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Studio YAMAKOで“NIKKOR Z DX 18-140mm”が含まれるブログ記事

2024年6月 2日

アオバセセリを撮りに ① 2024年5月4日 八王子市郊外 八王子城跡

今年もアオバセセリを撮りたいと思い、ゴールデンウィーク前の平日に八王子城跡へ行こうと計画していたが、どうも天気がパッとしない。どうしようと思っているうちにGWに入ってしまった。天気予報と、車の渋滞を考えると5月4日がねらい目と思い決行した。
 朝6時半に自宅を出発、渋滞しそうな東名高速と圏央道を敬遠し、国道16号線、町田街道の下道を走ることにした。正解だった。道路はトラックが少なく、難なく走ることが出来、1時間20分で目的の八王子城跡に8時前に到着した。このシーズンは野鳥の写真を撮りに来る愛鳥家の方が多い。駐車場は9時に開門だが、臨時駐車場が設けられていて、そこに車を入れることが出来た。
 臨時駐車場から八王子城跡まで歩く間に、アゲハやウスバシロチョウを撮りながら、まず、アオバセセリのポイントへ急ぐと、さっそくアオバセセリを見つけることが出来き、撮影を楽しむことが出来た。オナガアゲハも多く翔んでいる。ただ、ミツバウツギの花は下を向いて咲くので、そこに来るチョウは陰にいることが多く、コントラストが強くなり、撮影は難しかった。

000_240504144 X700 ◎八王子城跡 アオバ RX10M4.jpg
最初に現れたアオバセセリ 2024年5月4日 東京都八王子市郊外

001_240504103m X900 ◎北条氏照墓 民家 RX10M4.jpg 1.アゲハチョウ
臨時駐車場から八王子城跡へと歩いていく途中にアゲハが翔んでいた。まだ、8時前である。日差しとともに気温が上がってきていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO1000 )
002_240504114 X900 八王子城跡 御主殿の滝 RX10M4.jpg 2.八王子城跡 御主殿の滝
林道を歩くと左側の城山川に「御主殿の滝」が見えてきた。いつも水量が少なく、滝らしく見えないが、前日の雨で水の流れが多かった。八王子城が落城した時に、この滝の上流で、北条方の武将や婦女子が自刃して次々に身を投じ、その血で城山川の水は三日三晩血で赤く染まったと伝えられているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/100秒 46mm ISO3200 )
003_240504122 X900 ◎八王子城跡 オナガ♂ RX10M4.jpg 3.ミツバウツギ(三葉空木)にオナガアゲハ -1
ミツバウツギが咲いていた。新緑と白い花が良い。黒いアゲハが数頭周囲を飛びまわり、ミツバウツギの花にアプローチしていた。これはオナガアゲハの♂だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 130mm ISO1000 )
004_240504125 X900 ◎八王子城跡 オナガ♂ RX10M4.jpg 4.ミツバウツギにオナガアゲハ -2
この個体は、♂の性標である後翅前縁の白い紋が、やや細長い前翅が被さり見えなくなっていて、一面黒く見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 136mm ISO1000 )
005_240504127 X900 ◎八王子城跡 オナガ♂ RX10M4.jpg 5.ミツバウツギにオナガアゲハ -3
後翅の外縁と肛角部に赤い紋が見える。前翅は日の光に透けて翅脈が見える。(翅脈とは、昆虫の翅にみられる脈。一般に血管状に分岐し、厚いキチン膜からなるので翅の補強に役立つ。翅脈の分布形式である翅脈相は昆虫の種類によって異なり、分類学・系統学上の標徴として重要視される。)

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 136mm ISO1000 )
006_240504137 X900 ▲八王子城跡 オナガ♂ RX10M4.jpg 6.ミツバウツギにオナガアゲハ -4
1/2000秒で連写すると、こんな写真も撮れることがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 143mm ISO800 )
007_240504141 X900 ◎八王子城跡 アオバ RX10M4.jpg 7.アオバセセリとミツバウツギ -1
時刻は9時少し前だ。私の動体視力は悪くなっているが、何とかアオバセセリの速い動きを目で追いかけ、花に来たところを撮る。ミツバウツギの花は下向きに咲くので、こういう姿勢になる。咲いている花の陰になることが多い。残念ながら、左前翅の先端部が少し欠けていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 198mm ISO2000 )
008_240504148 X900 ▲◎八王子城跡 アオバ RX10M4.jpg 8.アオバセセリとミツバウツギ -2
ミツバウツギの花にアプローチしている。動きは敏捷である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 37mm ISO1000 )
009_240504149 X900 ◎八王子城跡 アオバ RX10M4.jpg 9.アオバセセリとミツバウツギ -3
アオバセセリはミツバウツギの花の周りを複数飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 35mm ISO1000 )
010_240504152t X900 ◎八王子城跡 アオバ RX10M4.jpg 10.アオバセセリとミツバウツギ -4
やっと日の当たる所に止まって吸蜜を始めた。それでも白い花は白飛びしてしまう。右下にもう一頭いて、その肛角部のオレンジ色が写っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 35mm ISO600 )
011_240504003 X900 ▲八王子城跡 Z50 Z105mc.jpg 11.アオバセセリとミツバウツギ -5
カメラを、マクロレンズを付けたNikon Z50 に持ち替えた。アオバセセリは花の下からアプローチしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/1000秒 105mm ISO100 )
012_240504154t X900 ◎ 八王子城跡 RX10M4.jpg 12.ダイミョウセセリ -1
小さな黒いセセリチョウが飛んできた。ダイミョウセセリだ。このチョウも見ることが少なくなったと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 35mm ISO600 )
013_240504008 X900 ◎八王子城跡 Z50 Z105mc (2).jpg 13.アオバセセリとミツバウツギ -5
日の当たる所で吸蜜を始めた。このショットは露出もうまくいったようだ。新緑の向こうに見える青空も良い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO1000 )
014_240504012 X900 ▲八王子城跡 Z50 Z105mc.jpg 14.アオバセセリとミツバウツギ -6
ちょっとピントが甘くなってしまった。動体ブレもしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO100 )
015_240504015 X900 ◎八王子城跡 Z50 Z105mc.jpg 15.アオバセセリとミツバウツギ -7
5月の青空の下、新緑のミツバウツギの花にアオバセセリ・・・春である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO100 )
016_240504159 X900 ◎八王子城跡 オナガ♂ RX10M4.jpg 16.ミツバウツギにオナガアゲハ -5
いっとき、アオバセセリの姿が見えなくなった。また、オナガアゲハを撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO2000 )
017_240504164 X900 ◎八王子城跡 オナガ♂ RX10M4.jpg 17.ミツバウツギにオナガアゲハ -6
飛んでいるのはすべて♂のようだ。なかなか、日の当たる白い花が白飛びしてしまうのを抑えられない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO2500 )
018_240504169 X900 ◎八王子城跡 アオバ RX10M4.jpg 18.アオバセセリとミツバウツギ -8
後ろ向きだが、肛角部のオレンジ色が鮮やかで、アオバセセリらしい姿である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO3200 )
019_240504020 X900 〇八王子城跡 Z50 Z105mc.jpg 19.ミツバウツギにオナガアゲハ -7
青空に、白い花、黒いチョウ。ミツバウツギの白い花の白さも抑えられている。カメラの露出コントロールが良く機能しているようだ

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO100 )
020_240504182 X900 ◎八王子城跡 アオバ RX10M4.jpg 20.アオバセセリとミツバウツギ -10
良い光線の具合だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO2500 )
021_240504184 X900 ◎八王子城跡 アオバ RX10M4.jpg 21.アオバセセリとミツバウツギ -11
♂は後脚脛節に長毛束があるというが、この個体はそれがはっきりせず、胴が太く見えるので、♀かと思うが同定は難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO2000 )
022_240504033 X900 ◎八王子城跡 Z50 Z105mc.jpg 22.アオバセセリとミツバウツギ -12
日陰になったところで吸蜜している。まだ、午前9時である。このミツバウツギで20分間撮影を楽しんだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO800 )

2024年5月30日

新緑の舞岡公園 2024年4月25日 横浜市戸塚区舞岡公園

目的は、今春のチョウの発生状況、タニウツギなどの開花状況を知りたかった。
 天気は良く、日中の気温は25℃近くになった。しかし、午前中は飛んでいるチョウをほとんど見かけない。昼過ぎになって、やっとベニシジミを観察できた。その撮影中にアオスジアゲハが飛んできて、ハルジオンで吸蜜を始めた。型が小さい。5月連休にはタニウツギが咲き、黒いアゲハも出始めると思う。

000_240425143 X700 ▲アオスジ 舞岡公園 Z50 Z105mc.jpg
ハルジオンの群落を飛び回るアオスジアゲハ 2024年4月25日 横浜市戸塚区 舞岡公園

