Atelierで“ブログ”タグの付いているブログ記事

2009年12月31日

Atelier Shuhei Weblog の一年を振り返って

 今年も、多くの方々に、Atelier Shuhei Weblog に訪問いただきました。ありがとうございました。
 どのページに、どれぐらい数の方々が訪問されているかなどを分析する無料のアクセス解析サービス Artisan を導入しています。この解析によれば、2009年のアクセス総数は、52,300 件(31日15時現在)でした。この解析結果にもとづいて、この1年間でのアクセスが多かった Best 10 を並べてみました。

  1. 隠居のDIY作品集:5,119
  2. IE7の不具合:起動しない : 1,941
  3. 隠居、友人のPCを LogMeIn でリモート操作する : 1,302
  4. 隠居のDIY:組み立て作業台: 1,091
  5. Home Page : 1,066
  6. DIYアーカイブ : 908
  7. 隠居のデジカメ写真整理:Picasa で取込・編集・送信する : 871
  8. 壊れたJPEG.Fileの復元:デジカメ写真 : 817
  9. MP3 音量一括調整ソフト MP3Gain HELP の日本語化 : 767
  10. 隠居の音楽:mp3 ファイルのID3 タグを編集する : 672


 この Aritisan というアクセス解析サービスは、もちろん商用あるいはプロパガンダ用にページを開設している人・団体のページ管理者が利用していると思われる。 だが、私の場合はアクセス数を増やそうとすることはしていないが、毎日 200 ? 300 人の方が訪れてくださっているので、どんなページにアクセスしていただいているのかが気にかかるからである。

 以前に「隠居、ネット時代の『知的生産の技術』を考える」シリーズでも書いたように、私のブログは 平凡な引退生活者の日記として続けている。ほとんどの内容が、自分用の備忘録である。続けるために、梅棹忠夫さんが『知的生産の技術』の「日記と記録」の章で書かれているように、
いろんなくふうをかさねて、「自分」をなだめすかしつつ、あるいははげましつつ、日記というものは、かきつづけられ
てきて、5年が経とうとしている。このブログのおかげで、引退後の生活経緯は物忘れがひどくなった頭にもかなり鮮明である。

 上の多くの方が訪問してくれているページを見ると、自分用の備忘録が、同じようなことに関心を持たれている方々には、いくらかの参考になっているのかもしれないな思っている。来年も、自分をなだめすかしつつ 記録していくつもりである。

 

2008年2月28日

隠居、今頃になってブログの禁則処理方法を発見

 恥ずかしながら、ブログのエントリーなどでかいた英単語が行末で分断されていたり、行頭に「。」がきていたりしてもスペースの関係で仕方ないのだと思いこんでいた。

 Word などのワープロソフトでは、この禁則処理は初期設定で組み込まれている(「ツール」→「オプション」→「文字体裁」)のは知っていたが、Movable Type のようなブログ HTML での禁則処理の方法を知らなかった。
 ほっておくのもぶさいくなので、ネットで「HTML 禁則処理」のような検索語で方法をサーチしてみると、CSS で設定できることが分かった。ブラウザーによっては、自動的に禁則処理をしているようだが、ブラウザーによって異なるらしい。IEではあまりうまく処理されていないらしい。

 早速、自分のサイトの CSS (もともとは、「小粋空間」さんのテンプレートを利用させてもらっている)に、左のような id 属性( word-break line-break )を設定すると禁則処理ができるようになった。word-break は、英単語を行末で分断しないプロパティで、IE のみで有効なようである。詳しくは、HTML クイックリファレンスにでている。値に、keep-all を指定すると全ての言語で単語の途中では改行せず、単語の切れ目で改行されることになっているが、この設定では形が崩れてしまうようだ。
 また、line-break は、行頭・行末の禁則処理で、これも IE に独自なプロパティのようだ。これも詳しくは、HTML クイックリファレンスの line-break のページにでている。この方は、 normal と strict とでは余り変化がないように思える。最近のブラウザーでは、それ自身が禁則処理を行っているようである。

 スタイルシートに設定前と設定後を比較すると、下のような結果になる。CSS を設定した方があきらかに読みやすい。こんなことがすぐ分かるのも、ネットのおかげである。
word-break.jpg

word-break_a.jpg
  

2008年2月21日

隠居、ネット時代の「知的生産の技術」を考える?日記と記録など:終

 私と同じように、「知的生産の技術」の現代的意味を読み解いておられる中学校の理科の先生がおられる。学校の先生らしく、深く深く読んでおられる。多分、そのようにこの本に傾倒されおられるのは、9章の「日記と記録」の記述に、ご自身で記録的に続けておられるブログの賛同意見を見いだされたのではないかと、かってに推測している。少なくとも、私はそうだからである。

