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2023年9月 4日

快晴の上高地 ⑥ 2023年8月8日-10日 立山黒部アルペンルートとトロッコ電車・上高地3日間

8月10日、ツアー最後の日となった。今日は上高地へ行く。上高地へは3週間前の7月17日に、一人で日帰りで来ており、その時は天候が優れず、チョウの写真も撮れなかった。今回はリベンジしたいのだが。
 朝は気持ちよく晴れていた。上高地で3時間の散策時間をとるために、朝は7時30分の出発となった。白馬からリンゴの果樹園の中を走る「北アルプスサラダ街道」を走った。安曇野から松本の市街は通らず、気が付いたら新島々の駅前に出ていた。
 途中、道の駅「風穴の里」でトイレ休憩をとって、あとは、いつもの上高地への道を走る。
 上高地には10時少し前に着いた。文句のつけようがない快晴である。車窓からも吊り尾根が見えた。いつもは大正池から歩くのだが、今回はバスターミナルまで乗っていってしまうことにした。小梨平で写真を撮りたい。バスを降りると涼風が爽やかだった。

000_230810514 X700 〇上高地 RX10M4.jpg
文句のつけようがない快晴の穂高連峰 2023年8月10日 上高地 河童橋付近から

090_230810249 X800 〇白馬樅ノ木ホテル G7X.jpg 90.白馬のホテルを出発
快晴の涼しい朝だった。7:30に出発の予定だったが、全員5分前には揃っていて、上高地に向かって出発した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
091_230810256 X800 〇白馬→上高地 車窓 G7X.jpg 91.高瀬川を渡る(車窓から)
バスは長野県道308号線を南に走る。青木湖、木崎湖を右に見て走る。大町を過ぎたあたりで高瀬川を渡る。松川地区の国営アルプス安曇野公園の近くを走る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
092_230810260 X800 白馬→上高地 車窓 G7X.jpg 92.北アルプスサラダ街道(車窓から)
国営アルプス安曇野公園のあたりからしばらく走ると、道路わきに「北アルプスサラダ街道」という表紙が立てられたのどかな道を走っていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
093_230810262 X800 〇白馬→上高地 車窓 G7X.jpg 93.リンゴ畑(車窓から)
実が大きくなり始めたリンゴ畑が両側に見える。北アルプスサラダ街道は安曇野市から長野県道25号塩尻鍋割穂高線を走る長野県松本地域西部にある観光道路であり、野菜や果物栽培が盛んな市町村を結んでいる。wikipediaによれば、1988年より取り組みが始まり、大規模なハード事業による観光開発をしないで、日常の農村を味わってもらうことが趣旨となっていた。日本アルプスサラダ街道協議会主催で街道ウォークなどのイベントが行われていたそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO250 ) 露出補正 なし
094_230810263 X800 白馬→上高地 車窓 新島々G7X.jpg 94.新島々駅(車窓から)
バスは松本市内に入らず、安曇野からサラダ街道を走り、松本電鉄上高地線に並行して走る国道158号線に突き当たる。そこを右折し、見慣れた新島々の駅前に出た。後は上高地まで3週間前にもバスで通った道である。松本から出ている、かつて松本電鉄上高地線といわれた、現アルピコ交通上高地線の終着駅である。ここからバスに乗り換えて上高地へ入ったこともあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
095_230810264 X800 白馬→上高地 道の駅 風穴の里 G7X.jpg 95.道の駅「風穴の里」
新島々から上高地へ行く途中、唯一のPAである道の駅で一休みした。出発してから2時間近く経っている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
096_230810268 X800 白馬→上高地 梓湖 奈川渡ダム G7X.jpg 96.梓湖(車窓から)
梓川の奈川渡ダム堰止湖である。槍ヶ岳に源を発し南流する梓川は上高地で大正池を形成し、梓湖(奈川渡ダム)に注ぐ。国道158号線はこの奈川渡ダムの堰堤の上を走る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/1250秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
097_230810269 X800 白馬→上高地 梓湖 奈川渡ダム G7X.jpg 97.奈川渡ダム 安曇発電所(車窓から)
それまで梓川にはダム式発電所がなかったが、1969年(昭和44年)11月に、奈川渡ダム、水殿ダム、稲核ダムの梓川3ダムが完成した。中でも奈川渡ダムは、長野県で1番大きなダムであり、高さ155mのアーチ式コンクリートダムで、日本のアーチダムの中でも3位の堤高を誇る。2010年の5月だったか、学生時代の同期の体育会の仲間との旅行の折、友人の東京電力に務めるM氏の尽力で、この奈川渡ダムおよび発電所を見学させてもらったのを覚えている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/1250秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
098_230810494x X800 ◎上高地 大正池(車窓) RX10M4.jpg 98.トンネルを抜けて上高地へ(車窓から)
バスはトンネルを抜けて上高地に入った。車窓から穂高連峰の吊り尾根が、遮る雲なく見えた。思わず目を見張る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
099_230810498 X800 〇上高地 RX10M4.jpg 99.焼岳
大正池の次に、上高地帝国ホテル前で何人か下車する人たちがいて、最後に上高地バスターミナルまで乗っていったのは、私たち2人を含めてほんの数人であった。集合時間を確認して、出発する。長野県と岐阜県にまたがる標高2,455 mの活火山、焼岳を眺めると、山肌が荒々しかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
100_230810504 X800 〇上高地 RX10M4.jpg 100.穂高連峰と河童橋
吊り尾根の上は雲一つない。吊り尾根の右側に前穂高岳3,090m、左側には奥穂高岳3,190mがそびえる。この眺めで3週間前の雪辱を果たせた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
101_230810507 X800 ◎上高地 RX10M4.jpg 101.ロバの耳、ジャンダルム
奥穂高岳から左へ、馬の背、ロバの耳、ジャンダルムと呼ばれる峰々が連なる。ジャンダルム (Gendarme) は、奥穂高岳の西南西にあるドーム型の岩稜で標高は3,163 mある。wikipediaによれば、名称はスイス・アルプス山脈のアイガーにある垂直の絶壁(高さ約200 m)の通称に由来するが、本来はフランス語で国家憲兵のこと。転じて山岳用語としては、尾根上の通行の邪魔をする岩をいう 。奥穂高岳ジャンダルムは奥穂高岳の前衛峰として名付けられた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO100 ) 露出補正 なし
102_230810510 X102 ◎上高地 RX10M4.jpg 102.河童橋のたもとから
我ながら良いアングルを見つけたと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
103_230810621 X800上高地 キオン D5300 TAMRON 90.jpg 103.キオン
岳沢温原の方へ行ってみようと思い、河童橋を梓川右岸に渡る。明神池の方に向かって歩き始めると、ホテルの裏側の空き地に黄色い花が咲いていた。キオンだ。何やらヒョウモン蝶が来ているが、遠くてよくわからない。

Nikon D5300 TAMRON 90mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
104_230810621a X800上高地 キオン D5300 TAMRON 90.jpg 104.キオンに来ていたオオウラギンスジヒョウモン
写真右下の方に花に隠れてオオウラギンスジヒョウモンの姿が見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/640秒 114mm ISO100 ) 露出補正 なし
105_230810518 X800 〇上高地 ツマグロヒョウモン RX10M4.jpg 105.ツマグロヒョウモン♀
道に止まったチョウはツマグロヒョウモンだった。上高地でツマグロヒョウモンとは。こんな高地にも進出してきている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/800秒 160mm ISO100 ) 露出補正 なし
106_230810520 X800 上高地 梓川右岸  RX10M4.jpg 106.熊目撃情報
岳沢湿原への道に「熊目撃情報」の看板が立てられていた。「8月10日 午前9時50分 現在地付近 ツキノワグマ1頭」と書かれている。この写真を撮ったのは、8月10日 午前10時30分 ある。つい40分前にいたということだ。クワバラクワバラ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3,5 1/500秒 24mm ISO2500 ) 露出補正 なし
107_230810524t X800 〇上高地 コムラサキ RX10M4.jpg 107.コムラサキ -1
上高地ではコムラサキを多く見る。この個体は、裏面の色がすこし濃いように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,5 1/1000秒 152mm ISO100 ) 露出補正 なし
108_230810528 X800 ◎上高地 コムラサキ RX10M4.jpg 108.コムラサキ -2
少し翅を開いてくれた。♀のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,5 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
109_230810535 X800 ◎上高地 RX10M4.jpg 109.絶景
7月の終わりごろに岳沢では、タカネキマダラセセリ、クモマツベニヒカゲという憧れの高山蝶が発生する。一度は行ってみたいと思っていた。岳沢 は、上高地の河童橋などから正面に見える穂高連峰の中腹にある渓谷で、上高地内のハイキングだけでは物足りない人にお薦めの軽登山コースと紹介されている。最高地点の標高は2170mで、上高地から2時間半かかるそうだ。とても横浜からの日帰りでは無理である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3,5 1/500秒 32mm ISO100 ) 露出補正 なし

2023年7月28日

猛暑の箱根湿性花園 ② 2023年7月18日 神奈川県箱根町仙石原

チョウの姿はなく、ミドリシジミのミの字もなかった。いつもは、多くのオオウラギンスジヒョウモンが、オカトノウやカセンソウが咲く湿原植生復元区で翔んでいるのだが、その姿もなかった。たまに翔んでは来るのだが、すぐ木陰のあるほうに飛び去ってしまう。吸蜜していたのは1頭のみだった。
 手持無沙汰で花の写真を撮りながら、11時半まで園内に滞在して、駐車場の前で40年以上にわたり営業しているという「湿性茶屋」という蕎麦屋に寄り、とろろそばを食べた。ビールを飲めなかったのは残念だが、箱根の冷水が身体に染みるようにうまかった。

000_230718067 X900 猛暑の湿性花園 オグラセンノウ RX10M4.jpg
オグラセンノウ(小倉仙翁) 2023年7月18日 神奈川県箱根町仙石原
オグラセンノウは、1903年の熊本県阿蘇山で採取された標本に基づいて植物学者の牧野富太郎博士によって新種として紹介がなされ、本草図説の植物に当てはめ、オグラセンノウと命名された(wikipedia) 環境省絶滅危惧ⅠB類

