2018年6月 8日

隠居のドライブ:山陰(2)浜坂ビーチ

前回のブログで記録したように、以前から訪ねてみたいと思っていた氷の山山中にある天滝を観瀑した。その日、福定の山荘Hütte Hachiで但馬牛のBBQで山荘お別れ会をした。朝からずっと小雨が降っていたのに、BBQをする頃には、陽が射してきた。
 翌朝、また雨が降っている。雨が止んだら、但馬高原植物園でも行ってみようかと計画していたが、雨ではもう一つ気乗りがしない。奥さんの影響で花好きな友が、一度見に行ったことのある新温泉町田君川の梅花藻の様子を地元の観光協会に聞いた所、昨年の水害でまったくだめだということで、その代り浜坂県民サンビーチのハマヒルガオが満開だと教えてくれたという。カーナビ頼りに探し当てた。
 感激するほど咲いていたわけではないが、砂浜には、あまり見慣れない花も咲いていた。 ハマヒルガオが咲く砂浜の公園に、藤原町子さんなる歌人の歌碑が立っていた。

晴れてなお 静まりきらぬ高波は 秋の小島を 胴上げしている

 ネットで調べると、この歌は、浜坂町が生んだ歌人前田純孝を顕彰するとともに「文学の町 うたが生まれる町 浜坂」を目指すために平成7年に制定された前田純孝賞で、第8回は全国から4千首を越える短歌の作品が寄せられ、その中から選ばれた作品これでがこれで碑に刻まれている。もう少し調べてみると、この藤原町子さんは、香美町で松葉ガニシーズンに、元香美町長のご主人と小さな民宿を営んできた歌人らしい。その人が、第17回NHK全国短歌大会で見事、選者特選になった。その歌は、
閉館を決めし 今夜は半世紀の 宿帳いだき 眠りにつかん

 この歌は、歳をとって民宿の経営を続けられなくなり、廃業を決めた夜のことを記しているらしい。天滝に登った日の夜、山荘で寝る前に書類を整理していて、40年前の宿帳日記を見つけて胸がジーンとしたことと妙にだぶった。長年、心を込めて付き合ったものと別れることはつらい。

;クリックすると大きな写真になります。 2018/5/30 浜坂県民サンビーチ(新温泉町)
藤原町子の歌碑
ハマヒルガオが咲く砂地に建っている。
SONY α7Ⅱ+ Sigma 18-300mm
55.0mm 1/500 f/4.5 ISO500 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/5/30 浜坂県民サンビーチ(新温泉町)
ハマヒルガオの群落
砂浜に這うように咲いている。この時期の日本海は、おとなしく波静かである。
SONY α7Ⅱ+ Sigma 18-300mm
18.0mm 1/500 f/3.5 ISO200 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/5/30 浜坂県民サンビーチ(新温泉町)
コゴメマンネングサの群落
この砂浜には、ハマヒルガオ、ハマボウフウ、コゴメマンネングサ、ハマダイコンが同じように咲いている。
SONY α7Ⅱ+ Sigma 18-300mm
18.0mm 1/500 f/3.5 ISO200 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/5/30 浜坂県民サンビーチ(新温泉町)
ハマボウフウ
Wikipedia には、山菜として食用にするほか、漢方薬・民間療法薬として利用される。八百屋防風と呼ばれることもある。とある。
SONY α7Ⅱ+ Sigma 18-300mm
75.0mm 1/500 f/5.6 ISO250 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/5/30 浜坂県民サンビーチ(新温泉町)
ハマダイコン
古い時代に渡来した「だいこん」が野生化したものといわれています。根はあまり太くならず、食用には向きません。と ボタニックガーデン にはある。
SONY α7Ⅱ+ Sigma 18-300mm
75.0mm 1/500 f/5.6 ISO160 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/5/30 浜坂県民サンビーチ(新温泉町)
ネバリギク
ハマボウフウに混ざって花を咲かせている。北アメリカ東部原産で、日本には外来種として定着している。と Wikipedia にはある。
SONY α7Ⅱ+ Sigma 18-300mm
270.0mm 1/500 f/6.7 ISO800 EV 0



2018年6月 5日

隠居のドライブ:山陰(1)天滝

1972年に建てたちっぽけな山荘の維持がパートナーと二人では難しくなって、安全性のために解体することにした。46年の間には、二人の家族をはじめいろいろな人が利用してきた。
 近年になって、高校同期で山好きの仲間が泊まらせてほしいとの要望があり、山荘を起点に氷ノ山登山などをしてきた。昨秋、秋の天滝に行ってみようという計画があったのだが、叔母の葬儀があって、この春に持ち越していた。
 大阪から3時間ほどで現地に到着。雨が降っているが、傘をさすほどではない。人気のない駐車場からあるき出した。健脚組二人は、ハイキング気分である。こちらは、普段から歩きなれていないので、ウオーキング・ポールを両手に滝から流れる川のそばの山道をゆっくりゆっくり登る。カメラは、ベストのポケットに入る RICOH GRⅡにした。
 二人は、こちらのペースに合わせて歩いてくれるのだが、登るにつれて立ち止まる回数が増えた。普段からの訓練の差が明らかである。
 それでも、急な階段の先にある観瀑のための休憩所から見えた落差98mという滝は、息を切らしながら登ってきた甲斐がある素晴らしい眺めだった。その先に、さらにその先に急な金属製の階段が続いており、ここまで来たからと手すりを頼りに登ってみた。「天滝三社大権現」なる看板を付けた祠がある展望所になっている。ここまで登るのに、写真のEXIFの記録をみると、1時間10分かかっている。1.2KMの道のりなのだが。
 小雨が降っていて、上の方は霞んで見えたが、滝がほとばしるあたりには、新緑の楓が光っている。紅葉のシーズンには素晴らしい眺めになるだろう。日本100名滝に名を連ねているわけだ。
 帰りは、急な坂道をゆっくりと下りてきたが、太ももに身が入って最後の方では、膝が笑いだした。復路は、50分ほどで下ってきた。

