2011年4月アーカイブ: Studio YAMAKO

2011年4月27日

もう一度ツマキチョウ 舞岡公園 4月26日


 4月15日にツマキチョウの写真を撮りたくて舞岡公園へ出かけたが良い写真が撮れなかった。そこで4月26日、もう一度舞岡公園に出かけた。
 季節は移ろい、前回は少なかったタンポポやハルジオンの花が咲いていた。昼過ぎから気温も上がり、蝶の数も多くなった。
 この日に見かけた蝶は、アゲハ、キアゲハ、クロアゲハ、テングチョウ、キタテハ、ルリタテハ、コミスジ、ツマキチョウ、モンシロチョウ、モンキチョウ、キタキチョウ、ツバメシジミ、ルリシジミ、ヤマトシジミ、ベニシジミ、ヒメウラナミジャノメ、コチャバネセセリといったところ。ゴールデンウィークになるとさらに賑やかになると思う。
 今日の狙いのツマキチョウは、多くを見かけるものの素早く飛び回り、なかなか撮らせてくれなかったが、あきらめてそろそろ引き上げようと思った頃、ようやくチャンスがやってきた。ツマキチョウは雌も発生していた。

鯉のぼり;クリックすると大きな写真になります 1.鯉のぼり
今日は良い天気だった。舞岡公園の中心にある小谷戸の里では、古民家前で鯉のぼりが元気に泳いでいた。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
ツバメシジミ交尾;クリックすると大きな写真になります 2.ツバメシジミ交尾
小さな花にツバメシジミの♀が止まって蜜を吸っていたところへ小柄な♂が求愛した。いったん飛びたって、もつれていたが、下草に降りて交尾がなった。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
ヒメウラナミジャノメ;クリックすると大きな写真になります 3.ヒメウラナミジャノメ
今日はよくこのチョウを見かけた。まったくの普通種であるが、こうして見ると新鮮である。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
ヤマトシジミ♀;クリックすると大きな写真になります 4.ヤマトシジミ♀
この季節の蝶たちは下草の小さな花に止まってくれる。写真は撮りにくい。久しぶりにヤマトシジミ♀の開翅が撮れた。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
ベニシジミ;クリックすると大きな写真になります 5.ベニシジミ
そろそろベニシジミの第一化も終わろうとしている。60mmレンズで目いっぱい被写体に近ずく。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
コチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります 6.コチャバネセセリ
咲き始めたハルジオンの花でコチャバネセセリが吸蜜していた。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/4000秒 60mm ISO360 ) 露出補正 なし
越冬したルリタテハ;クリックすると大きな写真になります 7.越冬したルリタテハ
歩いていると敷石にルリタテハが翅を拡げて日光浴をしていた。しばらくじっとしていてくれたので、ライブビューでの撮影を試みたが、ピントがうまく合わせられなかった。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 60mm ISO360 ) 露出補正 なし
モンシロチョウ♂;クリックすると大きな写真になります 8.モンシロチョウ♂
道端のタンポポでモンシロチョウが吸蜜していた。露出補正なしで撮ったが白い翅も白トビしていなかった。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/3200秒 60mm ISO360 ) 露出補正 なし
ツマキチョウ♂;クリックすると大きな写真になります 9.ツマキチョウ♂ -1
この日もツマキチョウは♀を含めてよく見かけたが、良く飛び回って写真を撮らせてくれなかった。午後2時に近くなったので、そろそろ引き上げようかと思ったころ、やっとチャンスがやってきた。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/3200秒 60mm ISO360 ) 露出補正 なし
ツマキチョウ♂;クリックすると大きな写真になります 10.ツマキチョウ♂ -2
ツマキチョウは4月10日ごろからゴールデンウィークの頃まで見ることができる。そろそろ♀が多くなってくる。この日も♀を何頭か見かけた。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 60mm ISO360 ) 露出補正 なし

