2010年9月アーカイブ: Studio YAMAKO

2010年9月29日

舞岡公園 暑いけど秋の気配


 猛烈に暑かった日々が嘘のように、涼しい日が続くようになった。というわけで話が陳腐になったが、この日も暑かった9月7日に、ナガサキアゲハの雌でも撮れないかと思い舞岡公園へ出かけた。
 谷戸の稲は黄金色になり、かかしが睨みをきかす。暑いけど秋の気配は確実に感じられる。アゲハチョウが多く飛んでいるが他にめぼしい蝶は何もいなかった。今年は舞岡公園でツマグロヒョウモンがとても少ない。

かかし;クリックすると大きな写真になります 1.かかし
田んぼは稲が実り、かかしが番をしている。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/640秒 24mm ISO400 ) 露出補正 なし
豊作;クリックすると大きな写真になります 2.豊作
それほど広くない谷戸だが、稲穂が豊かに実っていて、豊作を想わせる。D5000のバリアングル・モニターを使って、ライブビューで撮った。コントラスト・オートフォーカスの動作は遅いが、こういう写真を撮るときはあまり問題はない。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1000秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
カラタチに産卵するアゲハチョウ;クリックすると大きな写真になります 3.カラタチに産卵するアゲハチョウ
蝶は少なかったが、アゲハチョウだけは多く飛んでいた。みな、比較的新鮮な個体であり、カラタチの植え込みでは♂に比べ黄色味を帯びた♀が産卵をしていた。ホバリングしながら1卵づつ産み付けている。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/320秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
アゲハチョウの卵;クリックすると大きな写真になります 4.アゲハチョウの卵
産み付けられたばかりのアゲハチョウの卵は輝いていた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/400秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
アカボシゴマダラとヒカゲチョウ;クリックすると大きな写真になります 5.アカボシゴマダラとヒカゲチョウ
今年の春から樹液が出ていたこの古い枝払いの跡には、この日もアカボシゴマダラが来ていた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/125秒 200mm ISO1000 ) 露出補正 なし
サトキマダラヒカゲ;クリックすると大きな写真になります 6.サトキマダラヒカゲ
地面からサトキマダラヒカゲが複数飛び出すので、何かなと思ったら、熟して落ちた柿の実を吸っていた。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし

2010年9月23日

「大昆虫博」 江戸東京博物館


 友人から両国の江戸東京博物館で9月5日まで開催されている「大昆虫博」の招待券が送られてきた。9月1日、暑いのでマイカーで出かけた。
 「大昆虫博」は6月22日から開催されていて、あと数日で終りになる。子どもたちが夏休みの期間は混雑したに違いない。なかなか立派な展示であった。受付のお嬢さんに、展示物の写真をとっていいかどうか尋ねたところ、一部撮影禁止と表示してあるところを除きノーフラッシュであれば撮影可ということだった。D5000のISO3200が頑張ってくれた。

  1時間半ほどかけて「大昆虫博」を見学したあと、車をここの駐車場に置いたまま、横網公園と旧安田庭園を見てきた。9月1日は関東大震災記念日である。横網公園の東京都慰霊堂では関東大震災遭難者慰霊大法要が行われていたので、お参りしてきた。その人出のためか江戸東京博物館から横網公園に至る清澄通りの舗道には、お祭りの時のような屋台が並んでいた。
  さらに国技館へ行き、相撲博物館を見学した。ところがここで眼鏡を落としてしまった。帰宅してから気がついたのでどこで落としたか解らなかったが、状況からして相撲博物館だろうと思い、事務室に電話をしてみた。眼鏡の特徴をいうと在るのこと。そして、親切に宅急便で送って下さるという。感謝するとともに、とてもうれしかった。

