスホテルを設計したそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_220506042 X800 俣野別邸庭園 別邸 Z50 18-140.jpg 11.邸内見学
65歳以上ということで350円をお支払いして邸内を見学した。建物は南側の芝府の庭に面していて、玄関は反対側にある。玄関を入ってすぐのところにサンルームがあった。順路は2階へ上がるようになっているので、ここは後で見ることになる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO200 ) 露出補正 なし
012_220506046 X800 俣野別邸庭園 別邸 Z50 18-140.jpg 12.バスルーム
2階へ上がると、畳の部屋の隣に、乳白色のタイルが張られたバスルームがあった。実は接収時代にアメリカの将校さんが改築してしまったそうだ。背が高いアメリカ人が使い勝手がいいようにバスタブを広くして、洗面台が高くなっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
013_220506049 X800 俣野別邸庭園 別邸 Z50 18-140.jpg 13.吹き抜けの階段
吹き抜けになっている階段の踊り場から階下を見る。趣がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 32mm ISO560 ) 露出補正 なし
014_220506050 X800 俣野別邸庭園 別邸 Z50 18-140.jpg 14.眺望スポット
階段を2階へ上がると、展示室が並んでいた。そのなかで、写真は西側に張り出した展望が良い部屋で、そこからは丹沢山系のほか、晴れた日には富士山が望める。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO110 ) 露出補正 なし
015_220506051 X800 俣野別邸庭園 別邸 Z50 18-140.jpg 15.芝庭
上の写真の眺望スポットから左下に芝庭を眺める。ツツジが咲いていたが、チョウは来なかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO160 ) 露出補正 なし
016_220506056 X800 俣野別邸庭園 別邸 Z50 18-140.jpg 16.展示されていた書籍 -1
「小倉謙コレクションによる 世界植物切手図鑑」という大きな図鑑が展示されていた。編集は日本郵趣協会植物切手部会となっていた。発行日は1984年10月31日で、定価は9,500円となっていた。住んでいた方のご趣味だろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 29mm ISO1800 ) 露出補正 なし
017_220506060 X800 俣野別邸庭園 別邸 Z50 18-140.jpg 17.展示されていた書籍 -2
このほかにも図鑑類が沢山展示されていた。有名な牧野富太郎氏の植物図鑑シリーズや、朝日百科の「世界の植物」12巻なども並んでいた。これは1978年から1980年にかけて刊行されている。1998年ごろまでは住友家に関わるかたが生活されていたというので、おそらくその蔵書であろう。余談になるが、シャッタースピードを1/500秒に設定しているこのショットのISO感度は4000になっていた。私のレベルでは、画質もほとんど問題はないと思う。私がチョウの写真を撮り始めた頃はリバーサルフィルムは、ASA100が最高で、ネガフィルムはやっとASA400が出てきたころである。デジタルの時代になって、最近使い始めたZの入門機である Z50 でさえ、ISO100~51200である。単純に考えると、例えば、ISO100でf4の1/25秒で撮っていたのが、ISO51200では、f4であると1/6400秒という高速シャッターを切れることになる。ISO6400でも、1/800秒で切れる。手振れが怖いチョウの撮影にとって、有難いことだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 25mm ISO4000 ) 露出補正 なし
018_220506065 X800 俣野別邸庭園 別邸 Z50 18-140.jpg 18.1階サンルーム
ここは2階の眺望スポットの階下にあるサンルームだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 25mm ISO220 ) 露出補正 なし
019_220506091 X800 俣野別邸庭園 シャクナゲ園 ハイドンハンター Z50 18-140.jpg 19.「シャクナゲ園」 -1
本邸を見学したあと、玄関から退出し、元きた道を辿って、芝生広場へ戻ってきた。駐車場の方へ歩くと途中の左側に「シャクナゲ園」があった。入って見るとシャクナゲが今を盛りと咲いていた。シャクナゲはツツジ科で品種も多い。これはハイドンハンターという品種だ。ニホンアマガエルが鎮座していたシャクナゲの品種はドッグという。ともに西洋シャクナゲと呼ばれる品種だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 52mm ISO110 ) 露出補正 なし
020_220506103 X800 俣野別邸庭園 シャクナゲ園 Z50 18-140.jpg 20.「シャクナゲ園」 -2
これはツツジではないかと思うほど、よく似ていた。地面の際でも花を咲かせている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO125 ) 露出補正 なし
021_220506102 X800 俣野別邸庭園 ネモフィラ Z50 18-140.jpg 21.ネモフィラ
「シャクナゲ園」の傍に「憩いの小庭」というところがあった。そこにネモフィラが咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO110 ) 露出補正 なし
022_220506104 X800 △俣野別邸庭園 シャクナゲ園 Z50 18-140.jpg 22.ヒメウラナミジャノメ -2
ちょっと変な装いのヒメウラナミジャノメがいた。両側の前翅の鱗粉が落ちて、透けている。どうしてこうなったのか?人が触れるとかそういった外的原因があったのか、羽化する際の生涯なのか、それとも斑紋異常のたぐいなのか、解らない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 115mm ISO180 ) 露出補正 なし


2022年4月17日

皇居東御苑から千鳥ヶ淵へ その1 皇居東御苑 3月30日

今年は千鳥ヶ淵の桜を見に行きたいと思っていて、天気予報を見ながらこの日に行こうと決めた。
 東京駅の丸の内側駅前広場は長い間工事がされていたが、2017年12月7日に約10年かけた丸の内口の一連の再整備が完了した。行幸通りからの眺めを是非撮りたいと思い、東京駅をスタートした。平日の午前10時、行幸通りを歩く人は少なかった。
 行幸通りを行き、和田倉門交差点をさらにまっすぐ進んで桔梗門から皇居東御苑に入ろうとしたが、桔梗門は工事関係者以外一般の人は入ることが出来なかった。仕方なく内堀通り迄戻り、北へ、大手門から入ることになった。
 同心番所、百人番所から、二の丸雑木林、二の丸庭園、諏訪の茶屋を見て、梅林坂から書陵部の脇を通って北桔橋門に出た。北の丸公園へ行くにはここを出なければいけなったのだが、天守台、大奥跡を左に見て、竹林、石室、富士見多門と歩き、富士見櫓へたどり着いた。千鳥ヶ淵とはずいぶん遠くなってしまったことになる。
 結果、入苑した大手門へ戻ってきていた。係のかたに千鳥ヶ淵へ行きたいのだがと尋ねてみたところ、「北桔橋門を出て内堀通りを左に行けばよかったですね」ということで、大手門から内堀通りを左へ延々と、ジョギング中のランナーを避けながら、再び北桔橋門の前を通って、千鳥ヶ淵へ向かうことになった。
 皇居から北の丸公園を歩き、千鳥ヶ淵へ行こうと考えていたが、皇居東御苑から北の丸公園へ直接入ることは出来ないのだ。
 皇居東御苑の記述にはプレスマンユニオンの「東京とりっぷ」などを参照させていただいた。

