2025年4月アーカイブ: Studio YAMAKO

2025年4月28日

公園に咲く春の花 ② 2025年3月14日 横浜市保土ヶ谷区

3月14日の横浜の気温は、17.4℃と発表されていた。午前11時、暑くもなく、寒くもなく、心地よい春の1日だった。

 カワヅザクラの見事に咲き、見頃だった。河津桜の木の下で、散歩をさせていた愛犬の写真を撮っているご婦人がいた。河津桜の花の下を流れるせせらぎに、架かる小さな橋での上でパピヨンという犬種の愛犬をモデルに、ポーズをとらせていた。パピヨンとはフランス語で蝶のことで、耳が蝶の羽のように見えるところから、名付けられた。英名をバタフライ・スパニエルと呼ばれる。
 今度は、トイ・プードルを連れたご婦人が現れた。お二人は、いつも、この公園で会われている顔馴染みのようだった。

 河津桜には、メジロ、ヒヨドリ、そしてアゲハが蜜を求めてやってきた。みんなを幸せにする河津桜だった。

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満開の河津桜 2025年3月14日 神奈川県横浜市 県立保土ヶ谷公園

020_250314106 X900 ◎保土ヶ谷公園 ピンクのユキヤナギ Z50 Z18-140.jpg 20.ピンクのユキヤナギ(雪柳)
ユキヤナギの花の色は、雪というから白いのだと思っていたが、こんな色の花をつけるユキヤナギがあった。ChatGPTにたずねてみたところ、ピンクの花を咲かせるものは、改良品種や別種のシモツケ属が多いということだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 )
021_250314113 X900 保土ヶ谷公園 オオイヌノフグリ Z50 Z18-140.jpg 21.オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢),br. 何でこんな酷な名前が付いたのだろうか。Wikipediaによれば、オオイヌノフグリは、オオバコ科のクワガタソウ属のイヌノフグリに似ていて、それより大きいことから付けられた和名で、イヌノフグリの果実の形が雄犬の陰嚢に似ていることからこの名前が付いたとのこと。気の毒なことだ。地表近くにこの花が敷き詰められるようになると、春本番を感じる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 )
022_250314115 X900 〇保土ヶ谷公園 セイヨウタンポポ Z50 Z18-140.jpg 22.セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)
セイヨウタンポポは元気が良い。モンキチョウなど、いろいろなチョウが吸蜜に来る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/1000秒 96mm ISO200 )
023_250314117 X900 〇保土ヶ谷公園 テリア シュナウザー Z50 Z18-140.jpg 23.シュナウザー
シュナウザーを散歩させていた情勢がいた。花の周りの怪我長いのがこの犬の特徴だ。wikipediaによると、サイズに依って、ミニチュア・シュナウザー、スタンダード・シュナウザージャイアント・シュナウザーに分けられ、ともに共通の祖先に由来するものの、性格としてはそれぞれ異なった個性をもっている。この犬がどれなのか分からない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 45mm ISO200 )
024_250314127 X900 ◎保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 24.カワズザクラの花びら
ソメイヨシノに比べて色が濃く、はっきりとしている。花びらは先端がわずかにくぼんだハート型で、丸みがあるり、やや大きめで存在感がある。開花時期は2月上旬〜3月初旬だが、今年の開花は少し遅かった。今年は今が満開だ。ひなが比較的長く楽しめるのも特徴だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO320 )
025_250314129a X900 〇保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 25.桜の花の下で愛犬の撮影
カワズザクラの木の下でせせらぎに架かる木橋に愛犬のパピヨンを座らせ、とっておきの写真を撮ろうとされていた。愛犬もよく言うことを聞いてポーズをとる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 36mm ISO220 )
026_250314132 X900 〇保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 26.トイ・プードルが仲間入り
もう一人、顔馴染みらしいトイ・プードルを連れた女性が現れた。パピヨンの女性が、「こう撮るといいですよ」と教えているように見えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 28mm ISO220 )
027_250314135 X900 〇保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 27.トイ・プードル
教えてもらった通りにポーズをとっている?

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 45mm ISO220 )
028_25031137 X900 〇パピヨン 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 28.パピヨン
パピヨンは、ご褒美をもらいながら、立ち位置を変えてポーズをとり続ける。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 40mm ISO220 )
029_250314138mt X900 ▲保土ヶ谷公園 アゲハ Z50 Z18-140.jpg 29.小さなアゲハ
小さなアゲハが飛来した。今日羽化したばかりかな? 3月14日にアゲハを見られ菟とは思っていまかった。だが、その個体はとても小さい。夏型のアゲハの半分の大きさもないようだ。河津桜の花に止まり、吸蜜を始めた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO200 )
030_250314157tm X900 ▲保土ヶ谷公園 河津桜 メジロ Z50 Z18-140.jpg 30.メジロが2羽
メジロが数頭まとまって、カワヅザクラの花に飛来し吸蜜をする。人の動きに驚いてか1羽が飛び立つと、一斉にみんな飛び立ってしまう。しばらくするとまたやってきた。ちょっとピントが甘いが、画像に2羽を取り込めた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 )
031_250314166t X900 ◎保土ヶ谷公園 河津桜 メジロ Z50 Z18-140.jpg 31.メジロの吸蜜
蝶は長いストロー(口吻)を延ばし花の蜜を吸う。メジロはどうやって蜜を吸い取るのかなと思った。細長いくちばしを花の中央に差し入れ、先端がブラシ状になった舌を使って吸蜜するのだそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO200 )
032_250314174 X900 ◎保土ヶ谷公園 河津桜 ヒヨドリ Z50 Z18-140.jpg 32.ヒヨドリ(鵯、白頭鳥)
Wikipediaをみると、ムクドリは日本国内では留鳥または漂鳥としてごく普通に見られる。里山や公園でよく見られる身近な野鳥である。頬に褐色の部分があり、よく目立つ。また、頭頂部の羽毛は周囲よりやや長く、冠羽となっている。「ヒーヨ! ヒーヨ!」などと甲高く鳴く。ヒオヨドリという和名はこの鳴き声に由来するという説があるそうだ。名前は可愛らしいが、姿は地味で、私はあまり好きではない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO360 )
033_250314185 X900 〇保土ヶ谷公園 サンシュユ  Z50 Z18-140.jpg 33.サンシュユ(山茱萸)
サンシュユは、中国原産で、春先に葉が出る前に黄色い花を咲かせ、秋にグミに似た赤い実をつける。この時期は黄色い花が咲く木が多い。なぜ春に黄色い花が多いのかAIに尋ねてみた。その回答は次ようであった。 1. 目立つ色としての「黄色」=春先は、まだ周囲の植物が芽吹いておらず、背景が茶色や灰色の状態である。そのため、黄色の花は非常に目立ちやすく、昆虫に見つけてもらいやすいという利点がある。受粉者(ミツバチなど)に効率よく花粉を運んでもらうには、まず花の存在に気づいてもらう必要がある。 2. 虫の視覚との相性=昆虫(特にハチ)は、黄色や紫外線を反射する色に敏感である。黄色い花は、彼らにとって特に認識しやすい色のひとつとされている。そのため、黄色の花を咲かせることで、昆虫との相互関係が強化される。 3. 早春の限られた資源を活かす戦略=早春は、まだ気温が低く、他の競合する花も少ない時期だ。この時期にいち早く目立つ花を咲かせて受粉を済ませることで、他の植物との競争を避けつつ繁殖のチャンスを広げることができる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO200 )
034_250314195 X900 峰岡公園 サトザクラ Z50 Z18-140.jpg 34.コヒガンザクラ(小彼岸桜)
近所の公園まで戻ってきた。そこに小さなサクラの樹が小さな花を咲かせ始めていた。この木はコヒガンザクラと思われる。Wikipediaによると、コヒガンは広義ではマメザクラとエドヒガンが交雑した種間雑種の総称であり、狭義ではそのうちの特定の栽培品種のことであり、標準和名をコヒガンザクラ(小彼岸桜)というとあった。狭義のコヒガンの花期が早く彼岸頃に咲き始めるためにこの名前がついたといわれている。別名にヒガンザクラ(彼岸桜)、センボンヒガン(千本彼岸)。なお、エドヒガンの別名もヒガンザクラ(彼岸桜)であり、更にカンヒザクラをヒカンザクラ(緋寒桜)と呼ぶこともあるため混同に注意が必要であるとされている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO200 )

2025年4月26日

公園に咲く春の花 ① 2025年3月14日 横浜市保土ヶ谷区

株価ではないが、3月の気温は乱高下だった。2月末から3月1日、2日は20℃に達する暖かさになったが、その後3月4日以降は10℃に満たない日が続いた。やっと9日以降は10℃以上の日が続き、3月14日は17℃を越えるぽかぽか陽気となった。
 3月14日は晴れて気持ちの良い日となった。Nikon Z50を持って近所を歩いてみる。京都旅行の設定ミスのリベンジもしたい。

 保土ヶ谷公園をのんびりと歩いたのだが、ちょっとの間に春の花が咲き始めていた。気温の乱高下があっても咲くべき時期にはちゃんと咲き始めるのだ。但し、河津桜は10日ほど遅れていた。この日は見頃の満開である。梅の花も、これらは寒さが長持ちさせたのか、まだ咲いていた。

000_250314078 X700 ◎保土ヶ谷公園 思いのまま Z50 Z18-140.jpg
1本の木に枝ごとに紅梅と白梅を咲かせる「思いのまま」 2025年3月14日 保土ヶ谷公園

