検索結果: Studio YAMAKO

このブログを検索

大文字小文字を区別する 正規表現

Studio YAMAKOで“マルバウツギ”が含まれるブログ記事

2023年7月28日

猛暑の箱根湿性花園 ② 2023年7月18日 神奈川県箱根町仙石原

チョウの姿はなく、ミドリシジミのミの字もなかった。いつもは、多くのオオウラギンスジヒョウモンが、オカトノウやカセンソウが咲く湿原植生復元区で翔んでいるのだが、その姿もなかった。たまに翔んでは来るのだが、すぐ木陰のあるほうに飛び去ってしまう。吸蜜していたのは1頭のみだった。
 手持無沙汰で花の写真を撮りながら、11時半まで園内に滞在して、駐車場の前で40年以上にわたり営業しているという「湿性茶屋」という蕎麦屋に寄り、とろろそばを食べた。ビールを飲めなかったのは残念だが、箱根の冷水が身体に染みるようにうまかった。

000_230718067 X900 猛暑の湿性花園 オグラセンノウ RX10M4.jpg
オグラセンノウ(小倉仙翁) 2023年7月18日 神奈川県箱根町仙石原
オグラセンノウは、1903年の熊本県阿蘇山で採取された標本に基づいて植物学者の牧野富太郎博士によって新種として紹介がなされ、本草図説の植物に当てはめ、オグラセンノウと命名された(wikipedia) 環境省絶滅危惧ⅠB類

024_230718065 X900 猛暑の湿性花園 エゾミソハギ RX10M4.jpg 24.エゾミソハギ(蝦夷禊萩)
エゾミソハギ は、盆花としてよく使われ、ボンバナ、精霊花(ショウリョウバナ)などの名もあるミソハギの近縁種である。ミソハギより大型で、葉の基部が茎を抱き、毛が多い。世界の侵略的外来種ワースト100 (IUCN, 2000)選定種の一つである。湿潤な場所によく育つという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 151mm ISO160 ) 露出補正 -0.7段
025_230718161m X900 箱根湿性花園 コバノタツナミ Z50 Z105mc.jpg 25.コバノタツナミ(小葉の立浪)
シソ科の植物である。舞岡公園でも見られるタツナミソウの変種。茎の基部が長く這う。基本種と比べて全体に小さく、葉は小型で短毛が生え、鋸歯の数が少ない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
026_230718150 X900 箱根湿性花園 ドクウツギ Z50 Z105mc.jpg 26.ドクウツギ(毒空木)の実
何の実だろうと思い、種名の札を見るとドクウツギと書かれていた。名前にウツギが付く植物はアジサイ科のウツギ、マルバウツギ、ノリウツギがあるが、スイカズラ科のタニウツギ、ミツバウツギ科のミツバウツギもあり、このドクウツギはドクウツギ科である。空木(ウツギ)は幹が中空であることに由来するというが、ドクウツギの和名の由来は、枝ぶりがウツギに似ていて、毒を含むことからこの名があるという。wikipediaを見ると、トリカブト、ドクゼリと並んで日本三大有毒植物の一つとされている。花期は4 - 6月。果期は6月から8月。果実はブドウのように房状につき、熟すると赤から黒紫色になり、食べられそうに見えるが猛毒である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
027_230718078 X900 猛暑の湿性花園 キンミズヒキ RX10M4.jpg 27.キンミズヒキ(金水引)
バラ科キンミズヒキ属の多年草である。和名の由来は、細長い黄色の花穂を「金色のミズヒキ(タデ科)」にたとえたものである。タデ科イヌタデ属にミズヒキ(水引)という種がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 181mm ISO250 ) 露出補正 なし
028_230718082 X900 猛暑の湿性花園 RX10M4.jpg 28.仙石原湿原植生復元区 -1
仙石原湿原植生復元区には木道が整備されている。南側の台ヶ岳(1,045m)、神山(1,483m)方面を眺める。湿原には黄色いカセンソウや白いオカトラノオの花が咲き、いつもはオオウラギンスジヒョウモンなどが多く舞っているが、この日は猛暑の為か姿が見えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
029_230718081m X900 △猛暑の湿性花園 ウラギンスジ RX10M4.jpg 29.葉陰に隠れるオオウラギンスジヒョウモン
それでも1頭のオオウラギンスジヒョウモンが翔んでいた。しかし、花には来ない。湿原を横切って、木立の方へ翔んで行き、日陰になった葉に静止した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1600 ) 露出補正 なし
030_230718084 X900 猛暑の湿性花園 カセンソウ RX10M4.jpg 30.カセンソウ(歌仙草)
仙石原湿原植生復元区に多く咲いている。キク科オグルマ属の多年草である。和名をカセンソウ「歌仙草」というが、牧野富太郎博士は「名の由来は不明」としているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 201mm ISO1600 ) 露出補正 なし
031_230718092 X900 〇猛暑の湿性花園 オカトラノオ RX10M4.jpg 31.オカトラノオに来たオオウラギンスジヒョウモン♂
1頭のオオウラギンスジヒョウモンが不意に飛来し、オカトラノオの花に止まった。前翅が大きく破損していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
032_230718121 X900 猛暑の湿性花園 RX10M4.jpg 32.オオウラギンスジヒョウモン(トリミング)
前の写真と同じ個体。破損したところをカットした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
033_230718103m X900 ◎猛暑の湿性花園 オカトラノオ RX10M4.jpg 33.キタテハ夏型
5mほど離れたオカトラノオの花に止まっていたキタテハを発見した。チョウがいないので貴重な被写体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
034_230718110 X900 〇猛暑の湿性花園 コキマダラ RX10M4.jpg 34.コキマダラセセリ♀
木道から離れたところに咲いているカセンソウに何か止まっている。セセリチョウまでは解るが、肉眼では同定できない。とにかく撮って、モニターで拡大し見てみるとコキマダラセセリだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
035_230718114 X900 猛暑の湿性花園 RX10M4.jpg 35.仙石原湿原植生復元区 -2
平成元年から毎年仙石原湿原植生復元区火入れが実施されている。夏に生い茂ったヨシやススキなどの枯草や、その中に隠れて成長したハンノキなどの樹木の幼木を、火をつけて燃やし、取り除く作業である。これらがその場にあり続けると、湿原は次第に森林へ変化(遷移)していく。そのため、仙石原湿原の維持にはこの火入れ作業が重要とされている。ミドリシジミの食樹であるハンノキの幼木は犠牲になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 12mm ISO160 ) 露出補正 なし
036_230718111 X900 猛暑の湿性花園 RX10M4.jpg 36.仙石原湿原植生復元区 -3
これは東を向いて撮った写真である。右側が台ヶ岳の方向になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
037_230718167 X900 箱根湿性花園 クサレダマ Z50 Z105mc.jpg 37.クサレダマ(草連玉)
湿原植生復元区に咲いていた。和名はマメ科のレダマに似て、草本であることに由来する。wikipediaでは、草本とは、木本(もくほん)に対応する概念で、木にならない植物を指す。すなわち、樹木のように大きくならず、太く堅い幹を持たない植物である。一般に草(くさ)と呼ばれる植物である。と記されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
038_230718124 X900 〇猛暑の湿性花園 ウラゲヨブスマソウ RX10M4.jpg 38.スジグロシロチョウ♂ -1
スジグロシロチョウが初めて見る花で吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
039_230718172 X900 ◎箱根湿性花園 Z50 Z105mc.jpg 39.スジグロシロチョウ♂ -2
スジグロシロチョウが吸蜜している花を、Picure This で検索してみると、ウラゲヨブスマソウ(裏毛夜衾草)と同定してくれた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
040_230718176 X900 箱根湿性花園 Z50 Z105mc.jpg 40.ウラゲヨブスマソウ(裏毛夜衾草)
ところがwikipediaで、ウラゲヨブスマソウで検索するとイヌドウナのページが開いた。その写真を見ると確かにこの花である。似ている種にヨブスマソウという種があり、イヌドウナは、ヨブスマソウより背丈も低く、小さいという。ウラゲヨブスマソウ=イヌドウナなのだろうか?

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
041_230718170 X900 箱根湿性花園 ニワシロユリ マドンナリリー Z50 Z105mc.jpg 41.マドンナリリー(和名ニワシロユリ)
キリスト教においては白いユリの花が純潔の象徴として用いられ、聖母マリアの象徴として描かれ、この花が「マドンナリリー」と呼ばれるようになっていった。日本語名は「ニワシロユリ」と名付けられているが、これは英語名からの直訳で、キリスト教の聖花として庭園栽培がなされていたことに由来するそうだ。テッポウユリに似ている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
042_230718130 X900 猛暑の湿性花園 ノリウツギ RX10M4.jpg 42.ノリウツギ(糊空木)
和名の由来は何かと思いwikipediaで調べたところ、樹皮からは和紙の糊料が採れるとあった。また、花を楽しむために庭に植えられるほか、根からは喫煙具のパイプが作られることが知られている。ノリウツギの花にはチョウも多く集まり、かってはここにある1本のノリウツギにミドリシジミが10頭近くいたこともあった。この日は、何か所かノリウツギの花が咲くところを丹念に見たが、1頭も見られなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
043_230718131 X900 猛暑の湿性花園 マンシュウキスゲ RX10M4.jpg 43.マンシュウキスゲ(満州黄萱)?
私はニッコウキスゲ(日光黄萱)と思って撮ったが、後で、その画像をPictureThisで検索してみると、マンシュウキスゲという結果だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 172mm ISO125 ) 露出補正 なし
044_230718181 X900 箱根湿性花園 キリンソウ Z50 Z105mc.jpg 44.キリンソウ(麒麟草)
キリンソウは、薬用及び食用にされ、虫刺されや切り傷にはすり潰した葉の汁を塗ると効果があるという。和名の別名にはキジンソウ、キジグサともいい、「傷薬の草」を意味し、これが転訛して「キリンソウ」となったとする説がある。また、中国の古書に登場する伝説上の動物麒麟に由来するという説もあるという。だが、黄色い花と動物のキリンを関連付けたいところだが、名前の由来は不明だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f11 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし

2023年6月 7日

5月の舞岡公園 ① 2023年5月2日・11日 横浜市戸塚区舞岡公園

今年もゴールデン・ウィークがやってきた。予報によるとその前半の3日~5日までは天気がよさそうだ。だがGWは駐車場もいっぱいになるほど舞岡公園にも人が集まる。そこでその前日の5月2日に行くことにした。
 さすがにまだ平地産のゼフィルスには早いのだが、タニウツギが咲き、黒いアゲハが訪れるのを期待する。しかし、チョウの数は少なかった。
 それではと、5月11日に出かけてみた。7日から9日までは気温が低く、この日は天気は良かったが気温は22℃~23℃くらいにしか上がらなかったようだ。
 アカシジミは発生しているかもしれないと、クリの花を見て歩いたが、まだ、花は蕾だし、アカシジミの姿はなかった。チョウは越冬したルリタテハとツマグロヒョウモン、アオスジアゲハくらいしかいなかった。見られる種類も少ないし、個体数も少ない。

000_230502067 X700 〇舞岡公園 RX10M4.jpg
古民家の庭で元気に泳ぐ鯉 2023年5月2日 横浜市戸塚区 舞岡公園

001_230502003 X900 丸舞岡公園 イロハモミジの種子 Z50 Z105mc.jpg 1.イロハモミジの実 5/2
3月30日に舞岡公園を訪れたとき、道路を渡る橋に伸びる枝にイロハモミジの花が咲いていた。そしてこの日、5月2日は早くも2枚の竹トンボを思わせるような翼に実がなっていた。熟すのはだいぶ先で11月以降と言われる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f7.1 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
002_230502009 X900 舞岡公園 タニウツギ Z50 Z105mc.jpg 2.タニウツギ(谷空木) 5/2
さくら休憩所に小さなタニウツギの木が1本あるが、数年前は今より元気だったこの木の花に、モンキアゲハやナガサキアゲハが来ることがあった。この日、咲き始めていたが黒いアゲハの姿はない。マクロで寄って撮ったが花に奥行きがあり、ピント合わせが難しい。 

