検索結果: Studio YAMAKO

このブログを検索

大文字小文字を区別する 正規表現

Studio YAMAKOで“アオサギ”が含まれるブログ記事

2024年4月 5日

舞岡公園 春の訪れ 2024年3月13日 横浜市戸塚区

一昨年の12月にWeb上で開催された日本チョウ類保全協会の「企画展・チョウの写真展 チョウが消えていく」に、わたくしが舞岡公園で撮った写真「向日葵のモンキチョウ」を応募したところ、取り上げていただいた。そしてその年の暮れに、日本蝶類保全協会のWeb写真出展者及び会員との、写真の披露と忘年会がZOOMによるオンラインで開催され恐る恐る参加したが、そのときに舞岡で「写真展 生き物たち」を主催されている「舞岡深蝶団」のGさんとお話ができた。今年も3月にそのGさんから、「第9回 写真展 生き物たち」のご案内のはがきをいただいていた。
 3月13日にその「第9回 写真展 生き物たち」を見にいこうと舞岡公園に出かけた。駐車場からはいつも歩く舞岡公園の中を通って、横浜市営地下鉄の舞岡駅への道を行くと、会場である舞岡ふるさと村「虹の家」がある。  道々、舞岡公園の早春を撮っていったが、この日は暖かくキタテハが飛ぶ姿も見た。

000_240313062tm X700 ◎舞岡公園 アオジ RX10M4.jpg
瓜久保の家の入口近くにいたアオジ 2024年3月13日 横浜市戸塚区舞岡公園

001_240313001 X900 舞岡公園 ユズリハ RX10M4.jpg 1.ユズリハ(楪・交譲木・譲葉・杠)の新芽
駐車場からけやき広場を抜けて道路に架かる橋を渡って南門へと歩いていくと、新芽の葉柄が赤紫色をした、特徴のある3mほどの高さの木があった。PictureThisで検索するとユズリハという常緑樹だった。ユズリハという和名は、春に枝先に若葉が出たあと、前年の葉がそれに譲るように落葉することに由来するそうだ。赤紫色の新芽が目をひいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 146mm ISO1250 )
002_240313006 X900 〇ヒイラギナンテン 舞岡公園 RX10M4.jpg 2.ヒイラギナンテン(柊南天)の花
葉がナンテンのように複葉で、ヒイラギのようなトゲがあることや、果実のつき方がナンテンに似ていることに由来する名前。だが、ヒイラギの仲間でもナンテンの仲間でもないそうだ。秋になると黒紫色に熟した白い粉を被った実をよく見かける。春はこんな黄色い花が咲くのだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO400 )
003_240313010 X900 〇舞岡公園 アセビ RX10M4.jpg 3.アセビ(馬酔木)の蕾
早春になると枝先に10 cmほどの房になった円錐花序を垂らす。写真は蕾でこれから白い壷状の花を多数咲かせる。この花はチョウの好きな花でもある。ギフチョウなども吸蜜に来るし、越冬したルリタテハもこの花でよく見かける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 18mm ISO320 )
004_240313013 X900 〇舞岡公園 トウレンゲツツジ RX10M4.jpg 4.これは何?
まっすぐ柄が伸びてその先に芽鱗のようなものが付いている。PictureThis で検索してみたが、検索するたびに違う種が出てくる。レンゲツツジ、アメリカテマリシモツケ、バッコヤナギ、ウマスギゴケなどが提示され、逆にそれらの画像を検索してみたが、マッチするものは現れなかった。次回、行ったときに成長した様を見てみたい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.4 1/2000秒 9mm ISO400 )
005_240313015 X900 〇舞岡公園 アオキ RX10M4.jpg 5.アオキ(青木)の新芽
日本原産。もうすぐ褐色を帯びた紫色の花が咲く。関東以西の海岸近くにある樹林に多く自生するが、身近な雑木林にも見られる。最も日陰に強い植物として知られ、家の北側やビルの谷間など条件の悪い場所の植栽にも使われる。蕾や新芽は天ぷら、おひたしとして食用されるそうだ。冬の間ついている俵形の赤い果実が美しい。舞岡公園でもよくみられる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 39mm ISO400 )
006_240313018 X900 舞岡公園 サンシュユ  RX10M4.jpg 6.サンシュユ(山茱萸)
谷戸に1本の黄色い花が咲いている木があった。マンサクかなと思ったが、サンシュユであった。wikipediaによれば、サンシュユという和名は中国植物名「山茱萸」が音読みとなり、そのまま和名になっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 25mm ISO320 )
007_240313022 X900 〇舞岡公園 サンシュユ  RX10M4.jpg 7.サンシュユの花
日本名の別名ハルコガネバナ(春黄金花)は、早春、葉がつく前に木一面に黄色の花をつけることからついた呼び名で、日本植物学者の牧野富太郎さんが山茱萸に対する呼び名として提唱したものであるという。果実は10月中旬 - 11月に赤く熟し、グミの果実に似ている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 196mm ISO400 )
008_240313039 X900 ◎舞岡公園 ヤマシギ RX10M4.jpg 8.ヤマシギ(山鷸、山鴫) -1
きざはしの池の前で数人の方が三脚を立てて撮影されていた。一人の年配の女性に「何がいますか」と訊ねると、「ヤマシギです」と指でその方向を教えて下さった。だが、見つけられない。やっと見つけた。20mくらい先で、枯葉、枯草と保護色になって判り難かった。肉眼では判別できず、ズームを35㎜版相当600mにして、ファインダーでやっとヤマシギと判った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO200 )
009_240313035tm X900 ◎舞岡公園 ヤマシギ RX10M4.jpg 9.ヤマシギ -2
長いくちばしを地面に入れて食餌を探しているようだ。土にくちばしを差しこんで、地中のミミズなどの小動物を捕食するという。トリミングした。wikipediaによれば、ヤマシギは狩猟鳥に指定されており、狩猟の対象種である。また食用としても好まれる。しかし、地域によっては、ヤマシギが希少種となっているところもあり、狩猟鳥指定には批判的な声もあるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO500 )
010_240313044 X900 〇舞岡公園 ユキヤマギ RX10M4.jpg 10.ユキヤナギ(雪柳)
和名の由来は見ての通りだ。ヤナギのようにしだれる枝に白い小さな花が咲き乱れる様子を雪に見立てて「雪柳」の名がついた。小枝全体に群がるように咲いていく一つ一つの白い花が可愛い。今春は咲くのが少し遅いのではないかと思っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/2000秒 9mm ISO100 )
011_240313051 X900 ◎舞岡公園 アオジ RX10M4.jpg 11.アオジ(青鵐、蒿鵐、蒿雀) -1
瓜久保の家の門を入ろうとしたところでバサバサという音がしてスズメが飛び出した。少し飛んですぐまた、地面に止まった。スズメかと思ったのはアオジだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO1250 )
012_240313058 X900 ▲舞岡公園 アオジ 捕食 RX10M4.jpg 12.アオジ -2
和名のアオは緑も含めた古い意味での青の意だそうで♂の色彩に由来するという。青には見えないが腹の黄色が緑に見える。この個体は嘴の下が黒いので♂のようだ。地面で何かを見つけて咥えたようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO3200 )
013_240313069t X900 ◎舞岡公園 アオジ カラタチ RX10M4.jpg 13.アオジ -3
2mくらいのところまで近づいてきたが、飛び立ってカラタチの枝に止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO640 )
014_240313073 X900 〇舞岡公園 ミツマタ RX10M4.jpg 14.ミツマタ(三椏)
瓜久保の家の縁側に座って一休みしたのち、「第9回 写真展 生き物たち」の会場の「虹の家」へ向かった。「舞岡町小川アメニティ」を歩いていく。途中、ミツマタの黄色い花が咲いていた。この時期はサンシュユ、マンサクなど黄色い花が多いように思う。ChatGPTに聞いてみたところ、1.花粉媒介者への誘引: 特に春は、花粉媒介者(虫や鳥)が活発になる時期であり、黄色い花は彼らを誘引しやすい色彩を持っているとされている。2.視認性の向上: 春にはまだ新緑が生い茂っていないため、木々の花が目立つようにする必要があり、黄色い花は、背景との対比がはっきりして目立ちやすい色である。3.温暖化と適応: 温暖化の進行により、春の気温が上昇し、黄色い花の植物が増えた可能性も考えられる。といったことが可能性として挙げられた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 58mm ISO200 )
015_240313075 X900 〇舞岡公園 オウバイソケイ RX10M4.jpg 15.オウバイソケイ(黄梅素馨)
また、黄色い花が咲いていた。PictureThisの解説によれば、英名は「ジャパニーズジャスミン」であるが中国原産で、ジャスミンのような香りはない。日本には明治時代に渡来した。別名をウンナンソケイという。オウバイに似ている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO500 )
016_240313078 X900 〇舞岡公園 サクラ RX10M4.jpg 16.早咲きの桜
民家の庭にほぼ満開の桜が咲いていた。何という品種の桜かわからない。またまたChatGPTで「淡いピンクの小さな花を咲かせ3月中旬ごろに満開になる早咲きの桜の品種を教えてください」と聞いてみたところ、「そのような特徴を持つ早咲きの桜の品種として、「乙女桜(おとめざくら)」があります。乙女桜は、淡いピンク色の小さな花を持ち、通常、3月中旬に満開になります。この品種は、日本の桜の中でも比較的早咲きであり、華やかな花を楽しむことができます。」という回答があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 218mm ISO320 )
017_240313081 X900 〇舞岡公園 ヤブツバキ RX10M4.jpg 17.八重咲のヤブツバキ
あまり見たことのないまっかな二重のヤブツバキが咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 94mm ISO640 )
018_240313083 X900 〇舞岡公園 サラサモクレン RX10M4.jpg 18.サラサモクレン?の蕾
PictureThisで検索するとサラサモクレンと出てきた。サラサモクレン(更紗木蓮)は、シモクレンとハクモクレンの交雑種で、紫が薄まり、外がピンクで内側が白といった可愛らしいカラーリングのモクレンという。私にはこの蕾を見て調べてみてもサラサモクレンかハクモクレンかは判らなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 155mm ISO200 )
019_240313150 X900 舞岡公園 舞岡深蝶団 G7X.jpg 19.「第9回 写真展 生き物たち」 -1
 瓜久保の家から花の写真を撮りながら20分ほど歩いて「第9回 写真展 生き物たち」の会場である。「虹の家」に着いた。Gさんが会場に詰めておられ、1年ぶりに再会しお話をした。Gさんは、日本自然科学写真協会(SSP)会員で2019年にSSP大賞を受賞されている。今回出展されていた「チョウゲンボウに睨まれた」と題された写真が素晴らしかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO500 )
020_240313129t X900 舞岡公園 舞岡深蝶団 G7X.jpg 20.「第9回 写真展 生き物たち」 -2
蝶の写真では、T.Y. さんが出展されていた一連の OlympusのOMシリーズのプロキャプター機能で撮影されたと思われる連続・合成写真に見入ってしまった。私もこんな写真を撮ってみたい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 )
021_240313102 X900 〇舞岡公園 カルガモ RX10M4.jpg 21.かっぱ池のカルガモ
前回は電車とバスを利用して来たので、帰りは「虹の家」からは横浜市営地下鉄の舞岡駅へ歩いたが、この日はマイカーで来ていたので、駐車場まで戻らなくてはならない。途中、何か野鳥はいないかと瓜久保のかっぱ池まで行ってみた。特に成果はなかったが、カルガモが池で風を凌いでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 51mm ISO1000 )
022_240313109 X900 〇舞岡公園 金子家のひな人形 RX10M4.jpg 22.旧金子家のひな壇
古民家まで戻ってきた。金子家の母屋には、ひな壇がまだ残されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/100秒 48mm ISO3200 )
023_240313129 X900 〇舞岡公園 アオサギ RX10M4.jpg 23.田んぼのアオサギ
田んぼに向けて三脚を立てカメラを向けている方がいた。田んぼの向こう側なので距離はあったが、アオサギは大きい。田んぼの水に姿を落としていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 180mm ISO400 )

