検索結果: Studio YAMAKO

このブログを検索

大文字小文字を区別する 正規表現

Studio YAMAKOで“チョウ”が含まれるブログ記事

2024年10月31日

秋すすむ舞岡公園 ② コセンダングサ最盛期 2024年10月11日 横浜市舞岡公園

たぶん、ここは農家さんの私有地だろうが、ほとんど手が入っていないような休耕地のようだ。この休耕地に面した谷戸の道に沿って、コセンダングサが多く咲いていた。そのコセンダングサにアゲハやキタテハ、そして、ウラナミシジミが吸蜜に余念がない。チョウとしては珍しい種ではないが、広い背景を写し込んだ写真が撮れないものかと、もう少し、ここで撮影を楽しむことにする。
 広い背景を写し込んだ写真を撮るには、周囲に茂る草の状況や、チョウが止まってくれる位置など、なかなか難しかった。

000_241011212tm X700 ◎舞岡公園 ウラナミ RX10M4.jpg
コセンダングサで吸蜜するウラナミシジミ 2024年10月11日 横浜市舞岡公園

021_241011197 X900 ◎舞岡公園 ウラナミ RX10M4.jpg 21.コセンダングサ -8 ウラナミシジミ
比較的高いところに咲くコセンダングサにウラナミシジミが止まってくれた。これなら、ひろい休耕地と青空を背景に撮れそうだとトライしてみる。だが、あと一歩被写体に寄ることが出来ず、明るい青空を背景にした露出も難しい。肝心の被写体も少し鱗粉が擦れた個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/2000 9mm ISO100 )
022_241011204 X900 ◎舞岡公園 ウラナミ RX10M4.jpg 22.コセンダングサ -9 ウラナミシジミ
このカットは、何とかウラナミシジミが好む環境を移し込むことが出来たと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/2000 9mm ISO100 )
023_241011214 X900 ▲舞岡公園 アゲハ RX10M4.jpg 23.コセンダングサ -10 アゲハ
アゲハの♂も元気に花から花へと飛び回る。カメラを下げて背景を入れたいのだが、手前の草に遮られてしまう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 183mm ISO320 )
024_241011218 X900 ◎舞岡公園 アゲハ RX10M4.jpg 24.コセンダングサ -11 アゲハ
同じ個体をファインダーで追う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 183mm ISO320 )
025_24101122 X900 ◎舞岡公園 アゲハ RX10M4.jpg 25.コセンダングサ -12 アゲハ
広い背景は取り込めなかったが、元気よくのびのびと咲いているコセンダングサとアゲハを写し込めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 187mm ISO250 )
026_241011221 X900 ▲舞岡公園 アゲハ RX10M4.jpg 26.コセンダングサ -13 アゲハ
アゲハは位置を変えながらコセンダングサから離れない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 187mm ISO320 )
027_241011222 X900 ▲舞岡公園 アゲハ RX10M4.jpg 27.コセンダングサ -14 アゲハ
小さなコセンダングサの花はアゲハにとって、静止し難いのだろう。止まったり、離れたりを繰り返していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 187mm ISO500 )
028_241011014 X900 ◎ウラナミ 舞岡公園 Z50 Z105mc.jpg 28.コセンダングサ -15 ウラナミシジミ♂
近くのコセンダングサに来たウラナミシジミ♂をマクロレンズで撮る。きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm IS0100 )
029_241011225 X900 ◎舞岡公園 アゲハ RX10M4.jpg 29.コセンダングサ -16 アゲハ
また、カメラを持ち替えてアゲハを追う。一つの花に止まって足場にして、他の花に口吻を延ばしているように見える。真ん中の黄色い部分が花びらやおしべ、めしべを持つ花の筒状花だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 190mm ISO400 )
030_241011015 X900 ◎ウラナミ 舞岡公園 Z50 Z105mc.jpg 30.コセンダングサ -17 ウラナミシジミ
傷のないウラナミシジミを狙ってマクロで撮る。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm IS0100 )
031_241011230 X900 ◎舞岡公園 ウラナミ RX10M4.jpg 31.コセンダングサ -18 ウラナミシジミ♀
ウラナミシジミは表を見れば、雌雄の識別が容易だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 201mm ISO320 )
032_241011233 X900 ◎舞岡公園 キタテハ RX10M4.jpg 32.コセンダングサ -19 キタテハ
黄色のコセンダングサやセイタカアワダチソウには、キタテハの赤銅色が良く似合う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 172mm ISO320 )
033_241011238m X900 ◎舞岡公園 キタテハ RX10M4.jpg 33.コセンダングサ -20 キタテハ
キタテハの秋型は夏型に比べ、翅のギザギザが深くなり、表は鮮やかな赤銅色になる。夏型の裏面の茶色は、秋型では黒褐色になる。翅を閉じていると枯葉のように見えないこともない。成虫越冬のための備えで枯葉に見せるためなのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 172mm ISO320 )
034_241011246 X900 〇舞岡公園 キタテハ RX10M4.jpg 34.コセンダングサ -21 キタテハ
少し遠いところの花に止まった。RX10 Ⅳ の望遠側で撮る。望遠端は220mmで35㎜版では600mmに相当する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220mm ISO400 )
035_241011253 X900 ◎舞岡公園 チャバネ RX10M4.jpg 35.コセンダングサ -21 チャバネセセリ
イチモンジセセリとチャバネセセリは区別しにくいが、この写真では、特に後翅の斑紋がはっきり見えるので、明らかにチャバネセリと判る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/2000 9mm ISO125 )
036_241011259 X900 ◎舞岡公園 チャバネ RX10M4.jpg 36.コセンダングサ -22 チャバネセセリ
少しカメラを引いて、背景の情景を入れた。谷戸の休耕田の様子がわかる写真になった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/2000 9mm ISO200 )
037_241011263 X900 ◎舞岡公園 チャバネ RX10M4.jpg 37.コセンダングサ -23 チャバネセセリ
位置を変えて、異なる情景を入れようと試みたが、良い構図とはならなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/2000 9mm ISO160 )
038_241011273 X900 ◎舞岡公園 ツマグロヒョウモン RX10M4.jpg 38.コセンダングサ -24. ツマグロヒョウモン♀
ツマグロヒョウモンもコセンダングサに飛来した。きれいな個体である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 58mm ISO400 )
039_241011277 X900 ◎舞岡公園 ツマグロヒョウモン RX10M4.jpg 39.コセンダングサ -25. ツマグロヒョウモン♀
開翅して、全面を披露してくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 58mm ISO400 )
040_241011286 ◎舞岡公園 ツマグロヒョウモン RX10M4.jpg 40.コセンダングサ -26 ツマグロヒョウモン♀
ズームして、引き寄せた。背景はボケるが、その分ターゲットはクリアに撮れる。背景が綺麗にぼけてくれた、

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 117mm ISO250 )
041_241011288 X900 ◎舞岡公園 ツマグロヒョウモン RX10M4.jpg 41.コセンダングサ -27 ツマグロヒョウモン♀
休耕田の草むらがうまく表現できたと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/2000 17mm ISO200 )
042_241011294 X900 ◎舞岡公園 ツマグロヒョウモン RX10M4.jpg
42.コセンダングサ -28 ツマグロヒョウモン♀
写真を見てくださっている皆さんには、同じような写真ばかりで退屈させてしまったと思うが、休耕田の路傍に咲くコセンダングサに集まるチョウたちの撮影を30分ほど楽しんだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 78mm ISO500 )

2024年10月28日

秋すすむ舞岡公園 ① ウラナミシジミの季節 2024年10月11日 横浜市 舞岡公園

10月11日、涼しくなった舞岡公園へ行ってみた。前回は9月26日に行ったが、秋は進んでいる。
 舞岡公園の南門からの散策路には何本かの柿の木がある。これまでにはアカボシゴマダラやゴマダラチョウ、そしてコムラサキが熟れたカキの実を吸汁に来ていたことがあった。ここ最近はあまりこの季節に舞岡公園へ来ることがないので、カキの実に来るチョウを見る機会もなかった。まだ、あまり熟していないが、今年は実が成っていた。
 小さな黄色い花をつけるコセンダングサの花は今が旬だった。アゲハ、ウラナミシジミ、キタテハが吸蜜に来ている。セイタカアワダチソウも咲き始めていたが、もう1週間もすれば見頃になる。今年はダメかと思っていたコスモスが見ごろになっていた。

000_241011149 X700 ◎舞岡公園 アカボシ yellow straw RX10M4.jpg
熟したカキの実の甘い汁を吸うアカボシゴマダラ 2024年10月11日 横浜市舞岡公園

001_241011091 X900 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 1.ツマグロヒョウモン♀ -1
目立たない小さな白い花、ミゾソバ(溝蕎麦)に飛来した。wikipediaによれば、「かつて日本各地で水田が見られた頃は、土盛りされていた溝や用水路、小川などの縁に普通に生えており、その見た目が蕎麦に似ていることが和名の由来になっている。」と説明されていた。舞岡公園はその条件を満たしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220mm ISO400 )
002_241011094 X900 ◎舞岡公園 ミゾソバ RX10M4.jpg 2.ツマグロヒョウモン♀ -2<br> 今年の秋のツマグロヒョウモンは♂より♀を多く見る。この個体は右前翅の翅頂部が大きく破損していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220mm ISO400 )
003_241011098t X900 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 3..ヒガンバナ(彼岸花)
舞岡公園でも多くはないがあちらこちらで一斉に咲いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 67mm ISO1000 )
004_241011100 X900 ◎舞岡公園 柿 RX10M4.jpg 4.谷戸の柿
古谷戸の里へと散策路を歩いていく。葉がほとんどおちてしまっている柿の木に実が成っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/2000 36mm ISO320 )
005_241011003 X900 〇イチモンジセセリ 舞岡公園 Z50 Z105mc.jpg 5.イチモンジセセリ
ヨメナの花にイチモンジセセリが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1000 105mm ISO500 )
006_241011110tm X900 ◎舞岡公園 ホトトギス RX10M4.jpg 6.ホトトギス(杜鵑草) -1
wikipediaによれば、和名の「ホトトギス」は、花の紫色の斑点のようすを鳥のホトトギス(杜鵑)の胸にある斑点に見立てたことによる。斑点を油染みに見立てて、ユテンソウ(油点草)という別名もある。花言葉は「永遠にあなたのもの」だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 186mm ISO400 )
007_241011005 X900 〇ホトトギス 舞岡公園 Z50 Z105mc.jpg 7.ホトトギス -2
複雑な色と形である。wikipediaの説明では、「葉腋に2-3個の花を上向きにつける。花に花柄があり、花は漏斗状鐘形で径約25mmになる。花被片は6個で、長さ約25mmあり、斜め上向きに開き、外側に毛が生え、内側には白色地に紫色の斑点が多くあり、下部に黄色の斑点がある。3個の内花被片と3個の外花被片があり、外花被片の基部に袋状のふくらみがある。雄蕊は6個で、花糸は互いに寄り添って束状に立ち、上部で反り返って先端に葯を外向きつける。花柱の先は3つに分かれて球状の突起があり、各枝の先はさらに2裂する。 果実は線状長楕円体の蒴果で3稜があり、長さ30mm前後になり、熟すと胞間裂開する。」とあった。マクロレンズで撮ってみたが、ピントをどこに合わせればよいのか難しい・。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm IS0125 )
008_241011011 X900 〇古代米 舞岡公園 Z50 Z105mc.jpg 8.古代米
水車小屋の前あたりの田んぼに実験的に植えられている古代米が実っていた。農林水産省のページには、古代米とは、昔のイネがもっていたのではないかと考えられる特徴がある品種とあった。日本では、赤米や黒米などが古代米とよばれている。また、赤米は、ネパールでは薬用として、黒米は、中国では病人や産婦の栄養食品として食べられている。赤米に含まれるタンニンも、黒米に含まれるアントシアニンもポリフェノールの一種だそうだ。、

