梅咲き始めた保土ヶ谷公園 ② 2023年2月9日 横浜市保土ヶ谷区
人が多くなってきたが保土ヶ谷公園の梅園で、梅の花とメジロを撮り続ける。
気が付くと、ツグミが人が多いところから少し離れたところの地面に下りてきていた。虫でも探しているのだろう。前にも同じころにこの場所でツグミを撮った。逃げないで3mくらいまで近寄らせてくれたが、さすがにそれ以上近づこうとすると、速足で離れていった。
地面に下りて来たツグミ 2024年2月9日 県立保土ヶ谷公園 梅園
YAMAKOの写真集です。蝶の写真を中心に、旅行したときに撮って気に入った写真を簡単なメッセージとともに掲載しています。
2024年3月15日
人が多くなってきたが保土ヶ谷公園の梅園で、梅の花とメジロを撮り続ける。
気が付くと、ツグミが人が多いところから少し離れたところの地面に下りてきていた。虫でも探しているのだろう。前にも同じころにこの場所でツグミを撮った。逃げないで3mくらいまで近寄らせてくれたが、さすがにそれ以上近づこうとすると、速足で離れていった。
地面に下りて来たツグミ 2024年2月9日 県立保土ヶ谷公園 梅園
2023年8月15日
8月8日、台風の影響が心配だった。沖縄・九州にお住まいの方や、お盆休みで旅行中の人たちにはお気の毒であるが、進路を北に換え、どうやら大きな影響なく出かけることができそうだ。
朝8時半に東京駅に集合である。家内の脚が不自由なので、余裕をもって家を出る。集合時間の1時間ほど前には東京駅に着いた。朝の、人が少ない東京駅丸の内駅舎や、行幸通りの写真を撮っていた。念のためにと、メールで連絡は届いていた案内書の集合場所を確認したところ、丸の内北口ではなく八重洲北口集合であった。時間に余裕があったので事なきを得た。自由通路を抜けて八重洲北口へ移動し、一目でそれと分かる添乗員さんを見つけ、挨拶をした。
上野、大宮から乗車する人を含めて、総勢36名の参加者だった。8:30に参加者全員が揃い、9:04発あさま605号に乗車した。上田着に10:28着、旧社名を松本電気鉄道といっていたアルピコ交通のバスが迎えてくれていた。バスは、須坂・小布施・妙高高原、上越高田を経て、名立谷浜SAで休憩した後、日本海側を西へ走り、黒部市で北陸自動車道を降りて宇奈月へと向かう。
トロッコ電車が出る黒部峡谷鉄道の駅に近い宇奈月の「宇奈月麦酒」というドライブインで昼食のバイキングが用意されていた。これがうまかった。
ここから黒部峡谷鉄道宇奈月温泉駅へ向かう。15時頃の欅平行トロッコに乗り、約1時間、終点欅平の一つ手前の鐘釣で下車した。滞在予定時間は1時間ほど取られていたが、鐘釣で河原温泉へ向かう途中で雷鳴が聞こえ、雨が降りだしてしまった。
トロッコ電車を見送る親子 2023年8月8日 富山県黒部市 黒部峡谷鉄道 黒薙駅と後曳橋
2023年7月 9日
例年のことだが、ゼフィルスのシーズンが終わると舞岡公園から足が遠のく。実は日野春の北杜市オオムラサキセンターへ行きたくて、何時にしようか天気予報とにらめっこしていた。TVの天気予報は連日「急な雷雨にご注意」という。この日(7月5日)に行こうと2、3日前に決めていたが、今日になって明日の方が良さそうな状況になった。この日、7月5日も午前中は良さそうなので、舞岡公園へ行ってみた。
しかし、チョウの姿は少なかった。種も貧弱だし、個体数も少ない。路傍の花の写真を撮りながら、いつものコースを歩くがこれといった成果はなかった。
いつでも翔んでいるキタキチョウのほか目撃したのはモンキアゲハ、ゴマダラチョウ or アカボシゴマダラ(どちらか確認できなかった)の各1頭。撮影したのは、麦畑の脇で燃やされた廃材の灰に、アオスジアゲハがミネラル補給に来ていたのと、スジグロシロチョウがイヌガラシに産卵するところのみだった。
今が盛りのネムノキの花 2023年7月5日 横浜市戸塚区 舞岡公園
2023年6月18日
前々日にも舞岡公園へ行ったのだが、なかなか成果が上がらない。
6月6日は雨で気温も低かったが、翌日7日の予報では天気は回復し気温も上がりそうなので、急遽、出かけることにした。
雨上がりで期待できるのかと思ったが、平地産ゼフィルスはもとより、見かけるチョウの数も少ない。この日は平地産ゼフィルスは全く撮影できなかった。
クリの花でトラフシジミの夏型と、近年少なくなっていたキマダラセセリを撮ることができたのが、せめてもの慰めだった。
他の方のブログを拝見すると、オオミドリシジミを含めて6種の平地産ゼフィルスはすべて撮影されている。決して、発生していないわけではないので、私としては来シーズンに期待である。6月8日には関東甲信越地方も梅雨入りした。
桔梗 2023年6月7日 横浜市戸塚区舞岡公園 小谷戸の里
2023年6月14日
6月2日は横浜市も台風2号の大雨だった。6月3日の土曜日は午後から晴れ間が出て気温も上がったが、この日はJPS昆虫切手研究会主催のファーブル生誕200年記念「第36回昆虫切手昆虫切手展」に行く予定があった。私は雨を避けて出かけたので間に合わなかったが、日本アンリ・ファーブル会理事長であり、「完訳ファーブル昆虫記」の著者である奥本大三郎 埼玉大学名誉教授によるテープカットが行われていた。
