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2022年9月 5日

入笠すずらん山野草公園 ② 7月28日

「八ケ岳展望台」まで来た。八ヶ岳には雲がかかっているが、視界は良い。JR中央本線、中央高速道、国道20号(中山道)が通っている富士見町が見下ろせる。
 時刻は10時20分。八ヶ岳を眺めながら、少し時間をかけて写真を撮る。八ヶ岳の主峰、赤岳の山頂辺りは雲で隠れていた。しかし、思っていたより良い天気であった。入笠山に登ったKさんはどうしてるかなと思う。山頂からの眺めはどんな具合かなと思う。夏休みが始まったばかりなので、きっと学童たちの林間学校が多いだろうと察する。山頂は彼らに占領されているのではなかろうか。

000_220728258 X800 △入笠山 Z50 18-140.jpg
高原に咲くユウスゲ 2022年7月28日 長野県諏訪郡富士見町 富士見パノラマリゾート「入笠すずらん山野草公園」

021_220728386 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 21.アサギマダラ♂ -5
     「八ケ岳展望台」からゲレンデは急斜面になり、富士見の町が眺められる。アサギマダラが悠々と花にぶら下がっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/600秒 26mm ISO 100 ) 露出補正 なし
022_220728392 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 22.アサギマダラ♂ -6
少しカメラを起こして八ヶ岳連峰を画面に入れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 14mm ISO 100 ) 露出補正 なし
023_220728112x X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 23.アサギマダラ♂ -7
アサギマダラはヒヨドリバナの花が大好きだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 45mm ISO 140 ) 露出補正 なし
024_220728122 X800 入笠山 Z50 18-140.jpg 24.八ヶ岳連峰
山頂付近の雲が取れたら姿を見たかった。「八ケ岳展望台」に置かれた案内板には、左から天狗岳(2,646m)、硫黄岳(2,760m)、少し稜線があって横岳(2,829m)、阿弥陀岳(2,805m)、そして主峰赤岳(2,899m)、少し低くなって西岳(2,398m)、権現岳(2,715m)、編笠岳(2,524m)と続く、

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 44mm ISO 110 ) 露出補正 なし
025_220728133t X800 ◎入笠山 クジャク Z50 18-140.jpg 25.クジャクチョウ
やっとクジャクチョウが現れたと思ったら、破損した個体だった。時期的に第一化と第二化のはざまなのだろう。この日見たクジャクチョウはこの1頭のみだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 98mm ISO 220 ) 露出補正 なし
026_220728403 X800 ▲入笠山 RX10M4.jpg 26.キアゲハ♂
高原のキアゲハはなかなか見栄えがする。カワラナデシコ(河原撫子)で吸蜜していて翔び立ったところだ。偶然ピントが合ってくれた。惜しいことに右側の尾状突起の先がちょっとだけ切れていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 250 ) 露出補正 なし
027_220728137 X800 △入笠山 Z50 18-140.jpg 27.モンキチョウ♂
ピントが少し外れてしまった。紫色の花はイブキジャコウソウ(伊吹麝香草)と思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 98mm ISO 200 ) 露出補正 なし
028_220728146 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 28.ミドリヒョウモン♀ -3
♀はほとんどが破損、擦れがないきれいな個体だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 200 ) 露出補正 なし
029_220728420 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 29.ノアザミに来たキアゲハ -1
これは先の個体とは異なる個体で尾状突起も切れていない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 250 ) 露出補正 なし
030_220728434 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 30.ノアザミに来たキアゲハ -2
前の写真と同じ個体だ。躍動感のあるショットだと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 200 ) 露出補正 なし
031_220728441 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 31.テングチョウ♀ -1
まだ羽化して間もない鮮やかな個体と思う。来春の5月くらいまでは生きるのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 219mm ISO 200 ) 露出補正 なし
032_220728156t X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 32.テングチョウ♀ -2
テングチョウの雌雄は裏面で同定できる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 250 ) 露出補正 なし
033_220728157 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 33.アサギマダラ♀
アサギマダラは♂の方が圧倒的に多いが、初めて♀を撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 49mm ISO 400 ) 露出補正 なし
034_220728164 X800 ◎入笠山 ウラギンヒョウモン Z50 18-140.jpg 34.ウラギンヒョウモン♂ -2
ここでは、ミドリヒョウモンが吸蜜するのはヒヨドリバナばかりだが、ウラギンヒョウモンはノアザミの方が好きなようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 720 ) 露出補正 なし
035_220728450t X800 ◎入笠山 ギンボシ RX10M4.jpg 35.ギンボシヒョウモン♂
ギンボシヒョウモンを探していたが、やっと現れてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 38mm ISO 320 ) 露出補正 なし
036_220728174 X800 ◎入笠山 メスグロ Z50 18-140.jpg 36.メスグロヒョウモン♂
本種の♂の裏面は、ウラギンスジヒョウモンや、オオウラギンスジヒョウモンと似るところがあるが、表はクモガタヒョウモンに似るところがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 400 ) 露出補正 なし
037_220728180 X800 ◎入笠山 ウラギン Z50 18-140.jpg 37.ウラギンヒョウモン♂ -3
またノアザミに来ていたのはギンボシヒョウモンだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 63mm ISO 180 ) 露出補正 なし
038_220728468 X800 ◎入笠山 レンゲショウマ RX10M4.jpg 38.レンゲショウマ(蓮華升麻)
wikipediaによれば、高さは80cm程度となり、写真にあるような丸い蕾をつける。赤みを帯びた光沢のある薄紫の上品で気品あふれる花が、様々な方向を向いて咲く。花の直径は4センチほど。萼も花弁も共に花弁状に見える。萼は花弁状で平らに開き、花弁は抱えるように咲くため、一見では二段構えに花弁が並んでいるように見える。和名は花がハス(蓮華)のように咲き、葉がサラシナショウマに似ているので付けられた。関東では奥多摩の御岳山が有名である。箱根湿性花園でキレンゲショウマを見たことがある。光線が悪く良い写真が撮れなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO 500 ) 露出補正 なし
039_220728478 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 39.アサギマダラ♂ -8
この花はヒヨドリバナではなく、葉が輪生しているように見えたのでヨツバヒヨドリかもしれない。いずれにしてもアサギマダラが好む似たような花である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO 400 ) 露出補正 なし
040_220728196 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 40.ヒメキマダラヒカゲ♂ -1
高原のササ類の生える落葉広葉樹林~常緑針葉樹林に生息し個体数は多い。これは♂だと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 450 ) 露出補正 なし
041_220728485 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 41.ヒメキマダラヒカゲ♂ -2
クガイソウの花で吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 320 ) 露出補正 なし


2022年6月18日

舞岡公園 ①イチモンジチョウが発生 5月24日

そろそろ平地産ゼフィルスが出てくる頃になった。平地産ゼフィルスの中では、多分アカシジミが一番早く出てくると思うが、私が舞岡公園で最も早くアカシジミを見た年は2009年の5月19日だった。今年は発生が少し遅いかもしれない。「舞岡公園の自然」では、5月23日にアカシジミを撮影されていた。
 9時に公園の南門から入り、いつものように歩く。キアシドグガが発生のピークの様で、一視野に10頭もの成虫が翔ぶの目に入る。
 アカシジミは発生していた。南門から北門へ行くあいだに3頭が翔ぶのを目撃したが、撮影チャンスがない。やっと1頭、離れた梢の葉に止まったのを確認し、シャッターを切ったがピントを外してしまった。1回シャッターを切った時に飛び去られてしまった。発生していることが分かったので、焦ることはない。
 ミドリシジミはまだ、発生していないようだった。
 イボタノキやマルバウツギの白い花にイチモンジチョウが来ていた。羽化したばかりのようなきれいな個体だった。イチモンジチョウは個体数はそれほど多くないが、この季節に舞岡公園の広い範囲で見ることが出来る。アカボシゴマダラは1頭だけ撮ることが出来た。
 北門の辺りでテングチョウが飛来し近くに止まった。セセリかと思うほど小さな個体だったのに驚いた。幼虫期に食糧難だったのだろうか?
 かっぱ池へ行って見たが、ミドリシジミの姿はなかった。

000_220524114 X700 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg
マルバウツギの花で吸蜜するイチモンジチョウ 2022年5月24日 横浜市 舞岡公園

001_220524077 X800 舞岡公園 ハコネウツギ Z50 18-140.jpg 1.ハコネウツギ(箱根空木)
ウツギの種類は多い。そしてこの時期、多少前後して一斉に花を咲かせる。ハコネウツギは漏斗状の花を咲かせ、はじめは白い花が次第に赤へと変化する。 箱根の名がつくが、箱根に自生するものは少ないという。では和名の由来は何だろうか?。また、スイカズラ科とも、タニウツギ科ともいわれる。タニウツギはスイカズラ科である。 スイカズラ科タニウツギ属が正解か。ややこしい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 81mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_220524006 X800 〇舞岡公園 キアシドクガ RX10M4.jpg 2.キアシドクガ(黄脚毒蛾)
舞岡公園の至る所で白い蛾がふわふわと翔んでいた。この時期に一斉に羽化するようだ。いつもの年より多いような気がする。幼虫には毒のあるドクガ特有の毒針毛は無く、一生を通じて毒は無いとされる。幼虫はミズキ、クマノミズキ、エゴノキの葉を食する。 卵で越冬し、春に孵化した幼虫は梢にのぼり、葉を食べる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_220524080 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 3.サトキマダラヒカゲ
南門手前のさくら休憩所で毎年見かけるシーンである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 57mm ISO400 ) 露出補正 なし
004_220524009 X800 △舞岡公園 イボタノキ RX10M4.jpg 4.アオスジアゲハ -1
イボタノキの花が咲き、アオスジアゲハが舞っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
005_220524086 X800 舞岡公園 イボタノキ Z50 18-140.jpg 5.イボタノキの花
イボタノキの花はミツバウツギとともにチョウの好きな花だ。ウツギの花とやっと区別が出来るようになった。最盛期だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO180 ) 露出補正 なし
006_220524088 X800 舞岡公園 マルバウツギ Z50 18-140.jpg 6.マルバウツギ
マルバウツギの花にもチョウは来る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f10 1/500秒 48mm ISO110 ) 露出補正 なし
007_220524092 X800 〇舞岡公園 イボタノキ Z50 18-140.jpg 7.イボタノキにモンシロチョウ雌
例年はスジグロシロチョウの方がモンシロチョウより多かったと思うのだが、今年はモンシロチョウが多く見られる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_220524096 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 8.モンシロチョウ雄 -1
この日もカメラは2台携行した。1台はSONY RX10M4(8.8-220mm f2.4-4 35mm版24mm-600mm相当)をハンド・ストラップで持ち、もう1台はNikon Z50に18mm-140mm(35㎜版27mmー210mm相当)を首に掛けていく。このショットは後者の140mmで撮ったが、レンズの先端から30cmくらいまでは寄ることが出来る。背景のボケもきれいだ。ただ,140mmにすると開放でf6.3である。ちょっと暗い。マクロ105㎜ f2.8 が欲しくなっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO140 ) 露出補正 なし
009_220524015 X800 〇舞岡公園 イボタノキ RX10M4.jpg 9.アオスジアゲハ -2
再びイボタノキにアオスジアゲハ飛来した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_220524020 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 10.イチモンジチョウ -1
イチモンジチョウがイボタノキの花にきた。新鮮な個体である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO320 ) 露出補正 なし
011_220524106 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 11.イチモンジチョウ -2
前の写真と同じ個体である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
012_220524117 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 12.イチモンジチョウ -3
別の個体が、今度はマルバウツギの花にきた。この個体は翅頂近くにオレンジ色の小さな斑紋が出ている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
013_220524125 X800 〇舞岡公園 ヒメウラナミジャノメ イボタノキ Z50 18-140.jpg 13.ヒメウラナミジャノメ
ヒメウラナミジャノメもイボタノキの花にきていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
014_220524132 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 14.アカボシゴマダラ
今年はアカボシゴマダラを見ることが少ない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO125 ) 露出補正 なし
015_220524138 X800 〇舞岡公園 テング Z50 18-140.jpg 15.テングチョウ雄
ギフチョウの写真を撮りに行く頃は、まだ越冬した成虫が多く飛んでいる。そしてこの頃になると、今年生まれのきれいな成虫が飛び出す。この個体は何処からともなく敏速に翔んできて、柵の柱に止まった。はじめはコチャバネセセリかなと思うほど小さかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_220524142 X800 ◎舞岡公園 チャバネ Z50 18-140.jpg 16.チャバネセセリ
チャバネセセリは秋になると多く見られるようになるが、この時期に見るのは初めてだった。年3回ほど発生するようだが、これは第一化だろう。きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
017_220524151 X800 ◎舞岡公園 イモカタバミ Z50 18-140.jpg 17.モンシロチョウ雌
畑の脇に咲いていたイモカタバミの花に数頭のモンシロチョウが舞っていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6 1/640秒 115mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_220524152t X800 ◎舞岡公園 イモカタバミ Z50 18-140.jpg 18.モンシロチョウ 雄と雌
吸蜜中の雌に雄がアプローチ。トリミングしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 115mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_220524155t X800 ◎舞岡公園 イモカタバミ Z50 18-140.jpg 19.モンシロチョウが舞う
イモカタバミの花畑にモンシロチョウが舞う。これは両方とも雄のようだ。モンシロチョウをこんなに撮ったのは初めてだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6 1/640秒 115mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_220524027 X800 〇舞岡公園 キアシドクガ RX10M4.jpg 20.キアシドクガ 成虫
瓜久保の家まできた。ここにもキアシドクガがいた。開翅する姿はチョウのようだが、触覚が櫛歯状になっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
021_220524163 X800 舞岡公園 キアシドクガ蛹 Z50 18-140.jpg 21.キアシドクガ 蛹
瓜久保の家の柱に蛹が付いていた。間もなく羽化するのだろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO3200 ) 露出補正 なし


2022年5月 9日

舞岡公園に春が来た 4月23日

4月11日にツマキチョウを撮ろうと思って小石川植物園で出かけたが、事前チェックを怠り、あいにくの休園日だった。その後、所用も重なり、天気も悪く気温も低い日が続いていた。せっかく晴れた19日は運転免許の高齢者講習で動けなかった。それからまた2日間ほど天気が悪く、良い天気となった22日は他に予定が入っていた。
 4月23日、土曜日だったが、手に入れたZ50に18mm-140mmのレンズを付けて、チョウの写真を撮ってみようと思い、舞岡公園へ出かけた。土曜日なので車が停められなくなると面倒だと思い、少し早めに出発した。10時前には晴れてきて、その後、気温は26℃まで上がる。
 今年になって初めて舞岡公園に来たのは、2月1日だった。その時は南門から古民家の手前まで散策路が工事中だった。その工事も終わり、散策路はでこぼこがなくなり、とてもきれいに整備されていた。
 9時ごろ駐車場に着いたのだが、まだ気温は低い。トラフシジミの春型でもいないかと、もみじ休憩所の方を歩いてみた。トラフシジミはいなかったが、可愛いリスにあった。小さかったのでニホンリスかもしれない。戻って、南門から整備された散策路を歩き始める。タニウツギが蕾を付けていた。この時間はまだチョウは飛ばないだろうと、のんびりと歩く。
 10時近くなって、谷戸の田んぼの畔にベニシジミが飛ぶようになった。古民家の鯉のぼりを眺め、休耕畑から狐久保へと歩く。休耕畑に植えられたダイコンの花に、ジャコウアゲハがきていた。ツマキチョウも見られる。ただ、柵があって近づくことが出来ない。このダイコンの花と、狐久保への小径に咲くハルジオン、タンポポで吸蜜するベニシジミ、ツマキチョウを撮った。
 帰りがけに、けやき広場の辺りに咲く1本のヤマツツジに、クロアゲハ、カラスアゲハ、ジャコウアゲハが次々にやってきて、楽しませてくれた。ただなかなか落ち着いて花にとどまってはくれなかった。