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.3 1/1000秒 105mm ISO560 ) 露出補正 なし
003_230511039 X900 タニウツギ 舞岡公園 RX10M4.jpg 3.タニウツギ 5/11
大原谷戸池の傍に咲くタニウツギは、10日後にほぼ満開になっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 178mm ISO250 ) 露出補正 なし
004_230502020 X900 舞岡公園 ツクシヤブウツギ Z50 Z105mc.jpg 4.ツクシヤブウツギ(筑紫藪空木) 5/2
ハコネウツギと思っていたが、Picture This で検索してみると、ツクシヤブウツギと同定された。タニウツギや、ハコネウツギと同じタニウツギ属である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f11.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
005_230502075 X900 舞岡公園 アカメガシワ RX10M4.jpg 5.アカメガシワ(赤芽槲、赤芽柏) 5/2
  芽が赤いのでこの名がある。柏が生息していない地域では、この木の葉を柏の葉の代用として柏餅を作ったことからアカメガシワと呼ぶようになったとの説もある。花期は初夏(6 - 7月)で、この花にはミドリシジミをはじめ、蝶が集まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 183mm ISO400 ) 露出補正 なし
006_230502080 X900 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 6.ルリタテハ 5/2
越冬後のルリタテハがいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
007_230511047 X900 ◎イボタノキ 舞岡公園 RX10M4.jpg 7.イボタノキ(水蝋の木・水蝋樹・疣取木)の花にアオスジアゲハ 5/11
日当たりの良いところではイボタノキが咲き始めている。この花も蝶に好かれる花だ。ウラゴマダラシジミの食樹でもある。ウラゴマダラシジミには会えなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 172mm ISO320 ) 露出補正 なし
008_230511050 X900 舞岡公園 ◎イボタノキ RX10M4.jpg 8.アオスジアゲハ 5/11
アオスジアゲハがイボタノキの花に絡む。好きな花のようだ。樹皮上に寄生するイボタロウムシの分泌する「いぼた蝋」は、蝋燭の原料や家具のつや出し、日本刀の手入れに用いられるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 172mm ISO320 ) 露出補正 なし
009_230511059 X900 舞岡公園 〇イボタノキ RX10M4.jpg 9.ツマグロヒョウモン -1 5/11
ツマグロヒョウモンもイボタノキの花が好きだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 174mm ISO500 ) 露出補正 なし
010_230511065 X900 ◎舞岡公園 イボタノキ RX10M4.jpg 10.ツマグロヒョウモン -2 5/11
このチョウは開翅して吸蜜することが多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 215mm ISO400 ) 露出補正 なし
011_230511012 X900 〇舞岡公園 イボタノキ Z50 Z105mc.jpg 11.ツマグロヒョウモン -3 5/11
ツマグロヒョウモンは平地産のヒョウモンチョウとして普通種になって久しいが、舞岡公園では個体数が減っているように思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f7.1 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
012_230511021 X900 舞岡公園 イボタノキ Z50 Z105mc.jpg 12.イボタノキ -3 5/11
この季節は、イボタノキやマルバウツギ、エゴノキなどが白い花を咲かせる。はじめはみな同じように見えたが、やっとイボタノキが分かるようになった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f7.1 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
013_230511023 X900 〇舞岡公園 Z50 Z105mc.jpg 13.サトキマダラヒカゲ 5/11
舞岡公園でこのチョウの現れるところは限られていると思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
014_230511104 X900 舞岡公園 前田の丘 RX10M4.jpg 14.クリの花 5/11
アカシジミがいるかなと思って、クリの花の咲くところへ行ってみたが、まだ少し早かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 43mm ISO250 ) 露出補正 なし
015_230511108m X900 ◎舞岡公園 前田の丘 RX10M4.jpg 15.コジャノメ 5/11
コジャノメも舞岡公園では個体数が少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 187mm ISO1600 ) 露出補正 なし
016_230511113 〇舞岡公園 タツナミソウ RX10M4.jpg 16.タツナミソウ(立浪草) 5/11
路傍の草むらに咲くとても可憐な花だ。シソ科だそうだ。和名は、花が咲くようすが、泡立って寄せてくる波を思わせるのでついたという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 206mm ISO2000 ) 露出補正 なし
017_230511119 X900 〇舞岡公園 ガビチョウ RX10M4.jpg 17.カビチョウ(画眉鳥) 5/11
大きな声でやかましく鳴く鳥である。人を怖がらず、散策路に飛び出してくる。中国南部から東南アジア北部にかけて広く生息する鳥で、日本では、ペットとして輸入された個体がかご脱けにより定着したそうだ。外来生物法で特定外来生物に指定されており、日本の侵略的外来種ワースト100定種にもなっている。眼の周り及びその後方に眉状に伸びた特徴的な白い紋様を持つ。和名は中国名の漢語表記「画眉」そのまま。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 193mm ISO3200 ) 露出補正 なし

2022年7月 9日

箱根温泉一泊旅行 6月10日-11日

6月の初めに電話があり、娘たち夫婦から箱根に行こうと誘われた。家内の足が少し心配だが、車での移動であり、断る理由は何もない。
 娘の主人が新しく購入したBMWで家まで迎えに来てくれた。パワーがあって、乗り心地もよい。難点は後部座席に乗るときにルーフに頭をぶつけそうになることだったが、腰から先にシートに入れて行けば大丈夫だ。
 コースはすべて二人にお任せだ。止まるところも知らされていない。
 どこをどう走ったかは定かではないが国道1号から西湘バイパスにはいり、国府津辺りで下り、小田急線の栢山駅の近くにある「月読」(つきよみ)という蕎麦屋で昼食にした。
 そこから小田原に出て、箱根は強羅方面に向かい、道に迷いながらも宿に着いた。そこは早川を挟んで強羅の反対側で、宮城野の奥、大文字焼の明神岳のすそ野に位置する。宿のバルコニーからは強羅の街と早雲山へ上るケーブルカー、そしてその向こう側は大涌谷という山肌が見えた。宿は、2020年の11月にオープンしたホテルだった。全8室しかなく、源泉掛け流し半露天風呂付き客室であった。
 久しぶりに家族4人でのんびりと過ごすことが出来た。有難い。
 翌日は、娘たち夫婦が、私が良く写真を撮りに行く湿性花園のすぐそばの「相原精肉店」に寄るといったのは偶然だった。ロースト・ビーフやらソーセージを買い求めて、外に出てきたら店のご主人と鉢合わせし、サラミを追加購入することになってしまった。
 帰路は小田原にできた新しいショッピングセンターに寄り、また少々海産物などをお買い上げ。そして、西湘バイパス、東海道を走って、我が家にもどり、近くの街中華で夕食にして、解散となった。

