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2024年3月 5日

多摩動物公園 ④ 昆虫生態園_4 2024年1月29日 東京都日野市

時刻は11時半を過ぎた。汗をかいた身体を少し冷やそうといったん外に出る。
 自然の環境を施した温室で、生きた蝶を見ることが1970年代からイングランドで盛んになったという。世界初の蝶園の一つに、1988年アメリカ合衆国のフロリダ州・ココナッツクリークに建てられた「バタフライワールド」がある。ネットで検索してみると「Butterfly World 最後の六日間」がヒットした。あれ、もうなくなったのかと思いきや、これは岡崎琢磨さん (著)の推理小説だった。さらに検索を続けると、「フォートローダーデールのバタフライワールドへの訪問は、リラックスした1日であり、目の保養になります。エキゾチックな植物や花でいっぱいのアトリウムで、何千もの蝶があなたの周りを舞うのを体験してください。バタフライワールドを訪れると、最大50種の蝶を見ることができます。いつでも少なくとも10,000匹の蝶が展示されています。もう1つの大きな魅力は、ハチドリの鳥小屋です。ここでは、座って小鳥が飛んでいるのを観察できます。カメラと追加のフィルムを忘れずに持ってきて、美しい蝶と一緒にポーズをとることができます。」という記述が見つかった。wikipediaで「蝶園」を検索してみると、アメリカ合衆国には30か所ほどの蝶園があり、その中の一つにその「Tradewinds Park Butterfly World, Coconut Creek, Florida」というのがあった。行ってみたいなという気持ちが募る。
 アメリカ以外では、カナダ 4、ブラジル 1、コスタリカ 1、ヨーロッパ 10、オーストラリア 1、アジア 6、そして、日本には、ここを含めて8っの蝶園があるとされている。wikipediaのリストに含まれていないところも多くありそうだ。
 私が海外旅行をしたときに寄ったことのある蝶園には、カナダのNiagara Falls Butterfly Conservatory、バリ島のタバナン・バタフライ・パーク、シンガポールのチャンギ空港 バタフライ・ガーデン、シンガポールのセントーサ島バタフライ・パーク、台北市立動物園の蝶園があるが、カナダのナイアガラ蝶園を覗いては、wikipediaのそのリストに含まれていない。
 自然昆虫園の外に一旦出て、涼しい風にあたって一休みして、自然昆虫園の向かい側にある昆虫標本館に寄ってみた。

000_240129222 X700 摩動物公園 昆虫園 RX10M4.jpg
多摩動物公園入口付近から昆虫生態園ドームを見上げる 2024年1月29日 東京都日野市 多摩動物公園

061_240129088 X900 多摩動物公園 園外 RX10M4.jpg 61.ミカンの樹 アゲハ蝶の食草と説明されていたミカンの樹には大きな実が沢山なっていた。また、主にチョウの卵を採るために用意してい鉢植えのミカンを栽培している。鉢のままチョウのいる生態園におき、アゲハ類がある程度卵を産みつけたら引き上げるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 39mm ISO160 )
062_240129089 X900 多摩動物公園 昆虫標本館 RX10M4.jpg 62.標本展示室入口
昆虫園本館に入り、標本展示室の入口にはチョウを形どって並べられた レテノール モルフォの標本があった。館内に展示されたチョウの標本は、モルフォとトリバネアゲハが中心だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO1250 )
063_240129095 X900 多摩動物公園 昆虫園入口 RX10M4.jpg 63.生態昆虫園入口のモザイクアート
床(石畳)にはオオムラサキの、壁にはチョウやトンボの素晴らしいモザイクアートがあった。先にも記したが、これは梵寿綱さんの仕事もしている上哲男さんという人の作品だそうだ。右側が昆虫生態園入口である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO160 )
064_240129386 X900 ◎多摩動物公園 ランタナ Z50 Z105mc.jpg 64.リュウキュウアサギマダラ♂
ランタナで吸蜜していたのは、素晴らしくきれいな完品だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f3.0 1/500秒 105mm ISO280 )
065_240129371 X900 〇多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 65.ランタナに来たツマムラサキマダラ♂
和名からすると、♀が紫色のように思うが、漢字では褄紫斑と書き、褄(ツマ)、翅の先端の方が紫色というところに由来する。♀にも♂に比べると弱いながら、褄に紫色の光沢がある。この個体は比較的傷が少なかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f3.0 1/500秒 105mm ISO110 )
066_240129374 X900 〇多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 66.ツマムラサキマダラ♂ 裏面 -1
前の写真の個体の裏面である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f3.0 1/500秒 105mm ISO160 )
067_240129388 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 67.スジグロシロチョウ求愛 -1
これは飼育されているチョウではなく、何かで紛れ込んだものだと思う。ホナガソウに止まっている♀に♂がアプローチしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f4.0 1/500秒 105mm ISO110 )
068_240129393 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 68.スジグロシロチョウ求愛 -2
どうやら♀の方は尾端を上げて交尾を拒否していたようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO110 )
069_240129397t X900 △多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 69.タイワンキチョウ♂
ホナガソウに止まろうとするタイワンキチョウ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO100 )
070_240129396t X900 △多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 70.タイワンキチョウ -1
この個体は♀のように見えたが、雌雄を判別は難しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO110 )
071_240129402t X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 71.タイワンキチョウの吸水
タイワンキチョウが周回路のわきにできた湿った土で吸水をしていた。吸水するチョウはそのほとんどが♂と言われている。なぜ吸水行動をするかについては、2つの説がある。一つは体温調整のため、もう一つは吸水している蝶たちの殆どが♂で、しかもその多くが羽化したばかりばかりであり、♀が吸水していることはまれなことから、吸水行動はチョウの♂が羽化した後に、♂の体に必要な成分を補給するために行う行動とも考えられているという。羽化後の摂食(吸水)行動が彼らの繁殖(配偶行動)を成功させるために重要であることを示しているとも。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO100 )
072_240129122m X900 ◎多摩動物公園 RX10M4.jpg 72.ツマベニチョウ♂
完品のツマベニチョウかと思ったが、翅の縁がだいぶ擦れていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/800秒 220mm ISO100 )
073_240129130 X900 多摩動物公園 タテハモドキ  RX10M4.jpg 73.ランタナに来たタテハモドキ
ランタナには多くのチョウが吸蜜に来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 42mm ISO100 )
074_240129405 X900 〇多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 74.アオタテハモドキ♀
この♀は後翅に♂のような「青」の部分がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO100 )
075_240129407 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 75.ツマムラサキマダラ♂ 裏面 -2
雌雄の裏面の模様は異なる。♀の裏面はリュウキュウアサギマダラに似ている。きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO100 )
076_240129411 X900 〇多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 76.ツマグロヒョウモン♂
これも何処からか迷い込んだ個体だと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.0 1/500秒 105mm ISO100 )
077_240129413 X900 △多摩動物公園 ベニモン♀ Z50 Z105mc.jpg 77.ベニモンアゲハ
ベニモンアゲハがランタナの花に来た。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.0 1/500秒 105mm ISO110 )
078_240129135m X900 ◎多摩動物公園 RX10M4.jpg 78.タイワンキチョウ -2
タイワンキチョウはホナガソウ一辺倒である。他の花には見向きもしない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 220mm ISO100 )
079_240129415 〇多摩動物公園 ツマベニ♀ Z50 Z105mc.jpg 79.ツマベニチョウ♀ -1
ツマベニチョウの♀は♂に比べ全体が灰色を帯び、前翅の先端部のオレンジ色も渋い。後翅の外縁部に添って黒斑がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO110 )
080_240129416t X900 ◎多摩動物公園 ツマベニ♀ Z50 Z105mc.jpg 80.ツマベニチョウ♀ -2
前の写真と同じ個体である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.0 1/500秒 105mm ISO110 )
081_240129419tm X900 ◎多摩動物公園 ツマベニ♀  Z50 Z105mc.jpg 81.ツマベニチョウ♀ -3
クササンタンカで吸蜜していた♀が、飛び立った。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO110 )

2024年2月13日

秋たけなわ 保土ヶ谷公園のチョウたち その3 2023年11月3日 横浜市保土ヶ谷区

撮影を続ける。セイタカアワダチソウの群落に飛来したのは、やや大型のキタテハ、ツマグロヒョウモン、アオスジアゲハで、あとは小さな、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ベニシジミ、ウラナミシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ、そしてシャッターを押せなかったクロマダラソテツシジミの10種だった。

000_231103212tm X700 ◎保土ヶ谷公園 ウラナミ交尾 DSC08135.jpg
ウラナミシジミ 交尾 2023年11月3日 横浜市保土ヶ谷区県立保土ヶ谷公園