2024年1月20日

帷子川散策 桜の黄葉 2023年12月6日 横浜市保土ヶ谷区

昨年の秋は、街を歩いていると、桜の葉が綺麗に黄葉しているのをよく見かけた。例年は朽ちて落ちていくのだが、昨年はしっかりと葉が残っていた。改めて桜の紅葉もきれいだなと思った。桜のみならず、多くの落葉樹の黄葉が綺麗だ。
 この日は、快晴の下、冬鳥の飛来状況と、この落葉樹の黄葉を見ようと帷子川河畔を歩いた。

000_231206088 X700 ◎帷子川 RX10M4.jpg
帷子川河畔の桜並木の黄葉 2023年12月6日 横浜市保土ヶ谷区 帷子川河畔

001_231206005 X900 〇帷子川 RX10M4.jpg 1.羽を広げる鵜
川岸に3羽の鵜がいて、羽を広げて日光浴をしている。気持ちが良いのだろうと思う。午前10時半だ。日本にいる4種の鵜では、カワウ以外の3種類は主に海で暮らしていて、カワウだけが内陸にも数多く進出しているというが、ここは海にも近い。また、カワウは羽を広げていることが多いという。それは羽を乾かす動作だそうだ。潜ると羽毛は濡れてしまうので、乾かさなければ重たくて飛ぶことも難しくなるため、乾かしてる。ウミウかな、カワウかなと、同定ができないでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f11 1/500秒 196mm ISO640 ) 露出補正 なし
002_231206008 X900 〇帷子川 RX10M4.jpg 2.カワウ?
見たとき、この初めて見る鳥は何だろうと思った。顔の嘴基部の黄色い部分は、カワウのようだし、あるいは、これはウミウの幼鳥かと思ったが、頭部が白いのは夏羽の特徴のようだ。同定が難しい。虹彩が鮮やかなエメラルドグリーンであるが、これもカワウの特徴という。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 203mm ISO320 ) 露出補正 なし
003_231206010 X900 〇帷子川 RX10M4.jpg 3.サクラの黄葉とキンクロハジロ
桜の葉は傷みも少なく、きれいにオレンジ色になった多くの葉が付いている。川面にいるのはキンクロハジロのみだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f11 1/500秒 35mm ISO1000 ) 露出補正 なし
004_231206016 X900 〇帷子川 ウミウ RX10M4.jpg 4.カワウ?
羽を拡げている。はっきりカワウと同定できない。調べてみると、日本での鵜飼いにはウミウが用いられるが、中国ではカワウが用いられる。これはウミウの方がカワウより大きいこと、中国ではウミウよりカワウが多いことによるという。全国で唯一のウミウの捕獲・供給地が伊師浜海岸(茨城県)にあり、全国12箇所の鵜飼地のうち、長良川をはじめとする11箇所へ供給しているそうだ。ならばここ帷子川にいるのはカワウであろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 196mm ISO400 ) 露出補正 なし
005_231206046 X900 帷子川 RX10M4.jpg 5.鯉
憎たらしいほど黒くて大きな鯉が悠々と泳いでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 160mm ISO250 ) 露出補正 なし
006_231206050 X900 〇帷子川 RX10M4.jpg 6.キンクロハジロ
帷子川に来ているのは、いまはキンクロハジロがほとんどである。右側にいるのは♀と思う。オナガガモは見られない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 160mm ISO250 ) 露出補正 なし
007_231206063 X900 〇帷子川 RX10M4.jpg 7.桜並木と天王町駅
帷子川の古市橋と相鉄線天王町駅を撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 46mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_231206064 X900 〇帷子川 RX10M4.jpg 8.サクラの黄葉
落葉せず、美しく黄葉する桜の葉

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 32mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_231206066 X900 〇帷子川 RX10M4.jpg 9.帷子川河畔の集合住宅
帷子川河畔には多くの集合住宅が建っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_231206070 X900 ◎帷子川 RX10M4.jpg 10.帷子川の左岸 -1
帷子川の桜並木は愛犬を散歩させている方の姿が多い。車は通らないので安全だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 41mm ISO160 ) 露出補正 なし
011_231206074 X900 〇帷子川 RX10M4.jpg 11.帷子川の左岸 -2
黄葉した桜の葉は傷がなく美しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 22mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_231206086t X900 ◎帷子川 RX10M4.jpg 12.帷子川の左岸 -3
上流の方をみると、赤い帽子を被った女の子が落ち葉を拾っていた。お母さんはじっと見守っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/640秒 22mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_231206097 X900 〇帷子川 RX10M4.jpg 13.密集する桜の葉
この秋は、桜の黄葉した葉が落葉せずに付いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 183mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_231206101 X900 ◎帷子川 RX10M4.jpg 14.椿の花 -1
ピンク色のきれいな椿の花だった。ピンク色の八重の椿も品種が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
015_231206104 X900 〇帷子川 RX10M4.jpg 15.椿の花 -2
種としてはカメリア属のヤブツバキ(藪椿)のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 35mm ISO160 ) 露出補正 なし
016_231206109 X900 〇帷子川 RX10M4.jpg 16.ユリカモメ
ここから河口(横浜港)まで4kmほどである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
017_231206123 X900 ◎帷子川 RX10M4.jpg 17.カワウ
カワウと同定することにした。時々潜っている。潜って水面に現れるところは、潜ったところから数10m離れたところだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 212mm ISO250 ) 露出補正 なし
018_231206131tm X900 〇帷子川 RX10M4.jpg 18.キンクロハジロと鯉
棲み分けているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 17mm ISO160 ) 露出補正 なし
019_231206134 X900 〇帷子川 RX10M4.jpg 19.常盤橋から下流を眺める
今年の春は、改めて花を咲かせるこれらの桜を見ようと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_231206148 X900 ◎帷子川 RX10M4.jpg 20.アオサギ
河岸の石堤にアオサギが止まっていた。エサを探しているのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 180mm ISO1600 ) 露出補正 なし
021_231206154 X900 〇帷子川 RX10M4.jpg 21.黄葉したサクラの葉とキンクロハジロ
例年ならば、星川下橋と常盤橋の間の、この辺りにはオナガガモが多いのだが、この冬は全く姿が見られない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
022_231206163 X900 帷子川 三井パークシティ横浜桜並木 RX10M4.jpg 22.街路樹の桜
そろそろ帰ろうと水道通りを歩く。水道通りの街路樹の桜の殆どは葉を落としていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 43mm ISO100 ) 露出補正 なし
023_231206171 X900 帷子川 水道道 川辺公園 RX10M4.jpg 23.川辺公園の銀杏
水道道りと帷子川の間に川辺公園という小さな児童公園がある。昨年秋はここの銀杏もきれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/640秒 41mm ISO100 ) 露出補正 なし
024_231206180 X900 帷子川 三井パークシティ横浜 ケヤキ並木 RX10M4.jpg 24.ケヤキ並木
水道通りから国道16号へ抜ける道の右側には立派な高層住宅が建っている。そこにあるケヤキ並木も葉が黄色くなっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO400 ) 露出補正 なし
025_231206184 X900 帷子川 三井パークシティ横浜 ケヤキ並木 RX10M4.jpg 25.ケヤキの黄葉
ケヤキノの葉も、きれいに黄葉しているところがあった。この秋の市街地の落葉樹の黄葉は例年よりきれいだったと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし

2023年2月 2日

1月の帷子川 2023年1月21日

帷子川へ飛来してきた渡り鳥を見に行った。天気予報では暖かくなると聞いていたが、風が冷たい。
 キンクロハジロとホシハジロが来ていたが、常連のオナガガモは見られなかった。留鳥なのだろうが数年前から少数ながらオオバンが見られる。帷子川は横浜港へそそぐが、6kmほどある河口から飛んでくるユリカモメが多く見られた。他は、カルガモ、アオサギ、コサギがいた。

000_230121033 X700 帷子川公園 RX10M4.jpg
キンクロハジロとユリカモメ 2023年1月21日 横浜市保土ヶ谷区 帷子川常盤橋 水道橋

001_230121002 x900 帷子川公園 オオキバナカタバミ RX10M4.jpg 1.オオキバナカタバミ(大黄花片喰)
この寒い季節に咲く花もいろいろある。スマホの「Picfture This」で検索すると、オオキバナカタバミと知らせてくれた。黄色い花の形は見慣れているカナバミとは違うが、葉の形はカタバミの葉を大きくして、切れ込みが深くなったような形をしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 120mm ISO 100 ) 露出補正 なし
002_230121006 X900 帷子川公園 RX10M4.jpg 2.ニホンスイセン(日本水仙)
塀のわきにポツンと一株だけあるニホンスイセンが多く花をつけていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 90mm ISO 200 ) 露出補正 なし
003_230121010t X900 帷子川公園 RX10M4.jpg 3.ユリカモメ
河口から飛んでくるのだろう、帷子川にかかる常盤橋のすぐ隣の水道橋の欄干にユリカモメが陣取っていた。この橋は人が通らないので落ち着くのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 140mm ISO 100 ) 露出補正 なし
004_230121012 X900  帷子川公園 RX10M4.jpg 4.ユリカモメ また一羽
そこへまた一羽が飛んできて、羽を大きく広げてその隣に止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 220mm ISO 100 ) 露出補正 なし
005_230121015 X900 帷子川公園 RX10M4.jpg 5.毛繕い
飛んできたユリカモメは欄干で並んで毛繕いを始めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 220mm ISO 100 ) 露出補正 なし
006_230121017 X900 帷子川公園 RX10M4.jpg 6.キンクロハジロ ♂
帷子川にはキンクロハジロが最も早くやってくるようだ。虹彩は黄色で、和名キンの由来になっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 640 ) 露出補正 なし
007_230121018 X900 帷子川公園 RX10M4.jpg 7.ホシハジロ ♂
背に星屑のような模様があり、翼に白帯がでるので星羽白の名がある。日が差し始めると泳ぎだすが、今日のように風の強英、日が陰っていると首を後ろに回して羽毛の中に入れている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 200 ) 露出補正 なし
008_6230121029 X900 帷子川公園 RX10M4.jpg 8.ホシハジロの群れ
帷子川の常盤橋と愛染橋の間では、キンクロハジロが群れになっている。毎年この辺が彼らの縄張りのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO 125 ) 露出補正 なし
009_6230121030 x900 帷子川公園 RX10M4.jpg 9.ホシハジロとキンクロハジロ
数はキンクロハジロの方が明らかに多く、その中にホシハジロが一緒にいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 114mm ISO 250 ) 露出補正 なし
010_6230121042 x900 帷子川公園 RX10M4.jpg 10.キンクロハジロとオオバン
キンクロハジロのこの個体はまだ完全に生殖羽にはなっていないエクリプスのようだ。オオバンのくちばしから額へかけての白は目立つ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 114mm ISO 250 ) 露出補正 なし
011_6230121043 X900 帷子川公園 RX10M4.jpg 11.ユリカモメとホシハジロ
ユリカモメが川面に下りてくる。ホシハジロが追い払うような動きを見せる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 101mm ISO 200 ) 露出補正 なし
012_6230121045 X900 帷子川公園 RX10M4.jpg 12.潜るキンクロハジロ
川面を眺めていると、キンクロハジロが時々潜っていた。潜っている時間は10秒くらいだろうか、そう長くはない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 200 ) 露出補正 なし
013_6230121048 x900 帷子川公園 RX10M4.jpg 13.オオバン
オオバンはツル目クイナ科オオバン属に分類される。和名はバンよりも大きいことから名づけられたようだ。日本では夏季に北海道(夏鳥)、本州、九州で繁殖し、冬季になると本州以南で越冬する(冬鳥もしくは留鳥)。各地の湖沼で一年を通してよく見られるが、北日本では冬を越さない地域、西日本では冬に増える地域が多い。幼鳥は全身が黒褐色、喉から胸部が白い羽毛で被われる。眼の周囲から眼後部にかけて白い斑紋が入る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO 640 ) 露出補正 なし
014_6230121049 x900 帷子川公園 クロガネモチ RX10M4.jpg 14.クロガネモチ(黒金餅)
wikipediaによれば、和名クロガネモチは、モチノキの仲間で、若い枝や葉柄が黒ずんでいることから名づけられた。「クロガネモチ」が「金持ち」に通じるから縁起木として庭木として好まれる地域もある。西日本では野鳥が種を運び、庭等に野生えすることがある。クロガネモチは夏の間はあまり目立たない常緑広葉樹である。とはいっても葉が少なくなった木に、秋から冬には赤い実をたくさんつけ、存在感がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO 640 ) 露出補正 なし