000_220423047 X700 舞岡公園 Z50 18-140.jpg
古民家の庭に泳ぐ鯉のぼり 2022年4月23日 横浜市戸塚区 舞岡公園

001_220423001 X800 舞岡公園 ヤマツツジ Z50 18-140.jpg 1.ヤマツツジ
まだ、気温も低いのでチョウは飛ばないだろうなと思い、のんびりと南門へ歩いて行く。けやき広場が終わる辺りに1本のヤマツツジがあり、満開だった。舞岡公園には春にも何回か来ているのに、今までこのヤマツツジになぜ、気が付かなかったのだろうか。これは、昼頃になればきっと黒いアゲハたちが来るのではないかと思いながら歩く。 ヤマツツジは 日本の野生ツツジの代表種で、日本の野生ツツジでは分布域がもっとも広いという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
002_220423004 X800 舞岡公園 ドウダンツツジ Z50 18-140.jpg 2.ドウダンツツジ(灯台躑躅)の花
馬酔木に似たような白い花が咲いていた。最近、スマホで花の写真を撮ると、検索してその花の名前を示してくれる「Picture This」というアプリをインストールした。初めて見るこの小さな白い花をスマホで撮ってみた。答えはドウダンツツジだった。後でパソコンでドウダンツツジの花を調べてみると、確かにそのようだ。ご承知のよう、市街地に植えられている本種は、10月中旬から11月上旬頃、温暖な地では11月中旬から12月中旬頃にまっ赤に紅葉する。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
003_220423010 X800 舞岡公園 リス Z50 18-140.jpg 3.タイワンリス
トラフシジミはいないだろうなと思いつつ、もみじ休憩所へ行くと、小さなリスがいた。舞岡公園はタイワンリスが多いが、今まで見てきた個体より体が小さい。ニホンリスかもしれないと思ったが、耳が丸くて小さいのでやはりタイワンリスだろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO3200 ) 露出補正 なし
004_220423023 X800 舞岡公園 タニウツギ蕾 Z50 18-140.jpg 4.タニウツギの蕾
さくら休憩所にタニウツギの木がある。以前はもっと木に勢いがあり、5月の初めには多くの花が咲かせ、モンキアゲハや、ナガサキアゲハが吸蜜に来ていたが、10年ほど前に枯れてしまって花が咲かなくなっていた。手を入れられたとみえ、一昨年あたりからわずかだがまた花を咲かせるようになった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO800 ) 露出補正 なし
005_220423027 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 5.ヤマフジ(山藤)
南門から園内に入り、古民家の方へと歩く。野鳥の鳴き声が聞こえる散策路の右側(南西)にはヤマフジが咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
006_220423029 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 6.谷戸の田植え体験
毎年4月になると、舞岡公園小谷戸の里のイベントとして、谷戸の田んぼで 米作りを体験する「こども谷戸教室・親子自然教室 」がはじまる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 40mm ISO125 ) 露出補正 なし
007_220423026 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 7.整備された散策路
2月1日に来たとき、古民家の手前までの散策路が工事中で通行止めになっており、南門は閉められていて、工事中の立札には東門から入園して欲しいと書かれていた。この日は工事も終わり、緩やかに坂は整備され、でこぼこがなくなり、とても歩き易くなっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 39mm ISO110 ) 露出補正 なし
008_220423031 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 8.ベニシジミ -1
9時50分、谷戸の畦道を歩いていたら、ベニシジミが飛び立った。春型は前翅のオレンジ色が鮮やかできれいだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
009_220423036 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 9.ツバメシジミ雄
春先はヤマトシジミ、ルリシジミよりツバメシジミを多く見る。鮮やかなブルーだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO110 ) 露出補正 なし
010_220423039 X800 〇舞岡公園 Z50 18-140.jpg 10.ヒメウラナミジャノメ
ジャノメチョウの仲間では春一番に出てくる種だ。年3~4回発生する。よく見ると、特に裏面は、なかなか凝った模様をしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO450 ) 露出補正 なし
011_220423046 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 11.テングチョウ雄
その年生まれのテングチョウが出てくるのは5月に入ってからと思っていたが、もう飛んでいた。羽化直後は吸水行動を盛んに行うのが見られる。ローアングルで撮ろうと思ったが、逃げられてしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
012_220423055 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 12.古民家の五月人形
古民家(旧金子家)の母屋には5月に人形が飾られていた。どなたか寄贈される方がいるのだろうか、毎年、その人形の数が増えているように見える。この古民家は明治後期に建てられ、平成6年(1994年)に移築復元されたそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f4 1/250秒 34mm ISO6400 ) 露出補正 なし
013_220423058 X800 舞岡公園 シロヤマブキ Z50 18-140.jpg 13.シロヤマブキ(白山吹) 前述した「Picture This」で検索したら、シロヤマブキと出た。春にヤマブキの花に似た白い花を咲かせるバラ科の落葉低木で、花が同じ季節に咲くヤマブキの花に似ていることから名づけられたという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f8 1/1000秒 125mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_220423068 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 14.ハルジオン(春紫菀)にきたベニシジミ
2月1日に来たときに比べ、ハルジオンの花が多く咲いていた。ハルジオンはチョウが好む花のひとつである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_220423078 X800 ツマキチョウ 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 15.ツマキチョウ雄 -1
田んぼと散策路の間に咲いていたムラサキケマン(紫華鬘)の花にツマキチョウが絡んでいた。ツマキチョウは4月11日に小石川植物園に撮りに行ったが、あいにく休園日だったため、これが今年初めて見る個体である。見つけにくいが画面左下にいる。RX10M4であればもっと引き寄せられるのだが。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO180 ) 露出補正 なし
016_220423081 X800 〇舞岡公園 Z50 18-140.jpg 16.ベニシジミ -2
このレンズの望遠端は140mmだが全域レンズ先端から30cmくらいまでは寄れるので、ベニシジミの前翅長は1.5 cmほどと小さいがトリミングなしでこの程度までは撮れる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 ) 露出補正 なし


2021年6月16日

高尾山 初めて撮ったフジミドリ 6月7日

高尾山にフジミドリシジミが生息する。過去にも何回かトライしたが、撮影することは出来ないでいる。今年も発生しているらしい。
 今年は舞岡公園の平地産ゼフィルスの発生も不順である。少し遅いかなと思いつつ 6月7日に高尾山へ行って見た。天気予報は午前中曇り時々小雨とある。あいにくその天気予報は当たっていた。だが、気温は高い。ポイントへ到着するが、フジミドリ狙いの愛好者の姿はない。
 時々、小雨が降る中、それでも2時間は頑張ってみようと決意、結果、30分もしないうちにラッキーにも初めて見るフジミドリシジミに遭遇したのだ。飛来してきた♀が近くのブナ(あるいはイヌブナ)の梢に止まった。裏面を見せてくれたのでフジミドリと確認できた。光線の状況も悪く、良い写真にならなかったが、嬉しい。
 できれば♂も撮りたいとさらに粘ってみたのだが、このワン・チャンスのみだった。
 昼前にケーブルカーで清滝駅へ下りる。

001_210607033 X800 〇高尾山駅 フジミドリ RX10M4.jpg 1.フジミドリシジミ♀ -1
9時半ごろだったろうか、目を凝らして何か動きはしないかと見ていたところへそれらしきチョウが飛来した。裏面の斑紋は紛れもなくフジミドリシジミだった。半分開いた翅を見ると♀である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO500 ) 露出補正 なし  
002_210607040 X800 ◎高尾山駅 フジミドリ RX10M4.jpg 2.フジミドリシジミ♀ -2
日本の固有種で富士山で初めて発見されたのが和名の由来だそうだ。山地のブナ林に生息するので東京では珍しいチョウだ。幼虫の植樹はブナ、イヌブナである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO500 ) 露出補正 なし  
003_210607047 X800 高尾山 RX10M4.jpg 3.フジミドリシジミ♀ -3
ブナの梢に止まっているが、私にはそれがブナなのかイヌブナなのか判別がつかない。高尾通信 https://www.takaopress.net/jyumoku.html というサイトによると、高尾山のブナは、およそ90本弱と少ない。イヌブナはおよそ800本ある。イヌブナの方がブナよりやや低いところ生育するという。高尾山登山電鉄公式サイト https://www.takaotozan.co.jp/mntinfo/ によれば、ケーブルカーの山上駅広場北側から、4号路吊り橋付近までがイヌブナの自然林となっていると記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし  
004_210607073 X800 △高尾山駅 フジミドリ RX10M4.jpg 4.フジミドリシジミ♀ -4
開翅したところを見ると、破損はしていないが、鱗粉はかなり擦れていた。やはり、時期的には少し遅かったようだ。しかし、この個体に遭遇できたのは、ラッキーであった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
005_210607082 X800 〇高尾山駅 テングチョウ RX10M4.jpg 5.テングチョウ -1
この時期は何処へ行ってもテングチョウで溢れている。「あっ、飛んだ」と思って止まったところを見ると、フジミドリではなくテングチョウだった。曇り空の明るさに負けないよう+2段補正をしてみた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO400 ) 露出補正 +2段
006_210607083 X800 〇高尾山駅 テングチョウ RX10M4.jpg 6.テングチョウ -2
1週間前のテングチョウは新品そのものだったが、すでに擦れてきている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO320 ) 露出補正 +0.7段


7.高尾山ケーブルカー
天候が悪かったためか、さすがに早朝のケーブルカーは空いていた。最急勾配は31度18分、ケーブルカーの線路では日本一の急勾配だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 21mm ISO1000 ) 露出補正 なし
007_210607013 X800 高尾山 RX10M4.jpg
8.ケーブルカー高尾山駅
前回来た時と少し様子が変わっていた。ケーブルカーの高尾山駅は標高472mである。黒豆のあんこが詰まった「天狗焼」を焼いて打っている店があった。皆さん、そこそこ買っていた。お土産に買って帰ろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 21mm ISO250 ) 露出補正 なし
008_210607027 X800 高尾山駅 RX10M4.jpg
9.八王子城山
駅前の広場からは、私がしばしば訪れる八王子城跡の城山(標高461m)が見える。ここから 北へ3km離れている。今日も午後にまた行って見ようと思う。眼下に中央高速道と圏央道の八王子jct が見える。写真で左側が中央高速の小仏・大月方面、右が高尾駅・八王子方面。手前が圏央道の高尾山出口だ。今朝は間違えて、高尾山で下りて、国道20号へ入るところを、まっすぐ町田街道の方へ走ってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO160 ) 露出補正 なし
009_210607074 X800 高尾山駅 八王子城山 RX10M4.jpg
10.1号路
駅前広場から、高尾山山頂(599m)への1号登山路の入り口がある。登山客は少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO250 ) 露出補正 なし
010_210607091 X800 高尾山駅 1号路 RX10M4.jpg
11.さる園・野草園
いつもは見向きもしないところだが、野草園にちょっと寄ってみることにした。入園料は430円。ほとんど花は咲いていなかった。アサギマダラでも飛んでいるかと思ったが、期待外れ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
011_210607092 X800 高尾山 さる園・野草園 RX10M4.jpg
12.ノムラカエデ
期待外れの野草園だったが、バード・ウォチングの小屋があるところの大きなノムラカエデがきれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO800 ) 露出補正 なし
012_210607098 X800 高尾山 野草園 RX10M4.jpg
13.高尾まんじゅう
  下りもケーブルカーに乗って清滝駅まで下りてきた。清滝駅を出て左側に不動院という寺があった。高尾山薬王院の別院で、真言宗智山派寺院の不動院という。そこから国道20号線に出る手前の高尾橋まで表参道があり、両側に昔風の趣がある飲食店などが並んでいる。ここは蕎麦が有名らしいが、この写真は有喜堂という「高尾まんじゅう」ののれんがかかったお店で、横に入ったところで登山客が一服していた。定番は、茶と白の高尾まんじゅうで、1ケ110円だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO320 ) 露出補正 なし
013_210607112 X800 高尾山麓 清滝駅 RX10M4.jpg
14.高尾山表参道
国道20号線に出る高尾橋の近くから、いま歩いてきた表参道を振り返る。平日とはいえ、歩いている人が極めて少ない。緊急事態宣言故なのか。とすれば私などは異端者になる。天気予報通り、青空が広がってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_210607115 X800 高尾山麓 清滝駅 RX10M4.jpg
15.TAKAO 599 MUSEUM
高尾橋の手前の右側に TAKAO 599 MUSEUM がある。これから車を停めている高尾山薬王院祈祷殿駐車場へ戻って、今回も八王子城跡へ廻ってみようと思うが、その前に久しぶりに TAKAO 599 MUSEUM に入ってみることにした。2015年に八王子市が整備した観光・学習・交流の機能を併せ持つ複合展示施設で、施設名は高尾山の標高599mに因んで名付けられた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/61000秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_210607116 X800 TAKAO 599 MUSEUM RX10M4.jpg
16.フジミドリシジミ 標本
フジミドリシジミの♂♀の標本があった。高尾山を代表する蝶と言ってよい。また、高尾山はアサギマダラが多いので有名だ。私が小学生の頃、ここ高尾山の薬王院の傍でギフチョウを追ったのは、昔のことである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 38mm ISO800 ) 露出補正 なし
016_210607121 X800 TAKAO 599 MUSEUM RX10M4.jpg
17.アゲハモドキ 標本
この日、フジミドリを探しているときに、生まれて初めて蛾のアゲハモドキの飛翔を見た。小さめのジャコウアゲハ♀にそっくりの姿で、飛び方も似ていた。撮りたかったがチャンスがなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO1000 ) 露出補正 なし
017_210607124 X800 TAKAO 599 MUSEUM RX10M4.jpg


2021年6月12日

舞岡公園 やっとミドリシジミ♀1頭 5月31日

今週後半は天気が悪くなるという予報だ。平地産ゼフィルスに会いたいのでいつ行こうかと思っていたが、今日行くことにした。どうも今年は発生が遅れているようだ。例年なら一番早く出てくるはずのアカシジミすらまだ見ていない。ブログ「舞岡公園の自然2」を拝見しても、ここ数日でウラゴマダラシジミ、ミドリシジミ、ウラナミアカシジミは発生しているようだが、その個体数は少ないようだ。
 午前9時に舞岡公園に着き、いつものコースを歩き始める。シジュウカラの5~6羽の群れがいた。リョウブの花はまだ蕾のようだ。この日はサトキマダラヒカゲが多かった。
 ゼフィルスのいそうなところを目を皿のようにして歩くが、見当たらない。例年はアカシジミやウラナミアカシジミが見られるところで、同好のかたが「開いてますよ」と教えてくださった。すでに撮影されたようで「どうぞ」と指さされた方向を見ると、ミドリシジミの♀が開翅していた。今年初めてのゼフィルスだった。
 さらにクリの花の咲くところへも行って見たが、アカシジミの姿はなかった。
 小谷戸池の傍のウマノスズクサが生えているところにジャコウアゲハが産卵に来た。後翅が大きく破損している♀だったが、産卵する場面を観察できた。3cmくらいになった幼虫が1頭付いていた。

001_210531001 X800 シジュウカラ 舞岡公園 RX10M4.jpg 1.シジュウカラ
歩いて行くと梢から数羽の鳥が飛び出した。すぐ近くの枝に止まってくれたので見るとシジュウカラだった。まだ幼鳥かも知れない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
002_210531007 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 2.サトキマダラヒカゲ -1
写真では診難いが大きな木の根元に樹液でも出ているところがあるのだろうか、サトキマダラヒカゲが吸汁していた。全く保護色である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 110mm ISO500 ) 露出補正 なし
003_210531008 X800 ヒメジョオン 舞岡公園 RX10M4.jpg 3.ヒメジョオン(姫女苑)
  一昨日は裏高尾でハルジオン(春紫苑)を観察した。舞岡公園に生えているのはヒメジョオンだ。葉の幅は細く茎の上の方はすっきりしている。蕾は上向きについていて、舌状花の輪郭はくっきりしている。この両者には同じようなチョウが吸蜜に来る。彼らは両者を区別しているのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 73mm ISO250 ) 露出補正 なし
004_210531013 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 4. サトキマダラヒカゲ -2
散策路にヒメキマダラヒカゲが飛び出してきて、地面に止まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO125 ) 露出補正 なし
005_210531021 X800 〇ウツギ 舞岡公園 RX10M4.jpg 5.ウツギの花に来たモンシロチョウ
これも保護色になっている。モンシロチョウがじっとしていると見つけられない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 31mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_210531029 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 6.サトキマダラヒカゲ -2
長久保の炭焼き小屋の方へ入って見ると、ここでもサトキマダラヒカゲが飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_210531031 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 7.ウラギンシジミ♂ -1
古民家の裏庭でその縁側に腰を掛けて一休みしていると、小型のチョウが 庭の植え込みに敏捷に飛び込んできた。ウラゴマダラシジミかと期待したが、近くの梢の止まったのはウラギンシジミだった。高いところに止まったので、全体が見えないが、緋色が鮮やかな♂だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO320 ) 露出補正 なし
008_210531038 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 8.ウラギンシジミ♂ -2
回り込んでチョウの顔が見えるように撮ったが、翅を閉じられてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO125 ) 露出補正 なし
009_210531044ts X800 〇カワセミ 舞岡公園 RX10M4.jpg 9.カワセミ登場 -1
谷戸の畦道を歩いていると宮田池の方からカワセミが飛んできて、田んぼの向こう側の田の番号標識に止まった。 15m~20mくらいは離れているだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
010_210531060tm X800 ◎カワセミ 舞岡公園 RX10M4.jpg 10.カワセミ登場 -2
すぐに飛び立ち、隣の田んぼに建てられた杭に止まった。何だか怖い顔をしている。嘴の下側が赤いので♀だ。♂は黒い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
011_210531063tm X800 ◎カワセミ 舞岡公園 RX10M4.jpg 11.カワセミ登場 -3
後ろからカラスが飛んできた。杭から飛び立つ。もう少し露出をアンダーにすればよかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
012_210531075 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 12.テングチョウ
今年もテングチョウの発生が活発のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
013_210531091 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 13.ゴマダラチョウ春型♂
瓜久保の家の前に田んぼがあるが、その向こう側で梢に止まったチョウがいた。距離があって、肉眼でも、ファインダーでも同定できない。手持ち撮影の限界と思いながら連写する。後でモニターで確認すると、舞岡公園では、アカボシゴマダラに侵入されて、姿を見るのが珍しくなったゴマダラチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
014_210531091 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 14.ゴマダラチョウ春型♂ トリミング
トリミングして拡大する。少し傷があるが、立派なゴマダラチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
015_210531095 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 15.ミドリシジミ♀ O型 -1
先に見つけられた方がいた。もう撮影されていたらしく「どうぞ」と言って場所を指してくださり、場所を譲ってくださった。今年初めてのゼフィルスは ミドリシジミ♀ のO型だった。飛ばれるとチャンスを逃すので、まずシャッターを切る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 106mm ISO500 ) 露出補正 なし  
016_210531103 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 16.ミドリシジミ♀ O型 -2
レンズを伸ばして撮った。少し擦れたところはあるが、羽化して間もないように思えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
017_210531115 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 17.ミドリシジミ♀ O型 -3
一旦飛び立ったが、すぐ近くの葉に止まってくれた。この位置の方が尾状突起も伸び、左前翅にあった擦り傷もめだたなくてきれいに撮れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
018_210531128 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 18.ヒメジャノメ
ゼフィルスを探して歩いていると、茂みの中からヒメジャノメが飛び出した。この種は舞岡公園にはあまり多くはいない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
019_210531130t X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 19.クリの花とテングチョウ
アカシジミが吸蜜していないかとクリの花を探索した。アカシジミはいなかった。今年は発生が遅いのだろうか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
020_210531132 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 20.イチモンジチョウ
この季節はイチモンジチョウが多い。都会ではあまり見ることが出来ないチョウである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
021_210531136 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 21.ジャコウアゲハ 産卵シーン -1
小谷戸池の傍にほんの僅かであるがジャコウアゲハの食草であるウマノスズクサが生えているところがある。そこへジャコウアゲハの♀がやってきた。長いあいだジャコウアゲハという和名の由来は♀の翅の色に由来すると思っていた。実は、雄成虫が腹端から麝香のような匂いをさせることに由来するのだそうだ。(成分はフェニルアセトアルデヒド)。この♀は後翅の半分近くがちぎれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO500 ) 露出補正 なし
022_210531141t X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 22.ジャコウアゲハ 産卵シーン -2
ウマノスズクサの葉にアプローチしている。破損した後翅をカットしてやった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO500 ) 露出補正 なし
023_210531149 X800 ◎産卵 舞岡公園 RX10M4.jpg 23.ジャコウアゲハ 産卵シーン -3
産卵しようとする尾端がこちら側を向いている。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO800 ) 露出補正 なし
024_210531151ts X800 ◎産卵 舞岡公園 RX10M4.jpg 24.ジャコウアゲハ 産卵シーン -3
尾端を曲げて産卵している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 51mm ISO800 ) 露出補正 なし
025_210531168 X800 〇幼虫 舞岡公園 RX10M4.jpg 25.ジャコウアゲハ幼虫
幼虫は手では触れたくないような姿をしている。黒褐色~黒色で、白色の帯がある。全身に太い突起があり、突起の先端は赤い。毒草であるウマノスズクサを食べて育つ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 219mm ISO1000 ) 露出補正 なし