日曜日は良い天気になった。平地産のゼフィルスのトップ・シーズンであり、愛好家の皆さんが大勢来られると思い、翌月曜日も天気が良く気温も上がるという予報を信じて、6月5日はいつもより早めに現地に向かった。
何かいないかと目を配りながら歩くが、ゼフィルスはもとよりチョウの姿はない。花の写真を撮りながら、昨年も、ミドリシジミやウラゴマダラシジミが集まっていたクリの花が咲くところへ行く。まだ、どなたも先客はおられなかった。
クリの花を見上げていると、黒い影を見つけた。眼鏡をかけた目では同定はできない。AFで狙いを付けて連写してみて、モニターで確認するとミドリシジミだった。あと、破損したアカシジミを1頭見つけたが、それだけだった。
他のポイントへも行ってみたが、何も現れてくれなかったし、他のチョウも少なかった。
羽化したばかりのミドリシジミ♀ 2023年6月5日 横浜市戸塚区舞岡公園
1.オカトラノオ(丘虎の尾) wikipediaには、「白色の小さな花を茎の先に総状につけ、下方から開花していく。花穂の先端が虎の尾のように垂れ下がる。」とあった。花穂の下の方の蕾が今にも開きそうである。この花もチョウが好きだ。箱根湿性花園にはオカトラノオの群落がある。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 164mm ISO640 ) 露出補正 なし | |
2.ミズキ(水木) 春の終わり頃になって白い小花を密に咲かせる。この花にはチョウは来ない。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
3.ガクアジサイ(額紫陽花) 一般的に知られているホンアジサイ(いわゆるアジサイ・紫陽花)はガクアジサイから栽培種として育てられてきた。写真のように花の中心に蕾のような花が集合し、その周りにガクと呼ばれる葉っぱが変化した部分がついているのがガクアジサイと呼ばれるアジサイの原種の1つだ。いまではアジサイというと原種のガクアジサイより、ホンアジサイの方をイメージする人が多い。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 200mm ISO500 ) 露出補正 なし | |
4.シモツケ(下野)
和名のシモツケ(下野)は最初に下野国、現在の栃木県で発見されたことに由来するそうだ。せいぜい高さ1m程度の落葉広葉樹の低木である。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし | |
5.ミドリシジミ -1 クリの花が咲くところに来た。昨年はこのクリの花に6種中5種の平地産ゼフィルスが集まっていた。今年も期待して花を見上げる。目を凝らして次から次と眺めていくと、黒っぽい影が見えた。目が悪いので眼鏡をかけた目では同定できない。RX10のAFでピント枠の中に入れて撮ってみる。モニターを拡大して見るとミドリシジミだった。今年も会えてよかった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし | |
6.ミドリシジミ -2 その個体はクリの花の上を歩いて移動していた。襟元(頭部の後ろの前翅の合わさるところ)に緑色の金属光沢があった。♂のようだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし | |
7.アカシジミ -1 アカシジミも見つけた。しかし、すでに破損した個体だった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし | |
8.ミドリシジミ -3 見つけたときから15分ほど経った。まだ、クリの花を歩いて移動している。クリは虫媒花をつける。蜜の在処を示す花弁はなく、たくさんの雄花が集まった白い花穂をたくさんつけて存在を示す。また、分泌するスペルミンで醸し出される独特の匂いも昆虫を呼ぶためのものだ。クリの花には多くの虫たちが集まる。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO400 ) 露出く正 なし | |
9.ヤマアジサイ 見つけたミドリシジミ1頭とアカシジミ1頭以外はここに現れなかった。20分ほどいて、ほかの愛好家も来られたので、「そこにいますよ」と案内して、その場を移動した。瓜久保の家に咲いていたアジサイは、白いガク(装飾花)の部分が次第にピンクを呈するようになる。ガクアジサイにはダンスパーティー、隅田の花火、城ヶ崎など様々な品種があるそうだが、これはガクアジサイではなく、ヤマアジサイと思われる。装飾花が白から赤に変わるのは、太陽の光に当たるからだと言われている。
Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S シャッタースピード優先オートで撮影 ( f8.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
