2024年2月アーカイブ: Studio YAMAKO

2024年2月27日

多摩動物公園 ② 昆虫生態園_2 2024年1月29日 東京都日野市

撮影し始めて30分もたたないうちに汗をかいてしまった。10時半くらいから子供たちを伴った家族連れの入園が多く、子供たちの嬌声が絶えない。撮影対象が多いので、撮りまくっているとアッという間に30分が過ぎてしまった。
 撮影を続ける。緩やかなスロープを下りていくと、アオタテハモドキが姿を現した。個体数も多い。きれいな個体を選んで撮影する。今回の目的はアオタテハモドキの♂の「青」をきれいに撮ることだった。

000_240129052t X700 ◎多摩動物公園 アオタテハ RX10M4.jpg
クササンタンカの花で吸蜜するツマベニチョウ♂ 2024年1月29日 東京都日野市 多摩動物公園

020_240129271 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 20.オオゴマダラ -1
日本の温室の蝶園ではオオゴマダラが主役と言っても過言ではない。オオムラサキに特化した山梨県北杜市のオムラサキセンターのビバリウムという例外もあるが、温室でのチョウは温度管理や環境管理からどうしても沖縄や八重山諸島に生息する暖地系の種が中心となる。その中でも、日本に産する最大のチョウであり、白くて大きく、ふわふわと飛ぶ美しいオオゴマダラはその象徴だと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 105mm ISO110 )
020_240129271 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 21.オオゴマダラ -2
このオオゴマダラは、平成12年に開催された沖縄サミットの記念切手にもなっている。また、令和2年発行の天然記念物シリーズ第5週でも、その一種として取り上げられている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f3.5 1/500秒 105mm ISO110 )
022_240129276t X900 〇多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 22.オオゴマダラ -3
園内には多くのオオゴマダラが飛んでいるので撮り放題である。緩やかに飛ぶのでその様子も撮りやすい。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f3.5 1/500秒 105mm ISO110 )
023_240129024 X900 〇多摩動物公園 RX10M4.jpg 23.オオゴマダラ -4
この画に7頭のオオゴマダラを撮りこんだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 )
024_240129278 X900 〇多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 24.リュウキュウアサギマダラ 裏面
裏面はツマムラサキマダラの♀とよく似ている。リュウキュウアサギマダラの幼虫はガガイモ科の植物を食べる。ガガイモ科の植物はアルカロイド系の毒を持つが、ツマムラサキマダラの♀は、その有毒なリュウキュウアサギマダラに擬態しているのだと考えた。ChatGPTで「ツマムラサキマダラの♀は、リュウキュウアサギマダラの♀に擬態しているのですか?」と聞いてみたところ、「ツマムラサキマダラ(Papilio memnon)の♀は、リュウキュウアサギマダラ(Papilio protothorides)の♀に擬態しているとされています。この擬態は、捕食者から身を守るための進化的な戦略と考えられています。」実に明快な答えが返ってきた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO100 )
025_240129282 X900 〇多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 25.ベニモンアゲハ -1
ベニモンアゲハはジャコウアゲハの仲間で、幼虫は同様にウマノスズクサを食べる。なかなかきれいな個体を見つけられない。前翅の幅が比較的細いのでこれは♂だろうと推測する。ランタナの花に来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f3.0 1/500秒 105mm ISO400 )
026_240129286m X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 26.ベニモンアゲハ -2
前の写真と同じ個体である。私は2005年5月に那覇の末吉公園でベニモンアゲハを撮影している。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f3.0 1/500秒 105mm ISO450 )
027_240129292 X900 〇多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 27.タイワンキチョウ -1
園内には熱帯アメリカ原産で、今のところ日本では、沖縄と小笠原諸島に帰化しているホナガソウ(穂長草)が多く植えられているが、そのホナガソウにはタイワンキチョウが集まって来る。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f3.0 1/500秒 105mm ISO640 )
028_240129294 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 28.イシガケチョウ
眼にピントを合わせることが出来た。他に類を見ない特異な模様をしている。地色は白く見えるが青く透き通るようにも見える。雌雄の判別は難しい。このチョウも、温暖化により北上している蝶のひとつであり、国内では年々分布域を広げている。確実に土着しているのは紀伊半島以南・四国・九州・南西諸島だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f3.5 1/500秒 105mm ISO110 )
029_240129030 X900 〇多摩動物公園 RX10M4.jpg 29.2頭のタテハモドキ -1
本種は、静止する時はほとんどの場合、翅を開く。季節型があり、この個体は夏型だと思う。夏型はキタテハのような前翅外縁部の突出部分がほとんど見られない。夏型はこの個体のように眼状紋が色濃くなる。やはり分布の北上傾向はみられ、九州では大分県を除き定着しているとのこと。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 143mm ISO125 )
030_240129297 X900 〇多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 30.オオゴマダラ -5
上にいるのが♀で、下でホバリングしているのが♂である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f3.5 1/500秒 105mm ISO110 )
031_240129036m X900 ◎多摩動物公園 RX10M4.jpg 31.2頭のタテハモドキ -2 
しばしば2頭ならんで静止している姿をよく見た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 220mm ISO100 )
032_240129037 X900 〇多摩動物公園 タイワンキチョウ RX10M4.jpg 32.タイワンキチョウ -2
ホナガソウには必ずと言ってよいほどタイワンキチョウが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 38mm ISO160 )
033_240129038 X900 〇多摩動物公園 タイワンキチョウ リュウキュウアサギ RX10M4.jpg 33.横断中のタイワンキチョウ
温室内の通路を横切る個体を偶然に捉えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 21mm ISO100 )
034_240129047m X900 多摩動物公園 RX10M4.jpg 34.ツマベニチョウ♂ -1
ツマベニチョウはそれほど多くはなく、しかも傷んでいる個体が多かった。赤いクササンタンカ(草山丹花)の花で吸蜜をしていた。クササンタンカはペンタスともいう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 48mm ISO125 )
035_240129057 X900 〇多摩動物公園 ツマベニを見る男児 RX10M4.jpg 35.ツマベニチョウ♂ -2
前の写真のツマベニチョウを男の子が観察している。その姿をお父さんが見守っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 12mm ISO100 )
036_240129299 X900 〇多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 36.タテハモドキ
全く傷のない、擦れていない個体を探すのはなかなか難しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO110 )
037_240129055 X900 〇多摩動物公園 アオタテハ RX10M4.jpg 37.アオタテハモドキ♂ -1
この日、ここに来た目的の一つはアオタテハモドキのきれいな個体を撮りたいからだった。2005年5月に石垣島に行ったときには、何頭かの本種を撮影することが出来た。ところが最近は毎年のように東京、横浜で発生のニュースがある。ネットで多くの写真を見させていただいている。昨年の9月にも発生していたようだ。神奈川県東部あるいは町田市と伝えられている。また、横浜市のこども自然園にもいたという情報もある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 220mm ISO200 )
038_240129304 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 38.アオタテハモドキ♂ -2
綺麗な個体だった。後翅の「青」が輝く。カメラをしっかり構えて撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f4.0 1/500秒 105mm ISO100 )
039_240129306 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 39.アオタテハモドキ♂ -3
本種の分布は、北上傾向にあるが、沖縄本島より南部で確実に土着し、それ以北では定着と消滅を繰り返しているという。都内や、神奈川での発生はどういうことなのだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f3.5 1/500秒 105mm ISO100 )
040_240129308 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 40.アオタテハモドキ♂ -4
右後翅にほんの僅かに切れているところがあるが、ほぼ完品だった。ホナガソウで吸蜜していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.0 1/500秒 105mm ISO110 )
041_240129317 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 41.アオタテハモドキ♂ -5
同じ個体。どの角度から見ても「青」が美しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f4.0 1/500秒 105mm ISO110 )
042_240129323 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 42.アオタテハモドキ♂ -6
これも同じ個体を撮った。ピントもまあまあだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S