2021年6月 8日

木下沢林道・多摩御陵・八王子城跡 5月26日

003.png
八王子市ホームページより引用(クリックすると大きくなります)

日影沢林道の入り口を出て、旧甲州街道を左へ少し行き、JR中央本線のガードをくぐって右手へ行くと木下沢林道だ。(国土地理院の地図には、木下沢林道と並行して流れている沢は「小下沢」と表記されている)
 JR中央本線のガードをくぐって木下沢梅林の方へ向かうと、10人くらいの方々がカメラを構えて待機していた。鉄道ファンのいわゆる「撮り鉄」の人たちだ。絶好の撮影ポイントなのだろう。さらに少し進むと、左側に何か工事中ところがあり、その前に「木下沢林道通行止め」の札が立っていた。2019年の台風19号で崩落があったらしい。近くにいた工事関係者のかたに聞いてみると、「距離にしてどれくらいか判らないが、崩れていて通行止めになってます。しかし、行けるところまでは入れます」と教えていただいた。その少し先の木下沢梅園のところまで行って、車を停めた。そこから1kmほど林道を歩いただろうか、ニの沢に入るあずまやのあるところを通り過ぎて、林道の途中にあるゲートのところまで行って引き返してきた。スミナガシと思しきチョウを目撃した。新鮮なヒメキマダラセセリがいたくらいで成果はない。
 梅林の脇に停めた車に戻り、まだ、時間も早いので八王子城跡へ行って見ようと国道20号線を八王子方面に行ったが、高尾街道を左へ行くべきところをまっすぐ行ってしまった結果、多摩御陵の入り口の表示があるところに来た。この際と思い、多摩御陵を参拝したあと、八王子城跡へ廻った。
 八王子城跡のガイダンス施設はCOVID-19のため閉ざされていたが、駐車場も利用でき、域内の散策は可能だった。野鳥写真家の方々がグループで大勢来られていた。ここでもスイカズラに来たモンキアゲハを見たくらいで、成果はなかった。ウスバシロチョウももう飛んでいなかった。

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24.ヒメキマダラセセリ
人影のない木下沢林道に入り、ふと、下草に目をやると小型ながら鮮やかなヒメキマダラセセリが止まっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
024_210526137 X800 ◎ヒメキマダラ 木下沢 RX10M4.jpg
25.ボロボロのオナガアゲハ
林道には日影沢と同じく花が何もない。わずかしか花の付いていないスイカズラの周囲をオナガアゲハが旋回していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
025_210526142 X800 △オナガアゲハ 木下沢 RX10M4.jpg
26.昨年生まれのテングチョウ
今年もテングチョウの発生が活発になってきたが、まだ、生き残って頑張っている年を越したテングチョウが元気にに飛んでいる。今年生まれたテングチョウはもうしばらくすると夏眠に入り、来春まで眠って暮らす。1月、2月の暖かい日には、姿を見せることがある。この個体は成虫になってから1年生きているわけだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO100 ) 露出補正 なし
026_210526146 X800 〇去年のテング 木下沢 RX10M4.jpg
27.多摩御陵
木下沢では、スミナガシらしきチョウが、飛び去って行ったのを目撃したが、ほかにめぼしいチョウもいなかった。いつものように八王子城跡へ廻ってみようと思って、甲州街道を八王子に向かって走るが、高尾街道を左に曲がらなくてはいけないところ、多摩御陵の入り口まで行ってしまった。多摩御陵は中を知らないので、この際、参拝していくことにした。ここは総門である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO125 ) 露出補正 なし
027_210526149 X800 総門 多摩御陵 RX10M4.jpg
28.北参道
総門をまっすぐ進むと表参道があり、右手に入ると北参道がある。北参道を進むと昭和天皇の武蔵野陵(むさしののみささぎ)と香淳皇后の武蔵野棟梁に近い。誰も歩いていない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
028_210526150 X800 北参道 多摩御陵 RX10M4.jpg
29.北参道を振り返る
北参道を中ほどまで進み、歩いてきた総門の方を振り返る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
029_210526151 X800 北参道 多摩御陵 RX10M4.jpg
30.武蔵野陵(昭和天皇陵) -1
昭和天皇は1989年(昭和64年)1月7日に崩御された。平成元年1月17日には陵所地鎮祭が行なわれ、造営が始まった。同年2月24日に斂葬の儀(大喪の礼)が行なわれ、造営中の陵所に埋葬された。同月27日に「武蔵野陵」と命名された。番所があり、守衛さんが立って居られたので、「御陵の写真を撮らせていただいてよいですか」と聞いてから許可を得て写真を撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
030_210526152 X800 武蔵野陵多摩御陵 RX10M4.jpg
31. 武蔵野陵(昭和天皇陵) -2
大正天皇陵の北東に位置し、ほぼ南面している。陵の形態は大正天皇陵などと同じく、上部2段・下部3段の上円下方墳である。(wikipedia参照)

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 22mm ISO160 ) 露出補正 なし
031_210526153 X800 武蔵野陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
32.武蔵野東陵(香淳皇后陵) -1
香淳皇后は2000年(平成12年)6月16日に崩御し、7月25日に斂葬の儀が行われ、埋葬された。昭和天皇陵の南東に接して位置しておりほぼ南面している。おおよそ東方にあることから「武蔵野東陵」と名付けられた。拝所などの構成は他の陵と同様である。(wikipedia参照)

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
032_210526154 X800 武蔵野東陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
33.武蔵野東陵(香淳皇后陵) -2
他の御陵と同じく上円下方墳である。「香淳皇后武蔵野東陵」と書かれた石柱もまだ新しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし
033_210526156 X800 武蔵野東陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
34.多摩陵(大正天皇陵) -1
以下、wikipediaから引用させていただくと、多摩陵(たまのみささぎ)は大正天皇の陵。1926年(大正15年)12月25日に崩御した大正天皇は、翌1927年(昭和2年)2月7日に新宿御苑において斂葬の儀(葬場殿の儀、大葬)が行なわれ、翌8日に陵所に埋葬された。陵墓は、前年10月に公布された皇室陵墓令に基づいて当時の東京府南多摩郡横山村から浅川村、元八王子村の御料地内に造営され、1月3日に日枝神社宮司による陵所地鎮祭が行われた。敷地内には数戸の農家や東照寺や長泉寺などの寺社、民間墓所などがあり、交渉をして移転が行われた。こうして武蔵陵墓地および多摩陵が始まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 24mm ISO125 ) 露出補正 なし
034_210526165 X800 多摩陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
35.多摩陵(大正天皇陵) -2
陵域の面積は2,500㎡あり、陵の形態は上部2段・下部3段の上円下方墳で南面している。上円は直径15mで高さは10.5mあり、一番下部の段は一辺27mの正方形で多摩川の石が葺き石として用いられており、南面は前方部の形をとっているので前方後円墳のような形をしている。これは奈良県桜井市の伝舒明陵古墳の形状に酷似している。鳥居を隔てて、陵の正面に皇族拝所がある。階段を下ったところに特別拝所があり、さらに下ったところに一般拝所がある。皇族拝所と一般拝所には鳥居が設けられている。 鳥居を隔てて、陵の正面に皇族拝所がある。階段を下ったところに特別拝所があり、さらに下ったところに一般拝所がある。皇族拝所と一般拝所には鳥居が設けられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
035_210526163 X800 多摩陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
36.多摩東陵( 貞明皇后陵 ) -1
多摩東陵(たまのひがしのみささぎ)は貞明皇后の陵。1951年(昭和26年)5月17日に崩御した貞明皇后は、6月22日に斂葬の儀が行われ、陵所に埋葬された。陵は大正天皇陵のほぼ東に位置し、そのため「多摩東陵」と命名されている。陵の構成は一般拝所に段がないことを除けば、大正天皇陵とほぼ同じである  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
036_210526160 X800 多摩東陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
37.多摩東陵( 貞明皇后陵) -2
陵の構成は一般拝所に段がないことを除けば、大正天皇陵とほぼ同じである。多摩御陵の西側は高尾街道を挟んで森林総合研究所・多摩森林科学園という森林公園があるが、現在そこはコロナのため臨時休園になっている。

      SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
037_210526159 X800 多摩東陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
38.表参道
ここは大正天皇領と昭和天皇陵を結ぶに西参道で、左へ行くと昭和天皇陵へ行く。右へ行き表参道を総門へ戻る。表参道は墓地正門から陵に至るまでの間、京都より取り寄せた北山杉を120本植えた並木道が形成されている。北山杉の高さは、植林当初は人の背丈の2倍ほどであったが、現在は20mを超すまでに成長しているという。それにしても歩いている人がいない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
038_210526166 X800 表参道 多摩御陵 RX10M4.jpg
39.ミスジチョウ -1
表参道を歩いているとミスジチョウが舞っていた。ここでも地面に止まることが多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 121mm ISO100 ) 露出補正 なし
039_210526169 X800 〇ミスジチョウ 表参道 多摩御陵 RX10M4.jpg
40.ミスジチョウ -2
参道を背景に撮ろうと思って近寄るが、すぐ飛び立ってしまう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO250 ) 露出補正 なし
040_210526172 X800 ◎ミスジチョウ 表参道 多摩御陵 RX10M4.jpg
41.キショウブ(黄菖蒲) 八王子城跡
緊急事態宣言で、八王子城跡の駐車場に入れるかどうか心配だった。ガイダンス施設は閉鎖されていたが、駐車場は開放されていて、域内を歩くこともできた。大きなレンズを付けたカメラを持っの野鳥愛好家の方々が、グループで来られていた。駐車場を上がったところの湿地一面にキショウブが咲いていた。西アジアからヨーロッパ原産の植物で、明治頃から栽培されていたものが日本全国の水辺や湿地、水田脇に野生化している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO160 ) 露出補正 なし
041_210526177 X800 ◎黄菖蒲 八王子城跡 RX10M4.jpg
42.コトラガ
今年のセ・リーグは、タイガースが大物新人の佐藤輝明選手の活躍もあり、2位ジャイアンツを4.5ゲーム差と離し、トラキチたちはマジックを数え始めたとか。黄色と黒の良く似た衣装を纏ったトラガという種もいるが、このガはコトラガのほうだ。タイガースはコトラではなく大トラだ。野鳥愛好家の望遠レンズの砲列を浴びていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO160 ) 露出補正 なし
042_210526188 X800 ◎トラガ 八王子城跡 RX10M4.jpg
43.モンキアゲハ -1
八王子城跡の御主殿の滝あたりに、1本の割と背の高いスイカズラの木があり、数は多くないが、花を付けていた。その花へモンキアゲハがアプローチしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 97mm ISO640 ) 露出補正 なし
043_210526195 X800 ◎モンキアゲハ 八王子城跡 RX10M4.jpg
44.モンキアゲハ -2
なかなか落ち着いて吸蜜しようとしない。ハイカズラの木の前は、レンズを構えた愛鳥家の皆さんが集まってきていた。消化不良の一日であったが、これで帰路についた。町田街道から国道16号を走って、午後4時過ぎに自宅に着いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 97mm ISO640 ) 露出補正 なし
044_210526199 X800 ◎モンキアゲハ 八王子城跡 RX10M4.jpg


2021年6月 2日

初夏の日影沢 5月26日

ここ数年、成果を得らないでいる小仏日影沢へ行って見ようと思い立った。例年と比べると時期的には10日ほど遅い。また、日影沢林道の環境も変わってしまっていて、沢沿いに白い花を咲かせていたミツバウツギは、林道の護岸工事のためか、無くなってしまっている。ミツバウツギの花には、アオバセセリや、ミヤマカラスアゲハ、オナガアゲハが良く吸蜜に来ていたのだが。
 この日は、久しぶりにサカハチチョウを撮りたかった。また、スミナガシやクモガタヒョウモン、ミスジチョウに会いたいと思っていた。だが撮影できたのは、ミスジチョウだけで、サカハチチョウ、スミナガシやクモガタヒョウモンには遭遇しなかった。
 7時半にマイカーで自宅を出て、8時半過ぎに日影沢林道に着いた。小仏峠へ向かう旧甲州街道の浅川国際マス釣り場の先を左に入ると日影沢林道への入り口だ。入り口から日影沢キャンプ場までの間の林道わきのスペースに車を止めようとするが、すでに車がいっぱい入っている。結局、日影沢キャンプ場のすぐ手前に停めることになった。日影沢キャンプ場はコロナ対策で臨時休業になっていた。
 気温が上がる10時少し前まで、キャンプ場に待機し、現れるチョウを撮っていた。
 今年生まれのきれいなテングチョウが飛び始める。アオスジアゲハ、モンキアゲハ、ジャコウアゲハが飛んでいる。10時近くなるとミスジチョウが現れた。
 サカハチチョウを撮ろうと林道を進むが現れてくれない。やはり時期的に少し遅いのであろう。2kmほど林道を入ったが、成果はなかった。再び、キャンプ場へ戻る途中、アサギマダラが現れたくらいだった。
 11時半過ぎ、木下沢林道へ行って見ようと車で移動する。

