2011年7月アーカイブ: Studio YAMAKO

2011年7月28日

相鉄沿線 緑園都市 7月22日


 7月23日夜、中国東部の浙江省温州で、停車していた高速鉄道の列車に後続の列車が追突し、追突したほうの4両の車両が、高架橋からおよそ15メートル下に転落したというニュースが伝わった。悪天候で停車中のカナダ・ボンバルディア型の編成に、東北新幹線・秋田新幹線のE2系こまち型編成が時速100km~200kmで追突したという。驚いたのは、1日半後の25日朝に営業運転を再開したことだ。凄いと驚いたのと同時に恐ろしさを感じた。
  さて、そんなことは起るはずがない(であろう)、横浜を起点とするローカル私鉄の相鉄線は、二俣川で海老名方面へ向かう本線と、湘南台へ向かういずみ野線に分かれる。開発されたいずみ野線沿線の「緑園都市」駅の近くに「相鉄ギャラリー」があり、絵画や写真の展覧会が年十数回開催されている。相鉄線車内の中づりに、その「相鉄ギャラリー」で7月6日から7月31日まで開催される「清水徹 写真展 ヨーロッパの街角散歩 中欧・東欧」の案内があった。実は8日にも行ってきたが、パネルの写真展示とともに液晶大型モニターで約30分の写真のスライドショーが行われていた。
 会期の前半は東欧で後半は中欧になっていた。そこで22日に再びその中欧編を観に出かけた次第である。両日とも写真家の清水徹さんが会場に来られていて、露出などについて質問もさせていただいた。清水徹さんの作品は、ヨーロッパの街の情景が巧みな光のあしらいで表現されていた。

1.「サンステージ緑園都市」
相鉄いずみ野線「緑園都市」駅は平成9年に「関東の駅百選」に選ばれたそうだ。その駅名の通り、緑溢れるゆとりある空間が特徴である。相鉄いずみ野線のガードと交差する立派な道路を東へ進むと「サンステージ緑園都市」という大規模に開発された高層住宅域がある。「サンステージ緑園都市」は相鉄建設・三井建設により1987年9月に竣工し、相鉄、三井不動産によって分譲された。「西の街」6棟-638戸、「東の街」11棟-1162戸のビッグコミュニティである。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
サンステージ緑園都市;クリックすると大きな写真になります
2.「相鉄ギャラリー」
その「サンステージ緑園都市」の一角に「相鉄ギャラリー」がある。4階がギャラリーになっていて、エレベーターで上がる。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/320秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
相鉄ギャラリー;クリックすると大きな写真になります
3.「サンステージ緑園都市」構内
「サンステージ緑園都市」の構内は行き届いた整備がされている。塵ひとつ落ちていない。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/400秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
モンキチョウ♂;クリックすると大きな写真になります
4.モンキチョウ♂
「サンステージ緑園都市」の入り口となる広場の花壇には、四季折々、花が植えられている。今はマリーゴールドが花盛りだった。「相鉄ギャラリー」に来た時は、ここに何か蝶がいるのではないかと楽しみにしている。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
モンキチョウ♀;クリックすると大きな写真になります
5.モンキチョウ♀
Canon IXY900IS にはバリアングルモニターは付いていない。カメラをこの位置にして撮るには、斜め上からモニターを覗き、蝶が中央に写っていることを確認して、焦点枠がグリーンに変わるのを、つまりピントが合ったことのシグナルを見届けてシャッターを押す。構図など考えられない。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
モンキチョウ♀;クリックすると大きな写真になります
6.ジャノメチョウ -1
ふと、見渡すとここでは見慣れない黒っぽい蝶がいた。新鮮なジャノメチョウだった。光が逆になってしまい翅が暗くなったので、Capture NX2 で部分的に明るくしてみた。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/320秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
ジャノメチョウ;クリックすると大きな写真になります
7.ジャノメチョウ -2
反対側に回り込んで撮った。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/250秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
ジャノメチョウ;クリックすると大きな写真になります
8.ジャノメチョウ 開翅
時々、翅を開いてはすぐまた閉じる。翅を開くタイミングに合わせてシャッターを切った。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/320秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
ジャノメチョウ;クリックすると大きな写真になります


2011年7月23日

舞岡公園 朝がけ 7月18日


 7月18日 の早朝、「なでしこJapan」がドイツ・フランクフルトで行われたいた女子サッカー World Cup の決勝のPK戦でアメリカに勝ち、優勝した。昨夜からこの日は早朝に舞岡公園へ行ってみようと決めていた。前回7月12日は暑い日で、日中ほとんど蝶が見られなかった。それでは、朝早く気温が上がる前ならどうだろうかと思ったからだ。
 サッカーの試合が終わったのは6時半、舞岡公園の駐車場に着いたのが7時10分、それほど早朝というわけではないが、初めてのトライである。歩き始めると、カラスアゲハやウラギンシジミが飛んでいるのを見かけた。9時過ぎまで2時間、公園を歩いた。日中より、蝶の影は多い。