024_230718065 X900 猛暑の湿性花園 エゾミソハギ RX10M4.jpg 24.エゾミソハギ(蝦夷禊萩)
エゾミソハギ は、盆花としてよく使われ、ボンバナ、精霊花(ショウリョウバナ)などの名もあるミソハギの近縁種である。ミソハギより大型で、葉の基部が茎を抱き、毛が多い。世界の侵略的外来種ワースト100 (IUCN, 2000)選定種の一つである。湿潤な場所によく育つという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 151mm ISO160 ) 露出補正 -0.7段
025_230718161m X900 箱根湿性花園 コバノタツナミ Z50 Z105mc.jpg 25.コバノタツナミ(小葉の立浪)
シソ科の植物である。舞岡公園でも見られるタツナミソウの変種。茎の基部が長く這う。基本種と比べて全体に小さく、葉は小型で短毛が生え、鋸歯の数が少ない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
026_230718150 X900 箱根湿性花園 ドクウツギ Z50 Z105mc.jpg 26.ドクウツギ(毒空木)の実
何の実だろうと思い、種名の札を見るとドクウツギと書かれていた。名前にウツギが付く植物はアジサイ科のウツギ、マルバウツギ、ノリウツギがあるが、スイカズラ科のタニウツギ、ミツバウツギ科のミツバウツギもあり、このドクウツギはドクウツギ科である。空木(ウツギ)は幹が中空であることに由来するというが、ドクウツギの和名の由来は、枝ぶりがウツギに似ていて、毒を含むことからこの名があるという。wikipediaを見ると、トリカブト、ドクゼリと並んで日本三大有毒植物の一つとされている。花期は4 - 6月。果期は6月から8月。果実はブドウのように房状につき、熟すると赤から黒紫色になり、食べられそうに見えるが猛毒である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
027_230718078 X900 猛暑の湿性花園 キンミズヒキ RX10M4.jpg 27.キンミズヒキ(金水引)
バラ科キンミズヒキ属の多年草である。和名の由来は、細長い黄色の花穂を「金色のミズヒキ(タデ科)」にたとえたものである。タデ科イヌタデ属にミズヒキ(水引)という種がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 181mm ISO250 ) 露出補正 なし
028_230718082 X900 猛暑の湿性花園 RX10M4.jpg 28.仙石原湿原植生復元区 -1
仙石原湿原植生復元区には木道が整備されている。南側の台ヶ岳(1,045m)、神山(1,483m)方面を眺める。湿原には黄色いカセンソウや白いオカトラノオの花が咲き、いつもはオオウラギンスジヒョウモンなどが多く舞っているが、この日は猛暑の為か姿が見えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
029_230718081m X900 △猛暑の湿性花園 ウラギンスジ RX10M4.jpg 29.葉陰に隠れるオオウラギンスジヒョウモン
それでも1頭のオオウラギンスジヒョウモンが翔んでいた。しかし、花には来ない。湿原を横切って、木立の方へ翔んで行き、日陰になった葉に静止した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1600 ) 露出補正 なし
030_230718084 X900 猛暑の湿性花園 カセンソウ RX10M4.jpg 30.カセンソウ(歌仙草)
仙石原湿原植生復元区に多く咲いている。キク科オグルマ属の多年草である。和名をカセンソウ「歌仙草」というが、牧野富太郎博士は「名の由来は不明」としているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 201mm ISO1600 ) 露出補正 なし
031_230718092 X900 〇猛暑の湿性花園 オカトラノオ RX10M4.jpg 31.オカトラノオに来たオオウラギンスジヒョウモン♂
1頭のオオウラギンスジヒョウモンが不意に飛来し、オカトラノオの花に止まった。前翅が大きく破損していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
032_230718121 X900 猛暑の湿性花園 RX10M4.jpg 32.オオウラギンスジヒョウモン(トリミング)
前の写真と同じ個体。破損したところをカットした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
033_230718103m X900 ◎猛暑の湿性花園 オカトラノオ RX10M4.jpg 33.キタテハ夏型
5mほど離れたオカトラノオの花に止まっていたキタテハを発見した。チョウがいないので貴重な被写体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
034_230718110 X900 〇猛暑の湿性花園 コキマダラ RX10M4.jpg 34.コキマダラセセリ♀
木道から離れたところに咲いているカセンソウに何か止まっている。セセリチョウまでは解るが、肉眼では同定できない。とにかく撮って、モニターで拡大し見てみるとコキマダラセセリだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
035_230718114 X900 猛暑の湿性花園 RX10M4.jpg 35.仙石原湿原植生復元区 -2
平成元年から毎年仙石原湿原植生復元区火入れが実施されている。夏に生い茂ったヨシやススキなどの枯草や、その中に隠れて成長したハンノキなどの樹木の幼木を、火をつけて燃やし、取り除く作業である。これらがその場にあり続けると、湿原は次第に森林へ変化(遷移)していく。そのため、仙石原湿原の維持にはこの火入れ作業が重要とされている。ミドリシジミの食樹であるハンノキの幼木は犠牲になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 12mm ISO160 ) 露出補正 なし
036_230718111 X900 猛暑の湿性花園 RX10M4.jpg 36.仙石原湿原植生復元区 -3
これは東を向いて撮った写真である。右側が台ヶ岳の方向になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
037_230718167 X900 箱根湿性花園 クサレダマ Z50 Z105mc.jpg 37.クサレダマ(草連玉)
湿原植生復元区に咲いていた。和名はマメ科のレダマに似て、草本であることに由来する。wikipediaでは、草本とは、木本(もくほん)に対応する概念で、木にならない植物を指す。すなわち、樹木のように大きくならず、太く堅い幹を持たない植物である。一般に草(くさ)と呼ばれる植物である。と記されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
038_230718124 X900 〇猛暑の湿性花園 ウラゲヨブスマソウ RX10M4.jpg 38.スジグロシロチョウ♂ -1
スジグロシロチョウが初めて見る花で吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
039_230718172 X900 ◎箱根湿性花園 Z50 Z105mc.jpg 39.スジグロシロチョウ♂ -2
スジグロシロチョウが吸蜜している花を、Picure This で検索してみると、ウラゲヨブスマソウ(裏毛夜衾草)と同定してくれた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
040_230718176 X900 箱根湿性花園 Z50 Z105mc.jpg 40.ウラゲヨブスマソウ(裏毛夜衾草)
ところがwikipediaで、ウラゲヨブスマソウで検索するとイヌドウナのページが開いた。その写真を見ると確かにこの花である。似ている種にヨブスマソウという種があり、イヌドウナは、ヨブスマソウより背丈も低く、小さいという。ウラゲヨブスマソウ=イヌドウナなのだろうか?

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
041_230718170 X900 箱根湿性花園 ニワシロユリ マドンナリリー Z50 Z105mc.jpg 41.マドンナリリー(和名ニワシロユリ)
キリスト教においては白いユリの花が純潔の象徴として用いられ、聖母マリアの象徴として描かれ、この花が「マドンナリリー」と呼ばれるようになっていった。日本語名は「ニワシロユリ」と名付けられているが、これは英語名からの直訳で、キリスト教の聖花として庭園栽培がなされていたことに由来するそうだ。テッポウユリに似ている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
042_230718130 X900 猛暑の湿性花園 ノリウツギ RX10M4.jpg 42.ノリウツギ(糊空木)
和名の由来は何かと思いwikipediaで調べたところ、樹皮からは和紙の糊料が採れるとあった。また、花を楽しむために庭に植えられるほか、根からは喫煙具のパイプが作られることが知られている。ノリウツギの花にはチョウも多く集まり、かってはここにある1本のノリウツギにミドリシジミが10頭近くいたこともあった。この日は、何か所かノリウツギの花が咲くところを丹念に見たが、1頭も見られなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
043_230718131 X900 猛暑の湿性花園 マンシュウキスゲ RX10M4.jpg 43.マンシュウキスゲ(満州黄萱)?
私はニッコウキスゲ(日光黄萱)と思って撮ったが、後で、その画像をPictureThisで検索してみると、マンシュウキスゲという結果だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 172mm ISO125 ) 露出補正 なし
044_230718181 X900 箱根湿性花園 キリンソウ Z50 Z105mc.jpg 44.キリンソウ(麒麟草)
キリンソウは、薬用及び食用にされ、虫刺されや切り傷にはすり潰した葉の汁を塗ると効果があるという。和名の別名にはキジンソウ、キジグサともいい、「傷薬の草」を意味し、これが転訛して「キリンソウ」となったとする説がある。また、中国の古書に登場する伝説上の動物麒麟に由来するという説もあるという。だが、黄色い花と動物のキリンを関連付けたいところだが、名前の由来は不明だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f11 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし

2023年6月18日

6月の舞岡公園 ② 2023年6月7日 横浜市戸塚区舞岡公園

前々日にも舞岡公園へ行ったのだが、なかなか成果が上がらない。
 6月6日は雨で気温も低かったが、翌日7日の予報では天気は回復し気温も上がりそうなので、急遽、出かけることにした。
 雨上がりで期待できるのかと思ったが、平地産ゼフィルスはもとより、見かけるチョウの数も少ない。この日は平地産ゼフィルスは全く撮影できなかった。
 クリの花でトラフシジミの夏型と、近年少なくなっていたキマダラセセリを撮ることができたのが、せめてもの慰めだった。
 他の方のブログを拝見すると、オオミドリシジミを含めて6種の平地産ゼフィルスはすべて撮影されている。決して、発生していないわけではないので、私としては来シーズンに期待である。6月8日には関東甲信越地方も梅雨入りした。