1.ハルジオン(春紫苑)
ここのところ、ハルジオンとヒメジョオンとの違いが今一つ理解できず、勉強してみた。先ず、いい加減だったのは、正しくはヒメジョオン(姫女苑)というのをヒメシオンと思い込んでしまっていた。キャンプ場に咲くこの花を見て、葉の茎への付き方、舌状花が糸のように細いことなどから、ハルジオンと同定した。ここに咲くのはすべてハルジオンのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO500 ) 露出補正 なし
001_210526003 X800 ハルジオン 日影沢 RX10M4.jpg
2.ミニチュア・ピンシャーと飼い主さん
キャンプ場にご夫人が愛犬を散歩に連れてこられた。私を見たその愛犬がリードを引っ張って突進するように走り寄り、足に飛びついてきた。見たことのない犬種だったので、その名を聞いてみたが、帰宅した時にはすっかり忘れてしまっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 23mm ISO400 ) 露出補正 なし
002_210526010 X800 リクト君 日影沢 RX10M4.jpg
3.ミニチュア・ピンシャー リクト君(オス)
帰宅して、愛犬家のKさんに写真を送って犬種名を尋ねてみた。さすが、ミニチュア・ピンシャーという名が示された。ミニチュア・ピンシャーでネット検索をしてみたところ、大きさ、毛色、耳の形が一致し、また、小型犬だけどパワフル、といった記述もあり、飼い主さんを引っ張り、私に向かって突進してきた姿から見て、確信した。洋服を着せているので特徴的な胸の毛色が見えないが、想像はつく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 20mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_210526008 X800 リクト君 日影沢 RX10M4.jpg
4.テングチョウ♂
気温が上がってくると、まず、テングチョウが目についた。今年生まれの初々しい♂だ。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
004_210526017 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg
5.ヒメキマダラセセリ
飛来したセセリチョウがやや離れたところの葉の上に止まった。私は視力が弱くなっているので、同定できない。撮った画像を見て、ヒメキマダラセセリと想定する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
005_210526018 X800 日影沢 RX10M4.jpg
6.アカボシゴマダラ 春型
キャンプ場の広場にアカボシゴマダラ♂が飛来した。地面に止まり、口吻を伸ばし水分補給、ミネラル補給か? 昨日は雨が降って、朝の地面は湿っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_210526027 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg
7.ジャコウアゲハ♂
黒いアゲハはモンキアゲハ、オナガアゲハ、ジャコウアゲハが飛び回る。ジャコウアゲハ♂が葉の上に止まった。後翅が破損している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
007_210526031 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
8.ハルジオンに来たテングチョウ
茎に巻きつくような葉、下向きの蕾、細い舌状花などハルジオンの特徴があるその花にテングチョウ♂がきた。越冬した個体に比べると、オレンジ色が鮮やかだ。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_210526038 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
9.コミスジ
比較的大きな個体だったのでミスジチョウかと思ったが、コミスジだった。 コミスジの方が時期的に早く発生する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_210526043 X800 コミスジ 日影沢 RX10M4.jpg
10.ミスジチョウ -1
今度はミスジチョウだった。コミスジより大型である。発生初期のようで新鮮な個体である。地面に止まり、口吻を伸ばして吸水する。撮り難い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_210526045 X800 ミスジチョウ 日影沢 RX10M4.jpg
11.ミスジチョウ -2
広角側でローアングルで撮ろうとするが、なかなか敏感で、近づくとサッと飛び立ってしまう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO160 ) 露出補正 なし
011_210526050 X800 〇ミスジチョウ 日影沢 RX10M4.jpg
12.ミスジチョウ -3
追いかけまわしたためか、少し離れた葉の上に逃れて行った。葉と葉の間からフォーカスする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 87mm ISO160 ) 露出補正 なし
012_210526052 X800 〇ミスジチョウ 日影沢 RX10M4.jpg
13.イトトンボの仲間 -1
沢筋にはイトトンボの仲間が多い。検索してみたが同定は難しい。トンボ目のイトトンボ亜科には、イトトンボ科、カワトンボ科など7つの科がある。イトトンボと言った場合、イトトンボ科だけではなくカワトンボ科など、イトトンボ亜科の種を指すようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO250 ) 露出補正 なし
013_210526055 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
14.イトトンボの仲間 ー2
翅の先端に2点の小さな紅色の紋がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO2000 ) 露出補正 なし
014_210526064 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
15.イトトンボの仲間 ー3
翅が褐色である。これはニホンカワトンボの♂か?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
015_210526105 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
16.イチモンジチョウ
サカハチチョウかと思ったが、イチモンジチョウだった。そう思ってしまうほど小さな個体だった。羽化したてのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO160 ) 露出補正 なし
016_210526062 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
17.アサギマダラ♀ -1
山側の茂みからアサギマダラがスーッと飛来して近く草の葉に止まった。水分を補給しているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO500 ) 露出補正 なし
017_210526075 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
18.アサギマダラ♀ -2 開翅
開翅したところを見ると、♂にある後翅の肛角部の黒い性標がない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO400 ) 露出補正 なし
018_210526077 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg
19.アサギマダラ♀ -3
少し近寄って望遠側で撮った。背景がボケている。アサギマダラのような大型のチョウは扱いやすい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO640 ) 露出補正 なし
019_210526089 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg
20.アサギマダラ♀ -4
さらに近づいて、今度は広角側で撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
020_210526091 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg
21.クロヒカゲ♀
崩れた、近づけない荒地に止まっていた。クロヒカゲは良く似たヒカゲチョウより、時期的に早く発生する。すでに破損している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO250 ) 露出補正 なし
021_210526110 X800 ◎クロヒカゲ 日影沢 RX10M4.jpg
22.ミスジチョウ -4
キャンプ場へ戻ってきた。キャンプ場の炊事場の傍でミスジチョウが地面に下りて吸水している。ローアングルで狙ったが背景が良くない。ミスジチョウは発生最盛期を迎えているようで、個体数も多いようだ。羽化直後は吸水行動を盛んに行う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 46mm ISO320 ) 露出補正 なし
022_210526119 X800 ◎ミスジチョウ 日影沢 RX10M4.jpg
23.アサギマダラ -5
キャンプ場の広場にもアサギマダラが舞い降りてきた。アサギマダラまで地面に止まる。この個体も羽化直後なのだろうか吸水している。先ほどの個体とは前翅の斑紋が少し違っているので、別の個体と推察される。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
023_210526127 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg


2021年5月28日

舞岡公園 5月24日

5月16日に近畿、東海は梅雨入りした。関東地方はまだその発表はないものの、しばらくはっきりしない天気が続いていたが、この日は久しぶりに晴れるという天気予報だった。例年ならそろそろアカシジミが飛び出すころだが、今年のチョウたちの発生時期の予測は今一つ難しい。
 舞岡公園のツツジはいつ咲くのかと思っていたが、ようやく咲き進んできた。だが、ツツジに来る黒いアゲハの姿はない。
 相変わらず蝶の影は少ないが、11時ごろになって気温も上がり、蝶の飛ぶ姿が見られるようになった。春型の白いアカボシゴマダラも飛んでいるが、撮影チャンスはない。
 例年、アカシジミが良く見られるクリの花が咲くところへ行って見たが、まだ、その姿を見ることが出来なかった。代わりにルリシジミがクリの花で吸蜜していた。今年生まれの初々しいテングチョウが姿をみせる。春型のアカボシゴマダラを3回ほど見たが、撮影チャンスがなかった。また、平地産ゼフィルスのウラゴマダラシジミらしき飛翔を見たが、確認はできなかった。
 午後1時を過ぎそろそろ引き上げようと駐車場へ戻ると、そこに咲いているツツジの花にモンキアゲハの姿が見えた。

1.ヒイラギナンテン(柊南天)
秋には多彩な紅葉を見せてくれるヒイラギナンテンに青紫色の実がなっていた。緑色から段々この色になり、秋には熟すそうだ。四季折々楽しませてくれる。この実は食べられないことはないが、苦くて酸っぱく、まずいとのことだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO2000 ) 露出補正 なし
001_210524003 X800 ヒイラギナンテン 舞岡公園 RX10M4.jpg
2.田植え体験教室
この時季は谷戸の田んぼで、子供たちの田植え体験教室が行われている。毎年見る風景である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO125 ) 露出補正 なし
002_210524013 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
3.モンシロチョウ
時刻は10時50分、やっと気温が上がってきて、モンシロチョウが飛ぶようになってきた。初夏に似たような白い花が木に咲く。ウツギ、ヒメウツギ、エゴノキなどがあるが、なかなか覚えきれない。この白い花はウツギのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220m ISO125 ) 露出補正 なし
003_210524016 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
4.田んぼのモンシロチョウ
田んぼの中にあった枯れた草の茎?のようなものにモンシロチョウが飛来して止まった。そこへ別のモンシロチョウが飛来してその隣の枯れた茎に止まった。求愛行動なのか、単に群れようとしているのか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220m ISO100) 露出補正 なし
004_210524025 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
5.ベニシジミ
休耕田に咲いているヒメジョオン(姫女苑)でベニシジミが吸蜜していた。ハルジオン(春紫苑)とヒメジョオンは良く似ているが、やっと区別がつくようになった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190m ISO100) 露出補正 なし
005_210524042 X800 姫女苑 舞岡公園 RX10M4.jpg
6.休耕地のベニシジミ
ズームをワイド端にして、ローアングルで休耕地を背景に入れて撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9m ISO100) 露出補正 なし  
006_210524045 X800 〇ヒメジョオン 舞岡公園 RX10M4.jpg
7.ダイミョウセセリ 裏側
ダイミョウセセリが多く見られるようにな季節になった。休耕田に咲くユウゲショウ(夕化粧)の花で吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 128m ISO100) 露出補正 なし
007_210524052 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg
8.ダイミョウセセリ 表側
前の写真と同じ個体だが、少し回り込んで表側から撮った。地味なダイミョウセセリにユウゲショウの花が彩りを添える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220m ISO400) 露出補正 なし
008_210524054 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg
9.テングチョウ -1
今年生まれの初々しいテングチョウが飛んできた。これから約1年成虫の長い一生がはじまる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147m ISO800) 露出補正 なし
009_210524063 X800 ♂ 舞岡公園 RX10M4.jpg
10.テングチョウ -2
エノキの周囲を旋回して、その新芽に止まった。♂か♀かわかり難いが、後翅裏面から♀のように見える。エノキはテングチョウの食草のひとつだが、この個体が♀だとして、産卵時期は来春であろう。生まれ故郷が懐かしいのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147m ISO2500) 露出補正 なし
010_210524067 X800 〇エノキ 舞岡公園 RX10M4.jpg
11.ルリシジミ♀ -1
ルリシジミは暖かいところでは、年に4~6回発生するようだが、これは第2化だろうか。羽化間もないと思われるきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220m ISO500) 露出補正 なし
011_210524079 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg
12.ルリシジミ♀ -2
広角で撮った。思ったより敏感でなかなか近づくことが出きない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9m ISO100) 露出補正 なし
012_210524081 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg
13.ルリシジミ♀ -3
これも同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220m ISO1600) 露出補正 なし
013_210524088 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg
14.ルリシジミ -4
例年なら今頃はアカシジミが発生し始めるころである。クリの花が咲くところへ行って見た。クリの花は咲いていたがアカシジミは見つからなかった。代わりにルリシジミが吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94m ISO250) 露出補正 なし
014_210524097 X800 〇前田の丘 栗の花 舞岡公園 RX10M4.jpg
15.ルリシジミ -5
ゼフィルスのいそうなところを歩いていると、ルリシジミがいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9m ISO320) 露出補正 なし
015_210524115 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg
16.テングチョウ -3
また、新生テングチョウがいた。今年もテングチョウが多く発生するのだろうか。間もなくすると茂みの中などに入り込んで夏眠をし、さらに冬眠をして来春に活動する。仮眠から覚めて、秋に一度活動をするようだが、秋にテングチョウを見た記憶がない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220m ISO200) 露出補正 なし
016_210524122 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg
17.モンキアゲハ -1
駐車場に戻ってきたら、ツツジの植え込みにモンキアゲハが来ていた。今年はツツジが咲くのが遅かったようだし、モンキアゲハ♂もまだ破損が少なくきれいである。口吻を伸ばし、花に止まろうとしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 106m ISO800) 露出補正 なし
017_210524125t X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg
18.モンキアゲハ -2
左側の尾状突起の先端が少しちぎれているが、おおむねきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 106m ISO800) 露出補正 なし
018_210524136t X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg


2021年4月 9日

ギフチョウの里 3月26日

今年もギフチョウの季節が来た。近年ギフチョウの発生時期が早くなっているようなので、昨年は3月18日に行ってみたが、さすがにギフチョウの姿を見ることが出来なかった。このところ暖かい日が続いているので、発生していると思う。  ギフチョウはお昼ごろに多く現れるので、11時半ごろ駐車場に入ったが、さすがにほぼ満車だった。さっそく、RX10M4を右手に持って、TAMURON 90mm を付けた D5300 を首から下げて歩き始めた。この日は晴れたり曇ったりで、日が照らないときは少々肌寒く感じる。  すでに20人以上の愛好家の方々が来られていて、マメザクラやミツバツツジの花の前で、ギフチョウの飛来を待ち構えていた。私が最初にギフチョウに会えたのは、12時半だった。その時、たまたまそこには、私の他には一人しか撮影者がおられなかった。しかし、被写体はなかなか良い位置に来てくれない。濃いピンクのミツバツツジの花に絡むギフチョウは鮮やかだった。  日が差すほどにギフチョウの数は多くなった。マメザクラは小川を挟んで向こう岸に咲いていて、しかもそこに来るギフチョウは花から花へ飛び回り、良い写真は撮れなかったが、民家の入り口に咲く芝桜に来たり、路に止まって口吻を伸ばすギフチョウを撮り、午後2時に引き上げた。今年も会えてよかった。

210326003_001 X800 〇篠原 RX10M4.jpg 1.スギタニルリシジミ
スギタニルリシジミが地表を敏捷に飛ぶ。止まるのを待つが、すぐ飛び立ってしまう。翅表の見える写真を撮りたいと思い連写で狙うが難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
210326009_002 X800 〇篠原 RX10M4.jpg 2.ミヤマセセリ♂
マメザクラの花が満開である。ギフチョウが好きな花だ。じっと待つがなかなかやってこない。ミヤマセセリが吸蜜していた。トリミング。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
210326023_003 X800 〇篠原 RX10M4.jpg 3.ミツバツツジに飛来 -1
12時半過ぎ、晴れてきて気温も少し上がってきた。私にとってのこの日最初のギフチョウが現れた。満開のミツバツツジにアプローチしている。なかなか良い位置に止まってくれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 81mm ISO100 ) 露出補正 なし
210326025_004 X800  〇篠原 RX10M4.jpg 4.ミツバツツジに飛来 -2
前の写真と同じ個体である。ミツバツツジとの組み合わせは、彩りが鮮やかだ。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 81mm ISO100 ) 露出補正 なし
210326026_005 X800 △篠原 RX10M4.jpg 5.マメザクラに飛来したギフチョウ -1
6~7m先に咲いているマメザクラにギフチョウが絡んでいる。多くの愛好者がカメラを構える。あちらこちらで軽快な連写のシャッター音がしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO100 ) 露出補正 なし
210326031_006 X800 〇篠原 RX10M4.jpg 6.スギタニルリシジミの集まり -1 小さな橋の下を流れる小川の縁に、段ボールか何か紙が燃やされた跡があり、そこに8~9頭のスギタニルリシジミが集まっていた。多分、ミネラルを求めているのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
210326037_007 X800 〇篠原 RX10M4.jpg 7.スギタニルリシジミの集まり -2
右から4頭目に、やや大きくて裏面の色が淡い個体が見えるが、これはルリシジミかもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
210326053_008 X800 〇篠原 RX10M4.jpg 8.芝桜に来たギフチョウ
気が付いたら目の前にギフチョウが飛来していた。民家の玄関に植えられた芝桜の花に止まって、吸蜜を始めた。肛角の葉状片の赤い紋が鮮やかな、きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 219mm ISO100 ) 露出補正 なし
210326069ts_009 X800 〇篠原 RX10M4.jpg 9. マメザクラに飛来したギフチョウ -2
ときどきマメザクラにギフチョウが飛来するのだが、撮影できるところになかなか落ち着いて止まって吸蜜してくれない。連写で捉えたショットである。トリミングしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
210326080_010 X800 〇篠原 RX10M4.jpg 10. ミツバツツジに飛来 -3
1時半、再びミツバツツジにギフチョウが飛来した。顔を花に突っ込んでいて目が見えない。トリミングしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
210326091_011 X800 〇篠原 RX10M4.jpg 11.道に止まるギフチョウ
花にはいかないで、民家の入り口の石畳に止まった。口吻を伸ばして何かを吸っている。近寄って、ローアングルでモニターで撮影することが出来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
210326102_012 X800 〇篠原 RX10M4.jpg 12.落ちたツバキの花で吸蜜
午後2時、ギフチョウのポイントを切り上げて、駐車場へと歩いて行く途中、テングチョウが、まだ新しい落ちたツバキの花で吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 203mm ISO100 ) 露出補正 なし


2021年1月27日

蝶 自選年間ベスト10 (18) 2020年

2020年はコロナ禍の1年であった。緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出も自粛が要請された。一方で、経済活動を促すため、Go To トラベル など振興策も出されたのだが。
 ポイントは「三密」回避である。マイカーで野山へ行き、チョウを追う という行動は問題なかろうと考え、主に日帰りの撮影行を試みた。感染者の数が落ち着いたころ、Go To トラベルを利用して、軽井沢、南房総へも行ってきた。日帰りで行った入笠山では、多くの高原の蝶と戯れ、メスグロヒョウモンの斑紋異常個体の撮影もできた。
 ゴルフ、同窓会、飲み会などは、極端に減ってしまったが、チョウの写真に関しては、遠出こそ出来なかったものの、シャッターを押した回数は減らなかったと思う。
 秋には嬉しいこともあった。 偶然にも近所の公園で、十数日間にわたり、何頭かのクロマダラソテツシジミに巡り会えた。新鮮な個体もいたので、どこか近くで発生していたものと思う。三浦半島での記録はネットで知ったが、横浜市では珍しいと思う。

 いま、再び緊急事態宣言が出されている。東京都は1月7日に2,447人、神奈川は1月9日に995人の新規感染者が出て、それぞれ過去最多となった。重症になられる患者さん、亡くなられた方も増えている。しかし、ここへきて漸くピークを越え、新規感染者数が少なくなっている。

1. ウスバシロチョウ♂♀ 2020年4月22日 埼玉県 武蔵嵐山
年々、ウスバシロチョウの発生時期が早くなっているように思う。♀は羽化したばかりのようだった。その♀に♂が素早くアタック、カップルが成立したヨプだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
001_200422033 X800 ◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg
2.オオムラサキ♀ 2020年7月2日 埼玉県 武蔵嵐山
「オオムラサキの森」活動センター に植えられているエノキに付いていた蛹が、保護ネットを外され、羽化していた。瑞々しい色をしている。間もなくどこかへ飛んでいくのだろう。この日は、域内の樹液に飛来していた♂も撮影できた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO1000 ) 露出補正 +0.3段
002_200702147 X800 ◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg
3.ホソオチョウ♂ 2020年7月2日 埼玉県 武蔵嵐山
第2化の♂。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO100 ) 露出補正 +0.7段
003_200702209 X800 ◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg
4.キアゲハ♂ 2020年7月22日 箱根湿性花園
コオニユリに綺麗なキアゲハが来ていた。花といい、チョウといい、周りの緑に映えていた。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
004_200722010 X800 箱根湿性花園 RX10M4.jpg
5.メスグロヒョウモン♀ 2020年8月4日 入笠山
左側の後翅下部が白く色が抜けたように見えた。確認したが、擦れにより鱗粉が落ちたのではない。斑紋異常のようだ。白化型とでもいうタイプなのだろうか。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO160 ) 露出補正 なし
005_200804253 X800 〇入笠公園 白化 RX10M4.jpg
6.クジャクチョウ♂ 2020年8月4日 入笠山
高原の蝶の代表である。夏のスキー・ゲレンデに咲くヒヨドリソウに多くの蝶が集まる。この日は10頭以上のクジャクチョウを観察した。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO320 ) 露出補正 なし
006_200804519 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg
7.アサギマダラ♂ 2020年9月17日 信濃追分 花咲山
アサギマダラを呼ぶために、テニスコート2面を潰して、フジバカマを一面に植えた個人のフィールドである。まだ数は多くなかったが、アサギマダラのシーズンが始まっていた。この個体はマーキングされている。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
007_200917314 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 marking RX10M4.jpg
8.ヤマトシジミ♀ 2020年10月25日 横浜市 保土ヶ谷区
帷子川という川が流れる生活路の道端に、カタバミが生え、カントウヨメナといった季節の花が咲くところがある。ヤマトシジミが多い。♀の低温期型のバリエーションを楽しむ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO125 ) 露出補正 なし
008_201025031 X800 〇帷子川 D5300 TAMRON 90.jpg
9.クロマダラソテツシジミ♀ 2020年11月16日 横浜市 保土ヶ谷区
9月30日に近くの公園でヤマトシジミかと思って撮ったチョウが、後でモニターで見てクロマダラソテツシジミだったので、驚いた。ネットで調べてみると今秋は三浦半島で発生しているというので行って見たところ、ソテツのあるところで発見出来た。11月に入って、最初に撮ったところとは違うところだが、再び近所でクロマダラソテツシジミを見つけた。 低温期型だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_201116029 X800 〇峰岡公園 クマソ♀ D5300 TAMRON90.jpg
10. クロマダラソテツシジミ♀ 2020年11月16日 横浜市保土ヶ谷区
細い尾状突起も落ちていない、羽化したてのようなきれいな個体だった。近くにソテツは見つからなかった。どこで羽化したのだろうか。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_201116050 X800 ◎峰岡公園 クマソ♀ D5300 TAMRON90.jpg
補1.テングチョウ 2020年3月11日 横浜市 舞岡公園
早春の舞岡公園。ユキヤナギの花で越冬したテングチョウが来ていた。花期の早いユキヤナギで吸蜜するチョウは初めて観察した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
補001_200311136 X800 〇舞岡公園.jpg
補2.アゲハ♂ 2020年9月10日 南房総 館山
  宿の駐車場に植えられたランタナの花に、何頭かのアゲハやクロアゲハが集まっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO100 ) 露出補正 なし
補002_200910364 X800 ◎南房総 休暇村館山 RX10m4.jpg
補3.スジボソヤマキチョウ♀ 2020年8月4日 入笠山
標高1,700mほどのスキー・ゲレンデに咲く小さな花を次から次へと飛び回っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 218mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
補003_200804707 X800 〇入笠公園 アカバナ RX10M4.jpg
補4.クロマダラソテツシジミ♀ 2020年10月13日 三浦半島 荒崎海岸
今年は三浦半島でクロマダラソテツシジミが発生しているという情報があったので行って見た。午後も遅くなって、ダメかと諦めかけたとき、ソテツの新芽に飛来した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 132mm ISO800 ) 露出補正 -1.0段
補004_201013283 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg
補5.クロマダラソテツシジミ♂ 2020年12月1日 横浜市 保土ヶ谷区
12月に入ったが、日差しがとても暖かい日、もういないだろうと思いつつクロマダラソテツシジミを探してみると、きれいな♂が落ち葉の上で日向ぼっこをしていた。これが最後だったが、今年の秋は随分楽しませてくれた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5 1/1600秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
補005_201201010 X800 ◎峰岡公園 D5300 TAMRON 90.jpg


2020年8月14日

入笠山 ゲレンデは花盛り(1) 8月4日

長かった梅雨が明けた。予定していた湯の丸高原への撮影旅行を止めてしまったあと、どこへ行く当てもない。8月に入ってからは好天が続いている。久しぶりに日帰りで入笠山へでも行って見ようかと思いついた。
 かって南アルプスの北端にある入笠山へはマイカーで5回ほど行っている。最初に行ったのは1991年、最後が2010年だった。富士見の街から車で上がって、まず、大阿原湿原を歩いて一周し、それから、また車で標高1,787mの入笠山御所平登山口まで行って、駐車場に車を置く。その頃は車の数は決して多くなかった。そこから、入笠山の裾にある花畑や、入笠牧場、入笠湿原、鐘打平を歩く。1,955mの入笠山山頂までは2回ほど登った。帰路は芝平峠から諏訪へ下りて来るのが常だった。
 入笠山山麓はスキー場として賑わい、マウンテンバイクの常設ダブルヒルコースがあり、夏はスキーのゲレンデを利用してパラグライダーの飛行も行われている。1987年12月に 富士見パノラマリゾート が開設され、標高1,050mの山麓駅から、1,780mの山頂駅までゴンドラが出来ていた。かって、マイカーで登っていた頃は、ゴンドラが出来ていることは知っていたが、スキーとマウンテンバイクのためのものとしか思っていなかった。ゴンドラ山頂駅は入笠湿原の先にあり、行ったこともなかった。
 2010年7月に行ったときは、まだマイカーで入笠山御所平登山口まで行くことが出来たが、その後、マイカーでの入山は標高 1,452mの 沢入登山口から先は規制されている。今回は、ゴンドラ山麓駅の広大な駐車場に車を置き、「すずらんゴンドラ」でゴンドラ山頂駅まで上がった。
 はじめにゴンドラ山頂駅から、スキー場のゲレンデのわきに散策路が設けられている「入笠すずらん山野草公園」に行ってみて、その後で大阿原湿原、入笠山御所平登山口、入笠牧場を歩こうと考えていた。しかし、その 「入笠すずらん山野草公園」に入るとチョウの数が多いのに驚いた。ミドリヒョウモンなどのヒョウモンたちが、飛び回っている。ヒオドシチョウが止まっているのに気が付かず、 遊歩道に 踏み込んでしまった。シータテハがいた、クジャクチョウも現れた、そしてアサギマダラもフワフワ飛んでいる。といった具合で被写体にこと欠かない。言ってみれば、それらのチョウたちは夏の高原の普通種であるが、甲信越の山に来てはじめて会える。
 結局、何処にも移動せずに、11時から2時まで、ずっとこの 「入笠すずらん山野草公園」で過ごしてしまった。カメラに収めたチョウは20種近くに及んだ。撮ってきた写真を何回かに分けて見ていただきたいと思う。

200804443b X800 入笠公園案内図 RX10M4_0000.jpg
入笠山案内図ゴンドラ山頂駅にあった案内板

  001_200804111 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 1.ミドリヒョウモン♀ -1
10時半ごろに富士見パノラマリゾートの駐車場に着き、そこから「ゴンドラすずらん」の山麓駅まで、100mか200mほど歩いたが、その間にさっそくミドリヒョウモンが出迎えてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
002_200804113 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 2.スキーゲレンデ
ゴンドラ山頂駅の1.750mから下りて来るスキーゲレンデは、駐車場からゴンドラ山麓駅の間に集まってくる。駐車場側から、ファミリーゲレンデ、センターゲレンデ、中級コースのシーダーゲレンデがある。これはセンターゲレンデと思う。ゴンドラの他に、ペアリフトが6基ある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 43mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_200804114 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 3.「ゴンドラすずらん」乗り場
ゴンドラ山麓駅でチケットを購入する。往復1人1,700円。コロナ対策で、用意されたカードに、名前、自宅住所、電話番号を記入した。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_200804120 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 4.ゴンドラ・キャビンからの眺め
ゴンドラは8人乗りのキャビンで、山頂駅まで全長2,489m、高低差730mを北西に向かって登っていく。東には、富士見の街を挟んで八ヶ岳連峰が眺められた。所要時間は10分か15分くらいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_200804129 X800 〇入笠公園 ウラギン RX10M4.jpg 5.ウラギンヒョウモン♂ -1
標高1,780mのゴンドラ山頂駅には11時ごろに到着した。左は入笠山御所平登山口へ向かうコースで、右はコナシゲレンデだ。コナシゲレンデは八ヶ岳の方に向かって下り、標高1,740mの八ヶ岳展望台の辺りでラーチゲレンデとアルパインゲレンデの2つのコースに分かれる。おおよそ250mくらいあるコナシゲレンデに沿って、その北側に「入笠すずらん山野草公園」がある。まず、この「入笠すずらん山野草公園」を歩いてみようと、コナシゲレンデを下り始める。クルマバナにいたウラギンヒョウモンを撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO250 ) 露出補正 なし
006_200804142 X800 〇入笠公園 ウラギン RX10M4.jpg 6.ウラギンヒョウモン♂ -2
コナシゲレンデの入り口付近で見るヒョウモンはウラギンヒョウモンが多い。ゲレンデの下からゴンドラ山頂駅を見上げるように撮った。写真の左端がゴンドラ山頂駅で、右側の建物はレストハウスだ。スキーシーズンには収容能力が足りないのではないかと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_200804146 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 7.ヒオドシチョウ -1
八ヶ岳に向かってゲレンデの左側は「入笠すずらん山野草公園」になっていて、多くの花が咲いているのが見えた。その散策路に入ると、大型のタテハチョウが飛び立った。ヒオドシチョウだ。夏にヒオドシチョウに会うのは久しぶりだ。さっそく連写で撮ったが、すぐに飛び立たれてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO160 ) 露出補正 なし
008_200804150 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 8.ヒオドシチョウ -2
飛び立ったヒオドシチョウは、少し離れたところの木の幹に止まった。開翅はしてくれないまま、森の奥へと去ってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
009_200804153 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 9.ミドリヒョウモン♂ -1
「入笠すずらん山野草公園」の遊歩道をゆっくりと下る。いろいろな花が咲いているが、これは人の手が入っているのだろう。チョウたちが好きなヒヨドリバナも多く咲いている。あちらこちらでミドリヒョウモンが舞っている。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
010_200804159 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 10.シータテハ夏型 -1
ふと見ると、ヒヨドリバナにシータテハが止まっていた。大分擦れてしまっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
011_200804002 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 11.シータテハ夏型 -2
首から下げていたTAMRONの90mmマクロを付けたD5300で同じシーンを撮影した。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
012_200804165 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 12.シータテハ夏型 -3
もう1枚、今度はCyber-shot RX10M4 の広角端で背景を写し込んだ。

    SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
013_200804006 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 13.ミドリヒョウモン♂ -2
ミドリヒョウモンは傷のないきれいな個体が多い。ここはウラギンヒョウモンなどより、ミドリヒョウモンが多いエリアだ。 

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 90mm ISO160 ) 露出補正 なし
014_200804177 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 14.クジャクチョウ -1
クジャクチョウも現れた。みんなヒヨドリバナで吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO250 ) 露出補正 なし
015_200804187 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 15.テングチョウ
眼が悪くなってファインダーを覗かないと同定がし難い。何だろうと思ったらテングチョウだった。6月初めに八王子城跡にいっぱいいたテングチョウをここで見るとかえって意外だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO250 ) 露出補正 なし
016_200804191 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 16.クガイソウに集うミドリヒョウモン
ヒヨドリバナ、ヨツバヒヨドリに混じってクガイソウも咲いていた。クガイソウもチョウの好きな花だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 55mm ISO500 ) 露出補正 なし
017_200804194 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 17.アサギマダラとヒヨドリバナ
アサギマダラもヒヨドリバナが好きだ。ヒヨドリバナが咲くところには、複数の個体が集まることが多い。黄色いキオンの花も見えるが吸蜜するチョウはいない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 55mm ISO400 ) 露出補正 なし
018_200804199 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 18.アサギマダラ -1
開翅して花にぶら下がるようにして吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 55mm ISO400 ) 露出補正 なし
019_200804207 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 19.クジャクチョウ ー2
「入笠すずらん山野草公園」を八ヶ岳展望台に向かって、半分ほど下りてきた。あずまやがあった。2頭目のクジャクチョウに会う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO250 ) 露出補正 なし
020_200804209 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 20.ミドリヒョウモン♂ -3
ミドリヒョウモンはそこいら中にいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO1000 ) 露出補正 なし
021_200804224 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 21.アサギマダラ -2
これは♀だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO200 ) 露出補正 なし
022_200804228 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 22.3頭のアサギマダラ
アサギマダラもミドリヒョウモンほどではないが、個体数が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO640 ) 露出補正 なし


2020年7月 6日

舞岡公園の蝶 55種 (11) テングチョウ、アサギマダラ、ミドリヒョウモン

新型コロナウィルス禍に関しては、6月19日にほぼ全面的に自粛が解除され、今後は「新しい日常」として「三密」を避け、マスク着用、手洗いを励行して、人に感染させることなく、自衛する"とき"に入った。しかし、東京都内では、6月24日から1週間ほど1日の新たな感染者が50人を超えるような日が続いている。急激に感染者数が増加することがないことを祈るばかりだ。
 さて、「舞岡公園の蝶」は前回までで、アゲハチョウ科8種、シロチョウ科5種、シジミチョウ科15種、計28種を載せた。次はタテハチョウ科であるが、私が昆虫少年だったころ、タテハチョウ科のテングチョウ亜科、マダラチョウ亜科、ジャノメチョウ亜科のチョウは、タテハチョウ科に含まれず、それぞれ独立した科として分類されていた。タテハチョウ科  のチョウには脚が4本しかない。正確には、6本の脚があるが、前脚は退化して、細く短くなって小さく折りたたまれているので、4本にしか見えないのだ。かって、テングチョウ科、マダラチョウ科、ジャノメチョウ科と分けられていたチョウたちも、この特徴は当てはまる。この退化した前脚は、歩くためには役に立たなくなっているが、味を感じたりする感覚器官として機能しているという。(7月2日記)

4.タテハチョウ科 ①   テングチョウ、アサギマダラ、ミドリヒョウモン

01) テングチョウ

40101 2011年6月5日 撮影
テングチョウは成虫で越冬するが、その越冬したチョウと入れ替わるように、5月の終わりごろから、新生テングチョウが発生する。そのころ、路上に止まり、吸水、吸汁するテングチョウが見られる。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 7mm ISOオート )
40101_110606009T X800  A640.jpg
400102 2017年6月6日 撮影
♂ 敏捷に飛びまわっては、このようなところにも止まる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
40102_170605110 X800 D5000 TAMRON 90.jpg
400103 2018年5月25日 撮影
この時期のテングチョウはとてもきれいだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
40103_180525008 X800 RX10M4.jpg
40104 2018年5月25日 撮影
♀ この年はテングチョウが多かったように思う。裏高尾へ行った時もキャンプ場で多くの個体を見かけた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
40104_180525065 X800 RX10M4.jpg
40105 2018年5月29日 撮影
縄張り争いをするように葉上に静止

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
40105_04180529023 X800 RX10M4.jpg
40106 2019年5月26日 撮影
テングチョウの食草はエノキなどのニレ科植物だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
40106_190526114 X800 RX10M4 DSC07565a.jpg
40107 2019年5月30日 撮影
♂ 吸水しているチョウのほとんどが♂である。しかもその多くが羽化したばかりだ。吸水行動によってアンモニアを窒素源として摂取し筋肉や精子の生産に役立てていると考えられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
40107_190530003 X800 RX10M4 DSC07622.jpg


02) アサギマダラ

40201 2006年5月31日 撮影
♂ この辺りではアサギマダラは幼虫で越冬し、春に蛹となって、5月に第一化が発生する。これは舞岡公園で初めて見た個体だった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
データ不詳
40201_060531025 X800 D100 18-200VR.jpg
40202 2009年5月26日 撮影
舞岡公園でアサギマダラに会える機会はそう多くはない。この個体は水車小屋近くのウツギの花を訪れていた。しばらくの間、滞在し、モデルになってくれた。以下の写真は、すべてこの時撮影したものである。

Nikon COOLPIX P90 f3.3-6.5 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/337秒 19mm ISO640 )  露出補正 なし
40202_090526018-06C X800 P90.jpg
40203 2009年5月26日 撮影
♀ ♂は裏面肛角部に黒斑が現れるが、この個体にはない。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
40203_090526019 X800 D300 Tokina100.jpg
40204 2009年5月26日 撮影
水車小屋

Nikon COOLPIX P90 f3.3-6.5 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/62秒 5mm ISO135 )  露出補正 -0.3段
40204_090526023TFPL X800 ◎舞岡公園 P90.jpg
40205 2009年5月26日 撮影
水車小屋付近

Nikon COOLPIX P90 f3.3-6.5 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/62秒 5mm ISO135 )  露出補正 -0.3
040205_090526025 X800 P90.jpg
40206 2009年5月26日 撮影
開翅

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
040206_090526041PLF X800 D300 Tokina100.jpg
40207 2009年5月26日 撮影
おおよそ15分間のあいだ撮影を楽しむことが出来た。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
040207_090526051PLF X800 D300 Tokina100.jpg


03) ミドリヒョウモン

40301 2005年9月29日 撮影
秋も深まってきた日、夏眠から覚めて活動を始めたミドリヒョウモン♂がヒヨドリソウに飛来した。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
40301_050929103 X800 D100 Tokina100.jpg
40302 2014年9月29日 撮影
求愛中。久しぶりに舞岡公園でミドリヒョウモンを見た。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/250秒 112mm ISO360 ) 露出補正 なし
40302_140929077T X800 D5300 NIKKOR 18-140.jpg
40303 2014年9月29日 撮影
破損が著しいが、その状態から見て、前の写真と同じ個体だろう。     

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 112mm ISO200 ) 露出補正 なし
40303_140929081 X800 D5300 NIKKOR 18-140.jpg
40304 2015年6月5日 撮影
ゼフィルス狙いで歩いていると、田んぼに新鮮な♂が降りていた。口吻は見えないが吸水しているものと思われる。舞岡公園で羽化直後のミドリヒョウモンに会うのはこの時が初めてだった。この前年、ここで、秋に雌雄のミドリヒョウモンを見ており、その次世代かも知れないと思いつつ撮影した。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/125秒 258mm ISO140 )  露出補正 -0.3段
40304_150605054  X800 P610.jpg


 

2020年6月18日

八王子市郊外と八王子城跡 6月8日

オオミドリシジミの写真を撮りたくて、八王子市郊外へ出かけた。自宅からは圏央道を利用すると小一時間で行くことが出来る。オオミドリシジミの活動時間に合わせ、遅くとも朝8時には現地に着きたいので、6時半に自宅を出発した。
 天気は良いと踏んで出かけたが、晴れてきたのは10時頃。それまでは薄日が差す程度で気温も低い。コナラの木の高いところで2~3頭が時折、翔び交うが、とうとう低いところには降りて来ず、下から見上げるばかりであった。
 10時過ぎには、全く活動しなくなってしまったので、残念ながら退散することにし、何回か行ったことがある八王子城跡へ廻った。八王子城跡は昨年秋の台風19号の土砂崩壊の被害を受けていた。御主殿全域も荒れていたようだ。御主殿跡へ向かう途中の滝の辺りでは崩落により、今まで見られなかった石垣の一部が現れたという。御主殿跡はきれいに復旧されていた。相変わらず野鳥カメラマンが多い。

  001_200608116 D5300 TAMRON 90.jpg 1.ミズイロオナガシジミ -1
現地へ到着した。地元の方が一人来られていた。テレワークで仕事をされているとかで、平日でも朝は時間がとれるという。「2~3頭が卍飛行をするのですが」と言っておられた。一段下がったところでオオミドリを探していたところ、ミズイロオナガシジミがいた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 90mm ISO1400 ) 露出補正 なし
002_200608004 RX10M4.jpg 2.ミズイロオナガシジミ -2
RX10M4で撮る。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 78mm ISO2000 ) 露出補正 -0.3段
003_00608009 RX10M4.jpg 3.ミズイロオナガシジミ -3
見ていると、歩いて位置を換えている。逆さまになった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
004_200608019 X800 RX10M4.jpg 4.ミズイロオナガシジミ -4
逆さまに止まっていた葉から、一つ下の葉に移り真っすぐになった。とてもきれいな個体だった。オオミドリシジミはさて置き、今年初めて撮るミズイロオナガシジミはラッキーだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
005_200608022 X800 RX10M4.jpg 5.オオミドリシジミ -1
少し薄日が差すようになった。コナラの木を見上げる。2~3頭で絡んで飛翔し、葉の上に止まる。こんな写真しか撮れない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
006_200608029X800 RX10M4.jpg 6.オオミドリシジミ -2
高いところの葉に止まる。上ばかり見ているので首が痛くなる。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
007_200608038 X800 RX10M4.jpg 7.卍飛翔
時々1頭が飛び立つと、いわゆる卍飛行が始まる。シルエットにしかならない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
008_200608056 X800 RX10M4.jpg 8.オオミドリシジミ -3
10時を過ぎた。地元の方は少し前に引き上げられた。そろそろ、潮時かなと思ったころ、比較的近いところに止まってくれた。慌てて、シャッターを切る。後翅裏面の模様が見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
009_200608065tm X800 RX10M4.jpg 9.オオミドリシジミ -4
しばらく止まっていてくれたので望遠端に伸ばして撮ることが出来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
010_200608085 X800 RX10M4.jpg 10.ミスジチョウ
八王子城跡へ移動した。ここではミスジチョウを撮っておきたいと思っていたが、さっそく食樹であるイロハモミジのところで見つけた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
011_200608091 X800 RX10M4.jpg 11.アカボシゴマダラ 春型 ♂ -1
春型としては、翅表の黒い翅脈がはっきりした個体だった。黄色いストローを砂利の間に入れて、吸っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 76mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
012_200608094 X800 RX10M4.jpg 12.アカボシゴマダラ 春型 ♂ -2
夏型では後翅に赤い斑紋が並ぶが、春型では目立たないことが多い。この個体も目立たないがかすかに、赤が 滲むようにある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 23mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
013_200608099 X800 RX10M4.jpg 13.テングチョウの集団 -1
御主殿へ向かう管理棟の前の石畳にテングチョウが群れていた。なぜか一列に並んでいる。韓国を観光した時に、慶州の国立博物館の石畳でも同じような光景を見た記憶がよみがえった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 27mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
014_200608102 X800 RX10M4.jpg 14.テングチョウの集団 -2
踏みつけてしまうほどの数だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 53mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
015_200608109t X800 RX10M4.jpg 15.オナガアゲハ♂
折角のオナガアゲハだったが、春型の生き残りで後翅が千切れてしまっていた。クロアゲハに比べて前翅の幅が細く、尾は見えないけどそれとわかる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 203mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
016_200608111 X800 RX10M4.jpg 16.野鳥カメラマン
御主殿へ行く大手道に沿って多くの野鳥カメラマンが、カメラを構えられていた。八王子城跡は サンコウチョウ、キビタキ、オオルリ、クロツグミ、コゲラ、エナガ などが観察できる野鳥スポットと言われている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO2500 ) 露出補正 -0.3段


2020年6月 3日

舞岡公園 チョウの姿を求めて 5月26日

気温も上がりそうなので、また、舞岡公園を散歩することにした。神奈川県も含めて緊急事態宣言は解除されるという。これからも自粛の生活が続くが、気分的には解放された。この日、年配のご夫婦や、子供を伴われた若いご夫婦など、散策する人の数は多くなっている。私と同じようにカメラを携えた人も多い。
 気温が上がってチョウたちの動きが活発になる午前11時ごろ舞岡公園を歩き始めた。すでに平地産ゼフィルスも出始めているというネット情報もある。昼過ぎまで、平地産ゼフィルスの中でも比較的出現するのが早いアカシジミにも会えずにいたところ、4人くらいの方がイボタノキの花が咲くところで何かを撮っておられた。アオスジアゲハが絡んでいたので、鳥の写真を撮りに来られた方が、「チョウでも撮るか」とカメラを向けられていたのかと思った。私もアオスジアゲハやイチモンジチョウを撮り始めたのだが、ふと見るとウラゴマダラシジミがイボタノキの花で吸蜜していた。皆さんゼフィルス・ファンなのだ。 一緒に撮らせていただいたが、ちょっとソーシャル・ディスタンスがとり難くなる。イボタノキには2頭のウラゴマダラシジミがいた。

  001)200525002 X800 舞岡公園 D5300 TAMRON 90.jpg 1.チャバネセセリ -1
小さなセセリチョウがアカツメクサで吸蜜していた。コチャバネセセリかと思って近づいてみると、チャバネセセリのようだ。熱心に吸蜜している のでマクロで寄って撮る。裏面を見る。こんなにきれいなチャバネセセリを見るのは初めてだった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
002)200525029t X800 舞岡公園 チャバネセセリ RX10M4.jpg  2.チャバネセセリ -2
後翅の翅表が観察できた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 213mm ISO500 ) 露出補正 なし
003)200525029t X800 舞岡公園 チャバネセセリ RX10M4.jpg 3.テングチョウ♀
今年羽化したテングチョウだ。ローアングルで撮ろうと思って、しゃがみこもうとするが、なかなか敏感で、飛び立たれてしまう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
004)200525047 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 4.ツマグロヒョウモン♂ -1
この日見たツマグロヒョウモンはこの1頭のみだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 125mm ISO100 ) 露出補正 なし
005)200525050 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 5.ツマグロヒョウモン♂ -2
前の写真と同じ個体。田んぼのあぜ道の杭に止まって彼の世界を視察している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO100 ) 露出補正 なし
006)200525060 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 6.キタテハ
今年の第1化だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
007)200525022 X800 舞岡公園 D5300 TAMRON 90.jpg 7.モンシロチョウ♂ -1
コウゾリナだろうか黄色い花に頭を突っ込んで無心に吸蜜をしている。羽化する時、前翅の翅頂の部分が伸び切らなかったようだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1600秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
008)200525067 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 8.モンシロチョウ♂ -2
休耕地なのだろうか、荒れた草むらに雑草の花が多く咲く。そんなところを飛んでいる。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
009)200525068 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 9.コミスジ
コミスジはこのように葉の上に止まって開翅することが多い。地面に降りて吸汁する姿も良く見かける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
010)200525071 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 10.ジャコウアゲハ♀
アカシジミを撮ろうとクリの花が咲くところを歩いていたら、食草を探しているかのような飛び方で、ジャコウアゲハの♀が現れた。静止はせずに飛び続ける。連写で狙ってみたなかの1枚。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO250 ) 露出補正 なし
011)200525077 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 11.アオスジアゲハ -1
イボタノキには2頭ほどのアオスジアゲハが絡んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
012)200525082 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 12.イチモンジチョウ
先々週来た時もイチモンジチョウが飛んでいたが、この個体も擦れてなくきれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
013)200525088 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 13.ウラゴマダラシジミ -1
静止しているゼフィルスを一人で探し出すのは難しいが、ここでも数人のかたがカメラを向けていたので、見出すことが出来た。今年初めてのゼフィルスである。2時間半歩き、やっと巡り会えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
014)200525109 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 14.ウラゴマダラシジミ -2
このイボタノキには2頭いたが、これは前の写真と同じ個体である。少し開翅しそうになったが撮影チャンスはなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
015)200525113 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 15.カラスアゲハ♂ -1
別のイボタノキの花にカラスアゲハがきていた。イボタノキの花にはいろいろなチョウがやってくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 122mm ISO160 ) 露出補正 なし
016)200525116 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 16.カラスアゲハ♂ -2
翅表に日が当たって輝いた。右後翅が破損して、少し擦れていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO400 ) 露出補正 なし
017)200525131 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 17.アオスジアゲハ -2
今年はアオスジアゲハが多いように思う。市街地でも良く見かける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 110mm ISO400 ) 露出補正 なし


2020年3月20日

ギフチョウにはちょっと早すぎた 3月18日

3月13日に舞岡公園でトラフシジミの春型が発生したことを知って、今年はチョウの季節も随分と早そうだと思い、ギフチョウはどうかなと、3月18日、天気予報で快晴で気温も上がることを確認の上、毎年訪れるところへ行ってきた。
 結果は、さすがにちょっと早すぎたというところだった。私以外に3人のギフチョウ愛好家がこられていた。そのうちのお一人が山頂まで登られて、下りてこられていたが、山頂で1頭目撃され、スミレの花に来たところを撮影できたと話してくださった。私も以前はまず山頂へ上っていたが、登りがきつく、最近は遠慮している。山頂を目指して登っても、ギフチョウは枯れ枝に止まるか、地面に止まることが多く、せいぜい小さなタチスボスミレに吸蜜に来る程度なので、麓の花のあるところのほうが、マメザクラや、ミツバツツジにくるところを撮れるというのを言い訳にしている。
 この日目撃したチョウは、テングチョウ、キタテハ、ルリタテハ、ミヤマセセリ、スギタニルリシジミといったところだったが、撮影したのは至る所にいた越冬したテングチョウだけだった。 今春はもう一度ここへ来ることになるだろう。

  200318_001.jpg 1.落ち葉と枯草に紛れるテングチョウ
テングチョウだけはいっぱい飛んでいた。できるだけ傷んでいない個体に被写体になってもらう。枯草の上に止まっていると全くの保護色だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 193mm ISO100 ) 露出補正 なし
200318_002.jpg 2.梅の枝に止まるテングチョウ -1
梅の花はまだ残っていた。花の匂いは衰えているのだろうが、テングチョウが吸蜜に来ている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 62mm ISO250 ) 露出補正 なし
200318_003.jpg 3.梅の枝に止まるテングチョウ -2
前の写真と同じ個体である。寄ってマクロレンズで撮った。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO160 ) 露出補正 なし
200318_004.jpg 4.オオイヌノフグリとテングチョウ -1
道端にはオオイヌノフグリが咲いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200318_005.jpg 5.テングチョウの顔
その名の通り鼻(下唇髭)が長い。眼が意外とかわいい。オオイヌノフグリも何か違った花のように見える。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
200318_006.jpg 6.オオイヌノフグリとテングチョウ -2
この個体はまだまだきれいだった。去年の6月ごろに生まれたとは思えない。 

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
200318_007.jpg 7.梅の花に来たテングチョウ
梅の花に覆いかぶさるようにして吸蜜していた。擦れて鱗粉は落ちているが、傷みはほとんどない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 129mm ISO100 ) 露出補正 なし
200318_008.jpg 8.菜の花とテングチョウ -1
何かいないかと菜の花畑を眺めていたら、いたのはやはりテングチョウだった。この個体も比較的擦れていなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200318_009.jpg 9.菜の花とテングチョウ -2
前の写真と同じ個体である。この日は越冬明けのテングチョウしか撮れなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし


2020年3月14日

舞岡公園の春 3月11日

新型コロナウィルスの流行で、自由に動き回ることもはばかられ、ここのところ、比較的近所の保土ヶ谷公園、舞岡公園しか行っていない。
 前日は冷たい雨が降っていたが、一夜明けて良い天気になった。日一日と春らしくなっている。「舞岡公園の自然 2」という毎日更新されているブログをフォローしているが、3月1日にモンシロチョウが発生していた。この日は舞岡公園へ行ってモンシロチョウの写真を撮ろうと車で出かけた。
 舞岡公園はすっかり春になってきている。もちろん、モンシロチョウに会えたし、越冬明けのムラサキシジミ、キタテハ、テングチョウ、キタキチョウ、ウラギンシジミも飛んでいた。また、撮影はできなかったが、早々のルリシジミもいた。
 この日は水曜日だったが、新型コロナウィルスの流行で、学校が休みになっているためか、小学生や中学生も多い。また、お母さんたちは公園は安全な場所と思ってか小さなお子さんを連れてこられている。年配のご夫婦も話をしながら歩いておられる。私と一緒で他に行くところがないのかもしれない。水車小屋の近くはこの日も野鳥愛好家の三脚が立ち並んでいたが、今日は野鳥が少ないようだった。
 約2時間、写真を撮りながら、舞岡公園の春を楽しんできた。