017_231103125 X900 ◎保土ヶ谷公園 ヤマト RX10M4.jpg 17.ヤマトシジミ斑紋変化 -1
ヤマトシジミの♀。この程度では斑紋異常とは言わないのだろうが、後翅前縁下の2つの黒斑がつながっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 )
018_231103126 X900 ◎保土ヶ谷公園 ヤマト斑紋異常 RX10M4.jpg 18.ヤマトシジミ斑紋変化 -2
前翅の黒斑も滲んでいるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
019_231103137m x900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 19.ベニシジミ -5
ベニシジミは多くみられた。擦れてしまっている個体も多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 )
020_231103147m X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 20.キタテハ秋型とセイタカアワダチソウ -4
♀。越冬して春には産卵し、次世代につなぐ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
021_231103158tm x900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 21.ベニシジミ -6
これはきれいな個体だった。♂のように見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 )
022_231103160tm X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 22.ウラナミシジミ -1
ウラナミシジミの個体数は多かった。関東南部以南の暖かいところで成虫越冬し、6月に産卵、成虫になって発生を繰り返し、秋に向け北上し個体数を増やしていく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 )
023_231103173 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 23.キタテハ秋型とセイタカアワダチソウ -5
やっと裏面を見れば雌雄が判るようになった。これは♂だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 208mm ISO160 )
024_231103188m X900 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 24.ウラナミシジミ -2 ♀
綺麗な個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 192mm ISO100 )
025_231103199 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 25.キタテハ秋型とセイタカアワダチソウ -6
ポートレート写真になった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/640秒 155mm ISO100 )
026_231103206 X900 ◎保土ヶ谷公園 DSC08135.jpg 26.コセンダングサに来たキタテハ秋型♂ -1
秋のチョウはコセンダングサにも良く飛来する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 220mm ISO100 )
027_231103209 X900 ◎保土ヶ谷公園 DSC08135.jpg 27.コセンダングサに来たキタテハ秋型♂ -2
前の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 220mm ISO100 )
028_231103216t X900 ◎保土ヶ谷公園 ウラナミ交尾 DSC08135.jpg 28.ウラナミシジミ交尾
ウラナミシジミの交尾シーンは多くみられた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 220mm ISO100 )
029_231103226 X900 ◎保土ヶ谷公園 DSC08135.jpg 29.キタキチョウ
 従来キチョウとされていた種は、キチョウ(ミナミキチョウ Eurema hecade、南西諸島に分布)とキタキチョウ(Eurema mandarina、本州~南西諸島に分布)の2種に分けられることになったが、外見による識別は困難である。成虫は年に5、6回発生し、越冬も行う。いつでも、どこにでもいる蝶だ。秋型は翅表は翅頂の黒斑がほとんどなくなり、黄色一色になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/800秒 220mm ISO100 )
030_231103239tx X900 ◎保土ヶ谷公園 DSC08135.jpg 30.コセンダングサとウラナミシジミ♀
コセンダングサにはウラナミシジミも来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO640 )
031_231103261 X900 〇保土ヶ谷公園 DSC08135.jpg 31.小型犬の集い
梅の開花が待たれる梅林で、若い奥様方4人が小型の犬の散歩の途中で立ち話をされていた。憩いのひとときなのだろう。この秋は甲斐犬、ダルメシアン、など大型犬を散歩させていた女性にも会う機会があり、お声がけして撮らせていただいたが、このグループには声をかけづらかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 25mm ISO2000 )
032_231103266 法性寺 X900 ジュウガツザクラ DSC08135.jpg 32.法性寺 ジュウガツザクラ
この日は保土ヶ谷公園までバスで来ていたので、いつものように帰りは歩いて帰る。法性寺では、毎年、この時期にはジュウガツザクラが咲いている。だが、花の数は少なくちょっと寂しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO1000 )
033_231103272 X900 〇法性寺 カキと鐘楼 DSC08135.jpg 33.法性寺 鐘楼と柿
鐘楼の前に植えられている柿の木には柿がたくさん実っていた。食べられるのかどうかわからない。秋を満喫した一日だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 25mm ISO1000 )

2023年10月 6日

まだ暑い舞岡公園 ① 今年も案山子コンテスト 2023年9月12日 横浜市戸塚区

朝夕は少し涼しくなったように思うが、まだまだ暑い。この日の横浜の天気は晴で、気温は31.6度と記録されていた。9時半に舞岡公園に着いた。
 草はらにはヤマトシジミが翔び、アカボシゴマダラ、キアゲハも翔んでいた。
 谷戸を歩くと、案山子が立てられていた。みんなまだ新しくきれいである。大きな実を付けたカラタチの植え込みには、複数のアゲハが産卵に来ていた。瓜久保の田んぼには、古米が実っている。
 暑い暑いと言いながらも季節は確実に進んでいた。
 この日はNikon Z50 に 望遠端の140mmでも最短撮影距離は40cmなので、そのマクロ的な撮影を試してみたいと思い、NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR というレンズを装着して携行した。Z105mmマクロレンズと比べると、開放f値は6.3と暗いのは仕方ないことだが、ISOの上限を6400に設定することで1/1000秒のシャッター・スピードを確保した。軽くてコンパクトなレンズであり、使いやすい。