000_220330125 X700 桃華楽堂 Z50 18-140.jpg
桃華楽堂の前に並び咲くハナモモの木 2022年3月30日 皇居東御苑

001_220330004 X800 〇東京駅行幸通り Z50 18-140.jpg 1.東京駅丸の内駅前広場
3月30日(水)午前10時に東京駅丸の内北口から、駅前広場に出た。新丸ビル側に渡り、丸ビルとの間を和田倉門に向けて伸びる行幸通りに立ち、東京駅外観を正面から眺めた。この整備が終わった東京駅丸の内駅前広場と行幸通りは 駅前広場と道路空間からなる景観[東京駅丸の内駅前広場から行幸通りに繋がる景観] として 「2018年度グッドデザイン・ベスト100」を受賞している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 56mm ISO100 ) 露出補正 +0.7段
002_220330002 X800 東京駅行幸通り Z50 18-140.jpg 2.和田倉門交差点付近から東京駅の眺め
幅73m、延長190mの行幸通りはまっすぐ、日比谷通りの和田倉門交差点を過ぎて、さらに内堀通りまで延びる。正式名称は「東京都道404号皇居前東京停車場線」と言うそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 +0.7段
003_220330018 X800 和田倉門 Z50 18-140.jpg 3.和田倉門交差点(日比谷通り)
和田倉門交差点を渡って、内堀通りへと進む。東京駅を振り返る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 82mm ISO100 ) 露出補正 +0.7段
004_220330023 X800 桔梗門(旧桜田門) Z50 18-140.jpg 4.桔梗濠と桔梗門
行幸通りが終わる内堀通りを渡って、お濠(桔梗濠)を右手に見る。左奥に見えるのは富士見櫓。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 35mm ISO100 ) 露出補正 +0.7段
005_220330027 X800 桔梗門(旧桜田門) Z50 18-140.jpg 5.桔梗門
内堀通りから行幸通りを背に真っすぐ進むと、桔梗門が見えた。だが、一般の人はここからは皇居東御苑に入ることは出来ない。 桔梗門 は 「桜田門外の変」で井伊直弼が暗殺された外桜田門に対して、内桜田門とも呼ばれている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 23mm ISO100 ) 露出補正 +0.7段
006_220330033 X800 大手門へ Z50 18-140.jpg 6.桜田巽櫓
「ここから一般の方はご入場できません。大手門へお廻りください」と言われ、いま来た内堀通りを戻って左へ向かった。桔梗濠の向かいにそびえる二重櫓が桜田巽櫓。ジョギングをする人が多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 58mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_220330035 X800 大手門へ Z50 18-140.jpg 7.大手門 -1
すぐに大手門が見えてきた。内堀通りのサクラも満開だった。ぼやけて見えるのは桝形形式の大手門の高麗門だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 58mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_220330043 X800 大手門 Z50 18-140.jpg 8.大手門 -2
大手門は1607年(慶長12年)に完成した江戸城の玄関である。1620年(元和6年)の江戸城修復に際し、伊達正宗や酒井忠世らの力により現在のような高麗門と渡櫓型の櫓門で構成された桝形形式(橋を渡ってから道は鍵型に屈曲する)の城門となった江戸城の正門である。その警備は鉄砲30丁、弓10、長柄(槍)20という厳重なものだったという。現存する入り口側の高麗門は、1657年(明暦3年)の明暦の大火(振袖火事)後の1659年(万治2年)に再建されたものだそうだ。江戸時代の渡櫓門は、残念ながら昭和20年の戦災で焼失している。写真は1968年(昭和43年)に木造復元により再建された渡櫓門。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_220330045 X800 大手門 Z50 18-140.jpg 9.鯱
枡形内に入ると、渡櫓の屋根を飾っていた鯱が展示されていた。刻印に「明暦三丁酉」とあり、1657年(明暦3年)の振袖火事で焼失した後、1659年(万治2年)に大手門が再建されたときのものと推定できるという。昭和20年の空襲で門は焼け落ちたそうだが、鯱だけが残っている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 28mm ISO125 ) 露出補正 なし
010_220330051 X800 大手門 Z50 18-140.jpg 10.同心番所
今回は大手門から皇居東御苑に入ったが、他に平川門、北桔橋門からも入れるそうだ。度重なる火災で江戸城内の建物はほとんど焼失してしまったが、富士見櫓、同心番所、百人番所が現存している。この同心番所は門の外から内に移設されてはいるが、往時の姿を今に伝えている。説明板には、番所とは警備詰所のことだが、江戸城にあった番所のうち、同心番所、百人番所と大番所の3っつが残っている。ここには同心と呼ばれる武士が詰め、登城者の監視に当たっていたとあった。同心は、江戸幕府の下級役人のひとつ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 21mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_220330054 X800 大手門 Z50 18-140.jpg 11.中之門石垣
皇居内の石垣は特別史跡「江戸城跡」に指定されていて、「本丸中之門石垣」修復工事は平成17年8月から、平成19年3月にかけて行われた。石垣には江戸城の中でも最大級の巨石が使用され、目地(隙間・継ぎ目)がほとんどない、各段の高さを水平に揃えて積んだ整層積(布積み=ぬのづみ)の美しい石垣としている。構造上は少し弱くなるが、本丸御殿への大名の登城ルートとして、見た目の美しさが優先されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 20mm ISO110 ) 露出補正 なし
012_220330057 X800 大手門 百人番所 Z50 18-140.jpg 12.百人番所
百人番所は、数少ない江戸時代から残る江戸城の遺構で、検問するだけでなく、幕府直轄の精鋭部隊、鉄砲百人組が有事に備えて詰めていた。警備を担当したのが、徳川家と縁故のある甲賀組、伊賀組、根来(ねごろ)組、廿五騎(にじゅうごき)組。当然のことながら昼夜交代で詰めていた。与力20人、同心100人が詰めていたが、各組の同心100人が配備されたのがその名の由来となっているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 21mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_220330063 X800 大手門 百人番所 Z50 18-140.jpg 13.中之門跡の石垣
百人番所の右手に中之門跡があった。中之門は、本丸の玄関となる中雀門と一体となって一つの大きな虎口(曲折して出入りする狭い通路)を作り、百人番所や大番所とともに本丸護衛として重要な役割を果たしていた。門から離れたところでは石積みの方法が違っていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 18mm ISO110 ) 露出補正 なし
014_220330081 X800 二の丸庭園 Z50 18-140.jpg 14.二の丸雑木林から二の丸庭園へ
大番所跡を見落とすことになってしまったが、中之門跡からではなく、手前の百人番所の前から北へ入った。二の丸御殿跡にある二の丸雑木林。2代将軍・徳川秀忠が死去した後の1636年(寛永13年)には二の丸御殿が建てられ、東側に庭園が配置された。現存する庭園は往時の庭園を昭和43年に復元したものだそうだ。昭和天皇の発案で、武蔵野の雑木林をできるだけ自然に近い形で復元している。手前のサクラの花を明るく撮ろうと、内臓フラッシュを発光してみたが、効果はなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f14 1/200秒 32mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_220330086 X800 二の丸庭園 Z50 18-140.jpg 15.二の丸庭園
9代将軍・徳川家重時代の庭絵図面をもとに復元した池泉回遊式庭園があり、全国から集められた各都道府県の木260本も植えられている。現在の二の丸池にはコウホネ、ヒメコウホネ、ヒツジグサ、赤坂御用地の池から移したアサザが生育している。小堀遠州の作といわれる庭園の池水は、古い絵図と比べてもほぼ二の丸池と同じ場所にあるそうだ。池に関しては大名庭園時代の池泉をそのまま活用したと推測できるという。菖蒲田には昭和41年に明治神宮神苑から株を譲り受けた84品種の花菖蒲が植栽されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 31mm ISO110 ) 露出補正 なし
016_220330095 X800 二の丸庭園 カイドウ Z50 18-140.jpg 16.諏訪の茶屋とカイドウの花
池を右手に北へ進むと、紅色の花が目についた。ツツジかなの思って近づいてみるとカイドウの花だった。諏訪の茶屋は、二の丸庭園にある風雅な茶室である。火災などで焼失後、11代将軍・徳川家斉の時に創建されている。かつては吹上御苑(西の丸西側、現在の御所などのある一帯)にあったが、昭和43年、皇居東御苑の整備の際に移築された。建物は、明治45年に再建されたが、その当時、その場所に諏訪社があったことから諏訪の茶屋という名前が付いている。茶室としての利用はできない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 20mm ISO110 ) 露出補正 なし
017_220330101 X800 二の丸庭園 Z50 18-140.jpg 17.諏訪の茶屋
諏訪の茶屋の西側に回り込むとその入り口の木戸があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 25mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_220330104 X800 梅林坂 Z50 18-140.jpg 18.梅林坂の石垣
西側の道に出て天神濠を右手に、石垣のある梅林坂を上がる。梅の開花期である2月上旬頃には石垣と梅の花という絶景スポットになる。もともと、太田道灌が江戸平河城を築城した際に、領地である川越の三芳野神社から祭神である菅原道真の分霊を勧請して天満社を創建したのが始まりという歴史ある梅林だそうだ。その太田道灌が1478年(文明10年)に、菅原道真を祀った際に、梅の木100本をここに植えたのが梅林坂の始まりとか。梅林坂の下から本丸方面にかけて50本ほどの梅が植栽されているが、この梅は皇居東御苑開園に先駆けて、昭和42年に植えられたものという。50年を経て立派な梅に育っている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 94mm ISO250 ) 露出補正 なし
019_220330111 X800 北桔橋門 Z50 18-140.jpg 19.北桔橋門(きたはねばしもん)の桜
皇居書陵部の前を通って北桔橋門へ向かう道の、平川濠沿いのサクラがきれいだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_220330117 X800 北桔橋門 Z50 18-140.jpg 20.北桔橋門 -1
江戸城本丸の大奥、天守部分から外部に直接通じる門が北桔橋門である。門の横の内濠(平川濠・三日月濠)は防御力を高めるためにほかよりも深く、石垣は最も堅固になっている。北桔梗門の内側からその石垣と濠を見た。石垣は江戸城の城壁の中でも最も高く高さは18.5mもある。地震などの揺れにも強い自然石を積み上げる野面積み(のづらづみ)になっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 20mm ISO100 ) 露出補正 なし
021_220330118 X800 北桔橋門 Z50 18-140.jpg 21.北桔橋門 -2
一旦、北桔橋門を出て、濠にかかる橋の上から北桔橋門を撮った。当時の北桔橋門は、通常は橋を跳ね上げた形で、使われることがなく、いざという時の脱出路の確保としての門となっていた。現在の門は冠木門(笠木を柱の上方に渡した屋根のない門)である。現在では大手門、平川門と同様に、宮内庁が管理する皇居東御苑(江戸城の本丸・二の丸・三の丸)の入城門となっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 18mm ISO110 ) 露出補正 なし
022_220330124 X800 桃華楽堂 Z50 18-140.jpg 22.「桃華楽堂」とハナモモ
北桔梗門から本丸跡へ入っていくと「桃華楽堂」が見えた。「桃華楽堂」は昭和41年2月に音楽好きの香淳皇后(昭和天皇の皇后)の還暦記念として建設された200名収容の音楽ホールだ。鉄仙の花弁を形どったといわれる屋根と八面体の珍らしい建物。その西側に植えられたピンクや赤・白の花のハナモモがいま、あでやかに咲いている。名前の「桃華」の由来は、香淳皇后さまの御誕生日が3月で桃の節句に因んだ桃、華の字は十が六個と一で構成されていることから還暦(数え年61歳)を意味するということで命名されたといわれている。楽堂の建物も名前も、そして傍らに植えられたハナモモの木も、人々の目を引きつける優美な佇まいである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 59mm ISO100 ) 露出補正 なし
023_220330131 X800 天守台 北桔橋門 Z50 18-140.jpg 23.天守台から見た北桔梗門
右手(西側)に天守台があったので上がってみる。江戸城本丸北隅にあった天守閣は、東西約41m、南北約45m、高さ11mの天守台に建てられていた。日本最高だったという高さ51mの天守を支えた江戸城天守台は黒田長政が築造を担当し、石垣は、南部、津軽の二候が築いたとされている。現在、皇居東御苑内に修復、保存され、天守台の上に登ることができる。天守台から北側に北桔梗門が見えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 37mm ISO100 ) 露出補正 なし
024_220330136 X800 天守台 Z50 18-140.jpg 24.天守台
天守台は1606年(慶長11年)に完成し、翌年五層の天守(慶長天守閣)が大手門とともに完成している。家康時代の慶長天守台・天守閣は現在の天守台遺構の南側、富士見多聞のあたりに位置していたそうだ。1922年(元和8年)に2代将軍秀忠が本丸拡張工事を実施、さらに1637年(寛永14年)、3代将軍・徳川家光は天守台・御殿を修築し、翌年には「寛永度の天守」が完成た。現存する天守台は、その寛永期天下普請の遺構がベースになっているそうだ。1657年(明暦3年)に起こった「明暦の大火」(振り袖火事)の飛び火で本丸、二の丸、三の丸はほぼ全焼。その後、江戸城の天守は泰平の世でもあり、経済的な理由もあって再建されることはなかったのだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/500秒 22mm ISO100 ) 露出補正 なし
025_220330145 X800 天守台 Z50 18-140.jpg 25.ミツバツツジ
天守台の南側、竹林の手前にミツバツツジが咲き、その奥にシャクナゲが咲くところがあった。西桔梗門跡に近い、「手洗い所」がある辺りである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 48mm ISO110 ) 露出補正 なし
026_220330147 X800 大奥跡 Z50 18-140.jpg 26.本丸 大奥跡
富士見櫓に向かって進む。左側に本丸、大奥跡の芝生が広がる。徳川幕府の中枢となる政庁が江戸城本丸の御殿だが、表御殿・中奥から御鈴廊下でつながっていたのが大奥だった。残念ながら、往時を偲ぶものは何も残っていないそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/500秒 24mm ISO110 ) 露出補正 なし
027_220330167 X800 富士見櫓 Z50 18-140.jpg 27.富士見櫓
石室、富士見多門を見て、富士見櫓へ出た。富士見櫓は江戸城遺構として残る唯一の三重櫓。現存する三重櫓は、1657年(明暦3年)の明暦の大火(振袖火事)での焼失後、1659年(万治2年)の再建。どの角度から見ても同じような形に見えることから、「八方正面の櫓」の別名もある。天守焼失後の「代用天守」の櫓ともいわれている。富士見櫓の上からは、その名の通り富士山をはじめ、秩父連山や筑波山、江戸湾(品川沖など)、さらには将軍は両国の花火などを眺望したのだそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 40mm ISO110 ) 露出補正 なし
028_220330172 X800 富士見櫓 Z50 18-140.jpg 28.ボケ
手入れされた絞りのボケの花がきれいに咲いていた。全く方向音痴になってしまっていて、この辺りから北の丸公園・千鳥ヶ淵へ出られるのではないかと思って歩いていたら、中之門跡に戻ってきてしまっていた。結局、一回りして入苑した大手門に戻り、これから入る人たちの手荷物検査をしていた係のかたにたずねたところ、「内堀通りを左回りに歩いて行ってください」ということになってしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 115mm ISO360 ) 露出補正 なし
029_220330185 X800 内堀通り 平川門 Z50 18-140.jpg 29.平川門
大手門を出て、内堀通りを左へ歩いて行くと、地下鉄の竹橋駅の近くで次の門である平川門に出た。太田道灌が江戸城を築いた15世紀には、江戸湾に面した現在の平川門周辺には、上平川村、下平川村という村があったのが平川門の名の由来という。太田道灌の時代から門が築かれていたと推測され、3代将軍・徳川家光の治世である1635年(寛永12年)、高麗門(外側の第一門)、渡櫓門(内側の第二門)を備える強固な枡形門のスタイルとなった。江戸城三の丸の正門で今も濠には木橋が架かっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/500秒 34mm ISO110 ) 露出補正 なし
030_220330193 X800 〇内堀通り 平川門 Z50 18-140.jpg 30.平川門の木橋
平川門は現在では大手門、北桔橋門と並んで、皇居東御苑(本丸・二の丸・三の丸)の入苑口のひとつになっている。木橋が往時のように残されるのは江戸城でもここだけだそうだ。現在の木橋(全長29.7m、幅7.82m)は台湾産のヒノキ材を使って昭和63年に再建されたもの。橋台は石造り、脚桁には鉄骨が使われているが、親柱の擬宝珠(ぎぼし)には、寛永や慶長などの銘が彫られており、往時のものが使われていることがわかるそうだ。長くなってしまった。ここら先は次回に回す。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし


2021年5月19日

春の里山ガーデンフェスタ 5月3日

3月27日~5月9日のあいだ、よこはま動物園(ズーラシア)隣接地にある会場で「里山ガーデンフェスタ 春」が開催されている。 まん延防止等重点措置が実施されている、ゴールデンウィークだが、家からそれほど遠くないので行って見ることにした。
 相鉄線の鶴ヶ峰駅からよこはま動物園行のバスが運行されていて、よこはま動物園の正門からは、会場まで無料のシャトルバスが出ていた。
 それほど人出は多くなく、ゆっくりと見ることが出来る。会場を入ると正面入口広場があり、キッチンカーが数台、店を開いていて、その前にはテーブルと椅子が並べられていた。入場した時間は昼少し前だったので、食事をしている人も多い。その広場の正面に中央園路があり、そこを少し進んで右側に大花壇への入り口があった。入り口を入ると広大な「横浜の花で彩る大花壇」が広がる。見事に咲く花々を見ながら大花壇の南側を「花の見晴らしデッキ」「ピクニック広場」がある方に歩く。
 大花壇北側の高いところは後で歩くことにして、ピクニック広場から里山の東入口へと下って、谷戸に出た。カキツバタやアヤメも咲いているが数は少ない。そこから菜の花が咲く谷戸に沿った外周園路を谷戸の上の方(北側)に向かって歩いた。ツマグロヒョウモンやカラスアゲハが飛んでいる。
 そして外周園路の途中を左に曲がり、中央園路を北側から大花壇の西の端に出て、見残した大花壇の上の部分の花々を鑑賞した。

210503107 X700 園内案内図 里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg 里山ガーデンフェスタ2021春パンフレットより

 午後1時少し過ぎたころだった。お1時間半足らずの散策で、5,000歩も歩いていなかった。まだ、帰る人は少なく、よこはま動物園正門および鶴ヶ峰駅へのバスは、楽に乗っていくことが出来た。
 花は、あまり見たことのない園芸種が多いのでその品種名は分からなかった。ところどころに花の一覧の写真に種名が書かれた案内板が立てられていたが、種類が多く追いつけなかった。 

1.ウェルカムガーデン
階上の正面入口を入ると、模擬店のキッチンカーが何台か並び、広場にテーブルと椅子が置かれて、食べることもできるようになっている。そろそろ昼どきであり、賑わっていた。その奥に、外周園路、中央園路の入り口がある。そこにウェルカムガーデンがあった。この花はキンギョソウの仲間で、ブロンズドラゴンという品種のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
001_210503001 X800 里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
2.大花壇入口
中央園路を入って、すぐ右側に大花壇がはじまる。ここはほんの入り口だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 29mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_210503008 X800 里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
3.色どりの花々
色とりどりの花が植えられている。ほとんどが横浜市内で作られた花苗だそうだ。パンフレットには「横浜の花で彩る大花壇」の約9割の花苗は横浜市内の農家で育てられたものと記されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 60mm ISO100 ) 露出補正 なし  
003_210503009 X800 里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
4.ヤグルマソウ>br> 花の名前は個々に札が立てられているわけではなく、しかも見たことのない品種でとてもフォローできない。唯一、私にもわかる花はヤグルマソウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels<br> プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 60mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_210503011 X800 里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
5.ラックスリュキア
  パンフレットをみると、この花はラナンキュラス(キンポウゲ)の仲間でラックスリュキアというらしい。里山ガーデンフェスタ2021春の花図鑑を参照した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_210503016 X800 ラックス ティーバ 里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
6.白いシャクナゲ?
先日大雄山最乗寺で見てきたシャクナゲとは少し違うが、シャクナゲのような花ビラをしている。背は高くない。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 10mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_210503018 X800 里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
7.ネモフィラ?
青い小さな5弁の花はネモフィラと思う。左側のひょろひょろっと茎が伸びて比較的大きな花を咲かせているのは何だろうか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_210503024 X800 里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
8.写真撮影
帽子の女性が花壇の傍で、左側の女性に写真を撮ってもらっている。花に負けないように!

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 62mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_210503030 X800 里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
9.赤いポピー
赤いポピーが色鮮やかだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO125 ) 露出補正 なし
009_210503036 X800 里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
10.森の小径
大花壇の上(北側)半分は後で見ることにして、ピクニック広場から、園内図で森の小径とあるところに下りた。谷戸が広がっていて、谷戸に架かる橋の両側に、桟敷が設けられ、花生けが置かれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_210503041 X800 里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
11.オルレアとローダンセマム リルピンク
下りてきたところの谷戸の橋を渡って、右の方へ行くと東入口というところがあった。そこにも花が植えられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 37mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_210503044 X800 里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
12.ツマグロヒョウモン
谷戸ではツマグロヒョウモンが元気に飛び回っていた。吸蜜している花はキンギョソウの仲間のブロンズドラゴンだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 81mm ISO125 ) 露出補正 なし
012_210503048 X800 里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
13.谷戸
東入口側から北西に伸びた谷戸を眺める。右側は外周園路だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO125 ) 露出補正 なし
013_210503051 X800 里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
14.カラスアゲハ♂ -1
谷戸に咲いていたヒルガオの花にカラスアゲハが吸蜜に来た。傷のないきれいな個体だが、一か所、左側尾状突起の先端が切れてしまっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_210503056 X800 ◎里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
15.カラスアゲハ♂ -2
上手い具合に、切れた左側の尾状突起が花びらに隠れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_210503061 X800 〇里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
16.カラスアゲハ♂ -3
ヒルガオの花から花へと移動する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 132mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_210503067 X800 ◎里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
17.中央園路を通って大花壇に戻る
外周園路の途中から左へ、中央園路に入ると、やがて大花壇の入り口に戻った。再びそこから大花壇に入り、北側半分を観賞していく。赤いポピーがアクセントになっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 41mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_210503072 X800 里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
18.赤いポピー
ポピーはケシ(芥子)である。ポピーにもいろいろ種類があり、 アイスランドポピー、 オリエンタルポピー、ヒナゲシや虞美人草(ぐびじんそう)の名前でも親しまれているシャーレポピーがある。また、「ヒマラヤの青いケシ」として珍重されるメコノプシスというのもある。wikipediaによれば、本種(植えてはいけないケシ:ソムニフェルム種)の未熟果に傷をつけると出てくる乳液からアヘンが穫れ、それから精製されるモルヒネや、モルヒネを化学的に変化させたヘロインは麻薬に指定されている。ヘロインは完全な麻薬だが、モルヒネは鎮痛鎮静剤として医学・薬学的に重要であり、特にがん患者の激痛緩和やペインクリニックでの治療に不可欠である、適切な使用に基づけば依存症に陥ることも少ないとされている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 193mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_210503076 X800 里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
19.ポピー 花盛り
ポピーが植えられているところは、大花壇の北側の高くなったところだ。赤とピンクのポピーの向こうに青空が広がる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_210503079 X800 〇里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
20.?
いろいろ検索してみたが。花はニラに似ているのだが、なんだかわからなかった。30cmくらいの大きさに茎が広がって伸び、その茎に6弁の花が咲いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_210503087 X800 里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
21.デルフィニウム アクアブルー
ネモフィラかと思ったが少し違うようで、「里山ガーデンフェスタ2021春の花図鑑」を見るとデルフィニウムというのがあった。どうやら、キンポウゲの仲間の  デルフィニウム アクアブルー のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 87mm ISO100 ) 露出補正 なし
021_210503089 X800 里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
22.大花壇全貌
再び下の方(南側)へ下りてきて、大花壇を振り返る。2017年に横浜市内で開催された「第33回全国都市緑化よこはまフェア」のメイン会場の一つとして整備された「里山ガーデン」で、市内最大規模の広さ約1haのこの大花壇をはじめ、里山の景色を残す谷戸、自然観察できる遊歩道などを楽しむことができるところだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
022_210503091 X800 里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
23.ピクニック広場
花の見晴らしデッキに上がってみる。眺めが良い。ピクニック広場の周りにも花が沢山あり、テント持参の家族づれも見かけられた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
023_210503093 X800 里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
24.タイザンボク(泰山木)の花
タイサンボク(泰山木)は、樹高が20mにもなるモクレン科の常緑高木で、初夏に白く大きな花を咲かせるが、上の方の枝に花が付くので、下から見上げても気付かないことが多い。花は直径20cm以上はある大きな花で芳香があるという。花の見晴らしデッキの脇から、森の中の道を歩いて、正面入口広場に戻るとき、枝の重なりの隙間から見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 39mm ISO200 ) 露出補正 なし
024_210503098 X800 泰山木 里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
25.マスコット キャラクター 「ガーデンベア」
  後先になってしまったが、正面入口広場の会場への入り口に、 里山ガーデンフェスタのマスコットキャラクター「ガーデンベア」のブロンズ像があった。原型作者は1974年 富山県生まれの清河北斗氏。フォトス ポットになっていて子供たちがお母さんに写真を撮ってもらっていた。なかなか良いキャラクターと思った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 23mm ISO200 ) 露出補正 なし
025_210503100 X800 里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg
26.正面入口広場
そろそろ引き上げようと入口広場へ戻ってきた。時間は午後1時を回ったところ。ゴールデン ウィークの5月3日だが、人出は少ないと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
026_210503104 X800 里山ガーデンフェスタ RX10M4.jpg