1.江戸東京博物館の雄姿
立派な建物である。1993年3月に開館し、東京都歴史文化財団が管理運営する。地上7階、地下1階でこの写真の右側にある階段を上がった平らなところは3階になる。 5階と6階が吹き抜けの構造になっており、常設展示になっている。 大昆虫博は1階で行われていた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
江戸東京博物館の雄姿;クリックすると大きな写真になります
2.大昆虫博入口
駐車場から歩いて、外付けのエスカレーターを上がらずに建物の中に入ると、チケット売り場があり、その先にこの入口がある。立派な展示場での開催である。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 24mm ISO2200 ) 露出補正 なし
大昆虫博入口;クリックすると大きな写真になります
3.世界の珍虫奇虫
正面に岐阜の名和昆虫研究所付属名和昆虫博物館から出展されている世界の珍虫奇虫と題した標本があった。蝶、蛾、甲虫などが収められている。蝶は上段に主としてアマゾン流域に棲むモルフォ、下段に主としてインドネシアに棲むトリバネアゲハが見事にレイアウトされていた。子どもの姿はなく、大人が真剣に見入っていた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 18mm ISO2200 ) 露出補正 なし
世界の珍虫奇虫;クリックすると大きな写真になります
4.トリバネアゲハ
3.の標本を切り出してみた。中央に収められているメガネトリバネアゲハのオスは、これらの標本のように金橙赤=アカメガネトリバネアゲハ、金緑色=メガネトリバネアゲハ、真珠光沢を帯びた青色=オビトリバネアゲハの3系統に大別される。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 18mm ISO2000 ) 露出補正 なし トリミング
トリバネアゲハ;クリックすると大きな写真になります
5.あい方は?
こんなクイズが出されていた。左側にあるのは4種の♂であり、その雌はそれぞれ右側のどれかという問題である。1-3(アナクシビアモルフォ?)、2-4(コウトウキシタアゲハ)、3-1(ビクトリアトリバネアゲハ)、4-2(アカエリトリバネアゲハ)となる。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/100秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 なし
あい方は?;クリックすると大きな写真になります
6.モルフォチョウ属
南アメリカを代表する極めて美しいチョウの一群で、その空色の輝きは自然界の驚異といわれている。アマゾン川流域からコロンビア、ペルー、ボリビアに多くの種が集中して生息する。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.8 1/125秒 20mm ISO3200 ) 露出補正 なし
モルフォチョウ属;クリックすると大きな写真になります
7.飛ぶ宝石たち 美を競う虫
パネルは名和昆虫博物館から出展されている「原色に彩られた中南米の蝶たち」の説明。南米のアマゾン川流域には世界の蝶の約半分の種である1万種が棲息しているといわれている。標本は下にあって写真では見えない。左側の標本のほうは、アキリデスの仲間で、インドから東南アジア、オーストラリアにかけて棲息する黒字に青や緑の金属色に輝く鱗粉を持つアゲハチョウの仲間である。大人の入場者が熱心にメモをとる姿があった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/60秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 なし
飛ぶ宝石たち 美を競う虫;クリックすると大きな写真になります
8.象虫
小檜山賢二氏はゾウムシのマイクロプレゼンスの写真集の出版で第41回講談社出版文化賞を受賞されたが、何点かの写真の展示とともに、「小檜山賢二の驚異の3D映像コーナー」というのが設けられていて、3D画像のビデオが上映されていた。写真に撮るとこんな絵になるが、メガネをかけてみると足が飛び出してくる。小檜山氏のほかにも、奥本大三郎、養老孟司、池田清彦の各氏の興味ある展示があって、興味深く時間が経つのを忘れてしまった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 55mm ISO2200 ) 露出補正 なし
トリミング
象虫;クリックすると大きな写真になります

2010年9月13日

今夏は軽井沢も暑かった!


 大学時代の仲間の山荘が軽井沢にあり、ここ10年ほど、毎年8月に押しかけては、ゴルフや宴を楽しんでいる。今年は8月27日~29日まで世話になってきた。
 皆あと一、二年もすれば70歳に到達するが、集まると学生時代に戻ってしまう。良い仲間に恵まれていることを感謝している。
 帰る日の朝、朝食前に山荘の付近を散歩してみた。10年も来ているが発見があった。

1.ゴルフ場のカラスアゲハ
午前中の9ホールズを終えて、レストランでビールを一杯、これは美味かった。しかし、今年の軽井沢はなんと暑いのだろうか。食事を終えて、午後のスタートに向かおうとすると、黒いアゲハが、植えられたピンクの花に来ていた。カラスアゲハの♀だったが、残念ながら破損していた。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 7.3mm )
ゴルフ場のカラスアゲハ;クリックすると大きな写真になります
2.釜ヶ淵 山之神社
先に散歩してきた友人が、「橋の手前の神社の脇を降りると渓谷があるよ」と教えてくれた。橋の名前も知らなかったが、流れている川は湯川といい、橋は釜ヶ淵橋というのが解った。釜ヶ淵橋の手前にこの鳥居がある。しゃれたベンチが造られていた。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 7.3mm )
釜ヶ淵 山之神社;クリックすると大きな写真になります
3.渓谷
上の写真の右側に見える山之神社の脇の道を、釜ヶ淵橋の下へ下りて行くと、こんな渓谷があった。渓谷には甌穴(おうけつ)というのが見られた。甌穴(おうけつ)とは河底や河岸の岩石面上にできる円形の穴のこと。ポットホール(pot hole)、またはかめ穴ともいうらしい。
河底や河岸の表面が硬い場合、表面に割れ目などの弱い部分があるとそこが水流による浸蝕のためにくぼみとなる。このくぼみの中に礫が入ると渦流によってその礫が回転し丸みを帯びた円形の穴に拡大する。その後川底が侵食の影響で下がり、甌穴のできた場所は水面より高くなる。その結果、甌穴が地表に見られるようになるのだという。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/60秒 12.6mm )
渓谷;クリックすると大きな写真になります
4.甌穴
写真では手前が上流である。ここから下流方向に2km程の間、両岸に大小およそ50個の甌穴が見られるという。小さなもので直径20cm、大きなものは直径1mほど。この甌穴群は軽井沢町指定文化財に指定されていると聞いた。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/160秒 21.7mm )
甌穴;クリックすると大きな写真になります
5.烏明神
釜ヶ淵橋を渡って、少し進み左へ入ると、右側に鳥居があった。「烏明神」という額がかけられている。上がらなかったが、長い石段を上がると社殿があるそうだ。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/500秒 7.3mm )
烏明神;クリックすると大きな写真になります
6.泥川ダム
さらに進むと再び湯川にかかる橋があった。先ほどの山之神社のところから川の流れは半円を描いている。橋から上流を見ると泥川ダムという小さなダムがあった。このダムの向こう側はダム湖になっていて、水量が調節されている。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 9.6mm )
泥川ダム;クリックすると大きな写真になります
7.蕎麦畑
さらに少し進むと、開けたところに出て、蕎麦畑が広がっていた。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 7.3mm )
蕎麦畑;クリックすると大きな写真になります
8.ノームの森
20分ほど歩いてきたので、来た道を戻ることにした。途中にノームの森という洒落たペンションがあった。結構お泊まり客もいるらしく駐車場には車が5~6台泊まっていた。
仲間が手分けして、朝のコーヒーを沸かし、野菜やハムを用意してくれている。申し訳ない。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 7.3mm )
ノームの森;クリックすると大きな写真になります


2010年9月 8日

八島が原湿原


 8月21日 三城を切り上げた後、再び扉峠に戻り、昨夏も来たビーナスラインを八島が原湿原に寄った。
昨夏は樹液に来ていたキベリタテハとエルタテハに出会えた。今回もそれが目当てだったのだが、残念ながら昨夏の樹に今年は樹液が出ていなかった。しかし、ミヤマシジミの斑紋異常型に出会えたのは収穫だった。
 午後3時半に帰路に着く。談合坂の手前から大渋滞が始まった。でも相模湖を過ぎるころには渋滞が解消したのは良かったのだが、この日は多摩川の花火大会があり、環八が渋滞。ようやく9時過ぎに自宅に戻ることができた。

ギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 1.ギンボシヒョウモン
ここでもギンボシヒョウモンが多い。この猛暑で高原でもウラギンヒョウモンは夏眠でもしているのだろうか。裏面の銀の斑紋が陽の光に反射して輝いていた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラム優先オートで撮影 ( F6.3 1/2500秒 150mm ISO400 ) 露出補正 なし
湿原を背景に;クリックすると大きな写真になります 2.湿原を背景に
これもギンボシヒョウモンと思う。広角端に近いところで、背景に湿原を入れて撮った。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 26mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウラギンヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 3.ウラギンヒョウモン
やっとウラギンヒョウモンがいた。どちらかというがギンボシの方が格上であるが、何かウラギンが貴重に思える。コンパクトデジカメでは、広角端で撮るとピントの深度が深くなる。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 7.3mm )
再びギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 4.再びギンボシヒョウモン
慣れるとウラギンヒョウモンとギンボシヒョウモンの区別が容易にできる。代表的な高原の蝶だ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先で撮影 ( F5.6 1/800秒 150mm ISO400 ) 露出補正 なし
スジボソヤマキチョウ;クリックすると大きな写真になります 5.スジボソヤマキチョウ
ヤマキチョウに比べて、前翅先端の飛び出しが長く細い。脈が細いのが和名の由来という。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
ミヤマシジミ;クリックすると大きな写真になります 6.ミヤマシジミ
足元を見たら、ヒメシジミかミヤマシジミの♀がいた。裏面を見るとミヤマシジミのようだ。しかも後翅の黒い斑紋がつながっている斑紋異常だ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1000秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
ミヤマシジミ -2;クリックすると大きな写真になります 7.ミヤマシジミ -2
ちょっとピントの甘い写真になってしまったが、半分翅を開いてくれた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/800秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
クジャクチョウ;クリックすると大きな写真になります 8.クジャクチョウ
八島が原湿原を背景にクジャクチョウがアザミで吸蜜していた。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/640秒 7.3mm )
クジャクチョウ -2;クリックすると大きな写真になります 9.クジャクチョウ -2
焦点距離200mmで撮ると背景はボケる。同じくらいの距離にある蝶とアザミの花が浮き上がった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
クジャクチョウ -3;クリックすると大きな写真になります 10.クジャクチョウ -3
このクジャクチョウはアザミの花から次のアザミの花へ移動する。少し近くの花に来たので、蝶を中心に撮った。傷のない奇麗な個体だった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし


2010年9月 3日

美ヶ原山麓 三城

 
 8月21日 高速道路は1000円、夏休みの土曜日とあって、中央高速は日のバス停付近から渋滞が始まった。朝6時15分に自宅を出発して、諏訪で下りて、ビーナスラインを進み、和田峠を越え、美ヶ原の手前、扉峠で左に入った。現地到着は正午少し前になってしまった。
 私が中学生にころは、三城から美ヶ原へ登っていく途中でミヤマシロチョウに会えたし、王が鼻ではオオイチモンジもいた。だが、今は絶滅のようだ。
 この日は、三城周辺を1時間半ほど歩き、高原の蝶を撮った。

キアゲハ♂;クリックすると大きな写真になります 1.キアゲハ♂
駐車場に車を停め、遊歩道をキャンプ場のほうへ進む。アザミの花が咲いている広場があり、ヒョウモンチョウ達が飛び交っている。アザミに来ている奇麗なキアゲハがいた。コンパクトデジカメのマクロで寄って撮った。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 7.3mm )
キアゲハ♀;クリックすると大きな写真になります 2.キアゲハ♀
こちらは雌である。後翅の青い帯が鮮やかな個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 ISO400 ) 露出補正 なし
ヤマキチョウ;クリックすると大きな写真になります 3.スジボソヤマキチョウ
中学生のころ、ここ三城へ来た時には、ヤマキチョウとスジボソヤマキチョウが狭い範囲ですみ分けていたのを思いだした。これはヤマキチョウかと思ったが、スジボソヤマキチョウのようだ。ヤマキチョウの方は、前翅の外縁が赤桃色に縁どられ、先端の張りだしが緩やかである。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
メスグロヒョウモン♂;クリックすると大きな写真になります 4.メスグロヒョウモン♂
飛び交っているヒョウモン達は何種類かいるようだ。これはメスグロヒョウモンの♂。この蝶のメスは同じ種類かと思うほど模様が違っていて、その名の通り、青黒い地色ににイチモンジのような白い線がある。左前翅に穴があいているが、なにかに突き刺したのだろうか。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/125秒 ISO400 ) 露出補正 なし
ギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 5.ギンボシヒョウモン
7月22日に入笠山に行ったときには、ウラギンヒョウモンばかりでギンボシヒョウモンに会えなかったが、ここではほとんどがギンボシヒョウモンのようだ。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/200秒 ISO400 ) 露出補正 なし
サカハチチョウ夏型;クリックすると大きな写真になります 6.サカハチチョウ夏型
ここ2~3年、この蝶を撮る機会がなかった。春型に比べ夏型は黒がしまって美しいと思う。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
サカハチチョウ夏型裏面;クリックすると大きな写真になります 7.サカハチチョウ夏型裏面
6.と同じ個体である。裏の模様もなかなか味があると思う。イタドリの可憐な花で吸蜜していた。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1600秒 ISO400 ) 露出補正 なし
;">ミドリヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 8.ミドリヒョウモン
表の模様では先ほどのメスグロヒョウモンの♂と区別が難しい。裏面を見ると判別はやさしい。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/125秒 ISO400 ) 露出補正 なし
ジャノメチョウ;クリックすると大きな写真になります 9.ジャノメチョウ
ジャノメチョウの写真は難しい。蝶自体が地味であり、低い草に止まることが多く絵にならない。ルドベキアの花で吸蜜していた。

Nikon D300 Tokina 100mm macro F2.8D
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 なし