10.ヤマボウシ(山法師) 花びらのように白く見える総苞片をつけて花を咲かせる。wikipediaによれば、和名のヤマボウシの由来は、中心に多数の花が集まる頭状の花序を法師(僧兵)の坊主頭に、花びらに見える白い総苞片を白い頭巾に見立てたもので、「山に咲く法師」(山法師)を意味するといわれているそうだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 186mm ISO1000 ) 露出補正 なし | |
11.ドクダミ(蕺・蕺草) 葉はハート形、萼片や花弁を欠く小さな花が密集し、その基部に白い花びらのような苞(花や花の集まりの基部にある特殊化した葉)が4枚つくため、花の集まり(花序)が1個の花のように見える。自宅の近所で苞が八重のものドクダミを見た。
Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO1100 ) 露出補正 なし | |
12.ベニシジミ 春型のベニシジミは前翅のオレンジ色が鮮やかなので、つい撮りたくなってしまう。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1400 ) 露出補正 なし | |
13.ミドリシジミ♀ -1 ミドリシジミが吸蜜していたクリの花が咲くところへ戻ってきた。そこにはミドリシジミはいなかったが、近くで数人の方が、カメラを構えていらした。行ってみるとミドリシジミが下草(ヤマグワ?)の葉に止まっていた。羽化したてのように見える。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし | |
14.ミドリシジミ♀ -2 葉の上を歩いて、向きを変えた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし | |
15.ミドリシジミ♀ -3 少し距離はあったが、105mmのマクロレンズで撮った。これ以上は近寄れない。
Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S シャッタースピード優先オートで撮影 ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
16.アカシジミ -2 クリの花を見上げているとアカシジミが1頭飛び出して、近くの葉に止まった。一見きれいな個体だったが、だいぶ擦れてしまっている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 198mm ISO2500 ) 露出補正 なし | |
17.アカシジミ -3 前の写真と同じ個体。翔んで別のところに止まった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 なし | |
18.アカシジミ -4 また、翔んで今度は下草の中に逃げ込んだ。
Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S シャッタースピード優先オートで撮影 ( f8.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
19.アカシジミ -5 葉の隙間から狙ってみる。
Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S シャッタースピード優先オートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
20.ミドリシジミ♀ -4 もう一度、ミドリシジミが止まっていたところに戻ってみた。開翅を待ってみたが、これ以上は開いてくれなかった。♀であることは間違いないが、これでは何型かわからない。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 180mm ISO800 ) 露出補正 なし |
2023年6月 7日
先週は、まだ平地産ゼフィルスの姿は見られなかった。そのあと、また雨の日が多くなり、気温も上がらない日が多くなったが、5月17日は快晴で、気温も上がるという予報だった。
その5月17日、9時半ごろ現地に着いたが、モンキアゲハの翔ぶ姿も見られ、今日は行けそうだと感じた。ウラゴマダラシジミは発生しているらしいが、イボタノキの花に来ている姿はなかった。
10時過ぎにクリの花が咲くポイントへ行ってみた。クリの花は咲いていたが、アカシジミの姿はない。あきらめてその場を去ろうとして、歩き始めたとき、下草にオレンジ色を見つけた。羽化したばかりの個体のようだった。今日はイボタノキの花にアオスジアゲハやツマグロヒョウモンが元気な姿を見せていた。
ここ舞岡公園では、しばらく見なかったコムラサキが宮田池のヤナギの木の周りを翔び回っていた。しかし、なかなか止まらない。空中戦を挑んだが、撮影は難しかった。
