SIGMA 70-300mmアーカイブ: Studio YAMAKO

2021年2月28日

舞岡公園の蝶 55種 (17) ヒメジャノメ、コジャノメ、クロコノマチョウ、ヒメウラナミジャノ

ヒメジャノメ、コジャノメは舞岡公園ではあまり多くない。ヒメウラナミジャノメはヒメジオンの花で吸蜜している姿を良く見る。
 クロコノマチョウを舞岡公園で始めて見たのは2009年だった。まだ3~4回ほどしか見かけていない。いわゆる生息ポイントが良く分からない。

4.タテハチョウ科 ⑦  ヒメジャノメ、コジャノメ、クロコノマチョウ、ヒメウラナミジャノ

18) ヒメジャノメ

41801 2011年6月20日撮影
コジャノメによく似ているが、コジャノメは明らかに黒い。ヒメジャノメの♂の後翅裏面にはナイキのマークのような性標が盛り上がる。

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
01_110620054 X800 D300 SIGMA 105mm macro.jpg
41802 2009年9月10日撮影
これも♂と思う。年3~4回発生するという。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/200秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
02_090910082 X800 D300 Tokina100.jpg
41803 2011年10月6日
舞岡公園では、あまり数は多くない。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
03_111006015 D300 X800 Tokina100.jpg


19) コジャノメ

41901 2009年4月22日撮影
水車小屋の辺りで撮ったと記憶する。年2回の発生で、春はヒメジャノメより早く出てくるようだ。

Nikon D300 SIGMA 18-200mm macro f4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 200mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
01_090422021 X800 D300 NIKKOR 18-200 + Kenko CLOSE-UP 1.jpg
41902  2018年6月4日撮影
擦れた個体だったが開翅してくれた。コジャノメより生息数は少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -0.7段
02_180604012 X800 RX10M4.jpg


20) クロコノマチョウ

42001 2009年4月16日撮影
♂。この時期に見られるのは越冬した秋型である。このチョウも分布を拡大していて、舞岡公園で見られるようになったのも、比較的最近のことと思う。 

Nikon COOLPIX P90 f3.3-6.5 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/68秒 110mm ISO400 )  露出補正 -0.3段
42001_090416047 90.jpg
42002 2009年8月14日撮影
この個体は夏型の♀のようだ。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro f4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/125秒 300mm ISO1000 ) 露出補正 -0.3段
42002_090814035X800 秋 舞岡公園 D300 Σ70-300.jpg
42003 2009年8月14日撮影
前の写真と同じ個体。不意に茂みから飛び出してきたが、とても大きく感じたのを憶えている。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro f4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/125秒 300mm ISO1000 ) 露出補正 -0.3段
42003_090814041 X800 D300 Σ70-300.jpg
42004 2017年11月3日撮影 かっぱ池のそばで撮ったような記憶がある。秋型の♀のようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO1400 ) 露出補正
42004_171103067 舞岡公園 D5000 TAMRON 90.jpg
42005 2019年8月6日撮影
夏型の♂のようだ。暗い、撮りにくいところに止まった。このチョウの表側を撮るのには、飛んででいるところを狙わなくてはならないが、叶わなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO3200 ) 露出補正 なし
42005_190806031 X800 夏 舞岡公園 RX10M4.jpg


21) ヒメウラナミジャノメ

42101 2013年4月25日撮影
舞岡公園の普通種のひとつで全域で多く見られる。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
01_130425042S X800 D300 Tokina100.jpg
42102 2007年9月4日撮影
普通種と言えども凝った衣装を纏っている。

Nikon D300 NIKKOR 18mm-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/320秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし  
02_070904044 X800 D100 Nikon VR18-200.jpg
42103 2009年4月22日撮影
大きな葉の上で静止して、開翅し、日光浴をしているようだ。 

Nikon D300 NIKKOR 18mm-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/800秒 200mm ISO135 ) 露出補正 -0.3段
03_090422002 X800 D300 NIKKOR 18-200 + Kenko CLOSE-UP 1.jpg
42104 2010年5月15日撮影
年3~4回発生するという。この写真のように低いところを飛び、下草に止まることが多い。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm f2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
04_100515008 X800 D5000 Σ17-70 macro LV.jpg
42105 2015年5月21日撮影
レンズが回転するスイバルデザインのコンデジの広角端で撮影した。。

Nikon COOLPIX S10 6.3-63mm f3.5 6.0 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f3.5 1/108秒 6mm ISO50 ) 露出補正なし
05_100521003 X800 S10.jpg
42106 2011年4月26日撮影
チヂミササやススキなど、イネ科の植物を食草とする。60mmマクロレンズで撮影した。  

Nikon D5000 TAMRON 60mm f2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
06_110426036 X800 D5000 TAMRON 60mm.jpg
42107 2015年5月3日撮影
ハルジオンの花で吸蜜。たまたま2枚目の写真を除いて4月、5月に撮った写真ばかりになってしまったが、発生時期による変化はないようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 236mm ISO100 )  露出補正 -0.3段
07_150503025 X800 P610 test.jpg


2021年2月16日

舞岡公園の蝶 55種 (16) ジャノメチョウ、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲ

私がネットを振ってチョウを追っていた頃は、ジャノメチョウ亜科は独立した科として扱われていた。昭和51年に初版が発行された「原色日本蝶類図鑑」(保育社 川副 昭人・若林 守男 著 白水 隆 監修)では、ジャノメチョウ科とされている。また今は、タテハチョウ科の中に含まれるマダラチョウ亜科、テングチョウ亜科も独立した科になっていた。タテハチョウ科の特徴は、一番前にある一対の脚が退化して、4本脚で止まっているが、ジャノメチョウ亜科のチョウもその特徴を有している。アサギマダラやテングチョウもそうだ。
 ジャノメチョウは舞岡公園では少ない。発生しない年もあるようだ。また、ヒカゲチョウによく似たクロヒカゲは舞岡公園で見たことがない。クロコノマチョウは生息しているが見る機会は少ないと言える。