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm IS0320 )
009_241011115m X900 ◎舞岡公園 アカボシ RX10M4.jpg 9.熟したカキの実にアカボシゴマダラ
散策路と谷戸の間に、熟したカキの実を付けた柿の木があった。何かいないかと目を凝らすとちらっと動く物があった。アカボシゴマダラだった。熟したカキの実を鳥が啄み、そのあとアカボシゴマダラが吸汁していた。葉はほとんど落ちているものの、手前に小枝が多くあり、なかなか撮り難い。最近、この季節に舞岡公園へ来る機会が少なかったが、少なくとも昨年はこういったシーンは見てなかった。AIに尋ねてみると、カキの実がなる年とならない年があるのは、カキの木が「隔年結果」という現象を示すためだそううだ。この現象では、豊作の年と不作の年が交互に現れることが一般的だという。主な要因は、
1.栄養の偏り:豊作の年にカキの木が大量のエネルギーを実の成長に使うと、次の年に十分な栄養が蓄えられず、実が少なくなる。
2.花芽形成のタイミング:カキの花芽は前年の夏に形成されますが、豊作の年にはその過程が遅れることがあり、その結果、翌年は実が少なくなる。
3.天候の影響:開花時期や実がなる時期の気候条件(霜、雨、温度など)も影響する。特に開花時期に悪天候が続くと、受粉がうまくいかず実がつきにくくなる。
4.樹木の年齢や管理:カキの木が若いうちは毎年安定して実をつけることが多いが、成木になると隔年結果の傾向が強まることがある。また、適切な剪定や肥料の管理が行われていない場合も隔年結果が起こりやすくなる。
このような要因が複合的に影響し、カキの実が成る年とならない年が生じるのだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220mm ISO1000 )
010_241011135 X900 ◎舞岡公園 キタテハ RX10M4.jpg 10.カキの実とキタテハ
すぐ近くに成っていた実に、キタテハがいた。鳥が啄んで実の表皮が傷ついたところから吸汁している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220mm ISO640 )
011_241011157m X900 〇舞岡公園 柿 RX10M4.jpg 11.カキの木 -1
舞岡公園の散策路沿いには何本かのカキの木が生えている。だが、品種の違いもあるのかもしれないが、まだまだ、実が成っている木は多くない。この木は色づいた実がついていたが、なっている実の数は少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/2000 34mm ISO160 )
012_241011162 X900 〇舞岡公園 柿 RX10M4.jpg 12.カキの木 -2
アカボシゴマダラが吸汁していた木には、葉がほとんど残っていなかったが、この木にはカキの葉らしい葉が多く残こり、紅葉していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 97mm ISO400 )
013_241011165 X900 舞岡公園 f16 宮田池 RX10M4.jpg 13.さくらなみ池
セイタカアワダチソウが咲き、アオサギがいた。ここの池は水の流れがなく淀んでいる。絞り込んで撮ってみたが、手前のセイタカアワダチソウはボケてしまっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f16 1/2000 47mm ISO320 )
014_241011172m X900 ◎舞岡公園  コセンダングサ RX10M4.jpg 14.コセンダングサ -1 アゲハ
コセンダングサが最盛期になっている。この花にはいろいろなチョウが吸蜜に来る。この日は、アゲハ、ウラナミシジミ、キタテハ、イチモンジセセリ、チャバネセセリが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220mm ISO500 )
015_241011173 X900 ◎舞岡公園 コセンダングサ RX10M4.jpg 15.コセンダングサ -2 アゲハ離脱
このアゲハ♂はきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220mm ISO400 )
016_241011174 X900 ◎舞岡公園 コセンダングサ RX10M4.jpg 16.コセンダングサ -3 
アゲハは広範囲に咲くコセンダングサを次々と渡り歩く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 218mm ISO320 )
017_241011178 X900 ◎舞岡公園 ウラナミ RX10M4.jpg 17.コセンダングサ -4 ウラナミシジミ♂
ウラナミシジミが多くなっている。このチョウが多くなると秋が深まるのを感じる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220mm ISO640 )
018_241011181 X900 ◎舞岡公園 ウラナミ RX10M4.jpg 18.コセンダングサ -5 ウラナミシジミ
ここは谷戸の休耕地である。雑草が生い茂っているがコセンダングサが今は多く咲いていた。ウラナミシジミは裏面から雌雄を同定するのは難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/2000 9mm ISO100 )
019_241011187s X900 ◎舞岡公園 キタテハ RX10M4.jpg 19.コセンダングサ -6 キタテハ
キタテハもコセンダングサが好きだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 207mm ISO320 )
020_241011194 X900 ◎舞岡公園 キタテハ RX10M4.jpg 20.コセンダングサ -7 キタテハ
さしずめここは、チョウの大食堂である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 187mm ISO400 )

2024年10月20日

カメラを持って近所を散策 ② 白いヒガンバナ 2024年10月2日

帷子川の柳橋から下流の常盤橋にかけて、洪水被害の軽減を目的とした、護岸整備工事が行われている。この工事は今年のサクラが咲く前から始められ、子供たちや、釣りを楽しむ人たちに愛されていた帷子川河畔の親水公園は、ブルドーザーが入り、利用できなくなっていた。その時の掲示板で工期は今年の8月末までとなっていたが、まだ、工事は続けられている。柳橋から下流に架かる次の常盤橋の近くまで工事が行われていた。
 常盤橋の少し下流に架かる愛染橋の先まで歩いて、ヒガンバナに来ていたアゲハなどを撮影して、近所の公園へ戻った。2021年、2022年にはその小さな公園の小さな花壇に植えられたセンニチコウにクロマダラソテツシジミが吸蜜に来ていた。今年の秋は来ていないかなと探したが、そこにはヤマトシジミしかいなかった。環境が若干変わって来ていて、近くの野草が茂っていたところは、整地され、住宅が建てられていた。小さな花壇のセンニチコウは数が少なく、勢いがない。白いヒガンバナが数輪咲いていたが、そこにチョウの姿は無かった。
 小さな公園から家に戻る途中、玄関わきにソテツの鉢植えが置かれているお宅の、そのソテツにクロマダラソテツシジミの♀が1頭、弱々しく絡んでいた。

000_241002059 X700 〇峰岡公園付近 RX10KM4.jpg
遊歩道に咲くヒガンバナで吸蜜するアゲハ 2024年10月2日 横浜市保土ヶ谷区 帷子川

021_241002151 X900 帷子川護岸工事 RX10M4.jpg 21.護岸整備工事 常盤橋から上流を見る
向こうに見えるのは上流の柳橋。川辺町の親水公園から工事が始められているが、常盤橋の近くまで進んできている。ブルドーザーで土盛りをしているように見えるが、どういう工事を行っているのかよくわからない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250 22mm ISO100 )
022_241002155 X900 〇帷子川護岸工事 RX10M4.jpg 22.護岸整備工事 柳橋から下流を見る
柳橋まで戻ってきた。常盤橋が見える。左側が川辺町の親水公園あったところ。ここから下流の常盤橋の近くまで工事が進んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250 9mm ISO100 )
023_241002157 X900 ◎帷子川 川辺公園 RX10M4.jpg 23.ヤマトシジミ 川辺公園
水道道と帷子川の間に川辺公園という児童公園がある。コセンダングサが咲いていて、ヤマトシジミがいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm ISO200 )
024_241002159 X900 ◎帷子川 川辺公園 チャバネ RX10M4.jpg 24.チャバネセセリ 川辺公園
今年はイチモンジセセリに混じってチャマダラセセリを多く見る。コセンダングサの花に余るほどに長い口吻を延ばして吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm ISO320 )
025_241002167s X900 ◎峰岡公園 RX10M4.jpg 25.ヒガンバナ(彼岸花
) 自宅近くの小さな公園まで戻ってきた。ヒャクニチソウやセンニチコウの咲く小さな花壇と、グランドの反対側にある花壇にヒガンバナが咲いていた。群落とまではいかないが、何本かまとまって例年よりは目立って咲いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250 94mm ISO250 )
026_241002006 X900 峰岡公園付近 RX10KM4.jpg 26.イチモンジセセリ -1
自宅近くまで戻ってきた。住宅の庭には七変化が咲いている。イチモンジセセリが多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm ISO1600 )
027_241002012 X900 峰岡公園付近 RX10KM4.jpg 27.イチモンジセセリ -2
身体は太くておもたそうだが、翅は小さい。セセリチョウ化の蝶はスキッパー(小型船)と呼ばれるように敏捷な翅の動きは目に留まらない。。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm ISO1600 )
028_241002013 X900 峰岡公園付近 RX10KM4.jpg 28.白いヒガンバナ
小さな公園の小さな花壇から少し離れたところに白いヒガンバナが咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220mm ISO800 )
029_241002017 X900 峰岡公園付近 RX10KM4.jpg 29.アゲハ -1
小さな花壇のヒャクニチソウは、1mくらいに背が高くなっている。そこへアゲハ♂が飛来した。とてもきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1600 208 mm ISO1600 )
030_241002019 X900 〇峰岡公園付近 RX10KM4.jpg 30.アゲハ -2
前の写真と同じ個体。

プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250 208 mm ISO1600 )
031_241002023 X900 〇峰岡公園付近 RX10KM4.jpg 31.ヤマトシジミ
センニチコウはヒャクニチソウの取り囲まれて、地面の近くで咲いている。写真は撮り難い。

プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 208 mm ISO1250 )
032_241002034 X900 〇峰岡公園付近 RX10KM4.jpg 32.ヤマトシジミ -1
ヤマトシジミ夏型(高温期型)の♂は、縁の黒い部分は広くなっている。

プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1600 220 mm ISO1600 )
033_241002038 X900 〇峰岡公園付近 RX10KM4.jpg 33.ヤマトシジミ -2
赤紫色のセンイチコウの花を好むようだ。しかし、この秋はセンニチコウが少なくその上赤紫の花は」一株しかなかった。

プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220 mm ISO1600 )
034_241002047 X900 ◎峰岡公園付近 RX10KM4.jpg 34.ヤマトシジミ -3
センニチコウは、赤紫色のところは苞(葉が変化したもの)で、小さな黄色いはなが苞の中にある。この個体は咲き始めたばかりの花にストローを延ばし、吸蜜しようとしている。

プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220 mm ISO1600 )
035_241002055 X900 ◎峰岡公園付近 RX10KM4.jpg 35.イチモンジセセリ -3
ヒャクニチソウで吸蜜するイチモンジセセリ。きれいな個体を選んで撮る。ヒャクニチソウは、外側にある、ピンクの花びらのように見えるのは舌状花で、真ん中から延びている星型の黄色い花が筒状花ある。チョウはその筒状花にストローを突っ込んで吸蜜していた。

プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 218 mm ISO1600 )
036_241002170t X900 ◎高橋邸クマソ♀ RX10M4.jpg 36.クロマダラソテツシジミ♀
小さな公園から家に戻る途中に、玄関わきにソテツの鉢植えが置かれているお宅がある。一昨年とその前の年に、よく、ここでクロマダラソテツシジミの写真を撮らせていただいた。そのソテツにクロマダラソテツシジミの♀が1頭絡むように飛んでいた。小さな個体で、すでに破損していた。

プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250 16mm ISO500 )

2024年10月16日

カメラを持って近所を散策 ① クロマダラソテツシジミ 2024年10月2日

9月後半はやや涼しくなってきたものの、雨模様の日が多かった。9月26日に、久しぶりに晴れていたので、舞岡公園へ行ったが、その時はウラギンシジミが多く発生していた。
 10月2日、やっと晴れ間が出る。ポイントというポイントはないが、近所にも、小さな公園のボランティアさんが世話をしている花壇や、帷子川沿いの遊歩道の植栽に咲く花に秋の蝶が飛来する。そんな身近なチョウたちはどうなっているかなと思い歩いてみた。
 この時期は七変化の花が咲くが、そこにはイチモンジセセリが多く吸蜜に来ていた。今年はいつもの年より多いと思う。
 帷子川沿いの、その七変化の花に飛来したクロマダラソテツシジミを、今年初めて発見した。2年ぶりの再会だった。

000_241002068s X700 ◎帷子川 クマソ♂ RX10M4.jpg
シチヘンゲの花に飛来したクロマダラソテツシジミ♂ 2024年10月2日 横浜市保土ヶ谷区 帷子川

001_241002008 X900 ◎峰岡公園 RX10M4.jpg 1.ヒガンバナ(彼岸花、石蒜)とアゲハ -1
ヒガンバナの名所で毎年多くの人が訪れる埼玉県日高市の巾着田では、今年は夏の連続した猛暑日のためその開花が遅れていたようだったが、通常より1週間~10日くらい遅い9月中頃から開花しはじめ、9月末ごろから見頃を迎えたと報じられていた。近所の公園に咲くヒガンバナも、いま、例年より美しい花を咲かせている。彼岸花の開花の条件は、日平均気温が約20~25℃だそうで。これはちょうど秋の彼岸の時期と一致する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 187mm ISO500 )
002_241002021 X900 三井パークシティ横浜 ハナミズキ RX10M4.jpg 2.ハナミズキの紅葉
まず、しばらく行っていなかった帷子川沿いを歩いてみようと歩き始める。途中、高層集合住宅の中庭に植えられたハナミズキの葉が紅葉し始めていて、日光を浴び逆光に照らされきれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250 26mm ISO320 )
003_241002031 X900 〇帷子川 RX10M4.jpg 3.イチモンジセセリ -1
帷子川河畔の遊歩道に咲き始めていたシチヘンゲの花に、イチモンジセセリが多く来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250 26mm ISO320 )
004_241002033 X900 帷子川 チャバネ?RX10M4.jpg 4.チャバネセセリ
イチモンジセセリに混じってチャバネセセリもいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250 25mm ISO320 )
005_241002040 X900 ◎帷子川 イチモンジ RX10M4.jpg 5.イチモンジセセリ -2
元気よく飛びまわるので、鱗粉が擦れている個体が多いが、この個体は比較的きれいだった。普段はあまり撮ろうとはしない種だが、他にチョウもいない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250 26mm ISO160 )
006_241002042 X900 ◎帷子川 イチモンジ RX10M4.jpg 6.イチモンジセセリ -3
イチモンジセセリはいっぱいいて、飛びまわってはシチヘンゲの花に止まる。きれいな個体を探して撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250 29mm ISO200 )
007_241002057 X900 ◎帷子川 クマソ♂ RX10M4.jpg 7.クロマダラソテツシジミ -1
何処からか飛来して七変化の花に来たのは、2年ぶりに見るクロマダラソテツシジミだった。本種は、グアム島へ行ったときにも撮影したことがある南方系の蝶であり、かっては日本には生息しない種で、1992年に沖縄で初記録された。一時は途絶えたが、近年は南西諸島や九州南部では定着し、強い分散力と、植栽による移動で関東まで発生するとされている。ソテツの食害が問題となっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 121mm ISO200)
008_241002068s X900 ◎帷子川 クマソ♂ RX10M4.jpg 8.クロマダラソテツシジミ -2
2020年9月30日、保土ヶ谷公園の近くの明神台公園へキバナコスモスに来る秋の蝶を撮りに出かけたが、その時偶然にも、クロマダラソテツシジミを撮影した。その年には、神定川県の三浦半島で本種が発生しているとの情報が広まっていた。さっそく、10月に三浦半島の荒崎海岸へ行き、ソテツの周囲を飛ぶ数頭の同種を見ることが出来、写真も撮った。翌2021年は自宅近所でも秋に多くの個体を2か月間にわたり観察することが出来た。2022年も数は少なかったが、近所の公園でセンニチコウの花に来る同種を見ることが出来た。だが、一転して、昨年は全く見られなかったのだ。2年ぶりに、今まで多く見られたところと異なる帷子川河畔で発見したのが、この個体である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm ISO200)
009_241002084 X900 ▲帷子川河畔 RX10M4.jpg 9.イチモンジセセリ -4
チャバネセセリかもしれない。明確に同定できなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250 32mm ISO1250)
010_241002090 X900 ◎帷子川河畔 RX10M4.jpg 10.ホウジャク
ハナトラノオの花にホウジャクが来ていた。花から花へ敏捷に飛ぼ回る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250 32mm ISO1250)
011_241002102 X900 ▲帷子川河畔 イチモンジ3頭 デュランタ RX10M4.jpg 11.イチモンジセセリ -5
デュランタの花にイチモンジセセリがアプローチ。デュランタはwikipediaによれば、原産地は米国フロリダ州からブラジルにかけての熱帯アメリカだそうだ。和名はハリマツリ、タイワンレンギョウといい、観賞用としてタイワンレンギョウの名前でも多く出回っている。日本では、特にこの写真の濃紫色の花びらに白い縁取りが入るタカラヅカが人気品種として多く栽培されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250 36mm ISO400)
012_241002112 X900 ◎帷子川河畔 RX10M4.jpg 12.ヒガンバナとアゲハ -2
帷子川河畔にもヒガンバナが咲いていた。今が最盛期のようで、アゲハが吸蜜に来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 213mm ISO1000)
013_241002116 X900 ◎帷子川河畔 RX10M4.jpg 13.アゲハ 一休み
花を求めて飛び回り疲れたのだろうか、葉上で一休み。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 140mm ISO250)
014_241002123 X900 ◎帷子川河畔 RX10M4.jpg 14.ヒガンバナとアゲハ -3
このアゲハはとてもきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 140mm ISO1600)
015_241002127 X900 ▲帷子川河畔 RX10M4.jpg 15.ヒガンバナとアゲハ -4
遊歩道沿いにヒガンバナが咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 45mm ISO1000)
016_241002128 X900 ▲帷子川河畔 RX10M4.jpg 16.ヒガンバナとアゲハ -5
ポツンと1本だけ咲いているヒガンバナもある。曼珠沙華(マンジュシャゲ)という別名もある。wikipediaによれば、「原産地は中国大陸であり、日本においては史前帰化植物に分類される。分布は日本全国である。秋の彼岸の頃に、花茎の先に強く反り返った鮮やかな赤い花を咲かせ、秋の終わりに葉が伸びて翌年の初夏に枯れるという、多年草としては特殊な性質を持っている。」と説明されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 46mm ISO250)
017_241002130 X900 〇帷子川河畔 RX10M4.jpg 17.ツマグロヒョウモン♀ -1
愛染橋を対岸に渡ると、川岸にキバナコスモスが植えられていた。キバナコスモスにも秋の蝶が集まって来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 94mm ISO320)
018_241002136 X900 ◎帷子川河畔 RX10M4.jpg 18.ツマグロヒョウモン♀ -2
この個体はきれいだった。今秋は明神台のキバナコスモスが期待できないので、ツマグロヒョウモンを撮影する機会は少ないかもしれない。ツマグロヒョウモンの♀は、毒を持つカバマダラや、スジグロカバマダラに擬態したものと考えられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm ISO320)
019_241002139 X900 ◎帷子川河畔 RX10M4.jpg 19.ツマグロヒョウモン♀ -3
ツマグロヒョウモンの♀は、毒を持つカバマダラや、スジグロカバマダラに擬態したものと考えられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm ISO500)
020_241002147 X900 ◎帷子川河畔 RX10M4.jpg 20..キバナコスモスとアゲハ
ここのキバナコスモスにもアゲハが飛来する。いま、アゲハの個体数が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 190mm ISO400)

2024年10月12日

舞岡公園 秋の始まり ② ウラギンシジミとミドリヒョウモン 2024年9月26日

古民家の裏庭で一休みして、瓜久保の家の方へ歩く。途中、宮田池の方に廻ってコムラサキの第三化でも出てきていないかと、日の当たる枝先を探したが、姿はなかった。
 ヒマワリは咲いていなかったが、コスモスは咲き始めていた。だが、そこにチョウの姿は無い。狐久保への道を行くとウラギンシジミが地面に止まっている。どうやら♂のようだ。しばらく粘っていたら、飛び立って近くの葉に止まって開翅してくれた。鮮やかな緋縅色の♂だった。
 その後、ウラギンシジミは何頭か見ることが出来た。すべて♂だった。3週間前には多く飛んでいたアカボシゴマダラは1頭見ただけだった。
 帰路は、谷戸に沿った道を歩いたが、そこに咲くヒヨドリソウにはイチモンジセセリが多い。そこへミドリヒョウモンの♀がやってきた。舞岡公園で見るのはしばらくぶりである。もちろん鱗粉は擦れていたが、翅はそれほど破れてはいなかった。

000_240926114 X900 ◎舞岡公園 ウラギン RX10m4.jpg
日当たりの良い葉に止まり、開翅したウラギンシジミ♂ 2024年9月26日 横浜市戸塚区舞岡公園