000_230912070 X700 △舞岡公園 Z50 Z18-140.jpg
谷戸の案山子たち 2023年9月12日撮影 横浜市戸塚区 舞岡公園

001_230912003 X900 舞岡公園 ツユクサ Z50 Z18-140.jpg 1.ツユクサ(露草)
道場の草むらの中に咲くツユクサの青紫色の鮮やかさに目を引かれた。最近、唐沢孝一著の「目からうろこの自然観察」(中公新書)を購入した。そのなかに夏の花として、「美しくも逞しいツユクサ」という項があった。花粉が目当てのヒラタアブやハナアブといった比較的小さな昆虫が、両性花であるツユクサの花弁の近くにある、よく目立つ黄色の雄蕊を目当てにやってきて、接近すると、花の前に突き出ている長い雌蕊と雄蕊にその腹部が触れて、花粉が受け渡されるそうだ。ツユクサには雌蕊のない雄性花もあり、雄性花には果実はできない。雄性花に潜り、雄蕊の花粉を付けたアブは、両性花に潜り込んだ時にその花粉を雌蕊に渡すという雄性花の逞しさが記されていて、興味深く読んだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO3600 ) 露出補正 なし
002_230912013 X900 〇 舞岡公園 アカボシ Z50 Z18-140.jpg 2.アカボシゴマラ -1
何処からともなくアカボシゴマダラはゆっくり翔んできて、目の前の木の葉に止まった。きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO5000 ) 露出補正 なし
003_230912019 X900 〇舞岡公園 アカボシ2頭 Z50 Z18-140.jpg 3.アカボシゴマダラ -2
別のアカボシゴマダラが飛んできて、先客が止まっていた葉にすり寄るように止まった。前翅外縁の丸みから、先に止まっていたのが♀で、後から来たのは♂と思う。しかし、そのまま、ともに翔び去ってしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO4500 ) 露出補正 なし
004_230912023 X900 〇舞岡公園 タイワンクズ Z50 Z18-140.jpg 4.クズ(葛)
wikipediaには「和名は、かつて大和国(現:奈良県)吉野川(紀の川)上流の国栖(くず)が葛粉の産地であったことに由来する。」とあった。今春、サクラ見物に吉野山へ行ったが、その時に吉野の葛の話を聞いた。なお、PictureThisで検索すると、タイワンクズと回答された。他に調べてみるとタイワンクズの分布は、九州(奄美大島)~沖縄とあるのでこれはクズと判断した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1600 ) 露出補正 なし
005_230912025 X900 〇舞岡公園 カラスウリ Z50 Z18-140.jpg 5.カラスウリ(烏瓜)の花
何の花か全く分からなかった。PictureThis で検索するとカラスウリと出た。写真は開く開花前のカラスウリの花だ。wikipediaによれば、カラスウリの花は夜間だけ開き、秋枯れが始まった雑木林の林縁などでよく目立つ朱色の果実をつけるという。和名「カラスウリ」の由来は、カラスが好んで食べる、ないし熟した赤い実がカラスが食べ残したように見えることから命名されたなど、諸説あるそうだ。果期は10 - 11月ごろ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO800 ) 露出補正 なし
006_230912031 X900 〇舞岡公園 ヤマト♂ Z50 Z18-140.jpg 6.ヤマトシジミ♂
草むらにヤマトシジミが飛んでいた。きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO400 ) 露出補正 なし
007_230912037 X900 〇舞岡公園 キアゲハ♀ Z50 Z18-140.jpg 7.キアゲハ♀ -1
キアゲハの♀が、地面近くに咲く小さな花で吸蜜に来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO2000 ) 露出補正 なし
008_230912043 X900 〇舞岡公園 キアゲハ♀ Z50 Z18-140.jpg 8.キアゲハ♀ -2
同じ個体。花から花へと移り翔ぶ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO2000 ) 露出補正 なし
009_230912047m X900 舞岡公園 マルバノアキノタムラソウ Z50 Z18-140.jpg 9.アキノタムラソウ(秋の田村草)
キアゲハが吸蜜に来ていた小さな花は、PictureThisで で検索するとマルバノアキノタムラソウと同定された。草丈は50cmくらいだった。シソ科アキギリ属。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1800 ) 露出補正 なし
010_230912051m X900 〇舞岡公園 アカホシ Z50 Z18-140.jpg 10.アカボシゴマダラ -3
また、アカボシゴマダラが翔んできた。舞岡公園でゴマダラチョウが見られなくなっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO6400 ) 露出補正 なし
011_230912052 X900 〇舞岡公園 キンミズヒキ Z50 Z18-140.jpg 11.キンミズヒキ(金水引)
バラ科キンミズヒキ属の多年草で、和名のキンミズヒキの由来は、細長い黄色の花穂を「金色のミズヒキ(タデ科)」にたとえたものである。道端に道案内をするように咲いていた。レンズ開放のボケはきれいだと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 70mm ISO220 ) 露出補正 なし
012_230912054 X900 〇舞岡公園 センニンソウ Z50 Z18-140.jpg 12.センニンソウ(仙人草) -1
何年も舞岡公園に来ているが、この花を意識して見たのは初めてである。キンポウゲ科センニンソウ属だそうだ。wikipediaには「別名をウマクワズ(馬食わず)、有毒植物で馬や牛が絶対に口にしないことを意味する。茎や葉の汁は皮膚炎の原因となる。」とあった。4枚の白色の萼片が全開するという特徴のある花だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 94mm ISO140 ) 露出補正 なし
013_230912058 X900 舞岡公園 Z50 Z18-140.jpg 13.「〇<」の目をした案山子
舞岡公園で毎年行われている「案山子まつり」だが、今年は申込みと作製の期限が9 月10 日(日)までで、9月16日(土)~10月15 日(日)の間、人気投票が行われ、人気投票で 1位~3位の作品には、賞品が贈られる。この「〇<」の目をした案山子も作られたばかりのようで、顔も真っ白できれいだった。広角端で撮ると背景の田んぼの稲もシャープになる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.0 1/1000秒 18mm ISO140 ) 露出補正 なし
014_230912065 X900 〇舞岡公園 Z50 Z18-140.jpg 14.へのへのもへじ
案山子には必ずといってよいほど、「へのへのもへじ」が登場する。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.8 1/1000秒 46mm ISO400 ) 露出補正 なし
015_230912067t X900 〇舞岡公園 Z50 Z18-140.jpg 15.谷戸の案山子
この案山子は、何をモデルにしたのかわからないが、色の使い方が上手だなと思った。バランスが良い。お母さんが幼子を抱っこして田んぼのわきを歩く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 18mm ISO180 ) 露出補正 なし
016_230912069m X900 〇舞岡公園 センニンソウ Z50 Z18-140.jpg 16.センニンソウ(仙人草) -2
谷戸にもセンニンソウが咲いていた。4枚の白色の萼片が全開するという特徴のある花だ。まだまだ蕾を付けている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 72mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_230912072 X900 舞岡公園 Z50 Z18-140.jpg 17.熊ゴン?
私が舞岡公園へ行った9月12日は、まだ「案山子まつり」が始まる前だった。「自然に帰る素材を使う」という課題をクリアした個性あふれるオリジナル案山子が38体揃い、人気投票が開始されたのは、その4日後の9月16日(土)からだった。私が行った12日にはなかったが、案山子にはそれぞれ名前がつけられ、作品の前に札が立てられる。黄金色に実った稲田と青空と調和していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 18mm ISO125 ) 露出補正 なし
018_230912075t X900 〇舞岡公園 シオカラトンボ交尾 Z50 Z18-140.jpg 18.シオカラトンボ 交尾
2頭がつながって飛行していたシオカラトンボが、枯れた小枝に止まった。写真の右側が♂で、その下で♂の尻尾につかまっているように見えるのが♀(通称ムギワラトンボ)である。私は、何故♀が、尾端を♂の腹部に充てているのかわからなかった。また、♂が尻尾で♀の頭を抱え込むようにしているのかわからなかった。インターネットのお陰で勉強することが出来た。♂は交尾をする前に、あらかじめ体を曲げ、尾部にある精巣を腹部にある副性器に当てて精子を付着させる。♂はその後、♀を見つけ、♀の頭を尾部で挟み込む。雌は尾部の生殖器を雄の副性器に当て、精子を受け取る。これで交尾成立である。♂は腹部の先端にある2本のツメのような器官で♀の頭部をつかむようにして、♀をキープする。首をつかまれた♀は自らも♂の腹部に必死につかまっていく。2連結で翔ぶ時もこの姿勢で翔ぶ。連結して産卵に向かうわけだが、この時、もしも♂と♀が離れ離れになると、♀は他の♂と交尾してしまう。後から交尾した♂は、♀の体の中から、前に交尾した♂の精子を掻き出して捨てるなどして、自分の精子のみが受精できるようにするのだそうだ。♂にとっては、交尾の後、産卵まで同行しないと、自分の子孫を残してもらえないのである。まだ少し疑問が残る。2連結で翔ぶ時はどちらが主導権を撮っているのだろうか? 前になって翔ぶのは♂である。産卵するのは♀である。どうやって産卵場所をさがすのだろうか? ♂は産卵に適した場所も知っていて、連れて行くのだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO450 ) 露出補正 なし
019_230912077 X900 舞岡公園 コムラサキ Z50 Z18-140.jpg 19.コムラサキ(小紫)
PictureThisでコムラサキと同定された。ムラサキシキブとは別種であるが混同されやすく、コムラサキ(Callicarpa dichotoma)をムラサキシキブ(Callicarpa japonica)といって栽培していることが大半だそうだ。よく似ているが、コムラサキの方がこぢんまりとしている。コムラサキは葉の先端半分にだけ鋸歯があるが、ムラサキシキブは葉全体に鋸歯があることで区別できるそうだ。もちろん花も咲くが、紫色の実が鑑賞される。これから実は濃い紫色になる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO280 ) 露出補正 なし
020_230912078 X900 舞岡公園 エゴノキ Z50 Z18-140.jpg 20.エゴノキの実
古民家への入り口にエゴノキがある。5月には白い花を咲かせる。昨年の9月10日に来た時も、このエゴノキが実を沢山つけ、そこにヤマガラが来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO1000 ) 露出補正 なし
021_230912081 X900 舞岡公園 エゾミソハギ Z50 Z18-140.jpg 21.エゾミソハギ(蝦夷禊萩)
PicftureThisで検索した。舞岡公園で意識して見たのは初めてだった。エゾミソハギ (L. salicaria) はミソハギ(Lythrum anceps)より大型で、葉の基部が茎を抱き、毛が多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.0 1/1000秒 115mm ISO450 ) 露出補正 なし
022_230912082 X900 舞岡公園 オトコエシ Z50 Z18-140.jpg 22.オトコエシ(男郎花)
オトコエシ(男郎花)は、オミナエシ科の多年草である。和名はオミナエシに対立させる形で、より強豪であることを男性にたとえたものである。オミナエシに姿形が似ているのでその名があるが、花の色は白く、逞しく感じる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.3 1/1000秒 80mm ISO360 ) 露出補正 なし
023_230912084 X900 舞岡公園 ミズヒキ Z50 Z18-140.jpg 23.ミズヒキ(水引)
これがタデ科イヌタデ属のミズヒキである。和名は、紅白に見える花序が水引に似ていることに由来する。上半分は赤色、下半分は白色の小さな花が咲くが、総状花序で、茎頂や葉腋から長さ20〜40cmになる花穂を出し、それに小花がまばらに咲く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 64mm ISO220 ) 露出補正 なし
024_230912089 X900 〇舞岡公園 セイヨウウメモドキ Z50 Z18-140.jpg 24.ウメモドキ(梅擬)の赤い実
古民家の裏庭に毎年赤い実をつける。ウメモドキと思っていたが、PictureThis で検索するとセイヨウウメモドキと出た。モチノキ科モチノキ属の落葉低木。和名の由来は、葉の形がウメの葉に似ていることからこの名があるそうだ。wikipediaにはセイヨウウメモドキの項はない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 18mm ISO320 ) 露出補正 なし
025_230912090 X900 舞岡公園 ライム Z50 Z18-140.jpg 25.ダイダイ(橙)の実
古民家の母屋の傍に柑橘系の木があり、実がなっていた。今年6月に来た時、この木の周りをクロアゲハの♀がゆっくりと旋回していた。PictureThisでこの木の葉の写真を検索したが、その時はレモンという答えだった。今回は、近くに公園の管理をされている女性がおられたので「何の木ですか?」と訊ねたところ、ユズとの答えだったが、ユズにしては少々実が大きい。帰宅して、実の写真をPictureThisで検索してみるとダイダイとの判定だった。和名ダイダイは、一つの株に数年代の果実がついていて見られる特徴から、「代々栄える」の意味で「ダイダイ」と呼ばれるようになったとされるそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 57mm ISO380 ) 露出補正 なし
026_230912092 X900 舞岡公園 ハチス フラッシュ Z50 Z18-140.jpg 26.ムクゲ(木槿)
アオイ科フヨウ属の落葉樹で別名ハチスとして知られる。wikipediaによれば、中国が原産で、観賞用に栽培されている。主に庭木や街路樹、公園などに広く植えられている。日本へは古く渡来し、平安時代初期にはすでに植えられていたと考えられるそうだ。暖地では野生化している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/200秒 57mm ISO220 ) 露出補正 なし 内臓フラッシュ使用

2023年7月12日

久しぶりにオオムラサキの姿を満喫 ① 2023年7月6日 山梨県北杜市日野春 北杜市オオムラサキセンター

天気予報と北杜市オオムラサキセンターのコラム「オオムラサキの様子」を見ながらいつ行こうかと思案していた。「オオムラサキの様子」を見ていると、6月26日には "メスも羽化しました"最盛期は7月の第1~2週ごろと、29日には"続々"と、そして7月4日は"見頃♬"となった。きれいな個体を見たかったので、6月の終わりから7月初めにかけていきたかったが、都合がつかず、天気もいまいちだった。結局7月6日を選んだ。
 天気予報通り、7月6日は快晴で、気温も高くなった。マイカーで7時に自宅を出発した。国道16号バイパスから横浜・町田インターで東名高速に上がる。海老名SAで小休止し、昼飯と飲み物を買い込んだ。
 中央道の笹子トンネルを抜けて勝沼あたりに来ると、道は甲府盆地へと下っていく。正面に南アルプスが見える。正面に間ノ岳3,180m、右に小さく北岳3,193m、左には農鳥岳3,025mが雲一つなくはっきりと見えた。甲斐駒2,966mは北岳よりさらに右の方だ。農鳥岳の左には悪沢岳3,141m、赤石岳3,120mも見える。
 オオムラサキは最盛期だった。♂も♀も個体数は多い。1000頭近く飛んでいるのではなかろうか?
 私が到着し、ビバリウムに入ったのは、10時頃だったが、カメラを手にした愛好家の男性が5〜6人、それと学習教室で、先生に引率された小学校の生徒さんたちが大勢入場されていた。