000_220610021 X700 HAKONE NICA G7X.jpg
宿から強羅の街と箱根火山の最高峰・神山(1437.8m)を望む

001_220610001 X800 小田原郊外 蕎麦屋「月読」 G7X.jpg 1.栢山の蕎麦屋「月読(つきよみ)」
ドライバーの娘の主人がカーナビを見ながら到着したのは、小田急線の栢山駅近くの「月読」という蕎麦屋だった。ここで昼食。店主がこだわる「味のある蕎麦」を求めて、遠方や、開店時間前から訪れる人もいるという。店主は、毎朝その日に使う分だけの蕎麦を碾くそうだ。流石に美味い蕎麦だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
002_220610004 X800 芦ノ湖畔 山のホテル G7X.jpg 2.芦ノ湖畔のカフェ
湯本の方から登ってきて箱根神社の先にある「山のホテル」の芦ノ湖畔に建つ「サロン・ド・テ ロザージュ」というカフェでお茶にした。ダージリンの中でもタルボやマカイバリといった有名茶園で、茶園の風土に合った時期に摘まれたトップクオリティの紅茶など、常時20種類以上と充実の品揃えをしているという。紅茶に特化している。紅茶に無知な私は聞いたことがある名のアッサムを注文した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
003_220610006 X800 芦ノ湖畔 山のホテル G7X.jpg 3.芦ノ湖の遊覧船
湖の上を遊覧船が行く。海賊船タイプではない白い落ち着いた形の船だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
004_220610029 X800 HAKONE NICA G7X.jpg 4.ホテル到着
娘たち夫婦にとっては、静かなホテルでのんびりするのが旅の目的らしい。少し早めの到着。ビールが美味かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
005_220611036 X800 HAKONE NICA G7X.jpg 5.ロビーのテラスからの眺め
午後の4時である。空は雲に覆われ、コントラストが出ないが、豊かな緑が広がる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
006_220610034 X800 HAKONE NICA 強羅の眺め G7X.jpg 6.神山(1437.8m)
強羅の街の向こうに箱根火山の最高峰である神山が見える。強羅から神山の手前の早雲山に登るケーブルカーの軌道が見え、その終点からロープウェイが右の方に登っていく。ここからは見えないが、噴煙が見える神山の山肌に隠れた、その奥が大涌谷になる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 27mm ISO125 ) 露出補正 なし
007_220611052 X800 HAKONE NICA G7X.jpg 7.テラスから
翌日(6月11日)の朝、テラスから見下ろす緑には、多分マルバウツギと思われる白い花が咲き、その花の周囲をチョウが舞っている。矢印の上の花にアサギマダラが止まって吸蜜していた。望遠端37㎜(35mm版100mm相当)で撮っても、確認できないほど遠くに止まっていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO500 ) 露出補正 なし
008_220611052t X800 HAKONE NICA G7X.jpg 8.アサギマダラ
画像があれるのを覚悟で、アサギマダラと解る画像サイズに拡大してみた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO500 ) 露出補正 なし
009_220611093 X800 小田原 ミナカ G7X.jpg 9.ミナカ小田原
仙石の箱根湿性花園の入り口にある「相原精肉店」で、ローストビーフ、ソーセージ、サラミ、そして生ラーメンなどを買って、小田原へ下りた。小田原駅の近くに新しくできた「ミナカ小田原」という商業施設に寄っていく。ミナカ小田原は小田原駅直結、地上14 階+地下1階 の「タワー棟」と江戸情緒薫る「小田原新城下町」からなる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
010_220611091 X800 小田原 ミナカ G7X.jpg 10.ミナカ小田原 城下町市場 3階
40以上の店舗が集結している。「ミナカ小田原」という名称は、小田原の新しい時代の幕開けを願い、市民公募により命名されたそうだ。「みなか」とは、「真ん中(中心)」という意味の古語で、万葉集に日本一の霊峰・富士山を示す意味としても使われているという。城下町市場3階は21の店舗が両側に並び、その通りに置かれたテーブル、椅子には多くの人が陣取って行った。この日は土曜日で、人が多く出ていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2.5​ 1/1000秒 ​15​mm ISO1​25​ ) 露出補正 なし
011_220611089 X800 小田原 ミナカ G7X.jpg 11.ミナカ小田原 二宮金次郎広場
城下町市場3階の小田原城寄りには郷土の偉人、二宮金次郎にちなんだ金次郎広場というところがある、これまで一度も描かれることのなかった 二宮金次郎の激動の生涯が初めて完全劇映画化され、2019年6月1日に封切られた。その「二宮金次郎夫婦像」が見守る金次郎広場では、賑わいを創出するための広場として、多彩なイベントが実施されている。昨日の昼に栢山の蕎麦屋「月読」寄ったが、その近くに尊徳の生誕の地があり、二宮尊徳生家に隣接する記念館があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
012_220611098 X800 小田原 ミナカ G7X.jpg 12.ビルに映る小田原城
金次郎広場では、地上14 階の「タワー棟」の建物の側面に小田原城が映っていたのが見えた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 24mm ISO200 ) 露出補正 なし


2022年6月22日

舞岡公園 ②クリの花にアカシジミ 5月24日

毎シーズン、花が咲くとアカシジミが集まるクリの木がある。この日は歩く途中ですでに3頭を目撃しているので、花が咲いていれば、必ず撮影できると思って、そのポイントへ向かう。果たして、クリの花は咲いていた。2人の先客があり、「お邪魔します」と挨拶をすると、2頭並んででいるところを教えて下さった。ともにきれいな個体だった。雄と雌のようだ。
 戻り道で、平地産ゼフィルス6種のうち、今シーズン2種目のウラゴマダラシジミを撮ることが出来た。羽化したばかりのようなきれいな個体だった。
 この日は多くの種は見られなかったが、アカシジミ狙いで行ったので、新鮮な個体が見られ、目的を達成した。

000_220524184 X700 ◎舞岡公園 前田の丘 左 Z50 18-140.jpg
クリの木にいた2頭のアカシジミ 2022年5月24日 横浜市 舞岡公園