001_250314004 X900 〇峰岡公園 Z50 Z18-140.jpg 1.ナノハナ(菜の花)
菜の花は春の花の代表である。自宅近所の小さな公園の小さな花壇に、今春は菜の花が植えられていた。Wikipediaによればナノハナは、アブラナ科アブラナ属の花の総称。特にアブラナまたはセイヨウアブラナの別名としても用いられる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO200 )
002_250314027 X900 保土ヶ谷公園 トサミズキ Z50 Z18-140.jpg 2.トサミズキ(土佐水木) -1
トサミズキ属はマンサク科に属し、東アジア原産の約30種の低木から構成される。大部分の種が中国に分布する。バス通りのわきに植えられている中国らしい花だ。春は黄色い花を咲かせる木々が多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO200 )
003_250314018 X900 〇保土ヶ谷公園 トサミズキ Z50 Z18-140.jpg 3.トサミズキ -2
トサミズキの花は、淡い黄色で、それはロウバイの花の色に似ている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 104mm ISO200 )
004_25031020 X900 〇保土ヶ谷公園  クロッカス Z50 Z18-140.jpg 4.クロッカス
足元に何かのか花ビラが落ちているのかと思った。この花は知らなかった。Wikipediaによると、クロッカス (Crocus) は、アヤメ科クロッカス属の総称、または、クロッカス属の内で花を楽しむ園芸植物の流通名とあった。濃い紫色の花びらに、鮮やかな黄色の雄蕊、雌蕊が目立つ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO250 )
005_250314032 X900 〇保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 5.ヤブツバキ(藪椿)
ヤブツバキとカンツバキはよく似ているが、これはヤブツバキと思う。ツバキの季節もそろそろ終わる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 82mm ISO800 )
006_250314035 X900 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 6.セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)
ヨーロッパのタンポポの分類には諸説あり、タンポポ属だけでも種数は400種とも2000種ともいわれている[8]。日本に侵入・定着している外来種タンポポは、セイヨウタンポポ以外にたくさんあるそうだ。カントウタンポポなどのニホンタンポポは日本に古来から生育していた在来種で、両者のの違いは、花の下、「緑の部分」の総苞片(そうほうへん)で見分ける事が出来る。この写真では総苞片は見えないが、カントウタンポポは総苞片がめくれないでぴったりしている。カントウタンポポは、本来本州の関東地方などに分布していた在来種のタンポポだが、外来種のセイヨウタンポポの繁殖力の強さによって生息地を圧迫され、絶滅危惧種に指定されているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 140mm ISO200 )
007_250314036 X900 〇保土ヶ谷公園 ハクモクレン Z50 Z18-140.jpg 7.ハクモクレン(白木蓮、白木蘭)
コブシとよく似ている。早春の葉が展開する前に、白色の大きな花がチューリップのように半開きで、上向きに咲く。コブシは花びらが完全に開く。コブシは、実際は6枚の花びらと3枚の萼片だが、区別しにくいため、枚の花弁に見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO250 )
008_250314038tm X900 〇保土ヶ谷公園 ハクモクレン Z50 Z18-140.jpg 8.ハクモクレンの蕾
まだ、硬い蕾もあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO800 )
009_250314043 X900 〇保土ヶ谷公園 ユキヤナギ Z50 Z18-140.jpg 9.ユキヤナギ(雪柳)
ユキヤナギの花が咲き始めていた。姿を表現する良い和名だと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO200 )
010_250314050 X900 ◎保土ヶ谷公園 ユキヤナギ Z50 Z18-140.jpg 10.地面に落ちたツバキの花びら
まだ樹に花が残るが、ヤブツバキの葉が落ちて地面を赤く染めていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 44mm ISO200 )
011_250314054 X900 〇保土ヶ谷公園 思いのまま Z50 Z18-140.jpg 11.思いのまま
明神台でバスを降りて、ここまでの写真を撮りながら、梅園へ来た。今日は3月14日、3月4日から8日まで、また寒い日が続いていた。それで梅の花もまだ残っていたようだ、「思いのまま」も見ごろの木があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 )
012_250314065 X900 保土ヶ谷公園 白加賀 Z50 Z18-140.jpg 12.白加賀
白加賀はやっと見頃になった。加賀梅として江戸時代から栽培されてきた古い品種で、大きさ・品質に優れた実がよく結実するという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 72mm ISO200 )
013_250314070 X900 保土ヶ谷公園 桜鏡 Z50 Z18-140.jpg 13.桜鏡
桜鏡という豊後系の八重咲の花は、やや遅咲きである。この品種は結実しない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO200 )
014_250314075 X900 〇保土ヶ谷公園 玉光枝垂 Z50 Z18-140.jpg 14.玉光枝垂
GKZ植物辞典によれば、梅の分類としては「緋梅系一重」に分類される品種の「玉光」種の枝が枝垂れる品種である。本種は、江戸期より続く品種である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO200 )
015_250314084 X900 〇保土ヶ谷公園 河津桜 Z50 Z18-140.jpg 15.カワヅザクラ(河津桜) -1
梅園の先のテニスコート脇の道から、上池、下池を見下すと河津桜が満開だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 93mm ISO200 )
016_250314084 X900 〇保土ヶ谷公園 河津桜 Z50 Z18-140.jpg 16.カワヅザクラ -2
テニスコートの先から上池に下りて、下池方面への気持ちの良い散策路を行く。上池から下池へ流れるせせらぎもよい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 105mm ISO200 )
017_250314092 X900 ◎ 保土ヶ谷公園 河津桜 Z50 Z18-140.jpg 17.カワヅザクラ -3
小さかったカワヅザクラの木も多く育ってきて、枝ぶりも良い。ここは、私の好きな撮影スポットである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 22mm ISO200 )
018_250314103 X900 〇保土ヶ谷公園 河津桜 ユキヤナギ Z50 Z18-140.jpg 18.ユキヤナギ 河津桜を背景に
ユキヤナギの白にピントを合わせ、カワヅザクラのピンクを背景にした。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 67mm ISO200 )
019_250314105 X900 ◎保土ヶ谷公園 河津桜 Z50 Z18-140.jpg 19.カワヅザクラと若いお母さんと二人の女の子
無断で撮らせていただいたが、スナップ写真として、ご容赦いただきたい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 55mm ISO220 )

2025年4月23日

2025年3月8日~10日 京都散策 ⑥終 等持院 2025年3月10日 京都市上京区

北野天満宮へ行く際に乗ったタクシーの運転手さんが、「京の冬の旅」という10数頁のパンフレットを見せてくれた。北野天満宮から歩いて行けるところで、地蔵院(椿寺)に行かれてみてはいかがでしょうか?と勧めてくれた。もう一つ、この季節は何も無いけど、等持院という寺の庭が良い。また、そこで足利尊氏の墓である宝篋印塔を見て来られたらいかがですかと話してくれた。

 北野天満宮を出たのが、11時半を少し回ったところだった。一の鳥居のすぐ前に、カステラ・ド・パウロというCaféがあった。ポルトガルのお菓子屋さんである。ここも婿殿が事前にチェックしておいてくれていたのだ。幸い席が空いていたので、入店し、ポルトガルの卵風味のコクのあるケーキとコーヒーを楽しんだ。

   さて、タクシーの運転手さんが進めてくれた地蔵院(椿寺)へ歩いて行くことにした。
豊臣秀吉が北野大茶会の縁により献木したと云われる「五色八重散り椿」があったところから、一般に「椿寺」と呼ばれているそうだ。地蔵院は浄土宗の寺院で山号を昆陽山、創建は神亀3年(726年)と言われる。本尊は五却思惟阿弥陀如来だが、アフロヘアーのような頭部は、気の遠くなるほど長い間考え続ける姿を現しているそうである。その五却思惟阿弥陀如来像が、いま、特別公開されてといるということで、門前に着いた時は、拝観しようとする観光客の長い列が出来ていた。とても、無理だと判断した。

 それならと、北野白梅町駅まで歩いて京福電車で等持院駅まで一駅乗った。
 等持院は、これまで歩いてきた京都と比べて、観光客が少なく、落ち着いたところだった。私たち以外に会った参拝者は、3人ほどの日本人観光客と、一人旅の外国人女性観光客だけだった。最後に良いところに行くことが出来たと思う。

 参拝後、等持院駅から京福電車に乗り、帷子ノ辻で嵐山から来る電車に乗り換えて、四条大宮まで行った。そこから、途中の蕎麦屋さんで、中華そばを食べて、ホテルに戻った。
 預けてあった荷物をとって、マイレージが残っている婿殿は伊丹空港へ、私たちは京都駅へ向かった。

 今回のカメラの設定ミスはお粗末で、後悔しているが、2泊3日の京都旅行は、今までの京都とまた違う京都を楽しむことが出来た。

000_250310626 X700 等持院 Z50 Z18-140.jpg
等持院 方丈の南庭 2025年3月10日 京都市北区

101_250310594 X900 カステラ・ド・パウロ Z50 Z18-140.jpg 101.カステラ・ド・パウロ
ホームページをみると、ポルトガル人宣教師達により伝えられた パォン デ ロー という菓子は、日本で カステラに成長したそうだ。成長したカステラをポルトガルに里帰りさせたいと、長崎でカステラ作りを学び、ポルトガルのリスボンに「Castella do Paulo 菓子店」を開店した。そして、今度は日本の人たちに卵黄をたっぷりと使った、素朴で温かなポルトガルのお菓子を食べてもらいたいと、ポルトガル菓子店「カステラ・ド・パウロ」を2015年に、ここに元造り酒屋の蔵でオープンした。私たち夫婦は、2000年の夏休みにツアーでポルトガルを訪れた。その時のラベイロという駅で列車を待つ間、駅前にあったケーキ屋で、名前は忘れたが、買い求めたフワフワした卵黄の風味が溢れる白いケーキを食べて「美味い」と思ったことを思い出した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
102_250310609m X900 椿寺(地蔵院) Z50 Z18-140.jpg 102.地蔵院(椿寺)
北野天満宮から北野白梅町の地蔵院(椿寺)まで歩いた。山門前まで来たら20~30mほどある参道から門の外まで、拝観しようとする観光客で列が出来ていた。その列の頭越しに地蔵堂をみた。山門と地蔵堂には鍬形地蔵尊の提灯が下がっていた。地蔵堂 には鍬形地蔵が安置されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
103_250310609m X900 椿寺(地蔵院) Z50 Z18-140.jpg 103.等持院総門
北野白梅町から京福電車に乗って、一駅先の等持院駅で降り、北に向かって少し歩くと、等持院の総門があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
104_250310614 X900 等持院 Z50 Z18-140.jpg 104.「マキノ省三先生像」
山門をまっすぐ進んで左に曲がり、もう一度右へ曲がるところに、この像が立てられていた。ここ等持院には、 1921年、マキノ省三がこの等持院境内に建設した京都唯一の寺内撮影所があった。その後、1932年にその等持院撮影所は閉鎖されたが、1957年に太秦開町のバス停前に、「マキノ省三先生像」が建立された。そして、1970年に等持院境内に移築された。北側に隣接する立命館大学のサイトを参照した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
105_250310620 X900 等持院 Z50 Z18-140.jpg 105.達磨図
[等持院]の庫裏が見えてきた。山門をくぐって、庫裏に上がり、拝観料(600円)をお支払いして、方丈への順路を進むと、大きな衝立に描かれた達磨図があった。これは禅宗の祖である達磨大師を天龍寺派の元管長・関 牧翁老師が描いたものだそうだ。威圧される。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
106_250310622 X900 等持院 Z50 Z18-140.jpg 106.南庭
等持院は、臨済宗天龍寺派の禅寺で、京都十刹の第一位に格付けされた名刹である。方丈は、元和2年(1616年)に福島正則が妙心寺塔頭「海福院」に建立したものを移築した建物という。方丈の広縁の南側に枯山水庭園があった。私たちのほかに観光客はいない。広縁は鴬張りで、歩くたびに「キュッキュッ」と音がする。蝶や花の埋木がはめ込まれていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
107_250310629 X900 等持院 Z50 Z18-140.jpg 107.回遊式庭園 茶室「清漣亭」
方丈の広縁を回っていくと、ちょうど裏側に夢窓疎石が作庭したとも伝わる池泉回遊式の芙蓉池庭園がある。蓮の花を形どった「芙蓉池」と、心の字を形どった「心字池」を中心とした庭園で、尊氏の供養塔とされる宝篋印塔(ほうきょういんとう)や茶室「清漣亭(せいれんてい)」がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
108_250310631 X900 〇等持院 Z50 Z18-140.jpg 108.芙蓉池
蓮の花をかたどった庭園を、季節によって、さつきや椿、くちなし、芙蓉が彩る。残念ながらこの季節は花が少ない。庭園の北側西に位置する清漣亭は、足利尊氏100年忌の1457年に復興した際に建てられたもの。室町幕府8代将軍の足利義政好みの茶室と呼ばれている。清漣亭からは芙蓉池の草木を優雅に楽しめるようになっているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
109_250310634 X900 等持院 Z50 Z18-140.jpg 109.方丈 書院
ここは茶席になっていて、北側の庭を眺めながら茶をいただける。畳の部屋の両側に毛氈が敷かれ、そこにはお抹茶席と書かれた札が立てられていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
110_250310624 X900 等持院 Z50 Z18-140.jpg 110.方丈 仏間
方丈の仏間には、平安時代作の「釈迦如来坐像」、鎌倉時代作の「大聖歓喜天像(聖天)」、江戸時代作の開山・「夢窓国師坐像」が安置されていると。方丈と廻廊で繋がる「霊光殿」には、歴代足利将軍(5代・義量と14代・義栄を除く)の木像14体が安置されていた。ここは撮影禁止だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
111_250310637 X900 等持院 Z50 Z18-140.jpg 111.書院から方丈を見る
書院は北の方へ突き出したように建てられているが、そこから右手を見ると庭越しに方丈がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
112_250310641 X900 等持院 Z50 Z18-140.jpg 112.清漣亭
専用のサンダルが用意してあり、庭に降りれるようになっていたので、清漣亭まで行って見た。ただ、このサンダルは幅が広く、歩きにくい。外人さん向けなのだろうか。二畳二畳台目の茶室は、上段一畳を貴人床とし、眼下には芙蓉池を眺めることができる。二畳台目(にじょうだいめ)とは、茶道において畳二畳と台目畳を敷いた茶室のことで、点前畳の奥に床の間がある「亭主床」と呼ばれる席の一種とのこと。平成29年から令和元年にかけて行われた方丈と霊光殿、清漣亭の改修に伴って、抜本的な修理を行い、西側四畳半が除かれた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
113_250310644 X900 〇等持院 Z50 Z18-140.jpg 113.方丈と芙蓉池
この写真の奥(東側)に心字池がある。そこに足利尊氏の墓所がある。延文3年(1358年)に尊氏が亡くなり、別院北等持寺に葬られると北等持寺は尊氏の墓所となり、尊氏の戒名をとって名称を「等持院」と改称し、足利将軍家の菩提寺となった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
114_250310647 X900 ◎等持院 Z50 Z18-140.jpg 114.清漣亭と芙蓉池
書院の縁側からの眺め。赤いウィンドブレーカーを着た外国人観光客がいた。一人旅のようだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
115_250310185 X900 嵐電 等持院 G7X.jpg 115.京福電車 帷子ノ辻駅<br> 等持院を退出し、京福電車(嵐電)の等持院駅へ歩く。蕗切を渡って駅のホームで電車を待った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR<br>
116_250310202 X900 四条大宮 G7X.jpg 116.四条烏丸の「萬福」
京福電車の終点、四条大宮から四条通りをホテルへと歩く。腹が減ってきた。午後2時半を回っていた。通りの反対側に蕎麦屋らしき店を見つけた。交差点を渡って店に入ってみると、外国人観光客もいる。店の前に、「噂が飛び交い、やがて行列ができるようなラーメンとは全く無縁の中華そばである。むろん、ここはラーメン専門店ではない。いわばごく普通の食堂で、うどん、そば、丼、カレーライスもある。・・・・・」という、多分雑誌と思うが、京都のラーメン通として知られるカメラマンのハリー中西さんという方のことが載った記事のコピーが貼られていた。あっさりした味で、昔の中華そばだった。旨かった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO125 )