2024年2月24日

多摩動物公園 ① 昆虫生態園_1 2024年1月29日 東京都日野市

久しぶりに多摩動物公園にある昆虫園の昆虫生態園(蝶園)へ行った。電車で行こうか、車で行こうかと考えたが、カメラ2台を持って行きたいので車にした。国道16号を鵜野森で右に曲がって、そこからしばらくの間、町田を抜けるのに時間がかかってしまった。公共交通機関を利用すると、横浜→武蔵小杉→分倍河原→高畑不動→多摩動物公園前というコースになり、4回の乗り換えを要する。マイカーでも1時30分かかり10時丁度に多摩動物公園に到着した。まっすぐ、昆虫園へ行く。既に入園者がいた。
 蝶園に入ると眼鏡が曇る。生態園の中は20℃以上に保たれているので、少し歩くと汗ばむ。今日は晴天で、大きな天井からは日が燦燦と注ぐ。
 タイワンキチョウがたくさん飛んでいる。この園内で羽化したのだろうか。それとも飼育室で羽化した個体が運び込まれ放たれているのだろうか。

000_240129042m X700 ◎多摩動物公園 アオタテハ RX10M4.jpg
多摩動物公園北側の丘の上に建つ昆虫生態園 2024年1月29日 東京都日野市 多摩動物公園

001_240129224 X900 多摩動物公園 昆虫園 Z50 Z105mc.jpg 1.バッタのモニュメント
昆虫園の丘に上がると体長約3mのトノサマバッタのモニュメントが迎えてくれた。「巨大ステンレスアート彫刻」で昆虫園前の広場に設けられた彫刻家の中嶋大道さんによる作品である。多摩動物公園は1958年に開園した。そして、昭和41年(1966年)に昆虫園のバッタとチョウの温室が公開され、一年中ばったやチョウの姿が見られるようになったのだそうだ。現在の昆虫生態園の大温室は、開園30周年記念でオープンしたそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO110 )
002_240129225 X900 多摩動物公園 昆虫園 モザイク Z50 Z105mc.jpg 2.昆虫生態園入口回廊のモザイクアート
昆虫生態園(蝶園・大温室)に向かって歩いていくと。石畳に施されたオオムラサキのレリーフ彫刻が現れる。旨く言い表せないが、中央に立られたステンレスの柱に写るとその形を変える。そして、壁にはチョウやトンボの素晴らしいいモザイクアートがあった。梵寿綱さんの仕事もしている上哲男さんという人の作品だそうだ。   

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f2.8 1/500秒 105mm ISO250 )
003_240129008 X900 多摩動物公園 RX10M4.jpg 3.右 ツマムラサキマダラ♂ 左 リュウキュウアサギマダラ♂
ツマムラサキマダラ♂の鮮やかなブルーが目に飛び込んできた。隣で翅を拡げているリュウキュウアサギマダラの♂とツーショット。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 114mm ISO640 )
004_240129011 X900 〇多摩動物公園 RX10M4.jpg 4.ツマムラサキマダラ♂
この色が撮りたかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 146mm ISO500 )
005_240129227 X900 ◎多摩動物公園 昆虫園 Z50 Z105mc.jpg 5.タテハモドキ
NIKKOR 105mm のマクロレンズはシャープだ。九州南部以南には定着している。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/500秒 105mm ISO100 )
006_240129230 X900 〇多摩動物公園 昆虫園 Z50 Z105mc.jpg 6.ツマベニチョウ♂
ツマベニチョウも子供の頃に図鑑を見て憧れたチョウの一つだった。フィールドでは、那覇の末吉公園で見た。海外ではバリ島のウルワツ寺院でみた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 105mm ISO110 )
007_240129235 X900 多摩動物公園 トウロウソウ Z50 Z105mc.jpg 7.トウロウソウ(灯籠草)
大温室の中で澪たことのない花を見た。wikipediaによれば、セイロンベンケイというベンケイソウ科の植物であり、別名をトウロウソウといい、こちらを標準和名とする説がある。原産は南アフリカだが、現在では熱帯地方各地に帰化している。日本では沖縄や小笠原諸島に帰化している。チョウは来ていなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f3.0 1/500秒 105mm ISO280 )
008_240129237 X900 多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 8.イシガケチョウ -1
特異な翅の紋を持つチョウだ。四国の高知へ行ったときに町のカレー屋さんの看板に止まっている本種を見た。北に分布を拡大していて島根県や岡山県、兵庫県南部までは定着しているという。珍しいチョウではない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f3.0 1/500秒 105mm ISO110 )
009_240129239 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 9.イシガケチョウ -2
和名通りの石崖・石垣模様を持ち、ひらひらと紙切れが舞うように飛ぶ。地面に降りて吸水したり、花に来ることもある。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 105mm ISO160 )
010_240129240 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 10.2頭のイシガケチョウ
2頭ともほぼ無傷の個体だった。2頭のチョウを撮る場合、両方にピントをぴったり合わせて撮るのはなかなか難しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 105mm ISO100 )
011_240129245 X900 ◎多摩動物公園 リュウキュウアサギマダラ Z50 Z105mc.jpg 11.リュウキュウアサギマダラ♂
本種は奄美大島以南に生息する。石垣島や竹富島では多く見られる。♂は翅脈の間の白く見えるところが青みを帯びる。この個体は傷がなくきれいだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 105mm ISO110 )
012_240129014 X900 〇多摩動物公園 RX10M4.jpg 12.イシガケチョウ -3
カメラをSONYのRX10M4に持ち換えて、その広角側で撮った。この昆虫生態園は2,486㎡あり、テニスコート約10面分ある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/640秒 9mm ISO100 )
013_240129250 X900 〇多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 13.シロオビアゲハ♂ -1
アゲハチョウ科のチョウはシロオビアゲハとベニモンアゲハしか飛んでいなかった。傷のない、きれいな個体を狙っていたが、なかなか現れない。吸蜜している花は、wikipediaによれば、同じ科に属するサンタンカの花と姿が似ている為、和名をクササンタンカ(草山丹花)と言う。原産地は熱帯、東アフリカからイエメンで、暑さに強いが耐寒性は低いそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 105mm ISO100 )
014_240129252m X900 〇多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 14.シロオビアゲハ♂ 2頭
もう1頭飛来したが、この個体も尾状突起がない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 105mm ISO100 )
015_240129256 X900 〇多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 15.シロオビアゲハ♂ -2
なんとか切れたところが目立たないように撮る。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/500秒 105mm ISO110 )
016_240129259 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 16.ツマムラサキマダラ♂と♀ -1
ニチニチソウ(日日草)の赤い花に止まって吸蜜している♀のところへ肩越しに♂がアプローチしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 105mm ISO110 )
017_240129263 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 17.ツマムラサキマダラ♂と♀ -2
盛んにアプローチするが、♀は相変わらず吸蜜している。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 105mm ISO110 )
018_240129268 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 18.ツマムラサキマダラ♂と♀ -3
♀は知らん顔のようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 105mm ISO110 )
019_240129269 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 19.ツマムラサキマダラ♂と♀ -4
この間1分もたたないわずかな時間であったが、やがて♂は鮮やかなブルーを見せて飛び去ってしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 105mm ISO125 )