4.タテハチョウ科 ⑥   ジャノメチョウ、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲ

15)ジャノメチョウ

41501 2007年7月25日撮影
私は舞岡公園で本種を2度しか撮っていない。これが最初に舞岡公園でジャノメチョウを見たときの写真だ。大きなヤマユリの花びらの1枚に静止ていた。水滴を吸っているようだ。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
001_070725008 X800 D100 Tokina100.jpg
41502 2013年6月29日撮影
以前は独立してジャノメチョウ科が置かれていたが、2012年に発行された 「フィールドガイド 日本のチョウ」 では、タテハチョウ科に含まれている。これは2回目の目撃時でこの時以降、舞岡公園では本種を見ていない。この時は数頭いたようだ。♂のようだ。

Nikon COOLPIX P90 f3.3-6.5 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/250秒 110mm ISO283 )  露出補正 なし
002_130629042S X800 ◎舞岡公園 P90.jpg
41503 2013年6月29日撮影
♀のようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
003_130629047S X800 ◎舞岡公園 D5000 TAMRON 90.jpg


16) ヒカゲチョウ
 
41601 2005年9月29日撮影
新鮮な美しい個体だった。♀と思う。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
01_050929050 X800 D100 Tokina100.jpg
41602 2005年9月28日撮影
第2化の♂と思う。なかなか開翅したところを見られない。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
02_050929121 X800 D100 Tokina100.jpg
41603 2009年9月10日撮影
♂。初々しい個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/125秒 100mm ISO800 ) 露出補正 なし
03_090910042 X800 D300 Tokina100.jpg
41604 2010年6月24日撮影
6月には第1化が発生する。♂の綺麗な個体だった。  

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/200秒 200mm ISO200 ) 露出補正 なし
04_100624220 X800 D5000 VR18-200 SL.jpg
41605 2010年6月24日撮影
樹液に6頭が群がる。この樹は舞岡公園で貴重だったが、最近は樹液が枯れてしまった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 200mm ISO500 ) 露出補正 なし
05_100624240 X800 舞岡公園 D5000 VR18-200 SL.jpg
41606 2011年6月20日撮影
♀。♂に比べて、前翅外縁が丸い。

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/200秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
06_110620036 X800 D300 SIGMA 105mm macro.jpg
41607 2011年10月6日撮影
♂。半開翅。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
07_111006008 X800 D300 Tokina100.jpg
41608 2014年6月10日撮影
♂のようだ。高倍率のコンデジで便利使いしようと思って購入したカメラで撮った。35㎜版で1000mmに相当する。  

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/320秒 185mm ISO320  ) 露出補正 なし
08_140610017 X800 HS50.jpg
41609 2014年6月16日撮影
舞岡公園の南門を入って、小谷戸の里への道を歩いていると、しばしばヒカゲチョウが飛び出す。道路に止まっていることも多い。 

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/70秒 4mm ISO400  ) 露出補正 なし
09_140616008PL X800 HS50.jpg
41610 2014年9月29日撮影
秋にも南門から小谷戸の里への道で多く見られる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/900秒 4mm ISO400  ) 露出補正 なし 
10_140929011 X800 HS50.jpg
41611 2017年6月19日撮影
これは次に購入したNiokonのコンデジCOOLPIXで撮った。望遠端は35mm版換算で1440mmだ。ピントを合わせるにはある程度距離が必要である。 

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 185mm ISO100 )  露出補正 -0.3段
11_170619034 X800 P610.jpg


17) サトキマダラヒカゲ

41701 2003年6月7日撮影
だいぶ古い写真である。撮影場所も思い出せない。OLYMPUS CAMEDIA E-10 というカメラは、当時のデジカメとしては高級機で、レンズが明るい。しかし、続けて2、3回シャッターを切ると、書き込むのを待たないと、次のシャッターが切れなかった。画素数も今と比べると比べ物にならない。

OLYMPUS CAMEDIA E-10 f2.0-2.4 9-36mm 4.0 Mega Pixels
データ不詳
01_030607032 X800 E10.jpg
41702 2003年6月7日撮影
樹液に6~7頭が群がっていた。

OLYMPUS CAMEDIA E-10 f2.0-2.4 9-36mm 4.0 Mega Pixels<
データ不詳
02_030607031 X800 E10.jpg
41703 2009年5月19日撮影
本種が花に来るのをあまり見たことがない。5月の舞岡公園はウツギの花をはじめ灌木に白い花が多く咲いている。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/3200秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
03_090519064TFPL X800 D300 Tokina100.jpg
41704 2009年5月19日撮影 前の写真と同じ個体。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段  
04_090519068TFPL X800 D300 Tokina100.jpg
41705 2009年8月14日撮影
8月に第2化が発生する。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro f4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/125秒 175mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段  
05_090814005 X800 SIIGMA 70-300.jpg
41706 2011年6月15日撮影
切株で口吻を伸ばす。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/60秒 7mm ISOオート )
06_110615006 X800 A640.jpg
41707 2013年9月10日撮影
高いところから飛んできて、このようなところに止まることがよくある。 

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/250秒 8mm ISO400  ) 露出補正 なし
07_130910076 X800 HS50EXR.jpg
41708 2020年6月10日撮影
最近舞岡公園でサトキマダラヒカゲの個体数は減っているように感じる。   

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
08_200610037 X800 RX10M4.jpg
41709 2020年6月10日撮影
残念ながら本種の開翅シーンは撮れていない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
09_200610109 X800 RX10M4.jpg