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2025年8月 6日

緑濃く 6月の日比谷公園 2025年6月20日 千代田区日比谷公園

昨年7月、リュウゼツランの花を見にいって以来、毎月訪れていた日比谷公園も、今回で12か月目になり、四季を見て来たといえる。
 6月も五七五の例会の前に、緑が濃くなった日比谷公園を小一時間の散策をした。

 変わったこと言えば、自由に入ることが出来た芝庭広場に入ってはしゃぐ子供たちや、寝転がって空を見上げる若者の姿の写真を見ていただいていたが、今月訪れたときは、全面的に芝生養生のため縄が張られ、立ち入れないようになっていたこと、バラ園のバラが最盛期であったこと、そして何よりも緑が濃くなっていたことを感じた。

 一年間の移り変わりを見てきたが、東京のど真ん中にある公園の環境が、訪れる人達の心を癒し、都心のオアシスとして機能していることを感じ取った。
 これで毎月続けてきた散策は、一応終止符を打とうと思うが、これからも時々は訪れたいものだ。

000_250520003 X900 日比谷公園 昨年7月リュウゼツラン G7X.jpg
昨年7月 数十年に一度咲くという花が咲いたリュウゼツラン 2025年6月20日 日比谷公園 ペリカン噴水

001_250520002 X900 日比谷公園 もっこく G7X.jpg 1.モッコク(木斛)
いつものように幸門から公園の中に入り、日比谷公会堂を左に見ながら進むと、右手に芝庭公園が広がって見える。にれのき広場を歩いて行くと、日比谷公会堂の北側の裏手に「もっこく」という札が掛けられた木が植えられていた。下側の写真はその花の写真だが、モッコクは直径2cmほどの白色から黄色へ変化するという花を付け、芳香を放つという。まだ小さな蕾のような白い花が見えた。関東地方南部以西〜沖縄の海岸付近の比較的乾いたところに自生するそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO250 )
002_250520003 X900 日比谷公園 もっこく G7X.jpg 2.烏帽子石
モッコクの木の近くに烏帽子石というのがあった。今まで気が付かなかった。説明版に「江戸時代江戸城外郭の石垣の中にあったもので、形から烏帽子に似ていたため、人々から烏帽子石と呼ばれ、珍重されていたものです。明治時代道路拡張に伴い石塁が取り壊された際、永く保存するためにこの公園に移されました。」とあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO125 )
003_250520003 X900 日比谷公園 もっこく G7X.jpg 3.にれのき広場から芝庭広場を眺める
芝庭広場には芝生養生のため綱が張られ、中に入れないようになっていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 15mm ISO125 )
004_250520004 X900 日比谷公園 もっこく G7X.jpg 4.芝庭広場
この時間に来ると、いつもは保育士さんに引率された幼い子供たちが、芝生に入ってはしゃいでいる姿を見るのだが、この日は誰も芝生の中にいなかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 25mm ISO125 )
005_250520005 X900 日比谷公園 もっこく G7X.jpg 5.ケヤキ並木
秋には紅葉していたケヤキ並木も一旦葉を落としていたが、今は緑の葉が茂っている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
006_250520005 X900 日比谷公園 アガパンサス・プラエコクス G7X.jpg 6.アガパンサス・プラエコクス
PictureThisで名前を検索したところ、アガパンサス・プラエコクスと同定された。ヒガンバナ科の花だそうだ。ヨーロッパでは17世紀に入植者が導入して以降、地中海付近の庭園などに普及した。アガパンサスは交配種、園芸品種の生産が盛んな植物で、現在では300種以上の品種があるという。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO640 )
007_250520006 X900 日比谷公園 G7X.jpg 7.芝庭公園と日比谷公会堂(市政会館)
芝庭公園の真ん中には、北側から南側へ2本の渡り通路がある。今は芝生の中は通ることが出来ない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 15mm ISO125 )
008_250520007 X900 日比谷公園 G7X.jpg 8.日比谷公園第二期再生整備準備工事
東京都は、令和3年(2021年)7月に「都立日比谷公園再生整備計画」を策定し、開園130周年を迎える令和15年(2033年)の完了に向け、本公園をエリアごとに段階的に整備していくこととしているそうだ。現在、進められている大噴水と小音楽堂の撤去工事は、その準備工事であると。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 )
009_250520008 X900 日比谷公園 G7X.jpg 9.バラ園
サービスセンターのわきからテニスコートの西側を歩くとバラが、今を盛りと咲いている。AIによると、バラの品種数は、3万種から10万種以上とも言われている。原種(野生種)は約100~150種とされているそうだ。傍に品種名が書かれた札でもなければ、とても同定できない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
010_250520009 X900 日比谷公園 G7X.jpg 10.自由の女神像
第一花壇の北側の自由の女神像はバラに囲まれていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 20mm ISO125 )
011_250520010 X900 日比谷公園 G7X.jpg 11.ヘメロカリス
これはバラではない。先日、箱根湿性花園や星川駅前の高層住宅の花壇で見かけたヘメロカリスだ。ヘメロカリスは、ユリ科ワスレグサ属であるが、AIによるとその品種は世界で5万種以上あると言われているそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
012_250520011 X900 日比谷公園 G7X.jpg 12.ヘメロカリスに潜るアゲハ
別のヘメロカリスにアゲハが飛んできて、花に止まり、潜り込んで吸蜜を始めた。ヘメロカリスに蝶が来るのを見るのは初めてだ。残念ながら、鳥にやられたのか尾状突起の辺りが千切られていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
013_250520012 X900 日比谷公園 チャイナローズ ローズうらら G7X.jpg 13.チャイナローズ
バラ園に咲いていた赤いバラ。PictureThisで検索するとチャイナローズと同定された。傍に「ローズうらら 平林 浩 1995年作出」と書かれた札があった。難しい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
014_250520013 X900 日比谷公園 G7X.jpg 14.ペリカン噴水とアオノリュウゼツランの株
ペリカン噴水の囲いの四隅には、アオノリュウゼツランが植えられている。昨年の7月に花を咲かせたのは一番手前の株だ。この株が次の花を咲かせるのは数十年後になる。とてもそれを見に来ることはできない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
015_250520014 X900 日比谷公園 G7X.jpg 15.松石
この切株は松石という。「今から3~5千年前の植物が、水底に運ばれ埋没した後、珪酸質の液がしみこんだものを珪化木と言います。北九州の炭田では、炭層中に珪化木が含まれこれを松石、または松炭と呼んでいます。ここにあるものは、昭和初期、福岡市外亀山炭鉱の地下300mのところから長い木のまま発見されたものの一部です。」と説明されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 14mm ISO125 )
016_250520015 X900 日比谷公園 ハアザミ G7X.jpg 16.ハアザミ(葉薊)
先週、保土ヶ谷公園を歩いた時、たまたま初めてこのギリシャ国花というハアザミを見た。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125 )
017_250520016 X900 日比谷公園 マドンナリリー サクユリ G7X.jpg 17.サクユリ(作百合)
雲形池の近くに咲いていた。wikipediaによれば、伊豆諸島に自生する伊豆諸島に固有のユリであり、ヤマユリの変種である。伊豆諸島では、源為朝を偲んでタメトモユリとも呼ぶ。世界最大のユリだそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
018_250520017 X900 日比谷公園 ユリ ホワイトヘブン G7X.jpg 18.マドンナリリー
和名をニワシロユリという。3000年以上前の壁画に描かれていることから、マドンナリリーは世界最古の園芸植物のひとつと考えられているという。19世紀に日本からテッポウユリが導入されるまで、欧州ではキリスト教の聖花として利用されてきた。バチカン市国の国花だそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
019_250520018 X900 日比谷公園  G7X.jpg 19.緑に囲まれる雲形池
雲形池は、冬の寒い日に羽を拡げた鶴の彫刻からつららの下がる風景が優雅で有名であるが、今はすっかり緑に囲まれている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 )
020_250520019 X900 日比谷公園  G7X.jpg 20.涼しげなかもめ
そろそろ五七五の例会の時間が近づいた。私は汗かきであり、冷房の入った会場で一息入れなくてはならない。毎回、ここを見て国会通りの交差点を渡るのだが、この日はかもめの広場の噴水が、彫刻「鷗」に水を吹きかけていた姿が最高に涼しげであった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 20mm ISO125 )

2025年7月16日

新緑の日比谷公園 2025年5月16日 東京都千代田区 日比谷公園

曇り空だが時々日も差す。気温は25℃~26℃ くらいだろうか。"汗かき"の私は歩くと汗ばむ。
 毎月第三木曜日の五七五の句会の前に小一時間、連続11か月目の日比谷公園観察の散策をした。

 芝庭広場の芝が青々と育ち、人々がその芝生の中に入って初夏を満喫している。大噴水は撤去工事が始まり、白いカバーが掛けられた。第一花壇では、キミガヨランの白い花が咲き、その周囲にはパンジーやビオラなどが咲いている。バラ園では大輪のバラが咲き始めていた。

 ツマグロヒョウモンの♀が、その食草であるパンジーなどスミレ類の栽培種で、産卵をしようとして飛び、その周りを♂が飛ぶ。都内、横浜などの市街地でも、唯一見られるヒョウモンチョウ類のツマグロヒョウモンは今や普通種であるが、小学生の頃、高尾山の尾根道で初めてネットに入れたときは嬉しかった。このチョウが市街地でも多く発生するようになったのは、栽培種のスミレやパンジーが住宅の庭などで植えられているからだろう。

000_250516048 X700 △5月の日比谷公園 G7X.jpg
パンジーに産卵しようとする♀にアプローチするツマグロヒョウモン♂ 2025年5月16日 日比谷公園