023_240926101 X900 舞岡公園 RX10m4.jpg 23.稲刈り実習
古民家の前に広がる谷戸の田んぼで、子供たち(中学生?)が稲刈りをしていた。近くの学校の課外授業の風景と思う。舞岡公園谷戸学校というのがある。谷戸学校とは、舞岡公園の小谷戸の里で開催される、生物多様性に配慮した里山の保全や米作りなどの活動を通じて、谷戸の自然環境や文化を後世に引き継ぐことを目的としたプログラムだそうだ。だがこれに参加できるのは18歳以上で、目的は指導者養成とのこと。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250 28mm ISO500 )
024_240926104 X900 舞岡公園 RX10m4.jpg 24.コスモス
9月の初めに来た時は、弱々しい花が数輪咲いていた。今年はダメなのかと思っていたら、ここ数日気温が下がったためか、咲き始めていた。コスモスには夏咲き品種と秋咲き品種があり、種まき時期によって開花時期が異なるそうだが、コスモスが開花する条件は、種まきから約3ヶ月後、冷涼な気候を好み、 日当たり・風通しのよい場所だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f5.0 1/1250 50mm ISO100 )
025_240926234 X900 ◎舞岡公園 イチモンジセセリ Z50 Z105mc.jpg 25.イチモンジセセリ -1
イチモンジセセリの個体数が多かった。ヒヨドリソウの花には必ず、数頭の本種が来ていた。10月5日だったか、NHKのニュースで、里山やその周辺の生態系について2022年度までのデータを分析したところ、全国の里山などに生息する鳥類のうち、スズメなど16種の個体数が絶滅危惧種の基準に相当するペースで急速に減少していることが環境省と日本自然保護協会の調査で分ったという記事が出ていた。チョウについても分析したところ103種のうち34種が年3.5%以上のペースで減っていて、国蝶のオオムラサキは1年あたり10.4%、イチモンジセセリは6.9%減少していたという。イチモンジセセリについては、ここでは決してそれほど減少しているようには思えない。今年は大発生の年なのだろうか。イチモンジセセリは、稲、イヌムギ、チガヤなどイネ科の植物を食草とする。


Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO360 )
026_240926106 X900 舞岡公園 ウラギン RX10m4.jpg 26.ウラギンシジミ -1
狐久保に入る道でウラギンシジミが吸水していた。♂に違いない。♂の吸水は体温の調整のためということもあるのだろうが、ミネラルの補給と思われる。これは♂の生殖機能に関係するのだろうと言われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm ISO1600 )
027_240926110 X900 ◎舞岡公園 ウラギン RX10m4.jpg 27.ウラギンシジミ -2 開翅
路上に止まるウラギンシジミにカメラを向けていると、後ろから来られた女性が「ウラギンですね。開いてくれるといいですね」と言って追い越して行かれた。私は開翅してくれるのをしばし待つ。するとウラギンはいったん飛び立って、近くのヤブタバコ?の葉に止まった。ライトの当たる舞台に上がってくれたようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 129mm ISO1600 )
028_240926118 X900 〇舞岡公園 ウラギン RX10m4.jpg 28.ウラギンシジミ -3
位置を変えた。前の写真ではわからなかったが、左の後翅が少し破けていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 213mm ISO1250 )
029_240926123 X900 ◎舞岡公園 イチモンジセセリ ヒヨドリバナ RX10m4.jpg 29.イチモンジセセリ -2
路傍に咲くヒヨドリソウには必ずと言ってよいほどイチモンジセセリがいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/1250 9mm ISO640 )
030_240926259 X900 ◎舞岡公園 Z50 Z105mc.jpg 30.シロモンノメイガ
始めて見る小さな蛾だった。イチモンジセセリや、蜂に混じってヒヨドリソウで吸蜜していた。Picture Insectでは、「驚異的なカムフラージュ能力を持つシロモンノメイガは、夜行性の生活習慣で知られており、昼間は避難所に潜り、薄明になるとさまざまな宿主植物を求めて現れます。」と解説されていたが「驚異的なカムフラージュ能力」というのがどういうことかわからなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO320 )
031_240926127 X900 舞岡公園 RX10m4.jpg 31.イチモンジセセリ -3
イチモンジセセリはタムラソウにも来る。この日は結構多くの人たちがリュックを背負って、公園を散策していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/1250 13mm ISO1000 )
032_240926130 X900 〇舞岡公園 RX10m4.jpg 32.ツリガネニンジン(釣鐘人参)
可愛らしい花だ。wikipediaによれば、「和名ツリガネニンジンの由来は、花が釣鐘形で、根の形がチョウセンニンジンに似るのでこの名がある。地方によって別名は、トトキ、アマナ、ツリガネソウ、チョウチンバナ、ヌノバ、ミネバ、ヤマシャジンなどの方言名でも呼ばれている。」とあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.4 1/1250 9mm ISO1250 )
033_240926133 X900 ◎舞岡公園 フヨウ RX10m4.jpg 33.フヨウ(芙蓉)
Wikipediaには、7- 10月初めにかけてピンクや白で直径10-15cm程度の花をつける。朝咲いて夕方にはしぼむ1日花で、長期間にわたって毎日次々と開花するとあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/1250 9mm ISO250 )
034_240926135 X900 舞岡公園 RX10m4.jpg 34.案山子
瓜久保の家からかっぱ池にかけての、右側に田んぼがある道に、3体の案山子があった。いわば案山子まつりの第二会場である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/1250 9mm ISO400 )
035_240926271 X900 〇舞岡公園 ヤマト Z50 Z105mc.jpg 35.ヤマトシジミ
少し前ピンになってしまった。105mmマクロレンズは、オートフォーカスながら、深度が浅いので、カメラがずれるとピントが外れてしまう。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO320 )
036_240926141 X900 舞岡公園 ウラギン RX10m4.jpg 36.ウラギンシジミ -4
路上でウラギンシジミが吸水していた。この日はこんな光景を何度か見ることがあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.4 1/1250 9mm ISO250 )
037_240926145 X900 ◎舞岡公園 ウラギン RX10m4.jpg 37.ウラギンシジミ -5
ここでもしばらく待って、葉に止まるのを待った。鱗粉は擦れてきているが、破れてはいない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 198mm ISO640 )
038_240926150 X900 ◎舞岡公園 ウラギン ドクダミ RX10m4.jpg 38.ウラギンシジミ -6
ドクダミの葉に止まり、開翅してくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 210mm ISO1000 )
039_240926155 X900 ◎舞岡公園 ミドリヒョウモン RX10m4.jpg 39.ミドリヒョウモン♀ -1
前回、舞岡公園でミドリヒョウモンを見たのは、2015年の6月だった。これは素晴らしく新鮮な個体だった。その前は2014年の9月にぼろぼろになった雌雄を見ている。それ以来、久しぶりのミドリヒョウモンだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 121mm ISO500 )
040_240926158 X900 ◎舞岡公園 ミドリヒョウモン RX10m4.jpg 40.ミドリヒョウモン♀ -2
羽化してからおおよそ4か月、今までどこで避暑をしていたのだろうか。さすが、鱗粉は擦れてしまっているが、翅はそれほど傷んでいない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
041_240926162 X900 ◎舞岡公園 ミドリヒョウモン RX10m4.jpg 41.ミドリヒョウモン♀ -3
タチスボスミレ、オオタチスボスミレなどスミレ科の植物を食草とするが、来年の初夏、舞岡公園でこの個体の次世代が羽化するのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 208mm ISO400 )
042_240926177 X900 舞岡公園 RX10m4.jpg 42.案山子たち -1
谷戸の畦道を通って、南門へ戻る。案山子たちは、左から「ワニ・アイスかかし」、「ゾンビおばけ」、「しゃけおにぎりちゃん」という作品名。「ワニ・アイスかかし」とは、鳥たちに「お米の代わりにアイスを食べて」というメッセージだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1250 9mm ISO100 )
043_240926192 X900 舞岡公園 RX10m4.jpg 43.案山子たち -2
「マモルン」は保育園の年長さんがみんなで作ったそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/1250 18mm ISO200 )
044_240926195 X900 舞岡公園 RX10m4.jpg 44.案山子たち -3
「ミニオリンピック」という作品。なかなか良いと思う。全26作品のうち、どれが人気ナンバー・ワンになるのだろうか? この先を散策路に上がり、南口より退出した。この日の成果はウラギンシジミとミドリヒョウモンだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 76mm ISO160 )

2024年10月 7日

舞岡公園 秋の始まり ① 案山子まつり 2024年9月26日 横浜市戸塚区

連日、猛暑日が続いていた横浜市だが、9月23日以降、急に涼しくなって、最高気温は30℃を越えることがなくなった。
 舞岡公園の様子を見に行こうと思い、9月26日に出かけてみたが、その日の横浜市の最高気温は29℃だったそうで、やはり暑かった。
 しかしながら、田んぼの稲は黄金色に染まり、9月14日~10月13日に人気投票が行われている案山子まつりの案山子たちが、全部で26体、田んぼのそれぞれのところに立っている。チョウは相変わらず多くはいないが、ウラギンシジミの♂が多く飛び、秋を感じた。20日前の9月6日に行ったときは、ほとんど咲いていなかったコスモスも、伸びた茎の先に花が咲くようになっていた。
 路傍に咲き始めているヒヨドリソウにイチモンジセセリが多く、蛾や蜂なども集まってきている。そのヒヨドリソウにミドリヒョウモンの♀が飛来した。舞岡公園で見るのは久しぶりである。

000_240926074 X700 舞岡公園 案山子 ピン案山子 RX10m4.jpg
案山子まつりの作品 2024年9月26日 横浜市戸塚区舞岡公園 案山子まつり