2021年5月 7日

ミヤマカラスアゲハとシャクヤクの花 大雄山最乗寺 4月22日

午前中、地蔵堂から夕陽の滝をうろうろ歩いたが、ほとんど収穫がなく、大雄山最乗寺へ移動した。
花の季節は難しい。いつもの年に比べて シャクナゲ が早く咲いていたようだ。すでに終わりに近づいている。一方、藤棚のフジはほとんど花がついていない。「お守り札お受け所」にいらした女性に「フジはもう終わってしまったのですか」と尋ねたところ、これからだという。駐車場へ上がってくる道にはツツジが見事に咲いていたのに、いつも、カラスアゲハや、オナガアゲハが吸蜜に来る境内のツツジは花がない。これから咲くのだろうか。
 ここも、どうやら訪れる時期を間違えたと思い、シャクナゲの花でも撮って帰ろうとうろうろしていたら、沢の近くに咲く赤いシャクナゲの花に黒いアゲハ絡んでいた。なかなか落ち着いて吸蜜はしてくれず、また、少々距離が離れていたが、なんとかシャッターを切った。ミヤマカラスアゲハだった。良い写真は撮れなかったが、これで来た甲斐があった。

1.新緑のカエデと瑠璃門
午後1時、最乗寺の駐車場に入る。駐車場へ上ってくる道にはツツジが植えられ、見事に咲いていた。瑠璃門の下にくる。例年と同じように石段の上に張り出したカエデの新緑が輝く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 70mm ISO1000 ) 露出補正 なし
001_210422067 X800 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
2.シャクナゲ (石楠花、石南花) -1
そこにもシャクヤクが咲いていた。花は開き切っていて、適期を過ぎているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
002_210422068 X800 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
3. シャクナゲ  -2
瑠璃門から境内に入らずに、衆寮の下手から御供堂へと歩く。この辺りのツツジに黒いアゲハが来ていることがあるのだが、ツツジは咲いておらず、黒いアゲハの姿も見えなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
003_210422075 X800 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
4.セッコク(石斛) -1
境内に入って見たが、例年本堂の前に咲くツツジの花が今年は咲いていない。蕗棚のフジもほとんど花がない。「お守り札お受け所」の女性の方にフジはもう終わってしまったのか聞いてみたところ、これからだという。ツツジもこれからですかと尋ねたところ、今年は花が少ないですねという返事だった。その女性の方と少し話をしたが、セッコクを教えてくださった。本堂に上がる階段の左手に大きな石灯籠があった。その灯篭の傘のところにセッコクが寄生していた。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO320 ) 露出補正 なし
004_210422096 X800 セッコク 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
5.セッコク -2
近づいてみる。セッコクはラン科の植物で岩の上や大木に着生する着生植物である。ネットで検索すると、茎の節ごとに花径2~3cmの花をつけ、花の色は白ないし淡い紅紫色である。 萼片3枚と側花弁2枚はほぼ同じ長さであり、唇弁はやや短く、先が尖るという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 43mm ISO320 ) 露出補正 なし  
005_210422091 X800 セッコク 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
6.セッコク -3
「お守り札お受け所」の女性の方はわざわざもう一か所、セッコクが寄生するカエデの木のところに案内してくれた。白雲閣から下の駐車場へ抜ける出口の傍にあるカエデだが、そこにはさらに大きなセッコクが寄生していた。花は5月、これから咲くが、とてもきれいな花だから、また見に来てくださいと言われた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 43mm ISO320 ) 露出補正 なし
006_210422097 X800 セッコク 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
7.駐車場のツツジ
その足で、上がってくるときに見た、駐車場沿いのツツジの花が咲くところへ行って見た。広い範囲で咲いていたが、黒いアゲハたちの姿は見えない。やはり時期尚早なのだろうか。  

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 50mm ISO200 ) 露出補正 なし
007_210422105 X800 駐車場への道 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
8.シャクナゲに来たミヤマカラスアゲハ -1
再び、衆寮の下手のシャクナゲが咲くところに戻った。距離は離れているが、黒いアゲハが絡んでいるのが見える。シャクナゲの花で吸蜜を始めた。夢中でシャッターを切る。ミヤマカラスアゲハのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO160 ) 露出補正 なし
008_210422113t X800 ◎大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
9.シャクナゲに来たミヤマカラスアゲハ -2
翅を開いて飛び上がったところが撮れた。最乗寺でミヤマカラスアゲハを見るのは初めてである。トリミングしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO125 ) 露出補正 なし
009_210422115tt X800 ◎大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
10.シャクナゲに来たミヤマカラスアゲハ -3
慌ててファインダーを覗いていたので、102mmで撮っていた。望遠側にズームして撮り続ける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 208mm ISO250 ) 露出補正 なし
010_210422120 X800 〇大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
11.シャクナゲを離れるミヤマカラスアゲハ
撮影チャンスは30秒ほどだった。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 208mm ISO200 ) 露出補正 なし
011_210422122 X800 △大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
12.ジャコウアゲハ♂ -1
ジャコウアゲハも飛来して、シャクナゲの周りを旋回するが花には止まってくれない。しばらくして近くの木の葉に止まった。新鮮な♂で首から腹にかけての赤があざやかだ。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO250 ) 露出補正 なし
012_210422125 X800 ◎大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
13.白いシャクナゲ -1
wikipediaによるとシャクナゲにもいろいろな品種があるようだが、いずれも派手で大きな花に特徴がある。花の色は白あるいは赤系統が多い。最乗寺のシャクナゲは真っ赤なシャクナゲが多いが、御供堂の前庭にはこんな白い花も咲いていた。品種名は分からない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 106mm ISO400 ) 露出補正 なし
013_210422130 X800 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
14.白いシャクナゲ -2
シャクナゲはツツジ科ツツジ属である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 34mm ISO640 ) 露出補正 なし
014_210422134 X800 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
15.ジャコウアゲハ -2 もう一度、さっきミヤマカラスアゲハとジャコウアゲハがいたシャクナゲのところに行って見た。ジャコウアゲハの♂が同じように花の周りを旋回していたが、やがて近くの葉に静止した。今回はカラスアゲハ、オナガアゲハを見ることはなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
015_210422143 X800 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
16.シャクナゲの花ビラ
シャクナゲの花を近くに寄って撮った。シャクナゲの花言葉は「警戒」、「危険」、「威厳」だそうだ。「警戒」「危険」は、シャクナゲの花が高山植物で、採りに行くことがとても危ないことから由来しているという。また、シャクナゲの葉には毒性があることから、このような花言葉がつけられたともいわれている。「威厳」という花言葉は、シャクナゲは、元々は高山植物だったそうで、花が高山の奥地に咲いている様子に由来しているそうだ。品種改良が進み現在では身近な存在になっている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
016_210422163 X800 大雄山最乗寺D5300 TAMRON 90.jpg


2021年4月29日

府中市郷土の森博物館 4月20日

サントリーのビール工場の近くに府中市郷土の森博物館という博物館のある公園がある。どんなところなのか行って見たいと思っていた。秋に咲くヒガンバナがTVで紹介されたこともあった。
 この日、しばらく河川敷を歩いた後、寄ってみることにした。

000_210420103 X700 案内図 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
府中郷土の森博物館 園内案内板より

府中市郷土の森博物館は多くの移築された古い建築物を含む森全体が一体となった野外博物館である。つまり、博物館を核とした有料の公園である。敷地面積は約14haある。博物館の入場券(¥300)を購入して正門から入場すると、右手にプラネタリウムがある博物館の立派な建物があった。そして、多摩川の方(南)に向かって庭園が広がる。庭園には、四季折々に楽しめる花があるほか、町役場や郵便取扱書、尋常小学校などの復元された建物や屋敷がある。園のほぼ中央に田んぼがあり、辺りにヒガンバナが咲くようだ。春先にはロウバイやウメも楽しませてくれるという。
 ざっと一回りして、有料の公園を出ると交通公園やプールなどもあった。
 帰りは正門前からバスに乗って、分倍河原へ出ることが出来た。ロウバイやウメ、また、ヒガンバナが咲く頃に来てみたいと思う。

1.旧府中尋常高等小学校校舎<br> 公園の正門を入ると右手に立派な博物館の建物が見えた。展示内容を見てみると特に興味のあるものはなさそうだ。あまり長い時間滞在できないので、博物館の閲覧は割愛する。左手に復元された歴史的な建物が並んでいた。まず、ここから見て行くことにする。この建物は、1935年(昭和10年)に建てられた北多摩随一の規模を誇った木造校舎の一部が復元されたもの。教室には昔の教科書などが展示されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
001_210420105 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
2.詩人村野四郎記念館
校舎の中に入る。2003年、村野四郎記念館がここ府中市郷土の森博物館内、旧府中尋常高等小学校校舎1階に開館されている。古いオルガンが目を引いた。譜面台には 村野四郎 作詞の「巣立ちの歌」の楽譜が置いてあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
002_210420107 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
3.昆虫採集箱
写真のようなチョウの標本箱が展示されていた。展翅されたチョウは武蔵野で見られるチョウだが、ギフチョウが含まれていた。かってはこの辺りにも生息していたのだろう? 私は小学生の頃に、高尾山の薬王院や、浅川の辺りで目撃したことがある。村野四郎の処女詩集『罠』に「昆虫採集箱」という詩が収められているそうだ。村野四郎が採集したものかどうかは分からない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/160秒 26mm ISO3200 ) 露出補正 なし
003_210420109 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
4.旧府中尋常高等小学校の教室
私が学んだ渋谷区立神宮前小学校の教室もこのようだった。椅子が小さくてかわいい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/1500秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
004_210420113 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
5.旧島田家住宅 店と蔵
府中市郷土の森博物館のホームページによれば、島田家は、旧甲州街道沿いの商家であったそうだ。移築・復元したのは、1886年(明治19年)から足掛け3年の歳月をかけて建築された店蔵(みせぐら)部分。同家には、この店蔵の普請帳が残され、建築の実態を詳細に知ることができた。復元にあたっては、この普請帳を参考にしながら伝統的な方法を再現し、同じく足掛け3年をかけて完成させたとのこと。薬屋を営んでいたため「島田薬舗」の看板が掲げられているが、その文字は「明治の三筆」の一人として知られた書家・巌谷一六(1834年~1905年)の筆によるものである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO200 ) 露出補正 なし
005_210420118 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
6.島田薬舗 店内
「水むし専門薬 ポンホリン 株式会社 塩野義商店」と書かれた看板が見えた。その他「キザミ和漢薬」の棚や、「猫イラズ」「回虫の完全な防ぎ方」と書かれた看板などがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/250秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
006_210420120 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
7.旧田中家住宅 府中宿の大店
田中家は、江戸後期から明治の府中宿を代表する商家だそうだ。明治天皇が府中近辺に来訪した際には、休憩所や宿所として利用され、その御座所として使われた奥座敷部分が残されている。移築・復元にあたっては、当時の屋敷図や写真資料をもとに設計をし、間口が狭く奥行きが長い、町屋特有の屋敷全体が復元された。現在、表店(おもてみせ)部分を休憩所として利用し、和室の一部は貸出もされている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO640 ) 露出補正 なし
007_210420127 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
8.茶室 梅欅庵
茶室 梅欅庵は、市の花「梅」と市の木「欅(けやき)」から名付けられた。 本格的な純和風数寄屋づくりの建物で、3畳台目(三畳の客間を中央に、点前座と相伴席を配す)の小間と8畳の広間があり、それぞれ2畳・4畳の水屋がついている。庭は、中門・腰掛待合を配した日本庭園となっている。茶道具の貸出しもおこなわれており、また、一般の方のお茶室利用(貸出し)がない日は、呈茶も行われている。旧田中家ゆかりの茶室かと思ったがそうではないようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 45mm ISO200 ) 露出補正 なし
008_210420133 X800 梅欅庵 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
9.旧河内家住宅(ハケ上の農家)
浅間山近くの人見街道沿いにあった代表的な農家。元々は旧大沢村(三鷹市)に建てられたものだったとのこと。ここへの移築にあたっては、府中の養蚕盛んな時代の手掛かりとするため、明治後期に養蚕のために保温・通風・採光などの工夫を施し、昭和期まで使用した頃の姿に復元されており、当時の養蚕農家の様子をうかがい知ることができる。武蔵野台地の立川崖線(ハケ)の上にあったことから、園内のさらに奥にある旧越智家住宅「ハケ下の農家」に対して「ハケ上の農家」と呼ばれている。建てられたのは江戸時代後期だが、養蚕が盛んに行われた明治時代後期の姿に復元されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_210420137 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
10.旧府中町役場
府中市郷土の森博物館のホームページによれば、1921年(大正10年)に完成した洋風の町役場の庁舎だそうだ。 地方自治を謳う大正デモクラシーの風潮のなか、財政難にもかかわらず町民の熱意によって3年かけて建てられた。屋根の飾り天窓(ドーマー・ウィンドウ)や錘を内蔵した上げ下げ窓などを取り入れた洋風の2階建て建築だが、正面車寄せの屋根を和風の唐破風とし、裏側には和風平屋の建物を付設させている点に大きな特色がある。1954年(昭和29年)4月の府中町・西府村・多磨村の合併による府中市誕生後も、市役所、市立図書館、教育研究所等に利用された。多摩地域に現存する最古の役場建築で、大正時代の建物としては東京都の文化財指定の第1号であるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_210420138 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
11.旧府中郵便取扱所
1872年(明治5年)から1889年(明治22年)までの間、府中郵便取扱所として使われた矢島家の居宅である。府中番場宿の名主兼問屋の矢島九兵衛が郵便取扱役に任命されると、居宅に窓口を設けるなどの改築が加えられ、急遽、郵便取扱所として開設された。建築年代は幕末から1872年の間と推定され、1985年~86年(昭和60年~61年)の解体に至るまで、増築や代々の当主の職業によってその都度改造されてきていたが、府中の近代化を物語る郵便取扱所として、当時の姿に復元された。府中市郷土の森博物館のホームページ参照