022_220524166 X800 ◎舞岡公園 前田の丘 Z50 18-140.jpg 22.アカシジミ -1
トップの写真の右側にいたアカシジミである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO2800 ) 露出補正 なし
023_220524174 X800 ◎舞岡公園 前田の丘 Z50 18-140.jpg 23.アカシジミ -2
トップの写真の左側にいる個体。腹部が大きく雌のようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO1000 ) 露出補正 なし
024_220524048 X800 ◎アカシジミ 舞岡公園  RX10M4.jpg 24.アカシジミ -3
同じく、トップの写真の左側の個体。夢中で吸蜜して動かない。カメラを換えて撮影した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO1000 ) 露出補正 なし
025_220524187 X800 ◎舞岡公園 前田の丘 右 Z50 18-140.jpg 25.アカシジミ -4
2頭のアカシジミの両方にピントを合わせて撮ろうと、自分が構えるカメラの位置を動かして調整していく。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 73mm ISO1250 ) 露出補正 なし
026_220524190 X800 ◎舞岡公園 前田の丘 Z50 18-140.jpg 26.アカシジミ -5
クリの花の構造がどうなっているのか、ネットで調べてみた。松江の花図鑑というサイトには、「新枝の葉の脇から長さ10〜15cmの尾状花序をやや上向きにだす。花序につく花はほとんどが雄花で、基部に雌花がつく。雄花は無柄で半円形の苞の脇に7個ほどが集まってつく。雄しべは約10個。花被の外にとびでる。雌花は緑色の総苞(若いいが)の中に3個ずつ入っている。総苞は花時には直径3mmほどの球形。外面は先端が鋭い卵状披針形の鱗片に覆われている。花柱は長さ3mmほどの針状で、9〜10個あり、総苞の外にとびでる。」とあった。アカシジミは雄花にストローを入れて吸蜜している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO900 ) 露出補正 なし
027_220524054 X800 ◎アカシジミ 舞岡公園  RX10M4.jpg 27.アカシジミ -6
アカシジミは吸蜜中、静止中に開翅することはまずない。表側の写真を撮るには飛翔した時に捉えるか、あるいは標本にしなくては見られない。これは後ろから見て、少し開いたところ。オレンジ色の翅表が見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 151mm ISO1250 ) 露出補正 なし
028_220524058 X800 オオスズメバチ 舞岡公園  RX10M4.jpg 28.オオスズメバチ
凄い奴がいた。体長は4cmくらいはある。クリの花に、夢中だった。こちらはいったん引き下がる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 155mm ISO200 ) 露出補正 なし
029_220524195 X800 ◎舞岡公園 前田の丘 Z50 18-140.jpg 29.アカシジミ -7
トップの写真で左側にいたお腹が太い個体だが、その時から10分近く経った。少しだけ移動している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO900 ) 露出補正 なし
030_220524218 X800 ◎舞岡公園 前田の丘 Z50 18-140.jpg 30.アカシジミ -8
これは別の個体である。このクリの木には4頭ほどのアカシジミがいた。クリの花に集まるのはアカシジミだけではなく、多くの昆虫が集まる。匂いに誘われるのではないかと思うが、クリの花の匂い成分は2019年の研究によると「1-ピロリン」という成分が主成分であることが報告されているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 135mm ISO800 ) 露出補正 なし
031_220524063 X800 〇舞岡公園  RX10M4.jpg 31.モンシロチョウ
来た道を戻る途中で、モンシロチョウがマルバウツギの花に来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 175mm ISO100 ) 露出補正 なし
032_220524065 X800 △舞岡公園  RX10M4.jpg 32.モンシロチョウ 飛翔
その花の周りを2頭のモンシロチョウが飛び交っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 53mm ISO200 ) 露出補正 なし
033_220524067 X800 ◎舞岡公園 ウラゴ RX10M4.jpg 33.ウラゴマダラシジミ -1
道端で2人の方がカメラを構えておられた。何がいるのかなと覗き込むと、ルリシジミと見紛うような、小さなウラゴマダラシジミがじっとして葉上に止まっていた。一人は女性の愛好家で「嬉しい!」と声を上げられていた。カメラを外されるのを待って「撮らせてください」と声を掛けた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 183mm ISO500 ) 露出補正 なし
034_220524224 X800 ◎舞岡公園 ウラゴ Z50 18-140.jpg 34.ウラゴマダラシジミ -2
同じ個体をカメラを換えて撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO400 ) 露出補正 なし
035_220524230 X800 〇舞岡公園 ウラゴ Z50 18-140.jpg 35.ウラゴマダラシジミ -3
他の方がその場を離れられたので、さらに寄って撮った。翅長が2cmに満たない小さな個体で、羽化したてのようだった。望遠端の140mmで30cmほどに寄れた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO1100 ) 露出補正 なし
036_220524232 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 36.絵画教室
古民家に10人くらいの方が絵を描いておられた。絵画教室の方々だろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 32mm ISO180 ) 露出補正 なし
037_220524238 X800 舞岡公園 ノムラモミジ Z50 18-140.jpg 37.紅葉?
新緑のイロハモミジに重なって、紅葉しているような赤いモミジがあった。ノムラモミジという。新芽の時点で濃い赤色をしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 110mm ISO560 ) 露出補正 なし


2022年6月18日

舞岡公園 ①イチモンジチョウが発生 5月24日

そろそろ平地産ゼフィルスが出てくる頃になった。平地産ゼフィルスの中では、多分アカシジミが一番早く出てくると思うが、私が舞岡公園で最も早くアカシジミを見た年は2009年の5月19日だった。今年は発生が少し遅いかもしれない。「舞岡公園の自然」では、5月23日にアカシジミを撮影されていた。
 9時に公園の南門から入り、いつものように歩く。キアシドグガが発生のピークの様で、一視野に10頭もの成虫が翔ぶの目に入る。
 アカシジミは発生していた。南門から北門へ行くあいだに3頭が翔ぶのを目撃したが、撮影チャンスがない。やっと1頭、離れた梢の葉に止まったのを確認し、シャッターを切ったがピントを外してしまった。1回シャッターを切った時に飛び去られてしまった。発生していることが分かったので、焦ることはない。
 ミドリシジミはまだ、発生していないようだった。
 イボタノキやマルバウツギの白い花にイチモンジチョウが来ていた。羽化したばかりのようなきれいな個体だった。イチモンジチョウは個体数はそれほど多くないが、この季節に舞岡公園の広い範囲で見ることが出来る。アカボシゴマダラは1頭だけ撮ることが出来た。
 北門の辺りでテングチョウが飛来し近くに止まった。セセリかと思うほど小さな個体だったのに驚いた。幼虫期に食糧難だったのだろうか?
 かっぱ池へ行って見たが、ミドリシジミの姿はなかった。