000_230607069 X700 〇舞岡公園 RX10M4.jpg
桔梗 2023年6月7日 横浜市戸塚区舞岡公園 小谷戸の里

001_230607027 X900 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 1.コミスジ
南門から散策路に入るとコミスジが翔んでいた。コミスジは年3回ほど発生するが、すでに第1化の最盛期は過ぎていて、擦れている個体が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
002_230607038 X900 ◎舞岡公園 トラフ RX10M4.jpg 2.トラフシジミ 夏型
クリの花が咲くところにいくと、愛好家がおひとり手持無沙汰そうに立っておられた。どうやらチョウの姿はないようだ。クリの花を眺めていくと何やら黒い影が見えた。何かわからない。RX10の望遠端で、AFフレームに入れて連写し、モニターで確認するとトラフシジミの夏型だった。そろそろ出現するころだと思っていた。トラフシジミは夢中で吸蜜し、動かなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
003_230607057 X900 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 3.親子連れのコジュケイ -1
コジュケイが前方3mくらいの目の前に現れた。1羽ではない。写真の右側にオレンジ色の姿が見える。まったく鳴き声は上げない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
004_230607045 X900 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 4.親子連れのコジュケイ -2
左側にもう1羽いた。明らかに体の大きさが違う。子供の方は親鳥に甘えるような姿を見せる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
005_230607064m X900 ◎舞岡公園 コジュケイ親子 RX10M4.jpg 5.親子連れのコジュケイ -3
しばらく観察していると、やがて親の後について右の藪の中に静かに入っていった。wikipediaによると、「コジュケイの繁殖形態は卵生。年に2回繁殖する。4-6月に地面の窪みに枯れ草を敷いた巣に、7-8個の卵を産む。メスのみが抱卵し、抱卵期間は17-19日。雛は孵化直後に巣立つ。雌雄共に育雛を行う。生後1年で成熟する。」と記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 132mm ISO500 ) 露出補正 なし
006_230607068 X900 舞岡公園 ホタルブクロ RX10M4.jpg 6.ホタルブクロ(蛍袋)
一昨日はまだ蕾だったホタルブクロが開き始めた。ホタルブクロはキキョウ科の多年草で、和名「ホタルブクロ」は、子どもが本種の袋のような花にホタルを入れて遊んだことに由来するという。wikipediaには花色には赤紫のものと白とがあり、関東では赤紫が、関西では白が多いとあるが、これはどちらかというと白い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
007_230607002 X900 舞岡公園 Z50 Z105mc.jpg 7.リョウブ(令法)
小谷戸の里の炭焼き小屋の入り口にあるリョウブ。リョウブの木は他にもあるがこの木は少し葉脈に赤みがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
008_230607071 X900 舞岡公園 RX10M4.jpg 8.ヤマアジサイ(山紫陽花)
一昨日も撮った瓜久保の家に咲くヤマアジサイである。その時はガクだけ撮ったが、これは花全体を撮った。ガクがよりピンク色になってきている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 154mm ISO500 ) 露出補正 なし
009_230607007 X900 舞岡公園 Z50 Z105mc.jpg 9.キキョウ(桔梗)
トップの写真はRX10で撮ったが、これは105mmマクロレンズで撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
010_230607073 X900 舞岡公園 RX10M4.jpg 10.キンシバイ(金糸梅) -1
いま、古民家の裏庭に黄色も鮮やかなキンシバイが咲いている。和名は中国名の「金糸梅」に由来し、これは5枚の花弁を梅に、多数の雄蕊を金の糸に喩えたものだそうだ。この写真では雄蕊はまだ長く伸びていないので、金の糸には見えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.5 1/1250秒 34mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_230607076 X900 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 11.キンシバイ -2
wikipediaによれば、樹高0.3 - 1.5 m程度の小低木で大きくなれば3 mに達する。主幹は基部から盛んに分枝し、高角度に広がる。枝は垂れ気味に長く伸び、先端が垂れるとある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f2.8 1/1250秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_230607011 X900 〇舞岡公園 キンシバイ Z50 Z105mc.jpg 12.キンシバイ -3
花は盃状で、花弁は5枚。楕円状卵形から広倒卵形、あるいは円形となり、僅かに外側に膨らみ浅い盃形をなす。この成長した花は雌蕊を中心に多くの雄蕊が金の糸のように長く伸びている。雄蕊は50 本~70本単位の5本の束を構成する。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f9.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
013_230607081 X900 〇舞岡公園 ルリシジミ 産卵 RX10M4.jpg 13.ルリシジミ 産卵 -1
ルリシジミがヤマハギに産卵に来ていた。ヤマハギの新芽に腹端を曲げて産卵している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.5 1/1250秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_230607016 X900 〇舞岡公園 ヤマハギ Z50 Z105mc.jpg 14.ルリシジミ 産卵 -2
産み付けられた卵は確認できなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
015_230607024 X900 ◎舞岡公園 ヤマハギ Z50 Z105mc.jpg 15.ルリシジミ 産卵 -3
産卵はちょっとお休みして翅を開いた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
016_230607084m X900 ◎舞岡公園 キマダラセセリ RX10M4.jpg 16.キマダラセセリ -1
再びクリの木のところに戻ってきた。首が痛くなるほど上を見続けて探す。ミドリシジミはじめゼフィルスは見つけられなかったが、何か小さいのがいる。コチャバネセセリかキマダラセセリかと思い、レンズを向けて撮ってみる。キマダラセセリだった。数年前まではこの季節にしばしば見かけたが、最近は少なくなっていたので、いてくれてよかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 203mm ISO640 ) 露出補正 なし
017_230607090 X900 ◎△舞岡公園 キマダラセセリ RX10M4.jpg 17.キマダラセセリ -2
葉の間から差し込む日の光の加減で、面白い写真になった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
018_230607095 X900 〇舞岡公園 ウラギンシジミ RX10M4.jpg 18.ウラギンシジミ♂
駐車場に戻るとき、ウラギンシジミが路上を翔んでいた。ウラギンシジミは秋型が成虫で越冬し、翌春4月の終わりごろまで飛んでいる。そして、第1化が6月に発生する。開始するのを待ったが、これ以上は開いてくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
019_230607099m X900 〇舞岡公園 ガビチョウ RX10M4.jpg 19.ガビチョウ(画眉鳥)
南門の近くまで来るとよくガビチョウに会う。ガビチョウは中国南部から東南アジア北部にかけて広く生息する外来種だが、日本以外にハワイ諸島にも侵入していて、その侵入の経緯はホノルルの中華街の火事だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
020_230607102 X900 舞岡公園 RX10M4.jpg 20.ベニシジミ
どこからともなく敏速でベニシジミが翔んできて、大きな葉に止まった。春型はそろそろ擦れてきいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 216mm ISO400 ) 露出補正 なし

2021年8月 5日

池の平と嬬恋鹿沢 2 of 3  7月19日 コヒョウモンモドキを狙う

2日目の朝はアイノミドリシジミの活動時間に合わせて、昨日様子を見てきたポイントへ行く予定だった。しかし、一昨年の台風19号の豪雨のため、橋が流されてしまい、その場所へ安全に行くことが出来ないので、あきらめざるを得ない。
 昨日到着後に寄った野草園で発生初期のコヒョウモンモドキに会えた。午前中はそこでコヒョウモンモドキを狙うことにした。まずまずの成果が得られたと思う。
 午後からは、湯の丸キャンプ場から湯の丸山の鐘分岐へ上がり、こんこん平と呼ばれるスキー場の第一リフトの上に出てミヤマシロチョウを撮ろうかと考えていた。しかし、暑さが厳しく、疲れもあったので、午後は早めに温泉に入ってのんびり過ごすことにした。

