2026年1月アーカイブ: Studio YAMAKO

2026年1月 5日

皇居乾通り一般公開 ① 行幸通りのイチョウ並木 2025年12月1日 東京都千代田区

11月30日~12月7日に、秋の紅葉シーズンに際し、皇居乾通り一般公開が始まった。
 皇居の坂下門から入場し乾門までの約750mを濠伝いに紅葉を愛でながら歩く毎年恒例の一般公開である。今年は夏の猛暑があり、それがイロハモミジなどの紅葉にどう影響するか分からないが、設定された期間を信じ天気予報を睨みながらこの日に決めた。AIにも尋ねてみたが、2025年の東京・横浜エリアの紅葉は、11月下旬から12月上旬にかけて見頃のピークとなる見込みで、ところによっては12月中旬まで楽しめる可能性もあるということだった。結果は、見頃の紅葉を楽しむことが出来た。

 10時少し前に東京駅に着き、東京駅の丸の内駅舎を背にして、行幸通りを歩く。両側のイチョウも見ごろであり、葉は真っ黄色に黄葉している。  馬場先門交差点の先の橋を渡り、内堀通りを案内係の方の指示に従って、左に曲がる。坂下門への入口を右に入る。絶好の紅葉鑑賞日和となり、万博ほどではなかったが、大勢の人が入場受付で手荷物検査を受けるために並んでいた。

 坂下門から皇居の中に入る。すぐ左手に宮殿(長和殿)へ行くアプローチの道があった。1月2日の新年一般参賀は、宮殿東庭で5回、長和殿ベランダに、天皇皇后両陛下、上皇上皇后両陛下、秋篠宮皇嗣同妃両殿下、愛子内親王殿下、佳子内親王殿下、悠仁親王殿下、常陸宮妃殿下、寬仁親王妃殿下、彬子女王殿下、高円宮妃殿下及び承子女王殿下がお出ましになる。新年一般参賀のときは、一般参賀者は二重橋側の皇居正門から入場する。

 2022年の秋の乾門通り一般公開の時にも来ている。その時と比べると感じとしてイロハモミジなどの紅葉は進んでいるように思えた。

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行幸通りから東京駅丸の内駅舎を眺める 2025年12月2日 東京都千代田区