000_230706001 X700 オオムラサキセンタ 甲斐駒 RX10M4.jpg
オオムラサキセンターの駐車場から見た甲斐駒ケ岳(2,966m) 2023年7月6日
山梨県北杜市日野春 北杜市オオムラサキセンター

 

000_230706228tx X700 〇北杜市オオムラサキセンタ Z50 Z105mc.jpg
オオムラサキ♂の雄姿 2023年7月6日 山梨県北杜市日野春 北杜市オオムラサキセンター

001_230706006 X900 オオムラサキセンタ ビバリウム RX10M4.jpg 1.餌場に集まるオオムラサキ
広さ1,400㎡の鉄骨ネット張りのビバリウム(生物本来の生息環境を再現した飼育・展示用の自然動物園。生態動物園のこと)には3様式の餌場が設けられている、ひとつは①本来の樹液のように木の幹にオオムラサキが好む発酵させた蜜状の液を塗ったもの、次に、②高さ1mくらいに切った灌木の切断面上にバナナなど?を発酵させ載せたもの、3っ目は発酵させた液などを入れた皿状の容器である。これらが全部で10か所以上は設けられている。ここには約10頭のオオムラサキが集まっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 98mm ISO2000 ) 露出補正 なし
002_230706212 X900 〇北杜市オオムラサキセンタ Z50 Z105mc.jpg 2.オオムラサキ♀ -1
♂はすでに羽化してから数日を経ている個体もあり、傷のない完全な個体を見つけるのは難しい。♀は♂より遅れて発生してくるので、きれいな個体が多かった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
003_230706214 X900 ◎北杜市オオムラサキセンタ Z50 Z105mc.jpg 3.オオムラサキ♂ -1
これはきれいな個体だった。紫色があざやかに映える位置にまわって撮影する。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
004_230706233 X900 ◎北杜市オオムラサキセンタ Z50 Z105mc.jpg 4.オオムラサキ♂ -2
ブルーの輝きが鮮やかだった。残念ながら前翅の先端が切れてしまっている。ビバリウムの囲いにぶつかるからだと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
005_230706013m X900 〇オオムラサキセンタ ビバリウム RX10M4.jpg 5.樹液状の餌場に集まるオオムラサキ
比較的新鮮な個体がいる。♂の後翅の内縁近くの翅脈は直線的なのに対し、♀では湾曲するのだが、裏面から雌雄の同定はよく見ないと解らない。写真では上に止まっている2頭が♂のようで、下に並んで止まっている2頭は♀と思われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 46mm ISO3200 ) 露出補正 なし
006_230706016m X900 〇オオムラサキセンタ ビバリウム RX10M4.jpg 6.切株の餌場に集まるオオムラサキ
高さ1mほどの比較的細い切株の切断面に、オオムラサキの好む餌が置かれている。自然界では、オオムラサキは雑木林のクヌギ、コナラ、ミズナラ、クリなどの樹液を好んで吸う。ビバリウムに置かれた食餌は当センター特製のものなのだろう。見た目はバナナの皮を発酵させたように見える。オオムラサキは入れ替わるように翔んでくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 48mm ISO3200 ) 露出補正 なし
007_230706245 X900 ◎北杜市オオムラサキセンタ Z50 Z105mc.jpg 7.樹液状の食餌どころに集まるオオムラサキ
開翅した♂が陽を浴びて輝く。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f2.8 1/1000秒 105mm ISO900 ) 露出補正 なし
008_230706019 X900 〇オオムラサキセンタ ビバリウム RX10M4.jpg 8.オオムラサキ♀ -2
カメラを構えると、こちらに目を向けているように見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.5 1/1250秒 36mm ISO320 ) 露出補正 なし
009_230706253 X900 ◎北杜市オオムラサキセンタ Z50 Z105mc.jpg 9.オオムラサキ♀ -3
判定は難しいが、この3頭は♀のように思える。3頭とも容姿端麗で、羽化してからあまり時間は経っていないようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO2500 ) 露出補正 なし
010_230706256 X900 〇北杜市オオムラサキセンタ Z50 Z105mc.jpg 10.オオムラサキ♀ -4
この個体は明らかに♀だ。後翅内縁の支脈が湾曲している。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
011_230706258t X900 〇北杜市オオムラサキセンタ Z50 Z105mc.jpg 11.オオムラサキ♀ -5
大きな♀だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
012_230706029m X900 〇オオムラサキセンタ ビバリウム RX10M4.jpg 12.オオムラサキ♂と♀
♂(上)と♀が向かい合っている。このように♀が♂に向かい合うのは交尾拒否のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 なし
013_230706036m X900 〇オオムラサキセンタ ビバリウム 子供たち RX10M4.jpg 13.生態観察
先生に引率された小学生たちが生態観察に来ている。時間で決められているようで、一度に何組も入っては来ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f2.8 1/1250秒 12mm ISO800 ) 露出補正 なし
014_230706268 X900 ◎北杜市オオムラサキセンタ Z50 Z105mc.jpg 14.オオムラサキ♂ -3
陽の光を浴びて、ひときわ青紫色が輝く♂だ。羽化したばかりのきれいな個体である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
015_230706042 X900 〇オオムラサキセンタ ビバリウム RX10M4.jpg 15.オオムラサキ♂ -4
頭の側から撮らないと青紫色の輝きは乏しいようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 164mm ISO640 ) 露出補正 なし
016_230706045 X900 〇オオムラサキセンタ ビバリウム RX10M4.jpg 16.2頭のオオムラサキ♂
両者にピントが合って、良く撮れたと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 70mm ISO1000 ) 露出補正 なし
017_230706052m X900 〇オオムラサキセンタ ビバリウム RX10M4.jpg 17.オオムラサキ♂ -5
なかなかこちらが望むような位置に止まってはくれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 203mm ISO1250 ) 露出補正 なし
018_230706072 X900 ◎オオムラサキセンタ ビバリウム 幼虫 RX10M4.jpg 18.オオムラサキ終齢幼虫 -1
オオムラサキは、卵から10日くらいで孵化して1齢幼虫になる。エノキの葉を食べて、脱皮を繰り返し、4齢幼虫で越冬する。冬を越し、エノキの葉が芽吹き始める4月中旬、活動を再開した4齢幼虫はエノキの葉を食べ、5齢幼虫、そして十分に成長した6齢幼虫(終齢幼虫)はエノキの葉裏で蛹になり、6月下旬頃から羽化が始まる。♂の方が♀より早く羽化が始まる。成虫が見られるのは1年のうち、夏の間のわずかな期間である。エノキの葉にいた写真の蛹は大きく育った終齢幼虫で蛹になる準備が始まるのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f2.4 1/1250秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
019_230706077t X900 〇オオムラサキセンタ ビバリウム RX10M4.jpg 19.児童の帽子に止まるオオムラサキ
女の子の黄色い帽子にオオムラサキが止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.5 1/1250秒 35mm ISO500 ) 露出補正 なし
020_230706272 X900 ◎北杜市オオムラサキセンタ 幼虫 Z50 Z105mc.jpg 20.オオムラサキ終齢幼虫 -2
先ほどの終齢幼虫とは別の個体である。終齢幼虫は25日位するとエノキの葉の付け根のあたりに台座を作り、尾端を固定し、頭を下にしてぶら下がるが、これは尾端を固定するための準備をしているところと見えた。前蛹になる準備が始まるのだろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし

2023年5月30日

ホソオチョウを求めて 2023年4月19日 埼玉県比企郡嵐山町

奈良紀行が写真点数232点を要し、8回にわたってしまった。結果、次の案件の掲載がだいぶ遅れてしまった。4月19日にホソオチョウを撮りに武蔵嵐山へ行った。ちょっとタイミングを失しているが、記録として載せていきたい。

 ホソオチョウは外来種である。年に3〜4回発生するという。昨年は4月26日にホソオチョウを撮りに行ったが、第1化の発生は終わってしまっていた。そこで今回は昨年より1週間早く出かけたのだが、目的としたホソオチョウは、それでも時期的に遅かったようで現れたのは♀数頭、♂は1頭のみだった。
 自宅を7時半に出発し、海老名SAに8時20分着。狭山PAでもう一度休憩をとって、「オオムラサキの森」活動センターの駐車場に着いたのは10時過ぎだった。結構な距離だ。帰りは関越を練馬でおり、環八から第三京浜で帰ったが、時間的にはほとんど変わらなかった。
 隣接する「蝶の里公園」ではウスバシロチョウが多く翔んでいた。発生が早く進んでいるようだ。すでに2人の同好の方がおられたが、ウスバシロチョウは翔び回っていてなかなか撮らせてくれない。
 11時ごろ、嵐山史跡博物館がある菅谷館跡の草地へ回り、ホソオチョウを探した。しかしながら、その姿は全くない。やっと、11時半近くになって、離れたところにその特徴ある翔ぶ姿を目撃し、近づいた。♀だった。♀はあと1~2頭見かけたが、♂は1頭目撃しただけだった。撮影できたのは♀だけである。今年も時期的に遅かったのだろう。
 良い写真ではなかったが、ヤマツツジに来たミヤマカラスアゲハが撮れたことと、ウスバシロチョウが、元気だったことが救いだった。