2024年2月20日

新年の帷子川 冬鳥 2024年1月12日 横浜市保土ヶ谷区 帷子川河畔

  やっと昨年秋から暮れにかけての積み残しをアップし終えた。ひと月以上後追いになっている。
 昨年、オナガガモが飛来してこなかったので、どうしたのかなと思い、帷子川へ見に行った。この日は朝は寒かったが、日中は14℃になるそうだ。オナガガモは例年、星川駅につながる星川下橋から常盤橋の間に縄張りがあるようだが、そこには姿がなかった。だが、常盤橋から愛染橋の間にキンクロハジロ、ホシハジロに混じって2~3羽のオナガガモがいた。この冬初めて見た。
 さすがに、昨秋はきれいだったサクラの紅葉も、すべて落ちてしまっていた。横浜ビジネスパークのプラタナスは、色は褪せてしまってはいたが、葉が数葉しがみつくように付いていた。

000_240112023 X700 〇帷子川 オナガガモ RX10M4.jpg
この冬初めて見たオナガガモ♂ 2024年1月12日 横浜市保土ヶ谷区帷子川

001_240112012 X900 帷子川 RX10M4.jpg 1.キンクロハジロ
常盤橋より下流にはキンクロハジロが群れを作って浮かんでいた。例年の眺めである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラム優先オートで撮影 ( f4.0 1/500秒 216mm ISO400 )
002_240112014 X900 帷子川 RX10M4.jpg 2.オナガガモとキンクロハジロ
常盤橋と愛染橋の間でキンクロハジロに混ざって泳いでいるオナガガモ数羽を見つけた。今シーズン初めてであり、姿を見て何か安心した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラム優先オートで撮影 ( f4.0 1/500秒 220mm ISO200 )
003_240112028 X900 〇帷子川 ユリカモメ RX10M4.jpg 3.ユリカモメ
ユリカモメも2~3km先の河口から上がってきていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラム優先オートで撮影 ( f4.0 1/500秒 200mm ISO160 )
004_240112031 X900 △帷子川 RX10M4.jpg 4.飛び立つキンクロハジロ♂
いつも落ち着いて泳いでいるキンクロハジロが、助走して飛びたった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラム優先オートで撮影 ( f4.0 1/500秒 76mm ISO200 )
005_240112045 X900 〇帷子川 RX10M4.jpg 5.キンクロハジロの追いかけごっこ
ChatGPTで「キンクロハジロという冬鳥が川で追いかけごっこをするように、1羽が他の1羽を追いかける様子を見ました。これはどういう行動なのでしょうか」と聞いてみたところ、「キンクロハジロが川で追いかけごっこをする様子は、おそらく縄張りの確立や社会的な関係の構築に関連しています。冬鳥の中には、自分の縄張りを守るために他の個体を追いかけたり、縄張り内での地位や階層を確立するために行動するものがいます。追いかけごっこは、そのような行動の一形態として見られることがあります。また、遊びや運動として行われることもありますが、その場合でも、社会的な繋がりやコミュニケーションを築くための手段として機能する可能性があります。」という的を得た回答があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラム優先オートで撮影 ( f4.0 1/500秒 140mm ISO250 )
006_240112065 X900 〇帷子川 RX10M4.jpg 6.ユリカモメ -1
常盤橋の欄干で羽を休めるユリカモメの顔を撮った。眼の後ろの黒い模様がユリカモメの特徴である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラム優先オートで撮影 ( f4.0 1/500秒 220mm ISO125 )
007_240112082 X900 〇帷子川 RX10M4.jpg 7.ユリカモメ -2
常盤橋の欄干に止まって、愛染橋を振り返るユリカモメ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラム優先オートで撮影 ( f4.0 1/500秒 60mm ISO100 )
008_240112074 X900 〇帷子川 オナガガモ RX10M4.jpg 8.オナガガモ♂
オナガガモの数はまだ少ない。帷子川に来るカモの仲間では一番姿が大きく立派である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラム優先オートで撮影 ( f4.0 1/500秒 220mm ISO250 )
009_240112089 X900 ◎帷子川 ホシハジロ RX10M4.jpg 9.毛繕いするホシハジロ
バランスをとって泳ぐ脚が見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラム優先オートで撮影 ( f4.0 1/500秒 143mm ISO160 )
010_240112092 X900 ◎帷子川 ホシハジロ RX10M4.jpg 10.羽ばたくホシハジロ
wikipediaを見ると、「食性は植物食傾向の雑食で、種子、葉、芽、地下茎、魚類、両生類やその幼生、昆虫、甲殻類、軟体動物、環形動物などを食べる」とあった。潜るところをあまり見たことがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラム優先オートで撮影 ( f4.0 1/500秒 143mm ISO250 )
011_240112098 X900 〇帷子川 桜並木 RX10M4.jpg 11.帷子川河畔の桜並木
美しく紅葉していたサクラの葉もすっかり落ちてしまった。花の季節ももうすぐやって来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラム優先オートで撮影 ( f4.0 1/500秒 13mm ISO100 )
012_240112116 X900 ◎帷子川 RX10M4.jpg 12.餌を投げる
同じ方かどうかわからないが、この日も橋の上から餌を投げている方がいた。川面にいるカモたちに投げているのだと思うが、ユリカモメは空中で咥える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラム優先オートで撮影 ( f3.5 1/500秒 35mm ISO200 )
013_240112127tm X900 ◎帷子川 メジロの目RX10M4.jpg 13.メジロの目
河畔の枯れた枝にメジロが来た。枝と枝の間からメジロの顔が撮れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラム優先オートで撮影 ( f4.0 1/500秒 120mm ISO100 )
014_240114019  X900 BP RX10M4.jpg 14.その後のプラタナス
2日後の2月14日、AEONで買い物をした後、昨年12月に真っ赤に紅葉していた横浜ビジネスパークのプラタナスは、その後どうなっているか気になって、ちょっと寄ってみた。さすがその美しかった葉はほとんど落ちていたが、色こそ褪せているものの数葉がまだ、しがみつくように付いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラム優先オートで撮影 ( f4.0 1/640秒 84mm ISO100 )
015_240114042 X900 〇帷子川 ボート RX10M4.jpg 15.カヌーの練習
午後1時半過ぎ、愛染橋のあたりで、川面にポールを立ててカヌーの練習をしているシーンを見た。始めて見る光景だ。赤いウインドブレーカーを着ている人がインストラクターのようである。当然、キンクロハジロたちはそこからいなくなっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラム優先オートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO200 )
016_240114046 X900 〇帷子川 オナガガモ RX10M4.jpg 16.オナガガモの♂と♀
2羽が並んで泳いでいた。オナガガモはユーラシア大陸、北アメリカ大陸の北部ツンドラ地帯で繁殖し、冬にはそれぞれが温帯域へ渡る。日本では冬鳥で、本州以南は冬期に見られるそうだ。ここは越冬地である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラム優先オートで撮影 ( f4.0 1/500秒 220mm ISO1250 )

2024年2月17日

シーズン最後のチョウ撮り 2023年11月8日 横浜市保土ヶ谷区 県立保土ヶ谷公園

この先、ムラサキツバメや、ウラギンシジミなどの越冬個体を見ることがあるかもしれないが、チョウの撮影はそろそろ終了と思い、ここのところ頻繁に通っていた保土ヶ谷公園へ行ってみた。まだ、セイタカアワダチソウは咲き残っていて、相変わらずの秋のチョウたちが集まっていた。傷のないアオスジアゲハが元気に飛んでいた。