2023年1月29日

新港ふ頭とランドマークタワー展望フロア 12月20日

もう一件、昨年暮れのことを載せておきたい。
 ここのところ3年間、コロナのためご一緒に旅行することがなかったKさんご夫妻と、久しぶりにお目に掛って、忘年会をしようということになった。場所は奥さん同士で相談して、横浜の新港ふ頭のハンマーヘッドへ行ってみようということになった。桜木町駅で午後2時に待ち合わせた。ハンマーヘッドは横浜市の新型コロナワクチンの集団接種会場になっていて、桜木町駅からハンマーヘッドまで無料のシャトルバスがほぼ10分おきに運航されている。私たち夫婦は11月末にそのハンマーヘッドで5回目のワクチン接種を受け、ワクチン接種に関係ない人も乗ってよいということもわかっていた。
 ハンマーヘッドにある「Hangry Tiger」というレストランに入る。新港ふ頭を見下ろせる席で、久しぶりにビールを飲みながらの食事は話が弾んだ。  良い天気だった。食後、どこへ行こうかと「みなとみらい」をぶらぶら歩く。ランドマーク・タワーの展望フロアへ上がってみようということになった。海沿いの道を歩き、「横浜ぷかり桟橋」、「パシフィコ横浜」「クイーンズ・スクエア」を通って、「みなとみらい駅」を通り抜け、ランドマークタワーに入った。
 展望フロアへ上がるエレベータに乗る。何年か前にこのエレベータに乗ったときは料金が1人2,000円だった記憶がある。今回は1,000円になっていた。65歳以上は800円だった。分速750mの日本最高速エレベータはあっという間に、273mの展望フロアへに到着した。ちょうど黄昏時である。エレベータを降りると目の前はガラス張りになっている。、東側を眺める。眼下に「横浜コスモワールド」の観覧車」や「パシフィコ横浜」が見える。右回りに見て回るようになっている。反対側の西側は、落日には間に合わなかったが、茜色の空を背景に富士山が眺められた。室内の明かりなどの映り込みがないように、ガラスに密着するラバー製の大きなフードを付けたカメラで写真を撮っている人がいた。
 Kさんご夫妻とは6時過ぎに別れ、私たちは桜木町からバスに乗った。

000_221220082 X700 〇展望フロア スカイガーデン G7X_01.JPG
茜色の空を背景に 2022年12月20日 横浜ランドマークタワー展望フロア スカイガーデン

001_221220019 X900 桜木町駅前 G7X_01.JPG 1.ランドマークタワーとロープウェイ
桜木町駅前広場のロープウェイ乗り場からランドマークタワーを見る。「YOKOHAMA AIR CABIN」というこのロープウェイは、2021年4月22日に開業した桜木町駅から新港まで汽車道沿い約600mを結び、往復料金は大人1人1,800円である。まだ乗ったことはない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
002_221220027 X900 〇新港埠頭 G7X_01.JPG 2.新港ふ頭
ハンマーヘッドという商業施設の2階にあるレストランに入った。窓の下には新港ふ頭の桟橋が見え、大きなアオサギが散歩していた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125  ) 露出補正 なし
003_221220032 X900 〇新港埠頭 G7X_01_01.JPG 3.横浜ハンマーヘッド入口
横浜ハンマーヘッドは、横浜市の新港にできた複合施設で。客船ターミナル(新港ふ頭客船ターミナル)を中核に、商業施設(ハンマーヘッド SHOP&RESTAURANT)、ホテル(インターコンチネンタル横浜Pier 8)からなる。2019年10月31日に開業している。桜木町駅からここまでワクチン接種の無料シャトルバスに乗って来た。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125) 露出補正 なし
004_221220034 X900 〇新港埠頭 G7X_01.JPG 4.ハンマーヘッド
写真左側に見えるのがハンマーヘッド・クレーンである。1914年に国が貿易量の増大に対応するため、日本で最初の湾港荷役専用クレーンとして、新港ふ頭の岸壁の先端部に設置した。 はしけや貨物船が着岸して貨物の積み降ろしを行うためのイギリスのコ―ワンス・シェルドン社製の港湾荷役専用クレーンで、高さ約30m、つり上げ能力は50トンという。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 10mm ISO125) 露出補正 なし
005_221220035 X900 〇新港埠頭 G7X_01.JPG 5.海上保安庁
ベイブリッジ側を見ると対岸に海上保安庁の船舶が停泊している。海上保安庁は、海上自衛隊と混同しやすいが、海上における人命・財産の保護、法律違反の予防・捜査・鎮圧を任務とする国土交通省の外局である。PLH03という船は「おおすみ」という3100トンのヘリコプター1機を搭載する艦である。PL10というのは、「ぶこう」という1000トンの艦だ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125) 露出補正 なし
006_221220043 X900 〇新港埠頭 G7X_01.JPG 6.横浜グランドコンチネンタルホテル
パシフィコ横浜の敷地内にある客室数約600室のラグジュアリーホテルだそうだ。国際会議などが開催される会議センターとは建物内で連結、会場間の移動がスムーズな設計となっているという。右側に見えるのが国立大ホールで、その後ろに展示ホールがある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO160) 露出補正 なし
007_221220046 X900 〇みなとみらい G7X_01.JPG 7.水上を走るバス スカイダック
国立大ホールの右側、中央に見える「ぷかりさん橋」は客船ターミナル(浮桟橋)である。正式名称は「みなとみらい桟橋・海上旅客ターミナル」で、みなとみらいさん橋とも呼称される。日本初の海上浮体式ターミナルである。オセアンブルーという白いクルーザーが停泊していた。水上を走るバス 「スカイダック」が右側から回り込んできた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.7 1/1000秒 37mm ISO320) 露出補正 なし
008_221220050 X900 〇みなとみらい G7X_002.JPG 8.国際橋とランドマークタワー
だいぶ暗くなってきた。時刻は午後4時半近い。そろそろ日没である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.7 1/1000秒 37mm ISO320) 露出補正 なし
009_221220051 X900 〇みなとみらい G7X_01.JPG 9.釣り人
「ぷかりさん橋」の前で釣りをしている人がいた。何が釣れるのだろうか。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/100秒 20mm ISO200) 露出補正 なし
010_221220055 X900 〇みなとみらい G7X_01.JPG 10.クイーンズ・スクエアのクリスマスツリー
パシフィコ横浜から、みなとみらい駅へ行く途中に作られたX'mas ツリーは、高さ約12m、電球数役26,000球とのこと。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/100秒 20mm ISO3200) 露出補正 なし
011_221220066 X900 〇みなとみらい G7X_01.JPG 11.Hard Rock
「ランドマークタワー」に隣設する「みなとみらい東急スクエア」のタワーA 1階に、1997年7月、国内第4号店としてハードロックカフェ横浜はオープンした。このギターが目印なのだが、駅側から見ると裏がえしだった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1600) 露出補正 なし
012_221220071 X900 〇展望フロア スカイガーデン G7X_01.JPG 12.ランドマークタワー 展望フロアからの眺め
ランドマークタワーの展望フロアに行くエレベータに乗った。ランドマークタワーは、三菱地所が建築・設計・保有している。1990年3月20日に着工し、1993年7月16日に開業した。タワー棟は、地上70階建て、高さは296.33mある。超高層ビルとしては、2014年に竣工した大阪府に所在する近鉄の「あべのハルカス(300.0m)」に抜かれたが、日本で2番目に高い。眼下に横浜コスモワールドの観覧車や、パシフィコ横浜が見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/125秒 9mm ISO3200) 露出補正 なし
013_221220083 X900 △展望フロア スカイガーデン G7X_01.JPG 13.ランドマークタワー 展望フロア
順路に従って西側へ行くと、茜色の空を背景にした富士山が見事だった。雲一つない。窓に向かって、階段状にベンチがあり、座ってゆっくりと絶景が眺められる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/100秒 19mm ISO3200) 露出補正 なし
014_221220094 X900 〇展望フロア スカイガーデン G7X_01.JPG 14.パシフィコ横浜と横浜コスモワールド
東側に戻ってきた。時刻は5時半になっていた。上がってきた時から30分経っている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/125秒 9mm ISO3200) 露出補正 なし
015_221220103 X900 〇展望フロア スカイガーデン G7X_01.JPG 15.帆船日本丸
Kさんご夫妻とみなとみらい駅で別れた後、桜木町駅まで歩いたが、ランドマークタワーから桜木町駅へ行く通路から、ライトアップされた帆船日本丸が見えた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/160秒 15mm ISO3200) 露出補正 なし