001_240926005 X900 ◎舞岡公園 もみじ休憩所 RX10m4.jpg 1.夏と秋
10時15分、もみじ休憩所に着いた。空には夏空のような白い雲が輝き、一部のモミジは紅葉していて秋が始まったようだ。この時間はまだ涼しく、清々しい気分だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixel
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250 37mm ISO160 )
002_240926014 X900 〇舞岡公園 アゲハ RX10m4.jpg 2.カラタチに絡むアゲハの♀
長久保の池の傍にカラタチが植えられているところがある。カラタチの周りをアゲハの♀がゆっくりと飛んでいた。産卵するところを探してしているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 65mm ISO1600 )
003_240926021 X900 〇舞岡公園 アゲハ幼虫 RX10m4.jpg 3.アゲハ 終齢幼虫 -1
丸々と太ったアゲハの終齢幼虫がいた。頭に鉢巻をして、そのわきに目立つ目のようなものが見えるがこれは目ではない。眼はもっと下の小さな口の上にある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm ISO1600 )
004_240926022 X900 〇舞岡公園 アゲハ RX10m4.jpg 4.新芽を探すアゲハの♀
産卵する新芽を探している。産卵し、孵化してくる幼虫が食べやすいような新芽を探しているのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 155mm ISO800 )
005_240926030 X900 ◎舞岡公園 アゲハ RX10m4.jpg 5.一休み
休むことなく飛び続けて産卵場所を探し、産卵して疲れたのだろう。一休みしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm ISO250 )
006_240926052 X900 ◎舞岡公園 アゲハ RX10m4.jpg 6.産卵場所を探す
この母蝶を撮り始めて15分以上経つ。アゲハ♀はまだ、産卵を続けようとしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250 26mm ISO250 )
007_240926200 X900 〇舞岡公園 アゲハ幼虫 Z50 Z105mc.jpg 7.アゲハ 若齢幼虫
終齢幼虫がいたところの近くに、おそらく三齢幼虫と思える若齢幼虫がいた。アゲハは孵化して時の小さな一齢幼虫から、大きくなっていく過程で4回脱皮する。この幼虫は多分、2回脱皮をした三齢だと思う。あと2回脱皮して、緑色も鮮やかな終齢幼虫となる。4齢までの幼虫と、終齢幼虫では、その姿が全く違う。アゲハは、卵から孵化して成虫として寿命を迎えるまでは大体2ヶ月、そのうち成虫の期間は2週間~1ヶ月程度と短命なのだ。アゲハは1年に3~4回世代交代をするが、秋になって、最後は蛹で越冬し、3~5月ごろ羽化して春型の成虫となる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO500 )
008_240926207 X900 ◎舞岡公園 アゲハ終齢幼虫 Z50 Z105mc.jpg 8.アゲハ 終齢幼虫 -1
マクロレンズで撮った。この終齢幼虫は、さっき撮った場所からほとんど動いていなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO800 )
009_240926216 X900 ◎舞岡公園 アゲハ Z50 Z105mc.jpg 9.母蝶はフジバカマで吸蜜
カラタチが植えられているところのすぐ近くの、開けたところにフジバカマが咲き始めていた。そこへさっきのアゲハの母蝶は飛来し、吸蜜を始めた。このアゲハチョウと30分間ご一緒した。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO100 )
010_240926059 X900 〇舞岡公園 イチモンジセセリ RX10m4.jpg 10.タムラソウとイチモンジセセリ
タムラソウが咲いていた。2頭のイチモンジセセリが吸蜜に来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm ISO1600 )
011_240926064 X900 〇舞岡公園 キタテハ RX10m4.jpg 11.キタテハ秋型
私の好きなキタテハの秋型が姿を見せた。前回9月初めに見たキタテハは、まだ夏型と秋型の過渡期のような姿だったが、この個体はすっかり秋型の装いになっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm ISO400 )
012_240926068 X900 〇舞岡公園 案山子 RX10m4.jpg 12.案山子まつり
古民家の裏庭へまわり、母屋の縁側に座って一休みしようと思い、古谷戸の里に入るところで、谷戸の田んぼの方を見ると、9月14日~10月13日に人気投票が行われ、評価される案山子たちが並んで立っていた。この場所は、古谷戸の里の前で一番良い場所なのだろうと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250 21mm ISO250 )
013_240926070 X900 舞岡公園 案山子 RX10m4.jpg 13,16番「どろんこ田んぼツリー」
この作品は8月23日に来た時に、すでにここに立っていた。色彩鮮やかな作品と思う。作られてから1か月以上たつのだが、全く傷んでいない。メンテナンスされていたのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250 25mm ISO100 )
014_240926078 X900 舞岡公園 案山子 RX10m4.jpg 14.20番「谷戸のまるちゃん」
可愛らしく、親しみの持てる作品だ。寄って来る鳥たちに、「少しなら食べてもいいですよ」と言いたげな感じである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1250 15mm ISO250 )
015_240926083 X900 ◎舞岡公園 キタテハ タイワンヒヨドリ RX10m4.jpg 15.ヒヨドリソウとキタテハ
羽化したばかりのようなきれいな個体だった。公園内でヒヨドリバナが咲き始めている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 217mm ISO320 )
016_240926087 X900 〇舞岡公園 キタテハ RX10m4.jpg 16.キタテハ秋型
前の写真と同じ個体。少し翔んでササ(アズマザサ属)の葉に止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm ISO800 )
017_240926219 X900 ◎舞岡公園 イチモンジセセリ Z50 Z105mc.jpg 17.イチモンジセセリ
イチモンジセセリが極めて多く発生している。これはヒヨドリソウだが、いろいろな花に飛来している。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO560 )
018_240926090 X900 舞岡公園 古代米 RX10m4.jpg 18.古代米
水車小屋の近くの田んぼには黒い稲穂の古代米が実っていた。wikipediaによれば、古代米(こだいまい)とは、現代において栽培されるイネの品種のうち、「古代から栽培していた品種」「古代の野生種の形質を残した品種」として標榜されるものを指す言葉であるという。何という品種かは解らない。神奈川のタウンニュース によれば、舞岡公園内の宮田保護区で今年5月17日、弥生時代の稲作方法に関する研究として田植えが行われた。植えられたのは7世紀ごろに存在した可能性のある古代米2種だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250 300mm ISO1600 )
019_240926230 X900 ◎舞岡公園 ヒメジャノメ Z50 Z105mc.jpg 19.ヒメジャノメ
久しぶりに舞岡公園でヒメジャノメを見た。極めて普通種の一種だったが、最近はしばらく見ることがなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO280 )
020_240926223 X900 〇舞岡公園 ヤマハギ Z50 Z105mc.jpg 20.ヤマハギ(山萩)
これは一般的な赤紫の花である。単にハギともよばれ、ハギといえばヤマハギを表わすこともある。「ハギ」には「萩」の漢字があてられており、これは日本で作られた国字(中国以外で作られた漢字)である。ルリシジミやキタキチョウなどの食草である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO320 )
021_240926103 X900 舞岡公園 ヤマハギ RX10m4.jpg 21.白いヤマハギ
シロバナヤマハギと呼ばれ、白い花を咲かせるヤマハギが咲いていた。ヤマハギの白花品種だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/1250 9mm ISO100 )
022_240926227 X900 〇舞岡公園 Z50 Z105mc.jpg 22.カエデの園芸品種
古民家の裏庭に行って、母屋の縁側に座って、汗を拭い、一息入れた。時折、涼しい風が吹く。裏庭には高さ2mに満たない小さなモミジがあった。これはイロハモミジの園芸品種ではないかと思う。帰宅してネットで検索してみたところ、カエデの園芸品種図鑑というサイトが見つかり、目視で検索してみたところ、 裂片の幅が狭く、鋸歯が目立つというところから、イロハミミジ系の「奥州紅(オウシュウベニ)」という品種だろうと推定した。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 )

2024年9月15日

暑さ猛烈! 舞岡公園 2024年9月6日 横浜市戸塚区

8月23日にも舞岡公園へ行った記事を「残暑厳しき舞岡公園」として記したが、この日もむしろそれ以上に暑い日だった。
 午前10時、既に強い日差しが降り注ぎ、飛んでいるチョウは少ない。舞岡探鳥団のメンバーのかたとお会いし、挨拶を交わす。南門のクスノキの傍の下草にアオスジアゲハの幼虫がいたのを教えていただいた。
 この日も蝶は少なかったが、唯一、アカボシゴマダラが多く見られた。エノキの若木の日陰になる所に潜り込んでいる。産卵は確認できなかった。
 クサギの花は勢いがない。花には来なかったが、その周りをモンキアゲハ飛んでいて、近くの小枝の葉に止まった。それほど傷んではいないが鱗粉はだいぶ擦れていた。
 ウマノスズクサの傍に、ジャコウアゲハの幼虫と蛹がいたが、成虫は見かけなかった。
 そのほかは見かけたのは、アゲハ、キタテハ、ヒメウラナミジャノメくらいだった。

000_240906154 X700 ◎舞岡公園 アカボシ RX10M4.jpg
唯一多くの個体を見たアカボシゴマダラ 2024年9月6日 横浜市戸塚区舞岡公園

001_240906020 X900 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 1.アゲハ♀
産卵場所を探しているのだろうか。ゆっくりと旋回していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 78mm ISO1600 )
002_240906029t X900 〇舞岡公園 アオスジ幼虫 RX10M4.jpg 2.アオスジアゲハ幼虫
舞岡探鳥団の写真展などでお見掛けした方々がおられ、一人のかたが手を上げてくれた。傍へ行って見ると「これ何でしょう」と聞かれた。私はアゲハの幼虫かなと思ったが少し違う。そこにいた方が「アオスジアゲハの幼虫でしょう」と言われた。傍に食樹であるクスノキがある。まもなく蛹となって、蛹で冬を越す。アオスジアゲハの幼虫を始めて見た。大日本図書のサイトには「4回の脱皮を終えた5齢幼虫は、5日ほどで4cmを超える大きさにまで育ちます。その後、蛹になる場所を決めて糸かけをします。葉のうら側で蛹になることが多く、糸かけをしてから2日目に脱皮して蛹になります。」と記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 78mm ISO100 )
003_240906008 X900 ▲舞岡公園 ジャコウアゲハ蛹 WG7.jpg 3.ジャコウアゲハの蛹
ウマノスズクサが生えている所へ行って見た。8月23日に来た時と同じところに蛹が2つ付いていた。それから2週間たっている。8月23日に見た蛹は無事羽化したのだろうか。

RICOH WG-7 5-25mm f/3.5-f5.5 約20 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/60秒 8mm ISO500 )
004_240906010 X900 ◎舞岡公園 ジャコウアゲ幼虫 WG7.jpg 4.ジャコウアゲハ幼虫
大きな幼虫もいた。

RICOH WG-7 5-25mm f/3.5-f5.5 約20 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/60秒 8mm ISO250 )
005_240906034t X900 ◎舞岡公園 モンキ RX10M4.jpg 5.モンキアゲハ♂
クサギの周りを何回か旋回して、近くの小枝の葉に止まった。形は小さい。幼虫時代の食糧事情が悪かったのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/320秒 220mm ISO1600 )
006_240906041t X900 ◎舞岡公園 ヒメウラナミジャノメ RX10M4.jpg 6.ヒメウラナミジャノメ
しばらく見かけることのなかったヒメウラナミジャノメがいた。この種も年3回発生する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1600 )
007_240906049m X900 ◎舞岡公園 アカボシ RX10M4.jpg 7.アカボシゴマダラ -1
この日に見かけたアカボシゴマダラは多かったが、そのほとんどがエノキの幼木に絡むようにして飛んでいた。♀が産卵場所を探しているのだろう。後翅外縁の赤い紋が鮮やかだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 117mm ISO1600 )
008_240906067t X900 ◎舞岡公園 アカボシ RX10M4.jpg 8.アカボシゴマダラ -2
後翅外縁が破けていたのでトリミングしてやった。同じ仲間 hestina に同じエノキを食樹とするゴマダラチョウがいるが、舞岡公園でほとんど見られなくなってしまった。ここにいるアカボシゴマダラは中国原産の外来種であるのはご承知の通り。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 143mm ISO1600 )
009_240906071 X900 〇舞岡公園 アカボシ RX10M4.jpg 9.アカボシゴマダラ -3
この個体は大きかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 143mm ISO1600 )
010_240906090 X900 〇▲舞岡公園 アカボシ RX10M4.jpg 10.アカボシゴマダラ -4
エノキのある所で絡らようにゆっくりと翔ぶ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 121mm ISO1600 )
011_240906097 X900 ◎舞岡公園 アカボシ RX10M4.jpg 11.アカボシゴマダラ -5
産卵しているように見える。今日はこのようなシーンばかりを見る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 129mm ISO1600 )
012_240906119tm X900 ◎舞岡公園 アカボシ RX10M4.jpg 12.アカボシゴマダラ -6
この個体は赤い星が極めて鮮やかだった。後翅が少し破れていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1600 )
013_240906168 X900 〇舞岡公園 カラタチ RX10M4.jpg 13.カラタチの実が色づく
瓜久保の家の入り口で白い花を咲かせていたカラタチの実が黄色く色づいていた。カラタチの実は生では食べられないが、果実酒の材料として利用されるそうだ。また、カラタチの実を砂糖やはちみつでジャムにすることもできるという。カラタチの果実は枳実(きじつ)と呼ばれ、健胃作用などがあるとされている。また、成熟直前の果実を輪切りにしたものを枳殻(きこく)、未熟果を乾燥したものを枸橘(くきつ)と呼び、薬用として利用されるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO160 )
014_240906170 X900 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 14.瓜久保の田んぼ
古代米などが実る瓜久保の田んぼには、今年も案山子が作られた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.4 1/1250秒 9mm ISO500 )
015_240906017 X900 〇舞岡公園 フヨウ WG7.jpg 15.フヨウ(芙蓉)
フヨウ、ムクゲ(木槿)、オクラ(秋葵)は同じアオイ科で、同じような形の大きな花を咲かせる。ハイビスカスも同じ科だ。ハス(蓮)はハス科である。