 勤めていた頃は、私もメモ帳的な日記をつけていた。ただ、この日記的なものは、サラーリーマンとして仕事上のことばかりであったから、退職と共にすべて捨ててしまった。五木寛之のいう「黄金の林住期」になって、過去を捨てて新しい世界を楽しみたいという気持ちになったせいもある。
 新しい世界を楽しむためにはじめたブログは私にとっては、<ネット時代の「知的生産の技術」を考える?>で書いたように、梅棹さんが「知的生産の技術」でいう 日記と記録 になった。
 梅棹さんは、
日記というのは、要するに日づけ順の経験の記録のことであって、(中略) 航海日誌とか業務日誌のたぐいをおもいうかべればよい。
と説いておられるが、まさしく私のブログ( Web Log=航海日誌) も林住期生活の気ままな 日記と記録 なのである。

 私が日記としているのは、 Movable Type というソフトで作るブログである。ブログはそれ自身がポータル・サイト的な性格を持っているが、私はそれをカスタマイズして、さらに自分用のポータル・サイトにするつもりでつくっている。 これらの大部分は、iGoogle などのポータル・サイトでほとんど実現できることが多いが、自分の日記なので自分がもっとも使いやすいようにしたいと思っているのである。

 ここまでこだわらなくても、「知的生産の技術」の9章に書かれている 「バラ紙にかく日記」「日記をかんがえなおす」「日記と記録のあいだ」「記憶せずに記録する」「カードにかく日記」「個人文書館」の項目で記述されている記録の方法はブログによってクリアできると思う。
 とくに最後の「個人文書館」の項の中で、
ぼう大な記録カードや日記の蓄積は、いわば個人のためのアルキーフ(文書館)である。わたしがいっているのは、知的生産にたずさわろうとするものは、わかいうちから、自家用文書館の建設を心がけるべきである、ということなのである。
と説いておられるが、アルキーフ(独語)とは英語でアーカイブのことであり、ブログではデーターベースが自動的に文書館をつくってくれるのである。

 問題は、「メモをとるしつけ」「野帳の日常化」である。この項目における要点は、いつでも記録できる体制にあれということであろうから、コンデジを常にポケットに忍ばせておくとか、ケイタイで文書を書くのを習熟するとかでネット時代ではカバーできるだろう。さらに小さなMP3レコーダーでも携帯しておれば鳥の鳴き声だって、簡単に明瞭に録れるのだ。40年前に比べれば、記録することははるかにたやすくなっている。しかし、重要なことは、道具が変わっても、なんにでも好奇心をもっておくことであろう。これは、40年経っても変わらない。

 歳をとって物忘れがひどい。日記を自分のための生活記録と考えて、新しく経験したことについて記録をしておけば、あとで役に立つ。経験したことの感想だけではあとで役に立たない。9章の「自分のための業務報告」の項にでてくる宮廷の台所日記という『御湯殿上日記(おゆどののうえのにっき)』的でなければならない。
 例えば、自分で作ったブログ・サイトに何か新しい Plugin をインストールしたときには、そのインストール方法や苦労した点あるいは参照した Web URL などについて記録しておく。そうすれば、また同じことにぶつかったときに役に立つ。
 私は、この自分のための生活記録を隠居の気楽さで恥も外聞もなくブログという形で公表している。Google や Yahoo! などの検索にひっかかって、私と同じようなPC上のトラブルとか、音楽編集の方法などのエントリーへ訪問される方が、一日200人を越えるようになった。いちど訪問して、「なんや、つまらん!」と思う人がほとんどだと思うが、梅田望夫さんがいうように、
個人が、しらべ、読み、考え、発見し、何か新しい情報を創出し、それをひとにわかるかたちで書き、誰かに提出するまでの一連の行為(「ウェブ時代をゆく」 p.146)
 を知的生産と位置づけるなら、私も少しは 知的生産 をしているのかもしれない。

 一日に200人もの人が訪れるようになったので、ブログを自分への経験記録だけでなく、「知的生産の技術」の10章(原稿)・11章(文章)で書かれているように、他人のために「かく」ことを意識せざるをえなくなってきた。
 それも、ブログのおかげで私のような隠居でも気軽に簡単に発信できるようになったからである。活字にする必要がなくなったからである。私の父は、下手な短歌を作るのが趣味であったが、彼が唯一外に向かって発信したのは、なけなしの退職金をはたいて歌集を自費出版したことであった。今のネット時代なら、もっと気楽に発信できたであろう。

 梅棹さんは、11章「文章」「まずわかりやすく」のなかに、古くからからいわれている 文章は俳句のつもりでかけ という心得をとりあげて
 この忙しい世の中で、俳句をあじわうようなつもりで、論文をなんどもよみかえして、あじわってくれる人はあるまい。一ぺんよんで、すっとわからぬような文章は、やはりぐあいがわるいのではないか。わたしは、苦心して文章をみじかくすることの愚をさとった。みじかいことよりも、わかることのほうがたいせつである。文章は、電報ではないのだから、
 賛成である。特に、記録としての意識をもてば、文学作品を書く必要はない。ただ、私のエントリーが分かりやすいかどうかには自信がない。良い文書をかくようにこころがけたいと思う。と同時に、ブログの体裁を整える方法も、もっと習熟する必要がある。歳をとってからの学習は、はかがいかないが。

 このシリーズのエントリーは、今回で終わりにしたいと思う。第1回で書いたように、40年前の「知的生産の技術」を、今のネット時代で実施するとどのようななるのかを、浅薄な知識は承知の上でシリーズで書いてきた。どんな意味があるのというようなことは問わないで欲しいが、何人かの方々が隠居の日記に興味を持っておられるのがせめてもの救いと思っている。

2008年1月 3日

隠居、ネット時代の「知的生産の技術」を考える?