路上のルリシジミ;クリックすると大きな写真になります   1.路上のルリシジミ
7時20分、早速ルリシジミが路上をちらちらと飛んでいる。G12のバリアングルモニターで撮り始めた。マクロに設定するのを怠って撮っていたので、どうかと思ったが、なんとかピントはきている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
オカトラノオとダイミョウセセリ;クリックすると大きな写真になります 2.オカトラノオとダイミョウセセリ
新鮮なダイミョウセセリが、オカトラノオに数頭来ていた。帰りに9時ごろ同じところを通ったが、その時にはもう姿は無かった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/100秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
ダイミョウセセリ;クリックすると大きな写真になります 3.ダイミョウセセリ マクロ撮り
これは♀だろうか? お腹がが太いし、後翅に白い帯が薄らと出ている。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウラギンシジミ;クリックすると大きな写真になります 4.ウラギンシジミ
7時40分 ウラギンシジミが飛んでいた。路上に止まったりしていたが、近くの葉に止まり、日光浴を始めた。新鮮な夏型の♂だ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/160秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
ウラギンシジミ;クリックすると大きな写真になります 5.ウラギンシジミ マクロ撮り
写真4.と同じ個体、同じ静止位置。ソックスをはいたような脚が可愛らしい。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウラギンシジミ;クリックすると大きな写真になります 6.ウラギンシジミ 裏
その名の通り裏は一面銀色である。この時期は路上に止まって口吻を伸ばしていることが多いようだ。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/400秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ヤマユリ;クリックすると大きな写真になります 7.ヤマユリ
古民家の庭にヤマユリが咲いていた。ナガサキアゲハの♀でも来てくれれば絵になるのだが。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
ホウセンカ;クリックすると大きな写真になります 8.ホウセンカ
同じく古民家の庭に咲いていた。花言葉は「私に触れないで」というらしいが、それは触れると果実がはじけることに由来するようだ。島倉千代子や中島みゆきの歌の曲名にもなっている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/100秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
マツヨイグサ;クリックすると大きな写真になります 9.マツヨイグサ
この花も古民家の傍らに咲いていた。マツヨイグサというのは正しくはマツヨイグサ属の総称で、125の種があるそうだ。どの種も南北両アメリカ大陸原産であり、他地域には産しない。日本も例外ではなく、野生のものは帰化植物か、逸出した園芸植物のいずれかであるという。漢字では待宵草と書く。一日花であり、多くの種が夕刻に開花し夜間咲きつづけ翌朝には萎む。これが待宵草の名の由来である。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
アカボシゴマダラ;クリックすると大きな写真になります 10.一服するアカボシゴマダラ
朝8時 瓜久保のおやすみ処の縁側でアカボシゴマダラが一服している。普段ここは公園を散策する人たちが'一休み'と腰を下ろしたり、子供たちがはしゃいでいるところだが、朝早いためか空いていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
アカボシゴマダラ;クリックすると大きな写真になります 11.樹上のアカボシゴマダラ
一服し終えたアカボシゴマダラは近くの木の葉の上に移って、周りを見渡している。テリトリーを張っているのだろうか。後翅の赤いドットと黄色い口吻が鮮やかな奇麗な♂だった。神奈川県で発生しているアカボシゴマダラは中国南部や香港に分布するassimilis亜種が人為的に持ち込まれたものであると言われている。舞岡公園では同じエノキを植樹とする本邦固有のゴマダラチョウと共存するが、アカボシゴマダラのほうが優勢であるように思える。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
ツバメシジミ♀;クリックすると大きな写真になります 12.ツバメシジミ♀
ハギの花で吸蜜したり、産卵姿勢になったり、忙しい♀だった。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
トリミング
ヤマトシジミ;クリックすると大きな写真になります 13.ヤマトシジミ
ハギの花で吸蜜するヤマトシジミ。今年はなぜかツバメシジミを見る機会が多く、ヤマトシジミを見ることが少ない。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
コチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります 14.コチャバネセセリ 開翅
後退角翼のジェット戦闘機のようだ。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/400秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
コミスジ;クリックすると大きな写真になります 15.コミスジ
大分擦れた個体であるが元気にスイスイと飛んでいた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/640秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ネムノキ;クリックすると大きな写真になります 16.ネムノキ
ネムノキは広い意味でマメ科に属する。キタキチョウが好む食草である。7月12日に来た時はネムノキの花にカラスアゲハが来ていたが、すぐ離れてしまった。-1.0段にしてみたが、正解だったと思う。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/200秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 -1.0段
ツマグロヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 17.ツマグロヒョウモン 今年はツマグロヒョウモンをなかなか見ることができないでいる。この日も全く姿を見せず、帰り際に駐車場の傍で、やっと1頭見かけた。♀を探しているのだろうか、時々このように梢に止まって周りを見回していた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1600秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし

2011年7月20日

猛暑の舞岡公園 7月12日


 この日は遠近両用メガネを持っていくのを忘れてしまった。横浜の最高気温は 32℃。舞岡公園もさすがに歩く人が少ない。人も少ないが蝶も少ない。元気に飛んでいたのはモンシロチョウとキタキチョウくらいだった。
 今日は、ナガサキアゲハの新鮮な個体の写真が撮れないかとの期待があったが、黒いアゲハはモンキアゲハとカラスアゲハがビュンビュン飛ぶのを見たくらいで、撮影のチャンスは全くなかった。ツマグロヒョウモンも、アカボシゴマダラもいない、ウラギンシジミもいない。ユリはまだ咲いていないし、オカトラノオの花には蝶の姿は無かった。夏枯れの模様である。

ハギの花とキタキチョウ;クリックすると大きな写真になります 1.ハギの花とキタキチョウ
♂のキタキチョウが萩の花の蜜を吸い、また、離れて次の花へと元気だった。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/2000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
リョウブとモンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 2.リョウブとモンシロチョウ
リョウブには蝶をはじめいろいろな虫がやってくるが、花の時期はそろそろ終わりである。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/3200秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ワルナスビの花;クリックすると大きな写真になります 3.ワルナスビの花
蝶が少ないせいか路傍の花に目が行く。普段はあまり目に入らなかったがワルナスビの花が咲いていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/640秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
モンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 4.モンシロチョウ
モンシロチョウしか撮る蝶がいないといった状況だった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/140秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段
コチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります 5.コチャバネセセリ
なかなか奇麗な個体だった。コチャバネセセリは翅を立てて止まっているところを見ると、裏面の金色縞模様は前翅も全面にあるのかと思うが、後翅が重なるところは、金色がない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/30秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段
ヤブカンゾウ;クリックすると大きな写真になります 6.ヤブカンゾウ
公園のほかのところでも咲いていたが、すでに枯れ始めている花が多く、ここに咲いていたのが一番きれいだった。ワスレグサともいわれるユリ科ワスレグサ属の植物。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/80秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段


2011年7月17日

八ヶ岳 観音平 7月5日


 この日、オオムラサキセンターを昼ごろに引き上げ、途中八ヶ岳PAで山の写真を撮った後、観音平へ向かった。小淵沢インターで下りて、八ヶ岳高原ラインを清里の方向にしばらく走った後、左に入って観音平への道を登っていく。
 途中、道のわきに咲くアザミの花にオレンジ色のヒョウモンが絡んでいる。観音平は八ヶ岳の南西側の端に当たる編笠岳の麓にある。観音平の標高は1,560mで展望台からは南アルプスが眺められる。観音平の駐車場に車を停めて、周囲に設けられた遊歩道を歩いてみるが、蝶の姿は少なかった。
 何日か前のTV番組で小淵沢の「但馬家幸之助」という焼肉屋さんが紹介されていた。観音平から下りて寄ってみたが、残念ながら昼の営業時間が終わった後だった。そこでお友達がやっていると紹介してくれた「かっこう」というところに廻り、ピザを食べたが、これがなかなか美味しかった。
 帰路は小淵沢インターから中央高速に上がり極めて順調に走れ、夕方6時半に帰宅できた。