RICOH WG-7 5-25mm f/3.5-f5.5 約20 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/125秒 5mm ISO125 )
016_240906171 X900 舞岡公園 RX10M4.jpg 16.コスモス(秋桜)
狐久保へ入る道の手前には、コスモスやヒマワリが植えられている。ところが今年は、ヒマワリも僅かしか咲いていなかったし、コスモスも茎ばかりが伸びて花の数は少なく、元気がない。暑さの為だろう。Chat GPTに尋ねてみたところ、コスモスは比較的涼しい気候を好む花で、通常は秋の涼しい時期に見ごろを迎える。しかし、暑さが長引くと、成長や開花にストレスがかかり、花が少なかったり元気がなかったりすることがあるとのこと。これから秋が深まっていくと元気を取り戻すのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/2000秒 9mm ISO320 )
017_240906172 X900 舞岡公園 ハス RX10M4.jpg 17.ハスの蕾
古民家と古谷戸池の間で、ハスの蕾が大きくなっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 51mm ISO500 )
018_240906175 X900 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 18.キタテハ夏型♂ -1
羽化したてのようなきれいなキタテハが現れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1600 )
019_240906176 X900 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 19.キタテハ夏型♂ -2
裏面も夏型の特徴そのもである。私は普通種であるこのキタテハの赤銅色の秋型が好きだ。AIに尋ねてみると、「暑さが続くと、食草や花も乾燥してしまい、チョウが食べる蜜や幼虫が育つ植物が減少することが、チョウの数に影響を与えている可能性もあります。さらに、チョウの幼虫が成長するためには適度な温度と湿度が必要です。高温が続くと幼虫が育ちにくくなり、成虫のチョウの数が減少する原因になることもあります。」という回答があった。11月にかけて、私の好きな赤銅色の精悍な秋型が昨秋同様に多く見られるかどうか気がかりである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1600 )
020_240906177 X900 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 20.谷戸の案山子
谷戸の田んぼに新しい案山子が立った。ミツバチをテーマにしたなかなか良く作られた案山子だと思う。今年も案山子祭りが行われるが、今週の土曜日9月8日までに作成して、9月14 日(土)~10 月 13 日(日)に人気投票が行われる。今年は暑さのため案山子の作成作業が滞っているのではなかろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 13mm ISO250 )

2024年9月 3日

残暑厳しき舞岡公園 2024年8月23日 横浜市戸塚区舞岡公園

お盆が過ぎたころの舞岡公園は、クサギの花が咲き、その匂いに黒いアゲハたちが集まって来る季節である。しかし、今年の以上に暑い気候のためか、舞岡公園のチョウたちの様子は例年とは違う。5月から6月にかけて、平地産ゼフィルスをはじめ、最もチョウが多くなる季節もチョウの個体数は異常に少なかった。
 7月から続く猛暑はお盆を過ぎてもなお続いている。そんな中だが、台風10号接近の予報もあり、ダメでもともとと思って、8月23日に舞岡公園へ出かけた。狙いはクサギの花に来る黒いアゲハたちだ。
 9時に駐車場に到着。「ばらのまる橋」を渡ったところで幸先よく、モンキアゲハの♂に遭遇した。だが、悠々と飛び去られてしまった。次に古谷戸の里のクサギの咲くところへ行った。クサギは咲いていたが、例年より花が小さいように感じる。クサギ独特の強い匂いも少ない。カラスアゲハの、これもきれいな♂が1頭現れたが、クサギの周りを旋回するも、吸蜜せずに飛び去ってしまった。瓜久保の家の近くではクロアゲハに出会った。大げさだが黒いアゲハたちは生きていたのでほっとした。黒いアゲハたちは午前中は♀を求めて飛びまわり、あまり花に来て吸蜜することは少ないとは思う。だが、午後の時間まで待つのは雷雨の恐れもあるし、やめてしまった。
 駐車場へ戻る道でモンキチョウの黄色い♀に♂が絡んでいくのを見た。♀は尻尾を上げて拒否。この日はアカボシゴマダラは飛んでいるのを数回見かけたが、最後の最後に駐車場のわきに現れた1頭が植え込みに止まって撮らせてくれた。成果という成果は無いに等しかった。

000_240823088 X700 舞岡公園 RX10M4.jpg
谷戸の田んぼに秋を告げる案山子 2024年8月23日 横浜市舞岡公園

001_240823003 X900 ◎舞岡公園 ヤマト RX10M4.jpg 1.ヤマトシジミ♂ 
ヤマハギの花が咲く道には、小さなヤマトシジミの♂が吸蜜していた。ヤマハギの花は元気がなく、キタキチョウもいなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm IS0800 )
002_240823013 X900 ツユクサ 舞岡公園 RX10M4.jpg 2.ツユクサ(露草) -1
畑の隅や、道端で見かけることの多い雑草であるが、鮮やかな青色の花が可憐である。朝に咲き昼には萎むという。雄しべは6本あり、上側の3本、下側中央の1本、下側左右の2本で形態が異なる。特徴的な花の形から、ホタルグサ(蛍草)やボウシバナ(帽子花)、花の鮮やかな青色からアオバナ(青花)の別名がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 146mm IS0800 )
003_240823014 X900 舞岡公園 ツユクサ RX10M4.jpg 3.ツユクサ -2
このツユクサの花は前の写真のものより白っぽい。紫色の花弁を持つウスイロツユクサなどの変種・品種が知られるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250 27mm IS0640 )
004_240823019 X900 舞岡公園 クサギ RX10M4.jpg 4.クサギの花
古谷戸の里のクサギの花が咲くところに行って見た。クサギの花は咲いてはいたが勢いがない。花は小さく、独特の強い香りも弱い。黒いアゲハが来るかとしばらく待っていると、青い鱗粉を輝かせてカラスアゲハの♂が現れた。しかし2~3回、木の周りを旋回した後、去ってしまった。まだ吸蜜タイムではないのか、それともクサギの花に魅力がないのか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250 35mm IS01600 )
005_240823021 X900 舞岡公園 RX10M4.jpg 5.古民家の軒先
古谷戸の里にある旧金子家の母屋の縁側には、トウモロコシが干されていら。はや、秋の気配を感じる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1250 14mm IS0800 )
006_240823023 X900 舞岡公園 キツネノマゴ RX10M4.jpg 6.キツネノマゴ(狐の孫)
4~5mmくらいの小さな可愛い花が咲いていた。wikipediaによれば、キツネノマゴは、「茎の先端から穂状花序を出す。花序には花が密につき、それぞれの花は基部に苞があるので、外見ではその苞が並んだ棒状の姿に見える。萼は深く5裂。花はいわゆる唇花型で、上唇は小さく三角形で、先端は2裂、下唇は丸く広がって反り、先端は3裂、全体は白だが、下唇が広く赤紫なので、赤紫の花との印象が強い。」また、「名前の由来はよく分かっていない。花序が花の咲いたあとに伸びるのがキツネの尾のようだとか、花の形がキツネの顔を思わせるからなどの説も見かけるが、根拠に乏しいと記されていた。複雑な形をした花だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm IS0200 )
007_240823026tm X900 舞岡公園 コバギボウシ RX10M4.jpg 7.コバギボウシ(小葉擬宝珠)
古民家の裏庭に咲いていた。リュウゼツラン亜科ギボウシ属だそうだ。この夏客稿を浴びたリュウゼツランの仲間である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm IS0500 )
008_240823035 X900 ◎舞岡公園 ミソハギ属 RX10M4.jpg 8.ミソハギ(禊萩)にコキマダラセセリ -1
箱根湿生花園にも多く咲いている。wikipediaによれば、ミソハギの和名の由来はハギに似て禊(みそぎ)に使ったことから禊萩、または溝に生えることから溝萩によるといわれる。祭事などに用いられるため、その関係の呼び名が豊富で、他にも「盆花」「精霊花」「霊屋草」などとも呼ばれる。チョウが訪れる花だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/1250 9mm IS0250 )
009_240823033 X900 〇舞岡公園 ミソハギ属 RX10M4.jpg 9.ミソハギ(禊萩)にコキマダラセセリ -2
カメラを引いて望遠端で撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm IS01600 )
010_240823051 X900 ◎舞岡公園 アレチヌスビトハギ RX10M4.jpg 10.ヌスビトハギ(盗人萩)
PictureThisで検索したところヌスビトハギと同定された。マメ科ヌスビトハギ属の多年草で、ひっつき虫のひとつだそうだ。茎の先端の方から数個の細長い総状花序をつける。下方のものでは、それらの基部には茎につくよりやや小さい葉がつく。花序にはまばらに花がつく。花は小さくて3~4mm、ピンク色に色づく。和名は、果実が泥棒の足跡に似ると言うことだそうだ。古来の泥棒は足音を立てないように、足裏の外側だけを地面に着けて歩いたとのことで、その時の足跡に似ている由と。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/1250 9mm IS0500 )
011_240823048 X900 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 11.ホオズキ(鬼灯、鬼燈、酸漿)
古民家の裏庭へ通じる道にホオズキがあった。和名の漢字を見てなるほどと思う。ナス科ホオズキ族だそうだ。wikipediaによれば、「一般的に栽培されているホオズキには毒性があり、食用にしてはならない。特に妊娠中の女性が摂取すると子宮収縮作用で流産を誘発するおそれがある。」と記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/1250 9mm IS0500 )
012_240823054 X900 〇舞岡公園 ナンバンキセル RX10M4.jpg 12.ナンバンギセル(南蛮煙管)
古民家の裏庭の入り口の低いところに咲いている。このころにこの場所に来ると、例年ナンバンキセルを見ていくが、花期は7-8月で、少し遅かったためか、一つしか咲いていなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/1250 9mm IS01000 )
013_240823078 X900 ◎舞岡公園 ジャコウ 幼虫 RX10M4.jpg 13.ジャコウアゲハ幼虫
ウマノスズクサが生えているところで、一人のかたが写真を撮っておられた。「ジャコウですか」と声をかけると、幼虫2匹と蛹二つの居場所を教えてくださった。これは大きな幼虫である。おそらく終齢であろう。第3化であろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/2000 21mm IS0500 )
014_240823069 X900 〇舞岡公園 ジャコウ サナギ RX10M4.jpg 14.ジャコウアゲハ蛹
ウマノスズクサではなく、違う葉で蛹化したようだ。この蛹は小さかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm IS01600 )
015_240823080 X900 ◎舞岡公園 古谷戸のサルスベリ RX10M4.jpg 15.小谷戸の里
古谷戸の里の門を入ったところから撮った。サルスベリの花が重そうに垂れて下がっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250 10mm IS0100 )
016_240823085 X900 ◎舞岡公園 オクラ RX10M4.jpg 16.オクラ(秋葵) -1
ヒマワリは咲き終わっていた。コスモスは数輪咲いているが元気がなくチョウも現れない。畑にはオクラが植えられて、花が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250 81mm IS0160 )
017_240823084 X900 ◎舞岡公園 オクラ RX10M4.jpg 17.オクラ -2
あのネバネバした実を付けるオクラの花である。wikipediaによれば、アオイ科トロロアオイ属だそうだ。「日本語名オクラは、英語名 "okra" (オクラ)からの借用語(外来語)で、その語源はアフリカのガーナで話されるトウィ語の "nkrama" に由来する。日本に渡来したのは幕末ごろで、一般に広く栽培されるようになったのは、昭和30年代になってからである。」と記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250 206mm IS0320 )
018_240823095 X900 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 18.田んぼの案山子
谷戸の水田では稲が実ってきている。今年も恒例の案山子祭りが行われる。7 月 20 日(土)~9 月 8 日(日)に申し込み、8 月 3 日(土)~9 月 8 日(日) 各日 9 時~17 時の間に製作する。そして、谷戸の田んぼに出来上がった案山子を9 月 14 日(土)~10 月 13 日(日)に人気投票が行われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250 9mm IS0100 )
019_240823101 X900 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 19.モンキチョウの求愛 -1
駐車場に戻ろうと田んぼの畦道を歩いていると、アカツメクサに止まって吸蜜していたモンキチョウに、もう1頭のモンキチョウが近寄ってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250 172mm IS0200 )
020_240823102 X900 ◎舞岡公園 モンキ♂♀ RX10M4.jpg 20.モンキチョウの求愛 -2
モンキチョウの♀は普通は白い装いである。だが、先にアカツメクサに止まっていた黄色いモンキチョウは♀だったようだ。黄色い♀もいるのだ。♀は強引にアプローチしてきた♂の求愛を尾端を上げて拒否し、求愛は実らなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250 160mm IS0200 )
021_240823110 X900 ◎舞岡公園 アカボシ RX10M4.jpg 21.アカボシゴマダラ -1
この日はアカボシゴマダラが飛んでいるところを何回か見ていたが、撮影のチャンスはなかった。駐車場へ戻る途中、けやき広場を回らずに、自販機で冷たい飲み物を買おうと駐車場のゲートのわきへ下りて行ったところ、偶然にもアカボシゴマダラが舞っていて、目の前の植え込みの葉に止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm IS01250 )
022_240823117 X900 ◎舞岡公園 アカボシ RX10M4.jpg 22.アカボシゴマダラ -2 創のないきれいな、大きな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm IS0640 )
023_240823121 X900 ◎舞岡公園 アカボシ RX10M4.jpg 23.アカボシゴマダラ -3
しばらくの間、落ち着いて翅を休めていた。近づいて広角側で撮る。最後の最後でチョウを撮影したというところだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/1250 9mm IS0320 )