2011年4月20日

ツマキチョウ 舞岡公園 4月15日


 4月15日 年1回春に出現するツマキチョウ狙いでに出かけた。この日は天気は良く、気温も高かったが、風が強かった。蝶の姿は多くない。前回は3月30日に訪れたが、それから2週間たった公園の様子は変化していた。新緑の季節に入り、緑が美しく、咲く花も入れ替わっている。

ツマキチョウ;クリックすると大きな写真になります 1.ツマキチョウ
ツマキチョウは小さな白い翅を小刻みに打つ、独特の飛び方であちこちで飛んでいた。しかし、なかなか止まってくれず、追っても写真を撮るチャンスがない。特にこの日は風が強く、余計である。下草のタチツボスミレの花に止まってくれても、良い写真にならない。近づくと敏感に飛び立つ。ローアングルで撮る余裕もないのだ。今日見かけたツマキチョウはすべて♂だった。♀は少し遅れて発生してくる。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
上:絞り優先オートで撮影( F5.6 1/1000秒 60mm ISO400)露出補正 なし トリミング
中:絞り優先オートで撮影( F5.6 1/1000秒 60mm ISO400)露出補正 なし トリミング
下:絞り優先オートで撮影( F5.6 1/1250秒 60mm ISO400)露出補正 なし トリミング
新緑と桜;クリックすると大きな写真になります 2.新緑と桜
桜の満開のころに舞岡公園を訪れたことはなかったが、今日はすでに散り始めているものの、この公園にこんなに桜が多かったのかと改めて知った。谷戸から見る周りの丘はアクセントのついたピンク色に染まっている。もう5日ほど早かったら見事だったろうと思う。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
左:プログラムオートで撮影 ( F8 1/340秒 5.2mm ISO100 ) 露出補正 なし 右:プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/380秒 110.4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
椿;クリックすると大きな写真になります 3.椿
一重の椿の花が咲いていた。花芯に奥行きがあるのでマクロで撮るとどこにピントを持ってこようかと考えてしまう。雄しべにピントを合わせたがこれでよかったのかどうか?

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
タチツボスミレ;クリックすると大きな写真になります 4.タチツボスミレ
日本では3月~5月にごく普通に見られるスミレの仲間で、ほとんど地面に付くように、直径1~1.5cmの花が咲く。蝶が好む花のようで、ツマキチョウもこの花によく来るし、ギフチョウも吸蜜する。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
梨の花;クリックすると大きな写真になります 5.梨の花
舞岡公園近隣の農家には梨畑もある。梨の花というのは今まで意識して見たことはなかった。梨は桜と同じバラ科の植物であるので、花も似ている。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
カラタチの花;クリックすると大きな写真になります 6、カラタチの花
アゲハも発生し始めているので、♀が産卵に来てはしないかとカラタチの植え込みを見に行った。新芽が出て、白い花が咲いていた。雄しべの黄色い環が美しい。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/4000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし

2011年4月15日

弘明寺と大岡川の桜 4月10日


 横浜は桜が見ごろとなった。この日は、まず弘明寺にお参りして、それから大岡川の桜を見に行くことにした。
 弘明寺は平日であったが、年配の方々を中心にお参りの人たちで賑わっている。初めて訪れたが境内は狭いものの立派な本堂があった。
 お参りを済ませ、「弘明寺かんのん通り」商店街を抜け、観音橋へ出て、その下を流れる大岡川を下流に向って歩いた。進むにつれ厚みを増す両岸の桜は見事だった。

1.弘明寺本堂の屋根と桜
京浜急行の弘明寺駅を降りて、進行方向左へ、鎌倉街道方面に少し進むと、弘明寺の境内に入る道があった。いわば裏口である。庫裡の前を通り過ぎ、右手に本堂がある。国の重要文化財である本尊の木造十一面観音立像(通称「弘明寺観音」)が安置されている。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 10.6mm ISOオート )
弘明寺本堂の屋根と桜;クリックすると大きな写真になります
2.四脚門 (楓関門)
庫裡の左手には、四脚門 または楓関門と呼ばれる門がった。横浜市内最古の門だそうで1411年(応永18年)の建立されたという。その後、明治41年(1908年)新堀源兵衛氏が修築し、大正12年(1923年)9月1日関東大震災で倒壊後、昭和4年(1929年)再築。そして平成16年(2004年)平成の大修築にて修復され現在にいたるとのこと。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/250秒 18.6mm ISOオート )
四脚門 (楓関門);クリックすると大きな写真になります
3.仁王門
お参りを済ませ、本堂の正面から「弘明寺かんのん通り」商店街の入口につながる長い石段を降りると、仁王門がある。仁王門は、江戸時代に再建されたもので平成14年(2002年)に改修工事が行われたそうだ。弘明寺(ぐみょうじ)は、横浜市南区にある横浜市最古の寺院で、高野山真言宗の瑞應山蓮華院という。写真では切れてしまっているが、門の上には瑞應山の額が掛けられている。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/500秒 7.4mm ISOオート )
仁王門;クリックすると大きな写真になります
4.「弘明寺かんのん商店街」
境内から長い石段を下りて、仁王門を背に歩き出すと、目の前には「弘明寺かんのん商店街」があり、鎌倉街道に向けてアーケード街が続いている。歩いてみるとなかなか賑やかな通りで、観光地的なところもあり、地域の生活につながった商店街でもある。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/160秒 12.5mm ISOオート )
「弘明寺かんのん商店街」;クリックすると大きな写真になります
5.「弘明寺かんのん商店街」 カメラ屋さん
写真はフィルムの時代からデジタルに時代になり、DPEも少なくなって、町のカメラ屋さんが少なくなっているが、この商店街の中に昔ながらのカメラ屋さんがあった。立派なショーケースがあって、Nikon F80 とか、Pentax MZ-5 といったフィルム使用の一眼レフやコンパクトカメラが並んでいた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.9mm ISOオート )
「弘明寺かんのん商店街」 カメラ屋さん;クリックすると大きな写真になります
6.大岡川の桜 -1
「弘明寺かんのん商店街」を大岡川にかかる観音橋に出て、そこを大岡川に沿って左に進む。川下に向かって左岸を約1.4km、鶴巻橋まで歩いた。この桜のプロムナードはさらに桜木町の近くまで続き、4kmに及ぶという。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/400秒 18.6mm ISOオート )
大岡川の桜;クリックすると大きな写真になります
7.ど根性桜
対岸のコンクリートで施された防御壁の割れ目から、桜の木が横に生え出ている。たぶん鳥が運んだ種から芽が出て、それが育ったものだろう。根はさらにコンクリートの隙間を探し、その先を潜り込ませているようだ。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/160秒 18.6mm ISOオート )
ど根性桜;クリックすると大きな写真になります
8.統一地方選挙投票日
この日4月10日(日)は、県知事、県議会議員、市会議員の投票日だった。私たちも自宅の傍にある小学校の投票場で投票を済ませてきた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/800秒 4.9mm ISOオート )
統一地方選挙投票日;クリックすると大きな写真になります
9.大岡川の桜 -2
桜の枝が川面に向けて張り出し、それが川面に映っている。川の水もきれいになっている。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/1250秒 4.9mm ISOオート )
大岡川の桜;クリックすると大きな写真になります
10.金魚すくい
左に行くと京浜急行の井土ヶ谷駅という鶴巻橋まで下流に向かって進み、ここで今度は上流に向かい左岸を観音橋へ折り返し歩いた。午前10時半を過ぎて人出が多くなった。こちら側の岸には屋台の店がたくさん出ていて、にぎやかであった。中でも定番の金魚すくいは人気がある。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/125秒 4.9mm ISOオート )
金魚すくい;クリックすると大きな写真になります
11.やきとり屋
このやきとり屋さんは家族経営なのだろうか?左端にいるお母さんと、右端の娘さんとがよく似ているように思えた。やがてスタート地点の観音橋まで戻ったがこれから先は桜がほとんどない。途中で昼食にしながら上大岡の駅まで歩いて、再び京浜急行に乗って横浜に戻った。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/1000秒 4.9mm ISOオート )
やきとり屋;クリックすると大きな写真になります


2011年4月11日

新横浜の近くで花見 4月7日


 横浜市港北区にお住まいの友人夫妻から「近所の桜を見に来ないか」とお誘いを受けた。東横線の妙蓮寺駅まで車で来ていただいて、水道道から武相高校の正面に続く桜並木の坂道を通り、住宅街の細い道を走り、まず、白幡池公園へ行った。池では釣りを楽しむ人たちがいる。
 白幡池は神奈川区にあるが、隣接する港北区の南端に篠原園地があり、此処の密集した大きな桜も見事だった。市営地下鉄の岸根公園の近くで昼食にして、次は岸根公園へ桜を見に行った。ここも神奈川区と港北区が接しているところにある。岸根公園内の北東にある篠原池は地下鉄の岸根公園駅の上にある。池の周囲は親子連れで花見に来ている人達が多かった。

1.白幡池公園
公園は横浜市神奈川区白幡町に位置しているが、この辺りはちょうど神奈川区と港北区との区境に近いところで、地図を見ると白幡池公園は港北区の篠原台町にくい込むような形で張り出している。人々がのんびりと桜咲く池のほとりのベンチに座っている。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 10.1mm ISOオート )
白幡池公園;クリックすると大きな写真になります
2.白幡池 釣りを楽しむ人
白幡池では釣りをしている人たちが並んでいた。しかし、この池は釣り堀ではない。案内してくれた友人の話では、キャッチ・アンド・リリースがルールだそうだ。ルアー・リール・返し針は使用禁止である。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/160秒 16mm ISOオート )
白幡池 釣りを楽しむ人;クリックすると大きな写真になります
3.県立篠原園地
ここは白幡池公園の西側、港北区の篠原台地にある。県立の施設のようだが、それほど大きな規模のものではなく、住宅街の中に残された緑地といった佇まいだ。園地は東西に長く、そのほとんどを雑木の斜面林が占め、林の中を抜けるように散策路が延びる。密集した大きな木に花を付けた桜は立派である。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/800秒 16mm ISOオート ) 露出補正 -1.0段
県立篠原園地;クリックすると大きな写真になります
4.岸根公園
市営地下鉄の岸根公園駅近くで昼食にしたあと、港北区のほぼ南端に位置する岸根公園に向かった。駐車料金は30分100円と市営なので比較的安い。駐車場に車を置いて公園に入ると、右側に新横浜にあるプリンスホテルが見えた。子供連れの若いお母さんたちが花見をしている。岸根公園はそもそもは1940年(昭和15年)に防災緑地を兼ねた公園として整備がはじめられたが、戦時中は軍の基地となり、戦後は米軍に接収されたそうだ。1970年代になって接収解除になり、新たに整備され、横浜市民の公園となった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/640秒 18.6mm ISOオート )
岸根公園;クリックすると大きな写真になります
5.篠原池
駐車場から右のほうへ下ったところに篠原池があった。池の周りには桜が咲き、家族連れが花見を楽しんでいる。池には水鳥が遊んでいた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/2000秒 4.9mm ISOオート )
篠原池;クリックすると大きな写真になります
6.篠原池 満開の桜
桜の木は枝を池面に向かって垂らし、満開の花が咲いていた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/640秒 4.9mm ISOオート )
篠原池 満開の桜;クリックすると大きな写真になります
7.篠原池 しだれ桜
池の周りには、ソメイヨシノに混じりややピンク色のしだれ桜があった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/800秒 8.9mm ISOオート )
篠原池 しだれ桜;クリックすると大きな写真になります
8.岸根公園 紅色の桜
池の周りの桜を楽しんだ後、広い公園を散策した。風が強く砂埃があがる。遠くに紅色の花を付けた木が何本か見えたので、近づいてみるとこれも桜だった。ヤマザクラの仲間だろうか。桜の種類はとても多い。Wikipediaによれば、分類上の種としてはヤマザクラ、オオシマザクラ、エドヒガンなど5~7種類ほどが認められており、これらの変性や交雑などから数十種類の自生種が存在するといわれている。江戸末期に開発されたソメイヨシノ(染井吉野)は、エドヒガン系の桜と オオシマザクラの交配で生まれたサクラの園芸品種であり、明治以降、全国各地に広まり、サクラの中で最も一般的な品種となった。日本では固有種・交配種を含め600種以上の品種が確認されている。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 10.1mm ISOオート ) 露出補正 -1.0段
岸根公園 紅色の桜;クリックすると大きな写真になります