2022年12月10日

金沢紀行 11月20日~22日 その4 兼六園② 11月21日

兼六園については、そのホームページをはじめいろいろな資料がネット上にあるが、記憶に残すために整理してみる。
 国の特別名勝に指定されている兼六園は江戸時代の代表的な大名庭園として、加賀歴代藩主により、長い歳月をかけて形づくられてきた。金沢市の中心部に位置し、四季折々の美しさを楽しめる庭園として、多くの県民や世界各国の観光客に親しまれている。広さは約11.7haある。
 兼六園は17世紀中期、加賀藩によって金沢城の外郭に造営された「大名庭園」を起源とし、江戸時代を代表する池泉回遊式庭園である。廻遊式とは、寺の方丈や御殿の書院から見て楽しむ座観式の庭園ではなく、土地の広さを最大に活かして、庭のなかに大きな池を穿ち、築山を築き、御亭(おちん)や茶屋を点在させ、それらに立ち寄りながら全体を遊覧できる庭園である。1676年(延宝4年)、加賀藩5代藩主の前田綱紀が、金沢城に面する傾斜地にあった藩の御作事所を城内に移し、その跡地に自らの別荘である「蓮池御殿(れんちごてん)」を建ててその周りを庭園化したのが兼六園の始まりである。その後、何代もの加賀藩主により、長い年月をかけて形づくられてきた兼六園だが、作庭における基本的な思想は一貫していた。
 最初の作庭者、5代藩主 綱紀は、瓢池に蓬莱・方丈・瀛州(えいしゅう)の三神仙島(不老不死の仙人の住む島)を築いた。また、13代藩主 斉泰(なりやす)も、霞ヶ池に蓬莱島を浮かばせている。1759年(宝暦9年)の金沢大火で蓮池庭も一部消失、荒廃したが、11代藩主 治脩(はるなが)は復興に取り組み、1774年(安永3年)今の夕顔亭や翠滝を築造している。1822年(文政5年)、12代藩主 斉広(なりなが)の、その庭に辰巳用水を取り入れて曲水をつくり、各種の石橋を架けた豪壮な隠居所「竹沢御殿」が完成している。「竹沢御殿」完成後わずか二年で斉広は死去したが、13代藩主 斉泰は霞ヶ池を掘り広げ、曲水の新たな取入れも行い以前からあった蓮池庭と調和するよう策定した。「竹沢御殿」とはかつて千歳台一帯(今の明治紀念の標のあたり)にあった広大な屋敷である。現在は取り壊されてな無いが、そもそも「兼六園」という名前は「竹沢御殿」の庭園に付けられた名前である。
 廃藩後、1874年(明治7年)一般開放された。そして、1985年(昭和60年)に国の特別名勝となった。
 兼六園は岡山市の後楽園と水戸市の偕楽園と並んで日本三名園のひとつに数えられる。2009年3月16日発売の「ミシュラン観光ガイド」では、最高評価の3つ星に選ばれている。園名は、松平定信が「洛陽名園記」を引用し、宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望の6つの景観を兼ね備えていることから命名した。四季それぞれに趣が深く、季節ごとにさまざまな表情を見せるが、特に雪に備えて行われる雪吊りは冬の風物詩となっている。県内でも随一の桜・梅・紅葉の名所でもあり、日本さくら名所100選にも選ばれている。

000_221121572 X700 〇金沢 兼六園 山崎山 Z50 Z18-140.jpg
兼六園 山崎山のもみじ 2022年11月21日 金沢市 兼六園

091_221121568 X800 〇金沢 兼六園 山崎山 Z50 Z18-140.jpg 91.紅葉の山崎山 -1
上坂口料金所の女性に「山崎山のもみじがきれいですよ」と教えられて、山崎山に向かう。曲水に沿って左(南)に折れる。日の当たるもみじが輝いて見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 39mm ISO1400 ) 露出補正 なし
092_221121570 X800 〇金沢 兼六園 山崎山 Z50 Z18-140.jpg 92.紅葉の山崎山 -2
地に落ちたもみじの葉も彩を添える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 34mm ISO900 ) 露出補正 なし
093_221121574 X800 〇金沢 兼六園 山崎山 Z50 Z18-140.jpg 93.紅葉の山崎山 -3
地面にはびっしりと落ち葉が敷き詰められている。赤から橙まで微妙にグラデーションがある葉の重なりが美しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO1100 ) 露出補正 なし
094_221121581 X800 〇金沢 兼六園 山崎山 トチノキ Z50 Z18-140.jpg 94.紅葉の山崎山 -4
曲水に紅葉が映りこむ。手前に見える大きな葉は、トチノキの落ち葉だ。トチノキは水気を好み、適度に湿気のある肥沃な土壌で育つという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO1000 ) 露出補正 なし
095_221121589 X800 〇金沢 兼六園 山崎山 Z50 Z18-140.jpg 95.紅葉の山崎山 -5
この落ち葉の量からすると、少し見に来るのが遅かったかもしれないが、落葉と併せて楽しめた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 20mm ISO140 ) 露出補正 なし
096_221121590 X800 〇金沢 兼六園 山崎山 イロハモミジ Z50 Z18-140.jpg 96.紅葉の山崎山 -6
まだまだ十分きれいだが、瑞々しさがなくなり始めていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 58mm ISO250 ) 露出補正 なし
097_221121602 X800 〇金沢 兼六園 山崎山 Z50 Z18-140.jpg 97.紅葉の山崎山 -7
山崎山は、第2代藩主 利常(としつね)の時代に、金沢城の防御として作られた総構え(お城の外周を石垣や土などで囲むこと)の跡と言われている。山崎山の高さは約9m、ここはその山頂で、茅葺屋根のベンチがある休憩場所になっている。山崎山の登り口には松尾芭蕉の句碑があった。1689年(元禄2年)、「奥の細道」の旅の途中で金沢に立ち寄り、夏の暑い時期に、「あかあかと日は難面(つれなく)も秋の風」と俳句を詠んでいる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
098_221121607 X800 〇金沢 兼六園 山崎山 Z50 Z18-140.jpg 98.紅葉の山崎山 -8
この山崎山はカエデ、トチノキなど落葉広葉樹が多く植えられており、秋になると赤や黄に美しく色づくので「紅葉山」とも呼ばれる。西側の山腹には白川御影石でつくられた五重の塔(御室の塔)があり、また、山麓の岩間から流れ出る水は、約570mの曲水となって霞ヶ池に注ぐ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 70mm ISO220 ) 露出補正 なし
099_221121610 X800 金沢 兼六園 山崎山 Z50 Z18-140.jpg 99.紅葉の山崎山 -9 茅葺屋根の休憩所
徽軫灯籠の観光客の多さに比べると、こんなに紅葉がきれいなのにここは人は少なかった。私たちも上坂口の入園口の女性に教えられなかったら回ってこなかったかもしれない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO280 ) 露出補正 なし
100_221121616 X800 〇金沢 兼六園 山崎山 Z50 Z18-140.jpg 100.紅葉の山崎山 -9
  イロハモミジの見事な紅葉。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 88mm ISO1000 ) 露出補正 なし
101_221121621 X800 〇金沢 兼六園 山崎山 Z50 Z18-140.jpg 101.紅葉の山崎山 -10
紅葉して散った後も落ち葉となって、地面を美しく彩る。山麓の岩間から流れ出る水は、約570mの曲水となって霞ヶ池に注いでいる。山崎山を下りると沈砂池というところがある。辰巳用水から流れてきた水が、沈砂池に溜められ、山崎山の下を通って園内へ流れ出て霞ヶ池に注いでいる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 80mm ISO1250 ) 露出補正 なし
102_221121625 X800 金沢 いしかわ生活工芸ミュージアム Z50 Z18-140.jpg 102.「いしかわ生活工芸ミュージアム」
兼六園の7つの入り口の一つである小立野口からの道に出た。その前に「いしかわ生活工芸ミュージアム」があった。そこは石川県が誇る、加賀友禅、九谷焼、山中漆器、輪島塗など、石川県内の伝統的工芸品全36品目をすべて展示する唯一の施設だそうだ。チョウ好きの私は、松井紀明さんという方の昆虫の工芸品が目についた。その中にはオオイチモンジという作品もあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 30mm ISO1000 ) 露出補正 なし
103_221121633 X800 〇金沢 兼六園 花見橋 Z50 Z18-140.jpg 103.花見橋付近
徽軫灯籠の方へと戻る道に入る。ここのモミジも見事だ。結婚式を挙げたカップルだろうか、若い男女が和傘を差して歩いている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 42mm ISO220 ) 露出補正 なし
104_221121636 X800 〇金沢 兼六園 花見橋 Z50 Z18-140.jpg 104.花見橋 -1
擬宝珠の欄干がある木橋・花見橋が見えてきた。橋から見る花の眺めがすばらしいことから、この名前がついているという。花の季節になると、緩やかに流れる曲水に沿って、春は桜、カキツバタ、サツキ、ツツジなどが咲き誇り、多くの人を魅了する。夏の緑陰、冬の雪景も見逃せないところだそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 30mm ISO220 ) 露出補正 なし
105_221121641 X800 金沢 兼六園 花見橋 Z50 Z18-140.jpg 105.花見橋 -2
先にもひがし茶屋街のところで記したが、金沢には着物のレンタルやさんが沢山あり、「カップル着物プラン」なるものもあるようだ。カップルで着物を着て、ひがし茶屋街や兼六園にロケしプロのカメラマンが付いて写真を撮る。料金はいろいろあるのだろうが、3万円前後というところだろうか。この日会った和装のカップルは一組や二組ではない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 77mm ISO1400 ) 露出補正 なし
106_221121644 X800 金沢 兼六園 根上松 Z50 Z18-140.jpg 106.根上松
大小40数本もの根が地上2mにまでせり上がっている「根上松」。この松は、13代藩主 斉泰(なりやす)が土を盛り上げて若松を植え、根を深く土で覆い、成長後に土をのぞいて根をあらわにしたものだと伝えられている。自然任せではなく、造園技術によって年月と手間をかけて珍しい姿を作り上げてきたようだ。雪から木を守るための「雪吊り」が施された秋・冬の姿は趣深いといわれる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 22mm ISO110 ) 露出補正 なし
107_221121656 X800 〇金沢 兼六園 アオサギ Z50 Z18-140.jpg 107.徽軫灯籠とアオサギ
午前10時を少し過ぎたころ徽軫灯籠のところまで戻ってきた。観光客の数は増えている。ふと、徽軫灯籠を見ると、その傘の上に何やら鶴のような大きな鳥が止まっている。私は一瞬、観光客の誰かが写真撮影用に置物を置いたのかと思った。だがよく見ると紛れもないアオサギだった。すぐ飛び立ってしまうと思って、その場でシャッターを切った。もう少し左に移動してみたのだが人が被ってしまう。観光客が大勢いるのにしばらくじっと動かず止まっていた。調べてみるとアオサギには、写真のようにお日様に向かって羽を広げて、日光浴をする習性があるようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 94mm ISO250 ) 露出補正 なし

2022年5月 1日

小石川後楽園 4月11日

ここのところ良い天気が続いている。この日も悪くない。気温も上がりそうだ。
 東京大学大学院理学系研究科附属植物園である小石川植物園へツマキチョウの写真を撮りに行こうと、横浜から京浜急行、都営浅草線、都営三田線と乗り継いで白山で下車、10分ほど歩いて、門までたどり着く。ところが門は閉まっている。月曜日は休園日だったのだ。事前にチェックしておらず、失敗だ。それなら、目黒の都立自然教育園へ行こうと思い、念のためスマホで調べてみたところ、そこも月曜日は休園日である。
 しかたなくいったん白山駅まで戻り、どうしようかと考えた結果、この近くにある都立文化財庭園である、特別史跡・特別名勝の小石川後楽園へ行って見ることにした。都営三田線を一駅乗って春日で下りた。駅から白山通りに上がって、左を見たところ、蒟蒻閻魔(常光山源覚寺)が目に入った。お参りしていく。
 源覚寺の前の通りを南へ、東京ドームに向かって歩く。三叉路になっている後楽園駅前交差点を右(西)へ歩いて行くと、小石川後楽園の築地塀が見えてきた。塀に沿って、左に曲がると小石川後楽園の入り口があった。丁度12時になっていた。
 小石川植物園から小石川後楽園に変更したが、間違えてくる人もいるらしい。それこそ、月曜日だったためか園内は人は少なく静かだった。
 約1時間半歩いて、ひと汗かいた。ここはチョウの撮影は不向きである。キアゲハなども飛んでいたが、撮影できる状況ではない。庭園散策の一日になった。