000_230419036 X700 ◎武蔵嵐山 ホソオチョウ Z50 105mc.jpg
ホソオチョウ ♀ 2023年4月19日 埼玉県比企郡嵐山町 菅谷館跡

001_230419064 X900 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 1.オオムラサキの保護
埼玉県が整備した「オオムラサキの森」の南側に隣接して、1993年(平成5年)に嵐山町により買収・整備されたのが「蝶の里公園」である。管理はともに嵐山町環境課の嵐山町オオムラサキの森活動センターで行われている。この公園は、「オオムラサキの森」や「ホタルの里」等と一体的に、町の自然保護のシンボル的存在として、維持・管理及び活用が図られている。活動センターの近くにはエノキが植えられていて、オオムラサキの幼虫がグリーンのネットで保護されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
002_230419067 X900 ◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg 2.ミヤマカラスアゲハ♀ -1
ヤマツツジに黒いアゲハの姿が見えた。行ってみるとミヤマカラスアゲハだった。さい先が良い。比較的きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 175mm ISO800 ) 露出補正 なし
003_230419068 X900 〇武蔵嵐山 RX10M4.jpg 3.ミヤマカラスアゲハ♀ -2
連写で撮っていると、こういうタイミングでとれることがある。但し、ピントは合せに行けない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 172mm ISO3200 ) 露出補正 なし
004_230419083 X900 ◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg 4.ミヤマカラスアゲハ♀ -3
ホバリングしながら、花びらに足をかけて吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 172mm ISO31600 ) 露出補正 なし
005_230419004 X900 〇武蔵嵐山 Z50 105mc.jpg 5.ミヤマカラスアゲハ♀ -4
撮影できたのはこの1頭のみだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO1400 ) 露出補正 なし
006_230419088m X900 ◎武蔵嵐山 ベニシジミ RX10M4.jpg 6.ベニシジミ
春のベニシジミは可憐である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 183mm ISO320 ) 露出補正 なし
007_230419106m X900 ◎武蔵嵐山 ウスバシロ 交尾嚢 RX10M4.jpg 7.蝶の里公園
都幾川が流れる方向へ下りていくと、ウスバシロチョウが多く翔んでいた。ウスバシロチョウが好むハルジオンやショカツサイの花が多く咲いている。翔んでいるウスバシロチョウの個体数も多い。しかし、なかなか花に止まって吸蜜しようとせず、撮影が難しい。10:45 、やっとハルジオンに来た1頭を撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
008_230419015 X900 ◎武蔵嵐山 Z50 105mc.jpg 8.ツバメシジミ♀
気温も上がってきて、チョウたちも活発に活動する。ツバメシジミの♀も元気に翔び回る。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_230419114 X900 △武蔵嵐山 モンキ RX10M4.jpg 9.モンキチョウ♀
ウスバシロチョウが翔び交うポイントへはまた後で下りて来ることにして、菅谷館跡の草地へ移動した。ホソオチョウの姿はない。ウスバシロチョウが上がってきているほかは、アゲハ、そしてモンキチョウくらいであった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_230419135m X900 ◎武蔵嵐山 ジャコウ♀ RX10M4.jpg 10.ジャコウアゲハ♀ -1
ジャコウアゲハの♀が半径5mくらいの草地を、行ったり来たりして翔んでいる。食草を探しているのかと思うが、産卵することなく翔び回っている。カメラで追いかける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_230419146 X900 ◎武蔵嵐山 ジャコウ♀ RX10M4.jpg 11.ジャコウアゲハ♀ -2
こちらもじっとして、カメラだけで同じ個体を撮った。連写していると数ショットに1枚、はまあまあピントが合う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 76mm ISO125 ) 露出補正 なし
012_230419155t X900 ◎武蔵嵐山 ジャコウ♀ RX10M4.jpg 12.ジャコウアゲハ♀ -3
こちらも一緒になって草地を探るがウマノスズクサは見つからない。10分くらい、このジャコウアゲハと付き合っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 76mm ISO125 ) 露出補正 なし
013_230419168mt X900 〇武蔵嵐山 ホソオチョウ♀ RX10M4.jpg 13.ホソオチョウ♀ -1
やっとのことで、遠くに独特のゆっくりとした翔びかたをするチョウを見つけた。ホソオチョウの♀だった。小さな個体である。すでに咲き終えて綿毛をつける前のタンポポに止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
014_230419022 X900 ◎武蔵嵐山 ホソオチョウ Z50 105mc.jpg 14.ホソオチョウ♀ -2
同じ個体をマクロレンズで撮る。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_230419030 X900 ◎武蔵嵐山 ホソオチョウ Z50 105mc.jpg 15.ホソオチョウ♀ -3
♂が飛んでいるのを見つけるが、♀より翔び方は速く、なかなか止まってはくれなかった。♀も良い写真は撮れなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_230419181 X900 ◎武蔵嵐山 ウスバシロ 交尾嚢♀セリバヒエンソウ RX10M4.jpg 16.セリバヒエンソウで吸蜜するウスバシロチョウ
11時50分、再びウスバシロチョウのポイントへ戻ってきた。やっと花に来るようになってきた。セリバヒエンソウの花に来るのを見るのは珍しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 208mm ISO160 ) 露出補正 なし
017_230419187 X900 △武蔵嵐山 ウスバシロ アズキナシ RX10M4.jpg 17.アズキナシの花に来たウスバシロチョウ
木に咲くアズキナシの花に止まって吸蜜する。腕をあげてモニターを見ながら撮ったが、ピントを外してしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 183mm ISO125 ) 露出補正 なし
018_230419208 X900 ◎△武蔵嵐山 ウスバシロ RX10M4.jpg 18.ハルジオンに来たウスバシロチョウ -1
この季節には、ハルジオンにはアオスジアゲハ、アゲハ、ベニシジミなどいろいろな蝶がやって来る。チョウの好きな花だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
019_230419215 X900 ◎武蔵嵐山 ウスバシロ RX10M4.jpg 19.ハルジオンに来たウスバシロチョウ -2
元気に翔びまわる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
020_230419227m X900 △◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg 20.ハルジオンに来たウスバシロチョウ -3
時刻は12時を過ぎた。チョウたちは活発に翔び周る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
021_230419234 X900 △〇武蔵嵐山 RX10M4.jpg 21.ハルジオンに来たウスバシロチョウ -4
今日の目的としたホソオチョウの良い写真は撮れなかったが、ウスバシロチョウは元気な姿を撮らせてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
022_230419053 X900 ◎武蔵嵐山 ツマキ♀Z50 105mc.jpg 22.ツマキチョウ♀
都幾川の河原に出てみた。菜の花が咲いていた。モンシロチョウに混じってツマキチョウの♀も吸蜜に来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
023_230419270 X900 ◎武蔵嵐山 アカタテハ  RX10M4.jpg 23.駐車場のアカタテハ
そろそろ引き上げようと活動センターの前に戻ってきた。越冬したアカタテハが迎えてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.4 1/1250秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし

2022年6月 6日

いま一度 裏高尾と八王子城跡へ 5月11日 前編

前回、およそ2週間前の4月28日に行った時は、ラッキーにも狙っていたアオバセセリを撮影することが出来た。加えて、クモガタヒョウモンが撮れたのは嬉しかった。しかし、サカハチチョウにはまだ少し早かったのとミヤマカラスアゲハやオナガアゲハには会えなかった。
 ここ最近、サカハチチョウを撮っていないので、撮りたかったし、黒いアゲハたちも撮りたくて、再度、5月11日に日影沢と八王子城跡へ行ってきた。
 結果はサカハチチョウには遭遇できず、黒いアゲハもクロアゲハを撮っただけだった。
 ただ、前回も撮ったクモガタヒョウモンだが、この日は個体数が多いのに驚いた。最盛期だったのだろう。原っぱにはハルジオンが沢山咲いていて、そこにクモガタヒョウモンとウスバシロチョウがやってくる。ハルジオンが咲いていなかったら、これらのチョウを撮ることが出来なかっただろう。

000_220511179 X700 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg
広い原っぱを翔び回るクモガタヒョウモン雄 2022年5月11日 東京都 八王子城跡