001_250516001 X900 5月の日比谷公園 G7X.jpg 1.青々とした芝生広場で遊ぶ親子
来園者が自由に芝生に入ることができ、バリアフリー化も進められている芝生公園は、昨年9月から利用が開始された。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
002_250516004 X900 5月の日比谷公園 G7X.jpg 2.お散歩カート
公園と言えども、大都会のど真ん中。どこの保育園か分からないが、何故か心休まる眺めだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 13mm ISO125 )
003_250516007 X900 5月の日比谷公園 G7X.jpg 3.撤去工事中の大噴水
2月から始められた大噴水の撤去工事が進められている。撤去完了は、8月上旬が予定されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 15mm ISO125 )
004_250516008 X900 5月の日比谷公園 G7X.jpg 4.芝庭広場から日比谷公会堂を振り返る
芝庭広場は広くて、開放感がある。日比谷公園一帯は、明治時代以前は江戸城外郭の一部として武家屋敷が立ち並ぶ地域だったが、明治維新後には陸軍省の管轄下に入り練兵場として使われるようになったそうだ。この練兵場では、兵士の訓練や閲兵(軍事パレード)などが行われていた。明治政府はこの場所を市民のための公園に転用することを決定し、1903年(明治36年)に日本初の近代的洋風公園「日比谷公園」として開園された。旧練兵場の広いスペースが、生まれ変わった。現在の日比谷公園の中央〜南側一帯(現在の芝庭広場、噴水広場、草地広場など)は演習・訓練・閲兵の場であったそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 )
005_250516015 X900 5月の日比谷公園 日比谷花壇 ロサ・ベンデュリナ G7X.jpg 5.日比谷花壇
日比谷門を入った右側に日比谷花壇があった。日比谷花壇は1872年創業、1950年に日比谷公園店の出店後に株式会社日比谷花壇を設立し、現在は全国に約190店舗のフラワーショップを展開している。その玄関前にロサ・ベンデュリナという花が沢山咲いていた。ロサ ペンデュリナは、ヨーロッパの原生地ではおよそ標高2000 mの地域まで分布が見られるバラの一種だそうだ。美しい花だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 )
006_250516018 X900 5月の日比谷公園 石貨 G7X.jpg 6.石貨(せきか)
心字池の手前に、ミクロネシア連邦ヤップ島で実際に使われていた石貨(石のお金)が置かれていた。傍にあった説明板には、石貨は小さいもので6cmくらいから、大きいもので直径3mにたっするものがあるという。石貨は、直径の大小、表面の滑らかさ、形の良しあし、また運搬の難易度によって価値が決まり、長径1.35m短径1mのこの石貨は、当時現地では、1000円位で通用したそうである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 15mm ISO125 )
007_250516020 X900 5月の日比谷公園 G7X.jpg 7.古代スカンジジナビア碑銘譯
心字池のほとりに、北極航路開設記念碑があった。1957年に欧州‐日本間に北極回り空路が開設され飛行時間が大幅に短縮された。その10周年を記念してスカンジナビア航空から贈られたのが、古代北欧バイキング文字(ルーン文字)を刻んだ記念碑を刻んだこの石碑だそうだ。傍に建てられた説明板には、古代スカンジジナビア碑銘譯とあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO200 )
008_250516023 X900 5月の日比谷公園 G7X.jpg 8.日比谷公園第一花壇「おもてなしバラ園」
第一花壇のバラ園は、日本、アメリカ、フランス、ドイツなど の薔薇が植えられていたが、2020年のオリンピックに向けて旧来のバラを全て伐採、「おもてなしのバラ園」として「日本を代表する育種家によるバラの品種」に植え替えられた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 16mm ISO125 )
009_250516024 X900 5月の日比谷公園 アツバキミガヨラン G7X.jpg 9.アツバキミガヨラン(厚葉君が代蘭) -1
第一花壇にはアツバキミガヨランが咲いていた。アツバキミガヨランは、キジカクシ科(旧リュウゼツラン科)イトラン属の常緑低木。葉は剣状で、先端が尖っている。キミガヨランとアツバキミガヨランとの違いは、キミガヨランは葉が少し柔らかく、葉先が垂れ下がる傾向がある。また、アツバキミガヨランは春と秋に2度花を咲かせるが、キミガヨランは夏から秋にかけて咲く。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 16mm ISO125 )
010_250516025 X900 5月の日比谷公園 アツバキミガヨラン G7X.jpg 10.アツバキミガヨラン -2
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125 )
011_250516027 X900 5月の日比谷公園 アツバキミガヨラン G7X.jpg 11.自由の女神の傍に咲くバラ
自由の女神のある第一花壇の北側にもバラが植えられている。これは「ローズうらら」という品種。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 )
012_250516042 X900 〇5月の日比谷公園 ツマグイロヒョウモン G7X.jpg 12.パンジーの咲く花壇のツマグロヒョウモン -1
自由の女神の傍のパンジーが咲く花壇で、ツマグロヒョウモンの♀が産卵をしようと地面近くのパンジーの葉に下りていたところへ、♂がやってきた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125 )
013_250516048 X900 △5月の日比谷公園 G7X.jpg 13.パンジーの咲く花壇のツマグロヒョウモン -2
♂は♀の上を飛び回る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 37mm ISO125 )
014_250516050t X900 〇5月の日比谷公園 G7X.jpg 14.パンジーの咲く花壇のツマグロヒョウモン -3
♂は翅を翻して行ったり来たり。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 )
015_250516051tm X900 〇5月の日比谷公園 G7X.jpg 15.パンジーの咲く花壇のツマグロヒョウモン -4
もう少し近づいて、広角にして広く背景を取り入れられたら良かったのだが。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125 )
016_250516053 X900 5月の日比谷公園 G7X.jpg 16.自由の女神像とバラ園とパンジーの花壇
日比谷公園は外国人の方が多い。近くに帝国ホテルなどもあり、宿泊客がぶらりと来て居られるのだろう。この年配のご夫婦は、お国はどちらだろうか。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO125 )
017_250516057 X900 5月の日比谷公園 G7X.jpg 17.車馬道
日比谷公園の晴海通りの桜門から、国会通りの中幸門に抜ける車馬道と呼ばれた太い道がある。写真を撮ったところは、公園のサービスセンターから松本楼の方へ進んだあたりだったと思う。平日の午前中はこの辺りは人が少なく、お散歩カートに幼児を乗せて散策する女性の姿があった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO125 )
018_250516062 X900 〇5月の日比谷公園 アジサイ G7X.jpg 18.雲形池
雲形池の周囲はすっかり緑が濃くなっている。心字池と共に開園当初からの面影を残すドイツ風庭園様式の池。池のなかには、開園から3年後の1905年(明治38年)頃に東京美術学校の津田信夫氏と岡崎雪声氏によって造られたとされる、はばたく姿をした「鶴の噴水」が置かれ、緑に覆われた静けさの中で、心地よい水音を響かせ、冬は広げた翼からいくつものつららが下がり、冬の風物詩になっている。戦後、日比谷公園の一部は連合国軍最高司令官総司令部 (GHQ)によって接収され、雲形池はダンス場になったという。1951年(昭和26年)接収が解けた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO200 )
019_250516064 X900 5月の日比谷公園 アジサイ G7X.jpg 19.かもめの広場
そろそろ五七五の例会にいかねばならない。西幸門へ戻ってきた。かもめの噴水が涼しげだ。噴水の中央にあるのが、淀井敏夫氏による「鷗」と題されたユリカモメの彫刻で、この作品は「うかぶ雲、海鳥たちの訪れ、時の流れを告げる古い貝殻」をイメージしていると言われる。向こうに見える通りは国会通りである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1600秒 37mm ISO125 )

2025年7月 1日

4月の日比谷公園 2025年4月26日 東京都千代田区 日比谷公園

昨年の7月に、ここ日比谷公園で数十年に1回咲くと言われるリュウゼツラン(アオノリュウゼツラン)の花が咲いたというニュースが流れた。
 学生時代の仲間10人ほどが集まり、毎月、内幸町で五七五の句会を行っている。昨年7月19日のその句会が始まる前の時間に、日比谷公園に行き、黄色い花を咲かせたリュウゼツランを見た。
 それ以降、毎月の句会の始まる前に毎回、日比谷公園を散策するようになった。最初はリュウゼツランのその後をフォローするのが目的だったが、日比谷公園の四季を追ってみようと思うようになった。 今日はその10か月目である。