33.ヒョウモンチョウ -1
8時半、野草園を歩き始めた。さっそく小型のオレンジ色が飛ぶので追いかけ、黄色い花に来たところを撮った。飛び方はコヒョウモンモドキと変わりなく見えたが、形はやや大きく、ヒョウモンチョウだった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
033_210719006 X800 ◎嬬恋鹿沢 メタカラコウD5300 TAMRON 90.jpg
34.ヒョウモンチョウ -2
吸蜜している花はメタカラコウ(雌宝香)。キク科の多年草である。ヒョウモンチョウはコヒョウモンに似るがここにいるのはヒョウモンチョウだ。ヒョウモンチョウもコヒョウモンもいる所には個体数は少なくないが、ヒョウモンチョウの方は旬絶滅危惧種になっている。草原環境の減少で彼らには住みにくくなっているようだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
034_210719009 X800 ◎嬬恋鹿沢 D5300 TAMRON 90.jpg
35.コキマダラセセリ -1
野草園にはノアザミが多く咲く。この花もチョウの好きな花だ。そこへセセリチョウが飛来し、吸蜜を始めた。コキマダラセセリのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
035_210719139m X800 ◎嬬恋鹿沢 RX10M4.jpg
36.コキマダラセセリ -2
翅表が見えた。どうやら雌のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
036_210719233 X800 ◎嬬恋鹿沢 コキマダラセセリ RX10M4.jpg
37.コキマダラセセリ -3
マクロで撮った。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
037_210719077 X800 ◎嬬恋鹿沢 D5300 TAMRON 90.jpg
38.コヒョウモンモドキ -1
8時40分、ヨツバヒヨドリで吸蜜しているコヒョウモンモドキを発見。シジミチョウのように小さい。向こうに見えるのは桟敷山(1,915m)。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
038_210719169 X800 ◎嬬恋鹿沢 コヒョウモンモドキ RX10M4.jpg
39.コヒョウモンモドキ -2
同じ個体。「フィールドガイド 日本のチョウ」では、は翅表の黒色部が発達するとあるので、のように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 94mm ISO100 ) 露出補正 なし
039_210719162 X800 ◎嬬恋鹿沢 コヒョウモンモドキ RX10M4.jpg
40.コヒョウモンモドキ -3
同じ個体。裏面を観察。好きな花を見つけると、しばらく落ち着いて吸蜜している。ヨツバヒヨドリが咲いていてくれてよかった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
040_210719030 X800 ◎嬬恋鹿沢 D5300 TAMRON 90.jpg
41.コヒョウモンモドキ -4
そこにもう1頭コヒョウモンモドキが飛来した。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
041_210719042 X800 ◎嬬恋鹿沢 D5300 TAMRON 90.jpg
42.コヒョウモンモドキ -5
まるで顔を見合わせているようだ。となのだろうか。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
042_210719048 X800 ◎嬬恋鹿沢 D5300 TAMRON 90.jpg
43.コヒョウモンモドキ -6
向こう側の個体の頭部が隠れてしまっているので、吸蜜しているのかどうかわからない。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
043_210719061 X800 ◎嬬恋鹿沢 D5300 TAMRON 90.jpg
44.コヒョウモンモドキ -7
向こう側の個体が尾端を曲げて求愛していて、手前の個体が尾端を上げて拒否しているようにも見える。交尾は成立しなかった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/640秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
044_210719059 X800 ◎嬬恋鹿沢 D5300 TAMRON 90.jpg
45.ウラギンヒョウモン -1
大形のヒョウモンがノアザミに来た。ギンボシヒョウモンではなく、ウラギンヒョウモンのようだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO110 ) 露出補正 なし
045_210719066 X800 ◎嬬恋鹿沢 D5300 TAMRON 90.jpg
46.ウラギンヒョウモン -2
元気に飛び回ってはノアザミで吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 94mm ISO100 ) 露出補正 なし
046_210719216 X800 ◎嬬恋鹿沢 ウラギン RX10M4.jpg
47.ヒメキマダラセセリ
小さなセセリチョウだった。ヒメキマダラセセリの雄と思う。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
047_210719098 X800 ◎嬬恋鹿沢 D5300 TAMRON 90.jpg
48.ホオジロ
5~6m離れたところの木の枝に鳥が止まった。何だか確認できないまま、フォーカスして連写で撮った。後で調べてみるとホオジロのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
048_210719269 X800 ◎嬬恋鹿沢 ホオジロ RX10M4.jpg
49.ヒョウモンチョウ -3
ヒョウモンチョウも飛ぶようになった。飛翔中はコヒョウモンモドキと区別しにくいが、本種の方が大きい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
049_210719288 X800 ◎嬬恋鹿沢 RX10M4.jpg
50.ヒョウモンチョウ -4
チダケサシで吸蜜。前翅の外縁に丸みがあるのでと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
050_210719298 X800 ◎嬬恋鹿沢 RX10M4.jpg
51.ヒョウモンチョウ -5
前と同じ個体。きれいな個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
051_210719311 X800 ◎嬬恋鹿沢 RX10M4.jpg
52.コヒョウモンモドキ -8
今度はチダケサシにコヒョウモンモドキがきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO160 ) 露出補正 なし
052_210719334 X800 ◎嬬恋鹿沢 コヒョウモンモドキ RX10M4.jpg
53.コヒョウモンモドキ -9
花から顔を出すのを待って撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
053_210719342 X800 ◎嬬恋鹿沢 コヒョウモンモドキ RX10M4.jpg
54.コヒョウモンモドキ -10
チダケサシでも落ち着いて吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 208mm ISO100 ) 露出補正 なし
054_210719370 X800 ◎嬬恋鹿沢 コヒョウモンモドキ RX10M4.jpg
55.コヒョウモンモドキ -11
同上。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 205mm ISO100 ) 露出補正 なし
055_210719383 X800 ◎嬬恋鹿沢 コヒョウモンモドキ RX10M4.jpg
56.コヒョウモンモドキ -12
同上。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO100 ) 露出補正 なし
056_210719391 X800 ◎嬬恋鹿沢 コヒョウモンモドキ RX10M4.jpg
57.コヒョウモンモドキ -13
コヒョウモンモドキはこのように花が咲く草むらの低いところを飛び、気にいった花で吸蜜する。クガイソウも咲いている。クガイソウは本種の食草のひとつだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f8 1/500秒 90mm ISO500 ) 露出補正 なし
057_210719109 X800 ◎嬬恋鹿沢 D5300 TAMRON 90.jpg
58.コヒョウモンモドキ -14
チダケサシでも10分近く吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
058_210719416 X800 ◎嬬恋鹿沢 コヒョウモンモドキ RX10M4.jpg
59.コヒョウモンモドキ -15
最後の1枚。実際に撮影した個体数は4~5頭だったが、充実した時間を過ごすことが出来た。「フィールドガイド 日本のチョウ」に草原環境の減少や開発、シカによる(食草の)食害などに寄って減少が著しく、現存の生息地は少ないとされている。ここで心配なのはシカの食害かなと思うが、人為的な現象はあって欲しくない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
059_210719433 X800 ◎嬬恋鹿沢 コヒョウモンモドキ RX10M4.jpg


2021年7月 2日

雨上がりの舞岡公園 6月17日

またまた舞岡公園で恐縮である。6月14日、関東地方は梅雨入りした。ここ10年で一番遅い梅雨入りだそうで、平年より1週間遅く去年より3日遅い。
 はっきりしない天気が続いていたが、この日も朝のうち晴れていて、昼前から豪雨となった。しかし、天気予報ではこの後晴れるという。天気予報は当たって、そのうち薄日が差し始めたので、今シーズンのゼフィルスはこれで最後かと思い、舞岡公園へ出かけてみた。現地に到着すると晴れてきた。あまり暑くない。
 まず、東門の手前のリョウブの花の咲くところへ行って見た。やっと咲き始め、虫たちも多く集まってきている。だが、ターゲットのトラフシジミは見当たらない。
 次のポイントへ移動する。何かが飛んだので回り込んでみると、ミドリシジミの♀が開翅していた。きれいな個体と見えたが、片方の尾状突起が欠けていた。
 その後、いくつかのポイントをパトロールしてみたが、アカシジミが高いところを翔ぶのを見かけたほかは、ゼフィルスには遭遇できなかった。
 散策路の途中で、何種かの野鳥を撮りながら、再度、東門の近くのリョウブのところへ行ってみた。最近では見ることが珍しいキマダラセセリが吸蜜に来ていた。

1.リョウブ(令法)
リョウブの花がやっと咲いた。トラフシジミの姿はなかった。枝先の長い総状花序に多数の花を付け、よく目立つ。和名の令法は飢饉に備え、若葉を食料にするため、令にて植えさせたための名だそうだ。 かつて平安時代以来、新葉を湯がいて乾燥させ、救荒食物として貯蔵させたと言われる。飯や穀物に混ぜて炊き、食料の不足を補ったらしい。リョウブ飯と呼ばれる。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO250 ) 露出補正 なし
001_210617001 X800 舞岡公園 リョウブ RX10M4.jpg
  2.オカトラノオ(丘虎の尾)
オカトラノオの花が咲き始めた。舞岡公園には散策路沿いに3か所ほどオカトラノオの咲くところがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 29mm ISO500 ) 露出補正 なし
002_210617011 X800 舞岡公園 オカトラノオ RX10M4.jpg
3.ルリシジミ
オカトラノオの花は花穂が上に向いて伸び、先が下へ垂れ下がる。その頂点でルリシジミが吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
003_210617009 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg
4.ヒカゲチョウ -1
フレッシュなヒカゲチョウが発生している。これは♀のようだ。よく見るとなかなか凝った模様をしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
004_210617019 X800 ◎舞岡公園 ヒカゲチョウ RX10M4.jpg
5.ミドリシジミ♀ -1
雨上がりの陽の光が差している。何処からともなく飛んできて、茂みの向こう側に止まったようだ。慎重に移動して探すと、難なく開翅している♀を見つけることが出来た。A型かと思ったがO型のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO500 ) 露出補正 なし
005_210617024 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg
6.ミドリシジミ♀ -2
左側の尾状突起がとれてしまっているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
006_210617037 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg
7.ミドリシジミ♀ -3
翅を閉じて裏面を見せてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 67mm ISO250 ) 露出補正 なし
007_210617054m X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg
8.ベニシジミ
雨のしずくが残る草むらの葉にベニシジミが止まっていた。♀が産卵しているようにも見える。とするとこの草はスイバだろうか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 84mm ISO500 ) 露出補正 なし
008_210617056 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg
9.キタキチョウ
草むらの低いところに咲くシロツメグサでキタキチョウ♂が吸蜜していた。キタキチョウも近づくと敏感に飛び立つことが多いので、こんな写真はなかなか撮りにくい。レンズ先10cmくらいだったと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
009_210617067 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg
10.ヒカゲチョウ -2
狐久保へ入る道にもヒカゲチョウがいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
010_210617077 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg
11.メジロ
ミズイロオナガシジミでもいないかと思って探して歩いたが、現れてくれなかった。平地産ゼフィルスはやっと3種を撮影しただけで、それも擦れた個体ばかりだった。今年は発生が遅れていると思っていたが実はそうではなかったようだ。そんなことを思いながら、駐車場へ戻る途中、木から木へ移る野鳥の群れがあった。この時期にメジロが見られるとは思わなかった。木の実を啄んでいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 164mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_210617085 X800 ◎舞岡公園 メジロ RX10M4.jpg
12.ガビチョウ(画眉鳥)
この鳥を舞岡公園で多く見るようになった。人が近づいても、5mくらいまでは逃げないでいる。wikipediaによると、同属のカオグロガビチョウ、カオジロガビチョウと共に外来生物法で特定外来生物に指定されており、日本の侵略的外来種ワースト100定種にもなっている。日本では、ペットとして輸入された個体がかご脱けにより定着した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO1250 ) 露出補正 なし
012_210617087 X800 ◎舞岡公園 ガビチョウ RX10M4.jpg
13.コゲラ(小啄木鳥)
群れで飛んでいたのは1種ではなかった。コゲラはキツツキ科の鳥。嘴で木を強く連続して叩いて音を出すドラミングも行う。この鳥を見かけるは多い。割と近くで見る機会もある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2500 ) 露出補正 なし
013_210617101 X800 ◎舞岡公園 コゲラ RX10M4.jpg
14.シジュウカラ(四十雀) -1
シジュウカラも10羽近い群れで木から木へと移り飛んでいた。これは幼鳥で巣立ちの季節のようだ。シジュウカラは抱卵から13日から14日で孵化し、孵化後18日から20日で巣立ちをするという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
014_210617108m X800 ◎舞岡公園 シジュウカラ RX10M4.jpg
15. シジュウカラ -2
身繕いをするような動作をしたかと思ったら、飛んで行ってしまった。先月23日、NHKの「ダーウィンが来た」で、「鳥の言葉が分かる! 聞いてびっくり鳥語口座」という番組が放送された。「鳥語」を研究している京都大学白眉センターの鈴木敏孝特定助教によれば、コガラ、シジュウカラ、ヤマガラといったカラ類の野鳥は混群という大きな群れをつくるという。それぞれの種で群れをつくるが、生息域の重なるところで、混群となるのだ。番組ではコガラが 「ディーディーディー」と鳴いて飛ぶと、そのあとを同じように「ディーディーディー」と鳴きながら、シジュウカラ、ヤマガラも追従する。「ディーディーディー」という鳴き声は「集まれ」ということなのだそうだ。それに生息域が近いエナガ、ゴジュウカラ、メジロ、コゲラなども群れに加わる。鳥語を使ってコミュニケーションをとり、秋から冬にかけて食物のありかを知らせたりするそうだ。他にも「ヒーヒーヒー」とタカが来たことを知らせたりするという。そして、春には子供たちにその言葉を教えていく。この日はどうやらこの混群に遭遇したようだ。メジロ、シジュウカラ、コゲラは確認できた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
015_210617116 X800 △舞岡公園 シジュウカラ RX10M4.jpg
16.キマダラセセリ -1
東門の傍で咲くリョウブの花へ戻ってきた。トラフシジミはいないかと探したが見当たらない。だが、ちらっと動くのを見つけて、カメラを構える。キマダラセセリだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO200 ) 露出補正 なし
016_210617118 X800 ◎舞岡公園 キマダラセセリ RX10M4.jpg
17.キマダラセセリ -2
最近は舞岡公園でキマダラセセリを見る機会が少なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
017_210617126tml X800 ◎舞岡公園 キマダラセセリ RX10M4.jpg