001_240425003 X900 ヤマツツジ RX10M4.jpg 1.ヤマツツジ(山躑躅)
駐車場からこぶし広場に沿って歩き、南門へと向かう。市道「上永谷23号線」(道路)の上に架かる橋の付近に2mくらいの高さのヤマツツジの木がある。一昨年の同じころ、咲いていたこのヤマツツジの花に、クロアゲハ、ジャコウアゲハ、カラスアゲハが次々にやってきて、黒いアゲハたちのカフェテラスのようだった。だが、今年は花は咲いていたものの、往きも帰りも黒いアゲハには会えなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO1800 )
002_240425122m X900 〇ドウダンツツジ 舞岡公園 Z50 Z105mc.jpg 2.ドウダンツツジの花
今年の3月14日に舞岡公園に来た時に、もみじ休憩所の道のわきに1mくらいの高さの木から、ツクシのようにまっすぐ芽が伸びていた。PictureThisで検索すると、ドウダンツツジと同定されたが疑問が残った。この日、行って見るとこんなにかわいい白い花が咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 18mm ISO100 )
003_240425130 X900 〇新緑のイロハモミジ もみじ休憩所 舞岡公園 Z50 Z105mc.jpg 3.もみじ休憩所 新緑のイロハモミジ
久しぶりの青空を背景に、透き通るような新緑のイロハモミジの葉が美しかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f18 1/500秒 105mm ISO1000 )
004_240425135 X900 〇タニウツギ 大原谷戸池 舞岡公園 Z50 Z105mc.jpg 4.タニウツギはまだ蕾
南門の手前に1本の小さなタニウツギの木がある。かっては、その花にモンキアゲハやナガサキアゲハが飛来していたが、木の勢いがなくなってしまったのか、しばらくは花を咲かせなかった。ここ2~3年は花が咲くようになっていた。GWのころには咲くだろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO100 )
005_240425023 X900 〇古民家 舞岡公園 RX10M4.jpg 5.古民家の鯉のぼり
もうすぐ端午の節句、子供の日だ。古谷戸の里の事務所前の広場には鯉のぼりが上げられていたが、風がなく、鯉は泳げないでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 18mm ISO800 )
006_240425028 X900 〇きざはし池 舞岡公園 RX10M4.jpg 6.きざはしの池
つい先月までは、湿地になっていて、野鳥が下りていた「きざはしの池」もすっかり葦が生え緑色になっていた。これでは、ヤマシギなどの野鳥の撮影もできない。シーズン中は多くの愛鳥カメラマンガ来られていたが、今は静かだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 18mm ISO800 )
007_240425091 X900 ◎ベニシジミ 舞岡公園 RX10M4.jpg 7.ベニシジミ -1
やっとチョウの姿を見つけた。午後1時に近い。汗ばむような気温になっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO800 )
008_240425035m X900 ◎ベニシジミ 舞岡公園 RX10M4.jpg 8.ベニシジミ -2
春に出てくるベニヒカゲの前翅のオレンジ色はとてもよい。日本に産するチョウで一番きれいな色のひとつだと思う。上に咲くハルジオン(春紫菀)の花にハナムグリがいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO800 )
009_240425148s X900 ◎アオスジ 舞岡公園 Z50 Z105mc.jpg 9.アオスジアゲハ -1
ベニシジミが吸蜜していたハルジオンの咲くところにアオスジアゲハが飛来した。型が小さいように思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f2.8 1/1000秒 105mm ISO160 )
010_240425059 X900 ◎アオスジ 舞岡公園 RX10M4.jpg 10.アオスジアゲハ -2
羽化したての個体のようで、傷一つない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 168mm ISO1250 )
011_240425114m2 X900 〇ツグミ けやき広場 舞岡公園 RX10M4.jpg 11.ツグミ
けやき広場へ戻ってきた。ムクドリかと思ってファインダーを覗くとツグミだった。ツグミは2月に保土ヶ谷公園の梅園で見かけている。wikipediaによると、ツグミは、「日本では冬季に越冬のため飛来(冬鳥)する。和名は冬季に飛来した際に聞こえた鳴き声が夏季になると聞こえなくなる(口をつぐんでいると考えられた)ことに由来するという説がある。」と記されている。そろそろ口をつぐむ季節になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO1600 )

2024年4月30日

錦市場 2024年3月24日 京都旅行(3/22-3/24) ⑥終

3月24日、今回の京都旅行も最終日となった。残念ながら天気予報は見事に当たり、この日の朝も小雨模様である。この日は日曜日であり、混むことが予想されたので、帰りの新幹線は京都駅発17時09分発の「ひかり」を予約してある。
 朝はゆっくりと、帰り支度をしてスーツケースを宅配便で送ってしまった。娘夫婦は荷物をホテルに預けることにして、10時頃、近くの「高木珈琲店」で朝食をとる。地元の人、観光客で混んでいた。
 店に入る前、「高木珈琲店」の先の路上に人が集まっているのが見えた。学校のような建物だったので、卒業式があるのかなと思っていた。コーヒーとサンドウィチなどを食べ、店から出てきて見ると人の集まりは解けていない。その学校の前に桜が咲いていたのだ。京都のほとんどの桜がまだ咲いていないので、貴重な桜だったのだ。
 後で調べてみると、その学校は今は廃校になっている旧京都市立成徳中学校である。旧京都市立成徳中学校のこの桜は、卒業生に贈る早咲きの桜で、神奈川県南足柄市在住の古屋富雄さんが全国の小中学校にプレゼントしている桜のひとつでであり、ビジネス街に近く、お昼の買い出しを急ぐ会社員の皆さんも、思わず一瞬立ち止まる美しさであると説明されていた。この学校の開校はなんと1869年(明治2年)の9月だそうで、「下京九番組小学校」として誕生している。そして、1872年「成徳尋常小学校」と改名、さらに1948年には小学校から中学校に改変されたそうだ。現在の地に鉄筋コンクリート3階建の新校舎が建設されたのは1931年(昭和6年)だそうだ。成徳中学校沿革史によれば、京都市立成徳中学校は2001年(平成13年)に閉校されている。
 この桜は「春めき」という品種だそうだ。wikipediaによれば、2000年3月に品種登録された。神奈川県南足柄市発祥で発祥、別名「足柄桜」と呼ばれている。カンヒザクラとシナミザクラの交雑種とされ、花は一重咲きで、淡紫ピンクに紫ピンクのぼかしが入ったような色をしている。
 貴重な桜を見て、タクシーに乗り、錦市場へ行って見ることにした。京都市中京区のほぼ中央に位置する錦小路通のうち、「寺町通 - 高倉通」間に存在する食品販売中心の商店街が錦市場だ。私たちは高倉通の方(錦市場通りの西側)から錦市場の通りに入った。さっそく、賑やかである。外国人、特に西欧人の観光客が多い。魚、京野菜といった生鮮食材のほか、乾物や漬物、おばんざい(京言葉で日常の惣菜)などの加工食品を商う老舗・専門店が集まる市場は、私たちも、ちりめん山椒や、漬物などを買ったりして、結構たのしい。お店のことについては錦市場商店街のHPを参照した。
 赤緑黄の色鮮やかなアーケードに覆われた石畳の道の距離は、およそ東西390mあるそうだ。商店街振興組合に所属する店は約130店舗、道幅は3.2 ~ 5mだが、道に迫り出して商品や商品棚を並べる店舗が少なくなく、実際はもっと狭い。やがて、錦天満宮が見えてくる。ここを右へ行って寺町通の商店街を抜けると四条通だった。
 今日の昼食は、和食割烹「祇園花咲」錦店というところを見つけてくれていた。
 14時頃に食事を終え、四条通をぶらぶらと歩きながら、高島屋に寄ったりして時間を過ごし、ホテルに戻って娘夫婦の荷物を受け取って地下鉄で京都駅に向かった。駅も混雑していて座る所もなかった。

000_240324247 X700 京都 旧成徳中学校 春めき G7X.jpg
旧成徳中学校に咲く「春めき」桜 2024年3月24日 京都市下京区 市営地下鉄四条駅近く

120_240324239 X900 京都 高木珈琲店 G7X.jpg 120.「高木珈琲店」高辻本店
「高木珈琲店」は1976年に創業した老舗京都の喫茶店で、自家焙煎コーヒーをはじめ、昔ながらのモーニングやパンケーキが有名なようだ。ブレンドコーヒーで"モーニング"を注文した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO250 )
121_240324245 X900 京都 旧成徳中学校 春めき G7X.jpg 121.旧京都市立成徳中学校の桜 -1
「高木珈琲店」に入る前に見たときは卒業式でもあるのかなと思っていたが、どうやらこの桜が人を集めているようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO400 )
122_240324246 X900 京都 旧成徳中学校 春めき G7X.jpg 122.旧京都市立成徳中学校の桜 -2
鉄筋コンクリート3階建の建物は1931年(昭和6年)に建てられた京都市立成徳中学校である。この学校の開校はなんと1869年(明治2年)9月で、「下京九番組小学校」として誕生している。2001年(平成13年)に閉校されたそうだ。今この建物がどのように利用されているかわからなかったが、ChatGPTによれば、2022年時点では、京都市立成徳中学校の建物は旧校舎が解体され、跡地には商業施設が建設される計画が進行中だったそうだ。傘をさして桜を見上げ、写真を撮っている観光客が多かった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 )
123_240324248 X900 京都 旧成徳中学校 春めき G7X.jpg 123.旧京都市立成徳中学校の桜 -3
今が見ごろである。見に来る人も多いのだろう。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO400 )
124_240324241 X900 京都 旧成徳中学校 春めき G7X.jpg 124.旧京都市立成徳中学校の桜「春めき」
南足柄生まれの早咲き桜。ぼんぼりのようにvolumyな花は、咲きかけは紅く、開花するほどに淡くなる色が特徴。また、湿度が高くなると、「春めき」独特の菜の花に爽やかな甘みを加えたような優しい芳香がすることから、目の不自由な方たちにも桜を楽しめると注目を浴びている。ソメイヨシノより色が濃く、河津桜より色が薄い。頬をほんのり染めたようなかわいい桜という説明板が掛けられていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 19mm ISO320 )
125_240324548 X900 京都 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 125.錦市場の店 -1
高倉通から錦市場(錦小路通のうち高倉通~寺町通の間)に入る。凄い人出ある。皆さん雨で行くところがないのだろうか。この店は「鱧秀 錦本店」。平成29年開店。店頭には色鮮やかにエビ・えび・海老串が並んでいた。店内の照明は明るく、外国人観光客も多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO1800 )
126_240324549 X900 京都 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 126.錦市場の店 -2
この店は箸の専門店「遊膳」という。オススメはなんと言っても京都長岡の竹の箸といい、若狭や越前の塗り箸などもある。器と箸置きは清水焼や美濃焼など、手描きのものからカジュアルなものまで豊富だ。特に西欧からの観光客に人気のようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/400秒 18mm ISO6400 )
127_240324552 X900 京都 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 127.錦市場の店 -3
ここは「山庄」という串焼き屋。店頭に並ぶ串焼きに思わず目が行く。小さなタコの串焼きが目を引く。こちらは昭和25年に先代が開業した鮮魚店。ブリ、鯛、鰆など季節ごとに変わる旬の鮮魚は、50年間市場に通ってきたご主人の目利きで選んだ新鮮なものばかり。イワシ、サバは生姜で炊き、白身魚は程よく味付けをし、それぞれの持ち味を生かしながら店の奥で調理するそうだ。写真手前に並ぶのは「タコのたまご」。頭の部分にウズラの卵が入っているそうだ。食べ歩き禁止の札が貼ってあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/400秒 57mm ISO6400 )
128_240324555 X900 京都 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 128.錦市場の賑わい
錦市場の通りはご覧の通り多くの人が歩き、すれ違うときも気を遣う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/125秒 140mm ISO6400 )
129_240324563 X900 京都 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 129.錦市場通の垂れ幕
赤・黄色・緑のアーケードは錦市場の象徴のようになっており、雨の日も散策が楽しめる。そして、東西約390mに及ぶ市場内にも江戸時代の絵師、伊藤若冲の絵をモチーフにした垂れ幕が随所にかかっている。江戸時代後半に京都画壇で活躍し、特に鶏の絵に異色の才能を発揮した絵師・伊藤若冲が1716年に生まれたその生家があり、50代半ばまで暮した錦市場も創業400年の歴史を数えている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/400秒 40mm ISO6400 )
130_240324573 X900 京都 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 130.錦市場の店 -4
柳馬場通を横切ってさらに進むと左側に「祝鯛魚力」という魚屋さんがあった。大正8年から続く焼魚の専門店だそうだ。店内には香ばしく焼き上がっていく魚の良い香りが漂う。この店ではとくに鯛と鱧(はも)にこだわっているという。祝い鯛は地方からの注文にも応じるそうだ。年中注文を受けているが、正月には8千尾も焼くとのこと。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f.5 1/500秒 18mm ISO5600 )
131_240324575 X900 京都 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 131.錦市場の店 -5
「川勝屋」というウナギ串の店である。人気があるようだ。隣にある「串焼魚力」という店が見える。そこも「川勝屋」もさっきの「祝鯛魚力」と関係があるようだが?