 日比谷公園は、桜はあまり多くない。散策路にはネモフィラやハナニラ、花壇にはパンジーなどが咲き、アオスジアゲハが舞っていた。

000_250418025 X700 ◎ネモフィラ 日比谷公園 G7X.jpg
散策路に咲くネモフィラ 2025年4月26日 日比谷公園

001_250418004 X900 ◎ナノハナ 日比谷公園 G7X.jpg 1.アブラナ(油菜) -1
いつものように幸門から日比谷公園に入る。にれのき広場に出ると、右手に菜の花が咲いている。この季節は黄色い花がよく目立つ。PictureThisで検索してみると、アブラナと同定された。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 14mm ISO125 )
002_250418006m X900 ◎日比谷公園 G7X.jpg 2.アブラナ(油菜) -2
ナノハナとアブラナは違うのかと、ChatGPTに尋ねたところ、「アブラナとナノハナは基本的には同じ植物を指す場合がありますが、使い方や意味合いに違いがあります。アブラナは、菜種油の原料として栽培される品種を指すことが多く、農業用語です。ナノハナは、菜の花の意味で、春に咲く黄色い花の総称として使われます。アブラナだけでなく、セイヨウアブラナ(カナリアナタネ)やカラシナも「ナノハナ」と呼ばれることがあります。」とあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 14mm ISO125 )
003_250418020 X900 芝庭広場 日比谷公園 G7X.jpg 3.芝庭広場 -1
芝庭広場は、中に入って芝生の上で遊んだり、寝転がったりして楽しめるようになっている。ところが、一部芝生が荒れて茶色になっているところが見える。綱が張られ、「芝生養生中」とされ、立入り禁止になっていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
004_250418012 X900 〇日比谷公園 G7X.jpg 4.芝庭広場 -2
大噴水の方へ行くと、保育園の子供たちが保育士さんと楽しそうに遊んでいた。ここは、立ち入り禁止にはなっていなかったが、やがてそうせざるを得なくなるのではないかと心配する。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
005_250418015 X900 〇日比谷公園 G7X.jpg 5.花が埋め込まれた塀
子供たちが遊んでいた芝生の向こうは、工事中の大噴水を覆う塀になっていた。塀には、花が咲く小さな植木鉢がはめ込まれていた。さすが日比谷公園だ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 11mm ISO125 )
006_250418017 X900 〇工事中の大噴水 日比谷公園 G7X.jpg 6.工事中の大噴水 -1
東京都は、老朽化した既存の大噴水を撤去し、その形状やスケールを継承した新たな噴水を整備する方針を示している。この再整備は、バリアフリー化を含む「都立日比谷公園再生整備計画」の一環として行われているとのこと。まだ撤去工事の段階である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 15mm ISO125 )
007_250418021 X900 工事中の大噴水 日比谷公園 G7X.jpg 7.工事中の大噴水 -2
撤去工事は2025年1月下旬から6月上旬までが予定されている。その後、再整備工事が進められるのでまだまだ工事が完了するまでには時間がかかる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 12mm ISO125 )
008_250418022 X900 ◎ネモフィラ 日比谷公園 G7X.jpg 8.ネモフィラ
ネモフィラは国営ひたち海浜公園が有名であるが、日比谷公園にもネモフィラの咲くところがある。ここは宮崎県から贈られた埴輪がある傍である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 17mm ISO125 )
009_250418032m X900 〇ハナニラ 梅園 日比谷公園 G7X.jpg 9.ハナニラ(花韮)
色がネモフィラによく似ていたが、これはハナニラだ。原産地はアルゼンチンだそうで、明治時代に園芸植物(観賞用)として導入され、今は逸出し帰化している。球根植物だそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 11mm ISO125 )
010_250418040 X900 〇第一花壇 日比谷公園 G7X.jpg 10.アオノリュウゼツラン
第一花壇の奥のペリカン噴水の四隅にアオノリュウゼツランが植えられている。写真のアオノリュウゼツランの影になって見えないが、ペリカン噴水の南西側に植えられていたのが、昨年7月、7mほどに伸びた花茎の先に黄色い花を咲かせていたリュウゼツランだった。この次の数十年先に花を咲かせるのは、多分この写真の株ではないかと思う。残念ながら見届けることはできないだろう。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 9mm ISO125 )
011_250418046 X900 第一花壇 日比谷公園 G7X.jpg 11.自由の女神像
第一花壇の北側のバラ園に立つ自由の女神像(乗松巌 作)は 昭和25年11月3日に文化の日制定を記念して設置された。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 28mm ISO125 )
012_250418056 X900 ムラサキセキナン 日比谷公園 G7X.jpg 12.ムラサキセキナン(紫石楠)
この日は日比谷公園に入る時間が遅くなってしまい、そろそろ句会の時間が近くなってきたので、西幸門の方へ戻る。その途中に見慣れない紅紫色の花が咲いていた。シャクナゲに似ているが雄蕊が黄色い。PictureThisで検索するとムラサキセキナンと同定された。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO125 )
013_250418058 X900 〇アオスジ 内幸町 G7X.jpg 13.都会の蝶 アオスジアゲハ
句会が終わるのは午後2時半ごろだ。都営地下鉄に乗るため国会通りを内幸町駅まで歩く途中、ビルの谷間に置かれた花壇の花にアオスジアゲハが飛来した。アオスジアゲハはこういった都会でもよく見る蝶である。アオスジアゲハの食草は、市街地でも植えられているクスノキなのだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO180 )

2025年5月 5日

春 3月の日比谷公園 2025年3月21日 東京都千代田区 日比谷公園

梅の季節が終り、日比谷公園は3月に入って20日間ほどが経つが、第一花壇に植えられていいるパンジー以外は目立った花は咲いていない。
 この日は月1回の五七五の会の句会のある日だ。昨年の7月以来、その句会の日に毎月小一時間ほど日比谷公園を歩くことにしてきた。

 この日も暖かい良い天気だった。日比谷公園の噴水広場のバリアフリーかプロジェクトに伴い、今月から大噴水を含め既存建造物の撤去作業が始まっていた。撤去作業は今年の6月ごろに完了するようだが、そのあとはどうなるのだろうか?
 ChatGPTに尋ねて見たら、再建計画が進行中であることが分かった。東京都は、老朽化した既存の大噴水を撤去し、その形状やスケールを継承した新たな噴水を整備する方針を示しているそうだ。

000_250321061 X700 〇芝庭広場 日比谷公園 G7X.jpg
芝庭広場 大噴水撤去工事現場の囲いが施されている 2025年3月21日 東京都千代田区 都立日比谷公園

001_250321001  X900 幸門 日比谷公園 G7X.jpg 1.幸門と日比谷公会堂
日比谷公園には、この「幸門」から日比谷通りを行くと「新幸門」、「日比谷門」、日比谷交差点の交番前の「有楽門」、左に折れて晴海通りに面して「桜門」、祝田通りとの交差点に「祝田門」、そして、左に折れて祝田通りをしばらく進むと雲形池に近い「霞門」、かもめの広場のある「西幸門」に至る。左に折れて国会通りを南西に進むと「中幸門」があって、日比谷通りとの交差点の「幸門」に戻る。計9っの門がある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 )
002_250321004 X900 日比谷門 日比谷公園 G7X.jpg 2.日比谷門
ここから日比谷公園に入ると、芝庭広場や松本楼に近い。東京メトロ、都営地下鉄三田線の入り口がある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
003_250321012m X900 〇日比谷通り 日比谷公園 G7X.jpg 3.日比谷通り
日比谷通りを有楽門に向かって歩く。ピンクのツバキの花が歩道に張り出していた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 )
004_250321023 X900 〇日比谷交差点 日比谷公園 G7X.jpg 4.スズメ
有楽門の交番の前にある交差点をお濠の方へ渡る途中で、ご婦人がしゃがみ込んで写真を撮っていた。何かと思ってレンズの先を見るとスズメが10羽ほど群れている。最近はスズメの数が減っているという。何でこんなところに群れているのだろうかと思った。昨夜の酔っ払いの吐しゃ物でもあったのか?

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
005_250321026 X900 〇日比谷交差点 日比谷公園 G7X.jpg 5.日比谷掘
右手の通りが日比谷通りで、正面に見えるのは馬場先門だ。今日は澄み切った空で良く見える。お濠は日比谷交差点のところで直角に祝田橋(写真の左方向)へと曲がる。2月に来た時に、お濠にヨシガモがいたので、まだいるかと見に来たが、すでに北へ去っていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 )
006_250321035 X900 心字池 日比谷公園 G7X.jpg 6.心字池
有楽門から日比谷公園へ戻り、心字池へ行った。ここはかつて江戸城の日比谷見附があって、そこにあったお濠を「心字池」という形体で残し、また石垣の一部も残されている。心という字の形をしている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 )
007_250321040 X900 〇第一花壇 日比谷公園 G7X.jpg 7.第一花壇の花 -1
第一花壇に植えられている花は、パンジーかと思ったが、これは違うようだ。ビオラかもしれない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 18mm ISO125 )
008_250321045 X900 〇第一花壇 日比谷公園 G7X.jpg 8.第一花壇の花 -2
ペリカン噴水のそばの花壇である。ここもスミレ属の花が咲いている。パンジーか、ビオラか?

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
009_250321053 X900 〇ルーパ ロマーナ 日比谷公園 G7X.jpg 9.ルーパ・ロマーナ
この像はイタリアのローマ市にある幼子に乳を与える狼の像、ルーパ・ロマーナ(ローマの雌狼)のレプリカで、戦前の1937年(昭和13年)にイタリアから東京市に寄贈されたものだそうだが、1937年と言えば、前年に日本とドイツとの間で締結した日独防共協定にイタリアが加わり、日独伊三国防共協定が結ばれた年である。この像は、ローマ建国の伝説に登場する「狼の乳を吸うロムルスとレムス」が、この「ルーパ・ロマーナ像」なのだそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 24mm ISO200 )
010_250321055 X900 〇梅林 日比谷公園 G7X.jpg 10.梅林
先月来た時には、約50本あるという紅梅や白梅が咲いていたが、梅は完全に終わってしまっていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO200 )
011_250321060t X900 〇大噴水工事 日比谷公園 G7X.jpg 11.大噴水撤去工事
日比谷公園の大噴水の再整備計画が始まっている。東京都は、老朽化した既存の大噴水を撤去し、その形状やスケールを継承した新たな噴水を整備する方針を示している。この再整備は、バリアフリー化を含む「都立日比谷公園再生整備計画」の一環として行われている。撤去工事は2025年1月下旬から6月上旬までを予定されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
012_250321066 X900 かもめ広場芝庭広場 日比谷公園 G7X.jpg 12.噴水の向こうのビル群
そろそろ句会へ行く時間になった。いつものように西幸門へ向かう。晴天の下、かもめの広場で勢いよく吹きあがる噴水の向こうに都会のビル群が霞む。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 14mm ISO125 )

