2010年1月 5日

野鳥識別掲示板

DSC_5206.JPG 正月3日に、京都伏見の酒蔵あたりを流れる濠川の川べりで、セキレイらしき野鳥を撮った。持っていたカメラは、NikonD70 に Nikkor18-200mm をつけたものであるから、大きくは撮れない。家に帰って、撮った写真をトリミングして拡大してみると、セキレイの一種ではなさそうである。

 このような場合は、まず野鳥図鑑であちこち調べてみる。今、専ら使っているのは上野動物園の園長をしておられる小宮輝之さんという方が編集されている「日本の野鳥」である。この図鑑の鳥の区分けは、場所別・大きさ別に構成されている。「街や公園で見られる鳥」には、該当する鳥はない。セキレイの項も見たが、どうも似た種はない。
 ネットでもサーチしてみたが、写真から探すのは難しい。このようなときに非常に有用なのは、電子掲示板である。日本での最大の掲示板は、「2ちゃんねる」であるが、どうも若者の世界のようで、年寄りは近づきがたい。
私が愛用している掲示板は、 K's Bookshelf というサイトで運営されている「この花の名は?掲示板」である。名前の分からない花の写真を貼付して、教えを乞うと早いときには 15 分も経たない間に答えてくれる方がいる。この掲示板で、沢山の花の名を教えてもらった。
 これと同じような仕組みで野鳥の名前を教えてくれる掲示板がないかと探したところ、熊本のNPO(特定非営利活動)法人のエコシステムのサイト<<野鳥識別掲示板>>というのがあるのが分かった。
 先の写真を貼付して教えを乞うと、すぐさま「イソシギ」だとサイトのさえちゃんという人(多分、サイトの運営者)が教えてくれた。そういえば、家の近くのどぶ川(和田川)でデジスコで撮ったイソシギとよく似ている。あまりいい写真ではないが、野鳥のサムネイルに、早速掲載した。どこで見かけたかは、記録として重要である。(と思っている。)

 ブログは自分自身のポータルサイトでもあるので、右メニューの中に、リンクフリーと表明されている野鳥識別掲示板へのリンクを置かせてもらった。

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小宮 輝之
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2009年11月30日

隠居の野鳥写真集:撮影場所別に分類してみる

 2009年の8月からデジスコをやり始めたこともあって、撮影した野鳥の写真が増えてきた。撮影した写真は、ブログのウェブページに日付降順に並べてきたが、ページの更新が重くなってきた。
 それで、10月から時間をみては野鳥の写真サムネイルを改編してきた。自分自身の頭の整理と記録のために、写真を撮った場所別にブログサイトとは別にページを作り、目・科・種に整理してみた。
 野鳥の分類方法についていろいろと考えたが、小宮輝之さんが出されている「日本の野鳥」という図鑑に準じて撮影した場所を、
  • 自宅(堺市泉北ニュータウン)近くの公園など
  • 自宅近くの池、川など
  • 山小屋のある兵庫県鉢伏山などの山林
  • 野鳥園などがある干潟など

 に分け、目・科・種順に集めてみた。同じ種でも異なる場所で撮っている場合は、どちらにも掲載した。イソシギやカワウのように、干潟にも池や川にも飛来してきている。
 鳥の種名は自分なりに図鑑やネットサーチで調べたつもりであるが、間違いが多々あると思われる。もし分かれば、ご指摘いただきたい。
 掲載するにはあまりにも恥ずかしい写真もあるが、隠居の行動記録と割り切って載せている。これからは、動画やさえずりの録音もできるだけ取り入れて行きたいと思っている。
 これらのページへのリンクは、従来通りブログの右メニューのリンクボタン「野鳥の写真サムネイル」のクリックでつながるようにした。いちど遊びにきて、ご批判をいただけると嬉しい。

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2009年11月 3日

隠居のデジスコ:初めてのキセキレイ

 10月の終わり、朝晩少し冷え込むようになったので、新しい野鳥が見つけられないかと散歩がてら双眼鏡を首からぶら下げて近くの西原公園をあるいて回った。
 近所に住む友人が警察署近くの池でカワセミを見かけたというので、そちらから回ってみた。カワセミの気配はなかったが、マガモのペアーが、池の岸近くで水中に首を突っ込んで餌を探していた。
 公園の木立では、ヒヨドリの甲高いさえずりが聞こえたが、それ以外の鳥は見つけられなかった。

 西原公園から離れて、9月中旬に幾種類かの野鳥を撮った和田川のポイントに寄って帰ることにした。カルガモがすぐに目に入ったが、その他に目新しい鳥はいそうになかった。川沿いに少し下っていくとセキレイが一羽チョコチョコと動き回っている。双眼鏡でよく見ると、なんとお腹あたりが黄色くてきれいだ。写真ではよく見ていたが、初めて見るキセキレイである。こんな汚い川にはふさわしくない鮮やかさである。デジスコセットは手元にない。取りに帰るには時間が遅すぎた。まだしばらくは現れるだろうと写真を撮るのは次回にすることにした。

 山小屋Hütte Hachi の大工作業や帰ってきてからも雨が続いたりして撮影に行きそびれた。文化の日、良い天気となった。今回は空振り覚悟で、前回キセキレイをみつけたポイント近くに車を駐めてデジスコセットを組み立て、首に双眼鏡をぶら下げた。いつものように、コサギとアオサギがゆっくりとした動きをしている。コサギを撮っていると、その後ろでセキレイが尻尾を上下にしているのが見える。双眼鏡で確かめると、キセキレイである。やはり、いた。汚い川岸やゴミのところでチョコチョコと動き回っている。撮りながら、三脚を持ち上げて少しずつ近づいた。レリーズでかなりの数のシャッターを連続した。照準器の扱いにも慣れてきた。

 カルガモのペアーを撮っていると、川の中に生えている雑木に鳥が留まるのが見えた。双眼鏡で確かめるとモズのようである。このところモズをよく見かけるようになった。堺市の鳥はモズであるから、たくさん見かけて当然なのかもしれないが、双眼鏡かフィールドスコープでもなければ、さえずりに気がつかなければスズメと思ってしまうかもしれない。 
キセキレイ:クリックすると大きな写真になりますモズ:クリックすると大きな写真になりますカルガモ:クリックすると大きな写真になりますコサギ:クリックすると大きな写真になります
  

2009年10月 5日

隠居のデジスコ:秋の大仙公園

自転車乗り方教室(初心者スクール):クリックすると大きな写真になります 孫が小学2年生にもなるのに自転車 に乗れない。友達との公園での野球をしにいくのに、自分だけ歩いていかねばならない。
 堺は自転車の町である。大仙公園の片隅に、自転車博物館サイクルセンターという場所がある。ここに、自転車乗り方教室(初心者スクール)があってボランティアの方々(ほとんどは老人であるが、若いアメリカ人もいる)が無料で教えてくれる。9:20 ~ 16:00 まで無料で乗れるようにしてくれる。だから、なかなか予約がとれないが、ようやく10月の初めの日曜日に連れていくことができるようになったらしい。幸い、晴天である。
 昼から応援をしてやりに、デジスコセットも持参して行ってみた。側のグランドでは、どこか大きな幼稚園の運動会が開かれていた。

 そこから 200m ほど離れた公園内の木立で、小鳥のさえずりが聞こえる。よく見るとヒヨドリに混じって、スズメより少し小さな小鳥が動き回っている。その木立近くに三脚を立て、照準器で小鳥を狙った。今までデジスコで撮れている野鳥は、電線に留まっているものか水辺にいる鳥が多いので、何とかして木に留まっているところを撮りたかった。100ショットくらい撮ったファイルをPCで確かめて見ると、5~6ショットましなものがあった。シジュウカラの写真は私の拙い「野鳥の写真サムネイル」に幾枚かあるが、今回の写真が最も面白いと思う。コゲラは、残念ながら木の枝が邪魔になって全身を入れたものが撮れなかった。
ヒヨドリ:大仙公園:クリックすると大きな写真になりますコゲラ:大仙公園:クリックすると大きな写真になりますシジュウカラ:大仙公園:クリックすると大きな写真になりますシジュウカラ:大仙公園:クリックすると大きな写真になります
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F2.8 1/80 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 なし
 トリミング
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F2.8 1/125 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 なし
 トリミング
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F2.8 1/125 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 なし
 トリミング
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F2.8 1/60 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 なし
 トリミング


こわがりの孫は、大きな進展はあったもののスイスイとまではいかなかった。もう一度くるチャンスがあるかもしれない。

2009年8月25日

隠居のデジスコ:晩夏の堺市大泉緑地

大泉池:クリックすると大きな写真になります 暑さも少し和らいだ地蔵盆の日の昼過ぎ、今まで気になりながら行ったことのなかった堺市北部にある大泉緑地に野鳥を求めた。遊具もあるようなので夏休みの宿題がようやく終わった孫も一緒である。

 自宅から車で 25分ほどのところに、こんなに大きな緑地があるとは驚きだ。第一駐車場から少し歩くと大泉池という、水面の半分ほどを蓮が占める大きな池に出る。数はあまり多くないが葉陰には、蓮の花が開いていたり、蕾をつけている。

 2~30m 先の刈り取った蓮の葉の上であろうか、ダイサギが餌を狙っていた。サンデー毎日の老人たちが涼をとっている中央休憩所とは 池の反対にある「緑水亭」あたりからみると、200m ほど先にダイサギが5~6羽群れていた。
 3~40m 先で体長がそれほど大きくない水鳥が5~6羽潜水したりしている。カルガモと思っていたが、帰宅して確認してみるとどうやらカイツブリらしい。初めて見る鳥である。
 どの写真も、もう一つピントが甘い。照準器と雲台につけたロング・バランスプレートで被写体の導入はやりやすくなったが、ピントはもう少し慎重に合わせる必要があるようだ。それと、デジカメのセッテングは状況に応じて素早く変更できるように慣れる必要もありそうだ。
ダイサギ:クリックすると大きな写真になりますダイサギの群れ:クリックすると大きな写真になりますカイツブリの群れ:クリックすると大きな写真になりますカイツブリ:クリックすると大きな写真になります
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F2.8 1/400 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 +1.0
 レタッチ
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F2.8 1/320 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 +1.0
 レタッチ トリミング
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F4.5 1/125 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 +1.0
 レタッチ トリミング
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F5.6 1/160 15mm
 (35mm版換算2625mm)
 露出補正 +1.0
 レタッチ トリミング

 ネットで大泉緑地での野鳥を調べてみるといろいろな鳥が棲息しているようである。大泉緑地公園探鳥マップによれば、カワセミの撮影ポイントもあるらしく多くのカメラマンが望遠レンズを構えるらしい。もう少し、習熟してから仲間に入らせてもらおうかと思っている。

2009年8月19日

隠居のデジスコ:兵庫県鉢伏の夏鳥

 ようやく夏らしい夏になった盆休みあけに、孫たちを兵庫県鉢伏の山小屋Hütte Hachiに連れて行った。
 川遊びをしに、子どもが小さい頃によく連れて行った滝にいってみた。今は、氷ノ山への夏山登山口となっている「不動の滝」近くの小川は小さな子どもでも遊べるように整備されている。もともとスキー客を対象にしていたこのあたりの民宿村も、夏の林間学校や合宿に力を入れているのだ。

 先月に完成したばかりのウッドデッキでの但馬牛でのBBQ を楽しんだあとファイアをしてやると、焚き火などの経験のない子どもたちはハイになって喜んだ。

 翌早朝、空が白み始めた頃に小屋を抜け出し、車中に置いていたデジスコ・セットを組み立てた。谷間のいつものポイントにいくと少し明るくなってきた。この時期・この時間は、ホオジロが 30~40m ぐらい斜め先の杉の梢でさえずりを始める。今回は、照準器をつけているので液晶画面への取込はやりやすくなったが、ルーペのついた液晶フードを覗いて構図を決めようとするが、雲台などの微妙な操作がなかなか上手くいかない。Verbon FHD-61Q に元々ついているコルクつきのプレートが起因しているかもしれない。
 三脚を置いているほぼ真上に近い高い電線に、巣立ちしたばかりと思われるツバメ2匹が少し間隔を置いてとまっている。このような角度の時には、重心が後ろにあるデジスコ・セットでは特に被写体の導入が難しい。2匹同時の写真は撮れなかった。
 それに、谷間では陽があたるのが遅く、デジカメを光量がある時のように設定したままだったので、帰宅後、自宅で画像を確認すると明らかに露光不足である。Picasa のレタッチ機能を使って修正を試みると少しましになった。まあ、最初の写真よりはピントがあっているようだ。
ホオジロ:鉢伏:クリックすると大きな写真になりますホオジロ:鉢伏ツバメ:クリックすると大きな写真になりますツバメ:クリックすると大きな写真になります
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F2.8 1/320 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 -0.7
 レタッチ トリミング
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F4.0 1/400 13.1mm
 (35mm版換算2292mm)
 露出補正 -0.7
 レタッチ トリミング
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F5.6 1/200 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 -0.7
 レタッチ トリミング
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F5.6 1/200 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 -0.7
 レタッチ トリミング

2009年8月13日

隠居のデジスコ:アオサギは格好の練習台

 液晶画面に見つけた鳥の姿を素早く導入するために、デジスコのセットに追加発注した照準器(デジスコドットコム:DOS-CS1) と液晶フード(デジスコドットコム:HD-2027W)が届いた。また、最広角側で写すとケラレがでるカプラーを TA4+3 から TA4 に変更した。
 実際に使ってみたいと思ったが、今の時期、練習台となるような被写体を見つけるのは難しい。前回カプラーなどを忘れて空振りに終わった仁徳御陵に行ってみることにした。隣接する大仙公園ではなく、御陵の周囲を歩いてみたが水かさの増えている掘には、野鳥は全く見あたらない。歩道そばの草むらにハクセキレイを見かけたが、デジスコをセットしている間に姿が見えなくなった。動きの速いこのような鳥は、ビギナーには難しい。

 堀端は諦めて、前回アオサギとマガモを見かけた堺市博物館の横にある池に行ってみることにした。途中、見かけたハトとカラスで照準器を使う練習をしてみた。照準器がなかったときに比べるとはるかにやりやすいが、ハトもカラスもチョコマカと動き回るので液晶画面の真ん中に収めるのは結構難しい。
 博物館への途中、緑陰将棋に夢中の老人たちの向こう古墳の堀にアオサギがじっととまって餌を狙っている。これは格好の練習台である。20m ほど離れた草地に三脚を立てて、照準器の赤い光点をアオサギの頭あたりに合わせた。だが、液晶フードから覗いたモニターに映るアオサギは少しずれている。照準器の設定には、もう少しの慣れが必要である。
 カプラーを変更したので、最広角側のケラレはなくなった。

 博物館近くの池に流れ込む小さな流れにハクセキレイがチョコチョコと動き回っていた。この被写体の動きは速いから、液晶画面に取り込むのは難しい。ハクセキレイがどのように動くかを予測してあらかじめピントを置いておく、いわゆる「ピン置き」をする必要があるのかもしれない。結局、あまりよい写真は撮れないうちに、飛び去ってしまった。
 目当ての池には、野鳥らしき影は見あたらなかった。まあ、それでも練習相手の被写体に会えたので満足だった。
カラス:クリックすると大きな写真になりますアオサギ:広角側;クリックすると大きな写真になりますアオサギ(テレ側):クリックすると大きな写真になりますハクセキレイ:クリックすると大きな写真になります
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO250 F2.8 1/40 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F5.6 1/160 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 -0.7
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F4.5 1/250 17.2mm
 (35mm版換算3006mm)
 露出補正 -0.7
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F2.8 1/25 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 -0.7
 トリミング
  

2009年8月 2日

夏の堺大仙公園

 先日揃えたデジスコのセットを持って、仁徳天皇陵の掘を目指した。季節は冬だったが、水鳥が多く棲息している記憶があったので、ひょっとしてデジスコの練習用被写体がいるかもしれないという期待からだった。
 予想通り掘には、ダイサギが餌を狙っていた。周章ててフィールドスコープを雲台に取り付けデジカメをセットしようとすると、なんとカメラ・アダプターを忘れて来てしまっている。接眼レンズにデジカメを押しつけてみたが、上手くとれない。それで、デジスコの練習は諦めた。

 それでしかたなくデジスコのセットは車に置いて、イチデジをぶら下げて仁徳天皇陵に隣接する大仙公園をぶらつくことにした。
 なぜか堺市茶室と名付けられている伸庵と黄梅庵(元、今井宗久の茶室)の庭には、ウグイスらしき鳥が木々を飛び回っていた。これは、なれないとデジスコではキャッチは難しいだろう。
 この茶室のそばには堺市博物館がある。堺に住みながら中を見たことがないので、涼みがてら入ってみることにした。65歳以上は無料である。土曜日とあって希望すればボランティアの方が案内してくれるそうで、お願いした。展示品は、百舌鳥古墳群に関する棺や須恵器などが大半である。あまり関心のなかった堺の古代について熱心に説明していただいて、少し興味が沸いてきた。

 この博物館は池に面している。ラクウショウ(ヌマスギ)の下のベンチに寝転がって競馬中継を聞いている老人の横から、池を眺めるとアオサギ、マガモ、ハクセキレイ、シオカラトンボなどデジスコの練習用被写体が棲息している。ここはなかなか良さそうである。次回はセットをきっちりと揃えて来たいと思っている。
ラクウショウ(ヌマスギ)の実:クリックすると大きな写真になりますマガモ♂:クリックすると大きな写真になりますシオカラトンボの交尾:クリックすると大きな写真になりますアオサギ:クリックすると大きな写真になります


2009年7月 5日

鉢伏高原の初夏

 環境省が絶滅危惧種に指定している蝶:ウスイロヒョウモンモドキが、山小屋 Hütte Hachi の近辺に棲息しているらしい。私のサイトで蝶を中心とした写真をアップしているブログ Studio YAMAKOのオーナーが教えてくれた。毎年、7月初旬くらいに羽化するという。

 その YAMAKO さん、住んでいる横浜からウスイロヒョウモンモドキの写真を撮りたいと新幹線でやってきた。泉北ニュータウンの近くに住んでいる同じグループの友人も誘って、Hütte Hachi にでかけた。この時期、心配していた雨も天気予報ではにわか雨が予想される程度で大丈夫のようだ。今回の訪問は、DIY ではないので気楽に過ごせそうだ。先週、ほぼ完成したウッドデッキも気にかかる。 

ガクアジサイ:クリックすると大きな写真になりますヤマアジサイ:クリックすると大きな写真になります 午後2時半ごろ、Hütte Hachi に到着。新しいデッキでお茶をして、さっそく ウスイロヒョウモンモドキを探索に鉢伏高原まで車を走らせた。 雨はなかったが、曇天でこの時期にしては気温が低い。近くの畑で会った民宿のおじさんは、昨夜はストーブをつけるほど寒かったといっていた。そのせいか、駐車場に車を駐めて歩き回ってみたが、ウスイロヒョウモンモドキどころか普通の蝶(蝶屋さん仲間ではダチョウというらしい)もあまりみかけなかった。それでも、山では珍しい種のガクアジサイが可憐に咲いていた。

 諦めて、駐車場まで帰ってきて、幼稚園児を迎えに来ていたペンションの奥さんに YAMAKO さんが話しかけてみると棲息している場所はだいたい検討はついたが、今年はまだ見かけないという。オミナエシをボランティアの人たちが殖やす作業のことなども話してくれた。オミナエシはウスイロヒョウモンモドキの食草である。が、オミナエシとはどのような植物か三人とも知らない。
 明日の好天に期待して下山。にわか雨が降ってきたが、デッキに立てたタープの下で、イチローご用達の羽淵精肉店で求めた但馬牛を炭火で焼いた。気のおけない友と辛口赤ワインとで話がはずんだ。

 翌朝、夜半の雨がやんで晴天である。朝食もそこそこに高原に。昨日、ペンションの奥さんに教えてもらった場所に行ってみる。オミナエシを知らないので、それを目印にはできない。
ウスイロヒョウモンモドキ保存会の指示で、生息している場所は詳しく書けないが、雲間から太陽が照りつけるようになって、ついに発見した。YAMAKOさんの話では、羽化したてのようだという。
 その近くで、羽が紫色のミドリシジミも発見。YAMAKO さんが感嘆の声をあげながら、シャッターを切り続けている。そうこうしているうちに、ウスイロヒョウモンモドキがあちこちに飛びまわりはじめた。気温が高くなるにつれて、いっせいに羽化し始めたらしい。特に、ノアザミに吸蜜にくると絵になるが、どうやら撮ったのはウラギンヒョウモンらしい。
 笹の茂みでキアゲハが羽を乾かしていた。
斑紋異常のウスイロヒョウモンモドキ:クリックすると大きな写真になりますオオミドリシジミ:クリックすると大きな写真になりますノアザミに吸蜜にきたウラギンヒョウモン:クリックすると大きな写真になりますキアゲハ:クリックすると大きな写真になります


 YAMAKO さん、横浜から来た甲斐があったと喜んで帰って行った。きっと素晴らしい写真をブログにアップしてくれるにちがいない。楽しみだ。
(追記:2009/7/8) YAMAKO さんがアップしてくれた。同じ被写体を撮っているのに、腕でこれだけ違う画像になるという見本である。
 初めて見て撮られた ウスイロヒョウモンモドキ は、斑紋異常ということで、非常に珍しいことだそうだ。

2009年6月 7日

隠居の京都:初夏の府立植物園

 京都に一人住まいする娘のところへ衣装ケースを届けるアッシーを頼まれた。このようなときには、行ったついでにどこかに寄ってくる。今回は花の端境期と思うが、前から気になっていた北山通りと鴨川に面する京都府立植物園に行ってみることにした。

 この植物園、60歳以上は無料である。ただし、運転免許証などの公的証明書が必要である。家内は運転をしないから免許証もなく保険証も持ち歩いているわけではないから、結局 温室に入るときも合わせて、400円をとられた。

 若いときに来たことがあるように思うが、ほとんど思い出せない。園内は我々のような熟年族と三脚をかついだカメラマン、スケッチをする人たちが目についた。新型インフルエンザの影響か、それとも修学旅行・外国人の団体旅行ではこのような場所は訪れないのか、団体には会わなかった。

 ここの温室はかなり大きい。温室は八つのゾーンに分けてあり、それぞれのゾーン毎に名前をあまり知らない花がいろいろと咲いている。写真を撮るたびに名札も一緒に撮った。
園芸品種の由来と思われる花もいろいろとある。
フクシァ:クリックすると大きな写真になりますアンスリウム:クリックすると大きな写真になりますインパチェンス属の一種アオサギ:クリックすると大きな写真になります
コガラ:クリックすると大きな写真になりますアリウム・ギガンチューム:クリックすると大きな写真になりますヒマラヤスギの実:クリックすると大きな写真になりますタイサンボクの花:クリックすると大きな写真になります


 この植物園には、樹木・花だけでなく野鳥もかなり棲息しているようだ。デジスコをセットして小鳥のさえずりが聞こえる梢にフィルドスコープを向けるマニアも見かけた。D70 に Nikkor 18-200mm 程度のレンズではなかなか小鳥は捉えきれない。池であまり動きのないアオサギはなんとか撮れるが、木の茂みの中で動きの速いヤマガラなどはなかなか難しい。パソコンでデジタル・ズームよろしくトリミングしてようやっとである。

 バラは盛りがすぎていた。それに堺市の浜寺公園のバラ庭園の方がバラエティがあっていいように思う。そのバラ園の近くに、アリウム・ギガンチュームという球状の面白い花が咲いていた。
 この植物園の創始は大正時代のようだが、戦後、昭和21年(1946)から12年間連合軍に接収されていたこともあって本格的に今の体裁を整えてきたのは、昭和40年代に入ってからのようだ。庭園にある大きなヒマラヤスギがいつからあるのか分からないが、実を沢山つけていた。このような実をみるのは初めてである。すぐ近くに、タイサンボクが純白の大きな花をつけていた。

京都・奈良私的観光地図に掲載