000_220411098 X700 〇小石川後楽園 内庭 アオサギ Z50 18-140.jpg
小石川後楽園 内庭(うちにわ) 2022年4月11日 東京都文京区

001_220411010 X800 蒟蒻閻魔 常光山源覚寺 Z50 18-140.jpg 1.常光山源覚寺
都営三田線春日駅のすぐそばにあった常光山源覚寺。このお寺は再来年に開山400年になるそうだ。寛永元年(1624年) に定誉随波上人(後に増上寺第18世)によって創建された。本尊は阿弥陀三尊(阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩)。特に徳川秀忠、徳川家光から信仰を得ていたという。参拝者も多く見受けられた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 25mm ISO180 ) 露出補正 なし
002_220411002 X800 蒟蒻閻魔 常光山源覚寺 Z50 18-140.jpg 2.常光山源覚寺の焔魔堂
江戸時代には四たび大火に見舞われ、特に天保15年(1848年)の大火では本堂などがほとんど焼失したといわれている。しかし、蒟蒻閻魔像や本尊は難を逃れたそうだ。その後も、関東大震災や第二次世界大戦からの災害からも免れている。焔魔堂の手前左手にある現在の本堂は1979年に再建されたものである。閻魔堂に安置されている「えんま王木造坐像」(文京区指定有形文化財)は、文京区の調査によると運慶派の流れをくむ鎌倉時代の作と考えられ、銘文には寛文(1672年)に仏師により修復されたことが記されているそうだ(像高約1m・ヒノキ材の寄木造り)。かがみこむようにして閻魔像を拝むように手を合わせた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 20mm ISO720 ) 露出補正 なし
003_220411011 X800 小石川後楽園 Z50 18-140.jpg 3.小石川後楽園 北側の門
小石川後楽園の塀に沿って歩いて行くと、落ち着きのある門が見えた。後で園内図を見たが、この門の名前はなく、場所的には団体休憩所の辺りと思う。普段は使用されていないようである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 23mm ISO320 ) 露出補正 なし
004_220411019 X800 小石川後楽園 西側築地塀の石垣 Z50 18-140.jpg 4.小石川後楽園の西側築地塀
角を曲がって、後楽園の西門入り口に向かって歩く。左側に石垣が積まれた築地塀が続く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 23mm ISO320 ) 露出補正 なし
005_220411153 X800 小石川後楽園 石積 Z50 18-140.jpg 5.築地塀の覆いの瓦
築地塀の上部は瓦で覆われているが、そこにある家紋は徳川家の家紋である見慣れた三つ葉葵ではない。水戸徳川家であれば、当然、家紋は三つ葉葵だが、瓦の紋はそれとは異なる。これは六葉葵と呼ばれるもので、徳川家の裏家紋であるのだそうだ。なぜ裏家紋を使用したのか。一説に、2代光圀の時代といえば将軍は4代家綱、5代綱吉であり、政治の実権は幕府老中が握っていた。その老中たちが御三家の影響力を牽制するため、「御三家といえども、将軍家と同じ紋所を多用するは恐れ多い」と遠慮させたというが。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 41mm ISO1100 ) 露出補正 なし
006_220411017 X800 小石川後楽園 西側築地塀の石垣 Z50 18-140.jpg 6.築地塀の石垣
築地塀を支えている石垣を見ると、石に山という字を〇で囲った刻印があるのを見つけた。入り口である西門の前に来るとその説明板があった。それによると、小石川後楽園西側築地塀の石垣の一部は江戸城鍛冶橋北側外堀跡から出土した石垣の石材を使い、この後楽園が造られた江戸時代初期の「打ち込み接ぎ」と呼ばれる石積みの技法にて再現されている。石材には備中(岡山県)成羽藩主の(山) をはじめ、石垣を築いた大名を表す「刻印」や石割の際の「矢穴」が残っていると説明されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 41mm ISO1100 ) 露出補正 なし
007_220411022 X800 小石川後楽園 西門 Z50 18-140.jpg 7.小石川後楽園西門 入り口
1629年(寛永6年)、水戸徳川家水戸藩初代藩主・徳川頼房が作庭家・徳大寺左兵衛に命じて築いた庭園を、嫡子(2代藩主)の光圀が改修、明の遺臣朱舜水(朱之瑜)の選名によって「後楽園」と命名して完成させた。名前の由来は中国の笵仲淹「岳陽楼記」の「(仁人は)天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」から名づけられた。1869年(明治2年)の版籍奉還により水戸藩邸は新政府によって接収され、敷地の東側に軍需工場である東京砲兵工廠が建設された。西側の庭園部分は保存されることになり、戦後、1952年(昭和27年)に文化財保護法に基づく国の特別史跡および特別名勝に指定された。(wikipediaを参照)

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_220411031 X800 小石川後楽園 西門 Z50 18-140.jpg 8.小石川後楽園西門 入園受付
右手の受付で、入園料をお支払いする。65歳以上は150円だった。正午になっていた。左手に簡単な食事のできる店があった。空いてはいたが、入らなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO140 ) 露出補正 なし
009_220411133 X800 小石川後楽園 一つ松 Z50 18-140.jpg 9.一つ松
西門出入口を入って進むと、正面に大泉水という大きな池が広がっていた。そのほとりに立派な松が植わっている。この松は一つ松と呼ばれ、琵琶湖を模した大泉水に対し、近江大津の「唐崎の一つ松」を模したと伝わる。何度か植え替えられているが、二代藩主の光圀が大切にした松と言われるとの説明板があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_220411036 X800 小石川後楽園 Z50 18-140.jpg 10.大泉水の徳大寺岩
大泉水は後楽園の中心ともいうべき池で、蓬莱島と竹生島を配し、琵琶湖を見立てて造られたとのこと。蓬莱島の右側(南)、池のほぼ中央に大徳寺岩があり、その岩にアオサギがいた。カワウらしき黒い鳥もいる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO400 ) 露出補正 なし
011_220411038 X800 小石川後楽園 Z50 18-140.jpg 11.大泉水のサクラ
一つ松の南側、大泉水のほとりに枝垂れ桜が咲いていた。南側は外堀通りだが、大きなビルディングが建ち並ぶ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 104mm ISO200 ) 露出補正 なし
012_220411045 X800 小石川後楽園 シャクナゲ Z50 18-140.jpg 12.白いシャクナゲ
北側の白糸の滝、愛宕坂の方へ歩いて行くと白いシャクナゲが咲いていた。白糸の滝は六代治保の時に造られたそうだ。その様子が千条の白糸が垂れているように見えることから、この名がつけられたと説明されている。さらに北に歩くと、京都愛宕山の坂にならって造られた四十七段の石段があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 40mm ISO160 ) 露出補正 なし
013_220411048 X800 小石川後楽園 円月橋 Z50 18-140.jpg 13.円月橋
少し西側を流れる水に円月橋という石橋が見えた。水面に映る形が満月のように見えることから、円月橋という名称が付けられた。明の儒学者 朱舜水による設計と言われており、後で見た得仁堂とともに当時の姿をとどめる貴重な建造物であるとのこと。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 20mm ISO280 ) 露出補正 なし
014_220411059 X800 〇小石川後楽園 九八屋 カイドウ Z50 18-140.jpg 14.九八屋とハナカイドウ(花海棠)
この季節には見るべきものがない花菖蒲田や稲田を眺めながら、東の方へ歩く。九八屋という江戸時代の酒亭を復元した建物があった。もともとの建物は、江戸時代のもののようだったが、戦災により焼失し、昭和34年に復元され、現在に至っているそうだ。九八屋の解説文には、江戸時代の風流な酒亭の様子を備えていた。この名の由来は、「酒を飲むには、昼は九分、夜は八分にすべし。」と酒飲みならず、万事控えるを良しとする。との教訓による。と書かれていた。昼は九分、夜は八分の教訓から、九八屋とされているそうである。九八屋の脇に、ハナカイドウの花が咲いていた。ハナカイドウはカイドウとも呼ばれる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 24mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_220411101 X800 小石川後楽園 内庭 アオサギ Z50 18-140.jpg 15.内庭(うちにわ)
後楽園の東の端に、水戸藩の書院があったところに内庭がある。内庭は、回遊式の本格的な庭園に対して、あくまで御殿の部屋から眺めるための庭園であり、現代ではほぼ消滅している様式である。北側に見える東京ドームの横でひっそり佇む庭園は、実は江戸を今に残す奇跡の庭と言われる。アオサギが見えるが、先ほど大泉水からこちらに飛んできていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 34mm ISO125 ) 露出補正 なし
016_220411095 X800 小石川後楽園 内庭 唐門 Z50 18-140.jpg 16.唐門
唐門は、屋敷の書院から内庭を通り、後楽園に入る正式な入口であり、両脇には袖塀と脇塀が設けられていた。昭和20年(1945年)の空襲により焼失し、唐門基壇と石段、石積みが残されていたが、東京都では2019年3月から復元を進め、2020年12月19日、古写真や絵図をもとに井波彫刻協同組合(南砺市)が復元した欄間や妻壁6枚を組み込んだ唐門が完成している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO180 ) 露出補正 なし
017_220411126 X800 小石川後楽園 得仁堂 Z50 18-140.jpg 17.得仁堂
大泉水の南側を廻って、得仁堂という建物のあるところへ出た。この建物は、光圀18歳の時、史記「伯夷列伝」を読み感銘を受け、伯夷、叔斉の木像を安置した堂だそうだ。得仁堂の名前は孔子が伯夷・叔斉を評して「求仁得仁」と語ったことによるという。関東大震災や戦災にも残った唯一の建物で、現在、伯夷・叔斉の木像は東京都が保管している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/400秒 18mm ISO6400 ) 露出補正 なし
018_220411140 X800 小石川後楽園 西湖の堤 Z50 18-140.jpg 18.西湖の堤
得仁堂から西門出入口に向かって歩くと、小さな池があり、中国の杭州の西湖にかかる堰堤を模した石造りの直線的な堤があった。後楽園以降に造られた大名庭園の「西湖の堤」の先駆けとなったと説明されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 30mm ISO400 ) 露出補正 なし
019_220411135 X800 小石川後楽園 通天橋 Z50 18-140.jpg 19.大堰川(おおいがわ)と通天橋
「大堰川の名は京都嵐山を想起して名付けられた。三代将軍家光の好みで造られたとされる。かっては神田上水の水を引き入れていた。両岸には蛇篭を伏せ、深山激流の趣を作っている。」と説明板にあった。その奥に朱色に塗られた通天橋が見えた。11月下旬の紅葉は朱塗りの橋を引き立てるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 41mm ISO200 ) 露出補正 なし
020_220411144 X800 小石川後楽園 Z50 18-140.jpg 20.小蘆山
午後1時半になった。そろそろ引き上げよう。写真のような穏やかな丘があった。説明板には「中国の景勝地廬山に因み、京都東山の清水寺一帯は小廬山と呼ばれている。当園ではこの一帯を京都東山に見立てていることから小廬山と名付けられている。」と記されていた。何か気持ちが落ち着く眺めだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 20mm ISO110 ) 露出補正 なし
021_220411156 X800 小石川後楽園 Z50 18-140.jpg 21.東京ドームシティ サンダー・ドルフィン
地下鉄の後楽園駅の方に向かって歩いて行くと、ジェットコースターが見えた。来ないかなと思って見ていると、てっぺんから下りて来るのが見えた。連写で撮る。ホームページでは「最大傾斜角度80度、130km/hで観覧車の中心をくぐり抜けるスリル」と訴えている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 120mm ISO100 ) 露出補正 なし