2025年2月28日

1月の日比谷公園 2025年1月17日 東京都千代田区 日比谷公園

沖縄紀行のコンテンツが続いてしまい、遅れてしまったが1月17日の30分間の日比谷公園歩きを記しておきたい。
 この日は幸門から園内に入った。工事が行われていた、かっての第二花壇は、芝庭広場として完成していた。大噴水、小音楽堂まで遮るものなく見渡すことが出来る。雲一つない青空の下、清々しい気分になる。
 紅葉の季節も終わり、植えられたパンジーが咲いているが、花壇はちょっと淋しい。

000_250117030 X700 雲形池 日比谷公園 G7X.jpg
雲形池に姿を映す鶴の噴水 2015年1月17日 東京都千代田区 日比谷公園

001_250117002 X900 石井売店 日比谷公園 G7X.jpg 1.石井売店
以前は園内に6軒あった日比谷公園の売店も、現在はサービスセンターの近くの川原売店と、日比谷公会堂の前にある石井売店の2軒のみになってしまったそうだが、この日は幸門から園内に入ったので、石井売店を見つけrare た。だが、まだ時間が早いためか閉ざされていた。営業中の石井売店を見てみたい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 21mm ISO200 )
002_250117003  X900 にれの木広場日比谷公園 G7X.jpg 2.にれのき広場
写真は日比谷公会堂を背にして、昨年9月から利用開始されたこれまで第二花壇と呼ばれていた芝庭広場を眺めたところだが、その日比谷公園と芝庭広場の間が、「にれのき広場」と呼ばれているところである。ところが2021年3月に、その「にれのき広場」から24本のニレやケヤキが伐採されたそうだ。木の枝の影が美しい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 21mm ISO200 )
003_250117006  X900 芝庭広場 小音楽堂 日比谷公園 G7X.jpg 3.新しく整備された芝庭広場
一昨年9月から整備を行っていた第二花壇周辺の整備が完了し、来園者が芝生地に自由に立ち入ることができる「芝庭広場」として、昨年9月に利用開始された。左に見えるのがその芝庭広場で、正面やや左に見えるのが小音楽堂だ。手前の大噴水はこの時は放水されていなかった。右側は日比谷通りである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 21mm ISO200 )
004_250117008 X900 日生劇場 日比谷公園 G7X.jpg 4.日比谷通り
日比谷通りに出てみた。写真は日生劇場で、写真には写っていないが、その右側が帝国ホテルである。2月末で休館し、2030年度の完成を目指して建て替えられるという帝国劇場は、この先のお濠の方で此処からは見えない。現在の帝国劇場は1966年に建てられた2代目で、明治時代に開場した日本で初めての本格的な西洋劇場だそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO250 )
005_250117011 X900 小音楽堂 日比谷公園 G7X.jpg 5.小音楽堂
芝庭広場正面に大噴水があり、その向こうにこの小音楽堂がある。小音楽堂は日比谷公園の再生整備に伴い、昨年6年9月1日以降ご利用を休止されている。日比谷公園には大、小二つの野外音楽堂があり、大音楽堂の方は西幸門の近くにある。一方この小音楽堂は wikipediaによれば、日本初の野外音楽堂として1905年(明治38年)に完成し、軍楽隊による演奏が行われたそうだ。1923年(大正12年)9月の関東大震災で倒壊したが後日再築された。1983年(昭和58年)に大音楽堂とともに建て替えられたそうだ。現客席数は1,000。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO160 )
006_250117013 X900 大噴水 日比谷公園 G7X.jpg 6.小音楽堂を背に見た大噴水
大噴水は老朽化に伴い、その形状を継承して再整備するために、既設の大噴水の撤去工事が、令和7年1月下旬から令和7年6月上旬の予定で行われるそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 18mm ISO200 )
007_250117015 X900 第一花壇 日比谷公園 G7X.jpg 7.第一花壇
小音楽堂を背に第一花壇を見る。手前の花壇にはパンジーが植えられているが、大きな庭園の花壇には花が少ない。天気に恵まれて幸だが冬である。淋しい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 9mm ISO200 )
008_250117017 X900 第一花壇 日比谷公園 G7X.jpg 8.第一花壇の手前からペリカン噴水を見る
大噴水側から、昨年7月にはアオノリュウゼツランで楽しませてくれた第一花壇を眺める。咲いている花は限られていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 17mm ISO125 )
009_250117019 X900 第一花壇 自動芝刈り機日比谷公園 G7X.jpg 9.自動芝刈り機
花壇の芝生を自動床掃除機のような芝刈り機が、時折向きを変えながら芝を刈っていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 37mm ISO125 )
010_250117023 X900 馬の水飲み場 日比谷公園 G7X.jpg 10.馬の水飲み場
晴海通り側(公園北側)の三笠山の傍の目立たないところに「馬の水飲み場」があった。説明板には、「馬も水を飲めるような形に作られており、陸上交通の重要な部分を牛馬が担っていた当時がしのばれます。」とあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO250 )
011_250117039 X900 かもめの広場 日比谷公園 G7X.jpg 11.かもめの広場
11時20分を過ぎた。いつもの句会の会場に11時半集合である。西幸門から国会通りに出て、信号を渡った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO250 ) 、

2025年1月19日

12月の日比谷公園 2024芽年12月20日 東京都千代田区日比谷公園

先月(11月29日)も日比谷公園を散策した。昨年は7月に数十年に一度咲くというリュウゼツランが咲いてから、毎月その様子を見に行っていたが、リュウゼツランは、枯れて10月には伐採され、新しい株に引き継がれている。
 毎月、日比谷公園へ行っていると、季節の移り変わりが良くわかる。11月末にはもちろん紅葉は始まっていたが、この日、12月20日に訪れたときは、天気も良く、都会の紅葉を感じることが出来た。
 月一回、日比谷公園の西幸門の筋向いのビルで行っている、川柳の句会が始まる前に30分ほど公園を散策した。

000_X700 241220014 12月の日比谷公園 日比谷門 G7X.jpg
日比谷門の宝くじ移動販売車「「年末ジャンボ10億円」 2024年12月20日 日比谷公園日比谷門入る

000_X900 日比谷公園地図 2018年6月 東京都公園協会発行.jpg 0.日比谷公園の園内図
このガイドマップは園内にある日比谷公園サービスセンターでいただいた。(東京都公園協会2018年6月発行)A4判に収まらない大きさだったので、写真を撮った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1000 ) 露出補正 なし
001_241220004 X900 12月の日比谷公園 G7X.jpg 1.宝くじ移動販売車
今回は公園の日比谷門から入ったが、はいったところからこのジャンボ宝くじの移動販売車が見えた。今年はなんと10億円という幟が立っている。以前にもここに止まっている宝くじの販売車を見たことがあるが、暮れには毎年ここへきているのだろう。日比谷門から入ったところから見る紅葉はきれいだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 24mm ISO250 ) 露出補正 なし
002_241220015x X900 12月の日比谷公園 日比谷門 G7X.jpg 2.日比谷門の紅葉
近代的な高層ビルを背景にした紅葉も見栄えがする。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
003_241129040 X900 〇日比谷公園 G7X.jpg 3.大噴水
都営地下鉄三田線の内幸町で下車するので、いつもは日比谷公会堂の近くの幸門から入ることが多いが、この日は日比谷門から入ることにした。日比谷通りを少し歩いて日比谷門から入ると、大噴水はすぐ近くだ。大噴水から国会通りの方向を眺める。第二花園(芝庭広場)の西側のケヤキなどの紅葉は終わりかけていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 14mm ISO200 ) 露出補正 なし
004_241129028 X900 ◎首掛けイチョウ 日比谷公園 G7X.jpg 4.松本楼付近の紅葉
大噴水の西側には松本楼が見える。Wikipediaによると、1903年に東京市が現在の日比谷公園を開園するにあたり、銀座で食堂を経営していた小坂梅吉が落札し日比谷松本楼としてオープンした。当時としては珍しい洋風レストランに人気が集まった。1971年2度目の焼失があり、3代目松本楼がオープンした際、感謝の意を示す記念行事として、松本楼は「10円カレー」セールを始めた。通常は1250円(2023年現在)のハイカラビーフカレーが、1973年以来毎年9月25日に限り、先着1500名に限り10円で振る舞われ、現在も毎年この日には大勢の来客があり、度々ニュースでも取り上げられているという。「10円カレー」は秋の季語にもなっているそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1000秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
005_241220031 X900 12月の日比谷公園 小音楽堂 G7X.jpg 5.小音楽堂前の花壇
パンジーが一面に植えられていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 12mm ISO250 ) 露出補正 なし
006_241220033 X900 12月の日比谷公園 小音楽堂プラタナス G7X.jpg 6.小音楽堂前のプラタナス
プラタナスは多くの葉を落としていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
007_241220037 X900 12月の日比谷公園 G7X.jpg 7.川原売店
公園のサービスセンターの近くにレトロな売店がある。かっては日比谷公園に売店が6軒あったそうだが、今はサービスセンターの隣、テニスコートの近くにあるこの川原売店と日比谷公会堂前にある石井売店の2軒だけだそうだ。川原売店は1964年(昭和39年)に建て替えたものだそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 25mm ISO160 ) 露出補正 なし
008_241220042Xx X900 〇12月の日比谷公園 サービスセンター付近 G7X.jpg 8.車馬道の椿
晴海通りの桜門から、サービスセンターの前を通り、霞門、西幸門に通じる車馬道という、いわば公園内のメインストリートがある。そのサービスセンターの近くにタウバキの花が咲いていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
009_241220045 X900 〇12月の日比谷公園 コチャ(カメリア) G7X.jpg 9.白い花の椿
サービスセンターの前の車馬道を渡ったところに白い花が見えた。ツバキの白い花の品種のようだ。珍しい。ネットの画像で調べてみると白鳳という品種に似ているが定かではない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 20mm ISO400 ) 露出補正 なし
010_241220050 X900 〇12月の日比谷公園  G7X.jpg 10.黄色く色づいたカエデの葉
太陽に透けて美しいが、赤くならずに黄色くなっている。葉もやや大きくイロハモミジではなさそうだ。オオモミジかもしれない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO160 ) 露出補正 なし
011_241220057 X900 車馬道 草地広場から雲形池へ  G7X.jpg 11.車馬道
車馬道を、サービスセンターから西幸門方面を眺める。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 24mm ISO250 ) 露出補正 なし
012_241220067 X900 三笠山 自由の鐘 G7X.jpg 12.三笠山
標高約9mの三笠山。公園造成時に堀った残土などで作られた人口の山で、その当時は全体が三つに山を伏せたような形に似ていたのでこの名が付けられたと説明されていた。写真は「自由の鐘のモニュメント」で、アメリカから贈られた自由の鐘が設置されている。1776年のアメリカの独立宣言に際し、自由の喜びを天下に告げるために鳴らされたものだそうだ。ここにある自由の鐘はその複製で、「すべての国とその住民に自由を告げる自由の象徴として、終戦後、アメリカの民間の匿名有志によって送られたものである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
013_241220073 X900 三笠山 自由の鐘 G7X.jpg 13.草地広場
車馬道の西側に広大な草地広場と呼ばれているところがある。柵があって、中に入ることが出来ない。この草地広場は、子ども向けの遊具が設置されたエリアで、家族連れに人気のスポットといわれる。また、イベント広場として使われるようだ。この広場はフェンスで囲まれており、利用時間が9:00から16:30に設定されている。 フェンスは安全確保や芝生の保護、利用時間の管理を目的として設置されていて、利用時間外は閉鎖されているため、立ち入ることができない。入る人が少ないためか、芝生の上に落ちた銀杏の葉が綺麗だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 24mm ISO160 ) 露出補正 なし
014_241220076 X900 雲形池 G7X.jpg 14.雲形池の四阿
車馬道を南へ進むと雲形池の四阿が見えてきた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 18mm ISO250 ) 露出補正 なし
015_241220085 X900 雲形池 G7X.jpg 15.雲形池の鶴の噴水
Wikipediaを見ると鶴の噴水は、開園から3年後の1905年(明治38年)、東京美術学校の彫金家である岡崎雪声氏と津田信夫氏との共作とされている。公園のシンボルのひとつである。戦時中に池の水を抜かれた際に噴水も撤去されたが、戦後、戻された。しかし台座は銅製から石造りになったという。戦後、日比谷公園の一部はGHQによって接収され、雲形池はダンス場になったという話があるが、1951年(昭和26年)接収が解けた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 19mm ISO250 ) 露出補正 なし
016_241220090 X900 雲形池 G7X.jpg 16.祝田通り
車馬道から西側を見ると、イチョウの向こうに官庁街のビルが見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 27mm ISO250 ) 露出補正 なし
017_241220094 X900 〇雲形池 G7X.jpg 17.西幸門へ向かう
車馬道から大音楽堂に沿って西幸門に向う。正面には霞が関方面のビルが聳え、上を見ると明るい青空に透けてイロハモミジ、イチョウの葉が輝いていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 10mm ISO250 ) 露出補正 なし
018_241220095 X900 西幸門 G7X.jpg 18.鷗の広場
淀井敏夫氏の1986年の作品である「鴨」と題された彫刻がある噴水広場に出た。ここから西幸門を出て交差点を渡ると句会の会場のある建物がある。時刻は11時20分。句会は11時半から始まる。日比谷門を入って30分間だけだったけど都心の公園の紅葉を観賞することが出来た。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 10mm ISO250 ) 露出補正 なし

