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2024年3月15日

梅咲き始めた保土ヶ谷公園 ② 2023年2月9日 横浜市保土ヶ谷区

人が多くなってきたが保土ヶ谷公園の梅園で、梅の花とメジロを撮り続ける。
 気が付くと、ツグミが人が多いところから少し離れたところの地面に下りてきていた。虫でも探しているのだろう。前にも同じころにこの場所でツグミを撮った。逃げないで3mくらいまで近寄らせてくれたが、さすがにそれ以上近づこうとすると、速足で離れていった。

000_240209187tm X700 ◎保土ヶ谷公園 ツグミ RX10M4.jpg
地面に下りて来たツグミ 2024年2月9日 県立保土ヶ谷公園 梅園

017_240209095 X900 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 17.大輪緑萼(タイリンリョクガク)
本種は枝を切断した時に中が緑色をしている所謂「青軸性」種の中で、一般に梅の萼片は茶褐色であるが、写真のように緑色のため、開花時に清楚な感を受ける品種といわれる。花は大輪の抱え咲きの八重である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/2000秒 10mm ISO160 )
018_240209099 X900 〇保土ヶ谷公園 緑萼春日野 RX10M4.jpg 18.緑萼春日野(リョクガクカスガノ)
緑萼と名の付く品種はほかにもある。この緑萼春日野は前者に比べ花は小さいが、並べて見ないと区別がつかない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 128mm ISO250 )
019_240209104 X900 保土ヶ谷公園 八重野梅 RX10M4.jpg 19.八重野梅(ヤエヤバイ)
花は白色で大輪の八重咲である。早咲きの梅で、梅園に数本あるヤエヤバイの花にメジロが蜜を吸いに来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/2000秒 9mm ISO100 )
020_240209110 X900 保土ヶ谷公園 八重寒紅RX10M4.jpg 20.八重寒梅(ヤエカンバイ)
早咲きの紅梅である。春の早い時期に保土ヶ谷公園の梅林では、この八重寒梅と八重野梅の紅梅と白梅が彩る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 93mm ISO320 )
021_240209117 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 21.梅の花を啄むメジロ
メジロにとっては幸せな時なのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 190mm ISO200 )
022_240209120 X900 保土ヶ谷公園 寒紅梅 RX10M4.jpg 22.寒紅梅
さっきメジロが来ていた寒紅梅だ。メジロを待ったがほかの花で吸蜜に忙しかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 114mm ISO640 )
023_240209125 X900 〇保土ヶ谷公園 ツグミ  RX10M4.jpg 23.ツグミ(鶇) -1
梅園の梅の木から少し離れたところの地面に何か野鳥が下りた。ツグミだった。wikipediaによれば、ツグミはスズメ科の鳥だが、夏季にシベリア中部や南部で繁殖し、冬季になると中華人民共和国南部などへ南下し越冬する。日本では冬季に越冬のため飛来(冬鳥)する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 102mm ISO500 )
024_240209131 X900 〇保土ヶ谷公園 ツグミ  RX10M4.jpg 24.ツグミ -2
体長は24cmほどで、越冬地ではまず山地の森林に群れて生息し、その後に平地へ移動し分散する。福井県の指定の鳥であり、秋になるとシベリア方面から渡来するという。また、岐阜県中津川市ではツグミの粕漬が名物であった。1947年(昭和22年)にカスミ網による野鳥の捕獲は禁止され、鳥獣保護法によってツグミは保護鳥となった為、食用としての捕獲は禁止となったが、昭和40年代まで、依然密猟が行われていたという。(wikipediaによる)

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 90mm ISO400 )
025_240209139 〇保土ヶ谷公園 鹿児島紅  RX10M4.jpg 25.鹿児島梅(カゴシマウメ)
この梅園には1本だけ深紅の花を咲かせる鹿児島の木がある。今年も見事に花をつけていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 37mm ISO400 )
026_240209141 X900 〇保土ヶ谷公園  RX10M4.jpg 26.メジロ翔ぶ
連写で撮っていると羽を拡げて飛ぶ姿が撮れることがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 210mm ISO320 )
027_240209160 X900 ◎保土ヶ谷公園  RX10M4.jpg 27.梅とメジロ -1
春を告げる梅の花にはメジロが良く似合う。「とりあわせのよいもの。美しく調和するもののたとえ」として使われる「梅に鶯」と言われるウグイスは梅の花で見たことがない。ウグイスの食性は雑食だそうだが、夏場は主に小型の昆虫、幼虫、クモ類などを捕食し、冬場は植物の種子や木の実なども食べるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 132mm ISO400 )
028_240209163t X900 〇保土ヶ谷公園  RX10M4.jpg 28.梅とメジロ -2 ウグイスの食性は雑食だそうだが、夏場は主に小型の昆虫、幼虫、クモ類などを捕食し、冬場は植物の種子や木の実なども食べるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 132mm ISO400 )
029_240209173tm X900 〇保土ヶ谷公園 八重野梅 RX10M4.jpg 29.梅とメジロ -3
次はどの花にいこうか。一杯あって迷ってしまう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO320 )
030_240209178 X900 ◎保土ヶ谷公園 八重野梅 RX10M4.jpg 30.梅とメジロ -4
八重野梅の木から離れようとしないで、その花から花へ渡っていく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 220mm ISO250 )
031_240209183 X900 保土ヶ谷公園 ツグミ RX10M4.jpg 31.ツグミ -3
最初にツグミを撮ったときから15分経っている。まだ、ここから離れないでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/2000秒 213mm ISO640 )

2023年8月15日

黒部峡谷鉄道を初体験 ① 2023年8月8日-10日 立山黒部アルペンルートとトロッコ電車・上高地3日間

8月8日、台風の影響が心配だった。沖縄・九州にお住まいの方や、お盆休みで旅行中の人たちにはお気の毒であるが、進路を北に換え、どうやら大きな影響なく出かけることができそうだ。
 朝8時半に東京駅に集合である。家内の脚が不自由なので、余裕をもって家を出る。集合時間の1時間ほど前には東京駅に着いた。朝の、人が少ない東京駅丸の内駅舎や、行幸通りの写真を撮っていた。念のためにと、メールで連絡は届いていた案内書の集合場所を確認したところ、丸の内北口ではなく八重洲北口集合であった。時間に余裕があったので事なきを得た。自由通路を抜けて八重洲北口へ移動し、一目でそれと分かる添乗員さんを見つけ、挨拶をした。
 上野、大宮から乗車する人を含めて、総勢36名の参加者だった。8:30に参加者全員が揃い、9:04発あさま605号に乗車した。上田着に10:28着、旧社名を松本電気鉄道といっていたアルピコ交通のバスが迎えてくれていた。バスは、須坂・小布施・妙高高原、上越高田を経て、名立谷浜SAで休憩した後、日本海側を西へ走り、黒部市で北陸自動車道を降りて宇奈月へと向かう。
 トロッコ電車が出る黒部峡谷鉄道の駅に近い宇奈月の「宇奈月麦酒」というドライブインで昼食のバイキングが用意されていた。これがうまかった。
 ここから黒部峡谷鉄道宇奈月温泉駅へ向かう。15時頃の欅平行トロッコに乗り、約1時間、終点欅平の一つ手前の鐘釣で下車した。滞在予定時間は1時間ほど取られていたが、鐘釣で河原温泉へ向かう途中で雷鳴が聞こえ、雨が降りだしてしまった。