;クリックすると大きな写真になります。 2018/5/30 天滝(養父市)
駐車場付近
大きな楓の深緑が雨に光っている。紅葉のときは、きれいだろう。
RICOH GR-Ⅱ7F2.8 単焦点
18.3mm 1/40 f/2.8 ISO250 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/5/30 天滝(養父市)
キランソウ
別名で、「じごくのかまのふた(地獄の釜の蓋)」とか「こうぼうそう(弘法草)」、「いしゃごろし(医者殺し)」と呼ばれます。昔から漢方薬として、咳止めや健胃薬として用いられてきました。名前は、中国名が転じたもの。とボタニックガーデンにはある。
RICOH GR-Ⅱ7F2.8 単焦点
18.3mm 1/40 f/2.8 ISO250 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/5/30 天滝(養父市)
岩間の滝
川沿いの急坂を登っていくと、このような小さな滝がところどころにある。ハイキング路の上には樹木が茂っていて暗い。雨が降っていたせいもあるかもしれない。
RICOH GR-Ⅱ7F2.8 単焦点
18.3mm 1/40 f/2.8 ISO1100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/5/30 天滝(養父市)
ハイキング路
天滝のハイキング路はよく整備されているが、所によって急な上りもある。これは、平均的な傾斜路である。
RICOH GR-Ⅱ7F2.8 単焦点
18.3mm 1/40 f/2.8 ISO1000 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/5/30 天滝(養父市)
糸滝?
滝の名前は、下流から順に、"しのびの滝" "岩間の滝" "糸滝" "連理の滝" "久遠の滝" "夫婦滝" "鼓滝" となっているのだが・・ 。
RICOH GR-Ⅱ7F2.8 単焦点
18.3mm 1/40 f/2.8 ISO1600 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/5/30 天滝(養父市)
連理の滝?
ハイキング路は、川の崖に整備されておりステンレスのチェーンでガードされている。
RICOH GR-Ⅱ7F2.8 単焦点
18.3mm 1/40 f/2.8 ISO800 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/5/30 天滝(養父市)
久遠の滝?
この滝の名前がもっとも怪しい。
RICOH GR-Ⅱ7F2.8 単焦点
18.3mm 1/40 f/2.8 ISO1600 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/5/30 天滝(養父市)
夫婦滝あたり
ハイキング路は、川の右岸・左岸を行ったり来たりする。
RICOH GR-Ⅱ7F2.8 単焦点
18.3mm 1/40 f/2.8 ISO2200 EV 0
180530_012.jpg 2018/5/30 天滝(養父市)
鼓滝
ハイキング路からは、少し離れたところにある。
RICOH GR-Ⅱ7F2.8 単焦点
18.3mm 1/45 f/3.2 ISO160 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/5/30 天滝(養父市)
天滝 -1
観瀑所からの眺め。霧雨にけぶっていたが、まさに天から落ちてくるようだった。
RICOH GR-Ⅱ7F2.8 単焦点
18.3mm 1/90 f/4.0 ISO320 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/5/30 天滝(養父市)
天滝 -2
天滝三社大権現からの眺望。あたりは、楓の緑が茂っており、紅葉のときには見事なはずである。
RICOH GR-Ⅱ7F2.8 単焦点
18.3mm 1/40 f/2.8 ISO250 EV 0



2018年5月 3日

隠居のドライブ:Hütte Hachi の春

歳をとって自分たちだけではメインテナンスできなくなった山小屋Hütte Hachiを引き継いでくれるものもなく、いよいよ取り壊すことにした。その打ち合わせのために、雪解けを待ってパートナーと一緒に現地を訪れた。
 新名神高速道の開通効果か、いつも渋滞が起きる中国自動車道の宝塚東トンネルはスーズだった。山小屋を建ててから46年、交通の便は格段によくなった。
 土地の登記関係についてはパートナーが詳しいのでずいぶん助かっており、お任せしている。登記の現況を確かめるために、八鹿にある法務局によったが、現地についたのは、それでも早くについた。
 水道が屋外栓からか出なかったので、水道局に電話すると昼から修繕にきてくれるようだった。水は出るようになったが、濁っている。冬の間使わなかったせいかもしれない。
 解体した後土地を元の地主さん(いつもお世話になっている民宿の女主人)に譲渡する段取りの話し合いを済ませると後はすることはない。パートナーがわらび採りに精を出している間、私は山桜・草花や風景の写真を撮ることにした。もうこんな時間も持つ機会もなくなると思うと、草花の一つ一つが愛おしくなってきた。
 ここに載せた写真は、別のブログに記録したように、SONY の PlayMemories HOME を使った。

;クリックすると大きな写真になります。 2018/4/23 大久保(養父市)
山桜
小屋の裏の林道脇に植わっている。今シーズンは少し早く満開となっている。桜が咲いているときにいつも来ているわけではないので、こんなところにも桜が咲いているという新たな発見がある。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm F3.5-6.3
35.0mm 1/125 f/6.7 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/4/23 大久保(養父市)
モミジイチゴ
小屋の回りの草花をいつも丁寧に観察していないせいもあるが、いつも新しい発見がある。四季の山野草というサイトでサーチしてみると、どうやらモミジイチゴと思われる。斜面に咲いていたので、下向きに咲く花を見ることができたのだろう。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm F3.5-6.3
230.0mm 1/750 f/6.7 ISO1600 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/4/23 大久保(養父市)
タチツボスミレ
このスミレは古くから見かけていた。スミレ属は世界に400種類以上あり、日本には約50種類あるという。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm F3.5-6.3
120.0mm 1/200 f/5.6 ISO250 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/4/23 大久保(養父市)
マルバネコノメソウ
これも初めて観察するような気がする。いつもこの時期に来ることがなかったせいかもしれない。ユキノシタ属ということだが、我が家の庭に生えているユキノシタの葉ににている。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm F3.5-6.3
120.0mm 1/200 f/5.6 ISO250 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/4/23 大久保(養父市)
トキワハゼ
この花は、大阪堺でもたくさん咲いている。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm F3.5-6.3
230.0mm 1/350 f/6.7 ISO400 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/4/23 大久保(養父市)
ヤマブキ
黄色が鮮やかだった。小屋の回りにたくさん生えていることを夏場にはあまり気づかなかった。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm F3.5-6.3
90.0mm 1/200 f/5.6 ISO320 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。
2018/4/23 大久保(養父市)
山桜
普段にはあまり気が付かなかったが、小屋の迎に見える雑木林には山桜がかなり生えているようだ。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm F3.5-6.3
60.0mm 1/125 f/5.6 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/4/23 大久保(養父市)
山桜と氷ノ山
民宿のご夫婦が、この景色を見ながら花見をしていたのを思い出す。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm F3.5-6.3
100.0mm 1/200 f/5.6 ISO100 EV 0


2017年11月26日

隠居の散策:お別れ山荘の秋

兵庫県の氷ノ山の麓にある小さなゲレンデの中腹に、メンバー8人共同でちっぽけな山荘を建てたのは45年前である。いささかの紆余曲折はあったが、その45年の後半部分は、その 8人のうちの 3人でメンテナンスしてきた。
 その 3人の一人が仕事の関係で埼玉に住まいを移したので、近年は 2人でチョコチョコ手を加えながら、主に孫の遊び場として楽しんできた。だが、ふたりとも歳を重ねて、維持をしていくのが辛くなってきた。今後をどうするかといろいろと悩んだが、後継者もいないので終活として、来年の雪どけを待って、泣く泣く解体することにした。
 埼玉に住む仲間が、大阪に出てくる機会があったので、山荘でお別れ会をすることにした。予定した11月11日は、あいにくの雨だったので、城崎温泉まで足を伸ばして外湯に入りに行った。夕食は、養父に引っ返して、いつもの羽渕精肉店で求めたしゃぶしゃぶ用の但馬牛でお別れ会をできるようにパートナーが用意してくれていた。
 翌朝、幸いにも青空がのぞいた。氷ノ山登山口あたりの紅葉を楽しんだあと、近くにありながらほとんど訪ねたことのない猿尾滝に行ってみた。

クリックすると大きくなります。 2017/11/12 福定(養父市)
解体を決めた山荘
45年間、冬の豪雪など厳しい環境に耐えてくれた。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm
18.0mm AE( 1/80s f/4.5 ISO100) EV +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2017/11/12 福定(養父市)
カラマツの紅葉
山荘を建てた頃苗木だったカラマツは、背丈が随分高くなった。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm
80.0mm TV( 1/200s f/8.0 ISO100) EV +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2017/11/12 福定(養父市)
もみじ
雑木の中に、もみじが混ざっている。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm
180.0mm AE( 1/350s f/6.7 ISO500) EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/11/12 福定(養父市)
紅葉の森
山荘から谷を隔てた雑木の森は、錦繍の紅葉だった。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm
90.0mm AE( 1/200s f/5.6 ISO320) EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/11/12 福定(養父市)
野ぶどう
山荘近くの雑木の中に絡まっていた。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm
70.0mm TV( 1/200s f/6.7 ISO100) EV 0
クリックすると大きくなります。 2017/11/12 福定(養父市)
リンドウ
山荘近くの枯れ葉が表面を覆う斜面に、リンドウの青い蕾を見つけた。根付かないかもしれないが、自宅の庭用にと掘り起こし持って帰った。今のところ、枯れないで生きているようだ。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm
100.0mm TV( 1/160s f/5.6 ISO1250) EV 0
クリックすると大きくなります。 2017/11/12 福定(養父市)
氷ノ山親水公園登山口-1
日曜日の朝だったので、多くの人たちが、紅葉の登山を目指しているようだった。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm
40.0mm TV( 1/60s f/4.5 ISO100) EV +0.3
171112009.jpg 2017/11/12 福定(養父市)
氷ノ山親水公園登山口-2
20台ほど駐められる駐車場は、満車だった。山登りはブームだ。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm
35.0mm AE( 1/80s f/5.6 ISO100) EV +0.3
クリックすると大きくなります。 2017/11/12 福定(養父市)
ナナカマドの実
公園に植わっているナナカマドはたわわに赤い実をつけていた。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm
60.0mm AE( 1/100s f/5.6 ISO320) EV +0.3
クリックすると大きくなります。 2017/11/12 村岡(香美町)
猿尾滝
平成4年に、日本の滝100選に選ばれたようだ。紅葉はもう終わっているようだった。
RICOH GRⅡ
18.3mm AE( 1/60s f/4.0 ISO100) EV 0
クリックすると大きくなります。 2017/11/12 村岡(香美町)
猿尾滝-2
紅葉はもう終わりのようだった。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm
18.0mm AE( 1/60s f/5.6 ISO320) EV +0.3
クリックすると大きくなります。 2017/11/12 村岡(香美町)
猿尾滝-3
水量は結構多い。シャッタースピードを落としてみた。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm
230.0mm TV( 1/3s f/19.0 ISO100) EV 0