2020年3月 7日

春は本番 ! 保土ヶ谷公園 3月3日

「舞岡公園の自然」というブログを拝見していたら、3月1日にモンシロチョウが飛んでいたという記録があった。早い出現と思う。
 COVID-19 の感染拡大を抑えるため、昨日から学校が休みになったのを始め、大勢の人が集まるイベントの開催や立食パーティー、閉ざされた会場での飲み会などの集まりの自粛要請があり、私が参加を予定していたイベントや、旅行、懇親会、飲み会、ゴルフなどが次から次と中止の連絡がとどいた。とりわけ2月27日から3月1日に横浜で開催が予定されていた「CP+ 2020」(カメラと映像のワールドプレミアショウ)の中止は自粛要請が出る前の2月14日に決定された。
 3月3日は暖かな春の日なるという。公園など風通しのよい広いところは、新型コロナウィルス感染も心配ないということで、保土ヶ谷公園へ行ってきた。バスには乗らないで往復歩いたが、汗ばむほどの暖かさだ。
 梅園のウメはもう終わりになっていたが、カワヅザクラは満開で、トサミズキも咲き始めた。道端にはタンポポやオオイヌノフグリなども咲いている。
 気温も17度くらいまで上がるというので、今日こそはチョウも飛ぶだろうと思っていたが、期待どおり、越冬していたキタテハの秋型やキタキチョウが姿を見せてくれた。

1.保土ヶ谷公園 イチョウ並木
ここは横浜新道の星川入り口の近くだ。最近保土ヶ谷公園へ来るときは、往きはバスに乗ってくるのだが、この日は歩いていくことにした。ここからイチョウ並木のわきを公園に向って坂を上がっていく。左側がバス通りだ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f4.5 1/500秒 24mm ISO200) 露出補正 なし
200303_001.jpg
2.スイセン
先日法性寺へ下る途中で見たニホンスイセンに比べると、花は大きく、その白い花弁の幅が細いようだ。イチョウ並木を上がっていく途中の花壇に植えられていた。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f9 1/500秒 38mm ISO200) 露出補正 なし
200303_002.jpg
3.アセビ
漢字で馬酔木と書く。「馬」が葉を食べれば毒に当たり、「酔」うが如くにふらつくようになる「木」というところから付いた名前だという。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f7.1 1/800秒 66mm ISO200) 露出補正 なし
200303_003.jpg
4.トサミズキ
春は黄色い花を咲かせる木が多い。ロウバイにはじまり、マンサク、サンシュユはそろそろ咲き終える。低木には、ミツマタ、ヒイラギナンテンが咲いているし、レンギョウももうすぐだ。  

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/1600秒 300mm ISO200) 露出補正 なし
200303_004.jpg
5.ヤブツバキ
ツバキには大きく分けて3種類あるという。これはツバキで、学名 Camellia japonica、ツバキ科ツバキ属だ。別名をヤブツバキという。開花時期は10月~3月だ。カンツバキ(寒椿)というのは、 学名はCamellia sasanquaで おしべは筒状にならず、香りが強いという。もう一つナツツバキ(夏椿)というのがあって、学名は Stewartia pseudocamellia でこれはツバキ科ナツツバキ属だそうだ。ナツツバキの  開花時期は、梅雨の6月~7月だそうだ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/640秒 102mm ISO200) 露出補正 なし
200303_005.jpg  
6.ウンナンオウバイ
バス通りを渡って、上池の方に下りていく途中にこんな花が咲いていた。山吹かなと思ったが、少し違うようだ。帰宅してネットで検索し、どうやらウンナンオウバイであると同定した。よく似たオウバイより花が大きいとか。別名オウバイモドキともいう。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/640秒 300mm ISO200) 露出補正 なし
200303_006.jpg
7.セイヨウタンポポ
ヨーロッパ原産の帰化植物で環境省指定要注意外来生物である。日本の侵略的外来種ワースト100に選定されているそうだ。写真では花に隠れて見えないが、カントウタンポポなど日本在来種のタンポポは、花の下の総苞片が閉じているのに対し、セイヨウタンポポは総苞片が反り返っている。wikipediaによると、最近になって日本では、セイヨウタンポポを含む外来タンポポと在来タンポポの雑種が発見され、新たな問題として注目されていると伝えられている。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/800秒 300mm ISO200) 露出補正 なし
200303_007.jpg
8.愛犬の散歩 -1
愛犬を散歩に連れてこられている2人のご夫人が居られた。犬を飼っていらっしゃる方同士が良く話をされているのを見かける。可愛らしい犬だったので「撮らせてください」とお声がけして撮った。飼い主さんも画に入れたかったがリードを伸ばして離れられてしまった。これは日本犬のようだが、日本犬は6種しかいないようだ。その中で白い犬は紀州犬と北海道犬だそうだ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f8 1/1000秒 102mm ISO200) 露出補正 なし  
200303_008.jpg
9.愛犬の散歩 -2
もう一人の女性が連れてこられていた小型犬。私は犬種については全く無知である。一応検索してみるとシーズーというのによく似ている。あるいはチベタンテリアか。かわいい顔をしている。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f9 1/1250秒 102mm ISO200) 露出補正 なし
200303_009.jpg
10.オオイヌノフグリ
足元にこの花が咲いているのを見ると春を実感する。 日本にもともと咲いていた在来種のイヌノフグリがある。イヌノフグリとは犬の陰嚢のことだ。なんとも気の毒な名前が付けられている。イヌノフグリの実の形が、犬の陰嚢に似ているので、植物学者の牧野富太郎さんが名づけたそうだ。明治維新の頃、近縁のオオイヌノフグリが日本に帰化した。在来種のイヌノフグリは駆逐され、今では絶滅危惧種になってしまっている。しかし、このオオイヌノフグリの実の形は犬の陰嚢には似ていない。 単に「在来種イヌノフグリの大型」という意味だ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/1000秒 300mm ISO200) 露出補正 なし  
200303_010.jpg
11.赤紫のアセビの花
アケボノアセビ(学名:Pieris japonica f. rosea)という。一方、普通に見る白いアセビは学名: Pieris japonica subsp. japonica という。  

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f4.8 1/500秒 52mm ISO280) 露出補正 なし
200303_011.jpg   
12.カワヅザクラ満開 -1
上池から下池への遊歩道に沿って植えられた数本のカワヅザクラは、2月11日にここに来たときはまだ三分咲き程度だったが、いま満開である。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f7.1 1/500秒 24mm ISO200) 露出補正 なし
200303_012.jpg
13.カワヅザクラ満開 -2
まだ少し蕾も残っているが密に花を咲かせている。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f7.1 1/800秒 70mm ISO200) 露出補正 なし
200303_013.jpg
14.フジノピンキー -1
河津桜の傍に、今年もこの可愛い花が咲いていた。周囲にはオリジナルの白いユキヤナギも咲いているが、このピンクのユキヤナギは鮮やかであり、良く目立つ。 

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f8 1/500秒 18mm ISO200) 露出補正 なし
200303_014.jpg
15.フジノピンキー -2
ユキヤナギのフジノピンキーという園芸品種で、赤いつぼみからピンク色がかった白い花が咲く。ユキヤナギのように枝垂れていなくて、まっすぐ上を向いて咲く。ベニバナユキヤナギともいう。  

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f7.1 1/800秒 56mm ISO200) 露出補正 なし  
200303_015.jpg
16.キタテハ 秋型  -1
やっとキタテハを見つけた。今年になってフィールドで撮った初めてのチョウの写真である。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f5 1/500秒 50mm ISO200) 露出補正 なし
200303_016.jpg
  17.キタテハ 秋型  -2
日当たりの良いところでは数頭のキタテハが飛んでいた。すぐ地面に止まり日向ぼっこをする。この日はこのほかにキタキチョウも数頭目撃したが、なかなか写真を撮らせてくれなかった。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6 1/1000秒 185mm ISO200) 露出補正 なし
200303_017.jpg
18.アオサギ
カルガモの住みかになっている上池にアオサギがいた。エサを探している。体がやや小さく見える。幼鳥のようだ。成鳥は 肩羽と胸の羽に飾り羽根が見られ、目の上から後頭部にかけて黒い帯がクッキリ見えるのだそうだがそれは見られない。それから、後頭部に見られる黒く長い冠羽も成鳥の特徴という。 写真のアオサギは目の上から後頭部の黒帯がハッキリしない。ボンヤリ見えるところが幼鳥の特徴だという。 

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6 1/500秒 195mm ISO320) 露出補正 なし
200303_018.jpg
19.上池と下池の散策路
何時ものように上池の先からテニスコートに上がって、梅園へ向かう。右下に上池から下池への水路のわきに造られたカワヅザクラが咲く散策路が眺められる。写真の右側(西側)が上池で、左側が下池だ。  

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/500秒 38mm ISO200) 露出補正 なし
200303_019.jpg
20.タイワンリス
梅園の周囲の茂みでタイワンリスが果実か花、或いは虫か何か食べ物を探している。時々大きな鳴き声を発する。wikipediaによれば、もともと台湾に生息するリスが、「1935年に伊豆大島から飼育個体が逃げ出して分布を広げ、島内全域に生息するようになった。現在では、日本で一番個体数が多いと推定されている神奈川県の江ノ島では、1951年に伊豆大島から連れてきた54匹のタイワンリスを江ノ島植物園で飼育した。しかし、台風で飼育小屋が壊れたことで逃げ出し、弁天橋を渡って鎌倉市内に入り込んで繁殖するようになったと言われている。また、鎌倉市内の個体については、別荘地で飼われていた個体が逃げ出し野生化したとする説もある。」と記されていた。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/500秒 280mm ISO3200) 露出補正 なし
200303_020.jpg
21.ムクドリ
最近スズメの数が減っているように感じる一方、ムクドリを多く見るようになった。ムクドリは嫌われているが、なかなか姿の良い鳥である。何かエサを探しているようだが、椋(ムク)の木の実が好きだということから、ムクドリと名づけられたという。しかし、ムクドリは雑食性で、木の実に限らず種子や、果物や虫などいろいろな物を食べる。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/800秒 280mm ISO200) 露出補正 なし
200303_021.jpg
  22.シジュウカラ
大分離れていたのでシャープに撮れなかった。撮った時はシジュウカラとはわからなかった。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影  (f6.3 1/640秒 300mm ISO200) 露出補正 なし
200303_022.jpg
23.のどかな梅園
ウメはほとんど終わりになっていたが、今日は日差しが暖かく、お弁当を食べる女性、金髪の小さな姉妹、そして、お茶を飲む中年のご夫婦がベンチに座って、それぞれに 過ごしていた。ここなら新型コロナウィルスに感染する心配はない。 

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f4.2 1/500秒 32mm ISO200) 露出補正 なし
200303_023.jpg
24.コゲラ
バス通りに沿って歩いていると、木の幹にコゲラがいた。これもその時は何という鳥かわからなかった。AFを頼りに連写で何枚かシャッターを切る。英名は "Japanese Pygmy Woodpecker"という。 キツツキなのだ。トリミングしている。舞岡公園では時々見られる。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f7.1 1/800秒 82mm ISO200) 露出補正 なし
200303_024.jpg