2024年10月 2日

日比谷公園のリュウゼツランとキミガヨラン 2024年9月20日 日比谷公園

9月20日、月1回の川柳の会の句会が内幸町であった。
 数十年に1回咲くというリュウゼツランが全国各地で開花し話題になったが、日比谷公園でも咲いたというニュースもあったので、やはり川柳の句会があった7月19日に日比谷公園へ行って見たところ、7mにも伸びた花茎から花序を伸ばし沢山の薄黄色の筒型の花を咲かせていた。その茎はやがて枯れ、倒れるということなどで、翌月の8月30日に見に行ってきた。茎は三方を支柱で支えられていたが、まだ青々としていて、茎の高いところの花序には、枯れかけてはいたがまだ花が残っていた。
 9月の句会があったこの日、家を少し早く出て、日比谷公園のリュウゼツランの様子を見に行った。リュウゼツランはまだ、しっかり立っていた。だが、流石に勢いはなく、茎の先端にわずかに赤褐色になった花が付いた花序が残ってはいたが、茎も枯れ始めているように見えた。
 リュウゼツランに代わり、第一花壇には白い大きな花が咲いていた。公園のインフォメーションセンターを訊ね、花の名を聞いたところ、キミガヨランと教えてくださった。
 整備中で通り抜け出来なかった第二花壇の芝生もきれいになり、日比谷公園は行くたびに違う姿を見せてくれる。句会の前に日比谷公園に立ち寄るのがルーティンになりそうだ。

000_240920016 X900 日比谷公園 第二花壇 キミガヨラン G7X.jpg
ペリカン噴水のリュウゼツランとキミガヨラン 2024年9月20日 日比谷公園第一花壇

001_240920001 X900 日比谷公園 第二花壇 G7X.jpg 1.日比谷公園 第二花壇
「バリアフリー日比谷公園プロジェクト」に基づき、第二花壇及びその周囲を対象とした再生整備工事が行われていて、先月来た時はまだ工事中で通り抜け出来なかったが、整備が完了したようだ。9月から来園者が芝生地に自由に立ち入ることができる「芝庭広場」として利用できるようになるとのこと。広々とした芝生を見ながら、第一花壇へと歩いた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 25mm ISO200 )
002_240920003 X900 日比谷公園 第二花壇 日比谷公会堂 G7X.jpg 2.第二花壇と日比谷公会堂
第二花壇の大噴水の手前まで来て、歩いてきた日比谷公会堂のほうを振り向いた。ここから見て、日比谷公会堂の手前には「にれのき広場」と呼ばれるところがある。ところが、そこにあった「にれのき」がすべて消えてしまったそうだ。「日比谷公会堂耐震工事の準備工事」のため、2021年「移植等」と表示されていたが伐採されたそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 21mm ISO250 )
003_240920005 X900 日比谷公園 第二花壇 G7X.jpg 3.第二広場沿いの遊歩道
日比谷通り寄りの遊歩道には、キッチンカーが停められていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 13mm ISO250 )
004_240920009 X900 日比谷公園 第二花壇 大噴水 小音楽堂 G7X.jpg 4.大噴水と小音楽堂
第一花壇のほうを眺めると噴水と小音楽堂が見えた。地下鉄丸の内線開通工事に伴う再整備事業として 運動場であった大広場が1961年(昭和36年)、大噴水、第二花壇、にれの木広場として整備されたそうだ。小音楽堂は古く、1905年(明治38年)8月1日に初演奏会が行われ、国内初の野外音楽堂として誕生した。初代の堂舎は八角形の鉄骨銅板屋根バンドステージ式だったそうだ。見えているのは小音楽堂の後ろ側である。。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 18mm ISO250 )
005_240920012 X900 日比谷公園 第二花壇 大噴水 G7X.jpg 5.大噴水
昭和36年(1961年)9月には、直径30m、支柱12mの大噴水が完成し、公園の新しいシンボルとなっている。午前8時から午後9時まで28分間周期で稼働しているそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 18mm ISO250 )
006_240920014 X900 日比谷公園 第二花壇 大噴水 小音楽堂 G7X.jpg 6.リュウゼツランとキミガヨラン
小音楽堂を左から回り込んで、第一花壇に入った。まず、ペリカン噴水の近くのリュウゼツランを見た。まだ、しっかり立っていた。と同時に第一花壇のコーナーに花が植えられているところがあるが、そこに白い花をつけた背の高い植物があった。葉はリュウゼツランと似ているように見えた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 18mm ISO250 )
007_240920018 X900 日比谷公園 第二花壇 キミガヨラン G7X.jpg 7.キミガヨラン
リュウゼツランの様子をみにいったあと、第一花壇とテニスコートのあいだにある日比谷公園サービスセンターに寄って、第一花壇で咲いている白い大きな花は何という花ですかと尋ねてみたところ、キミガヨランだと教えてくれた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 18mm ISO250 )
008_240920019 X900 日比谷公園 第一花壇 リュウゼツラン G7X.jpg 8.頑張っていたリュウゼツラン -1
ペリカン噴水の傍のリュウゼツランは3本の添え木で支えられているが、まだ、元気に立っていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 13mm ISO160 )
009_240920020 X900 日比谷公園 第地花壇 リュウゼツラン G7X.jpg 9.頑張っていたリュウゼツラン -2
傍に行って見ると7mあるという花茎の下のほうは褐色になってきているが、上のほうはまだ緑が残り、最上部の花序の花は赤褐色にはなっているがまだ付いていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 13mm ISO250 )
010_240920024 X900 日比谷公園 リュウゼツラン G7X.jpg 10.「東京ミッドタウン日比谷」ビルを背景
に 「東京ミッドタウン日比谷」ビルを背景に立つリュウゼツランは、この前から傾いて立っているように見えていた。今は支柱が施されているが、支柱がないと倒れてしまっていたのだろうか。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 13mm ISO250 )
011_240920027 X900 〇日比谷公園 第一花壇  リュウゼツラン G7X.jpg 11.頑張っていたリュウゼツラン -3
アオノリュウゼツランはまだまだ元気だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO400 )
012_240920034 X900 〇日比谷公園 第一花壇 G7X.jpg 12.リュウゼツランの根
現在の7mに及ぶ花茎の根元のすぐそばに、青々とした子株のようなものが見えた。これがリュウゼツランが次世代を残すのかなと思い、ChatGPTに尋ねてみたところ、次のような丁寧な回答を得た。「あなたが見た新しい茎のようなもの」は、おそらく「子株」や「わき芽」と呼ばれる新たな成長部だと思われます。これは、親株が枯れた後でもその根から新しい株が育ち、次世代へと繋がっていくという植物の自然なサイクルの一部です。この新しい子株が成長すれば、再び数十年後に花を咲かせる可能性が高いです。」と。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO125 )
013_240920031 X900 〇日比谷公園 第二花壇 キミガヨラン G7X.jpg 13.キミガヨラン(君が代蘭) -1
キミガヨランを見に行った。茎の伸び方や、花序の付き方も似ている。Wikipediaなどで調べたところ、キジカクシ科 リュウゼツラン亜科 イトラン属(またはユッカ属)で和名をキミガヨラン(君が代蘭)という。 キミガヨラン(君が代蘭)という和名は、学名のYucca gloriosa var. recurvifolia のgloriosa (栄誉ある)が「君が代は栄える」と解釈されたことに由来しているそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 17mm ISO125 )
014_240920032 X900 〇日比谷公園 第二花壇 キミガヨラン G7X.jpg 14.キミガヨラン -2
また、結実するには花粉を媒介するユッカ蛾が必要だが、日本ではこの蛾が存在していないため結実はしない。ユッカは虫媒花で昆虫との相利共生関係にある。ユッカの花の雌しべと雄しべは離れていて、自然には受粉しない、ユッカ蛾により受粉し、ユッカ蛾は花に産卵するそうだ。中央アメリカのメキシコ高原地帯に多く分布し、日本には明治中期ごろに紹介され、古くから洋風庭園や公園、ロータリーの植栽などに植えられている。リュウゼツランに似た剣のように尖った葉を持ち、葉の中央は濃緑色で、縁が黄色でトゲはない。一際高く花茎を出してスズランを大きくしたような花をつける。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 37mm ISO200 )
015_240920035 X900 〇日比谷公園 第二花壇 キミガヨラン G7X.jpg 15.キミガヨラン -3
第一花壇にはその芝生のコーナーに4か所?の円形の花壇がある。そのそれぞれの丸い花壇の中央にこのキミガヨランが咲いている。これは日比谷公園側の丸い花壇で、日比谷通りのビル街を背景に咲くキミガヨランだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 28mm ISO250 )
016_240920039 X900 日比谷公園 第一花壇 売店 G7X.jpg 16.売店
キミガヨランのことを聞きに行った日比谷公園サービスセンターの少し先の草地公園の入り口に、写真のようなレトロな売店があった。「日比谷公園川原売店」(4号草地前売店)というのだそうだ。善本喜一郎さんのサイトによれば、民間のお店だが、その建物は1964年の東京オリンピックに際してリニューアルされ、60年が経っているという。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 19mm ISO400 )
017_240920045 X900 日比谷公園 雲形池 ツルの噴水 G7X.jpg 17.雲形池の鶴の噴水
日比谷公園には、いくつもの噴水がある。私が知っているのでも、この鶴の噴水、第二花壇の大噴水、ペリカン噴水、そして、次の写真の「かもめの広場」の噴水がある。まだ、他にもあるかもしれない。この鶴の噴水は、明治38年頃東京美術学校(現在の東京芸大)の津田信夫、岡崎雪声両氏に依頼製作したもので、公園等での装飾用噴水としては、日本で3番目に古いものだそうだ。当初は、鶴と台座とも銅製であったが戦時中の金属回収で台座が石造りとなったものの、水面に薄氷が張り鶴の像につららが下がる景色は、当公園の冬の風物詩となっている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 32mm ISO250 )
018_240920047 X900 日比谷公園 西幸門 G7X.jpg 18.かもめの広場の噴水
ここは、私がこれから行く川柳の会の会場の近くだ。この写真では噴水に遮られて良く見えないが、噴水の中にある彫刻「鷗」は、淀井敏夫の1986年の作品で「うかぶ雲、海鳥たちの訪れ、時の流れを告げる古い貝殻。」と彫られた銘板があった。西幸門から国会通りに出て交差点を渡る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO125 )