1.キブシ(木五倍子)の花
けやき広場からもみじ休憩所へ行く途中に両側に2本、キブシの木があった。春、葉が伸びる前に淡黄色の房のように下がる総状花序をつけている。長さ3-10cmになる花茎は前年枝の葉腋から出て垂れ下がり、それに花がつくので、まだ花の少ない時期によく目立つ。小さな花の集まりだが、この花にチョウもやってくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 56mm ISO100 ) 露出補正 なし
  200311_001.jpg
2.移植されたスダジイ
南の丘に大きなスダジイの木がある。根元には江戸時代の石碑などがあって、由緒も窺える。10年位前に、横浜の銘木、古木になっているのこの木が、都市計画道路横浜藤沢線(上永谷舞岡地区街路整備工事)にひっかかるため植え替えが行われた。昨年、2019年春、「南の丘」に移植されたこのスダジイがようやく活着したとして、永らく閉鎖されていた「南の丘」が開放された。 大原谷戸池の方に抜ける道があり、ミズイロオナガシジミや栗の花に来たアカシジミなどを撮った記憶があるが、その道はなくなっていた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_002.jpg
3.モンシロチョウ♀
今年初めてモンシロチョウに会えた。♀だった。あまり良い写真ではないが、今年初めてのモンシロチョウなので、モンシロチョウには悪いが、何時もなら見向きもしないのに、大事に記録する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 217mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_003.jpg
4.ウグイスカグラ(鶯神楽)
可愛い花が咲いていた。ウグイスの意味は、鶯の鳴く時期と関係し、神楽は「鶯隠れ」が変化したとの説などあるという。実(6~7月ごろ)は甘く食べることができ、一説には、この実をウグイスがついばむ姿が神楽を踊っているように見えることが名前の由来とも言われている。ウグイスカグラもウツギの仲間だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_004.jpg
  5.シジュウカラ(四十雀)
比較的どこでも良く見る鳥である。日本ではほぼ全国に分布し、平地から山地の林に住むが、市街地、住宅地で見ることも多い鳥という。鳥の中でもいち早く春を告げるシジュウカラは、四十雀と書くが、「たくさん群れるから」という説や、「スズメ40羽分の価値がある」として、名付けられたという説もあるという。ゴジュウカラという鳥もいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 129mm ISO125 ) 露出補正 なし
200311_005.jpg
6.ハクモクレン(白木蓮) 3/21訂正
古民家の庭でハクモクレンの花が咲き始めていた。
実はこの時は、コブシと思っていたが、3月21日に再び訪れた折、ハクモクレンだと気が付いたので記述を訂正した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし  
200311_006.jpg
7.ボケ(木瓜)
古民家の庭にボケが植えられていた。wikipediaでは、和名のボケは、果実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜(もけ)」とよばれたものが「ぼけ」に転訛したとも、「木瓜(ぼっくわ)」から「ぼけ」に転訛したとも言われるとあった。今年は花が咲くのが少し遅いように思うが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_007.jpg
8.古民家主屋など閉館
小谷戸の里の古民家主屋(旧金子邸主屋)は普段は開放されていて、中に入って見学することが出来るが、「古民家等一時閉館のお知らせ」という紙が貼られていて、新型コロナウィルスの感染拡大予防のため、3月15日まで納屋や売店などとともに閉館になっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_008.jpg
9.ネコヤナギ(猫柳)
古民家の裏庭に回ってみる。前回2月23日に来たときは、マンサクとアカバナマンサクが咲いていたが、花は終わりになっていた。代わりに、このネコヤナギが主張していた。写真は特徴的な銀白色の毛で目立つネコヤナギの花穂で、花期は3月~4月だ。これから次々に咲いてくる。「ネコヤナギ」の和名はこれをネコの尾に見立てたことによる。地方によりネコジャラシなど多くの呼び方があるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 125mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_009.jpg
10.ウラギンシジミ ♀
小谷戸の里の入り口近くのツバキの葉に、ウラギンシジミの♀が止まった。越冬したチョウだが、翅の傷みはほとんどない。この時期に見られる本種はほとんどが♀だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO250 ) 露出補正 なし
200311_010.jpg
11.ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)
春に道端で良く咲いている花だ。ヨーロッパを原産地として、日本では明治時代中期に帰化した外来種で、主に本州を中心に分布する。中国・朝鮮半島から日本に分布する、同属の高さが30-50cmくらいになるオドリコソウがあり、草丈が10cm~25cmの本種はヒメの名が冠されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 25mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_011.jpg
  12.キタテハ秋型 -1
この日は、気温が上がるにつれ、越冬したキタテハの秋型が多く飛んでいた。この個体は色は褪せているが翅は切れていない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 201mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_012.jpg
13.モンシロチョウ翔ぶ
飛び立つタンポポ(ニホンタンポポと思う)で吸蜜していたモンシロチョウの♂が飛び立った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_013.jpg
14.モンシロチョウ♂
モンシロチョウは春の陽を浴びて元気に飛び回り、せっかくの今が盛りのタンポポなのに、あまり止まってくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_014.jpg
  15.キタテハ秋型 -2
キタテハが元気だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_015.jpg  
16.キタテハ秋型 -3
体験畑の先を左に入り、狐久保へ行く道に咲くタンポポにキタテハが吸蜜に来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_016.jpg
17.タイワンリス -1
狐久保への道でタイワンリスが何かエサを探していた。 ゆっくりと近づいて撮る。あまり警戒しないのかすぐには逃げない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO125 ) 露出補正 なし
200311_017.jpg
18.タイワンリス -2
先日、保土ヶ谷公園で見たタイワンリスは体が大きかったが、この個体は小さいように見える。これくらいの大きさであれば"可愛い"と思える。しかし、タイワンリスは雑食性で木の実などの植物の他、昆虫やカタツムリだけではなく、鳥の卵も食べるそうだ。メジロやコゲラなどの巣に侵入し、大切に育てている卵を食べ、これらの野鳥の個体数減少の原因を作ってしまっていることもあるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO125 ) 露出補正 なし
200311_018.jpg  
19.テングチョウ -1
越冬したテングチョウがこの暖かさで眠りから覚め、活動を始めた。ユキヤナギの花に飛んできた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_019.jpg
20.火の見櫓
瓜久保の家という休憩所の前庭に、鉄塔の火の見櫓がある。威風堂々という感じの櫓で、半鐘を吊した屋根の上に風見鶏まで付いている。9年前のこの日(3月11日)、午後2時46分に東日本大震災に襲われたが、この火の見櫓の半鐘もその時から傾いたままになっていたという。次回行ったときに良く見てみよう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_020.jpg
21.テングチョウ -2
先に撮ったのとは別の個体である。開翅してくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_021.jpg
22.テングチョウ -3
飛び立って、飛行姿勢を見せてくれた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
200311_022.jpg
23.コガモ♀ -1
カッパ池に2羽の鳥がいた。カルガモかなと思ったが、カルガモよりは小さい。通りがかりの方が、コガモの♀だと教えてくださった。美しい青緑色に見える翼鏡がある。wikipediaによると、「コガモは体長34〜38cm。翼開長58〜64cm。雄の方がやや大きい。ドバトより一回り大きい程度で、日本産カモ類の中では最小種のひとつ」とあった。日本では、冬鳥として全国に飛来する。全国で普通に見られ、市街地の河川や公園の池などでも観察されるとあったが、帷子川では見たことがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし  
200311_023.jpg
24.コガモ♀ -2
「雄は頭が栗色で、目の周りから後頸にかけてが暗緑色、身体は灰色で、側面に横方向の白線が入る。下尾筒は黒く、両側に黄色い三角の斑がある。翼は暗褐色だが、翼鏡は緑色。嘴と足は黒い」とあった。2羽いたが2羽とも♀のようだ。♀は全体に褐色で、黒褐色の斑がある。下尾筒の両脇は白い。雄と同様に緑色の翼鏡が見られる。池の淵に来て水草を食べているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
200311_024.jpg


2019年5月 9日

武蔵嵐山 蝶の里公園 春の蝶 4月23日

「チョウの里公園」に到着すると、職員の方が「おはようございます」と声をかけてくださった。そして、「いま、ウスバシロが飛んでますよ」と話してくれ、しばらく蝶談義となった。嵐山町のホームページでは、嵐山町では昔からある雑木林をオオムラサキの森として整備されたと記されている。この森が整備されたのは1986年(昭和61年)、埼玉県により買収・整備され、オオムラサキの保護や森づくりの活動拠点として嵐山町に託された。森の広さは約1.7ヘクタールで、保全観察林、展示見本林、実験林、観察林の4つの区域に分かれている。さらに、森内にある「オオムラサキの森活動センター」も(財)日本宝くじ協会の助成を受けて建築された。
 「オオムラサキの森活動センター」の前には、何本かのエノキがあり、オオムラサキの幼虫がグリーンのネット被せて保護されている。今年も70頭ほどいるようだ。6月後半になるとネットを外し、羽化した成虫が観察できるという。
 職員の方としばらく話し込んでしまったが、ウスバシロチョウが飛んでいるというところへ移動した。数は多いが、なかなか止まって撮らせてくれない。それでも、9時半ごろには草の上に止まるのを撮ることがで出来たし、午後はハルジオンに吸蜜に来た。
 この日は、Nikon の D5300 に TAMRON 90mm macro を付けて首にかけ、右手にハンドストラップでSONY RX10 M4 を持って撮影していた。D5300 のファインダーを覗くときに右手の RX10M4 が邪魔にならないか、また、RX10M4 でローアングルで撮るときに、首から下げた D5300 が邪魔にならないかと心配していたが、無意識のうちに使いこなせていた。
 ウスバシロチョウの他、ツマキチョウ、ミヤマセセリ、ジャコウアゲハなどを撮影した。

190423_013.jpg 13.ウスバシロチョウ -1
とても新鮮なウスバシロチョウが、すぐそばの草の葉に止まってくれた。まだ羽化したてのようだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
190423_014.jpg 14.ウスバシロチョウ -2
多くのウスバシロチョウが、独特の飛び方で草むらの上を飛び交っている。ようやく遠くに咲くハルジオンの花に止まった。裏面をこちらに向けて吸蜜している。RX10M4 の望遠端で撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
190423_015.jpg 15.コゲラ
コゲラが飛んできて、木の幹を突いている。しばらくしたら 嘴で、4cmくらいの何かの幼虫を掘り出し、咥えていた。ちょっとブレてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
190423_016.jpg 16.ツマキチョウ♂
数は多くなかったがツマキチョウも飛んでいた。きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO100 ) 露出補正 なし
190423_017.jpg 17.ミヤマセセリ♀ -1
地味な蝶だが、春だけに発生する独特な斑紋のチョウだ。ミヤマセセリはいわゆる里山の環境に生息する。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/2500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
190423_018.jpg 18.ミヤマセセリ♀ -2
前の写真の個体と比べて、前翅の縦の白い帯紋様の現れ方が異なる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/2000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
190423_019.jpg 19.ミヤマセセリ♀ -3
18.の写真と同じ個体の裏面である。♀の前翅の幅は♂に比べてが広い。春に産卵されると5月~6月の初めには孵化し、ブナ科のクヌギ、ミズナラ、コナラなどの葉を綴った巣の中でゆっくりと成長し、秋の落葉時に巣事地上に落ち、終齢幼虫で越冬するという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO125 ) 露出補正 なし
190423_020.jpg 20.テングチョウ
この日もたくさんのテングチョウを見た。テングチョウは長生きである。もうすぐ今年生まれのテングチョウが出てくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 208mm ISO100 ) 露出補正 なし
190423_021.jpg 21.ベニシジミ
春のベニシジミは爽やかな緑の草によく止まり、そのオレンジ色が鮮やかに映える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO125 ) 露出補正 なし
190423_022.jpg 22.ウスバシロチョウが飛ぶ
この日、ウスバシロは多かった。そのほとんどは草むらの1mくらいの高さをふわふわと飛んでいるが、時折、5mほどの高さの木に絡むように舞いあがっていた。そしてまた下へ降りてくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 53mm ISO160 ) 露出補正 なし
190423_023.jpg 23.ウスバシロチョウ♀ -1
そろそろ引き上げようかと思ったころ、ハルジオンの花にウスバシロチョウが来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒160mm ISO100 ) 露出補正 なし
190423_024.jpg 24.ウスバシロチョウ♀ -2
前の写真と同じ個体である。よく見ると大きな交尾嚢を付けている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 208mm ISO100 ) 露出補正 なし
190423_025.jpg 25.ウスバシロチョウ♀ -3
これも同じ個体。裏側から撮れたが、白い大きな交尾嚢が見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
190423_026.jpg 26.ジャコウアゲハ♂
何処からともなく飛んできたジャコウアゲハの♂が、静止して翅を休めた。ジャコウアゲハの幼虫の食草はウマノスズクサで、それは午前中に写真を撮っていた外来種のホソオチョウと同じ食草である。餌資源をめぐって競争する危険性があるといい、実際にホソオチョウが多数生息する地域では、ジャコウアゲハの生息密度が低くなっていることが確認されている。この地域もホソオチョウが多数生息し、ジャコウアゲハへへの影響が心配されのではないか。すでにジャコウアゲハが少なくなっているかもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO500 ) 露出補正 なし /div>


2019年4月16日

春はギフチョウで始まる 4月4日

今年の天候は、暖かい日が続いたかと思うと、雪が降るような寒さが戻る三寒四温そのものだった。今年もギフチョウはいつもと同じような時期に出てきてくれるのだろうか。
 3月25日に相模原でギフチョウの写真を撮ったという、あるブログを見た。今年も同じように出てきてくれているのだ。
 ところが、それからしばらく肌寒い日が続く。最近の天気予報は精度が高い。ほかに予定もあって、4月4日しか都合がつかず、その日にギフチョウの写真を撮りに行けたら良いなと思っていたところ、4月4日は晴れで、気温も16℃まで上がるという予報だ。この日しかない。
 ギフチョウが飛び始める11時ごろに、現地に到着するのが良いのだが、車を停めるところがあるかどうか心配しながら出発したので、午前10時現地到着となった。駐車スペースはまだ十分空きがあった。
 ゆっくり歩いて撮影ポイントへ向かう。すでに10名くらいの方がカメラを携えて来られていた。この様子だと昼頃には30名くらいの愛好者が来られるのではなかろうか。皆さんグループで来られているようだ。チョウのブログでよくお名前が出るような方もいらっしゃった。
 私が初めてここへ来たのは、2004年の春である。もう15年も前のことだった。その頃は山の上まで登っていたが、山の上には小さなスミレの花しかなく、地面に静止するギフチョウしか撮れなかった。最近はもっぱら里で撮るようになった。15年間、ほとんど毎春ここにきている。
 11時ごろになると、日が差しているので暖かくなり、ギフチョウも活動し始めた。そうこうするうちに、この日最初のギフチョウを撮影するチャンスがきた。少々左側の尾状突起が破損している個体だった。
 やがて、ミツバツツジや、マメザクラにギフチョウが訪れるようになった。私は、マメザクラに来るギフチョウを撮ろうと狙っていた。ギフチョウがマメザクラを訪れると、カメラマンが20人近くそこに集まる。チョウが位置を変えると、愛好家に皆さんもどっと移動する。最近は女性カメラマンが多いように思う。
 そんな状況で、近づいて撮影することが難しいので、私はRX10M4の望遠域に頼ったが、ボケが大きくファインダーでとらえるのが難しかった。目も悪くなりAFが頼りだが、RX10M4は頑張ってくれた。

190404_001.jpg 1.テングチョウ
歩いていると、越冬したテングチョウが飛び立つ。すっかり、擦れてしまっているが、去年の5月ごろに生まれて、夏は夏眠し、10か月以上生きていたのだ。地面の枯葉の上に止っていると、保護色になっていて、踏み込んで、飛び立たないとわからない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
190404_002.jpg 2.ヤエザクラ
ポイントへ向かう途中にヤエザクラが咲いていた。まだ、5分咲きだが、ギフチョウが来るには十分だ、しばらく様子を見ていたが、ギフチョウの飛来を望むのはちょっと虫が良すぎたようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 175mm ISO100 ) 露出補正 なし
190404_003.jpg 3.ミツバツツジ
ミツバツツジが咲いていた。花が終わってから葉が出てくるが、枝先に三枚の葉がつくことからこの名がついた。ギフチョウはこの花にも訪れる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 56mm ISO100 ) 露出補正 なし
190404_004.jpg 4.マメザクラ
主役が登場する前に、美しい舞台装置のマメザクラを眺めていた。マメザクラは日本に自生している桜の原種のひとつだそうだ。 関東から中部地方の、低山から亜高山に分布し、富士山周辺から箱根を中心に多く見られることから「富士桜」「箱根桜」という別名が付けられている。樹高は3~10mほどに生長するが、他の桜に比べて低いことが特徴である。花も小さい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
190404_005.jpg 5.ローアングル
今日はリスト・ストラップで右手に持った SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ だけで撮る。リスト・ストラップにするとローアングルで撮りやすくなるが、モニターが目から遠くなり、若干見ずらい。テングチョウで試し撮り。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
190404_006.jpg 6.ミヤマセセリ♂
年1回発生で、この時期にしか成虫の写真は撮れない。ご覧のように絵にならないところに止まる。なかなか敏感で近寄らせてくれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
190404_007.jpg 7.スギタニルリシジミ -1
このチョウも年1回の発生で、この季節にしか撮れない。花にも来るが、湿った地面に止まることが多い。マメザクラにも来ていたが撮影できなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
190404_008.jpg 8.ギフチョウ -1
午前11時、この日初めてのギフチョウが現れた。前を歩いていた方が見つけて教えてくださった。残念ながら左側の尾状突起が破損していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO100 ) 露出補正 なし
190404_009.jpg 9.スギタニルリシジミ -2
このチョウもなかなか良いところに止まってくれない。翅を開いて止まることがない。翅表を撮るには、飛び立つときのチャンスをとらえなければならないのだが、なかなか良い写真が撮れないでいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 215mm ISO100 ) 露出補正 なし
190404_010.jpg 10.ギフチョウ -2
2頭目のギフチョウがゆらゆらと飛んできた。まだ、羽化したばかりのようだ。頑張って生きていって欲しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO100 ) 露出補正 なし
190404_011.jpg 11.ギフチョウ -3 ミツバツツジへ飛来
これもまた別の個体である。舞台装置の一つであるミツバツツジに飛来した。良い位置に止まってくれないが、裏面もまた、美しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 190mm ISO100 ) 露出補正 なし
190404_012.jpg 12.ミヤマセセリ♀
前翅の白帯が目立つので、これは♀だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 215mm ISO100 ) 露出補正 なし
190404_013.jpg 13.ギフチョウ -4
タチツボスミレにギフチョウが来た。しかし、チョウの前に草の葉が被ってしまい、オート・フォーカスで狙うのは難しい。何とか草の間を射抜いて、フォーカスした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO160 ) 露出補正 なし
190404_014.jpg 14.ギフチョウ -5
前の写真と同じ個体である。少し移動してくれて撮りやすくなった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 125mm ISO160 ) 露出補正 なし
190404_015.jpg 15.マメザクラで吸蜜するミヤマセセリ
マメザクラにギフチョウが飛来するようになった。最初に来たギフチョウは撮り逃がしてしまって、舞台装置をバックにしたのはミヤマセセリだった。これも♀である。220mm(35mm版換算600mm)が役に立つ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
190404_016.jpg 16.ギフチョウ -6
マメザクラで吸蜜するギフチョウを撮るチャンスが来た。陰になってしまって、日が当たらないので、きれいな翅の色がでない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
190404_017.jpg 17.ギフチョウ -7
また、違う個体がマメサクラに来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 215mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
190404_018.jpg 18.ギフチョウ -8
前の写真と同じ個体。吸蜜に疲れたのかマメザクラを離れて向こう側の崖のほうへ行ってしまった。しばらく見ていると、ちょうど日の当たるところに出てきて、開翅した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 -1.0段
190404_019.jpg 19.ギフチョウ -9
やっとマメザクラで吸蜜する美しいギフチョウの姿を撮ることができた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 215mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
190404_020.jpg 20.ギフチョウ -10
また、ギフチョウがやってきた。ちょっと離れてはいたが、たまたま自分が良い位置にいた。昨年もそうだったが、今年もマメザクラの開花とギフチョウ発生のタイミングが合っていた。咲いていれば、しばしばギフチョウが訪れていた梅の花はもう終わってしまっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 201mm ISO125 ) 露出補正 -0.7段


2018年12月26日

蝶 自選年間ベスト10 (16) 2018年

ひと月ほど前、春のように暖かい日が何日かあった。11月30日に保土ヶ谷公園を歩いた時にはヤマトシジミやウラナミシジミを見かけた。また、そんなときには、キタテハやウラギンシジミなど成虫で越冬するチョウたちが飛び出してくる。
 しかし、ここに来てすっかり冬らしくなり、この寒さではもはやチョウたちは飛べない。チョウの写真撮影も来春までお休みである。
 2018年に撮ったチョウたちを振り返ってみた。春には、ホソオチョウの写真を撮ろうと埼玉県の武蔵嵐山へでかけた。6月初めには、前年と同じく八王子近郊へオオミドリシジミの写真を撮りに行った。7月は今年も湯の丸高原へミヤマシロチョウ、ミヤマモンキチョウを撮りに行ったが、少し時期が遅かったようだ。8月にはベトナムのダナンで、思いがけずキシタアゲハの優雅な飛翔を見ることが出来た。また、秋は近くの保土ヶ谷公園で、普通種ではあるが、キバナコスモスの畑で飛び交うツマグロヒョウモン、アゲハ、ヒメアカタテハ、アオスジアゲハたちが楽しませてくれた。
 この年の2月に、SONY の SyberShot RX10 Ⅳ を手に入れた。35mm版換算で24-600mmのツァイス製ズームレンズで、私はオール・イン・ワンとして、これ1台でチョウから旅行の写真までを撮りたかった。ボディは一眼レフ並みに大きく、重いが、十分その役目を果たしてくれている。撮像素子は1.0型で、フルサイズ、APS型よりも小さいが、写りはなかなかシャープだ。特にチョウの撮影では ASAは3200まで使い、シャッタースピードは主に1/500秒にして、手振れを極力抑えるようにしてしている。

181220001.jpg 1.オナガアゲハ♂ 春型 2018年5月1日 神奈川県大雄山最乗寺
この年はいつもより少し早い時期に行ってみたところ、シャクナゲの花で吸蜜する新鮮なオナガアゲハを多く見ることが出来た。後翅前縁の白い紋がきれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 210mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
181220002.jpg 2.アサギマダラ♀ 2018年5月11日 東京都下裏高尾
珍しくシャガの花で吸蜜するアサギマダラを撮った。少し擦れているが、越冬した成虫だろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
181220003.jpg 3.テングチョウ 2018年5月25日 横浜市舞岡公園
トラフシジミを撮りに行った舞岡公園で、まだ開花していないリョウブの花穂の先に新鮮なテングチョウがいた。35mm換算600mmが役にたった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
181220004.jpg 4.テングチョウの集団 2018年6月1日 東京都下裏高尾
この年はテングチョウが多い年だった。こんな光景は初めて見た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 217mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
181220005.jpg 5.ウラギンスジヒョウモン♀ 2018年7月14日 神奈川県箱根湿性花園
箱根湿性花園にはこの時期オオウラギンスジヒョウモンが多いので、このチョウもてっきりそうだと思って撮影したが、前翅の先に小さな白い紋があり、オオウラギンスジヒョウモンに比べて全体に丸みを感じる。ウラギンスジヒョウモンの♀だった。久しくこの種には会ったことがなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
181220006.jpg 6.メスグロヒョウモン♀とミドリヒョウモン♂ 2018年7月21日 群馬県鹿沢高原
ノリウツギの白い花で吸蜜していたメスグロヒョウモンの♀に、♂がアプローチしていた。当然メスグロヒョウモンの♂かと思っていたら、ミドリヒョウモンの♂だった。♀が♂を見間違えるのならまだわかるが、♂が♀をミドリヒョウモンの♀と見間違えたのか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 175mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
181220007.jpg 7.チャバネセセリの仲間? 2018年8月8日 ベトナム中部 ダナン ソンチャー半島
ベトナム中部のダナンにあるリゾートの敷地内でチョウを撮影する機会に恵まれた。これはスパイダーリリーの花に首を突っ込んで吸蜜する地味なセセリチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO320 ) 露出補正 なし
181220008.jpg 8.キシタアゲハ♂ 2018年8月8日 ベトナム中部 ダナン ソンチャー半島
ベトナム中部ダナンのリゾート敷地内で撮影した。ビーチがあって、その背後が緑豊かな丘陵になっている。その丘陵にコテージが建てられていて、道が造られていた。滞在した4日間、その道を何回も歩いたが、ちょうどキシタアゲハの適期だったのだろう、新鮮な多くの個体に出会うことが出来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
181220009.jpg 9.キシタアゲハ♂ 2018年8月8日 ベトナム中部 ダナン ソンチャー半島
ハイビスカスの深紅の花にキシタアゲハの♂が吸蜜に来た。キシタアゲハの仲間は9種ほどいて、ヘレナキシタアゲハとの区別に迷ったが、キシタアゲハと同定した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO1600 ) 露出補正 なし
181220010.jpg 10.キシタアゲハ♀ 2018年8月9日 ベトナム中部 ダナン ソンチャー半島
ここでは♀も多く見ることが出来た。♀も新鮮な個体がほとんどだった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1600 ) 露出補正 なし
181220011.jpg 補1.ホソオチョウ♂ 2018年4月19日 埼玉県武蔵嵐山
昨年は都幾川河畔でこのチョウを撮影したが、時期が少し遅かった。今年は他のポイントを見つけて撮った。草地を弱々しく飛翔しては、ハルジオンの花などで吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
181220012.jpg 補2.イチモンジチョウ  2018年5月11日 東京都下木下沢林道
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ の広角側で、モニターを使ってローアングルでの写真を撮ってみたかった。新鮮なイチモンジチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プロフラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
181220013.jpg 補3.ウラギンシジミ♀とルリシジミ♂ 2018年5月25日 横浜市舞岡公園
こんな珍しいシーンが撮れた。例えばミヤマモンキチョウの♀にモンキチョウの♂が求愛するといったことは、よくあることだが、こんな組み合わせは珍しいと思う。ルリシジミ♂は腹端を曲げてウラギンシジミ♀に求愛している。両種は同じシジミチョウ科のチョウではあるが、ウラギンシジミはウラギンシジミ亜科で、ルリシジミはシジミチョウ亜科である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
181220014.jpg 補4.オオミドリシジミ♂ 2018年6月1日 東京都下八王子市
昨年も本種を撮りに行ったポイントだが、今年も個体数は多かった。陽の当たった葉にテリトリーを張って止まることが多く、露出が難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -1.0段
181220015.jpg 補5.オオムラサキ♂ 2018年6月29日 山梨県北杜市オオムラサキセンター
例年より1週間ほど早く訪れたオオムラサキセンターのビバリウム内での撮影である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 114mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
181220016.jpg 補6.ミヤマモンキチョウ♀ 2018年7月20日 長野県湯の丸高原
ハクサンフウロの花でミヤマモンキチョウの♀が吸蜜していた。後ろから♂が絡んできて、この♀は交尾拒否の姿勢をとる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO160 ) 露出補正 なし
181220017.jpg 補7.メスアカミドリシジミ♂ 2018年7月21日 群馬県鹿沢高原
前の年に偶然見つけたメスアカミドリシジミのポイントだったが、今年もいてくれた。この写真を撮ったのは9時50分ごろだったが、このあと1頭もいなくなってしまった。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -1.0段
181220018.jpg 補8.ミドリヒョウモン♂ 2018年7月21日 長野県湯の丸高原
高原の普通種であるが、ノアザミの花もきれいで、背景がボケた美しい写真になったと思う。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 210mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
181220019.jpg 補9.ミヤマシロチョウ 2018年7月21日 長野県湯の丸高原
ミヤマシロチョウは2~3回目撃したが、撮れるところにきてくれなかった。そろそろ下ろうと思ったときに、下から飛んできたミヤマシロチョウがマルバダケブキの花に止まった。近寄ろうとするとその花から離れて行ってしまったが、今度は40~50m先のノアザミの花に止まって吸蜜を始めた。息を切らして駆け上がって、やっとシャッターを押す。足場が悪くてこれ以上近寄れなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
181220020.jpg 補10.シロオビアゲハ♂ 2018年8月9日 ベトナム中部 ダナン ソンチャー半島
  夕方、昼にキシタアゲハが飛んでいたところに、シロオビアゲハが飛んでいた。沖縄石垣島で見たシロオビアゲハより後翅の白い帯が太いようだ。きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2500 ) 露出補正 なし
181220021.jpg 補11.ツマグロヒョウモン♀ 2018年9月28日 横浜市保土ヶ谷公園
久しぶりに晴れた秋の一日、近所の保土ヶ谷公園へ行くと、キバナコスモスが咲き、ツマグロヒョウモンやヒメアカタテハ、アゲハ、アオスジアゲハが舞っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 160mm ISO100 ) 露出補正 なし
181220022.jpg 補12.アゲハ♂ 2018年9月28日 横浜市保土ヶ谷公園
ブッドレアの花に複数のアゲハが吸蜜にきていた。いずれもきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO100 ) 露出補正 なし
181220023.jpg 補13.アオスジアゲハ 2018年9月28日 横浜市保土ヶ谷公園
ハギの花にはアオスジアゲハも来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO160 ) 露出補正 なし
181220024.jpg 補14.ウラナミシジミ 2018年9月28日 横浜市保土ヶ谷公園
きれいなウラナミシジミだったが開翅してくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 164mm ISO100 ) 露出補正 なし
181220025.jpg 補15.イチモンジセセリ 2018年10月7日 横浜市保土ヶ谷公園
その10日後の10月7日に再び保土ヶ谷公園へ行ってみたが、台風25号が日本列島を通り抜け、横浜も強風が吹き荒れた後とあって、キバナコスモスはその強風でなぎ倒されていた。チョウは多くが破損し、数も少なくなっていた。この日はフヨウの花が咲いていて、イチモンジセセリがその大きな花に潜り込んで吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プロフラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし


2018年7月 1日

輝くオオミドリシジミ 6月1日

同好の方に教えていただいたオオミドリシジミの適地へ行く。私の家から、高速道路を使えば1時間くらいで行けるところだ。街の駐車場に車を止めて、通学の小学生とすれ違いながら、 約20分ほど歩く。ポイントに着くと先に来られていた方がひとりおられた。
 「おはようございます」と挨拶をしたところ、さっそく「そこにいますよ」と教えてくださった。陽の光を受けて美しい淡緑色の金属光沢を輝かせて開翅していた。坂を上がってきたところだったので、息が上がっていて、カメラを構える手が落ち着かない。数カット撮った後、 「ありがとうございます」と礼を言ったところ、その方は、もう1時間ほど前に来られていて、「今日は多いですよ」と言う。今シーズン、すでに4~5回ここに来ているという。いったん下がって周囲を見てみると、視野に4~5頭が飛び交っている。一昨年、ここに来たときは、10名以上の方々が、飛び交うオオミドリシジミにカメラを向けられていたが、今日はこのかた一人だったので、ゆっくり撮影を楽しむことができた。
 オオミドリシジミは日の当たる梢の葉に止まる。日陰になっている周囲とのコントラストは想像以上に強く、露出補正が難しかった。
 もっと粘って、少しでも良い写真を撮りたいところだが、十分に撮ったので、引き上げることにした。
  まだ、帰るには早すぎるので、少し車を走らせて、寄り道をしたが、そこではテングチョウが大量発生していたのと、ミスジチョウを撮影した以外は、収穫はなかった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.オオミドリシジミ -1
坂を上がってきて、息が切れる状態で撮った最初の1枚。ミドリシジミに比べると淡い緑色の金属光沢が輝く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO125 ) 露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。 2.オオミドリシジミ -2
前の写真と同じ個体を少し位置を変えて、寄って撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。 3.オオミドリシジミ -3
半開翅していた。この角度からは金属光沢の緑色が鮮やかに撮れない。左前翅に萎縮があるように見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。 4.オオミドリシジミ -4
テリトリーを張り、スクランブル発進できるように、翅を広げて止まることが多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。 5.オオミドリシジミ -5
葉の上に止まるオオミドリシジミを下から仰いで撮る。日の当たるところに止まるので透き通って見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO800 ) 露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。 6.オオミドリシジミ -6
ファインダーで見たときは、輝きを捉えたように思ったが、画を見ると少し違って写っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 208mm ISO320 ) 露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。 7.オオミドリシジミ -7
後ろ側からだと、、うまく輝きが撮れないようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO250 ) 露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。 8.オオミドリシジミ -8
寄って撮ることができたのだが、この位置では前の写真と同じように緑色の輝くが抑えられてしまう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。 9.オオミドリシジミ -9
2頭が止まっていた。片方にしかピントが合わせられず、片方にしか露出が合わない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。 10.オオミドリシジミ -10
2頭ができるだけカメラから同じ距離になるように動いてみた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 81mm ISO160 ) 露出補正 -1.7段
;クリックすると大きな写真になります。 11.オオミドリシジミ -11
寄って撮った。露出はややオーバーになってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 27mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。 12.オオミドリシジミ -12
やはり頭がこちらを向いている位置で撮るほうが、きれいな色になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。 13.オオミドリシジミ -13
前の写真と同じ個体。この日見たオオミドリシジミは、もちろん♂ばかりであったが、まだ、ほとんど擦れていなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。 14.オオミドリシジミ -14
裏面を撮っておこうと思ったが、透き通ってしまった。この日はRX10M4だけで撮影した。離れても撮れるし、近寄っても撮れるの重宝だったが、90㎜マクロで撮りたいときもあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 208mm ISO160 ) 露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。 15.テングチョウ 吸水 -1
まだ時間も早かったので、スミナガシでもいないかなと、 少し車を走らせて他を回ってみた。テングチョウがたくさん発生しているようだ。吸水に10頭以上も集まっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 217mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 16.テングチョウ吸水 -2
今年はテングチョウの当たり年なのだろうか。越冬した先代は5月の初めまで、飛んでいたが、フレッシュな新しい世代が大量に発生している。残念ながらスミナガシは現れなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 217mm ISO100 ) 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 17.ミスジチョウ
食草の一つであるイロハモミジの傍で、ミスジチョウが舞っていた。飛んでいるときはコミスジと見分けがつかない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 217mm ISO100 ) 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 18.ウラギンシジミ♂ -1
ウラギンシジミが多くみられる季節になった。♂の翅表は美しく、インパクトがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO160 ) 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 19.ウラギンシジミ♂ -2
ウラギンシジミの飛翔は俊敏である。目を離すと見失うことがある。高いところへ上がってしまうこともあるが、このように撮りやすいところに止まってくれることもある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 -0.3