9月10日 ストレーザからミラノへ戻ってきて、ミラノ中央駅から地下鉄でドゥオーモまで行った。ミラノは雲ひとつなく晴れていた。ドゥオーモからヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアを通り、スカラ座の前の広場に出た。スカラ座の前の、トラムが走る通りを左の方へ歩いてみた。再び、西日に映えるドゥオーモが見えるドゥオーモ西側のメルカンティ広場まで戻り、メルカンティ通りを少し歩いてみた。
オープン・カフェのテーブルに座り、行きかう人や、トラムを眺め、一休みした後、ドゥオーモ広場からタクシーに乗って、ホテルに戻った。すでに娘の主人はモンツァから戻って私たちを待っていてくれた。荷物を受け取り、ミラノ中央駅へ行き、そこからマルペンサ空港行きのバスに乗る。この日は、空港に新しくできた SHERATON MALPENSA AIRPORT というホテルに泊る。
次の日の9月11日、娘の主人はもう1日モンツァへ行く。3人分の同じ便の飛行機のチケットが取れなかったのだ。私たち夫婦は、マルペンサ空港から、11:30発のフィンランド航空に搭乗、ヘルシンキ経由で帰国の途に就き、翌12日8時55分、無事成田に降りた。
こうして、11日間の北イタリアの旅は終わった。旅行社募集のグループ旅行は、コースも良く設定されていて、移動の多くはバスであり、大きなスーツケースも、朝、ホテルの部屋の外に出しておくと、バスに積み込んでくれるので楽である。
今回はスーツケースを運ぶのに少々骨が折れた。とくにヨーロッパの列車は、乗り込むのにステップを2~3段上がらねばならず、ミラノなどの大きな駅以外はエスカレータもエレベータもないところが多い。しかし、旅行社募集のグループ旅行では、なかなか立ち寄ることができないところにも行くことができ、そういった募集型ツアーでは味わえない気ままな旅を満喫できた。娘夫婦に感謝する。娘の主人には、飛行機や列車の手配、ホテルの手配など全てにぬかりなく、また、なかなか泊れないホテルの宿泊も経験させてもらい、世話になった。列車への荷物の上げ下ろしも手伝ってくれ、助けられた。
268.夕陽に映えるドゥオーモのファサード
この写真の左に見える赤いMマークのところが地下鉄から上がった出口だ。ドゥオーモの正面に回った。時刻は夕方5時半少し前。ドゥオーモの華麗なファサードは夕陽を浴びて輝いていた。
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F14 1/800秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
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269.ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア入口
1877年に完成したという、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアの大きなアーケードの中に吸い込まれるように入る。中央にはPRADAの本店もある、道の両側にはカフェ、レストラン、書店やハンバーガーショップまであり、憩う市民や観光客でにぎわっていた。
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
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270.ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアのアーケード
美しいアーチ型ガラス天井のアーケードはスカラ広場へと通じている。
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.8 1/320秒 62mm ISO400 ) 露出補正 なし
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271.牡牛のモザイク
アーケードが十字路に交わる付近の舗道にに青いタイルで囲まれた牡牛のモザイクがあり、その股間部分がやや窪んでいる。この窪みに踵を合わせてクルリと一回転(一度に三回転以上出来るとの説もあり)すると幸せが訪れる、旅行者は再びミラノに戻れる等の言い伝えがある。観光客が順番を待って、くるくると廻っている。かみさんも3回まわった。また、ミラノへ来るつもりなのだろうか。
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/125秒 22mm ISO400 ) 露出補正 なし
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272.ガッレリアのフレスコ画
十字型になっているガッレリアの中央で頭上を見上げると、4枚のフレスコ画が目に入って来る。これらのフレスコ画は、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカの四大陸を表現したものだそうだ。写真のフレスコ画はアフリカを表したものに違いない。
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 46mm ISO400 ) 露出補正 なし
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273.レオナルド・ダ・ヴィンチと4人の弟子の像
アーケード抜けるとスカラ広場があり、その向かい側には、スカラ座がある。スカラ広場にはレオナルド・ダ・ヴィンチの像が立っていた。この像は1872年にピエトロ・マーニによって製作されたもので、ダ・ヴィンチがミラノにやってきた30歳の頃の姿がモデルになっていると言われている。
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
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274.スカラ広場の水道栓
レオナルド・ダ・ヴィンチの像の後ろに回ってみると、こんな水道栓があった。蛇口がキンピカに光っている。右手がレオナルド・ダ・ヴィンチの像で、スカラ座の方を向いている。この写真の正面がヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアのドゥオーモと反対側の入口だ。
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
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275.スカラ座
正面のルックスはおとなしい建物であるが、これがオペラの殿堂スカラ座だ。1778年にサンタ・マリア・デッラ・スカラ教会の跡地に建てられたが、1943年の空襲で壊されてしまった。現在の建物は1946年に再建されたそうだ。近年では、'02年~'04年に改装工事が施されている。
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 22mm ISO400 ) 露出補正 なし
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276.スカラ座の前をトラムが走る
スカラ座の前を走るトラムは、15年以上の時が過ぎているのに、1994年にミラノを訪れた時に見たトラムと、ほとんど同じような古めかしい車体である。
http://n-shuhei.net/studio_yamako/2009/10/25_1422.php
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
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277.サンタ・マルゲリータ通り
スカラ座の前の道を左へ、ドゥオーモ広場の方へ向かって歩いてみた。とても賑やかな通りだった。この写真はサンタ・マルゲリータ通りを歩きながら、横の筋にカメラを向けている。
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1000秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
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278.スフォルツァ城の遠景
メルカンテ広場まで来た。すぐ左はもう、ドゥオーモ広場だ。右手にはメルカンテ通りが延びるがその先に、有名なスフォルツァ城が見えた。スフォルツァ城は1994年のツアーで見学している。
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
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279.ドゥオーモ広場付近
少し歩き疲れて、のども渇いたので、ドゥオーモ広場付近のオープンカフェの席に腰を下ろした。眼の前を通る人々や、トラムを眺めているのも楽しい。
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 65mm ISO400 ) 露出補正 なし
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280.タクシーでホテルへ
時刻は6時半を回った。ドゥオーモ広場には客待ちのタクシーが並んでいたので、乗り込み、行き先を告げる代わりにホテルのカードを示した。ミラノ中央駅の前を通って、ホテルに着いたら、すでにモンツァから戻っていた娘の主人が待っていてくれた。
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/125秒 105mm ISO800 ) 露出補正 なし
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281.マルペンサ空港へ
ホテルに預かってもらっていたスーツケースを受け取り、ミラノ中央駅へ歩く。日本で言う空港行きリムジンバスに乗車して、マルペンサ空港へ向かう。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/60秒 8.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
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282.ミラノ中央駅周辺は工事中
ミラノ中央駅の周辺は工事中であることは前にも記した。工事中の道路を最新型のトラムが行く。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/40秒 13.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
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283.空港へ向かうハイウェイ
マルペンサ空港へのハイウェイは、片側4車線の立派な道路だった。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/100秒 18.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
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284.ミラノからヘルシンキへ
9月10日の夜は、マルペンサ空港に新しくできた、SHERATON に娘の主人と3人で泊った。翌11日、娘の主人は、この日もモンツァへ行くが、ラッキーなことにGP期間中はこのホテルから、モンツァまでバスが出ているとのこと。私たちは、朝8時半にホテルをチェックアウトし、そのまま空港へ。11:30発のヘルシンキ行きに搭乗した。飛行機は途中、アルプスを越える。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/640秒 18.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
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285.岩肌に特徴
ここはどの辺なのか良くわからないが、岩肌に特徴が見られる。ドロミテの近くだろうか?
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/640秒 18.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
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286.山と麓の町
麓の大きな町と、そこから高い山が聳え立つ。実際の標高がどれくらいかは解からないが、随分高い山のように見える。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/640秒 18.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
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287.ヘルシンキ空港到着
時刻は午後3時半、ほぼ定刻にヘルシンキ空港に着いた。ここで成田行きに乗り継いだが、それほど長い待ち時間ではなかったように記憶してる。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/1000秒 18.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
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288.シベリア上空で夜明け
帰りの飛行機に乗っている時間は、行きより短かったように感じる。ヨーロッパの時間ではまだ、11日の夜11時ごろであろうが、シベリア上空で夜明けを迎えた。成田へ着いたのは日本時間で翌12日の午前9時だった。空港近くの駐車場に預けておいたマイカーを運転し、横浜の自宅に帰ったのはまだ、午前中だった。
ただ、今回の旅行は、帰国後の時差ボケが一週間ほど続いてしまった。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/640秒 18.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
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