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f.3.5 1/500秒 18mm ISO3200 )
132_240324577 X900 京都 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 132.錦市場の店 -6
富小路通りを越える。ここは「津之喜酒舗」という酒屋さんだ。日本酒では地酒を中心にしている。また、専門性が高いからとシングルモルトウイスキーに力を注いでいるそうだ。天明年間(1787年)創業。230年以上の歴史を歩んできた錦市場から、新しい発信に取り組んでいるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f.3.5 1/500秒 18mm ISO6400 )
133_240324579 X900 京都 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 133.錦市場の店 -7
麴屋町通の手前右側に「野村佃煮」という店があった。ここでちりめん山椒を買いたかった。この店は約90年前に惣菜店として錦市場に開業し、惣菜で人気を博した後、佃煮店に姿を変え今日に至っているそうだ。「佃屋煮やさんのおにぎり」なんていうのがあった。ネーミングは上手そうな感じがする。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f.4.8 1/500秒 49mm ISO3600 )
134_240324579 X900 京都 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 134.外国からのお客さん
この男性の客さんは一応は和服姿である。ただし、素足に靴を履いて、手にはビニール傘といういで立ちだった。失礼承知でノーファインダーで撮ってしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f.3.5 1/160秒 18mm ISO6400 )
135_240324586 X900 京都 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 135.錦天満宮
四条通と並行に400m弱を歩いて錦天満宮のところまで来た。鳥居は潜らず、手前で手を合わせた。寺町通を右へ、四条通へ歩く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f.5.6 1/500秒 102mm ISO5000 )
136_240324592 X900 京都 寺町京極 Z50 Z18-140.jpg 136.寺町京極商店街
昨晩、四条通を歩いて、四条通側のアーケードの入り口を見たが、その通りを反対側から歩く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f.3.5 1/500秒 18mm ISO2000 )
137_240324597 X900 京都 四条通 Z50 Z18-140.jpg 137.四条通のカメラ屋さん
四条通に出て、河原町の方へ歩いていくとカメラ屋さんがあった。ショーケースの上の棚を見るとプレスカメラやスプリングカメラ、二眼レフなど年代物のカメラが並んでいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f.5.0 1/500秒 55mm ISO1800 )
138_240324605a X900 京都 四条通 Z50 Z18-140.jpg 138.洋食器屋さん
娘が洋食器屋さんの中に入っていった。何か興味のある物があるらしい。中に入って見ると、チョウが描かれたWedgwoodのプレートがあった。日本の陶磁器ではほとんど見たことがないが、ヨーロッパ、とくにイギリスではリアルなチョウが描かれた陶磁器がある。このチョウはアフリカ産のドルリーオオアゲハだ。はっきりと種名が判る描かれ方である。アフリカ大陸最大の蝶で、大きいものは前翅長110mmにも達するという。体内に強い毒を持っている。このあと、高島屋にちょっと寄ってサロンで一休みして、荷物を撮りに行く娘たちとホテルに戻り、市営地下鉄で京都駅に向かった。無事、予約しておいた新幹線に乗り、5分ほど遅れが出たが7時半に新横浜に着いた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f.5.0 1/500秒 65mm ISO720 )

2024年4月24日

近衛の枝垂れ桜 京都御苑 2024年3月22日 京都旅行(3/22-3/24) ④

京都御所の参観を終え、入ったところと同じ清所門から退出した。
 その北側の奥が近衛邸跡である。ここの「近衛の枝垂れ桜」を見ておきたかった。しかし残念ながらまだ咲き始めのようだ。
 近衛家というのは五摂家の一つで公家では最高の家柄であった。wkipediaによれば、近衛家は、藤原北家嫡流であり、公家の五摂家筆頭で、華族の公爵家のひとつ。人臣で最も天皇に近い地位にある家とされる。家紋は近衛牡丹。近衛家で最も著名な人物は、昭和前期に3度にわたって内閣総理大臣を務めた近衛文麿である。別称を陽明家という。
 その五摂家の一つ、摂政や関白を多く出した近衞家の邸宅跡には、枝垂れ桜の大木が約60本植えられている。御苑で一番早く咲き始めると言われる桜で、例年は3月中旬にはほころび始めるという。白、紅などの品種によって花の時期が違うので、全体としては1ヶ月くらい楽しむことができるそうだ。
 京都御苑は、明治2年の東京遷都で御所周辺の公家の邸宅が荒廃したので、明治16年(1883年)に公園として生まれ変わった。現在は国民公園として一般公開されているが、樹木が多く残されており、京都市内にあって貴重な緑の空間となっている。  最後に出水の枝垂れ桜をもう一度見て、ホテルに戻った。一休みして、ホテルのロビーで娘たち夫婦と合流、夕食に出かけた。

000_240322498 X700 京都御苑 近衛邸跡しだれ桜 Z50 Z18-140.jpg
近衛の枝垂れ桜 2024年3月22日 京都市上京区京都御苑

065_240322469 X900 京都御苑 近衛邸跡しだれ桜 Z50 Z18-140.jpg 65.近衛の枝垂れ桜 -1
この枝垂れ桜は「糸桜」と呼ばれており、近衛邸が現在の同志社大学の場所にあった頃から有名な桜だったという。三分から五分咲きというところだろうか。写真は近衛邸跡入口付近の糸桜である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 20mm ISO110 )
066_240322471 X900 京都御苑 近衛邸跡しだれ桜 Z50 Z18-140.jpg 66.近衛の枝垂れ桜 -2
これは白っぽい、一重の花である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO140 )
067_240322477 X900 京都御苑 近衛邸跡しだれ桜 Z50 Z18-140.jpg 67.近衛の枝垂れ桜 -3
もう1枚。小ぶりの清楚な花である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO140 )
068_240322480 X900 京都御苑 近衛邸跡しだれ桜 Z50 Z18-140.jpg 68.近衛池
庭園のみ残された姿が現在の近衛池だそうだ。2019年~2021年時点では池の周囲~背後の樹木が鬱蒼としていたし、水のない池底も長年の落葉で土が堆積してる様子が見て取れたけど、2022年の修復工事でだいぶ綺麗な感じに整ったという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 87mm ISO200 )
069_240322487 X900 京都御苑 近衛邸跡しだれ桜 Z50 Z18-140.jpg 69.近衛邸跡の桜 -1
この桜はピンク色である。同じイトザクラという品種なのだろうか。イトザクラはエドヒガン系のシダレザクラだそうだ。イトザクラはシダレザクラの別名として用いられる場合がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 69mm ISO125 )
070_240322489 X900 京都御苑 近衛邸跡しだれ桜 Z50 Z18-140.jpg 70.近衛邸跡の桜 -2
まだまだ三分咲きのようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 36mm ISO160 )
071_240322509 X900 京都御苑 近衛邸跡しだれ桜 Z50 Z18-140.jpg 71.近衛邸跡の桜 -3
桜の下で写真を撮る外国人観光客。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 23mm ISO110 )
072_240322513 X900 京都御苑 近衛邸跡しだれ桜 朔平門 Z50 Z18-140.jpg 72.朔平門と糸桜
そんなこととは知らず撮ったが、このアングルはSNSなどで人気があるのだそうだ。ここは日当たりが良いのだろうか、他所の桜より、咲き進んでいるように見える。後ろに見えるのは、朔平門は御所の築地塀の北側にある門。wikipediaによれば、朔平門はかつての平安宮内裏外郭の北正面にあり、内郭の玄輝門と相対する。その西に式乾門があり、門外の東西に仗舎が設けられていた。この門のすぐ北に縫殿寮の建物があるため「縫殿陣」ともいい、「北面僻仗中門」ともいった。と記されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.5 1/500秒 105mm ISO560 )
073_240322516 X900 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 73.桃林 -1
御苑の北の端から、入ってきた南の端にある間之町口の出口へ、南北1300mを歩き始める。奥さまにも随分歩かせてしまった。スマホの万歩計は1万2千歩を超えている。時刻は午後3時半。人の影が長くなってきた。今日は1日良く晴れてくれた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 42mm ISO220 )
074_240322518 X900 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 74.桃林 -2
桃ノ木はまだ蕾を持っていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 42mm ISO160 )
075_240322522 X900 京都御苑 白雲神社 Z50 Z18-140.jpg 75.白雲神社
西園寺邸跡の傍に白雲神社があった。往きには横目で眺めただけで参拝をしていない。wikipediaによれば、「白雲神社は旧西園寺家の鎮守社であり、1224年(元仁元年)に西園寺公経が北山殿造営に際し建立した妙音堂に由来するとされる。後に、赤八幡京極寺にも鎮座され、1769年(明和6年)西園寺邸とともに御苑内に移った。明治以降、西園寺家が東京に移り「白雲神社」と称されるようになった。」とあった。「妙音弁財天と称する市杵島姫命で、西園寺家が琵琶の宗家であることから音楽の神として祀られてきた。」また、「1869年(明治2年)、西園寺公望はこの地に私塾「立命館」を開いたことでも知られる。」とも記されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 33mm ISO560 )
076_240322526 X900 京都御苑 出水しだれ桜 Z50 Z18-140.jpg 76.出水の枝垂れ桜
最後にもう一度出水の枝垂れ桜を眺めて、京都御苑を後にした。タクシーに乗りたかったが、奥さんにも我慢してもらって地下鉄に乗った。今日はもう一か所平安神宮の神苑へ行こうかと考えていたが、また、次の機会にする。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 94mm ISO140 )
077_4240322009 X900 四条通 G7X.jpg 77.宵の四条通り
ホテルから宵の四条通りを歩いて食事に出かける。四条通りは東京でいえば銀座通りのようなメインストリートである。八坂神社、祇園から四条大橋で鴨川を渡り、河原町、烏丸を通り、四条大宮方面に至る。高島屋、大丸という百貨店も並び、歩道には屋根が設けられて、雨の日も歩きやすそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 11mm ISO125 )
078_240322011 X900 焼肉小路 G7X.jpg 78.今宵は焼肉
朝食は別にして、これから24日の昼食まで、4回の食事を娘の主人がそれぞれの好みを考えながら、予約をしてくれていた。有難い。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 19mm ISO2500 )