2025年4月19日

2025年3月8日~10日 京都散策 ⑤ 北野天満宮 2025年3月10日 京都市上京区

3月10日 京都旅行最後の日は素晴らしい快晴だった。
 昨夜、夕食をしながら明日は何処へ行こうかと、相談した。娘は大阪で仕事があるので、付き合えない。私は嵯峨野の鳥居本にある「むしこ造り町屋住居様式」の古い住居が保存されているところを見てみたいと思っていたが、嵐山の北にあたり、少々歩く距離も長くなって、見るところも限られる。
 そこで婿殿より、梅まつり開催中の北野天満宮へ行きませんかと提案があり、全員一致(といっても3人だが)で賛成した。
 奥さまの脚のこともあるので、ホテルからはタクシーに乗った。

 北野天満宮は全国の天満宮、天神社、菅原社など約1万2000社であり、福岡県太宰府市の太宰府天満宮とともに天神信仰の中心で、当社から全国各地に勧請が行われている。
主祭神は菅原道真公で、創建は天暦元年(947年)である。ご利益は学問、受験、文芸であり、学問の神として多くの受験生から信仰されている。

 折から、1月25日から3月16日まで、梅園「花の庭」が公開されていた。梅は紅梅が多く、ちょうど見頃であった。
 10時少し前に北野天満宮に到着し、約2時間、梅、お茶と菓子、猿回しを楽しんだ。しかし、今日も愛用のNikon Z50 の設定を確認しないまま、1日撮ってしまっていた。本来ならここに載せられない失敗画像であるが、記録として載せるのでご容赦いただきたい。 北野天満宮の記述については、そのホームページの「境内のご案内を」参照させていただいた。

000_250310394 X700 〇北野天神 Z50 Z18-140.jpg
北野天満宮 楼門 2025年3月10日 京都市上京区

075_250310183 X900 北野天満宮 G7X.jpg 75.北野天満宮 一の鳥居
タクシーは北野天満宮の南側に着いた。目の前に一の鳥居が見える。一の鳥居は、今出川通りに面して建つ高さ11.4mの大鳥居。木曽の花崗岩の一本柱で、大正10年10月に建立されたという。上部に掲げられた扁額は高さ2.7m・幅2.4m、重量は563kgだそうだ。平成26年に修復がなされ、閑院宮載仁親王による「天満宮」の文字が美しく蘇っている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
076_250310385 X900 〇北野天神 メジロ Z50 Z18-140.jpg 76.梅園の梅にメジロ
一の鳥居から正面に見える楼門へと歩く参道の左手の柵の中が梅苑である。見えるところに咲く梅にメジロが来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
077_250310395 X900 〇北野天神 Z50 Z18-140.jpg 77.梅苑の梅
参道を歩きながら塀越しに梅苑の梅を眺める。紅梅が綺麗だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
078_250310398 X900 〇北野天神 Z50 Z18-140.jpg 78.楼門
楼門の前に来た。トップの写真を見ていただきたい。楼門の上部に掛けられた額には、「文道大祖 風月本主」の文言が刻まれている。平安時代中期の学者・慶滋保胤(よししげのやすたね)、大江匡衡(おおえのまさひら)が菅公を讃えた言葉だそうだ。年末に奉掲する干支大絵馬も、京の師走の風物詩として知られている。菅公御神忌千百二十五年半萬燈祭の提灯が架けられていた。菅公がお亡くなって後50年ごとに「大萬燈祭」、その間の25年ごとに「半萬燈祭」と称する最も重要な祭典が行われる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
079_250310399 X900 〇北野天神 Z50 Z18-140.jpg 79.白梅
楼門の近くに、梅の品種はわからないが、八重の純白の花が綺麗に咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
080_250310401 X900 〇北野天神 Z50 Z18-140.jpg 80.楼門北の撫で牛
境内には数多くの牛の像(撫で牛)が安置されており、参拝者が願いを込めて撫でている。牛は古くから天神さまの使いとして崇められており、菅原道真公と牛にまつわる故事もたくさん残っているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
081_250310415 X900 〇北野天満宮 Z50 Z18-140.jpg 81.三光門の梅
楼門と本殿の間に三光門がある。重要文化財である。三光とは、日、月、星の意味で、梁の間に彫刻があることが名の由来であるが、星の彫刻だけが見られないともいわれている。その理由は、かつて帝がお住いの大極殿から北野を望まれると、ちょうどこの門の上に北極星が輝いたと伝えられていることから、北極星をいただく伝説の門といわれている。天空と一つになって平安京を守護した場所が、この北野の地なのだそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
082_250310418 X900 北野天満宮 Z50 Z18-140.jpg 82.国宝 本殿
総面積約500坪の雄大な桧皮葺屋根を戴く本殿は、菅公をお祀りする御殿と拝殿が石の間という石畳の廊下でつながり、御本殿の西には脇殿を、拝殿の両脇には楽の間を備えた特色ある構造になっている。「八棟造」または「権現造」と称され、神社建築の歴史を伝える貴重な遺構として国宝に指定されている。現在の建物は、慶長12年(1607年)に造営されたもので、桃山時代の華麗な装飾とともに歴史的に非常に貴重な建築とされている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
083_250310424 X900 〇北野天満宮 Z50 Z18-140.jpg 83.本殿と白梅
北野天満宮には、菅公ゆかりの梅50種、約1,500本があり、花の時期には約2万坪の境内一円で紅白の梅が咲き競う。いまがその季節だ。早咲きの梅は例年12月中旬頃から蕾が膨らみ始め、正月明けから開花し、徐々に咲き繋ぎ、3月末頃まで長く楽しめるそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
084_250310427 X900 〇北野天満宮 Z50 Z18-140.jpg 84.東門と梅
紅梅と白梅が入り混じって咲いている。品種名の札がないのでよく分からないが、「思いのまま」かもしれない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
085_250310432 X900 〇北野天満宮 Z50 Z18-140.jpg 85.摂末社
本殿の北側へ廻ってみる。北野天満宮の境内には、本殿を囲むように50の摂社と末社が建ち並んでいりる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
086_250310436 X900 北野天満宮 Z50 Z18-140.jpg 86.文子天満宮
本殿の北側東にある文子天満宮は、多治比文子が菅公を最初に祀った社。かつては西ノ京にあったが明治時代にこの地に遷宮された。大宰府へ左遷、失意のうちに去り、その後、天候不順や政治の混乱が続き、人々はそれらの災いを道真公の怨霊のせいだと考えた。菅原道真公の乳母をつとめていた多治比文子は、自分の家の庭に小さな祀をもうけ、道真公を拝んでいた。そんなおり、天神となった菅原道真公は多治比文子に現在の北野天満宮の地に祀ってもらいたいと託宣したという。このように北野天満宮が祀られるきっかけをつくったのが、多治比文子だったという。これが、文子天満宮が「北野天満宮の前身神社」と称する由縁だという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
087_250310438 X900 〇北野天満宮 Z50 Z18-140.jpg 87.御后三柱
本殿の裏 北野天満宮の御后三柱とは、天穂日命、菅原清公、菅原是善の三柱の神さまで、本殿の裏手にある御神座に祀られている。菅原道真公のご先祖、祖父、父にあたりる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
088_250310445 〇北野天満宮 Z50 Z18-140.jpg 88.地主神社の梅 -1
地主神社の紅梅は色が濃く、ひときわ美しく咲いていた。地主神社は、天神地祇(てんじんちぎ=天の神と地の神、すなわちすべての神々)の神々をおまつりする。北野天満宮の創建以前からある境内で最も古い社だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
089_250310457 X900 〇北野天満宮 Z50 Z18-140.jpg 89.地主神社の梅 -2
こちらの梅は、美しいピンク色だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
090_250310457 X900 〇北野天満宮 Z50 Z18-140.jpg 90.摂社末社が並ぶ道 -1
紅梅を背景に、緑萼のように少し緑がかった白梅だ咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
091_250310450 X900 北野天満宮 源平咲き分け Z50 Z18-140.jpg 91.摂社末社が並ぶ道 -2
「源平咲き分け」という札が立った梅もあった。立札には「全国天満宮梅風会第五十回記念総会植樹」と書かれていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
092_250310475 X900 〇狛犬 北野天満宮 Z50 Z18-140.jpg 92.三光門前の狛犬
本殿を左回りで歩き、三光門のところまで戻って生きた。三光門の手前には、花崗岩製の一対の狛犬が蹲踞(そんきょ)している。狛犬には見かけない風貌で、何よりも吽形の頭上の角が立派だ。吽形の台座に、「文化七年 庚午季秋」という紀年銘があり、文化7年は西暦1810年に当たる。北野天満宮の参道狛犬の中では、最も古い狛犬のようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
093_250310477 X900 北野天満宮 「梅園」花の庭 Z50 Z18-140.jpg 93.梅苑「花の庭」
入苑料は梅茶と菓子が付いて一人1,200円だった。言い伝えによると、松永貞徳が作庭したといわれる「雪月花の庭」が京にあった。貞徳は寺町二条、清水、北野(一説には祇園)、に同時に三つの庭園を造ったとされ、寺町二条の妙満寺成就院は、顕本法華宗の総本山である妙満寺内の塔頭寺院で、枯山水「雪の庭」が知られている。清水寺成就院「月の庭」、北野成就院「花の庭」とともに「雪月花の三名園」と呼ばれた。それぞれが塔頭成就院にあったことから成就院「雪・月・花の三名庭」、あるいは「雪月花の庭」と並び称されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
094_250310501 X900 〇北野天満宮 「梅園」花の庭 御土居 Z50 Z18-140.jpg 94.史跡御土居 もみじ苑
この写真は、もみじの季節に賑わう御土居。北の天満軍夫西側を流れる紙屋川に架かる橋である。御土居(おどい)は、豊臣秀吉が天正19年(1591年)に京都の周囲に築いた土塁で、外敵の侵入や洪水から京都を守る目的があった。現在では約350本のもみじが植えられ、紅葉の時期に特別公開される。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
095_250310528 X900 〇北野天満宮 「梅園」花の庭 猿回し Z50 Z18-140.jpg 95.猿回し -1
梅茶と菓子がいただける茶屋の前で猿回しが始まろうとしていた。しばし、お茶とお菓子で疲れを癒しながら、見物することにした。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
096_250310530 X900 〇北野天満宮 「梅園」花の庭 猿回し Z50 Z18-140.jpg 96.猿回し -2
「八艘翔び」や「竹馬乗り」を披露してくれた。外人観光客も多い。「TIP」 と書かれたカゴが掲げられる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
087_250310438 X900 〇北野天満宮 Z50 Z18-140.jpg 97.「花の庭」 -1
北野天満宮には、菅公ゆかりの梅50種、約1,500本があり、花の時期には約2万坪の境内一円で紅白の梅が咲き競うという。「花の庭」の開苑期間は例年2月上旬から3月下旬で、白梅、紅梅、一重、八重と、色とりどりに咲く梅の間を縫うように散策路が延び、新設された展望台からは、梅苑を360度見渡すことができる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
098_250310545 X900 〇北野天満宮 「梅園」花の庭 夏みかん Z50 Z18-140.jpg 98.「花の庭」 -2
一の鳥居を入って楼門へと歩く左側の塀越しに、綺麗な梅が咲いているのが見えた。メジロも来ていたところだ。そこが、梅苑だった。こんどは塀の内側を歩く。2022年には、かつて江戸時代初期に歌人・松永貞徳が作庭し、明治時代以降消滅していた庭園"花の庭"が梅苑の中に復興/整備された。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
099_250310576 X900 〇北野天満宮 「梅園」花の庭 飛梅 Z50 Z18-140.jpg 99.「花の庭」 -3 飛梅
「雪月花の三庭苑」で明治時代以降に消失し唯一現存しなかった"花の庭"(※妙満寺の"雪の庭"も復元ではあるけど)が復興し、今後はこの三社寺が協力して、庭園を通じて京都を盛り上げていくとのこと。数多くの梅が咲きほこる中に登場した、迫力ある石組の"流れ"を中心とした回遊式庭園の「花の庭」である。「飛梅」という札が立てられた梅があった。菅原道真が、無実の罪で大宰府に左遷された時、道真を慕って一夜のうちに飛来した梅との伝説がある。「飛梅」について、当宮古記録には、「延喜7年(907)2月27日紅梅殿(菅公のご自宅)ノ梅安楽寺(大宰府の菅公の墓所)へ飛而参、単紅梅也」の記述があり、菅公がお亡くなって4年後に、京の都から大宰府へ飛梅が伝わったとされている。ところが、「飛梅」は本殿の前にもあった。何故かと思い、ChatGPTに尋ねてみた。本殿前の「飛梅」は北野天満宮の中でも最も由緒ある一本とされており、特に大切にされている。一方、「花の庭」の「飛梅」は、道真公を偲んで植えられたもの、またはその子孫と伝えられる梅で、観賞用として多くの梅が植えられている中でも、「飛梅」にちなんで名付けられたものと考えられるそうで、「飛梅」の子孫樹として、または記念樹として植えられているのだろうと。確かに「花の庭」の飛梅の説明札には、「ご本殿前に植わる飛梅はその原種を受け継ぐ唯一の飛梅にして、当宮最古の梅木であります。」と記されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
100_250310590 X900 〇北野天満宮 「梅園」花の庭 Z50 Z18-140.jpg 100.三光門を振り返る
寄進された提灯が参道の左右に飾られている。一の鳥居から一礼して退出した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