001_220511003 X800 ミツバウツギ 日影沢 Z50 18-140.jpg 1.ミツバウツギ
4月28日に来たときは、日影沢のミツバウツギはどうなってしまったのだろうかと思ったが、いくらか回復してきているように思える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 88mm ISO2800 ) 露出補正 なし
002_220511124 X800 日影沢 ガクウツギ RX10M4.jpg 2.ガクウツギ(額空木)
名前にウツギ(空木)の名前が入っているがアジサイ科でもウツギ属ではなくアジサイ属の低木の一種で、アジサイのように萼片が大きくなるが、3つの萼片の大きさが異なるのが特徴である。従来ユキノシタ科であったが、APG分類(1990年代にDNA解析による分子系統学に基づいて新たに構築された被子植物の分類体系)で:アジサイ科に変更される。そういえばガクアジサイに似ているようにも見える。この花にチョウが来ているのを見たことがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO2000 ) 露出補正 なし
003_220511127 X800 〇日影沢 コミスジ RX10M4.jpg 3.コミスジ -1
日影沢の日当たりの良いところではコミスジが翔んでいた。ミスジチョウはまだ発生していないようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
004_220511129 X800 ◎日影沢 コミスジ RX10M4.jpg 4.コミスジ -2
コミスジはなかなかうまく撮れないが、これは撮ってくれと言わんばかりに開翅してくれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
005_220511133 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg 5.ニホンカワトンボ -1
日影沢の渓流沿いにはカワトンボが多く見られる。 私はトンボのことは門外漢であるが、調べてみると、トンボのなかま(トンボ目)は、世界に5,500種類くらいいるといわれ、日本には203種類がいる。そして、それらのトンボは大きく、均翅(きんし)亜目(イトトンボ亜目)、不均翅(ふきんし)亜目(トンボ亜目)と 均翅不均翅亜目(ムカシトンボ亜目)の3つのグループに分けられている。我々が良く知るギンヤンマはトンボ亜目ヤンマ科、オニヤンマは同じくトンボ亜目オニヤンマ科、シオカラトンボは同じくトンボ亜目トンボ科である。 均翅亜目(きんしあもく)は、ふつうイトトンボとかカワトンボとかいわれているの仲間である。4枚の翅の形がほぼ同じで、腹部も細く、弱々しい感じである。ムカシトンボ亜目は現生種は1科1属2種のみである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
006_220511140 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 6.ウスバシロチョウ -1
八王子城跡へ移動した。2週間前に来た時もウスバシロチョウは多かったが、この日も多く翔んでいた。午前中の早い時間はハルジオンの花にあまり止まらないで翔び廻っているが、この時間(11時半)になると訪花する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 78mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_220511010 X800 〇八王子城跡 Z50 18-140.jpg 7.ウスバシロチョウ -2
まだまだきれいな個体が多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_220511011 X800 ◎八王子城跡 Z50 18-140.jpg 8.ウスバシロチョウ -3
広い原っぱを動き回って、ウスバシロチョウの様々な姿を撮って行った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_220511142 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 9.ウスバシロチョウ -4
撮りながら、ウスバシロチョウの翅の色を見ると、鱗粉が擦れているかいないかではなく、白いタイプと透明度が高いタイプがあるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 160mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_220511146 X800 〇八王子城跡 RX10M4.jpg 10.ウスバシロチョウ -5
これは立派な交尾嚢を付けた雌である。食草はムラサキケマンなどケマンソウ科だそうだ。産卵シーンは見たことがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_220511157 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 11.ニホンカワトンボ -2
ここ八王子城跡にもニホンカワトンボが多く見られる。ニホンカワトンボはアサヒナカワトンボと紛らわしいという。同定に自信はない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 62mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_220511166 X800 八王子城跡 マルバウツギ RX10M4.jpg 12.マルバウツギ((丸葉空木)
春先はマンサクやサンシュウユ、ロウバイなど、黄色い花を見ることが多いが、この季節は灌木に咲く白い花をよく見る。チョウが好きな白い花にミツバウツギ、イボタノキ、リョウブなどがあるが、このマルバウツギにチョウが来ているのを見かけたことない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 110mm ISO500 ) 露出補正 なし
013_220511022 X800 八王子城跡 ヒメウツギ Z50 18-140.jpg 13.ヒメウツギ(姫卯木)
スマホで花の写真を撮って「Picture This」で検索してみたらヒメウツギと結果が出た。(後日、このブログを見て下さった方から、「これはヒメウツギではないようだ。ヒメウツギはもっと房咲きになり、葉はもっと細いと思う」とご指摘をいただいた。ご自宅に咲くヒメウツギの写真を添付して送ってくださった。とすると、これもマルバウツギに違いない)

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO400 ) 露出補正 なし
014_220511167 X800 八王子城跡 ガマズミ RX10M4.jpg 14.ガマズミ(莢蒾)
この白い花が咲く木はウツギの仲間ではなく、レンプクソウ科ガマズミ属だそうだ。「Picture This」の検索結果だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
015_220511176 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 15.クモガタヒョウモン雄 -1
クモガタヒョウモンは4月28日に来た時より個体数が増えていた。発生のピークと思う。雌を探したが見つけることは出来なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_220511186 X800 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 16.クモガタヒョウモン雄 -2
ピッカピカの羽化したばかりの雄だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_220511034 X800 ◎八王子城跡 Z50 18-140.jpg 17.クモガタヒョウモン雄 -3
開翅してハルジオンの花で吸蜜していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_220511044 X800 ◎八王子城跡 Z50 18-140.jpg 18.クモガタヒョウモン雄 -4
2頭が仲良く吸蜜している。2頭にピントが合うように動いて撮影する。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_220511201 X800 ◎八王子城跡 コチャバネ RX10M4.jpg 19.コチャバネセセリ
雑草であるが、原っぱに沢山咲いているハルジオンが、チョウを呼んでくれる。チョウにとって、より取り見取りのハルジオンだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_220511047 X800 ◎八王子城跡 Z50 18-140.jpg 20.ダイミョウセセリ
このチョウも年数回発生するが、この時期が一番個体数が多いように思う。多くの種の蝶がハルジオンを好む。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO180 ) 露出補正 なし


2022年5月17日

武蔵嵐山 ホソオチョウとウスバシロチョウ 4月25日

ホソオチョウにはちょっと遅いかな、ウスバシロチョウには少し早いかな、と思いつつ好天に誘われて、武蔵嵐山へ出かけた。自宅から、保土ヶ谷バイパスを走り、東名横浜から東名高速に入ったが渋滞はなく、快適なドライブとなった。昨年は、トイレだけしか開いていなかった狭山PAも、全面オープンされていて、入ってくる車の数も多い。
 関越を東松山で下りた。そこからまだ、30分弱かかる。10時に武蔵嵐山のオオムラサキの森活動センターの駐車場に着いたが、なんと、ここも月曜日は休館日で駐車場に入れなかった。しかし、この辺りはまだ空き地もあって、何とか車を停めることが出来た。
 都幾川の側からフィールドに入る。ツマキチョウが翔んでいた。ウスバシロチョウが翔ぶエリアには、すでに3人ほど先客がった。「おはようございます。お邪魔します」と声を掛けて、ウスバシロチョウを追う。午前中の早い時間は、なかかな花には止まらない。
 いま、NHKの大河ドラマで、鎌倉幕府の御家人として登場する畠山重忠が住んだという菅谷館跡の草原へ移動した。タイミングが合えば、あちらこちらでふわふわと翔んでいる姿が見られるが、この日は、たまにウスバシロチョウがが翔んでくるものの、ホソオチョウの姿は見られない。やっと、1頭探し出したが活動が不活発なので探しにくい。
 再びウスバシロチョウのエリアに戻る。12時近くなっていたが、ハルジオンの花で吸蜜する個体も多くなった。一昨日は舞岡公園でツマキチョウを撮ったが、この日はホソエガラシに産卵しようとする雌が多かった。そのあと、都幾川の河原を歩いてみたが、成果は得られなかった。

000_220425018 X700 〇武蔵嵐山 ホソオチョウ♀ Z50 18-140.jpg
やっと見つけたホソオチョウ雌 2022年4月25日 埼玉県武蔵嵐山

001_220425104 X800 △武蔵嵐山 ホソエガラシ RX10M4.jpg 1.ツマキチョウ雌 -1
この日最初に撮ったチョウは、アブラナ科のホソエガラシに産卵しようとアプローチするツマキチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_220425116 X800 ◎武蔵嵐山 ピラカンサ RX10M4.jpg 2.ウスバシロチョウ雌 -1
ウスバシロチョウがピラカンサの小枝の葉に止まって、ストローを伸ばして吸蜜している。よく見ると交尾嚢を付けている。もう雌が発生しているのだ。本種の発生時期は年々早まっているように思える。ピラカンサは和名を常磐山査子(トキワサンザシ)という。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 160mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_220425128 X800 ◎武蔵嵐山 ピラカンサ RX10M4.jpg 3.ウスバシロチョウ雌 -2
同じ個体である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 73mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_220425132 X800 ◎武蔵嵐山 交尾嚢 ピラカンサ RX10M4.jpg 4.ウスバシロチョウ雌 -3
この画像では交尾嚢がはっきりと見える。多くのウスバシロチョウは翔び回っていて、なかなか撮影チャンスがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 201mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_220425146 X800 ◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg 5.アゲハ雄 -1
ウスバシロチョウガ翔んでいるエリアから、菅谷館跡へと歩いて行く途中に咲くツツジにアゲハがやってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 121mm ISO200 ) 露出補正 なし
006_220425144 X800 △武蔵嵐山 交尾嚢 ピラカンサ RX10M4.jpg 6.アゲハ雄 -2
連写していたら、翔び立っていった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO125 ) 露出補正 なし
007_220425155 X800 ◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg 7.ホソオチョウ雌 -1
菅谷館跡の広い草原にきた。食草であるウマノスズクサなども生えていて、発生のタイミングが合うとあちらこちらで多くの個体がふわふわと翔んでいるのがみられる。それらほとんどが雄であるが、この日は雄の姿が見えなかった。雄の発生の第一陣は既に終わってしまったようだ。これはやっと見つけた雌である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 53mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_220425157 X800 ◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg 8.ホソオチョウ雌 -2
以下の写真を含め同じ個体である。本種は人為的に持ち込まれた外来種で原産地は韓国であろう。何年か前に韓国旅行をしたときに、目撃したことがあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 175mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_220425004 X800 〇武蔵嵐山 ホソオチョウ♀ Z50 18-140.jpg 9.ホソオチョウ雌 -3
アカボシゴマダラと同じく外来種ではあるが、美しい姿をしているので、つい撮りたくなってしまうチョウだ。日本で成虫は4月から11月近くまで発生を繰り返すようである。季節による斑紋の違いはないように思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_220425035 X800 〇武蔵嵐山 ホソオチョウ♀ Z50 18-140.jpg 10.ホソオチョウ雌 -4
周囲の環境が分かるように広角端で撮った。菅谷館跡は鎌倉時代の有力御家人である畠山重忠が文治2年(1187年)までには住み始めていたと言われる中世の大事な遺跡である。元久2年(1205年)、武蔵国二俣川合戦の際、重忠はこの館から出陣したことが鎌倉幕府の記録「吾妻鏡」に記されている。武勇の誉れ高く、その清廉潔白な人柄で「坂東武士の鑑」と称されたという。畠山重忠像は菅谷館跡・二ノ郭の土塁上に、昭和4年(1929)に造られた竹筋コンクリート製の像建っている。平成23年度に嵐山町の文化財に指定された。昭和48年(1073年)5月、関東の有力豪族である畠山氏の館に起源をもつ城館跡として国の史跡に登録され、平成20年(2008年)3月には比企城館跡群菅谷館跡と名称が変更された。写真の左側に見える建物は埼玉県立嵐山史跡の博物館である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO180 ) 露出補正 なし
011_220425041 X800 〇武蔵嵐山 ホソオチョウ♀ Z50 18-140.jpg 11.ホソオチョウ雌 -5
この日、ホソオチョウを見かけたのはこの1頭のみだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3  1/500秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
012_220425173 X800 ◎アゲハ 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 12.アゲハ雄 -3
菅谷館跡の原っぱに咲くカントウタンポポにアゲハが来て吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 201mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_220425178 X800 ◎アゲハ 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 13.アゲハ雄 -4
タンポポからタンポポへと飛び回る。次に止まったこの花には、何かの幼虫がいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 206mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_220425053 X800 ◎武蔵嵐山 ウスバシロチョウ Z50 18-140.jpg 14.ウスバシロチョウ -1
ウスバシロチョウのいるエリアに戻ってきた。12時を少し回った頃だが、この時間になるとハルジオンの花によく止まって吸蜜をするようになった。雌のように見えるが定かではない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3  1/500秒 140mm ISO110 ) 露出補正 なし
015_220425209 X800 ◎ツマキチョウ 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 15.ツマキチョウ雌 -2
ツマキチョウの雌は、産卵する食草を探しているからだと思うが、雄に比べて飛び方が緩やかである。野生のホソエガラシ(細柄芥子)に絡んでいく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO125 ) 露出補正 なし
016_220425219 X800 ◎ツマキチョウ 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 16.ツマキチョウ雌 -3
同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO160 ) 露出補正 なし
017_220425225 X800 ◎ツマキチョウ 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 17.ツマキチョウ雌 -4
同じ個体。産卵している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO160 ) 露出補正 なし
018_220425079 X800 ◎武蔵嵐山 ウスバシロチョウ  ハルジオン Z50 18-140.jpg 18. ウスバシロチョウ -2
ウスバシロチョウは個体数が多く、次々と視界に現れる。陽光を浴びて活発に翔び、ハルジオンの花に摑まっては吸蜜をしている。雌雄は確認できないものの、すでに雌が多く発生している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3  1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_220425099 X800 〇武蔵嵐山 都幾川 Z50 18-140.jpg 19.都幾川(ときがわ)の河原
菜の花の咲く都幾川の河原から、下流方面を眺める。都幾川は、埼玉県西部を流れる荒川水系の一級河川である。地図を見てみると、この周辺にはまだまだチョウの撮影に適したところがありそうだ。早春が良いかもしれない。午後1時、車を停めたところに戻り、車中でパンと牛乳で昼食にして、帰路についた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3  1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし


2021年11月 5日

クロマダラソテツシジミ その12 9月27日 帷子川公園のヤマトシジミは?

散歩するにも良い天気だった。クロマダラソテツシジミの前に、毎年秋にヤマトシジミを見に行く帷子川公園へ行って見る。だが、ヤマトシジミの寒冷期型にはまだ少し早いようだ。丁度端境期のようで個体数も少ない。雄の翅表の黒い縁もまだ太い。
 気温も上がってきて、植え込みに咲くランタナの花にアゲハが吸蜜に来る。
 帷子川公園から、クロマダラソテツシジミのいる近所のセンニチコウの花が咲く公園に戻ってきた。この日は雄のきれいな個体に出会えた。

000_210927159x X700 ◎峰岡公園 クマソ D5300 TAMRON 90.jpg
白いセンニチコウの花に来たクロマダラソテツシジミ 雄 2021年9月27日 横浜市

001_210927021 X800 〇ヤマト 帷子川公園 D5300 TAMRON 90.jpg 1.ヤマトシジミ 雄
帷子川沿いに生えるカタバミに発生するヤマトシジミは、まだ、高温期型の雄が多かった。雌はあまりいない。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
002_210927047 X800 ◎帷子川公園 ヤマト ヤマト タツナミソウ D5300 TAMRON 90.jpg 2.ヤマトシジミ 交尾
下にいる小さいほうが雌だ。白い花は白いオシロイバナのようだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
003_210927064 X800 ◎帷子川公園 アゲハ D5300 TAMRON 90.jpg 3.アゲハ 雄
帷子川河畔の道に植えられているハナゾノツクバネウツギ(花園衝羽根空木)(別称アベリア)の花にアゲハが飛来し、しばらく飛ぼ回っていた。ハナゾノツクバネウツギは丈夫で刈り込みにも強いので、生垣や道路の分離帯に植えられることが多い。ホウジャクもきていた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_210927089x X800 ◎帷子川公園 アゲハ ランタナ D5300 TAMRON 90.jpg 4.ランタナに来たアゲハ 雄
ランタナの花にもアゲハがいた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO250 ) 露出補正 なし
005_210927097 X800 ◎峰岡公園 ウラナミ D5300 TAMRON 90.jpg 5.ウラナミシジミ 雌
センニチコウが咲く近くの公園の花壇に戻ってきた。さっそくクロマダラソテツシジミかと思ったら、ウラナミシジミの雌だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
006_210927114 X800 ◎峰岡公園 クマソ D5300 TAMRON 90.jpg 6.クロマダラソテツシジミ 雄 -1
クロマダラソテスシジミが花に来た。尾状突起もちぎれていないとてもきれいな個体だ。センニチコウの葉が変化したという多数の小苞からなる頭花の、小さな花にストローを入れて吸蜜している。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
007_210927122x X800 ◎峰岡公園 クマソ D5300 TAMRON 90.jpg 7.クロマダラソテツシジミ 雄 -2
この日は Nikon D5300 にTAMRON 90mm macro を付けてきた。近寄れるがピントの深度が浅くなる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
008_210927127 X800 ◎峰岡公園 クマソ D5300 TAMRON 90.jpg 8.クロマダラソテツシジミ 雄 -3
専らこの個体に被写体になってもらう。ちょっと日が陰って、ブルーが濃くなった。きれいだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
009_210927133 X800 ◎峰岡公園 クマソ D5300 TAMRON 90.jpg 9.クロマダラソテツシジミ 雄 -4
角度によって色が変わる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
010_210927145m X800 〇峰岡公園 ミナミアオカメムシ5齢幼虫 D5300 TAMRON 90.jpg 10.ミナミアオカメムシ幼虫
この辺りでクロマダラソテツシジミをフォローするようになってから、カメムシを見るようになり、興味を持った。ここ1~2週間の間にアオクサカメムシ幼虫、プチヒゲカメムシ成虫、キマダラカメムシ成虫を見たが、今日のこのカメムシは、ミナミアオカメムシの5齢幼虫のようだ。成虫は緑色一色になり、幼虫の装いの方が魅力的である。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO1250 ) 露出補正 なし
011_210927148x X800 ◎峰岡公園 クマソ D5300 TAMRON 90.jpg 11.クロマダラソテツシジミ 雄 -5
これも同じ個体である。すでに20分ほど吸蜜している。白いセンニチコウの花も葉も生き生きとしている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO250 ) 露出補正 なし
012_210927175x X800 ◎峰岡公園 クマソ D5300 TAMRON 90.jpg 12.クロマダラソテツシジミ 雄 -6
このとき11時10分過ぎ。この日に羽化したばかりのようなきれいな個体だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
013_210927206 X800 ◎高橋宅 D5300 TAMRON 90.jpg 13.クロマダラソテツシジミ 雄 -7
ソテツの鉢植えのあるお宅の前を通って自宅へと歩く。そのソテツの葉にクロマダラソテツシジミが1頭見えた。もちろんセンニチコウにいたのとは違う個体で、これは破損はないが鱗粉は擦れ落ちていた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし


2021年9月28日

クロマダラソテツシジミ その5 9月14日

9月14日は気温が25℃ほどしかなく、肌寒く感じる日だった。少し気温が上がってからと思い、11時半ごろいつもの公園へ行って見た。センニチコウの咲く花壇を舐めるようにして見て行ったがクロマダラソテツシジミの姿はない。
 センニチコウにはヤマトシジミの雄のきれいな個体が多かった。前翅の黒い縁取りは広く高温期型である。
 この日は早々に切り上げた。ソテツの鉢植えがあるお宅では、比較的きれいなクロマダラソテツシジミ1頭が開翅していた。

000_210914048 X700 〇峰岡公園 住宅玄関ソテツ鉢植え RX10M4.jpg
ソテツの葉に止まるクロマダラソテツシジミ雄 2021年9月14日 横浜市