2024年4月20日

京都御所 参観 2024年3月22日 京都旅行(3/22-3/24) ③

京都御苑は、東西約700m、南北約1300mの範囲で、総面積は92ha(京都御所、京都大宮御所京都仙洞御所京都迎賓館を含む)ある。
794年に平安京が都となった際に建設され、以来約1200年にわたり、日本の皇室の歴史的な中心地として機能してきた平安宮(大内裏)があり、その内部の中央東寄りに南北約300m、東西約200mの内裏が存在した。
 現在の京都御所は土御門東洞院殿 の後身にあたり、元弘元(1331)年の光厳天皇即位時には、紫宸殿と清涼殿を兼用するような小規模な里内裏であったという。現在は東西で254m、南北で453mとなり中世の土御門東洞院内裏の数倍の広さになっている。築地塀に囲まれた中にある京都御所は、宮内庁の管轄で敷地面積が3万3,400坪(約11ha)ある。
 京都御所は、明治維新まで天皇の住居であり、桓武天皇が794年に平安京に都を移したのが始まりである。現在の京都御所の場所は、1331年光厳天皇がここで即位されて以降、1869年に明治天皇が東京に移られるまでの約500年間、天皇陛下の住まいとして使用された。この間、幾度となく火災に遭いその都度再建が行われたが現在の建物の多くは1855年に再建されたものだそうだ。(宮内庁ホームページ、wikipediaを参照)
 清所門が一般参観の入り口で入場は無料である。そこでいただいた案内図に参観順路が示されている。退出するまで約40分を要した。

000_240322423 X700 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg
承明門から見た紫宸殿と左近の桜 2024年3月22日 京都市上京区京都御苑

000_京都御所マップ X700.jpg
京都御所案内図

044_240322394 X900 京都御所 一般参観入口 清所門 Z50 Z18-140.jpg 44.清所門(せいしょもん) 一般参観入口
京都御所は事前申し込みがない通年公開が実施されていた。しかも、私たちが行った日は比較的すいていて待つことなく入ることが出来る。予定はしていなかったが、参観することにした。この清所門が一般参観入口である。入口で簡単な手荷物の検査があったが、面倒なことは何もなかった。番号の入った「京都御所入門証」を受け取り、首にかけて歩く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 20mm ISO110 )
045_240322397 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 45.宜秋門(ぎしゅうもん)
築地塀の外側を見てきた宜秋門である。平安宮内裏外郭の西正面にあり、内郭の陰明門と相対する。東西3間、桧皮葺き、切妻屋根の四脚門。宮、摂家その他公卿が参内する時に用いられたそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 20mm ISO110 )
046_240322402 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 46.御車寄(みくるまよせ)の屋根飾り
儀式や天皇と対面するために参内した公卿や殿上人などの限られた者だけが使用した玄関。唐破風の屋根や金飾りに威厳を感じさせる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 34mm ISO200 )
047_240322405 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 47.諸大夫の間(しょだいふのま)
清所門一般参観入口からまっすぐ南へと歩き、御車寄と棟続きで「諸大夫の間」と呼ばれる建物があった。玄関から入った者の控えの間で、三間からなり、身分の高い順に東側の清涼殿に近いほうから、襖絵にちなんで「虎の間」「鶴の間(写真)」「桜の間」と呼ばれる各部屋に控える。部屋により畳縁の柄や色も違っている。御車寄から入りここで控えるのだが、「桜の間」に控える者だけは建物手前の沓脱石から上がらなければならない。三間の襖絵は写真が掲示されているが、ガラス越し見ることが出来た。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 68mm ISO4500 )
048_240322409 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 48.新御車寄
諸大夫の間のすぐ南に「新御車寄」が建つ。説明版には大正4年(1915年)、大正天皇の即位の礼が紫宸殿で行われるのに際し、馬車による行幸に対応する玄関として新設されたものである。天皇が御所の南面から出入りされた伝統を踏まえて南向きに建てられているとあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO160 )
049_240322406 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 49.紫宸殿を囲む塀
新御車寄を過ぎて左側を見ると、白壁に朱の柱があしらわれた紫宸殿を囲む塀があった。囲いの塀には3っの門があり、これはその西側の門である月華門。月華門から反対側の東側の門である日華門が見えた。紫宸殿の正面(南側)にあるのが大きな承明門(じょうめいもん)である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO160 )
050_240322414 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 50.承明門(じょうめいもん)から紫宸殿を見る -1
紫宸殿の正面に位置する承明門へ回り込む。ここからは紫宸殿へは行けない。さらに塀に沿って進む。紫宸殿の左(西側)に見えるのが右近の橘である。左近の桜右近の橘とは、左近とは左近衛府、右近とは右近衛府の略である。紫宸殿の東側には桜が、西側には橘が植えられており、儀式の際には桜の近くに左近衛が、橘の近くに右近衛が陣を敷いたことからその名が付けられたそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 32mm ISO110 )
051_240322420 X900 京都御所一般参観 承明門 Z50 Z18-140.jpg 51.承明門から紫宸殿を見る -2
承明門という扁額がある門の正面から、庭を挟んで正面奥に紫宸殿が見える。承明門は瓦葺き切妻屋根の十二脚の門で、天皇行幸や上皇御即位後の出入りに使われるという門で、下々の者は通れないようにロープが張られている。参観者が紫宸殿の前庭(南庭)に入っている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO125 )
052_240322427 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 52.雅楽会場
回廊を左に折れて北へ進む。右手(東側)の広場に蹴鞠会場、舞台のある雅楽会場があった。舞台の前に見えるのは春興殿(しゅんこうでん)という。京都御所で行われた大正天皇の即位礼に合わせて大正4年(1915年)に造営された。この日3月22日には午前10時、11時に雅楽の実演が行われた。明日23日には蹴鞠の実演も行われるようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 24mm ISO110 )
053_240322428 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 53.紫宸殿(ししんでん) -1
順路に従って日華門から紫宸殿南庭(だんてい)に入った。右手にまだ咲いていない右近の桜を見ながら、紫宸殿の正面に進む。紫宸殿(ししんでん、ししいでん)は、現在の京都御所である平安京内裏の正殿。天皇元服や立太子礼、譲国の儀、節会などの儀式が行われ、のちには即位礼の舞台となった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO140 )
054_240322431 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 54.紫宸殿 -2
紫宸殿の正面である。紫宸殿正面の前に18段の階段が設けられ、紫宸殿と南庭が一体となった、儀式のための空間となっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 53mm ISO360 )
055_240322438 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 55.清涼殿(せいりょうでん)
紫宸殿尾西側に回ると清涼殿があった。清涼殿は平安時代中期以降(10世紀中ごろ)、天皇の日常の住まいとして定着した御殿であり、政事や神事などの重要な儀式もここで行われた。天正18年(1590年)に御常御殿(おつねごてん:天皇が日常の住まいとして使用された御殿)に住まいが移ってからは主に御式の際に使用された。伝統的な儀式を行うために平安中期の建築空間や調度が古制に則って伝えられている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 21mm ISO200 )
056_240322444 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 56.大臣宿所(だいじんしゅくしょ) 装束の展示
人形を用いた束帯(そくたい)、十二単(じゅうにひとえ)の展示がされていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO320 )
057_240322445 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 57.春興殿(しゅんこうでん)
さきに雅楽舞台の前でみた春興殿。大正天皇の即位式の際、皇位とともに継承される三種の神器の一つ「御鏡」を皇居から移して泰安し、賢所大前の儀を行った建物である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 28mm ISO110 )
058_240322446 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 58.御池庭の欅橋( けやきばし)-1
大臣宿所の装束の展示を見て、北へ進むと、小御所と御学問所の右に御池庭が広がる。ここは石・橋・灯籠・池・樹木を巧みに使った庭園である。春は 新緑、秋には紅葉と中島にかかる欅橋が水面に映えるという。英国エリザベス女王陛下が、昭和50年(1975年)5月の来日の際、京都御所を訪問され、この欅橋の上から、鯉に餌をあげたそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 35mm ISO110 )
059_240322448 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 59.御池庭
池泉回遊式庭園の御池庭の池。石燈籠を配した中島などが王朝の庭に相応しく、池の映り込みの静けさが優雅な雰囲気である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 32mm ISO110 )
060_240322449 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 60.御池庭の欅橋 -2
先へ進んで北側から欅橋を眺める。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 53mm ISO400 )
061_240322458 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 61.御常御殿(おつねごてん)の御内庭
御常御殿は入母屋檜皮葺の書院造で、京都御所で最も大きな建物である。天皇が日常の住まいであった御殿である。その御常御殿の前に広がる庭である。遣り水が流れ、土橋や石橋、木橋が架かっている。また、庭の橋や灯籠、庭石などの多くは、天皇への献上品が使われているという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 32mm ISO180 )
062_240322461 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 62.御三間 御常御殿剣璽の間 -1
御内庭を見て、御常御殿の南側を行くと御三間(おみま)というところが公開されていた。御三間は宝永6年(1709年)に御常御殿の一部が独立したもので、七夕などの内向きな行事に使用され万延元年(1860年)の祐宮(さちのみや:のちの明治天皇)が8歳のとき、成長を願う儀式「深曾木」がここで行われた。と説明版に記されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 62mm ISO2500 )
063_240322464 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 63.御三間 御常御殿剣璽の間 -2
部屋は上・中・下段と3間あり、中段の間の障壁画は「賀茂祭群参」 で、駒井孝礼 (きまいこうれい) が画いた。駒井孝礼は、円山派の吉村孝敬 (よしむらこうけい) に学び、人物画や花鳥画を得意とした。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO4000 )
064_240322465 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 64.御三間 御常御殿剣璽の間 -3
賀茂祭とはいわゆる葵祭のことで、下鴨・上賀茂両神社に向かう行列の様子が部屋の四方の襖に描かれている。通常では公開していないという御三間の障壁画を見て、京都御所の参観は終了し、入場した清所門から退出した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 64mm ISO2000 )