2025年4月15日

2025年3月8日~10日 京都散策 ④ 東華菜苑、錦市場 2025年3月9日 京都市

3月9日、興正寺別院の霊山本廟での墓参りを終え、三年坂、二年坂、から八坂神社でお参りして、タクシーに乗って四条大橋へ行った。2日目の昼食は東華菜館を予約してくれていた。ここへ来るのは3回目だ。クラシックな雰囲気が好きで、北京料理だが味も良い。昼食なので、コース料理ではなく、アラカルトで食べることにしている。
 ここのエレベーターは古い。何でも100年前から動いているそうだ。TV番組でも何回か紹介されいている。

 食事の後は錦市場へいく。これが定例のコースであり、毎回、同じ店で同じものを買って帰っている。買い物は漬物とお茶だ。
 錦市場は観光客が多かった。中国、台湾、韓国からのお客さんは、着物を着ていればそうと判るが、そうでなければ日本の観光客と区別しにくい。西欧から来ている人たちも多かった。

 今日は少々歩き、錦市場の賑わいにも圧倒され、少々疲れた。午後4時ごろにはホテルに戻り、一休みしてから夕食に出かけた。今夜は四条烏丸から路地を入ったところの居酒屋風のいわゆる割烹だった。結構混んでいて、西欧の観光客の人たちも多かった。京都を感じる店だった。

000_250309170 X700 〇錦市場通 G7X.jpg
賑わう錦市場商店街 2025年3月9日 京都市中京区 錦市場通り

058_250309365 X900 東華菜館 Z50 Z18-140.jpg 58.改装中の東華菜館
四条大橋の西詰に建つこの東華菜館は、1945年(昭和20年)から営業を続けている中国料理店である。この建物は、1926年(大正15年)、ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計によって建てられた。もともとは西洋料理店「矢尾政」として、同年に建設された建物で、戦後1945年(昭和20年)に中国山東省出身の于永善氏が北京料理店として開業し、現在にいたっている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO1250 )
059_250309141 X900 〇東華菜館 G7X.jpg 59.東華菜館 4階客席
エレベーターで4階に案内された。天井が高い。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO640 )
060_250309143 X900 〇東華菜館 南座 G7X.jpg 60.鴨川 四条大橋 南座
案内された4階の鴨川寄りの席からの眺めは素晴らしい。眼下に四条大橋の行き交う人々を眺め、鴨川の対岸には南座が見える。前回来た時は天気が悪かったが、この日は天気が良く、東山の山並みも見え、気持ちがよい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 16mm ISO125 )
061_250309144 X900 〇東華菜館 エレベータ G7X.jpg 61.東華菜館の古いエレベーター -1
食事を終え、100年前に造られたエレベータで下りる。ドアも厳かな様子で、その上に見える表示版も今では珍しい。いま、日本橋三越のエレベーターはどうなっているだろうか。調べて見ると、1932年(昭和7年)の本館完成時に導入されたエレベーターが有名、そのエレベーターは現在も稼働しており、「手動式エレベータ」としてエレベーターガールが操作するスタイルを残している、日本でも極めて珍しい存在だそうだ。でも、ここ東華菜館のエレベータの方が古い。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/200秒 9mm ISO3200 )
062_250309146 X900 〇東華菜館 エレベータ G7X.jpg 62.東華菜館の古いエレベーター -2
このエレベータードア開閉は手動式である。店員さんが動かしてくれる。「写真撮らせてください」とお願いして室内を撮った。OTISの銘板が見えた。1924年アメリカOTIS社製である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/60秒 9mm ISO320 )
063_250309149 X900 〇東華菜館 エレベータ G7X.jpg 63.東華菜館の古いエレベーター -3
このエレベーターのことはテレビ番組で何回か紹介されている。2023年のテレビ東京系列で、「バスVS乗り継ぎ対決旅」で紹介された。今年の1月には日本テレビ系列の朝の情報番組「ZIP!」にて、東華菜館の100年以上の歴史を持つエレベーターとして紹介されている。昭和の時代を生き抜いてきたようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/320秒 9mm ISO3200 )
064_250309151 X900 〇東華菜館 エレベータ G7X.jpg 64.東華菜館の古いエレベーター -4
これは1階のエレベーターのり場である。右側に階段が見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒9mm ISO2000 )
065_250309155 X900 新京極通 G7X.jpg 65.新京極通 -1
四条通を反対側に渡って、新京極通に入る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒9mm ISO200 )
066_250309156 X900 新京極通 G7X.jpg 66.新京極通 -2
ARMY NAVY SURPLUS との看板?があり、プリント柄のT-Shirts が所狭しと並べられた店があった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒9mm ISO500 )
067_250309160 X900 〇錦町通 G7X.jpg 67.錦市場 -1
新京極通を進み、右手に錦天満宮が見えるところを左へ、錦市場の通りに入った。大勢の色々な国からの観光客が行き交っている。錦市場はここから高倉通まで390m続く。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO2500 )
068_250309161 X900 〇錦町通 G7X.jpg 68.錦市場 -2
錦市場は京都市中京区のほぼ中央に位置する錦小路通のうち、「寺町通 - 高倉通」間に存在する食品販売中心の商店街である。390mにわたる。多い外国人観光客に「食べ歩き」を促すような店も多い。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO250 )
069_250309162 X900 〇錦町通 G7X.jpg 69.錦市場 -3
市場の道は決して広くない。それがまた良いのだろう。まっすぐ前を向いて歩かないので、余計ごちゃごちゃする。wikipediaによれば、市場のおこりは平安時代、豊富な地下水を利用して京都御所へ新鮮な魚を納める店が集まり始めたもので、約1300年の歴史を持つ。京都市民からは「にしき」という愛称で呼び親しまれ、「京の台所」として地元の買い物客で賑わう。商店街振興組合に所属する店は約130店舗。道幅は3.2 - 5mだが、道に迫り出して商品や商品棚を並べる店舗が少なくなく、実際はもっと狭い。東の端は、新京極と交差し、その先に錦天満宮がある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO250 )
070_250309167 X900 〇錦町通 G7X.jpg 70.錦市場 -4
錦天満宮のある寺町通側から100mくらい歩いたところの麩屋町通との角に、写真に写る「渡半」という店があった。他の店の賑わいに比べると、なんと静かな落ち着いた店なのだろうと思い、後で調べてみたところ、この店は明治30年創業、120年を超える歴史があるとのこと。現店主は4代目だそうだ。鮮魚小売に始まり、いまは河豚、鱧、牡蠣などの調理・加工・販売が中心。店先には椅子が2脚置かれ、何やらそこで食べている外国人もいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 )
071_250309169 X900 〇錦市場通 G7X.jpg 71.錦市場 -4
こういう店が多い。串揚げで手にもって食べやすいものだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 )
072_250309367 X900 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 72.錦市場 -5 漬物屋
かみさんと娘は打田漬物という店に、吸い込まれるように入った。ここも錦市場に来ると、奈良漬けなどを買って帰る。打田漬物は昭和15年に京都の島原で旗揚げされている。80年以上前だ。昭和22年に京都市内に、錦店を開店した。錦小路店拡張並びに新装開店したのが平成9年だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
073_250309369 X900 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 73.錦市場 -6
そろそろ390mを歩き終えるところに来た。しかし、倍以上歩いたような感じだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
074_250309370 X900 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 74.錦市場 -7
蟹かまの天婦羅を並べている店があった。「炙り蟹かま」、「天ぷら蟹かま」のキャッチコピーは日本人観光客には、ちょっと抵抗があるかもしれないが。かにかまというのは捨てたものではない。カニの偽物も日本の技術だろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

2025年4月12日

2025年3月8日~10日 京都散策 ③ 霊山本廟、清水坂・三年坂・二年坂 八坂神社 2025年3月9日 京都市

二日目を迎えた。今日は午前中に霊山本廟(りょうぜんほんびょう)へお詣りに行く。
 興正寺には、もう一か所本山興正寺というのがある。今は、それぞれ、霊山本廟と本山興正寺と別の呼びかたをしている。本山興正寺(京都市下京区)のホームぺージを見ると、そのなかに霊山本廟というページがあり、霊山本廟は本山興正寺に含まれている。そして、「霊山本廟は宗祖親鸞聖人のご廟所で、全国の興正派門信徒のご遺骨をお納めするところでもあります。」と記述がある。霊山本廟は本山興正寺の廟所としての位置づけになっている。
 一方、霊山本廟をwikipediaで検索すると、「1876年(明治9年)、興正寺が浄土真宗本願寺派から独立し、真宗興正派を結成する。これに伴い、この地(京都市東山区)に宗祖のご遺骨を納め、本廟とし、歴代門主の墓所、門末の納骨所として境内を整備してきた。1985年(昭和60年)には個別納骨壇を備えた浄華堂を開設」と解説されている。」とあった。

 霊山本廟で娘婿の両親の位牌にお参りをし、少し下って、清水坂を右に、三年坂を下りる。凄い人だ。そのまま二年坂をパーク・ハイアット 京都(ホテル)のところまで来た。かみさんと娘は、ここで瀬戸物屋に入ってなかなか出て来ない。
 ここから西へ進み、八坂神社にお参りした。境内を抜け、四条通りでタクシーに乗って四条大橋を渡ったところの東華菜館で昼食にした。

000_250309140 X700 〇陶器 中谷 G7X.jpg
二年坂を楽しむ着物姿の外国人女性 2025年3月9日 京都市

039_250309106 X900 興正寺 親鸞像 G7X.jpg 39.霊山本廟(りょうぜんほんびょう) 親鸞聖人像
霊山本廟の本堂へ上がる手前に鐘楼があり、そこに親鸞聖人の像が立っている。また、霊山本廟には、墨染めの袈裟を着け、首に白い帽子を巻いて数珠を持ち、膝前に柄の下が二股の杖を置いている様子が描かれている親鸞聖人の肖像画が安置されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO200 )
040_250309103 X900 興正寺 本廟 G7X.jpg 40.親鸞聖人 御廟
ここに親鸞聖人の遺骨が納められている。「当山は真宗興正派(本山興正寺)の別院で、宗祖親鸞聖人のお骨が納まる本廟(御廟屋)であり、また全国門信徒の納骨場所である。この地は釈迦が初めて説法されたインドの霊鷲山に似ているところから霊山といわれ、法然上人が別時念仏を修せられたところでもある。境内には、京都の近代画家 菊池契月・養父の菊池芳文亮画伯の墓・勤皇の志士三國大学の顕彰碑などがある。 霊山興正寺別院」という札があった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO125 )
041_250309107 X800 産寧坂 G7X.jpg 41.三年坂を振り返る
三年坂は清水寺の参道である清水坂から、北へ石段で降りる坂道である。霊山本廟を辞し、清水坂から三年坂の賑やかな道を下りて来た。振り返ると観光客でいっぱいである。大同3年(808年)に開けたことから「三年坂」の名がついたという伝説もあるそうだ。三年坂は産寧坂とも呼ばれる。清水寺にある子安観音へ「お産が寧か(やすらか)でありますように」と祈願するために登る坂であることから「産寧坂」と呼ばれるようになったという説が有力とのこと。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 34mm ISO125 )
042_250309118 X900 〇産寧坂 G7X.jpg 42.二年坂
三年坂から、起伏のある緩い石畳の坂道の二年坂へ続く。両側には土産物屋などいろいろな店が並ぶが、スターバックスの看板もあった。産寧坂(三年坂)の手前にある坂という意味で、二寧坂ともいう。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 18mm ISO125 )
043_250309124 X900 二寧坂 G7X.jpg 43.着物姿で記念撮影する外国人観光客
二年坂を高台寺の方へ歩いて行くと、右側に、人通りのない良い道があった。左側の塀はパーク・ハイアット京都(ホテル)だったと思う。そこで、日本人女性を含む(?)着物姿の外国人女性グループが記念写真を撮っていた。カメラマンは2名の男性だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 21mm ISO125 )
044_250309130 X900 二寧坂 G7X.jpg 44.日本人女性も着物で散策
上手に着付けが出来ていると思ったのだが、ただ、足元を見るとスニーカーだった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 24mm ISO125 )
045_250309131 X900 二寧坂 G7X.jpg 45.せともの屋
ここは高台寺中谷という瀬戸物屋さんである。このお店は、かみさんと娘が好み、前回に来た時も何か買い求めている。今回も店の中に入ってしまい、なかなか出て来ない。瀬戸物が飾られているショウウィンドーに通りの様子が写る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 )
046_250309133 X900 ホテルパークハイアット京都 G7X.jpg 46.ホテル 「PARK HYATTO KYOTO」
瀬戸物やさんの前に、立派なホテルのエントランスがあった。門の前にいたホテルの女性に「写真を撮らせていただいて良いですか」とお声がけして撮らせてもらった。HPを見ると「パーク ハイアット 京都は、文化との共鳴に喜びを感じる世界中の旅慣れたお客様のための「ラグジュアリー ゲストハウス」です。京都市内最大の伝統的建造物群保存地区に溶け込むホテルからは京の街並みを一望し、京文化とパーク ハイアットのエレガンスが融合した体験を提供します。」と紹介されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 )
047_250309324 X900 三寧坂 Z50 Z18-140.jpg 47.二年坂を振り返る
ホテル 「PARK HYATTO KYOTO」のある所から二年坂を振り返る。ここで問題が・・・。この写真はNikon Z50で、この日初めて撮った写真である。画像が粗いのにお気づきと思う。ここまでショルダーバックに入れていて、初めてここで取り出した。ところが、移動中にショルダーバッグの中で、設定ダイヤル・ボタンが動いてしまい、知らないうちにf32・1/4000秒・ISO感度は(最高ISO 51200、さらにHi1=ISO 51200の2倍増感、Hi2=4倍増感)の設定になってしまっていた。その後もシャッタースピードは1/4000に固定され、絞りもf22より明るくならず、あとはISO感度のみで露出を合わせようとカメラが働いた。従って、ほとんどのショットでISO感度はHi1かHi2になってしまっていた。大失敗で恥ずかしい。前の日は、建仁寺でZ50を使ったが、シャッタースピード低速限界設定 1/500秒のプログラム設定で撮影できていた。撮影を始める前に設定がどうなっているかの確認を必ずしなくてはいけない。同じシャッターチャンスは二度とない。次の日も確認せずに撮っていったので、同様の失敗作の連続だ。かってながら、今日、明日のZ50で撮影したショットはデータを書き入れないことにする。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
048_250309333 X900 二寧坂 Z50 Z18-140.jpg 48.園徳院三面大黒天
二寧坂~高台寺~ねねの道~下河原~円山公園~八坂神社へと、歩く道は観光客にとって良い観光コ-スになっている。ここは下河原と言われる辺り。三面大黒天という幟が目に付いた。ここは圓徳院というお寺だろうか?甘味処「乃あん」と、京ゆば料理「羽柴」という提灯が門に架けられていた。中には入らなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
049_250309335 X900 鉄道先駆者 Z50 Z18-140.jpg 49.鉄道先覚者 谷暘卿(たにようけい)先生墓所 月眞院
ねねの道を八坂神社の方へ歩いていると、右手に「鉄道先覚者 谷暘卿(たにようけい)先生墓所」という小さな石碑が目にとまった。ちょっと鉄ちゃんウイルスに感染している私には少々気になった。ネット検索していくと、谷暘卿は文化14年(1817年)10月5日、丹波船井郡の郷士の子として生まれ 後に京都で産科・眼科を開業。明治維新後は、1870年に新橋から横浜間の鉄道建設建白書を提出したことで、鉄道先覚者と呼ばれた。明治18年に69才で亡くなられ 高台寺塔頭の月真院に埋葬された。石碑はその月眞院の前にあった。国鉄時代には、この月眞院で安全祈願祭が行われていたそうで、鉄道にゆかりの深いお寺とも言われている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
050_250309338 X900 ねねの道 Z50 Z18-140.jpg 50. 岡林院(こうりんいん)入り口
岡林院は豊臣秀吉と北政所(ねね)ゆかりの高台寺の塔頭寺院として、1608年久林元昌禅師によって創建された。ねねの道の東側、奥まったところに丸窓が見えた。趣のある風情である。この円窓の横に入口があるが、丸窓下には「三地蔵」が並んでいる。岡林院は通常は非公開であり、この静けさが保たれているのだろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
051_250309341 X900 八坂神社 Z50 Z18-140.jpg 51.八坂神社 石鳥居と南楼門
岡林院の先を左に曲がって下河原通りにでると、右側に八坂神社の石鳥居と南楼門が見えた。ここから八坂神社に入る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
052_250309344 X900 八坂神社 Z50 Z18-140.jpg 52.RISTORANTE ITALIANO CHIMERA
南楼門の手前右側から、着物姿の外国人観光客のグループが出てきた。そこはリストランテ キメラというイタリアン レストランだった。こんな店もあるのだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
053_250309348 X900 八坂神社 Z50 Z18-140.jpg 53.八坂神社 南楼門
南楼門から八坂神社の境内に入った。ここから入ると正面に舞殿があり、その後ろに本殿がある。八坂神社は、通称として祇園さんや八坂さんとも呼ばれ、祇園祭(祇園会)の胴元としても知られる。創建は、斉明天皇2年(656年)と伝えられているが貞観18年(876年)という説もあるそうだ。(明るかったので、このファイルは、f22 1/4000秒、ISO22800で撮れていた。)

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
054_250309348 X900 八坂神社 Z50 Z18-140.jpg 54.八坂神社 舞殿と本殿
右側にあるのが舞殿(ぶでん)で左側が本殿だ。舞殿は重要文化財。本殿は国宝で承応3年(1654年)に徳川家綱により再建されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
055_250309353 X900 八坂神社 Z50 Z18-140.jpg 55.八坂神社の紅梅
梅の木の本数は多くは無いが、ちょうど見頃だった。白梅もあったと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
056_250309362 X900 〇八坂神社 Z50 Z18-140.jpg 56.犬の散歩
八坂神社の西楼門の石段を下りた東大路通に、カッコいい愛犬を連れた方がいた。「写真を撮らせてくださいと」とお願いして撮った。大型犬の一覧(43犬種)というサイトで調べたところ、バーニーズ・マウンテン・ドックだと思うが。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
057_250309364 X900 南座 Z50 Z18-140.jpg 57.南座
八坂神社の前の信号を渡り、四条通でタクシーに乗り、四条大橋まで行き、昼食を予定している東華菜館へ行った。四条大橋の手前の交差点で信号待ちした時に撮った写真。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

2025年4月 9日

2025年3月8日~10日 京都散策 ② 建仁寺 本坊拝観 「プレバト展」 2025年3月8日 京都市

西来院を退室し、次に本坊、方丈を拝観した。雲龍図や本坊中庭など見どころがあり、方丈の襖絵も現代の作品ながら、立派だった。法堂の雲龍図も迫力があった。建仁寺がこんなに立派なお寺だったと改めて認識した。

 3時半に建仁寺を後にして、タクシーで四条河町まで出て、高島屋に寄った。そのわけは、かみさんがテレビで人気がある「プレバト展」をやっていることを知って、是非行って見たいと言っていたからだ。会場は予想以上に混んでいた。20分ほど並んで待って入場した。

 ホテルへはぶらぶらと歩いて帰った。この日は12,000歩ほど歩いている。夕食は、焼き肉やを予約してくれていた。

000_250308244 X700 〇建仁寺 宗務本院 Z50 Z18-140.jpg
建仁寺 本坊中庭 潮音庭 2025年3月9日 京都市

023_250308235 X900 建仁寺 西来院 特別公開 Z50 Z18-140.jpg 23.西来院の前
西来院から出てきて、次は本坊や方丈、そして法堂の双龍図を拝観、見学しようとその受付へ行く途中、外国からの観光客数人が、何やら立ち話をしていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 26mm ISO320 )
024_250308242 X900 〇建仁寺 宗務本院 Z50 Z18-140.jpg 24.建仁寺 本坊中庭 潮音庭 -1
本坊正面あから、拝観料一人800円をお納めして、靴を脱いで上がった。建仁寺の開山は栄西、開祖は源頼家。建仁2年(1202年)の創建で、寺名は年号からつけられている。京都で最も古い禅宗のお寺だそうだ。本坊・方丈・法堂が拝観可能だった。まず本坊中庭の潮音庭を見る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 26mm ISO900 )
025_250308246 X900 建仁寺 宗務本院 Z50 Z18-140.jpg 25.建仁寺 本坊中庭 潮音庭 -2
潮音庭は近代庭園で高台寺の円徳院(圓徳院)の名勝庭園の修復に関わった作庭家である北山安夫氏によるものだそうだ。中央に三尊石その東には座禅石、廻りには紅葉を配した枯淡(俗っぽさや欲気がなく、あっさりとしている中に深い味わいを感じさせること)四方正面の禅庭であると説明されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 45mm ISO2000 )
026_250308248 X900 〇建仁寺 宗務本院 Z50 Z18-140.jpg 26.建仁寺 小書院の襖絵 「舟出」
建仁寺は、俵屋宗達の傑作、国宝「風神雷神図屏風」を所蔵することで知られる。方丈の「雲龍図」や、法堂の天井画「双龍図」と、迫力満点の作品がある。「開山栄西禅師八百年大遠諱慶讃事業(2014年)の一環として、染色作家の鳥羽美花氏(京都市立芸術大学大学院修了)によって描かれた小書院の襖絵「舟出」。青が強烈なインパクトを放つ。もう一点、モノトーンの「凪」という作品とともに、それぞれ8面にわたり水辺の風景が描かれ、奥行きのある壮大な作品だった。なお、「風神雷神図屏風」「雲龍図」は京都国立博物館に寄託。建仁寺では、高精細複製画を展示している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/100秒 91mm ISO6400 )
027_250308250 X900 建仁寺 宗務本院 Z50 Z18-140.jpg 27.建仁寺 納骨堂「霊照堂」 -1
方丈から北の方に納骨堂が見えた。「霊照堂」という扁額が見える。この右奥に安国寺恵瓊(戦国時代の僧で、毛利家→豊臣秀吉につかえ、大名にとりたてられたが、最後には、石田三成・小西行長と共に首をはねられた。)

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 27mm ISO1000 )
028_250308252 X900 〇建仁寺 宗務本院 Z50 Z18-140.jpg 28.建仁寺 納骨堂「霊照堂」 -2
方丈は「慶長4年(1599年)に恵瓊が安芸の安国寺から移建したもので、銅板葺の屋根は開山栄西禅師800年大遠忌を機に建立時の"こけら葺き"に戻された。写真はその方丈の北西側の廊下から撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 18mm ISO640 )
029_250308258 X900 〇建仁寺 宗務本院 Z50 Z18-140.jpg 29.「雲龍図」 建仁寺方丈
方丈には、桃山時代の海北友松(かいほうゆうしょう)が描いたこの「雲龍図」のほか、「竹林七賢図」、「琴棋書画図」、「山水図」、「花鳥図」の襖絵は重要文化財、そして俵屋宗達筆の屏風風神雷神図(国宝)や有名であるが、本物は京都国立博物館に寄託されていいる。その複製画が置かれ拝観することができる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/40秒 18mm ISO6400 )
030_250308264 X900 〇建仁寺 法堂天井画 双龍図 Z50 Z18-140.jpg 30.「双龍図」 建仁寺法堂
「大遊苑」(だいおうえん)という方丈の南側の庭を見ながら「双龍図」 を見に法堂へ行った。、建仁寺法堂は古くより龍は描かれず素木とされてきたが、小泉淳作画伯ににより、建仁寺創建800年を記念して、2002年(平成14年)4月に奉納された、この双龍図が創建以来初めての天井画となった。小泉鎌倉画伯は建長寺法堂の天井画「雲龍図」も制作している。また、奈良・東大寺本坊の襖絵の制作でも知られているというう。「双龍図」は阿吽の口をした2匹の龍が、天井いっぱいに描かれ、畳108枚分に相当する大きさで、縦11.4m、横15.8mの広さがあるそうだ。迫力のある天井画だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/13秒 18mm ISO6400 )
031_250308273 X900 〇建仁寺 〇△□乃庭 Z50 Z18-140.jpg 31.「〇△□乃庭」
法堂の「双龍図」の拝観を終え、靴を脱いだ受付に戻ってきて、改めてこの庭に気が付いた。「〇△□乃庭」という。案内書には、庭「単純な三つの図形は宇宙の根源的形態を示し、禅宗の四大思想(地水火風)を、地(□)水(〇)火(△)で象徴したものとも言われる」書かれていた。この庭が〇△□に見えるというが、〇と□はともかくとして、△は判らなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 18mm ISO1100 )
032_250308276 X900 プレバト展 高島屋 Z50 Z18-140.jpg 32.「プレバト展」
「プレバト!!」は、2012年10月11日から、TBS系列の毎日放送(MBS)され、毎週木曜日の夜7時から1時間、放送されているバラエティ番組でらう。なかなか人気のある番組で我が家でも見る機会が多い。京都へ来る前にかみさんが、京都の高島屋で「プレバト展」をやっているので見に行きたいと言っていた。 建仁寺の拝観を終え、たまたま、目の前で先客が下りたタクシーに乗り、四条河原町へ向かった。1階入り口には看板が立てられていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/320秒 18mm ISO6200 )
033_250308277 X900 〇プレバト展 高島屋 Z50 Z18-140.jpg 33.「プレバト展」 会場
「プレバト展」会場の7階へ上がると、列が出来ていた。凄い人気だ。会場も込み合い入場者を制限していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 18mm ISO5600 )
034_250308298 X900 〇プレバト展 高島屋 Z50 Z18-140.jpg 34.「プレバト展」 俳句 -1
俳句はプレバトの定番である。会場には短冊で春夏秋冬それぞれの作品と、新年の句の作品が展示されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/200秒 18mm ISO6400 )
035_250308295 X900 〇プレバト展 高島屋 Z50 Z18-140.jpg 35.「プレバト展」 俳句 -2 夏井先生との撮影スポット
教職を辞し、1988年に俳人・黒田杏子に師事しながら、自宅のある松山を拠点に、俳句を本格的に手掛け始めた夏井いつき先生は人気がある。「70点満点+α」で査定し、70点以上で「才能アリ」、69〜40点で「凡人」、39点以下で「才能ナシ」と判定する。会場にはこんなPHOTO SPOTが設けられていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/250秒 18mm ISO6400 )
036_250308300 X900 〇人気の色鉛筆絵 プレバト展 高島屋 Z50 Z18-140.jpg 36.「プレバト展」 人気の水彩画、鉛筆画
会場で人気があったのは水彩画と鉛筆画だった。人垣ができていて、会場混雑の因となっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/50秒 34mm ISO6400 )
037_250308304 X900 〇人気の色鉛筆絵 プレバト展 高島屋 Z50 Z18-140.jpg 37.「プレバト展」 人気の水彩画、鉛筆画
作品を見入っている入場者は、絵画教室に通っている人も多いのだと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/200秒 24mm ISO6400 )
038_250308306 X900 〇人気の色鉛筆絵 プレバト展 高島屋 Z50 Z18-140.jpg 38.「プレバト展」 先生のお手本br 野村重存(のむら しげあり)画伯は、水彩画、鉛筆画、色鉛筆画などの作品を多く発表している。プレバトでは、水彩画査定コーナーに出演している。多摩美術大学大学院を修了して、多摩美術大学非常勤講師を務めている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/250秒 24mm ISO6400 )

2025年4月 5日

2025年3月8日~10日 京都散策 ① 鴨川から建仁寺へ 2025年3月8日~10日 京都市

娘婿の両親が眠る京都の興正寺へ墓参りをするため、今年も家族で京都へ行くことになった。墓参りは翌日の午前中に予定されていた。
 京都へはいつものように、私たち夫婦は「ひかり」に乗った。3割引きになるのは大きい。
 数日前に雪が降った。関が原を越えたあたりで新幹線の車窓から進行方向右側に見える伊吹山は、きっと雪を被っているに違いないと期待していたところ、どんよりしていた空に青空が見えてきた。

 京都駅着は11時37分である。娘たちは、11時39分着の「のぞみ」で来る。京都駅のホームで合流した。
 京都駅からタクシーで、四条烏丸のホテルへ入った。ロビーは外国人観光客で一杯で、娘の主人がチェックインをしてくれる間も座る椅子もない。
 チェックインをして、そのまま荷物を預け、娘が行きたいという、栗のモンブランを目の前で作ってくれる「沙織」という店に歩いて向かった。店は木屋町通りと鴨川の間にあった。どうやらこの日の昼飯は、ここの和栗菓子のようだ。
 松原橋で鴨川を渡ってぶらぶらと歩き、建仁寺を参拝した。建仁寺は祇園の花見小路通りから北門の前まで行ったことはあるが、参拝したことはない。この日は反対側の勅使門側から入った。
 建仁寺では、1月10日~3月18日の間、その塔頭である再来院の冬の非公開文化財特別公開が開催されていた。事前に婿殿が調べてくれていたのだ。江戸時代前期に造られた「蘭渓道隆坐像」を祀られている、方丈の天井には、迫力ある「白龍図」が描かれていた。次に建仁寺の法堂、本坊、方丈を拝観した。雲龍図や本坊中庭など見どころがあった。建仁寺がこんなに立派なお寺だったと改めて認識した。

 3時半に建仁寺を後にして、タクシーで四条河原町まで出て、高島屋に寄った。そのわけは、かみさんがテレビで人気がある「プレバト展」をやっていることを知って、是非行って見たいと言っていたからだ。会場は予想以上に混んでいた。20分ほど並んで入場した。

 ホテルへはぶらぶらと歩いて帰った。この日は12,000歩ほど歩いている。夕食は、焼き肉屋を予約してくれていた。

000_250308073 X700 建仁寺へ 松原橋から鴨川 G7X.jpg
松原橋から鴨川上流を眺める 2025年3月8日 京都市淀川松原橋

001_250308007 X900 〇伊吹山 車窓より G7X.jpg 1.新幹線車内から見る伊吹山 -1
伊吹山の辺りは3日ほど前にかなりの雪が降った。雪を被った伊吹山は見たことがないので、見てみたかった。出かけるころはどんよりと曇っていたが、関が原にかかる辺りから晴れ間が見え始めた。この写真は米原の辺りだろうか?雪を被った伊吹山を見ることが出来た。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
002_250308011tm X900 〇伊吹山 車窓より G7X.jpg 2.新幹線車内から見る伊吹山 -2
伊吹山は、滋賀県と岐阜県の県境を南北に走る伊吹山地の主峰(最高峰)で、標高1,377 m。新・花の百名山、一等三角点百名山、関西百名山、近畿百名山、ぎふ百山の1つなどに選定されているそうだ。1965年(昭和40年)に伊吹山ドライブウェイが開通すると、9合目まで容易に上がれるようになり山頂部は観光地化した。伊吹山頂草原植物群落が、国の天然記念物に指定されている。是非一度、行って見たいところである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO160 )
003_250308013 X900 ホテル日航プリンセス京都 G7X.jpg 3.ホテルのロビーは外国人観光観光客が占拠
四条烏丸のホテルに着いた。聞き及んでいるが、外国からの観光客が多い。皆さん大分お疲れの様子だ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/640秒 9mm ISO3200 )
004_250308020 X900 〇仏光寺 G7X.jpg 4.仏光寺 阿弥陀堂
チェックインをして荷物を預け、街へ出かける。高辻通りを東へ歩いて行くと、仏光寺という大きなお寺があった。高辻通りに面した車両用の通用門から入ってみた。ここは、wikipediaによると、真宗佛光寺派の本山の寺院。山号は渋谷山(汁谷山)。本尊は阿弥陀如来。京都渋谷(しぶたに)に寺基があった頃(1300年代後半 - 1400年代前半)は、同じ浄土真宗の本願寺を遥かにしのぐ勢力があったそうだ。菩提寺の興正寺とも関連があるようだ。この阿弥陀堂には、本尊の阿弥陀如来や親鸞聖人が崇めた聖徳太子の像などが安置されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 )
005_250308022 X900 〇仏光寺 G7X.jpg 5.仏光寺 大師堂
境内も広い。これは大師堂で、内部須弥壇上に佛光寺を開いた親鸞聖人の坐像、両脇壇に京都を拠点として真宗の教えを西日本一帯に広めた了源上人の絵像とを安置されている。大きなお堂だ。両脇の灯籠も大きい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
006_250308036 X900 高辻通X富小路通 パン屋かなきょう G7X.jpg 6.高辻通りのパン屋
Bread Maker KANA-KIYO という名前のパン屋があった。ちょっと小腹が空いているのでどれも上手そうに見える。後でホテルで食べようと「マシュマロ食感のクリームパン」というのを買い求めた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 )
007_250308041 X900 〇高辻通 高瀬川 G7X.jpg 7.高瀬川
更に東へと歩く。鴨川の手前に風情のある高瀬川が流れていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 17mm ISO125 )
008_250308044 X900 高辻通 高瀬川 高辻橋 梅とメジロ G7X.jpg 8.梅とメジロ
高瀬川に面して梅が植えられていた。日があたって暖かい。メジロが来ていた。(右上の枝に)

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
009_250308051 X900 〇淀川沿いのCafe 沙織 G7X.jpg 9.和栗専門の菓子店「沙織」
高瀬川を渡って、木屋町通りを少し行って、右側にこの店があった。娘がここのモンブランを食べてみたかったらしい。ホームページによると、ここのモンブランは、「オリジナル搾り機から紡ぎ出された和栗を折り重ねて作るこだわりの逸品で、風味豊かな味わいと、まろやかな口当たりが楽しめます。」と謳われている。搾る段になると「お写真をどうぞ」ということになった。美味しかった。この日の昼食はこれでよい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 37mm ISO3200 )
010_250308066 X900 淀川沿いのCafe G7X.jpg 10.鴨川を眺めながらコーヒーを
食後のコーヒーが飲みたくなった。木屋町通りから、いかにも京都らしい細い路地を15mほど入ると「 KAWA CAFÉ」という喫茶店があった。ここも予定に入っていたようだ。鴨川を眺めながら食後のコーヒーを飲む。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 20mm ISO1250 )
011_250308062 X900 淀川沿いのCafe G7X.jpg 11.KAWA CAFÉ
この店は食事も出すようだ。この時間はコーヒーを頼んでいる人が多かった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 17mm ISO125 )
012_250308071 X900 建仁寺へ 松原橋 G7X.jpg 12.松原橋
木屋町通りから松原通に入る。鴨川に架かる松原橋のたもとには、丸写しであるが、次のような由来が描かれていた。「松原通は平安時代の五条大路であり、当初は嵯峨天皇の勅命により橋が架けられたともいわれる。清水寺の参詣道でもあったことから、人の往来が多く、大変賑わった都の目抜き通りであった。元来,この地に架かっていた橋が五条橋であり、通りの両側に見事な松並木があったことから五条松原橋とも呼ばれていた。安土桃山時代,豊臣秀吉が方広寺大仏殿の造営に当たり,この地に架かっていた橋を平安京の六条坊門小路(現在の五条通)に架け替え,五条橋と称した。そのため,この地の橋の名前からは「五条」が外れ,以後,松原橋と呼ばれるようになった。この通りは、歴史的・伝承的に話題が豊富である。伝説に謳われる牛若丸と弁慶の決闘,「京の五条の橋の上」は,当地のことを指す。また、この橋を東へ進むと清水寺に行き着くが、途中、冥界へ通じると言われる井戸で有名な六道珍皇寺がある。現在架かる橋は、昭和10年(1935年)鴨川の大洪水による倒壊流失後に架け替えられたものである。」

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO125 )
013_250308074 X900 〇建仁寺へ 松原橋から鴨川 G7X.jpg 13.松原橋の上から
鴨川沿いには、「本家たん熊」などの料亭が並ぶ。入口は高瀬川側になる。本家筋の「本家たん熊」は1928年(昭和3年)に創業者である栗栖熊三郎の長女が継承しているそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 15mm ISO125 )
014_250308085 X900 建仁寺 G7X.jpg 14.建仁寺の南側から
松原通をまっすぐ進み、建仁寺の南側に当たる勅使門の先から左へ境内に入った。梅を撮った写真の背景にぼやけて見えるのは山門である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 26mm ISO125 )
015_250308086 X900 建仁寺 明星殿G7X.jpg 15.明星殿
明星殿(楽神廟(らくじんびょう)、楽大明神とも言われる)は、江戸時代前期に建てられた(一間社流見世棚造り)桟瓦葺きの祠だそうだ。建仁寺を開山した栄西禅師の母親が岡山吉備津神社の末社である楽御崎神社にお参りし、夢に明星を見て禅師を身籠ったという逸話により、建仁寺境内に祀られている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 25mm ISO125 )
016_250308207 X900 建仁寺 西来院 特別公開 Z50 Z18-140.jpg 16.塔頭 再来院
三門を左に見ながら進み、鐘楼の右側にある、西来院(せいらいいん)の開山は宋から来た蘭渓道隆(らんけい どうりゅう、1218年 - 1278年)である。北条時頼の招聘で蘭渓道隆は鎌倉にある建長寺の開山となった名僧であり、大覚禅師といわれ日本で禅師号を与えられた最初の禅僧でもある。そして兀庵普寧(ごったん ふねい)の来日を機に、蘭渓道隆は弘長2年(1262年)建仁寺11世住持に迎えられ、塔頭西来院の開山となった。西来院の本堂は内陣中央正面に、大覚禅師の等身木造坐像を安置している。長らく非公開だったが、昨年3月より特別拝観を開始した。そして、今年1月10日から3月18日まで「京の冬の旅」として特別公開されていた。拝観料800円をお支払いして靴を脱いだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 30mm ISO280 )
017_250308212 X900 建仁寺 西来院 特別公開 Z50 Z18-140.jpg 17.「峨眉乗雲」(がびじょうううん)
本堂前庭枯山水庭園「峨眉乗雲」は、蘭渓道隆禅師が修行した、中国峨眉山の巨石を配し、中根庭園研究所の中根行宏氏、直紀氏により作庭された。中根庭園研究所のホームページを見ると、「50年以上の⻑きにわたって中根庭園研究所は、京都内外の数多くの古庭園の管理・維持・修繕を⾏ってきました。」とあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 18mm ISO720 )
018_250308215 X900 建仁寺 西来院 特別公開 Z50 Z18-140.jpg 18.天井画「白龍図」 -1
西来院のホームページには、「本堂天井全面に描かれております、「白龍図」は中国のビジュアルアーティスト陳漫(Chen Man,チェン マン)氏により制作され、奉納されました。」と記されている。チェン マン氏は1980年、モンゴル自治区生まれの北京で育ち、中央美術学院でグラフィック・デザインと写真を専攻した芸術家府だそうだ。白龍図」は見る位置によって姿が変わる。逆に、全体を把握することが難しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/250秒 18mm ISO6400 )
019_250308216 X900 建仁寺 西来院 特別公開 Z50 Z18-140.jpg 19.天井画「白龍図」 -2
どれくらいの広さか分からないが、本堂の天井前面に描かれた「白龍図」は見応えがある。奥に見える絵画も現代の作家による作品である。芸術としての価値は優れているのだろうと思う。しかし、西来院という、1200年~1300年ころの古刹と対比して、現代の作家による作品を見ることは、違和感を感ぜざるを得ない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/400秒 29mm ISO6400 )
020_250308219 X900 建仁寺 西来院 特別公開 Z50 Z18-140.jpg 20.「蘭渓道隆坐像(らんけいどうりゅう)
再来院は鎌倉時代に南宋から渡来した禅僧・蘭渓道隆が、建仁寺の住持となった際に創建された。蘭渓道隆は、日本に禅宗を広めるために来日。鎌倉幕府の執権・北条時頼から厚い信頼を得て、鎌倉・建長寺の開山となる。天井画「白龍図」が描かれている本堂に安置されている「蘭渓道隆坐像は、1676年(延宝4年)、仏師・康乗作という。 Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f5 1/50秒 30mm ISO6400 )
021_250308228 X900 建仁寺 西来院 特別公開 Z50 Z18-140.jpg 21.「九華青蓮」(きゅうかしょうれん)
この玄関前庭園も、全面改修し、名称を「九華青蓮」として生まれ変わったと記されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 29mm ISO500 )
022_250308231 X900 建仁寺 西来院 特別公開 Z50 Z18-140.jpg 22.愛因斯担双獅子図?
立派な獅子の金屏風があった。立てられている札を見ると愛因斯担双獅子図のような綴りだが、最初の(愛)もどきの字と、最後の(図)らしき文字はパソコンに収録されていなかった。作者は「白龍図」の陳漫(チェン マン)氏のようだ。羊羹の「とらや」さんが寄贈されている。このあと、西来院を退出して、建仁寺の法堂、本坊、方丈を拝観する。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/320秒 18mm ISO6400 )

2025年4月 1日

「飛鳥Ⅱ」 大さん橋を出港 2025年2月27日 横浜市中区

今年も、2月26日~3月1日に、パシフィコ横浜でCP+(CMERA & PHOTO IMAGING SHOW)が開催された。
 横浜市在住のEさんから、ご一緒しませんか?そしてちょっと一杯やりませんか?とお誘いを受けた。私も行くつもりにしていたので、二つ返事でOKし、27日に行ってきた。午後3時ごろ会場で合流することになり、私は天気も良いので、それまでの時間、みなとみらい、山下公園をぶらぶらしようと思って家を出た。大さん橋に大きな船は入っていないかとネットで調べてみたところ、「飛鳥Ⅱ」が14時に出港することがわっかった。山下公園から横浜港の縁を回るように赤レンガ倉庫へ行き、そこから港を眺めることにした。
 「飛鳥Ⅱ」は午後2時にドラの音を響かせ、タグボートに助けられてゆっくりと桟橋を離れて、横浜ベイブリッジへ向かって進んでいった。
 ホテルパシフィコ横浜を目標に歩き、CP+の会場に着いたのは2時半ごろだった。

 今年のCP+は盛況だったようだ。来場者は55,791名で対前年112%だったと後で知った。会場は、NIKON、CANON、SONY、FUJIFILM が一番奥に大きなブースを構えていた。私が感じたのは、今年は新しいカメラの発表もほとんどなく、どちらかというとハードよりソフトに各社力を入れていたようだった。韓国や、中国のレンズやアクセサリーなども出展されていた。

 Eさんとは会場の「ねこ写真展」のところで落ち合った。しばらく様々な猫の写真を見た後、二人で横浜駅へ出て、居酒屋で喉を癒した次第である。

000_250227086 X700 ◎飛鳥Ⅱ出航 山下公園 G7X.jpg
大桟橋を離れ、ベイブリッジへと動き始めた「飛鳥Ⅱ」

001_250227010 X900 山下公園 G7X.jpg 1.横浜は春節祭
横浜では1月15日から2月28日まで「横浜春節祭 2025」が行われている。この時期は毎年、横浜の中心地が春節で賑わう。マリンタワーの前にも山下公園の入り口にカラフルな獅子がいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 9mm ISO160 )
002_250227012 X900 山下公園 G7X.jpg 2.「氷川丸」と白い灯台
「氷川丸」はいつもは左舷側(公園側)から見ることが多い。この日は、みなとみらい線の終点「元町中華街」で下りて山下公園を目指した。一番前の出口から、アメリカ山公園、元町の入り口を通ってきたので、少々、回り道になってしまった。山下公園の一番先の方から歩き始めた結果、「氷川丸」を右舷側から見た。白い灯台があった。この白い灯台は1896年(明治29年)に横浜港の内防波堤の東水堤の先端に設置され、横浜港の安全を守る防波堤灯台として、赤灯台と対になっていた。昭和の半ばに横浜港の拡張工事の一環として山下ふ頭が建設され、東水堤の大部分が取り込まれたため、灯台としての役目を終え、昭和38年(1963年)に山下公園のここ「氷川丸」の桟橋先端に保存されたことを知った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1250秒 37mm ISO200 )
003_250227013 X900 氷川丸 山下公園 G7X.jpg 3.「氷川丸」船尾と大さん橋に停泊中の「飛鳥Ⅱ」
「氷川丸」の船尾の向こうに大さん橋が見えて、その向こう側に飛鳥Ⅱが見えた。今朝9時にグァムから入港着岸し、出港は午後2時予定で、神戸に向かう。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 37mm ISO160 )
004_250227019 X900 〇飛鳥Ⅱ 山下公園 G7X.jpg 4.大さん橋の「飛鳥Ⅱ」 -1
「氷川丸」の鞆綱のあいだから見る大桟橋に停泊中の「飛鳥Ⅱ」。出向前に向こう側から見たい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 37mm ISO125 )
005_250227027 X900 〇飛鳥Ⅱ 山下公園 G7X.jpg 5.「氷川丸」の船尾
「氷川丸」は、日本郵船が1930年に竣工させた12,000トン級貨客船。太平洋戦争では病院船として運用された。戦後は1960年まで北太平洋航路で運航を続けた。「氷川丸」という船名は、大宮氷川神社に由来するのだそうだ。Wikipediaによると、太平洋横断238回をもって航海を終えた「氷川丸」は、1961年(昭和36年)5月、山下公園に係留された。2008年(平成20年)4月25日、「氷川丸」竣工から78年目に合わせ、「日本郵船氷川丸」の名称で一般公開を開始した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 17mm ISO250 )
006_250227030 X900 飛鳥Ⅱ 山下公園 G7X.jpg 6.大さん橋の「飛鳥Ⅱ」 -2
写真の左側が山下公園だ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 37mm ISO200 )
007_250227031 X900 〇氷川丸 山下公園 G7X.jpg 7.「氷川丸」の全容
煙突は「飛鳥Ⅱ」と同じ日本郵船の赤い2本線が誇らしげに見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 11mm ISO125 )
008_250227037 X900 山下公園 G7X.jpg 8.山下公園
良い天気だ。花壇にはパンジーが咲き、ベンチで憩う高齢の方とその愛犬たち、そして、連れだって歩く若いお嬢さんたちがこの春のような陽気を楽しんでいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 37mm ISO125 )
009_250227042 X900 〇インド水塔 山下公園 G7X.jpg 9.インド水塔
山下公園のみなとみらい側にあるインド水塔、インドの水飲み場の遺構だ。wikipediaによれば、横浜とインドの交流は開港後の19世紀から始まり、インド商人は山下町に商館を構え絹織物の輸出などを行っていた。関東大震災があったとき、横浜在住のインド人も28人が亡くなり、山下町も壊滅的となった。横浜市民は被災したインド人の救済の為、住宅の手当てなどに力を注いだといわれ、1939年に横浜市民への感謝と同胞の慰霊のために在日インド人協会が山下公園内に建立し、横浜市に寄贈したのがこのインド水塔だそうだ。イスラム風、インド風、日本風が混在したデザインが特徴的で、内部の天井にはモザイク模様がある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 )
010_250227052 X900 ◎飛鳥Ⅱ 山下公園 G7X.jpg 10.大さん橋の「飛鳥Ⅱ」 -3
こうやって見ると大きな船だ。wikipediaによれば、1991年に、就航していた初代「飛鳥」(28,856トン)は、集客が伸び満船の状態が続くようになり、2006年2月に売却された。現在の「飛鳥Ⅱ」は、1990年6月に同じく日本郵船の関連会社であるクリスタル・クルーズのクルーズ客船「クリスタル・ハーモニー(Crystal Harmony)」(バハマ船籍)として三菱重工業長崎造船所で竣工した。その後2006年1月、郵船クルーズが本船を買い取り、3月17日に「飛鳥Ⅱ」として正式デビューした。2025年1月現在、日本籍では最大の客船である。50,444トンで全長241mである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/1250秒 37mm ISO200 )
011_250227060 X900 飛鳥Ⅱ 山下公園 G7X.jpg 11.象の鼻パーク越しに見る停泊中の「飛鳥Ⅱ」
象の鼻パークの向こうの手前に横浜港内クルーズ船の発着所があるが、その向こうに大さん橋に停泊中の「飛鳥Ⅱ」が見えた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1250秒 11mm ISO200 )
012_250227065 X900 ◎飛鳥Ⅱ 山下公園 G7X.jpg 12.出港まじかの「飛鳥Ⅱ」
時刻は2時5分前。ドラのが聞こえてくる。タグボートが船尾についている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/1250秒 37mm ISO200 )
013_250227069 X900 ◎飛鳥Ⅱ 山下公園 G7X.jpg 13.赤れんが倉庫から見る「飛鳥Ⅱ」 -1
いよいよ出航間際だ。乗船客の姿は見えない。反対側のデッキで見送る人たちと、交歓しているのだろう。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 28mm ISO125 )
014_250227074 X900 〇飛鳥Ⅱ 山下公園 G7X.jpg 14.赤れんが倉庫から見る「飛鳥Ⅱ」 -2
出港時間である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
015_250227083 X900 飛鳥Ⅱ出航 山下公園 G7X.jpg 15.「飛鳥」Ⅱ出港 -1
タグボートが離岸を助けるため動き始めている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1250秒 37mm ISO250 )
016_250227090 X900 ◎飛鳥Ⅱ出航 山下公園 G7X.jpg 16.「飛鳥Ⅱ」出港 -2
出港してから7、8分経った。これからベイブリッジの下を通って外洋へ出ていく。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 28mm ISO125 )
017_250227091 X900 ◎海保 山下公園 G7X.jpg 17.海洋保安巡視船 「いつくしま」
横浜海上保安基地の桟橋に巡視船「いつくしまが」停泊していた。wikipediaによれば、呉海上保安部に配属される第六管区唯一のPL型巡視船。海上保安大学へ派遣され、海上保安大学校の5代目の練習船を兼務する。海上保安庁の新造練習船として、及びPL型としても海上保安庁史上最大である。2023年7月4日船名を「いつくしま」と命名され、三菱重工下関造船所江浦工場で進水した。約5,500トン。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1250秒 28mm ISO250 )
018_250227095 X900 〇飛鳥Ⅱと海保 山下公園 G7X.jpg 18.「飛鳥Ⅱ」と「いつくしま」
2021年3月に郵船クルーズから新造船建造が発表された。2023年に船名を「飛鳥III」に決定し「従来の船名の発展的継承、日本を代表する客船として人や地域を繋ぎ日本文化を未来へ繋げる」といった狙いが込められ、同年、ドイツのマイヤー・ヴェルフトという会社で建造が開始された。既に、2025年1月18日に進水している。2025年7月20日に52,200トン、全長230mの「飛鳥Ⅲ」の就航が予定されているそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 10mm ISO125 )
019_250227097 X900 ◎飛鳥Ⅱと海保 山下公園 G7X.jpg 19.「飛鳥Ⅱ」神戸へ
時刻は2時10分を少々過ぎたところ。「飛鳥Ⅱ」はいよいよ、太平洋に出ていく。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 28mm ISO160 )
020_250227131 X900 CP+Tomix G7X.jpg 20.CP+会場
2時20分頃、CP+の会場であるパシフィコ横浜に着いた。入場は待つことなくスムーズに入れたが、中は混んでいた。今回は特に何を見るというあてもなく、各ブースでの撮影の関するプロのカメラマンの講演も予定していなかった。昨年もあったTOMIXのプラレール模型のコーナーでは、子供たちに混じり、カメラを向ける来場者が多かった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/640秒 37mm ISO13200 )
021_250227158 X900 CP+ ねこ写真展ん G7X.jpg 21.CP+ 「ねこ写真展」
Eさんと合流を約束した「ねこ写真展」へ行く。すぐに会うことが出来た。Eさんの友人の作品が出展されていた。最近は猫に人気があり、会場は賑わっている。20分ほどそこで過ごし、一緒にみなとみらい駅から横浜駅へ行き、「ちょっと一杯」を楽しんだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO3200 )