000_220524114 X700 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg
マルバウツギの花で吸蜜するイチモンジチョウ 2022年5月24日 横浜市 舞岡公園

001_220524077 X800 舞岡公園 ハコネウツギ Z50 18-140.jpg 1.ハコネウツギ(箱根空木)
ウツギの種類は多い。そしてこの時期、多少前後して一斉に花を咲かせる。ハコネウツギは漏斗状の花を咲かせ、はじめは白い花が次第に赤へと変化する。 箱根の名がつくが、箱根に自生するものは少ないという。では和名の由来は何だろうか?。また、スイカズラ科とも、タニウツギ科ともいわれる。タニウツギはスイカズラ科である。 スイカズラ科タニウツギ属が正解か。ややこしい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 81mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_220524006 X800 〇舞岡公園 キアシドクガ RX10M4.jpg 2.キアシドクガ(黄脚毒蛾)
舞岡公園の至る所で白い蛾がふわふわと翔んでいた。この時期に一斉に羽化するようだ。いつもの年より多いような気がする。幼虫には毒のあるドクガ特有の毒針毛は無く、一生を通じて毒は無いとされる。幼虫はミズキ、クマノミズキ、エゴノキの葉を食する。 卵で越冬し、春に孵化した幼虫は梢にのぼり、葉を食べる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_220524080 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 3.サトキマダラヒカゲ
南門手前のさくら休憩所で毎年見かけるシーンである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 57mm ISO400 ) 露出補正 なし
004_220524009 X800 △舞岡公園 イボタノキ RX10M4.jpg 4.アオスジアゲハ -1
イボタノキの花が咲き、アオスジアゲハが舞っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
005_220524086 X800 舞岡公園 イボタノキ Z50 18-140.jpg 5.イボタノキの花
イボタノキの花はミツバウツギとともにチョウの好きな花だ。ウツギの花とやっと区別が出来るようになった。最盛期だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO180 ) 露出補正 なし
006_220524088 X800 舞岡公園 マルバウツギ Z50 18-140.jpg 6.マルバウツギ
マルバウツギの花にもチョウは来る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f10 1/500秒 48mm ISO110 ) 露出補正 なし
007_220524092 X800 〇舞岡公園 イボタノキ Z50 18-140.jpg 7.イボタノキにモンシロチョウ雌
例年はスジグロシロチョウの方がモンシロチョウより多かったと思うのだが、今年はモンシロチョウが多く見られる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_220524096 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 8.モンシロチョウ雄 -1
この日もカメラは2台携行した。1台はSONY RX10M4(8.8-220mm f2.4-4 35mm版24mm-600mm相当)をハンド・ストラップで持ち、もう1台はNikon Z50に18mm-140mm(35㎜版27mmー210mm相当)を首に掛けていく。このショットは後者の140mmで撮ったが、レンズの先端から30cmくらいまでは寄ることが出来る。背景のボケもきれいだ。ただ,140mmにすると開放でf6.3である。ちょっと暗い。マクロ105㎜ f2.8 が欲しくなっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO140 ) 露出補正 なし
009_220524015 X800 〇舞岡公園 イボタノキ RX10M4.jpg 9.アオスジアゲハ -2
再びイボタノキにアオスジアゲハ飛来した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_220524020 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 10.イチモンジチョウ -1
イチモンジチョウがイボタノキの花にきた。新鮮な個体である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO320 ) 露出補正 なし
011_220524106 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 11.イチモンジチョウ -2
前の写真と同じ個体である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
012_220524117 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 12.イチモンジチョウ -3
別の個体が、今度はマルバウツギの花にきた。この個体は翅頂近くにオレンジ色の小さな斑紋が出ている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
013_220524125 X800 〇舞岡公園 ヒメウラナミジャノメ イボタノキ Z50 18-140.jpg 13.ヒメウラナミジャノメ
ヒメウラナミジャノメもイボタノキの花にきていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
014_220524132 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 14.アカボシゴマダラ
今年はアカボシゴマダラを見ることが少ない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO125 ) 露出補正 なし
015_220524138 X800 〇舞岡公園 テング Z50 18-140.jpg 15.テングチョウ雄
ギフチョウの写真を撮りに行く頃は、まだ越冬した成虫が多く飛んでいる。そしてこの頃になると、今年生まれのきれいな成虫が飛び出す。この個体は何処からともなく敏速に翔んできて、柵の柱に止まった。はじめはコチャバネセセリかなと思うほど小さかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_220524142 X800 ◎舞岡公園 チャバネ Z50 18-140.jpg 16.チャバネセセリ
チャバネセセリは秋になると多く見られるようになるが、この時期に見るのは初めてだった。年3回ほど発生するようだが、これは第一化だろう。きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
017_220524151 X800 ◎舞岡公園 イモカタバミ Z50 18-140.jpg 17.モンシロチョウ雌
畑の脇に咲いていたイモカタバミの花に数頭のモンシロチョウが舞っていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6 1/640秒 115mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_220524152t X800 ◎舞岡公園 イモカタバミ Z50 18-140.jpg 18.モンシロチョウ 雄と雌
吸蜜中の雌に雄がアプローチ。トリミングしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 115mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_220524155t X800 ◎舞岡公園 イモカタバミ Z50 18-140.jpg 19.モンシロチョウが舞う
イモカタバミの花畑にモンシロチョウが舞う。これは両方とも雄のようだ。モンシロチョウをこんなに撮ったのは初めてだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6 1/640秒 115mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_220524027 X800 〇舞岡公園 キアシドクガ RX10M4.jpg 20.キアシドクガ 成虫
瓜久保の家まできた。ここにもキアシドクガがいた。開翅する姿はチョウのようだが、触覚が櫛歯状になっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
021_220524163 X800 舞岡公園 キアシドクガ蛹 Z50 18-140.jpg 21.キアシドクガ 蛹
瓜久保の家の柱に蛹が付いていた。間もなく羽化するのだろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO3200 ) 露出補正 なし