2024年4月16日

広大な京都御苑 2024年3月22日 京都旅行(3/22-3/24) ②

ここは見ようと思っていた約200年ほど前の江戸時代後期にたてられたという、九條家の別邸として使用された拾翠亭を見終え、その池泉回遊式庭園や、九條家の鎮守社だった厳島神社を見て回り御苑内に戻った。
 そこは九條邸跡、鷹司邸跡、宗像神社に囲まれた広場になっていて、銘木・黒木の梅のある所だった。まだ御苑の南側の一部に過ぎない。
 ここから、京都御所の建礼門が正面に見える建礼門前大通りの一本西側の道にそって北へと歩くことにした。梅の花にはもう遅かったが、桃の花が綺麗に咲いていた。西側に下立売御門が見えるところまで来ると、拾翠亭の係の人が教えてくれた出水の枝垂れ桜が咲いていた。
 そこからさらに一本西側の道を北へ歩く。賀陽宮邸跡、白雲神社、西園寺邸跡、その左側にある梅園、桃園を見ながら、京都御所の南西の角に着いた。
 ちょっと、小腹が空いたので、「檜垣茶寮」という食事処に入る。海老旬菜天ぷらうどん を食べたが、美味しかったし、思ったほど混んでは無くて、ゆっくりすることが出来た。
 一休みしたあと、御所の築地塀に設けられた6っの門のうち、宜秋門、清所門、皇后門の3っがその西側にある。清所門のところまで来ると「一般参観入口」となっていた。わが奥さんは少々、足が辛くなってきていたようだったが、またとないチャンスと思い入ってみることにした。

000_240322320 X700 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg
京都御所の建礼門が正面に見える建礼門前大通り 後ろの山並みは比叡山系
 2024年3月22日 京都市上京区京都御苑

027_240322318 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 27.京都御苑は広い
京都の高島屋や大丸といったデパートがある、東京でいえば、銀座通りのような繁華街からごく近いところにありながら、京都御苑は広大である。ここはまだ南西部から入ったところである。wikipediaによれば、京都御苑は、京都市の中心部に位置し、東西南北を寺町通・烏丸通・丸太町通・今出川通に区切られた区域。東西約700m、南北約1300mの範囲で、総面積は92ha。その内、環境省が管理する国民公園である京都御苑は65haである。江戸時代から残っている九ヶ所の外周御門と六ヶ所の切り通しを持つ。この先にある京都御所および仙洞御所・大宮御所は宮内庁が管理し、京都迎賓館は内閣府が管理している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 38mm ISO110 )
028_240322324 X900 京都 黒木の梅 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 28.黒木の梅 -1
黒木の梅というのが品種名かどうなのかは解らなかったが、八重咲きの梅が残っていた。この梅は、五摂家の一つである九條家の敷地の中にあった紅梅を、大正天皇即位の大礼に際して現在地に移された「黒木の梅」という銘木とされている。原株は孝明天皇の后である英照皇太后が幼少時に過ごされていたご生家で愛でられていたものと伝っているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 20mm ISO110 )
029_240322322 X900 京都 黒木の梅 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 29.黒木の梅 -2
枝先に咲く梅を入れて、京都御所建礼門へ続くまっすぐな大通りを入れて撮りたかったが、前に工事の軽トラが停まって叶わなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 41mm ISO110 )
030_ 240322337 X900 京都 十月桜 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 30.十月桜
小さな白い花が遠慮がちについていた。これは十月桜と思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 59mm ISO150 )
031_240322339 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 31.袴姿のお嬢さん -1
中学の卒業式だったのだろうか、お母さんが、お嬢さんを梅の花の傍に立たせて写真を写真を撮っていた。撮り終わったのを見計らって「すみません。1枚撮らせていただけますか?」とお母さんにお願いしてみた。お母さんはお嬢さんの顔を見て「いい?」と聞いてくれた。お嬢さんからOKが出た。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 135mm ISO110 )
032_240322342 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 32.袴姿のお嬢さ -2
「もう一枚お願いします」と。ちょっとピントが甘くなってしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 36mm ISO110 )
033_240322349 X900 京都 京都御苑 出水しだれ桜 Z50 Z18-140.jpg 33.出水の枝垂れ桜 -1
下立売御門を左にみて、出水の小川の傍の道すじに枝垂れ桜が咲いていた。拾翠亭の係の方が今咲いている桜ですと教えてくれた桜だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 21mm ISO110 )
034_240322359 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 34.賀陽宮(かやのみや)邸跡に咲く十月桜 -1
この北側が賀陽宮邸跡であり、南側に下立売御門(しもたちうりごもん)が見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 41mm ISO100 )
035_240322361 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 35.賀陽宮邸跡に咲く十月桜 -2
この桜は十月桜と推定する。ジュウガツザクラ(十月桜)はエドヒガンとマメザクラの雑種と推定される小彼岸系の品種で、春は染井吉野と同じように開花期間は短期間だが、秋は9月頃から咲き始め、長期間咲き続ける。東京の中央通り日本橋の袂にも植えられている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 41mm ISO100 )
036_240322372 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 36.梅林と桃林
賀陽宮邸跡西側の道(建礼門前大通りの一本左側の道)を北へ進むと、右手に白雲神社、西園寺邸跡があり、左側には梅林、桃林があった。流石の梅は花が少なかったが、桃はまだ咲いていた。外国人観光客が多い。今回の京都では、中国や台湾、韓国といったアジアからの方々より、欧米の方々が多いように思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 29mm ISO100 )
037_240322375 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 37.桃林 -1
桃林の濃い紅色の桃の花。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 35mm ISO110 )
038_240322376 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 38.桃林 -2
桃林の白い桃の花。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 35mm ISO110 )
039_240322377 X900 京都御所 建礼門 Z50 Z18-140.jpg 39.京都御所の築地塀
京都御所の南西に着いた。右手に東に延びる築地塀があり、その中央に建礼門が見える見える。その中が京都御所である。今日一日の素晴らしい晴天だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 19mm ISO110 )
040_240322379 X900 京都御苑 清水谷家の椋 Z50 Z18-140.jpg 40.清水谷家の椋(ムク)
御所の南西の角は、清水谷家という公家の屋敷があったことからこの木は「清水谷家の椋」といわれるそうだ。樹齢300年と苑内でも数少ないムクの大木であるという説明札が立っていた。清水谷家は西園寺家の一門で、鎌倉時代に西園寺公経の二男、実有を祖とする公家である。雅楽を家業として天皇に仕えた。この椋の木の下で、元治元年(1864年)に起こった禁門の変(蛤御門の変)の時、来島又兵衛が討死したと伝えられている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 18mm ISO110 )
041_240322383 X900 京都御所 宜秋門 Z50 Z18-140.jpg 41.宜秋門(ぎしゅうもん)
西側の築地塀に沿って北へ進む。そこに宜秋門が見えた。檜皮葺切妻屋根の四脚門の宜秋門は、天皇より、牛車の宣旨・手車宣旨を賜った者だけが車のまま、その奥の御車寄に向かうことが出来たという。。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 18mm ISO110 )
042_240322384 X900 京都御所 宜秋門 Z50 Z18-140.jpg 42.宜秋門上部
宜秋門の切妻屋根の部分。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO220 )
043_240322388 X900 京都御苑 中立売御門 Z50 Z18-140.jpg 43.中立売御門(なかたちうりごもん)
宜秋門を過ぎて左側(西側)には御苑の中立売御門が見えた。その向こうの通りは烏丸通りである。苑内の外周部にある九つの門はいずれも日本の伝統的な建築様式の一つである本瓦葺四脚門(高麗門)である。葵祭、時代祭の行列が市中に出立する堺町御門や、幕末・禁門ノ変における激戦地として知られる蛤御門などが有名である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 40mm ISO125 )

2024年4月12日

京都御苑 貴重な晴天 2024年3月22日 京都旅行(3/22-3/24) ① 

娘の主人の両親の墓が京都の興正寺別院にある。2年ぶりに娘夫婦と私たちで墓参りに行くことになった。墓参りは23日なので、22日の夕方に娘たちとは婿殿が予約してくれた四条のホテルで合流する。
 私たち夫婦は例によって、JR東日本の「大人の休日」を利用し、新横浜を8時21分に出る「ひかり」で京都に10時37分に着いた。天気予報によれば、天気が良いのは今日だけで、明日、あさっては雨模様だという。貴重なこの日の午後はどこに行こうかと考えた。仁和寺の桜を見たかったが、その桜は遅咲きであり、加えて今年の春は桜の開花が遅れている。ゆっくり歩いたことのない京都御苑と時間が許せば平安神宮の神苑を見に行くことにした。
 京都駅から、地下鉄に乗り、四条駅で降り、まず、2晩泊まるホテルに荷物を置いた。
 ホテルで京都御苑への行き方を訊ね、地下鉄で丸太町まで行くことにした。外国人観光客が多く京都を訪れていて、タクシーは台数も少なくて利用しにくいというネット情報があり、敬遠した。
 京都御苑では、九條家の遺構という拾翠亭が一般公開されているというので、まず、そこから参観する。

000_240322290 X700 京都 京都御苑 拾翠亭 外観 Z50 Z18-140.jpg
九條家の遺構 拾翠亭の全景 2024年3月22日 京都市上京区京都御苑

001_240322001 X900 京都地下鉄四条駅 G7X.jpg 1.地下鉄四条駅
地下鉄四条駅の地上に上がったが、ホテルがどこなのか見当がつかない。この写真は四条通の方へカメラを向けている。ホテルはこの少し手前にあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 11mm ISO125 )
002_240322004 X900 京都地下鉄四条駅 G7X.jpg 2.地下鉄四条駅
再び地下鉄四条駅から京都市営地下鉄烏丸線の乗り、2つ目の丸太町へ向かう。国際会館行に乗る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 27mm ISO3200 )
003_240322008 X900 丸太町 御苑バス停 G7X.jpg 3.地下鉄丸太町駅
丸太町で下車し地上に上がる。カメラは市場の方に向いている。後ろ側右手が御苑である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 27mm ISO3200 )
004_240322251 X900 京都 丸太町 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 4.間之町口から御苑へ
丸太町通りを100mほど歩いて左手にあった京都御苑の間之町口を入った。入苑料は設けられていない。この少し先の東寄りの入口には堺町御門と呼ぶ立派な門がありそれが御苑の正門である。苑内の外周部にある門は、堺町御門、下立売御門、蛤御門、中立売御門、乾御門、今出川御門、石薬師御門、清和院御門、寺町御門の九つがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 24mm ISO100 )し
005_240322252 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 5.九條家の遺構 拾翠亭一般公開
まず、ここは見てきたいと思っていた拾翠亭を探す。拾翠亭(しゅうすいてい)は春から秋にかけての毎週金曜日と土曜日に一般公開されていた。九條家の遺構である九條池と拾翠亭は京都御苑の南西側にある。入口までのアプローチを進む。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO110 )
006_240322254 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 6.拾翠亭入口
この門をくぐって左へ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 35mm ISO250 )
007_240322256 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 7.拾翠亭の玄関
ここが拾翠亭の建物の玄関である。なかに入ると係の方がおられて、入場料を300円をお支払いする。御苑の詳しい地図を領収書代わりですと渡された。御苑内の桜の情報を聞くと、2か所ほど早咲きの桜が咲くところがるだけで、まだまだである。だが、今の時期は梅と桃と一緒に見られるメリットもあるとのこと。写真に見える玄関から出てきた観光客は四阿がある庭園を見に行く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO110 )
008_240322260 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 8.拾翠亭屋内 広間
九條池と拾翠亭は、五摂家(鎌倉以後、藤原氏のうちで摂政・関白に任じられる五つの家柄で、近衛・九條・二条・一条・鷹司の五家をいう)の一つであった九條家の屋敷内に設けられた庭園の遺構である。このうち、拾翠亭は今から200年ほど前の江戸時代後期に茶室として建てられたもので、貴族の茶室らしく、遊び心にあふれた建築と言われている。(環境省 公園紹介を参照)

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO580 )
009_240322262 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 9.九條池 -1
拾翠亭の広間に続く広縁から九條池に架かる高倉橋を眺める。この拾翠亭は江戸時代後期に造営された数寄屋風書院造り建築で、広間/控えの間/小間/二階座敷の4部屋で構成されている。主に茶会や歌会など社交・遊興の場として利用されたそうだ。なお、現在も茶会や歌会などの和カルチャー系のイベントの貸室利用が可能である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 33mm ISO125 )
010_240322264 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 10.九條池 -2
広縁から高倉橋の左の方へカメラを向ける。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO180 )
011_240322271 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 11.九條池 -3
広縁から西の方を見ている。茶室横の手水鉢だ。この左手に庭園があり、厳島神社がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 18mm ISO110 )
012_240322274 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 12.拾翠亭の二階座敷からの眺め -1
急な階段を二階にあがった。そこからは、また違った趣で九條池や池泉回遊式庭園を眺められた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 18mm ISO110 )
013_240322278 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 コサギ Z50 Z18-140.jpg 13.コサギ
九條池の西側に、藤棚だろうか池の上に樹を支えるように設けられた何かの棚があった。その上にコサギが止まっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO100 )
014_240322281 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 14.拾翠亭の二階座敷からの眺め -2
西側に九條池に面した庭に造られたあずまやと、藤棚(と思う)が見えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 19mm ISO110 )
015_240322283 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 15.拾翠亭 急な階段
1階から2階へ上がる幅の狭い急な階段。降りるのに苦労した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/60秒 18mm ISO6400 )
016_240322289 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 外観 Z50 Z18-140.jpg 16.庭園から拾翠亭を見る -1
拾翠亭を退出し、東側の庭園に回って拾翠亭の広縁を振り返った。庭園はさほど広くはない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO120 )
017_240322290 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 外観 Z50 Z18-140.jpg 17.庭園から拾翠亭を見る -2
トップの写真の再掲である。一階広間と二階座敷が九條池と庭に面している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO110 )
018_240322292 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 厳島神社 Z50 Z18-140.jpg 18.九條池越しに見る厳島神社
この厳島神社は、平清盛が母祇園女御のため厳島神社の神を祀ったのが始まり。祇園女御も祀られている。この神社は九條家の鎮守社だったそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 59mm ISO140 )

000_京都御苑マップ X700.jpg
拾翠亭で領収書代わりにいただいた御苑の地図 

019_240322302 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 19.京都御苑を歩き始める -1
九條池と拾翠亭の九條邸跡の外に出る。その北側は黒木の梅が植えられた広場になっていた。丸太通りから近く地元の方が通りかかる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 33mm ISO180 )
020_240322304 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 20.京都御苑を歩き始める -2
ご近所にお住まいの方と思われるが、幼子を連れて春の日差しを楽しんでいるようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO140 )
021_240322305 X900 京都 京都御苑 厳島神社 Z50 Z18-140.jpg 21.厳島神社へ
この広場の南側に、さっき九條邸跡の庭園から見た厳島神社の参道ともいえる橋が架かっていた。傍には厳島神社の由来が書かれた札が立てられていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 21mm ISO360 )
022_240322307 X900 京都御苑 厳島神社 高倉橋 Z50 Z18-140.jpg 22.厳島神社から見る高倉橋
拾翠亭の部屋から眺めた高倉橋である。厳島神社の建つこの場所へは、入ることが出来ないようになっていた。高倉橋は明治11年(1878年)に、木造の平橋が架けられた。その後、明治15年(1882年)に、明治天皇行幸の計画があり、御所の建礼門から南に一直線に丸太町通へ通じる道路を造ることになり、その一環として現在架かっている反橋が架けられたそうだ。橋の橋脚には、天正17年(1589年)豊臣秀吉が架橋した三条大橋や五条大橋に使われていた石造の橋脚が使われているという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 38mm ISO160 )
023_240322308 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 厳島神社より Z50 Z18-140.jpg 23.厳島神社から見る拾翠亭
拾翠亭から見たときは厳島神社は木の陰になってよく見えなかったが、こちらからはその美しい姿が良く見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 38mm ISO100 )
024_240322312 X900 京都 京都御苑 厳島神社 Z50 Z18-140.jpg 24.厳島神社の鳥居
厳島神社の石の鳥居は横に渡された屋根の部分が破風型にカーブする珍しい鳥居で、国の重要美術品に指定されていて、京都三珍鳥居の一つに数えられているという。 「京都三珍鳥居」は北野天満宮摂社伴氏社の「中山鳥居」と蚕ノ社の「三柱鳥居」とこの破風型鳥居でである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 18mm ISO110 )
025_240322315 X900 京都 京都御苑 厳島神社 Z50 Z18-140.jpg 25.厳島神社の由緒
祭神および破風形の鳥居についての由緒が描かれていたが、字がかすれてきていて、判読しづらい。wikipediaによれば、「社伝によれば、安芸国厳島社を崇敬した平清盛が、摂津国兵庫津に築島(経が島)を造成した際に、同島に社殿を構えて厳島社を勧請し、後に清盛の母の霊を合祀したものに起源を持ち、その神社を時期不詳ながら当地へ遷座させたものという。鎮座地は後世九条家の邸宅に取り込まれて同家の鎮守として崇敬されるとともに、池泉廻遊式庭園の1部を構成するものともなった。明治になって九条家は東京へ転宅し、その邸宅も東京へ移築されたが、当神社はそのまま残された。昭和2年(1927年)には社殿が改築されている。」とあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 30mm ISO360 )
026_240322316 X900 京都 京都御苑 厳島神社 Z50 Z18-140.jpg 26.池の弁天さん
九條池の中島に鎮座し、「池の弁天さん」と称されるそうだ。黒木の梅の広場に戻る際、橋を渡るときに分かったのだが、この厳島神社は九條池の小島の上に建っている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO100 )

2024年1月12日

紅葉 都築中央公園と心行寺 ② 2023年11月29日 横浜市都筑区

心行寺の本堂へ石段を上がって参拝し、山門を出て「ささぶねのみち」へ戻る。左へ行くとセンター南駅へ行く。さらに鴨池公園、葛ヶ谷公園、大原みねみち公園、茅ヶ崎公園へとセンター南駅を取り囲むように散策路が続く。この「ささぶねのみち」を先の方へ歩いてみたかったが、また次の機会に改めてくることにした。心行寺参拝の目的は達したので、もと来た道を左へ都築中央公園の渋澤口へ戻った。渋澤口の先の「ささぶねのみち」は工事中であった。
 渋澤口からは、下りて来たばしょうじ谷戸門へは戻らず、一本南側の道を公園に沿ってレストハウスへ向かう。そこは今朝、最初に入った宮谷戸の大池の南側の高台にあった。

000_231129166m X700 都築中央公園 Z50 18-140.jpg
宮谷戸の大池の縁を歩く小学生 レストハウスから 2023年11月29日 横浜市都筑区 都築中央委公園