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_210420140 X800 府中市の森 RX10M4.jpg
12.ムサシノキスゲ
旧島田家住宅。旧府中町役場、旧府中郵便取扱所からまっすぐ西へ、案内図に浅間山と書かれているほうへ歩いて行った。ニッコウキスゲのような花が咲いていて、ムサシノキスゲと説明されていた。市内北東部の標高約80mの浅間山に自生するユリ科の多年草で、いくつかの説がある中で、氷河期に分布を広げたニッコウキスゲが温暖化とともに低地に取り残され、独自の適応を遂げたという考えが有力視されている。 明るい落葉広葉樹林に生育し、特に草地に近い場所を好む。かつては多摩地域に広く生育していたが、現在は、山全体が都立公園となっている都立浅間山公園に自生するのみとなった。府中市郷土の森の雑木林は浅間山をイメージしているため、特別に数株を委嘱していると説明されていた。東京都レッドデータブックの絶滅危惧I類(CR+EN)に指定されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
012_210420148 X800 〇ムサシノキスゲ 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
13.庚申塔とシャクナゲ
近くに享保、元文時代(1724年、32年、33年)に建立された庚申塔が3っあったが、この 庚申塔 も古いもののようだ。江戸時代に盛んに建られた庚申塔とは、体内にいる三匹の虫が庚申の夜に人が寝ると、天を昇り天帝にその人の悪事をつげ、そ の人の生命を縮めるという教えに根 ざしているという。 これを防ぐため 人々は、庚申 の 夜には当番の家に集まり寝ないで夜明けを待ったそうだ。この集まりは明治以降衰えたが、この民間信仰に基づいて庚申塔が建てられ、現在に残っているという説もあった。シャクナゲが咲いていた。    

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_210420154 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
14.ラビットアイ ブルーベリー
  ブルーベリーはたくさんの品種がある。春に白またはピンク色のドウダンツツジに似た釣鐘状の花を咲かせ、花後に0.5-1.5cmほどの青紫色の小果実が生る。これはラビットアイ系のブルーベリーの栽培品種のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_210420160 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
15.旧三岡家長屋門
園内の西の端に 旧三岡家長屋門があった。この長屋門は1829年(文政12年)の創建と考えられる農家の長屋門だそうだ。江戸時代後期に旧是政村の村役人を勤めた三岡家の分家に建てられていたもの。 中央部を門とし、その両側に部屋を設けた長屋門の一般的な形式をとっていて、多摩地域では標準的な大きさという。しかし、両側の部屋を総塗込め蔵造りとし、置き屋根形式を採用している点で類例の少ない長屋門とも言えるそうだ。移築にあたっては創建時の姿に復元されている。府中市郷土の森博物館ホームページを参照

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO200 ) 露出補正 なし
015_210420162 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
16.旧三岡家長屋門の中
中に入ってみると、比較的近年まで使われていたと思われる扇風機なども置かれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/200秒 11mm ISO3200 ) 露出補正 なし
016_210420165 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
17.レンゲツツジ(蓮華躑躅)
あまり見ることのないレンゲツツジが咲いていた。つぼみの様子が蓮華に見えることから名付けられたという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 129mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_210420166 X800 レンゲツツジ 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
18.ルリタテハ
安らぎの池の傍の小川が流れるところでルリタテハが占有行動をとっていた。人が通るといったん飛び立つがまた元のところへ戻ってくる。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 129mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_210420173 X800 〇府中市郷土の森 RX10M4.jpg
19.アオスジアゲハ
シバザクラのタマノナガレ(多摩の流れ)が植えられている花壇にアオスジアゲハが飛来した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 97mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_210420178tm X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
20.交通公園 D51
午後2時半になった。そろそろ帰路につこうと思い郷土の森博物館公園のゲートを出る。正門前でバスの時刻表を見ると、次の分倍河原行バスまで30分ほどある。ちょっと交通公園まで行って見ることにした。D51296 が置かれていた。この機関車は1939年に川崎車両兵庫で新製され、新潟、長野、東京、仙台、秋田に配属され、その間30余年、約242万kmを走行したのち、1972年3月に廃車となった。そして、1972-年12月に府中市民健康センター(現 郷土の森)交通公園にEB101と共に保存されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 58mm ISO400 ) 露出補正 なし
020_210420182 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
21.交通公園 EB10 1
説明板には、この機関車は昭和2年東京芝浦電気株式会社(現東芝)によって2両のみが製造され、国鉄で初めての蓄電池機関車として、東北本線 王子・須賀間の貨物輸送として運行された鉄道史上大変貴重なものである。当時沿線には火薬庫などがあり、火気を避けるため蒸気機関車に代わり、この蓄電池機関車が採用された。昭和6年に架空電線が設置され、蓄電池が不要になったことに伴い、電気機関車に改造された後は、昭和46年1月まで44年にわたり貨物輸送の電気機関車として活躍した。この電気機関車は独特の凸型車体で、国鉄最小の電気機関車として鉄道ファンの人気を集めている。ここに保存されていることをお孫さんから知らされた、このEB101を運転していた元国鉄運転手の佐藤重行氏より、機関車のハンドル、運転帽子および電気機関車運転免状が寄贈された、といったことが記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO250 ) 露出補正 なし
021_210420187 X800 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
22.東京都電 6000形
懐かしい都電の車両が保存されていた。子供の頃は渋谷駅や青山通りで当たり前のように走っていた。この6000形は、1947年(昭和22年)から1952年(昭和27年)までの6年間に290両が製造された戦後初の新造車両である。1981年に府中市郷土の森の交通公園に来た。そしてこの6191号は1970(昭和45)年8月に荒川線を走ったようだ。荒川線での7年間を走り抜き、1978(昭和53)年4月27日に現役を引退している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO250 ) 露出補正 なし
022_210420196 X800 〇ハクセキレイ♂ 府中市郷土の森 RX10M4.jpg
23.ハクセキレイ
バス停に戻ろうと、交通公園を歩いていると、背中が黒々としたセキレイがいた。見たときはセグロセキレイかとも思ったが、頬が白いのでハクセキレイの♂だった。セグロセキレイにはなかなか会えない。郷土の森博物館前のバス停に戻り、3時過ぎのバスに乗り南武線、京王線の分倍河原駅へ向かった。府中市立郷土の森博物館公園は季節を変えてまた来たいところだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
上 プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
下 プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
023_210420195 X800 連結 ハクセキレイ♂ 府中市郷土の森 RX10M4.jpg


2020年5月24日

夕日の滝と大雄山最乗寺 5月7日

今年はチョウの出現が時期的に早いのか遅いのか良くわからない。例年、南足柄へはウスバシロチョウとミヤマカラスアゲハなど黒いアゲハを撮るのが目的で出かけている。昨年は来られなかったものの一昨年は5月1日に来ている。この時は少し早いかなというところだったので、今年は1週間ほど後にずらして行ってみた。
 5月6日までだった緊急事態宣言は延期され、後ろ髪をひかれる思いだが、「3密」は避けられるので行くことにした。結果、ウスバシロチョウは適期だったが、黒いアゲハたちは少なかった。特に大雄山最乗寺では咲いているツツジの花も少なく、黒いアゲハたちの姿は1頭も見ることが出来なかった。いつもの年とはなんだか様子が違っていた。 持参したおにぎりを最乗寺の駐車場に止めた車の中で食べ、午後2時半に帰宅した。

1.コゲラ
朝9時に地蔵堂の前の駐車場に車を停めた。広い駐車場には1台しか止まっていない。まだ、気温が低くチョウも飛んでいない。車の中から周囲を見回していると、すぐ近くの木の枝にヤマガラらしき鳥が来た。カメラを取り出して、窓を開けフォーカスしようとしたが、飛び去ってしまった。ふと目を前方にやると20mくらい先の木に野鳥が来た。車を降りて近づくとコゲラだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
001)200507049 X800 夕日の滝 コゲラ RX10M4.jpg
2.モンシロチョウ♀
夕日の滝への道を歩き始める。道は遊歩道でもあり、住んでいる方々の生活の道でもある。まずモンシロチョウが飛び出した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
002)200507056 X800 ◎夕日の滝 RX10M4.jpg
3.ウスバシロチョウ -1
さっそくウスバシロチョウが姿を見せ、セイヨウカラシナで吸蜜を始めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
003)200507063 X800 〇夕日の滝 RX10M4.jpg
4.ウスバシロチョウ -2
前の写真と同じ個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
004)200507066 X800 ◎夕日の滝 RX10M4.jpg
5.夕日の滝 見守り地蔵
何回もここへは来ているが、このお地蔵様を注意して見たことはなかった。「お賽銭はご遠慮ください」という札が張られていた。ごみの不法投棄をお地蔵さまの力で減らしてもらおうと、環境美化に取り組む住民グループ「環境美化金太郎会」が不法投棄されやすそうな場所に設置しているようだ。地蔵はスギ廃材などを利用し制作されていて、捨てる人の良心に訴えようと2008年11月から夕日の滝や広域農道などに設置されてきたそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO1250 ) 露出補正 なし
005)200507079 X800 夕日の滝 RX10M4.jpg
6.夕日の滝 説明板
wikipediaによれば、夕日の滝は酒匂川の支流内川の上流で矢倉沢にある。落差23m、幅5mで、標高約500mの地点にあり、周囲はスギ、ケヤキ、ナラなどの林に囲まれている。金太郎が産湯をつかった滝とも伝えられている。滝は、箱根古期外輪山の堅い火山岩と、泥岩と礫岩から成る軟らかい地層が接する断層にあり、内川からの流水により軟らかい地層はしだいに削られたことによりできたと考えられる。名前は、夕日に映える美しさから名づけられたと言われており、毎年1月半ばに夕日が滝口に沈むところからつけられたとも言われるが、勇ましく水煙をあげ、男性的なところから「雄飛の滝」と呼ばれていたという説もあるそうだ。また、滝行が行われている滝として有名で、毎年初夏には夏の訪れを告げる滝開きも開催される。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO800 ) 露出補正 -0.7段
006)200507086 X800 夕日の滝 RX10M4.jpg
7.ミソサザエ -1
初めて見る鳥だった。全身こげ茶色で尾羽に細かい模様があった。日本では全国に分布していて、山地の渓流沿いの藪や岩のある林などに生息しているのだという。まさにその通りの場所だ。露出補正を戻さずに撮ってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 -0.7段
007)200507091t2 X800 夕日の滝 ミソサザエ RX10M4.jpg
8.夕日の滝 滝つぼ
前の日に雨が降ったので、水量は多かった。スロー・シャッターに設定して撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/30秒 39mm ISO100 ) 露出補正 なし
008)200507095 X800 ◎夕日の滝 RX10M4.jpg
9.夕日の滝 滝口
毎年1月半ばに、夕日が沈む処がここなのか。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO1250 ) 露出補正 なし
009)200507097 X800 夕日の滝 RX10M4.jpg
10.渓流
滝の下流は渓流になっている。矢倉沢を流れ、酒匂川にそそぐ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 34mm ISO200 ) 露出補正 なし
010)200507101 X800 夕日の滝 RX10M4.jpg
11.ウスバシロチョウ -3
夕日の滝から先は、箱根の金時山(1,213m)への登山道が続いている。私はここでUターンし、再び来た道を駐車場へと戻る。往路は飛んではいたものの撮影できなかったが、途中にウスバシロチョウのポイントがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO320 ) 露出補正 なし
011)200507120 X800 ◎夕日の滝 RX10M4.jpg
12.ウスバシロチョウ -4
ハルジオンの花で吸蜜する。この花はウスバシロチョウの好きな花だ。ウスバシロチョウも首の周りが黄色くて、ハルジオンの花の色どりに似ている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO100 ) 露出補正 なし
012)200507126 X800 ◎夕日の滝 RX10M4.jpg
13.ウスバシロチョウ -5
開翅したところを撮影。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 37mm ISO100 ) 露出補正 なし
013)200507130 X800 ◎夕日の滝 RX10M4.jpg
14.ウスバシロチョウ -6
首に掛けていた D5300 に持ち換えて撮る。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
014)200507027 X800 ◎夕日の滝 D5300 TAMRON 90.jpg
15.ウスバシロチョウ -7
セイヨウカラシナで吸蜜。ウスバシロチョウが赤い花に来るのは見たことがない。  

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
015)200507032 X800 〇夕日の滝 D5300 TAMRON 90.jpg  
16.ウスバシロチョウ -8
大きな葉の上に静止。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
016)200507153 X800 ◎夕日の滝 RX10M4.jpg
17.ウスバシロチョウ -9
この個体はしばらくの間、セイヨウカラシナで吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
017)200507162 X800 ◎夕日の滝 RX10M4.jpg
18.クロアゲハ♂ -1
田んぼの向こうの畔に咲くツツジの花にクロアゲハがきた。ちょっと距離がある。トリミングしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
018)200507108 X800 〇夕日の滝 RX10M4.jpg
19.カラスアゲハ♂ -1
民家の入り口に咲くツツジにカラスアゲハが飛来した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
019)200507185 X800 〇夕日の滝 RX10M4.jpg
20.カラスアゲハ♂ -2
高いところに咲くツツジで吸蜜するので、翅表のカラスの濡れ羽色が見えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 +1.0段
020)200507193 X800 ◎夕日の滝 RX10M4.jpg
21.カラスアゲハ♂ -3
ツツジに顔を埋めて吸蜜する。やっと眼が見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 +1.0
021)200507197 X800 ◎夕日の滝 RX10M4.jpg
22.金太郎の生家跡
約千年ほど前に、都から足柄峠を越えて地蔵堂に来た金持ちの旅人が、この地を気に入って移り住んだ。その金持ちは名を足柄兵太夫と言った。兵太夫には八重桐という娘がいて酒田氏に嫁いだが、酒田一族で争いがありそこから逃れるために地蔵堂の実家に戻ってきた。身ごもっていた八重桐は地蔵堂の屋敷で無事に男の子を出産、ここに金太郎が誕生したと伝えられる。昔話の主人公として知られている足柄山の金太郎だが、実は歴史上実在した人物であると言われている。ここで写真に見えるツツジにチョウが来ないかとねばっていたところ、地元の方が来られ「興味があるのですか」と声を掛けられた。昨年(令和元年)10月12日から13日にかけての台風19号では この一帯も土砂崩れがあり、民家にも被害が出たとのこと。ここは標高450mくらいあるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
022)200507205 X800 夕日の滝 RX10M4.jpg
23.クロアゲハ♂ -2
道端に咲くツツジにクロアゲハが来ていた。今まで会ったカラスアゲハ、クロアゲハは♂が多く、みんな擦れていない個体だ。まだ発生初期なのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 67mm ISO320 ) 露出補正 なし
023)200507209 X800 〇夕日の滝 RX10M4.jpg
24.クロアゲハ♂ -3
良い位置から撮れたと思う。初々しいクロアゲハfだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO500 ) 露出補正 なし
024)200507216 X800 ◎夕日の滝 RX10M4.jpg
25.地蔵堂
通称地蔵堂と言われているのは、正しくは、曹洞宗足柄山誓光寺という。さきほど、金太郎の生家跡で話をしたかたから、同寺の木造地蔵菩薩立像と地蔵堂内厨子が今年の11月21日(土)、22日(日)に檀家(15軒)の人たちにより御開帳されると聞いた。一般公開されるのは約150年ぶりだから是非見に来てくださいと言われた。 開帳される本尊の「木造地蔵菩薩立像」は、高さが約160cmで南北朝時代末から室町時代初期の作と推察されている。地蔵菩薩が納められている「地蔵堂内厨子」は室町時代末期の作で、三間四方の入母屋造りの屋根に軸部を禅宗様、軒を和様とした折衷様式だそうだ。ともに県指定の重要文化財に指定されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO400 ) 露出補正 なし
025)200507219 X800 〇地蔵堂 RX10M4.jpg
26.地蔵堂の石仏
地蔵堂と言われる曹洞宗足柄山誓光寺の境内は、猫の額ほどだが、石仏が並んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
026)200507225 X800 〇地蔵堂 RX10M4.jpg
27.地蔵堂の扁額
地蔵堂には「足柄地蔵尊」と書かれた扁額がかけられていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO1250 ) 露出補正 なし
027)200507227 X800 〇地蔵堂 RX10M4.jpg

大雄山最乗寺のホームページによれば、「開創以来600年の歴史をもつ関東の霊場として知られ、境内山林130町歩、老杉茂り霊気は満山に漲り、堂塔は30余棟に及ぶ。」とある。開山は了庵慧明禅師とされる。曹洞宗の通幻派は、大本山總持寺(鶴見)5世・通幻寂霊禅師の法系に属する一派のこと。特に、「通幻十哲」と呼ばれる弟子達が中心になり、その教線拡大に努めたそうだ。最乗寺は応永8年(1401年)峨山五哲である通幻寂霊門下の了庵慧明によって開山され、東国における通幻派の拠点となった。通幻門下は各地で公共事業を行い民心をつかむが、最乗寺にもこの地で土木工事を行ったという了庵法嗣の妙覚道了(道了尊)が祀られているのだ。 了庵慧明禅師の門下には、大綱明宗や無極慧徹などが出て、最乗寺を中心に関東・東海・甲信越地方に伸びたという。

200507269t X600 大雄山最乗寺 RX10M4_0000.jpg
大雄山最乗寺全景 境内案内図    

28.大雄山最乗寺 碧落門
大雄山最乗寺の駐車場に着いたのは12時15分ごろだった。駐車場から碧落門の石段の前に出る。美しく咲いたシャクナゲが迎えてくれた。碧落門から境内に入る。参拝者は見当たらない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
028)200507234 X800 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
  29.金剛水堂
本堂の左側に開山堂がある。その開山堂の向かいに金剛水堂があった。最乗寺のHPによると、寺創建時、道了尊自ら井戸を掘り、地中から鉄印を掘り出したのが大雄山の重宝だそうだ。「御金印」を取りだすと霊泉が湧き出したのが金剛水だ。「御金印」を押したお守りを持っていると悪疫を避け、山賊や悪獣の災害を免れるお守りとして評判になり、この霊泉を飲むと諸病が癒されると伝えられている。金剛水堂とその左の鐘鼓楼にまつわる妙覚道了の伝承はこの寺の見どころの重要な部分と言える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
029)200507235 X800 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
30.鐘楼
開山堂の左手に彫刻が施された柱に囲まれた鐘楼があった。「応永9年道了尊者行脚の途次、遠州平尾八幡宮の寄進をうけ、柱杖にかけて当山に運んだ梵鐘である。のち火災により再鋳、今次大戦に供出、戦後種々の経緯をたどり、帰還された。楼上に鐘、鼓などの鳴らし物を掛け、日常修行僧の進退を指揮する。昭和58年新築」と、金剛水堂の説明とともに彫られた石碑があった。除夜の鐘は、鐘楼前にて先着順に整理券が配布され、1月1日0時から無料で人数制限がなく全員鐘をつくことができるそうだ。山主老師の第一声で除夜の鐘が打たれると、人々のなかに新年を祝うざわめきが起こり、「おめでとう」の声が飛び交うという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
030)200507239 X800 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
31.結界門
右手に多宝塔を見ながら結界門へ。「これより内は不浄の者入るべからず」この門からは道了尊の浄域とある。結界門は明治30年(1897)に建立された向唐門だそうだ。金剛製の天狗像一対は、昭和11年(1936)に東京五大講の寄進という。最乗寺は本山である永平寺、總持寺に次ぐ曹洞宗の名刹で、天狗伝説でも有名であると言われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
031)200507247 X800 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
32.スギの大木
最乗寺には大きなスギの木が多い。その巨大なスギの木に包まれて参道は鬱蒼としている。結界門を入ると三面大国殿があり、その左側に三面殿お札場がある。その傍にこのひときわ大きなスギの木があった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
032) X800 DSC07322.jpg
33.シャクナゲかツツジか
深紅のシャクナゲが咲いていた。と思って花を見るとツツジのようにも見える。ツツジもシャクナゲも同じツツジ科。葉を見るとどうやらシャクナゲのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO2500 ) 露出補正 -0.7段
033)200507254 X800 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
34.御供橋・圓通橋
結界門より先は道了大薩埵の浄域とされる。カメラは結界門を背に本堂の方を見ている。本堂から結界門へ上がる手前に御供橋・圓通橋があり、中央に御供橋、両脇に圓通橋が並行している。御供橋は白装束を身にまとった修行僧が道了様へのお供えをする時に使用する為の橋で、普段は通行する事ができないようになっている。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 13mm ISO320 ) 露出補正 なし
034)200507256 X800 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
35.シャクナゲ 石楠花、石南花
シャクナゲは最盛期のようだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
035)200507260 X800 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
36.シャガ 射干、著莪、胡蝶花
境内を迂回するように僧堂、御供堂、衆寮の先をいったん碧落門の外に出る。ここにツツジの植え込みがあって、例年ツツジの花にオナガアゲハやカラスアゲハが来ていたが、今回は全く見ることが出来なかった。ツツジの花も数輪しか咲いていない。シャガの花が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO2000 ) 露出補正 なし
036)200507275m2 X800 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
37.シャクナゲの花と蕾
シャクナゲの蕾というのはツツジとは違う。ピンクのとてもきれいな花と蕾だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
037)200507040 X800 〇大雄山最乗寺 D5300 TAMRON 90.jpg
38.緋鯉の幼魚
境内にある池に10cmくらいの大きさになった緋鯉の幼魚が泳いでいた。さて、午後1時になった。引き上げることにする。駐車場に戻って、車の中でおにぎりを食べて、帰路についた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/600秒 102mm ISO100 ) 露出補正 -2.0段
038)200507267 X800 〇大雄山最乗寺 RX10M4.jpg


2019年6月19日

岩手・秋田・山形 ドライブ旅行<5月19日~22日> (1) 岩手山と小岩井農場 5月19日

年に1~2回、御一緒に旅行を楽しんでいるKご夫妻と、今回は、東北地方は岩手、秋田、山形を周る、3泊4日のドライブ旅行をしてきた。総走行キロは1,500kmを超えた。コースはおおよそ次のとおりである。

第1日 5月19日
横浜→首都高湾岸線→東北自動車道→盛岡JCT→国道46号→小岩井農場→県道219号→休暇村岩手網張温泉(泊)
第2日 5月20日
休暇村岩手網張温泉 →岩手山焼走り溶岩流→松尾鉱山跡→八幡平アスピーテライン→八幡平山頂レストハウス(鏡沼)→八幡平ビジターセンター・大沼(秋田県)→国道341号→玉川温泉→「山のはちみつ屋」→ 休暇村岩手網張温泉(泊)
第3日 5月21日
休暇村岩手網張温泉→県道1号・国道107号→横手市増田町→国道107号・国道7号→酒田(本間美術館・山居倉庫)→休暇村庄内羽黒(泊)
第4日 5月22日
休暇村庄内羽黒→羽黒山有料道路→羽黒山山頂→羽黒山有料道路→月山ビジターセンター→五重塔→鶴岡市内→加茂水族館→山形自動車道→東北中央自動車道米沢経由→福島JCT→東北自動車道→首都高箱崎羽田経由→横浜

 第1日目はK夫妻が自宅まで迎えに来てくれた。今回もKさんの車を使わせていただく。今日は盛岡まで行かなくてはならないので、早朝5時半に出発した。途中、東北自動車道の羽生SAで朝食にする。次は9時30分に安達太良SAで休憩して、12時ごろ、前沢SAで昼食にした。前沢牛のすき焼き丼を食べたが、まあまあというところか。
 良い天気だったので、車窓から吾妻連峰や蔵王の山並みも見えた。
 予定していたより早く午後1時ごろ、東北自動車道を盛岡で下りた。時間があればということにしてたが、これなら小岩井農場へ行くことができる。小岩井農場からは岩手山の全容を見ることができた。途中の菜の花畑も色鮮やかだった。
 予定通り、本日の宿である休暇村岩手網張温泉に着いた。ここはは十和田八幡平国立公園、岩手山南麓の岩手県雫石町にあり、標高は750mある。
 休暇村は会員になっていて、いろいろなところを利用している。さっそく風呂に入った。部屋に戻ってきて、TVをつけたら、4日前(4日目)に御嶽海に勝った時に膝を痛め、3日間休場していて、再出場した貴景勝の取り組みだった。残念ながら碧山に敗れてしまった。
 夕食はK夫人が前もって注文しておいて下さった「食材王国いわて旬菜膳」という懐石を楽しんだ。岩手県産黒毛和牛と八幡平杜仲茶ポーク豆乳鍋もが付いていて満腹になった。今朝早かったのと、長時間の運転、そして腹いっぱいで、部屋に戻ったら爆睡してしまった。

追記 昨夜(6月18日)TVを見ていたら、突然番組が中断され、10時22分、新潟県と山形県で大きな地震があったと報じられた。新潟県の村上では震度6強。今朝のTVで、このドライブ旅行の最終日(5月22日)に訪れた鶴岡市でも震度6弱が記録され、民家やあつみ温泉の旅館の屋根瓦が崩落している状況が報じられた。幸い津波は微弱でその被害がなかったのが幸いだった。

1.吾妻連峰
東北自動車道を快適に走る。左側に吾妻連峰が見えてきた。吾妻連峰は福島県福島市と山形県米沢市との境界に位置する。西吾妻山(2035m)を最高峰に、西大巓、東大巓、一切経山、中吾妻山、東吾妻山、高山などの2000m級の峰々が東西に連なるのを総称して吾妻連峰と呼ばれている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
190519_001.jpg
2.蔵王連峰
白石のあたりから、左手に蔵王連峰が見えてきた。山肌にはまだまだ雪が残っている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 35mm ISO125 ) 露出補正 なし
190519_002.jpg
3.小岩井農場へのアプローチ
東北自動車道を盛岡で下りて、国道46号線を走って右へ、岩手山に向かって小岩井農場へ向かう。やがて遮るものがなくなり岩手山が見えてきた。ヤマツツジが咲いている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
190519_003.jpg
4.菜の花 -1
何も説明することはない。小岩井農場が近くなったころ、菜の花が目に鮮やかだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
190519_004.jpg
5.菜の花 -2
深い緑と、牧草の緑と、菜の花のコントラストが鮮やかだ。天気が良いときれいな色が出る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
190519_005.jpg
6.岩木山と菜の花畑
岩木山は道路の左側に見える。菜の花畑は右側だ。菜の花畑の上に岩木山という構図はかなわなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 14mm ISO125 ) 露出補正 なし
190519_006.jpg
7.菜の花 -3
青空を入れて撮った。白い雲も良いところにあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
190519_007.jpg
8.小岩井農場入り口
駐車場から砂ぼこりの中を少々歩いて、入場券売り場に来た。今日は日曜日なので家族連れも多い。入場料は一人800円。小岩井農場は総面積3000ha(東京ドーム約640個分)、南北13km、東西5kmと広大である。生産現場は通常非公開だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 25mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190519_008.jpg
9.小岩井農場ゲート
入場ゲートの正面には岩手山が聳える。ただ、中に入って見るとそこは農場というイメージはない。広大な公園である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 20mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190519_009.jpg
10.岩手山
岩手山が救ってくれる。雲がとれて山頂まで望むことができた。岩手山は標高2,038mある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 62mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190519_010.jpg
11.シャクナゲ
シャクナゲの花が咲いていた。広い場内を家族連れが歩く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190519_011.jpg
12.広い農場と岩手山
小岩井農場というと、牛が放牧され、牧草を食む姿を連想し、またパンフレットにもそんな写真が載っているのだが、ここで目に映るのはただ広さだけだった。約15分ほど歩いて「上丸牛舎」というところへ行けば牛が見られるようだが、そのことがわからなかった。事前勉強不足を反省。「上丸牛舎」というところには、日本の酪農の発展とともに歩んできた小岩井農場のその100年を超える歴史の中で作られ、使用されてきた牛舎や、サイロなど計6棟が、国登録有形文化財となっているという。すべて明治末期から昭和初期にかけて建てられたもので、特にレンガサイロは、国内に現存する一番古いものだそうだ。また、小岩井農場酪農発祥の地である「上丸牛舎」には、およそ90本のソメイヨシノの木があり、4月下旬~5月上旬には岩手山を背景に、国の重要文化財に指定されている牛舎群と桜の見事な景観が楽しめるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190519_012.jpg
13.ヒツジ
遠くにヒツジが何頭かいて、草を食んでいた。よく見ると毛を刈られている羊がいる。「羊の毛刈り」実演が行われるらしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190519_013.jpg
14.毛を刈られた羊
2頭見えるヒツジのうち、左側のヒツジは毛を刈られたのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190519_014.jpg
15.サギゴケ
カキオドシかと思ったが、サギゴケのようだ。見落とし勝ちな小さな花だが、ローアングルで岩手山を背景に撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190519_015.jpg
16.トラクター
小岩井農場の東南のほうに100年の森エリアというところがあって、トラクターがけん引する手作りの客車で、専任のガイド付きで散策するコースがある。これはそのトラクター。1630 JOHN DEER の文字が見える。メーカーはディア・アンド・カンパニーというアメリカの会社で、このトラクターは1981年製のようだ。kさんはトラクターに詳しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190519_016.jpg
17.岩手山とヤエザクラ
ヤエザクラがまだ咲き残っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 35mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190519_017.jpg
18.秀麗 岩手山
木立の間から見える、すっかり雲がとれた岩手山の姿は、ここに来た甲斐があった。結局、私たちは小岩井農場の入り口近くのごく一部を歩いたに過ぎなかったが、次に来ることがあれば、もう少し時間をとって範囲を広げて歩いてみたいと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 25mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190519_018.jpg


2018年6月 6日

南足柄 最乗寺から夕日の滝へ 5月1日

7~8年前から、南足柄へは毎年5月10日前後に出かけている。ところが今年はチョウの発生時期と花の開花時がちぐはぐである。今回は桜から始まった花の開花時期が早いので、少し早めに行ってみることにした。花はフジ、シャクナゲが適期を迎えているが、ツツジの開花は遅いようだった。一方、チョウはウスバシロチョウは例年より少ない。黒いアゲハは、新鮮なオナガアゲハが多かったが、ジャコウアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハは少なかった。
 例年は先に夕日の滝へ行き、ウスバシロチョウや運が良ければ、ツツジの花で吸蜜するミヤマカラスアゲハなどを撮ってから、大雄山最乗寺へ行くが、今回は先に最乗寺へ行った。今年は5月の1日、2日を休めば9連休になる。この日も駐車場は空いているかと心配して行ったが、最乗寺も夕日の滝もそれほどではなかった。
 収穫は、シャクナゲに来たオナガアゲハの♂くらいであった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.モミジの実 最乗寺
最乗寺 瑠璃門の石段。新緑のモミジの枝の先に赤い竹トンボの羽のような、果皮の一部が平らな翼状に発達した果実が付いている。花が先に咲くのだが、地味で目立たない。そのあとに出てくる翼果が赤くてまるで花のようだ。翼の生えたような形状は、風によって親木から離れたところへ運ばれるためである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 51mm ISO1000 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 2.オナガアゲハ -1 最乗寺
境内の白いツツジの花にオナガアゲハが来た。新鮮な個体である。蜘蛛の糸に掛からないか心配になった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 110mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 3.松平大和守直基の墓 最乗寺
チョウもなかなか現れないので、境内の建物や史跡などを見学した。 多宝塔の下に松平大和守直基の墓があった。 松平大和守直基は徳川家康の次男である結城秀康の五男に当たる。つまり、家康の孫だ。直基の墓が最乗寺に建立されたのは、徳川将軍家と最乗寺の関係の深さもさることながら、直基自身が大雄山最乗寺に信仰が深かったことに由来すると考えらえているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 4. オナガアゲハ -2 最乗寺
まだ、あまり咲いていないツツジだったがオナガアゲハが吸蜜に来た。きれいな個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 210mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 5. オナガアゲハ -3 最乗寺
シャクナゲの花は適期だった。そのシャクナゲにオナガアゲハが寄ってくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 210mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 6. オナガアゲハ -4 最乗寺
前の写真と同じ個体。裏面の赤い斑紋が美しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 210mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7. オナガアゲハ -5 最乗寺
良いタイミングでシャッターが切れた。オスに見られる後翅前縁の白紋が鮮やかだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 210mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8.オナガアゲハ -6  最乗寺
しばらく撮らせてくれたオナガアゲハは別のシャクナゲの花に移った。時間は9時40分ごろだったが、この後、オナガアゲハは飛んではいるが、ほとんど花に来なくなった。 ♀のオナガアゲハの後翅翅表外縁に連なる赤い紋は大きく、とてもきれいで魅力的なのだが、この日、♀は見ることができなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 210mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 9.シャクナゲの花  石楠花、石南花  最乗寺
シャクナゲとはツツジ科ツツジ属 (Rhododendron) 無鱗片シャクナゲ亜属、無鱗片シャクナゲ節の総称である。変種、品種が多く、多種類の花がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 210mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.鐘楼 最乗寺
鐘楼もゆっくり見たことはなかったが、よく見るとその柱には龍の彫刻が施されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 11.真っ赤なシャクナゲ  最乗寺
いま、シャクナゲは適期だ。真っ赤なシャクナゲがひときわ鮮やかだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 12.フジ  最乗寺
本堂に上がる左側にフジ棚がある。このフジの花にジャコウアゲハが来るのではないかとしばらく待ったが、駄目だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 13.ケーブルカー  最乗寺
最乗寺にケーブルカーがあったとは知らなかった。どうやら本堂の裏手あたりから、御真殿へ上がっていく。このケーブルカーは参拝客用ではなく、どうやら寺の業務用に使われているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 78mm ISO1000 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 14.奥の院への階段  最乗寺
結界門から三面大黒殿の脇を上がっていくと、さらにその先に、この奥の院への階段がある。 ホームページには、鬱蒼とした老杉に囲れた350段余りの階段を登ると、御本地十一面観世音菩薩(当山守護道了大薩の御本地)が奉安されている奥の院につくとある。大雄山のもっとも高い所に位置する奥の院へは、沢山の参詣者がこの階段を登られてお参りに来るとあったが、今回は、上がるのはご辞退申し上げた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 13mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 15.御真殿(妙覚宝殿)  最乗寺
奥の院への階段を左手に見て、前に進むと御真殿(妙覚宝殿)につく。 結界門をくぐったところからは、すぐ右手の77段の石段を登ったところだ。 当山守護妙覚道了大薩をご本尊に大天狗・小天狗が両脇侍として祀られている。朝晩の祈祷から日中の特別祈祷が修行される道場とある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 16.御真殿(妙覚宝殿)の石段  最乗寺
これは結界門から御真殿へ上がる77段の石段だ。この石段を下りてきた。威徳神通道了大薩捶と書かれた旗が立ち並んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 20mm ISO1000 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 17.オナガアゲハ -7  最乗寺
鐘楼の近くまで下りてくると、白いツツジの花にオナガアゲハが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 18.碧落門とシャクナゲ 最乗寺
例年は境内からこの碧落門を出たところに咲くツツジの花に、黒いアゲハが来ているのだが、今年はツツジの花が咲いていなかった。シャクナゲの花が瑞々しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 19.ウスバシロチョウ -1 夕日の滝
大雄山最乗寺を切り上げて、夕日の滝へ移動した。地蔵堂のところにある大きな駐車場に車を止めたが、さすがにゴールデン・ウィークで、いつもより駐車している車が多かった。ここから15分ほど歩くと夕日の滝のキャンプ場に着く。そのキャンプ場の駐車場は、止まっている車が少なかった。途中、ハルジオンが咲く原っぱにウスバシロチョウが舞っていたが、撮れなかった。やっと撮れたのは、夕日の滝の入り口で、葉上に静止したこの1頭だけだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 20. ウスバシロチョウ -2 夕日の滝
前の写真と同じ個体。寄って撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 21.夕日の滝 -1
昨日の雨のためか水量が多かったように思う。シャッタースピードを遅くして撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オート( f3.2 1/50秒 9mm ISO100 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 22.夕日の滝 -2
滝壺は大きくないが、水はきれいだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オート( f3.5 1/30秒 13mm ISO100 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 23.夕陽の滝 -3
自転車で来ていた3人の若い人たちが、滝の前で冷気を浴びていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 24.ジャコウアゲハ 夕陽の滝
駐車場の脇に咲くツツジの花にジャコウアゲハが来ていた。気持ちが悪いという人もいるが、胴の赤が良く目立つ。後翅の一か所にだけ日光が当たっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4 1/500秒 187mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 25.「万葉うどん」 夕陽の滝
地蔵堂の先に「万葉うどん」という店がある。今日はここで昼食にした。ハイキングのお客さんでにぎわっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段


2017年6月 1日

今春も南足柄へ 5月11日

ウスバシロチョウの写真を撮ろうと、今春も南足柄へ行ってきた。できればミヤマカラスアゲハも見たい。かみさんが大雄山最乗寺のフジを観たいと同行する。
 7時40分ごろ自宅を出発し、国道16号線を東名高速の横浜町田インターへ向かう。ところが16号線から東名横浜町田インターへの分岐を過ぎたあたりで、大渋滞にはまってしまった。やっと料金所を通過し、本線に入る。本線も動いてはとまり、ノロノロとしか進まない。そのうち、一番右側車線の車がウインカーを出して左車線に入りだした。これは右側車線で事故があったのだろうと判断し、一番左の車線を走ると、やがて動きが良くなった。原因は右側の中央分離帯に激突して、全面を大破している4トン積みくらいのトラックだった。後で調べてみると、単独事故らしい。
 あとは順調に流れ出したが、膀胱は満タンになり、海老名SAに入る。さぞ、混んでいるだろうと思ったが、案に反して空いていた。いつもは1時間15分くらいで夕日の滝に到着するが、この日は3時間近くかかってしまい、到着は10時半ごろになってしまった。
 南足柄の夕日の滝あたりではジャコウアゲハの♂が多かったが、ウスバシロチョウや、他の黒いアゲハは少ない。
 ツツジは最盛期は終わってしまっていたが、夕日の滝では赤いツツジが、最乗寺では白いツツジが咲き残っていた。最乗寺のフジは見ごろだったが、シャクナゲは大部分が終わってしまっていた。

1.新緑
夕日の滝の駐車場に車を停め、私はウスバシロチョウを求めて、周囲を歩いた。かみさんは新しい道ができた夕日の滝まで行き、車に戻り、数独(ナンプレ)を楽しんでいたらしい。南足柄の里山は新緑がきれいだった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​5.6​​​​​​​​ 1/​640​秒 52mm ISO250​​​​ ​)露出補正​ ​なし
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2.黄色いツツジ
民家の庭に黄色い花が咲いていた。花を見るとツツジのようだが、黄色いツツジというのは初めて見る。陽の光に黄金色に輝いていた。調べてみるとキレンゲツツジだそうだ。黄色とオレンジとがあるようだるようだが、少し高い涼しい地方に自生しているとのこと。ミツバツツジと同じ落葉種で葉も花も普通のツツジより大きい。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​5.6​​​​​​​​ 1/​3200​秒 120mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
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3.サナエトンボ 早苗蜻蜒
小型のヤンマのようなトンボがいた。調べたところ種名までは同定できなかったが、サナエトンボの一種のようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​6.3 1/​1250​秒 300mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
4.セイヨウオダマキ 西洋苧環​​
咲いているのは初めて見た。これは淡黄色の花を咲かせるオダマキの一種で、北ヨーロッパからシベリアに広く分布してしているそうだ。5月から6月ごろ、花茎を伸ばして、長い距のある紫色の花を咲かせる。古くから栽培されているため、交配改良された園芸品種も数多くあるとのこと。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​6 1/​1000​秒 130mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
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5.新緑のイロハモミジ​​​​
毎年、最乗寺へ来ると、この瑠璃門から境内に入るが、瑠璃門へ上がる階段から見上げるイロハモミジの新緑が鮮やかだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels​​​​
プログラムオートで撮影(​ ​f4.2 1/250秒 11mm ISO100​ ) 露出補正 -0.3段
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6.多宝塔
文久3年(1863年)建立。多宝如来を奉安、方形層上円形木造二重の塔。南足柄市の重要文化財に指定されている。なかなか渋い趣の塔と思う。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/125秒 4mm ISO320​ )露出補正 -0.3段
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7.結界門
結界門より道了大薩の浄域とされ、これより先に不浄のものは入るを許さずとある。この手前に御供橋・圓通橋があり、中央に御供橋、両脇に圓通橋が並行している。御供橋は白装束を身にまとった修行僧が道了様へのお供えをする時に使用する為の橋で、普段は通行する事ができないようになっている。この橋は、「かながわ橋 100選」の一つに数えられているそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f4 1/125秒 8mm ISO250​ ) 露出補正 -0.3段
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8.イロハモミジの落葉
モミジの葉は紅葉して落葉するものと思っていたが、まだ、緑、瑞々しい葉が落ちていた。風か雨かで落ちたのだろうか。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.6 1/125秒 6mm ISO220​ )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
9.深紅のシャクナゲ
シャクナゲはほとんどの花が落ち、朽ちていたが、深紅のシャクナゲが頑張って咲いていてくれていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影(​ ​f​6.3 1/​400​秒 300mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
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10.藤棚
後になってしまったが、ここ最乗寺は福井県の永平寺、鶴見の総持寺に次ぐ格式のある曹洞宗の寺である。創建に貢献した道了という僧が、寺の完成と同時に天狗になり身を山中に隠したと伝えられることから、道了尊とも呼ばれているのだ。その境内の僧堂と鐘鼓楼の前にこの藤棚がある。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​5.6 1/​400​秒 44mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
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11.フジ -1
マメ科フジ属、つる性の落葉する樹である。強い日当たりを好むため、公園や庭園などの日光を遮るもののない場所に木や竹、鉄棒などで藤棚と呼ばれるつる性の植物を絡ませる木材などで組んだ棚を設置し、木陰を作る場合が多い。ここの藤棚は決して大きくはないが、見事である。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​5.6 1/​400​秒 66mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.フジ -2
フジは紫色の花が、幹の方から先端に向かって咲き進む。まだ先が伸びそうだ。後ろに見えるのは、聖僧文殊菩薩が祀られ、修行僧が日夜、坐禅弁道に励む根本道場である僧堂の窓だ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​5.6 1/​250​秒 86mm ISO200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
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2016年6月 3日

ゴールデン・ウィーク最終日は南足柄へ 黒いアゲハたち 5月8日

今回、南足柄へは5月の10日か11日に行こうと思っていた。ところが天気予報では、両方とも雨模様のようだ。そこでゴールデンウィーク最後の日、8日に出かけることにした。
 南足柄へ来るときは夕日の滝周辺と大雄山最乗寺境内で撮影するのだが、いつもツツジ、シャクナゲの開花状況が気になる。昨年は5月11日に来たが、少しタイミングが遅かった。今回は、ツツジがまだ十分花をつけていたものの、シャクナゲには少し遅かったようだ。
 もう一つ、これまで南足柄へ来てウスバシロチョウの写真が撮れなかったことはなかったが、この日はダメだった。夕日の滝周辺では、ウスバシロの姿はそこそこみられるのだが、私がポイントしている2か所の草地が、きれいに草刈がされてしまっていて、撮影できなかった。
 ゴールデン・ウィークということで交通渋滞が気になったが、行き帰りともまったく混雑することなく、走ることが出来た。

;クリックすると大きな写真になります。 1.コミスジ
地蔵堂の駐車場から夕日の滝までの間、ウスバシロチョウは多く見かけるのだが、撮影チャンスはなかった。少し時間が早かったのかもしれない。夕日の滝ではコミスジが気持ちよさそうに日光浴をしていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.2 1/200秒 30mm ISO100​ ) ​  ​​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.クロアゲハ♂ -1
夕日の滝への入り口に咲くツツジの花でクロアゲハが吸蜜していた。これは♂のようだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.クロアゲハ♀
クロアゲハのメスが、花から花へとホバリングをしながら、吸蜜している。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.猟犬供養塔
毎年ここへきているのに、今まで気が付かなかった。イノシシの肉も売られている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4.8 1/200秒 17mm ISO100​ ) ​  ​​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.田植えの準備
そろそろ田植えの季節がくる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5 1/250秒 24mm ISO100​ ) ​  ​​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.フジ
あちこちで野のフジが咲いていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5 1/250秒 24mm ISO100​ ) ​  ​​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.カラスアゲハ♂ -1
車を停めていた地蔵堂の駐車場まで戻ってきた。カラスアゲハの♂が吸蜜していた。傷のないきれいな個体だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.カラスアゲハ♂ -2
前の写真と同じ個体。忙しそうに吸蜜している。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.カラスアゲハ♂ -3
ツーリングの人たちが多く立ち寄る「夕日の滝より流れ落ちる冷涼な水でこね上げた麺と、自然の素材を贅沢に使った旨いだし、こだわりを持った職人が、こねる、打つ、茹でる。」という足柄古道万葉うどんでうどんを食べあと、大雄山最乗寺へ移動した。境内に入るとすぐ、白いツツジの花に舞う黒いアゲハが見えた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.オナガアゲハ♂ -1
白いツツジの花にオナガアゲハもやってくる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.オナガアゲハ♂ -2
広い境内から碧落門を出たところにツツジの花の植え込みがあるが、そこへもオナガアゲハ、カラスアゲハ、ジャコウアゲハが良く訪れる。これはオナガアゲハの♂。傷のない個体が多い。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.オナガアゲハ♂ -3
ツツジの花に首を突っ込んで吸蜜している。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.オナガアゲハ♂ -4
♂の裏面後翅の赤い紋はクロアゲハより鮮やかだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.真っ赤なシャクナゲとクロアゲハ
余りシャクナゲの花に来るのを見たことはなかったが、碧落門裏手に咲く真っ赤なシャクナゲの花にクロアゲハが来ていた。鮮やかなコントラストだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/200秒 116mm ISO100​ ) ​  ​​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 15.カラスアゲハ♂ -4
再び境内の戻る。低いところに咲くピンクのツツジにカラスアゲハがいた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO720 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.カラスアゲハ♂ -5
前の写真と同じ個体。一瞬開翅するチャンスを連写で捉える。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.藤棚のフジと本堂
本堂への階段の手前にある藤棚のフジが見ごろだった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4.5 1/200秒 12mm ISO100​ ) ​  ​​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 18.カラスアゲハ♂ -6
右の尾状突起がとれそうだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO900 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 19.ジャコウアゲハ♂ -1
綺麗なジャコウアゲハだった。陽の光があたる右前翅が輝いて見える。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 20.ジャコウアゲハ♂ -2
前の写真と同じ個体。ツツジに埋もれるようにして吸蜜している。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 21.クロアゲハ♂ -2
白いツツジの花にクロアゲハも来ている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 22.クロアゲハ♂
久しぶりに破損のないきれいなクロアゲハに会えた。今日は、オナガアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、ジャコウアゲハと4種の黒いアゲハたちを撮った。そのほとんどが♂で、しかも傷のないきれいな個体が多かった。♂の発生最盛期のようだ。南足柄ではモンキアゲハ、ナガサキアゲハは見た記憶がない。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし


2014年6月 8日

高野山と京都 5/21~24 3泊4日 (1)墓参り 5月22日


  私の父母の墓が和歌山県の高野山にある。私の曽祖父が当時の恵光院のご住職と懇意の間柄で、お墓を設けたと伝え聞いている。その墓は「先祖代々の墓」として、それ以降親族が祀られていて、最近では、私の兄や、義理の姉が埋葬された。私の父母が元気なころは、3年に一度、父親の兄弟(7男2女)が菩提寺である恵光院に集まっていた。私は小学生のころから恵光院に泊まった記憶があり、その後も、兄や、義姉の納骨の折などに恵光院に泊まることがあった。
 今回は、結婚してから、10年以上経つのに、まだ私の父母の墓にお参りしていない娘夫婦を連れて行くのが目的だった。
  恵光院に一泊した次の日に、本堂での勤行と奥ノ院へと続く杉並木の石畳の道の「中の橋」の近くにある、父母、兄、そして、累代の人が眠る墓にお参りした。
  高野山の壇上伽藍などを見て歩いた後、京都に寄り、2泊した。
  写真も持ち歩きに楽なHS50で、1,000ショット近くは撮ってきた。何回かに分けて、順次アップさせていただこうと思う。
  まず、最初に今回の主目的である高野山での墓参りなどについて記録しておく。
  5月21日は前日から大阪に入っていた娘たち夫婦と難波の高島屋で合流し、そこで昼食にした。14:34発の南海電鉄:特急「こうや」で高野山に入る。
 翌22日は、宿泊した菩提寺でもある宿坊「恵光院」の本堂で朝6時半から勤行、7時から護摩祈祷、7時半朝食で朝食後、父母の墓にお参りした。

1.天候回復
5月21日朝、新横浜から新幹線に乗る。ジパング倶楽部を利用するので「のぞみ」には乗れない。8:22発の「ひかり」に乗る。出かけるときは 激しい雨が降っていたが、静岡に差し掛かるころには、雨も止み、晴れ間が出てきた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1000秒 11.0mm ISO125 ) 露出補正 なし
天候回復;クリックすると大きな写真になります。
2.南海電鉄 難波駅
改札口を入ると一番右側に関空へ行く特急「ラピード」が入線してきた。真っ赤な車体に 「NEO ZEON」 と書かれていた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/60秒 18.6mm ISO800 ) 露出補正 なし
南海電鉄 難波駅;クリックすると大きな写真になります。
3.極楽橋駅到着
我々4人が乗った特急「こうや」は、私たち以外には、一組の女性グループが乗っていただけだった。人数は少ないがとても賑やかで、楽しそうだった。午後4時少し過ぎに、終点の極楽橋駅に到着し、ケーブルカーに乗り換えた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/100秒 7.8mm ISO125 ) 露出補正 なし
極楽橋駅到着;クリックすると大きな写真になります。
4.高野山ケーブルカー
特急「こうや」の乗客はすべてケーブルカーに乗って、標高867mの高野山駅へ向かう。外国人観光客も数組乗ってきたが、ガラガラに空いていた。ケーブルカーで高野山駅に着くとバスに乗り換える。5月21日は菩提寺でもある宿坊「恵光院」に泊まる。バスは刈萱堂前で降りる。夕食は5時半から精進料理。あとは何もすることはない。難波の「高島屋」で買い込んだワインとおつまみでテレビ、「TEAM」と「花崎舞が黙っていない」を観る。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/200秒 18.6mm ISO320 ) 露出補正 なし
高野山ケーブルカー;クリックすると大きな写真になります。
5.恵光院本堂 勤行
翌22日の朝は、6時半から、恵光院の本堂で勤行がある。これは毎日行われているお勤めだが、この日は私たちが行ったので、父母、兄の過去帳を私たちの前に置いてくれた。この勤行には、恵光院に泊まっている外国からのお客さんも座る。半分以上が外国人観光客だった。ご住職により、20分ほどお経があげられたあと、本堂奥にある、ご本尊「阿弥陀如来」と、あらかじめ前に出しておいてくれた先祖代々の位牌にお参りをする。フランス人が多いように思う。平成16年(2004年)に高野山が世界遺産となり、毎日、こんなに多くの外国の人たちにお参りしてもらって、父母もさぞ目を丸くしていることだろう。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/10秒 4.4mm ISO3200 ) 露出補正 なし
恵光院本堂 勤行;クリックすると大きな写真になります。
6.恵光院本堂前
勤行が終わった。外国人観光客も外に出てきた。若い僧が7時から毘沙門堂で行われる護摩供養の案内をする。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/75秒 4.6mm ISO400 ) 露出補正 なし
恵光院本堂前;クリックすると大きな写真になります。
7.恵光院本堂からの朝の眺め
本堂は少し高いところにある。見渡すと寺々の屋根が連なり、朝の光に新緑が映える。すがすがしい眺めだった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/600秒 7.9mm ISO400 ) 露出補正 なし
恵光院本堂からの朝の眺め;クリックすると大きな写真になります。
8.護摩供養
護摩供養は恵光院の護摩堂である毘沙門堂で行われる。恵光院に泊まったすべての外国人観光客が集まった。若い僧は多分、高野山大学の学生さんか、その卒業生と思うが、立派な英語で説明をした。外国の人たちにとっては、とても印象に残る経験になったことと思う。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/15秒 4.4mm ISO1600 ) 露出補正 なし
護摩供養;クリックすると大きな写真になります。
9.毘沙門堂前
護摩供養が終わって、参加者が毘沙門堂の外に出て靴を履く。毘沙門堂には本尊として毘沙門天を、脇仏に舵取り不動明王と愛染明王が祀られている。7時半から朝食である。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/340秒 6.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
毘沙門堂前;クリックすると大きな写真になります。
10.奥ノ院への一ノ橋
朝食を済ませ、チェックアウトをし、荷物を恵光院に預けて、父母や兄たちの墓参りに出かける。恵光院の前から、奥ノ院への石畳の道の入り口である一ノ橋を望む。朝7時半過ぎ、さわやかな空気を胸いっぱいに吸う。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.6 1/160秒 16.7mm ISO100 ) 露出補正 なし
奥ノ院への一ノ橋;クリックすると大きな写真になります。
11.シャクナゲ
高野山はシャクナゲが多いそうだ。時期的には少し遅かった。恵光院の庭にも、見事なシャクナゲの花が咲き残っていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/40秒 30.3mm ISO400 ) 露出補正 なし
シャクナゲ;クリックすると大きな写真になります。
12.恵光院山門
恵光院の山門の塀には「Ekô-in」 と書かれた銘板が掛けられていて、下には一本のシャクヤクが植えられていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/850秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
恵光院山門;クリックすると大きな写真になります。
13.土足厳禁
恵光院の玄関には、ここから先は土足禁止、寺の中では荷物を引きずるな、たたみの部屋にはスリッパを脱いで入れ・・・などと英語で注意書きが。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/140秒 10.7mm ISO400 ) 露出補正 なし
土足厳禁;クリックすると大きな写真になります。
14.高野山 歴史上の人々の墓
一ノ橋から奥ノ院へ、大きな杉が立ち並ぶ石畳の道を進む。左右には、伊達政宗の墓、武田信玄・勝頼の墓、石田光成の墓など、歴史にその名を連ねる名将たちの墓がある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/120秒 7.9mm ISO400 ) 露出補正 なし
高野山 歴史上の人々の墓;クリックすると大きな写真になります。
15.中の橋
この橋の少し手前に父母や、兄たちが眠る墓がある。墓は前日に掃除をお願いしておいたのできれいになっていた。墓の前に立ち、手を合わせる。橋の向こう側の奥に「姿見の井戸」というのがある。その「姿見の井戸」を覗き込んで自分の顔が映らなければ、三年以内に亡くなるという言い伝えがあるという。覗いてみた。輪郭はわかるが顔の造作はよく見えない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/110秒 6.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
中の橋;クリックすると大きな写真になります。
16.写真業界先賢萬霊之碑
中の橋からさらに奥ノ院へ向かって進むと右手に赤い橋が見え、英霊堂がある。その手前に写真業界先賢萬霊之碑というのがあった。写真好きの私には興味があった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/160秒 6.2mm ISO125 ) 露出補正 なし
写真業界先賢萬霊之碑;クリックすると大きな写真になります。
17.東日本大震災物故者慰霊碑
平成25年3月11日、高野山真言宗、総本山金剛峯寺は平成23年3月21日の東日本大震災で犠牲になった物故者供養のため、慰霊塔を建立し、その冥福を祈るとともに、被災地の早期復興を祈念すると記されていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
東日本大震災物故者慰霊碑;クリックすると大きな写真になります。
18.水向地蔵
奥ノ院の手前に御廟橋があるが、その手前右側に水向地蔵があり、何体もあるお地蔵様に柄杓で水を掛けていく。水行場のシャクナゲがきれいだった。御廟橋から先、奥ノ院は撮影禁止である。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/70秒 35.2mm ISO400 ) 露出補正 なし
水向地蔵;クリックすると大きな写真になります。
19.杉並木
一ノ橋から奥ノ院御廟までの参道約1.6kmの両側にそびえたつ樹齢200年から600年の大杉林は、和歌山県の天然記念物に指定されている。大杉の総数は1300本を超え、樹高50mの巨木もある。10時を回り、杉並木にも日が差し混んできた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/450秒 7.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
杉並木;クリックすると大きな写真になります。


2014年5月19日

南足柄 ウスバシロチョウ飛ぶ 5月8日


  ここ2、3日肌寒い日が続いたので、狙いのウスバシロチョウと黒いアゲハたちは飛んでくれるのかどうか、ちょっと心配だったが、5月はいろいろと所用もあって、毎年行っている南足柄へ行くのは、この日しかなかった。午後から風が強くなるというが、気温は上がるとの予報。朝8時に自宅を出発した。東名高速を走ると、この時期には珍しく富士山がとてもきれいに見えたので、夕日の滝へ行く前に足柄峠まで上った。昨年に続き、今回も遮るもののない富士山を眺めることができた。
  地蔵堂の駐車場に車を止め、夕日の滝まで、1km弱を歩くことにした。毎年ウスバシロチョウが飛んでいるヒメジオン(ハルジオンかもしれない)が咲く平地へ行くと、今年は草刈りがされていて、ヒメジオンはひとつも咲いていない。ウスバシロチョウの姿は見えるがなかなか撮れるところに来てくれない。そして、毎年この近くの民家のツツジの花に来ている黒いアゲハたちに期待していたが、まったくいなかった。
  ここではD5000+TAMRON 90mm マクロ でもウスバシロチョウを撮ったが、迂闊にも、いつも f5.6 か f6.3 にしている絞り優先オートの絞りが f22 になってしまっていた。これは自宅に帰ってから気が付いたこと。お始末なエラーだ。気をつけなくてはいけない。
  夕日の滝近くのキャンプ場のそばで、何頭かのウスバシロチョウが飛ぶところがあった。そこでしばし時間を費やす。飛んでいる黒いアゲハはジャコウアゲハの♂のみ。
  11時半に、大雄山最乗寺へ移動する。最乗寺の駐車場で、車の中でおにぎりを食べて、境内に入る。フジ、シャクナゲは咲いている。つつじも咲いているが、ここにも黒いアゲハはいない。オナガアゲハの雄を1頭見かけただけだった。過去の記録を見てみると、黒いアゲハは5月中ごろ以降のほうが多くなるようだ。その年の発生時期が遅い年もあるだろうし、早い年もあるだろうとは思うが。
  そのうち日が陰ってきて、風も出てきた。午後1時に引き揚げてしまった。