2017年7月27日

隠居のドライブ:山小屋 Hütte Hachi を起点に浦富海岸島めぐり遊覧船(2)

孫達とのBBQで満腹した翌朝早く、朝食を早々にすませて、娘家族は国道9号線経由で鳥取砂丘に向かって出発した。我々老夫婦は、以前に経験してことのある夏の砂丘の暑さには耐えられそうにないので、山陰のジオパークとして有名な浦富海岸で遊覧船に乗ることを選択した。
 海の日を含む3連休の中日とあって、車の数は多いが、渋滞するようなことはない。娘家族と別れて、鳥取県岩美町網代にある遊覧船乗り場に向かった。既に多くの家族連れなど乗船を待つ人たちが待合室は賑わっていたが、30分ほど待つだけで、乗ることができた。
 昨夏、兵庫県の香住海岸で遊覧船を楽しんだので、感激はもう一つであるが、夏の海は気持ちがいい。
 遊覧後、小さかったのでよく覚えていないのだが、戦中3~4歳のころ疎開していたという親父の養子先の家があった網代の漁師町に行ってみた。
 昼食は、娘家族と賀露漁港の海鮮市場という予定であったが、大きな駐車場があるのに駐められないほどの混雑である。どうやら、ここに車を駐めて、海水浴へグループもあるようだ。早々に退散した。この頃は、スマホで簡単に連絡が取れる。
 それぞれで、昼食は摂ることにして、我々は鳥取自動車道に向かって帰途についた。途中で、ショッピングモールにあるコメダ珈琲を見つけ、老人にはいささかボリュームが大きいカツサンドを食した。家内が注文したかき氷もまた大きかった。
 鳥取自動車道は高速仕様だが、中国自動車道に合流するまで殆どがトンネルで、いささか疲れた。

;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/15 浦富海岸(岩美町)
船着き場-1
遊覧船乗り場は、日本海に注ぎ込む蒲生川の河口にある。待合室からは、道路下を通るトンネルでつながっている。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
35.0mm TV 1/500s f/4.5 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/15 浦富海岸(岩美町)
船着き場-2
グループでの貸し切り船だろうか、同じ船着き場から小さな船も出ていった。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
35.0mm TV 1/500s f/4.5 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/15 浦富海岸(岩美町)
鳥取砂丘
網代港を抜けると日本海からの鳥取砂丘が望遠される。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
135.0mm TV 1/1000s f/6.7 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/15 浦富海岸(岩美町)
洞門-1
このような洞門がいくつもある。それぞれに名前がつけられているようだが・・

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
60.0mm TV 1/1000s f/5.6 ISO320 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/15 浦富海岸(岩美町)
洞門-2
てっぺんに松が生えている小さな島もある。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
60.0mm TV 1/1000s f/5.6 ISO250 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/15 浦富海岸(岩美町)
カヌー教室
小さな入江ではカヌー教室が開かれているようだ。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
160.0mm TV 1/1000s f/6.7 ISO200 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/15 浦富海岸(岩美町)
海水浴場
海水浴ができるような小さな海岸がいくつかある。船は、海水浴客との事故を避けるために、入江の奥には入らない。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
60.0mm TV 1/1000s f/5.6 ISO400 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/15 浦富海岸(岩美町)
釣り人たち
沖の小さな島で、釣りをする人たちが居る。格好の釣り場らしい。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
120.0mm TV 1/1000s f/5.6 ISO400 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/15 浦富海岸(岩美町)
洞門-3
日本海の海はきれい。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
180.0mm TV 1/1000s f/5.6 ISO800 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/15 浦富海岸(岩美町)
網代漁港
釣り船だろうか、コンクリート舗装された浜辺に、電動式のウインチで引き上げられている。エンジンは船外機である。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
45.0mm TV 1/1000s f/4.5 ISO640 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/15 浦富海岸(岩美町)
ボラ
港に注ぐ溝河口にボラの群れが泳いでいた。食べてもまずいので誰も捕獲しないようだ。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
230.0mm TV 1/1000s f/6.7 ISO1000 EV 0


 

2017年7月22日

隠居のドライブ:山小屋 Hütte Hachi を起点に浦富海岸島めぐり遊覧船(1)

近くに住む娘家族が、海の日の連休を利用して、山小屋に一泊して鳥取砂丘へ行きたいと言ってきた。オーナーとして、山小屋へは一緒に行くことにした。
 渋滞予測が出ている中国自動車道の宝塚東トンネルの混雑を避けるために、朝は5時30分に出発。それでも、6時半近くなった宝塚では、3KMの渋滞になった。早く出かけたおかげで、渋滞はそれだけで、あとはスムーズに流れた。
 夕飯の焼肉用の野菜は、途中の道の駅「まほろば」の産直売り場で手に入れる予定だったが、8時半開店のだいぶ前だった。こんなに早く、この道の駅についたのは初めてだった。
 いつものように、途中の羽渕精肉店で但馬肉を求めて小屋についたのは、10時前だった。来年には解体することにしている山小屋のデッキの床板は、雪害を避けるためにこの冬から外したままにしていた。一行の中では一番背が高くなった高1の孫にも手伝ってもらって、BBQができるように野ざらしにしていた床板をはめた。谷風が渡るデッキの上で飲むビールは格別だ。
 カレーライスで昼食を済ませた午後、虫取りに汗をかいた孫達は父親に連れられて、車で20分ほどのところにある日帰り温泉に出かけた。
 デッキの下に咲くオカトラノオやヒメジョオンに、スジグロシロチョウやヒョウモン蝶がやってきた。カメラを手に、近くを散策する。夜になると鹿が跋扈するというゲレンデは、以前はこの時期にはススキに覆われていたのに、今はそのような背の高い草は鹿の食事なっているらしく、背の低い草が生える草原になっている。
 ヒヨドリバナも、鹿が食するらしいが、ゲレンデのあちこちに花を咲かせていて、そこにいろいろな蝶が吸蜜していた。