 1969年に初版がでた梅棹忠夫の「知的生産の技術」は、まだかなり売れているようである。 引退したときに持っていたビジネス関係の書籍はほとんど処分したが、この新書はまだ本棚に残っていた。
 セピア色に変色したこの本を引っ張り出してきたのは由がある。最近読んだ梅田望夫の「ウェブ時代をゆく」の第五章「手ぶらの知的生産」冒頭に、この本が3ページを割いて紹介されていたからである。
 知的生産ということばを作った梅棹さんは、知的生産を以下のように説明する。
知的生産とよんでいるのは、人間の知的活動が、なにかあたらしい情報の生産に向けられているような場合である、とかんがえていいであろう。この場合、情報というのはなんでもいい。知恵、思想、かんがえ、報道、叙述、そのほか、十分ひろく解釈しておいていい。つまり、かんたんにいえば、知的生産というのは、頭をはたらかせて、なにかあたらしいことがら―情報―を、ひとにわかるかたちで提出することなのだ、くらいにかんがえておけばよいだろう。この場合、知的生産という概念は、一方では知的活動以外のものによる生産の概念に対立し、他方では知的な消費という概念に対立するものとなる。

 あさはかな知恵を働かせながら続けている私のブログにも、1日100人以上の方が訪ねてくれるようになった。アクセス解析サービスの Artisan で内容を見ると、やはり How to 的なエントリーへの訪問が多いようである。訪問して、「なーんだ、つまらん」と帰る人がほとんど思うが、いくらか役に立っている部分もあるのかもしれない、と考えると、ひろい解釈で知的生産をしているのかもしれない。 現在のネット時代を背景に読み返してみると梅棹さんが苦労して作り上げられた知的生産の技術が、パソコンの前に座るとほとんどのものが容易に手に入るようになっている。だが、知的生産の意義そのものはまったく変わらない。
 今更、知的生産を目指すような歳ではないが、私にとってはブログは公開日記と思っているので、梅棹さんが日記を航海日誌(英語では、log ですね)的とする次のような考え方と合致する。
日記というのは要するに日づけ順の経験の記録のことであって、その経験が内的なものであろうと外的なものであろうと、それは問題でない。 日記に、心のこと、魂のことをかかねばならないという理由は、なにもないのである。(p.163)

 ブログを続けることに、この本で勇気をもらった。梅田望夫さんも先の本で触れておられるように、
個人が、しらべ、読み、考え、発見し、何か新しい情報を創出し、それをひとにわかるかたちで書き、誰かに提出するまでの一連の行為(「ウェブ時代をゆく」 p.146)
である「知的生産」の仕方を、40年前の「知的生産の技術」を、今のネット時代で実施するとどのようななるのかを、浅薄な知識は承知の上でシリーズで模してみたいと思う。それが、どんな意味があるのというようなことは問わないで欲しい。なにしろ隠居日記に書いておきたいだけだから。

知的生産の技術
知的生産の技術 (岩波新書)
梅棹 忠夫
岩波書店 (1969/07)
売り上げランキング: 3727

2006年11月 3日

番号リストで番号を降順にする方法は?

 自分のWeblogを中心とするホームページに手を加えた事項を備忘録的に書き留めて、カストマイズ履歴のページをテンプレートとして作成している。カストマイズした項目のリストは新しいカストマイズが一番上にきているが、リストの番号は一番最新のものが常に1番であった。この番号はできれば最新のカストマイズが何番目のカストマイズかを示したいので、番号は降順にして1番目にしたカストマイズは1番にしたい。HTMLのコードでは、HTML4.01の仕様書でもそのような方法は記載されていないらしく、HTMLコードではどうも駄目らしい。Googleで「HTML 降順 リスト ol li」でサーチすると、人力検索?Hatena::Qustionで「HTML番号リストで番号を逆順にする方法は?」という質問があり、その回答に andi さんという方が JavaScript での解決を提示されておられる。この JavaScript をいただいて、カストマイズ履歴テンプレートに貼り付けてみると希望通りの表示になった。ただし、このJavaScriptは、</ol> の後に貼り付けると上手くいくようだ。なお、<ol> は下のScript 似合わせて <ol id=hoge> とValue属性が必要である。 ちなみに、この JavaScript は以下の通りである。
<script>
var o = document.getElementById("hoge");
var max = o.childNodes.length;
for(var i = 0;i < max;i ++){
o.childNodes[i].value = max - i;
}
</script>

続きを読む "番号リストで番号を降順にする方法は?"