2022年6月 6日

いま一度 裏高尾と八王子城跡へ 5月11日 前編

前回、およそ2週間前の4月28日に行った時は、ラッキーにも狙っていたアオバセセリを撮影することが出来た。加えて、クモガタヒョウモンが撮れたのは嬉しかった。しかし、サカハチチョウにはまだ少し早かったのとミヤマカラスアゲハやオナガアゲハには会えなかった。
 ここ最近、サカハチチョウを撮っていないので、撮りたかったし、黒いアゲハたちも撮りたくて、再度、5月11日に日影沢と八王子城跡へ行ってきた。
 結果はサカハチチョウには遭遇できず、黒いアゲハもクロアゲハを撮っただけだった。
 ただ、前回も撮ったクモガタヒョウモンだが、この日は個体数が多いのに驚いた。最盛期だったのだろう。原っぱにはハルジオンが沢山咲いていて、そこにクモガタヒョウモンとウスバシロチョウがやってくる。ハルジオンが咲いていなかったら、これらのチョウを撮ることが出来なかっただろう。

000_220511179 X700 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg
広い原っぱを翔び回るクモガタヒョウモン雄 2022年5月11日 東京都 八王子城跡

001_220511003 X800 ミツバウツギ 日影沢 Z50 18-140.jpg 1.ミツバウツギ
4月28日に来たときは、日影沢のミツバウツギはどうなってしまったのだろうかと思ったが、いくらか回復してきているように思える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 88mm ISO2800 ) 露出補正 なし
002_220511124 X800 日影沢 ガクウツギ RX10M4.jpg 2.ガクウツギ(額空木)
名前にウツギ(空木)の名前が入っているがアジサイ科でもウツギ属ではなくアジサイ属の低木の一種で、アジサイのように萼片が大きくなるが、3つの萼片の大きさが異なるのが特徴である。従来ユキノシタ科であったが、APG分類(1990年代にDNA解析による分子系統学に基づいて新たに構築された被子植物の分類体系)で:アジサイ科に変更される。そういえばガクアジサイに似ているようにも見える。この花にチョウが来ているのを見たことがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO2000 ) 露出補正 なし
003_220511127 X800 〇日影沢 コミスジ RX10M4.jpg 3.コミスジ -1
日影沢の日当たりの良いところではコミスジが翔んでいた。ミスジチョウはまだ発生していないようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
004_220511129 X800 ◎日影沢 コミスジ RX10M4.jpg 4.コミスジ -2
コミスジはなかなかうまく撮れないが、これは撮ってくれと言わんばかりに開翅してくれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
005_220511133 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg 5.ニホンカワトンボ -1
日影沢の渓流沿いにはカワトンボが多く見られる。 私はトンボのことは門外漢であるが、調べてみると、トンボのなかま(トンボ目)は、世界に5,500種類くらいいるといわれ、日本には203種類がいる。そして、それらのトンボは大きく、均翅(きんし)亜目(イトトンボ亜目)、不均翅(ふきんし)亜目(トンボ亜目)と 均翅不均翅亜目(ムカシトンボ亜目)の3つのグループに分けられている。我々が良く知るギンヤンマはトンボ亜目ヤンマ科、オニヤンマは同じくトンボ亜目オニヤンマ科、シオカラトンボは同じくトンボ亜目トンボ科である。 均翅亜目(きんしあもく)は、ふつうイトトンボとかカワトンボとかいわれているの仲間である。4枚の翅の形がほぼ同じで、腹部も細く、弱々しい感じである。ムカシトンボ亜目は現生種は1科1属2種のみである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
006_220511140 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 6.ウスバシロチョウ -1
八王子城跡へ移動した。2週間前に来た時もウスバシロチョウは多かったが、この日も多く翔んでいた。午前中の早い時間はハルジオンの花にあまり止まらないで翔び廻っているが、この時間(11時半)になると訪花する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 78mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_220511010 X800 〇八王子城跡 Z50 18-140.jpg 7.ウスバシロチョウ -2
まだまだきれいな個体が多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_220511011 X800 ◎八王子城跡 Z50 18-140.jpg 8.ウスバシロチョウ -3
広い原っぱを動き回って、ウスバシロチョウの様々な姿を撮って行った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_220511142 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 9.ウスバシロチョウ -4
撮りながら、ウスバシロチョウの翅の色を見ると、鱗粉が擦れているかいないかではなく、白いタイプと透明度が高いタイプがあるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 160mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_220511146 X800 〇八王子城跡 RX10M4.jpg 10.ウスバシロチョウ -5
これは立派な交尾嚢を付けた雌である。食草はムラサキケマンなどケマンソウ科だそうだ。産卵シーンは見たことがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_220511157 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 11.ニホンカワトンボ -2
ここ八王子城跡にもニホンカワトンボが多く見られる。ニホンカワトンボはアサヒナカワトンボと紛らわしいという。同定に自信はない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 62mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_220511166 X800 八王子城跡 マルバウツギ RX10M4.jpg 12.マルバウツギ((丸葉空木)
春先はマンサクやサンシュウユ、ロウバイなど、黄色い花を見ることが多いが、この季節は灌木に咲く白い花をよく見る。チョウが好きな白い花にミツバウツギ、イボタノキ、リョウブなどがあるが、このマルバウツギにチョウが来ているのを見かけたことない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 110mm ISO500 ) 露出補正 なし
013_220511022 X800 八王子城跡 ヒメウツギ Z50 18-140.jpg 13.ヒメウツギ(姫卯木)
スマホで花の写真を撮って「Picture This」で検索してみたらヒメウツギと結果が出た。(後日、このブログを見て下さった方から、「これはヒメウツギではないようだ。ヒメウツギはもっと房咲きになり、葉はもっと細いと思う」とご指摘をいただいた。ご自宅に咲くヒメウツギの写真を添付して送ってくださった。とすると、これもマルバウツギに違いない)

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO400 ) 露出補正 なし
014_220511167 X800 八王子城跡 ガマズミ RX10M4.jpg 14.ガマズミ(莢蒾)
この白い花が咲く木はウツギの仲間ではなく、レンプクソウ科ガマズミ属だそうだ。「Picture This」の検索結果だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
015_220511176 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 15.クモガタヒョウモン雄 -1
クモガタヒョウモンは4月28日に来た時より個体数が増えていた。発生のピークと思う。雌を探したが見つけることは出来なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_220511186 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 16.クモガタヒョウモン雄 -2
ピッカピカの羽化したばかりの雄だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_220511034 X800 ◎八王子城跡 Z50 18-140.jpg 17.クモガタヒョウモン雄 -3
開翅してハルジオンの花で吸蜜していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_220511044 X800 ◎八王子城跡 Z50 18-140.jpg 18.クモガタヒョウモン雄 -4
2頭が仲良く吸蜜している。2頭にピントが合うように動いて撮影する。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_220511201 X800 ◎八王子城跡 コチャバネ RX10M4.jpg 19.コチャバネセセリ
雑草であるが、原っぱに沢山咲いているハルジオンが、チョウを呼んでくれる。チョウにとって、より取り見取りのハルジオンだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_220511047 X800 ◎八王子城跡 Z50 18-140.jpg 20.ダイミョウセセリ
このチョウも年数回発生するが、この時期が一番個体数が多いように思う。多くの種の蝶がハルジオンを好む。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO180 ) 露出補正 なし