000_231108086 X700 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
セイタカアワダチソウに飛来したアオスジアゲハ♀ 2023年11月8日 横浜市保土ヶ谷区 県立保土ヶ谷公園

001_231108031 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 1.カタバミの花とヤマトシジミ♂
高温期には縁の黒い部分が広くなっていたが、秋深くなると、その黒い部分は細くなる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 )
002_231108032 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 2.キタテハ秋型♀ -1
キタテハはほとんどの個体が傷や擦れのない完全な姿だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 )
003_231108035 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 3.キタテハ秋型♀ -2
前の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
004_231108041 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 4.イチモンジセセリ 2頭
イチモンジセセリの裏面の銀色の紋は個体差があるようだが、この写真では上の個体は前翅の紋が明瞭であり、下の個体は後翅の斑紋が明瞭である。擦れて色が落ちてしまうこともあるのだろうが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 )
005_231108044 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 5.ウラナミシジミ♀ -1
とっさに雌雄を判別するのは難しい。この個体も♂かと思ったが♀だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
006_231108054 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 6.ウラナミシジミ♀ -2
ウラナミシジミは傷んだ個体が多くなっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
007_231108062 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 7.キタテハ秋型
翅の表側からは雌雄の判別が難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
008_231108066 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 8.ベニシジミ -1
セイタカアワダチソウには多くのベニシジミが吸蜜に来ていた。雌雄の識別は難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO320 )
009_231108072 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 9.ベニシジミ -2
ベニシジミも擦れた個体が多くなっていた。夏型の名残りを残すオレンジ色に重なる黒い部分が多い。特に春と秋遅くに出てくるベニシジミは、オレンジ色が明るく、黒い部分が少ないので美しい。ベニシジミは1997年(平成9年)11月28日発売の30円普通切手の意匠になった。その切手は2015年(平成27年)9月30日に販売を終了している。切手に描かれている橙色が鮮やかな個体は、添えられている花の絵から春型かと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 78mm ISO160 )
010_231108074 X900 ◎保土ヶ谷公園 ベニとウラナミ RX10M4.jpg 10.ベニシジミとウラナミシジミ
キタテハとともに、セイタカアワダチソウのフィールドで、多く見られた2種だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 81mm ISO400 )
011_231108089 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
11.アオスジアゲハ♀
2023年11月の気温は高く、1日から9日までは連日20℃を超える日だった。この日も暖かくて、日差しの強い日だったのを記憶している。アオスジアゲハも元気だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO500 )
012_231108097 X900 ◎保土ヶ谷公園 ムラサキシジミ RX10M4.jpg
12.ムラサキシジミ
保土ヶ谷公園でムラサキシジミを見るのは初めてだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO400 )
013_231108098 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
13.ウラナミシジミ♀ -3
裏面と表面を見せてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO800 )
014_231108109tm2 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
14.ベニシジミ 2頭 -1
オレンジ色が鮮やかな個体だった。寒くなってから育った個体であろう。上の個体は翅頂が尖っているので♂だと思う。下の個体はお腹が太く♀なのか。眼は上の個体に向け4ている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO500 )
015_231108112 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
15.ベニシジミ 2頭 -2
♂の方が♀の後ろに回った。♀は吸蜜に夢中だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 200mm ISO400 )
016_231108116 X900  ◎保土ヶ谷公園 求愛 RX10M4.jpg
16.ベニシジミ 2頭 -3
後に回った♂が、腹端を曲げて求愛をしている。だが♀の方はストローを伸ばしてまだ吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 200mm ISO500 )
017_231108130 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
17.ウラナミシジミ♂
コセンダングサで吸蜜するウラナミシジミの♂。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 203mm ISO160 )
018_231108133 X900 ◎保土ヶ谷公園 ツバメ RX10M4.jpg
18.ツバメシジミ♂
擦れてはいるが尾状突起はしっかり付いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 200mm ISO200 )
019_231108151 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
19.ツマグロヒョウモン♀
ツマグロヒョウモンも秋に多く見られるようになるチョウだ。北へと分布を拡大してきているが、20年~30年くらい前からだろうか、神奈川でも普通に見られるようになっている。昨年(2023年)の夏には上高地でこのチョウを見かけ、驚いたものだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 200mm ISO320 )

2024年2月13日

秋たけなわ 保土ヶ谷公園のチョウたち その3 2023年11月3日 横浜市保土ヶ谷区

撮影を続ける。セイタカアワダチソウの群落に飛来したのは、やや大型のキタテハ、ツマグロヒョウモン、アオスジアゲハで、あとは小さな、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ベニシジミ、ウラナミシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ、そしてシャッターを押せなかったクロマダラソテツシジミの10種だった。

000_231103212tm X700 ◎保土ヶ谷公園 ウラナミ交尾 DSC08135.jpg
ウラナミシジミ 交尾 2023年11月3日 横浜市保土ヶ谷区県立保土ヶ谷公園

017_231103125 X900 ◎保土ヶ谷公園 ヤマト RX10M4.jpg 17.ヤマトシジミ斑紋変化 -1
ヤマトシジミの♀。この程度では斑紋異常とは言わないのだろうが、後翅前縁下の2つの黒斑がつながっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 )
018_231103126 X900 ◎保土ヶ谷公園 ヤマト斑紋異常 RX10M4.jpg 18.ヤマトシジミ斑紋変化 -2
前翅の黒斑も滲んでいるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
019_231103137m x900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 19.ベニシジミ -5
ベニシジミは多くみられた。擦れてしまっている個体も多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 )
020_231103147m X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 20.キタテハ秋型とセイタカアワダチソウ -4
♀。越冬して春には産卵し、次世代につなぐ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
021_231103158tm x900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 21.ベニシジミ -6
これはきれいな個体だった。♂のように見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 )
022_231103160tm X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 22.ウラナミシジミ -1
ウラナミシジミの個体数は多かった。関東南部以南の暖かいところで成虫越冬し、6月に産卵、成虫になって発生を繰り返し、秋に向け北上し個体数を増やしていく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 )
023_231103173 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 23.キタテハ秋型とセイタカアワダチソウ -5
やっと裏面を見れば雌雄が判るようになった。これは♂だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 208mm ISO160 )
024_231103188m X900 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 24.ウラナミシジミ -2 ♀
綺麗な個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 192mm ISO100 )
025_231103199 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 25.キタテハ秋型とセイタカアワダチソウ -6
ポートレート写真になった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/640秒 155mm ISO100 )
026_231103206 X900 ◎保土ヶ谷公園 DSC08135.jpg 26.コセンダングサに来たキタテハ秋型♂ -1
秋のチョウはコセンダングサにも良く飛来する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 220mm ISO100 )
027_231103209 X900 ◎保土ヶ谷公園 DSC08135.jpg 27.コセンダングサに来たキタテハ秋型♂ -2
前の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 220mm ISO100 )
028_231103216t X900 ◎保土ヶ谷公園 ウラナミ交尾 DSC08135.jpg 28.ウラナミシジミ交尾
ウラナミシジミの交尾シーンは多くみられた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 220mm ISO100 )
029_231103226 X900 ◎保土ヶ谷公園 DSC08135.jpg 29.キタキチョウ
 従来キチョウとされていた種は、キチョウ(ミナミキチョウ Eurema hecade、南西諸島に分布)とキタキチョウ(Eurema mandarina、本州~南西諸島に分布)の2種に分けられることになったが、外見による識別は困難である。成虫は年に5、6回発生し、越冬も行う。いつでも、どこにでもいる蝶だ。秋型は翅表は翅頂の黒斑がほとんどなくなり、黄色一色になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/800秒 220mm ISO100 )
030_231103239tx X900 ◎保土ヶ谷公園 DSC08135.jpg 30.コセンダングサとウラナミシジミ♀
コセンダングサにはウラナミシジミも来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO640 )
031_231103261 X900 〇保土ヶ谷公園 DSC08135.jpg 31.小型犬の集い
梅の開花が待たれる梅林で、若い奥様方4人が小型の犬の散歩の途中で立ち話をされていた。憩いのひとときなのだろう。この秋は甲斐犬、ダルメシアン、など大型犬を散歩させていた女性にも会う機会があり、お声がけして撮らせていただいたが、このグループには声をかけづらかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 25mm ISO2000 )
032_231103266 法性寺 X900 ジュウガツザクラ DSC08135.jpg 32.法性寺 ジュウガツザクラ
この日は保土ヶ谷公園までバスで来ていたので、いつものように帰りは歩いて帰る。法性寺では、毎年、この時期にはジュウガツザクラが咲いている。だが、花の数は少なくちょっと寂しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO1000 )
033_231103272 X900 〇法性寺 カキと鐘楼 DSC08135.jpg 33.法性寺 鐘楼と柿
鐘楼の前に植えられている柿の木には柿がたくさん実っていた。食べられるのかどうかわからない。秋を満喫した一日だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 25mm ISO1000 )