5月26日も収穫はなかった。クリの花で見つけたアカシジミは、後翅に鳥に啄まれた傷がある個体だった。ウラナミアカシジミにも、ウラゴマダラシジミにも会えなかった。次回、舞岡公園へ来られるのは6月に入ってからである。
イボタノキの花に絡むアオスジアゲハ 2023年5月17日 横浜市保土ヶ谷区 舞岡公園
2023年5月30日
奈良紀行が写真点数232点を要し、8回にわたってしまった。結果、次の案件の掲載がだいぶ遅れてしまった。4月19日にホソオチョウを撮りに武蔵嵐山へ行った。ちょっとタイミングを失しているが、記録として載せていきたい。
ホソオチョウは外来種である。年に3〜4回発生するという。昨年は4月26日にホソオチョウを撮りに行ったが、第1化の発生は終わってしまっていた。そこで今回は昨年より1週間早く出かけたのだが、目的としたホソオチョウは、それでも時期的に遅かったようで現れたのは♀数頭、♂は1頭のみだった。
自宅を7時半に出発し、海老名SAに8時20分着。狭山PAでもう一度休憩をとって、「オオムラサキの森」活動センターの駐車場に着いたのは10時過ぎだった。結構な距離だ。帰りは関越を練馬でおり、環八から第三京浜で帰ったが、時間的にはほとんど変わらなかった。
隣接する「蝶の里公園」ではウスバシロチョウが多く翔んでいた。発生が早く進んでいるようだ。すでに2人の同好の方がおられたが、ウスバシロチョウは翔び回っていてなかなか撮らせてくれない。
11時ごろ、嵐山史跡博物館がある菅谷館跡の草地へ回り、ホソオチョウを探した。しかしながら、その姿は全くない。やっと、11時半近くになって、離れたところにその特徴ある翔ぶ姿を目撃し、近づいた。♀だった。♀はあと1~2頭見かけたが、♂は1頭目撃しただけだった。撮影できたのは♀だけである。今年も時期的に遅かったのだろう。
良い写真ではなかったが、ヤマツツジに来たミヤマカラスアゲハが撮れたことと、ウスバシロチョウが、元気だったことが救いだった。
ホソオチョウ ♀ 2023年4月19日 埼玉県比企郡嵐山町 菅谷館跡
2023年4月16日
今年になって初めてチョウを見たのは、3月8日の舞岡公園でのモンシロチョウだった。今年はモンシロチョウの発生が早い。
今春は篠原へギフチョウを見に行く機会を逸した。気温が上って今日は飛びそうだと思う日は、他に予定があっていけなかった。また、毎年増えるギフチョウ愛好家が押し寄せるその場所は、ちょっと飽きてきている。
舞岡公園のチョウの発生状況を見ておきたいと思い、3月30日、午前中は晴れるというので行ってみた。トラフシジミは出ていないか、ツマキチョウはどうだろう。アゲハは翔んでいないかといつものルートを歩き始めた。
春型のトラフシジミをターゲットに食樹のあるところを探していると、先日、虹の館で行われていた「舞岡公園 写真展 生き物たち」でお目に掛ったGさんばったり会った。やはり"ハルトラ"狙いのようだった。異口同音に「いませんね」と言い、お仲間の方が撮られた今年の篠原のギフチョウの写真を見せてくださった。「では、また後ほど」と公園のどこかでまた顔を合わせるだろうと思いながらその場を離れた。
11時を過ぎて、チョウが翔び始めた。菜の花に白いチョウが翔びかっている。翔び方でツマキチョウとわかる個体を目で追ってみると、そのオレンジ色が見えた。しかし、なかなか撮影チャンスを与えてくれない。連写で翔んでいるところを撮ってみたが、見られる画像は得られなかった。例年ツマキチョウを見るのは4月になってからで、3月に見るのは初めてだった。すでに♀も発生していた。
冬を越したキタテハ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウも飛んでいた。
菜の花にきたキタテハ秋型 2023年3月30日 横浜市戸塚区舞岡公園
2023年3月15日
前々日の2月25日(土)は梅まつりだった。さすがに人出が多く、メジロも梅に来なかったので、この日、改めて保土ヶ谷公園に出かけた。
バス通りから下池へ下りて、河津桜を撮りながら何気なく上の方を眺めると何か木の上に何か大きな鳥が止まっているようだ。あとで調べてみるとハイタカだった。初めて見た野鳥だった。そこから梅園へ上がる。今シーズンまだ撮っていない梅の品種を撮っていく。梅園の北東側に咲く八重野梅のところへ行くと複数のメジロがやってきていた。シジュウカラのような小さな鳥がいた。ファインダーを覗くとエナガだった。ここでは初めて見る。ツグミが地面を歩いて虫を探している。
チョウはまだ姿を現さない。
梅の花を啄むメジロ 2023年2月27日 横浜市 保土ヶ谷公園梅園
2023年3月 7日
CP+とは CAMERA & PHOTO IMAGING SHOWの略で、カメラおよび関連機器のコンシューマー向け展示会である。主催はカメラ映像機器工業会で、2010年から年1回のペースで開催されている。
会場を設けて開催されるのはコロナ禍のため4年ぶりである。昨年までの2020年~22年の3年間はオンラインで開催されていた。