舞岡公園,ルリシジミ,ヒカゲチョウ,ミドリシジミ,ベニシジミ,キタキチョウ,キマダラセセリ,メジロ,ガビチョウ,コゲラ,シジュウカラ,オカトラノオ.シロツメグサ,リョウブ,スイバ,

2021年6月 8日

木下沢林道・多摩御陵・八王子城跡 5月26日

003.png
八王子市ホームページより引用(クリックすると大きくなります)

日影沢林道の入り口を出て、旧甲州街道を左へ少し行き、JR中央本線のガードをくぐって右手へ行くと木下沢林道だ。(国土地理院の地図には、木下沢林道と並行して流れている沢は「小下沢」と表記されている)
 JR中央本線のガードをくぐって木下沢梅林の方へ向かうと、10人くらいの方々がカメラを構えて待機していた。鉄道ファンのいわゆる「撮り鉄」の人たちだ。絶好の撮影ポイントなのだろう。さらに少し進むと、左側に何か工事中ところがあり、その前に「木下沢林道通行止め」の札が立っていた。2019年の台風19号で崩落があったらしい。近くにいた工事関係者のかたに聞いてみると、「距離にしてどれくらいか判らないが、崩れていて通行止めになってます。しかし、行けるところまでは入れます」と教えていただいた。その少し先の木下沢梅園のところまで行って、車を停めた。そこから1kmほど林道を歩いただろうか、ニの沢に入るあずまやのあるところを通り過ぎて、林道の途中にあるゲートのところまで行って引き返してきた。スミナガシと思しきチョウを目撃した。新鮮なヒメキマダラセセリがいたくらいで成果はない。
 梅林の脇に停めた車に戻り、まだ、時間も早いので八王子城跡へ行って見ようと国道20号線を八王子方面に行ったが、高尾街道を左へ行くべきところをまっすぐ行ってしまった結果、多摩御陵の入り口の表示があるところに来た。この際と思い、多摩御陵を参拝したあと、八王子城跡へ廻った。
 八王子城跡のガイダンス施設はCOVID-19のため閉ざされていたが、駐車場も利用でき、域内の散策は可能だった。野鳥写真家の方々がグループで大勢来られていた。ここでもスイカズラに来たモンキアゲハを見たくらいで、成果はなかった。ウスバシロチョウももう飛んでいなかった。

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24.ヒメキマダラセセリ
人影のない木下沢林道に入り、ふと、下草に目をやると小型ながら鮮やかなヒメキマダラセセリが止まっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
024_210526137 X800 ◎ヒメキマダラ 木下沢 RX10M4.jpg
25.ボロボロのオナガアゲハ
林道には日影沢と同じく花が何もない。わずかしか花の付いていないスイカズラの周囲をオナガアゲハが旋回していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
025_210526142 X800 △オナガアゲハ 木下沢 RX10M4.jpg
26.昨年生まれのテングチョウ
今年もテングチョウの発生が活発になってきたが、まだ、生き残って頑張っている年を越したテングチョウが元気にに飛んでいる。今年生まれたテングチョウはもうしばらくすると夏眠に入り、来春まで眠って暮らす。1月、2月の暖かい日には、姿を見せることがある。この個体は成虫になってから1年生きているわけだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO100 ) 露出補正 なし
026_210526146 X800 〇去年のテング 木下沢 RX10M4.jpg
27.多摩御陵
木下沢では、スミナガシらしきチョウが、飛び去って行ったのを目撃したが、ほかにめぼしいチョウもいなかった。いつものように八王子城跡へ廻ってみようと思って、甲州街道を八王子に向かって走るが、高尾街道を左に曲がらなくてはいけないところ、多摩御陵の入り口まで行ってしまった。多摩御陵は中を知らないので、この際、参拝していくことにした。ここは総門である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO125 ) 露出補正 なし
027_210526149 X800 総門 多摩御陵 RX10M4.jpg
28.北参道
総門をまっすぐ進むと表参道があり、右手に入ると北参道がある。北参道を進むと昭和天皇の武蔵野陵(むさしののみささぎ)と香淳皇后の武蔵野棟梁に近い。誰も歩いていない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
028_210526150 X800 北参道 多摩御陵 RX10M4.jpg
29.北参道を振り返る
北参道を中ほどまで進み、歩いてきた総門の方を振り返る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
029_210526151 X800 北参道 多摩御陵 RX10M4.jpg
30.武蔵野陵(昭和天皇陵) -1
昭和天皇は1989年(昭和64年)1月7日に崩御された。平成元年1月17日には陵所地鎮祭が行なわれ、造営が始まった。同年2月24日に斂葬の儀(大喪の礼)が行なわれ、造営中の陵所に埋葬された。同月27日に「武蔵野陵」と命名された。番所があり、守衛さんが立って居られたので、「御陵の写真を撮らせていただいてよいですか」と聞いてから許可を得て写真を撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
030_210526152 X800 武蔵野陵多摩御陵 RX10M4.jpg
31. 武蔵野陵(昭和天皇陵) -2
大正天皇陵の北東に位置し、ほぼ南面している。陵の形態は大正天皇陵などと同じく、上部2段・下部3段の上円下方墳である。(wikipedia参照)

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 22mm ISO160 ) 露出補正 なし
031_210526153 X800 武蔵野陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
32.武蔵野東陵(香淳皇后陵) -1
香淳皇后は2000年(平成12年)6月16日に崩御し、7月25日に斂葬の儀が行われ、埋葬された。昭和天皇陵の南東に接して位置しておりほぼ南面している。おおよそ東方にあることから「武蔵野東陵」と名付けられた。拝所などの構成は他の陵と同様である。(wikipedia参照)

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
032_210526154 X800 武蔵野東陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
33.武蔵野東陵(香淳皇后陵) -2
他の御陵と同じく上円下方墳である。「香淳皇后武蔵野東陵」と書かれた石柱もまだ新しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし
033_210526156 X800 武蔵野東陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
34.多摩陵(大正天皇陵) -1
以下、wikipediaから引用させていただくと、多摩陵(たまのみささぎ)は大正天皇の陵。1926年(大正15年)12月25日に崩御した大正天皇は、翌1927年(昭和2年)2月7日に新宿御苑において斂葬の儀(葬場殿の儀、大葬)が行なわれ、翌8日に陵所に埋葬された。陵墓は、前年10月に公布された皇室陵墓令に基づいて当時の東京府南多摩郡横山村から浅川村、元八王子村の御料地内に造営され、1月3日に日枝神社宮司による陵所地鎮祭が行われた。敷地内には数戸の農家や東照寺や長泉寺などの寺社、民間墓所などがあり、交渉をして移転が行われた。こうして武蔵陵墓地および多摩陵が始まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 24mm ISO125 ) 露出補正 なし
034_210526165 X800 多摩陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
35.多摩陵(大正天皇陵) -2
陵域の面積は2,500㎡あり、陵の形態は上部2段・下部3段の上円下方墳で南面している。上円は直径15mで高さは10.5mあり、一番下部の段は一辺27mの正方形で多摩川の石が葺き石として用いられており、南面は前方部の形をとっているので前方後円墳のような形をしている。これは奈良県桜井市の伝舒明陵古墳の形状に酷似している。鳥居を隔てて、陵の正面に皇族拝所がある。階段を下ったところに特別拝所があり、さらに下ったところに一般拝所がある。皇族拝所と一般拝所には鳥居が設けられている。 鳥居を隔てて、陵の正面に皇族拝所がある。階段を下ったところに特別拝所があり、さらに下ったところに一般拝所がある。皇族拝所と一般拝所には鳥居が設けられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
035_210526163 X800 多摩陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
36.多摩東陵( 貞明皇后陵 ) -1
多摩東陵(たまのひがしのみささぎ)は貞明皇后の陵。1951年(昭和26年)5月17日に崩御した貞明皇后は、6月22日に斂葬の儀が行われ、陵所に埋葬された。陵は大正天皇陵のほぼ東に位置し、そのため「多摩東陵」と命名されている。陵の構成は一般拝所に段がないことを除けば、大正天皇陵とほぼ同じである  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
036_210526160 X800 多摩東陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
37.多摩東陵( 貞明皇后陵) -2
陵の構成は一般拝所に段がないことを除けば、大正天皇陵とほぼ同じである。多摩御陵の西側は高尾街道を挟んで森林総合研究所・多摩森林科学園という森林公園があるが、現在そこはコロナのため臨時休園になっている。

      SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
037_210526159 X800 多摩東陵 多摩御陵 RX10M4.jpg
38.表参道
ここは大正天皇領と昭和天皇陵を結ぶに西参道で、左へ行くと昭和天皇陵へ行く。右へ行き表参道を総門へ戻る。表参道は墓地正門から陵に至るまでの間、京都より取り寄せた北山杉を120本植えた並木道が形成されている。北山杉の高さは、植林当初は人の背丈の2倍ほどであったが、現在は20mを超すまでに成長しているという。それにしても歩いている人がいない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
038_210526166 X800 表参道 多摩御陵 RX10M4.jpg
39.ミスジチョウ -1
表参道を歩いているとミスジチョウが舞っていた。ここでも地面に止まることが多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 121mm ISO100 ) 露出補正 なし
039_210526169 X800 〇ミスジチョウ 表参道 多摩御陵 RX10M4.jpg
40.ミスジチョウ -2
参道を背景に撮ろうと思って近寄るが、すぐ飛び立ってしまう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO250 ) 露出補正 なし
040_210526172 X800 ◎ミスジチョウ 表参道 多摩御陵 RX10M4.jpg
41.キショウブ(黄菖蒲) 八王子城跡
緊急事態宣言で、八王子城跡の駐車場に入れるかどうか心配だった。ガイダンス施設は閉鎖されていたが、駐車場は開放されていて、域内を歩くこともできた。大きなレンズを付けたカメラを持っの野鳥愛好家の方々が、グループで来られていた。駐車場を上がったところの湿地一面にキショウブが咲いていた。西アジアからヨーロッパ原産の植物で、明治頃から栽培されていたものが日本全国の水辺や湿地、水田脇に野生化している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO160 ) 露出補正 なし
041_210526177 X800 ◎黄菖蒲 八王子城跡 RX10M4.jpg
42.コトラガ
今年のセ・リーグは、タイガースが大物新人の佐藤輝明選手の活躍もあり、2位ジャイアンツを4.5ゲーム差と離し、トラキチたちはマジックを数え始めたとか。黄色と黒の良く似た衣装を纏ったトラガという種もいるが、このガはコトラガのほうだ。タイガースはコトラではなく大トラだ。野鳥愛好家の望遠レンズの砲列を浴びていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO160 ) 露出補正 なし
042_210526188 X800 ◎トラガ 八王子城跡 RX10M4.jpg
43.モンキアゲハ -1
八王子城跡の御主殿の滝あたりに、1本の割と背の高いスイカズラの木があり、数は多くないが、花を付けていた。その花へモンキアゲハがアプローチしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 97mm ISO640 ) 露出補正 なし
043_210526195 X800 ◎モンキアゲハ 八王子城跡 RX10M4.jpg
44.モンキアゲハ -2
なかなか落ち着いて吸蜜しようとしない。ハイカズラの木の前は、レンズを構えた愛鳥家の皆さんが集まってきていた。消化不良の一日であったが、これで帰路についた。町田街道から国道16号を走って、午後4時過ぎに自宅に着いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 97mm ISO640 ) 露出補正 なし
044_210526199 X800 ◎モンキアゲハ 八王子城跡 RX10M4.jpg


2021年6月 2日

初夏の日影沢 5月26日

ここ数年、成果を得らないでいる小仏日影沢へ行って見ようと思い立った。例年と比べると時期的には10日ほど遅い。また、日影沢林道の環境も変わってしまっていて、沢沿いに白い花を咲かせていたミツバウツギは、林道の護岸工事のためか、無くなってしまっている。ミツバウツギの花には、アオバセセリや、ミヤマカラスアゲハ、オナガアゲハが良く吸蜜に来ていたのだが。
 この日は、久しぶりにサカハチチョウを撮りたかった。また、スミナガシやクモガタヒョウモン、ミスジチョウに会いたいと思っていた。だが撮影できたのは、ミスジチョウだけで、サカハチチョウ、スミナガシやクモガタヒョウモンには遭遇しなかった。
 7時半にマイカーで自宅を出て、8時半過ぎに日影沢林道に着いた。小仏峠へ向かう旧甲州街道の浅川国際マス釣り場の先を左に入ると日影沢林道への入り口だ。入り口から日影沢キャンプ場までの間の林道わきのスペースに車を止めようとするが、すでに車がいっぱい入っている。結局、日影沢キャンプ場のすぐ手前に停めることになった。日影沢キャンプ場はコロナ対策で臨時休業になっていた。
 気温が上がる10時少し前まで、キャンプ場に待機し、現れるチョウを撮っていた。
 今年生まれのきれいなテングチョウが飛び始める。アオスジアゲハ、モンキアゲハ、ジャコウアゲハが飛んでいる。10時近くなるとミスジチョウが現れた。
 サカハチチョウを撮ろうと林道を進むが現れてくれない。やはり時期的に少し遅いのであろう。2kmほど林道を入ったが、成果はなかった。再び、キャンプ場へ戻る途中、アサギマダラが現れたくらいだった。
 11時半過ぎ、木下沢林道へ行って見ようと車で移動する。

1.ハルジオン(春紫苑)
ここのところ、ハルジオンとヒメジョオンとの違いが今一つ理解できず、勉強してみた。先ず、いい加減だったのは、正しくはヒメジョオン(姫女苑)というのをヒメシオンと思い込んでしまっていた。キャンプ場に咲くこの花を見て、葉の茎への付き方、舌状花が糸のように細いことなどから、ハルジオンと同定した。ここに咲くのはすべてハルジオンのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO500 ) 露出補正 なし
001_210526003 X800 ハルジオン 日影沢 RX10M4.jpg
2.ミニチュア・ピンシャーと飼い主さん
キャンプ場にご夫人が愛犬を散歩に連れてこられた。私を見たその愛犬がリードを引っ張って突進するように走り寄り、足に飛びついてきた。見たことのない犬種だったので、その名を聞いてみたが、帰宅した時にはすっかり忘れてしまっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 23mm ISO400 ) 露出補正 なし
002_210526010 X800 リクト君 日影沢 RX10M4.jpg
3.ミニチュア・ピンシャー リクト君(オス)
帰宅して、愛犬家のKさんに写真を送って犬種名を尋ねてみた。さすが、ミニチュア・ピンシャーという名が示された。ミニチュア・ピンシャーでネット検索をしてみたところ、大きさ、毛色、耳の形が一致し、また、小型犬だけどパワフル、といった記述もあり、飼い主さんを引っ張り、私に向かって突進してきた姿から見て、確信した。洋服を着せているので特徴的な胸の毛色が見えないが、想像はつく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 20mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_210526008 X800 リクト君 日影沢 RX10M4.jpg
4.テングチョウ♂
気温が上がってくると、まず、テングチョウが目についた。今年生まれの初々しい♂だ。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
004_210526017 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg
5.ヒメキマダラセセリ
飛来したセセリチョウがやや離れたところの葉の上に止まった。私は視力が弱くなっているので、同定できない。撮った画像を見て、ヒメキマダラセセリと想定する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
005_210526018 X800 日影沢 RX10M4.jpg
6.アカボシゴマダラ 春型
キャンプ場の広場にアカボシゴマダラ♂が飛来した。地面に止まり、口吻を伸ばし水分補給、ミネラル補給か? 昨日は雨が降って、朝の地面は湿っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_210526027 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg
7.ジャコウアゲハ♂
黒いアゲハはモンキアゲハ、オナガアゲハ、ジャコウアゲハが飛び回る。ジャコウアゲハ♂が葉の上に止まった。後翅が破損している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
007_210526031 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
8.ハルジオンに来たテングチョウ
茎に巻きつくような葉、下向きの蕾、細い舌状花などハルジオンの特徴があるその花にテングチョウ♂がきた。越冬した個体に比べると、オレンジ色が鮮やかだ。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_210526038 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
9.コミスジ
比較的大きな個体だったのでミスジチョウかと思ったが、コミスジだった。 コミスジの方が時期的に早く発生する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_210526043 X800 コミスジ 日影沢 RX10M4.jpg
10.ミスジチョウ -1
今度はミスジチョウだった。コミスジより大型である。発生初期のようで新鮮な個体である。地面に止まり、口吻を伸ばして吸水する。撮り難い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_210526045 X800 ミスジチョウ 日影沢 RX10M4.jpg
11.ミスジチョウ -2
広角側でローアングルで撮ろうとするが、なかなか敏感で、近づくとサッと飛び立ってしまう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO160 ) 露出補正 なし
011_210526050 X800 〇ミスジチョウ 日影沢 RX10M4.jpg
12.ミスジチョウ -3
追いかけまわしたためか、少し離れた葉の上に逃れて行った。葉と葉の間からフォーカスする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 87mm ISO160 ) 露出補正 なし
012_210526052 X800 〇ミスジチョウ 日影沢 RX10M4.jpg
13.イトトンボの仲間 -1
沢筋にはイトトンボの仲間が多い。検索してみたが同定は難しい。トンボ目のイトトンボ亜科には、イトトンボ科、カワトンボ科など7つの科がある。イトトンボと言った場合、イトトンボ科だけではなくカワトンボ科など、イトトンボ亜科の種を指すようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO250 ) 露出補正 なし
013_210526055 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
14.イトトンボの仲間 ー2
翅の先端に2点の小さな紅色の紋がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO2000 ) 露出補正 なし
014_210526064 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
15.イトトンボの仲間 ー3
翅が褐色である。これはニホンカワトンボの♂か?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
015_210526105 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
16.イチモンジチョウ
サカハチチョウかと思ったが、イチモンジチョウだった。そう思ってしまうほど小さな個体だった。羽化したてのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO160 ) 露出補正 なし
016_210526062 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
17.アサギマダラ♀ -1
山側の茂みからアサギマダラがスーッと飛来して近く草の葉に止まった。水分を補給しているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO500 ) 露出補正 なし
017_210526075 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
18.アサギマダラ♀ -2 開翅
開翅したところを見ると、♂にある後翅の肛角部の黒い性標がない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO400 ) 露出補正 なし
018_210526077 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg
19.アサギマダラ♀ -3
少し近寄って望遠側で撮った。背景がボケている。アサギマダラのような大型のチョウは扱いやすい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO640 ) 露出補正 なし
019_210526089 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg
20.アサギマダラ♀ -4
さらに近づいて、今度は広角側で撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
020_210526091 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg
21.クロヒカゲ♀
崩れた、近づけない荒地に止まっていた。クロヒカゲは良く似たヒカゲチョウより、時期的に早く発生する。すでに破損している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO250 ) 露出補正 なし
021_210526110 X800 ◎クロヒカゲ 日影沢 RX10M4.jpg
22.ミスジチョウ -4
キャンプ場へ戻ってきた。キャンプ場の炊事場の傍でミスジチョウが地面に下りて吸水している。ローアングルで狙ったが背景が良くない。ミスジチョウは発生最盛期を迎えているようで、個体数も多いようだ。羽化直後は吸水行動を盛んに行う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 46mm ISO320 ) 露出補正 なし
022_210526119 X800 ◎ミスジチョウ 日影沢 RX10M4.jpg
23.アサギマダラ -5
キャンプ場の広場にもアサギマダラが舞い降りてきた。アサギマダラまで地面に止まる。この個体も羽化直後なのだろうか吸水している。先ほどの個体とは前翅の斑紋が少し違っているので、別の個体と推察される。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
023_210526127 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg


2021年3月12日

舞岡公園の蝶 55種 (18) ダイミョウセセリ、コチャバネセセリ、キマダラセセリ

日本で新型コロナウィルス感染症が取り沙汰されてほぼ1年が経つ。昨年4月7日に第一波に対する緊急事態宣言が、7都府県に出され、5月後半には解除されたものの、7月になって、再び感染者が増え始め、第二波、そして11月に入ってさらに第三波が来襲した。今年になって、2021年1月7日に1都3県に発出された2回目の緊急事態宣言の直後、全国の1日当たりの感染者数は7,882人となってしまった。東京の1月8日の新規感染者数は、は2,447人となり、過去最多となった。私が住む神奈川県でも679人と増加し、さらにその翌日には995人となっていた。
 正月から、病院通いを除いては、1月4日に近くの氏神様に初詣をした以外、外出をしていないこの頃である。(2021年1月25日記)

 舞岡公園のセセリチョウ科のチョウは6種である。イチモンジセセリと見間違いやすいが、オオチャバネセセリをその中に含めた。地味な種が多い中で、6月に第1化が出てくるキマダラセセリは目を楽しませてくれる。だが、最近ちょっと個体数が減ってきているのではないかと心配である。

5.セセリチョウ科 ①   ダイミョウセセリ、コチャバネセセリ、キマダラセセリ

1) ダイミョウセセリ

50101 2010年5月15日撮影
5月に第1化が羽化するが、敏捷に飛翔しては葉の上などにスッと止まる。この写真では翅は閉じているが、本種は静止するときは翅を開くことが多い。セセリチョウ科の中では印象の強いチョウである。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm f2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
001_100515027 X800 ◎舞岡公園 D5000 Σ17-70 macro.jpg
50102 2010年5月15日撮影
ハルジオンで吸蜜する。開翅して吸蜜することが多い。後翅に白帯が現れている。♂と思う。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm f2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
002_100515074 X800 ◎舞岡公園 D5000 Σ17-70 macro.jpg
50103 2011年5月31日撮影
イボタノキの花で吸蜜。白い花が好きだ。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 7mm ISOオート )  
003_110531028 X800 ○舞岡公園 A640.jpg
50104 2011年5月31日撮影
後翅外縁の白い縁が美しいさを添える。

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
004_110531083 X800 ○舞岡公園 イボタノキ D300 SIGMA 105mm macro.jpg
50105 2011年7月18日撮影
第2化だろうか、きれいな個体だった。見かけでの雌雄の区別は難しいが、♀のようだ。

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
005_110718002 X800 ○舞岡公園・朝 D300 SIGMA 105macro.jpg
50106 2012年6月27日
いわゆる関西型のように、後翅の白帯が強く出ている個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
006_120627013S X800 ○舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
50107 2017年5月19日
この種は静止するときは開翅することが多いようだ。ダイミョウセセリという和名の由来に興味を持った。いくつかある説のうち、翅の模様が黒地に白い紋付きで江戸時代の大名の羽織袴姿を連想させるところからというのが一番納得しやすい。

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
007_170519059 X800 〇舞岡公園 D5300 SIGMA18-300.jpg


2) コチャバネセセリ
 
50201 2005年4月26日撮影
本種は年2回~4回発生する。これは第1化の♂で羽化したての個体のようだ。ハルジオンの花を好む。

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
データ不詳
001_050428044 X800 舞岡公園 D100 Tokina.jpg
50202 2006年9月4日撮影
第2化なのか第3化なのか良く分からないが、新鮮な個体である。

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
002_060904091 X800 ◎舞岡公園 D100 Tokina100.jpg
50203 2007年7月25日撮影
第2化♂。

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
003_070725032 X800 ○舞岡公園S D100 Tokina100.jpg
50204 2009年4月22日撮影
春に出てくる本種は好んでハルジオンの花で吸蜜する。

Nikon D300 NIKKOR 18mm-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/3200秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
004_090422020 X800 ○舞岡公園 コチャバネ D300 NIKKOR 18-200 + Kenko CLOSE-UP 1.jpg
50205 2010年5月15日撮影
第1化♂。個体数は多い。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm f2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/3200秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
005_100515043 X800 ◎舞岡公園 D5000 Σ17-70 macro.jpg
50206 2011年4月26日
キタキチョウやベニシジミなどとともに、春の舞岡公園に多いチョウである。裏面は黄褐色に翅脈の黒がアクセントをつける。

Nikon D5000 TAMRON 60mm f2.0G macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/4000秒 60mm ISO280 ) 露出補正 なし
006_110426058 X800 ○舞岡公園 D5000 TAMRON 60mm.jpg
50207 2011年5月31日撮影
第1化♀と思う。大分擦れてきている。擦れた個体では、裏面後翅の黄褐色が色落ちて黒く見えるようになる。

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
007_110531015 X800 ○舞岡公園 D300 SIGMA 105mm macro.jpg
50208 2015年4月25日撮影
90mmマクロレンズで接近して撮った。複眼の頭部から前翅の付け根辺りがたくましく見える。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/2500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
008_150425066 X800 舞岡公園 D5300 TAMRON 90 macro.jpg


3.キマダラセセリ

50301 2008年7月5日撮影
地味なセセリチョウ科のチョウの中にあって、ちょっと粋ないでたちのチョウである。第1化は6月中頃から発生するが、トラフシジミの夏型が発生する頃に見られるようになる。  

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm f2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
001_080705019 X800 ○舞岡公園 D300 Σ17-70.jpg
50302 2008年7月5日撮影
  ヒメジオン花で吸蜜。だいぶ擦れてきている。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm f2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
002_080705052 X800 ○舞岡公園 D300 Σ17-70.jpg
50303 2008年7月5日撮影
前の写真と同じ個体。広角側で背景を入れて撮影した。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm f2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 17mm ISO400 ) 露出補正 なし
003_080705059 X800 ◎舞岡公園 D300 Σ17-70.jpg
50304 2010年6月24日撮影
アカメガシワで吸蜜。ミドリシジミの♀を探していると、よく見つけることがある。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1600秒 200mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
004_100624074 X800 ◎舞岡公園 アカメガシワ D5000 VR18-200.jpg
50305 2011年6月30日撮影
ハルジオンで吸蜜中の♀。 裏面も魅力がある。

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/1600秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
005_110630006 X800 ○舞岡公園 D300 SIGMA 105macro.jpg
50306 2011年6月30日撮影
オカトラノオも好きな花のようだ。    

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
006_110630015 X800 舞岡公園 D300 SIGMA 105macro.jpg
50307 2012年6月27日撮影
リョウブの花で吸蜜する♂。最近、舞岡公園における本種の個体数が少なくなっているようにお思う。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/800秒 30mm ISO200 ) 露出補正 なし
007_120627013S X800 ○リョウブ舞岡公園 G12.jpg


   

2020年9月15日

箱根湿性花園(3・終)チョウは夏枯れ 8月25日

今回期待していたのは、黒いアゲハたちで、特にミヤマカラスアゲハの写真が撮りたかった。湿性花園はチョウの好きな花が多いので、チャンスはあると思っていたが、この日現れたのは破損したクロアゲハとカラスアゲハのみだった。この2種は、平地ではおおよそ、5月ごろ春型が発生し、7月中頃から8月にかけて第2化が羽化、9月に第3化が発生するようだ。丁度第2化と第3化の端境期だったようだ。ミヤマカラスアゲハは第2化が7月から8月にかけて発生する。
 ここは標高は約650mである。ゼフィルスのミドリシジミは、横浜の舞岡公園では5月末から6月にかけて発生する。しかし、箱根湿性花園での最盛期は、毎年変わるようではあるが、概ね7月10日ごろのようだ。
 今回は残念ながら期待外れだった。次回は8月初めごろにでも来てみよう。
 入笠山では、メスグロヒョウモン♀と、ミドリヒョウモン♂の斑紋異常(脱色)を撮影したが、この日はイチモンジセセリの脱色タイプを撮影できた。