021_231129106 X900 ささぶねのみち緑道 Z50 18-140.jpg 21.ささぶねのみち緑道 -1
心行寺の前にある堀のような窪みに架かる竹園橋を渡ると散策路があった。そこを右(北)へ、渋澤口へと歩く。なかなかさわやかな道だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 62mm ISO300 )
022_231129112 X900 ささぶねのみち緑道 Z50 18-140.jpg 22.ささぶねのみち緑道 -2
快晴であり、清々しい散歩道だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO200 )
023_231129114m X900 ささぶねのみち緑道 Z50 18-140.jpg 23.ささぶねのみち緑道 -3
渋澤口まで戻り、せせらぎに架かる蛍見橋を渡って、せせらぎを右へ行く。さっき下りてきた、ばしょうじ谷戸門の手前の道である。ここでささぶねのみち緑道とわかれて、都築中央公園の南側を歩く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 39mm ISO220 )
024_231129118m X900 ささぶねのみち緑道 Z50 18-140.jpg 24.レストハウスを目指す
右側(南)に昭和大学横浜市北部病院がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 28mm ISO200 )
025_231129120 X900 都築中央公園 Z50 18-140.jpg 25.都築中央公園中央口
高橋秀信 元横浜市長(1994年~1998年)の銘がある大きな石があった。都築中央公園は1998年に開園された横浜市立の都市公園(総合公園)である。面積は19.6ha(東京ドーム 約4個)ある。この中央口を左へ上がると展望広場がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 28mm ISO110 )
026_231129123 X900 都築中央公園 セイヨウシデ Z50 18-140.jpg 26.セイヨウシデ
展望広場への緩やかな傾斜地にはセイヨウシデが植えられ、黄色く色づいていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 39mm ISO110 )
027_231129128 X900 都築中央公園 Z50 18-140.jpg 27.都築中央公園中央口付近 -1
歩いてきた道を振り返る。右側が都築中央公園で、写真の右手の方が展望広場である。左手の建物が昭和大学横浜市北部病院だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 56mm ISO180 )
028_231129129m X900 都築中央公園 見晴歩道 Z50 18-140.jpg 28.都築中央公園中央口付近 -2
都築中央公園中央口を背に緑門歩道橋の先を眺める。正面には都筑区の総合庁舎が見えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8.0 1/500秒 38mm ISO100 )
029_231129130 X900 都築中央公園 Z50 18-140.jpg 29.都築中央公園中央口付近 -3
左側に中央公園を見ながら、まっすぐ進む。右の歩道橋を渡っていくと横浜市営地下鉄のセンター南駅へいくが、左へ行きレストハウスに向かう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 24mm ISO110 )
030_231129131 X900 都築中央公園 Z50 18-140.jpg 30.犬の散歩
大きな愛犬2頭を散歩させている女性がいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 44mm ISO110 )
031_231129133 X900 都築中央公園 Z50 18-140.jpg 31.レストハウスへ -1
写真の左手に見える緩やかな階段を上がるとレストハウスがある。2頭の大きな犬たちはまっすぐ行ってしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 56mm ISO180 )
032_231129135 X900 都築中央公園 Z50 18-140.jpg 32.レストハウスへ -2
左手に中央公園の木々を見ながら緩やかな階段を上がる。ところどころ紅葉が美しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 18mm ISO110 )
033_231129138 X900 都築中央公園 レストハウスから Z50 18-140.jpg 33.レストハウス
レストハウスに着いた。公園に関する資料が展示されている以外、殺風景な、特に何もないところだったが、正面の窓から宮谷戸の大池が見下ろせた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.0 1/500秒 28mm ISO140 )
034_231129142m X900 都築中央公園 レストハウスから Z50 18-140.jpg 34.レストハウスからの眺め
宮谷戸の大池の東側、ここは私たちが今朝、入ってきたところだ。11時半、小学生の課外授業だろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 44mm ISO140 )
035_231129145tm X900 都築中央公園 レストハウスから Z50 18-140.jpg 35.円形広場
宮谷戸の大池に面して円形広場があった。親子連れも多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 31mm ISO110 )
036_231129148 X900 都築中央公園 Z50 18-140.jpg 36.宮谷戸の大池 -1
池にはキンクロハジロが浮かぶ。今朝、私たちはこの池の右側の道を公園雄中央へと歩いた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 61mm ISO250 )
037_231129157 X900 都築中央公園 Z50 18-140.jpg 37.宮谷戸の大池 -2
また、小学生のグループが歩いてきた。課外授業には絶好の場所なのだろう。今日は天気が良い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 69mm ISO200 )
038_231129162 X900 都築中央公園 Z50 18-140.jpg 38.宮谷戸の大池 -3
キンクロハジロが憩う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 62mm ISO280 )
039_231129169 X900 都築中央公園 Z50 18-140.jpg 39.宮谷戸の大池 -4
宮谷戸の大池で開催されるイベントにザリガニ釣りがあり、子供たちが釣りを楽しみながら外来種のアメリカザリガニを駆除することで、街の環境保護につながっているという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 58mm ISO200 )
040_231129173 X900 都築中央公園 Z50 18-140.jpg 40.宮谷戸の大池から境田貝塚方面へ
宮谷戸の大池から北の方へ上がっていくと、境田貝塚、境田谷戸、清水谷戸など、次の機会に行ってみたいところがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 78mm ISO160 )
041_231129176m X900 都築中央公園 Z50 18-140.jpg 41.宮谷戸の大池 池の端の紅葉 -1
朝の印象とは違い、太陽の光が降り注ぐ紅葉した木が輝いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 31mm ISO180 )
042_231129181 X900 都築中央公園 コナラ Z50 18-140.jpg 42.宮谷戸の大池 池の端の紅葉 -2
コナラの古木もきれいに紅葉していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.0 1/500秒 110mm ISO160 )

2024年1月 8日

紅葉 都築中央公園と心行寺 ① 2023年11月29日 横浜市都筑区

神奈川新聞社から「横浜」という季刊の情報誌が刊行されている。ちょっと前のものだが、その2020年秋号に「特集 ヨコハマ秋散歩」というタイトルが付いた号を有隣堂の店頭で見つけた。横浜市の紅葉の良いところが特集されてる。その中に都筑区の心行寺というところが載っていた。心行寺山門の紅葉の写真が紹介されていたが、なかなかよさそうだ。場所は、横浜市営地下鉄のセンター南駅にほど近い。また、横浜市の環境創造局公園緑地部北部公園緑地事務所が管理する都築中央公園に隣接する。都築中央公園には駐車場もあるようなので、マイカーで行くことにした。
 自宅から、第三京浜で港北インターで降りたが、30分もかからないで9時半過ぎに公園の駐車場に着いた。紅葉のシーズンなのでとめられるかどうか心配だったが、平日でもあり楽にとめることが出来た。
 駐車場は(都築)区役所通りに面した宮谷戸口にあり、公園に入ると宮谷戸の大池という池があった。公園の案内図はあるのだが、どこがどういうところかわからない。心行寺を目標にすることにして、池の近くを散歩されている方に道を尋ねてみたが、その方は心行寺をご存じなかった。コピーしておいた「特集 ヨコハマ秋散歩」に載っていた地図を見せたところ、ここ宮谷戸口は公園の東側だが、そこは公園の西側の出口にあたる渋澤口の近くのようで、そこへの歩き方を教えてくださった。
 渋澤口を出ると、小さな川に沿って「ささぶねのみち」という緑道があった。その「ささぶねのみち」を南に進むと左側に心行寺の山門があった。
 残念ながら、都築中央公園の紅葉も、心行寺の紅葉も少しタイミングが遅かったようだ。

000_231129084m X700 心行寺 本堂 Z50 18-140.jpg
心行寺本堂の紅葉 2023年11月29日 横浜市都筑区荏田東

001_231129004 X900 都築中央公園 宮谷戸の大池 Z50 18-140.jpg 1.宮谷戸の大池
カーナビに従って、第三京浜を港北で降り、中山・北山田線という道路を走り着いたところは、公園の東側の駐車場だった。紅葉シーズンなので駐車場も混んでいるかと思い、朝、早めに来たがガラガラだった。駐車場から歩いて宮谷戸の大池に出た。池にはキンクロハジロが浮かんでいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO400 )
002_231129009 X900 都築中央公園 宮谷戸の大池 Z50 18-140.jpg 2.宮谷戸の大池を西へ
今日の目的は公園の紅葉を見に来たのと、前述したように心行寺という寺を参拝することにあった。ところが公園の案内図には心行寺が示されていない。公園を散歩されている方がおられたので、心行寺へはどう行けばいいか尋ねてみた。心行寺はご存じなかったが、上述した「特集 ヨコハマ秋散歩」の記事にあった簡単な図を見せたところ、その位置がお分かりになったようで、歩く方向を教えていただいた。  

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 41mm ISO450 )
003_231129015 X900 都築中央公園 ステージ広場へ Z50 18-140.jpg 3.ステージ広場へ
宮谷戸の大池を北西に進む。宮谷戸窯のわきを通って、西へ急な階段を上るとステージ広場なのだが、先に道を尋ねた方が、右の方へ迂回していけば緩やかな道を上がれますよと教えてくれていた。紅葉を眺めながら、ステージ広場へ向かう。3,000㎡のステージ広場では例年10月に里山まつりの開催されているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO360 )
004_231129018 X900 都築中央公園 ヨコハマヒザクラ Z50 18-140.jpg 4.ヨコハマヒザクラの紅葉
今年の秋は自宅付近のサクラの紅葉が綺麗で、葉が落ちないでいる。このサクラは葉はほとんどが落ちてしまっているが、風情があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO180 )
005_231129027 X900 都築中央公園 ステージ広場付近 セイヨウシデ Z50 18-140.jpg 5.セイヨウシデ(西洋四手)
カエデ以外の紅葉もなかなかよい。Picture This で検索してセイヨウシデと分かったが、カバノキ科の広葉樹で比較的小型のものが多く、樹高は最大でも20m程度だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 44mm ISO160 )
006_231129046 X900 都築中央公園 ばしょうじ谷戸池 Z50 18-140.jpg 6.ばしょうじ谷戸
休憩所があるばしょうじ谷戸というところへ下りてきた。湿地・田畑・雑木林などの保全作業が進められ、ふるさとを偲ばせる施設・環境を整えている。池にはコサギがいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 20mm ISO400 )
007_231129049 X900 都築中央公園 渋澤口 Z50 18-140.jpg 7.渋澤口
公園の西側出口である渋澤口に出た。途中で会ったご婦人が、「紅葉はもう少し前が綺麗だったんですよ、少し遅かったですね」と話されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 63mm ISO380 )
008_231129053 X900 都築中央公園 渋沢口 Z50 18-140.jpg 8.渋澤口から「ささぶねのみち緑道」へ
ばしょうじ谷戸門という都築中央公園の出口を出た。出たところが「ささぶねのみち緑道」である。真っ赤に紅葉したイロハモミジがあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 63mm ISO380 )
009_231129057m X900 ささぶねの道沿道緑道 都築中央公園 Z50 18-140.jpg 9.「ささぶねのみち緑道」
渋澤口を出て、この「ささぶねのみち緑道」にぶつかるが、渋澤口の蛍見橋で「ささぶねのみち緑道」に沿って向きを変えたせせらぎが北へ流れる。途中まで歩いてみたが、この先工事中だったので引き返してきた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 30mm ISO200 )
010_231129060 X900 ささぶねの道沿道緑道 都築中央公園 Z50 18-140.jpg 10.イロハモミジ -1
渋澤口の蛍見橋のイロハモミジは真っ赤に紅葉していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 29mm ISO250 )
011_231129069 X900 ささぶねの道沿道緑道 都築中央公園 Z50 18-140.jpg 11.イロハモミジ -2
位置を変えて数ショット撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 29mm ISO250 )
012_231129064 X900 ささぶねの道沿道緑道 都築中央公園 Z50 18-140.jpg 12.心行寺へ
目標の心行寺は「ささぶねのみち緑道」を逆に南に向かったところにある。渋澤口を左に折れて100mほど行ったところに山門があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 30mm ISO140 )
013_231129073 X900 心行寺 山門 Z50 18-140.jpg 13.心行寺山門
澁澤山龍泉院心行寺という浄土宗のお寺である。「特集 ヨコハマ秋散歩」の石野博子さん(横浜シティガイド協会)の記事によれば、心行寺は文禄・慶長年間の開創と言われ、400年以上の歴史がある古刹である。江戸時代ここ荏田村は二代将軍秀忠のお江の方(崇源院)の化粧領(江戸時代に女性が嫁ぐ際に取り交わされた持参金や土地・権利。または中世に女性が生前に許された相続財産)であったそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO220 )
014_231129078 X900 心行寺 山門 Z50 18-140.jpg 14.心行寺参道
山門の右側には「竹あかり」が施されていた。wikipediaによれば、古くから竹は、内部にろうそくなどを入れて灯火用具として使用されてきた。単に竹を切っただけのものもあれば、表皮を剥ぐなど加工をする場合もある。用途としては道路で足下を照らす場合や、神社仏閣などの祭礼で用いられる場合、個人のインテリアとして用いる場合などがある。数ある竹のあかりの中で特に、竹にドリルで穴をあけ、あかりを灯すものが「竹あかり」と呼ばれている。と書かれていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO220 )
015_231129083m2 X900 心行寺 本堂 Z50 18-140.jpg 15.本堂前のモミジ
山門を入って参道をまっすぐ行くと、石段を上がったところに本堂があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/200秒 41mm ISO2200 )
016_231129088m X900 心行寺 本堂 Z50 18-140.jpg 16.本堂へ上がる石段とモミジ -1
石段の下から眺める本堂と、石段に被さるモミジは見応えがあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 38mm ISO3000 )
017_231129093m X900 心行寺 本堂 Z50 18-140.jpg 17.本堂へ上がる石段とモミジ -2
本堂の中に入ることはできなかったが、寺には徳川将軍家の位牌が安置されているという。また、この石段の右下に水琴窟があったのだが、見落としてしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 38mm ISO3200 )
018_231129096m X900 心行寺 客殿 Z50 18-140.jpg 18.心行寺 客殿
山門から境内に入って左側に客殿が立ち、墓地もあった。ここの紅葉は少し遅かったようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO160 )
019_231129099_2 X900 心行寺 六地蔵 Z50 18-140.jpg 19.六地蔵
山門の傍らにお地蔵さんが六体並んでいた。六地蔵とは 仏教では人間が死んだ後、生前の善行や悪行によって行く先が地獄、餓鬼(がき)、畜生、修羅、人間、天の六道(りくどう)に分かれるとされているが、その分かれ道が「六道の辻」である。六地蔵はそれら六道における苦しみを救う6種類の地蔵菩薩のことを指すのだそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO400 )
020_231129102 X900 心行寺 山門 Z50 18-140.jpg 20.心行寺山門
心行寺の参拝と見学を終え、退出した。振り返って山門を撮る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 19mm ISO360 )