2011年4月 8日

今年もギフチョウが飛ぶ 4月6日


 天気予報によると4月5日~7日までは晴れの日が続き、特に6日、7日は気温も上がるということなので、6日と決めて、今年もギフチョウを撮りに行くことにした。自宅を朝8時に出発し、いつもの通り16号線の渋滞に会いながら藤野町篠原に着いたのは10時を少し回ってみた。今回は廃校になっている小学校の前の空き地に車を停めた。登山道を入って小川に沿って歩き、毎年、立ち寄ってはお茶をご馳走になるSさんの家の前に来ると、すでにギフチョウ愛好家が10人ほど来ておられた。最近ご婦人が増えたようだ。
  昼前まではいま一つ気温が上がらず、ギフチョウの姿はない。山頂から下りて来られた人に聞くと、山頂では何頭か飛んでいるようだった。

高野山真言宗 福寿院;クリックすると大きな写真になります 1.高野山真言宗 福寿院
去年までは車で通り過ぎてしまっていたので、気が付かなかったが、登山道へ入る少し手前を左へ入ったところに高野山真言宗 福寿院があった。帰ってきて調べてみたところ、正応年間(1390年ごろ)、真政阿闍梨により道志山中に阿弥陀如来を本尊として創建され、その後300年を経て慶長のころ現在地に移建されたと伝えられる。現在の本堂は約250年前の建立といわれ、元禄4年造立の「弘法大師」がまつわれているとのこと。結構古いお寺なのだ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/268秒 4.6mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
スギタニルリシジミ;クリックすると大きな写真になります 2.スギタニルリシジミ -1
この蝶は、年1回春さきに発生する。地味な蝶なのでギフチョウを唯一のターゲットにしていると見逃してしまう。今回はこのスギタニルリシジミも狙いの一つにしていた。登山道のとりつきに小さな橋があるが、その下を流れる小川でかがみこんでシャッターを切っている人がいた。スギタニルリシジミだ。しかも3頭が吸水している。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/470秒 110.4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
スギタニルリシジミ;クリックすると大きな写真になります 3.スギタニルリシジミ -2
これはTANRON 60mm Macro で撮った。ターゲットの位置が低く、とてもD5000のファインダーは覗けないので Live Viewで撮る。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影 LV ( F5.6 1/3200秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
ミヤマセセリ;クリックすると大きな写真になります 4.ミヤマセセリ -1
ミヤマセセリも年に一度、春に現れる蝶である。いつもは道や下草に止まることが多く、なかなか良い写真が撮り難い。満開になるのが遅れていた梅林でギフチョウが飛来するのを待つ間、ミヤマセセリが梅の花にやって来た。高いところに止まったが、P90の望遠端(35mm判換算624mm)で撮った。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/403秒 110.4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
ミヤマセセリ;クリックすると大きな写真になります 5.ミヤマセセリ -2
同じミヤマセセリを同じところで撮った。空の明るさと、梅の花の白さに引っ張られて、露出がアンダーになり、主題のミヤマセセリが黒くなるのではないかと思い、+1.0段の露出補正をして撮っておいたカットである。ミヤマセセリの露出は良いようだが、梅の花の白飛びが増してしてしまった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/212秒 110.4mm ISO100 ) 露出補正 +1.0段
ギフチョウ;クリックすると大きな写真になります 6.ギフチョウ -1
正午を過ぎて少し気温が上がって来た。ミヤマセセリを撮った梅林の道を隔てた反対側の満開の一本の梅の木にギフチョウがやって来た。高いところの花で吸蜜を始めた。とても 60mm Macro では撮れない距離だ。それでも何枚かシャッターを切る。しかし、これはこれで情景が伝わると思う。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/2500秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
ギフチョウ;クリックすると大きな写真になります 7.ギフチョウ -2
前の写真と同じ個体である。P90の望遠端で撮った。しかし、後ろの梅の花にフォーカスがいってしまったりして、なかなか蝶にフォーカスが合わない。その中で何とか合焦したカットである。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/343秒 110.4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
ギフチョウ;クリックすると大きな写真になります 8.ギフチョウ -3
10人ほどの愛好家のモデルになってくれたそのギフチョウは、この梅の木から離れてしまった。私は再び元の梅林へ戻ったが、10分経つか経たないころ、ギフチョウが私の目の前の梅の花に飛来し、吸蜜をし始めた。60mm Macro の射程距離である。ラッキーであった。残念ながら前の写真を撮った時の絞り優先設定 F6.3 を変更する余裕がなかった。背景のボケが少々うるさい。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/2000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
ギフチョウ;クリックすると大きな写真になります 9.ギフチョウ -4
少し左に移動し、裏面を青空がバックになるように撮った。裏面後翅オレンジ色と赤の縁取りが美しい。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/2000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
ルリシジミ;クリックすると大きな写真になります 10.ルリシジミ
ギフチョウの写真も撮れたので、そろそろ引き上げようと梅林を離れた。最後にもうワン・ショットと思い、スギタニルリシジミを撮った小川に下りて見た。まだ、1匹、吸水していた。しかし、色合いがスギタニルリシジミと少し違う。これはルリシジミのようだ。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/2000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
ルリタテハ;クリックすると大きな写真になります 11.ルリタテハ
お茶をご馳走になったSさんにご挨拶をと思い、お宅の庭に向かったところ、アセビの花にルリタテハが来ていた。越冬したのにきれいな個体だった。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/1600秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし

2011年4月 3日

トラフシジミ 三ツ沢公園 4月2日


 今日も天気が良く暖かくなりそうだ。散歩がてら三ツ沢公園へ行く。散歩がてらと言っても、公園までは結構な登りがあり、息を切らせる。家から歩いて20分ほどで公園の入口になる三ツ沢競技場に着く。最近、相鉄線の「駅から散歩」で紹介されたためか、散歩を楽しまれている高齢者の方々も多い。

 三ツ沢へ行くのはもうひとつ楽しみがあった。国道1号線に沿った横浜市営地下鉄の三ツ沢上町駅入口の傍に、上海出身の中国人のご夫婦が営む「鳳誠閣」という中華料理の店があり、そこの麻婆豆腐とレバニラ炒めがとてもうまい。歩いて、ひと汗かいて、1杯のビールとともに楽しみたいのだ。しかし、残念ながら、店にはシャッターが下りていて、「本日より臨時休業いたします」の張り紙があった。本日というのがいつのことかわからないが、今回の地震で上海に帰ってしまったのだろうか。