2024年8月30日

蝶 自薦年間ベスト10 (21) 2023年

2023年の春になるとコロナの感染者数は著しく減少し、5月8日から「5類感染症」に移行され、行動制限も緩和された。だが、お盆休みを挟んで再び増加傾向となり、感染者数は5類になって最高になった。その前後に6回目、7回目のワクチン接種を受け、幸い今日まで感染せずに過ごしてきた。
 そんな中で、4月には小石川植物園と武蔵嵐山へ出かけた。小石川植物園のツマキチョウの発生は今年は早かったようで、すでに♂の最盛期は終わってしまっていた。武蔵嵐山もタイミングを逸し、数頭の♀の写真を撮ったに過ぎない。
 日野原のオオムラサキセンターへも行った。7月18日に行った箱根湿生花園は、猛暑でミドリシジミの姿は全く見られなかった。
 7月の終わりには上高地へ日帰りで出かけたが、天候がすぐれず期待した成果は無し。8月に入り、永年行きたいと思っていて実現できていなかった黒部立山アルペンルートの観光ツアーに出かけた。黒部峡谷のトロッコ列車に乗ってみたかったのだ。立山の弥陀ヶ原はまずまずの天候だったが、チョウは何も現れなかった。翌日、ツアー・コースに含まれていたにこの年二度目の上高地は天候も良く、僅かな時間だったが、小梨平を歩き、久しぶりにキベリタテハが多く見られた。8月の終わりに行った入笠山ではクジャクチョウをはじめ高原のチョウの撮影を楽しむことが出来た。
 秋は、もっぱら近くの公園で撮影を楽しんだが、前年現れなかったクロマダラソテツシジミが二年ぶりに姿を見せてくれた。

001_230706296x X900 ◎北杜市オオムラサキセンタ ウラキン Z50 Z105mc.jpg 1.ミヤマカラスシジミ 2023年7月6日 山梨県日野春
オオムラサキセンターのビバリウムを出て、敷地内を歩いていると、裏面の色鮮やかなミヤマカラスシジミがヒメジョオンで吸蜜していた。一瞬、見たことのないウラキンシジミかと緊張した。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f11 1/1000秒 105mm ISO400 )
002_230727187m X900 〇大正池 ヒヨドリソウ Z50 Z105mc.jpg 2.カラスシジミ 2023年7月27日 長野県上高地大正池付近
バスを大正池で下りて、河童橋へと散策路を歩く途中、路傍に咲いていたヒヨドリソウでカラスシジミが吸蜜していた。上高地ではカラスシジミが多く見られる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/800秒 105mm ISO400 )
003_230810581m X900 ◎上高地 小梨平 キベリ RX10M4.jpg 3.キベリタテハ 2023年8月10日 長野県上高地小梨平
上高地ビジターセンターの裏側に数頭のキベリタテハがいた。キベリタテハは、地面に止まることや、建物の塀などに止まることが多く、良い写真が撮り難い。樹液に来て開翅して吸汁しているところなどの撮影チャンスがあれば良いのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500 210mm IS0100 )
004_230822307x X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 4.一輪のマツムシソウに2頭のクジャクチョウ 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山
いつも思うのだが、沢山花が咲いているところでも、チョウたちは同じ一輪の花で吸蜜することが多い。この写真のように表と裏が見られることもある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 213mm IS0400 )
005_230822353tx X900 ◎入笠山 クジャク RX10M4.jpg 5.草原のクジャクチョウ 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山
冬はスキーのゲレンデとなる草原の端から、富士見町を俯瞰するクジャクチョウ。向こう側は八ヶ岳連峰

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1250 9mm IS0100 )
006_230822561mx X900 〇入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg 6.ノアザミにアプローチするスジボソヤマキチョウ 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山
スジボソヤマキチョウは止まるときは必ず翅を閉じる。翅の表側を撮るには飛んでいるときしかない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm IS0800 )
007_231003074m X900 ◎クマソ センニチコウ 峰岡公園 G7X.jpg 7.クロマダラソテツシジミ♀ 2023年10月3日 横浜市保土ヶ谷区
前年は全く姿を見せなかったクロマダラソテツシジミだったが、買い物帰りに立ち寄った、近くの小さな公園の花壇に植えられた花に止まっていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 37mm ISO125 )
008_231017049st X900 ◎秦野 くずはの家 ムシャククロツバメシジミ RX10M4.jpg 8.ムシャククロツバメシジミ 2023年10月17日 神奈川県秦野市
神奈川県のタウンニュースに秦野市で外来種のムシャククロツバメシジミが発生しているとの記事があった。車で行ってみたところ、1頭だけだったが運よく撮影することが出来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm IS0250 )
009_231103025 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 9.キタテハ秋型 2023年11月3日 横浜市保土ヶ谷公園
キタテハのちょっと翅がくびれた赤銅色の秋型が好きだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 155mm IS0400 )
010_231108116 X900 ◎保土ヶ谷公園 求愛 RX10M4.jpg 10.ベニシジミの求愛シーン 2023年11月8日 横浜市保土ヶ谷公園
良く晴れた秋の日の一日、満開のセイタカアワダチソウの群落に秋のチョウが集まっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先プログラムオートで撮影 ( f11 1/500 201mm IS0500 )
補1_230404036 X900 ◎小石川植物園 ショカツサイ RX10M4.jpg 補1.ショカツサイの花で吸蜜するツマキチョウ♀ 2023年4月4日 小石川植物園
2023年の春のチョウの発生時期は例年より早まっていたと思う。例年より早めに行ったこの日だったが、♂の個体数は極めて少なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm IS0320 )
補2_230427109 X900 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 補2.クモガタヒョウモン 2023年4月27日 東京都八王子市郊外
アオバセセリ、ウスバシロチョウ狙いで八王子へ行ったが、クモガタヒョウモンが発生していた。飛んでいるのはもちろん発生初期の美しい個体である。このチョウは花にとまるときは翅を開くので、逆に裏面の撮影機械が少ない。よく見ると"雲形"はオオウラギンスジヒョウモンなどに似通っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 220mm IS0160 )
補3_230526109 X900 ◎舞岡公園 SZ50 Z105mc.jpg 補3.ルリシジミ♀ 2023年5月26日  横浜市戸塚区舞岡公園
たまたま陽の光が良い角度で翅にあたり、鮮やかなブルーの輝きが見られた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 105mm ISO400 )
補4_230822704xm2 X900 入笠山 キアゲハ コオニユリ RX10M4.jpg 補4.コオニユリに来たキアゲハ 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山
高原にポツンとコオニユリの花が咲いていた。周囲にキアゲハが飛んでいる。これはきっとこの花に来るなと思って見守っていると、案の定止まって口吻を伸ばし始めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250 203mm IS0250 )
補5_231003103 X900 ◎クマソ センニチコウ 峰岡公園 Z50 Z105mc.jpg 補5.クロマダラソテツシジミ♂ 2023年10月3日 横浜市保土ヶ谷区
自宅近くの小さな公園の花壇に咲くセンニチコウに、綺麗な個体のクロマダラソテツシジミが来ていた。マクロレンズでしっかり撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO100 )

2024年8月24日

チョウは夏枯れ 箱根湿生花園 ② 2024年8月5日 箱根湿生花園

食虫植物展を見て再び園路を歩く。時刻は11時になった。まず、湿原植生復元区に行って見る。時間が経過してチョウの活動が見られるかと期待したが変わりはない。この日はチョウの撮影は諦めて、花の写真などを撮っていくことにする。
 明るいところにはコオニユリが咲き、散策路を歩くとコウホネの池にはハグロトンボの数が多かった。尻尾を池の水面に付け産卵しようとしている♀もいる。日陰になっているところではレンゲショウマの可愛い蕾も見た。
 1時間ほど園内を歩き、早々に退出した。車に戻って、汗びっしょりになったシャツを着変え、いつもの湿生茶屋に寄って、ノンアルコールビールと蕎麦を食べ、帰路に着いた。