観音平の展望台から;クリックすると大きな写真になります 1.観音平の展望台から
観音平の駐車場から少し下がると南アルプスの展望台があった。八ヶ岳PAでは見えなかった北岳がここからは見える。一番左の尖った山が日本で2番目の標高を誇る北岳(3.192m)だ。右側に見えるのが甲斐駒ケ岳(2,967m)である。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/6400秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
オダマキ;クリックすると大きな写真になります 2.オダマキ
可憐なオダマキの花が咲いていた。ただ、この花は下を向いて咲く。そこでG12のバリアングルモニターで下から見上げるような角度で撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 15.7mm ISOオート ) 露出補正 なし
アヤメで吸蜜するヒメキマダラセセリ♂;クリックすると大きな写真になります 3.アヤメで吸蜜するヒメキマダラセセリ♂
舞岡公園でよく見かけるキマダラセセリと表側は類似しているが、裏で区別できる。周りを見回しても花はこのアヤメしかない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
ヒメキマダラセセリ♂;クリックすると大きな写真になります 4.ヒメキマダラセセリ♂
こちらはマクロレンズで撮った。3.と同じ個体である。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/400秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
テングチョウ;クリックすると大きな写真になります 5.テングチョウ
駐車場ではテングチョウが数頭飛んでいた。相変わらず地面に止まるので撮りにくい。こういう場面は+側の露出補正が必要になる。G12はダイアルで露出補正が設定・変更できるので操作しやすい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 +0.7段
ヒメウラナミジャノメ;クリックすると大きな写真になります 6.ヒメウラナミジャノメ
何もここで撮るような蝶ではないが、G12の練習である。蝶の翅が影になってしまっている。背景は明るいので+補正を試みた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 +0.7段
愛車とギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 7.愛車とギンボシヒョウモン
上がってくるときにアザミの花にヒョウモンが来ていたので、撮りたいと思い、観音平からの下りの途中で車を停めた。そこにヒョウモンとテングチョウが地面に止まって口吻を伸ばしている。愛車とギンボシヒョウモンのツーショットが撮れた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
アザミで吸蜜するヒメキマダラセセリ;クリックすると大きな写真になります 8.アザミで吸蜜するヒメキマダラセセリ
車を停めたところから道路沿いにアザミが咲いているところまで歩いてみる。アザミもヒメキマダラセセリも旬だった。カメラに記録された露出をチェックすると、F4で1/30秒になっていてほんとかなと思った。ISOは100である。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/30秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
コチャバネセセリとヒメキマダラセセリ♀;クリックすると大きな写真になります 9.コチャバネセセリとヒメキマダラセセリ♀
左側がコチャバネセセリで右側がヒメキマダラセセリである。両方にピントが合うようにカメラを移動させて撮った。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1250秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ヒョウモン3題;クリックすると大きな写真になります 10.ヒョウモン3題
上がギンボシヒョウモン、中がウラギンヒョウモン、下がメスグロヒョウモンの♂である。ギンボシとウラギンは表翅だけではなかなか見分けにくいが、微妙な差がある。メスグロヒョウモンの♂はウラギンスジヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモンと裏翅が良く似ている。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
上:絞り優先オートで撮影  ( F4 1/500秒 105mm ISO400) 露出補正 なし
中:絞り優先オートで撮影  ( F4 1/2000秒 105mm ISO400) 露出補正 なし
下:絞り優先オートで撮影  ( F4 1/2500秒 105mm ISO400) 露出補正 なし
ウラジャノメ;クリックすると大きな写真になります 11.ウラジャノメ
車に戻ろうと歩いていると私にまとわりつくようにひらひらと飛んで来たウラジャノメが目の前の葉に止まった。昨年入笠山で撮った個体より奇麗だった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/160秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
ウラジャノメ マクロ撮影;クリックすると大きな写真になります 12.ウラジャノメ マクロ撮影
同じ状況で105mmマクロで撮った。D300のファインダーをのぞいて撮ると上から撮るようになる。開翅したところを撮れないかとしばらく待ったが駄目だった。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1600秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ホシミスジ;クリックすると大きな写真になります 13.ホシミスジ
観音平での撮影を終え、小淵沢で食事にしたが、その「かっこう」というお店に入ろうとすると、ホシミスジが飛んでいた。止まるのを待って撮影。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1250秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
クジャクチョウ;クリックすると大きな写真になります 14.クジャクチョウ
「かっこう」ではピザを注文したが、出来上がるまで外へ出てみた。するとスーと飛んできて石塀に止まった黒い蝶がいた。クジャクチョウだった。これは越冬蝶ではなく今年羽化したのだろう。裏はほとんど黒だが、陽の光が透けて表の模様がわかる。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1250秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
ミドリヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 15.ミドリヒョウモン
前後してしまったが、これはクローズになってしまい入れなかった「但馬家幸之助」の店先にいたミドリヒョウモンである。焼き肉は食べられなかったが、ミドリヒョウモンを撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし


2011年7月14日

オオムラサキセンター 山梨県北杜市 7月5日


 前の晩、暑気払いの会があって帰宅が遅くなったが、7月5日は梅雨の晴れ間で、気温も上がりそうなので、山梨県は日野春に近い「オオムラサキセンター」へ行くことにした。
 朝は6時50分に自宅を出たが、環八が大渋滞で瀬田から高井戸まで1時間近くかかってしまった。高井戸を左折して甲州街道を調布まで行き、そこから中央高速に乗ったが、ここからは快調に走れ、10時半にオオムラサキセンターに到着した。
 途中、南アルプスと八ヶ岳の全容が眺められた。オオムラサキセンターの駐車場辺りでは、オオムラサキが旋回していた。撮ろうと思ってチャンスを狙ったがかなわなかった。入館料@400円を支払いビバリウムへ向かう。

