私がネットを振ってチョウを追っていた頃は、ジャノメチョウ亜科は独立した科として扱われていた。昭和51年に初版が発行された「原色日本蝶類図鑑」(保育社 川副 昭人・若林 守男 著 白水 隆 監修)では、ジャノメチョウ科とされている。また今は、タテハチョウ科の中に含まれるマダラチョウ亜科、テングチョウ亜科も独立した科になっていた。タテハチョウ科の特徴は、一番前にある一対の脚が退化して、4本脚で止まっているが、ジャノメチョウ亜科のチョウもその特徴を有している。アサギマダラやテングチョウもそうだ。
ジャノメチョウは舞岡公園では少ない。発生しない年もあるようだ。また、ヒカゲチョウによく似たクロヒカゲは舞岡公園で見たことがない。クロコノマチョウは生息しているが見る機会は少ないと言える。
4.タテハチョウ科 ⑥ ジャノメチョウ、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲ
15)ジャノメチョウ
41501 2007年7月25日撮影
私は舞岡公園で本種を2度しか撮っていない。これが最初に舞岡公園でジャノメチョウを見たときの写真だ。大きなヤマユリの花びらの1枚に静止ていた。水滴を吸っているようだ。
Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
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41502 2013年6月29日撮影
以前は独立してジャノメチョウ科が置かれていたが、2012年に発行された 「フィールドガイド 日本のチョウ」 では、タテハチョウ科に含まれている。これは2回目の目撃時でこの時以降、舞岡公園では本種を見ていない。この時は数頭いたようだ。♂のようだ。
Nikon COOLPIX P90 f3.3-6.5 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/250秒 110mm ISO283 ) 露出補正 なし
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41503 2013年6月29日撮影
♀のようだ。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
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16) ヒカゲチョウ
41601 2005年9月29日撮影
新鮮な美しい個体だった。♀と思う。
Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
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41602 2005年9月28日撮影
第2化の♂と思う。なかなか開翅したところを見られない。
Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
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41603 2009年9月10日撮影
♂。初々しい個体だった。
Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/125秒 100mm ISO800 ) 露出補正 なし
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41604 2010年6月24日撮影
6月には第1化が発生する。♂の綺麗な個体だった。
Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/200秒 200mm ISO200 ) 露出補正 なし
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41605 2010年6月24日撮影
樹液に6頭が群がる。この樹は舞岡公園で貴重だったが、最近は樹液が枯れてしまった。
Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 200mm ISO500 ) 露出補正 なし
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41606 2011年6月20日撮影
♀。♂に比べて、前翅外縁が丸い。
Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/200秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
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41607 2011年10月6日撮影
♂。半開翅。
Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
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41608 2014年6月10日撮影
♂のようだ。高倍率のコンデジで便利使いしようと思って購入したカメラで撮った。35㎜版で1000mmに相当する。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/320秒 185mm ISO320 ) 露出補正 なし
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41609 2014年6月16日撮影
舞岡公園の南門を入って、小谷戸の里への道を歩いていると、しばしばヒカゲチョウが飛び出す。道路に止まっていることも多い。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/70秒 4mm ISO400 ) 露出補正 なし
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41610 2014年9月29日撮影
秋にも南門から小谷戸の里への道で多く見られる。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/900秒 4mm ISO400 ) 露出補正 なし
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41611 2017年6月19日撮影
これは次に購入したNiokonのコンデジCOOLPIXで撮った。望遠端は35mm版換算で1440mmだ。ピントを合わせるにはある程度距離が必要である。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 185mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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17) サトキマダラヒカゲ
41701 2003年6月7日撮影
だいぶ古い写真である。撮影場所も思い出せない。OLYMPUS CAMEDIA E-10 というカメラは、当時のデジカメとしては高級機で、レンズが明るい。しかし、続けて2、3回シャッターを切ると、書き込むのを待たないと、次のシャッターが切れなかった。画素数も今と比べると比べ物にならない。
OLYMPUS CAMEDIA E-10 f2.0-2.4 9-36mm 4.0 Mega Pixels
データ不詳
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41702 2003年6月7日撮影
樹液に6~7頭が群がっていた。
OLYMPUS CAMEDIA E-10 f2.0-2.4 9-36mm 4.0 Mega Pixels<
データ不詳
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41703 2009年5月19日撮影
本種が花に来るのをあまり見たことがない。5月の舞岡公園はウツギの花をはじめ灌木に白い花が多く咲いている。
Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/3200秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
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41704 2009年5月19日撮影
前の写真と同じ個体。
Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
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41705 2009年8月14日撮影
8月に第2化が発生する。
Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro f4.5-5.6
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/125秒 175mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
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41706 2011年6月15日撮影
切株で口吻を伸ばす。
Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/60秒 7mm ISOオート )
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41707 2013年9月10日撮影
高いところから飛んできて、このようなところに止まることがよくある。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/250秒 8mm ISO400 ) 露出補正 なし
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41708 2020年6月10日撮影
最近舞岡公園でサトキマダラヒカゲの個体数は減っているように感じる。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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41709 2020年6月10日撮影
残念ながら本種の開翅シーンは撮れていない。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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