2006年6月13日

NHK趣味悠々:ブログに挑戦してみよう!

 6月から7月にかけて教育TVなどで放送されるようである。ほとんど分かっていることが多いが、ときにカスタマイズのヒントをくれたりする。ブログをやってみたいという人には良い入門編になるのではないだろうか。
ブログに挑戦してみよう!
佐々木 博
日本放送出版協会 (2006/05)

2006年4月11日

庭花の写真:夏・秋・冬編

 hi-hoの写真albumサービスを利用しているHPのGardeningページ花の写真集をWeblogへ順次移転しているが、本日、夏編秋編冬編をFlash Albumにして移転した。

2006年4月10日

「みんなの写真くらぶ」移転

 hi-hoが提供してくれていた「みんなの写真くらぶ」が閉鎖になる。有料にして継続の話もあったが、結局4月末で閉鎖することになったらしい。このサービスは、ML仲間とオフラインで何かイベントをしたときのデジカメ写真を共有するのに便利していた。また、私はHPからリンクして使ったりもしていた。同様のサービスがNikon等にあるが、許される容量が20MBくらいしかなく、すぐに満タンになりそうである。有料で容量増ができるが結構高い。同じ容量を増やすなら、レンタルサーバーの方が何かにつけ便利なので、Weblogと同じサイトに置くことにした。今のところ、Flashのalbumにするのが比較的簡単そうなので、HPのGardeningページでリンクしているalbumの移転を始めた。取りあえず、春の庭花の写真の半分をSothink SWF Quickerで提供してくれているテンプレートを使ってFlash Albumにした。ただ、一旦albumを作成すると修正が難しいのが難点である。ActionScriptとXMLの基本ぐらいは学習したいと思うが、なかなか難しそうである。
 今月中に順次、移転を進めたいと考えている。 

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Atelier Shuhei Weblogで“ブログ”タグの付いているブログ記事

2008年2月28日

隠居、今頃になってブログの禁則処理方法を発見

 恥ずかしながら、ブログのエントリーなどでかいた英単語が行末で分断されていたり、行頭に「。」がきていたりしてもスペースの関係で仕方ないのだと思いこんでいた。

 Word などのワープロソフトでは、この禁則処理は初期設定で組み込まれている(「ツール」→「オプション」→「文字体裁」)のは知っていたが、Movable Type のようなブログ HTML での禁則処理の方法を知らなかった。
 ほっておくのもぶさいくなので、ネットで「HTML 禁則処理」のような検索語で方法をサーチしてみると、CSS で設定できることが分かった。ブラウザーによっては、自動的に禁則処理をしているようだが、ブラウザーによって異なるらしい。IEではあまりうまく処理されていないらしい。

 早速、自分のサイトの CSS (もともとは、「小粋空間」さんのテンプレートを利用させてもらっている)に、左のような id 属性( word-break line-break )を設定すると禁則処理ができるようになった。word-break は、英単語を行末で分断しないプロパティで、IE のみで有効なようである。詳しくは、HTML クイックリファレンスにでている。値に、keep-all を指定すると全ての言語で単語の途中では改行せず、単語の切れ目で改行されることになっているが、この設定では形が崩れてしまうようだ。
 また、line-break は、行頭・行末の禁則処理で、これも IE に独自なプロパティのようだ。これも詳しくは、HTML クイックリファレンスの line-break のページにでている。この方は、 normal と strict とでは余り変化がないように思える。最近のブラウザーでは、それ自身が禁則処理を行っているようである。

 スタイルシートに設定前と設定後を比較すると、下のような結果になる。CSS を設定した方があきらかに読みやすい。こんなことがすぐ分かるのも、ネットのおかげである。
word-break.jpg

word-break_a.jpg
  

2008年2月21日

隠居、ネット時代の「知的生産の技術」を考える?日記と記録など:終

 私と同じように、「知的生産の技術」の現代的意味を読み解いておられる中学校の理科の先生がおられる。学校の先生らしく、深く深く読んでおられる。多分、そのようにこの本に傾倒されおられるのは、9章の「日記と記録」の記述に、ご自身で記録的に続けておられるブログの賛同意見を見いだされたのではないかと、かってに推測している。少なくとも、私はそうだからである。

 勤めていた頃は、私もメモ帳的な日記をつけていた。ただ、この日記的なものは、サラーリーマンとして仕事上のことばかりであったから、退職と共にすべて捨ててしまった。五木寛之のいう「黄金の林住期」になって、過去を捨てて新しい世界を楽しみたいという気持ちになったせいもある。
 新しい世界を楽しむためにはじめたブログは私にとっては、<ネット時代の「知的生産の技術」を考える?>で書いたように、梅棹さんが「知的生産の技術」でいう 日記と記録 になった。
 梅棹さんは、
日記というのは、要するに日づけ順の経験の記録のことであって、(中略) 航海日誌とか業務日誌のたぐいをおもいうかべればよい。
と説いておられるが、まさしく私のブログ( Web Log=航海日誌) も林住期生活の気ままな 日記と記録 なのである。