横浜緋桜;クリックすると大きな写真になります 1.横浜緋桜
横浜戦没者慰霊塔を通り抜けると広場があって、色の濃い桜が咲いていた。木に「横浜緋桜」という札がかかっている。横浜市環境創造局のホームページを見ると、横浜緋桜の生みの親は港北区高田町の白井勲さんという方だそうで、30数年前から桜の新品種作りに取り組んできているという。昭和47年ごろに早咲き種の寒緋桜(かんひざくら)と山桜(兼六園熊谷「けんろくえんくまがい」という種類)を交配させ,病気に強い性質は山桜、そして鮮やかな紅色を出すために寒緋桜と、それぞれの系統の利点を備えた丈夫で美しい桜を誕生させたとのこと。開花期が早咲き・中間咲き・遅咲きの3タイプがあり、早咲きは3月20日ごろから咲きはじめる。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3mm-39.2mm 10.0 Mega Pixels
上:プログラムオートで撮影( F4 7.3mm 1/500秒 ISOオート ) 露出補正 なし
中:プログラムオートで撮影( F4.1 29.2mm 1/640秒 ISOオート ) 露出補正 なし
下:プログラムオートで撮影( F4.1 29.2mm 1/800秒 ISOオート ) 露出補正 なし
豊顕寺の入り口;クリックすると大きな写真になります 2.豊顕寺の入り口
横浜緋桜が咲いていた丘から国道1号の方へ石段を下りてくると、門がある。この門をくぐると左側に豊顕寺がある。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3mm-39.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( F3.5 21.7mm 1/160秒 ISOオート ) 露出補正 なし
桜広場の椿;クリックすると大きな写真になります 3.桜広場の椿
豊顕寺の手前左側に桜広場と名付けられた広場がある。大きな桜の木が200本あるという。まだ花はわずかしか咲いてなく、お花見をする人もいない。その広場の隅に深紅の椿が花を咲かせ、地面に落ちた花にも風情を感じる。柵の向こうは豊顕寺の本堂である。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3mm-39.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( F4 8.5mm 1/400秒 ISOオート ) 露出補正 -1.0段
豊顕寺本堂;クリックすると大きな写真になります 4.豊顕寺本堂
豊顕寺という寺は、門脇に設置された案内板によれば、三河国多米村(現在の愛知県豊橋市多米町)の郷士多米元興が先祖菩提のために1515年(永正12年)に建立した本顕寺に端を発するという。後に元興は三ツ沢に隠棲し、本顕寺を移し、法照山豊顕寺と名を改めたと示されている。本堂の南側には斜面になった寺林があり、この林は「豊顕寺市民の森」として一般に開放され、市民の憩いの場として親しまれている。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3mm-39.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( F4 7.3mm 1/250秒 ISOオート ) 露出補正 なし
大イチョウ;クリックすると大きな写真になります 5.大イチョウ
これは横浜市名木古木指定されている大イチョウだ。樹齢は600年というが、幹の太さは鎌倉鶴岡八幡宮の大銀杏に及ばない。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3mm-39.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( F4 7.3mm 1/60秒 ISOオート ) 露出補正 なし
トラフシジミ春型;クリックすると大きな写真になります 6.トラフシジミ春型
豊顕寺の境内を歩くと、なんとトラフシジミの春型が地面に止まっているではないか。全く予想もしていなかったし、時期的にも早い。ローアングルで撮ろうと近づくと飛び立つ。青紫の翅表も美しく輝く。何回か近寄っては逃げられながら、やっとシャッターを切ることができた。A640のバリアングルモニターが役に立った。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3mm-39.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( F4 21.7mm 1/250秒 ISOオート ) 露出補正 なし
ソメイヨシノ;クリックすると大きな写真になります 7.ソメイヨシノ
ソメイヨシノは大きな木にいっぱい蕾を膨らませている。4~5日で見ごろが来るのだろうか。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3mm-39.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( F4 7.3mm 1/640秒 ISOオート ) 露出補正 なし