;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/15 大久保(養父市)
スジグロシロチョウ
小屋のデッキの下には、オカトラノオとヒメジョオンが繁茂している。このオカトラノオに、スジグロシロチョウが吸蜜に来ていた。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
230.0mm TV 1/800s f/6.3 ISO640 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/15 大久保(養父市)
オオシオカラトンボ♀
上と同じ場所の枯れ枝に、オオシオカラトンボが留まっていた。シオカラトンボと思っていたが、よく調べるとオオシオカラトンボのようだ。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
200.0mm TV 1/800s f/6.3 ISO6400 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/15 大久保(養父市)
ドクダミ
この薬草を鹿が食べるかどうかは、ネットでサーチしてみると食べる・食べないの記載が半々のように思うが、少なくとも、このあたりでは食べてはいないようだ。以前は生い茂っていたススキなど背の高い草は食草となっているようで、ゲレンデは背の低い草が繁茂する草原となっている。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
140.0mm TV 1/800s f/6.3 ISO500 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/15 大久保(養父市)
ウツボグサ
靭(うつぼ)とは矢を入れて、腰に付けて持ち歩く鎌倉、室町時代の筒型の容器のこと。名前の由来は花が落ちた花序の様子がうつぼ(靭)に似ているかららしい。鹿の食事対象ではないらしい。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
160.0mm TV 1/640s f/6.3 ISO1600 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/15 大久保(養父市)
ツバメシジミ
こんな田舎に来ても、ツバメシジミが健在だ。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
300.0mm crop TV 1/640s f/6.3 ISO320 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/15 大久保(養父市)
ウラギンヒョウモン
オカトラノオが好きなようだ。ウッドデッキから撮影した。ヒョウモンチョウの同定は難しいので、YAMAKOさんに助力を仰いだ。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
280.0mm crop TV 1/640s f/6.3 ISO6400 EV 0
クリックすると大きくなります。 2017/7/15 大久保(養父市)
キアゲハ
ゲレンデのヒヨドリバナは鹿の食事の対象ではないらしく、そこここに花をつけている。この花に、アゲハやヒョウモンチョウが吸蜜に来ていた。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
200.0mm TV 1/750s f/6.7 ISO1000 EV 0
クリックすると大きくなります。 2017/7/15 大久保(養父市)
ヒメキマダラセセリ
ヒヨドリバナには、小さな蝶もやってきていた。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
110.0mm TV 1/750s f/5.6 ISO500 EV 0
クリックすると大きくなります。 2017/7/15 大久保(養父市)
オオウラギンスジヒョウモン
あちこちのヒヨドリバナでは、何頭ものヒョウモンチョウが吸蜜をしていた。裏翅の白い斑点が、ウラギンヒョウモンより少ない。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
300.0mm crop TV 1/750s f/6.7 ISO500 EV 0
クリックすると大きくなります。 2017/7/15 大久保(養父市)
ウラギンヒョウモン
足元のオカトラノオに、ヒョウモン蝶が飛んできた。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
230.0mm TV 1/750s f/6.7 ISO2000 EV 0
クリックすると大きくなります。 2017/7/15 大久保(養父市)
キタキチョウ
オカトラノオには、キタキチョウもやってきた。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
230.0mm TV 1/750s f/6.7 ISO2000 EV 0


2017年6月 9日

隠居の旅:久しぶりの山小屋Hütte Hachi

兵庫県養父市の古くからある小さなゲレンデの中腹に建っている Hütte Hachi の様子を雪が溶けたら見に行ってみたいと思っていたが、坐骨神経痛を発症して、ようやく癒えたのがゴールデンウィーク開けだった。パートナーを誘って出かけたのは、5月も終わりに近い、25・26日だった。
 何かとお世話になっている民宿のおばさんの話だと、この冬はすごい積雪だったそうで、雪下ろしを何回もお願いしたとのことだった。幸い傾斜のきつい片流れ屋根になっている Hütte Hachi は、雪はすべて滑り落ちたらしく無事だった。
 45年ちかく使ってきた小屋も、そろそろ終活をしなければならないと、その相談が今回の目的だった。パートナーも私も歳をとって、ちょっとしたメンテナンス作業も億劫になってきた。今後も維持していくには、誰かが面倒見なければならない。孫どもを連れて行ってやりたいと思っても、親たちは生活が忙しくなかなか休みが取れない生活をしているので、我々のようなわけにはいかないだろう。
 今回は、小屋の始末についての話が終わってしまうと、特段する作業もなかった。パートナーはゲレンデでまだ芽を出しているワラビ採りをしていた。娘さんが好きなそうなんだ。私は、 Sony NEX-7 にアダプターを介して新しく手に入れた Sigma 18-300mm を取り付けたカメラを首からぶら下げて、被写体を探した。YAMAKOさんの写真に刺激されたのだが、YAMAKOさんのように、なかなかうまく扱えない。
 翌朝、帰宅前に、この3月に、北近畿豊岡自動車道が「八鹿氷ノ山IC」から「日高神鍋高原IC」に延伸された区間を走りに行ってみることにした。国道9号線の村岡町から482号線で神鍋高原を通って、「日高神鍋高原IC」に回るコースである。
 山小屋Hütte Hachiを開設してから45年の間に、道路はどんどん良くなった。その間には車の性能も良くなっているから、昔に比べればアクセスはずいぶん楽になっているのだが、肝心の運転手がポンコツになってきた。
 この482号線沿いに、植村直己冒険館があるのに気がついた。以前から、少しは気にかかっていたので、立ち寄った。パートナーも私も、冬山登山の経験もないから、ただただ彼の行動に驚愕の連続であった。

;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/25 大久保(養父市)
カキドウシ
山小屋Hütte Hachi前の草地に生えている。近くの野原は、鹿が跋扈しているらしく、背丈の高い植物はほとんど新芽が食べられるらしく、草原は背の高い草は無いので一見綺麗である。農作物を植えているところは、ネットで囲いがしてある。鹿は角が引っかかるので、ネットが苦手らしい。イノシシには、有効では無いようだが。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
150.0mm crop AE 1/250s f/6.3 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/25 大久保(養父市)
ウスバカゲロウ
トンボと思って撮ったのだが、どうも違うようだ。似た種には、トンボ(蜻蛉)、カゲロウ(蜉蝣)、ウスバカゲロウと分かれるようだ。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
100.0mm crop AE 1/200s f/6.3 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/25 大久保(養父市)
シオヤトンボ♀
シオカラトンボより少し小型だった。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
100.0mm crop AE 1/160s f/5.6 ISO320 EV +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/25 大久保(養父市)
アサヒナカワトンボ
ネットでいろいろ調べてみると無色翅型(羽化後の若い固体)と思われる。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
200.0mm crop AE 1/320s f/6.3 ISO125 EV +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/26 大久保(養父市)
氷ノ山頂上
小さく三角形に見えているのは、頂上の避難小屋である。雲ひとつないいい天気だった。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
300.0mm AE 1/500s f/7.1 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/26 大久保(養父市)
タニウツギ
この時期、あちこちで満開となっていた。期待した蝶はやってこない。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
26.0mm AE 1/100s f/5.0 ISO100 EV +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/26 大久保(養父市)
オドリコソウ
シソ科の野草である。そういえば、葉がシソに似ている。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
55.0mm AE 1/100s f/5.0 ISO400 EV +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/26 大久保(養父市)
シロオビアワフキ
朝、農道を散歩しているとしろい綿のような泡がまとわりついている木の枝が何本かあった。撮った写真を後で調べてみると一般的にアワムシといってその中に幼虫がいるらしい。気をつけてみていると草の茎にも絡まっている。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
100.0mm AE 1/160s f/5.6 ISO320 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/26 大久保(養父市)
早朝の農道
朝、起き抜けに山小屋を抜け出し、農道を散策する。林の中では、姿は見えないが 小鳥たちがさえずっている。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
30.0mm AE 1/60s f/4.5 ISO400 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/26 大久保(養父市)
大久保ゲレンデから高丸方面の眺望
40年以上同じ風景だ。懐かしさがこみ上げる。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
18.0mm AE 1/250s f/8.0 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/26 東鉢伏(養父市)
葛畑の棚田
鉢伏高原から9号線に出る道に、別宮の大カツラという名所がある。その前に広がる。氷ノ山は残念ながら雲をかぶっていた。このような写真を撮るチャンスも最後かもしれない。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
18.0mm AE 1/80s f/11.0 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/26 東鉢伏(養父市)
ホオジロ
この別宮の大カツラあたりには、野鳥も姿をあらわす。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
300.0mm crop AE 1/500s f/6.3 ISO800 EV -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/26 東鉢伏(養父市)
タニウツギ
ピンクのキレイなタニウツギも咲いていた。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
30.0mm AE 1/160s f/5.6 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/26 東鉢伏(養父市)
ウスバシロチョウ
小さな公園でヒラヒラしていた。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
180.0mm AE 1/320s f/6.3 ISO125 EV 0
クリックすると大きくなります。 2017//5/26 植村直己冒険館(豊岡市)
Nikon F2ウエムラスペシャル
世界の冒険に帯同したカメラ。チタン製のレンズフードがひしゃげていた。そのようにして撮った写真が、冒険旅行の糧になっていたのだろう。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
180.0mm AE 1/320s f/6.3 ISO125 EV 0


2016年12月10日

隠居のドライブ:丹波篠山洞光寺の紅葉を訪ねる

11月になって、氷ノ山の初冠雪がTVで報じられた。頸動脈狭窄症の手術が終わって落ち着けばとパートナーと約束していた山小屋Hütte Hachiの冬支度に行きが、ようやく11月の21・22日に決まった。
 冬支度といっても大したことはしない。積雪で重みがかかるのを避けるためにウッドデッキの板を外しにいく(もともとそのような造りにしてある)ことと、水道・石油ストーブ・風呂の調子を確認することぐらいである。大した時間はかからない。
 パートナーが用意してくれたしゃぶしゃぶで、一杯をやりながら、Hütte Hachi でのこれまでの生活やこれからのことをとめどなく話したりして眠りについた。ストーブも、風呂も順調である。
 翌朝、日本晴である。スマホのアプリ<NaviCon>に、ブックマークしていた 丹波篠山にあるという洞光寺というところに行ってみることにした。テレビかなんかで紅葉が綺麗と報道されていたのをスマホに取り込んでいたのだ。
 NaviCon で洞光寺をカーナビにセットすると、大阪への帰り道途中の舞鶴自動車道の篠山口ICを下りる道を指示する。篠山市街地を抜けたゴルフ場が集中する山の中にあるようだ。村の中の細い道を辿った先にお寺はあった。20~30台がとめられる無料の駐車場も用意されている。拝観料もとられない小さな山寺である。
 鯉が泳ぐ小さな池のそばにかなり大きな楓が朱に染まっている。それ以外にはイチョウの木が2本ほどあるだけである。少々物足りないが、快晴の青空が気持ちを救ってくれた。

;クリックすると大きな写真になります。 2016/11/22 Hütte Hachi
氷ノ山の紅葉
裾野の雑木林は、紅葉している。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
63.0mm 絞り優先 1/90s f5.6 ISO125 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。」 2016/11/22 洞光寺
山門
曹洞宗である。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
49.0mm 絞り優先 1/60s f5.6 ISO320 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/11/22 洞光寺
山門脇の楓
真紅に紅葉していた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
52.0mm 絞り優先 1/60s f5.6 ISO800 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/11/22 洞光寺
池に楓の葉が
池には鯉が泳いでいる。、この鯉と楓を一枚に収めようと三脚を立てたカメラマンが狙っていた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
52.0mm 絞り優先 1/60s f5.6 ISO800 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/11/22 洞光寺
南天の赤い実
南天の向こうに鐘楼が見える。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
63.0mm 絞り優先 1/90s f5.6 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/11/22 洞光寺
熟した柿
柿の実も赤く熟していた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
100.0mm 絞り優先 1/90s f5.6 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/11/22 洞光寺
本堂前
落葉が地面を赤く染めている。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
75.0mm 絞り優先 1/90s f5.6 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/11/22 洞光寺
本堂前の楓
朱色がきれい。流石に外国人はいない。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
75.0mm 絞り優先 1/350s f5.6 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/11/22 洞光寺
境内風景
イチョウの葉はすっかり落ちていた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
36.0mm 絞り優先 1/250s f5.6 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/11/22 洞光寺
境内風景
建物にあまり注意を払わなかったが、経堂だろうか。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
58.0mm 絞り優先 1/60s f5.6 ISO320 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。161122_026.jpg 2016/11/22 洞光寺
境内風景
一番いい時期だったかもしれない。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
80.0mm 絞り優先 1/125s f5.6 ISO100 露出補正 +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/11/22 洞光寺
池の鯉を撮る
鯉がときたま水面に浮かび上がってくる。この鯉と楓を一枚に収めようと三脚を立てたカメラマンが狙っていた。。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
90.0mm 絞り優先 1/90s f5.6 ISO320 露出補正 0


2016年8月20日

隠居の散策:真夏のHütte Hachi

涼しさを求めてでかけた兵庫県氷ノ山の麓にあるHütte Hachiに、香住での海岸遊覧を終えて、着いたのは、午後3時20分くらいだった。スマホのアプリ Altimeter では、標高700mを指しているが、窓を開け放しても生ぬるい風がときどき吹くくらいで、流石に真夏のこの時間では暑い。
 それでも、デッキに出て、深緑の中で冷たいビールで喉を潤していると渋滞の中を出かけてきて良かったと気が晴れた。この時期の音の風景は いつものように、ニイニイゼミとウグイスとキリギリスの合唱である。 まだ、ヒグラシが鳴くのは早いようだ。
 山の日の入りは早い。まだ陽が隠れないうちに、七輪に火を起こして、往路に羽淵精肉店で求めた但馬牛の焼き肉を楽しんだ。今年になって、調子の悪かった水道も、養父市の水道局が送水用のポンプを入れ替えてくれたとのことで、順調に風呂の水をはることができ、汗を流すことができた。水の確保に苦しんだ昔に比べれば、月とスッポンである。
 リオ・オリンピックの映像を見ながら眠りに落ちた翌早朝、いつものように、周辺に被写体を求めた。陽が上るまでは、さすがに寒い。野鳥は鶯のさえずりが聞こえるぐらいで姿は見えないが、セセリチョウやトンボを観察することができた。

真夏の山里:兵庫県養父市福定ウワノヤマの生き物

;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
エゴノキの実
5月には、白い可憐な花が咲いていた
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
85.0mm 絞り優先AE 1/90s f5.6 ISO800 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
マツヨイグサ
冬にはゲレンデとなる荒れ地のあちこちに咲いていた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
106.0mm 絞り優先AE 1/125s f5.6 ISO200 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
ボタンヅル
名前は、葉のかたちが「ぼたん(牡丹)」に似ていることからで、これが同定の目安となりました。地面に這っていたり、樹の枝に絡みついたりしていました。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
61.0mm 絞り優先AE 1/125s f4.5 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
葛の花
このツル性の植物も、色々なものに絡みついていました。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
178.0mm 絞り優先AE 1/200s f5.6 ISO160 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
アジサイ
枯れかけているがまだ残っていた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
178.0mm 絞り優先AE 1/350s f8.0 ISO100 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
ガクアジサイ
フリザードフラワーのように残っている。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
205.0mm 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO250 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
ヘクソカズラ
葉を揉むと独特の臭気があることから、ついた名前のようだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
194.0mm 絞り優先AE 1/200s f8.0 ISO125 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
ウラジロハナヒリノキ
葉の粉末が鼻にはいるとはなひり(=くしゃみ)が出ることからの名。裏日本海の豪雪地帯に分布するそうだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
108.0mm 絞り優先AE 1/125s f8.0 ISO640 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
アキアカネ
成熟しても、頭部や胸部はあまり赤くならないそうだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO250 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
シオカラトンボ♀
シオヤトンボとの区分が難しいが。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO250 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
オオシオヤトンボ♂
シオヤトンボとの区分が難しいが。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO200 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
アキアカネ
ナツアカネとの区分が難しいが、判別方法のページを参考させてもらうと、どうやらアキアカネのようだ。胸部の肝心なところが映っていないのだが。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO200 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
オニヤンマ
ずっと飛んでいるので、なかなか撮りにくいが、ようやく翅を休めてくれた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO160 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
ツマグロバッタ
名前は翅端と後脛節の黒色部分が目立つことから。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
228.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO160 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
ダイミョウセセリ(関西型)
関東型と違って、近畿以西の個体には、後翅には白色帯がある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
228.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO160 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
オオチャバネセセリ
セセリチョウの識別は YAMAKO さんに教えてもらった。セセリチョウの識別には、後翅裏面の白色点の並び方がポイントのようだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO400 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
イチモンジセセリ
後翅があまり良く見えていないが。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
218.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO125 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
ツマグロキチョウ
キタキチョウとの区分が難しいが。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO1250 露出補正 -0.7


2016年8月15日

隠居のドライブ:山陰海岸香住、三姉妹遊覧船で奇岩をめぐる

近くに住む孫家族が愛媛へ帰省して、孫たちの保育園・学童保育への送迎から解放された。夫婦二人だが、涼しさを求めて山小屋Hütte Hachiに出かけることにした。
 いつも行き帰りには、どこかに観光することにしている。今回は何処に行こかと考えあぐねたが、30年以上も前に一度乗ったことのある山陰香住海岸を巡る三姉妹船長で有名な遊覧船に乗ってみることにした。
 今年から祭日となった「山の日」8月11日の翌日、渋滞のピークは過ぎただろうと、安易に中国自動車道に入りこんだ。朝6時半過ぎというのに、近畿道から吹田JCTで中国自動車道に入った途端宝塚東トンネルを頭とする渋滞に巻き込まれた。ここからは逃れる術はない。カーナビVics が渋滞をぬけ出すのに、1時間半以上かかることを知らせている。朝から水分を沢山とったので、尿意を催してきた。豊中出口から抜けだしてコンビニのトイレを借りた。
 池田入り口から、再び渋滞の中に。宝塚東トンネルを抜けると、ようやく走りだした。
 途中休憩一度挟んで香住漁港に着いたのは、11時半前、希望だったコースの出航時間は13:00という。それまでに昼食を済ませようとネットで調べた「笑ら(わらら)」という食事処で刺し身定食の腹ごしらえ。サザエの刺し身もついた新鮮な魚に満足。
 出航の時間には、座席はほぼ満席になるぐらい集まった。西に向かう航路に備えて、左側座席(海岸側)に座り、カメラを窓ガラスに押し付ける姿勢をとった。
 理由は明らかではないが、三姉妹と次世代三姉妹によるこの遊覧船の運営は今年の11月30日までという。譲渡先を探しているというが、ひょっとすると最後のチャンスだったかもしれない。
 3時半過ぎには、久しぶりに開けた小屋の窓から生ぬるいものの緑の風が吹き抜けた。
 いつものように、テラスでの七輪の炭火焼き肉を楽しんだ。

真夏の兵庫香住海岸を巡る

;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/12 香住漁港
遊覧船かすみ丸
遊覧船は、もう一艘小さな船あり、こちらは洞窟に入れるらしい。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
39.0mm 絞り優先AE 1/90s f16.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/12 香住漁港
香住漁港
イカ釣り船の向こうに見えるのは、海上保安庁の巡視船。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
39.0mm 絞り優先AE 1/90s f16.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/12 香住海岸
ゆりかもめ
突堤のテトラポットにゆりかもめが。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
141.0mm 絞り優先AE 1/200s f16.0 ISO640 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/12 香住海岸
香住海岸海水浴場
山陰の海水浴場には珍しく賑わっている。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
82.0mm 絞り優先AE 1/90s f16.0 ISO400 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/12 香住海岸
但馬松島
六角柱を束ねたような美しい玄武岩が右に見える。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
39.0mm 絞り優先AE 1/80s f16.0 ISO320 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/12 香住海岸
姉妹赤島
姉の赤島には波食による洞くつができている。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
39.0mm 絞り優先AE 1/80s f16.0 ISO320 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/12 香住海岸
鎧の袖
昭和15年に国の天然記念物に指定された、香住海岸を代表する名勝。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
32.0mm 絞り優先AE 1/60s f16.0 ISO320 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/12 香住海岸
インディアン島(鷹の巣島)
羽飾りを頭につけ、じっと前をみつめて海に浮かぶその姿からの命名。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
53.0mm 絞り優先AE 1/60s f16.0 ISO320 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/12 香住海岸
衣笠洞門?
船が大きくて、どこの洞門にも入れないが、海の色は深さによって変化する。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
24.0mm 絞り優先AE 1/60s f16.0 ISO840 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/12 香住海岸
女船長さん
船を操船しながらガイドする。慣れているとはいえ、うまいものだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
67.0mm 絞り優先AE 1/60s f16.0 ISO640 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/12 香住
笑ら店内
夜は居酒屋のようだ。
SONY SO-04H
4.2mm プログラムオート 1/50s f2.0 ISO400 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/12 香住
刺身定食
サザエとイカが地のものだろうか。
SONY SO-04H
4.2mm プログラムオート 1/32s f2.0 ISO250 露出補正 0