2020年5月31日

舞岡公園の蝶 55種 (7) ウラゴマダラシジミ、ミズイロオナガシジミ、アカシジミ

そろそろ舞岡公園にアカシジミが出現する頃だなと思っているのだが、今年は数日前から、急に気温が低い日が続いている。
 5月15日には東京、神奈川など8都道府県を除き39県で「緊急事態宣言」が解除された。22日には、大阪、兵庫、京都の関西3府県も解除になり、残るは東京、神奈川、千葉、埼玉となったが、25日には再検討されるとの話だ。その頃から、それこそ、舞岡公園には県外からも、ゼフィルスを愛するお客さんが大勢来られることと思う。平地産6種類のゼフィルスのなかでは、年にもよるが、ウラゴマダラシジミとミドリシジミの撮影機会が多い。(5月22日記)

3.シジミチョウ科 ②   ウラゴマダラシジミ、ミズイロオナガシジミ、アカシジミ

04) ウラゴマダラシジミ

30401 2007年5月29日 撮影
イボタノキに静止する。

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
30401)070529027 X800 ○ 舞岡公園 イボタノキ D100 Tokina100.jpg
30402 2007年5月29日 撮影
開翅 ♂と思う。

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
30402)070529061 X800 ◎舞岡公園 D100 Tokina100.jpg
30403 2007年6月12日 撮影
6月も半ばになると大分擦れてきてしまう。

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
30403)070612008 X800 ◎舞岡公園 D100 Tokina100.jpg
30404 2010年6月11日 撮影
前翅表に白い部分が多く、♀のようだ。

プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
30404)100611177 X800 ◎舞岡公園 D5000 VR18-200.jpg
30405 2011年6月15日 撮影
♀ 半開翅

プログラムオートで撮影 ( f4 1/80秒 7mm ISOオート ) 露出補正 なし
30405)110615014 X800 ◎舞岡公園 A640.jpg
30406 2011年6月15日 撮影
前の写真と同じ個体

絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
30406)110615082 X800 ◎舞岡公園 D300 SUGMA 105mm macro.jpg  
30407 2011年6月20日 撮影


プログラムオートで撮影 ( f4 1/100秒 7mm ISOオート ) 露出補正 -1.0段
30407)110620006 X800 ◎舞岡公園 A640.jpg
30408 2017年6月5日 撮影
下草に降りて止まる。  

プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/400秒 11mm ISO100 )  露出補正 -0.7段
30408)170605033 X800 〇舞岡公園 P610.jpg
30409 2017年6月5日 撮影
ウツギの花で吸蜜する。

プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/2000秒 4mm ISO100 )  露出補正 -0.7段
30409)170605046 X800 〇舞岡公園 ウツギ P610.jpg
30210 2017年6月5日 撮影
しばらくウツギの花に潜って吸蜜していた。 

絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
30410)170605183 X800 ◎舞岡公園 ウツギ D5000 TAMRON 90.jpg


05) ミズイロオナガシジミ

30501 2005年6月8日 撮影
羽化したばかりなのだろうか、地面に止まっていた。♀のようだ。

データ不詳
30501)050608041 X800 ○舞岡公園 D100.jpg
30502 2005年6月8日 撮影
ミズナラの葉に止まった。

データ不詳
30502)050608042 X800 ○舞岡公園 ミズナラ D100.jpg
30503 2010年6月15日 撮影
ナラガシワの葉に止まっていた。

プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/320秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
30503)100615006 X800 ◎舞岡公園 ナラガシワ D5000 VR18-200.jpg
30504 2010年6月15日 撮影
前の写真と同じ個体、同じ状況

プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/640秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
30504)100615016 X800 ◎舞岡公園 ナラガシワ D5000 VR18-200.jpg
30505 2011年6月6日 撮影
裏面からの♂♀の判断は難しい。

絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
30505)110606005T X800 ○舞岡公園 D300 SIGMA 105mm macro.jpg


06) アカシジミ

30601 2005年6月24日 撮影
擦れてしまった個体だが、まだ元気にクリの花で吸蜜

データ不詳
30601)050624009 X800 ○舞岡公園 D100 Tokina100.jpg
30602 2005年6月24日 撮影
腹が太い。♀のようだ。

データ不詳
30602)050624026 X800 ○舞岡公園 D100 Tokina100.jpg
30603 2009年5月19日 撮影
白い花の蕾に止まる。口吻は伸ばしていないようだ。

  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
30603)090519060TFPL X800 ◎舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
30604 2009年5月19日 撮影
マルバウツギ?の花で吸蜜

絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
30604)090519091 X800 ○舞岡公園 マルバウツギ D300 Tokina100.jpg
30605 2010年6月1日 撮影
ウツギの花で吸蜜

プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/2000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
30605)100601009PL X800 ○舞岡公園 ウツギD5000 VR18-200.jpg
30606 2016年6月3日 撮影


絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
30606)160603126 X800 ◎舞岡公園 D5300 TAMRON 90.jpg
30607 2017年6月5日 撮影
下草に降りて静止 後翅は破損している。

プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO160 ) 露出補正 -0.7段
30607)170605042 X800 舞岡公園 P610.jpg  
30608 2019年5月26日 撮影
クリの花で吸蜜

プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段  
30608)190526078 X800 舞岡公園 RX10M4 DSC07517aa.jpg
30609 2019年5月26日 撮影
エノキ?の葉で静止

プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
30609)190526092 X800 舞岡公園 RX10M4 DSC07534aa.jpg


舞岡公園,ゼフィルス,ウラゴマダラシジミ,ミズイロオナガシジミ,アカシジミ,ウツギ,クリ