2018年7月28日

2泊3日 青森県の旅(2) 十二湖散策 7月5日

宿で借りたレンタカーはトヨタのコンパクトカーだった。この日の運転はわたくしが担当する。十二湖へは国道101号線を五能線を戻るように走り、十二湖駅の近くから入っていく、約12kmだった。
  十二湖のそれぞれのところに設けられている駐車場に車を置き、時々小雨の降る中、Kさんに用意していただいていたビニールのレインコートを着て、王池、越口の池、落口の池、鶏頭場の池などを見ていく。十二湖ビジターセンターや、イトウの養魚場などもあった。
  さらに車で進み、キョロロ(森の物産館)に車を停めて、十二湖のシンボルでもある青池へと15分ほど歩く。この天候では青池はきれいな色に見えないだろうと思っていたが、意外ときれいだった。
 青池から、奥方たちはキョロロの駐車場に戻る。男ふたりは海抜269mの最高地点のあるブナの自然林を歩いた。沸壺の池へ回って、元のところへ戻る。
 今宵の宿「不老ふ死温泉」は岩場の海辺にある露天風呂から、日本海に沈む夕日を眺めるというのが楽しみだったのだが、この日は雨が降っていて、波も荒く、利用禁止になっていた。

16.王池
五能線十二湖駅の先を左に入る。天気が悪いためか車も人も少ない。県道280号線を10分も走っただろうか、十二湖の入り口である王池の駐車場に着いた。止まっている車はない。王池は下のほうに見える。あまり感動はない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO2000 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
17.王池西湖
王池東湖の少し先に王池西湖があった。車を下りて歩いてみる。湖の水の色は決して色鮮やかではないが、その湖面に映り込む新緑がきれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 25mm ISO1000 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
18.十二湖ビジターセンター
王池西湖からまた車に乗って進むと、越口の池、十二湖ビジターセンター、そしてイトウの養魚場があった。車が停められた十二湖ビジターセンター前の案内板には、「十二湖は、白神山地の北西山麓、日本海から約2.0km、東経139°57.9′~59.5′、北緯40°32.4′~33.8′に位置し、標高150m~200mの盆地状の台地に多くのすぐれた自然が残されている地域で、おおよそ南北4.0km、東西2.5kmの地域に渡って点在する大小33の湖沼群と、これを包み込むようなブナを中心とした自然林、この付近が北限とされる様々な動植物が存在し、これらをめぐるように設置された遊歩道により、自然観察に格好の場所になっています。・・・(後略)」と説明されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.イトウ養魚場
ビジターセンター、越口の池のすぐそばに、イトウの養魚場があったので覗いてみた。その大きさによっていくつかの水槽に分けられていて、最も大きなイトウは1m以上あるように見える。イトウは日本最大の淡水魚で、北海道のほか、青森県の太平洋側の川や湖沼に普通に生息していたが、現在、天然に生息するのは北海道のみだそうだ。wikipediaによれば、和名は「糸魚」の意味で、これはサケ類としては全長に比して体高が低く細長い体形である上に、サケとは違い早春に上流に遡上・産卵するため、初春から晩春にかけては生殖活動後の痩せ細った個体が多く見られるために、「糸のように細い魚」という印象が持たれたことによるとあった。しかし、ここで見たイトウは太かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.越口の池
ビジネスセンターとイトウ養魚場があるところが越口の池だった。十二湖の中では大きな池のようである。良くは見えなかった、池の中に立ち枯れした木が多いそうで、地震によって川が堰き止められてできたと言われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/400秒 26mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.落口の池
越口の池の先に、中の池、落口の池がある。ビジターセンターの駐車場に車を停めたまま、見に行った。この辺りは、今日は人も少ないが、人通りが多い割には野鳥が多く、カモ類やアオサギなどが羽を休める池だそうだ。また、7月中旬から8月上旬の夜には、ホタルが見られるという。湖面に新緑が映る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/320秒 24mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.森林浴
さらに奥にある青池を見に行こうと、 ビジネスセンターに停めた車に再び乗って、 キョロロ(森の物産館)まで行き、そこの駐車場に車を停め、歩いて青池に向かった。そこここに車を停められるのがありがたい。小雨模様だが、寒くはない。私たち以外に観光客はいなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/320秒 32mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.鶏頭場の池(けとばのいけ)北側
歩き始めるとすぐのところに鶏頭場の池があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/400秒 20mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.鶏頭場の池(けとばのいけ)
青池への500mほどは、鬱蒼と茂るブナやミズナラなど広葉樹の深い原生林に囲まれた鶏頭場の池が見え隠れする。鶏頭場の池も大きな湖だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 20mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.青池 -1
やがて青池が見えてきた。この天気ではどす黒い池にしか見えないだろうと諦めていたが、意外に青が美しかった。緑青である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/60秒 17mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
26.青池 -2
池の底にある倒れた木がはっきり見えるほどの透明度だ。晴れていればもっと透き通って見えるのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/100秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
27.青池 -3
この湖だけで年に数十万人の観光客が訪れるという。団体客も多く、混雑する時間帯もあるので、記念撮影には譲りあいが大事とあるが、この時は、ここも私たち以外に観光客はいなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/100秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
28.ブナ自然林
女性2人はここからキョロロの駐車場へ戻った。男2人は青池から先に続くブナ自然林の小道を行く。標高269mの最高地点を超えて15分ほど歩いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/40秒 25mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
29.沸壺の池
少し下ったところに沸壺の池が見えてきた。ここも十二湖のなかで青池に匹敵して透明度が高い。この青池からブナ自然林、沸壺の池というのは、人気の散策コースになっているそうだ。木造の展望スペースも設置されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/80秒 21mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
30.カケス
沸壺の池から15分くらいで、落口の池に出る。さっき車で通った道をキョロロへ戻る途中、野鳥がさえずる。ふと見ると飛んできた鳥が枝に止まった。暗くてファインダーで捉え難いが何とかシャッターを切った。帰宅して調べてみたところカケスだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 168mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
31.白神ライン
キョロロへ戻る途中に白神ラインの入り口があったが、通行止めになっていた。ここから樹齢400年を超えるブナの大木「マザーツリー」や、 白神山地のなかでも人気ナンバーワンのトレッキングコースである「暗門の滝」方面へ通ずる42kmのダート道である県道28号線が白神ラインである。「マザーツリー」や「暗門の滝」は見てみたいという思いもあったが、厳しい道路状況のようなのであきらめていた。その白神ラインは8月31日まで通行止めになっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 51mm ISO2000 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
32.日本キャニオン
帰路、十二湖の最後の池が終わるところに、日本キャニオン入り口があった。5分くらい登れば展望所に行くという。また、奥方たちを車に残して、男2人で登って行った。5分では着かなかった。wikipediaによれば、 浸食崩壊によって凝灰岩の白い岩肌がむき出しになったダイナミックなU字谷大断崖で、アメリカのグランドキャニオンにヒントを得て命名されたとあった。遠方からでもはっきり認識できる白い山肌は、沖合いを航行する船舶からの目標にもなっているそうだ。残念ながら、景観としてはあまり感動はなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 21mm ISO640 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。


2016年10月 5日

裏磐梯、会津 ドライブ紀行 9月15日―16日(2) 磐梯ゴールドラインを走り、喜多方の新宮熊野神社へ 9月16日

2日目の朝、すっきりは晴れてくれないけど雨は降っていない。朝食後、出発までの時間、宿の近くのレンゲ沼を一回りした。
  「休暇村裏磐梯」を8時半に出発、磐梯山の西側の磐梯ゴールドラインを走る。途中、桧原湖畔でモーターボートに乗った。20分間で湖の3分の1あたりを周ってくる。紅葉の季節はとても美しいそうだ。5人まで5,500円だった。磐梯ゴールドラインに入り、しばらくするとパーキングエリアがあって、そこからは磐梯山を西側から眺められた。裏か表かというとまだ、裏磐梯だ。さらに10分ほど走ると猪苗代湖が見えてくる。
  磐梯ゴールドラインを降りたところから1区間、磐越自動車道に乗り、会津若松で降り、喜多方方面へ向かった。目当ては重要文化財「長床」のある新宮熊野神社だ。参拝、見学を終え、ご婦人方は駐車場の前にあった農家のお店で野菜を買い求め、会津若松に戻る。落ち着きのある良い街並みだ。

16.朝の裏磐梯
部屋の窓からは磐梯山が見える。雲が切れないかと見ていたが、山頂が見えることはなかった。今日もこのような天候であろう。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f4.8 1/250秒 54mm ISO400) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.レンゲ沼 -1
フロントで尋ねると「休暇村裏磐梯」から道路を隔てたすぐのところにレンゲ沼があるという。朝食のあと出発するまでの30分ほど、そのレンゲ沼の周りを歩いてみた。静寂そのものだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/100秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.レンゲ沼 -2
沼の水面は緑色の葉で覆われている。アオサギがいた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.レンゲ沼 -3
水面を覆っている葉はジュンサイ(蓴菜)だとKさんのご主人が教えてくださった。ジュンサイは世界に広く分布している植物だが、食用にしているのは中国と日本くらいだそうだ。​​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 35mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.桧原湖畔
檜原湖は最大水深31m、湖岸周31.5kmと裏磐梯地域最大の湖である。ここは遊覧船、モーターボートの乗り場があるところだ。広い駐車場もあり、五色沼散策コースの入り口にもなっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.モーターボート
客待ちのおじさんに勧められて、遊覧モーターボートに乗ることにした。4人で5500円、檜原湖の3分の1ほどを20分間でめぐる。モーターボートといってもそんなに速くはない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.桧原湖島めぐり -1
檜原湖には大小多数の島があり、この遊覧モーターボートのコースは「檜原湖島めぐり」と名付けられている。もうしばらくすると紅葉の季節になるが、さぞ美しいことだろう。水面の標高は822mある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.桧原湖島めぐり -2
磐梯山が見えてきた。残念ながら雲がかかり、すっきりとした姿は見られない。ボートの上で釣りをしている人たちがいる。何を釣っているのかモーターボートを操縦をしてくれているお兄さんに尋ねたところ、ブラックバスだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.磐梯ゴールドライン
モーターボートで遊覧を楽しんだ後、磐梯山の西側を走る磐梯山ゴールドラインに入った。途中に磐梯山のビューポイントがあったが、そこから眺める磐梯山は荒々しい姿を見せていた。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f8 1/250秒 38mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.磐梯山の爆裂噴口
明治21年の大噴火の時の爆裂噴口だ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f8 1/800秒 130mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
26.猪苗代湖
磐梯山を回り込むように走ると猪苗代湖が見えてきた。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f7.1 1/800秒 105mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
27.西側から見る磐梯山
磐梯ゴールドラインは、磐梯山を横から眺めるところを走る。ここは滑滝展望台。滑滝という滝はどこにあるのかわからなかった。ここからの磐梯山は穏やかな山にしか見えない。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f7.1 1/250秒 31mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
28.山湖台
眼下に広がる猪苗代湖の姿が一望できる絶好のポイントになっている。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f10 1/400秒 48mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
29.榮川(えいせん)酒造の蔵
磐梯ゴールドラインを降りたあたりに大きな榮川酒造という蔵元があった。明治2年創業だそうだ。平成元年に良水を求め、醸造部門をここ磐梯山の麓に移転した。この地から生まれる水は「磐梯西山麓湧水群の伏流水」で日本名水百選に指定されているという。榮川の酒はすべてこの名水を使って仕込まれている。今年、株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングスの子会社となっている。今期の酒造りは始まっていないらしい。銘柄は「榮四郎」「榮泉」などがある。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f9 1/320秒 46mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
30.新宮熊野神社 -1
昼食は会津若松の「萬花楼」というところを予約している。その前に少し喜多方の方へ走って、新宮熊野神社を参拝する。立派な大鳥居が迎えてくれた。「新宮」と称しているが、本宮・新宮・那智の熊野三山を祀っている。創建は天喜3年(1055年)と伝えられ、その寄棟造、茅葺、正面9間、側面4間の長床は国の重要文化財に指定されている。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f5.6 1/250秒 24mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
31.新宮熊野神社 -2
案内板の前には、「注意 ポケモンGOで入社の方はお断りいたします」という札が立っていた。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f5 1/250秒 18mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
32.新宮熊野神社 -3 「長床」
大鳥居を抜けて参道を進むと、左に大イチョウがあり、正面に「長床」がある。「長床」は拝殿として建てられたそうだ。国の重要文化財に指定されている「長床」は長大な規模と木太い柱の配列が特徴である。直径1尺5寸(45.4cm)の円柱44本が10尺(303cm)の等間隔に5列に並んでいる。平安期の荘厳な趣を今に伝えてくれている。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f3.5 1/250秒 18mm ISO1400) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
33.新宮熊野神社 -4 熊野三社
拝殿である「長床」の奥には階段があり、熊野三社の三つのお社が祀られていた。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f3.5 1/250秒 18mm ISO560) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
34.新宮熊野神社 -5 熊野三社
石段を上がると三つのお社が並んでいた。質素だ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f3.5 1/250秒 18mm ISO500) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
35.新宮熊野神社 -6 「長床」
熊野三社から降りてきて再び「長床」を見る。間口:27.273m、奥行:12.1m、柱間:3.03m、柱数:44本、軒高:4.3m、棟高:11.25m の板の間だ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f3.5 1/250秒 18mm ISO280) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
36.新宮熊野神社 -7 大イチョウ
長床前にある大イチョウは高さ30m・根本周り8.1mで樹齢は600年といわれ、喜多方市天然記念物に指定されているとのこと。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f3.5 1/250秒 18mm ISO250) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
37.新宮熊野神社 -8 宝物殿 木造文殊菩薩騎獅像
「長床」から参道を大鳥居の方へ戻ると左手に宝物殿がった。中に入る。これは木造文殊菩薩騎獅像。インドから砂漠を渡り文殊菩薩の住所と考えられている中国の五台山に行く姿を表しているという。県重要文化財。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f4 1/60秒 28mm ISO3200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
38.新宮熊野神社 -9 宝物殿 薬師如来坐像と木造十二神将像
薬師如来坐像の手前に見える木造十二神将像は、薬師如来の従者で薬師如来像と同時期に作られたものだそうだ。江戸時代に修復され彩色や両手などはすべて修復時のものに変わっている。頭から体を通して一材で彫りだされており、ふくよかな造形がうかがわれる。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f3.8 1/50秒 26mm ISO3200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
39.新宮熊野神社 -10 宝物殿 木造相撲力士像
向かって左側の体を朱彩としたのを赤力士、肌色とするのを白力士というが、彩色は江戸時代のものだそうだ。腰布を付けて身構えた体には力がこもり、体の肉付きはふくよかで、十二神将像に通じると説明されていた。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f3.8 1/250秒 24mm ISO2800) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
40.新宮熊野神社 -11 大鳥居のしめ縄
改めて大鳥居の立派なしめ縄を眺める。社務所のかたに伺ったら、今年のお正月のため、みんなで力を合わせて作ったそうだ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6​.3​​​ 1/250秒 1​8​​​mm ISO​200​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
41.キアゲハ -1
さて、会津若松に向け出発する。新宮熊野神社から少し走ったところで、キバナコスモスに来ていたキアゲハを発見、車を止めた。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/250秒 300mm ISO200) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
42.キアゲハ -2
全く傷のない美しい個体だった。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/250秒 300mm ISO220) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。


 なお、このドライブの行程については、「裏磐梯・会津若松ドライブ」地図として掲載している。この地図は、右メニューのボタンからリンクできます。

2016年4月19日

目黒川の桜 太鼓橋から柳橋へ(後半) 3月31日

(熊本の地震)

4月14日(木)午後9時26分、熊本でマグニチュード6.5の大きな地震が発生した。夜が明けて明らかになってきた被害状況が報道される。余震が続く中、さらに16日(土)の未明、午前1時25分、巨大なマグニチュード7.3の地震に見舞われた。震度6クラスの余震が続く。死者42名(4月17日現在)に達し、多くの人たちが避難している。
 住民の家屋の倒壊は悲惨であるが、阿蘇大橋の崩落や、熊本城石垣の崩落、屋根瓦の崩壊は、今回の地震を象徴する。
 私が現役時代に親しくしていた友人の奥さんが熊本出身だった。何もできないが、お見舞いのメールを入れたところ、「14日は震度5強だったので、ブロック塀が倒れて、屋根の瓦が落ちただけで、水道、ガス、電気とも大丈夫だった。しかし、余震が多いので家族全員車の中で寝たそうだ。ところが16日の未明の震度6強で(震源が実家のある大津町だった)屋根の瓦がほとんど落ちて、壁に亀裂が入り、水道、ガス、電気すべてがダウンしてしまったとのこと。このまま、大きな余震が続くと、家も倒壊するかも知れなと言う状況だそうだ。幸い家族全員無事のようだ。今夜から雨になるのでその二次被害が心配である。母が90歳なので心配だが、今のところは元気とのことでホッとしている。」という返信をいただいた。無事を祈るばかりである。
  被害に遭われている多くの人々に心からお見舞い申し上げたい。

中里橋まで来た。まだ、中目黒の手前である。次のなかめ公園橋を過ぎて、田楽橋へ進む。川幅は少し広くなり、浚渫工事の折にでも置いたのだろうと思われる石があり、その石の上には亀が日向ぼっこをし、浅くなった川には白いサギが下りて、餌を探していた。田楽橋の右側には新しくなった東京共済病院が見えた。仕事で通っていたので懐かしい。そこを過ぎると駒沢通りに出る。いったん上に出て、今度は歩道橋を渡ると、もう中目黒に近い。だんだん花見客が多くなってきた。
 花見客で溢れる中目黒周辺を、さらに上流へ、池尻大橋方面へ歩き、柳橋というところを左へ折れ、山手通りに出た。今日のお花見は十分満足した。
  12時近くなった。山手通りを中目黒駅へと歩く途中、左側に「PIIZA FORNO CAFE」というピザの店があった。中目黒はピザの美味い店があると聞いていたが、ここではない。しかし、入って食べたピザは美味かった。後でネットで調べてみたら、この店は「栗原幹雄さんの『PIZZA FORNO CAFE』は、ジローラモの奥様のホームメードスイーツも食べられる・・・」と紹介されている店だった。乾いた喉をハイネケンで潤し、モッツァレラチーズなどを使ったチンクエフォルマッジというピザはハチミツをかけて食べることを薦められたが、なかなか旨かった。

18.なかめ公園橋
なかめ公園橋の上は花見客が行き交っていた。この橋は歩行者専用の橋だ。左岸は中目黒公園があり、右岸にはスタンレー電気の本社ビルがある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f5.3 1/320秒 39mm ISO100) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.東京共済病院
上流へ歩くと次の橋は田楽橋だ。右側(左岸)に堂々とした(2008年改築)東京共済病院 が見えた。仕事で毎週のように来ていた病院なのでとても懐かしい。すっかり新しくなっている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f3.6 1/1000秒 6mm ISO100) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.田楽橋
次の田楽橋を越えると、駒沢通りまでの間の目黒川には石が置かれ、堰のようになっていた。私が最初に目黒勤務になった昭和44年ころは、目黒川の水はまだ汚れていて、どぶ川の匂いがして、川面からはプクプクと泡が出ていた記憶がある。だが、今、ここで見る川の水はとてもきれいで、川床も見える。施された石の上では亀たちが日向ぼっこをし、コサギが餌を探している。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f6.5 1/250秒 258mm ISO100) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.アオサギ
川にはアオサギもいた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f3.6 1/1000秒 6mm ISO110) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.駒沢通り歩道橋から
駒沢通りは自樹橋で目黒川を渡る。花見客は歩道橋で通りを渡らなくてはならない。歩道橋の上から下流を眺めた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4.5 1/500秒 15mm ISO110) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.宝来橋から
つぎは宝来橋だ。橋の上に桜の枝が覆いかぶさるように張り出している。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f5.2 1/320秒 30mm ISO100) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.中目黒付近
このあたりから、人通りが多くなる。向こうに見える橋が日の出橋で中目黒の駅から来るとこの橋に出てくる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f3.5 1/640秒 5mm ISO100) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.屋台の飲食店
駒沢通りを超えるまでは、のんびりした川沿いの散策路だったが、中目黒に入ると、写真のような屋台の店が出て、賑わっていた。花見客は買い求めた食べ物、飲み物を桜を眺めながら口に入れていた。夜になるともっと賑わうのだと思う。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 5mm ISO100) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
26.別所橋から
別所橋のあたりもとても人が多い。橋の上からは張り出した枝の桜の花をカメラに収める人が並んでいる。最近はほとんどの人がスマホで撮っている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/400秒 10mm ISO100) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
27.目黒川桜並木
別所橋から左岸を池尻大橋方面に歩く。今日は気温が高く、朝からさらに開花が進んだようだ。ここから再び Canon PowerShot G7X に持ち替えた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f3.2 1/1250秒 37mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
28.生き生きとした桜
近くに咲くフレッシュな花にフォーカスして撮った。背景がきれいにボケた。こういうところはP610の撮れ方と違う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f3.2 1/1250秒 17mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
29.緑橋から
緑橋まで来た。まだまだ人通りは多い。向こうに見えるのが天神橋だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f3.2 1/1250秒 20mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
30.ケバブの店
緑橋のたもとにもケバブを売る店があった。のびるアイスクリームの文字も見える。トルコの人がやっている店なのだろうか。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 1/1250秒 26mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
31.千歳橋
千歳橋の上から上流を見る。川面に桜と青空が映ってきれいだ。向こうに見えるのは柳橋。そろそろ花見もいいかな。橋を左に折れて、山手通りに出よう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 1/1250秒 22mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.PIZZA FORNO CAFE
12時10分前、そろそろ腹も減ってきた。山手通りを戻るように中目黒駅の方へ歩いていくと PIZZA FORNO CAFE という店があった。歩道と店の間にはスペースがあって、テラス席になっている。テラス席は何席もなく、いっぱいだったが、中を伺うとまだ席が空いていた。はじめに記したように美味いピザだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 1/1250秒 17mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
33.Pizzeria Torattoria Da ISA
確か山手通りの中目黒には、有名なピザの店があったことを思い出した。それが、この Pizzeria Torattoria Da ISAだった。ナポリで開催されたナポリピッツァ選手権で2年連続優勝した世界一のピザ職人が作るピッツァ専門店だ。 時刻は12時半、行列が出来ていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/1250秒 24mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。