2024年7月27日

日比谷公園のリュウゼツラン開花 2024年7月19日 東京都千代田区日比谷公園

7月11日に横浜市の上永谷に住む友人から、リュウゼツラン(竜舌蘭)が咲きそうだと画像を添付したLINEがあった。背の高いまっすぐに伸びた木 ? のようだ。私は竜舌蘭のことは何も知識がなかったので、Wikipediaなどで調べた。
 和名の竜舌(リュウゼツ)は、葉が長くて厚く、葉の先が尖っていて縁にはトゲがあることから、これを伝説上の生き物である龍の舌に見立てて名付けたもので、蘭はその花の美しさに対して付けられたものである。気候や土壌にもよるが一般に成長は遅く、花を咲かせるまでに数十年を要するものも多い。100年に一度開花すると誤認されたことから、英語で"century plant"という別名があると記されていた。
 リュウゼツランというのはそのグループの名称であり、友人が送ってきてくれた写真はアオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭)という種である。2009年に公表された APG IIIの体系ではキジカクシ科とされ、その中のリュウゼツラン亜科に分類されている。
 アオノリュウゼツラン (A. americana) は 最も一般的な種のひとつで、普段は花を咲かせず、肉厚で鋭い棘のある大きな葉のみが叢生する。数十年に一度、2~3か月前から伸び始め、7~9mにも達するマストのような花茎から複集散花序を伸ばし何百もの薄黄色の筒型の花を咲かせ、結実後に枯れてしまう。開花し結実した株はその後、枯れてしまうが、必ず根元に小さな子株が生まれているそうだ。花茎も倒れてしまうのだろう。

 7月16日(火)にTVのモーニングショウで、各地でリュウゼツランが咲いているとのニュースが放映されていた。ネットで検索してみると友人が知らせてくれた上永谷のリュウゼツランも、また、江ノ島の頂上、愛知県の知多半市、岡山、香川、長崎など各地での報告されていた。そして、東京都公園協会のサイトでは、「7月10日に、日比谷公園でアオノリュウゼツランが開花しました!」という記事があった。その日は内幸町で会があったので、その1時間ほど前に日比谷公園へ行って見た。午前10時を少し過ぎたころだったが、すでに20~30人の方が見に来られていた。外国人観光客の姿も見えた。

000_240719004 X700 〇日比谷公園 アオノリュウゼツラン RX10M4.jpg
日比谷公園に咲くアオノリュウゼツランの花 2024年7月19日 東京都千代田区 日比谷公園