2005年から2009年まで東京国際展示場で開催されていた「フォトイメージングエキスポ」の後継イベントにあたり、2010年からは横浜みなとみらいの「パシフィコ横浜」の展示場で行われている。今回、4日間の開催期間(2月23日~26日)で総来場者数はパシフィコ横浜会場の入場登録者数は3万8,181人、オンライン登録者11万8,476人だったそうだ。わたくしは、2月24日に登録し、開場時間直前に会場についた。事前登録制であったため、開場されるまでに長蛇の列ができていたがスムーズに会場に入ることができた。
勿論、各社の展示は興味深く、1日あっても見て回れないほどの内容であったが、今回も2時間ほどで会場を退出した。
TAMRON ブース「ねぶた祭りの熱狂」 2023年2月24日
2023年CP+ 横浜みなとみらい パシフィコ横浜
1.2023年CP+ 会場 パシフィコ横浜展示ホール外観 今年も会場はパシフィコ横浜の展示ホールだった。ここは総面積20,000㎡、最大天井高19mでパシフィコ横浜で最大の広さを持つ展示場だ。展示ホールは、第一期は1991年、第二期は2001年に竣工している。自宅から比較的近いこともあり、ここには「日本国際切手展2021」など、いろいろなイベントで来ている。この写真はみなとみらい駅から会場への国際大通りを渡るブリッジから撮った。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 19mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
2.会場へ 国際大通りを渡ると「CP+ 2023」の大きなポスターがあり、そこを左へ行くと会場入り口になる。だが100m近く歩いて右へ、建物の中に入り、右へ、エスカレータで1階に下り、戻るようにさらに先へ行って、会場入り口を通り過ぎ、入場者の待つバッファーになったところから折り返して、やっと会場に入れる。だが、意外と早く会場に入ることができた。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 19mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
3.TAMRON ブース -1 一般来場者の入り口を入ると右側にTamronのブースがあった。ねぶたが入場者を引き付ける。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO640 ) 露出補正 なし | |
4.TAMRON ブース -2 ねぶた面 今回Tamron社は国内生産工場所在となる「青森」にフォーカスしたデザインとしたそうだ。青森といえば無形重要文化財に指定されたねぶた祭りがあり、その魅力はねぶた職人の「作り手」としてねぶたにかける想いと技術である。青森のねぶた師でねぶた大賞、最優秀制作者賞など多数受賞している北村蓮明さんと、その長男である知事賞、優秀制作者賞など受賞の北村春一さんが親子合作の特別なねぶた面を制作したという解説のパネルがあった。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
5.TAMRONブースの講演 -1 10時30分から40分間、TAMRONブースのイベントスペースでは、写真家・山田芳文氏の「150-500mmと50-400mmで撮る日本の野鳥」という講演があった。事前にこの講演を聴いてみたいと思っていたので、5分前に着席して待った。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels 絞り優先オートで撮影 ( f3.5 1/125秒 12mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
6.TAMRON ブースの講演 -2 モズの写真や、ツルの写真が紹介されたが、さすがにピントがシャープだ。そして、構図や、ボケを考慮した絞りなどを学んだ。基本は三脚使用だが、手持ちの500mmで撮影する場合には、のシャッター・スピードはこのナベズルの写真の場合でも1/2000秒と早い。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels 絞り優先オートで撮影 ( f3.5 1/125秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
7.TAMRON ブース -3 田中達也氏制作のミニチュア 創業70周年を記念して、ミニチュア作家の田中達也氏が制作したレンズをテーマにしたミニチュアとその写真が展示されていた。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO2000 ) 露出補正 なし | |
8.Nikon ブースは Z 9 Nikon ブースは人が溢れていた。Z 9 が好評なので今回は元気がよい。Z fc を特に女性にアピールしているようだ。ステージでは星空写真家という成澤広幸氏が「Z9が表現する世界とは」という講演をしていたが、多くの人が人が視聴していた。タイムラプス撮影という同一アングルにて静止画を一定間隔で撮って並べ、動画として流す方法のことが離されていたが、少々難解だった。成澤広幸氏は天体望遠鏡メーカーでの勤務の後、2020年4月に独立。Youtuberとしての活動を本格的にスタートしたという方だ。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