001_210914003x X800 ◎峰岡公園 ヤマトとアオクサカメムシの幼虫 RX10M4.jpg 1.ヤマトシジミ雄とアオクサカメムシの幼虫
ヤマトシジミの雄にフォーカスしていたら、その下に何やらきれいな虫がいる。私は甲虫は全く無知だが、テントウムシの仲間かなと思っていた。家に戻ってネットで検索したがテントウムシでの仲間ではなさそうだ。それじゃカメムシかと思って調べていくとアオクサカメムシの幼虫にたどり着いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
002_210914010 X800 ◎峰岡公園 ヤマト2頭 RX10M4.jpg 2.ヤマトシジミ雄2頭 -1
今日はクロマダラソテツシジミはヤマトシジミにセンニチコウをあけわたしている。高温期型の2頭の雄を1カットに収めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO250 ) 露出補正 なし
003_210914018t X800 〇峰岡公園 ヤマト2頭 RX10M4.jpg 3.ヤマトシジミ雄2頭 -2
前の写真と同じシーンである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO320 ) 露出補正 なし
004_210914022 X800 ◎峰岡公園 ヤマト2頭 RX10M4.jpg 4.交尾中のヤマトシジミに邪魔が! -1
ヤマトシジミのペ交尾中のアがいた。右側の小さいほうが雌である。そこへもう1頭雄が現れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 37mm ISO400 ) 露出補正 なし
005_210914035x X800 ◎ 峰岡公園 ヤマト2頭 RX10M4.jpg 5.交尾中のヤマトシジミに邪魔が! -2
邪魔者はしばらくしつこく絡んでいたが、カップルはたまらず飛び立って近くの梢に移動した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 38mm ISO500 ) 露出補正 なし
006_210914047m X800 ◎峰岡公園 住宅玄関ソテツ鉢植え RX10M4.jpg 6.クロマダラソテツシジミ雄 -1
鉢植えのソテツの葉にクロマダラソテツシジミがいた。片方の尾状突起はちぎれてしまっているようだが、比較的損傷がない。開翅を続ける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
007_210914051 X800 ◎峰岡公園 住宅玄関ソテツ鉢植え ヤマト RX10M4.jpg 7.ヤマトイシジミ雄
民家の玄関先にもヤマトシジミ雄がいた。気温が低いためか翅を開いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
008_210914060x X800 ◎峰岡公園 住宅玄関ソテツ鉢植え クマソ RX10M4.jpg 8.クロマダラソテツシジミ雄 -2
6.の写真と同じ個体。この日、クロマダラソテツシジミはこの1頭しか見なかった。これで5日間連続でクロマダラソテツシジミを観察できた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし


2021年8月 9日

池の平と嬬恋鹿沢 3 of 3  7月20日 ミヤマモンキチョウを撮る

3日目、今日も朝から暑い。帰り支度を整え、予定通り池の平湿原へと出発し、8時半に駐車場に着いた。第一駐車場もまだ、空いている。
 まっすぐ、最短距離を池の平湿原へ歩こうかと思ったが、五十歩百歩なので東歩道を行く。歩いている人はいない。車坂峠へ続く湯の丸高峰林道を走る車の音が聞こえる。ササが生える暗い道で、クロヒカゲと、ヒメキマダラヒカゲしかいない。20分ほど歩いて池の平湿原に出た。
 湯の丸・池の平は、ミヤマシロチョウ、ミヤマモンキチョウ、ベニヒカゲという3種の高山蝶が生息することで知られるが、池の平湿原は「じゃらん」で「ミヤマモンキチョウ(保護されています)」と写真で紹介されるほど有名になっている。すでに5~6名の愛好者の方々がカメラを構えていた。皆さん長いレンズを付けている。神奈川のギフチョウ撮影のようだ。
 ミヤマシロチョウの個体数は比較的多く、すでにも多く発生している。だが、なかなか花に止まってくれず、離れたところを飛び回るので撮影は難しい。
 午前中、湿原の散策路を歩き回り、ポートレートのような写真は撮れなかったが、まあまあの成果を得た。
 11時半に駐車場に戻り、再び林道を走って湯の丸地蔵峠で休憩して、山を下った。駐車場から林道を高峰高原の車坂峠へ出て小諸に下りる道もあるが、私は少し遠回りになるものの走りやすいので地蔵峠を周って上信越自動車道へ下ることが多い。
 帰りも順調に走ることが出来、夕方5時前に帰宅できた。

60.クロヒカゲ -2
この個体はのようだ。東歩道はササが多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO250 ) 露出補正 なし
060_210720013 X800 〇池の平 RX10M4.jpg
61.ヒメキマダラヒカゲ
本種も新鮮である。珍しいチョウではないが、このチョウを見ると高原に来たことを感じる。。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
061_210720024 X800 ◎池の平 RX10M4.jpg
62.ミヤマモンキチョウ雌とモンキチョウ雄 -1
ミヤマモンキチョウの雌にモンキチョウの雄がアプローチしている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
062_210720009 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ D5300 TAMRON 90.jpg
63.ミヤマモンキチョウ雌とモンキチョウ雄 -2
前の写真と同じシーン。モンキチョウの方が形が大きく、悠々と飛ぶ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
063_210720008 X800 △池の平 ミヤマモンキ D5300 TAMRON 90.jpg
64.ミヤマモンキチョウ雌とモンキチョウ雄 -3
ミヤマモンキチョウ雌はさらに翅を開き、尾端を上げた。シロチョウ科のチョウによく見られる交尾拒否の態勢だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
064_210720022 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ D5300 TAMRON 90.jpg
65.ミヤマモンキチョウ雌とモンキチョウ雄 -4
同上。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
065_210720030 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ D5300 TAMRON 90.jpg
66.ウスユキソウ(薄雪草)に来たミヤマモンキチョウ雌
陽の当たるウスユキソウで吸蜜する本種を観察するのは初めてである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
066_210720046 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
67.ハクサンフウロ(白山風露)に来たミヤマモンキチョウ雄
右後翅外縁が欠損している。雄は擦れた個体が増えているようだ。湿原に造られた木道の近くではなかなか落ち着いて止まってくれない。草むらに紛れるチョウを望遠端で狙うが、大きなチョウではないのでピント合わせ、手振れを止めるのが難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
067_210720055 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
68.群生するクロマメノキ(黒豆の木)とミヤマモンキチョウ雌
食草であるクロマメノキの木が群生するところを飛び廻っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO100 ) 露出補正 なし
068_210720065 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
69.ネバリノギラン(粘芒蘭)で吸蜜するミヤマモンキチョウ雄 -1
2017年に来た時もこのネバリノギランで吸蜜する本種がいた。wikipediaのノギランの説明では、「花茎に総状花序をつけ、やや多数の花がつく。花には披針形の苞があり、短い花柄がある。花被は黄緑色で、長さ6-8mmのつぼ型になり、下部は合着し先端は6裂する」とある。このネバリノギラン(粘芒蘭)は花序軸等に腺毛があり粘る。まだ応力賞の花被が十分開いていないようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 219mm ISO100 ) 露出補正 なし
069_210720080 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
70.ネバリノギランで吸蜜するミヤマモンキチョウ雄 -2
花被の先端が裂けたところに口吻を伸ばし吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
070_210720084 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
71.ミヤマモンキチョウ雌とモンキチョウ雄 -5
ハクサンフウロで吸蜜する雌にモンキチョウがやってきた。このミヤマモンキチョウの雌は既に後翅が破損していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 183mm ISO100 ) 露出補正 なし
071_210720097t X800 ◎池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
72.ハクサンフウロで吸蜜するミヤマモンキチョウ雄
ハクサンフウロの花はミヤマモンキチョウが好きな花のひとつだ。ただハクサンフウロが咲くところは、草むらの中の低いところなのでなかなか撮り難い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
072_210720122 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
73.陽を浴びるミヤマモンキチョウ雄 -1
少し陽が陰っていた時、ミヤマモンキチョウの雄がササの葉の上に横たわるように翅を倒し、日光浴をしているように見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO200 ) 露出補正 なし
073_210720145 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
74.陽を浴びるミヤマモンキチョウ雄 -2
2分ほどそうしていただろうか、その後体を起こした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO200 ) 露出補正 なし
074_210720166 X800 ◎a池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
75.クロマメノキの花で吸蜜するミヤマモンキチョウ雄 -1
クロマメノキの花で吸蜜する本種を初めて見た。後翅が隠れてしまったのが残念だが、ピントもまあまあで良く撮れた1枚と思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO200 ) 露出補正 なし
075_210720196tm X800 ◎池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
76.クロマメノキの花で吸蜜するミヤマモンキチョウ雄 -2
あまり長くは吸蜜していなかった。ピントが甘くなってしまったが、開翅したが撮れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO200 ) 露出補正 なし
076_210720199 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
77.クロマメノキの花
クロマメノキと言ってもマメ科ではなく樹高は30-80 cmのツツジ科である。ブルーベリーのような花が咲き、8月には実をつける。長野県ではアサマブドウ(浅間葡萄)として食用にされるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
077_210720110 X800 池の平 クロマメノキ花 RX10M4.jpg
78.カメラマン
ミヤマモンキチョウを狙う愛好家の方々が大勢来られている。皆さん長いレンズを付けられている。被写体はなかなか近くへ来てくれないのだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 63mm ISO200 ) 露出補正 なし
078_210720113 X800 池の平 RX10M4.jpg
79.ネバリノギランで吸蜜するミヤマモンキチョウ雄 -3
午前11時、一応の成果を得たので駐車場へ戻ろうとしていたが、多くが飛んでいたところと少し離れたところに咲くネバリノギランにミヤマモンキチョウがいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
079_210720205 X800 ◎池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
80.ネバリノギランで吸蜜するミヤマモンキチョウ雄 -4
同上。3~4mは離れている。もう少し近くにいればよいのだが。膝をついて手振れを少なくするように撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
080_210720223 X800 ◎a池の平 ミヤマモンキ RX10M4.jpg
81.ヒョウモンチョウ
発生が遅れているのか、池の平ではヒョウモンチョウをほとんど見ることがなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
081_1210720235 X800 〇池の平 ヒョウモンチョウ RX10M4.jpg
82.路傍のカワラナデシコ
「グリーン広場」というところから駐車場への道は緩やかな上り坂になる。チョウはクロヒカゲ以外は飛ばない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
082_1210720236 X800 池の平 カワラナデシコ RX10M4.jpg
83.クロヒカゲ -3
今回池の平で観察できたチョウは、このクロヒカゲの他、ミヤマモンキチョウ、モンキチョウ、ギンボシヒョウモン、ヒョウモンチョウ、ヒメキマダラヒカゲくらいで種類は少なかった。ミヤマモンキチョウが適期であったのでその目的を一応達することが出来て良かった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/800秒 90mm ISO720 ) 露出補正 なし
083_210720034 X800 〇クロヒカゲ 池の平 D5300 TAMRON 90.jpg