2023年12月27日

道志を経て宮ケ瀬ダム 2023年11月14日-15日 御殿場「時の栖」で一泊、山中湖から道志へ ③

目的にしていた「水源の森 名水九割蕎麦」は、10年くらい前にやめてしまってた。仕方なく、宮ケ瀬ダムに向かって車を走らせ、ちょうど山梨県と神奈川県の県境になるところに「両国屋」という食堂があったので、そこでほうとうを食べることにした。素朴な味だったが美味しかった。
 宮ケ瀬ダムに着いたのは午後3時過ぎだった。そのころはすっかり曇り空になっていて、撮った写真も映えない。インクラインに乗りダムの下に降り、たまたま走ってきたのを見かけたロードトレイン「愛ちゃん号」に乗って、県立愛川公園のパークセンターまで往復した。時間があれば少し公園を歩いてみたいと思うようなところだった。
 午後4時半、再びインクラインに乗ってダムの上に上がり、駐車場のあるところに戻った。「水とエネルギー館」を見学し、午後4時30分に帰路に着いた。相模川の橋を渡ってJR相模線の踏切を超え、北里大学病院の前を通る道がラッシュで、国道16号に出るまで渋滞したが、16号に出ると順調に走れた。6時半に我が家に着いた。迎えに来ていただき、送っていただき、いつもながらKさんご夫妻に感謝である。

000_231115294 X700 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg
宮ケ瀬ダム 2023年11月15日 神奈川県相模原市緑区

043_231115248 X900 宮ケ瀬ダム インクライン Z50 Z18-140.jpg 43.インクラインから見た宮ケ瀬ダム
宮ケ瀬ダムの駐車場に入ったのは午後3時頃だった。駐車場の入り口は宮ヶ瀬やまびこ大橋交差点で、県道64号線(伊勢原津久井線)から別れた県道514号(宮ヶ瀬愛川線)に入ったところにあった。駐車場は宮ケ瀬湖の遊覧船のりばの上にあった。右に375mのダムの堤頂がある。ダム湖である宮ケ瀬湖の宮ケ瀬ダムについては、インターネットにより多くの情報が得られるので、その構造などについては省略する。インクラインは、工事中に活躍したダンプトラック搭載型インクラインの一部を活用し設置されたケーブルカーである。これに乗って高さ156mというダムの壁を見ながら、愛川第一発電所がある所まで下りた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 28mm ISO1800 )
044_231115251 X900 宮ケ瀬ダム インクライン Z50 Z18-140.jpg 44.インクライン すれ違い
平日で天気も芳しくなく、時間も遅いのでインクラインに乗ったのは私たち4人だけだった。一人往復500円だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO1000 )
045_231115253 X900 宮ケ瀬ダム インクライン Z50 Z18-140.jpg 45.ダムの壁に付けられた階段
ダムの壁には下に降りる階段が設けられていた。この階段を下に降りて、また上がってくるのは大変なことだと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO1100 )
046_231115259 X900 宮ケ瀬ダム Z50 Z18-140.jpg 46.新石小屋橋 宮ケ瀬ダムの副ダム(石小屋ダム)
ダムから流れ出る水は中津川に注がれる。愛川第一発電所の先からはその中津川に架かる新石小屋橋が見える。写真では見えないが、新石小屋橋の下流には副ダムがある。急激な水量の増加による弊害が起こる可能性があったので、宮ヶ瀬ダムの直下流約800m地点に副ダムを設けることで、洪水調節時の放流の際にも増水した中津川の水流量を調整し、下流の急激な増水を抑制するために、2000年(平成12年)に宮ヶ瀬ダムと共に完成した。ダム表面には、石模様のプレキャスト型枠を使用し、ダム建設前の中津渓谷の景観にマッチさせているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO560 )
047_231115261 X900 宮ケ瀬ダム Z50 Z18-140.jpg 47.宮ケ瀬ダム
新石小屋橋から振り返って眺める宮ケ瀬ダムは大きい。今日も観光放水はあったようだが、今は止まっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 21mm ISO500 )
048_231115266 X900 宮ケ瀬ダム Z50 Z18-140.jpg 48.ロードトレイン「愛ちゃん号」
そこへ写真の可愛い汽車がやってきた。衆議即決、あれに乗ろうということになった。「愛ちゃん号」という。出発するのは、愛川第一発電所の前なので、そこまで戻った。「愛ちゃん号」は、宮ヶ瀬ダム下の愛川第一発電所の前からパークセンターとの間(片道1km 約7分間)を結ぶシャトル便として走る。このロードトレインは、イタリア製だそうだ。片道300円だったが、乗りっぱなしで戻ってくることにした。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO3600 )
049_231115273 X900 宮ケ瀬ダム Z50 Z18-140.jpg 49.「愛ちゃん号」で新石小屋橋を渡る
ゆっくりと走る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 28mm ISO360 )
050_231115284 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 50.パークセンター
往路の終点パークセンターに着いた。10分ほど停車する。一緒に二人連れが乗っていたが、その人たちはここで降りた。往復乗る人は少ないようだ。この先に県立あいかわ公園が広がっている。花の斜面、風の丘と言ったところもあるようで、ゆっくりと過ごすこともできそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 30mm ISO320 )
051_231115287 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 51.戻り道
「愛ちゃん号」は往きと同じ道を戻っていく。宮ケ瀬ダム周辺の紅葉は期待したほどではなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO500 )
052_231115291 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 52.新石小屋橋 石小屋モニュメント
傍で見ていないので良く解らないが、中には、宮ヶ瀬ダムができるまでのことが写真とともに記されているようだ。石小屋ダムがあった辺りは、むかし石小屋と呼ばれていたらしい。石小屋モニュメントはダム建設の記念碑的なものだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 45mm ISO2800 )
053_231115293m X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 53.再び新石小屋橋を渡る
午後4時になった。観光客の姿はない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 22mm ISO500 )
054_231115297 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 54.大沢の滝
新石小屋橋の左側に大沢の滝があった。落差は20mくらいはあるのだろうか。しかし、水の流れは細い。南側にある高取山(556m)の方からの「屏風沢」と「夕日の沢」がまとまって「大沢」になり、中津川に流れ込んでいるそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 40mm ISO6400 )
055_231115303 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 55.インクラインで駐車場へ
インクラインで宮ケ瀬湖へ上がった。そこがインクライン山頂駅だが、その前に「水とエネルギー館」という施設があった。まだ開いていたので入って見た。宮ケ瀬ダムに関する資料が展示、解説されていた。駐車場の傍にさっき見た大沢ノ滝の源という高取山散策路の入り口があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 34mm ISO2200 )

追記
  数日後、「時之栖」にあった大きな鷹(タカ)の彫刻の作者が誰なのか知りたくなり、「時之栖」に電話をかけてみた。ご存じの方がいて、親切に対応して下さり、教えてくださった。
 その作者は、アメリカ人で青銅などの金属棒を溶接する独特の技法を用い、動物学を学び環境問題や野生生物に関心を持つ彫刻家 ロベルト・フリオ・ベッシン と言う人だった。氏は北海道は北見の傍の常呂郡置戸町に、クラフトデザインアドバイザーとして招かれ、野鳥をモチーフとして製作した透明性のある作品を残している。
 残念ながら、何故、そのロベルト・フリオ・ベッシンさんが「時之栖」に彫刻を作ったのかを聞き漏らしてしまった。ロベルト・フリオ・ベッシン氏は現在63歳くらいだそうだ。
 「時之栖」に3体の鷹の彫刻がある。1体は桜の礼拝堂の「念ずれば花ひらく」の塔の上に、サッカーグラウンドを見下ろすように置かれたもう1体は、今は「初夢の橋」に移された鷹(オオタカ)である。このほかにもう1体あるという。
 また、なぜ、桜の礼拝堂の傍に「念ずれば花ひらく」と刻まれた石塔があるのかと伺ったところ、「時の栖」では28年前に地ビールのレストランを始めたが、そのお客さんのなかに岐阜県中津川市の石のミュージアム「博石館」を経営する会社の社長さんが来られていて、「時之栖」の創業者であり、昨年亡くなられた会長さんと懇意になられた。その「博石館」の社長さんが随筆家の坂村真民さんのお知り合いだったことで、多くの人に共感を呼んだ坂村真民さんの「念ずれば花ひらく」の詩碑を作ることになったそうだ。だが、ここでも、ではなぜその石塔の上にロベルト・フリオ・ベッシン氏の青銅の鷹が乗っているのか聞き漏らしてしまった。
 電話で丁寧に応対して下さり、教えていただいたが、私の聞き間違いもあったと思う。その点、ご容赦いただきたい。