2024年2月11日

秋たけなわ 保土ヶ谷公園のチョウたち その2 2023年11月3日 横浜市保土ヶ谷区

翌日の11月3日も良い天気だった。一昨年(2022年)も最後にチョウの写真を撮ったのは11月3日保土ヶ谷公園だった。そろそろ、チョウも飛ばなくなると思い、この日も保土ヶ谷公園へ出かけた。ひょっとしたら、民家の庭に植えられたソテツにクロマダラソテツシジミがいるのではないかと思い、星川駅から保土ヶ谷公園の南側の道を歩いて行ったが、その姿はなかった。

000_231103033 X700 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
セイタカワダチソウで吸蜜するキタテハ秋型 2023年11月3日 横浜市 県立保土ヶ谷公園

001_231103005 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 1.キタテハとコセンダングサ
星川から国道1号へ抜ける道を進み、右の方へ入ると、右手に保土ヶ谷公園が位置する。横浜市立桜ケ丘高校の下に保土ヶ谷公園への入り口がある。そこを入ったところから下池、上池への散策路がある。入ってすぐのところにコセンダングサの群落があり、キタテハが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8.0 1/500秒 98mm ISO320 )
002_231103007 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 2.キタテハ秋型 -1
  キタテハは雌雄の同定が難しいが、この個体は♂である。日本チョウ類保全協会編のフィールドガイド「日本のチョウ」を見ると、♂は後翅裏面の外側は内側に比べ淡黄色になっているとある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8.0 1/500秒 94mm ISO320 )
003_231103010 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 3.キタテハ秋型 -2
翅表では同定が難しいが、♂の方が縁や斑点の黒と地の緋縅色とのコントラストがはっきりしているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8.0 1/500秒 90mm ISO320 )
004_231103012 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 4.キタテハ秋型 -3
前の写真と同じ個体である。どちらかというと♀のような気がする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8.0 1/500秒 90mm ISO320 )
005_231103025 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 5.キタテハ秋型 -4
少し下池の方に歩いた。吸蜜に飽きたのか木の幹に止まって開翅する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 155mm ISO400 )
006_231103030 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 6.キタテハ秋型とセイタカワダチソウ -1
下池から上家へかけての散策路の右側の土手にはセイタカワダチソウが真っ黄色に咲いていた。今が盛りで、虫媒花である花は虫たちを呼び寄せる。黒い斑点がはっきりしていて、これは♂と思える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 203mm ISO160 )
007_231103032 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 7.キタテハ秋型とセイタカアワダチソウ -2
この個体は♀だ。後翅外縁部が淡黄色にならないで濃い褐色である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 210mm ISO250 )
008_231103033 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 8.キタテハ秋型とセイタカアワダチソウ -3
前の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 210mm ISO250 )
009_231103041 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 9.木に止まるキタテハ秋型 -1
夏型とは異なるこの裏面が好きだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 210mm ISO320 )
010_231103048 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 10.木に止まるキタテハ秋型 -2
前の写真と同じ個体。♀である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 190mm ISO400 )
011_231103057 X900 ◎保土ヶ谷公園 ヤマト RX10M4.jpg 11.ベニシジミ -1
私にとって、この季節にベニシジミを見る機会は今まであまり多くなかった。暖かい地方では念い4~6回発生するというから、珍しいことではないのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
012_231103067 X900 ◎保土ヶ谷公園 ヤマト RX10M4.jpg 12.ベニシジミ -2
裏面は春に見るベニシジミのように鮮やかだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
013_231103071 X900 ◎保土ヶ谷公園 ヤマト RX10M4.jpg 13.ベニシジミ -3
このチョウも雌雄同定が難しい。♂は♀に比べて前翅頂が尖るというので、これは♂と思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 )
014_231103091 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 14.ツマグロヒョウモン♂
ツマグロヒョウモンもセイタカワダチソウに来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
015_231103109 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 15.ベニシジミ -4
この個体は少々傷があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
016_231103115 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 16.セイタカアワダチソウの群落
ご覧の通り、日当たりのよい土手にはびっしりとセイタカアワダチソウが育ち、虫たちが集まって来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 14mm ISO100 )

2024年2月 7日

秋たけなわ 保土ヶ谷公園のチョウたち その1 2023年11月2日 横浜市保土ヶ谷区

11月に入ってから近所で撮ったチョウの写真のアップを後回しにしていたが再開する。   昨年11月上旬、横浜は暖かい日が続く。この日も日中は25℃近くになるほどで快晴の日だった。
 保土ヶ谷公園は鮮やかな黄色のセイタカアワダチソウが真っ盛りだった。コセンダングサも咲いている。例年なら、保土ヶ谷公園の近くの明神台公園で、キバナコスモスに来るチョウを撮って楽しむのだが、昨秋はすっかりそのキバナコスモスが公園の整備で刈られてしまっていて、花がないのが残念だ。
 しかし、保土ヶ谷公園の下池、上池の近くの土手に咲くセイタカアワダチソウには秋のチョウが多かった。

000_231102022 X700 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
セイタカアワダチソウに来たキタテハ秋型 2023年12月2日 横浜市 県立保土ヶ谷公園