9.Olympus ブース -1 Olympus はわたくしの好きなカメラだが、フラッグシップ機の OM-1とMarkⅢ となったOM-5がメインだったが今一つ盛り上がっていなかった。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 なし | |
10.Olympus ブース -2 野鳥や動物の撮影、あるいは海野和男氏のように昆虫を撮る方はOlympusの愛用者が多い。OM SYSTEMは「どこにでも持ち歩ける」「感じたものが思ったままに撮れる」を実現すると訴えかける。スジグロカバマダラのパネルがあった。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO1250 ) 露出補正 なし | |
11.「わたしの自由区」とセミナー・ステージ 会場の中央に「わたしの自由区」というエリアがあった。ポスターにもあったように、CP+2023の今年度の開催テーマ「見つけた、新しいわたし」という。これは女性の写真愛好者を広げようとの試みと思うが、『カメラガールズ×CP+2023「わたしの自由区」Instagramフォトコンテスト』というテーマで、「新しく撮った写真はもちろん、撮りためた写真からでも、Instagramに投稿してください」と募っていた。また、セミナーステージでは、ビギナーからプロユーザーまで楽しめる多彩なセミナーが開催されている。わたくしが行った時間には、CIPA調査統計作業部会 部会長 太田学氏による「CIPAデジタルカメラマーケット・セミナー」という講演が行われていた。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO2500 ) 露出補正 なし | |
12.SONY ブース -1 SONY ブースはCanon ブースとともに会場で最も大きなブースを設けていた。SONY は正面の左側、Canon は右手奥に陣取り、その間にNikon と FUJIFILM がブースを構える。SONY はα7シリーズが圧倒的に強い。交換レンズもGマスターおよび3rd パーティを含めて充実してきている。このブースではカメラ、レンズを貸し出し、試し撮りのコーナーは順番を待つ人が多かった。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO500 ) 露出補正 なし | |
13.SONY ブース -2 撮影用のセットもいくつかあった。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 27mm ISO2500 ) 露出補正 なし | |
14.SONY ブース -3 いろいろと撮ってみたいと思うような被写体が並べられていた。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO2000 ) 露出補正 なし Canon ブース BMXライダー | |
15.Canon ブース BMXライダー CP+2023 キヤノンブースのテーマは「Create your image」。人々の暮らしのなかにある様々な一瞬を、カメラと共に創造するという、"カメラの未来への想い"が込められているという。新製品としては、4月下旬に発売予定のIOS Rシリーズで最軽量を実現したフルサイズミラーレスカメラEOS R8 があった。はじめてフルサイズ機を導入したいという人をターゲットにしているようだ。また、被写体認識トラッキングAFや最高約40コマの高速連写、補正効果最大8.0段のボディ内手ブレ補正など、基本性能を高いバランスで実現したオールラウンドモデルの EOS R6 Mark II の体験のため、メインのスペースで、3人の自転車乗り(BMXライダー)によるアクロバティックステージが設けられ、交互に曲乗りを繰り返して、撮影のモデルになっていた。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO1250 ) 露出補正 なし | |
16.LAOWA 中国製レンズ このほかににも、FUJIFILM、LUMIX、SIGMA、Kenko などのブースをざっと回ってみた。だが、RICOH / PENTAXは今回不参加だったようである。そして、最後に見たのが「サイトロジャパン」というレンズメーカーのブースだった。レンズブランドを LAOWA といい、2013年に起業した中華人民共和国安徽省合肥の光学メーカーである。各種マウントごとにレンズが展示されていて、Nikon Z マウントのレンズもあった。だが、すべてマニュアル・フォーカスであった。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし |