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2023年2月 5日

蝶 自選年間ベスト10 (20) 2022年

2022年はコロナの時代になって3年目の年だった。年明けとともに感染者数は再び増え始めた。4月、5月、6月と、落ち着いたものの、7月に入って、オミクロンという変異株により再び新規感染者数が増加、第7波が到来、9月末には収まり、重症化率も下がってきた。これで終息するのかと思いもしたが11月からまた、じわじわと増え始め、第8波を迎えてしまった。
 そんな一年であったが、舞岡公園の平地産ゼフィルスは元気だった。良い写真は撮れなかったが、久しぶりにオオミドリシジミの撮影もでき、平地産6種のうち、ミズイロオナガシジミを除く5種を撮った。クリの花の開花時期と合致し、アカシジミ、ウラナミアカシジミ、そしてミドリシジミの個体数は例年より多かったように思う。
 7月の終わりと夏の終わりに二度入笠山へ行った。7月はアサギマダラこそ多く見られたが、他は目ぼしい収穫はなかった。9月の初めにキベリタテハやクジャクチョウ、シータテハの秋型を撮ろうと再度訪れたのだが、標高2,000mは気温が低く、雨こそ降らなかったが霧がでて、成果がなかった。
 五合目までバスで行ける富士山へは行ったことがなかったので、8月30日にバスツアーで行ってみた。この日も天候には恵まれなかったが5合目の広場でキベリタテハを見ることができた。次回来るときは五合目付近を散策してみたい。  2020年、2021年と自
宅の近くで観察できたクロマダラソテツシジミは3シーズン目は見ることができなかった。

001_220423252 X900 ◎舞岡公園 カラスアゲハ Z50 18-140.jpg 1.カラスアゲハ 春型  2022年4月23日 横浜市戸塚区舞岡公園
舞岡公園の駐車場を上がって、けやき広場が終わる辺りに1本のヤマツツジが咲いていた。今まであまりこの時期に来なかったので、ヤマツツジがあるのを知らなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/500秒 80mm ISO220 ) 露出補正 なし
002_220428076t X900 △◎裏高尾 アオバセセリ RX10M4.jpg 2.アオバセセリ 春型 2022年4月28日 裏高尾
久しぶりにアオバセセリに会えた。ミツバウツギの花に来た1頭の、しばらく撮影を楽しませてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 186mm ISO500 ) 露出補正 なし
003_220511179 X900 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 3.クモガタヒョウモン  2022年5月11日 八王子市郊外
この日、ハルジオンの咲く原っぱでクモガタヒョウモンが比較的多く翔んでいた。ほとんどが で、発生最盛期のようだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
004_220524174t X900 ◎舞岡公園 前田の丘 Z50 18-140.jpg 4.アカシジミ 2022年5月24日 横浜市戸塚区舞岡公園
クリの花が咲いていた。複数のアカシジミが夢中で吸蜜している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO1000 ) 露出補正 なし
005_220530153t X900 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 5.ウラナミアカシジミ  2022年5月30日 横浜市戸塚区舞岡公園
行使をずらして内側のオレンジ色を見せてくれた。このウラナミアカシジミとアカシジミは止まるときは翅を閉じるので、飛翔シーンを狙う以外、翅表を撮れない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO720 ) 露出補正 なし
006_220609173t X900 ◎舞岡公園 オオミドリ Z50 18-140.jpg 6.オオミドリシジミ  2022年6月9日 横浜市戸塚区舞岡公園
5.6年ぶりに舞岡公園でオオミドリシジミを撮影できた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO360 ) 露出補正 なし
007_220718072t X900 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 7.モンキチョウ  2022年7月18日 横浜市戸塚区舞岡公園
狐久保へ入る道の手前の体験畑に毎年ヒマワリが咲く。今年も色鮮やかな大輪のヒマワリが咲いていた。そこにモンキチョウが飛来した。吸蜜を試みていたようだがお口に会わぬのか、すぐ離れて行ってしまった。この写真は暮れの「日本チョウ類保全協会」のWeb写真展に出展したところ、トップページに取り上げられた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_220728234 X900 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 8.アサギマダラ  2022年7月28日 長野県 入笠山スズラン山野草公園
高原の夏のチョウを撮ろうと入笠山へ行った。ギンボシヒョウモン、ミドリヒョウモンなどとともに、アサギマダラの個体数が多かった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 52mm ISO1000 ) 露出補正 なし
009_221003101x X900 〇明神台公園 Z50 105MC.jpg 9.アゲハ 2022年10月3日 横浜市保土ヶ谷区 明神台公園
児童公園の一角に秋になるとキバナコスモスが咲く一角がある。ツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハ、アオスジアゲハ、アゲハなどが集まってくる。

Nikon Z50 NIKKOR Z 105mm macro VR
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/500秒 105mm ISO125 ) 露出補正 なし
010_221030067t X900 〇帷子川公園 コヨメナ Z50 18-140.jpg 10.ヤマトシジミ 2022年10月30日 横浜市保土ヶ谷区 帷子川河畔
  帷子川の河畔は遊歩道になっているが、カタバミが繁茂し、秋には、雑草に類する植物ではあるが、野菊に類するヨメナの花が咲くところがある。秋のヤマトシジミのブルーは美しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
補001_220423177b X900 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 補1.ジャコウアゲハ春型   2022年4月23日 横浜市戸塚区舞岡公園
休耕畑に咲く大根の花に2頭のジャコウアゲハが来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
補002_220423235b X900 ◎舞岡公園 クロアゲハ Z50 18-140.jpg 補2.クロアゲハ春型  2022年4月23日 横浜市戸塚区舞岡公園
ヤマツツジの花にクロアゲハが来ていた。 の後翅前縁にある白い紋が見える写真は珍しい。コノヤマツツジにはカラスアゲハ、ジャコウアゲハも来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 ) 露出補正 なし
補003_220428241b X900 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 補3.ウスバシロチョウ 2022年4月28日 八王子市郊外
ウスバシロチョウも最盛期だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 186mm ISO100 ) 露出補正 なし
補004_220524114b X900 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 補4.イチモンジチョウ 2022年5月24日 横浜市戸塚区舞岡公園
舞岡公園でイチモンジチョウが見られるところは限られている。前翅の先にオレンジ色の紋が見られる。発生初期だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO450 ) 露出補正 なし
補005_220609399xb X900 ◎舞岡公園 ウラゴ RX10M4.jpg 補5.ウラゴマダラシジミ 2022年6月9日 横浜市戸塚区舞岡公園
舞岡公園には何本かのイボタノキがある。ウラゴマダラシジミには毎年会うことができる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
補006_220613068xb X900 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 補6.クロアゲハ  2022年6月13日 横浜市戸塚区舞岡公園
古民家の入り口では、この時期しばしばクロアゲハの雄が吸水に来ている姿を見ることができる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO160 ) 露出補正 なし
補007_220630356bt X900 〇北大植物園 Z50 18-140.jpg 補7.エゾシロチョウ 2022年6月30日 札幌市北大植物園
札幌を旅行した折り、北海道庁の裏側にある北大植物園を訪ねてみた。他にチョウの姿を見ることはなかったが、エゾシロチョウは園内各所でふわふわと翔んでいた。ミヤマシロチョウそっくりだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO400 ) 露出補正 なし
補008_220728392b X900 ◎入笠山 RX10M4.jpg 補8.アサギダラチョウと八ヶ岳連峰 2022年7月28日 長野県 入笠山スズラン山野草公園
入笠山のゴンドラ山頂駅から、冬はスキーゲレンデになるところを降りていくと、八ヶ岳の展望台があり、ヒヨドリバナの群落と富士見の町が広がり、その向こうに八ヶ岳連峰が見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f14 1/800秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
補009_220708186b X900 ◎岐阜公園 エノキ Z50 18-140.jpg 補9.ゴマダラチョウ  2022年7月8日 岐阜市岐阜公園
岐阜の名和昆虫博物館を訪れたとき、岐阜公園でゴマダラチョウがいた。最近ゴマダラチョウを見る機会がなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし

2022年10月18日

足立区生物園 9月21日

昆虫切手研究会のSさんから、足立区生物園で保全のための飼育をしているツシマウラボシシジミを9/18から同23まで大温室に放蝶、公開するというお知らせをいただいた。足立区生物園ではツシマウラボシシジミの絶滅を防ぐため、生息域外保全の活動を行なっている。大温室の一部区画にて本種の交配を行ない、交配済みの 成虫から採卵する。孵化した幼虫は個別に飼育管理し次世代へと繋ぐ活動をされている。生物園では本種の個体数を安定させ、生息地の対馬へ戻すことを目標にしている。
 wikipediaには1969年に「ツシマウラボシシジミ繁殖地」が上県町(対馬の北部西岸の町)の天然記念物となり、2005年の市町村合併により対馬市の天然記念物に指定された。その後、急激なシカの増加に伴う林床植生の食害およびこれに伴う林内の乾燥化で、本種の好む林床植生が破壊され、幼虫の食草であるヌスビトハギ類や成虫の吸蜜植物が激減し、2013年にはほぼ野生絶滅の状態にまで陥った[3]。2017年には環境省の「種の保存法」の国内希少野生動植物種に指定された。と記されている。先日も舞岡公園でヌスビトハギを見たが、恥ずかしながら、そのときはツシマウラボシシジミの食草であるとは知らなかった。
 私は足立区生物園には過去3回訪れている。2015年2月に西新井大師のお参りを兼ねて、初めて行った。2回目は2016年のGWに日本チョウ類保存協会からのお知らせで知って放蝶されたツシマウラボシシジミを見に行った。3回目は2018年の2月で、新しく購入したカメラである SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ の蝶撮りを試しに行き、今回が4度目である。
 いつもはマイカーで行くのだが、この日初めて電車を利用した。地下鉄日比谷線に乗って竹ノ塚迄行き、駅からタクシーで750円の距離だった。だが、2時間たっぷりかかってしまった。8時15分ごろ家を出て、撮影を始めたのは10時半だった。  期間中、毎日8~10頭程度で放蝶されるのはすべて 。放蝶された個体は夕方には回収される( は産卵の問題があり、放蝶出来ないそうだ)。保全活動にご尽力されている方々のご苦労には申し訳ないが、残念ながら放蝶されていた個体は、擦れていて、鱗粉の脱落、また、個体識別のためのマーキングがなされていた。
 この日は正午ごろまで撮影した。

000_220921115t X700 ◎足立区生物園 飛翔 Z50 MC105.jpg
ホナガソウの花に絡むツシマウラボシシジミ 9月21日 足立区生物園温室

001_220921007 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 1.ツシマウラボシシジミ -1
  10時半過ぎに温室の中に入った。クロテンシロチョウが迎えてくれた。まずは、何が翔んでいるか温室の中を見回す。さっそく、1頭の小さなチョウを見つけた。足立区生物園のHPによれば、この日、ツシマウラボシシジミは8頭が放蝶されているようだ。クサギのような花に止まっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 1400 ) 露出補正 なし
002_220921012 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 2.ツシマウラボシシジミ -2
  最初の写真とは別のの個体である。後翅裏面に茶色の個体識別のマーキングがされている。裏面外縁の薄茶色の縁取りは薄れてしまっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 280 ) 露出補正 なし
003_220921017 X800 〇足立区生物園 タイワンレンギョウ Z50 MC105.jpg 3.ツシマウラボシシジミ -3
  また別の個体のようだ。xの識別マークが付けられている。紫色のタイワンレンギョウの花にストローを伸ばしている。ツシマウラボシシジミは、日本国外ではインド北東部のアッサム地方やミャンマー、ベトナム、中国、台湾に分布する。日本では対馬にのみ生息する。環境省レッドリストの絶滅危惧ⅠA類および、「種の保存法」における国内希少野生動植物種に指定されている種である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 900 ) 露出補正 なし
004_220921036 X800 〇足立区生物園 ヒギリ Z50 MC105.jpg 4.ヒギリ(緋桐)の花に来たクロアゲハ  -1
温室にある大きなヒギリ(シソ科の低木)の木がいっぱい花を咲かせているが、そこに黒いアゲハたちが飛来する。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 560 ) 露出補正 なし
005_220921049 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 5.カバタテハ -1
カバタテハは、日本では以前は迷チョウであった。1967年に石垣島と西表島、1973年に西表島で記録された。1980年から波照間島や竹富島で継続的に見られるようになった。八重山のほぼ全域に生息していたが最近では、あまり見られないそうだ。私は2005年5月に竹富島で撮影している。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 720 ) 露出補正 なし
006_220921058 X800 〇足立区生物園 タイワンレンギョウ Z50 MC105.jpg 6.リュウキュウアサギマダラ デュランタ(タイワンレンギョウ)の花で2頭のリュウキュウアサギマダラが吸蜜。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 560 ) 露出補正 なし
007_220921062t X800 △足立区生物園 Z50 MC105.jpg 7.ツシマウラボシシジミ 飛翔
ツシマウラボシシジミは止まるときは翅を閉じている。表側を撮るには翔んでいるところを狙うしかない。このショットはホナガソウ (穂長草)に絡んでいるところを撮ったが、多少被写体ブレはしているものの、翅表の黒褐色に縁取られた金属光沢のある青藍色を見せてくれた。 の表面は一様に黒褐色である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 2200 ) 露出補正 なし
008_220921072 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 8.カバタテハ -2
カバタテハは比較的破損の無いきれいな個体が多かった。 だと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 500 ) 露出補正 なし
009_220921080 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 9.ツシマウラボシシジミ -4
ホナガソウに逆さまに止まって吸蜜している。絞り優先オートで撮る。最低シャッタースピード1/500秒でISO100より暗くなると、ISO感度で露光をコントロールしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 900 ) 露出補正 なし
010_220921087 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 10.アサギマダラとヒメアサギマダラ
ランタナ(和名はシチヘンゲ 七変化)の黄色い花で吸蜜するアサギマダラにヒメアサギマダラが絡んできた。アサギマダラの後翅には "9・14" というマーキングがされていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 900 ) 露出補正 なし
011_220921096 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 11.ツマグロヒョウモン
横浜でもお馴染みのチョウである。きれいな個体だったので撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 180 ) 露出補正 なし
012_220921101 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 12.イシガキチョウ -1
他の種には見られない特異な模様の衣装をまとっている。よく見ると尾状突起が付いている。多化性で、成虫は越冬を終えた春から発生を繰り返し、秋遅くまで見られる。食樹はクワ科のイヌビワ・イチジク・オオイタビなど。温暖化により北上している蝶のひとつでもあり、国内では年々分布域を広げている。確実に土着しているのは紀伊半島以南・四国・九州・南西諸島である。四国に旅行した時、高知でレストランの看板に止まる本種を見て、驚いたのを覚えている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 100 ) 露出補正 なし
013_220921105 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 13.ツシマウラボシシジミ -5
これは比較的擦れていないきれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 320 ) 露出補正 なし
014_220921107 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 14.ツシマウラボシシジミ
ホソバソウの花に着地し、止まって翅を閉じる直前の姿だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 200 ) 露出補正 なし
015_220921127 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 15.ツシマウラボシシジミ -7
写真13~15は同じ個体のようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 140 ) 露出補正 なし
016_220921121 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 16.イシガキチョウ -2
本種が止まるときは、ほとんどこのように翅を開いている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 105mm ISO 1400 ) 露出補正 なし
017_220921132 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 17.ジャコウアゲハ  -1
ホナガソウはチョウたちの好きな花のようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 105mm ISO 200 ) 露出補正 なし
018_220921138 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 18.ジャコウアゲハ  -2
前の写真と同じ個体。後翅尾状突起のあたりの赤い紋がはっきりしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 180 ) 露出補正 なし
019_220921152 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 19.ヒギリの花に来たクロアゲハ  -2
この花に止まるとクロアゲハも小さく見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 200 ) 露出補正 なし
020_220921165 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 20.クロテンシロチョウ
ゆっくりと翔ぶのだが、方向定まらず翔んでいるところは撮れなかった。以前は台湾などからの迷蝶だったが、1980年代の終わりから与那国島、波照間島、西表島、石垣島と分布をゆっくり広げているという。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 100 ) 露出補正 なし
021_220921180 X800 〇足立区生物園 ツマムラサキマダラ♀ Z50 MC105.jpg 21.ツマムラサキマダラ  -1
ツマムラサキマダラも以前は国内には定着しておらず、迷チョウとして扱われていたが、1992年頃から沖縄島に定着し、現在では奄美から八重山諸島にかけて分布が確認されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 400 ) 露出補正 なし
022_220921184 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 22.ツマムラサキマダラ  -2
♂は前翅が紫青色に輝くが、 ♀はその輝きは鈍い。後翅の斑紋は雌雄で異なる。比較的きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 280 ) 露出補正 なし
023_220921193 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 23.ヒギリの花に来たオキナワカラスアゲハ
本土にいるカラスアゲハやミヤマカラスアゲハに比べ、後翅の青の輝きが特徴的で、一見して識別できる。この個体はその後翅の破損が大きく残念だ。美麗な蝶と思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 250 ) 露出補正 なし
024_220921196 X800 〇足立区生物園 アサギマダラ ツマウラボシ Z50 MC105.jpg 24.ツシマウラボシシジミとアサギマダラ -1
タイワンレンギョウの花に、マーキングされたツシマウラボシシジミと、マーキングされたアサギマダラが吸蜜していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 1000 ) 露出補正 なし
025_220921209 X800 ▲足立区生物園 アサギマダラ ツマウラボシ Z50 MC105.jpg 25.ツシマウラボシシジミとアサギマダラ -2
両者はさらに近づいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 360 ) 露出補正 なし
026_220921221 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 26.ヒギリの花にクロアゲハとオキナワカラスアゲハ
破損ができるだけ目立たないように撮る。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 1000 ) 露出補正 なし
027_220921226 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 27.カバタテハ -3
取り分けてきれいな個体だったので撮った。温室内で羽化しているのだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 1000 ) 露出補正 なし
028_220921227 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 28.スジグロカバマダラ
見栄えのするチョウである。 は後翅に性標がるのが、この写真ではよくわからない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 280 ) 露出補正 なし
029_220921245 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 29.リュウキュウヒメジャノメ
石垣島では林道などでよく見たチョウである。関東で見るヒメジャノメやコジャノメに比べ裏面前翅から後翅にかけての白い帯が目立つ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 1250 ) 露出補正 なし
030_220921253 X800 ◎足立区生物園 ヒメアサギマダラ Z50 MC105.jpg 30.ヒメアサギマダラ
本種もかっては迷チョウであったが、1980年代後半から与那国島で継続的に発生するようになった。八重山諸島各地で記録されている。今回はツマベニチョウやコノハチョウに会えなかったのは残念だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 560 ) 露出補正 なし


2022年9月 9日

入笠すずらん山野草公園 ③ 7月28日

正午になった。少し雲行きが怪しくなってきたが、まだ、空は明るいのでもう少し撮ろう。入笠山へ登られたKさんは雨に降られないか、ちょっと心配である。
 小一時間粘ってみたが、目新しい成果は何もなかった。Kさんから、1時に少し遅れるとの電話があったが、撮影は切り上げ、山頂カフェの椅子に座っていると、1時少し過ぎにKさんが戻ってこられた。雨に降られなくてよかった。
 アイスコーヒーを飲んで一休みしてから、ゴンドラに乗って駐車場へ下りる。途中、談合坂のS.Aは混んでいたが、帰りもスムーズに走れ、6時まえに横浜に到着できた。秋になる前に高原のタテハチョウを狙ってもう一度チャレンジしたいなと思う。

000_220728411 X700 ◎入笠山 RX10M4.jpg
エゾカワラナデシコに来たキアゲハ  2022年7月28日
長野県諏訪郡富士見町 富士見パノラマリゾート「入笠すずらん山野草公園」

042_220728490 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 42.ウラギンヒョウモン♂ -4
きれいな個体である。ウラギンヒョウモンとギンボシヒョウモンの同定は翅表では難しいが、この個体は前翅の性標が濃く出ているのでウラギンヒョウモンと思われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 640 ) 露出補正 なし
043_220728500 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 43.ミドリヒョウモン♂ 2頭
ミドリヒョウモンは撮り飽きてきたが、そこへ2頭ならんで止まってくれた。両方にピントが合うようにカメラの位置を移動する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO 160 ) 露出補正 なし
044_220728202 X800 ◎入笠山 ギンボシ Z50 18-140.jpg 44.ギンボシヒョウモン♂ -2
ウラギンヒョウモンの裏面と比べるとギンボシヒョウモンの裏面後翅の緑色は淡い。そして、後翅前縁に並ぶ銀紋はウラギンが5っなのに対しギンボシは4っである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 500 ) 露出補正 なし
045_220728211 X800 ◎入笠山  Z50 18-140.jpg 45.ウラギンヒョウモン♂ -5
ギンボシヒョウモンもウラギンヒョウモンも、ヒヨドリバナには来ない。専らノアザミに止まって吸蜜していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 400 ) 露出補正 なし
046_220728217 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 46.アサギマダラ♀ -2
アサギマダヒヨドリバナ(鵯花)のほかには吸蜜に来ない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 89mm ISO 280 ) 露出補正 なし
047_220728221 X800 〇入笠山 Z50 18-140.jpg 47.アサギマダラ♀ -3
カメラを縦位置にして撮った。背景に奥行きが出た。黄色いキオンの花や、ノアザミも近くに咲くが、ヒヨドリバナ以外見向きもしない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 61mm ISO 280 ) 露出補正 なし
048_220728224 X800 〇入笠山 レンゲショウマ Z50 18-140.jpg 48.レンゲショウマ -2
小さな提灯のような形をした蕾が可愛い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 65mm ISO 4000 ) 露出補正 なし
049_220728229 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 49.アサギマダラ♀ -4
花からふわっと飛び立つところを狙うがなかなかチャンスがない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 65mm ISO 1800 ) 露出補正 なし
050_220728234 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 50.アサギマダラ♂ -9
花の色に少し赤みがあるので、フジバカマかなと思ったが、葉の形を見てやはりヒヨドリバナだと思う。ヒヨドリバナ(鵯花)の名の由来はヒヨドリが里に下りてきて鳴く頃に咲くのでヒヨドリバナと呼ばれたとする説が有力で、フジバカマは花の色が藤色で、形が袴を帯びているように見える事から来ているという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 52mm ISO 1000 ) 露出補正 なし
051_220728240 X800 ◎入笠山 オオウラギンスジ Z50 18-140.jpg 51.オオウラギンスジヒョウモン♂ -1
夏の高原を代表するヒョウモンの仲間、本日5種目である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 63mm ISO 4500 ) 露出補正 なし
052_220728248 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 52.ヒメキマダラヒカゲ
ちょっと雌雄の同定が難しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 4000 ) 露出補正 なし
053_220728253 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 53.ウラギンヒョウモン♀
ウラギンヒョウモンの雌はまだ多くは飛んでいない。発生初期だと思う。きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 34mm ISO 320 ) 露出補正 なし
054_220728503 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 54.シモツケ(下野)
和名のシモツケ(下野)は最初に下野国、現在の栃木県で発見されたことに由来する。他でも見ることはあるが、こんなにきれいな赤紫(濃紅色)の花は初めて見た。wikipediaによると、新しい枝の先に頂端が平らな複散房形花序に多数の花を付ける。両性花で、香気があり、花の直径は3 - 6 mm。花の色は濃紅色、紅色、薄紅色、稀に白色などがある。花弁は5個、楕円形 - 広楕円形で、長さ2.5 - 3.5 mm、幅1.5 - 3 mm。雄蕊は25 - 30個で花弁よりも長い。雌蕊は5個、花柱は無毛で長さ1 - 1.5 mm とあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 34mm ISO 160 ) 露出補正 なし
055_220728263 X800 ◎入笠山 ウラジャノメ Z50 18-140.jpg 55.ユウスゲ(夕菅)に止まるウラジャノメ
ユウスゲという名は、花が夕方に開き翌日の午前中にしぼみ、葉がスゲに似ていることに由来する。別名が、キスゲというそうだ。ウラジャノメは最盛期を過ぎているようだが、比較的きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 72mm ISO 320 ) 露出補正 なし
056_220728506 X800 入笠山 RX10M4.jpg 56.クルマユリ
コオニユリとクルマユリは良く似ている。コオニユリの葉は茎から互い違いに生えるているのに対し、クルマユリは放射状に生えているという。 これはクルマユリのようだ。また、コオニユリの雄しべは茶色で、クルマユリはオレンジ色だ。箱根湿性花園ではコオニユリが咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 213mm ISO 500 ) 露出補正 なし
057_220728511 X800 ◎入笠山 オオウラギンスジ RX10M4.jpg 57.オオウラギンスジヒョウモン♂ -2
ヒヨドリバナに来たオオウラギンスジヒョウモン。箱根の湿性花園では、黄色いカセンソウ、ピンクのチダケサシ、白いヌマトラノオで吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO 1600 ) 露出補正 なし
058_220728281 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 58.オオウラギンスジヒョウモン♂ -3
これもオオウラギンスジヒョウモンだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO 1250 ) 露出補正 なし
059_220728519 X800 ◎入笠山 オオウラギンスジ RX10M4.jpg 59.オオウラギンスジヒョウモン♂ -4
空が暗くなってきた。そろそろKさんが下りてくる午後1時になる。最後はオオウラギンスジヒョウモンになった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO 1250 ) 露出補正 なし


2022年9月 5日

入笠すずらん山野草公園 ② 7月28日

「八ケ岳展望台」まで来た。八ヶ岳には雲がかかっているが、視界は良い。JR中央本線、中央高速道、国道20号(中山道)が通っている富士見町が見下ろせる。
 時刻は10時20分。八ヶ岳を眺めながら、少し時間をかけて写真を撮る。八ヶ岳の主峰、赤岳の山頂辺りは雲で隠れていた。しかし、思っていたより良い天気であった。入笠山に登ったKさんはどうしてるかなと思う。山頂からの眺めはどんな具合かなと思う。夏休みが始まったばかりなので、きっと学童たちの林間学校が多いだろうと察する。山頂は彼らに占領されているのではなかろうか。

000_220728258 X800 △入笠山 Z50 18-140.jpg
高原に咲くユウスゲ 2022年7月28日 長野県諏訪郡富士見町 富士見パノラマリゾート「入笠すずらん山野草公園」

021_220728386 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 21.アサギマダラ♂ -5
     「八ケ岳展望台」からゲレンデは急斜面になり、富士見の町が眺められる。アサギマダラが悠々と花にぶら下がっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/600秒 26mm ISO 100 ) 露出補正 なし
022_220728392 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 22.アサギマダラ♂ -6
少しカメラを起こして八ヶ岳連峰を画面に入れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 14mm ISO 100 ) 露出補正 なし
023_220728112x X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 23.アサギマダラ♂ -7
アサギマダラはヒヨドリバナの花が大好きだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 45mm ISO 140 ) 露出補正 なし
024_220728122 X800 入笠山 Z50 18-140.jpg 24.八ヶ岳連峰
山頂付近の雲が取れたら姿を見たかった。「八ケ岳展望台」に置かれた案内板には、左から天狗岳(2,646m)、硫黄岳(2,760m)、少し稜線があって横岳(2,829m)、阿弥陀岳(2,805m)、そして主峰赤岳(2,899m)、少し低くなって西岳(2,398m)、権現岳(2,715m)、編笠岳(2,524m)と続く、

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 44mm ISO 110 ) 露出補正 なし
025_220728133t X800 ◎入笠山 クジャク Z50 18-140.jpg 25.クジャクチョウ
やっとクジャクチョウが現れたと思ったら、破損した個体だった。時期的に第一化と第二化のはざまなのだろう。この日見たクジャクチョウはこの1頭のみだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 98mm ISO 220 ) 露出補正 なし
026_220728403 X800 ▲入笠山 RX10M4.jpg 26.キアゲハ♂
高原のキアゲハはなかなか見栄えがする。カワラナデシコ(河原撫子)で吸蜜していて翔び立ったところだ。偶然ピントが合ってくれた。惜しいことに右側の尾状突起の先がちょっとだけ切れていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 250 ) 露出補正 なし
027_220728137 X800 △入笠山 Z50 18-140.jpg 27.モンキチョウ♂
ピントが少し外れてしまった。紫色の花はイブキジャコウソウ(伊吹麝香草)と思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 98mm ISO 200 ) 露出補正 なし
028_220728146 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 28.ミドリヒョウモン♀ -3
♀はほとんどが破損、擦れがないきれいな個体だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 200 ) 露出補正 なし
029_220728420 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 29.ノアザミに来たキアゲハ -1
これは先の個体とは異なる個体で尾状突起も切れていない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 250 ) 露出補正 なし
030_220728434 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 30.ノアザミに来たキアゲハ -2
前の写真と同じ個体だ。躍動感のあるショットだと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 200 ) 露出補正 なし
031_220728441 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 31.テングチョウ♀ -1
まだ羽化して間もない鮮やかな個体と思う。来春の5月くらいまでは生きるのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 219mm ISO 200 ) 露出補正 なし
032_220728156t X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 32.テングチョウ♀ -2
テングチョウの雌雄は裏面で同定できる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 250 ) 露出補正 なし
033_220728157 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 33.アサギマダラ♀
アサギマダラは♂の方が圧倒的に多いが、初めて♀を撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 49mm ISO 400 ) 露出補正 なし
034_220728164 X800 ◎入笠山 ウラギンヒョウモン Z50 18-140.jpg 34.ウラギンヒョウモン♂ -2
ここでは、ミドリヒョウモンが吸蜜するのはヒヨドリバナばかりだが、ウラギンヒョウモンはノアザミの方が好きなようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 720 ) 露出補正 なし
035_220728450t X800 ◎入笠山 ギンボシ RX10M4.jpg 35.ギンボシヒョウモン♂
ギンボシヒョウモンを探していたが、やっと現れてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 38mm ISO 320 ) 露出補正 なし
036_220728174 X800 ◎入笠山 メスグロ Z50 18-140.jpg 36.メスグロヒョウモン♂
本種の♂の裏面は、ウラギンスジヒョウモンや、オオウラギンスジヒョウモンと似るところがあるが、表はクモガタヒョウモンに似るところがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 400 ) 露出補正 なし
037_220728180 X800 ◎入笠山 ウラギン Z50 18-140.jpg 37.ウラギンヒョウモン♂ -3
またノアザミに来ていたのはギンボシヒョウモンだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 63mm ISO 180 ) 露出補正 なし
038_220728468 X800 ◎入笠山 レンゲショウマ RX10M4.jpg 38.レンゲショウマ(蓮華升麻)
wikipediaによれば、高さは80cm程度となり、写真にあるような丸い蕾をつける。赤みを帯びた光沢のある薄紫の上品で気品あふれる花が、様々な方向を向いて咲く。花の直径は4センチほど。萼も花弁も共に花弁状に見える。萼は花弁状で平らに開き、花弁は抱えるように咲くため、一見では二段構えに花弁が並んでいるように見える。和名は花がハス(蓮華)のように咲き、葉がサラシナショウマに似ているので付けられた。関東では奥多摩の御岳山が有名である。箱根湿性花園でキレンゲショウマを見たことがある。光線が悪く良い写真が撮れなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO 500 ) 露出補正 なし
039_220728478 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 39.アサギマダラ♂ -8
この花はヒヨドリバナではなく、葉が輪生しているように見えたのでヨツバヒヨドリかもしれない。いずれにしてもアサギマダラが好む似たような花である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO 400 ) 露出補正 なし
040_220728196 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 40.ヒメキマダラヒカゲ♂ -1
高原のササ類の生える落葉広葉樹林~常緑針葉樹林に生息し個体数は多い。これは♂だと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 450 ) 露出補正 なし
041_220728485 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 41.ヒメキマダラヒカゲ♂ -2
クガイソウの花で吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 320 ) 露出補正 なし


2022年9月 1日

入笠すずらん山野草公園 ① 7月28日

長野県諏訪郡富士見町にある富士見パノラマスキー場は1987年12月の開業。当初はスキーブームで事業は順調に立ち上がったのだが、1992年に第3ゲレンデを900mから一気に3,000mとする大規模なゲレンデ拡張を行い、ゴンドラリフトを増設したのが裏目に出て、経営改善のために富士見町が東急リゾートサービスと業務提携し、運営主体はそのままに、東急側が運営業務のマネージメントを行っている。しかし、今や夏季にはゲレンデをマウンテンバイクのコースとして活用しているほか、ゴンドラの山頂駅周辺には山野草公園や入笠湿原があり、多くのハイキング客で賑わっている。
 以前にも数回入笠山へ行っているが、その時はすべて、「マナスル山荘」のある入笠山登山口までマイカーで入って、帰路は、千代田湖キャンプ場がある金沢峠を抜けて諏訪へ出ていた。その後、しばらく行っていなかったが一昨年の8月4日に久しぶりにに入笠山へ行ったときには、山頂直下(マナスル山荘)へアクセスする入笠林道は4月末から11月中旬にかけてマイカー規制が実施されていた。事前に承知していたので、ゴンドラを利用して行ったのだが、そのゴンドラの山頂駅に「入笠すずらん山野草公園」があり、多くのチョウが翔んでいた。
 そのことを旅友達のKさんに話したところ、一度行って見たいと言われていた。7月の下旬と考えていたが、なかなか天気が定まらない。午前中は何とか大丈夫だろうと判断して、朝6時に横浜を出発した、9時にはゴンドラ乗り場に着いた。

 入笠山へ登り、大河原湿原へ歩くというKさんと、ゴンドラの頂上駅の散策路案内図の前で、午後1時にゴンドラ駅で合流することにして別れ、私は、「入笠すずらん山野草公園」で蝶撮りに専念することにした。
 一昨年は8月4日に来ている。それより、1週間ほど早い。一昨年は大分擦れた個体しかいなかったギンボシヒョウモンは新鮮な個体が翔んでいたし、一昨年は多く見たメスグロヒョウモンの雌は全く見なかった。タテハチョウに関しては破損したクジャクチョウを1頭だけ目撃したが、一昨年見られたヒオドシチョウ、シータテハ、エルタテハは全く姿を見せなかった。時間の経過の順に、今回撮影してきたチョウを見て行きたい。

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ヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ  2022年7月28日 長野県諏訪郡富士見町 富士見パノラマリゾート

001_220728010m X800 〇入笠山 Z50 18-140.jpg 1.「ゴンドラすずらん」
9時にゴンドラに乗った。何とか天候が悪くなりませんようにと願う。富士見町を見下ろす。しばらく進むと傾斜が急になった。高低差730mの1,780mのゴンドラ山頂駅へ向かう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 47mm ISO 400 ) 露出補正 なし
002_220728015 X800 〇入笠山 Z50 18-140.jpg 2.ゴンドラ山頂駅へ
どうやら雲の上に出たようだ。ゴンドラ山頂駅の上には青空が見える。午後1時くらいまで、天気がもってくれることを祈る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 125 ) 露出補正 なし
003_220728298 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 3.アカタテハ
ゴンドラ山頂駅から「入笠すずらん山野草公園」の入り口まで歩く途中に、夏型のサカハチチョウが翔んでいた。残念ながら撮影できず。Kさんと午後1時に再会することにして、私は「入笠すずらん山野草公園」を歩くことにする。最初に迎えてくれたのはアカタテハだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 400 ) 露出補正 なし
004_220728022 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 4.ミドリヒョウモン  -1
ここはミドリヒョウモンが多い。昨年は、雌も多く見かけたが、この日は雄の発生最盛期のようで、きれいな個体が多かった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 560) 露出補正 なし
005_220728029 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 5.ミドリヒョウモン  -2
このレンズは背景のボケもなかなかきれいだと思う。望遠端140mm でf6.3 開放で撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 360) 露出補正 なし
006_220728307 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 6.クガイソウ(九蓋草)に来たスジグロシロチョウ
クガイソウもチョウの好きな花である。和名は葉が何層にもなっているところに由来する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO 320 ) 露出補正 なし
007_220728310 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 7.ミドリヒョウモン  -3
ミドリヒョウモンも傷のないきれいな個体だが、止まっている葉もきれいな緑だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 250 ) 露出補正 なし
008_220728313 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 8.ミドリヒョウモン  -4
クガイソウで吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 200 ) 露出補正 なし
009_220728318 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 9.ウラジャノメの出会い ウラジャノメが止まっていた。ウラジャノメは少し前に発生した個体のようで擦れてしまっていたが、撮影しようと近寄っていくと翔び立たれてしまった。眼で追っていると、下に落ちるように急に見えなくなってしまった。傍に行って見ると翅を閉じているもう1頭のウラジャノメと、向かい合うようにして止まっている。多分、翔んでいったのが で、葉に静止していたのが なのだろう。 はよく見つけられるものだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 320 ) 露出補正 なし
010_220728328 X800 〇入笠山 RX10M4.jpg 10.クロヒカゲ
クロヒカゲも擦れた個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 400 ) 露出補正 なし
011_220728052 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 11.ミドリヒョウモン  -1
ミドリヒョウモンは も発生している。昨年来たときは著しく黒い暗色型の が多かったが、この個体はふつうだった。沢山咲いているヒヨドリバナにはミドリヒョウモンや、アサギマダラが多く見られる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 800) 露出補正 なし
012_220728057x X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 12.アサギマダラ  -1
10時少し前になった。翔んでいるアサギマダラの数が多くなったように思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 1000) 露出補正 なし
013_220728062 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 13.ミドリヒョウモン  -2
11.の写真の より、少し暗色になっている。生まれたばかりのように傷も擦れもないきれいな個体である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 320) 露出補正 なし
014_220728077tm X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 14.アサギマダラ  -2
後翅の肛角部近くに黒斑の性標があるので、雌雄の同定はしやすい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 250) 露出補正 なし
015_220728083x X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 15.アサギマダラ  -3
すぐそばに咲いていたヒヨドリバナに止まった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 56mm ISO 160) 露出補正 なし
016_220728087x X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 16.アサギマダラ  -4 前の写真と同じ個体である。少し翅を開いてくれた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 56mm ISO 100) 露出補正 なし
017_220728348 X800 〇入笠山 RX10M4.jpg 17.ミドリヒョウモン  -5
ストローを伸ばして、ヒヨドリバナの蜜を吸う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO 250 ) 露出補正 なし
018_220728354 X800 ▲入笠山 RX10M4.jpg 18.ミドリヒョウモン  -6 飛翔
ミドリヒョウモンはヒヨドリバナからヒヨドリバナへと翔び回る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO 250 ) 露出補正 なし
019_220728366 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 19.ミドリヒョウモン  -7
ゴンドラの山頂駅から「入笠すずらん山野草公園の散策路」を左右を見ながら、ジグザクに歩いて、「八ケ岳展望台」まで来た。ここから富士見町越しに八ヶ岳連峰が眺められる。ここからゲレンデは急なダウンヒルになっていく。フジバカマに混じって、シモツケの花が咲いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 114mm ISO 200 ) 露出補正 なし
020_220728372 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 20.ウラギンヒョウモン -1
ノアザミに来たウラギンヒョウモン。特に表はギンボシヒョウモンと区別し難いが、前翅の性標がはっきりしているのでウラギンヒョウモンと同定した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO 125 ) 露出補正 なし


2022年7月 9日

箱根温泉一泊旅行 6月10日-11日

6月の初めに電話があり、娘たち夫婦から箱根に行こうと誘われた。家内の足が少し心配だが、車での移動であり、断る理由は何もない。
 娘の主人が新しく購入したBMWで家まで迎えに来てくれた。パワーがあって、乗り心地もよい。難点は後部座席に乗るときにルーフに頭をぶつけそうになることだったが、腰から先にシートに入れて行けば大丈夫だ。
 コースはすべて二人にお任せだ。止まるところも知らされていない。
 どこをどう走ったかは定かではないが国道1号から西湘バイパスにはいり、国府津辺りで下り、小田急線の栢山駅の近くにある「月読」(つきよみ)という蕎麦屋で昼食にした。
 そこから小田原に出て、箱根は強羅方面に向かい、道に迷いながらも宿に着いた。そこは早川を挟んで強羅の反対側で、宮城野の奥、大文字焼の明神岳のすそ野に位置する。宿のバルコニーからは強羅の街と早雲山へ上るケーブルカー、そしてその向こう側は大涌谷という山肌が見えた。宿は、2020年の11月にオープンしたホテルだった。全8室しかなく、源泉掛け流し半露天風呂付き客室であった。
 久しぶりに家族4人でのんびりと過ごすことが出来た。有難い。
 翌日は、娘たち夫婦が、私が良く写真を撮りに行く湿性花園のすぐそばの「相原精肉店」に寄るといったのは偶然だった。ロースト・ビーフやらソーセージを買い求めて、外に出てきたら店のご主人と鉢合わせし、サラミを追加購入することになってしまった。
 帰路は小田原にできた新しいショッピングセンターに寄り、また少々海産物などをお買い上げ。そして、西湘バイパス、東海道を走って、我が家にもどり、近くの街中華で夕食にして、解散となった。

000_220610021 X700 HAKONE NICA G7X.jpg
宿から強羅の街と箱根火山の最高峰・神山(1437.8m)を望む

001_220610001 X800 小田原郊外 蕎麦屋「月読」 G7X.jpg 1.栢山の蕎麦屋「月読(つきよみ)」
ドライバーの娘の主人がカーナビを見ながら到着したのは、小田急線の栢山駅近くの「月読」という蕎麦屋だった。ここで昼食。店主がこだわる「味のある蕎麦」を求めて、遠方や、開店時間前から訪れる人もいるという。店主は、毎朝その日に使う分だけの蕎麦を碾くそうだ。流石に美味い蕎麦だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
002_220610004 X800 芦ノ湖畔 山のホテル G7X.jpg 2.芦ノ湖畔のカフェ
湯本の方から登ってきて箱根神社の先にある「山のホテル」の芦ノ湖畔に建つ「サロン・ド・テ ロザージュ」というカフェでお茶にした。ダージリンの中でもタルボやマカイバリといった有名茶園で、茶園の風土に合った時期に摘まれたトップクオリティの紅茶など、常時20種類以上と充実の品揃えをしているという。紅茶に特化している。紅茶に無知な私は聞いたことがある名のアッサムを注文した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
003_220610006 X800 芦ノ湖畔 山のホテル G7X.jpg 3.芦ノ湖の遊覧船
湖の上を遊覧船が行く。海賊船タイプではない白い落ち着いた形の船だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
004_220610029 X800 HAKONE NICA G7X.jpg 4.ホテル到着
娘たち夫婦にとっては、静かなホテルでのんびりするのが旅の目的らしい。少し早めの到着。ビールが美味かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
005_220611036 X800 HAKONE NICA G7X.jpg 5.ロビーのテラスからの眺め
午後の4時である。空は雲に覆われ、コントラストが出ないが、豊かな緑が広がる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
006_220610034 X800 HAKONE NICA 強羅の眺め G7X.jpg 6.神山(1437.8m)
強羅の街の向こうに箱根火山の最高峰である神山が見える。強羅から神山の手前の早雲山に登るケーブルカーの軌道が見え、その終点からロープウェイが右の方に登っていく。ここからは見えないが、噴煙が見える神山の山肌に隠れた、その奥が大涌谷になる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 27mm ISO125 ) 露出補正 なし
007_220611052 X800 HAKONE NICA G7X.jpg 7.テラスから
翌日(6月11日)の朝、テラスから見下ろす緑には、多分マルバウツギと思われる白い花が咲き、その花の周囲をチョウが舞っている。矢印の上の花にアサギマダラが止まって吸蜜していた。望遠端37㎜(35mm版100mm相当)で撮っても、確認できないほど遠くに止まっていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO500 ) 露出補正 なし
008_220611052t X800 HAKONE NICA G7X.jpg 8.アサギマダラ
画像があれるのを覚悟で、アサギマダラと解る画像サイズに拡大してみた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO500 ) 露出補正 なし
009_220611093 X800 小田原 ミナカ G7X.jpg 9.ミナカ小田原
仙石の箱根湿性花園の入り口にある「相原精肉店」で、ローストビーフ、ソーセージ、サラミ、そして生ラーメンなどを買って、小田原へ下りた。小田原駅の近くに新しくできた「ミナカ小田原」という商業施設に寄っていく。ミナカ小田原は小田原駅直結、地上14 階+地下1階 の「タワー棟」と江戸情緒薫る「小田原新城下町」からなる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
010_220611091 X800 小田原 ミナカ G7X.jpg 10.ミナカ小田原 城下町市場 3階
40以上の店舗が集結している。「ミナカ小田原」という名称は、小田原の新しい時代の幕開けを願い、市民公募により命名されたそうだ。「みなか」とは、「真ん中(中心)」という意味の古語で、万葉集に日本一の霊峰・富士山を示す意味としても使われているという。城下町市場3階は21の店舗が両側に並び、その通りに置かれたテーブル、椅子には多くの人が陣取って行った。この日は土曜日で、人が多く出ていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2.5​ 1/1000秒 ​15​mm ISO1​25​ ) 露出補正 なし
011_220611089 X800 小田原 ミナカ G7X.jpg 11.ミナカ小田原 二宮金次郎広場
城下町市場3階の小田原城寄りには郷土の偉人、二宮金次郎にちなんだ金次郎広場というところがある、これまで一度も描かれることのなかった 二宮金次郎の激動の生涯が初めて完全劇映画化され、2019年6月1日に封切られた。その「二宮金次郎夫婦像」が見守る金次郎広場では、賑わいを創出するための広場として、多彩なイベントが実施されている。昨日の昼に栢山の蕎麦屋「月読」寄ったが、その近くに尊徳の生誕の地があり、二宮尊徳生家に隣接する記念館があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
012_220611098 X800 小田原 ミナカ G7X.jpg 12.ビルに映る小田原城
金次郎広場では、地上14 階の「タワー棟」の建物の側面に小田原城が映っていたのが見えた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 24mm ISO200 ) 露出補正 なし


2021年6月 2日

初夏の日影沢 5月26日

ここ数年、成果を得らないでいる小仏日影沢へ行って見ようと思い立った。例年と比べると時期的には10日ほど遅い。また、日影沢林道の環境も変わってしまっていて、沢沿いに白い花を咲かせていたミツバウツギは、林道の護岸工事のためか、無くなってしまっている。ミツバウツギの花には、アオバセセリや、ミヤマカラスアゲハ、オナガアゲハが良く吸蜜に来ていたのだが。
 この日は、久しぶりにサカハチチョウを撮りたかった。また、スミナガシやクモガタヒョウモン、ミスジチョウに会いたいと思っていた。だが撮影できたのは、ミスジチョウだけで、サカハチチョウ、スミナガシやクモガタヒョウモンには遭遇しなかった。
 7時半にマイカーで自宅を出て、8時半過ぎに日影沢林道に着いた。小仏峠へ向かう旧甲州街道の浅川国際マス釣り場の先を左に入ると日影沢林道への入り口だ。入り口から日影沢キャンプ場までの間の林道わきのスペースに車を止めようとするが、すでに車がいっぱい入っている。結局、日影沢キャンプ場のすぐ手前に停めることになった。日影沢キャンプ場はコロナ対策で臨時休業になっていた。
 気温が上がる10時少し前まで、キャンプ場に待機し、現れるチョウを撮っていた。
 今年生まれのきれいなテングチョウが飛び始める。アオスジアゲハ、モンキアゲハ、ジャコウアゲハが飛んでいる。10時近くなるとミスジチョウが現れた。
 サカハチチョウを撮ろうと林道を進むが現れてくれない。やはり時期的に少し遅いのであろう。2kmほど林道を入ったが、成果はなかった。再び、キャンプ場へ戻る途中、アサギマダラが現れたくらいだった。
 11時半過ぎ、木下沢林道へ行って見ようと車で移動する。

1.ハルジオン(春紫苑)
ここのところ、ハルジオンとヒメジョオンとの違いが今一つ理解できず、勉強してみた。先ず、いい加減だったのは、正しくはヒメジョオン(姫女苑)というのをヒメシオンと思い込んでしまっていた。キャンプ場に咲くこの花を見て、葉の茎への付き方、舌状花が糸のように細いことなどから、ハルジオンと同定した。ここに咲くのはすべてハルジオンのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO500 ) 露出補正 なし
001_210526003 X800 ハルジオン 日影沢 RX10M4.jpg
2.ミニチュア・ピンシャーと飼い主さん
キャンプ場にご夫人が愛犬を散歩に連れてこられた。私を見たその愛犬がリードを引っ張って突進するように走り寄り、足に飛びついてきた。見たことのない犬種だったので、その名を聞いてみたが、帰宅した時にはすっかり忘れてしまっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 23mm ISO400 ) 露出補正 なし
002_210526010 X800 リクト君 日影沢 RX10M4.jpg
3.ミニチュア・ピンシャー リクト君(オス)
帰宅して、愛犬家のKさんに写真を送って犬種名を尋ねてみた。さすが、ミニチュア・ピンシャーという名が示された。ミニチュア・ピンシャーでネット検索をしてみたところ、大きさ、毛色、耳の形が一致し、また、小型犬だけどパワフル、といった記述もあり、飼い主さんを引っ張り、私に向かって突進してきた姿から見て、確信した。洋服を着せているので特徴的な胸の毛色が見えないが、想像はつく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 20mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_210526008 X800 リクト君 日影沢 RX10M4.jpg
4.テングチョウ♂
気温が上がってくると、まず、テングチョウが目についた。今年生まれの初々しい♂だ。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
004_210526017 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg
5.ヒメキマダラセセリ
飛来したセセリチョウがやや離れたところの葉の上に止まった。私は視力が弱くなっているので、同定できない。撮った画像を見て、ヒメキマダラセセリと想定する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
005_210526018 X800 日影沢 RX10M4.jpg
6.アカボシゴマダラ 春型
キャンプ場の広場にアカボシゴマダラ♂が飛来した。地面に止まり、口吻を伸ばし水分補給、ミネラル補給か? 昨日は雨が降って、朝の地面は湿っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_210526027 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg
7.ジャコウアゲハ♂
黒いアゲハはモンキアゲハ、オナガアゲハ、ジャコウアゲハが飛び回る。ジャコウアゲハ♂が葉の上に止まった。後翅が破損している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
007_210526031 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
8.ハルジオンに来たテングチョウ
茎に巻きつくような葉、下向きの蕾、細い舌状花などハルジオンの特徴があるその花にテングチョウ♂がきた。越冬した個体に比べると、オレンジ色が鮮やかだ。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_210526038 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
9.コミスジ
比較的大きな個体だったのでミスジチョウかと思ったが、コミスジだった。 コミスジの方が時期的に早く発生する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_210526043 X800 コミスジ 日影沢 RX10M4.jpg
10.ミスジチョウ -1
今度はミスジチョウだった。コミスジより大型である。発生初期のようで新鮮な個体である。地面に止まり、口吻を伸ばして吸水する。撮り難い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_210526045 X800 ミスジチョウ 日影沢 RX10M4.jpg
11.ミスジチョウ -2
広角側でローアングルで撮ろうとするが、なかなか敏感で、近づくとサッと飛び立ってしまう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO160 ) 露出補正 なし
011_210526050 X800 〇ミスジチョウ 日影沢 RX10M4.jpg
12.ミスジチョウ -3
追いかけまわしたためか、少し離れた葉の上に逃れて行った。葉と葉の間からフォーカスする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 87mm ISO160 ) 露出補正 なし
012_210526052 X800 〇ミスジチョウ 日影沢 RX10M4.jpg
13.イトトンボの仲間 -1
沢筋にはイトトンボの仲間が多い。検索してみたが同定は難しい。トンボ目のイトトンボ亜科には、イトトンボ科、カワトンボ科など7つの科がある。イトトンボと言った場合、イトトンボ科だけではなくカワトンボ科など、イトトンボ亜科の種を指すようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO250 ) 露出補正 なし
013_210526055 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
14.イトトンボの仲間 ー2
翅の先端に2点の小さな紅色の紋がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO2000 ) 露出補正 なし
014_210526064 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
15.イトトンボの仲間 ー3
翅が褐色である。これはニホンカワトンボの♂か?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
015_210526105 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
16.イチモンジチョウ
サカハチチョウかと思ったが、イチモンジチョウだった。そう思ってしまうほど小さな個体だった。羽化したてのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO160 ) 露出補正 なし
016_210526062 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
17.アサギマダラ♀ -1
山側の茂みからアサギマダラがスーッと飛来して近く草の葉に止まった。水分を補給しているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO500 ) 露出補正 なし
017_210526075 X800 〇日影沢 RX10M4.jpg
18.アサギマダラ♀ -2 開翅
開翅したところを見ると、♂にある後翅の肛角部の黒い性標がない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO400 ) 露出補正 なし
018_210526077 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg
19.アサギマダラ♀ -3
少し近寄って望遠側で撮った。背景がボケている。アサギマダラのような大型のチョウは扱いやすい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO640 ) 露出補正 なし
019_210526089 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg
20.アサギマダラ♀ -4
さらに近づいて、今度は広角側で撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
020_210526091 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg
21.クロヒカゲ♀
崩れた、近づけない荒地に止まっていた。クロヒカゲは良く似たヒカゲチョウより、時期的に早く発生する。すでに破損している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO250 ) 露出補正 なし
021_210526110 X800 ◎クロヒカゲ 日影沢 RX10M4.jpg
22.ミスジチョウ -4
キャンプ場へ戻ってきた。キャンプ場の炊事場の傍でミスジチョウが地面に下りて吸水している。ローアングルで狙ったが背景が良くない。ミスジチョウは発生最盛期を迎えているようで、個体数も多いようだ。羽化直後は吸水行動を盛んに行う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 46mm ISO320 ) 露出補正 なし
022_210526119 X800 ◎ミスジチョウ 日影沢 RX10M4.jpg
23.アサギマダラ -5
キャンプ場の広場にもアサギマダラが舞い降りてきた。アサギマダラまで地面に止まる。この個体も羽化直後なのだろうか吸水している。先ほどの個体とは前翅の斑紋が少し違っているので、別の個体と推察される。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
023_210526127 X800 ◎日影沢 RX10M4.jpg


2021年1月27日

蝶 自選年間ベスト10 (18) 2020年

2020年はコロナ禍の1年であった。緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出も自粛が要請された。一方で、経済活動を促すため、Go To トラベル など振興策も出されたのだが。
 ポイントは「三密」回避である。マイカーで野山へ行き、チョウを追う という行動は問題なかろうと考え、主に日帰りの撮影行を試みた。感染者の数が落ち着いたころ、Go To トラベルを利用して、軽井沢、南房総へも行ってきた。日帰りで行った入笠山では、多くの高原の蝶と戯れ、メスグロヒョウモンの斑紋異常個体の撮影もできた。
 ゴルフ、同窓会、飲み会などは、極端に減ってしまったが、チョウの写真に関しては、遠出こそ出来なかったものの、シャッターを押した回数は減らなかったと思う。
 秋には嬉しいこともあった。 偶然にも近所の公園で、十数日間にわたり、何頭かのクロマダラソテツシジミに巡り会えた。新鮮な個体もいたので、どこか近くで発生していたものと思う。三浦半島での記録はネットで知ったが、横浜市では珍しいと思う。

 いま、再び緊急事態宣言が出されている。東京都は1月7日に2,447人、神奈川は1月9日に995人の新規感染者が出て、それぞれ過去最多となった。重症になられる患者さん、亡くなられた方も増えている。しかし、ここへきて漸くピークを越え、新規感染者数が少なくなっている。

1. ウスバシロチョウ♂♀ 2020年4月22日 埼玉県 武蔵嵐山
年々、ウスバシロチョウの発生時期が早くなっているように思う。♀は羽化したばかりのようだった。その♀に♂が素早くアタック、カップルが成立したヨプだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
001_200422033 X800 ◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg
2.オオムラサキ♀ 2020年7月2日 埼玉県 武蔵嵐山
「オオムラサキの森」活動センター に植えられているエノキに付いていた蛹が、保護ネットを外され、羽化していた。瑞々しい色をしている。間もなくどこかへ飛んでいくのだろう。この日は、域内の樹液に飛来していた♂も撮影できた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO1000 ) 露出補正 +0.3段
002_200702147 X800 ◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg
3.ホソオチョウ♂ 2020年7月2日 埼玉県 武蔵嵐山
第2化の♂。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO100 ) 露出補正 +0.7段
003_200702209 X800 ◎武蔵嵐山 RX10M4.jpg
4.キアゲハ♂ 2020年7月22日 箱根湿性花園
コオニユリに綺麗なキアゲハが来ていた。花といい、チョウといい、周りの緑に映えていた。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
004_200722010 X800 箱根湿性花園 RX10M4.jpg
5.メスグロヒョウモン♀ 2020年8月4日 入笠山
左側の後翅下部が白く色が抜けたように見えた。確認したが、擦れにより鱗粉が落ちたのではない。斑紋異常のようだ。白化型とでもいうタイプなのだろうか。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO160 ) 露出補正 なし
005_200804253 X800 〇入笠公園 白化 RX10M4.jpg
6.クジャクチョウ♂ 2020年8月4日 入笠山
高原の蝶の代表である。夏のスキー・ゲレンデに咲くヒヨドリソウに多くの蝶が集まる。この日は10頭以上のクジャクチョウを観察した。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO320 ) 露出補正 なし
006_200804519 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg
7.アサギマダラ♂ 2020年9月17日 信濃追分 花咲山
アサギマダラを呼ぶために、テニスコート2面を潰して、フジバカマを一面に植えた個人のフィールドである。まだ数は多くなかったが、アサギマダラのシーズンが始まっていた。この個体はマーキングされている。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
007_200917314 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 marking RX10M4.jpg
8.ヤマトシジミ♀ 2020年10月25日 横浜市 保土ヶ谷区
帷子川という川が流れる生活路の道端に、カタバミが生え、カントウヨメナといった季節の花が咲くところがある。ヤマトシジミが多い。♀の低温期型のバリエーションを楽しむ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO125 ) 露出補正 なし
008_201025031 X800 〇帷子川 D5300 TAMRON 90.jpg
9.クロマダラソテツシジミ♀ 2020年11月16日 横浜市 保土ヶ谷区
9月30日に近くの公園でヤマトシジミかと思って撮ったチョウが、後でモニターで見てクロマダラソテツシジミだったので、驚いた。ネットで調べてみると今秋は三浦半島で発生しているというので行って見たところ、ソテツのあるところで発見出来た。11月に入って、最初に撮ったところとは違うところだが、再び近所でクロマダラソテツシジミを見つけた。 低温期型だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_201116029 X800 〇峰岡公園 クマソ♀ D5300 TAMRON90.jpg
10. クロマダラソテツシジミ♀ 2020年11月16日 横浜市保土ヶ谷区
細い尾状突起も落ちていない、羽化したてのようなきれいな個体だった。近くにソテツは見つからなかった。どこで羽化したのだろうか。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_201116050 X800 ◎峰岡公園 クマソ♀ D5300 TAMRON90.jpg
補1.テングチョウ 2020年3月11日 横浜市 舞岡公園
早春の舞岡公園。ユキヤナギの花で越冬したテングチョウが来ていた。花期の早いユキヤナギで吸蜜するチョウは初めて観察した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
補001_200311136 X800 〇舞岡公園.jpg
補2.アゲハ♂ 2020年9月10日 南房総 館山
  宿の駐車場に植えられたランタナの花に、何頭かのアゲハやクロアゲハが集まっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO100 ) 露出補正 なし
補002_200910364 X800 ◎南房総 休暇村館山 RX10m4.jpg
補3.スジボソヤマキチョウ♀ 2020年8月4日 入笠山
標高1,700mほどのスキー・ゲレンデに咲く小さな花を次から次へと飛び回っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 218mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
補003_200804707 X800 〇入笠公園 アカバナ RX10M4.jpg
補4.クロマダラソテツシジミ♀ 2020年10月13日 三浦半島 荒崎海岸
今年は三浦半島でクロマダラソテツシジミが発生しているという情報があったので行って見た。午後も遅くなって、ダメかと諦めかけたとき、ソテツの新芽に飛来した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 132mm ISO800 ) 露出補正 -1.0段
補004_201013283 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg
補5.クロマダラソテツシジミ♂ 2020年12月1日 横浜市 保土ヶ谷区
12月に入ったが、日差しがとても暖かい日、もういないだろうと思いつつクロマダラソテツシジミを探してみると、きれいな♂が落ち葉の上で日向ぼっこをしていた。これが最後だったが、今年の秋は随分楽しませてくれた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5 1/1600秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
補005_201201010 X800 ◎峰岡公園 D5300 TAMRON 90.jpg


2021年1月23日

蝶 自選年間ベスト10 (17) 2019年

2019年のまとめをしていなかった。遅くなってしまったが振り返ってみる。
 5月のGWに2回目の台湾旅行をした。今回も娘たち夫婦と一緒に、グルメと観光の旅である。半日だけ台北市動物園を付き合ってもらった。ここは蝶園もあるが、動物園の中に「虫虫探索谷」という探索路があり、そこに舞うチョウたちを自然な状態で楽しむことが出来る。敷地面積は上野動物園の10倍以上と広い。だが、あまりめぼしいチョウを見ることは出来なかった。
 5月中旬には、友人のご夫婦と岩手、秋田、山形をドライブ旅行した。山形の出羽三山で有名な羽黒山で、予期せずにギフチョウに出会えた。
 7月22日~25日、久しぶりに北海道へ行った。旭川便が取れなかったので帯広に宿をとり、レンタカーで大雪高原温泉や、銀泉台、十勝地方を巡った。残念ながら天候がいまひとつすぐれず、チョウは少なく、北海道の普通種に甘んじた。
 8月はキベリタテハを撮りたいと湯の丸高原へ出かけたが、成果なし。ベニヒカゲは多かった。
 9月7日、軽井沢でゴルフを楽しんだ翌日、信濃追分近くの「蝶の楽園」(個人の方がアサギマダラを呼び込もうとテニスコート2面を潰してフジバカマを植えた)へ寄ってみた。良い写真は撮れなかったが、シータテハ、クジャクチョウ、ミヤマカラスアゲハなどが、花に集まっていて、ひと時を楽しんだ。

1.クロアゲハ♂ 春型 2019年5月2日 八王子市長池公園
まだ十分に咲いていないミツバウツギの花にクロアゲハが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO1250 ) 露出補正 なし
001_190502 X800 長池公園 RX10M4 JPEG DSC06337a.jpg
2.イシガケチョウ 2019年5月5日 台湾 台北市立動物園 虫虫探索谷
人が多い、いわゆる動物園のエリアから離れて、虫虫探索谷という散策路を歩く。最初に見たのはオナシアゲハ♀だった。ツマムラサキマダラ、クロテンシロチョウ、クロタテハモドキ、タイワンルリシジミなどが次々と現れる。どこからともなく飛んできたイシガケチョウが、大きな葉の上に止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 201mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
002_190505173 X800 台北市動物園 虫虫探索谷 DSC06686 JPEG.jpg
3、タイワンキマダラ♂♀ 2019年5月5日 台湾 台北市立動物園 虫虫探索谷
梢に止まるタイワンキマダラを見つけた。すると、もう1頭飛んできてカップルが出来た。手前が♀。このチョウは最近では八重山諸島にも生息しているが、台湾からの迷蝶由来である。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
003_190505232 X800 台北市動物園 虫虫探索谷 DSC06779 JPEG.jpg
4.トラフシジミ♂ 2019年6月6日 横浜市 舞岡公園
平地産ゼフィルスを撮りに舞岡公園へ行った。飛び出してきたこのチョウは羽化したばかりと思われるら夏型のトラフシジミだった。裏面の色が濃い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 168mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
004_190606079 X800 舞岡公園 RX10M4 JPEG DSC08015aa.jpg
5.クロアゲハ♀の吸水 2019年6月18日 横浜市 舞岡公園
もう第2化が出ているのだろうか。きれいな個体だった。なかなか近寄らせてくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_190618017 X800 ◎舞岡公園 RX10M4 JPEG.jpg
6.ホソバヒョウモン 2019年7月23日 北海道 大雪高原温泉林道
あいにく日が差さず気温が低い。キオンの花に2頭のホソバヒョウモンが来ていた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 208mm ISO400 ) 露出補正 なし
006_190723306 X800 〇大雪高原温泉林道 RX10M4.jpg
7.ミドリヒョウモン♂♀ 2019年7月24日 北海道 上川 大雪森のガーデン
北海道ガーデン街道のいちばん北へ行った。ヒヨドリバナのような花にいたミドリヒョウモンのカップルは♂♀ともストローを伸ばして吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
007_190724415t X800 〇大雪森のガーデン RX10M4.jpg
8.コヒオドシ 2019年7月25日 北海道 十勝千年の森
帯広から日高山脈に向かって、車で45分ほどのところにある十勝千年の森へ行った。チョウの数は多い。せめてコヒオドシでもいないかと思っていたところ、ヨツバヒヨドリに来てくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
008_190725615 X800 〇十勝千年の森 RX10M4.jpg
9.ベニヒカゲ♀ 2019年8月27日 湯の丸高原 池の平
池の平はベニヒカゲの多産地。8月下旬、マツムシソウで吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/640秒 203mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
009_190827103 X800 〇池の平 RX10M4.jpg
10.アサギマダラ♂ 2019年8月27日 湯の丸高峰林道
   池の平から湯の丸地蔵峠への林道を走っていると、ヒヨドリバナの咲くところで数頭のアサギマダラが、舞っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
010_190827435 X800 〇湯の丸林道 RX10M4.jpg
補1.ギフチョウ 2019年5月22日 山形県 羽黒山
ドライブ旅行で行った山形県の羽黒山で思いがけずにギフチョウに逢った。アゲハかと思って追いかけたが、飛び方が違っていた。破損した個体で、良い写真ではないが、記憶に残る1枚となった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
補001_190522100 X800 〇羽黒山 DSC07136.jpg
補2.アカボシゴマダラ(外来種)春型♀ 2019年5月26日 横浜市 舞岡公園
舞岡公園にアカボシゴマダラが住み着いてからもう15年くらいになるのではないだろうか。初めて、春に、真っ白いこのチョウの♀が飛ぶ姿を見たときは、「これは何だ!」と驚いたものだった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
補002_190526121 X800 舞岡公園 RX10M4 DSC07578.jpg
補3.ミドリヒョウモン♂ 2019年7月25日 北海道 帯広近郊
札幌に本社がある「マルセイバターサンド」というお菓子で有名な六花亭が企画運営する庭園、六花の森に寄った。ここは帯広空港に近い。花が多く、チョウの数も多かった。カラスシジミもいた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
補003_190725133t X800 六花の森 G7X.jpg
補4.サトキマダラヒカゲ 2019年9月3日 横浜市 舞岡公園
舞岡公園のサトキマダラヒカゲは数を減らしているように思う。

Nikon D750 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f4.5 1/500秒 40mm ISO1100) 露出補正 -0.3段
補004_190903056m X800 〇舞岡公園 LV D750 SIGMA18-300.jpg


2020年10月 1日

信濃追分 軽井沢花咲山蝶の楽園 9月17日

昨年9月7日、その前日に軽井沢でゴルフを楽しんだ翌日、インターネットで知った「軽井沢蝶の楽園」というところへ行った。軽井沢と言っても信濃追分である。M.T.さんとおっしゃる個人の方が、少し小諸の方へ行ったところにある御代田の神社で見たアサギマダラの姿に感動し、この地にアサギマダラを呼びたいと思い、6年ほど前に、テニスコートがあったご自分の土地にフジバカマを植えられ、秋に南へ移動するアサギマダラの誘致を試みられた。それが今ではシーズン中3,000頭に及ぶアサギマダラが飛来するという。ここは「軽井沢アサギマダラの会」が管理されている。
 昨年は、時季的に少し早く、フジバカマも咲き始めたばかりで、アサギマダラは1頭も現れなかった。しかし、クジャクチョウ、シータテハ、ミヤマカラスアゲハなど、高原のチョウに会えたのは嬉しかった。
 今回は、昨年より10日遅い9月17日に現地を訪れた。フジバカマは咲いていて、数は多くなかったが、アサギマダラも舞っていた。お目に掛かってお話をしたM.T.さんは、昨日で30頭くらいかなということだったが、11時近くになると、群舞まではいかないまでも、個体数はさらに多くなったように思う。
 マーキングされた個体を見つけたので、その写真をM.T.さんに見せたところ、それはM.T.さんご自身がマークされたものだった。ご存知の通り、アサギマダラの成虫は長年のマーキング調査で、秋に日本本土から南西諸島・台湾へ渡る個体が多く発見され、また、少数だが初夏から夏にその逆のコースで北上している個体が発見されている。移動の研究は、捕獲した成虫の翅の半透明部分に捕獲場所・年月日・連絡先などをマジックインキで記入(マーキング)、放蝶するという方法で個体識別が行われている。M.T.さんが、マーキングをして放蝶したアサギマダラが、鹿児島県の喜界島で再捕獲されているという。
 一方、昨年はブッドレアなどで吸蜜していたクジャクチョウやシータテハ、そしてクサギの花に来ていたミヤマカラスアゲハを撮影できたが、今回は見られなかった。
 今までゴルフでは毎年のように軽井沢へ来ていたが、特に観光はしていない。今回はかみさん同行で観光旅行でもある。昼前に「軽井沢蝶の楽園」をお暇し、追分宿に移動した。

001_200917229 X800 軽井沢花咲山 蝶の楽園 D5300 TAMRON90.jpg 1.キタテハ秋型 -1
先週、千葉県の館山で見たキタテハはまだ夏型だったが、シータテハかなと思ってカメラを向けたこのキタテハはきれいな秋型だった。ひときわ色鮮やかに感じた。

Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
002_200917233 X800 軽井沢花咲山 蝶の楽園 D5300 TAMRON90.jpg 2.アサギマダラ -1
アサギマダラの個体数はまあまあ多かった。フジバカマの花はまだ蕾をたくさん付けている。

Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
003_200917234 X800 軽井沢花咲山 蝶の楽園 D5300 TAMRON90.jpg 3.キタテハ秋型 -2  裏面
夏型に比べてすっかり、裏面が茶褐色になっている。シータテハの秋型の裏面はもっと色濃い。

Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
004_200917245 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 D5300 TAMRON90.jpg 4.アサギマダラ -2
きれいな♂だった。胸部の白黒模様がひときわ目立つ。

Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
005_200917282 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 RX10M4.jpg 5.アサギマダラ -3
フジバカマ'畑'のはずれに出て、カメラを換え、RX10M4の広角側で撮影した。少し画像ソフトで補正したが、空が入るとチョウの露出がアンダーになる。+補正をしなくてはいけない。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_200917289 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 RX10M4.jpg 6.アサギマダラ -4
フジバカマにぶら下がるようにして吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 70mm ISO500 ) 露出補正 なし
007_200917301 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 RX10M4.jpg 7.アサギマダラ -5
アサギマダラはほとんどの個体が♂だった。後翅の肛角部のあたりに♀にはない黒斑があるので雌雄の識別ができる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3,2 1/500秒 13mm ISO200 ) 露出補正 なし
008_200917314 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 RX10M4.jpg 8.アサギマダラ -6 マーキングされた個体
前書きに記したようなマーキングされた個体を見つけた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
009_200917338 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 RX10M4.jpg 9.アサギマダラ -7 マーキングされた個体
マーキングされた個体の左前翅には、'カル7 9.15 ID''? というように書かれている。この写真をM.T.さんに見せたところ、これはご本人のマーキングだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
010_200917252 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 D5300 TAMRON90.jpg 10.ツマグロヒョウモン♀
すっかり分布を拡大したツマグロヒョウモンは、信州でも多く見られるようになった。

Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
011_200917253 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 D5300 TAMRON90.jpg 11.ツマグロヒョウモン♀ 裏面
このチョウの裏面の前翅付け根の茜色がとても鮮やかで美しい。

Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
012_200917351 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 RX10M4.jpg 12.アサギマダラ -8
11時ごろになると個体数が多くなってきたように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
013_200917260 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 D5300 TAMRON90.jpg 13.アサギマダラ -8
あとさきになってしまったが、この日と、その翌日は天気予報では、曇り時々雨だった。関越を走っているうちに晴れ間が見られるようになった。軽井沢へ来ても何とか降られないで過ごせて幸いだった。TAMRON 90mm macro は色が良いと思う。

Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
014_200917385 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 RX10M4.jpg 14.アサギマダラ -9
アサギマダラたちにとっては、有り余るほどのフジバカマが咲いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO500 ) 露出補正 なし
015_200917403 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 RX10M4.jpg 15.アサギマダラ -10
アサギマダラはほとんどが♂のようである。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO640 ) 露出補正 なし
016_200917264 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 D5300 TAMRON90.jpg 16.アサギマダラ -11
マクロレンズで寄って撮った。

Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
017_200917423 X800 〇軽井沢花咲山 蝶の楽園 RX10M4.jpg 17.はばたくアサギマダラ -1
飛んでいるところの写真を撮りたいと思い、狙ってみたがピント合わせが難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO400 ) 露出補正 なし
018_200917424 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 RX10M4.jpg 18.はばたくアサギマダラ -2
前の写真と同じ個体である。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO400 ) 露出補正 なし
019_200917427 X800 △軽井沢花咲山 蝶の楽園 RX10M4.jpg 19.はばたくアサギマダラ -3
数頭のアサギマダラがフジバカマの上を飛び交う姿を撮りたかったが、チャンスはなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO400 ) 露出補正 なし
020_200917269 X800 軽井沢花咲山 蝶の楽園 D5300 TAMRON90.jpg 20.キタテハ秋型 -3
キタテハというチョウを改めて見直すほどの鮮やかさだった。舞岡公園で見る秋型より美しく見える。

Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし


2020年8月30日

入笠山 ゲレンデは花盛り(5・終) 8月4日

午後1時半、2巡目の八ヶ岳展望台に来た。これから、ゆっくりゴンドラ山頂駅へ戻り、ゴンドラで下りようと思う。
 この日は、入笠山で初めてゴンドラに乗って上がったが、思いもかけずに, 標高1,780m~1,740Mのスキーゲレンデに沿って設けられている「入笠すずらん山野草公園」を知った。人の手で植えられたものなのかどうかはわからないが、ヒヨドリバナやクガイソウといったチョウたちの好きな花が沢山咲いていた。そして、高原のチョウたちの天国だった。
 それほど広くない「入笠すずらん山野草公園」で20種弱のチョウが舞うのが見られたが、種類の多さ、そして、それらの個体数の多さには驚いた。予定では、大阿原湿原や、入笠牧場、入笠山斜面の花畑、入笠湿原などを歩こうと思っていたが、その意欲は消されてしまった。
 次回は季節を変えて訪れてみたい。その時には、大阿原湿原など、この日歩かなかったところも巡ってみたいと思う。

086_200804649 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 86.八ヶ岳展望台 -2
コナシゲレンデの端からパラグライダーが飛ぶ。左側が正面から八ヶ岳が展望ができ、その右側(南側)は、雲がかかって見えなかったが、富士山、鳳凰三山 、甲斐駒ヶ岳の方向になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
087_200804655t X800 入笠公園 RX10M4.jpg 87.エゾカワラナデシコに来たキアゲハ
ナデシコは「愛しい子」を表す「撫し子」がその名の由来だそうだ。「撫でるほど可愛い子」から名づけられたと云う説もあるそうだ。この花は、ミヤマカラスアゲハなどのチョウにも好まれる。このキアゲハは残念ながら後翅が破損していたので、トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO200 ) 露出補正 なし
088_200804659 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 88.ミドリヒョウモンと八ヶ岳
ヒヨドリバナに来ていたミドリヒョウモンをシモツケの群落の背後に八ヶ岳を入れて撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
089_200804032 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 89.ヤマトスジグロシロチョウ
私が昆虫少年だったころはヤマトスジグロシロチョウという名はなかった。スジグロシロチョウと、エゾスジグロシロチョウだったが、エゾスジグロの方が近年の研究で、北海道にいる亜種と本州にいる亜種が別種とされて、北海道にいる亜種がエゾスジグロシロチョウという和名を継承し、本土亜種がヤマトスジグロシロチョウと呼ばれるようになったのだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO720 ) 露出補正 なし  
090_200804035 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 90.2頭のミドリヒョウモン♂
2頭両方の顔にピントを合わせるのは難しい。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
091_200804042 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 91.ソバナに来たアサギマダラ♂
ツリガネニンジンソウによく似た花だが、花が輪生していないのでソバナだと思う。アサギマダラとの取り合わせが良い。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
092_200804663 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 92.クジャクチョウ -9
クジャクチョウは発生適期なのだろうか個体数も多く、ほとんどがきれいな個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
093_200804678 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 93.メスグロヒョウモン♂ -2
メスグロヒョウモン♂とミドリヒョウモンの♂は、翅表はよく似ている。メスグロの裏面は、オオウラギンスジヒョウモンに似ていて、ミドリとは明らかに相違するのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
094_200804048 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 94.ヒメキマダラヒカゲとジャノメチョウ
異種同卓。左がヒメキマダラヒカゲ、右がジャノメチョウ。共に♂のようだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO900 ) 露出補正 なし
095_200804051 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 95.アサギマダラ♀とミドリヒョウモン♂
クガイソウの花にアサギマダラとミドリヒョウモンが同席。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO900 ) 露出補正 なし
096_200804062 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 96.ヒメキマダラヒカゲ♂
ヒメキマダラヒカゲは「入笠すずらん山野草公園」の下のほうから、中ほどのあずまやの辺りに多く見られた。  

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO1000 ) 露出補正 なし
097_200804683 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 97.ウラギンヒョウモン♂ -3
クガイソウにウラギンヒョウモンがいた。ウラギンヒョウモンの♂は擦れている個体が多いように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO160 ) 露出補正 なし
098_200804687 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 98.ギンボシヒョウモン♂ -1
ギンボシヒョウモンと同定したが、ウラギンヒョウモンと区別がつけ難い。「入笠すずらん山野草公園」の上の方はウラギンヒョウモン、ギンボシヒョウモンが多くなる。コナシゲレンデの方にも飛んでいる。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO250 ) 露出補正 なし
099_200804074 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 99.ギンボシヒョウモン♂ -2
ノアザミにギンボシヒョウモンが来ていた。これはきれいな個体だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
100_200804077 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 100.ギンボシヒョウモン♂ -3
前の写真と同じ個体である。裏面後翅の斑紋が見える。これでギンボシヒョウモンと同定できる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
101_200804697 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 101.スジボソヤマキチョウ♀ -1
歩いている「 入笠すずらん山野草公園 」から、ふとコナシゲレンデを見ると、スジボソヤマキチョウが飛んでいる。柵があってすぐにゲレンデには入れないが、カフェがある上の方まで行ってから、コナシゲレンデを下りてきた。小さなピンクの花で吸蜜していた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 217mm ISO100 ) 露出補正 なし
102_200804703 X800 〇a入笠公園 RX10M4.jpg 102.スジボソヤマキチョウ♀ -2 開翅
ゲレンデに咲く小さなピンクの花から花へとはばたいていたが、タイミングよく表が旨く撮れた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 218mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
103_200804707 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 103.スジボソヤマキチョウ♀ -3 開翅
スジボソヤマキチョウは、花などに止まるときは必ず翅は閉じる。翅表を撮るにはこういうチャンスを待つ以外にない。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 218mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
104_200804095 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 104.スジボソヤマキチョウ♀ -4
スジボソヤマキチョウは、高原の花畑を楽しんでいるようだった。このチョウは成虫で越冬し、翌春には色は退職し、傷んで透けそうな翅で姿を現す。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
105_200804715 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 105.ゴンドラのキャビン
午後2時を過ぎた。このゴンドラで駐車場へ戻る。8人乗りだが、往復とも他のお客さんは乗ってこなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1000秒 16mm ISO1600 ) 露出補正 -1.0段
106_200804719 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 106.「すずらんゴンドラ」
全長2,489m、高低差730mのゴンドラで、標高1,050mの山麓駅までいっきに下る。キャビンの中からマウンテンバイクのコースが見え隠れする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
107_200804723m X800 入笠公園 RX10M4.jpg 107.パラグライダー
ゴンドラのキャビンの中から滑空するパラグライダーが見えた。wikipediaによると、スポーツとしてのパラグライダーは、1978年頃、フランスのスカイダイバーが山の斜面からスクエアーパラシュート(四角いパラシュート)で下りたのが始まりとされる。  日本で普及し始めたのは1986年から。当初は滑空性能が低くスキー場のゲレンデを斜面と並行に滑空を楽しむ程度のもので飛行時間にして約3〜5分程度であったそうだ。入笠山には「JMB富士見パノラマ パラグライダー・スクール」がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 151mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段

過去5回ほど入笠山に行っているが、今回、初めてゴンドラを利用したことで、今までその存在さえ知らなかった「入笠すずらん山野草公園」で、思いもかけず多くのチョウたちに会うことが出来、楽しい時間を過ごした。全部で2,000ショットほどのシャッターを切ったなかから選んだが、同じような写真が多く、ご退屈なことだったと思うがお許し願いたい。


2020年8月26日

入笠山 ゲレンデは花盛り(4) 8月4日

ゴンドラ山頂駅にあるカフェの前を左(西)へ、入笠湿原や入笠山の斜面にある入笠花畑の方へ行く道がある。その入り口にマツムシソウが咲いていて、エルタテハが来ていた。次回ここへ来たときには、この道を行って見ようと思う。
 再び、ゲレンデの上から、八ヶ岳展望まで歩く。同じような写真も多くなるが、欲張ってもう少し載せておきたい。

  063_200804446 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 63.エルタテハ -1
カフェの前で「入笠山案内図」の看板を見て、目を入笠湿原方面の道に向けると、そこに咲くマツムシソウに、何かチョウが来ていた。エルタテハだ。さっきも「入笠すずらん山野草公園」の途中で見かけたが、撮りそこなっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO320 ) 露出補正 なし
064_200804461 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 64.エルタテハ -2
本州では主に標高1,000m以上の落葉広葉樹林で見られ、散策路などに出てきて、静止することも多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 201mm ISO250 ) 露出補正 なし
065_200804490 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 65.クジャクチョウ -3
3頭目のクジャクチョウは、ちょっと翅に傷があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
066_200804504 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 66.2頭のアサギマダラ
アサギマダラが2頭、ヒヨドリバナで吸蜜している。右側が♂で、左が♀だ。異性よりも食欲のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
067_200804512 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 67.クジャクチョウ -4
今度はきれいな個体だった。撮る方もだんだん余裕が出てきて、どういうように撮ろうかと考える。生息環境を入れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 45mm ISO200 ) 露出補正 なし
068_200804513 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 68.クジャクチョウ -5
前の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
069_200804519 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 69.クジャクチョウ -6
左側に写っている丸い蕾(あるいは実)は何だろうか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO320 ) 露出補正 なし
070_200804530 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 70.クジャクチョウとミドリヒョウモン
花はすぐ隣にも咲いているのに、なぜ同じ花で吸蜜するのだろうか? SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO250 ) 露出補正 なし
071_200804534 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 71.ミドリヒョウモン♂ 脱色型 -1
先のメスグロヒョウモン♀の斑紋異常で左後翅に白く色が抜けたようになっている個体を見つけ、撮影した。白化型としたが、このミドリヒョウモンにも同じような色の抜けがある。白化型というより、脱色型といった方が適しているかもしれない。このミドリヒョウモン♂の場合は、左右の前後翅すべてに、左右対称に脱色部分が見られた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO400 ) 露出補正 なし
072_200804545 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 72.クジャクチョウ -7
午後になって、クジャクチョウの数が多くなったように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO400 ) 露出補正 なし
073_200804553 X800  〇入笠公園 RX10M4.jpg 73.ミドリヒョウモン♂ 脱色型 -2
撮っておきたい対象が多くて忙しい。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
074_200804557 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 74.クジャクチョウ -8
クジャクチョウの眼は真っ黒だ。コントラストがなく、ピントを合わせずらい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
075_200804567 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 75.ヒメキマダラヒカゲ -2
同じ様な写真が多くなってしまった。この個体は♀のように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 114mm ISO400 ) 露出補正 なし
076_200804571 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 76.スジボソヤマキチョウ -3
吸蜜しているときは開翅しない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO320 ) 露出補正 なし
077_200804577 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 77.ミドリヒョウモン♀ -11
これも比較的強い暗色型だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO250 ) 露出補正 なし
078_200804586 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 78.メスグロヒョウモン♂ -1
また、ミドリヒョウモンかと思って見たら、ちょっと感じが違う。これはメスグロヒョウモンの♂だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
079_200804608 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 79.ミドリヒョウモン♀ -12
また、同じような写真になってしまった。しかし♀は羽化したばかりの個体が多く、みんなきれいだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO250 ) 露出補正 なし
080_200804612 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 80.ミドリヒョウモン♀ -13
午後になって、♀の数が多くなったように思う。近寄って撮った。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO250 ) 露出補正 なし
081_200804615 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 81.八ヶ岳連峰遠望
「入笠すずらん山野草公園」の一番上から、また、八ヶ岳展望台まで下りてきた。赤く咲く花はシモツケ(下野)だ。 枝先の複散房形 花序 に多数の花を付ける。チョウはほとんど来なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
082_200804621 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 82.ミドリヒョウモン♂ -7
シモツケの花もたくさん咲いているのだが、やっぱりヒヨドリバナが良いと見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
083_200804627 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 83.ミドリヒョウモン♀ -14
「入笠すずらん山野草公園」 はここで行き止まりだ。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
084_200804632 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 84.ミドリヒョウモン交尾 -1
ちょっとわかり難いが翅を閉じた♀が下にいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
085_200804642 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 85.ミドリヒョウモン交尾 -2
交尾中ではあるが、ストローを伸ばして吸蜜しているようだった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし


2020年8月22日

入笠山 ゲレンデは花盛り(3) 8月4日

「入笠すずらん山野草公園」の中ほどに、あずまやがあった。来る途中、談合坂SAで買っておいたサンドウィッチをアイスバッグに入れ、リュックに入れて持ち歩いていたが、そのあずまやで、リュックを下ろし、ランチ・タイムにした。食べていても、辺りを翔ぶチョウたちが気になる。
 今日はここ「入笠すずらん山野草公園」で写真を撮って、終わりにしようと腹を決めた。最後に来た時から10年もたつので、入笠山の斜面にある花畑や、大阿原湿原も、随分変わっているかもしれないが、それは次に来るときの楽しみにしておこうと自分に言い聞かせた。
 早々にランチタイムを切り上げて、今度はゴンドラ山頂駅の方へ歩いた。

045_200804326 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 45.ミドリヒョウモン♀ -4
クガイソウにミドリヒョウモンの♀がいた。♀は♂に比べて暗色になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO320 ) 露出補正 なし
046_200804336 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 46.ミドリヒョウモン♀ -5 暗色型
ひときわ黒いミドリヒョウモンの♀がいた。ヒヨドリバナに飛来した時は、何か違う種かと見紛う。今まで見てきたミドリヒョウモンの♀では最も黒い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
047_200804347 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 47.ミドリヒョウモン♀ -6 暗色型
同じ個体だが、きっちり撮っておきたかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
048_200804350 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 48.ミドリヒョウモン♀ -7
ヨツバヒヨドリに飛来した一般的なミドリヒョウモンの♀は、暗色型と比べると同じ種かと思うほど差がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
049_200804353 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 49.ミドリヒョウモンの♂と♀
クガイソウで知らぬ振りで食事をする♂♀ミドリヒョウモン。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO400 ) 露出補正 なし
050_200804362 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 50.ミドリヒョウモン♂3頭と♀1頭
クガイソウに集まるミドリヒョウモンたち。ミドリヒョウモンの個体数は極めて多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO500 ) 露出補正 なし
051_200804370 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 51.コオニユリに3種のチョウ
コオニユリでキアゲハ、ギンボシヒョウモン、ミドリヒョウモンが吸蜜中。ギンボシヒョウモンとウラギンヒョウモンを翅表で同定するのは難しいが、ギンボシヒョウモン♂の方は前翅下方の翅脈上にある性標がウラギンヒョウモンに比べて細く不鮮明である。ギンボシと同定したが、ウラギンかもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO250 ) 露出補正 なし
052_200804384t X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 52.キアゲハ♂ -2
このキアゲハは尾状突起を失っていた。トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO320 ) 露出補正 なし
053_200804389 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 53.ジャノメチョウ -1
あずまやの傍で撮った。きれいな個体である。ゴルフ場などでよく見られるチョウだ。♀と思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO640 ) 露出補正 なし
054_200804398 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 54.ミドリヒョウモン♀ -8
これも暗色型ではあるが、写真46.47.と比較すると、通常の暗色型だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO500 ) 露出補正 なし
035_200804287 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 55.ミドリヒョウモン♀ -9
これはもはや暗色型ではない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO250 ) 露出補正 なし
056_200804411 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 56.ミドリヒョウモン♂ -6
大好物のヒヨドリソウが多数咲き、ミドリヒョウモンにとっては天国のようなところなのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
057_200804414 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 57.ミドリヒョウモン♀ -10
ミドリヒョウモンの写真ばかりになってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
058_200804421 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 58.コチャバネセセリ -2
ヨツバヒヨドリにコチャバネセセリが来ていた。ここにはコキマダラセセリやヒメキマダラセセリの姿は見られない。ヨツバヒヨドリはヒヨドリバナの変種で葉が4枚茎に輪生する。一方ヒヨドリバナの葉は向かい合って2枚対生している。花は全く同じようなので、遠くからは見分けられない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO160 ) 露出補正 なし
059_200804428 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 59.ジャノメチョウ -2
これは表翅がより黒いので♂のように思える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
060_200804435m X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 60.花園の中のアサギマダラ
これくらいの画角で撮ると、必ず何頭かのチョウが映りこむほど、チョウ密度が高い。キオンの花も咲いているが、チョウたちが好きなのはヒヨドリバナやヨツバヒヨドリだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO640 ) 露出補正 なし
061_200804438 X800 入笠公園 エゾリンドウ RX10M4.jpg 61.エゾリンドウ(蝦夷竜胆)
まだ蕾も多いが、エゾリンドウが咲き始めていた。日本原産で、北海道から本州、近畿以北にかけて分布し、山地の湿地帯に生えるという。北方に多いのでエゾ(蝦夷)の名がついたそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 51mm ISO320 ) 露出補正 なし
062_200804441 X800 入笠公園 キツリフネ ノコギリグサ RX10M4.jpg 62.ゲレンデに咲く花
あずまやからゴンドラ山頂駅の方に歩いてきて、駅の洗面所を使って、再びコナシゲレンデを下っていく。八ヶ岳方面を見渡すとゲレンデには黄色いキツリフネ(黄釣舟)や白く小さいセイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)の花が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし


2020年8月18日

入笠山 ゲレンデは花盛り(2) 8月4日

「入笠すずらん山野草公園」の散策路を、花を観賞するグループと行き交いながら、コナシゲレンデの先端に設けられた八ヶ岳展望台まで下りて行く。
 八ヶ岳を背景にしてチョウを撮ろうと試みるが、なかなか良い構図を作れない。
 「入笠すずらん山野草公園」の中を行ったり来たりして、写真を撮り続ける。シャッター・チャンスは次から次とあるので、忙しい。あっという間に時間が過ぎる。メスグロヒョウモンの♀で左後翅の一部が白化した個体が飛んでいるのを見つけたが、しばらくしてミドリヒョウモンの♂で翅の色が飛んでしまって白くなっている個体も見た。鱗粉が剥げ落ちたのではなさそうだ。

  023_200804232 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg   23.ミドリヒョウモン♂ -4
クガイソウも蝶の好きな花だ。以前、大阿原湿原を歩いた時もクガイソウが咲いていたが、そこに飛来したシータテハの秋型の美しさに目を奪われたのを思い出す。漢字で九蓋草と書くが、茎に輪生する葉が層になってつくことに由来するという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO250 ) 露出補正 なし
  024_200804239 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 24.アサギマダラとミドリヒョウモン
クガイソウには一つの花穂に数種、数頭のチョウが吸蜜していることがある。アサギマダラは♀、ミドリヒョウモンは♀

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO320 ) 露出補正 なし
025_200804253 X800 〇入笠公園 白化 RX10M4.jpg 25.メスグロヒョウモン♀ 白化?
メスグロヒョウモンの♀がいた。ただ、よく見ると左側後翅の下部が異様に白い。擦れて鱗粉が剥落しているのとは違うようだ。ネットで識者の報告があるかどうか検索したところ、メスグロヒョウモンではないが、yada1さんの「蝶鳥ウォッチング」https://yoda1.exblog.jp/16494630/ というブログで、オオウラギンスジヒョウモンの白化型(色調異常)の記述があった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO160 ) 露出補正 なし
026_200804260 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 26.スジボソヤマキチョウ♂
代表的な高原のチョウである。本当はヤマキチョウに会いたいのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 143mm ISO100 ) 露出補正 なし
027_200804265 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 27.キアゲハ♂ -1
鮮やかな赤紫色のノアザミの花にキアゲハ♂が来た。次々と新しい被写体が現れるので忙しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO200 ) 露出補正 なし
028_200804271 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 28.八ヶ岳展望台
ゴンドラ山頂駅から写真を撮りながら歩き、40分経過した。八ヶ岳展望台は、八ヶ岳が正面に見えるコナシゲレンデの先端であり、「入笠すずらん山野草公園」が終わるところにある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 19mm ISO100 ) 露出補正 なし
029_200804274 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 29.八ヶ岳展望台からの眺め
富士見町、中央自動車道の向こうに八ヶ岳連峰を望む。残念ながら主峰の赤岳(2,899m)やその左に続く阿弥陀岳(2,805m)、横岳(2,829m)には雲がかかっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし
030_200804278 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 30.ミドリヒョウモン♂ -5
八ヶ岳連峰を背景にしたかったが良い構図を作れなかった。絞り込みもしなくてはいけないのかもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 22mm ISO100 ) 露出補正 なし
031_200804282 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 31.ミドリヒョウモン♂5頭とアサギマダラ
画面に写るヒヨドリソウの花々に、ミドリヒョウモン♂が5頭とアサギマダラが吸蜜に来ていた。ひょっとすると一番左のオレンジはメスグロヒョウモンの♂かもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO250 ) 露出補正 なし
032_200804007 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 32.ウラギンヒョウモン♂ -2
ウラギンヒョウモンはミドリヒョウモンに比べ発生時期が早いのか、擦れている個体が多かった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
033_200804010 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 33.アサギマダラ -3
再びゴンドラ山頂駅の方に戻ろうとしている。この辺りはアサギマダラが多い。きれいな♀だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
034_200804011 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 34.ミドリヒョウモン♀ -2
ミドリヒョウモンはまだ♂の方が多いが、♀も元気に飛んではヒヨドリバナを訪花する。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
035_200804287 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 35.ミドリヒョウモン♀ -3
止まっている花は、ヒヨドリバナによく似るが、ヨツバヒヨドリと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
036_200804014 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 36.コチャバネセセリ -1
コチャバネセセリは南西諸島を除いて、日本全土の山地から平地にかけて何処にでもいるようだ。横浜の舞岡公園でもよく見るチョウである。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
037_200804016 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 37.アサギマダラ -4
これは♂だ。後翅の肛角部のあたりに黒い紋(性標)があるので♀と区別できる。90mmマクロで撮ると背景がきれいにボケる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
038_200804293 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 38.ヒメキマダラヒカゲ -1
甲信越の高原の代表的なヒカゲチョウだ。時にタテハチョウの仲間のように敏捷な動きをする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO320 ) 露出補正 なし
039_200804295 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 39.ヒメキマダラヒカゲとミドリヒョウモン♂
沢山花があるのにどういうわけか一つの花にチョウが集まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO320 ) 露出補正 なし
040_200804300 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 40.アサギマダラ -5
アサギマダラはこんな環境のところに多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
041_200804030 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 41.キバネセセリ♀ -1
あまり見ることのないセセリが飛んできた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし  
042_200804315 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 42.キバネセセリ♀ -2
セセリチョウのなかでは大型で、特徴のある色調をしている。山地性のチョウである。♀は前翅に灰黄色の斑紋が鮮明で、♂と区別できる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
043_200804323 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 43.ミドリヒョウモンとメスグロヒョウモン -1
クガイソウが沢山咲いていて、多くのミドリヒョウモン♂が見られた。その中で中央にメスグロヒョウモンの♀がいて、その左上にはメスグロヒョウモンの♂がいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
044_200804325 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 44.ミドリヒョウモンとメスグロヒョウモン -2
少し近寄って撮ることが出来た。メスグロヒョウモンの♀は、先の斑紋異常(白化型)の個体とは異なる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO400 ) 露出補正 なし


2020年8月14日

入笠山 ゲレンデは花盛り(1) 8月4日

長かった梅雨が明けた。予定していた湯の丸高原への撮影旅行を止めてしまったあと、どこへ行く当てもない。8月に入ってからは好天が続いている。久しぶりに日帰りで入笠山へでも行って見ようかと思いついた。
 かって南アルプスの北端にある入笠山へはマイカーで5回ほど行っている。最初に行ったのは1991年、最後が2010年だった。富士見の街から車で上がって、まず、大阿原湿原を歩いて一周し、それから、また車で標高1,787mの入笠山御所平登山口まで行って、駐車場に車を置く。その頃は車の数は決して多くなかった。そこから、入笠山の裾にある花畑や、入笠牧場、入笠湿原、鐘打平を歩く。1,955mの入笠山山頂までは2回ほど登った。帰路は芝平峠から諏訪へ下りて来るのが常だった。
 入笠山山麓はスキー場として賑わい、マウンテンバイクの常設ダブルヒルコースがあり、夏はスキーのゲレンデを利用してパラグライダーの飛行も行われている。1987年12月に 富士見パノラマリゾート が開設され、標高1,050mの山麓駅から、1,780mの山頂駅までゴンドラが出来ていた。かって、マイカーで登っていた頃は、ゴンドラが出来ていることは知っていたが、スキーとマウンテンバイクのためのものとしか思っていなかった。ゴンドラ山頂駅は入笠湿原の先にあり、行ったこともなかった。
 2010年7月に行ったときは、まだマイカーで入笠山御所平登山口まで行くことが出来たが、その後、マイカーでの入山は標高 1,452mの 沢入登山口から先は規制されている。今回は、ゴンドラ山麓駅の広大な駐車場に車を置き、「すずらんゴンドラ」でゴンドラ山頂駅まで上がった。
 はじめにゴンドラ山頂駅から、スキー場のゲレンデのわきに散策路が設けられている「入笠すずらん山野草公園」に行ってみて、その後で大阿原湿原、入笠山御所平登山口、入笠牧場を歩こうと考えていた。しかし、その 「入笠すずらん山野草公園」に入るとチョウの数が多いのに驚いた。ミドリヒョウモンなどのヒョウモンたちが、飛び回っている。ヒオドシチョウが止まっているのに気が付かず、 遊歩道に 踏み込んでしまった。シータテハがいた、クジャクチョウも現れた、そしてアサギマダラもフワフワ飛んでいる。といった具合で被写体にこと欠かない。言ってみれば、それらのチョウたちは夏の高原の普通種であるが、甲信越の山に来てはじめて会える。
 結局、何処にも移動せずに、11時から2時まで、ずっとこの 「入笠すずらん山野草公園」で過ごしてしまった。カメラに収めたチョウは20種近くに及んだ。撮ってきた写真を何回かに分けて見ていただきたいと思う。

200804443b X800 入笠公園案内図 RX10M4_0000.jpg
入笠山案内図ゴンドラ山頂駅にあった案内板

  001_200804111 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 1.ミドリヒョウモン♀ -1
10時半ごろに富士見パノラマリゾートの駐車場に着き、そこから「ゴンドラすずらん」の山麓駅まで、100mか200mほど歩いたが、その間にさっそくミドリヒョウモンが出迎えてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
002_200804113 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 2.スキーゲレンデ
ゴンドラ山頂駅の1.750mから下りて来るスキーゲレンデは、駐車場からゴンドラ山麓駅の間に集まってくる。駐車場側から、ファミリーゲレンデ、センターゲレンデ、中級コースのシーダーゲレンデがある。これはセンターゲレンデと思う。ゴンドラの他に、ペアリフトが6基ある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 43mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_200804114 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 3.「ゴンドラすずらん」乗り場
ゴンドラ山麓駅でチケットを購入する。往復1人1,700円。コロナ対策で、用意されたカードに、名前、自宅住所、電話番号を記入した。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_200804120 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 4.ゴンドラ・キャビンからの眺め
ゴンドラは8人乗りのキャビンで、山頂駅まで全長2,489m、高低差730mを北西に向かって登っていく。東には、富士見の街を挟んで八ヶ岳連峰が眺められた。所要時間は10分か15分くらいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_200804129 X800 〇入笠公園 ウラギン RX10M4.jpg 5.ウラギンヒョウモン♂ -1
標高1,780mのゴンドラ山頂駅には11時ごろに到着した。左は入笠山御所平登山口へ向かうコースで、右はコナシゲレンデだ。コナシゲレンデは八ヶ岳の方に向かって下り、標高1,740mの八ヶ岳展望台の辺りでラーチゲレンデとアルパインゲレンデの2つのコースに分かれる。おおよそ250mくらいあるコナシゲレンデに沿って、その北側に「入笠すずらん山野草公園」がある。まず、この「入笠すずらん山野草公園」を歩いてみようと、コナシゲレンデを下り始める。クルマバナにいたウラギンヒョウモンを撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO250 ) 露出補正 なし
006_200804142 X800 〇入笠公園 ウラギン RX10M4.jpg 6.ウラギンヒョウモン♂ -2
コナシゲレンデの入り口付近で見るヒョウモンはウラギンヒョウモンが多い。ゲレンデの下からゴンドラ山頂駅を見上げるように撮った。写真の左端がゴンドラ山頂駅で、右側の建物はレストハウスだ。スキーシーズンには収容能力が足りないのではないかと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_200804146 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 7.ヒオドシチョウ -1
八ヶ岳に向かってゲレンデの左側は「入笠すずらん山野草公園」になっていて、多くの花が咲いているのが見えた。その散策路に入ると、大型のタテハチョウが飛び立った。ヒオドシチョウだ。夏にヒオドシチョウに会うのは久しぶりだ。さっそく連写で撮ったが、すぐに飛び立たれてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO160 ) 露出補正 なし
008_200804150 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 8.ヒオドシチョウ -2
飛び立ったヒオドシチョウは、少し離れたところの木の幹に止まった。開翅はしてくれないまま、森の奥へと去ってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
009_200804153 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 9.ミドリヒョウモン♂ -1
「入笠すずらん山野草公園」の遊歩道をゆっくりと下る。いろいろな花が咲いているが、これは人の手が入っているのだろう。チョウたちが好きなヒヨドリバナも多く咲いている。あちらこちらでミドリヒョウモンが舞っている。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
010_200804159 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 10.シータテハ夏型 -1
ふと見ると、ヒヨドリバナにシータテハが止まっていた。大分擦れてしまっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
011_200804002 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 11.シータテハ夏型 -2
首から下げていたTAMRONの90mmマクロを付けたD5300で同じシーンを撮影した。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
012_200804165 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 12.シータテハ夏型 -3
もう1枚、今度はCyber-shot RX10M4 の広角端で背景を写し込んだ。

    SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
013_200804006 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 13.ミドリヒョウモン♂ -2
ミドリヒョウモンは傷のないきれいな個体が多い。ここはウラギンヒョウモンなどより、ミドリヒョウモンが多いエリアだ。 

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 90mm ISO160 ) 露出補正 なし
014_200804177 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 14.クジャクチョウ -1
クジャクチョウも現れた。みんなヒヨドリバナで吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO250 ) 露出補正 なし
015_200804187 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 15.テングチョウ
眼が悪くなってファインダーを覗かないと同定がし難い。何だろうと思ったらテングチョウだった。6月初めに八王子城跡にいっぱいいたテングチョウをここで見るとかえって意外だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO250 ) 露出補正 なし
016_200804191 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 16.クガイソウに集うミドリヒョウモン
ヒヨドリバナ、ヨツバヒヨドリに混じってクガイソウも咲いていた。クガイソウもチョウの好きな花だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 55mm ISO500 ) 露出補正 なし
017_200804194 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 17.アサギマダラとヒヨドリバナ
アサギマダラもヒヨドリバナが好きだ。ヒヨドリバナが咲くところには、複数の個体が集まることが多い。黄色いキオンの花も見えるが吸蜜するチョウはいない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 55mm ISO400 ) 露出補正 なし
018_200804199 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 18.アサギマダラ -1
開翅して花にぶら下がるようにして吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 55mm ISO400 ) 露出補正 なし
019_200804207 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 19.クジャクチョウ ー2
「入笠すずらん山野草公園」を八ヶ岳展望台に向かって、半分ほど下りてきた。あずまやがあった。2頭目のクジャクチョウに会う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO250 ) 露出補正 なし
020_200804209 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 20.ミドリヒョウモン♂ -3
ミドリヒョウモンはそこいら中にいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO1000 ) 露出補正 なし
021_200804224 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 21.アサギマダラ -2
これは♀だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO200 ) 露出補正 なし
022_200804228 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 22.3頭のアサギマダラ
アサギマダラもミドリヒョウモンほどではないが、個体数が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO640 ) 露出補正 なし


2020年7月 6日

舞岡公園の蝶 55種 (11) テングチョウ、アサギマダラ、ミドリヒョウモン

新型コロナウィルス禍に関しては、6月19日にほぼ全面的に自粛が解除され、今後は「新しい日常」として「三密」を避け、マスク着用、手洗いを励行して、人に感染させることなく、自衛する"とき"に入った。しかし、東京都内では、6月24日から1週間ほど1日の新たな感染者が50人を超えるような日が続いている。急激に感染者数が増加することがないことを祈るばかりだ。
 さて、「舞岡公園の蝶」は前回までで、アゲハチョウ科8種、シロチョウ科5種、シジミチョウ科15種、計28種を載せた。次はタテハチョウ科であるが、私が昆虫少年だったころ、タテハチョウ科のテングチョウ亜科、マダラチョウ亜科、ジャノメチョウ亜科のチョウは、タテハチョウ科に含まれず、それぞれ独立した科として分類されていた。タテハチョウ科  のチョウには脚が4本しかない。正確には、6本の脚があるが、前脚は退化して、細く短くなって小さく折りたたまれているので、4本にしか見えないのだ。かって、テングチョウ科、マダラチョウ科、ジャノメチョウ科と分けられていたチョウたちも、この特徴は当てはまる。この退化した前脚は、歩くためには役に立たなくなっているが、味を感じたりする感覚器官として機能しているという。(7月2日記)

4.タテハチョウ科 ①   テングチョウ、アサギマダラ、ミドリヒョウモン

01) テングチョウ

40101 2011年6月5日 撮影
テングチョウは成虫で越冬するが、その越冬したチョウと入れ替わるように、5月の終わりごろから、新生テングチョウが発生する。そのころ、路上に止まり、吸水、吸汁するテングチョウが見られる。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 7mm ISOオート )
40101_110606009T X800  A640.jpg
400102 2017年6月6日 撮影
♂ 敏捷に飛びまわっては、このようなところにも止まる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
40102_170605110 X800 D5000 TAMRON 90.jpg
400103 2018年5月25日 撮影
この時期のテングチョウはとてもきれいだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
40103_180525008 X800 RX10M4.jpg
40104 2018年5月25日 撮影
♀ この年はテングチョウが多かったように思う。裏高尾へ行った時もキャンプ場で多くの個体を見かけた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
40104_180525065 X800 RX10M4.jpg
40105 2018年5月29日 撮影
縄張り争いをするように葉上に静止

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
40105_04180529023 X800 RX10M4.jpg
40106 2019年5月26日 撮影
テングチョウの食草はエノキなどのニレ科植物だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
40106_190526114 X800 RX10M4 DSC07565a.jpg
40107 2019年5月30日 撮影
♂ 吸水しているチョウのほとんどが♂である。しかもその多くが羽化したばかりだ。吸水行動によってアンモニアを窒素源として摂取し筋肉や精子の生産に役立てていると考えられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
40107_190530003 X800 RX10M4 DSC07622.jpg


02) アサギマダラ

40201 2006年5月31日 撮影
♂ この辺りではアサギマダラは幼虫で越冬し、春に蛹となって、5月に第一化が発生する。これは舞岡公園で初めて見た個体だった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
データ不詳
40201_060531025 X800 D100 18-200VR.jpg
40202 2009年5月26日 撮影
舞岡公園でアサギマダラに会える機会はそう多くはない。この個体は水車小屋近くのウツギの花を訪れていた。しばらくの間、滞在し、モデルになってくれた。以下の写真は、すべてこの時撮影したものである。

Nikon COOLPIX P90 f3.3-6.5 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/337秒 19mm ISO640 )  露出補正 なし
40202_090526018-06C X800 P90.jpg
40203 2009年5月26日 撮影
♀ ♂は裏面肛角部に黒斑が現れるが、この個体にはない。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
40203_090526019 X800 D300 Tokina100.jpg
40204 2009年5月26日 撮影
水車小屋

Nikon COOLPIX P90 f3.3-6.5 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/62秒 5mm ISO135 )  露出補正 -0.3段
40204_090526023TFPL X800 ◎舞岡公園 P90.jpg
40205 2009年5月26日 撮影
水車小屋付近

Nikon COOLPIX P90 f3.3-6.5 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/62秒 5mm ISO135 )  露出補正 -0.3
040205_090526025 X800 P90.jpg
40206 2009年5月26日 撮影
開翅

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
040206_090526041PLF X800 D300 Tokina100.jpg
40207 2009年5月26日 撮影
おおよそ15分間のあいだ撮影を楽しむことが出来た。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
040207_090526051PLF X800 D300 Tokina100.jpg


03) ミドリヒョウモン

40301 2005年9月29日 撮影
秋も深まってきた日、夏眠から覚めて活動を始めたミドリヒョウモン♂がヒヨドリソウに飛来した。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
40301_050929103 X800 D100 Tokina100.jpg
40302 2014年9月29日 撮影
求愛中。久しぶりに舞岡公園でミドリヒョウモンを見た。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/250秒 112mm ISO360 ) 露出補正 なし
40302_140929077T X800 D5300 NIKKOR 18-140.jpg
40303 2014年9月29日 撮影
破損が著しいが、その状態から見て、前の写真と同じ個体だろう。     

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 112mm ISO200 ) 露出補正 なし
40303_140929081 X800 D5300 NIKKOR 18-140.jpg
40304 2015年6月5日 撮影
ゼフィルス狙いで歩いていると、田んぼに新鮮な♂が降りていた。口吻は見えないが吸水しているものと思われる。舞岡公園で羽化直後のミドリヒョウモンに会うのはこの時が初めてだった。この前年、ここで、秋に雌雄のミドリヒョウモンを見ており、その次世代かも知れないと思いつつ撮影した。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/125秒 258mm ISO140 )  露出補正 -0.3段
40304_150605054  X800 P610.jpg


 

2019年10月20日

蝶 自選年間ベスト10 (17) 2019年

9月9日には、台風15号が千葉県に大きな被害をもたらし、その傷が癒えないまま、10月12日から13日にかけて、今度は19号が来襲した。15号では、強風による送電線の切断などで多くの世帯で電気、水道が止まり、生活に大きな支障をもたらした。19号は東日本全域に及ぶ広範囲に大雨を降らせ、千曲川、阿武隈川などが氾濫、NHKニュースでは、10/19現在、79人の方々が亡くなり、71河川が決壊したと報じている。自然の猛威には勝てないのか。被害に遭われた方々の苦難は計り知れないが、何もして差し上げることが出来ない。

 さて、2019年に撮ったチョウの写真についてであるが、2019年は、5月はじめに台北、同じく下旬に羽黒山へ観光旅行、7月後半には北海道十勝、7月30日に箱根湿性花園、8月には上高地へ日帰りで行き、8月後半には今回の台風19号で道路が寸断され孤立した休暇村嬬恋鹿沢に泊まり、湯の丸高原で撮影した。そして9月には、軽井沢でのゴルフの集いの翌日、「花咲山蝶の楽園」というところでチョウを追った。出羽三山の羽黒山では、思いもかけずギフチョウに会った。すでに最盛期を過ぎ、翅は破損した個体だったが、印象に残っている。
 私見だが、チョウをテーマにした写真には、どんな要件があるかを考えてみた。
1.チョウの目にピントが合っていること。カメラぶれのないこと。
2.モデルであるチョウが、美麗種、希少種であること(に越したことはない)。
3.モデルのチョウの翅が破損したり、擦れたりしていないきれいな個体であること。
4.チョウのいる環境が写し込まれていること、チョウ以外に目を引く被写体が入っていること。
5.訪花、飛翔、吸水、求愛など、チョウの生活があること。
6.それらを含めた構図の良さ。などがあると思う。
 例えば、広角レンズで、画面の左側に高山植物の花が咲き、その花で高山蝶が吸蜜をしている。画面右手の空間には、アルプスの山が、あるいは眼下に見える花咲く草原が広がる、といった構図で、チョウの目にシャープにピントが合い、背景のボケもできるだけ抑えて、その景色が識別できるような写真が撮れたらいいなと思う。ただし、希少なチョウであれば、その生息地がわかるような背景はそのチョウの保護を目的として、公表は控えなければならないだろう。 また、背景がうるさい構図ではマクロレンズで、その背景を色彩の濃淡のみになるようぼかしてしまう。地面や下草に止まったチョウは、ローアングルで背景を景色として写し込むといった撮り方を工夫したい。

190000_001.jpg 1.タイワンキマダラ 2019年5月5日 台湾 台北動物園内
5月4日から8日まで4泊5日の台湾観光旅行をした。その2日目、天気が良いことを見はかって、台北動物園を訪れ、園内の虫虫探索谷という遊歩道を歩いた。タイワンキマダラが飛んできて近くの木に止まった。するともう1頭飛んできて求愛が始まる。右側の翅を開いている方が♂と思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190000_002.jpg 2.アカシジミ 2019年5月26日 横浜市舞岡公園
良く咲いたクリの花で吸蜜する。アカシジミはクリの花が好きだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
190000_003.jpg 3.トラフシジミ夏型 2019年6月6日 横浜市舞岡公園
羽化したてのとてもきれいな個体だった。今年はトラフシジミの夏型を多く見かけた。舞岡公園で春型を見る機会は少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190000_004.jpg 4.クロアゲハ♂ 2019年6月18日 横浜市舞岡公園
この日は良い天気になった。午前10時、古民家の門の前の道でクロアゲハが吸水する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
190000_005.jpg 5.ホソバヒョウモン 2019年7月23日 北海道大雪高原温泉林道
7月22日から25日まで久しぶりに北海道へ撮影を目的に出かけたが、あいにく天気が悪く、多くの成果は得られなかった。ホソバヒョウモンは北海道にしかいないチョウだ。キオンの花に来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 208mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
190000_006.jpg 6.コヒオドシ 2019年7月25日 北海道十勝千年の森
今回の北海道遠征では少なくともコヒオドシの写真は撮りたかったが、期待した大雪高原温泉林道、銀泉台への林道では見ることが出来なかった。ところが最終日に立ち寄った、北海道ガーデン街道の中の一つである「十勝千年の森」で思いがけずコヒオドシに会えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO400 ) 露出補正 なし
190000_007.jpg 7.ミヤマカラスシジミ 2019年7月30日 箱根湿性花園
例年、箱根湿性花園へは、7月20日ごろに行っているが今年は7月30日になってしまった。ミドリシジミや、ミヤマカラスシジミが良く来るノリウツギの花はさすがに終わっていた。これはチダケサシで吸蜜するミヤマカラスシジミ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
190000_008.jpg 8.ベニヒカゲ♀ 2019年8月27日 長野県湯の丸高原
湯の丸には3種の高山蝶が生息し、もちろん採集は禁止され保護されている。その中の1種であるベニヒカゲは池の平湿原に多産する。発生時期は他の2種の高山蝶より遅れ、8月に入ってから数を増やす。♀のきれいな個体が多くいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 203mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190000_009.jpg 9.シータテハ 2019年9月7日 長野県信濃追分付近
軽井沢でゴルフを楽しんだ翌日、信濃追分付近の「蝶の楽園」と呼ばれるところへ行った。ここはフジバカマを植えて、アサギマダラを呼んでいるが、行った日はフジバカマはまだ蕾が多く、アサギマダラは来ていなかった。ブッドレアにシータテハが来ていた。シータテハには久しぶりに会った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 42mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190000_010.jpg 10.ミヤマカラスアゲハ 2019年9月7日 長野県信濃追分付近
「蝶の楽園」にクサギの木が1本あり、花を咲かせていた。これは何か来るなと期待していたところ、クロアゲハに続いて、ミヤマカラスアゲハが吸蜜に来た。花から花へと飛び回る。ほとんど擦れていないきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 208mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190000_011.jpg 補1.ツマムラサキマダラ♀ 2019年5月5日 台湾 台北動物園内
台湾では普通種だが、今回は美しい個体に会えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
190000_012.jpg 補2.コムラサキ 2019年8月8日 長野県上高地
AFではピントが合わせ難い状況だが、合焦した瞬間にシャッターを切ることが出来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
190000_013.jpg 補3.アサギマダラ 2019年8月27日 長野県湯の丸林道
アサギマダラがフワフワと飛んできて林道脇に咲くヒヨドリバナに止まった。車を停めて撮影。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO320 ) 露出補正 なし
190000_014.jpg 補4.キタテハ秋型 2019年10月1日 横浜市保土ヶ谷区星川
法性寺というお寺の境内で、飛んできたキタテハの秋型が大きな岩の上に止まった。寄って撮るとすぐ飛び去ってしまったが、飛び立つ瞬間が撮れていた。

Nikon D750 Tokina macro 100mm f2.8 D
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 100mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
190000_015.jpg 補5.アゲハ 2019年10月7日 横浜市保土ヶ谷区明神台公園
公園の片隅にキバナコスモスとフヨウが咲いていた。ツマグロヒョウモンやアオスジアゲハなどが吸蜜に来るキバナコスモスにアゲハもやってきて開翅してくれた。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO280 ) 露出補正 なし


 

2019年9月10日

池の平、鹿沢園地、小諸高原美術館 <8月27日~28日>(3) 林道のアサギマダラ 8月27日

午後2時少し前に池の平湿原の駐車場を後にした。湯の丸高峰林道を湯の丸高原地蔵峠へ戻る。ところどころ右側には湯の丸高原スキー場のゲレンデが広がる。 しばらく走ったところで、運転する車の窓からアサギマダラが舞うのが見えた。道が広くなったところで車を停めRX10M4を持って追ってみた。しばらく優雅に待っていたが、やがて、近くに咲くヒヨソリバナの花で吸蜜を始めた。車に戻って、さらに進むと今度は数頭がヒヨドリバナの花に集まっていた。ヒヨドリバナの花には白と紫紅色とがある。アサギマダラと言えば同じヒヨドリバナ属のフジバカマであるが、フジバカマは秋の七草のひとつで、もっと秋が深まってから咲くようだ。 20分ほどアサギマダラを撮って、地蔵峠を経て、群馬県側にある嬬恋鹿沢休暇村に着いたのは3時少し前だった。

  1908272_001.jpg    1.アサギマダラ -1
最初に出会ったアサギマダラは、少し離れたヒヨドリバナで吸蜜を始めた。バックのコントラストが強くて撮りにくかったが、かえって印象的な写真になった。アサギマダラのような大きなチョウなら、5m近く離れていてもRX10M4の望遠側でこの程度に撮れる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
  1908272_002.jpg 2.アサギマダラ -2
同じ個体を撮る。♂である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
1908272_003.jpg 3.アサギマダラ -3
翅を閉じたときに、尾に当たる部分に濃い褐色斑が見えるが、これは♂の性票で♀にはない。これで雌雄の同定が可能である。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
1908272_004.jpg 4.アサギマダラ -4
ここまで、同じ個体を撮った。ちなみにアサギマダラの幼虫の食草となるガガイモ科植物はどれも毒性の強いアルカロイドを含む。アサギマダラはこれらのアルカロイドを取り込むことで毒化し、敵から身を守っている。そういえば、擦れて鱗粉の落ちたアサギマダラは時々見ることがあるが、捕食されそうになって翅が破損したアサギマダラを見たことがない。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
1908272_005.jpg 5.アサギマダラ -5
車に戻って、また少し進むと、今度は数頭のアサギマダラが集まっているヒヨドリバナがあった。車を停めて撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
1908272_006.jpg 6.アサギマダラ -6
前の写真と同じ個体。ズームして引き寄せた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
1908272_007.jpg 7.アサギマダラ -7
♂に見られる性票がない。♀のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
1908272_008.jpg 8.アサギマダラ -8
ちなみに アサギマダラの成虫は長年のマーキング調査で、秋に日本本土から南西諸島・台湾への渡り個体が多く発見された。しかし、すべてのアサギマダラが渡り(移動)をするわけではないようだ。日本チョウ類保存協会編の「日本のチョウ」によれば長野県など中部山岳地帯は越冬可能範囲に含まれていない。とすると今ここにいるアサギマダラたちは、冬を暖かい地で越したアサギマダラが、夏になって飛来したのか、あるいは暖かいところから春に飛来した成虫がここで産卵して生まれた個体群なのだろうか?いずれもきれいな個体なので、後者だろうと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 22mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
1908272_009.jpg 9.アサギマダラ -9
ヒヨドリバナの花で吸蜜するアサギマダラ♂

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
1908272_010.jpg 10.アサギマダラ -10
ここではヒヨドリバナが群落のようになって咲いていた。この時期、アサギマダラにとって格好な餌場なのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 60mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
1908272_011.jpg 11.アサギマダラ -11
いずれもきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 60mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
1908272_012.jpg 12.アサギマダラ -12
出来るだけ近くに寄って広角側で撮る。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
1908272_013.jpg 13.アサギマダラ -13
そういえば全面開翅したところの写真は撮っていなかった。完全に開いてくれないかと待ってみたが、ここまでだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段


2018年12月26日

蝶 自選年間ベスト10 (16) 2018年

ひと月ほど前、春のように暖かい日が何日かあった。11月30日に保土ヶ谷公園を歩いた時にはヤマトシジミやウラナミシジミを見かけた。また、そんなときには、キタテハやウラギンシジミなど成虫で越冬するチョウたちが飛び出してくる。
 しかし、ここに来てすっかり冬らしくなり、この寒さではもはやチョウたちは飛べない。チョウの写真撮影も来春までお休みである。
 2018年に撮ったチョウたちを振り返ってみた。春には、ホソオチョウの写真を撮ろうと埼玉県の武蔵嵐山へでかけた。6月初めには、前年と同じく八王子近郊へオオミドリシジミの写真を撮りに行った。7月は今年も湯の丸高原へミヤマシロチョウ、ミヤマモンキチョウを撮りに行ったが、少し時期が遅かったようだ。8月にはベトナムのダナンで、思いがけずキシタアゲハの優雅な飛翔を見ることが出来た。また、秋は近くの保土ヶ谷公園で、普通種ではあるが、キバナコスモスの畑で飛び交うツマグロヒョウモン、アゲハ、ヒメアカタテハ、アオスジアゲハたちが楽しませてくれた。
 この年の2月に、SONY の SyberShot RX10 Ⅳ を手に入れた。35mm版換算で24-600mmのツァイス製ズームレンズで、私はオール・イン・ワンとして、これ1台でチョウから旅行の写真までを撮りたかった。ボディは一眼レフ並みに大きく、重いが、十分その役目を果たしてくれている。撮像素子は1.0型で、フルサイズ、APS型よりも小さいが、写りはなかなかシャープだ。特にチョウの撮影では ASAは3200まで使い、シャッタースピードは主に1/500秒にして、手振れを極力抑えるようにしてしている。

181220001.jpg 1.オナガアゲハ♂ 春型 2018年5月1日 神奈川県大雄山最乗寺
この年はいつもより少し早い時期に行ってみたところ、シャクナゲの花で吸蜜する新鮮なオナガアゲハを多く見ることが出来た。後翅前縁の白い紋がきれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 210mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
181220002.jpg 2.アサギマダラ♀ 2018年5月11日 東京都下裏高尾
珍しくシャガの花で吸蜜するアサギマダラを撮った。少し擦れているが、越冬した成虫だろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
181220003.jpg 3.テングチョウ 2018年5月25日 横浜市舞岡公園
トラフシジミを撮りに行った舞岡公園で、まだ開花していないリョウブの花穂の先に新鮮なテングチョウがいた。35mm換算600mmが役にたった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
181220004.jpg 4.テングチョウの集団 2018年6月1日 東京都下裏高尾
この年はテングチョウが多い年だった。こんな光景は初めて見た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 217mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
181220005.jpg 5.ウラギンスジヒョウモン♀ 2018年7月14日 神奈川県箱根湿性花園
箱根湿性花園にはこの時期オオウラギンスジヒョウモンが多いので、このチョウもてっきりそうだと思って撮影したが、前翅の先に小さな白い紋があり、オオウラギンスジヒョウモンに比べて全体に丸みを感じる。ウラギンスジヒョウモンの♀だった。久しくこの種には会ったことがなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
181220006.jpg 6.メスグロヒョウモン♀とミドリヒョウモン♂ 2018年7月21日 群馬県鹿沢高原
ノリウツギの白い花で吸蜜していたメスグロヒョウモンの♀に、♂がアプローチしていた。当然メスグロヒョウモンの♂かと思っていたら、ミドリヒョウモンの♂だった。♀が♂を見間違えるのならまだわかるが、♂が♀をミドリヒョウモンの♀と見間違えたのか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 175mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
181220007.jpg 7.チャバネセセリの仲間? 2018年8月8日 ベトナム中部 ダナン ソンチャー半島
ベトナム中部のダナンにあるリゾートの敷地内でチョウを撮影する機会に恵まれた。これはスパイダーリリーの花に首を突っ込んで吸蜜する地味なセセリチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO320 ) 露出補正 なし
181220008.jpg 8.キシタアゲハ♂ 2018年8月8日 ベトナム中部 ダナン ソンチャー半島
ベトナム中部ダナンのリゾート敷地内で撮影した。ビーチがあって、その背後が緑豊かな丘陵になっている。その丘陵にコテージが建てられていて、道が造られていた。滞在した4日間、その道を何回も歩いたが、ちょうどキシタアゲハの適期だったのだろう、新鮮な多くの個体に出会うことが出来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
181220009.jpg 9.キシタアゲハ♂ 2018年8月8日 ベトナム中部 ダナン ソンチャー半島
ハイビスカスの深紅の花にキシタアゲハの♂が吸蜜に来た。キシタアゲハの仲間は9種ほどいて、ヘレナキシタアゲハとの区別に迷ったが、キシタアゲハと同定した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO1600 ) 露出補正 なし
181220010.jpg 10.キシタアゲハ♀ 2018年8月9日 ベトナム中部 ダナン ソンチャー半島
ここでは♀も多く見ることが出来た。♀も新鮮な個体がほとんどだった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1600 ) 露出補正 なし
181220011.jpg 補1.ホソオチョウ♂ 2018年4月19日 埼玉県武蔵嵐山
昨年は都幾川河畔でこのチョウを撮影したが、時期が少し遅かった。今年は他のポイントを見つけて撮った。草地を弱々しく飛翔しては、ハルジオンの花などで吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
181220012.jpg 補2.イチモンジチョウ  2018年5月11日 東京都下木下沢林道
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ の広角側で、モニターを使ってローアングルでの写真を撮ってみたかった。新鮮なイチモンジチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プロフラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
181220013.jpg 補3.ウラギンシジミ♀とルリシジミ♂ 2018年5月25日 横浜市舞岡公園
こんな珍しいシーンが撮れた。例えばミヤマモンキチョウの♀にモンキチョウの♂が求愛するといったことは、よくあることだが、こんな組み合わせは珍しいと思う。ルリシジミ♂は腹端を曲げてウラギンシジミ♀に求愛している。両種は同じシジミチョウ科のチョウではあるが、ウラギンシジミはウラギンシジミ亜科で、ルリシジミはシジミチョウ亜科である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
181220014.jpg 補4.オオミドリシジミ♂ 2018年6月1日 東京都下八王子市
昨年も本種を撮りに行ったポイントだが、今年も個体数は多かった。陽の当たった葉にテリトリーを張って止まることが多く、露出が難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -1.0段
181220015.jpg 補5.オオムラサキ♂ 2018年6月29日 山梨県北杜市オオムラサキセンター
例年より1週間ほど早く訪れたオオムラサキセンターのビバリウム内での撮影である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 114mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
181220016.jpg 補6.ミヤマモンキチョウ♀ 2018年7月20日 長野県湯の丸高原
ハクサンフウロの花でミヤマモンキチョウの♀が吸蜜していた。後ろから♂が絡んできて、この♀は交尾拒否の姿勢をとる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO160 ) 露出補正 なし
181220017.jpg 補7.メスアカミドリシジミ♂ 2018年7月21日 群馬県鹿沢高原
前の年に偶然見つけたメスアカミドリシジミのポイントだったが、今年もいてくれた。この写真を撮ったのは9時50分ごろだったが、このあと1頭もいなくなってしまった。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -1.0段
181220018.jpg 補8.ミドリヒョウモン♂ 2018年7月21日 長野県湯の丸高原
高原の普通種であるが、ノアザミの花もきれいで、背景がボケた美しい写真になったと思う。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 210mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
181220019.jpg 補9.ミヤマシロチョウ 2018年7月21日 長野県湯の丸高原
ミヤマシロチョウは2~3回目撃したが、撮れるところにきてくれなかった。そろそろ下ろうと思ったときに、下から飛んできたミヤマシロチョウがマルバダケブキの花に止まった。近寄ろうとするとその花から離れて行ってしまったが、今度は40~50m先のノアザミの花に止まって吸蜜を始めた。息を切らして駆け上がって、やっとシャッターを押す。足場が悪くてこれ以上近寄れなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
181220020.jpg 補10.シロオビアゲハ♂ 2018年8月9日 ベトナム中部 ダナン ソンチャー半島
  夕方、昼にキシタアゲハが飛んでいたところに、シロオビアゲハが飛んでいた。沖縄石垣島で見たシロオビアゲハより後翅の白い帯が太いようだ。きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2500 ) 露出補正 なし
181220021.jpg 補11.ツマグロヒョウモン♀ 2018年9月28日 横浜市保土ヶ谷公園
久しぶりに晴れた秋の一日、近所の保土ヶ谷公園へ行くと、キバナコスモスが咲き、ツマグロヒョウモンやヒメアカタテハ、アゲハ、アオスジアゲハが舞っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 160mm ISO100 ) 露出補正 なし
181220022.jpg 補12.アゲハ♂ 2018年9月28日 横浜市保土ヶ谷公園
ブッドレアの花に複数のアゲハが吸蜜にきていた。いずれもきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO100 ) 露出補正 なし
181220023.jpg 補13.アオスジアゲハ 2018年9月28日 横浜市保土ヶ谷公園
ハギの花にはアオスジアゲハも来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO160 ) 露出補正 なし
181220024.jpg 補14.ウラナミシジミ 2018年9月28日 横浜市保土ヶ谷公園
きれいなウラナミシジミだったが開翅してくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 164mm ISO100 ) 露出補正 なし
181220025.jpg 補15.イチモンジセセリ 2018年10月7日 横浜市保土ヶ谷公園
その10日後の10月7日に再び保土ヶ谷公園へ行ってみたが、台風25号が日本列島を通り抜け、横浜も強風が吹き荒れた後とあって、キバナコスモスはその強風でなぎ倒されていた。チョウは多くが破損し、数も少なくなっていた。この日はフヨウの花が咲いていて、イチモンジセセリがその大きな花に潜り込んで吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プロフラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし


2018年8月25日

休暇村嬬恋鹿沢野草園と「たまだれの滝」 7月20日ー21日

休暇村嬬恋鹿沢の駐車場の前に、村上山(1,746m)を背にした傾斜地に野草園がある。散策路があり、いろいろな花も咲いている。高原のチョウも多い。
 初日に野草園の前に車を停めたのは午後3時前だった。チェックインする前に野草園で撮影をする。昨年は、近年少なくなってしまったコヒョウモンモドキがいたがよい写真が撮れなかったので、今回は是非と期待していたのだが、現れてくれなかった。しかし、思いもかけず、中学生のころ以来見ていなかったキバネセセリに会うことができた。
  翌21日もチェックアウト後、小一時間ほど野草園でチョウを追ったが、期待する成果はなかった。
 野草園から地蔵峠へ行く途中に「たまだれの滝」というところがある。昨年はここでメスアカミドリシジミの乱舞が見られた。行ってみると昨年より数は少ないが、今年もいてくれた。しばらく、メスアカミドリの撮影を楽しんで、地蔵峠へ向かった。

クリックすると大きくなります。 25.ヒョウモンチョウ
昨年、ここで見たのもヒョウモンチョウだったように記憶している。前翅の外縁がコヒョウモンに比べ直線的である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 26.クジャクチョウ
ここ数年数が減っていたクジャクチョウだが、少しずつ回復しているという。この個体は今年の第1化と思うが、少し擦れていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 27.コキマダラセセリ
裏面はヒメキマダラセセリとよく似ているが、後翅の斑紋、前縁が少し反りかえっているところから、コキマダラセセリの♀と同定した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 28.アサギマダラ
高いところを飛んできたアサギマダラがスーと下りてきて、ヒヨドリソウの花に止まった。ちょっと離れていたが、220mm(600㎜相当)で撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1600 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 29.キバネセセリ
やや大型のセセリチョウだった。もう何年も見ていなかったが、キバネセセリとすぐに分かった。前翅の斑紋がはっきりしているのでこの個体は♀だ。このチョウも少なくなっているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO800 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 30.ヒメキマダラセセリ
小さなヒメキマダラセセリだった。大分擦れている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 50mm ISO250 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 31.コオニユリとウラギンヒョウモン -1
野草園に咲くコオニユリは良く目立つ。ウラギンヒョウモンが止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 136mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 32.コオニユリとウラギンヒョウモン -2
コオニユリはそれほど沢山は咲いていない。すぐ下は休暇村嬬恋鹿沢の駐車場だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 136mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 33.ミドリヒョウモン -1
リョウブだろうか、林縁に咲く白い花には2~3頭のミドリヒョウモンが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO250 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 34.ミドリヒョウモン -2
この時期のミドリヒョウモンはほとんどが破損のない、擦れていないきれいな個体だ。♀はほとんど見られない。♀は秋にが近くなると多く見られるようになるが、破損した個体が多くなる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO640 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 35.ヒメキマダラヒカゲ
林縁にはヒメキマダラヒカゲもいた。意外に敏捷に飛ぶ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO2000 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 36.メスアカミドリシジミ -1
メスアカか、アイノか? 私には♂の同定が難しい。昨年偶然に見つけたポイントに今年もいてくれた。裏側にもう1頭いる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 -2.0段
クリックすると大きくなります。 37.メスアカミドリシジミ -2
昨年よりは個体数が少なかったが、それでも5~6頭がいた。時期的に少し遅いのかもしれない。何かに刺激を受けて1頭が飛び立つと、数頭が飛び立ち、しばらく舞って、元いた葉の上に戻って止まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 -2.0段
クリックすると大きくなります。 38.メスアカミドリシジミ -3
裏面を確認したかったが、ほとんどが止まると開翅する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -2.0段
クリックすると大きくなります。 39.メスアカミドリシジミ -4
アンダーに露出補正をして撮影した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -2.0段
クリックすると大きくなります。 40.メスアカミドリシジミ -5
開翅してくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -1.0段
クリックすると大きくなります。 41.メスアカミドリシジミ -6
翅表の金属光沢が金緑色に撮れていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
クリックすると大きくなります。 42.メスアカミドリシジミ -7
午前10時過ぎ、これが最後に残っていた個体だった。しばらくして飛び立ち高い梢に消えていった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -2.0段
クリックすると大きくなります。 43.東屋のエルタテハ
散策路に古びた東屋があって、その中にエルタテハがいた。誰も座ったことがないようなベンチの支柱に止まる。高感度のおかげで何とか手振れを抑えて、こんな暗いところでも撮れるようになった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 175mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 44.メスグロヒョウモンとミドリヒョウモン
ノリウツギの花で吸蜜をしていたメスグロヒョウモンの♀に、♂がアプローチしている。当然メスグロヒョウモンの♂だろうと思っていたが、後で確認するとミドリヒョウモンの♂だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 175mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
180824_045.jpg 45.メスグロヒョウモン♀
きれいな個体だった。ヒョウモンと言えば、翅の色は、ミドリヒョウモンやオオウラギンスジヒョウモンの♀が黒ずむことはあっても、まずオレンジ色である。このメスグロヒョウモンの♂は、他のヒョウモンと同じようにオレンジ色なのだが、♀はなぜかこの色(青紫)である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 175mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段