足柄峠から富士山を望む -1;クリックすると大きな写真になります。 1.足柄峠から富士山を望む -1
9時20分、神奈川県と静岡県の県境になっている足柄峠に着いた。道の脇にある駐車場に車を止めて、高台にある足柄城跡にあがる。目の前にまだ白い雪をいっぱい被った富士山が現れた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.4 1/900秒 33.9mm ISO100 ) 露出補正 なし
足柄峠から富士山を望む -2;クリックすると大きな写真になります。 2.足柄峠から富士山を望む -2
御殿場市を挟んで遮るものが何もない富士山を眺めた。右の方へ行くと富士五湖方面になる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/850秒 13.3mm ISO100 ) 露出補正 な
足柄峠から富士山を望む -3;クリックすると大きな写真になります。 3.足柄峠から富士山を望む -3
HS50の望遠域で山頂を撮った。ここ足柄峠は箱根外輪山から北に延びた尾根上にある。金時山も近い。標高は759m。交通の要衝であるため、899年に関所が、戦国時代には足柄城が築かれた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F8.0 1/950秒 160.5mm ISO100 ) 露出補正 なし
モンキチョウ;クリックすると大きな写真になります。 4.モンキチョウ
富士山を眺めた後、夕日の滝へ向かう。今日はその入り口である地蔵堂の大きな駐車場に車を止め、歩いて滝へ向かうことにした。駐車場の周りもヒメジオンなどが咲き、ツツジも咲いている。ヒメジオンで吸蜜するモンキチョウの♂を撮った。この蝶は吸蜜するときは翅を閉じていて開かない。前述したとおり、D5000でいつも通り、絞り優先オートに設定しているが、その絞りがなぜか f22 になってしまっていた。カメラバッグから出し入れするときに、ON の状態でダイアルが回ってしまっていたのだと思う。初歩的なミスをしてしまった。しかも、今日一日、家に帰って撮った写真を確認するまで気が付かなかったのもお粗末極まりない。大反省。その結果、シャッタースピードは1/250秒以上と設定してあったため、ISOが上がってしまった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F22.0 1/250秒 90mm ISO500 ) 露出補正 なし
スジグロシロチョウ♂ -1;クリックすると大きな写真になります。 5.スジグロシロチョウ♂ -1
スジグロシロチョウが多く飛んでいた。春型はスジグロのそのスジが夏型より、細く、翅表は白が目立つ。裏面後翅は夏型より黄色味を帯びる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F22.0 1/250秒 90mm ISO720 ) 露出補正 なし
ジャコウアゲハ♂;クリックすると大きな写真になります。 6.ジャコウアゲハ♂
ウスバシロチョウを追いかけていたら、黒いアゲハがスーっと飛んできて、近くの植え込みに翅を休めた。もう少し近づこうとしたら逃げられてしまった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/160秒 50.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
ウスバシロチョウ;クリックすると大きな写真になります。 7.ウスバシロチョウ
花に寄らずに飛び回ってばかりいたウスバシロチョウだったが、初めての撮影チャンスがこれだった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/350秒 160.5mm ISO100 ) 露出補正 なし
140518_008.jpg 8.ヒメジオンに来たウスバシロチョウ
やっと、ヒメジオンの花で吸蜜を始めてくれた。落ち着くのを待って、90mm マクロ で近寄る。f22 なので後ろがきれいにボケない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F22.0 1/250秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
広角で撮ったウスバシロチョウ;クリックすると大きな写真になります。 9.広角で撮ったウスバシロチョウ
落ち着いて吸蜜してくれているので、今度はHS50の広角端で、レンズの先20cm位まで近づき、背景が入るように撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/800秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
夕日の滝 落ち口;クリックすると大きな写真になります。 10.夕日の滝 落ち口 
ウスバシロチョウの居場所もわかったので、夕日の滝へと進む。途中、サカハチチョウが飛んでいたが、撮れなかった。夕日の滝はこの落ち口から、まっすぐ滝つぼに落ちるいわゆる「直瀑」だ。落差23m、幅5mの滝で金太郎が産湯をつかった滝と伝えられている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/500秒 26.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
夕日の滝 滝壺;クリックすると大きな写真になります。 11.夕日の滝 滝壺
瀧の撮り方はシャッタースピードを遅くして、流れる水がつながるように撮るのが良いとされていることは知っていた。そこでシャッタースピード優先にして1/50で撮ってみた。しかし、写真の指南書を見ると、三脚を使って、もっと遅いシャッタースピードで撮り、水の流れをシルキーな感じにとある。1/50秒では、まだ滝を流れる水が途切れて見える。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/50秒 20.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウスバシロチョウ 90mmマクロで;クリックすると大きな写真になります。 12.ウスバシロチョウ 90mmマクロで
夕日の滝の写真を撮って、ふたたび、さきほどウスバシロチョウがいたポイントへ戻る。2頭が菜の花とヒメジオンを行き来していた。少し遠かったけど菜の花に止まったウスバシロチョウを90mmマクロで撮った。絞りが f22 になっていたのでボケが少ない。でもここはうるさいボケでなく、菜の花が咲く原っぱを写せた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F22.0 1/250秒 90mm ISO800 ) 露出補正 なし
ウスバシロチョウ HS50で -1;クリックすると大きな写真になります。 13.ウスバシロチョウ HS50で -1
段差があって近寄れないので、HS50に持ち替えて撮った。翅が透けて後ろの菜の花の黄色が滲んで見える。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/300秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
ウスバシロチョウ HS50で -2;クリックすると大きな写真になります。 14.ウスバシロチョウ HS50で -2
焦点距離160mm。背景の地面がうまくボケてくれた。今飛んでいるウスバシロチョウは♂が多く、きれいな個体が多い。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/550秒 160.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
スジグロシロチョウ♂ -2;クリックすると大きな写真になります。 15.スジグロシロチョウ♂ -2
90mmマクロを使うときは常に、f5.6 か f6.3 の絞り優先オートであり、f22 で撮ることはなかった。間違いで f22 で撮っているが、このようなボケも面白いなと思った。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F22.0 1/250秒 90mm ISO1400 ) 露出補正 なし
地蔵堂の石地蔵;クリックすると大きな写真になります。 16.地蔵堂の石地蔵
そろそろ最乗寺へ移動しようと、車を止めておいた地蔵堂の駐車場へ戻ってきた。地蔵堂のわきに何体かの石の地蔵仏がある。石の色がそれぞれ異なって見える。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/210秒 13.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
大乗寺のシャクナゲ;クリックすると大きな写真になります。 17.大乗寺のシャクナゲ
大乗寺のシャクナゲはちょうど見ごろだった。フジの花はまだ咲き始めで、つつじも五分咲きというところか。ところが黒いアゲハたちは姿を見せない。過去の記録を見てみると、2011年5月18日に来た時が、最も多くの黒いアゲハたちが飛んでいた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/170秒 13.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
140518_018.jpg 18.大雄山最乗寺 境内参道
本堂に上がる碧落門の石段の下から、三門を見る。大きな木々に囲まれた静寂な参道だ。時間はまだ、午後1時であるが、雲が広がり、日差しもなくなったので、引き揚げることにした。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 66.0mm ISO400 ) 露出補正 なし


2013年5月17日

南足柄 -2 大雄山最乗寺 5月9日


 足柄峠から富士山を眺めた後、県道78号線を大雄山駅へ戻り、今年も大雄山最乗寺へ向かった。最乗寺は参拝者が少なく、境内には、フジ、シャクナゲが見事に咲いていた。しかしツツジはあまり花をつけていない。陽の光を浴びて新緑が美しい。本殿の中にも入ってみた。
  ここでも蝶の数は少ない。新緑の葉の上に翅を休めるオナガアゲハを遠くから撮っただけだ。 帰路、大雄山駅の近くにある「スワベ」という洋菓子屋さんへ寄り、コーヒーとケーキを楽しんだ。ここ3年ほど、毎年、この季節に1回だけだが、最乗寺の帰りに立ち寄っている。
  再び大井松田インターから東名に乗り、1時間ちょっとで我が家に帰り着いた。

12.杉の一枚板戸
駐車場から歩いてきて瑠璃門から大乗寺の境内に入るが、その右手の総受付に通じる廊下に、目立たない板戸がある。しかしこの板戸は杉の一枚板で作られていて、その杉の木は直径2m50はあったろうと記されている。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/80秒 8.2mm ISO241 ) 露出補正 なし
杉の一枚板戸;クリックすると大きな写真になります
13.藤棚
境内に入って左手の鐘鼓楼の前にある藤棚のフジが満開だった。昨年は5月16日にここに来ているが、その時はフジはまだ咲きはじめだった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/200秒 8.2mm ISO64 ) 露出補正 なし
藤棚;クリックすると大きな写真になります
14.本堂
最乗寺にここ4年ほど毎年来ているが、初めて本堂に上がった。昭和29年に再建された間口15間、奥行き12間の本堂は、昭和を代表する仏教建築物だそうだ。最乗寺と書かれた扁額も立派である。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/18秒 4.6mm ISO400 ) 露出補正 なし
本堂;クリックすると大きな写真になります
15.若葉
多宝塔に上がる石段から眺めると、陽に照らされた新緑の若葉が眼に痛い。これはモミジだろうと思う。紅葉の時期にはさぞ、美しいに違いない。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/100秒 28.8mm ISO64 ) 露出補正 なし
若葉;クリックすると大きな写真になります
16.御供堂のシャクナゲ
最乗寺には、いたるところにシャクナゲが咲くが、特にここ御供堂の前には沢山のシャクナゲが競って花を咲かせている。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/160秒 16.9mm ISO64 ) 露出補正 なし
御供堂のシャクナゲ;クリックすると大きな写真になります
17.赤いシャクナゲの花
シャクナゲの花の色もいくつかあるが、この赤い花が一番見事だった。赤は露出を抑えないと飛んでしまう。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/160秒 110.4mm ISO64 ) 露出補正 -0.7段
赤いシャクナゲの花;クリックすると大きな写真になります
18.紫色のシャクナゲ
こんな彩の花をつけたシャクナゲもあった。今が最盛期のようで生き生きとしている。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/316秒 110.4mm ISO64 ) 露出補正 なし
紫色のシャクナゲ;クリックすると大きな写真になります
19.オナガアゲハ♂
家内が「あそこに何か止まっている」と教えてくれた。形からしてジャコウアゲハの♂かオナガアゲハだが、よく見るとオナガアゲハの♂だった。蝶までの距離は5m以上あったと思う。もちろん、P90の望遠端で撮影。5回くらいシャッターを切って、一番シャープな画像のカットをアップする。最後の最後にやっと撮った蝶の貴重な写真である。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/143秒 110.4mm ISO166 ) 露出補正 なし
オナガアゲハ♂;クリックすると大きな写真になります


2013年5月 4日

三ツ沢公園から豊顕寺へ 4月28日


 しばらく三ツ沢公園へは行っていなかった。わたくしの家からは歩いていくのだが、それがきつい坂道を登らなくてはならない。しかし、今日はさわやかな日だ。三ツ沢上町の「鳳誠閣」という小さな中華料理店へも久しぶりに行ってみたくなった。出かけよう。三ツ沢公園から、三ツ沢上町へ行く途中に豊顕寺がある。境内には春の花が咲いていた。
 この日はNikon Coolpix P90 だけを携行した。

1.豊顕寺の山門へ
星川から坂道を上りつめて三ツ沢競技場へ出る。三ツ沢ニッパツ球戯場の脇を通って三ツ沢公園前の歩道橋を渡って戦没者慰霊塔へ歩く。戦没者慰霊塔の裏側へ回ると、その先は豊顕寺市民の森だ。豊顕寺の山門へ下る道がある。私の好きな道だ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/85秒 67.2mm ISO400 ) 露出補正 なし
豊顕寺;クリックすると大きな写真になります
2.豊顕寺の境内
山門をくぐって左側に豊顕寺の境内へ入る門がある。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/72秒 10.3mm ISO114 ) 露出補正 なし
豊顕寺の境内;クリックすると大きな写真になります
3.豊顕寺境内のつつじ
境内にはいろいろな花が咲いていた。つつじも見ごろである。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/110秒 4.6mm ISO64 ) 露出補正 なし
豊顕寺境内のつつじ;クリックすると大きな写真になります
4.白いシャクナゲ
シャクナゲの花の色はいろいろあるが、このような純白のシャクナゲの花は初めて見た。少し花が傷んできている。露出補正なしだが、明るいところの白い花が適正露出になっているようだ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/250秒 4.6mm ISO64 ) 露出補正 なし
白いシャクナゲ;クリックすると大きな写真になります
5.クレマチス
お寺の社務所の生け垣にクレマチスが見事に咲いていた。この生垣には、赤紫、青、そして白い花をつけたクレマチスがあった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/71秒 13.4mm ISO82 ) 露出補正 なし
クレマチス;クリックすると大きな写真になります
6.三ツ沢せせらぎ緑道
豊顕寺境内の門を出て、左へ行くと国道1号線だ。その手前に並行して、三ツ沢せせらぎ緑道という小道がある。シャガが咲いていたので、マクロで撮る。少し離れた石橋も形が分かるほど被写界深度が深い。暗い背景で小さな白い花を撮ると、花の部分が露出オーバーになると思い、-1段補正したが、もっと補正すべきだったかもしれない。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/40秒 4.6mm ISO74 ) 露出補正 -1.0段
三ツ沢せせらぎ緑道;クリックすると大きな写真になります
7.アゲハチョウ
三ツ沢せせらぎ緑道に面したお宅の植木鉢に植えられたカラタチにアゲハチョウの♀がアプローチを試みている。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/285秒 67.2mm ISO64 ) 露出補正 なし
アゲハチョウ;クリックすると大きな写真になります
8.フジの花
国道1号線に出て鳳誠閣で、レバニラ炒めでビールを一杯飲み、昼食にした後、再び豊顕寺の境内に戻った。日蓮上人の前にある藤棚のフジはきれいに花をつけていた。このフジは静岡県の本興寺から根分けされたという。今年はフジが咲くのが例年より早いと聞く。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/160秒 13.4mm ISO64 ) 露出補正 なし
フジの花;クリックすると大きな写真になります
9.ムクドリ
再び、豊顕寺市民の森の道を、三ツ沢公園へと戻る。三ツ沢公園の「子供の遊び場」の芝生でムクドリが芝生の虫を啄んでいた。P90の望遠端で撮る。うまくピントが合ってくれた。トリミングはしていない。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/200秒 110.4mm ISO64 ) 露出補正 なし
ムクドリ;クリックすると大きな写真になります
10.コミスジ登場
三ツ沢グランドの近くでコミスジが飛んでいた。羽化したばかりのようで、勿論きれいな個体だった。望遠端(35mm版換算624mmの画角)にして、2m位離れたところから撮っている。望遠端にするとこれ以上近づくとピントが合わない。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/135秒 110.4mm ISO108 ) 露出補正 なし
コミスジ登場;クリックすると大きな写真になります