オオムラサキセンター入口;クリックすると大きな写真になります 1.オオムラサキセンター入口
例年6月の下旬から羽化が始まるが、ホームページによると今年の最初の羽化は6月26日だったそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/80秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 -0.3段
ビバリウムの中;クリックすると大きな写真になります 2.ビバリウムの中
ビバリウムに入るとオオムラサキが飛びまわっていた。小学生たちが見学に来ていて、賑やかである。顔見知りのセンターの方に羽化しそうな蛹があるか尋ねてみたが、数は多くないらしい。その一つの前には山梨のテレビ局の方がTVカメラを据えて撮影の準備をされていた。羽化は午後になるだろうとのこと。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 -0.3段
ビバリウムのオオムラサキ;クリックすると大きな写真になります 3.ビバリウムのオオムラサキ
ビバリウムは広い。1,400平方メートルある。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 6.1mm ) 露出補正 +0.7段
まるまる太った終令幼虫;クリックすると大きな写真になります 4.まるまる太った終令幼虫
昨夏は酷暑で産卵数が4割も減少し、今年は越冬した幼虫の数は約700にとどまっているとのこと。また、5月に気温が上がらず、羽化は1週間ほど遅れているらしい。しかし、この幼虫は見事に太っていた。おそらく今日中には前蛹になるだろう。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
蛹;クリックすると大きな写真になります 5.蛹
羽化しそうな蛹だが、まだ、もう少し時間がかかりそうだとのこと。おそらく午後になってしまうだろう。この蛹の前にはYBS放送の方がTVカメラを構えて待機しておられたが、羽化したのはやはり正午過ぎになってからだったそうだ。羽化の写真は昨年来た時に撮った。 http://n-shuhei.net/studio_yamako/2010/07/23_1004.php

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/125秒 105mm ISO560 ) 露出補正 なし
人懐っこいオオムラサキ;クリックすると大きな写真になります 6.人懐っこいオオムラサキ
ビバリウムのベンチに座っていた家内の袖にオオムラサキが止まっていた。はじめは袖の上から汗を吸っていたが、そのうち下がってきて、直接肌の汗を吸い始めた。家内はチクチクと吸われる感覚があるという。オオムラサキセンターの館長さんのブログにも取り上げられていた。
  オオムラサキセンターのホームページ
  館長さんのブログ

上:Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1600秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
下:Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1600秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 +0.7段
オオムラサキ 開翅;クリックすると大きな写真になります 7.オオムラサキ 開翅
まだ7月の初めであり、ビバリウムの中のオオムラサキも♂が圧倒的に多い。左後翅がちょっと切れているが美しい♂が翅を開いてくれた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/2000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
花に来たオオムラサキ?;クリックすると大きな写真になります 8.花に来たオオムラサキ?
おそらく羽化して間もないと思われる奇麗なオオムラサキが花に止まっている。オオムラサキは樹液とか、熟した果実から吸汁するが、花の蜜を吸う場面は見たことがない。これは珍しいシーンと思ったが、よく見ると口吻は伸ばしていない。吸っているのではなさそうだ。単に花に止まって休んでいるのだろう。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
餌台に集まるオオムラサキ;クリックすると大きな写真になります 9.餌台に集まるオオムラサキ
ビバリウムの中には4~5箇所に餌台が置かれ、パイナップルが置かれていた。熟れたパイナップルの匂いがオオムラサキを惹き付ける。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ツバメシジミ♀;クリックすると大きな写真になります 10.ツバメシジミ♀
12時ごろ、ビバリウムを出た。この日は羽化を見ることができなかったが、前回撮影しているので、良しとした。テラスに座ってスラッシュ(ジュースを凍らせた飲み物)を飲みながら一休みしたが、目の前の草むらでツバメシジミが白いツメクサに産卵をしていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
八ヶ岳;クリックすると大きな写真になります 11.八ヶ岳
施設での撮影だけでは物足りないので、観音平へ行ってみることにした。カーナビに任せ、長坂から中央高速に乗り、小渕沢で降りたが、その途中に八ヶ岳PAがあったので、八ヶ岳と南アルプスの写真を撮っておこうと車を停めた。小渕沢に向かって右側に八ヶ岳が見える。左から編笠岳、権現岳と続き、主峰の赤岳はその奥になる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/500秒 25mm ISOオート ) 露出補正 なし
南アルプス;クリックすると大きな写真になります 12.南アルプス
左側には南アルプスが連なる。ここから一番立派に、大きく見えるのは甲斐駒ケ岳だ。北岳はここからは見えなかった。こんなに山が見えるとは本当にラッキーだったと思う。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/640秒 30.5mm ISOオート ) 露出補正 なし

2011年7月 9日

PowerShot G12 のテスト 舞岡公園 6月30日


 また、新しいコンデジを買ってしまった。ここのところ PowerShot A640 のバリアングル・モニターを使って撮ってきたが、まあまあの結果であった。そうするうちに欲が出て、もう少し広角端の焦点距離が短く、機能が良いのは無いかと思うようになり、ついに PowerShot G12 を新規購入してしまった。
 Coolpix P90 も保持しているのだが、AFがいまいち合わせ難いのと、ポケットに入らない大きさが難点だった。G12 は A640 よりは大きいがなんとかベストのポケットに入る。
 というわけで G12 の試し撮りを兼ねて舞岡公園へ行ってきた。やはり蝶の数は少なかった。しかし、今年初めて舞岡公園でツマグロヒョウモンの♂を目撃した。とても小さな個体だったのが気になる。

Canon PowerShot G12 1.Canon PowerShot G12
新規購入したCanon PowerShot G12。昔、Olympus E10 で使おうと購入してあったハンドストラップを付けた。このハンドストラップを手の平に通して持ち歩くと、ハンドストラップに手を通したままシャッターボタンを押せる。また、首にぶら下げたD300で撮るときも、G12を手の平に通したままぶら下げ、D300のファインダーをのぞきシャッターを切ることもできる。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (F4.5 1/60秒 11mm ISOオート) 露出補正 -0.3段
内蔵ストロボ発光
ベニシジミ 2.ベニシジミ -1
もちろんマクロに設定して撮る。ピントは合わせやすい。広角端の開放絞り値はF2.8だが、プログラムオートではF4になった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 -1.0段
ベニシジミ;クリックすると大きな写真になります 3.ベニシジミ -2
ベニシジミの第二化が多く見られるようになった。台湾の陽明山で撮ったウラフチベニシジミも普通種だが、このベニシジミも普通種ではあるものの、他のシジミでは見られない色彩の持ち主でなかなか美しい蝶である。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 -1.0段
アゲハチョウ♀;クリックすると大きな写真になります 4.アゲハチョウ♀
カラタチの植え込みがある所でその若い芽にアゲハチョウが産卵していた。この母蝶も今年の第一化の♀が産み付けた卵から成虫になった第二化である。これはD300のマクロレンズで撮った。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/2500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
キマダラセセリ;クリックすると大きな写真になります 5.キマダラセセリ
キマダラセセリが多くなった。なかなか美しいセセリチョウである。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
トラノオで吸蜜するキマダラセセリ;クリックすると大きな写真になります 6.トラノオで吸蜜するキマダラセセリ
舞岡公園でも白いトラノオが咲き始めた。蝶が好きな花である。さっそくキマダラセセリ♂が表翅を見せて吸蜜していた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ムラサキツバメ♀;クリックすると大きな写真になります 7.ムラサキツバメ♀
古民家のあたりで不意に飛びだした。はじめはなんだか分からず、ミドリシジミの♀かと思った。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1600秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
適正露出と露出補正;クリックすると大きな写真になります 8.適正露出と露出補正(1)
G12の露出補正はダイアルでできる。モニターを見ながら設定するより楽だ。この写真のような白い紫陽花の花を撮るにはどう露出補正すればよいのか試してみた。評価測光で補正なしから、-0.3、-0.7、-1.0 で撮った。如何だろうか。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
上左:プログラムオートで撮影 (F4 1/100秒 6.1mm ISOオート) 露出補正 なし
上右:プログラムオートで撮影 (F4 1/125秒 6.1mm ISOオート) 露出補正 -0.3段
下左:プログラムオートで撮影 (F4 1/160秒 6.1mm ISOオート) 露出補正 -0.7段
下右:プログラムオートで撮影 (F4 1/200秒 6.1mm ISOオート) 露出補正 -1.0段
適正露出と露出補正 9.適正露出と露出補正(2)
次に古民家の部屋越しに見える庭の緑を撮った。評価測光の露出補正なしでは、庭の緑が飛んでしまう。(下左)-2.0 にすると庭の緑はほぼ適正露出になるが部屋の詳細がでない。(下右)は-2.0で撮影したのを Nikon Capture NX2 でDライティング処理した。このような場合は、-2.0 の露出補正をしても良いと思う。白飛びしていなければレタッチもしやすい。(上右)のカットではシャッタースピードが1/500秒になってしまっていた。ISO感度がオートで上がってしまったのだろう。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
上左:プログラムオートで撮影 (F3.5 1/80秒 13.8mm ISOオート) 露出補正 なし
上右:プログラムオートで撮影 (F3.5 1/500秒 13.8mm ISOオート) 露出補正 -1.0段
下左:プログラムオートで撮影 (F4 1/200秒 13.8mm ISOオート) 露出補正 -2.0段
下右:プログラムオートで撮影 (F4 1/200秒 13.8mm ISOオート) 露出補正 -2.0段 Dライティング

2011年7月 6日

新治市民の森 6月25日


 昨日は晴れていて撮影に出かけたかったが、あいにく風速10mと風が強かった。翌25日は、天気は下り坂という予報だったが、午前中は晴れ間が広がっていた。そこで、しばらく行っていなかった緑区の新治市民の森へ行って見ることにした。
 この公園の駐車場は土、日、祝日のみ利用できる。午前9時に駐車場に到着した。狙いは、あわよくば、オオミドリシジミ、ミズイロオナガシジミ、そして、白いトラノオの花に来ているメスグロヒョウモンだったが、残念ながら全敗だった。それにしても蝶の姿が少ない。

キアゲハ;クリックすると大きな写真になります 1.昼顔の蜜を吸いに来たキアゲハ
昼顔に蝶が来たのを今まで見たことがなかった。あまり好みではないのだろうか、花の中に顔を突っ込んでいくがすぐ離れてしまう。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/4000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
スジグロシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 2.スジグロシロチョウ
普段はあまりカメラを向けることのないスジグロシロチョウだが、新鮮な♂がハルジオンで吸蜜していた。夏を感じる。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/2000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ベニシジミ;クリックすると大きな写真になります 3.ベニシジミ
絞り F4 にしたが、そのボケ具合の確認のために撮った。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/3200秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
旧奥津邸;クリックすると大きな写真になります 4.旧奥津邸
池ぶち広場というところの近くで、カミキリを採っていた人と挨拶を交わした。「蝶が少なくて・・・」とボヤいたところ、旧奥津邸から新治市民の森に入るところに蝶がいましたよと教えてくれた。池ぶち広場から一旦新治小学校のほうへ出て、旧奥津邸を探しながら歩いた。旧奥津邸は、平成13年8月、この地域に古くから住んでいた奥津家の人々から、家屋敷と緑地が横浜市へ寄贈されたとのこと。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/640秒 7.3mm ) 露出補正 -0.7段
旧奥津邸 母屋;クリックすると大きな写真になります 5.旧奥津邸 母屋
母屋は平成6年に建てられ、屋根の形や土間をもつ間取りに、古い農家の面影を残す民家。太い松の曲がり梁や、欅の大黒柱、幅の広い床板、木製の建具な ど、国産の銘木を贅沢に使って建てられているという。昔ながらの木造建築の作り方で 釘を使わずに継手や仕口(しくち)で組み立てられているそうだ。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/640秒 9.6mm ) 露出補正 -0.7段
アゲハチョウ♂;クリックすると大きな写真になります 6.アゲハチョウ♂
旧奥津邸からJR横浜線の十日市場のほうへ進む。原っぱがあって、アゲハチョウがピンクの小さな花(ムシトリナデシコ?)で吸蜜していた。バックがきれいにボケた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/2000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
110706_007.jpg 7.新治市民の森 東側入口
十日市場のほうへ向かって進み、左へ曲がって再び新治市民の森に入る。こちらは駐車場のある西側の入り口に対し、東側の入り口になる。JR横浜線の十日市場駅から歩いてくるとこの入口から入ることになる。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 7.3mm ) 露出補正 -0.7段
森の道;クリックすると大きな写真になります 8.森の道
東側入口を入ると、このような林の道がしばらく続く。先ほどのカミキリを採っていた人の話だと、樹液が出ているとのことだったが、それらしき樹は見つけられなかった。場所が違うのかもしれない。この日は残念ながら全く目的を達することができなかった。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/40秒 9.6mm ) 露出補正 -0.7段


2011年7月 3日

三渓園 6月22日


 三渓園には今まで行ったことがなかった。どういうところなのかも知らなかった。6月22日 この日は梅雨の晴れ間で、太平洋高気圧が張り出し、暑くなるという。一度は見ておこうと車で行ってみることにした。
 三渓園は生糸貿易で財をなした横浜の実業家 原 三渓 (本名 富太郎)の元邸宅だった。原 三渓 はここに京都や鎌倉などから歴史的に価値のある建造物を移築し、明治39年(1906年)に「三渓園」として一般に公開した。
 約53,000坪あるという園内には、10棟の重要文化財を含む17棟の古い建築物が景観の中に巧みに配置されている。第2次大戦で大きな被害を受けたが、昭和28年に原家から財団法人三渓園保勝会の手に移され復旧工事が行われ、5年後にはほぼ昔の姿を取り戻したという。
 四季折々、花が美しいらしいが今の季節は花菖蒲と紫陽花が咲いていた。古い建物の傍には立派なモミジの木もあり、紅葉の頃は奇麗だろうなと思う。

1.大池と三重塔
通常料金500円のところ、65歳以上は300円の入園料を支払って園内に入った。後で知ったことだが、横浜市内在住の65歳以上は無料だそうである。入口を入るとこの景観が広がる。いまは花菖蒲がきれいに咲くシーズンだ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 35mm ISO400 ) 露出補正 なし
大池と三重塔;クリックすると大きな写真になります
2.鶴翔閣
大池の右側を辿ることにする。最初に見られる鶴翔閣は明治42年建築の広大な規模の原家の旧宅である。横山大観など三渓と交流のあった多くの文化人らが出入りした場所としてしられるという。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
鶴翔閣;クリックすると大きな写真になります
3.御門
内園の入口へ行くと御門があった。これは京都東山の西方寺にあった薬医門である。宝永5年(1708年)ごろの建築であるとのこと。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 32mm ISO400 ) 露出補正 なし
御門;クリックすると大きな写真になります
4.聴秋閣
京都二条城にあった徳川家光・春日局ゆかりの楼閣建築。慶安4年(1623年)の建築。建物の周りにはモミジの木があり、紅葉の頃は、京都にあるがように美しいと思う。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 26mm ISO400 ) 露出補正 なし
聴秋閣;クリックすると大きな写真になります
5.海岸門
この門が内苑の出口となり、ここから先は外苑である。夜のライトアップがきれいらしい。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F9 1/320秒 29mm ISO400 ) 露出補正 なし
海岸門;クリックすると大きな写真になります
6.松風閣からの眺め
松風閣は初代・善三郎が明治20年ごろに別荘として築造した建物で、その名称は伊藤博文によるものといわれる。レンガ造りの玄関部分の跡もあった。断崖に建って東京湾の絶景を望むことができる松風閣は、三渓の代になって重要な客をもてなすゲストハウスとしてさらに増築されたとのこと。今は、根岸のコンビナートを見降ろし、グランドには蒸気機関車が置かれていた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F13 1/640秒 40mm ISO400 ) 露出補正 なし
松風閣からの眺め;クリックすると大きな写真になります
7.旧燈明寺三重塔
松風閣から高台を進んで行くと旧燈明寺の三重塔にたどりつく。三渓園のほぼ中央にある三重塔は大池のほうから見あげると三渓園のシンボルのように見えるが、傍で見ると質素な塔だ。これは聖武天皇の勅願寺・京都燈明寺に在ったものが移築された。康正3年(1457年)建築されたとのこと。関東地方では最古の塔だそうだ。ここも秋はモミジがきれいだと思う。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/160秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
旧燈明寺三重塔;クリックすると大きな写真になります
8.合掌造り 旧矢箆原家住宅
難しい字だ。矢箆原はヤノハラと読むようだ。岐阜県白川郷にあった江戸時代の庄屋の家を移築したものだそうだ。いろりでは毎日薪がくべられている。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/160秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
旧矢箆原家住宅;クリックすると大きな写真になります
9.紫陽花 (合掌造り 旧矢箆原家住宅)
園内の紫陽花はちょうど旬であった。合掌造りを背景にお借りした。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F8 1/250秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
紫陽花;クリックすると大きな写真になります
10.合掌造り 旧矢箆原家住宅内部
この合掌造りは園内で唯一内部を公開している古建築でもある。半分が普通農家の板張りの床、半分が来客用の畳敷きの座敷という構造は珍しいとのこと。この暗さはコンデジでは、ブレないようにカメラを固定して撮っても、ノイズが出て、旨く撮れないだろう。この写真もそれほどよくはないが、なんとか見られると思う。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F3.5 1/50秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 なし
合掌造り;クリックすると大きな写真になります
11.旧東慶寺仏殿
何度か訪れたことのある北鎌倉の東慶寺にあった禅宗様の建物である。寛永11年(1634年)の建築だそうだ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/125秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
旧東慶寺仏殿;クリックすると大きな写真になります
12.再び旧矢箆原家住宅
旧東慶寺仏殿を見終えて、入場した正門のほうへもどる途中、再び旧矢箆原家住宅の脇を通る。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F8 1/250秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
再び旧矢箆原家住宅;クリックすると大きな写真になります
13.三渓園天満宮
この天満宮は三渓園にほど近い間門の旧家高梨家の先祖が本牧の丘の中腹に建てたそうで、もとは間門天神とよばれていたという。昭和52年(1977年)に三渓園に移築されたとのこと。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F4.8 1/125秒 32mm ISO640 ) 露出補正 なし
三渓園天満宮;クリックすると大きな写真になります
14.花菖蒲 白
大池へ戻ってきた。白い花菖蒲が咲き誇っている。白い花の露出は難しい。過度にマイナス露出補正すると花の白さが生きなくなる。マイナス補正も試したが、中央部重点測光を信じ、露出補正なしで撮ったのが一番良かったようだ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F13 1/640秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
花菖蒲 白;クリックすると大きな写真になります
15.花菖蒲 紫
この場所では多くの人たちが写真を撮っていた。花菖蒲は今が一番よく咲いているようだ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F11 1/500秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
花菖蒲 紫;クリックすると大きな写真になります
16.花菖蒲 露出補正
マイナス1.0の露出補正をして撮ってみた。白い花の華やかさ、輝きが抑えられてしまう。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F14 1/800秒 18mm ISO400 ) 露出補正 -1.0段
花菖蒲 露出補正;クリックすると大きな写真になります
17.鵜
大池に小舟が浮かべてあるが、その舳先に鵜が止まって三渓園の景観を見渡している。さて、三渓園のほぼ全般を見終えて、退散しようと駐車場に戻ったが、少々小腹が減った。どうせならと再びもどり、再入場して待春軒という園内の食事処で三渓そばを食べた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F11 1/500秒 55mm ISO400 ) 露出補正 なし
トリミング
鵜;クリックすると大きな写真になります