2009年6月アーカイブ: Studio YAMAKO

2009年6月24日

潮来と佐原

 6月18日、日帰りバスツアーで潮来のあやめ園、佐原の水生植物園、佐原の古い町並みを見に行ってきた。朝8時、通勤客が増えてきた横浜駅を出発し、曇り空の中、首都高湾岸線から、東関東自動車道を潮来へ進んだ。潮来の前川あやめ園であやめ、花菖蒲を見たが、時期的には少し遅い。昼食後、佐原の水生植物園へ。ざっぱ舟にも乗った。ここは花菖蒲が多く、見頃である。一時大粒の雨が降ったがすぐやみ、雨の後の花菖蒲もきれいだった。このあと訪れた佐原の古い町並みは情緒があってなかなか良かった。
潮来 前川あやめ園:クリックすると大きな写真になります 1.潮来 前川あやめ園
茨城県潮来の前川あやめ園には、10時ごろに着いた。横浜から2時間である。菖蒲(アヤメ)、杜若(カキツバタ)、花菖蒲(ハナショウブ)は区別がつき難い。アヤメのほうが咲く時期が早いようだ。この写真は、花びらの付け根が黄色いのでハナショウブのようである。

COOLPIX P90
絞り優先オートで撮影 ( F3.5 1/332秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
幼稚園の遠足:クリックすると大きな写真になります 2.幼稚園の遠足
潮来は水郷。船頭さんが艪で漕ぐ遊覧船が水の上を音もなく進んでいる。幼稚園の遠足なのだろうか、小さな子供たちが楽しそうに舟に乗っている。

COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/99秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
長勝寺:クリックすると大きな写真になります 3.長勝寺
前川あやめ園を散策していると、「長勝寺500M」という案内板を見つけた。集合時間までまだ小1時間あるので足を伸ばしてみることにする。前川あやめ園は人が多かったが、ここは静寂そのもの。菩提樹の花が咲いていた。なにかすごく得をしたような気になった。

COOLPIX P90
絞り優先オートで撮影 ( F3.5 1/88秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
ざっぱ舟:クリックすると大きな写真になります 4.ざっぱ舟
昼食後、佐原水生植物園へ行った。ここはハナショウブが多く、いまが最盛期のようである。昭和44年に開園されたと言う 6ha の園内には水路があり、そこを船頭さんが漕ぐざっぱ舟という小さな船で巡る。所要時間約10分。

COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/206秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段 
Capture NXで補正
水路:クリックすると大きな写真になります 5.水路
ざっぱ舟が通る水路には蓮の花も咲いていたが、この黄色い小さな花も風情があった。ちょっとモネを気取ってみた。モネなら睡蓮を撮るべきだったか。

COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F4 1/77秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
水郷佐原水生植物園:クリックすると大きな写真になります 6.水郷佐原水生植物園 
写真が前後してしまったが、佐原水生植物園はこんな感じのところである。雨が降ってきたのでざっぱ舟に屋根がかけられた。ハナショウブにはそれぞれ名前が付けられている。

COOLPIX P90
絞り優先オートで撮影 ( F4.5 1/90秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
佐原の古い町並み:クリックすると大きな写真になります 7.佐原の古い町並み
千葉県佐原市は昔、舟運で栄えた。小野川河畔とその周辺には、河岸問屋や醸造など商工業者が軒を連ねていたといい、現在でも、隆盛を極めたころを彷彿とさせる古い商家が立ち並び、水郷の情緒を醸し出している。平成8年に重要伝統的建造物群保存地区に選定された。この写真の手前の建物は、明治26年建築の福新呉服店、奥は明治23年建築の小堀屋本店。小堀屋本店は創業が天明2年の蕎麦屋で今も営業中である。

COOLPIX P90
絞り優先オートで撮影 ( F4 1/58秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
樋橋:クリックすると大きな写真になります 8.樋橋
利根川に注ぐ小野川沿いに伊能忠敬にちなむ忠敬橋があるが、そこを利根川と反対方向に進むと、樋橋がある。通称ジャージャー橋と言うらしい。30分おきに橋の下から、写真のように水が流される。昔は灌漑用の水路であったようだが、今は観光用とのこと。

COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/66秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
佐原三菱館:クリックすると大きな写真になります 9.佐原三菱館
旧三菱銀行佐原支店として大正13年に建てられた。イギリスより輸入したレンガを使ったという。現在は市に寄贈され、観光案内所となっている。

COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/108秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
舟運の町:クリックすると大きな写真になります 10.舟運の町
忠敬橋から先ほどのジャージャー橋とは逆に利根川のほうへ向かっていくと、古い建物が、河畔の柳の木とともに美しく、情緒がある。

COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/86秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
小野川河畔 ガクアジサイ:クリックすると大きな写真になります 11.小野川河畔 ガクアジサイ
どんよりとした曇り空に古い建物とガクアジサイがとてもマッチしている。

COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/104秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
新しい建物:クリックすると大きな写真になります 12.新しい建物
佐原市は伝統的建造物の保存に力を入れているようで、新しく建てられた店舗も、木の色は真新しいものの、その建て方は伝統的である。

COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/85秒 ASA71 ) 露出補正 -0.3段


2009年6月20日

今年5回目の舞岡公園

 6月12日は良い天気で、久しぶりに新治市民の森へでも行きたかったのだが、墓参りのアッシーを命ぜられたため、行けなかった。翌6月13日も、晴れてはいないが、気温も高く、雲は高い。まだ、白いアカボシゴマダラとウラゴマダラシジミが撮れていないので舞岡公園へ行ってみることにした。この2種はこの日もダメだったが、またまたミドリシジミ、オオミドリシジミ、ウラナミアカシジミを撮ることが出来た。この日は土曜日だったので愛好者が多く、ウラナミアカシジミはそのかたがたにポイントを教えていただいた。
1.ベニシジミ 夏型
春一番に出てくるベニシジミは、前翅のオレンジ色の部分が広く、黒い縁取り、黒い斑紋も小さいため、明るく感じるが、この夏型(多分第2化)は黒い縁取りが濃く、黒い斑紋も大きい。全体として黒ずんでいる。しかし羽化したては美しい。

Nikon D300  Tokina 100mm macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段 
  アクティブD-ライティング標準
ベニシジミ 夏型:クリックすると大きな写真になります
2.ミドリシジミ ♂
この日は土曜日で、ここへ蝶の写真を撮りに来る人も多い。何人かの同好の人が池の向こうでカメラを向けている。そっと行ってみるとミドリシジミがいるらしい。皆さんが撮り終えるのを待って、撮らせてもらった。

Nikon D300  Tokina 100mm macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段 
  アクティブD-ライティング標準
ミドリシジミ ♂:クリックすると大きな写真になります
3.ミドリシジミ ♂ 違う個体
2.とは違う個体もいた。去年は1頭も見なかったのに今年は多く発生しているようだ。時間は11時少し前。下草に止まったが、残念ながら開翅はしてくれない。

Nikon D300  Tokina 100mm macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段 
  アクティブD-ライティング標準
ミドリシジミ ♂ 違う個体:クリックすると大きな写真になります
4.ミドリシジミ ♀ A型
ハンノキの傍の下草に♀が下りてきて、開翅した。A型の♀である。はじめて見た。

Nikon D300  Tokina 100mm macro

  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段
   アクティブD-ライティング標準
ミドリシジミ ♀ A型:クリックすると大きな写真になります
5.ハンノキの枝に
ミドリシジミ♀がハンノキの枝に止まり、お尻を枝に擦り付けながら、移動する。産卵行動かと思ったが、すぐ飛び立ってしまった。

Nikon D300  Tokina 100mm macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段 
  アクティブD-ライティング標準
ハンノキの枝に:クリックすると大きな写真になります
6.ウラナミアカシジミ
居合わせた同好の人が、今日撮ったデジカメの写真をモニターで見せてくれた。その中にウラナミアカシジミがあったので、どこで撮られましたか?とうかがったところ、私の知っている場所を教えてくださった。私はウラナミアカシジミを舞岡公園では見たことがない。さっそく行ってみると、そこにも2人の愛好者が居られた。聞いてみると「まだ、あそこに止まってますよ」と教えてくださった。しかし、栗の木の高いところにいる。Coolpix P90の最望遠側で撮った。