 私が日記としているのは、 Movable Type というソフトで作るブログである。ブログはそれ自身がポータル・サイト的な性格を持っているが、私はそれをカスタマイズして、さらに自分用のポータル・サイトにするつもりでつくっている。 これらの大部分は、iGoogle などのポータル・サイトでほとんど実現できることが多いが、自分の日記なので自分がもっとも使いやすいようにしたいと思っているのである。

 ここまでこだわらなくても、「知的生産の技術」の9章に書かれている 「バラ紙にかく日記」「日記をかんがえなおす」「日記と記録のあいだ」「記憶せずに記録する」「カードにかく日記」「個人文書館」の項目で記述されている記録の方法はブログによってクリアできると思う。
 とくに最後の「個人文書館」の項の中で、
ぼう大な記録カードや日記の蓄積は、いわば個人のためのアルキーフ(文書館)である。わたしがいっているのは、知的生産にたずさわろうとするものは、わかいうちから、自家用文書館の建設を心がけるべきである、ということなのである。
と説いておられるが、アルキーフ(独語)とは英語でアーカイブのことであり、ブログではデーターベースが自動的に文書館をつくってくれるのである。

 問題は、「メモをとるしつけ」「野帳の日常化」である。この項目における要点は、いつでも記録できる体制にあれということであろうから、コンデジを常にポケットに忍ばせておくとか、ケイタイで文書を書くのを習熟するとかでネット時代ではカバーできるだろう。さらに小さなMP3レコーダーでも携帯しておれば鳥の鳴き声だって、簡単に明瞭に録れるのだ。40年前に比べれば、記録することははるかにたやすくなっている。しかし、重要なことは、道具が変わっても、なんにでも好奇心をもっておくことであろう。これは、40年経っても変わらない。

 歳をとって物忘れがひどい。日記を自分のための生活記録と考えて、新しく経験したことについて記録をしておけば、あとで役に立つ。経験したことの感想だけではあとで役に立たない。9章の「自分のための業務報告」の項にでてくる宮廷の台所日記という『御湯殿上日記(おゆどののうえのにっき)』的でなければならない。
 例えば、自分で作ったブログ・サイトに何か新しい Plugin をインストールしたときには、そのインストール方法や苦労した点あるいは参照した Web URL などについて記録しておく。そうすれば、また同じことにぶつかったときに役に立つ。
 私は、この自分のための生活記録を隠居の気楽さで恥も外聞もなくブログという形で公表している。Google や Yahoo! などの検索にひっかかって、私と同じようなPC上のトラブルとか、音楽編集の方法などのエントリーへ訪問される方が、一日200人を越えるようになった。いちど訪問して、「なんや、つまらん!」と思う人がほとんどだと思うが、梅田望夫さんがいうように、
個人が、しらべ、読み、考え、発見し、何か新しい情報を創出し、それをひとにわかるかたちで書き、誰かに提出するまでの一連の行為(「ウェブ時代をゆく」 p.146)
 を知的生産と位置づけるなら、私も少しは 知的生産 をしているのかもしれない。

 一日に200人もの人が訪れるようになったので、ブログを自分への経験記録だけでなく、「知的生産の技術」の10章(原稿)・11章(文章)で書かれているように、他人のために「かく」ことを意識せざるをえなくなってきた。
 それも、ブログのおかげで私のような隠居でも気軽に簡単に発信できるようになったからである。活字にする必要がなくなったからである。私の父は、下手な短歌を作るのが趣味であったが、彼が唯一外に向かって発信したのは、なけなしの退職金をはたいて歌集を自費出版したことであった。今のネット時代なら、もっと気楽に発信できたであろう。

 梅棹さんは、11章「文章」「まずわかりやすく」のなかに、古くからからいわれている 文章は俳句のつもりでかけ という心得をとりあげて
 この忙しい世の中で、俳句をあじわうようなつもりで、論文をなんどもよみかえして、あじわってくれる人はあるまい。一ぺんよんで、すっとわからぬような文章は、やはりぐあいがわるいのではないか。わたしは、苦心して文章をみじかくすることの愚をさとった。みじかいことよりも、わかることのほうがたいせつである。文章は、電報ではないのだから、
 賛成である。特に、記録としての意識をもてば、文学作品を書く必要はない。ただ、私のエントリーが分かりやすいかどうかには自信がない。良い文書をかくようにこころがけたいと思う。と同時に、ブログの体裁を整える方法も、もっと習熟する必要がある。歳をとってからの学習は、はかがいかないが。

 このシリーズのエントリーは、今回で終わりにしたいと思う。第1回で書いたように、40年前の「知的生産の技術」を、今のネット時代で実施するとどのようななるのかを、浅薄な知識は承知の上でシリーズで書いてきた。どんな意味があるのというようなことは問わないで欲しいが、何人かの方々が隠居の日記に興味を持っておられるのがせめてもの救いと思っている。

2008年1月 3日

隠居、ネット時代の「知的生産の技術」を考える?

 1969年に初版がでた梅棹忠夫の「知的生産の技術」は、まだかなり売れているようである。 引退したときに持っていたビジネス関係の書籍はほとんど処分したが、この新書はまだ本棚に残っていた。
 セピア色に変色したこの本を引っ張り出してきたのは由がある。最近読んだ梅田望夫の「ウェブ時代をゆく」の第五章「手ぶらの知的生産」冒頭に、この本が3ページを割いて紹介されていたからである。
 知的生産ということばを作った梅棹さんは、知的生産を以下のように説明する。
知的生産とよんでいるのは、人間の知的活動が、なにかあたらしい情報の生産に向けられているような場合である、とかんがえていいであろう。この場合、情報というのはなんでもいい。知恵、思想、かんがえ、報道、叙述、そのほか、十分ひろく解釈しておいていい。つまり、かんたんにいえば、知的生産というのは、頭をはたらかせて、なにかあたらしいことがら―情報―を、ひとにわかるかたちで提出することなのだ、くらいにかんがえておけばよいだろう。この場合、知的生産という概念は、一方では知的活動以外のものによる生産の概念に対立し、他方では知的な消費という概念に対立するものとなる。

 あさはかな知恵を働かせながら続けている私のブログにも、1日100人以上の方が訪ねてくれるようになった。アクセス解析サービスの Artisan で内容を見ると、やはり How to 的なエントリーへの訪問が多いようである。訪問して、「なーんだ、つまらん」と帰る人がほとんど思うが、いくらか役に立っている部分もあるのかもしれない、と考えると、ひろい解釈で知的生産をしているのかもしれない。 現在のネット時代を背景に読み返してみると梅棹さんが苦労して作り上げられた知的生産の技術が、パソコンの前に座るとほとんどのものが容易に手に入るようになっている。だが、知的生産の意義そのものはまったく変わらない。
 今更、知的生産を目指すような歳ではないが、私にとってはブログは公開日記と思っているので、梅棹さんが日記を航海日誌(英語では、log ですね)的とする次のような考え方と合致する。
日記というのは要するに日づけ順の経験の記録のことであって、その経験が内的なものであろうと外的なものであろうと、それは問題でない。 日記に、心のこと、魂のことをかかねばならないという理由は、なにもないのである。(p.163)

 ブログを続けることに、この本で勇気をもらった。梅田望夫さんも先の本で触れておられるように、
個人が、しらべ、読み、考え、発見し、何か新しい情報を創出し、それをひとにわかるかたちで書き、誰かに提出するまでの一連の行為(「ウェブ時代をゆく」 p.146)
である「知的生産」の仕方を、40年前の「知的生産の技術」を、今のネット時代で実施するとどのようななるのかを、浅薄な知識は承知の上でシリーズで模してみたいと思う。それが、どんな意味があるのというようなことは問わないで欲しい。なにしろ隠居日記に書いておきたいだけだから。

知的生産の技術
知的生産の技術 (岩波新書)
梅棹 忠夫
岩波書店 (1969/07)
売り上げランキング: 3727

2007年10月17日

Masajii's Weblog 開設

 小中高で同期で以来ずっと付き合っている友のブログを、私のサイトに立ち上げることにした。リタイアするまでは大新聞社の経済部デスクをしていた根からの新聞記者である。その職業柄からか読書量は凄まじい。自宅には、至る所に本が積んである。
 記事を書くことが職業だったこともあり自分のブログを立ち上げることに興味を示していたので、私のサイトで開設するお手伝いをすることにしたのである。独り身の気楽さから最近はよく旅行をしているようだ。そのときの紀行文や最近読んだ本などの書評を掲載されるとのことである。楽しみである。
 ブログを一つ増やすことぐらい簡単だと思っていたが、どっこい色々とつまずいた。自分のブログも2年近く経つと様々なカストマイズをしている。これらのカストマイズが邪魔してすんなりといかない。幸い備忘録的にカスタマイズした事柄をエントリーで残していたので、それらを手がかりに修正を行ってなんとか形にすることができた。歳をとって、タグの閉じ忘れのような単純なミスも多い。しかし、おかげで今までのバグを消すこともできたりしたので納得している。
 彼のブログは、私のブログのタイトル下の [Masajii's Weblog] というリンクボタンをクリックしてもらうとアクセスできる。一度訪問して欲しい。
 なお、この機会に私のブログのタイトル下のリンクボタンの設定を変えた。 最近のエントリー

2006年11月 3日

番号リストで番号を降順にする方法は?

 自分のWeblogを中心とするホームページに手を加えた事項を備忘録的に書き留めて、カストマイズ履歴のページをテンプレートとして作成している。カストマイズした項目のリストは新しいカストマイズが一番上にきているが、リストの番号は一番最新のものが常に1番であった。この番号はできれば最新のカストマイズが何番目のカストマイズかを示したいので、番号は降順にして1番目にしたカストマイズは1番にしたい。HTMLのコードでは、HTML4.01の仕様書でもそのような方法は記載されていないらしく、HTMLコードではどうも駄目らしい。Googleで「HTML 降順 リスト ol li」でサーチすると、人力検索?Hatena::Qustionで「HTML番号リストで番号を逆順にする方法は?」という質問があり、その回答に andi さんという方が JavaScript での解決を提示されておられる。この JavaScript をいただいて、カストマイズ履歴テンプレートに貼り付けてみると希望通りの表示になった。ただし、このJavaScriptは、</ol> の後に貼り付けると上手くいくようだ。なお、<ol> は下のScript 似合わせて <ol id=hoge> とValue属性が必要である。 ちなみに、この JavaScript は以下の通りである。
<script>
var o = document.getElementById("hoge");
var max = o.childNodes.length;
for(var i = 0;i < max;i ++){
o.childNodes[i].value = max - i;
}
</script>

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2006年6月13日

NHK趣味悠々:ブログに挑戦してみよう!

 6月から7月にかけて教育TVなどで放送されるようである。ほとんど分かっていることが多いが、ときにカスタマイズのヒントをくれたりする。ブログをやってみたいという人には良い入門編になるのではないだろうか。
ブログに挑戦してみよう!
佐々木 博
日本放送出版協会 (2006/05)

2006年5月26日

コメントスパム

 朝、メーラーの”Beckey!”を立ち上げると異常な受信数となり、Blogに受けたコメントをフィルターしているBlogフォルダーに500通ぐらいの未読数が表示された。コメントを確認するために自分のブログサイトを開けてみたら、見事にコメントスパムから攻撃を受けていた。ますます増えていく。以前にも10通程度のスパムはあった。そのときは手動で削除した。今回は本格的なスパムである。コメントの「投稿を受け付ける条件」を「すべて」にして、承認した投稿者以外は保留にしメールに知らせる設定にしていたための被害である。一時的に、コメントを受け付ける条件をTypeKeyを持っている人に限定したら、止まったようだ。ただ、コメントする人がすべてTypeKeyを持っているわけではないので対策を考えることにした。
 Googleでコメントスパム対策をサーチすると藤本 壱さんの「日本語でないスパムをフィルタするプラグイン」というのが見つかったのでインストールした。今攻撃を受けているスパムコメントは英語なので、とりあえずこれで対策した。今のところ上手く迷惑コメントにフィルタリングしているようだ。
 迷惑コメントの表示はDefaultでは20行ごとになっているが、「すべての行」を表示する設定に切り替えると一斉に削除できる。これを書いている間にも1分に1?2回攻撃されているようである。また、迷惑コメント/トラックバックを何日後に削除するかの設定がDefaultの30日後になっていたので、これを1日にした。
  いずれもう少しよい方法を探さねばならない。

2006年5月18日

隠居部屋の「ウェブ進化論」

 久しぶりに本に没頭した。梅田望夫さんの「ウェブ進化論」(ちくま書房)である。リタイア後にHow To本以外で寸時を惜しんで読んだ本はこの本くらいかもしれない。サラリーマン現役時代は某製薬会社の情報システム関連の仕事をしていた。パソコンが勃興を始めたころから激動の10年程度である。そのころ肌に感じていたITの潮流とその後の変化が見事に描かれ、文中にもあるが「ふーん、そうだよね!」とうなづきの連続であった。ITの世界はDog Yearといわれるくらい変化の激しい世界であるが、その動きはムーアの法則とともに今も続いていいるらしい。だから、ITに携わりだしてからの時間は、物理的にはあまり長くないのにずいぶん長年やってきた感じがしている。

dog year

情報技術分野における革新のスピードを表す概念。通常 7 年で変化するような出来事が 1 年で変化すると考える。〔人間の 7 年が犬の 1 年に相当することから〕

 この本で筆者は、Googleビジネスを通してインターネットをマイクロソフトが代表する「こちら側」とグーグルが代表する「あちら側」に区分して現状をとらえ未来を予測している。
 Googleは「ハーバード大学の生物学科を卒業しエール大学の医学部をでた本職は脳神経外科医のジム・リース(Jim Reese)という人物を運用部門のトップに据えて、オープンソース・プロジェクトから生まれたリナックスLinux)サーバーを1万台以上使ったシステムであるという。そのあたりに、Googleの「あちら側」文化が現れているように思う。
 この本には、Googleが行っている様々な事業が紹介されている。その一つにというかビジネスの中心となっているアドセンス(AdSense)という事業がある。あまり贅沢をしなければ生活をしていけるだけの年金で暮らしているのでお金を稼ぐという意欲はもうないが、技術的な興味で登録してみることにした。また、この本の中に「恐竜の首」と「ロングテール」の話が出てくるが、私もGoogleのロングテールの一番先っぽくらいに位置することにしたのである。
 ふつうの人よりは少し早い時期にMP3の楽曲をダウンロード(DL)して収集するようなことをしてきたが、Copy Rightを頑なに守ろうとする「恐竜の首」派のレコード会社などに疑問を持っていたので、広く安く公開することで愛好者が広がるというロングテール派の考えは「あっ、それそれ」というような感じであった。歌手のJanis Ianは、DLをフリーにしている。決してロングテールに入る歌手ではないが、私は彼女にAgreeする。
 インターネットという「不特定多数無限大」の人たちの一人である自分も、インターネットが次世代に移行してきているのを実感している。インターネットがあるから、そしてそれがどんどん進化するから、リタイア後も社会からの疎外感なしに生きていられるのではないかと思っている。
 今年に入って自らのブログ・サイト作りにフローな時間を費やしているが、つぎのような梅田さんのブログのとらえ方に、また「ふーん、そうだよね!」と頷いている。
ブログ 「知的生産の道具」 
  1. 自系列にカジュアルに記憶でき容量に事実上限界がないこと。
  2. カテゴリー分類とキーワード検索ができること。
  3. 手ぶらで動いていても(自分のPCを持ち歩かなくても)インターネットへのアクセスさえあれば情報にたどりつけること。
  4. 他者との間で知的生産の創発的発展が期待できること。


 インターネットの世界が今どうなっているのか関心のある方に是非お勧めしたい一冊である。


2006年4月11日

庭花の写真:夏・秋・冬編

 hi-hoの写真albumサービスを利用しているHPのGardeningページ花の写真集をWeblogへ順次移転しているが、本日、夏編秋編冬編をFlash Albumにして移転した。

2006年4月10日

「みんなの写真くらぶ」移転

 hi-hoが提供してくれていた「みんなの写真くらぶ」が閉鎖になる。有料にして継続の話もあったが、結局4月末で閉鎖することになったらしい。このサービスは、ML仲間とオフラインで何かイベントをしたときのデジカメ写真を共有するのに便利していた。また、私はHPからリンクして使ったりもしていた。同様のサービスがNikon等にあるが、許される容量が20MBくらいしかなく、すぐに満タンになりそうである。有料で容量増ができるが結構高い。同じ容量を増やすなら、レンタルサーバーの方が何かにつけ便利なので、Weblogと同じサイトに置くことにした。今のところ、Flashのalbumにするのが比較的簡単そうなので、HPのGardeningページでリンクしているalbumの移転を始めた。取りあえず、春の庭花の写真の半分をSothink SWF Quickerで提供してくれているテンプレートを使ってFlash Albumにした。ただ、一旦albumを作成すると修正が難しいのが難点である。ActionScriptとXMLの基本ぐらいは学習したいと思うが、なかなか難しそうである。
 今月中に順次、移転を進めたいと考えている。 

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2006年3月31日

レイアウトの細かな修正

 3月28日に、Weblogの背景画像を設定したことに伴い、全体に細かな修正を行った。修正の大部分は「小粋空間」テンプレートのCSSに手を入れることであった。この作業は、全体のレイアウトがすっきりすることが目的であるが、スタイルシートの学習にもなった。

2006年3月28日

背景画像の設定

Weblogバナー部分はHPでも使っているイぺ材の色合いと木目を配しているが、Movable Typeのレイアウト全体にこれと同じ背景画像を設定した。この変更は、CSSの2カラムレイアウトの部分に、background-image を付け加えることで行った。 色調もだんだんと自分の好みにしていきたいと思っている。

2006年2月 1日

最近学んだことなど

 DreamWeaver2004 MXの基本機能だけを使っての古典的手法でHomePageらしきものを昨年(2005年)の秋から立ち上げてきた。その前には、Livedoorのblogで写真日記的なものを公開していた。ごく親しい仲間に、DIYで創った作品や旅行記などを知らせるためであった。メールでは重すぎるからである。
 この冬の寒さで、DIYなどの屋外活動がやりにくくなったことも起因して、HP作成にどっぷり浸かるようになった。
 今年(2006年)に入って、lolipopとレンタルサーバー契約をした。このlolipopのドメイン取得サービスを利用して、n-shuhei.netというドメイン名を取得することができた。これだけでも、年寄りにとっては大事業なのに、ここにMovable Type(MT)をDownLoadしてweblogサイトを開設することにした。Livedoorのblogがいつまで続くか危うさを感じたことも拍車をかけた。Movable Typeというソフトは、それまで全く知らなかったが、ML仲間の一人が使っていることもあって、思い切ってトライしてみることにした。
  HTML, CSS, JavaScriptなど基本的な学習ができていないなかでのMTへのトライはかなり無謀と思っているが、インターネットの関連サイトや参考書を頼りに、少しづつ体裁を整えている。「小粋空間」という洒落たサイトで提供されているMT3.2用のテンプレート body class="layout-two-column-liquid-right" を使わさせてもらって、カスタマイズを始めた。
 本日(2006/2/1)は、CSSとメインページ、 エントリー・アーカイブを少しいじって、掲載した写真へ間隔を開けてのテキストの回り込みやサイドカラムLink部分のカスタマイズを試みた。時間を忘れてはまっている。