001_231102003 X900 保土ヶ谷公園 イチョウ G7X.jpg 1.イチョウ坂の銀杏
特に日当たりのよいところのイチョウは黄色くなっていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 11mm ISO160 )
002_231102005 X900 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 2.キタテハ秋型 -1
バス通りから下りて来て、下池の少し手前には、コセンダングサが咲くところがある。秋にはこの花に、キタテハや、ツマグロヒョウモン、ウラナミシジミなどが集まって来る。晩秋に入ると赤銅色の秋の装いになったキタテハ秋型が多くなる。私はこのキタテハの秋型が好きだ。コセンダングサ(小栴檀草)は空き地などでよくみられる黄色い小さな雑草の花だが、チョウが好む。花が終わると先端にある棘が衣服などに付きやすく、ひっつき虫である。今シーズンは花が咲くのが少し遅かったと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1250秒 9mm ISO125 )
003_231102006 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 3.キタテハ秋型 -2
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)は花粉症の元凶であるブタクサと似ているため間違えられることが多いが、セイタカアワダチソウは虫媒花で風媒花ではないので、花粉の生成量は少ない上に比較的重く、形状も風で飛ぶのには不適であるため花粉症とは無関係であると考えられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 143mm ISO200 )
004_231102014 X900 保土ヶ谷公園 ウラナミ RX10M4.jpg 4.ウラナミシジミ(上)とベニシジミ
セイタカワダチソウには、シジミチョウの仲間も吸蜜に来る。クロマダラソテツシジミの寒冷期型と思しき姿も目撃したのだが、撮りそこなってしまい、二度と現れてくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 192mm ISO160 )
005_231102017 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 5.キタテハ秋型 -3
セイタカワダチソウの黄色はレモンイエローではなく、タンポポ色である。鮮やかな黄色であり、キタテハ秋型の赤銅色を浮き立たせる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 250mm ISO250 )
006_231102018 X900 △保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 6.飛び立つウラナミシジミ
ウラナミシジミも秋になると多くなるチョウである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
007_231102034 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 7.ウラナミシジミ -1
吸蜜するウラナミシジミ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 160mm ISO200 )
008_231102036 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 8.キタテハ秋型 -4
表も裏も魅力的だ。雌雄を同定するのは難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 )
009_231102038 X900 〇保土ヶ谷公園 ベニシジミ RX10M4.jpg 9.ベニシジミ -1
いままで、ベニシジミをこの時期に見ることは多くなかった。暖かいところでは年3〜4回の発生だが、夏型は橙色の部分が黒くなる。だが、この個体のオレンジ色は明るい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
010_231102039 X900 〇保土ヶ谷公園 ベニシジミ RX10M4.jpg 10.ベニシジミ -2
ベニシジミもセイタカアワダチソウによく似合う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
011_231102046 X900 ◎保土ヶ谷公園 ベニシジミ RX10M4.jpg 11.ベニシジミ -3
前の写真の個体と色彩が異なる。前翅の形から♀のように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO320 )
012_231102058m X900 〇保土ヶ谷公園 河津桜 RX10M4.jpg 12.河津桜開花
まだ、11月の初めである。上池から下池へと流れるせせらぎの傍に植えられている河津桜が開花していた。wikipediaを見ると「東京の花期は通常は2月から3月上旬で、稀に早い年には12月に開花することもある。」と記されていた。11月初めの開花は「狂い咲き」であろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 13mm ISO800)
013_231102061 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 13.ツマグロヒョウモン♂
ツマグロヒョウモンもセイタカアワダチソウの花に来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 180mm ISO200)
014_231102068t X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 14.キタテハ秋型 -5
コセンダングサにも来た。裏面にも味がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 186mm ISO125)
015_231102069 X900 △保土ヶ谷公園 チャバネ RX10M4.jpg 15.チャバネセセリ
チャバネセセリやイチモンジセセリもセイタカアワダチソウに集まって来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 190mm ISO200)
016_231102072 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 16.キタテハ秋型 -6
キタテハの雌雄の判定は難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 186mm ISO125)
017_231102078 X900 ◎保土ヶ谷公園 ツバメ RX10M4.jpg 17.ツバメシジミ♂
ブルーの美しいチョウだ。ヤマトシジミやルリシジミに比べると見る機会は少ない。裏面の尾状突起あたりの橙色の斑紋が可愛い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO180)
018_231102084 X900 ◎保土ヶ谷公園 ベニ RX10M4.jpg 18.ウラナミシジミ -2
キタテハの秋型とともに平地の秋を代表するチョウである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 31mm ISO160)
019_231102086 X900 保土ヶ谷公園 マユミ RX10M4.jpg 19.マユミ(檀・真弓)
上池から下池へ流れるせせらぎの途中に、マユミの小さな木がある。淡紅色の実が成っていた。美しい色だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels 絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 50mm ISO1600)
020_231102091 X900 保土ヶ谷公園 セイヨウマユミ RX10M4.jpg 20.マユミの実
wikipediaによれば、「淡紅色の果実は熟すと4つに裂けて、中から赤い種子が現れる。秋に果実と種子、紅葉を楽しむ庭木としても親しまれ、盆栽に仕立てられることもある。果実は有毒であるが、春の新芽は山菜として利用される。」と記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 196mm ISO1600)

2024年2月 5日

横浜港大さん橋 プロジェクションマッピング 2023年12月20日 横浜市中区

先般、Kさんご夫妻とみなとみらいで忘年会をした折に、帰り道の新港中央広場で、「ヨルノヨ2023」というイルミネーションイベントが行われている「Yキューブ」という会場があった。後でネットで調べてみると、「ヨルノヨ2023」は11月27日から開催されているのを知った。会場はその「Yキューブ」だけではなく、山下公園や、横浜港大さん橋国際客船ターミナルで行われている。大さん橋のプロジェクションマッピングを見てみたいと思い、12月20日に行ってみたのだ。
 午後5時から開始されるので、早めのバスで行くことにした。ところが乗ったバスが、いつも桜木町方面へ行くときに乗る101系統ではない32系統という日本大通り・神奈川県庁往きのバスが来たので、これは好都合と思い乗ったところ、その系統のバスは、保土ヶ谷駅東口に出て、住宅街のある久保町、岩井町などを回っていくルートだった。ひと山超えて、黄金町、阪東橋、横浜橋、曙町、長者町を経由し、関内駅へ出て、やっと終点の県庁前に着いたのは夕方5時少し前だった。50分もかかってしまった。おかげで見たことのない横浜を知ることが出来た。
 大さん橋まで歩き、国際客船ターミナルの屋上に上がった。一番先端の方にあるサーチライトが光るところを目当てに、良い場所を探したが、すでに写真を撮ろうと来ている人たちに占拠されてしまっていた。
 展望台になっている屋上を歩き回り、6時半過ぎまでプロジェクションマッピングのいくつかのパターンを撮った。国際客船ターミナルの屋上は「クジラの背」と言われている。その「クジラの背」に投影されるクジラが泳ぐ絵も見ることが出来た。

000_231220145 X700 ◎大桟橋 プロジェクションマッピング G7X.jpg
屋上展望台「クジラの背」のプロジェクションマッピング
 2023年12月20日 横浜市中区 横浜港大さん橋国際客船ターミナル