000_240805127s X700 ◎箱根湿性花園 ハグロトンボ RX10M4.jpg
コウホネの咲く池に舞うハグロトンボ 2024年8月5日 箱根湿生花園

020_240805067 X900 ◎箱根湿性花園 コオニユリ RX10M4.jpg 20.コオニユリ(小鬼百合)-1
湿生復元区に沿った日陰ににコオニユリが咲いていた。オニユリと似ているが、オニユリより小さいからこの和名がある。オニユリには葉の腋に珠芽(むかご)がつくが、コオニユリにはつかないのが、両者を見分けるところという。また、コオニユリは実生から6〜8年立たないと開花しない。オニユリはムカゴから3年くらいに開花するそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.4 1/1000 12mm IS0100 )
021_240805076 X900 ◎箱根湿性花園 クサレダマ RX10M4.jpg 21.クサレダマ(草連玉)
7月18日に来た時は蕾が多かったが、この日はよく咲いていた。茎の先端または葉腋(ようえき=葉の付け根)に円錐花序をつけ、多数の花をつける。線状の小さな苞(1個の花または花の集まり(花序)の基部にある特殊化した葉のこと)があり、萼(花の一番外側の、花びらを囲む部分)は深く5裂する。湿原の周辺や沼沢地に生育する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1000 155mm IS0100 )
022_240805163 X900 〇箱根湿性花園 シラヒゲソウ Z50 Z105mc.jpg 22.シラヒゲソウ(白髭草)
始めて見た花だった。wikipediaによれば、以前はユキノシタ科ウメバチソウ属に分類されていたが、APG植物分類体系では新設されたウメバチソウ科に分類されるようになったそうだ。和名は、白色の花弁の縁が糸状に切れ込んでいる様子を髭に見立てたことに由来する。山地の湿地に生育する。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO640 )
023_240805167 X900 〇箱根湿性花園 キンロバイ Z50 Z105mc.jpg 23.キンロバイ(金露梅) -1
高山帯の植物が植えられているところで咲いていた。wikipediaによれば、「日本では、北海道(夕張山地の崕山(きりぎしやま)・芦別岳・アポイ岳)、本州(早池峰山・焼石岳・船形山・谷川山系・至仏山・八ヶ岳・南アルプス)、四国に分布し、亜高山帯から高山帯の蛇紋岩地や石灰岩地の岩礫地に生育する。アポイ岳では日本ではここだけに分布する高山蝶であり国の天然記念物に指定されているヒメチャマダラセセリの食草になっている。」と記述されていた。また、ヒメチャマダラセセリについて、文化遺産オンラインでは「ヨーロッパ、シベリヤ、中国東北部に分布し、わが国では、アポイ岳のみに隔離分布しているところから遺存種と考えられる。」あった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO100 )
024_240805179 X900 ◎箱根湿性花園 レンゲショウマ Z50 Z105mc.jpg 24.レンゲショウマの蕾
日陰になっている散策路のわきに、サクランボのような形の何かの蕾を見つけた。始めて見る。ちょっと離れたところに枯れ始めたレンゲショウマの花が咲いていた。これはその蕾であった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO220 )
025_240805180 X900 箱根湿性花園 レンゲショウマ Z50 Z105mc.jpg 25.レンゲショウマ(蓮華升麻)
日本特産のキンポウゲ科レンゲショウマ属の1属1種の花である。下を向いて咲いていて枯れ始めているが、手で上を向かせて撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO160 )
026_240805184 X900 ◎箱根湿性花園 コムラサキ Z50 Z105mc.jpg 26.コムラサキ(小紫)
wikipediaによれば、和名の由来は、紫色の実が美しく、平安時代の作家・歌人で知られる紫式部にちなむ。紫色の美しい実を付けるシソ科ムラサキシキブ属の紫式部の近似種であり、ムラサキシキブとは別種であるが混同されやすく、コムラサキをムラサキシキブといって栽培していることが大半だそうだ。全体によく似ているが、コムラサキの方がこぢんまりとしている。個々の特徴では、コムラサキは葉の先端半分にだけ鋸歯があるが、ムラサキシキブは葉全体に鋸歯があることで区別できるという。この写真の種がコムラサキかムラサキシキブであるか、確信はないが、PictureThisではコムラサキと同定された。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO100 )
027_240805187 X900 ◎箱根湿性花園 Z50 Z105mc.jpg 27.ヌマトラノオ(沼虎の尾) よく似た花に、オカトラノオとミズチドリがある。ヌマトラノオとオカトラノオは区別をつけやすいが、ミズチドリとヌマトラノオは遠目では分かり難い。ミズチドリは、ラン科ツレサギソウ属で、ヌマトラノオはサクラソウ科オカトラノオ属である。ミズチドリは、よく見ると花の形が違うし、葉が細く小さい。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 105mm ISO100 )
028_240805191 X900 箱根湿性花園 カワラナデシコ Z50 Z105mc.jpg 28.カワラナデシコ(河原撫子)
カワラナデシコはエゾカワラナデシコの変種であり、和名カワラナデシコは、河原に生えて、可憐な花を「撫子(なでしこ)」と言うことに由来する。秋の七草のひとつ。日本では本州以西の四国、九州に広く分布する。エゾカワラナデシコのほうは北海道及び本州の中部地方以北に分布する。両者の違いは、花弁の先端部の幅の広さで、エゾカワラナデシコは扇状で先端(爪部)が細裂、カワラナデシコはエゾカワラナデシコより先端(爪部)が細い。花弁の隙間では、エゾカワラナデシコに比べると、カワラナデシコは花弁の間に隙間がある。また、苞の違いでは、エゾカワラナデシコは苞(つとと読み、花あるいは花序の付け根に出る葉)が2対で十字に対生し、細長く先端が尖っているのに対し、カワラナデシコは苞が3~4対で丸みを帯びて先端が尖る(栗みたい)形状だそうだ。この写真では苞が見えない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 )
029_240805196 X900 ◎箱根湿性花園 キンロバイ Z50 Z105mc.jpg 29.キンロバイ -2
和名キンロバイは「金露梅」の意で、花が黄色で、梅の花のようであるからつけられた。先に23.でも記したように、高山帯に自生しているが、耐暑性もあるので、平地でも庭園樹として古くから利用され、高山の岩場のような雰囲気が出せる。園芸品種は、英国を中心に海外で100以上が育成されているそうだ。自生地が広く、地域による変異が多いので、園芸品種にもいろいろな系統や個体差が見られ、バラエティー豊かだという。そのうちの一部が日本でも流通している。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO100 )
030_240805199 X900 ◎箱根湿性花園 キキョウ Z50 Z105mc.jpg 30.薄紫色のキキョウ
薄紫のキキョウが綺麗に咲いていたが、下を向いて咲いていた。そっと指先で持ち上げてお隣にちょっと支えてもらって撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO110 )
031_240805202 X900 ◎箱根湿性花園 クサレダマ Z50 Z105mc.jpg 31.クサレダマ -2
21.ではSONY RX10 Ⅳ で撮ったが、綺麗だったのでマクロレンズでも撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優 先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO100 )
032_240805098t X900 ◎箱根湿性花園 キタキチョウ サツマハギ RX10M4.jpg 32.キタキチョウ
キタキチョウだけは園内の至る所で飛んでいた。サツマハギで吸蜜しているところを撮った。ハギ属は、マメ科に含まれる植物の分類では多くの仲間が含まれる。サツマハギはミヤギノハギの亜種として分類されている。先に見たミソハギは、ミソハギ科に分類される。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1000 220mm IS0100 )
033_240805204 X900 ◎箱根湿性花園 Z50 Z105mc.jpg 33.スジグロシロチョウ
ヌマトラノオにスジグロシロチョウが飛来した。左側にはまだ花が開かない花序があるが、それは蕾がより密についていて、オカトラノオのように思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優 先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO100 )
034_240805107 X900 ◎箱根湿性花園 ツチアケビ RX10M4.jpg 34.ツチアケビ(土木通)
何だろうと思った。ツチアケビという。これは実である。wikipediaによれば、「地上部には葉などは無く、地面から鮮やかな黄色の花茎が伸び、高さは1mに達する。秋になると花茎の上部に果実がつき、熟すると長さが10cmにもなり、茎を含めて全体が真っ赤になる。まとまって発生することがよくある。」と記されていた。森林内に生育するラン科植物で、和名は地面から生えるアケビの意であると考えられるが、アケビ(アケビ科)とは関係ないそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1000 16mm IS01600 )
035_240805113 X900 ◎箱根湿性花園 ハグロトンボ RX10M4.jpg 35.コウホネの葉に止まるハグロトンボ
コウホネの葉は破れているのが多いが、綺麗な葉にハグロトンボが止まってくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1000 214mm IS0250 )
036_240805124 X900 ◎箱根湿性花園 ハグロトンボ RX10M4.jpg 36.翅を拡げたハグロトンボの♂
ハグロトンボの♂は体色が全体的に黒く、胴は緑色の金属光沢がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1000 210mm IS0640 )
037_240805132t X900 ◎箱根湿性花園 ハグロトンボ RX10M4.jpg 37.産卵するハグロトンボ
♀は暗褐色だった。トンボのことは素人だが、ネットなどで調べると、ハグロトンボの♀は水面近くの水中植物に産卵する。これは池に生えるコウホネの葉か茎に産卵しているところ。幼虫は1年で成長し、翌年成虫になると推測されている。6、7月に羽化する。羽化後の若い個体は薄暗いところを好み、水域から離れて林の中で生活する。成熟すると再び水域に戻り、明るい水辺の石や植物などに止まりナワバリをつくるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1000 136mm IS0320 )
038_240805139 X900 ◎箱根湿性花園 コオニユリ RX10M4.jpg 38.コオニユリ -2
チョウは現れないのでそろそろ切り上げようと出口に向かって歩く。途中にコオニユリがまとまって咲いているところがあった。黒いアゲハでも何か飛んでこないかと期待したが、その姿は無い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1000 151mm IS0160 )
039_240805143 X900 ◎箱根湿性花園 コオニユリ RX10M4.jpg 39.コオニユリ -3
オレンジ色がとても鮮やかだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1000 48mm IS0100 )
040_240805211 X900 ◎箱根湿性花園 Z50 Z105mc.jpg 40.コオニユリ -4
マクロレンズで1枚撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO100 )
041_240805219 X900 ◎箱根湿性花園 エゾカワラナデシコ Z50 Z105mc.jpg 41.エゾカワラナデシコ -2
エゾカワラナデシコが多く咲いているところがあった。28.で書いたカワラナデシコとの違いだが、この写真で見るエゾカワラナデシコの方が花の大きさはやや小さい。また、花びらの先端部が細かく分かれているし、先端が細い。また、花弁と花弁の間の隙間が狭い。苞の違いについては確認できなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優 先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO100 )
042_240805220 X900 ◎箱根湿性花園 エゾカワラナデシコ Z50 Z105mc.jpg 42.エゾカワラナデシコ -3
ハグロトンボや花の写真を撮り歩いていたら、12時半になってしまった。駐車場に戻って、汗びっしょりのシャツを着替えて、目の前の「湿生茶屋」で蕎麦を食べ、帰路に着いた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優 先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO100 )