COOLPIX P90
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/158秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
ウラナミアカシジミ:クリックすると大きな写真になります
7.オオミドリシジミ ♀
ウラナミアカシジミのいた所と同じ場所にオオミドリがいた。♀である。

Nikon D300  Tokina 100mm macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段 
  アクティブD-ライティング標準
オオミドリシジミ ♀:クリックすると大きな写真になります
8.ムラサキシジミ
そろそろ引き上げようとしていると、明るい場所にムラサキシジミが飛んできて、開翅した。ムラサキシジミも昨年はあまり見ることがなかったが、今年は多いようだ。

Nikon D300  Tokina 100mm macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段 
  アクティブD-ライティング標準
ムラサキシジミ:クリックすると大きな写真になります
9.キアゲハ
新鮮なキアゲハがアザミにきていた。これも第2化だろうか、新鮮な♂である。狙ったアカボシゴマダラとウラゴマダラシジミは両者とも見かけたものの撮ることが出来なかった。しかし、今日も収穫のあった半日だった。

Nikon D300  Tokina 100mm macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段
   アクティブD-ライティング標準
キアゲハ:クリックすると大きな写真になります

2009年6月16日

横浜大桟橋黄昏

 6月11日、出張で大阪から来る友人と大船の居酒屋で一杯やろうと、大船に詳しい友人から誘いがあり、二つ返事で出かけていった。3人で午後4時から飲み始めたが、大船に詳しい友人は藤沢で次の飲み会があり、大阪からの友人は帰りの飛行機の時間もあり、午後6時少し前にお開きになった。飲み始めるころは曇り空だったが、大船の駅に向かうころは青空が出ていた。大阪へ帰る友人と東海道線で横浜まで戻る車中で、時間も早いし、大桟橋へ行ってみようと思い立った。横浜で友と別れ、みなとみらい線で日本大通り駅へ出て、大桟橋へと急いだ。
大桟橋橋入り口:クリックすると大きな写真になります 1.大桟橋橋入り口
時間は6時35分、あたりは夕暮れ時の気配が漂う。大桟橋の入り口には、ちょっとエキゾチックな洋風居酒屋がある。まだ、客は入っていないが、灯りがつきはじめた。

Canon IXY 900IS
プログラムオートで撮影  ( F2.8 1/60秒 )
落陽:クリックすると大きな写真になります 2.落陽
大桟橋に着いたらちょうど太陽がビルとビルの間に落ちるところだった。雲がなく、美しい夕焼けは見られなかったが、ホワイトバランスを曇天にして撮った。

Canon IXY 900IS
プログラムオートで撮影  ( F4.5 1/250秒 ) Capture NXでD-ライティング処理 
ベイブリッジ:クリックすると大きな写真になります 3.ベイブリッジ
赤レンガ倉庫のあるみなとみらいの反対側を眺めるとベイブリッジがある。手前の船は大桟橋を根城にしている「ロイヤルウイング」というクルーズ船で、1回約2時間のランチクルーズやディナークルーズとして、毎日4回運行されている。

Canon IXY 900IS
プログラムオートで撮影  ( F3.5 1/80秒 )
黄昏:クリックすると大きな写真になります 4.黄昏
また、赤レンガ倉庫側へ戻る。観覧車の時計は7時03分。三脚を立てて、シャッターチャンスを狙うアマチュアカメラマンがファインダーを覗く。

Canon IXY 900IS
プログラムオートで撮影  ( F4 1/60秒 )
再びベイブリッジ :クリックすると大きな写真になります 5.再びベイブリッジ
  あたりは暗くなってきた。ベイブリッジの上を走る首都高速にも明かりが点いた。シャッタースピードが遅くなったので、手すりにカメラを押し付け、固定して撮った。ホワイトバランスをオートにしたら、暗く青い空が映し出された。

Canon IXY 900IS
プログラムオートで撮影  ( F5.8 1秒 )
再びみなとみらい:クリックすると大きな写真になります 6.再びみなとみらい
恋人たちが憩う大桟橋を行ったりきたりして、まだ空に明るさが残るみなとみらい側を眺める。7時24分、赤レンガがうっすらライトアップされ、みなとみらいのビル群にも灯かりが入り美しい時間帯となった。

Canon IXY 900IS
プログラムオートで撮影  ( F4 1/3.3秒 )


2009年6月 5日

江ノ電沿線(2:終)

 長谷寺入り口を左に折れて、鎌倉大仏に向かった。途中、左側に老舗の中華料理店である華正樓がある。その入り口に売店があって肉まんなどを売っている。今回は見送ったが、以前に来たときはここで肉まん1個(といっても華正樓の肉まんはとても大きい)を買って歩きながらほおばったのを覚えている。昼飯は大仏見物を終えて漁港のある腰越まで移動し、「かきや」という食堂で、今が旬である湘南のしらすづくしを食べた。生しらす、しらすの掻き揚げ、しらす丼とたっぷり食べて1,350円。旨かった。
9.国宝 鎌倉大仏
大仏様は少しうつむきかげんであったことを改めて知った。鎌倉大仏は長谷の高徳院の本尊である。もともとは高さ40mに及ぶ大仏殿があったが、その建物は1335年と1369年の台風と1495年の津波で崩壊し、以来、露座の大仏となったという。大仏は阿弥陀如来で、高さ12.38m、重さ121トンとか。

Nikon COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/328秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
国宝 鎌倉大仏;クリックすると大きな写真になります
10.極楽寺近く
長谷で江ノ電に乗り、次の極楽寺駅で降りた。極楽寺駅から極楽寺へ行くには江ノ電の線路を跨ぐ橋を通るが、その橋の上から、長谷のほうからトンネルを抜けてくる電車が見えた。

Nikon COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/64秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段 トリミングあり
極楽寺近く;クリックすると大きな写真になります
11.腰越 路面を走る江ノ電
極楽寺は境内すべて撮影禁止だった。極楽寺から再び江ノ電に乗り、いざ昼飯にしようと漁港のある腰越に向かった。腰越から江ノ島に向かうしばらくの間、江ノ電は路面を走る。街はレトロな感じがする。

Nikon COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F5 1/248秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
腰越 路面を走る江ノ電;クリックすると大きな写真になります
12.電車道の魚屋
電車通りにある「かきや」でしらすづくしを食べ終え、江ノ島の方に歩いていく。腰越の電車道にはレトロな商店が並ぶが、さすが漁港があるためか都会ではあまり見なくなった魚屋さんも多い。

Nikon COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F5 1/352秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
電車道の魚屋;クリックすると大きな写真になります
13.龍口寺山門
線路が道路から離れ、専用の軌道になるあたりの右側に龍口寺がある。仁王門に続く山門に見事な彫刻があった。

Nikon COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/71秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
龍口寺仁王門;クリックすると大きな写真になります
14.墨田の花火
江ノ電の江ノ島駅まで歩き、再び電車に乗って次の湘南海岸公園と言う駅で降りてみた。公園など何もなく、歩いて江ノ島海岸へでた。途中、民家の庭で咲く墨田の花火というアジサイがきれいだった。こういったアジサイは交配を重ねて作られるのだろうか。

Nikon COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/130秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
墨田の花火;クリックすると大きな写真になります
15.江ノ島海岸
海ではウインドサーフィンを楽しんでいる人たちがいる。遠くに見えているのを、ローアングルで35mm版換算624mmの望遠端で撮った。

Nikon COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/530秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
江ノ島海岸;クリックすると大きな写真になります
16.おまけ・華正樓とその売店
和風建築3階建ての華正樓鎌倉店。本店では食べたことがあるのだが、鎌倉店で食事をしたことはない。一度ゆっくり食事をしてみたいと思う。本店は横浜中華街にあり、北京料理の最高峰といわれる。

Nikon COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/178秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
華正樓とその売店;クリックすると大きな写真になります

2009年6月 4日

江ノ電沿線(1)

 6月2日、久しぶりに良い天気になったので、江ノ電に乗って沿線を歩いてみようと、9時半ごろ自宅を出た。往きは横須賀線で鎌倉へ行き、そこで江ノ電の乗り降り自由の一日乗車券を@580円で購入した。まずは由比ガ浜で降り、甘縄神明宮をお参りしたあと、長谷へと歩いた。長谷寺は人が多い。まだ咲き始めのアジサイがきれいである。しかし、アジサイを愛でるには今日は天気が良すぎるようだ。アジサイにこんなにいろいろな種類があるとは知らなかった。
1.甘縄神明宮
ここを訪れる人は少ない。若い3人連れのお嬢さんたちと一緒になった。拝殿は階段を登った上にあり、さらにその後ろに本殿があった。拝殿の屋根は青銅色で美しい。石段の上から後ろを振り返ると由比ガ浜の海が見えた。

Nikon COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F4 1/185秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
甘縄神明宮:クリックすると大きな写真になります
2.長谷寺入り口
甘縄神明宮を出て、少し戻り、広い通りを右に曲がって、長谷寺の入り口になっている交差点に出た。ここは長谷駅から長谷寺と大仏を目指す観光客で賑わっている。門の前には観光人力車が客待ちをしている。

Nikon COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F5 1/284秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
長谷寺入り口;クリックすると大きな写真になります
3.放生池
長谷寺の門をくぐると池があった。小さな池だが、あやめが咲き、鯉が泳ぎ、石の上では亀が甲羅を干している。その池の向こうが観音堂でその右に阿弥陀堂がある。観音様と阿弥陀様は撮影禁止。お参りをした。

Nikon COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/220秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
放生池;クリックすると大きな写真になります
4.あじさい散策路 クレナイ
20種類以上、2500株のアジサイが咲く高台に散策路が設けられていた。土曜、日曜は待ち時間がでる。アジサイにはこんなに多くの種類があるのかと改めて驚いた。このクレナイと名が付くアジサイの花びら(ガク片)は咲き始めは白く、だんだん赤く染まるとのこと。向こうに海が眺められる。

Nikon COOLPIX P90
絞りオートで撮影 ( F5 1/442秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
あじさい散策路 クレナイ;クリックすると大きな写真になります
5.黒姫
これは黒姫というガクアジサイ。広角端で下から仰ぐように撮ったので形がわかり難いが、花(中央部)と周りのガク片との青の対比が美しい。絞り優先オートで撮ったがASAが77に上がっていた。

Nikon COOLPIX P90
絞り優先オートで撮影 ( F5 1/49秒 ASA77 ) 露出補正 -0.3段
黒姫;クリックすると大きな写真になります
6.姫紫陽花
鮮やかなブルーの小さな花弁をいっぱいつけた姫紫陽花。もっともアジサイらしいアジサイと思う。それにしても日ざしが強い。花の写真は曇りか、むしろ雨に日で水滴が付くような日がよさそうだ。

Nikon COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/95秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
姫紫陽花;クリックすると大きな写真になります
7.弁天窟
放生池を過ぎて、出口へ向かう左側に弁天窟という祠があり、窟内壁面には八臂の弁財天とその眷属(従者)である十六童子が彫られている。入り口から想像するより中ははるかに広い。その一体を腰の位置でカメラを構え、ローソクの明かりだけで撮った。ASAは自動で800に上がっていた。

Nikon COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/4.6秒 ASA800 ) 露出補正 -0.3段
弁天窟;クリックすると大きな写真になります
8.対僊閣
さて、大仏へ行こうと先ほどの交差点へ戻る途中、右側に対僊閣という古い木造の旅館があった。明治末期よりこの場所で旅館を営んでいるという。この建物は昭和2年に建てられ、鎌倉における戦前の和風旅館の貴重な建物として、鎌倉市景観重要建築物の指定を受けている。

Nikon COOLPIX P90
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/200秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
対僊閣;クリックすると大きな写真になります