001_200824129 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg  1.クロアゲハ♀ -1
入園して、「世界の食虫植物展」を見ていると、ナガバミズアオイの花にクロアゲハの♀が来ていた。比較的傷のない個体だ。♀は後翅の赤い紋がきれいだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
002_200824120 X800 △箱根湿性花園 RX10M4.jpg 2.クロアゲハ♀ -2
しばらく花から花へ移動していたが、なかなかじっとしていてはくれない。距離があるので、35mm換算の600mmで撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 なし
003_200824035 X800 〇箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg 3.イチモンジセセリ -1
ミソハギにイチモンジセセリが来ていた。イチモンジセセリが多い。ひょっとしてホソバセセリでもいないかと目を凝らすが、みんなイチモンジセセリだった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO110 ) 露出補正 なし 
004_200824040 X800 箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg 4.カラスアゲハ♀ -1
仙石原湿原植生復元区に咲くコオニユリに、カラスアゲハ 来てていた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO110 ) 露出補正 なし
005_200824145 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg 5.キアゲハ
前回、7月22日に来た時には、キアゲハのきれいな個体が多く飛んでいた。この日もキアゲハ多かったが、破損した個体が多い。これは比較的きれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 183mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_200824048 X800 〇箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg 6.イチモンジセセリ -2
アサマフウロで吸蜜するイチモンジセセリ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_200824156 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg 7.コミスジ
コミスジは草原の花畑を好むチョウではない。林縁を飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO800 ) 露出補正 なし
008_200824162 X800 △箱根湿性花園 RX10M4.jpg 8.イチモンジセセリ -3
イチモンジセセリはミソハギの花を好む。ハチに割り込まれ、驚いて翅をはばたかせている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 196mm ISO800 ) 露出補正 なし
009_200824172 X800 〇箱根湿性花園 シシウド RX10M4.jpg 9.スジグロシロチョウ
スジグロシロチョウがシシウドの花に止まって吸蜜していた。   

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO800 ) 露出補正 なし
010_200824204 X800 〇箱根湿性花園 イチモンジセセリ 斑紋異常 RX10M4.jpg 10.イチモンジセセリ 斑紋異常? -1
またイチモンジセセリかと思い、何気なく見ると右側後翅に白い部分がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO2000 ) 露出補正 なし
011_200824207 X800 〇箱根湿性花園 イチモンジセセリ 斑紋異常 RX10M4.jpg 11.イチモンジセセリ 斑紋異常? -2
よく見てみるが、擦れて鱗粉が落ちてしまっているのではなさそうだ。先日入笠山で一部脱色したと思われるメスグロヒョウモン♀とミドリヒョウモン♂を観察したが、このイチモンジセセリもそうなのだろうか。それとも、単に鱗粉が擦れて脱落したのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
012_200824221 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg 12.サトキマダラヒカゲ
意外と敏捷に飛んできて木の幹や葉に止まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2500 ) 露出補正 なし
013_200824227 X800 〇箱根湿性花園 ナガバミズアオイ チャバネ RX10M4.jpg 13.チャバネセセリ
ナガバミズアオイが咲く湿地で飛び交うイチモンジセセリを目で追っていると、チャバネセセリが花に止まった、  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_200824232 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg 14.ヒメウラナミジャノメ
きれいな葉の上に止まって開翅していると、このチョウも新鮮に見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO800 ) 露出補正 なし
015_200824239 X800 〇箱根湿性花園 ヒメキマダラ RX10M4.jpg 15.ヒメキマダラセセリ
先月22日に来たときは、♀が元気に飛んでいたが、これは♂で擦れてしまっている個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
016_200824084 X800 〇箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg 16.モンキチョウ♀ -1
仙石原湿原植生復元区に咲くオミナエシにモンキチョウの♀が舞っている。他のチョウたちが擦れている個体が多いのに比べ、モンキチョウは新鮮で元気だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_200824252 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg 17.モンキチョウ♀ -2
何頭かのモンキチョウが飛んでいたが、♀が多い。箱根の山を背景に撮った。wikipediaによれば、「箱根山は40万年前に活動を開始した第四紀火山である。カルデラと中央火口丘、二重の外輪山で構成され、内側には堰止湖の芦ノ湖を形成している。現在でも大涌谷などで噴煙や硫黄などの火山活動が見られ、致死性の火山ガスを噴出する場所もある。」とある。箱根湿性花園のある仙石原は箱根火山カルデラ内の北部に位置し、湿原や草原が広がる。総面積は約16ha。これはかつてこの地域がカルデラ湖の一部だった名残りであるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 30mm ISO250 ) 露出補正 なし
018_200824268 X800 〇箱根湿性花園 クルマグサ RX10M4.jpg 18.キタキチョウ
キタキチョウがクルマバナに来た。キタキチョウの翅表の写真は飛翔中を撮らないと不可能だが、不完全ながら、何とか翅表前翅の黒い斑紋が見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 175mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_200824284 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg 19.カラスアゲハ♀ -2
コオニユリに来るカラスアゲハは何頭か見たが、すべて♀で、しかもボロボロだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_200824095 X800 〇箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg 20.イチモンジセセリ -4
ミソハギで吸蜜していたイチモンジセセリが、離脱する瞬間である。 

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO110 ) 露出補正 なし
021_200824097 X800 〇箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg 21.イチモンジセセリ -5
このイチモンジセセリは擦れてしまっていたが、目がなかなかチャーミングと思う。ミソハギの苞葉の腋(蕾を包むように葉が変形した部分)に1〜3個ずつつく花は色鮮やかである。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO125 ) 露出補正 なし


2020年8月22日

入笠山 ゲレンデは花盛り(3) 8月4日

「入笠すずらん山野草公園」の中ほどに、あずまやがあった。来る途中、談合坂SAで買っておいたサンドウィッチをアイスバッグに入れ、リュックに入れて持ち歩いていたが、そのあずまやで、リュックを下ろし、ランチ・タイムにした。食べていても、辺りを翔ぶチョウたちが気になる。
 今日はここ「入笠すずらん山野草公園」で写真を撮って、終わりにしようと腹を決めた。最後に来た時から10年もたつので、入笠山の斜面にある花畑や、大阿原湿原も、随分変わっているかもしれないが、それは次に来るときの楽しみにしておこうと自分に言い聞かせた。
 早々にランチタイムを切り上げて、今度はゴンドラ山頂駅の方へ歩いた。

045_200804326 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 45.ミドリヒョウモン♀ -4
クガイソウにミドリヒョウモンの♀がいた。♀は♂に比べて暗色になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO320 ) 露出補正 なし
046_200804336 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 46.ミドリヒョウモン♀ -5 暗色型
ひときわ黒いミドリヒョウモンの♀がいた。ヒヨドリバナに飛来した時は、何か違う種かと見紛う。今まで見てきたミドリヒョウモンの♀では最も黒い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
047_200804347 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 47.ミドリヒョウモン♀ -6 暗色型
同じ個体だが、きっちり撮っておきたかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
048_200804350 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 48.ミドリヒョウモン♀ -7
ヨツバヒヨドリに飛来した一般的なミドリヒョウモンの♀は、暗色型と比べると同じ種かと思うほど差がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
049_200804353 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 49.ミドリヒョウモンの♂と♀
クガイソウで知らぬ振りで食事をする♂♀ミドリヒョウモン。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO400 ) 露出補正 なし
050_200804362 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 50.ミドリヒョウモン♂3頭と♀1頭
クガイソウに集まるミドリヒョウモンたち。ミドリヒョウモンの個体数は極めて多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO500 ) 露出補正 なし
051_200804370 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 51.コオニユリに3種のチョウ
コオニユリでキアゲハ、ギンボシヒョウモン、ミドリヒョウモンが吸蜜中。ギンボシヒョウモンとウラギンヒョウモンを翅表で同定するのは難しいが、ギンボシヒョウモン♂の方は前翅下方の翅脈上にある性標がウラギンヒョウモンに比べて細く不鮮明である。ギンボシと同定したが、ウラギンかもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO250 ) 露出補正 なし
052_200804384t X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 52.キアゲハ♂ -2
このキアゲハは尾状突起を失っていた。トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO320 ) 露出補正 なし
053_200804389 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 53.ジャノメチョウ -1
あずまやの傍で撮った。きれいな個体である。ゴルフ場などでよく見られるチョウだ。♀と思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO640 ) 露出補正 なし
054_200804398 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 54.ミドリヒョウモン♀ -8
これも暗色型ではあるが、写真46.47.と比較すると、通常の暗色型だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO500 ) 露出補正 なし
035_200804287 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 55.ミドリヒョウモン♀ -9
これはもはや暗色型ではない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO250 ) 露出補正 なし
056_200804411 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 56.ミドリヒョウモン♂ -6
大好物のヒヨドリソウが多数咲き、ミドリヒョウモンにとっては天国のようなところなのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
057_200804414 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 57.ミドリヒョウモン♀ -10
ミドリヒョウモンの写真ばかりになってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
058_200804421 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 58.コチャバネセセリ -2
ヨツバヒヨドリにコチャバネセセリが来ていた。ここにはコキマダラセセリやヒメキマダラセセリの姿は見られない。ヨツバヒヨドリはヒヨドリバナの変種で葉が4枚茎に輪生する。一方ヒヨドリバナの葉は向かい合って2枚対生している。花は全く同じようなので、遠くからは見分けられない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO160 ) 露出補正 なし
059_200804428 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 59.ジャノメチョウ -2
これは表翅がより黒いので♂のように思える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
060_200804435m X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 60.花園の中のアサギマダラ
これくらいの画角で撮ると、必ず何頭かのチョウが映りこむほど、チョウ密度が高い。キオンの花も咲いているが、チョウたちが好きなのはヒヨドリバナやヨツバヒヨドリだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO640 ) 露出補正 なし
061_200804438 X800 入笠公園 エゾリンドウ RX10M4.jpg 61.エゾリンドウ(蝦夷竜胆)
まだ蕾も多いが、エゾリンドウが咲き始めていた。日本原産で、北海道から本州、近畿以北にかけて分布し、山地の湿地帯に生えるという。北方に多いのでエゾ(蝦夷)の名がついたそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 51mm ISO320 ) 露出補正 なし
062_200804441 X800 入笠公園 キツリフネ ノコギリグサ RX10M4.jpg 62.ゲレンデに咲く花
あずまやからゴンドラ山頂駅の方に歩いてきて、駅の洗面所を使って、再びコナシゲレンデを下っていく。八ヶ岳方面を見渡すとゲレンデには黄色いキツリフネ(黄釣舟)や白く小さいセイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)の花が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし