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Atelierで“GPS”が含まれるブログ記事

2015年10月25日

隠居のドライブ:小豆島と姫路城を巡る(2) 白亜の姫路城

翌朝、フェリーの時間とか姫路城見学などを考えると小豆島でゆっくりする時間はない。小豆島の北側にある大部(おおべ)港から岡山県東部の日生(ひなせ)港に向かうフェリーが8時40分に出港する。これに間に合わせると、7時からのバイキング形式の朝食をすませ大部港に向かえば、途中でゆっくりできないが、小豆島をほぼ一周ドライブするコースとなる。
 日生に向かう車は少なく、先頭に並んだ。フェリー乗り場近くには、町営のフリーの駐車場があり、ここに車を置いて、日生からJRに乗る人が多いのだそうだ。
 この日は、風もなく穏やかな晴天だった。日生港から姫路へは、一般道から山陽自動車道に入り、姫路バイパスに乗り継ぐ。途中で、渋滞に巻き込まれたが、11時過ぎに姫路城西の丸駐車場へ車を入れることができた。

やはり人は多い。海外の人たちもたくさんいる。昼食にあてはなかった。あたり一帯は公園として整備されているが、土産物屋やレストランは白と黒を基調とした建物に収容されている。その一軒のレストランには、まだ、11時半にならないのに、外で待っている人たちがいる。たまごやという店だった。我々は、そこのメニューにある「穴子弁当」が美味しそうだったので並んだが、どうやらみなさんのお目当ては、おかわり自由の卵かけごはんのセットのようだった。沢山の人がおかわりをして卵かけごはんを楽しんでいた。

休日には沢山の人が押しかけ、天守閣に上るにはずいぶん並んで待たねばならないようすをTVで放映をしていたが、この日は火曜日平日とあって、人は多かったが、待たされることもなく、天守閣までの急な階段も上がることができた。足が不自由になれば、登れないだろう。
 平成の改修を終えた城は、今年の3月にグランド・オープンしたばかりである。流石に、汚れは少ない、その白さは際立っている。

帰途は、カーナビの命じる推奨コースを走って帰ってきた。姫路バイパス(国道2号線)、加古川バイパス、日本標準子午線を通る第二神明道路、阪神高速道路湾岸線などを通って、陽の高い間に帰ってきた。

小豆島から姫路へ

;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。
2015/10/6 6:34
部屋から望む朝の風景
 出港したフェリーは高松に向かうのだろうか。
SONY α7?+E3.5-6.3/18-200mm
66.0mm (35mm換算:99mm)クロップ
絞り優先AE 1/90s f16.0 ISO320
露出補正 0
2015/10/6 7:58
県道26号線 小海付近
 岡山県側の海が見えてくる。
driverecorder の記録から
2015/10/6 8:51
フェリーから小豆島を望む
この日も穏やかな晴天だった。
SONY α7?+E3.5-6.3/18-200mm
24.0mm (35mm換算:36mm)
絞り優先AE 1/125s f13.0 ISO100
露出補正 +0.5
2015/10/6 9:22
航路左手に牛窓の景色が見える
ペンションなどが多いところだ。
SONY α7?+E3.5-6.3/18-200mm
65.0mm (35mm換算:97mm)
絞り優先AE 1/90s f13.0 ISO100
露出補正 +0.5
;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。
2015/10/6 9:40
日生港到着
フェリー乗り場から、JR赤穂線日生駅はすぐ近くである。小豆島に車を置いて、列車で出張先に向かう人が多いらしい。
driverecorder の記録から
2015/10/6 11:20
姫路城到着
大きな駐車場が直ぐそばにある。
driverecorder の記録から
2015/10/6 11:27
たまごや
姫路城公園の家老屋敷館「は」の屋敷にある。屋敷風建物は、「い」「ろ」「は」というように名づけられている。
SONY α7?+E3.5-6.3/18-200mm
26.0mm (35mm換算:42mm)
絞り優先AE 1/60s f13.0 ISO640
露出補正 +0.5
2015/10/6 11:37
穴子弁当
玉子焼きの上に、焼きアナゴが並べられている。タレが少々少なかったので、注文したら持ち出し弁当用のタレをくれた。
スマホ SONY SO-04E 4.1mm
プログラムオート 1/40s f2.4 ISO160
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。
2015/10/6 11:27
姫路城前
白亜の天守閣が望める。
SONY α7?+E3.5-6.3/18-200mm
20.0mm (35mm換算:30mm)
絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO100
露出補正 -0.5
2015/10/6 11:56
三の丸から
綺麗な城だ。
SONY α7?+E3.5-6.3/18-200mm
31.0mm (35mm換算:46mm)
絞り優先AE 1/500s f8.0 ISO100
露出補正 +0.5
2015/10/6 12:05
入城口あたりから
秋の空に映えている。
SONY α7?+E3.5-6.3/18-200mm
48.0mm (35mm換算:72mm)
絞り優先AE 1/90s f11.0 ISO100
露出補正 +0.5
2015/10/6 12:07
菱の門から
菱の門は、安土桃山様式の楼門で表玄関である。
SONY α7?+E3.5-6.3/18-200mm
24.0mm (35mm換算:36mm)
絞り優先AE 1/200s f11.0 ISO100
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。
2015/10/6 12:15
十月桜
「ほ」の門あたりに咲いていた。ピンぼけだが。
SONY α7?+E3.5-6.3/18-200mm
18.0mm (35mm換算:27mm)
絞り優先AE 1/200s f8.0 ISO100
露出補正 0
2015/10/6 12:16
西小天守あたりの石垣
秀吉が姫路城を築く時には、石集めに苦労したとのことだ。
SONY α7?+E3.5-6.3/18-200mm
24.0mm (35mm換算:36mm)
絞り優先AE 1/60s f8.0 ISO125
露出補正 +0.5
2015/10/6 12:42
天守閣からの眺め
姫路駅方面への眺望。
SONY α7?+E3.5-6.3/18-200mm
18.0mm (35mm換算:27mm)
絞り優先AE 1/200s f16.0 ISO100
露出補正 -0.5
2015/10/6 12:42
アゲハチョウの瓦紋(丸瓦)
姫路城は城主が何度か代わっているので、その時々の瓦紋が残っている。揚羽蝶は、池田輝政時代のものらしい。
SONY α7?+E3.5-6.3/18-200mm
18.0mm (35mm換算:27mm)
絞り優先AE 1/60s f16.0 ISO320
露出補正 +0.5
;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;
;クリックすると大きな写真になります。
2015/10/6 12:40
大天守の鯱
明治(5代目)・昭和(6代目)・平成(7代目)と、その時々の修復で新しくなっている。
SONY α7?+E3.5-6.3/18-200mm
57.0mm (35mm換算:85mm)クロップ
絞り優先AE 1/90s f16.0 ISO160
露出補正 +0.5
2015/10/6 13:07
石垣
開いた扇の曲線に似ていることから「扇の勾配」と呼ばれている。
SONY α7?+E3.5-6.3/18-200mm
18.0mm (35mm換算:27mm)
絞り優先AE 1/60s f16.0 ISO125
露出補正 +0.5
2015/10/6 12:57
本丸の庭から
まさしく白鷺城と呼ぶにふさわしい。
SONY α7?+E3.5-6.3/18-200mm
18.0mm (35mm換算:27mm)
絞り優先AE 1/60s f16.0 ISO100
露出補正 +0.5
2015/10/6 14:40
標準子午線 第2神明道路
driverecorder のGPS記録では、134°59′49″ となっている。
driverecorder の記録から

2015年3月 2日

隠居のカメラ:Nikon Coolpix P610 で遊ぶ


 Canon PowerShot SX60 HSというデジタルスチルカメラが昨年10月発売されていることを最近知った。望遠端は、35mm換算1365mmだという。それに、GPS もついていて、スマホとも連携しておりスマホからリモートで操作できるという。食指が動いた。

 カメラのことなら、YAMAKO さんに相談するに限るとメールで相談を持ちかけてみた。今年も、CP+2015に行かれて調べてみてくださった。
 同じ機種のカメラについて情報をいただいた。CP+には、Nikon Collpix p610 という機種が、近日に発売ということで置いてあり、触ってこられた。今、使っている Fujifilm Finepix HS50 と合焦は遜色なく、私が興味を持っていたGPS やスマホ連携も機能として持っているという。そんなに、高くないので飛びつくことにした。Amazon に予約発注すると、発売日の3月26日に配送されてきた。

 早速、翌日試してみた。付属のバッテリーは、初期は十分に充電はしていなくて充電する必要がある。メモリのSDHCカードは、とりあえず HS50 のものを使用した。

泉北ニュータウン栂地区雨水の候の鳥たち:P610 で初撮り

クリックすると大きな写真になります。 コガモ♂ 和田川(堺市)
2015/2/27
まだ、この時期被写体になってくれる

Nikon COOLPIX P610
309.6mm:電子ズーム (35mm換算:1728mm?)
プログラムオート 1/160s f6.5 ISO400
クリックすると大きな写真になります。 モズ 檜尾(堺市)
2015/2/27
このような構図では、AF が早い。

Nikon COOLPIX P610
161.2mm (35mm換算:900mm)
シャッター優先 1/400s f7.1 ISO100
;クリックすると大きな写真になります。 カイツブリ 長池(堺市)
2015/2/27
風が強く、被写体が波に揺られて、電子ズームではAFが極めて難しい。

Nikon COOLPIX P610
309.6mm:電子ズーム (35mm換算:1728mm?)
シャッター優先 1/400s f6.5 ISO140
;クリックすると大きな写真になります。 ホシハジロ♀ 長池(堺市)
2015/2/27
光の具合が良ければ、電子ズームで、この程度撮れる。

Nikon COOLPIX P610
464.4mm:電子ズーム (35mm換算:2592mm?)
シャッター優先 1/400s f6.5 ISO180
;クリックすると大きな写真になります。 カルガモ 和田川(堺市)
2015/2/28
光学ズームの最望遠端。

Nikon COOLPIX P610
258.0mm (35mm換算:1440mm)
プログラムオート 1/250s f6.5 ISO160
;クリックすると大きな写真になります。 ツグミ 大森(堺市)
2015/2/28
被写体があまり動かないので、合焦がやさしい。

Nikon COOLPIX P610
143.3mm (35mm換算:800mm)
プログラムオート 1/400s f5.6 ISO100

 鳥を撮るときは、どうしても望遠を効かせたくなる。ズームアップしていくとあまり抵抗なく(光学ズームとの区別が少なく)、電子ズームの領域に入る。撮った写真を見ると、パソコンに載せる程度では問題なさそうだ。ただ、ハクセキレイなど動きの早い小鳥を捉えるにはもう少しの学習が必要のようだ。

 カメラに慣れるためにも、花をいろいろと撮ってみた。自宅の白枝垂梅もかなり開花した。
 取説には、ズーム別の最短撮影距離の記載はないが、マクロAFを使えば、10cmmからピント合わせできるようだ。通常のAFでは、50cm以上被写体が離れていないとピントが合わない。こまめに設定を変える術を学習しなければならない。

泉北ニュータウン栂地区雨水の候に咲いている花:P610 で初撮り

;クリックすると大きな写真になります。 コマツヨイグサ? 檜尾(堺市)
2015/2/27
通常AFで、このズームでは、ここまで近づけるのが精一杯である。

Nikon COOLPIX P610
53.7mm (35mm換算:300mm)
シャッター優先 1/400s f5.5 ISO110
;クリックすると大きな写真になります。 菜の花 檜尾(堺市)
2015/2/27
もう盛りは過ぎているが。

Nikon COOLPIX P610
48.4mm (35mm換算:270mm)
シャッター優先 1/400s f5.5 ISO100
;クリックすると大きな写真になります。 沈丁花の蕾 檜尾(堺市)
2015/2/27
まだツボミである。

Nikon COOLPIX P610
32.2mm (35mm換算:180mm)
プログラムオート 1/200s f5.3 ISO100
;クリックすると大きな写真になります。 ソメイヨシノの蕾 西原公園(堺市)
2015/2/27
私が標準木としている桜。

Nikon COOLPIX P610
215.0mm (35mm換算:1200mm)
シャッター優先 1/400s f6.0 ISO140
;クリックすると大きな写真になります。 枝垂れ梅 桃山台(堺市)
2015/2/28
今年も綺麗に咲いた。

Nikon COOLPIX P610
143.3mm (35mm換算:800mm)
プログラムオート 1/400s f5.6 ISO100
;クリックすると大きな写真になります。 多肉植物 桃山台(堺市)
2015/2/28
マクロAF で撮ってみた。。

Nikon COOLPIX P610
15.2mm (35mm換算:85mm)
絞り優先 1/200s f6.3 ISO100
;クリックすると大きな写真になります。 上から見たクリスマスローズ 桃山台(堺市)
2015/2/28
クリスマスローズの花は上を向かない。

Nikon COOLPIX P610
8.1mm (35mm換算:45mm)
絞り優先 1/30s f6.3 ISO110
;クリックすると大きな写真になります。 下から見たクリスマスローズ 桃山台(堺市)
2015/2/28
バリアングル、マイクロAFでカメラを地面につけて撮った。

Nikon COOLPIX P610
10.7mm (35mm換算:60mm)
絞り優先 1/40s f6.0 ISO100


 P610 が持っている機能を使いこなせば、もっと楽しめそうである。今まで使っていたカメラも十分に使いこなせていないが、取説を熟読して、学習したいと思う。
 今回、P610 を購入した一つの理由に、スマホとの連携があり、スマホをリモコン的に使って画像を拡大・縮小しながらシャッターを切れる機能が付いている。試してみた。面白く使えそうである。使用法については、次回にでも記録したいと思う。

2015年1月19日

隠居のドライブ:ドライブ・レコーダーを試してみる


 どこかにドライブに出かけるとき、車を運転しながら前方の風景をカメラで撮りたくなる時がある。だが、運転中は危険である。ブログに旅行記などを記録するときなど、道案内の道路標識や前方に見えた景色などを写真で掲載できれば面白いと思っていた。
 車で事故を起こした時の状況を記録するドライブ・レコーダーのパンフレットを見ていると、車のスイッチが入っている間はずーっと記録しているらしい。そして、事故を起こして衝撃を検出した場合には、衝撃録画データが記録される仕組みになっている。言うまでもなく、ドライブ・レコーダーは、そのためのものであり、保険みたいものである。
 が、その本来の機能から外れて、ドライブ記録に使えば面白いのではないかと検討してみた。デジカメで動画を撮影した時と同じように、一瞬を切り出して静止画にすることもできる。これは使えそうだ。
 隠居の道楽として、comtecという会社のドライブ・レコーダー(isafe simple)を装着してみることにした。配線などややこしいから、ディーラーまかせである。

 記録は、microSD カードに記録される。記録される映像は、映像の大きさが、1280x720px(HD) と 640x360px(SD) の2つ、フレームレートは30,15,10.5fps の4つから選択できるが、ディーラー設定では HD 30fps となっている。付属の8GB microSD カードでは、目安として約48分しか記録できないようだ。それより長い場合は、上書きされていく。もう少し、フレームレートを落とすとか容量の大きいmicroSD カードすれば、長時間記録できそうである。microSD カードは、32GBでも2000円弱であるから、差し替えをもっているといいかもしれない。

 実際の記録を確認してみた。ディーラーで装着した後は、ACCスイッチが ON であるかぎり(エンジンがかかっているときはもちろん)、録画が始まっている。
ドライブ・レコーダーの本体から microSD カードを抜き出し、PCのカード・リーダーに挿せば表示されるフォルダーに iSafeViewer.exe というビューアソフトが表示されるので、これをを実行すると下のスクリーンショットのように表示される。

ビューアソフトの画面 150118-3.JPG

 動画は、約1分ごとに分けて記録されている。画面の右上には、Google Map で現在地がマークされている。この地図は、車が移動するにつれて変化していく。 isafe では、位置測定はアメリカのGPS だけでなく、ロシアのグロナス、日本のみちびきも利用して精度の向上を図っている。
 ビューアソフトの画面下の、動画アイコンmovie.JPGをクリックすると、該当ファイル(AVI ファイル)を保存することができる。また、カメラアイコンphoto.JPGをクリックすると画面に表示されている静止画を下のスクリーンショットのように切り取り保存することができる。形式は、jpg である。

動画から切り出した静止画 driverecorder-005-010-000698.jpg



 ディーラーで装着した後、自宅に帰る道で記録された動画の一部を取り出して保存し、Youtube にアップしてみた。まともな逆光であるが、まあまあの記録になっているのではないかと思う。 鳴っている音は、カーオディオとウィンカーの音である。
追記(2015/1/23): 動画の後ろで流れている音は、カーオーディオで流していたJazz であったが、Youtube で著作権に引っかかるとの warning が表示された。それで、動画の音声は途中から削除した。
音をミュートする設定もできるので、今後は音無しの録画にしたい。

記録されている動画の一部



2013年5月16日

北九州ドライブ旅行私的観光地図(番号入りマークを表示する)


 いつものように、旅行で訪れた地点をマークで表示する旅行地図を Google Maps API V3 で作成した。前回、和歌山を旅行した時の【初春の南紀私的観光旅行地図】のソースを土台にした。
 ソースは、html と xml のファイルがセットである。html のソースに手を加える部分は、タイトル、地図の中心点・大きさの指示であるが、今回は表示する地点が、14箇所となったので、これらのマークを作成するコードの追加が必要(単純に、元の行の数字を変えるだけであるが)であった。ついでに、マークの色を、オレンジ色に変えた。
また、呼び込んでくる xml ファイル名を指定しなければならない。

 このような新しいマークを作るのは、ICANN というサイトが提供している【Google-Maps markers generator】というページが極めて有用である。
 画面の指示通り、ピン・マークの色を選び、中に表示する数字またはアルファベットを指示して、ダウンロードボタンをクリックすると指定したフォルダーに指示したマーカーの数だけのファイルがダウンロードされる。今回の場合は、例えば、norange_Marker_xx.png というファイルが作成されている。これをFFFTPでサーバーにアップロードして使えばよい。

 単純だか、時間がかかる作業は、訪問地点の経度・緯度、地点名、表示する写真などにリンクするhtml コードをリストする xml ファイルの作成である。
 これも、前回の xml ファイルの内容を変更し、地点数を増やすだけの作業である。入力する経度・緯度の表示は、Google Maps で地点を特定し、地点を右クリックすると現れるポッピアップの「この場所について」をクリックして表示される10進法の数字を使う。私の場合、写真の EXIF に経度・緯度が表示される(カメラにGPSユニットをつけている。)が、これは60進法で、10進法に変換する必要があるので、Google Maps で地点が特定できないときに使っている。

北九州ドライブ旅行地図
  クリックすると地図として機能します。
map_kyusyu.JPG


2012年12月20日

隠居の探鳥ウォーク:ヒサカキに メジロ群れおり 黒き実に


 空は今にも降りそうであったが、天気予報では雨の予想は出ていない。衆議院選挙の投票に行く前に、和田川を南に歩いてみることにした。
 自宅近くの川は、今年3月川床の洗掘工事で掘り起こされたのだが、雑草が生えてきたりして、野鳥の姿が帰ってきた。
 泉北ニュータウン栂地区あたりで、コガモと出会えるのは、この和田川が一番多かったが、この冬にも帰ってきた。コガモは人の影に敏感で、川岸の冊から覗きこむとすぐに遠ざかったり、飛び立ってしまう。
 バンもきている。人の姿をみると、川床に生える草の中に姿を隠すが、今回は、ザリガニを手に入れたらしく、嘴に咥えて飲み込むのに苦労していた。 
鴨谷橋から南区役所方面を望む;クリックすると大きな写真になります 和田川の川床や土堤の道などの補修?は続いていて、川上(南)に行くほど、野鳥や蝶が姿を見せていた雑木や雑草はだんだんと少なくなってきて、野鳥はあまり期待できない。 この日は、いつも回る和田川の右岸から泉北ニュータウンの栂地区の庭代台公園などではなくて、左岸の放光寺から美多弥神社・美木多メモリアルを通って、泉北一号線のはるか上にかかっている鴨谷橋をわたって、昔からある檜尾の部落から和田川に降りてきた。この泉北一号線の上にかかっている鴨谷橋は、カメラのGPS の記録では、高度80mあり、泉北ニュータウンでは、一番高いのではないかと思う。

 そんなに広くない放光寺の境内は、堺市指定保存樹林となっていて、クスノキやカスミサクラなどが数本植わっている。本堂の前に、多分ヒサカキが黒い実をつけていてメジロが群れになって飛んできて啄んでいた。
 和田川でイソシギと思って撮った写真をよく見ると、どうもイソシギではないようなので、例によって【野鳥識別掲示板】に投稿して教えを乞うた。いつもの向井さんが、つぎのように答えてくれた。
質問
いつもお世話になります。

なんどか見かけているイソシギと思って撮りましたが、どうやら違うようです。
図鑑やネットで探しみますとクサシギに似ているようにおもえますが、自信が持てません。
よろしくおねがいします。
nshuhei


nshuhei 様 こんばんは。
イソシギは足が黄色で長く、眉班も白く目立っています。

クサシギで正解だと思います。
イソシギよりも少し大きく、足が短く、黒緑色ということになっています。
細かく見ると、けっこうわかりやすいと思います。


コガモ♂:和田川 ザリガニを咥えるバン;クリックすると大きな写真になります セグロセキレイ:和田川;クリックすると大きな写真になります ハクセキレイ:和田川;クリックすると大きな写真になります
コガモ♂:和田川(堺)
2012/12/16
NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO5600 F6.3)
露出補正 +1
トリミング
ザリガニを咥えるバン:和田川(堺)
2012/12/16
NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO12800 F6.3)
露出補正 +1
トリミング
セグロセキレイ:和田川(堺)
2012/12/16
NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO5600 F6.3)
露出補正 +1
トリミング
ハクセキレイ:和田川(堺)
2012/12/16
NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO4500 F6.3)
露出補正 +1
トリミング
モズ:檜尾;クリックすると大きな写真になります キセキレイ:和田川;クリックすると大きな写真になります クサシギ:和田川;クリックすると大きな写真になります メジロ:放光寺;クリックすると大きな写真になります
モズ:檜尾(堺)
2012/12/16
NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO1100 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
キセキレイ:和田川(堺)
2012/12/16
NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO3200 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
クサシギ:和田川(堺)
2012/12/16
NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO1800 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
メジロ:放光寺(堺)
2012/12/16
NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO12800 F6.3)
露出補正 なし
   撮影後記:露出補正を戻すのを忘れるなど失敗が多い。

2012年8月10日

隠居のカメラ:42倍光学ズームコンデジ(Coolpix P510)の試し撮り


 今年3月に発売された Nikon Coolpix P510 を購入した。YAMAKO さんのブログ【2012 2月10日】で紹介されたコンデジである。

 旅行に出かけるときに、旅先で出会う鳥たちをできるかぎり撮りたい。車で出かけるときには、Σ50-500mm の重たいレンズをつけたカメラでもOK であるが、列車ででかけるような場合には、大きいカメラ用のバックパックでも持参できないことはないが、嵩張って大きな荷物となってしまう。カメラに関して大先輩であるYAMAKOさんが、Coolpix P90(P510 の先代機:光学24倍ズーム)について書かれているブログ に刺激されて、P510 を試したくなった。価格も、下手なゴルフを何回かやめれば、手に入るくらいこなれてきた。AMAZON で注文すると、翌日には配達されてきた。

 早速、梱包を開いて試し撮りと思ったが、同梱されているバッテリーは充電が必要である。(同じメーカーでもカメラ毎にバッテリーが異なるのは腹ただしい。メモリーカードは共通でいけるのだが。)充電をしながら、使用説明書を読んでみる。フル充電は4時間30分とある。NikonD90 や D7000 に比べれば、非常に軽く小さいボデーに、多くの機能が詰め込まれている。特に、D90 や D7000 では外付けオプションだったGPS は内蔵されている。そういえば、スマホのカメラだって内蔵されているのだ。

 充電が終わって、気になっていた ISO 自動制御の制限(マニュアルには、記載がない)をみると、どうやら ISO オートに設定すると、800 が限界のようである。D7000 では、Hi-2(25600) まで設定できるので随分値が小さい。まあ、カメラが軽いから、シャッタースピードを遅くはできるが、それでも光が少ないところでの野鳥撮影は難しいだろう。
 YAMAKO さんの先のブログにもあるように、テレ側(望遠側)では、AF の効きは悪い。広角側で合わし、ズームする技術に熟れなければならない。

TV画面;クリックすると大きな写真になります ハグロトンボ;クリックすると大きな写真になります コミスジ;クリックすると大きな写真になります アブラゼミ;クリックすると大きな写真になります
TV画面:P510
2012/8/8
Coolpix P510 17.6mm
(35m版換算100mm)
ISO360 F4.1 1/100s
プログラム・オート
TV画面を撮っても画面はきれい。画素数は、16.1メガピクセルである。
ハグロトンボ:堺自然ふるさと村
2012/8/8
Coolpix P510 124.8mm
(35m版換算700mm)
IS400 F5.0 1/320s
シャッター優先オート
焦点距離が長くなると AF が効きにくくなる。
コミスジ:堺自然ふるさと村
2012/8/8
Coolpix P510 62.4mm
(35m版換算350mm)
ISO360 F4.1 1/100s
プログラム・オート
慣れのせいか、液晶モニターでは被写体が捉えにくい。
アブラゼミ:堺自然ふるさと村
2012/8/8
Coolpix P510 98.1mm
(35m版換算550mm)
ISO800 F4.9 1/60s
プログラム・オート
留まって動かないものは撮りやすい。


オニヤンマ;クリックすると大きな写真になります ヤマトシジミ;クリックすると大きな写真になります ジャノメチョウ;クリックすると大きな写真になります ツマグロヒョウモン;クリックすると大きな写真になります
オニヤンマ:堺自然ふるさと村
2012/8/8
Coolpix P510 180mm
(35m版換算1000mm)
ISO200 F5.9 1/500s
シャッター優先・オート
光が十分あれば、望遠端側でもきれいに撮れる。
ヤマトシジミ:堺自然ふるさと村
2012/8/8
Coolpix P510 44.5mm
(35m版換算250mm)
ISO320 F4.7 1/200s
トリミング
プログラム・オート
被写体が小さい時には、AF が合わせにくい。
ジャノメチョウ:堺自然ふるさと村
2012/8/8
Coolpix P510 107.0mm
(35m版換算600mm)
ISO560 F4.9 1/60s
プログラム・オート
夏の木陰での被写体。ISO 560 でも問題はない。
ツマグロヒョウモン:自宅
2012/8/8
Coolpix P510 15.1mm
(35m版換算85mm)
ISO100 F4.0 1/800s
プログラム・オート
被写体にかなり近寄っても撮れる。広角端は24mm(35mm版換算)である。


 立秋になって風は少し涼しさを感じられるものの、相変わらずの酷暑のなか、北部コースを散策した。P510 の試し撮りが目的である。鳥はドバト・カラスやムクドリが元気であるが、その他の鳥は少ない。ハクセキレイやケリも見かけたが、撮り逃した。
 たんぼの畦道をあるくと、クマゼミとアマガエルが大合唱していた。

ムクドリ;クリックすると大きな写真になります シオカラトンボ;クリックすると大きな写真になります 1-DSCN0233.JPG クマゼミ;クリックすると大きな写真になります
ムクドリ:野々井
2012/8/9
Coolpix P510 180mm
(35m版換算1000mm)
ISO125 F5.9 1/500s
シャッター優先・オート
10m 以上の梢に留まっている。このような被写体は、AF は割合早く機能する。
シオカラトンボ:野々井
2012/8/9
Coolpix P510 180mm
(35m版換算1000mm)
ISO100 F5.9 1/800s
シャッター優先・オート
このように背景とコントラストがはっきりしている被写体は、AF は割合早く機能する。
アオサギ:新深池
2012/8/9
Coolpix P510 180mm
(35m版換算1000mm)
ISO140 F5.9 1/500s
シャッター優先・オート
トリミング
暑くてもアオサギがあちこちにいる。
クマゼミ:堺西高校
2012/8/9
Coolpix P510 180mm
(35m版換算1000mm)
ISO160 F6.6 1/500s
シャッター優先・オート
トリミング
今年はクマゼミが大発生しているようだ。4枚とも、望遠端でとった。電子ズームは OFF にしている。


ランタナ;クリックすると大きな写真になります ハスの花;クリックすると大きな写真になります ノウゼンカズラ;クリックすると大きな写真になります カイヅカイブキの花
ランタナ:自宅
2012/8/9
Coolpix P510 17.8mm
(35m版換算100mm)
ISO400 F4.1 1/400s
シーン・クローズアップ
接写では、クローズアップ・モードにしたほうがいいようだ。
ハスの花:荒池"
2012/8/9
Coolpix P510 83.8mm
(35m版換算470mm)
ISO100 F4.9 1/320s
プログラム・オート
盛りは過ぎていたが、まだ少し咲いていた。赤がきれい様に思う。
ノウゼンカズラ:桃山台"
2012/8/9
Coolpix P510 30.3mm
(35m版換算170mm)
ISO100 F4.5 1/125s
プログラム・オート
街路樹に巻き付いていた。赤がきれい。
カイヅカイブキの花:堺西高校"
2012/8/9
Coolpix P510 15.1mm
(35m版換算85mm)
ISO100 F4.0 1/640s
プログラム・オート
白い花がゴミのようについていた。緑とシロのコントラスト。


2012年1月14日

隠居のスマートフォン備忘録:(19) Chrome ブックマークを android スマホと同期する


 私は、スマホは携帯の延長ではなくて、電話もでき、カメラ・GPS 機能・音楽プレーヤー・録音機能もついた palm size のインターネットに接続しているパソコンと考えているから、いわゆるPC でできていることは、スマホでもできると思っている。
 友人が携帯からスマホ(docomo Galaxy) に変えたという。それで、ちょっとだけ先輩の私に、いろいろな質問がくる。

 前回の備忘録:【PCのGoogle 自分用ホームページ(iGoogle) をスマホ(Xperia acro)と同期する】も彼の質問で、当方でサーチした結果である。使ってみるとなかなか便利である。
 もう一つの質問に、「Chrome のブックマークをスマホと同期することができるらしいが、うまくいかない。」というものだった。サーチしてみたが、なかなか適切なヒットがない。
Google のブックマークは、Google ツールバーブックマークに収められる。Internet Explorer のお気に入り(Favorites) と一緒のものと思っていたが、趣を少し異にする。Google ブックマークバーは、Google ホームページ(iGoogleでも同じ)の右上にあるレンチアイコンChrome-option2.JPGをクリック⇒ブックマーク⇒ブックマークバーを表示 で画面に表示される。ここに、表示されているものが、Google Chrome ブックマークと思われる。
InternetExplorer のお気に入りを取り込みたいときには、レンチアイコンChrome-option2.JPGをクリック⇒ブックマーク⇒ブックマークと設定をインポート の選択で取り込むことができる。

 実は、私も混同したのであるが、Google が関係するブックマークは、Google Bookmarks というのもある。今まで知らなかったのだが、これは、ソーシャルブックマークの一種なのである。
 Google Bookmarks とは の説明をサーチしてみると以下のような文書がヒットした。
Google Bookmarks is a free online bookmark storage service, available to Google Account holders. It was launched on October 10, 2005. Google Bookmarks allows one to bookmark favorite websites and add labels or tags, and also notes.

Bookmarks and other Google products
Google Bookmarks currently supports Google Maps, Google Toolbar, and Google Web Search. Items you bookmark or star in any of these products will appear on your Google Bookmarks home page, where you can add labels or organize them in lists.
If you currently use another program or application to create bookmarks, you can use a bookmarklet to easily create Google Bookmarks instead.
Drag this bookmarklet to your browser's bookmarks bar: Google Bookmark
Any time you visit a webpage that you want to save to your Google Bookmarks page, simply click the bookmarklet in the bookmarks bar.
 これで、なんとなく分ってきた。Google Chrome Bookmark と Google Bookmarks とは文字は似ているが別物なのである。

 私は、Android スマホとPC上のこれらのブックマークと同期するのに、サーチの結果、Google Chrome Bookmark との同期には ChromeMarksbookmark-2.gif というアプリ、 Google Bookmarks との同期には GBookmarkbookmark-1.gif というアプリをインストールした。どちらも基本的に無料でであるが、ChromeMarks にはCM がはいらない¥169 の有料版がある。私は、有料版を購入した。購入するときに、spモードメール契約時のPWが求められれる。ただ、Google Bookmarks は、使い方がもうひとつよく分からないので、 ChromeMarks の使い方についてのみ記録しておきたい。

 Google Chrome のホームページは、私は iGoogle として自分用のホームページにしている。このページに、ブックマーク バーを表示している。ここに、Internet Explorer の【お気に入り】を取り込んでいる。(方法:ブックマークをインポートする
 IE のブックマークをインポートしたあとは、以下のような画面になる。
iGoogle-1.JPG

 スマホで ChromeMarks を立ち上げて、メニューボタンを押すと、?の画面となるので設定をタップすると、?の画面となる。?で標準設定を選択した ?の画面で【戻るでアプリを閉じる】のチェックを外しておいたほうがよい。他は初期設定でいいのではないかと思う。

ChromeMarks-1.jpg ChromeMarks-2.jpg ChromeMarks-3.jpg
?ChromeMarks のメニュー画面 ?ChromeMarks の設定画面 ?ChromeMarks の標準設定画面

?の画面に戻って、同期設定を選択すると、?の画面となるので、ここで自動同期を指定をタップする。すると?の画面となる。私の場合、連絡先・Gmail・カレンダーの同期は別に手当しているので、ChromeMarks を同期だけにチェックを入れた。連絡先・Gmail・カレンダー・ChromeMarksの同期にチェックをいれた。Picasa Webalbum の同期にチェックをいれると重たくなる。
設定画面?での他の項目は、初期設定で問題はなさそうだ。
このようにしておいて、?メニュー画面で同期をタップすると?のように、同期が始まる。
ChromeMarks-4.jpg ChromeMarks-5.jpg ChromeMarks-6.jpg
??で同期設定を選択した画面 ??で自動同期指定を選択した画面 ??で同期をタップした画面

 同期が終わると?のような画面が出て、Google が最後に受信したデータと同期される。
 同期されたトップ画面は、?のような画面となるが、Other Bookmarks と Search Engines がなぜ表示されるのか(PC 上のブックマークバーでは表示されていない)よく分からない。ここで、Bookmark Bar をタップすると、PC 上のブックマークバーでは表示されているフォルダーが表示され、それぞれのフォルダーの中身を確認するとPC 上のフォルダーと同じであると確認できる。
ChromeMarks-7.jpg ChromeMarks-8.jpg ChromeMarks-9.jpg
?同期が完了したことを示す。 ?ChromeMarksのトップ画面 ?Bookmarkbar が表示された。


 このアプリを使って、スマホとGoogle Chrome Bookmarks と同期するためにはiGoogleの同期の最初に書いたように、 Chrome にログインしておく必要があることはいうまでもない。。  

2011年9月15日

Google Maps API で信州旅行地図(訪問地点写真つき)を作る

 このところは泊まりがけの旅行にいくたびに、Google Maps API で地図を作って残している。今回の旅行地図は、右メニューに【晩夏の信州私的観光地図】として記録した。

 このような地図を作るために、過去にさまざまなトライアルをしてきた。その時々で、幾つかの学習をしてきたことを以下のエントリーで記載している。
 また、Google Maps も、Picasa web Album との連携がとれるなど様々な改良が加えられてきている。これらの機能を活かすために、私はデジカメに撮影した地点の経度・緯度・高度情報が取り込めるように、GPS(Nikon GP-1) をつけている。さらに、最近使い始めたスマホ Xperia acro のカメラ機能にもGPS が付属している。例えば、このカメラで撮ったホテルの露天風呂の位置は、北緯36度41分24秒、東経137度51分30秒で、標高は737mである。
 これらの位置情報が得られないコンデジ(GPS 機能がついていないカメラ)などでは、Picasa のウェブアルバム機能を使えば、場所情報を簡単に付加することができ、撮影データが記録される写真の Exif に附加される。このあたりの方法については、下の2011年1月16日の【Google Maps: Picasa を使って野鳥出現地点をプロットする】に詳しく記録している。

 このような記録を残すことによって、旅の思い出を鮮明によみがえらせることができるのではないかと思う。

隠居の探鳥ウォーク:泉北ニュータウン栂地区で観察した水鳥をプロットしてみた
隠居のGoogle Maps: (続)Google Maps API を使って野鳥出現地点をカスタム・マーカーでプロットする
隠居のGoogle Maps: Picasa を使って野鳥出現地点をプロットする
隠居の探鳥ウォーク:堺市で撮影した秋の野鳥たち
隠居のパソコン備忘録:Google Maps と Picasa を使って位置情報を持つ写真を掲載する
隠居の写真整理:Picasa でGPS ユニットを使って撮影場所を記録する
隠居のGoogle利用:検索したGoogle マップをメール・ブログに貼り付ける
Google Maps API で旅行地図を作る:線画を描くなど
隠居のGoogle Maps:IE8 での不具合を回避する
Google Maps API で旅行地図を作る:番号付きマーカーを使う
隠居のパソコン備忘録:Google Maps API を使った地図ページでの文字化け対策
伊勢参り
泉北ニュータウン私的観光地図:Google Maps API Trial_5
改訂:早春の鹿児島:Google Maps API に litebox を使う
道東ドライブ:Google Maps API Traial_3
泉北近辺私的観光地図:Google Maps API Trial_2
泉北の紅葉:Google Maps API v2 Trial
Google Maps API の利用規約要約
キャプチャーで使う地図の著作権
泉北の紅葉:2006

2011年9月10日

隠居の温泉旅行:白馬を中心にのんびりと(2)黒部ダムと大王わさび農場・アルプスあずみの公園


 9月2日、台風12号はまだ四国沖を極めてゆっくりと北上している。長野県北部は雨こそ降らないがどんよりと曇ったままである。

黒部ダム;クリックすると大きな写真になります 台風が近づいてこないうちに、まだ行ったことのなかった黒部ダムに行ってみることにした。白馬からは国道147号を南に下がり、大町温泉から関電トロリーバスの乗り場である扇沢駅まで緑の濃い山道を登る。一時間くらいで到着する。扇沢駅からは、トロリーバスでダムまで行くしか方法はない。工事用に難工事のすえくり貫いたトンネルは、今観光トンネルとなっており、16分でダムに着く。扇沢の駐車場は無料(トロリーバス乗り場に近いところに有料がある)だが、黒部ダムまでは大人一人往復 2500円である。聞くところによると、富山からのルートでは、片道 1万円くらいかかるらしい。

 ダムでは、ときおり雨が強く振り風が強いあいにくの天気であった。この時節には、ダムの放水は常時行われている。ダムの全景と放水が展望できる場所への階段は、強風のために通行止めになっていた。早々に扇沢の駐車場まで引き返し、台風の接近で天候が荒れないうちに、安曇野にある【大王わさび農場】と【国営のアルプスあずみの公園】に行くことにした。携帯していたスマホ Xperia acro の GPS機能で調べると、扇沢から大王わさび農場までは、1時間くらいである。

天ざる;クリックすると大きな写真になります NHK の朝ドラ【おひさま】の舞台である安曇野の池田町・松川町が作っている「そば処 つるつるまっぷ」を頼りに、せっかくだからと蕎麦の店を探した。ナビにセットした店は、もうひとつの雰囲気だったので、近くの小さいながら落ち着いた雰囲気の【そばの家 鬼無里】で蕎麦を食した。ここの主人は、白馬に近い面白い地名の鬼無里というところに住んでいたらしい。翌々日、戸隠の森林植物園からの帰り道に山越えの道を選んだが、鬼無里(きなさ)はこの山道の途中にある山里である。

 NHK の朝ドラ【おひさま】の撮影セットなどが置いてある【大王わさび農場】は、平日で天気が悪いのにもかかわらず多くの人出である。
 わさびはシロチョウ類の食草なのかモンシロチョウなどの白い蝶が多く飛んでいた。
空はどんより曇っているのに、蒸し暑く歩きまわって喉が乾いた。本場わさびソフトクリームは、わさびの味はあまりしなかったが、乾いたのどには美味しかった。
大王わさび農場;クリックすると大きな写真になりますスジグロシロチョウ;クリックすると大きな写真になりますハクセキレイ;クリックすると大きな写真になりますアサマイチモンジ;クリックすると大きな写真になります
大王わさび農場の疎水
安曇野大王わさび農場
2011/9/2
スジグロシロチョウ
安曇野大王わさび農場
2011/9/2
ハクセキレイ
安曇野大王わさび農場
2011/9/2
アサマイチモンジ
安曇野大王わさび農場
2011/9/2


 この大王わさび農場から車で20分ほどのところに、【国営アルプスあずみの公園】という公園がある。こちらもTV で放映があったのだが、ガラガラである。ときおり雨がぱらつく 雲模様で、残念ながら期待の北アルプス連峰は見えない。
 公園は手入れが行き届いており、花檀の花には沢山の蝶が飛来していた。展望テラスで雨宿りしていると人工の小さな池に、小鳥がやってきている。逆光でよく見えないが、撮った写真を後日トリミングしてみるとキセキレイとハクセキレイであった。
ジャノメチョウ;クリックすると大きな写真になりますキセキレイ;クリックすると大きな写真になりますハクセキレイ;クリックすると大きな写真になりますミドリヒョウモン;クリックすると大きな写真になります
ミソハギの花に、ジャノメチョウ
アルプスあずみの公園
2011/9/2
キセキレイ
アルプスあずみの公園
2011/9/2
ハクセキレイ
アルプスあずみの公園
2011/9/2
オトコエシに、ミドリヒョウモン
アルプスあずみの公園
2011/9/2


2011年8月20日

隠居のスマートフォン備忘録:(6)Xperia acro で現在地情報を得る。


 スマートフォンのいいところのひとつは、携帯電話と同じようにポケットに入れて持ち歩けることだ。Xperia acro には GPS 機能がついているから、GPS衛星からの信号がとどくところにいるかぎり居場所が確認できる。持ち運びがし易いことと GPS 機能を組み合わせたアプリがあるのは当然である。自宅の書斎にいても、信号は届いているようだ。ただ、屋内では正確ではなく、庭先で再度現在位置を確認するとかなり正確に位置が表示された。
 Xperia acro には、地図検索として【マップ】アプリが標準にインストールされていることは、前回の【隠居のスマートフォン備忘録:(5)Xperia acro で地図検索・Navi・乗換案内など 】に記録した。
 ホームページのメニューボタン⇒設定⇒現在地情報とセキュリティで【GPS機能を使用】にチェックを入れておくと、【マップ】アプリ画面の右上にあるicon_1.JPGアイコンをタップするとGPS 機能が働いて、画面の地図にその時の精度による誤差10メートル以内でなどと現在地が表示される。この現在地周辺のさまざまな情報も示すことができる。また、現在地の住所をメール送信することもできる。

地図の現在地;クリックすると大きな写真になります現在地の情報案内表示画面;クリックすると大きな写真になります現在地の通知メール画面;クリックすると大きな写真になります現在地近辺案内のためのアイコン
地図の現在地をタップすると現在地に吹きだしが表示される。地図は、拡大・縮小ができたり、北を上とする地図にすることもできる。左の画面のふき出しをタップすると上のような画面が出てくる。ここで、icon_4.JPGアイコンをタップすると、前回に紹介したナビを設定する画面が出てくる。また、icon_3.JPGアイコンをタップすると近辺をストリートビューで見ることができる。左の画面で「現在地を他のユーザーに送信する」を選択すると、メールの種類などを選択する画面があらわれ、sp モードメールを選ぶと上のような画面になる。吹きだしのでている画面の上部にあるicon_2.JPGアイコンをタップすると、上のように近くのレストランなどを教えてくれる画面となる。


 よく知った場所で、この現在地情報アプリの使い方を習得しておけば、不案内な場所に行ったときに非常に有用と思われる。

関連エントリー

 

2011年8月15日

隠居のスマートフォン備忘録:(5)Xperia acro で地図検索・Navi・乗換案内など


 私が使っているスマートフォン Xperia acro SC-02C の OS は、Android 2.3.3 (ホームページ⇒メニューボタン⇒設定⇒端末情報で表示される)である。Android は、Google を中心に構成された「OHA」(Open Hanadset Alliance) と呼ばれる業界団体によって、開発や普及が進められている。OHA には、Google のほかに、NTTドコモやKDDI 、ソフトバンクモバイルといった世界中の通信業者、ソニー・エリクソンやサムスン、シャープ、東芝、LGエレクトロニクス、HTC などの携帯電話メーカー、クアルコムやインテルなどの半導体メーカーが参加している。Android を採用したスマートフォンは、現在、世界でもっとも広く利用されている標準プラットホームである。

 従って、パソコン本体でGoogle が提供しているサービスはほとんどスマートフォンで利用できる状況である。その上、 Xperia acro などには、ポータブルならではの GPS 機能などがついているから、パソコン本体ではできないナビゲーション機能などが実行できる。
 パソコン本体での Google マップは、もちろん Xperia acro にも地図検索が【マップ】アプリとして標準にインストールされている。
  
マップ アプリ;クリックすると大きな写真になります検索ボックスに入力;クリックすると大きな写真になります場所の紹介画面;クリックすると大きな写真になります経路選択画面;クリックすると大きな写真になります
マップ アプリをタップすると直近見ていたマップが表示される
「地図を検索」ボックスをタップすると入力画面となる。
「地図を検索」ボックスに、検索したい場所(例えば、神戸市立森林植物園)を入力すると地図が表示される吹きだしをタップすると、検索した場所(例えば、神戸市立森林植物園)の詳細紹介画面が現れる。前の画面で、経路ボタンをタップすると、交通手段(車・公共交通機関・徒歩)の選択画面となる。
車での経路画面;クリックすると大きな写真になりますナビゲーション画面;クリックすると大きな写真になります公共交通機関を選択した時の画面;クリックすると大きな写真になります徒歩の場合の経路;クリックすると大きな写真になります
車を選択すると運転ルート画面が表示される。
ただし、普通のカーナビでは選択しないようなルートだ。ルートを選択するオプションはないようだ。
この画面で右上のナビボタンをタップするとナビゲーションが始まる。
前の画面で右上のナビボタンをタップするとナビゲーションが始まる。
 音声はかなり大きくなる。徒歩の場合も同様な画面となる。
経路選択で公共交通機関を選択した時の画面。
Google の乗換案内のように、いくつかの選択肢が出て、その一つを選択すれば、乗換案内が出る。
徒歩の場合の経路。
歩いていけば、12時間48分かかることが表示されている。


 カーナビとして使うのは、まだ少し問題があるようだが、乗り換え案内や駅から徒歩でどこかに行くような場合には、便利そうである。機会があれば使ってみたいものだ。

 Xperia acro には、【ドコモ地図ナビ】というアプリも搭載されている。現在は、トライアルサービスということで、2011年10月までは無料であるが、それ以降は、月315円が必要なようだ。
 まだ十分に使えていないのだが、有料ということだけあって、なかなかよくできたアプリのようである。有料であるので、docomo ID認証という登録が必要である。上記の Google マップで取り上げた自宅から神戸市立森林植物園へのナビを例に比較してみたい。
メニュー画面;クリックすると大きな写真になります目的地を設定する画面;クリックすると大きな写真になりますカーナビのルート表示画面;クリックすると大きな写真になりますカーナビのルート地図
【ドコモ地図ナビ】を立ち上げて、メニューボタンを押すと上記の画面となる。左の画面でナビアイコンを選択し、続いて出てくる画面で目的地を設定する。今までの履歴や登録地点からも選択できる。
また、現在地は GPS で特定してくれる。また、登録画面から選択もできる。
車で行くのか、徒歩・電車で行くのかは、この画面で選択する。
左の画面でカーナビを選択し、ルート検索 をタップすると、有料道路利用か一般道かの選択画面が出てくる。
有料道路利用の方を選択すると上のようなカーナビのルート詳細画面が出てくる。
左の画面で地図ボタンをタップすると、ルートの地図が表示される。
Google マップ・ナビと異なるルートである。こちらのほうが一般的な感じがする。
シミュレート画面;クリックすると大きな写真になります徒歩・電車でのルート詳細表示画面;クリックすると大きな写真になります徒歩・電車でのルート地図画面;クリックすると大きな写真になりますシミュレーション画面;クリックすると大きな写真になります
上のルート詳細画面で、ナビ開始ボタンをタップし、すぐにナビ停止ボタン(でない場合は、表示onボタンをタップする)をタップすると、シミュレーション画面がでてくるので、タップすると目的地までのルートをシミュレートしてくれる。目的地まで行く手段を「徒歩・電車」を選択すると、徒歩部分も含んだ乗換案内が表示される。左の画面で、「ルート確認」ボタンをタップすると電車で行く経路が表示される。徒歩・電車の場合もルートのシミュレーションができる。シミュレーションは音声案内もついている。この機能を使って前もって情報を得ておけば、実際で迷うこともなくなるだろう。


 機会があったので、よく行くショッピング・モールへのナビを、Xperia acro と車(トヨタ)についているいわゆるカーナビと両方をセットして比較してみた。この実験では、明らかに車に装備されているカーナビの方が、きめ細かな案内がされるし、リルートの速度も早かった。ひょっとして、【ドコモ地図ナビ】のデータは古いのではないかと思われた。
 ただ、【ドコモ地図ナビ】には、私の古いカーナビにはついていない VICS とかオービスの機能がついているので、両方を使い分けるのがいいのかもしれない。
 徒歩・電車でのナビは、今までパソコンで検索した乗換案内をプリントして持ち歩いていたことを考えるとずいぶん楽である。 。

関連エントリー

 

2011年8月 2日

隠居のスマートフォン備忘録:(1)ケイタイからスマートフォン Xperia acro へ


 NHK テレビで、「中高年のためのデジタル塾」という番組があった。地デジとタブレット端末・スマートフォンを紹介する内容である。地デジは別にして、タブレット端末とスマートフォンについては名前は知っていたが、詳しくは分からない。

Xperia acro:SO-02C;クリックすると大きな写真になります 興味があったのでテレビテキストも買って、すこし学習してみると、タブレット端末はノートパソコンと同じような機能を持つものだが、大きさも軽さも、ネットへの接続も、附加されているソフトもはるかに便利になっている。しかし、ビジネスの世界はもうとっくに卒業しているので、タブレット端末はもう用事はないようだ。現役の頃には、仕事で出張などがあるとA4 のノートパソコンを持ち歩いていたものだが。
 タブレット端末は必要ないと思ったが、スマートフォンは現在持ち歩いているケイタイよりも少し大きいけれども、ケイタイでは物足らなかった機能を沢山持っているので、古希になった隠居にもなかなか楽しそうである。老化防止の玩具として、FORMA のケイタイ(S703i )から7月9日に発売されたDOCOMOスマートフォン:Xperia acro(SO-02C) へ機種変更した。
 Xperia acro の機能をまだまだ把握しているとは言えないが、現在確認している機能を列挙してみたい。
  1. 電話:FORMA のケイタイで使っていた電話番号および電話帳は、機種変更ということで引き継いでくれる。
  2. メール・インターネット
    • sp モードを契約すれば、i モードでのアドレスで送受信できる。メール本文などの入力は、従来のケイタイで馴れた方法にちかい POBox touch という方法が用意されている。
    • Eメールアプリを利用すると、一般のISPプロバイダで受発信できる。
    • Google アカウントを登録している場合は、Gmail を利用できる。これで、どこにいてもPC にきたメールを確認できるようになった。
    • ブラウザを使ってインターネットにアクセスできる。
  3. マルチメディア
    • カメラ:810万画素オートフォーカスカメラ、HD動画撮影ができる。
    • ミュージックプレーヤー:microSDカード(32GB のカードが同梱されている)に、mp3 などの音楽ファイルを保存すればよい。iPOD や mp3 portable player を置き換えることができる。
    • ワンセグ:地上デジタル放送が受信できる。車についていたアナログTVが終了したので、役に立ちそうだ。受信状態は従来の車のアナログTVと同等のようだ。
    • FM ラジオ:同梱されている「マイク付きステレオヘッド」が受信アンテナとなるが、受信状態が良好な必要がある。
  4. その他:
    • スケジュール:ケイタイでは難しかったGoogle カレンダーと同期できる。
    • Google マップの機能が使える。それ以上に、GPS 機能が内蔵されており、目的地までのナビゲーションもしてくれる。
    • アラーム機能がある。ケイタイにもついていた機能と同等。
    • おサイフケータイ:私は Edy を登録した。ケイタイにもついていた。クレジットカードで入金できる。
    • i モードで作成されたサイトは見ることができないが、スマートフォンのOS;android 向けのサイトはブラウザで見ることができる。例えば、わずかばかり持っている株式の時価は、ホームトレーダーが作成した スマートフォン向けのサイトで確認できる。もちろん、PC向けのサイトも見ることができるが、画面が小さいので、拡大したとしても見難い。
    • Google の検索もPC 同様にできる。スマートフォンのOS;android の開発は、Google が深く関与しているから、Google との相性は良い。
    • 私はあまり見ないが、You Tube も見ることができる。

 アプリと言われるソフトを導入すると、その他色々なことができるようだ。追々学習したいと思っている。
上記に列挙したことがらは、スマートフォン独自の操作方法があるので、老人の備忘録として順次記録していきたいと思う。

2011年1月16日

隠居のGoogle Maps: Picasa を使って野鳥出現地点をプロットする


 最近、野鳥撮影はもっぱら NikonD90 と Σ120-400mm との組み合わせである。これに、GPS ユニットの Nikon GP-1 を付けている。これだと、カメラのアクセサリー・シューにつけて、アクセサリー・ターミナルとコード接続しておけば、撮った写真のEXIF(イグジフ:exchangeable image file format for digital still cameras)情報の一部として撮影時刻などと同じように経度・緯度・高度が記録される。つい最近までは、SONY の GPS を一緒に携帯し、GPS Image Tracker というソフトを使って、撮影位置情報を得てきたが、写真の整理に時間がかかり手間であった。
この情報を使って、【野鳥写真のサムネイル】からリンクする野鳥撮影地点プロット地図を作成したいとと思ってきた。なんでも記録することが、このごろの習い性となっている。

 方法については、右サイドフレームに載せている旅行地図作成に使っている Google Maps API の応用を何度かトライしてみたが、乏しい知識では満足いく結果は得られなかった。
 そこで、 昨年10月に掲載した、【隠居のパソコン備忘録:Google Maps と Picasa を使って位置情報を持つ写真を掲載する】の方法をもとに、位置情報を持たない写真に位置情報を付加するなどの新しいやり方も付け加えて、プロット地図を作ってみた。先のエントリーと重複する部分もあるが、改めて備忘録として残しておきたい。
 私の場合、今まで撮影した写真は Picasa に収納している。オリジナルの写真はほとんどNikon D90 の Fine L(4288x2848pixel) あるいはD70 Fine L(3008x2000pixel) で撮っているが、ブログに載せる写真は、800x530pixel に縮小して別フォルダに収納している。これらの写真を種別に整理したのが、【野鳥写真のサムネイル】である。
種別野鳥の撮影地点プロット地図を作成する方法を、以下、順をおって記録する。例として、野鳥サムネイルに掲載しているツグミの写真撮影地点地図の作成を取り上げる。

  1. プロット地図を作成するためには、これらの写真を集めておく方が後々便利なので、適切な場所に新しいフォルダーを作成(一般的な方法で,今回は、【tsugumi】というフォルダーを作成)し、収納する写真をこのフォルダーにエクスポートした。
  2. このようにして集めた写真をPicasa のライブラリー・サムネイル写真でみると、EXIF に経度・緯度が取り込まれている場合には、下のスクリーンショットのようにサムネイル写真にマーカーが表示される。ここで集めた写真は、GPS ユニットを使っていなかったときの写真も含まれるので、マーカーが表示されていない写真もある。

    birdsplot_01.JPG
  3. マーカーが表示されていない写真の撮影地点マークを貼り付けるには、Picasa の下段ツール・アイコンで【「場所」パネル表示/非表示】ボタンをクリックするとおなじみの Google Map の地図が出てくるので、Google Map の機能を使って拡大・縮小や移動を行い、写真を撮った地点が特定できる区域地図を表示させる。
     撮影地点を特定したい写真を選択し、地図の拡大(+)・縮小 (ー)マーク横の緑マーカーをクリックすると緑色の小さなマーカーが出てくるので、これをドラッグして目的とする地点でクリックすると、「写真をここに配置しますか?」とのポップアップ画面がでてくるので、OK とするとマークを立てることができる。

    birdsplot_04.JPG
  4. すべての写真にマークが立ったら、Picasa の【ツール】 ⇒【アップロード】⇒【Picasa ウエブアルバムにアップロード】と選択すると、アルバムのタイトルなどを指定する下のスクリーンショットのようなアップロード画面が現われる。例えば、この画面で、タイトルを "ツグミ" としてアップロードすると新しいウェブアルバムが作成される。これは、Picasa の画面右上にある【ウェブアルバム】タグをクリックして確認できる。(もし、アカウントのない場合は、アカウントを登録する必要がある)

    birdsplot_05.JPG
    birdsplot_06.JPG
  5. 【ウェブアルバム】の画面で、新しく作成したアルバムをクリックすると、アルバムにアップロードした写真のサムネイルが表示される。この画面の右フレームの下の方にある、【Google Earth で表示】をクリックすると、作成された KML ファイルを保存するかどうかの下のようなポップアップが開くので、適当な名前をつけて適切なフォルダーに保存する。
    Picasa_webalbum_5.JPG
  6. ここで、Picasa と Picasa ウェブアルバムを閉じて、新たに【 Google マップ】を開く。左上の【マイマップ】をクリックし、【新しい地図を作成】画面を開く。新しく作る地図のタイトルを入力し、【インポート】をクリックするとインポートするファイルを指定する画面がでるので、先程保存したKML ファイルを指定してアップロードすると下のような画面になる。
    この時、Internet Explorer では、
    "Bad request"
    "Your client has issued a malformed or illegal request"
    というエラーが出て、うまくいかないことがある。
    Google のブラウザー Google Chrome では問題なくアップロードするので、こちらを選んだほうが良い。やはり、Google ソフトは Google 同士の方がうまく動くようだ。
    birdsplot_07.JPG
  7. この画面では小さな写真が、その写真を撮った地点にマークになっているが、これでは分かりにくい。
    この小さな写真をいろいろなアイコンに置き換えることができる。
    基本アイコンにもいろいろと用意されているが、マイアイコンを設定することもできる。ネットでサーチするとフリーのアイコンがいろいろと提供されており、これらを追加して(私の場合、レンタルサーバーにアイコンの gif ファイルを転送しておいた)使用することができる。今回の地図では、ツグミのアイコンが見当たらなかったので、体型のにているムクドリのアイコンを使ってみた。
    方法は、編集モードで、ふき出しにでている小さな写真をクリックすることで、置き換えることができる。(Google Maps ヘルプを参照)

    GoogleMap_4.JPGbirdsplot_08.JPG
  8. また、ふき出しにでてくる HTML のコードをいじることで、表示を変えることができる。
    アイコンをクリックして出てくる表示のサムネイル写真をクリックするとより大きな写真がウェブアルバムに表示される。
    作業途中でも保存しておけば、再度マイマップから該当する地図を開けば、編集を再開することができる。birdsplot_09.JPG
  9. 今回の目的は、【野鳥写真のサムネイル】からリンクする野鳥撮影地点プロット地図を作成しリンクすることであるので、ページに貼り付ける HTML コードが必要である。
     このコードは、先程の Google Map の右上にある リンク ボタンをクリックすると貼り付けるコードが表示される。この時、埋め込み地図のカスタマイズとプレビューの表示が出るので、これをクリックすると下のようなカスタム画面が出るので、地図のサイズなどをカスタマイズすると、この画面の下の方に、HTMLコードが表示される。

    birdsplot_11.JPG
  10. このHTMLコードを多少編集して、このエントリーに貼り付けて表示させたのが、下のプロット地図である。
    このプロット地図は、Google Map そのものであるので、航空写真に変えたりすることができる。また、マーカー(小鳥のアイコン)をクリックすると、その地点で撮影した写真が表示される。下の地図で試して欲しい。

 この方法を使って、記録すべき情報を充実したいと思っている。



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2010年10月16日

隠居の探鳥ウォーク:サメビタキに遭遇


 快晴となった秋の朝、今まで足を向けたことのない自宅から東の方向に歩いてみた。この方向には、泉北ニュータウン光明池地区の住宅や公園がある。この地区にいたるには、まだわずかに残っている田んぼや畑を横切っていくと近道だ。小さな田んぼでも、コンバインが入って稲の収穫をしていた。こぼれた籾殻(?)をムクドリ・キジバトハクセキレイがついばみにきていた。
 田んぼのそばの雑木に、変わった翅の虫がヒラヒラと飛んできて留まった。この虫の名を YAMMAKO さんに聞いてみると、蝶ではなくホタルガではないかと教えてくれた。朝日が注ぐ草むらには、ツマグロヒョウモンコミスジ・キタテハが翅を広げていた。

 光明池地区の赤坂台という住宅地から鴨谷台に続く緑道は、中学・小学校に登校する生徒に混じって、もうリタイアした思われる熟年が犬の散歩をしていたりする。
 鴨谷体育館の裏を流れる二級河川の甲斐田川は、泉北一大きな溜池の光明池から流れてきており、鴨谷台から暗きょを通って、同じく二級河川の和田川に合流している。
 この幅10mほどの甲斐田川の堤は、桜堤になっている。この桜の木には、たくさんのエナガが低い枝に飛び回っており、シジュウカラ・コゲラがこれに混ざっている。
 少し、離れたところに、あまりみかけない黒っぽい鳥が一羽留まった。双眼鏡でみると、ツバメのようであるが、対岸の木に飛んでいき帰ってくる飛び方を見ていると普段見慣れたツバメの飛び方ではない。

 撮った写真を図鑑と見比べてみると、どうやらコシアカツバメのように思われたが、自信はないのでいつもお世話になっている【野鳥掲示板】に、写真3枚とともに投稿して尋ねてみた。早速、向井 三恵さん(掲示板の管理者?)という方がサメビタキではないかと教えてくれた。
3枚の写真で分かりやすくなりましたが、やっぱり、ツバメではなく、サメビタキだと思います。
高い枝の先に止まって、飛んでいる虫を捕まえに飛んでまた、枝に止まります。
1枚目の写真でもよくわかりますが、胸の模様がサメです。
エゾビタキも似ていますが、胸の模様が違います。

 暗きょの上と思われる道をたどって和田川までもどってくると、ここにいるのは、いつものカルガモ・アオサギ・コサギであった。
ホタルガ;クリックすると大きな写真になりますツマグロヒョウモン;クリックすると大きな写真になりますコミスジ;クリックすると大きな写真になりますキタテハ;クリックすると大きな写真になります
ホタルガ(螢蛾)
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 270mm
(35mm相当405mm)
ISO500 1/30s F5.6
トリミング
ツマグロヒョウモン
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/200s F5.6
トリミング
コミスジ
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO500 1/1600s F5.6
キタテハ
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 270mm
(35mm相当405mm)
ISO900 1/1600s F5.6
トリミング
ムクドリ;クリックすると大きな写真になりますエナガシジュウカラ;クリックすると大きな写真になりますコゲラ;クリックすると大きな写真になります
ムクドリ
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/1250s F5.6
トリミング
エナガ
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 165mm
(35mm相当247mm)
ISO1600 1/1600s F5.0
トリミング
シジュウカラ
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 360mm
(35mm相当540mm)
ISO900 1/1600s F5.6
トリミング
コゲラ
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO1800 1/1600s F5.6
トリミング
サメビタキ;クリックすると大きな写真になりますサメビタキ;クリックすると大きな写真になりますカルガモ;クリックすると大きな写真になりますアオサギ;クリックすると大きな写真になります
サメビタキ
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO500 1/2000s F5.6
トリミング
サメビタキ
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO500 1/2000s F5.6
トリミング
カルガモ
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 140mm
(35mm相当210mm)
ISO1600 1/2000s F4.8
トリミング
アオサギ飛翔
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 360mm
(35mm相当540mm)
ISO900 1/2000s F5.6
トリミング

 写真には、もって歩いていた GPS ユニットで撮影場所情報も取り込んでいたので、Google Maps 地図を作成した。興味があれば、ご覧頂きたい。この地図で使った蝶のアイコンは、Vector のダウンロード・ページから、tyo307(307種類の蝶の意)という307個のアイコンをフリーで手に入れることができる。ただし、名前は半角の仮名となっており、また拡張子は.ico となっているので、Google Maps で使うのには、それぞれ変換が必要である。
.ico から .gif への変換は、【ドラッグ&ドロップ画像変換】というフリーソフトで行った。

2010年10月12日

隠居の探鳥ウォーク:堺市で撮影した秋の野鳥たち


 10月の連休ころになって秋晴れの日が増え、近場に秋を探しに出かけた。ドック入りから帰ってきた望遠レンズの ΣAPO 120-400mm を NikonD90 につけて、GPS ユニットをベストのポケットに忍ばせた。主たる目的とする被写体は野鳥である。二十四節季の寒露となっても今年は暑さが残っているが、それでも少し涼しくなって、鳥の姿がチラホラと増えてきたようである。

 仁徳御陵となりの大仙公園には家内が急遽作った弁当持ちで、ハーベストの丘の花や野菜の直売所には家内が寄せ植えの花を買うというので付き合った。このお付き合いで、今まで写真に収めることのできなかったビンズイ・ヤマガラを初めて撮ることができた。この4日間にはその他に、ホオジロ・ヒヨドリ・セグロセキレイ・キセキレイ・マガモ(エクリプス)・カルガモ・カイツブリ・カワウ・コサギ・キジバト・アオサギ・モズ・シジュウカラ を記録に残すことができた。身近なところにも、結構鳥の姿は見られるのだ。
 NikonD90 では、ISO感度自動制御の設定ができる。この機能は、木立のなかでの小さな鳥を撮影するときなどには、威力を発揮してくれる。初めて撮ったヤマガラは、ISOが最高の3200 となっていた。

 前回のエントリーで記載した方法で、Google Map に撮影場所を野鳥のアイコンでプロットしてみた。野鳥のアイコンは、【Checking Mode】さんのものや、【鳥好きの部屋】さんのものを使わせてもらった。【鳥好きの部屋】さんのものは、そのまま使うと背景が白くなるので、FireWorks を使って透明にした。透明化の方法は、Adobe FireWorks のヘルプに詳しい。記録のために、リンクしておきたい。

 下の地図の野鳥アイコンをクリックすれば写真をみることができるが、もっと詳しくは写真を【Ctrl】キーを押しながらクリックすると別ウィンドウに表示される Web Album をご覧いただきたい。
カワセミなど撮った場所を教えたくない場合は、このような表示は問題だろうと思うが、今回の表示はありふれた場所のありふれた鳥なので、問題はないだろうと考えている。むしろ、記録のためにはおもしろいのではと思っている。


より大きな地図で(Google Map で) 堺市で撮影した秋の野鳥 を表示

2010年10月11日

隠居のパソコン備忘録:Google Maps と Picasa を使って位置情報を持つ写真を掲載する

 GSPユニット:GSP-CSK1 を手に入れたのをきっかけに、Picasa で撮影場所を記録することを試みてきた。
 撮影場所をマークした写真を表示する地図をブログに掲載するには、EveryTrail というサイトの【CREATE TRIP】の機能を使った。自分の写真情報が入ったtripという地図を作成し、これをアップロードしてきた。 結果としては、コマーシャル色の強い EveryTrail のサイトに自分の地図や写真を預かってもらうことになる。

 他に方法がないかとネットでググってみると、どうやら Google Earth を経由して、Google Map でブログに掲載できるような地図を作成できることが分かった。歳をとってすぐにやり方を忘れるので、備忘録として記録しておきたい。
  1. 写真に撮影地点の情報を取り込むのは、【隠居の写真整理:Picasa でGPS ユニットを使って撮影場所を記録する】で記載している 4.までの順序どおりである。
  2. 地図に掲載したい写真を選択して、Picasa の【ツール】 ⇒【アップロード】⇒【Picasa ウエブアルバムにアップロード】と選択すると、アルバムのタイトルなどを指定する下のスクリーンショットのようなアップロード画面が現われる。例えば、この画面で、タイトルを "Morning Walk at Oct. 8, 2010" としてアップロードすると新しいウェブアルバムが作成される。これは、Picasa の画面右上にある【ウェブアルバム】タグをクリックして確認できる。(もし、アカウントのない場合は、アカウントを登録する必要がある) Picasa_webalbum_1.JPG
  3. 【ウェブアルバム】の画面で、新しく作成したアルバムをクリックすると、アルバムにアップロードした写真のサムネイルが表示される。この画面の右フレームの下の方にある、【Google Earth で表示】をクリックすると、作成された KML ファイルを保存するかどうかの下のようなポップアップが開くので、適当な名前をつけて適切なフォルダーに保存する。Picasa_webalbum_5.JPG
  4. ここで、Picasa と Picasa ウェブアルバムを閉じて、新たに【 Google マップ】を開く。左上の【マイマップ】をクリックし、【新しい地図を作成】画面を開く。新しく作る地図のタイトルを入力し、【インポート】をクリックするとインポートするファイルを指定する画面がでるので、先程保存したKML ファイルを指定してアップロードすると下のような画面になる。
    この時、Internet Explorer では、
    "Bad request"
    "Your client has issued a malformed or illegal request"
    というエラーが出て、うまくいかないことがある。
    Google のブラウザー Google Chrome では問題なくアップロードするので、こちらを選んだほうが良い。やはり、Google ソフトは Google 同士の方がうまく動くようだ。GoogleMap_3.JPG
  5. この画面では小さな写真が、その写真を撮った地点にマークになっているが、これでは分かりにくい。
    この小さな写真をいろいろなアイコンに置き換えることができる。
    基本アイコンにもいろいろと用意されているが、マイアイコンを設定することもできる。ネットでサーチするとフリーのアイコンがいろいろと提供されており、これらを追加して使用することができる。野鳥の写真には、提供されているアイコンを使ってみた。
    方法は、編集モードで、ふき出しにでている小さな写真をクリックすることで、置き換えることができる。(Google Maps ヘルプを参照)

    GoogleMap_4.JPGGoogleMap_5.JPG
  6. また、ふき出しにでてくる HTML のコードをいじることで、表示を変えることができる。
    アイコンをクリックして出てくる表示のサムネイル写真をクリックするとより大きな写真がウェブアルバムに表示される。
    作業途中でも保存しておけば、再度マイマップから該当する地図を開けば、編集を再開することができる。GoogleMap_6.JPG
  7. 形を整えた地図は、地図の上に表示される【リンク】タグをクリックするとページに貼り付けることができる HTML コードが表れる。これを地図を表示させたいページに Copy&Paste すればよい。
    実際に下に HTML を貼りつけてみた。Google Map 作成で、Polyline も描くことができるので歩いた道も表示できるだろう。また、当然ながら Google Map の機能をもっているので拡大したり、航空写真モードで見ることもできる。
    サムネイル写真のクリックで別ウィンドウに表示されるウェブアルバムで編集することもできる。
    これらの機能をうまく使えば、旅行した時の写真整理などには有効であろう。


 ただ、この地図も、Google サイトで預かってもらうことになる。自分の有料のサーバーに負担をかけなくていいが、Google が個人の作品まですべて取り込もうとしているのではないかとの疑念もないことはない。


より大きな地図で Morning Walk at Oct. 8, 2010 を表示


2010年10月 4日

隠居の散歩:初秋の泉北ニュータウン(2)

 10月になった。2日土曜日、天気もいいので、ご近所を散歩してみた。今回は、GPS-CS1 をベストのポケットに忍ばせ、Tamron 28-300mm を Nikon D90 につけて、双眼鏡を首からぶら下げた。ΣAPO 120-400mmは、ドック入りしたまま帰ってこない。
 いつものように、二級河川の和田川を南の方に上る(この川は南から北へ流れている)のではなく、今回は北のほうへ下り、まだ畑作が続けられている大庭寺あたりに被写体を求めてみた。

 10月2・3日は、泉北ニュータウン周辺に元からある地区のお祭りである。岸和田にならってだんじりが引き回され、年々派手になってきている。朝から、お囃子に乗って、田んぼの向こうにだんじりが行く。揃いのハッピを着た交通整理や警備の人も朝早くから大変だ。
 田んぼには、もういつでも稲刈りが出来るくらい稲穂が垂れている。野鳥はやっぱり数が少ないが、モズ・ハクセキレイ・コサギなどを観ることができた。残念ながら、野鳥の撮影には Tamron 28-300mm では限界がある。

 大庭寺の畑地で、遠くの樹木を見ていると、枝の上にコサギがたくさん群れている。ねぐらなんだろうかとその方向に足を向けた。近づいてみると、最近訪れなくなった南区稲葉地区にある小田之池のそばの樹木である。3年ほど前には、いろいろな種類の水鳥が群れていた小田之池は、水が引いて干潟みたいになっている。よく見ると、わずかばかりに水がある部分に小魚が一部は死に絶えうごめいている。これを狙って、コサギが集まっているのだ。コサギよりも、ゾッとするくらいの数のハシブトガラスが群れている。池のそばの柿の木にも、熟しかけた実を狙って群がっている。近くで畑作をしている方によれば、畑作物の被害も甚大なんだそうだ。

 GPS-CS1 のログと撮ってきた写真を【隠居の写真整理:Picasa でGPS ユニットを使って撮影場所を記録する】に説明した EveryTrail のサイトにアップしてみた。

Walking at Senboku-New Town

2010年9月26日

隠居の写真整理:Picasa でGPS ユニットを使って撮影場所を記録する

 デジスコ用のコンデジ Sony DSC-W300 を求めた時についていたパンフレットなどを整理していて、GPS-CS1K(2010年9月現在、生産完了:今はGPS-CS3Kという製品が発売されている)というGPS ユニットが売りだされているのを知った。記録魔の隠居の遊び道具としては面白そうなので、余計なものがひとつ増えるが、ネットで衝動買いした。

  GPS-CS1K は、GPS(全地球測位システム)衛星から送られてくる信号を捉え、位置情報を記録するものである。日本での正確な位置を捕捉するために、日本製の「みちびき」という衛星が最近打ち上げられたことが、報道されている。ただし、1日中の測定のためには、あと2機が必要なのだそうだ。

 それはともかくとして、GPS-CS1K は、通信状態が良ければ、15秒ごとに 2m ぐらいの誤差で、その位置を記録してくれる。当然ながら、電波が捉えられない室内などでは、記録はできない。

 このGPS-CS1K の記録ファイル(log)には、日付時刻とその時の位置情報(60進法で表示される経度と緯度)が残される。デジカメには、Exif  という情報が写真撮影したときに取り込まれている。この情報の中に、撮影日時時刻が記録されている。GPS-CS1Kが記録した時刻とカメラが記録した時刻をマッチすることによって、どの場所で写真撮影が行われたが分かることになる。当然ながら、カメラの時刻合わせの設定は正確でなければならない。

 この撮影時刻と位置を付きあわせてくれるソフトが、GPS-CS1Kを求めたときに付属していた【GPS Image Tracker】である。

 先日、京都で府立植物園と賀茂川堤を歩いて撮影した写真をサンプルとして、実際の使用法を例示してみたいと思う。 詳細については、【デジカメアイテム丼】の記事を参照して欲しい。
  1. デジカメをぶら下げ、GPS-CS1Kをウエストポーチに取り付けた。
    GPS-CS1Kは、戸外で電源(単3電池1本)をオンにして、GPSの信号が受信出来ているかどうかの確認を行うだけでよい。
  2. 午前の10時半頃に京都府立植物園でGPS をオンにして、午後3時過ぎ娘の1K 近くに車で帰りついたときに、GPS の電源を切った。
    堺の自宅でいつものように写真の整理を Picasa で行い、ブログに載せる写真を別フォルダにエクスポートした。
  3. 【GPS Image Tracker】を立ち上げ、GPS-CS1K をUSB 接続でパソコンに接続するとログファイルの取り込み画面が出てくるのでOKする。
    ImageTr_02.JPG
  4. ログファイルが取り込まれたのを確認して、右フレームの【画像の追加】をクリックしてでてくるフォルダ選択画面で、位置情報を追加したい写真を選ぶ。
    この例の場合、撮影した野鳥の写真を追加すると、撮影時刻と一致する場所が地図上にマークが立つ。サムネイル写真の左側に、マークが付く場合はうまくマッチしていない場合なので、その写真は、上のゴミ箱アイコンを使って削除しておいたほうがいいようだ。ImageTr_01.JPGそして右フレーム下の【画像に位置情報を保存】ボタンをクリックして出てくるポップアップで、【保存】を選ぶと、写真の Exif 情報に付加される。
  5. Exif に位置情報が付加されているのは、Picasa で確認できる。ImageTr_04.JPG
    写真のプロパティを見ると、GPS緯度とGPS経度が、60進法で表示されている。ImageTr_05.JPG
  6. これらの位置を Google Maps API で自作した地図(例えば、【京都・滋賀・奈良近辺私的観光地図】で表示するためには、60進法の緯度・経度を10進法に変化しなければならない。ありがたいもので、ネットでサーチすると、そのようなツールを提供してくれているページが幾つかある。その中では、motohasi さんのページが使いやすい。
  7. このようにデジカメ写真の Exif に位置情報を付加しておくと、Google Maps API での自作地図に応用できるが、もっと趣向をこらしたEvryTrail というサイトのサービスが受けられる。
     このあたりの利用法については、【GPS スライドショー・アルバムの作り方】に詳しい。この記事を参照して、EveryTrail というサイトに登録(無料)し、【CREATE TRIP】という機能を使って、下のような写真を撮った場所と写真がリンクする trip といわれる地図を作ってみた。Picasa で表示されるものとよく似たこの地図のHTML ソースは、trip を作成するとメールで送られてくる。下の地図は、このソースを貼りつけたものである。

 よく調べてみると、先日手に入れた Nikon D90 には、GPS の端子がついており、Nikon の DP-1 というGPS ユニットを付けると自動的に、写真Exif 情報に位置情報を取り込んでくれるようだ。便利な世界になったもんだ。

Kyoto-Kamogawa Birds Watching

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