001_231220001 X900 県庁 RX10M4.jpg 1.日本大通りの神奈川県庁本庁舎
バスは終点の日本大通りの県庁前に停まった。途中では車内で立っている人も大勢いたが、最後に降りたのは私だけだった。時間は5時を10分ばかり過ぎたところだが、人通りがない。県庁はライトアップされていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/125秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
002_231220003 X900 県庁 RX10M4.jpg 2.日本大通りと県庁
日本大通りを渡って、大さん橋の入口へ向かう。県庁を振り返ってみるとライトアップされていた。昼間はこの辺りも人通りは多いが、閑散としていた。地上5階、地下1階の建物は1928年(昭和3年)に竣工している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/125秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
003_231220007 X900 大桟橋 RX10M4.jpg 3.大さん橋 国際客船ターミナル
完全に暗くならないうちに少し撮りたいと思い、まっすぐ国際客船ターミナルホール入り口の左側をその屋上に向かった。屋上の「クジラの背」に投影されるクジラが泳ぐ絵を見るのには一番良いのではないかと見当を付けていたサーチライトを目当てに進んだ。ところがすでに多くの人が陣取っていて、残念ながらわたくしが割り込む余地はなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/10秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
004_231220014 X900 大桟橋 RX10M4.jpg 4.大さん橋展望台から見るみなとみらいの夜景
ベストポジションに陣取ることが出来なかったので、どこで撮ろうかと「クジラの背」の場所探しをした。すっかり暗くなってしまった。西側には赤レンガ倉庫が見え、X'Mas マーケットの明かりが見える。その向こうには、見慣れた観覧車、そしてランドマークタワーをはじめ「みなとみらい21」のビル群が夜空をバックに聳える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/20秒 55mm ISO3200 ) 露出補正 なし
005_231220022 X900 大桟橋 RX10M4.jpg 5.プロジェクションマッピング -1
夕方の5時から始まっているプロジェクションマッピングの投影が鮮やかになってきた。「クジラの背」の上に上がってみると東側の海にはベイ・ブリッジが見えるが、背景としてはさびしい。一方、みなとみらい側はご覧の通り、明るく輝いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/10秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 なし
006_231220024 X900 ◎大桟橋 RX10M4.jpg 6.プロジェクションマッピング -2
そこで、みなとみらいの夜景を背景にして撮ることにした。左から、地上83mの20階に展望所がある神奈川県警である。少し空いてその右側は2020年に完成した地上32階の横浜市新市庁舎、その右に北仲地区に新たに開発された2020年に竣工した地上58階のザ・タワー横浜北仲、その右側がアパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉である。中央のランドマークタワーの右側には、コスモ・クロックが見え、その後ろにみなとみらい東急スクエアのクィーンズ・タワー A.B.C が立ち並ぶ。そして、その右側にはパシフィコ横浜、インター・コンチネンタルホテルの夜景が広がる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/10秒 13mm ISO3200 ) 露出補正 なし
007_231220050 X900 〇大桟橋 RX10M4.jpg 7.プロジェクションマッピング -3
プロジェクションマッピングのパターンが変わった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/15秒 11mm ISO3200 ) 露出補正 なし
008_231220075 X900 〇大桟橋 RX10M4.jpg 8.プロジェクションマッピング -4
プロジェクションマッピングのパターンがまた変わった。他で見たプロジェクションマッピングは、建物の壁面に投影されるものがほとんどだと思う。「クジラの背」のように横に映し出されるのは初めて見た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/30秒 22mm ISO3200 ) 露出補正 なし
009_231220077m X900 ◎大桟橋 RX10M4.jpg 9.プロジェクションマッピング -5
「クジラの背」は平皿のようになっていて、その周りは観覧席のようになっている。平らになっている皿の底は歩くことが出来る。その観覧席の一番上からみなとみらいの広がりを背景にして撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/30秒 22mm ISO3200 ) 露出補正 なし
010_231220094 X900 ◎大桟橋 RX10M4.jpg 10.プロジェクションマッピング -5
水玉模様になった。いくつものパターンがあるようだ。「クジラの背」を泳ぐクジラの登場を待つ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/15秒 21mm ISO3200 ) 露出補正 なし
011_231220129 X900 ◎大桟橋 プロジェクションマッピング G7X.jpg 11.プロジェクションマッピング -6
また、違うパターンの投影が始まった。人が多くなった。観覧席を歩く人も見られる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/100秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 なし
012_231220131 X900 ◎大桟橋 プロジェクションマッピング G7X.jpg 12.プロジェクションマッピング -7
コスモ・クロックのイルミネーションも美しい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/100秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 なし
013_231220136 X900 ◎大桟橋 プロジェクションマッピング G7X.jpg 13.プロジェクションマッピング -8
平皿の平らになったところに降りてくる人が出始めた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/100秒 15mm ISO3200 ) 露出補正 なし
014_231220137 X900 ◎大桟橋 プロジェクションマッピング G7X.jpg 14.プロジェクションマッピング -9
18時30分。寒くなってきた。あまり風が吹かないので凌げる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/80秒 17mm ISO3200 ) 露出補正 なし
015_231220143 X900 ◎大桟橋 プロジェクションマッピング G7X.jpg 15.プロジェクションマッピング -10
色鮮やかな、多彩なパターンのプロジェクションマッピングを満喫することが出来た。あとは、「クジラの背」を泳ぐクジラの投影が待ち遠しい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/100秒 15mm ISO3200 ) 露出補正 なし
016_231220152 X900 ◎大桟橋 プロジェクションマッピング G7X.jpg 16.「クジラの背」を泳ぐクジラ -1
一瞬、鮮やかな投影が消えたかと思ったら、今までプロジェクションマッピングが投影されていた一番奥の大さん橋ホールの出入り口(サーチライトの真下)あたりから、クジラが出てきた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/30秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
017_231220156 X900 ◎大桟橋 プロジェクションマッピング G7X.jpg 17.「クジラの背」を泳ぐクジラ -2
このクジラは思ったより泳ぐのが早い。じっくり構図を考えて撮る余裕がなかった。アッという間に「象の鼻パーク」の方へ泳いで行ってしまった。子供たちが「クジラの背」のクジラに乗ってはしゃいでいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/30秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
018_231220162 X900 ◎大桟橋 プロジェクションマッピング G7X.jpg 18.ベイ・ブリッジ
赤レンガ倉庫の反対側の海にはベイ・ブリッジが架かっている。飛鳥Ⅱ(50,444トン)やクイーンエリザベス( 83,000トン)はこの橋の下をくぐれるが、ベイブリッジの海面からの高さは約55 mで、パナマックス(パナマ運河)を通航できる最大船型の最大高57.91 mを下回っており、くぐれなければ横浜港「大さん橋」を活用することが出来ない。クルーズ客船の誘致合戦で後れをとっており、外国船寄港数は九州地方の港を下回っているそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/100秒 37mm ISO3200 ) 露出補正 なし
019_231220172 X900 ◎大桟橋 プロジェクションマッピング G7X.jpg 19.氷川丸イルミネーション -1
そろそろ引き上げようと、ベイ・ブリッジを見ながら、大さん橋 国際客船ターミナルの左側を「象の鼻パーク」のほうへ歩く。係留された氷川丸と山下公園、そしてマリンタワーがライトアップされていた。氷川丸の船体の手前の海面が黄色く照らされていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/15秒 30mm ISO3200 ) 露出補正 なし
020_231220174 X900 ◎大桟橋 プロジェクションマッピング G7X.jpg 20.氷川丸イルミネーション -2
海面の色が鮮やかなブルーに変わった。どこからの光だろうと思ったら、氷川丸船体の横一線のイルミネーションの光が反映しているのだった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/13秒 30mm ISO3200 ) 露出補正 なし
021_231220176 X900 ◎大桟橋 プロジェクションマッピング G7X.jpg 21.氷川丸イルミネーション -3
その次は美しいエメラルドグリーンに変わる。山下公園、マリンタワーもライトアップされていて、そこも「ヨルノヨ2023」の一角である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/25秒 22mm ISO3200 ) 露出補正 なし
022_231220097 X900 〇大桟橋 マリーンルージュ RX10M4.jpg 22.赤レンガ倉庫とみなとみらい夜景
大さん橋の対岸は赤レンガ倉庫だが、その手前の海には「マリーン・ルージュ」という横浜港のディナークルーズ船が入ってきた。赤レンガ倉庫を19:30に出航し2時間のクルージングだそうで、料理によって1人1.5万円前後のコースがあるようだ。これからお客さんを乗せて出航するのだろう。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/20秒 21mm ISO3200 ) 露出補正 なし
023_231220108 X900 新港中央広場 Y-Cube RX10M4.jpg 23.新港中央広場 Yキューブ
帰りは、「象の鼻パーク」から新港中央公園を通り、汽車道を桜木町駅を目指して歩いた。11月30日にKさんご夫妻とハンマーヘッドで忘年会をしたが、そのときにも見た「Yキューブ」が輝いていた。「Yキューブ」は来場者の動きに呼応する、100mを超える国内最大級のインタラクティブ・プロジェクションマッピングだそうで、高さ14mの巨大なキューブを中心に、自分も演出の一部となってデジタルアートを体感できるという触れ込みだった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/40秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
024_231220120 X900 ◎汽車道 RX10M4.jpg 24.汽車道の鉄橋
汽車道を、これから「ヨルノヨ2023」あるいは赤レンガ倉庫のX'Masマーケットを観に行くのか、勤め帰りと思われる大勢の若い人たちが歩いてくる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/25秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
025_231220125 X900 ◎汽車道 ロープウェイ RX10M4.jpg 25.YOKOHAMA AIR CABIN
汽車道を歩きながら左上を見ると、運河の上をロープウェイの箱が連なって進んでいた。汽車道に沿って桜木町駅 ~運河パーク駅間635mを片道約5分で結ぶ料金は片道1,000円だそうだ。これは交通機関ではなく、アトラクションである。上から見る夜景はきれいであろうと思う。まだ乗ったことはないが、一度は乗ってみたい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/40秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし

2024年2月 1日

カワウ 巣作りの準備 2023年12月18日 横浜市保土ヶ谷区 帷子川

オナガガモがなかなかやって来ないのが気になっていたのでどうだろうかと、また帷子川の水鳥を見に行ってきた。
 この日は午後に行ってみたのだが、珍しい光景を見た。どうやらつがいのようであるが、2羽のカワウが木片を咥えている。調べてみるとカワウは巣造りに木の枝を使うそうだ。「日本野鳥の会」のページでは、カワウは場所により繁殖の期間に大きな違いが見られるというが、東京都台東区の上野不忍池では、初秋から初夏までほぼ1年中繁殖活動がみられ、9月から11月と、2月から4月の年2回繁殖のピークがみられるそうだ。また、繁殖期になると頭部と腰部に白い繁殖羽が生じ、目の下の露出部が赤くなる。また、下嘴の付け根の黄色い露出部は黒が混ざりオリーブ色に見えるという記述もあった。先の12月6日に撮った写真では、その時はこれは幼鳥かと思ったのだが、ここでいう繁殖期になると頭部と腰部に白い繁殖羽が生じるという特徴が出ている個体がいた。
 キンクロハジロ、ホシハジロは例年通りみられるが、今シーズンはまだ、オナガガモの姿を見ていない。オナガガモは、秋から冬になるとロシア東部や極東などから渡来して越冬する冬鳥である。ユーラシア大陸、北アメリカ大陸の北部ツンドラ地帯で繁殖し、冬にはそれぞれが温帯地帯へ渡って来る。日本では冬鳥で、本州以南は冬期に見られ、北海道では春秋の渡り時期に通過するという。今シーズンは温暖化の影響があるのだろうか。先シーズンは確認できていないが、それ以前では2021年11月15日にその姿を確認している。

000_231218011 X700 帷子川 RX10M4.jpg
潜った後、川面に姿を現したカワウ 2023年11月18日 横浜市保土ヶ谷区帷子川

001_231218005 X900 〇帷子川 RX10M4.jpg 1.川面に姿を現したカワウ
川面のカワウを見ていると、しばしば潜っては、潜ったところから20〜30m離れた川面に姿を見せていた。カワウの特徴の一ひとつである瞳がエメラルドグリーンに輝いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 181mm ISO250 )
002_231218007 X900 △帷子川 RX10M4.jpg 2.カワウの巣造りの準備 -1
鵜の仲間は日本で4種が繁殖する。そのうちカワウのみが木の枝で営巣するのに対して、ウミウ、ヒメウ、チシマウガラスは海岸の岩場で営巣するそうだ。カワウは、ため池や湖沼などの水辺の樹の枝上に、枯れ枝などを使ったお椀形の巣をつくり、しばしばサギ類と混じって繁殖するという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 183mm ISO500 )
003_231218008 X900 ◎帷子川 カワウ RX10M4.jpg 3.カワウの巣造りの準備 -2
巣は、木の細い枝や枯れ草、青葉等を直径40cm~60cmの皿型に組み合わせて造るというが、 巣材運びは唯一雌雄の分担が顕著に見られる行動で、主に雄が運び、雌が巣作りを行なうという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 183mm ISO500 )
004_231218015 X900 帷子川 オオバン RX10M4.jpg 4.オオバン
帷子川では、数年前まではほとんど見らtれなかったが、ここ2、3年はよく見るようになった。wikipediaによれば、オオバンは夏季にヨーロッパ、シベリア、朝鮮半島などで繁殖し、冬季になると東南アジアやアラビア半島、サハラ砂漠などへ南下し越冬する。日本では夏季に北海道(夏鳥)、本州、九州で繁殖し、冬季になると本州以南で越冬する(冬鳥もしくは留鳥)とある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 217mm ISO3200 )
005_231218020 X900 帷子川 ホシハジロ RX10M4.jpg 5.ホシハジロ
wikipediaによれば、ホシハジロはヨーロッパからシベリア(バイカル湖)までの地域で繁殖し、日本では冬季に越冬のため飛来し(冬鳥)、北海道では少数が繁殖するそうだ。背に星屑の模様があり、翼に白帯がでるので星羽白の和名がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO2000 )
006_231218027 X900 帷子川 RX10M4.jpg 6.キンクロハジロ♀
ホシハジロの♀かと思ったら、これはキンクロハジロの♀である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO3200 )
007_231218029 X900 ◎帷子川 RX10M4.jpg 7.カワウの巣造りの準備 -3
カワウが枯れた小枝を運んでいる。雌雄は区別できない。いろいろネットで検索してみたが雌雄の差を明確に説明しているものは見つからなかった。帷子川のカワウはどこに巣を作るのだろうか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO3200 )
008_231218038 X900 ◎帷子川 RX10M4.jpg 8.ホシハジロ♂
帷子川では、ホシハジロはキンクロハジロと同じエリアにいる。今年はまだ見ていないが、オナガガモは、柳橋から常盤橋の間に浮かび、そこから下流の古町橋までの間にキンクロハジロとホシハジロが多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO3200 )
009_231218039 X900 ◎帷子川 RX10M4.jpg 9.キンクロハジロ♂
虹彩は黄色で、和名の「キン」の由来になっている。シベリア、ヨーロッパ北部などのユーラシア大陸北部で繁殖し、日本では渡り鳥として、冬季に九州以北に越冬のため飛来し(冬鳥)、北海道では少数が繁殖する。時々、見ずに潜るがその姿がユーモラスである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO2500 )
010_231218045 X900 △帷子川 RX10M4.jpg 10.2羽のカワウ
川の石堤に2羽のカワウがいた。この2羽はペアなのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1250 )
011_231218046 X900 帷子川 RX10M4.jpg 11.タイワンリス
タイワンリスは舞岡公園ではしばしば見るが、この付近では初めてだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 129mm ISO2500 )
012_231218051 X900 帷子川 RX10M4.jpg 12.餌投げ -1 常盤橋と柳橋の間で鳥たちに、パンくずか何かの餌を投げている人がいた。キンクロハジロとホシハジロに混じってユリカモメが空中戦で参加している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.5 1/1250秒 27mm ISO250 )
013_231218055 X900 帷子川 RX10M4.jpg 13.餌付け -2
キンクロハジロとホシハジロが競って食べていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO500 )
014_231218059 X900 帷子川 日陰 RX10M4.jpg 14.黄葉と紅葉
川沿いの桜の葉はほとんどが落ちてしまった。右手に植えられたドウダンツツジもいつもより赤く紅葉していたが、色が褪せてきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.2 1/1250秒 19mm ISO320 )