2008年5月13日

隠居、レンタル・サーバーの引っ越し:lolipop → Xserver

 2006 年2月に、ブログを MovableType で始めだしてから、2年と3ヶ月が経過した。その当時、最も安かった(現在もそうかもしれないが) lolipop という変わった名前のレンタル・サーバーを、ディスク容量 200MB 月額 263円で契約した。
 と同時に同じ系列の、ムームードメインサービスで、n-shuhei.net という独自ドメインを取得した。現在でも、ここが独自ドメイン取得・維持では最安らしい。 

 さすがに 200MB ではすぐ余裕がなくなり、2006年10月に、月額 105円を足して500MB とした。それも容量が残り少なくなってきたので、もう少しディスク容量が大きなレンタル・サーバーを物色していた。
  lolipop の系列に、chicappa とか hemtel といったレンタル・サーバーがあるが、ネットにあまり名前が出てこないのでもひとつ乗り気ではない。
 「小粋空間」さん(現在は引越しされたようだ)など有名な方が使われている SAKURA Internetは、自分用に MP3 ファイルをおいて楽しんできたが、MovableType を移管するにはなんとなく難しそうだ。それに、債務超過も噂されている。音楽は、RadioSenboku を専ら聴いているので無駄遣いはやめて契約を解除した。

 もう少しググッテみると、ディスク容量 3GB で月額 1050円の Xserver というレンタルが見つかった。MovableType との相性も良さそうである。
 このサーバーに、一気に MT4.1 を導入して、現在の MT3.3 を移管したいと思ったが、 MT4.1 を理解するには時間がかかりそうなので、とりあえずディスク容量を確保することを優先することにした。

 一日 200人を越える人が訪問してくださるようになったので、URL は変えたくない。幸い、独自ドメインを取得していたので URL を変更せずにサーバーの引っ越しができそうである。
 Xsever には、このような場合のマニュアルが丁寧に書いてある。ただ、ドメイン管理とかDNS とかいった言葉は familiar ではないので、加齢化現象が起きている頭では理解するのになんども読み返すことになった。

引っ越しの要領は、マニュアルの「他社からの乗り換えについて」→「サーバーだけ移転したい」を参考に、
  1. まず、ドメインの設定で、保有している独自ドメイン名(私の場合、n-shuhei.net)で、xserver にドメイン設定をする。
  2. 次に、FTPソフト(私の場合、FFFTP)で、新しいドメインに、lolipop からダウンロードしておいたファイルを xserver の新しいドメイン(/n-shuhei.net/public_html/) にアップロードする。
  3. 次に、ネーム・サーバー(プライマリーとサブがある)を lolipop のネームから xserver のネームに変えて、浸透するのを待つだけである。この作業で世の中に、サーバーを変えたことを知らしているが、浸透するまでは2日間くらいかかるそうである。
  4.  ドメイン名が同じだから、ほんとに引っ越ししているかどうか分からないが、アップロードする画像ファイルなどを故意に外しておくと表示されないから確認ができる。

  5.    要するに、
    • サーバーをレンタルしている業者と独自ドメインを管理している業者は別である。
    • 独自ドメインを持っておれば、サーバーレンタル会社のネーム・サーバー名(基本的には、IPアドレス)を、ドメイン管理業者(ここの場合、ムームードメインサービス)に用意されているコントロールパネルで書き換えるだけでよい。
    ことが分かった。

     ここまでは、なんとか上手くいったが、サーバーを変えると当然サイト・パスなどが変わってくる。ドメイン名は同じなので、テンプレートタグの<$MTBlogURL$> とか、<$MTCgiPath$> などは内容は変わるが、そのまま変えなくてもつかえる。独自ドメインを持っているとこのような時に幸いする。

     ただ、次の項目は変えなければならない。
  6. mt-config.cgi のCGI Path は変えなくてよいが、Database へのパスはフルパスが変わっているので変えなければならない。(私の場合、SQLite を使っていたので)
  7. ブログ管理画面の「設定」→「公開」でのサイトパスも絶対パスを変える必要がある。
  8. cgi ファイルの属性(パーミッション)は、xserver の場合 700 に変えねばならないが、プラグインで使っている cgi ファイルも plugins のフォルダーを展開してさがし、属性を変えておく必要がある。私の場合、plugin の RebildPreView の cgi ファイル属性を変えていなかったのでエラーを起こした。


 ここまではなんとかたどり着いて、新しいサーバーで運営ができているが、spam comment 対策の Scode plugin がかなり時間をかけて検討してみたが、どうしても上手く動かない。仕方なく、1日20通近くくる Junk Comment は手動で削除している。MT4 には対策方法があるらしい。やっぱりアップグレードを考えねばならないだろう。

 

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 手狭になったレンタル・サーバーを lolipop500MB から xserver3GB へ引っ越しをしてから、いろいろな障害がでていた。 その中で最も大... 続きを読む

コメント

お引越し大変でしたね。心持ちページ展開が早くなったような気も・・・・
これだけプラグインやら付加価値つけると丸一日要したのではないでしょうか?
この際一気にアップデートすればよかったのに・・・と思いますが、これだけプラグインつけていればあまり代わり映えしないかも。
MTのアップデートは手間がかかりすぎるのでコマリモノです。
私のところは「3.35」で十分なので、当分このままシンプルにいきます。(^_-)

ページ展開時にいつも「ランタイムエラー」表示がでますね。

>edaats さん

コメントありがとうございます。

やはり、プラグインで上手くいかないのがありますね。
Scodeで、長い時間をとられました。結局あきらめましたが。

MT4.1にアップグレードする準備を進めているのですが、また時間をとられると思うとすこしおじけづいています。

ページ展開時にランタイム・エラーがでるとのことですが、こちらで確認できていません。ページ展開時とは、個別エントリーを開くときのことでしょうか。

私の場合、IE(Sleipnir)の設定を次のように、しているのでランタイムエラーがでないのかもしれません。

①IEを開くか、コントロールパネルから、インターネットオプションを起動
②詳細設定タブから”ブラウズ”「スクリプトエラーごとに通知を表示する」のチェックを外し、「スクリプトのデバッグを使用しない」のチェックを入れます。

まだ、いろいろとエラーがあるので、エラーが出ているのかもしれません。

>edaatsさん

「ランタイムエラー」の原因がわかりました。単純ミスです。

アップグレードとか、サーバーの引っ越しとかしたときは、「スクリプトエラーごとに通知を表示する」のチェックをしておかないと駄目ですね。

チェックをしたために、構文エラーが見つかりました。

ありがとうございました。

errorでてませんね・
それにしてもスパム・コメント対策の文字が見難いです。

| それにしてもスパム・コメント対策の文字が見難いです。

はい、そのようですね。

ただ、でている文字は単語ですので、語学力テストにもなります。(^o^)

MT4.1にしたら、少しましになるのかなと思ってますが。

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