001_240719102 X900 日比谷公園 RX10M4.jpg 1.日比谷公園のアオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭) -1
リュウゼツランが咲いている場所は、晴海通り側の第一花壇のペリカン噴水のある所(日比谷公園北東側)だという。都営地下鉄の内幸町駅を国会通りへ上がって、交差点を渡って幸門から公園に入り、日比谷公会堂の先を工事中の第二花壇のわきを抜け、第一花壇へ出た。そこから、もうリュウゼツランのマスト(花茎)と黄色い花が見えた。うしろに見えるのは建ち並ぶ日比谷通りのビル街だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1000秒36mm ISO800 )
002_240719090 X900 〇日比谷公園 アオノリュウゼツラン RX10M4.jpg 2.日比谷公園のアオノリュウゼツラン -2
5月19日には4.3mだった花茎は、7月11日朝の計測で、高さ7.7mになったそうだ。後ろの建物は旧日比谷公園事務所で、東京都公園資料館になっていた。平成2年3月22日「東京都指定有形文化財(建造物)」に指定されている。さらに今年の6月1日からは「フェリーチェガーデン日比谷」としてリニューアルされている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1000秒50mm ISO800 )
003_240719012 〇日比谷公園 アオノリュウゼツラン RX10M4.jpg 3.アオノリュウゼツランの花 -1
アオノリュウゼツランは、周囲のどこからでも見ることが出来る。近寄って撮った。花茎から複集散花序を伸ばし何百もの薄黄色の筒型の花を咲かせる。写真は花序である。虫たちが集まってきている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1000秒220mm ISO640 )
004_240719048 X900 ◎日比谷公園 アオノリュウゼツラン RX10M4.jpg 4.アオノリュウゼツランの花 -2
花茎からは複集散花序が伸びている。花は花茎の下のほうの花序から順に上に咲いていく。この花序は中ほどより少し上のところだ。今が見ごろだと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1000秒143mm ISO640 )
005_240719047 X900 ◎日比谷公園 アオノリュウゼツラン RX10M4.jpg 5.アオノリュウゼツランの花 -3
上の方にある花序はまだ開花していない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1000秒143mm ISO640 )
006_240719030 X900 〇日比谷公園 アオノリュウゼツラン RX10M4.jpg 6.アオノリュウゼツランの花 -4
背景の建物は日比谷通りに面した「東京ミッドタウン日比谷」だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1000秒97mm ISO800 )
007_240719015 X900 〇日比谷公園 アオノリュウゼツラン RX10M4.jpg 7.アオノリュウゼツランの花 -5
曇り空をバックにするとリュウゼツランの花が暗くなってしまうので、「東京ミッドタウン日比谷」を背景にして撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1000秒35mm ISO320 )
008_240719026 X900 〇日比谷公園 アオノリュウゼツラン RX10M4.jpg 8.アオノリュウゼツランの花 -6
マストは少し傾いて伸びている。最初に咲いた下の方の花序の花は赤茶色になってきている。ChatGPTで尋ねたところ「日比谷公園で現在開花しているリュウゼツランは、2024年7月10日に開花が確認されました。リュウゼツランの花は約1か月ほど開花が続く見込みです。そのため、8月上旬頃まで鑑賞することができます。」という回答があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1000秒24mm ISO320 )
009_240719019 X900 〇日比谷公園 アオノリュウゼツラン RX10M4.jpg 9.日比谷公園のアオノリュウゼツラン -3
マスト(花茎)の根元に株が見られる。東京都公園協会のサイトを見ると、「今回花を付けたリュウゼツランが植えられた時期の詳細な記録は、残念ながら残っておりませんが、日比谷公園には昭和初期からリュウゼツランが植えられていたようです。今回の株については、過去の写真を遡ると、1960年前後に現在とほぼ同様の場所に植えられた株のようです。それが正しければ、植えられてから約60年経過していると考えられます。」、また、「2019年7月19日に同じ花壇にあった別株のアオノリュウゼツランが咲き、話題を集めました。アオノリュウゼツランは花を付けた後、子孫を残しつつ徐々に一生を終えます。現在、2019年に花を咲かせた株の子孫が、親の株があった場所に植えてあり、まだ小さな株ですが見ていただくことができます。」と書かれていた。2019年に花を咲かせた株の子孫は確認していない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1000秒15mm ISO400 )
010_240719053 X900 〇日比谷公園 アオノリュウゼツラン RX10M4.jpg 10.日比谷公園のアオノリュウゼツラン -4
緑濃い樹をバックに撮ると、黄色の花がきれいに撮れた。下の方に咲いている赤茶色になってきている花と、一番上のまだ、開花していない緑色の蕾を持つ花序が見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1000秒53mm ISO1600 )
011_240719041 X900 〇日比谷公園 アオノリュウゼツラン RX10M4.jpg 11.日比谷公園のアオノリュウゼツラン -5
ペリカンの噴水のある池を挟んで撮った。後ろの建物はこの6月1日から「フェリーチェガーデン日比谷」となった旧公園資料館だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1000秒22mm ISO640 )
012_240719066 X900 ◎日比谷公園 アオノリュウゼツラン RX10M4.jpg 12.ペリカン噴水とアオノリュウゼツラン -1
外国人観光客の姿も見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1000秒20mm ISO640 )
013_240719039 X900 ◎日比谷公園 アオノリュウゼツラン RX10M4.jpg 13.ペリカン噴水とアオノリュウゼツラン -2
第一花壇の北側に、明治36年開園当時から公園のシンボル的存在になった2羽のペリカンが置かれた噴水。くちばしの先から水が噴き出しているが水の出は細かった。池にはスイレンなど、水生植物が植えられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1000秒13mm ISO500 )
014_240719078 X900 日比谷公園 アオノリュウゼツラン RX10M4.jpg 14.旧東京都公園資料館
この建物は平成2年3月22日に「東京都指定有形文化財(建造物)」に指定された建物で、この5月までは東京都公園資料館だった。その前身は日比谷公園事務所である。そして、東京都の報道資料によれば、都の有形文化財に指定されている都立日比谷公園「旧公園資料館」等の保存・活用について、都は令和5年5月に事業者を公募し、11月から修復工事等を行ってきた。このたび、修復工事等が完了し、この6月1日よりリニューアルオープンされた。事業者は目黒雅叙園だそうだ。施設運営内容としては、1)旧公園資料館、旧図書棟や隣接する広場を、来園者が自由に休憩できる無料休憩所として広く一般に開放する。(2)旧公園資料館において、日比谷公園の歴史等を伝える展示を行う。(3)活用事業としてカフェ事業(旧公園資料館にテイクアウト型のカフェを設置)、ウェディング事業(旧図書棟や隣接する広場において、ガーデンウェディング事業を運営)、イベント事業(旧公園資料館の価値や魅力を活かし、多様なニーズに幅広くこたえられるイベント空間として利用)を実施する。といったことが記されていていた。その施設の名称は「フェリーチェガーデン日比谷」である。リュウゼツランには全く関係ないことだが、疑問に思ったこの建物の説明をしておこうと思ったら長くなってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.4 1/1000秒9mm ISO1600 )
015_240719081 X900 日比谷公園 アオノリュウゼツラン RX10M4.jpg 15.旧東京都公園資料館を背に
ここは日比谷公園の北東側の一番奥である。そろそろ退出しようと思う。ここからちょうど対角線の端にある西幸門へ向かう。リュウゼツランの向こうに見えるのは国会通りに立つビルディングだ。今朝下りた都営地下鉄の内幸町駅から西幸門の東京メトロの霞ヶ関駅、さらに右へ行くと国会議事堂がある。見に来ている人の数が増えてきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1000秒14mm ISO160 )
016_240719103 X900 日比谷公園 RX10M4.jpg 16.第一花壇からリュウゼツランを振り返る
リュウゼツランの右側に見えるのは旧公園資料館(6月1日から「フェリーチェガーデン日比谷」となった)、左側に見えるのは、おそらく日本で最も古いガーデンレストランと言われる「日比谷サロー」。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1000秒16mm ISO400 )
017_240719096 X900 日比谷公園 マンシュウキスゲ RX10M4.jpg 17.ツマグロヒョウモンとマンシュウキスゲ
第一花壇の西側に咲くマンシュウキスゲに何かチョウが止まっている。ツマグロヒョウモンだった。ツマグロヒョウモンは何処にでもいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1000秒220mm ISO500 )
018_240719110 X900 日比谷公園 かもめの広場RX10M4.jpg 18.「かもめの広場」の噴水 -1
一旦公園の霞門から祝田通りへ出て、公園の角から「かもめの広場」の噴水に入る。噴水の中にある彫刻「鷗」は、淀井敏夫の1986年の作品で「うかぶ雲、海鳥たちの訪れ、時の流れを告げる古い貝殻。」と彫られた銘板があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.4 1/1000秒9mm ISO200 )
019_240719114 X900 〇日比谷公園 かもめの広場RX10M4.jpg 19.「かもめの広場」の噴水 -2
周囲にピンクや白のペチュニアの花が植えられた噴水は勢いよく吹きあがっていた。小一時間の竜舌蘭の鑑賞で汗をかいてしまった。しばし涼しさを感じる。これから行く会の会場はこのすぐ近くである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/1000秒9mm ISO125 )

2023年2月27日

日比谷公園と旧法務省赤レンガ① 2023年2月13日 日比谷公園と桜田門

学生時代の先輩・後輩・同期の20名ほどの川柳の会に3年位前から入れていただいている。わたくしは川柳など詠めるセンスは、全くないと思っているのだが、学生時代同じ釜の飯を食った仲間と楽しく過ごせる時間が持てるのがうれしい。座長さんは昨年90歳を迎えられた大先輩でいくつかの俳句の会で活躍されていて、指導してくださる。川柳の会といっても、五七五なら何でもよいという緩い会なのがよい。毎月各人が6句発句し、座長に提出する。何より楽しみなのが集まったその月の句を選句する句会である。食事をし、お酒が入って口が滑らかになったところで、各人思ったことを言っていく。最近はレベルが上がってきて、句を解釈していく過程がとても勉強になる。そのほかにわたくしが毎月1葉の写真を提供し、その写真をもとに五七五を作る「フォト575」というコーナーもある。「フォト575」にも毎月30句近く集まるが、写真がどう詠まれるか、私にはとても興味がある。
 前置きが長くなったが、毎月の句会が行われる場所が、日比谷公園のすぐ近くにある。先日、前夜の気温が氷点下だった日に、日比谷公園の鶴の噴水につららができたと報じられた。翌日に予定されていた句会の日に、いつもより1時間半ほど早く家を出て行ってみたが、その日は朝から暖かく晴れていて気温が上がりダメだった。
 もう一つ写真を撮りたいところがあった。それは旧法務省のレンガ造りの建物である。ただ、午前中は光が逆になり、難しかった。句会は11時半から2時半くらいまで行われる。終わったあと、光の具合はどうかと再挑戦してみた。日が落ちるのは早く太陽が傾くのも早い。
 日比谷公園と法務省の赤レンガの建物に分けて載せる。

000_230217010 X700 日比谷公園 Z50 18-140.jpg
鶴の噴水 2023年2月17日 東京都千代田区 日比谷公園

001_230217001 X900 市政会館 Z50 18-140.jpg 1.市政会館
都営三田線の内幸町駅で下車し日比谷通りと国会通りの交差点に上がる。国会通りを官庁街の方へ歩く。右手に見えるのが市政会館だ。市政会館は後藤・安田記念東京都市研究所が本拠としており、かつて同盟通信社や、その後身の時事通信社が本社を置いたことで知られる。1920年12月に東京市長に就任した後藤新平は、地方自治についての調査・研究を行う独立公正の機関の新設を構想した。建築家8人による指名設計競技の結果、佐藤功一の案が採用され、これをもとに清水組(現・清水建設)が施工し、1929年10月19日に落成した。東京都選定歴史的建造物、千代田区景観まちづくり条例に基づき「景観まちづくり重要物件」に指定されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 18mm ISO110 ) 露出補正 なし
002_230217006 X900 日比谷公園 Z50 18-140.jpg 2.鷗 かもめ
まっすぐ祝田通りとの交差点まで行き、国会通りを右へ渡って西幸門から日比谷公園に入る。そこに噴水があり、噴水の中央に彫刻があった。「鷗 かもめ 1986年 作者 淀井敏夫」と書かれたプレートがあった。日比谷公園は、1901年(明治34年)、辰野金吾により本多静六が推挙され、石黒忠悳、福羽逸人、小沢圭次郎等とともに日比谷公園造園委員会が設置され、1902年(明治35年)4月に着工。翌年6月1日に仮開園を迎えたそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 20mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_230217014 X900 〇日比谷公園 Z50 18-140.jpg 3.雲形池と鶴の噴水
これが鶴の噴水だ。wikipediaによれば、公園のほぼ全域、および公園以東、有楽町駅周辺にかけての一帯は、安土桃山時代以前には日比谷入江と呼ばれる海域だった場所であり、徳川幕府による江戸の都市開発にあたり、神田山の開削で得られた土砂などを使って埋め立てられたものである。現在でも日比谷公園の標高は銀座や霞ヶ関より1mほど低い。鶴の噴水は津田信夫と岡崎雪聲の共作により、開園間もない1905年に完成している。午前中の光は穏やかだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/500秒 63mm ISO560 ) 露出補正 なし
004_230217017m X900 〇日比谷公園 ハクセキレイ Z50 18-140.jpg 4.ハクセキレイ
雲形池の周囲には野鳥が多かった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
005_230217022m X900 〇日比谷公園 シジュウカラ Z50 18-140.jpg 5.シジュウカラ
数羽のシジュウカラもいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
006_230217026 X900 日比谷公園 ヒヨドリ Z50 18-140.jpg 6.ヒヨドリ
ヒヨドリは都会でよく見る個体数の多い野鳥だ。全長は約27.5 cm。飛ぶ姿は大きく見える。wikipediaによれば、日本では周年見られるが、春および秋には渡りが各地で確認される。秋には国内暖地へ移動する個体も多く、10-11月には渡りが日本各地で観察され、房総半島南端、伊良湖岬のほか、関門海峡では1,000羽を越えて渡る群れも観察されるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/650秒 82mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_230217103m X900 〇スズメ 日比谷公園 Z50 18-140.jpg 7.スズメ
スズメは群れになっているところを見る機会が多いが、この個体はそうではなかった。最近スズメの数が減ってきているように思うが。wikipediaに、「鳥類の行動や生態を研究している三上修らの推定によると、2007年のスズメの個体数は1990年ごろに比べて少なくとも半減、減少率を高く見積もると5分の1になったと考えられている。50年前の10分の1とも推定されている。しかし減少原因についてはよくわかっていないが、気密性の高い住宅の普及によって営巣場所が減少したこと、農村部でコンバインの普及によって落ち籾(もみ)が減少しそれによる冬季の餌が不足したことなどが可能性として挙げられている。また農村部と比べて都市部において巣立っているヒナの数が少ない傾向が見られており、都市化に伴う餌不足も、減少原因の候補として挙げられている。このように減少はしているが絶対的な個体数はまだ多く、現在の減少スピードであれば数十年後に絶滅してしまうことはないと言われている。」という記述があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 130mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_230217111 X900 日比谷公園 松本楼 Z50 18-140.jpg 8.松本楼
日比谷公園を霞門からいったん出て、旧法務省の赤レンガの建物を見に行ってきた。資料展示室も大雑把に見学し、そろそろ句会の時間になるので再び公園に戻ってきた。一、二度利用したことがある松本楼があった。松本楼は1903年に東京市が現在の日比谷公園を開園するにあたり、銀座で食堂を経営していた小坂梅吉が落札し、日比谷松本楼として6月1日にオープンしたそうだ。終戦後、1951年11月にようやく接収が解かれ、松本楼は再スタートを切る。1971年11月19日、沖縄返還協定反対デモが日比谷公園内で激化し(日比谷暴動事件)、その中で中核派の投げた火炎瓶の直撃を受け、2代目建物も焼失の憂き目にあう。3代目松本楼のオープンは1973年9月26日と再建に約2年を要した。これを機に10円カレーが始まったとされる。わたくしも食べたことのある松本楼のカレーライスは後々まで有名になった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/500秒 18mm ISO110 ) 露出補正 なし
009_230217112 X900 日比谷公園 松本楼 Z50 18-140.jpg 9.京橋の欄干柱
松本楼から、西幸門へ戻る途中に京橋の欄干があった。説明板には、「この石柱は、明治8年(1875年)築造された京橋の欄干柱(らんかんばしら)で、大正11年(1922年)架け替えの際にここに移されたものです。当時は、橋名を刻んだ親柱もありましたが、昭和9年(1934年)京橋の橋台地が整備されたときそちらへ移されました。」と説明されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f9 1/500秒 23mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_230217114 X900 〇国会通り 西幸門前 Z50 18-140.jpg 10.西幸門交差点から国会議事堂を見る
11時15分、国会通りの西幸門交差点に戻ってきた。句会の場所はこのすぐそばの建物にある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_230217140 X900 〇桜田門 午後 Z50 18-140.jpg 11.桜田門
句会が終わり、午前中は逆光だった旧法務省の赤レンガの建物をもう一度撮りたいと思い、日比谷公園の霞門を抜けて桜田通りに出て、桜田門へ向け速足で歩いて行った。日が傾くのが早く、旧法務省の建物は思ったような写真は撮れなかった。桜田門の交差点から、濠を渡ったところに桜田門の高麗門が見えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f9 1/500秒 30mm ISO110 ) 露出補正 なし
012_230217141 X900 桜田門 午後 Z50 18-140.jpg 12.桜田門 高麗門
wikipediaによれば、桜田門は、江戸城の内堀に造られた門の一つで桜田堀と凱旋堀の間にある。昭和36年(1961年)に「旧江戸城外桜田門」として国の重要文化財(建造物)に指定された。特別史跡「江戸城跡」の一画を占める。なお江戸城には内桜田門と外桜田門の2つが存在するが、前者は桔梗門とも呼ばれ、単に「桜田門」という場合には後者を指すことが多い。この門は1663年(寛文3年)頃建築 (寛政重修諸家譜による)、高麗門で、桜田門は本瓦葺髙麗門と櫓門からなる桝形を形づくっている。中に入る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4,5 1/500秒 26mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_230217142 X900 桜田門 午後 Z50 18-140.jpg 13.桜田門 櫓門 -1
高麗門をくぐると右手に櫓門が見えた。櫓門は1663年(寛文3年)頃建築、脇戸付櫓門(寛政重修諸家譜による)、入母屋造、本瓦葺である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 31mm ISO140 ) 露出補正 なし
014_230217149 X900 桜田門 午後 Z50 18-140.jpg 14.桜田門 櫓門の門扉
現在の扉の釣金具には「寛文3年(1663年)」の銘が入っている。歴史を感じる重厚な門扉である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/500秒 36mm ISO5000 ) 露出補正 なし
015_230217150 X900 〇桜田門 午後 Z50 18-140.jpg 15.桜田門 櫓門 -2
櫓門の枡形の内側(西側)から撮った。装って写真を撮っている女性がいた。門の向こう側は祝田橋の方向だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 28mm ISO180 ) 露出補正 なし
016_230217159m2 X900 〇日比谷公園 Z50 18-140.jpg 16.アークライト灯の名残り
そろそろ帰ることにしよう。やはり、通いなれた内幸町から都営地下鉄三田線ー浅草線ー京浜急行で横浜に出ることを選択する。祝田門から再び日比谷公園に入る。そこにアークライト灯の跡があった。説明版には「この元アークライト灯は、開園当時の公園灯で園内には10基設置され、1200カンテラの明るさがあったといわれます。これ以外はガス灯70基が設置されていました。三笠山の裾にある水飲みと同じ鋳鉄製で統一されたデザインとなっており、両方とも明治の記念物として1基づつ園内に残っています。」と書かれていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 26mm ISO160 ) 露出補正 なし
017_230217163 X900 日比谷公園 午後 Z50 18-140.jpg 17.自由の鐘
この鐘は終戦直後、連合国軍総司令官だったマッカーサーの提案を受けた米国の市民有志が自由の恩恵を受ける社団法人日本新聞協会に寄付。協会は日比谷公園内に塔を造り、鐘とともに東京都に寄付して、1952年10月24日に安井誠一郎(当時)都知事により除幕式が行われたという経緯がある。しかし、中心部の振り子が失われたこともあり、鐘の音色を響かせることが久しく絶え、青銅製で高さ約1m、直径約1.2m、重さ約1トンある鐘を吊るす高さ約7.6mの塔全体も老朽化で傷んでいたが2011年10月1日に「自由の鐘修復募金委員会」により自由の鐘が60年ぶりに日比谷公園に復活した。英語で記された銘板があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 30mm ISO1250 ) 露出補正 なし
018_230217164 X900 〇日比谷公園 午後 Z50 18-140.jpg 18.午後の鶴の噴水
午後3時半を回っていた。雲形池の鶴の噴水に戻ってきた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 65mm ISO180 ) 露出補正 なし
019_230217171 X900 ◎日比谷公園 ヒヨドリ 午後 Z50 18-140.jpg 19.鶴の噴水とヒヨドリ -1
高い木の梢に止まっているムクドリが噴水に舞い降りてくる。勢いよく水を吹く鶴の像の右足元(写真では左側)に羽を広げたムクドリが見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO1100 ) 露出補正 なし
020_230217194 X900 ◎日比谷公園 ヒヨドリ 午後 Z50 18-140.jpg 20.鶴の噴水とヒヨドリ -2
また、一羽、今度は左足先に来た。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO800 ) 露出補正 なし
021_230217202 X900 市政会館 午後 Z50 18-140.jpg 21.市政会館 入り口
日比谷公園の中を通って市政会館まで戻ってきた。ここは国会通り側の入り口である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/500秒 35mm ISO4000 ) 露出補正 なし
022_230217203 X900 市政会館 午後 Z50 18-140.jpg 22.市政会館 日比谷公園側から
1923年の関東大震災後の2029年に竣工したこの建物は、1961年6月から1965年8月に近代化に向け主要附帯設備増・改築工事が実施された。こちらの門は閉ざされている。市政会館の建物は日比谷公会堂(写真の右側部分)が併設され、「市政会館」「日比谷公会堂」は両者が一体となっている珍しい建築物である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 18mm ISO250 ) 露出補正 なし