000_30808074 X700 〇黒部峡谷鉄道 G7X.jpg
トロッコ電車を見送る親子 2023年8月8日 富山県黒部市 黒部峡谷鉄道 黒薙駅と後曳橋

001_230808003 X800 〇東京駅朝の丸の内 G7X.jpg 1.朝、7時45分の東京駅丸の内駅舎
横浜からの東海道線は通勤の人たちで結構混んでいた。脚が悪いのでグリーン車を奮発したところ、やっと座ることができた。東京駅の丸の内北口に出て、駅舎を眺めた。駅前広場や行幸通りはきれいに整備されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 22mm ISO250 ) 露出補正 なし
002_230808006 X800 〇東京駅朝の丸の内 行幸通り G7X.jpg 2.行幸通り
昨秋、紅葉の季節の「皇居乾門通り抜け」で、皇居乾通り一般公開がされたとき、この行幸通りをまっすぐ歩いて、日比谷通りに出て、二重橋の前を通って、坂下門から乾通りに入った。さすがに朝8時前は歩く人が少ない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 37mm ISO200 ) 露出補正 なし
003_230808013 X800 〇東京駅朝の丸の内 G7X.jpg 3.東京中央郵便局
1931年に建てられた地上5階、地下1階の東京中央郵便局は、JPタワーが新築される際、日本郵政側ははじめ、この建物を取り壊し、建て替え工事を行うとの計画だったが、当時の鳩山邦夫総務相が日本のモダニズム建築の重要例であり、重要文化財級の歴史的価値であることから待ったをかけ、現在、当初の建物は、高さ200mのJPタワーに胴巻きのように廻らされて外観部分が残された。保存割合は3割程度だそうだ。JPタワーの鏡面のような面に青空と白い雲が映る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 15mm ISO250 ) 露出補正 なし
004_230808020 X800 東京駅八重洲北口 G7X.jpg 4.八重洲口北口 AKB48
集合場所を丸の内北口だとばかり思っていたが、念のためと確認したところ、なんと八重洲北口であった。時間に余裕があったので、自由通路を通って八重洲口側に出た。7月27日からこの日まで、大丸百貨店の11階催物会場で「AKB48 衣装展」が開催されていたようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2500 ) 露出補正 なし
005_230808029 X800 〇北陸新幹線車窓 湯ノ丸方面 G7X.jpg 5.北陸新幹線車窓
浅間山を右手に見て、佐久平をしばらく走ると、何回かチョウの写真を撮りに来たことがある湯の丸方面の山々が見えてきた。少し雲がかかっている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
006_230808032 X800 〇北陸新幹線上田駅通過列車 G7X.jpg 6.上田駅通過列車
上田駅に到着し、ホームを改札口への降り口に向かって歩く途中、上田には停車しない列車が通過していった。連写で撮ったのだが、ほとんどブレていない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
007_230808036 X800 〇上田ー宇奈月 バス車窓 妙高 G7X.jpg 7.妙高山
バスは上信越道を北上する。しばらくの間、左側に妙高山(2,454m)が見えていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 34mm ISO125 ) 露出補正 なし
008_230808053 X800 〇黒部峡谷鉄道宇奈月駅 G7X.jpg 8.トロッコ電車 宇奈月駅
小さいと言えども電気機関車に客車(トロッコ)が数両牽引されて走行するので、呼びかたは「トロッコ列車」の方が良いように思うのだが、駅舎には「黒部峡谷トロッコ電車」と表記されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
009_230808057 X800 〇黒部峡谷鉄道宇奈月駅前 ディスプレイ G7X.jpg 9.トロッコ電車 宇奈月駅のモニュメント
モニュメントといってよいのかどうかわからないが、駅前にトロッコ電車の模型が造られていた。写真に撮ると本物のようだ。記念写真の背景には良さそうに思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 23mm ISO250 ) 露出補正 なし
010_230808061 X800 〇黒部峡谷鉄道宇奈月駅 山彦橋 G7X.jpg 10.新山彦橋
駅前の展望台から撮った写真に見える左側の橋が新山彦橋だ。旧山彦橋は宇奈月ダムの建設によって黒部峡谷鉄道(トロッコ電車)は1.7kmの付け替えが行なわれ、今は整備され遊歩道となっている。右側の橋がトロッコ電車が通る新山彦橋である。トロッコ電車は宇奈月駅を発車すると、高さ40m、長さ166mの新山彦橋を渡る。列車の渡る音が山彦になって温泉街に聞こえることから、山彦橋と呼ばれるようになったそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO400 ) 露出補正 なし
011_230808061 X800 〇黒部峡谷鉄道宇奈月駅 山彦橋(奥) G7X.jpg 11.遊歩道になっている旧山彦橋
駅舎近くまで戻って、遊歩道になっている旧山彦橋を下に見る。宇奈月駅横が入口で、やまびこ展望台と宇奈月ダム展望台を結ぶ全長1.1kmの遊歩道になっている。右奥に小さく見えているのが、現在トロッコ電車が走る新山彦橋だ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO250 ) 露出補正 なし
012_230808069 X800 〇 黒部峡谷鉄道宇奈月駅 G7X.jpg 12.機関車とトロッコ客車の連結
トロッコ客車にEDR形電気機関車が連結された。EDR形は黒部峡谷を走る主力の電気機関車で、通常は2両を連結し、重連で運行している。類似形のEHR形と合わせて 14両が活躍している。EHR形は、昭和50年度のローレル賞を受賞しているそうだ。EHR形は片運転台の車体を2両背中合わせで連結した構成だが、各車体は単機での運転も可能となっている。そのため、EH形と称するものの各車体にそれぞれ別の番号が付番されている。種々の事情により製造はEH101, EH102のみとなり、その後は自由に重連運転のできる両運転台のED形ED23 - ED28の製造に切り替えられた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1000秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
013_230808285 X800 黒部峡谷鉄道 手前が新山彦橋 Rx10M4.jpg 13.山彦橋(旧山彦橋)
トロッコ電車はうなづき駅を発車して、まもなく手前の新山彦橋を渡り、振り返ると山彦橋の上で手を振っている観光客がいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 46mm ISO640 ) 露出補正 なし
014_230808291 X800 黒部峡谷鉄道 Rx10M4.jpg 14.宇奈月ダムと湖面橋
黒部川にある宇奈月ダムは、1974年に建設着手され、2001年に竣工している。洪水を防ぎ下流域を災害から守るとともに、豊富な水を水道水や発電に生かす多目的ダムである。資材運搬用道路として架けられた長さ約186m、赤い半円形の湖面橋がダム湖(うなづき湖)のエメラルド色の湖面に架かる。このダム工事に伴い、1981年(昭和56年)12月から1988年(昭和63年)にかけて黒部峡谷鉄道本線の付け替え工事が実施された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO160 ) 露出補正 なし
015_230808294 X800 黒部峡谷鉄道 Rx10M4.jpg 15.新柳河原発電所
1927年(昭和2年)に建設された柳河原発電所が宇奈月ダムの完成により水没することになり、1993年(平成5年)、下流70mの地点で「新柳河原発電所」として生まれ変わった。ヨーロッパの古城を想わせるメルヘンチックな外観が特徴的だ。レマン湖のシヨン城を想起させる。穏やかなダム湖に建つ発電所を眺めながら、トロッコ電車はうなづき湖のほとりを走る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
016_230808303 X800 黒部峡谷鉄道 Rx10M4.jpg 16.とちの湯
うなづき湖の対岸に「とちの湯」という日帰り温泉施設が見えた。木造施設の建設促進と木材需要拡大を目指して建てられたという。湖に面した露天風呂からは、木々の緑を映した静かな湖面や黒部峡谷の山々、そしてトロッコ電車が峡谷を走るすがたを眺められる。泉質は宇奈月温泉と同じ弱アルカリ性の単純温泉。うなづき温泉から車で10分で来られるそうだ。余裕があれば、ひと風呂浴びて帰るのも悪くない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 53mm ISO200 ) 露出補正 なし
017_230808313 X800 〇黒部峡谷鉄道 仏石 Rx10M4.jpg 17.仏石
富山県出身の女優、室井滋のナレーションで、沿線の名所案内をする車内アナウンスがあって、ほんの一瞬、右側に、仏の姿に似ている赤い頭巾が目印の仏石が見えた。かつては入山者が道中の安全を祈願したとの言い伝えがあるそうだ。トロッコ電車の車窓から見えるほんの一瞬をとらえた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 53mm ISO200 ) 露出補正 なし
018_230808320 X800 〇黒部峡谷鉄道 Rx10M4.jpg 18.対岸の岩壁の滝
黒部峡谷には幾筋もの細い滝が流れ落ちている。特に名はついていないのか車内アナウンスで紹介がなかった。時刻は15:30。宇奈月から30分ほど乗ってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 102mm ISO1000 ) 露出補正 なし

2023年7月 9日

7月上旬の舞岡公園-蝶影少なし 2023年7月5日 横浜市戸塚区舞岡公園

例年のことだが、ゼフィルスのシーズンが終わると舞岡公園から足が遠のく。実は日野春の北杜市オオムラサキセンターへ行きたくて、何時にしようか天気予報とにらめっこしていた。TVの天気予報は連日「急な雷雨にご注意」という。この日(7月5日)に行こうと2、3日前に決めていたが、今日になって明日の方が良さそうな状況になった。この日、7月5日も午前中は良さそうなので、舞岡公園へ行ってみた。
 しかし、チョウの姿は少なかった。種も貧弱だし、個体数も少ない。路傍の花の写真を撮りながら、いつものコースを歩くがこれといった成果はなかった。
 いつでも翔んでいるキタキチョウのほか目撃したのはモンキアゲハ、ゴマダラチョウ or アカボシゴマダラ(どちらか確認できなかった)の各1頭。撮影したのは、麦畑の脇で燃やされた廃材の灰に、アオスジアゲハがミネラル補給に来ていたのと、スジグロシロチョウがイヌガラシに産卵するところのみだった。

000_230705004 X900 〇舞岡公園 ネムノキ RX10M4.jpg
今が盛りのネムノキの花 2023年7月5日 横浜市戸塚区 舞岡公園

001_230705016 X900 舞岡公園セッコウベニバナユチャ RX10M4.jpg 1.セッコウベニバナユチャ(浙江紅花油茶)?
卓球のボールと同じような大きさをした、小さなリンゴの実を思い起こさせるような実を付けた木があった。実の様子からしてツバキの仲間と思ったが、「Picture This」 で検索したところ、セッコウベニバナユチャという聞き慣れない種が表示された。やはりツバキの仲間であったが、セッコウベニバナユチャであれば、中国浙江省特産でヤブツバキに似た性質を持ち、調理用、化粧品原料などとされている。ネットで検索してみると、葉も実もヤブツバキにとてもよく似ている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 67mm ISO3200 ) 露出補正 なし
002_230705019 X900 舞岡公園 ネムノキ RX10M4.jpg 2.ネムノキ(合歓木)
wikipediaによると、和名のネムノキは、夜になると葉が合わさって閉じて(就眠運動)眠るように見えることに由来する。漢字名の「合歓木」は、中国においてネムノキが夫婦円満の象徴とされていることから付けられたものだそうだ。舞岡公園にこんなにネムノキがあるとは知らなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 87mm ISO640 ) 露出補正 なし
003_230705031 X900 〇舞岡公園 オオバギボウシ RX10M4.jpg 3.オオバギボウシ(大葉擬宝珠)
蕾が橋の欄干の擬宝珠に似ているので大葉擬宝珠という。他に、湿地に自生する小形のコバギボウシが知られる。wikipediaによれば、オオバギボウシの新芽は東北地方では「ウルイ」とよび、春から初夏にかけて摘んで山菜として賞味されるという。春先の若葉が丸まって立つように生え、葉の色がうり類の皮に似ているので、瓜菜(うりな)が転化して「ウルイ」と言われているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.5 1/1250秒 22mm ISO320 ) 露出補正 なし
004_230705036 X900 舞岡公園 チダケサシ RX10M4.jpg 4.チダケサシ(乳蕈刺)
ユキノシタ科チダケサシ属で、茎が細くて固く、この名前は乳茸(ちだけ)という食用キノコを採ったときに、この草の茎に刺して持ち帰る風習があることに由来するという。虫が好きな花で、箱根湿性花園では、この花にミドリシジミや、ミヤマカラスシジミが蜜を吸いに来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
005_230705034 X900 舞岡公園 オカトラノオ RX10M4.jpg 5.オカトラノオ(丘虎の尾)
白色の小さな花を茎の先に総状につけ、下方から開花していく。花穂の先端が虎の尾のように垂れ下がるのでこの名がある。下から開花していくということは、この花も既に後半に入っている。舞岡公園には散策路沿いにオカトラノオの小さな集落がある。チョウも好きな花でジャコウアゲハなどがやって来る。期待したが、チョウは何も来なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.5 1/1250秒 30mm ISO800 ) 露出補正 なし
006_230705039 X900 〇舞岡公園 七夕 RX10M4.jpg 6.七夕
古民家の前には、七夕の願い事を書いた短冊を付けた竹竿が飾られていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.2 1/1250秒 16mm ISO400 ) 露出補正 なし
007_230705046 X900 舞岡公園 七夕 RX10M4.jpg 7.七夕の短冊
子供たちの、あるいは子供たちへの願い事が書かれた短冊が付けられていた。中には、「秀才になれますように」という願い事もあったが、「〇〇〇が元気に大きくなって優しい大人になりますように」というほのぼのとしたものもあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
008_230705051 X900 〇舞岡公園 キキョウ RX10M4.jpg 8.キキョウ(桔梗)
キキョウも最盛期である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.5 1/1250秒 35mm ISO800 ) 露出補正 なし
009_230705091 X900 舞岡公園 ウワミズザクラ RX10M4.jpg 9.ウワズミザクラ(上溝桜)の実
「Picture This」で検索したところ、ウワズミザクラと同定された。ウワズミザクラは花だけ見ると、とてもサクラの仲間とは思えない。コップを洗う細長いブラシのような白花を咲かせる。ソメイヨシノもヤマザクラも花を落とした頃に開花する異色のサクラである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 76mm ISO2500 ) 露出補正 なし
010_230705137 舞岡公園 RX10M4.jpg 10.廃材焼却のあと
苗が植えられている麦畑の脇に、多分廃材を燃やした後の炭と思うが、そこにアオスジアゲハが翔んでいた。このように燃やされた後には、モンシロチョウ、アゲハ、キタテハ、コチャバネセリなどがよくミネラルを吸収に来ているが、アオスジアゲハを見るのは初めてだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_230705078 X900 〇舞岡公園 アオスジアゲハ RX10M4.jpg 11.アオスジアゲハ
比較的珍しいシーンと思うが、やはりアオスジアゲハは白い花に絡む姿のほうがよく似合う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 198mm ISO1250 ) 露出補正 なし
012_230705087 X900 〇舞岡公園 ヒマワリ RX10M4.jpg 12.ヒマワリ
瓜久保に入るところの体験畑のヒマワリは、まだ、こんな状態だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 42mm ISO320 ) 露出補正 なし
013_230705089 X900 舞岡公園 RX10M4.jpg 13.ヤブミョウガ
ミョウガに似た長楕円形の葉を互生させ、葉の根元は茎を巻く葉鞘を形成する。葉は茎の先端部分だけに集中する。この季節になると、茎の先端から花序をまっすぐ上に伸ばし、白い花を咲かせる。花が終わると初秋にかけて直径 5mm 程度の球状の実を付け、じきに葉を落とす。実は若いうちは緑色で、熟すと濃い青紫色になる。若芽は、初夏の葉が開ききらないうちに採取し、塩茹でしてそのままで、または炒め物や汁物などにして食用にされるという(wikipediaより)。花が咲く季節に見た記憶がなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 51mm ISO2000 ) 露出補正 なし
014_230705093 X900 舞岡公園 セイヨウダイコンソウ RX10M4.jpg 14.セイヨウダイコンソウ(西洋大根草)
「Picture This」で検索すると、セイヨウダイコンソウだった。後でネットで検索してみると、ダイコンソウと同じように見える。セイヨウダイコンソウは観賞用に栽培されるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 37mm ISO640 ) 露出補正 なし
015_230705097 X900 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 15.スジグロシロチョウの産卵行動 -1
夏型のスジグロシロチョウの♀は、その黒い筋が太くはっきりしている。下草の上をゆっくりと飛びまわっている。産卵する草を探しているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 180mm ISO1250 ) 露出補正 なし
016_230705103 X900 △舞岡公園 ホソエガラシに産卵 RX10M4.jpg 16.スジグロシロチョウの産卵行動 -2
動き回るチョウを連写で撮っていると、思わぬシーンが撮れることがある。全開の裏面が撮れた。小さな黄色い花を咲かせている食草のイヌガラシ(犬芥子)の周りを翔ぶ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 180mm ISO1250 ) 露出補正 なし
017_230705110 X900 〇舞岡公園 イヌガラシに産卵 RX10M4.jpg 17.スジグロシロチョウの産卵行動 -3
静止して産卵するところを探している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 203mm ISO1000 ) 露出補正 なし
018_230705127 X900 ◎舞岡公園 イヌガラシに産卵 RX10M4.jpg 18.スジグロシロチョウの産卵行動 -4
ようやく細い枝につかまり、尾端を曲げて産卵しようとしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 87mm ISO640 ) 露出補正 なし
019_230705123t X900 ◎舞岡公園 イヌガラシに産卵 RX10M4.jpg 19.スジグロシロチョウの産卵行動 -5
無事、何か所かイヌガラシに産卵したようだ。ほかにチョウの姿もないので、この個体の産卵行動に10分ほど付き添っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 203mm ISO640 ) 露出補正 なし
020_230705139 X900 〇舞岡公園 オオシオカラトンボ  +補正 RX10M4.jpg 20.オオシオカラトンボ
シオカラトンボを立派にしたようなトンボで、シオカラトンボより一回り大きい。わたくしはトンボには疎いが、シオカラトンボは、腰から下が急に細くなっているが、本種は尾の先までほぼ同じ太さ。♂はシオカラトンボと同様に濃いめの水色で、♀は黄色である。目の色が異なり、シオカラはブルー、オオシオカラは黒だ。背景が曇り空なのは苦手である。+1.0 段の露出補正をした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO640 ) 露出補正 +1.0段
021_230705144 X900 舞岡公園 舞岡公園 ワスレナグサ・ホンカンゾウ RX10M4.jpg 21.ワスレグサ(忘れ草)
1本だけオレンジ色も鮮やかなワスレグサが咲いていた。ワスレグサはキスゲ亜科の多年草の一種で、別名でカンゾウともよばれる。ワスレグサ(忘れ草)は、花が一日限りで終わると考えられていたためで、実際には翌日または翌々日に閉花するものも多いそうだ。この日は11時過ぎに帰路に着いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 94mm ISO640 ) 露出補正 +1.0段

2023年6月18日

6月の舞岡公園 ② 2023年6月7日 横浜市戸塚区舞岡公園

前々日にも舞岡公園へ行ったのだが、なかなか成果が上がらない。
 6月6日は雨で気温も低かったが、翌日7日の予報では天気は回復し気温も上がりそうなので、急遽、出かけることにした。
 雨上がりで期待できるのかと思ったが、平地産ゼフィルスはもとより、見かけるチョウの数も少ない。この日は平地産ゼフィルスは全く撮影できなかった。
 クリの花でトラフシジミの夏型と、近年少なくなっていたキマダラセセリを撮ることができたのが、せめてもの慰めだった。
 他の方のブログを拝見すると、オオミドリシジミを含めて6種の平地産ゼフィルスはすべて撮影されている。決して、発生していないわけではないので、私としては来シーズンに期待である。6月8日には関東甲信越地方も梅雨入りした。

000_230607069 X700 〇舞岡公園 RX10M4.jpg
桔梗 2023年6月7日 横浜市戸塚区舞岡公園 小谷戸の里

001_230607027 X900 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 1.コミスジ
南門から散策路に入るとコミスジが翔んでいた。コミスジは年3回ほど発生するが、すでに第1化の最盛期は過ぎていて、擦れている個体が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
002_230607038 X900 ◎舞岡公園 トラフ RX10M4.jpg 2.トラフシジミ 夏型
クリの花が咲くところにいくと、愛好家がおひとり手持無沙汰そうに立っておられた。どうやらチョウの姿はないようだ。クリの花を眺めていくと何やら黒い影が見えた。何かわからない。RX10の望遠端で、AFフレームに入れて連写し、モニターで確認するとトラフシジミの夏型だった。そろそろ出現するころだと思っていた。トラフシジミは夢中で吸蜜し、動かなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
003_230607057 X900 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 3.親子連れのコジュケイ -1
コジュケイが前方3mくらいの目の前に現れた。1羽ではない。写真の右側にオレンジ色の姿が見える。まったく鳴き声は上げない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
004_230607045 X900 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 4.親子連れのコジュケイ -2
左側にもう1羽いた。明らかに体の大きさが違う。子供の方は親鳥に甘えるような姿を見せる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
005_230607064m X900 ◎舞岡公園 コジュケイ親子 RX10M4.jpg 5.親子連れのコジュケイ -3
しばらく観察していると、やがて親の後について右の藪の中に静かに入っていった。wikipediaによると、「コジュケイの繁殖形態は卵生。年に2回繁殖する。4-6月に地面の窪みに枯れ草を敷いた巣に、7-8個の卵を産む。メスのみが抱卵し、抱卵期間は17-19日。雛は孵化直後に巣立つ。雌雄共に育雛を行う。生後1年で成熟する。」と記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 132mm ISO500 ) 露出補正 なし
006_230607068 X900 舞岡公園 ホタルブクロ RX10M4.jpg 6.ホタルブクロ(蛍袋)
一昨日はまだ蕾だったホタルブクロが開き始めた。ホタルブクロはキキョウ科の多年草で、和名「ホタルブクロ」は、子どもが本種の袋のような花にホタルを入れて遊んだことに由来するという。wikipediaには花色には赤紫のものと白とがあり、関東では赤紫が、関西では白が多いとあるが、これはどちらかというと白い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
007_230607002 X900 舞岡公園 Z50 Z105mc.jpg 7.リョウブ(令法)
小谷戸の里の炭焼き小屋の入り口にあるリョウブ。リョウブの木は他にもあるがこの木は少し葉脈に赤みがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
008_230607071 X900 舞岡公園 RX10M4.jpg 8.ヤマアジサイ(山紫陽花)
一昨日も撮った瓜久保の家に咲くヤマアジサイである。その時はガクだけ撮ったが、これは花全体を撮った。ガクがよりピンク色になってきている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 154mm ISO500 ) 露出補正 なし
009_230607007 X900 舞岡公園 Z50 Z105mc.jpg 9.キキョウ(桔梗)
トップの写真はRX10で撮ったが、これは105mmマクロレンズで撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
010_230607073 X900 舞岡公園 RX10M4.jpg 10.キンシバイ(金糸梅) -1
いま、古民家の裏庭に黄色も鮮やかなキンシバイが咲いている。和名は中国名の「金糸梅」に由来し、これは5枚の花弁を梅に、多数の雄蕊を金の糸に喩えたものだそうだ。この写真では雄蕊はまだ長く伸びていないので、金の糸には見えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.5 1/1250秒 34mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_230607076 X900 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 11.キンシバイ -2
wikipediaによれば、樹高0.3 - 1.5 m程度の小低木で大きくなれば3 mに達する。主幹は基部から盛んに分枝し、高角度に広がる。枝は垂れ気味に長く伸び、先端が垂れるとある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f2.8 1/1250秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_230607011 X900 〇舞岡公園 キンシバイ Z50 Z105mc.jpg 12.キンシバイ -3
花は盃状で、花弁は5枚。楕円状卵形から広倒卵形、あるいは円形となり、僅かに外側に膨らみ浅い盃形をなす。この成長した花は雌蕊を中心に多くの雄蕊が金の糸のように長く伸びている。雄蕊は50 本~70本単位の5本の束を構成する。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f9.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
013_230607081 X900 〇舞岡公園 ルリシジミ 産卵 RX10M4.jpg 13.ルリシジミ 産卵 -1
ルリシジミがヤマハギに産卵に来ていた。ヤマハギの新芽に腹端を曲げて産卵している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.5 1/1250秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_230607016 X900 〇舞岡公園 ヤマハギ Z50 Z105mc.jpg 14.ルリシジミ 産卵 -2
産み付けられた卵は確認できなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
015_230607024 X900 ◎舞岡公園 ヤマハギ Z50 Z105mc.jpg 15.ルリシジミ 産卵 -3
産卵はちょっとお休みして翅を開いた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
016_230607084m X900 ◎舞岡公園 キマダラセセリ RX10M4.jpg 16.キマダラセセリ -1
再びクリの木のところに戻ってきた。首が痛くなるほど上を見続けて探す。ミドリシジミはじめゼフィルスは見つけられなかったが、何か小さいのがいる。コチャバネセセリかキマダラセセリかと思い、レンズを向けて撮ってみる。キマダラセセリだった。数年前まではこの季節にしばしば見かけたが、最近は少なくなっていたので、いてくれてよかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 203mm ISO640 ) 露出補正 なし
017_230607090 X900 ◎△舞岡公園 キマダラセセリ RX10M4.jpg 17.キマダラセセリ -2
葉の間から差し込む日の光の加減で、面白い写真になった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
018_230607095 X900 〇舞岡公園 ウラギンシジミ RX10M4.jpg 18.ウラギンシジミ♂
駐車場に戻るとき、ウラギンシジミが路上を翔んでいた。ウラギンシジミは秋型が成虫で越冬し、翌春4月の終わりごろまで飛んでいる。そして、第1化が6月に発生する。開始するのを待ったが、これ以上は開いてくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
019_230607099m X900 〇舞岡公園 ガビチョウ RX10M4.jpg 19.ガビチョウ(画眉鳥)
南門の近くまで来るとよくガビチョウに会う。ガビチョウは中国南部から東南アジア北部にかけて広く生息する外来種だが、日本以外にハワイ諸島にも侵入していて、その侵入の経緯はホノルルの中華街の火事だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
020_230607102 X900 舞岡公園 RX10M4.jpg 20.ベニシジミ
どこからともなく敏速でベニシジミが翔んできて、大きな葉に止まった。春型はそろそろ擦れてきいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 216mm ISO400 ) 露出補正 なし

2023年6月14日

6月の舞岡公園 ① 2023年6月5日 横浜市戸塚区舞岡公園

6月2日は横浜市も台風2号の大雨だった。6月3日の土曜日は午後から晴れ間が出て気温も上がったが、この日はJPS昆虫切手研究会主催のファーブル生誕200年記念「第36回昆虫切手昆虫切手展」に行く予定があった。私は雨を避けて出かけたので間に合わなかったが、日本アンリ・ファーブル会理事長であり、「完訳ファーブル昆虫記」の著者である奥本大三郎 埼玉大学名誉教授によるテープカットが行われていた。
 日曜日は良い天気になった。平地産のゼフィルスのトップ・シーズンであり、愛好家の皆さんが大勢来られると思い、翌月曜日も天気が良く気温も上がるという予報を信じて、6月5日はいつもより早めに現地に向かった。
 何かいないかと目を配りながら歩くが、ゼフィルスはもとよりチョウの姿はない。花の写真を撮りながら、昨年も、ミドリシジミやウラゴマダラシジミが集まっていたクリの花が咲くところへ行く。まだ、どなたも先客はおられなかった。
 クリの花を見上げていると、黒い影を見つけた。眼鏡をかけた目では同定はできない。AFで狙いを付けて連写してみて、モニターで確認するとミドリシジミだった。あと、破損したアカシジミを1頭見つけたが、それだけだった。
 他のポイントへも行ってみたが、何も現れてくれなかったし、他のチョウも少なかった。

000_230605001 X700 舞岡公園 Z50 Z105mc.jpg
羽化したばかりのミドリシジミ♀ 2023年6月5日 横浜市戸塚区舞岡公園

001_230605025 X900 舞岡公園 オカトラノオ RX10M4.jpg 1.オカトラノオ(丘虎の尾)
wikipediaには、「白色の小さな花を茎の先に総状につけ、下方から開花していく。花穂の先端が虎の尾のように垂れ下がる。」とあった。花穂の下の方の蕾が今にも開きそうである。この花もチョウが好きだ。箱根湿性花園にはオカトラノオの群落がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 164mm ISO640 ) 露出補正 なし
002_230605026 X900 舞岡公園 ミズキ RX10M4.jpg 2.ミズキ(水木)
春の終わり頃になって白い小花を密に咲かせる。この花にはチョウは来ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
003_230605027 X900 舞岡公園 ガクアジサイ RX10M4.jpg 3.ガクアジサイ(額紫陽花)
一般的に知られているホンアジサイ(いわゆるアジサイ・紫陽花)はガクアジサイから栽培種として育てられてきた。写真のように花の中心に蕾のような花が集合し、その周りにガクと呼ばれる葉っぱが変化した部分がついているのがガクアジサイと呼ばれるアジサイの原種の1つだ。いまではアジサイというと原種のガクアジサイより、ホンアジサイの方をイメージする人が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 200mm ISO500 ) 露出補正 なし
004_230605028 X900 舞岡公園 シモツケ RX10M4.jpg 4.シモツケ(下野) 和名のシモツケ(下野)は最初に下野国、現在の栃木県で発見されたことに由来するそうだ。せいぜい高さ1m程度の落葉広葉樹の低木である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
005_230605031m X900 〇舞岡公園 クリ ミドリシジミ RX10M4.jpg 5.ミドリシジミ -1
クリの花が咲くところに来た。昨年はこのクリの花に6種中5種の平地産ゼフィルスが集まっていた。今年も期待して花を見上げる。目を凝らして次から次と眺めていくと、黒っぽい影が見えた。目が悪いので眼鏡をかけた目では同定できない。RX10のAFでピント枠の中に入れて撮ってみる。モニターを拡大して見るとミドリシジミだった。今年も会えてよかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
006_230605031 X900 〇舞岡公園 クリ ミドリシジミ RX10M4.jpg 6.ミドリシジミ -2
その個体はクリの花の上を歩いて移動していた。襟元(頭部の後ろの前翅の合わさるところ)に緑色の金属光沢があった。♂のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
007_230605042 X900 〇舞岡公園 クリ アカシジミ RX10M4.jpg 7.アカシジミ -1
アカシジミも見つけた。しかし、すでに破損した個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
008_230605048 X900 〇舞岡公園 クリ ミドリシジミ RX10M4.jpg 8.ミドリシジミ -3
見つけたときから15分ほど経った。まだ、クリの花を歩いて移動している。クリは虫媒花をつける。蜜の在処を示す花弁はなく、たくさんの雄花が集まった白い花穂をたくさんつけて存在を示す。また、分泌するスペルミンで醸し出される独特の匂いも昆虫を呼ぶためのものだ。クリの花には多くの虫たちが集まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO400 ) 露出く正 なし
009_230605002 X900 〇舞岡公園 ガクアジサイ Z50 Z105mc.jpg 9.ヤマアジサイ
見つけたミドリシジミ1頭とアカシジミ1頭以外はここに現れなかった。20分ほどいて、ほかの愛好家も来られたので、「そこにいますよ」と案内して、その場を移動した。瓜久保の家に咲いていたアジサイは、白いガク(装飾花)の部分が次第にピンクを呈するようになる。ガクアジサイにはダンスパーティー、隅田の花火、城ヶ崎など様々な品種があるそうだが、これはガクアジサイではなく、ヤマアジサイと思われる。装飾花が白から赤に変わるのは、太陽の光に当たるからだと言われている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
010_230605055 X900 〇舞岡公園 ヤマボウシ RX10M4.jpg 10.ヤマボウシ(山法師)
花びらのように白く見える総苞片をつけて花を咲かせる。wikipediaによれば、和名のヤマボウシの由来は、中心に多数の花が集まる頭状の花序を法師(僧兵)の坊主頭に、花びらに見える白い総苞片を白い頭巾に見立てたもので、「山に咲く法師」(山法師)を意味するといわれているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 186mm ISO1000 ) 露出補正 なし
011_230605005 X900 舞岡公園 ドクダミソウ Z50 Z105mc.jpg 11.ドクダミ(蕺・蕺草)
葉はハート形、萼片や花弁を欠く小さな花が密集し、その基部に白い花びらのような苞(花や花の集まりの基部にある特殊化した葉)が4枚つくため、花の集まり(花序)が1個の花のように見える。自宅の近所で苞が八重のものドクダミを見た。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO1100 ) 露出補正 なし
012_230605058 X900 〇舞岡公園 ベニシジミ RX10M4.jpg 12.ベニシジミ
春型のベニシジミは前翅のオレンジ色が鮮やかなので、つい撮りたくなってしまう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1400 ) 露出補正 なし
013_230605064m X900 〇舞岡公園 ミドリシジミ RX10M4.jpg 13.ミドリシジミ♀ -1
ミドリシジミが吸蜜していたクリの花が咲くところへ戻ってきた。そこにはミドリシジミはいなかったが、近くで数人の方が、カメラを構えていらした。行ってみるとミドリシジミが下草(ヤマグワ?)の葉に止まっていた。羽化したてのように見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
014_230605076 X900 ◎舞岡公園 ミドリシジミ RX10M4.jpg 14.ミドリシジミ♀ -2
葉の上を歩いて、向きを変えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
015_230605011m X900 〇舞岡公園 ミドリシジミ  Z50 Z105mc.jpg 15.ミドリシジミ♀ -3
少し距離はあったが、105mmのマクロレンズで撮った。これ以上は近寄れない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
016_230605087 X900 〇舞岡公園 アカシジミ RX10M4.jpg 16.アカシジミ -2
クリの花を見上げているとアカシジミが1頭飛び出して、近くの葉に止まった。一見きれいな個体だったが、だいぶ擦れてしまっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 198mm ISO2500 ) 露出補正 なし
017_230605089m X900 〇舞岡公園 アカシジミ RX10M4.jpg 17.アカシジミ -3
前の写真と同じ個体。翔んで別のところに止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 なし
018_230605017 X900 △舞岡公園 アカシジミ  Z50 Z105mc.jpg 18.アカシジミ -4
また、翔んで今度は下草の中に逃げ込んだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
019_230605023m X900 ◎舞岡公園 アカシジミ  Z50 Z105mc.jpg 19.アカシジミ -5
葉の隙間から狙ってみる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
020_230605095 X900 〇舞岡公園 ミドリシジミ♀ RX10M4.jpg 20.ミドリシジミ♀ -4
もう一度、ミドリシジミが止まっていたところに戻ってみた。開翅を待ってみたが、これ以上は開いてくれなかった。♀であることは間違いないが、これでは何型かわからない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 180mm ISO800 ) 露出補正 なし

2023年6月 7日

5月の舞岡公園 ② 2023年5月17日・26日 横浜市戸塚区舞岡公園

先週は、まだ平地産ゼフィルスの姿は見られなかった。そのあと、また雨の日が多くなり、気温も上がらない日が多くなったが、5月17日は快晴で、気温も上がるという予報だった。
 その5月17日、9時半ごろ現地に着いたが、モンキアゲハの翔ぶ姿も見られ、今日は行けそうだと感じた。ウラゴマダラシジミは発生しているらしいが、イボタノキの花に来ている姿はなかった。
 10時過ぎにクリの花が咲くポイントへ行ってみた。クリの花は咲いていたが、アカシジミの姿はない。あきらめてその場を去ろうとして、歩き始めたとき、下草にオレンジ色を見つけた。羽化したばかりの個体のようだった。今日はイボタノキの花にアオスジアゲハやツマグロヒョウモンが元気な姿を見せていた。
 ここ舞岡公園では、しばらく見なかったコムラサキが宮田池のヤナギの木の周りを翔び回っていた。しかし、なかなか止まらない。空中戦を挑んだが、撮影は難しかった。
 5月26日も収穫はなかった。クリの花で見つけたアカシジミは、後翅に鳥に啄まれた傷がある個体だった。ウラナミアカシジミにも、ウラゴマダラシジミにも会えなかった。次回、舞岡公園へ来られるのは6月に入ってからである。

000_230517038 X700 ◎△舞岡公園 宮田池 Z50 Z105mc.jpg
イボタノキの花に絡むアオスジアゲハ 2023年5月17日 横浜市保土ヶ谷区 舞岡公園

001_230517039 X900 レモン △舞岡公園 古民家 RX10M4.jpg 1.クロアゲハ♀ -1 5/17
古民家の庭でクロアゲハの♀が3mくらいの高さの木の周りをゆっくりと旋回していた。産卵をしようとしているようにも見える。まだ、傷のないきれいな個体だった。まったく止まってくれず、翔んでいるところを狙うしかない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
002_230517042 X900 〇△舞岡公園 レモン 古民家 RX10M4.jpg 2.クロアゲハ♀ -2 5/17
前の写真と同じ個体である。この木の葉の写真で、Picture This で検索したところ、レモンの木と同定した。レモンも柑橘系である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 164mm ISO1250 ) 露出補正 なし
003_230517045t X900 △岡公園 コムラサキ 宮田池の柳 RX10M4.jpg 3.コムラサキの追飛 5/17
宮田池の傍に数本の大きなヤナギの木がある。途中で逢った同好のかたが、「コムラサキがいましたよ。でも、なかなか止まってくれないので撮れません」との情報をくださった。しばらくしていってみると、ヤナギの木の高いところを2頭のコムラサキが、追飛していた。縄張り争いのようだ。ピントは合せられない。比較的コムラサキと分かる画を載せる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
004_230517004 X900 〇舞岡公園 前田の丘 Z50 Z105mc.jpg 4.アカシジミ -1 5/17
例年、アカシジミやウラナミアカシジミがクリの花に来るポイントへ行ってみた。しかしクリの花はまだ開花していない。しばらく様子を見たが、諦めて戻る途中、下草にオレンジ色が見えた。羽化したばかりのような新鮮な個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
005_230517010 X900 〇舞岡公園 前田の丘 Z50 Z105mc.jpg 5.アカシジミ -2 5/17
同じ個体である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
006_230517015 X900 ◎舞岡公園 前田の丘 Z50 Z105mc.jpg 6.アカシジミ -3 5/17
下草の上を歩き回る。マクロレンズで寄って撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f9.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
007_230517053 X900 ◎舞岡公園 イボタノキ RX10M4.jpg 7.アオスジアゲハ と イボタノキ -1 5/17
舞岡公園にはイボタノキが多く、この時期は花が咲く。イボタノキの花は虫たちが好きな花のようだ。新鮮なアオスジアゲハがイボタノキに取り付いて花から花へ翔び回る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
008_230517022 X900 ◎△舞岡公園 宮田池 Z50 Z105mc.jpg 8.アオスジアゲハ と イボタノキ -2 5/17
この位置から翅を開いて翔ぶ姿を撮るチャンスはなかなかない。良い写真が撮れたと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
009_230517027 X900 ◎舞岡公園 宮田池 Z50 Z105mc.jpg 9.アオスジアゲハ と イボタノキ -3 5/17
1/1000秒のシャッタースピードで撮ると、f8 まで絞られたが、ほとんどチョウ全体にピントが合う。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
010_230517063 X900 舞岡公園 リョウブ RX10M4.jpg 10.リョウブ(令法) -1 5/17
もう少しで花が開くリョウブの花も蝶が好きな花だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 215mm ISO250 ) 露出補正 なし
011_230526002 X900 舞岡公園 セイヨウオニシバリ RX10M4.jpg 11.セイヨウオニシバリ(西洋鬼縛り) 5/26
食べたくなるような真っ赤な実だが、セイヨウオニシバリは、特に果実および小枝にダフネトキシンが含まれているため、猛毒性である。中毒になると、窒息感を経験する。新鮮な小枝を手で扱うと、感受性の高い人では湿疹を引き起こすという。オニシバリという種もあるが、オニシバリという和名は、樹皮が丈夫で強いことから、鬼も縛ることができるという意味だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.5 1/1250秒 21mm ISO1600 ) 露出補正 なし
012_230526007 X900 舞岡公園 RX10M4.jpg 12.多かった児童の来園 5/26
26日は公園に着いた時から小学校の低学年と思える児童たちが何組も先生方に引率されて来園していた。中には外国人の先生が引率しているグループもあった。小さな子たちは、お揃いの服を着て、帽子を被っている。カメラマンが一人ついて遠足?の写真を撮りまくっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.2 1/1250秒 15mm ISO500 ) 露出補正 なし
013_230526009 X900 〇舞岡公園 ルリシジミ RX10M4.jpg 13.ルリシジミ 5/26
ルリシジミもイボタノキの花に集まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.2 1/1250秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
014_230526016 X900 ◎舞岡公園 イモカタバミ RX10M4.jpg 14.モンシロチョウ -1 5/26
瓜久保の家の前の農家さんの土地にイモカタバミが植えられていて、濃いピンク色の花を咲かせていた。3m四方ほどの植え込みだが、そこに5~6頭ほどのモンシロチョウが翔んでいた。イモカタバミは食草ではないが、♀が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
015_230526019 X900 ◎舞岡公園 イモカタバミ RX10M4.jpg 15.モンシロチョウ -2 5/26
連写で撮った中の1コマにイモカタバミの花で吸蜜していた個体が翔び上がったところが撮れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 132mm ISO200 ) 露出補正 なし
016_230526020 X900 ◎舞岡公園 イモカタバミ RX10M4.jpg 16.モンシロチョウ -3 5/26
前の写真の次の1コマ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 132mm ISO200 ) 露出補正 なし
017_230526034 X900 ◎舞岡公園 イモカタバミ RX10M4.jpg 17.モンシロチョウ -4 5/26
♀の開翅した姿である。たかがモンシロチョウであるが、十分楽しませてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
018_230526045 X900 〇舞岡公園 クリ RX10M4.jpg 18.アカシジミ -1 5/26
17日にアカシジミがいたところのクリの木へ行ってみた。ここのクリの花はもう咲き終わりが近い。1頭だけアカシジミを見つけたが、後翅を野鳥に啄まれて傷を負っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
019_230526107 X900 〇舞岡公園 SZ50 Z105mc.jpg 19.アカシジミ -2 5/26
前の写真と同じ個体を105mmマクロレンズで撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f7.1 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
020_230526053 X900 ◎舞岡公園 ルリシジミ クリ RX10M4.jpg 20.ルリシジミ 5/26
ルリシジミもクリの花によく来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
021_230526059m2 X900 〇舞岡公園 ウグイス RX10M4.jpg 21.ウグイス
あまり良い写真ではないが、まだ、2回目のウグイスの写真を撮った。ウグイスは舞岡公園では至る所で美しい声で鳴いているが、なかなか姿を見せてくれない。居場所を見つけるのは難しい。wikipediaによれば、さえずるのは縄張り内を見張っているオスで、「ホーホケキョ」が他の鳥に対する縄張り宣言であり、巣にエサを運ぶメスに対する「縄張り内に危険なし」の合図でもあるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
022_230526065m X900 〇舞岡公園 ルリシジミ♂ RX10M4.jpg 22.ルリシジミ♂
ルリシジミが多く翔んでいる。♂のブルーが輝く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
023_230526109 X900 ◎舞岡公園 SZ50 Z105mc.jpg 23.ルリシジミ♀ 飛翔 -1 ルリシジミの♀がヤマハギ(山萩)の新芽に産卵しようとしていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
024_230526112m X900 △〇舞岡公園 ヤマハギ SZ50 Z105mc.jpg 24.ルリシジミ♀ 飛翔 -2
こんな写真が撮れたのは初めてだ。連写していると、たまたまピントの近くで撮れることがある。こんな写真が撮れると嬉しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし

2023年5月30日

ホソオチョウを求めて 2023年4月19日 埼玉県比企郡嵐山町

奈良紀行が写真点数232点を要し、8回にわたってしまった。結果、次の案件の掲載がだいぶ遅れてしまった。4月19日にホソオチョウを撮りに武蔵嵐山へ行った。ちょっとタイミングを失しているが、記録として載せていきたい。

 ホソオチョウは外来種である。年に3〜4回発生するという。昨年は4月26日にホソオチョウを撮りに行ったが、第1化の発生は終わってしまっていた。そこで今回は昨年より1週間早く出かけたのだが、目的としたホソオチョウは、それでも時期的に遅かったようで現れたのは♀数頭、♂は1頭のみだった。
 自宅を7時半に出発し、海老名SAに8時20分着。狭山PAでもう一度休憩をとって、「オオムラサキの森」活動センターの駐車場に着いたのは10時過ぎだった。結構な距離だ。帰りは関越を練馬でおり、環八から第三京浜で帰ったが、時間的にはほとんど変わらなかった。
 隣接する「蝶の里公園」ではウスバシロチョウが多く翔んでいた。発生が早く進んでいるようだ。すでに2人の同好の方がおられたが、ウスバシロチョウは翔び回っていてなかなか撮らせてくれない。
 11時ごろ、嵐山史跡博物館がある菅谷館跡の草地へ回り、ホソオチョウを探した。しかしながら、その姿は全くない。やっと、11時半近くになって、離れたところにその特徴ある翔ぶ姿を目撃し、近づいた。♀だった。♀はあと1~2頭見かけたが、♂は1頭目撃しただけだった。撮影できたのは♀だけである。今年も時期的に遅かったのだろう。
 良い写真ではなかったが、ヤマツツジに来たミヤマカラスアゲハが撮れたことと、ウスバシロチョウが、元気だったことが救いだった。

000_230419036 X700 ◎武蔵嵐山 ホソオチョウ Z50 105mc.jpg
ホソオチョウ ♀ 2023年4月19日 埼玉県比企郡嵐山町 菅谷館跡

001_230419064 X900 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 1.オオムラサキの保護
埼玉県が整備した「オオムラサキの森」の南側に隣接して、1993年(平成5年)に嵐山町により買収・整備されたのが「蝶の里公園」である。管理はともに嵐山町環境課の嵐山町オオムラサキの森活動センターで行われている。この公園は、「オオムラサキの森」や「ホタルの里」等と一体的に、町の自然保護のシンボル的存在として、維持・管理及び活用が図られている。活動センターの近くにはエノキが植えられていて、オオムラサキの幼虫がグリーンのネットで保護されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
002_230419067 X900 ◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg 2.ミヤマカラスアゲハ♀ -1
ヤマツツジに黒いアゲハの姿が見えた。行ってみるとミヤマカラスアゲハだった。さい先が良い。比較的きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 175mm ISO800 ) 露出補正 なし
003_230419068 X900 〇武蔵嵐山 RX10M4.jpg 3.ミヤマカラスアゲハ♀ -2
連写で撮っていると、こういうタイミングでとれることがある。但し、ピントは合せに行けない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 172mm ISO3200 ) 露出補正 なし
004_230419083 X900 ◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg 4.ミヤマカラスアゲハ♀ -3
ホバリングしながら、花びらに足をかけて吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 172mm ISO31600 ) 露出補正 なし
005_230419004 X900 〇武蔵嵐山 Z50 105mc.jpg 5.ミヤマカラスアゲハ♀ -4
撮影できたのはこの1頭のみだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO1400 ) 露出補正 なし
006_230419088m X900 ◎武蔵嵐山 ベニシジミ RX10M4.jpg 6.ベニシジミ
春のベニシジミは可憐である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 183mm ISO320 ) 露出補正 なし
007_230419106m X900 ◎武蔵嵐山 ウスバシロ 交尾嚢 RX10M4.jpg 7.蝶の里公園
都幾川が流れる方向へ下りていくと、ウスバシロチョウが多く翔んでいた。ウスバシロチョウが好むハルジオンやショカツサイの花が多く咲いている。翔んでいるウスバシロチョウの個体数も多い。しかし、なかなか花に止まって吸蜜しようとせず、撮影が難しい。10:45 、やっとハルジオンに来た1頭を撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
008_230419015 X900 ◎武蔵嵐山 Z50 105mc.jpg 8.ツバメシジミ♀
気温も上がってきて、チョウたちも活発に活動する。ツバメシジミの♀も元気に翔び回る。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_230419114 X900 △武蔵嵐山 モンキ RX10M4.jpg 9.モンキチョウ♀
ウスバシロチョウが翔び交うポイントへはまた後で下りて来ることにして、菅谷館跡の草地へ移動した。ホソオチョウの姿はない。ウスバシロチョウが上がってきているほかは、アゲハ、そしてモンキチョウくらいであった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_230419135m X900 ◎武蔵嵐山 ジャコウ♀ RX10M4.jpg 10.ジャコウアゲハ♀ -1
ジャコウアゲハの♀が半径5mくらいの草地を、行ったり来たりして翔んでいる。食草を探しているのかと思うが、産卵することなく翔び回っている。カメラで追いかける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_230419146 X900 ◎武蔵嵐山 ジャコウ♀ RX10M4.jpg 11.ジャコウアゲハ♀ -2
こちらもじっとして、カメラだけで同じ個体を撮った。連写していると数ショットに1枚、はまあまあピントが合う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 76mm ISO125 ) 露出補正 なし
012_230419155t X900 ◎武蔵嵐山 ジャコウ♀ RX10M4.jpg 12.ジャコウアゲハ♀ -3
こちらも一緒になって草地を探るがウマノスズクサは見つからない。10分くらい、このジャコウアゲハと付き合っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 76mm ISO125 ) 露出補正 なし
013_230419168mt X900 〇武蔵嵐山 ホソオチョウ♀ RX10M4.jpg 13.ホソオチョウ♀ -1
やっとのことで、遠くに独特のゆっくりとした翔びかたをするチョウを見つけた。ホソオチョウの♀だった。小さな個体である。すでに咲き終えて綿毛をつける前のタンポポに止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
014_230419022 X900 ◎武蔵嵐山 ホソオチョウ Z50 105mc.jpg 14.ホソオチョウ♀ -2
同じ個体をマクロレンズで撮る。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_230419030 X900 ◎武蔵嵐山 ホソオチョウ Z50 105mc.jpg 15.ホソオチョウ♀ -3
♂が飛んでいるのを見つけるが、♀より翔び方は速く、なかなか止まってはくれなかった。♀も良い写真は撮れなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_230419181 X900 ◎武蔵嵐山 ウスバシロ 交尾嚢♀セリバヒエンソウ RX10M4.jpg 16.セリバヒエンソウで吸蜜するウスバシロチョウ
11時50分、再びウスバシロチョウのポイントへ戻ってきた。やっと花に来るようになってきた。セリバヒエンソウの花に来るのを見るのは珍しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 208mm ISO160 ) 露出補正 なし
017_230419187 X900 △武蔵嵐山 ウスバシロ アズキナシ RX10M4.jpg 17.アズキナシの花に来たウスバシロチョウ
木に咲くアズキナシの花に止まって吸蜜する。腕をあげてモニターを見ながら撮ったが、ピントを外してしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 183mm ISO125 ) 露出補正 なし
018_230419208 X900 ◎△武蔵嵐山 ウスバシロ RX10M4.jpg 18.ハルジオンに来たウスバシロチョウ -1
この季節には、ハルジオンにはアオスジアゲハ、アゲハ、ベニシジミなどいろいろな蝶がやって来る。チョウの好きな花だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
019_230419215 X900 ◎武蔵嵐山 ウスバシロ RX10M4.jpg 19.ハルジオンに来たウスバシロチョウ -2
元気に翔びまわる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
020_230419227m X900 △◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg 20.ハルジオンに来たウスバシロチョウ -3
時刻は12時を過ぎた。チョウたちは活発に翔び周る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
021_230419234 X900 △〇武蔵嵐山 RX10M4.jpg 21.ハルジオンに来たウスバシロチョウ -4
今日の目的としたホソオチョウの良い写真は撮れなかったが、ウスバシロチョウは元気な姿を撮らせてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
022_230419053 X900 ◎武蔵嵐山 ツマキ♀Z50 105mc.jpg 22.ツマキチョウ♀
都幾川の河原に出てみた。菜の花が咲いていた。モンシロチョウに混じってツマキチョウの♀も吸蜜に来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
023_230419270 X900 ◎武蔵嵐山 アカタテハ  RX10M4.jpg 23.駐車場のアカタテハ
そろそろ引き上げようと活動センターの前に戻ってきた。越冬したアカタテハが迎えてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.4 1/1250秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし

2023年4月16日

舞岡公園 ツマキチョウ翔ぶ 2023年3月30日

今年になって初めてチョウを見たのは、3月8日の舞岡公園でのモンシロチョウだった。今年はモンシロチョウの発生が早い。
 今春は篠原へギフチョウを見に行く機会を逸した。気温が上って今日は飛びそうだと思う日は、他に予定があっていけなかった。また、毎年増えるギフチョウ愛好家が押し寄せるその場所は、ちょっと飽きてきている。
 舞岡公園のチョウの発生状況を見ておきたいと思い、3月30日、午前中は晴れるというので行ってみた。トラフシジミは出ていないか、ツマキチョウはどうだろう。アゲハは翔んでいないかといつものルートを歩き始めた。
 春型のトラフシジミをターゲットに食樹のあるところを探していると、先日、虹の館で行われていた「舞岡公園 写真展 生き物たち」でお目に掛ったGさんばったり会った。やはり"ハルトラ"狙いのようだった。異口同音に「いませんね」と言い、お仲間の方が撮られた今年の篠原のギフチョウの写真を見せてくださった。「では、また後ほど」と公園のどこかでまた顔を合わせるだろうと思いながらその場を離れた。
 11時を過ぎて、チョウが翔び始めた。菜の花に白いチョウが翔びかっている。翔び方でツマキチョウとわかる個体を目で追ってみると、そのオレンジ色が見えた。しかし、なかなか撮影チャンスを与えてくれない。連写で翔んでいるところを撮ってみたが、見られる画像は得られなかった。例年ツマキチョウを見るのは4月になってからで、3月に見るのは初めてだった。すでに♀も発生していた。
 冬を越したキタテハ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウも飛んでいた。

000_230330102 X700 ◎舞岡公園 キタテハ G7X.jpg
菜の花にきたキタテハ秋型 2023年3月30日 横浜市戸塚区舞岡公園

001_230330002 X900 舞岡公園 イロハモミジ Z50 Z18-140.jpg 1.イロハモミジの花
秋にはテリトリーを張るウラギンシジミがいる日当たりのよい、道路わきのイロハモミジに花が咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 29mm ISO180 ) 露出補正 なし
002_230330084 X900 舞岡公園 レンギョウ G7X.jpg 2.レンギョウ(連翹)
この時季に咲くレンギョウの花は黄色が濃く、鮮やかだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
003_230330088 X900 ◎舞岡公園 カラタチ G7X.jpg 3.カラタチ(枳殻、枸橘)の花
長久保池の脇を入ったところにカラタチの植え込みがある。新芽があるときは時々アゲハの♀が産卵に来ている。G7Xでマクロ撮りを試してみようと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
004_230330099 X900 〇舞岡公園 古民家 枝垂れ桜 G7X.jpg 4.ハナカイドウ (花海棠)
古民家の門の傍で咲いているのはシダレザクラとばかり思っていた。ところが「Picure This」で検索してみると、ハナカイドウと答えが出てきた。いろいろネットで検索した結果、葉っぱの形状からハナカイドウが正解のように思える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 16mm ISO200 ) 露出補正 なし
005_230330019 X900 舞岡公園 Z50 Z18-140.jpg 5.古民家の門から谷戸を見る
舞岡公園には、こぶし広場をはじめ何ヶ所か桜がある広場があるが、谷戸に沿った散策路には桜の木は多くない。古民家の門を背に、谷戸越しに丘の上の東門の方角を見ると、ここには何本かの桜が咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.8 1/1000秒 46mm ISO180 ) 露出補正 なし
006_230330020t X900 舞岡公園 ツマキ♂ Z50 Z18-140.jpg 6.ツマキチョウ♂
3月にツマキチョウを見たのは初めてだった。しかも個体数も多い。舞岡公園では、ツマキチョウは例年4月10日ごろに飛び始めていた。今年は発生が早いと思う。なかなかよいところに止まってくれず、やっと撮れたのがこれ1枚だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
007_230330031 X900 ◎舞岡公園 ツマキ♀ Z50 Z18-140.jpg 7.ツマキチョウ♀
ツマキチョウの♀は♂より少し遅れて羽化してくるのだが、すでに♀も発生していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
008_230330101 X900 ◎舞岡公園 キタテハ G7X.jpg 8.菜の花にキタテハ
狐久保に入るところの体験畑に咲く菜の花に、越冬したキタテハの秋型が来ていた。柵があって手を伸ばせないが、かえって背景が入った環境の分かる写真になった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
009_230330103m X900 〇舞岡公園 シュジョウツツジ・ミツバツツジ G7X.jpg 9.シュジョウツツジ ?
かっぱ池の傍の目立たないところにミツバツツジが咲いていた。ツツジも似たような花をつける種があるので難しい。「Picture This」ではシュジョウツツジと出てきた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
010_230330108 X900 〇舞岡公園 ナシ G7X.jpg 10.ナシ畑
火の見櫓の少し手前に農家の方が営んでいるナシ畑がある。その花がきれいだった。マクロで周囲の環境を入れられた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
011_230330061 X900 ◎舞岡公園 モンシロ Z50 Z18-140.jpg 11.モンシロチョウ♂
菜の花畑で翔んでいる白い蝶は、ツマキチョウもわずかに混ざるが、ほとんどはモンシロチョウである。ツマキチョウとは翔び方で判別できるのだが、大きさがほとんど同じで紛らわしい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
012_230330066 X900 ◎舞岡公園 スジグロ Z50 Z18-140.jpg 12.スジグロシロチョウ♂
菜の花畑に翔んでいるモンシロチョウにの中には、スジグロシロチョウも混ざっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし

2023年3月15日

野鳥と梅 保土ヶ谷公園 2023年月27日

前々日の2月25日(土)は梅まつりだった。さすがに人出が多く、メジロも梅に来なかったので、この日、改めて保土ヶ谷公園に出かけた。
 バス通りから下池へ下りて、河津桜を撮りながら何気なく上の方を眺めると何か木の上に何か大きな鳥が止まっているようだ。あとで調べてみるとハイタカだった。初めて見た野鳥だった。そこから梅園へ上がる。今シーズンまだ撮っていない梅の品種を撮っていく。梅園の北東側に咲く八重野梅のところへ行くと複数のメジロがやってきていた。シジュウカラのような小さな鳥がいた。ファインダーを覗くとエナガだった。ここでは初めて見る。ツグミが地面を歩いて虫を探している。
 チョウはまだ姿を現さない。

000_230227091 X700 ◎保土谷公園 梅園 メジロ RX10M4.jpg
梅の花を啄むメジロ 2023年2月27日 横浜市 保土ヶ谷公園梅園

001_230227006 X900 〇保土谷公園 河津桜 RX10M4.jpg 1.カワヅザクラ(河津桜)
葉が目立つようになっているが、まだ、七分咲きというところだろうか。午前9時、やわらかな陽の光を浴びる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO250 ) 露出補正 なし
002_230227015tm X900 ◎保土谷公園 サシバ スズカケ RX10M4.jpg 2.ハイタカ(灰鷹、鷂)
何気なく周囲の木を眺めたのだが、一本の高い木の上に何か止まっているようだった。カメラで35mm版換算600mmにズ-ムしてファインダーを覗いてみると、何やらタカの仲間のようだ。帰宅して調べてみると、腹部の縞模様からはじめはタカ科のサシバと思ったが、羽の色と目の周りの模様から、ハイタカの♀と同定した。全長は約40cmある。初めて見た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/1600秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
003_230227026 X900 保土谷公園 RX10M4.jpg 3.上池のカルガモ
何時もは池の上を泳いでいるカルガモは、池の隅の影になっているところにいた。ハイタカを恐れているのだろうか? 体はカルガモの方が大きい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 なし
004_230227032t X900 ◎保土谷公園 RX10M4.jpg 4.ハクセキレイ ♀
上池のさきの芝生にハクセキレイがウォーキングしていた。土にいる虫を探しているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_230227056 X900 〇保土谷公園 梅園 佐橋紅 RX10M4.jpg 5.サバシベニ(佐橋紅)
梅園に移動して今まで写真に撮っていなかった品種を撮る。木に付けられた品種札には「サバシコウ]となっていた。緋梅系園芸品種で花は濃紅色の一重咲きで、結実すると書かれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 64mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_230227063 X900 〇保土谷公園 梅園 無類絞り RX10M4.jpg 6.ムルイシボリ(無類絞り)
野梅系園芸品種で、花は淡紅色で花弁の裏面が濃い色となり、紅色の吹っ掛け絞りが入る八重咲で大輪と説明されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 168mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_230227067 X900 〇保土谷公園 梅園 浜千鳥 RX10M4.jpg 7.ハマチドリ(浜千鳥)
浜千鳥という名称は海にいる二枚貝の一種名、浜辺にいるチドリ科の鳥類の総称としても用いられている。梅は野梅系の一重咲きとして分類されている。本種は比較的遅咲き種で、2~3月中旬頃、枝先の葉腋に白色の花をつける。萼は茶色で、花底は浅く青茶色となる。花は、葉の展開に先立って開花する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 168mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_230227141 X900 〇保土谷公園 大湊 RX10M4.jpg 8.オオミナト(大湊)
紅色の一重咲き。野梅系の園芸品種で実をつける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 132mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_230227081 X900 ◎保土谷公園 梅園 メジロ RX10M4.jpg 9.メジロ -1
まだ沢山花をつけている八重野梅にメジロが勢いよく飛び込んできた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_230227113t X900 ◎保土谷公園 RX10M4.jpg 10.メジロ -2
首を曲げて上手に吸蜜をする。メジロは、雑食性だそうだ。花の蜜や果汁を好み、育雛期においては虫なども補食する。 メジロは梅の花の蜜には目がなく、3月頃には梅の花を探しまわっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_230227125 X900 ◎保土谷公園 RX10M4.jpg 11.メジロ -3
「次はどこへ行こうか」というところだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_230227164 X900 ▲保土谷公園 RX10M4.jpg 12.メジロ -4
飛び立とうと羽を開いた瞬間が撮れた。連写ではこういう写真が撮れるチャンスがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/1600秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
013_230227175 X900 ◎保土谷公園 エナガ RX10M4.jpg 13.エナガ(柄長) -1
小さな野鳥が飛んできた。シジュウカラかと思ったが、エナガのようである。全長はシジュウカラが16cm、メジロは12cmに比べそのあいだの14cmである。いま、TVのモーニングショウで人気のシマエナガは、このエナガの北海道亜種だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/1600秒 175mm ISO400 ) 露出補正 なし
014_230227180 X900 ◎保土谷公園 エナガ RX10M4.jpg 14.エナガ -2
右を向き、左側を見せてくれた。小さな口に何かつけている。サントリーの愛鳥活動「日本の鳥百科」から引用させていただくと、綿を丸めたようなからだに、長い尾羽がついたシジュウカラに近い仲間。平地にも山地にもすみ、繁殖期にはコケを集めて木の枝に球形の巣をつくり、外側にクモの糸でウメノキゴケを貼りつけ、内部には鳥の羽、兎の毛などを敷くという凝りようである。繁殖期はふつう♂と♀のつがいとなるが、エナガはこの時も群れのままでいて、ヒナにはつがい以外の鳥もエサを与えて子育てに参加する、いわゆるヘルパーをする現象が見られるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/1600秒 175mm ISO400 ) 露出補正 なし
015_230227204 X900 ◎保土谷公園 ツグミ RX10M4.jpg 15.ツグミ(鶇)
毎年、梅の季節にこの場所で見る。wikipediaによると、「日本では冬季に越冬のため飛来(冬鳥)する。和名は冬季に飛来した際に聞こえた鳴き声が夏季になると聞こえなくなる(口をつぐんでいると考えられた)ことに由来するという説がある。」と記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし

2023年3月 7日

4年ぶりに開催されたCP+

CP+とは CAMERA & PHOTO IMAGING SHOWの略で、カメラおよび関連機器のコンシューマー向け展示会である。主催はカメラ映像機器工業会で、2010年から年1回のペースで開催されている。
会場を設けて開催されるのはコロナ禍のため4年ぶりである。昨年までの2020年~22年の3年間はオンラインで開催されていた。
 2005年から2009年まで東京国際展示場で開催されていた「フォトイメージングエキスポ」の後継イベントにあたり、2010年からは横浜みなとみらいの「パシフィコ横浜」の展示場で行われている。今回、4日間の開催期間(2月23日~26日)で総来場者数はパシフィコ横浜会場の入場登録者数は3万8,181人、オンライン登録者11万8,476人だったそうだ。わたくしは、2月24日に登録し、開場時間直前に会場についた。事前登録制であったため、開場されるまでに長蛇の列ができていたがスムーズに会場に入ることができた。
 勿論、各社の展示は興味深く、1日あっても見て回れないほどの内容であったが、今回も2時間ほどで会場を退出した。

000_230224002 X700 TAMRON CP+2023 G'X.jpg TAMRON ブース「ねぶた祭りの熱狂」 2023年2月24日
2023年CP+ 横浜みなとみらい パシフィコ横浜

001_0230224101 X900 パシフィコ横浜 CP+2023 G'X.jpg 1.2023年CP+ 会場 パシフィコ横浜展示ホール外観
今年も会場はパシフィコ横浜の展示ホールだった。ここは総面積20,000㎡、最大天井高19mでパシフィコ横浜で最大の広さを持つ展示場だ。展示ホールは、第一期は1991年、第二期は2001年に竣工している。自宅から比較的近いこともあり、ここには「日本国際切手展2021」など、いろいろなイベントで来ている。この写真はみなとみらい駅から会場への国際大通りを渡るブリッジから撮った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 19mm ISO125 ) 露出補正 なし
002_0230224100 X900 パシフィコ横浜 CP+2023 G'X.jpg 2.会場へ
国際大通りを渡ると「CP+ 2023」の大きなポスターがあり、そこを左へ行くと会場入り口になる。だが100m近く歩いて右へ、建物の中に入り、右へ、エスカレータで1階に下り、戻るようにさらに先へ行って、会場入り口を通り過ぎ、入場者の待つバッファーになったところから折り返して、やっと会場に入れる。だが、意外と早く会場に入ることができた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 19mm ISO125 ) 露出補正 なし
003_230224012 X900 TAMRON CP+2023 G'X.jpg 3.TAMRON ブース -1
一般来場者の入り口を入ると右側にTamronのブースがあった。ねぶたが入場者を引き付ける。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO640 ) 露出補正 なし
004_230224045 X900 TAMRON CP+2023 G'X.jpg 4.TAMRON ブース -2 ねぶた面
今回Tamron社は国内生産工場所在となる「青森」にフォーカスしたデザインとしたそうだ。青森といえば無形重要文化財に指定されたねぶた祭りがあり、その魅力はねぶた職人の「作り手」としてねぶたにかける想いと技術である。青森のねぶた師でねぶた大賞、最優秀制作者賞など多数受賞している北村蓮明さんと、その長男である知事賞、優秀制作者賞など受賞の北村春一さんが親子合作の特別なねぶた面を制作したという解説のパネルがあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
005_230224017 X900 TAMRON 山田芳文氏 CP+2023 G'X.jpg 5.TAMRONブースの講演 -1
10時30分から40分間、TAMRONブースのイベントスペースでは、写真家・山田芳文氏の「150-500mmと50-400mmで撮る日本の野鳥」という講演があった。事前にこの講演を聴いてみたいと思っていたので、5分前に着席して待った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f3.5 1/125秒 12mm ISO125 ) 露出補正 なし
006_230224041 X900 TAMRON 山田芳文氏 CP+2023 G'X.jpg 6.TAMRON ブースの講演 -2
モズの写真や、ツルの写真が紹介されたが、さすがにピントがシャープだ。そして、構図や、ボケを考慮した絞りなどを学んだ。基本は三脚使用だが、手持ちの500mmで撮影する場合には、のシャッター・スピードはこのナベズルの写真の場合でも1/2000秒と早い。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f3.5 1/125秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
007_230224071 X900 TAMROM CP+2023 G'X.jpg 7.TAMRON ブース -3 田中達也氏制作のミニチュア
創業70周年を記念して、ミニチュア作家の田中達也氏が制作したレンズをテーマにしたミニチュアとその写真が展示されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO2000 ) 露出補正 なし
008_230224108 X900 Nikon CP+2023 G'X.jpg 8.Nikon ブースは Z 9
Nikon ブースは人が溢れていた。Z 9 が好評なので今回は元気がよい。Z fc を特に女性にアピールしているようだ。ステージでは星空写真家という成澤広幸氏が「Z9が表現する世界とは」という講演をしていたが、多くの人が人が視聴していた。タイムラプス撮影という同一アングルにて静止画を一定間隔で撮って並べ、動画として流す方法のことが離されていたが、少々難解だった。成澤広幸氏は天体望遠鏡メーカーでの勤務の後、2020年4月に独立。Youtuberとしての活動を本格的にスタートしたという方だ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
009_230224077 X900 OLYMPUS CP+2023 G'X.jpg 9.Olympus ブース -1
Olympus はわたくしの好きなカメラだが、フラッグシップ機の OM-1とMarkⅢ となったOM-5がメインだったが今一つ盛り上がっていなかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 なし
010_230224078 X900 OLYMPUS CP+2023 G'X.jpg 10.Olympus ブース -2
野鳥や動物の撮影、あるいは海野和男氏のように昆虫を撮る方はOlympusの愛用者が多い。OM SYSTEMは「どこにでも持ち歩ける」「感じたものが思ったままに撮れる」を実現すると訴えかける。スジグロカバマダラのパネルがあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO1250 ) 露出補正 なし
011_230224079 X900 セミナー・ステージ CP+2023 G'X.jpg 11.「わたしの自由区」とセミナー・ステージ
会場の中央に「わたしの自由区」というエリアがあった。ポスターにもあったように、CP+2023の今年度の開催テーマ「見つけた、新しいわたし」という。これは女性の写真愛好者を広げようとの試みと思うが、『カメラガールズ×CP+2023「わたしの自由区」Instagramフォトコンテスト』というテーマで、「新しく撮った写真はもちろん、撮りためた写真からでも、Instagramに投稿してください」と募っていた。また、セミナーステージでは、ビギナーからプロユーザーまで楽しめる多彩なセミナーが開催されている。わたくしが行った時間には、CIPA調査統計作業部会 部会長 太田学氏による「CIPAデジタルカメラマーケット・セミナー」という講演が行われていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO2500 ) 露出補正 なし
012_230224053 X900 SONY CP+2023 G'X.jpg 12.SONY ブース -1
SONY ブースはCanon ブースとともに会場で最も大きなブースを設けていた。SONY は正面の左側、Canon は右手奥に陣取り、その間にNikon と FUJIFILM がブースを構える。SONY はα7シリーズが圧倒的に強い。交換レンズもGマスターおよび3rd パーティを含めて充実してきている。このブースではカメラ、レンズを貸し出し、試し撮りのコーナーは順番を待つ人が多かった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO500 ) 露出補正 なし
013_230224055 X900 SONY CP+2023 G'X.jpg 13.SONY ブース -2
撮影用のセットもいくつかあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 27mm ISO2500 ) 露出補正 なし
014_230224056 X900 SONY CP+2023 G'X.jpg 14.SONY ブース -3
いろいろと撮ってみたいと思うような被写体が並べられていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO2000 ) 露出補正 なし Canon  ブース BMXライダー
015_230224105tm X900 Canon CP+2023 G'X.jpg 15.Canon  ブース BMXライダー
CP+2023 キヤノンブースのテーマは「Create your image」。人々の暮らしのなかにある様々な一瞬を、カメラと共に創造するという、"カメラの未来への想い"が込められているという。新製品としては、4月下旬に発売予定のIOS Rシリーズで最軽量を実現したフルサイズミラーレスカメラEOS R8 があった。はじめてフルサイズ機を導入したいという人をターゲットにしているようだ。また、被写体認識トラッキングAFや最高約40コマの高速連写、補正効果最大8.0段のボディ内手ブレ補正など、基本性能を高いバランスで実現したオールラウンドモデルの EOS R6 Mark II の体験のため、メインのスペースで、3人の自転車乗り(BMXライダー)によるアクロバティックステージが設けられ、交互に曲乗りを繰り返して、撮影のモデルになっていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO1250 ) 露出補正 なし
016_230224061 X900 LAOWA CP+2023 G'X.jpg 16.LAOWA 中国製レンズ
このほかににも、FUJIFILM、LUMIX、SIGMA、Kenko などのブースをざっと回ってみた。だが、RICOH / PENTAXは今回不参加だったようである。そして、最後に見たのが「サイトロジャパン」というレンズメーカーのブースだった。レンズブランドを LAOWA といい、2013年に起業した中華人民共和国安徽省合肥の光学メーカーである。各種マウントごとにレンズが展示されていて、Nikon Z マウントのレンズもあった。だが、すべてマニュアル・フォーカスであった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし