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2021年8月 9日

池の平と嬬恋鹿沢 3 of 3  7月20日 ミヤマモンキチョウを撮る

3日目、今日も朝から暑い。帰り支度を整え、予定通り池の平湿原へと出発し、8時半に駐車場に着いた。第一駐車場もまだ、空いている。
 まっすぐ、最短距離を池の平湿原へ歩こうかと思ったが、五十歩百歩なので東歩道を行く。歩いている人はいない。車坂峠へ続く湯の丸高峰林道を走る車の音が聞こえる。ササが生える暗い道で、クロヒカゲと、ヒメキマダラヒカゲしかいない。20分ほど歩いて池の平湿原に出た。
 湯の丸・池の平は、ミヤマシロチョウ、ミヤマモンキチョウ、ベニヒカゲという3種の高山蝶が生息することで知られるが、池の平湿原は「じゃらん」で「ミヤマモンキチョウ(保護されています)」と写真で紹介されるほど有名になっている。すでに5~6名の愛好者の方々がカメラを構えていた。皆さん長いレンズを付けている。神奈川のギフチョウ撮影のようだ。
 ミヤマシロチョウの個体数は比較的多く、すでにも多く発生している。だが、なかなか花に止まってくれず、離れたところを飛び回るので撮影は難しい。
 午前中、湿原の散策路を歩き回り、ポートレートのような写真は撮れなかったが、まあまあの成果を得た。
 11時半に駐車場に戻り、再び林道を走って湯の丸地蔵峠で休憩して、山を下った。駐車場から林道を高峰高原の車坂峠へ出て小諸に下りる道もあるが、私は少し遠回りになるものの走りやすいので地蔵峠を周って上信越自動車道へ下ることが多い。
 帰りも順調に走ることが出来、夕方5時前に帰宅できた。

60.クロヒカゲ -2
この個体はのようだ。東歩道はササが多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO250 ) 露出補正 なし
060_210720013 X800 〇池の平 RX10M4.jpg
61.ヒメキマダラヒカゲ
本種も新鮮である。珍しいチョウではないが、このチョウを見ると高原に来たことを感じる。。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
061_210720024 X800 ◎池の平 RX10M4.jpg
62.ミヤマモンキチョウ雌とモンキチョウ雄 -1
ミヤマモンキチョウの雌にモンキチョウの雄がアプローチしている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
062_210720009 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ D5300 TAMRON 90.jpg
63.ミヤマモンキチョウ雌とモンキチョウ雄 -2
前の写真と同じシーン。モンキチョウの方が形が大きく、悠々と飛ぶ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
063_210720008 X800 △池の平 ミヤマモンキ D5300 TAMRON 90.jpg
64.ミヤマモンキチョウ雌とモンキチョウ雄 -3
ミヤマモンキチョウ雌はさらに翅を開き、尾端を上げた。シロチョウ科のチョウによく見られる交尾拒否の態勢だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
064_210720022 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ D5300 TAMRON 90.jpg
65.ミヤマモンキチョウ雌とモンキチョウ雄 -4
同上。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
065_210720030 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ D5300 TAMRON 90.jpg
66.ウスユキソウ(薄雪草)に来たミヤマモンキチョウ雌
陽の当たるウスユキソウで吸蜜する本種を観察するのは初めてである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
066_210720046 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
67.ハクサンフウロ(白山風露)に来たミヤマモンキチョウ雄
右後翅外縁が欠損している。雄は擦れた個体が増えているようだ。湿原に造られた木道の近くではなかなか落ち着いて止まってくれない。草むらに紛れるチョウを望遠端で狙うが、大きなチョウではないのでピント合わせ、手振れを止めるのが難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
067_210720055 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
68.群生するクロマメノキ(黒豆の木)とミヤマモンキチョウ雌
食草であるクロマメノキの木が群生するところを飛び廻っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO100 ) 露出補正 なし
068_210720065 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
69.ネバリノギラン(粘芒蘭)で吸蜜するミヤマモンキチョウ雄 -1
2017年に来た時もこのネバリノギランで吸蜜する本種がいた。wikipediaのノギランの説明では、「花茎に総状花序をつけ、やや多数の花がつく。花には披針形の苞があり、短い花柄がある。花被は黄緑色で、長さ6-8mmのつぼ型になり、下部は合着し先端は6裂する」とある。このネバリノギラン(粘芒蘭)は花序軸等に腺毛があり粘る。まだ応力賞の花被が十分開いていないようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 219mm ISO100 ) 露出補正 なし
069_210720080 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
70.ネバリノギランで吸蜜するミヤマモンキチョウ雄 -2
花被の先端が裂けたところに口吻を伸ばし吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
070_210720084 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
71.ミヤマモンキチョウ雌とモンキチョウ雄 -5
ハクサンフウロで吸蜜する雌にモンキチョウがやってきた。このミヤマモンキチョウの雌は既に後翅が破損していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 183mm ISO100 ) 露出補正 なし
071_210720097t X800 ◎池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
72.ハクサンフウロで吸蜜するミヤマモンキチョウ雄
ハクサンフウロの花はミヤマモンキチョウが好きな花のひとつだ。ただハクサンフウロが咲くところは、草むらの中の低いところなのでなかなか撮り難い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
072_210720122 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
73.陽を浴びるミヤマモンキチョウ雄 -1
少し陽が陰っていた時、ミヤマモンキチョウの雄がササの葉の上に横たわるように翅を倒し、日光浴をしているように見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO200 ) 露出補正 なし
073_210720145 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
74.陽を浴びるミヤマモンキチョウ雄 -2
2分ほどそうしていただろうか、その後体を起こした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO200 ) 露出補正 なし
074_210720166 X800 ◎a池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
75.クロマメノキの花で吸蜜するミヤマモンキチョウ雄 -1
クロマメノキの花で吸蜜する本種を初めて見た。後翅が隠れてしまったのが残念だが、ピントもまあまあで良く撮れた1枚と思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO200 ) 露出補正 なし
075_210720196tm X800 ◎池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
76.クロマメノキの花で吸蜜するミヤマモンキチョウ雄 -2
あまり長くは吸蜜していなかった。ピントが甘くなってしまったが、開翅したが撮れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO200 ) 露出補正 なし
076_210720199 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
77.クロマメノキの花
クロマメノキと言ってもマメ科ではなく樹高は30-80 cmのツツジ科である。ブルーベリーのような花が咲き、8月には実をつける。長野県ではアサマブドウ(浅間葡萄)として食用にされるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
077_210720110 X800 池の平 クロマメノキ花 RX10M4.jpg
78.カメラマン
ミヤマモンキチョウを狙う愛好家の方々が大勢来られている。皆さん長いレンズを付けられている。被写体はなかなか近くへ来てくれないのだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 63mm ISO200 ) 露出補正 なし
078_210720113 X800 池の平 RX10M4.jpg
79.ネバリノギランで吸蜜するミヤマモンキチョウ雄 -3
午前11時、一応の成果を得たので駐車場へ戻ろうとしていたが、多くが飛んでいたところと少し離れたところに咲くネバリノギランにミヤマモンキチョウがいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
079_210720205 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
80.ネバリノギランで吸蜜するミヤマモンキチョウ雄 -4
同上。3~4mは離れている。もう少し近くにいればよいのだが。膝をついて手振れを少なくするように撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
080_210720223 X800 ◎a池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
81.ヒョウモンチョウ
発生が遅れているのか、池の平ではヒョウモンチョウをほとんど見ることがなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
081_1210720235 X800 〇池の平 ヒョウモンチョウ RX10M4.jpg
82.路傍のカワラナデシコ
「グリーン広場」というところから駐車場への道は緩やかな上り坂になる。チョウはクロヒカゲ以外は飛ばない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
082_1210720236 X800 池の平 カワラナデシコ RX10M4.jpg
83.クロヒカゲ -3
今回池の平で観察できたチョウは、このクロヒカゲの他、ミヤマモンキチョウ、モンキチョウ、ギンボシヒョウモン、ヒョウモンチョウ、ヒメキマダラヒカゲくらいで種類は少なかった。ミヤマモンキチョウが適期であったのでその目的を一応達することが出来て良かった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/800秒 90mm ISO720 ) 露出補正 なし
083_210720034 X800 〇クロヒカゲ 池の平 D5300 TAMRON 90.jpg


2021年8月 1日

池の平と鹿沢高原 1 of 3  7月18日

昨年は7月16日~18日、2泊3日で宿も予約していた池の平と鹿沢高原への撮影旅行は、新型コロナウィルス感染者の増加と、天候不順の回復が見込めないため申し訳なかったけれど一週間前にキャンセルしてしまった。今年、改めて7月18日から20日に予約し、単身で行くことにした。7月16日に梅雨明けし、関東甲信越は猛暑になっていた。
 初日の7月18日、朝6時過ぎに横浜を出発し、渋滞もなく、途中2回休憩をして、9時半ごろだったか湯の丸地蔵峠に到着した。長野県東御市から県道94号線で登っていくと地蔵峠に着く、ここが長野県と群馬県の県境でまっすぐ進むと群馬県の嬬恋村に行く。泊りは嬬恋鹿沢だが、今日はまず、長野県側の池の平へ行こうと思う。もう、何度も行ったことがあるところだ。地蔵峠の湯の丸高原ビジターセンターで、池の平への林道の状況や駐車場の状況を確認する。今日は日曜日なので多少混むかもしれないが駐車場は十分確保されているようだ。
 一休みして池の平へと車を進める。20分ほどで池の平の駐車場に着いた、第一駐車場は満車だったが、すぐ近くに第二駐車場があり、停めることが出来た。
 池の平はいくつかの道が整備されているが、この日は「見晴歩道」を行った。「雲の上の広場」(2,110m)から、「三方見晴歩道」を左へ、コマクサが咲くところから小諸方面が見渡せる道を通って、池の平湿原に下りた。1時間半ほどかかってしまった。

1.カラマツソウ(落葉松草、唐松草) -1
2台のカメラを持って、池の平湿原へ歩き始めた。ここは標高2,061m、風が吹くと涼しく気持ちがよい。いくつかの散策路があるが今回は池の平湿原の西側を周る見晴らし歩道というコースを選んだ。険しいところはないがそれなりにアップダウンがある。チョウはクロヒカゲ以外姿を見せない。いつもより花も少ない。wikipediaによれば、このカラマツソウは日本の固有種で、北海道、本州、四国、九州に分布する。低山地から高山帯下部にかけての湿り気のある日当たりのよい草地、林の縁、高原などに生育する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO500 ) 露出補正 なし
001_210718047 X800 〇池の平 カラマツソウ RX10M4.jpg
2.ニガナ(苦菜、黄瓜菜) -1
足元を見ると黄色い可憐な花が咲いていた。キク科の多年草で、茎に白汁を有し、苦味が多く、和名の由来になっているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_210718051 X800 ◎池の平 RX10M4.jpg
3.ニガナ(苦菜、黄瓜菜) -2
マクロで撮る。ピンクの蕾が可愛い。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/1600秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_210718004 X800 池の平 D5300 TAMRON 90.jpg
4.クロヒカゲ
チョウはクロヒカゲしか飛ばない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
004_210718059 X800 〇池の平 RX10M4.jpg
5.ジャノメチョウ
少し大きめの黒いチョウが目に入った。ジャノメチョウと視認する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO200 ) 露出補正 なし
005_210718065 X800 〇池の平 ジャノメチョウ RX10M4.jpg
6.村界の丘
左側(南側)に視界が開けた。ここは標高2.098mの村界の丘と呼ばれるところだ。眼下に池の平湿原が広がり、その向こうは小諸方面だろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 25mm ISO200 ) 露出補正 なし
006_210718067 X800 池の平 見晴歩道 RX10M4.jpg
7.ハクサンシャクナゲ(白山石楠花)
wikipediaによれば、ハクサンシャクナゲは北海道・本州・四国の亜高山帯から一部はハイマツ帯まで分布する。樹高は、亜高山帯では3mほどにもなるが、ハイマツ帯では環境が厳しいため50cmにも満たない場合がある。花は白から淡い紅色で、内側に薄い緑色の斑点がある。亜高山帯の暗い針葉樹林内を彩る代表的な花だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 42mm ISO400 ) 露出補正 なし
007_210718072 X800 池の平 ハクサンシャクナゲ RX10M4.jpg
8.グンナイフウロ(郡内風露)
チョウが出てきてくれないので花を撮っていた。wikipediaによれば、和名のグンナイは「郡内」で、山梨県南東部にある都留郡(現在の北都留郡、南都留郡)に由来する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_210718077 X800 〇池の平 RX10M4.jpg
9.雲上の丘 -1
10時40分、見晴らし歩道の最高地点である雲上の丘へ着いた、10人くらい登山客が周囲の見晴らしを楽しんでいる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_210718009 X800 池の平 雲上の丘 D5300 TAMRON 90.jpg
10.雲上の丘 -2
恥ずかしながら、意識していなかったので、この山々がどこなのかわからない。上田市が手前に見えたので西側を眺めているとすれば多分、北アルプスなのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 132mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_210718095 X800 池の平 雲上の丘 RX10M4.jpg
11.ウスユキソウ(薄雪草)
ヨーロッパのエーデルワイスと比べて花びら(苞葉)の幅が厚いという。道沿いに多く咲いていた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_210718015 X800 〇池の平 D5300 TAMRON 90.jpg
12.ヤマオダマキ(山苧環) -1
この花は下を向いて咲くので、下から煽るように撮った。雲一つない青空が背景になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 19mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_210718112a X800 〇池の平 ヤマオダマキ RX10M4.jpg
13.カワラナデシコ(河原撫子)
秋の七草のひとつであるナデシコである。和名カワラナデシコは、河原に生えている可憐な花を「撫子(なでしこ)」と言うことに由来する。本種は、日本で一般にナデシコと呼んでいる植物で、別名でヤマトナデシコ(大和撫子)とも呼ばれている。また、「大和撫子」は、広辞苑では「日本女性のしとやかさ、奥ゆかしさ、あるいは清らかさ、美しさをたたえていうことばで、か弱さの中に、りりしさがあることを、ナデシコの花になぞらえたもの。」とあった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_210718017 X800 〇池の平 カワラナデシコ D5300 TAMRON 90.jpg
14.アヤメ(菖蒲、文目、綾目)
ハナショウブ、カキツバタと似るがアヤメは花びらに黄色い網目模様があるのですぐわかる。ノハナショウブやカキツバタのように湿地に生えることは、まれであるとされているが、池の平湿原にはアヤメが自生している。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/640秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_210718019 X800 池の平 D5300 TAMRON 90.jpg
15.コマクサ(駒草)
「見晴歩道」は北西の見晴らし岳から下りて来る「三方見晴歩道」とぶつかるがそこを左へ行くと、右手に「見晴コマクサ園」があり、コマクサが咲いていた。「高山植物の女王」として知られるコマクサは他の植物が生息できない砂礫地に単独で自生し、美しく可憐なピンクの花を咲かせる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_210718118 X800 〇池の平 コマクサ RX10M4.jpg
16.小諸市から八ヶ岳方面を望む
「見晴コマクサ園」からは小諸市が見下ろせ、その向こうに八ヶ岳の山並みが望める。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_210718120 X800 池の平 コマクサ RX10M4.jpg
17.ミヤマモンキチョウ -1
そこから池の平湿原へ下りた。しばらくして今回の目的であるミヤマモンキチョウが飛び始める。これはだ。淡桃色の縁毛が特徴的でモンキチョウと区別できる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_210718140 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
18.ミヤマモンキチョウ -2
飛び回っていてなかなか止まってくれないのだが、しばらく見ていると、地表近くの咲く小さな花に止まり、吸蜜を始めた。保護色になってしまい草むらに紛れてしまうので撮影しにくい。被写体までの距離がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 213mm ISO125 ) 露出補正 なし
018_210718168 X800 〇池の平 ミヤマモンキ ハクサンフウロ RX10M4.jpg
19.ギンボシヒョウモン -1
アヤメに大型のヒョウモンが吸蜜に来た。ギンボシヒョウモンだ。発生初期なのだろう。きれいな個体だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO125 ) 露出補正 なし
019_210718026 X800 〇池の平 D5300 TAMRON 90.jpg
20.ギンボシヒョウモン -2
そこへもう1頭やってきた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_210718029 X800 ◎池の平 D5300 TAMRON 90.jpg
21.ギンボシヒョウモン -3
ウラギンヒョウモンとギンボシヒョウモンはよく似ている。翅表では区別しにくい。裏面で見分ける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 175mm ISO100 ) 露出補正 なし
021_210718181 X800 ◎池の平 RX10M4.jpg
22.ミヤマモンキチョウ 飛ぶ姿
モンキチョウもそうだが、ミヤマモンキチョウも静止するときは翅を閉じるので、表は見られない。飛んでいる時を狙うのだが連写で撮っても歩留まりは良くない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
022_210718197 X800 ▲池の平 放開口 RX10M4.jpg
23.クロマメノキ(黒豆の木)
ミヤマモンキチョウの食草である。アジア、ヨーロッパ、北アメリカにかけた北半球の寒地に広く分布する。日本では、北海道、本州の中部地方以北に分布し、亜高山帯から高山帯の岩礫地、砂礫質の草地、湿地などに群落をつくる。ミヤマモンキチョウが高山蝶である所以である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
023_210718203 X800 池の平 放開口 クロマメノキ RX10M4.jpg
24.クロヒカゲのカフェ
湿原の休憩所に置かれた木の椅子にクロヒカゲが集まっていた。午後1時半になった。そろそろ駐車場へ引き返す。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
024_210718211mt X800 池の平 グリーン広場 RX10M4.jpg
25.豪雨の傷跡
一旦、地蔵峠へ戻って、何か食べたかかったのだが、レストランは営業しているものの食事の用意はやめているという。仕方なく自販機で冷たいカフェオレを買って飲んで、今夜の宿のある群馬県側の鹿沢高原へ移動した。途中にアイノミドリシジミのポイントがあるので、明日の朝に来ようと下見に行った。なぜ下見に行ったかというと、一昨年(2019年)の10月に台風19号による豪雨で嬬恋村で道路崩壊したところがあったので、確認しておきたかったからだ。もちろん道路は修復されていたが、案の定、ポイントのすぐそばの川沿いに土砂崩壊現場があり、いまだ復旧工事が進んでいなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 37mm ISO100 ) 露出補正 なし
025_210718226 X800 嬬恋鹿沢 たまだれの滝入り口 湯尻川 RX10M4.jpg
26.崩壊した橋
アイノミドリシジミのポイントへ行くには川の向こう側へ行かなくてはならない。橋が架かっていたところへ行って見るとその橋は崩壊していて復旧もされていなかった。対岸へ行くことが出来ない。あとで宿について尋ねてみたが、対岸へ渡る安全なルートはないという。80歳の身としてはあきらめざるを得ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 17mm ISO320 ) 露出補正 なし
026_210718225 X800 嬬恋鹿沢 たまだれの滝入り口 湯尻川 RX10M4.jpg
27.ヤマオダマキ -1
宿の東側に村上山(1,746m)という山があるがその麓に野草園が広がり、駐車場から登っていける。まだ3時少し前なので、寄ってみた。池の平より標高が低いためか咲いている花の種類は多い。ここにもヤマオダマキが咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
027_210718228 X800 嬬恋鹿沢 野草園 RX10M4.jpg
28.コヒョウモンモドキ -1
もしかしたらいるのではないかと思っていたコヒョウモンモドキがヨツバヒヨドリ(四葉鵯) で吸蜜していた。驚くほど小さな個体だ。やや離れた高いところに咲くヨツバヒヨドリで吸蜜中なので撮影し難かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO320 ) 露出補正 なし
028_210718249 X800 ◎嬬恋鹿沢 野草園 ヨツバヒヨドリ RX10M4.jpg
29.コヒョウモンモドキ -2
この個体は10分近く、このヨツバヒヨドリで吸蜜していた。かって、コヒョウモンモドキは八ヶ岳山麓の海ノ口牧場で多産していた場面に遭遇した経験があるが、最近は、草地環境の減少や開発、シカの食害などで減少が著しいという。絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO400 ) 露出補正 なし
029_210718259 X800 ◎嬬恋鹿沢 野草園 ヨツバヒヨドリ RX10M4.jpg
30.シシウド(猪独活)の蕾
和名は、強剛な草なので、冬場にイノシシが掘り返して食うのに適していることからついたという。wikipediaによると 「 日当たりのよい山地に生える、草丈2-3メートル前後の多年草。8-11月に、散形に密集した白い花を付ける。」とあるのでこれから大きく蕾を広げて花を咲かせるのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
030_210718273 X800 嬬恋鹿沢 野草園 シシウド RX10M4.jpg
31.カラマツソウ -2
ここにもたくさんのカラマツソウが咲いていた。残念ながらこの花にチョウは来ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
031_210718275 X800 嬬恋鹿沢 野草園 RX10M4.jpg
32.コオニユリ(小鬼百合)
良く目立つ花だ。箱根湿性花園にも多く咲きキアゲハなどが訪花するる。しかし、池の平もここもチョウの種類が少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
032_210718277 X800 嬬恋鹿沢 野草園 RX10M4.jpg


2019年9月 5日

池の平、鹿沢園地、小諸高原美術館 <8月27日~28日>(2) 池の平湿原 -2 8月27日

池の平三方歩道から池の平湿原に設けられた木製の散策路を歩いて、忠治の隠岩と言われるところに出た。まっすぐ登ると三方ヶ峰(2,040m)のわきを抜けて三方コマクサ園だが、今回は行かない。忠治の隠岩から右へ歩くと鏡池の展望所がある。そのあたりで撮影し、広場になっていてベンチが置かれている忠治の隠岩のあたりへ戻り一休みした。歩いていると汗ばむが、ベンチに腰を下ろすと涼しい風が通り抜ける。途中の狭山PAで買ってきたカレーパンを食べた。
 そこには忠治の隠岩という標識がある巨石群があった。江戸時代の侠客である国定忠治が上州赤城から逃げてきて隠れたという伝説の岩と説明されている。岩石は、数十万年前(約30万年前)、烏帽子・浅間火山群の三方ケ峰火山の活動で出来た溶岩の塊だそうだ。
 忠治の隠れ岩のことをもう少し知りたいと思い、検索してみたところ、ご自身のプロフィールに2007年5月に八王子から信州・御代田に引っ越し、定年後第2の人生もスローダウンし、田舎ライフを楽しんでいると、述べておられるかたの「信州の田舎だより」というサイトがあり、そこには 国定忠治は、関八州の役人に追われ、信州などに何回も逃げた。そしてほとぼりがさめると、また赤城山・国定村に戻るのだが、その立ち回り先として檀一雄 の「新説 国定忠治」に、三方山の岩屋というのが出てくるそうだ。池の平湿原・三方ケ峰の山裾「忠治の隠岩」に対応すると思われと記されていた。
 一休みして、駐車場へ戻る前に、もう一度鏡池のほうへ行ってみた。そこでクジャクチョウに会えた。クジャクチョウは今回撮りたいチョウの一つだったのでうれしい。広い湿原を背景にしたチョウが撮れないかと試行を重ねながら同じ散策路を池の平三方歩道へと戻った。

1908271_016.jpg 16.池の平湿原散策路
池の平湿原は、三方ケ峰噴火口の跡に形成されたもので、その溶岩が流れ落ちたという放開口に向かって、忠治の隠岩から続く散策路が見えるが、今回そこは歩かなかった。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 62mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908271_017.jpg 17.忠治の隠岩広場
忠治の隠岩広場には木製のベンチが置かれていたが、 そこに多くのトンボが止まっていた。みんな同じ方を向いている。ベンチの表面が暖かいので止まって翅を休めているのだろうか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 11mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908271_018.jpg 18.ハクサンフウロとベニヒカゲ♀
可憐なハクサンフウロの花にベニヒカゲが来た。顔が見えないが、ピントはあっているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 114mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908271_019.jpg 19.ベニヒカゲとコヒョウモン
比較的擦れていないコヒョウモンが、ベニヒカゲと仲良くマツムシソウで吸蜜していた。両方にピントが合うように移動して撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908271_020.jpg 20.クジャクチョウとコヒョウモン -1
そこへクジャクチョウが飛んできて、隣のマツムシソウに止まった。クジャクチョウはきれいな個体だった。今年の第2化と思う。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO110 ) 露出補正 -0.3段
1908271_021.jpg 21.クジャクチョウ -1
今回、ベニヒカゲとともに、目的としていたクジャクチョウが撮れたので、幸いだった。襟元(前翅前縁)の黒と白のハリが品が良く、垢抜けしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
1908271_022.jpg 22.クジャクチョウとコヒョウモン -2
いったん吸蜜を始めると、しばらくは飛び立たないでモデルになってくれている。池の平で生息しているのは、コヒョウモンだけで、ヒョウモンチョウはいないようだ。池の平湿原は標高2,000mある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 84mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
1908271_023.jpg 23.コヒョウモン -1 クジャクチョウは離れたが、コヒョウモンは同じ花で吸蜜を続けていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
1908271_024.jpg 24.マツムシソウとベニヒカゲ -1
マツムシソウは今が最盛期かと思うが、まだまだ蕾がある。マツムシ(スズムシ)が鳴くころに咲くことが和名の由来であるとする説があるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 16mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908271_025.jpg 25.マツムシソウとベニヒカゲ -2
左側のベニヒカゲは♂かもしれない。一番右のマツムシソウにはハチと一緒にオオチャバネセセリが吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 67mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
1908271_026.jpg 26.ベニヒカゲとクジャクチョウ
マツムシソウで吸蜜するクジャクチョウの向こうをベニヒカゲが飛んで行った。このベニヒカゲは♂のようだ。後翅の白帯が♀に比べ鮮明でない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
1908271_027.jpg 27.クジャクチョウ -2
いま、翅を閉じていたクジャクチョウが翅を開いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
1908271_028.jpg 28.クジャクチョウ -3
まだ蕾のものや、すでに咲き終えたマツムシソウに混じって、アキノキリンソウ(あるいはホソバキリンソウ)の黄色い花が咲き、クジャクチョウを引き立てている。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
1908271_029.jpg 29.ベニヒカゲが飛ぶ環境 -1
広い草原をベニヒカゲが花を求めて飛びまわる。池の平湿原には、この日何頭ほどのベニヒカゲが飛んでいたのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 26mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908271_030.jpg 30.コヒョウモン -2
コヒョウモンは多くいたが、そのほとんどはすっかり擦れてしまっていた。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/640秒 90mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908271_031.jpg 31.ベニヒカゲが飛ぶ環境 -2
湿原のマツムシソウの咲くところには、ベニヒカゲがいる。個体数は極めて多い。これは♂のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908271_032.jpg 32.アキノキリンソウとベニヒカゲ♀
  アキノキリンソウの黄色にベニヒカゲはよく似合うと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
1908271_033.jpg 33.アキノキリンソウとベニヒカゲ♂
  これは♂と思う。きれいな個体だった。上から押さえつけるような撮り方になってしまったが、幸い開翅したベニヒカゲの前後翅にピントが合った。木道は湿原の地面から高いところに設けられていて、マツムシソウはじめ、ほとんどの花々は、膝より低い位置に咲いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
1908271_034.jpg 34.池の平三方歩道
池の平三方歩道へ戻ってきた。オオチャバネセセリが飛びまわっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908271_035.jpg 35.マルバダケブキとオオチャバネセセリ
マルバダケブキにもオオチャバネセセリが来ていた。背景を写し込んだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908271_036.jpg 36.マツムシソウとベニヒカゲ -1
この季節の池の平湿原はマツムシソウとベニヒカゲに尽きる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 65mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908271_037.jpg 37.ルリタテハ
ルリタテハが飛んできて、私の周囲を行ったり来てしていたが、まるで撮ってくださいと言わんばかりに目の前の路上に止まった。ルリタテハは日本全国どこでも見られる普通種であまり珍重されないが、独特な衣装を着たきれいなチョウだと思う。ローアングルで背景を入れて撮りたかったが逃げられてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 132mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段


2019年9月 2日

池の平、鹿沢園地、小諸高原美術館 <8月27日~28日>(1) 池の平湿原 -1 8月27日

今年の天候には困ったものである。台風崩れの湿った暖かい空気が南から流れ込み、北にある高気圧のため、前線が停滞してしまっていた。  信州へは例年7月の中旬~下旬に出かけることが多いが、今年はベニヒカゲの写真を撮りたいと思い、8月27日に湯の丸高原の近くの新鹿沢に宿を予約していた。現地の予報では、27日は晴れたり曇ったりだが、28日はどうやら雨になりそうだ。半分あきらめながら27日の朝7時に自宅を出発した。北へ進むにつれて、空は明るくなり、11時半前に池の平に着いた時は雲は多いものの、晴れ間も出るまあまあの天気であった。池の平では目的のベニヒカゲが多く飛び、クジャクチョウにも会えた。  蝶の写真を撮るのはこの日しかないと思い、池の平のあとは、湯の丸高原の地蔵峠から群馬県側にある鹿沢園地へ行き、今宵の宿の傍の野草園で撮影する。  翌朝は予想通り雨だった。写真を撮るのはあきらめて、小諸高原美術館で7月24日から今日まで開催されている海野和男氏の「小諸日誌20年」「蝶・多様性の世界」という写真展を見に行くことにした。

 さて、湯の丸高原から湯の丸高峰林道を走り、池の平湿原の駐車場に入った。南に佐久平を眺めながら、左廻りに池の平湿原を見て迂回していくコースと、直接池の平湿原へ行く道があるが、今回は、ベニヒカゲが目的だったので、後者を選択した。

1908271_001.jpg 1.マツムシソウとベニヒカゲ♀ -1
駐車場から池の平湿原へのアプローチとなる林間の道、池の平三方歩道を進むと、マツムシソウが咲き、さっそくベニヒカゲ♀が吸蜜に来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 203mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908271_002.jpg 2.オオチャバネセセリ
オオチャバネセセリも多かった。可憐なハクサンフウロの花で吸蜜する。よく見るとなかなか精悍な顔をしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
1908271_003.jpg 3.ベニヒカゲ♀ 2頭
今が盛りのマツムシソウに2頭のベニヒカゲが来ていた。この時期になると♀が多くなるようだ。♀の後翅裏面には明瞭な白い帯があり、♂と区別できる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908271_004.jpg 4.ベニヒカゲ♀ 開翅
開翅して吸蜜するところも撮れた。♀はオレンジ色の紋の中にある黒斑の中に小さな白点が見え、前後翅の周囲の白い縁毛が鮮やかである。標本で見るクモマベニヒカゲのようだ。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908271_005.jpg 5.ベニヒカゲ♀ 開翅 広角撮影
カメラを持ち換えて、SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ の広角端(35㎜版24mm)で撮った。チョウが好む空間が広がる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908271_006.jpg 6.ノアザミとオオチャバネセセリ
ノアザミにはオオチャバネセセリが来ている。少し擦れているようだが♂のように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908271_007.jpg 7.マルバダケブキとベニヒカゲ♀
きれいな♀がマルバダケブキにいた。ベニヒカゲにとっては、ここはマツムシソウ、ノアザミ、アキノキリンソウ、ハクサンフウロ、そしてマルバダケブキとご馳走がいっぱいある。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908271_008.jpg 8.ササの葉に止まるベニヒカゲ♀
これも全く擦れていないベニヒカゲ♀だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 106mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
1908271_009.jpg 9.アキノキリンソウとベニヒカゲ -1
アキノキリンソウの黄色い花にもベニヒカゲは飛来する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 219mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
1908271_010.jpg 10.アキノキリンソウとベニヒカゲ -2
こちらに向いたところをもう1枚。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 213mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
1908271_011.jpg 11.マツムシソウとベニヒカゲ♀ -2
一輪のマツムシソウに止まるベニヒカゲが絵になる。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/12500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908271_012.jpg 12.マツムシソウとベニヒカゲ♀ -3
湿原の木道の傍に咲くマツムシソウは今が盛りである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 20mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908271_013.jpg 13.鏡池とベニヒカゲ
写真の右上に、駐車場から池の平三方歩道という緩やかな坂道を歩いてきて、池の平湿原への入り口を歩く人が見える。そこから湿原に敷かれた木道を歩いてくると、忠治の隠れ岩広場というところに出る。写っている池は鏡池と言う。写真の中央下部にベニヒカゲが写っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 18mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908271_014.jpg 14.ウラギンヒョウモン♂
ここまで、ベニヒカゲとオオチャバネセセリと、擦れ擦れのコヒョウモンしか見なかったが、ノアザミでウラギンヒョウモン♂が吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908271_015.jpg 15.マルバダケブキとオオチャバネセセリ
マルバダケブキもチョウの好きな花だ。1頭のオオチャバネセセリが向こう向きに吸蜜中で、その右下から、もう1頭が花に向かって飛び込んでいく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段


2017年8月16日

嬬恋鹿沢 2泊3日のドライブ旅行(7/19-21) (3)池の平湿原

2日目、午前9時に宿を出発し、県道94号線を地蔵峠へ向けて登っていく。地蔵峠で群馬県嬬恋村から、長野県東御市へ入る。地蔵峠には湯の丸スキー場の広い駐車場があり、その先を左に入ると高峰高原(車坂峠)に通じる湯の丸高峰林道だ。ゆっくりと車を進める。昨年夏に来た時にベニヒカゲなどを撮影したスキーゲレンデは柵が施されていて入れなかった。
 9時半には池の平駐車場に着いた。まだ、駐車できるか心配していたが、十分空いていた。
 ここで一行4人は、女性2人と男性2人に分かれて散策することになる。私と友人のご主人とは見晴らしの良い湿原の外側の道を行く。雷の丘 2.108m から雲の上の広場 2,110m へ登る。さらに進むと、眼下に佐久平、小諸方面が眺められる。湿原に沿うように北西へ進み、コマクサの群生を見て、忠治の隠岩広場へ下りた。
  一方ご婦人たちは、湿原の中央を通る池の平三方歩道(木道)を歩き、忠治の隠岩広場へ出て、放開口からコケモモラインを歩いて、出発点へ戻った。雲の上の広場から、湿原越しに忠治の隠岩広場から放開口へと歩くご婦人たちの姿が確認できた。
  私は途中でチョウの写真を撮りながら、合流点へ戻るまで2時間少々かかってしまい、だいぶ待たせてしまった。
 池の平駐車場へ戻り、湯の丸高峰林道を高峰高原へ向け進む。久しぶりにこの林道を通る。舗装されているかと思っていたが、未舗装のがたがた道のままだ。ただ、要所要所で道幅が広げられていたように思う。
  高峰温泉を通り、車坂峠の高峰高原ホテルの駐車場に車を入れた。このホテルのレストランで昼食だ。

クリックすると大きくなります。 38.アヤメに止まるコチャバネセセリ
舞岡公園にもいるコチャバネセセリがアヤメ(菖蒲)の花びらに止まった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影(​ ​f​6​​​​​.3​​​ 1/​640秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 39.幹が倒れて・・・​​
見晴歩道を雷の丘へと登っていく途中に、倒れた幹が根を張って頑張り、その倒れた幹から、数本の枝が幹に育っていた。子供の幹はまっすぐ上へと伸びている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels​​
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/200秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 40.ウスユキソウ 薄雪草
ウスユキソウが咲いていた。ウスユキソウの高山型であるミネウスユキソウかもしれない。ヨーロッパアルプスに咲くエーデルワイスは、和名をセイヨウウスユキソウといい日本には自生していない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/400秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 41.ヒメキマダラヒカゲ
生まれたばかりのきれいな個体だった。発生初期のようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​6​​​​​.3​​​ 1/​250秒 300mm ISO​​450​​​​ ​)露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 42.池の平湿原俯瞰​​
雲の上の広場から池の平湿原を見下ろす。雲の上広場は標高2110mある。鏡池、忠治の隠岩が見える。このあと見えている道へと降りていく。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels​​
プログラムオートで撮影(​ ​f5.5 1/320秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
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43.湯の丸山と烏帽子岳​​
一昨年7月にミヤマシロチョウとミヤマモンキチョウを撮りに登った烏帽子岳と湯の丸山を望む。手前が湯の丸山(2101m)、奥の尖った山頂が烏帽子岳(2066m)だ。今いる雲の上広場の方が高い。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels​​
プログラムオートで撮影(​ ​f4.5 1/1000秒 14mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 44.グンナイフウロ 郡内風露​​
和名の「郡内」とは山梨県の郡内地方の三ッ峠で発見されたため。「風露」は茎にある羽毛のような刺に付いた露が風に揺らぐ様を表したという、風流な意味があるそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​5.6​​​ 1/​1000秒 56mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 45.ギンボシヒョウモン
まさに高原のチョウである。よく似ているウラギンヒョウモンは低い標高のところに多いが、このギンボシヒョウモンは標高1000m以上の山地に生息する。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影(​ ​f​6.3​​​ 1/​640秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 46.コヒョウモン​​
嬬恋鹿沢休暇村で見てきたのはヒョウモンチョウだったが、これはコヒョウモンだ。翅表の前翅内縁に並ぶ黒い斑紋にその特徴がみられる。真ん中の黒斑は中央に寄り、外側の2っの黒斑はつながっている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (​ ​f​6.3​​​ 1/​640秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 47.ノアザミで吸蜜するギンボシヒョウモン -1
高原らしい背景で撮りたかった。チョウに陽が当たっていればよかったのだが。フラッシュを使っても良かったが、後の祭り。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/1600秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 48.ノアザミで吸蜜するギンボシヒョウモン -2
こんなきれいなギンボシヒョウモンを見るのは久しぶりだった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影(​ ​f​6.3​​​ 1/​640秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 49.コマクサ 駒草​​
見晴歩道は左、三方ヶ峰、右、地蔵峠への三方見晴歩道へ出る。三方ヶ峯の裾を降りて、忠治の隠岩へと向かうが、三方見晴歩道を左へ行ったところにコマクサが咲いていた。wikipediaによると、コマクサは美しい花と、常に砂礫が動き、他の植物が生育できないような厳しい環境に生育することから「高山植物の女王」と呼ばれていて、和名はその花の形が馬(駒)の顔に似ていることに由来するとあった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels​​
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/640秒 125mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 50.ミヤマモンキチョウ♂ -1​​
この日の本命、ミヤマモンキチョウが飛び始めた。個体数は比較的多い。ネバリノギラン(粘芒蘭)で吸蜜する。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影(​ ​f​6.3​​​ 1/​1000秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 51.コヒョウモン裏面
飛んできたコヒョウモンがアヤメの花に止まった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ プログラムオートで撮影(​ ​f​6.3​​​ 1/​800秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 52.ミヤマモンキチョウ♂ -2
​​ ミヤマモンキチョウはネバリノギランの花が好きなようだ。ハクサンフウロも咲いているが、ここではネバリノギランで吸蜜することが多い。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影(​ ​f​6.3​​​ 1/​1000秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 53.ミヤマモンキチョウ♂ -3
​​ ♂は擦れている個体が多い。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影 (​ ​f​6.3​​​ 1/​1000秒 300mm ISO​200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 54.ミヤマモンキチョウ♂ -4
​​ 前の写真と同じ個体。ミヤマモンキチョウはモンキチョウと同じように吸蜜するときは翅を閉じる。なかなか開翅シーンは撮影できない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影(​ ​f​6.3​​​ 1/​1000秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 55.ミヤマモンキチョウ♀​​
​​ 飛び立つときにタイミングよくシャッターが切れた。♀はまだ、新鮮な個体が多いようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ プログラムオートで撮影(​ ​f​6.3​​​ 1/​640秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 56.産卵するミヤマモンキチョウ♀​​​​
​​ 食草のクロマメノキが多く生えていて、♀が産卵するシーンが観察できた。写真の左上のクロマメノキの葉の上に産み付けられた1卵が見られる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
​​ プログラムオートで撮影(​ ​f​6.3​​​ 1/​800秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 57.ミヤマモンキチョウ
​​ なんとか良い写真を撮りたいと、チャンスを待っていたが、だいぶ時間もたってしまった。そろそろ、3人の同好者と合流しなくてはならない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影(​ ​f​6.3​​​ 1/​800秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 58.手乗りのヤマキマダラヒカゲ​​
​​ 汗を吸いに来るのだろうか、クロヒカゲ、ヒメキマダラヒカゲ、そしてこのヤマキマダラヒカゲがハイカーにまとわりつく。そして、止まってはストローを伸ばして汗を吸っている。吸われるとチクッと痛みを感じる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels​​
​​ プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/1250秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし

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2017年1月19日

蝶 自選年間ベスト10 (​10) 2012年

冬は撮れたてのチョウの写真が無く淋しいので、過去に撮った写真の中から、自選した写真を取り出してみている。昨年2月11日に「蝶 自選年間ベスト10 (​9) 2011年」をアップしたがその後滞っていた。
  2012年も相変わらず、1月にグァム島へ行き、4月は神奈川県でギフチョウを求め、5月には南足柄と裏高尾、6月には舞岡公園で平地産のゼフィルスを撮り、前半を過ごした。夏は信州だが、安曇野の烏川渓谷緑地でコムラサキの良い写真が撮れたこと、旧国鉄篠ノ井線の廃線敷でミヤマカラスシジミが撮れたことくらいだろうか?まずは平年並みの1年だった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.オーキッドツリーの花に遊ぶシロオビアゲハ 2012年2月6日 グァム島
この年のグァム島ゴルフツァーは第8回目となった。仲間で10回まではやろうと言っている。前の年と同じところに咲くオーキッドツリーの花にこの年もシロオビアゲハが来ていた。次から次へと花を移り飛び、まるで遊んでいるようだった。オーキッドツリーの花は見上げる高さに咲く。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 2.アセビとギフチョウ 2012年4月9日 神奈川県相模原市
ここではギフチョウは、その時に咲いている花で吸蜜をするが、この年はアセビの花が咲いていた。そのアセビの花に来たモデルに何人ものカメラマンがレンズを向けた。幸い私は良いポジションにいたので、しゃがみ込んでややローアングルで数ショット撮った。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.林道のサカハチチョウ 2012年5月14日 東京都下裏高尾
林道を進んでいくと、開けたところに出た。サカハチチョウがその林道に浸みだした水を吸っていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 6mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.ミツバウツギの花とアオバセセリ 2012年5月14日 東京都八王子市
この年は裏高尾ではアオバセセリが撮れなかった。ごご3時、高尾駅の近くまで移動して、やっと撮れた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 100mm ISO900 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.白いアカボシゴマダラ 2012年6月4日 横浜市舞岡公園
春型のアカボシゴマダラは白い。初めて見たときは何が飛んでいるのだろうかと思った。この個体は♀だろうと思うが、後翅にうっすらと赤い斑紋が出ていて、なかなかの別嬪さんだった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 100mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ヒメシジミ 2012年7月13日 長野県八島が原湿原
見事な日の丸構図になってしまったが、反面、アカツメクサとのバランスも良く気に入った1枚である。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.テリトリーを守るコムラサキ 2012年7月14日 長野県安曇野 烏川渓谷緑地
渓谷沿いの梢にコムラサキの♂が止まって、睨みをきかせていた。他の♂に侵入させないように我がテリトリーを守っているのだろう。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO450 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8.ミヤマカラスシジミ 2012年7月14日 長野県 旧国鉄篠ノ井線廃線敷
廃線となった篠ノ井線の線路を撤去した砂利が敷かれた跡を歩いた。両側に咲くいろいろな野の花に蝶が来ている。ミヤマカラスシジミは箱根の湿生花園にもいるが、ここで見た同種は新鮮な個体が多かった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 9.ルリタテハ 2012年7月14日 長野県 旧国鉄篠ノ井線廃線敷
今まで撮ってきたルリタテハの写真は越冬した個体のものが多かった。ここで見たルリタテハは、とてもきれいな瑠璃色の帯をしていた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.翅を開いて休むクジャクチョウ 2012年7月14日 長野県 旧国鉄篠ノ井線廃線敷 廃線跡の砂利の上は暖かくて、気持ちが良いのだろう。クジャクチョウが翅を開いてくれた。なるべくローアングルにして、上から押さえつける摂り方にならないように配慮した。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 6mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補1.翅が透けるウスバシロチョウ 2012年6月18日 神奈川県南足柄 夕日の滝付近
ハルジオンの花で吸蜜するウスバシロチョウ。翅が透けてそのハルジオンの花が透けて見える。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補2.ミドリシジミAB型 2012年6月18日 横浜市舞岡公園
舞岡公園のミドリシジミのメスはAB型が比較的多いように思う。羽化したてなのだろうか、とても美しい個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補3.ウラジャノメ 2012年7月13日 長野県八島が原湿原
地味な蝶だが私は好きだ。金色に縁どられた黒い紋が粋だと思う。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 
;クリックすると大きな写真になります。 補4.飛び立つモンキアゲハ 2012年8月30日 横浜市舞岡公園
8月はクサギの花が咲き、その花の匂いに誘われて黒いアゲハたちがやってくる。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6 
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1600秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段 
;クリックすると大きな写真になります。 補5.ベニヒカゲ 2012年9月3日 長野県池の平湿原
キオンの花でベニヒカゲが吸蜜していた。発生時期的には少し遅く、きれいな個体は♀が多くなっている。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F9 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 補6.キタテハ 2012年10月5日 横浜市舞岡公園
柿の葉に止まる秋型のキタテハ

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 補7.ゴイシシジミ 2012年9月3日 長野県地蔵峠
私が昆虫少年の頃は、ゴイシシジミはそれほど珍しい蝶ではなく、都内でもいくらでも見ることができたという記憶がある。しかし、最近はまったく見る機会がない。舞岡公園にもいると言われるが、10年以上通っているがまだあったことがない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO450 ) 露出補正 -0.3段


2016年8月11日

湯の丸高原 地蔵峠から池の平湿原へ(3 終) 7月24日

晴れそうもないのでそろそろ引き上げようと思い、池の平湿原の駐車場の方へ向かう。帰りも歩いてマイカーを置いてある地蔵峠の駐車場まで湯の丸高峰林道を歩くのだ。地蔵峠は海抜1732mだから緩やかな下り坂なので楽である。
 少し晴れ間が出て、明るくなった。コヒョウモンに混じってモンキチョウが飛び出す。離れたところで♂♀が絡んでいたので、望遠端で撮ってみた。ファインダーを覗いたときはわからなかったが、後でモニターを見るとミヤマモンキチョウのようだ。別の♀が近くまで飛んできて、ハクサンフウロに止まり、吸蜜をしている。まぎれもなくミヤマモンキチョウだった。ここへはベニヒカゲのころ、すなわち8月の後半に来ることが多かったので、これまで一度しかミヤマモンキチョウに会ったことはない。ラッキーだった。
 帰路も花の写真を撮りながら地蔵峠へと歩く。午前中にベニヒカゲがいたゲレンデにも寄ってみたが、ベニヒカゲはいなかった。
 地蔵峠の駐車場に戻ったのは2時半を少し回っていた。一休みして朝に登ってきた県道94号線を下る。帰りは小諸インターから上信越道に上がった。途中一度SAで休憩し、順調に走り無事帰宅したが、往復で7時間半のドライブは少々疲れた。

62.ミヤマモンキチョウ♂
離れたところでモンキチョウらしき♂と♀が絡んでいるのが見えた。もしかしたらミヤマモンキチョウかと思って連写した。モニターで拡大してみるとミヤマモンキチョウだった。近づけないのでこれが精いっぱいの写真である。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​640秒 300mm ISO200​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
63.ハクサンフウロで吸蜜するミヤマモンキチョウ♀​​
霧が移動して明るくなると、数頭のミヤマモンキチョウが飛んでいるのが見える。1頭の♀がハクサンフウロの止まり、吸蜜を始めた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​400秒 300mm ISO200​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
64.近くに来てくれたミヤマモンキチョウ♀
今度はまた別の♀が木道の近くのハクサンフウロに来てくれた。木道しか歩けないので、向こうから来てくれるのを待つしかないのだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​400秒 300mm ISO200​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
65.クロマメノキとミヤマモンキチョウの卵​​
ミヤマモンキチョウの食樹であるクロマメノキに卵が2っ産みつけられていた。リュックの中に入れて持ち歩いていたTAMRON 90mmを付けたD5000で撮る。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro​​
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2​5​​​0秒 90mm ISO5​60​​​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
66.ウスユキソウで吸蜜するコヒョウモン
木道から少し離れたところで咲いているウスユキソウにコヒョウモンが来ていた。ウスユキソウとコヒョウモンの取り合わせは初めて見る。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​320秒 300mm ISO200​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
67.コヒョウモン
コヒョウモンがあちこちで飛ぶようになり、いろいろな花に立ち寄っては吸蜜するようになった。すこし、明るくなったようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250秒 300mm ISO280​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
68.キンバイソウ? 金梅草
見るからに高山植物らしき、小さな花が岩に絡んで咲いていた。キンバイソウだろうか。小さな花をマクロで撮っておけば良かったと後悔。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​320秒 300mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
69.コシジバイケイソウ -1 越路梅蕙草​​
木道の傍らに見たことのない花が咲いていた。「この花の名は?」という掲示板に投稿して、教えていただいたところ、コシジバイケイソウという花だそうだ。コシジは北陸の越路を意味するそうで、 コバイケイソウとバイケイソウの中間種という。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​500秒 35mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
70.コシジバイケイソウ -2
後で花の名を調べようと思って、花を大きく撮っておいた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​640秒 300mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
71.ツリガネニンジン 釣鐘人参
風が吹くと揺れてオート・フォーカスは外れてしまう。鈴の音が聞こえてきそうな可憐な花だ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6 1/​320秒 155mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
72.クロヒカゲ開翅
相変わらず飛んでいるのはクロヒカゲが多い。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​400秒 300mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
73.ヤナギラン 柳蘭
高さ0.5-1.5 mのほとんど枝分れせずまっすぐ上に伸びるこの花は良く目立つ。しかし、この花に蝶が来ているのを見たことがない。 

  Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250秒 300mm ISO280 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
74.ミドリヒョウモンとヒメキマダラヒカゲ -1
池の平の駐車場を出て、湯の丸高峰林道を湯の丸へと戻り始める。D5300をリュックに収め、90mmマクロを付けたD5000を首からかける。マルバダケブキの花にミドリヒョウモンとヒメキマダラヒカゲが来ていた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2​5​​​0秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
75.ミドリヒョウモンとヒメキマダラヒカゲ -2
2頭は夢中で吸蜜していて、花から離れそうにない。近づいて撮った。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2​5​​​0秒 90mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
76.ヒメキマダラヒカゲ
ミドリヒョウモンは飛んで行った。残ったヒメキマダラヒカゲはどうやら♀のようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
77.ヤマオダマキ -1  苧環
今まで見てきたオダマキと少し違う。花は黄色だが萼片が紫色だ。しかし、花弁や萼片の色には変異があるという。オオヤマオダマキかと思ったが、オオヤマオダマキは北日本に分布し、また、花の先端の角のような距という部分がより内側に巻き込まれているというのでオオヤマオダマキではないと思う。 

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/40​​​0秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
78.ヤマオダマキ -2 苧環
この黄色い萼片のヤマオダマキの方が咲いている数は多かった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO250 ) 露出補正 なし
160811_078.jpg
79.ナナカマド 七竃
もう紅葉し始めている木があった。ナナカマドだろうと思う。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
80.ハナチダケサシ 花乳茸刺 
よく似ている花が多くみられる。ネットで調べてみると、このハナチダケサシは、基本種のトリアシショウマや変種のアカショウマに似ているが、花序が密で先があまり垂れず、花弁が長く雄しべの倍以上ある。トリアシヨウマなどは林縁に生えていることが多いが、ハナチダケサシは日当たりのよい草地でも目にすることが多い・・・と記されている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
81.ノアザミにモンキチョウ
アザミの花は時がたつと傷んでしまうことが多いが、咲き始めたばかりできれいだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
82.アカショウマとヒメキマダラヒカゲ
アカショウマと思われる白い花にヒメキマダラヒカゲが来ていた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
83.交通事故に遭ったクロヒカゲ
車にひかれてしまったクロヒカゲの死骸に別のクロヒカゲが寄り添っている。どうやら吸汁しているようだ。道路の水たまりなどに、捕えたカラスアゲハの死骸を翅を開いて置いておくと、他のカラスアゲハが集まってくるという習性があり、ほかの種でも同じようなことが見られる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO480 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
84.ゲレンデに咲くヤナギラン
湯の丸スキー場のゲレンデは夏の間花畑になる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
85.サカハチチョウ夏型
黒地に白い逆さ八文字が鮮やかなサカハチチョウの夏型が飛んできて、少し離れた地面に止まった。1回シャッターを押すのが精いっぱいで、どこかに飛んで行ってしまった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
86.ノアザミで吸蜜するコキマダラセセリ -1
ヒメキマダラセセリかコキマダラセセリか迷ったが、前翅前縁の前頂にかけての形からコキマダラセセリと同定した。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
87.ノアザミで吸蜜するコキマダラセセリ -2
前の写真と同じ個体。この写真方が前翅前縁の反り上がりが判りやすい。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
88.ゴイシシジミ -1
昨年来た時には地蔵峠の駐車場から、少し湯の丸キャンプ場の方に入ったところにゴイシシジミがいた。そこでゴイシシジミの写真を撮って帰ろうと思っていたが、その前に、ここ湯の丸高峰林道で見つけることができた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
89.ゴイシシジミ -2
これは別の個体。チラチラと数頭が飛んでいた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
90.エルタテハ
日が出てきたと思ったら、エルタテハが飛んできて路上に止まった。忍び足で近寄ったが、1回シャッターを切ったところで逃げられてしまった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
91.スジグロシロチョウ
ウツギの花だろうか白い花にスジグロシロチョウが止まって、じっとして吸蜜している。ふと見つけたが、はじめは気が付かなかった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2016年8月 7日

湯の丸高原 地蔵峠から池の平湿原へ(2) 7月24日

さらに湯の丸高峰林道を小一時間ほど進むと、池の平の駐車場に着いた。高峰側の車坂峠からと、湯の丸側の地蔵峠からそれぞれ夏期の土、日にはシャトルバスが運行されていたが、池の平の駐車場がマイカーを制限せずに受け入れ可能になったとのことで、4年ほど前に廃止になったとのこと。その駐車場はこの日はほぼ満車だったが。
  池の平湿原は、時々青空が広がり、日が差してくるが、しばらくすると霧が立ち込めてくることもあった。明るくなるとコヒョウモンが飛び始める。飛んでいる黄色い蝶はモンキチョウだけかと思っていたら、ミヤマモンキチョウも観察できたのが収穫だった。しかし、天候のためか蝶は極めて少なく、花の写真を撮りながら歩いていた。

31.ハナニガナ 花苦菜
道は緩やかなカーブが続いていて、時折、ご夫婦が乗ったマイカー、子供たちを乗せたミニバンが登っていく。大きな花に目がいき勝ちだが道端に咲く小さな花もきれいだ。ハナニガナはニガナより花びらの数が多い。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​500​秒 116mm ISO200​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
32.コオニユリ 鬼百合
​​ これから咲く蕾をいっぱい付けている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​320​秒 102mm ISO200​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
33.グンナイフウロ 郡内風露
ハクサンフウロとの違いは、雄蕊がとがって長く伸びているところ。

  Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​320​秒 86mm ISO200​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
34.再びヤマオダマキ 山苧環
​​  花は下に向いて咲いている。ローアングルで撮った。

  Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​1000​秒 52mm ISO200​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
35.マルバダケブキで吸蜜するコチャバネセセリ
​​ 花はみずみずしいのにコチャバネセセリはだいぶ擦れている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​800​秒 300mm ISO200​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
36.ハクサンフウロの群落
ハクサンフウロはたくさん咲いていた。ここでは群落となって咲いている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250​秒 18mm ISO200​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
37.クロヒカゲ
​​ 相変わらずクロヒカゲが飛び出す。これは♀のようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250​秒 210mm ISO220​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
38.ウツボグサ 靫草​​
高原ではよく見る花だが、なぜウツボグサというのだろうか。調べてみると、花穂の形が「うつぼ」という矢を入れ、腰につけて持ち歩く筒形の容器に似ていることから付けられた名とあった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.0 1/​250​秒 195mm ISO300​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
39.ヤブラン 藪蘭
薄暗いところに咲いていた目立たない花だった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250​秒 120mm ISO900​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
40.シャジクソウ 車軸草​​
この花は7月19日に箱根湿生花園へ行ったときに見ていたので、シャジクソウとすぐわかった。クローバーの仲間とは思えない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250​秒 120mm ISO640​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
41.シロニガナ 白苦菜
直径1.5cmくらいの可憐な花だ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250​秒 300mm ISO360​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
42.ヤマハハコ 山母子
これから花が開くのだろう。白い花弁のように見えているのは総包片と呼ばれ、葉が変化したもので、それが開くと中央の花の部分は黄色だそうだ。 

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250​秒 300mm ISO320​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
43.ナデシコ  撫子
ようやく、池の平の駐車場に着いた。午前11時、駐車場はほぼ満車だが、まだ少し余裕がある。湿原へ向け歩き始める。ナデシコが咲いていた。Wikipediaによれば、「撫でし子」と語意が通じることから、しばしば子どもや女性にたとえられ、和歌などに多く参照される。古くは『万葉集』から詠まれている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250​秒 240mm ISO280​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
44.池の平湿原​​
湿原を一周するコースを歩こうか、それとも湿原の真ん中を横切る道を歩くか考えたが、ガスも出てきて、天候も心配なので、後者にした。このレンズは広角側で撮るとやや周辺光量不足になるようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​500​秒 18mm ISO200​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
45.ノハナショウブ -1  野花菖蒲
湿原ではノハナショウブが咲いていた。赤紫色の花びらの基部に黄色のすじが入るのが特徴。アヤメには網目模様が入る。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250​秒 300mm ISO220​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
46.ニッコウキスゲ  日光黄萓​​
ニッコウキスゲはしばしば大群落となって咲いているが、ここはまとまって咲いているところが少ない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​400​秒 300mm ISO200​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
47.アヤメ  綾目​​​​
アヤメは菖蒲と書く場合もある。「いずれがアヤメかカキツバタ」という慣用句がある。どれも素晴らしく優劣は付け難いという意味であろうが、見分けがつきにくいという意味にも用いられるている。アヤメ、ショウブ、カキツバタはよく似ているが、アヤメの花には網目模様がある。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250​秒 120mm ISO320​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
48.ヤナギラン
はじめ、ヤナギランとはわからなかった。これから花が咲くのだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​320​秒 82mm ISO200​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
49.忠治の隠れ岩
正面が三方ヶ峰(2,040m)でその登り口に大きな岩があった。江戸時代の侠客、国定忠治が上州赤城から逃げてきて隠れたという伝説の岩と説明されている。天保13年、縄張りが西上州だったから、不都合があるたびに自分の縄張りを通って長野側にしばしば逃れていたが、ついに「国定忠治が、三室の勘助親子を殺害し、信越方面に行くから取締り、逮捕せよ」と言う内容の命令書が関東取締役という役人から、廻状形式の命令書で各集落長宛に発せられたという。その命令書に書き添えられていた一文に、「その一味の者と思われる4人を、浅間越えして小諸に出る車坂で取り押さえた」と記されているのだ。それは、忠治の子分と思われる4人が捕まった場所が「忠治の隠れ岩」とほぼ符合する。その後、忠治は国定村の隣村で捕まえられ、処刑されたのは、明治維新になる26年前のことだったそうだ。参照:「嬬恋村の自然と風土みてある記

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​320​秒 50mm ISO200​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
50.雷の丘
池の平湿原の標高は2,000mもある。鏡池の向こうに見える雷の丘は2,108m。ときどき雲が去って晴れ間が見える時がある。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​1000秒 44mm ISO200​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
51.ノハナショウブ -2
​​ この辺りはノハナショウブもアヤメも咲いている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​400秒 20mm ISO200​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
52.鏡池
​​ 鏡池に雷の丘の緑が写る。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​640秒 60mm ISO200​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
53.カラマツソウ 唐松草
​​ 花の中心部が少し紫色だったので、わかりにくかったが、葉の形状を見るとカラマツソウのようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​400秒 300mm ISO200​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
54.咲きはじめのマツムシソウ 松虫草
​​ 8月の半ばを過ぎるとこの松虫草にもベニヒカゲが吸蜜に来る。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​320秒 300mm ISO200​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
55.ミドリヒョウモン
​​ 10mくらい先に咲いているマルバダケブキの花に大型のヒョウモンチョウがいた。目が悪いのでファインダーでは種が判別できない。撮ったファイルをモニターで拡大してみてミドリシジミと分かった。蝶はほとんど飛んでいない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250秒 300mm ISO320​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
56.霧
​​ 湿原を霧が渡っていく。時折日が差すのだが・・・

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​1000秒 24mm ISO320​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
57.コヒョウモン
​​​​ 地蔵峠から上がってくる途中で見たヒョウモンチョウに比べ、前翅外縁の弧がより丸みを帯び、前翅内縁のすぐ上の黒斑の特徴から、コヒョウモンと同定した。日が差して明るくなると蝶が飛び出す。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250秒 300mm ISO400 ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
58.ウスユキソウ -1 薄雪草
​​​​ エーデルワイズの仲間であるウスユキソウが群落になって咲いていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250秒 300mm ISO200 ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
59.ウスユキソウ -2
​​​​ 花は小さな花が集まった頭花で、茎の先端につき、その下に苞葉広がる。頭花は周囲が雌花で、中央に両性花があり、雌花が結実するという。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6 1/​500秒 175mm ISO200 ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
60.ハクサンフウロに来たコヒョウモン
​​​​ きれいな個体だった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​320秒 300mm ISO200 ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
61.2頭のコヒョウモン​​
左のピントを合わせたコヒョウモンはハクサンフウロで吸蜜しているが、右上のボケた方はウスユキソウで吸蜜しているのだろプか?ウスユキソウで吸蜜する蝶は見たことがない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​400秒 300mm ISO200 ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
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2015年3月 8日

蝶 自選年間ベスト10 (​5​) 2007年


 蝶 自選年間ベスト10​ は(2)200​6​年 をアップしてから​、(3)1999年以前、(4)2000年~2004年 と遡っていたが、今回は2007年分に戻す。​ ​ ​2007年は7月7月4日~13日に旅行会社のツアーに参加して、オーストリアのチロルから、北イタリアのドロミテを旅行した​​。
 ザルツブルグに入り、ハルシュタットやシャーフベルク登山鉄道を巡り、インスブルックに泊まって、チロルの山をトレッキングした。そして、ドロミテ街道をコルティナ・ダンペッツォへ行き、最後はベニスというコースだったが、今までのツアーの中で最も印象に残る旅行だった。

 ​この年、​国内では余り​撮影​に出かけることはなく、8月の終わりに、浅間山系の池の平湿原へベニヒカゲを求めて行った程度であった。あとは、自宅から車で30分ほどで行ける舞岡公園を歩くことが多かった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ツマグロヒョウモン 2007年5月9日 横浜市舞岡公園
5月の連休のころになるとツマグロヒョウモンが元気に飛び始める。関東ではすっかり普通種になってしまったツマグロヒョウモン​だが、小学生のころ高尾山の尾根道で初めてネットに入れた時は手が震えた​。​なかなか見栄えのする蝶だ。​舞岡公園でもハルジオンの花に良く吸蜜にくる。

Nikon D100 Tokina 100mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ウラゴマダラシジミ 2007年5月29日 横浜市舞岡公園
5月の終わり頃から舞岡公園では6種の平地産ゼフィルスが見られるようになる。今まで見てきたのは擦れたウラゴマダラシジミ​だったがこの時初めてきれいな個体に会え、しかも開翅してくれた。​

Nikon D100 Tokina 100mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.モンキチョウの仲間 フィールドモンキチョウ? 2007年7月7日
2007年7月4日~13日、「ザルツカンマーグート、チロル、ドロミテ 3大ハイキング」というツアーに参加した。インスブルックの近く、チロルにある、世界一美しい村と言われるアルプバッハに寄った時に撮った。この写真はこうして翅を閉じて止まっていると日本で見るモンキチョウとまったく変わらない。しかし、飛翔したときに翅表が見えると、オレンジ色だったりする。記憶が薄いが多分このモンキチョウも表はオレンジ色だったと思う。

Nikon D100 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F7.1 1/800秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.クモマベニヒカゲの仲間 Eribia Ligea ? 2007年7月8日
​ツアーのコースに​チロル地方のゼーフェルドの郊外にある村でジャム作りを体験するという時間があった。私はエスケープして蝶の写真を撮っていた。

Nikon D100 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.クモマベニヒカゲの仲間 Eribia Ligea ? 裏面 2007年7月8日 チロル ゼーフェルド郊外
上と同じ種のようだが、違う個体である。裏面は日本にいるクモマベニヒカゲとは少し違う。

Nikon D100 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/500秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.コヒョウモンモドキの仲間 2007年7月8日 チロル ゼーフェルド郊外 
調べてみると Mellicta asteria という蝶の♀のようだ。黄色い花と、ぺんぺん草との構図が良かったかなと思っている。

Nikon D100 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/320秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.シジミチョウの一種 2007年7月10日 ドロミテ トレチーメ付近
ドロミテのアウロンツォ小屋の近くで撮った。この数時間前には雪が降っていた。気温が低く、蝶は飛ぶことが出来ない。凍えているようだ。

Nikon D100 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/320秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.ジャノメチョウ 2007年7月25日 横浜市舞岡公園
舞岡公園ではこの時まで、ジャノメチョウを見たことはなかった。百合の花とジャノメチョウ・・・こんな取り合わせはまたとないと思う。

Nikon D100 Tokina 100mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.ベニヒカゲ​♀​ 2007年8月24日 長野県池の平湿原
早朝に家を出て、小諸の先から高峰高原に上がり、池の平湿原に入った。マツムシソウも最盛期だった。

Nikon D100 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.ヒメキマダラヒカゲ 2007年8月24日 長野県池の平湿原
湿原への取り付きとなる林道には、ヒメキマダラヒカゲが多かった。コンデジで近寄って撮って、その環境の雰囲気を出したかった。

Canon PowerShot A620 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 7.3mm ISOオート )


2012年9月17日

日帰りで信州の高原へ 9月3日 2/3


 尾根伝いに池の平湿原を半周し、少し下って湿原のわきに敷かれた木道を歩く。海抜2,000mの高原は涼しい。立ち止まると、歩いてかいた汗もさっと引っ込む。忠治の隠岩という休憩場所があった。そこからの湿原の眺めは素晴らしい。湿原が切れて、小諸、佐久への谷となっている開放口というところから、湿原の中央に敷かれた木道を進むとその両側にはマツムシソウやヤマギラン、キオンなどの花々が咲いていた。

忠治の隠岩;クリックすると大きな写真になります 17.忠治の隠岩
この写真の右側に忠治の隠岩と呼ばれる大きな岩があった。ちょうど正午になったところである。左側にヤナギランやマツムシソウの咲く湿原を見ながら進む。その時、特徴ある黄色い縁のある表翅を見せつけて、キベリタテハが目の前を横切った。残念ながら手も足も出せないまま離れて行ってしまった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F8 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヤナギラン;クリックすると大きな写真になります 18.ヤナギラン
ちょうどヤナギランがきれいに咲く時期だったようだ。きれいな花だが、この花に蝶は来ない。今日はG12を忘れてきてしまったのでローアングルで撮り難い。木道に寝転んで撮った。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
19.開放口から
湿原の切り口のように開いて崖になっている。そこから佐久、小諸の眺め。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F8 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
オオチャバネセセリとノアザミ;クリックすると大きな写真になります 20.オオチャバネセセリとノアザミ
ノアザミも適季だった。そのノアザミにはオオチャバネセセリが吸蜜に来ている。オオチャバネセセリは擦れた個体が多かったが、この個体は比較的きれいだった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マツムシソウに2頭のベニヒカゲ;クリックすると大きな写真になります 21.マツムシソウに2頭のベニヒカゲ
マツムシソウは沢山咲いているのに、なぜか同じ花に蝶が集まることがしばしばある。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ベニヒカゲの群れ;クリックすると大きな写真になります 22.ベニヒカゲの群れ
これは是非サムネイル(写真)の上にカーソルを当て左クリックして、写真を大きくして見ていただきたい。陽があたり、気温が上がってきたのか、活発にベニヒカゲが飛び出した。そして、マツムシソウで吸蜜する。中央下には、傷んではいるがヒョウモンチョウもいる。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
キオンの花とベニヒカゲ♀ -1;クリックすると大きな写真になります 23.キオンの花とベニヒカゲ♀ -1
ベニヒカゲは表翅では雌雄の区別が難しいが、裏面を見せてくれると♀はその後翅に太い白い帯があるので良くわかる。キオンの黄色い花が良く似合う。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
キオンの花とベニヒカゲ♀ -2;クリックすると大きな写真になります 24.キオンの花とベニヒカゲ♀ -2
もう一枚、後翅の白い帯を見ていただきたい。♂はすでに擦れた個体が多くなったが、♀はまだ比較的きれいだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
新鮮なオオチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります 25.新鮮なオオチャバネセセリ
新鮮なオオチャバネセセリもマツムシソウに来ていた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/3200秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
池の平湿原;クリックすると大きな写真になります 26.池の平湿原
開放口から広々とした湿原を眺めながら、コケモモラインと名付けられた木道を歩く。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F9 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
グリーン広場;クリックすると大きな写真になります 27.グリーン広場
湿原の中ほどにある休憩場所だ。北西の方向に湿原が広がる。その湿原を背景にしてトレッキングをするグループが記念撮影をしている。この辺りでもあちこちでベニヒカゲが飛んでいる。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F9 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クジャクチョウ;クリックすると大きな写真になります 28.クジャクチョウ
グリーン広場から駐車場のある兎平の方へ歩く。そこはもう湿原ではない。道沿いにヒヨドリバナが咲き、クジャクチョウが吸蜜しているのを見つけた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F9 1/400秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
こちらを向いたクジャクチョウ;クリックすると大きな写真になります 29.こちらを向いたクジャクチョウ
28.と同じ個体。吸蜜しながら少しずつ位置を変える。前翅襟元のだんだらの細い縞模様が優雅だ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F9 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クジャクチョウの裏面;クリックすると大きな写真になります 30.クジャクチョウの裏面
クジャクチョウはご覧の通り、翅を閉じると裏側はまっ黒い縞模様だ。飛んでいる時は、素早く飛ぶ黒い蝶という印象である。鳥に襲われた時など、ぱっと翅を開いて表を見せると鳥は驚くという。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F9 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒメキマダラヒカゲ;クリックすると大きな写真になります 31.ヒメキマダラヒカゲ
この蝶はやや山地性の蝶である。ササを食草とするので、標高1,000m以上のササのある樹林で多くみられる。年1回、7月~8月に発生するので、擦れた個体が多かった。グリーン広場で撮った後、絞りの設定をF9にしたままでいた。反省。駐車場へ向かう途中、アサギマダラを見かけた。ヒヨドリバナでの吸蜜を期待したが、離れて行ってしまった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F9 1/250秒 100mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段drive

2012年9月11日

日帰りで信州の高原へ 9月3日 1/3

 
 今年は海外旅行こそまだチャンスはないが、東海、奥大井、河口湖、福岡、安曇野など国内の旅行をしている。ご厚意でStudio YAMAKOの開発・運営をしていただいている n-shuhei さんに、私が海外旅行、国内旅行で訪れた先の地図を閲覧できるようにしていただいている。
 Studio YAMAKOの画面を下の方へスクロールして行くと、右側に示されるカレンダー、Categoly、月別アーカイブ、海外旅行地図のつぎに国内旅行地図というのがご覧いただけると思う。最近、その国内旅行地図の機能を バージョンアップ していただいた。
  国内旅行:2012を左クリックしていただくと、2012年に私が旅行した先にピンが立った日本地図が開く。そのピンをクリックすると、そこを訪れた時のブログのタイトルの吹き出しが出る。その吹き出しを左クリックするとそのコンテンツが開くのだが、開く前にその吹き出しにあるZoom [+] [-] をクリックして見ていただきたい。その地点が地図の中心となり、 [+]をどんどん押すとズームアップされていく。素晴らしい機能を付加していただいた。n-shuhei さんは私と同い年でいらっしゃるが、その向学心、探究心には脱帽である。

  さて、8月はいろいろなことがあって、なかなか蝶の写真をとることが出来ないでいた。そこで、突然だったが、9月3日、天気もよさそうなので、信州は小諸の先の湯の丸高原へ日帰りで出かけた。朝6時に家を出発して、途中、上信越自動車道の横川SAで朝食にし、10時少し前に池の平駐車場に着いた。高峰温泉から先の湯の丸高峰林道は7,8月の土、日、祭日はマイカー規制があり、シャトルバスが運行されるが、この日は通行できた。天候は天気予報で伝えられたほど良くはなかったが、晴れたり曇ったりで、蝶も飛んでくれた。池の平をひと回りし、湯の丸の地蔵峠へ移動、少しの時間滞在してごご2時半には帰路についた。

マツムシソウにオオチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります 1.マツムシソウにオオチャバネセセリ
駐車場から、右回りに池の平を一周するコースを歩き始める。すでに標高は海抜2,000mを超えている。林間の道には最盛期のマツムシソウが咲いていて、オオチャバネセセリが吸蜜している。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ハクサンフウロ;クリックすると大きな写真になります 2.ハクサンフウロ
まだハクサンフウロが咲いていた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO900 ) 露出補正 -0.3段
下界;クリックすると大きな写真になります 3.下界
やがて開けたところに出る。村界の丘と呼ばれているところだ。これは上田方面だろうか? 定かではない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
キアゲハがテリトリーを張る;クリックすると大きな写真になります 4.キアゲハがテリトリーを張る
雷の丘というところ。占有行動をとるキアゲハが岩に止まって周囲を監視しているように見える。この日は迂闊にもG12を家に置き忘れてきてしまった。このシーンはG12でもっと被写体に近づいて、背景を入れられたら良い写真になったと思う。しかし、残念ながら左の尾状突起が欠けている。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
池の平湿原;クリックすると大きな写真になります 5.池の平湿原
今度は左側に池の平湿原が見渡せるところに出た。マツムシソウやヤナギランの群生地だ。鏡池という池が見える。池の平湿原は標高2,000mで数万年前の三方ヶ峰火山の火口原に広がる高層湿原である。高山植物の宝庫だ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
最盛期のマツムシソウ;クリックすると大きな写真になります 6.最盛期のマツムシソウ
8月中旬から9月にかけて咲く特徴のある花だ。ここでは群生するマツムシソウを見ることができる。この花にいろいろな昆虫が吸蜜に来る。蝶もベニヒカゲ、クジャクチョウやヒョウモン達が訪れる。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ベニヒカゲとマツムシソウ;クリックすると大きな写真になります 7.ベニヒカゲとマツムシソウ
池の平湿原には高山蝶のベニヒカゲが多産する。道を歩いていると踏みつけてしまいそうになることがあるほどだが、もちろん採集(捕獲)禁止だ。時期的には少し遅いようで擦れた個体が多い。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
エゾリンドウ?;クリックすると大きな写真になります 8.エゾリンドウ?
まだこれから花を開くエゾリンドウも多く見ることができた。池の平湿原では、良く似たオオヤマリンドウも咲くというが、 オオヤマリンドウとエゾリンドウの同定 は、エゾリンドウは茎の途中からも花を付けるという違いか。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro 絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クジャクチョウとマツムシソウの群生;クリックすると大きな写真になります 9.クジャクチョウとマツムシソウの群生
8月の後半から9月にかけてクジャクチョウが多くみられるようになる。と言ってもクジャクチョウは本州では山地性の蝶で、舞岡公園などでは見られない。これは多分、第2化の成虫で、きれいな個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
岩に止まるクジャクチョウ;クリックすると大きな写真になります 10.岩に止まるクジャクチョウ
陽が陰っている時間が少し長くなると、吸蜜を辞めて路上や岩に止まることが多いようだった。飛んでいる時はほとんど黒く見えるが、このように開翅をすると鮮やかな色と眼状紋が良く目立つ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ピンクのイタドリ;クリックすると大きな写真になります 11.ピンクのイタドリ
ピンクのイタドリの花が咲いていた。高山植物ではないがきれいだ。 イタドリ は大きくなる多年生草本で、高さ2m近くにもなる。茎は太く、中空で春に出始めた茎を折り取り、生食したり、漬け物にしたりする。中空の茎を折り取る際に、ポコンと音がし、食べると酸っぱいので「すかんぽ」とか「かっぽん」などと呼ばれたりもするようだ。イタドリは白い花を付けるものが多いが、花の色が紅色を帯びるものをベニイタドリと呼ぶとのこと。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウスユキソウ;クリックすると大きな写真になります 12.ウスユキソウ
セイヨウウスユキソウはエーデルワイズと呼ばれる。このウスユキソウは、エーデルワイズとは同じ属であるが、違う種である。比較的高地に分布し、高山植物とされることが多いようだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
雲上の丘;クリックすると大きな写真になります 13.雲上の丘
雲上の丘というところへ来た。これは小諸の方角だろうか? 素晴らしい見晴らしである。同行したかみさんは、この見晴らしと高山植物の花に魅せられて「ここならまた来ても良い」とのご意見。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
池の平湿原;クリックすると大きな写真になります 14.池の平湿原
G12を忘れてきてしまい、100mmのレンズしかないので、一周歩くと約2時間の池の平湿原全体の写真が撮れない。先ほど見てきた鏡池はこの左側になる。木道が整備されていて、湿原が守られている。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F8 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
新鮮なオオチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります 15.新鮮なオオチャバネセセリ
尾根道を歩いてきたが、ここから湿原の方へ下りる。ノアザミにオオチャバネセセリが止まっていた。新鮮な個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F8 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ベニヒカゲ;クリックすると大きな写真になります 16.ベニヒカゲ
ベニヒカゲは破損はしていないが擦れて鱗粉が薄くなった個体が多い。個体数は多いので、比較的きれいな個体を選んで撮ることになる。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段