001_251201191 X900 〇東京駅 行幸通り G7X.jpg 1.東京駅丸の内北口から
東京駅に9時45分ごろに着いた。丸の内北口から駅前に出る。ここは通勤する人たちが多いところだが、この時間になれば静かである。正面に新丸ビルが見える。こんなにきれいなカツラの黄葉は初めて見る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
002_251201195 X900 〇東京駅 行幸通り カツラ G7X.jpg 2.東京駅丸の内駅舎
太陽がまぶしい。しばらく前は工事中だった駅舎前の広場は整備が終り、綺麗になっていた。丸の内駅舎の向こうには八重洲口側の大きな建物が見える。大きなビルが次々と建っている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 9mm ISO125 )
003_251201196 X900 〇東京駅 行幸通り カツラ G7X.jpg 3.丸の内中央口と八重洲側のビル これから日比谷通りとの和田倉門交差点へと歩く。行幸通りを背に、丸の内駅舎を眺める。八重口側にはグランドトウキョウとか東京ミッドタウン八重洲といった大きなビルが立ち並ぶ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 16mm ISO125 )
004_251201197 X900 〇東京駅 行幸通り カツラ G7X.jpg 4.丸の内北口側
今、歩いてきたところだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 16mm ISO125 )
005_251201199 X900 〇東京駅 行幸通り カツラ G7X.jpg 5.行幸通りを歩く
このあたりは日本郵船など三菱のビルが多い。三菱地所が主導する大規模再開発が進む、日本を代表するビジネス街であり、三菱グループの拠点「三菱村」としても知られている。行幸通りの銀杏並木が美しい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 )
006_251201201 X900 〇東京駅 行幸通り カツラ G7X.jpg 6.三菱郵船ビル
郵船ビルディングは1978年に竣工し、日本郵船のグループ企業ほか、金融機関や企業の支社、支店などが入居している。竣工から50年近くが経過し、老朽化が進んでいた。建て替えが発表され、2030年代前半の竣工を目指すそうだ。建て替え期間中は横浜市に新たに建設するビルに本社機能を移すと報じられている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 )
007_251201203 X900 〇東京駅 行幸通り カツラ G7X.jpg 7.行幸通りのイチョウ並木<br> 行幸通りは中央に幅広い歩行者専用路があり、その両側に車道がある。丸の内仲通りではX'Masマーケットが開催されている。行幸通りには今回初めて高さ約4mのもみの木を使ったクリスマスツリーが4本とヒュッテ型の飲食店舗が登場するという。朝は静かだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 )
008_251201001 X900 〇「東京駅行幸通り Z50 Z50-250.jpg 8.X'Masマーケットの屋台
ヒュッテ型飲食店の屋台が置かれていた。ヒュッテ型飲食店とはどういうものかと思い、AIに尋ねて見ると、「ヒュッテ型飲食店とは、主にクリスマスマーケットなどで見られる、ドイツの山小屋(ヒュッテ)風の仮設店舗で、温かい飲食物(ホットワイン、ソーセージ、スープ、シュトレンなど)を提供し、冬の非日常的な雰囲気を演出する飲食店の形態です。イルミネーションの下、屋外空間に設置され、街歩きを楽しみながら手軽に楽しめるのが特徴で、丸の内のクリスマスイベントなどで多く見られます。」と教えてくれた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 50mm ISO220 )
009_251201009 X900 〇東京駅行幸通り 馬場先濠 Z50 Z50-250.jpg 9.馬場先濠
日比谷通りを渡る。左右に濠がある。写真は日比谷通りを渡ってから、左手を眺めたところ。馬場先濠に沿って日比谷通りにイチョウがある。日比谷通りをまっすぐ進むと、右側が日比谷公園だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 170mm ISO640 )
010_251201019 X900 〇東京駅行幸通り Z50 Z50-250.jpg 10.結婚記念写真
行幸通りの右側では、ウェデイングドレスを着て、写真を撮っているカップルがいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 50mm ISO250 )
011_251201023 X900 〇内堀通り 富士見櫓 Z50 Z50-250.jpg 11.巽櫓遠望
行幸通りが突き当たる右側に巽櫓が見えた。この櫓は東京という大都市のど真ん中にありながら、江戸時代の軍事技術と美意識を今日に伝える極めて貴重な文化遺産として、多くの観光客や歴史ファンを魅了し続けているようだ。江戸城の本丸から見て東南の方向(巽の方向)に位置していたことから、この名が付けらた。この巽櫓が面している桔梗門(内桜田門)周辺は、江戸時代には登城する大名たちが通る重要なルートの一部だったという。現在では、皇居参観の入り口に近い場所にあるため、多くの参観者が最初に目にする歴史的構造物である。巽櫓は富士見櫓や伏見櫓とともに、奇跡的に現存している三基の櫓のうちの一つであり、当時の城郭建築の粋を今に伝えている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 170mm ISO200 )
012_251201027 X900 〇皇居前広場 Z50 Z50-250.jpg 12.坂下門 手荷物検査
行幸通りは都道310号(内堀通り)に突き当たる。多くの参観者の方々と一緒に、そこを左へまがり、少し歩いて右に入ると乾通り一般公開の入口である坂下門がある。手荷物検査の受付があるテントが見えた。。それほど混んではいない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 50mm ISO220 )
013_251201028 X900 〇皇居前広場 Z50 Z50-250.jpg 13.皇居前の黒松
内堀通から坂下門へ行く途中は、都会のビル群を背景にした黒松が良い。皇居前の黒松は、皇居外苑の大芝生広場に約2,000本が植えられた、皇居外苑を代表するシンボルで、江戸城築城前の入り江の風景を再現し、明治21年(1888年)から植栽が始まったそうだ。「皇紀2600年記念事業」で現在の姿になり、手入れされた姿は荘厳で、都心で開放的な景観を作り出している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 110mm ISO200 )
014_251201212 X900 〇皇居前広場 坂下門 G7X.jpg 14.坂下門 -1
手荷物検査を通過して坂下門へ向かう。時刻は10時10分。雲一つない快晴だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 20mm ISO125 )
015_251201214 X900 〇皇居前広場 坂下門 G7X.jpg 15.坂下門 -2
坂下門は、皇居外苑の西側にある宮内庁の通用門で、江戸城西の丸の坂の下にあったことから名付けられた。江戸時代には江戸城西の丸の通用門として使われ、高麗門と櫓門からなる桝形門だった。明治時代の1887年(明治20年)に外側の高麗門が撤去され、渡櫓門が90度回転して現在の位置に移築・再建されている。有名な坂下門外の変は、大老・井伊直弼が暗殺された後、老中久世広周と共に幕閣を主導した安藤信正文久2年1月15日(1862年2月13日)に、江戸城坂下門外にて、尊攘派の水戸浪士6人が老中安藤信正(磐城平藩主)を襲撃し、負傷させた事件のこと。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 30mm ISO125 )
016_251201033 X900 〇蛤濠  Z50 Z50-250.jpg 16.蛤濠
坂下門の手前から蛤濠、日比谷方面を振り返る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 50mm ISO220 )
017_251201035 X900 〇皇居 Z50 Z50-250.jpg 17.宮殿入口
坂下門を潜って皇居内に入った。左手に長和殿への道がある。もちろんこの日は閉ざされていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 63mm ISO380 )
018_251201215 X900 〇宮内庁 G7X.jpg 18.宮内庁庁舎
乾門へはここからやや右へ(北の方へ)700mほどの真っ直ぐな道である。wikipediaによれば、皇室関係の国家事務、天皇の国事行為である外国大使・公使の接受に関する事務、皇室の儀式に係る事務および御璽・国璽の保管等を所管する内閣府の機関である。1935年(昭和10年)に建設された。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 15mm ISO125 )
019_251201036 X900 〇イロハモミジと富士見櫓 Z50 Z50-250.jpg 19.富士見櫓とイロハモミジ
宮内庁庁舎のある前あたりにさっそく紅葉の撮影スポットがあった。蓮池濠の向こう側の富士見櫓とその石垣に真っ赤に紅葉したイロハモミジが差し掛かっていた。このイロハモミジは日当たりが良いためか、見頃が過ぎているようだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 50mm ISO250 )
020_251201049m X900 〇イロハモミジ Z50 Z50-250.jpg 20.見頃のイロハモミジ
イロハモミジの枝の下に入って、陽の光が透過する紅葉を撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 50mm ISO250 )

2026年1月 1日

2026年 新年のご挨拶

令和8年 みなさま明けましておめでとうございます


新しい年になりました。みなさまに於かれましては輝かしい新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
 いつもブログを開いていただきありがとうございます。2006年に開設した私の稚拙なブログも、n-shuheiさんのご厚意に甘え、はや20年が経ちました。ご覧いただいている皆様にとっては、いつも同じようなことばかり書いていて、何の新鮮味もないブログですが、3~4日に一度は更新しようと頑張り続けてきています。

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令和7年大晦日 帷子川のユリカモメ 2025年12月31日 横浜市保土ヶ谷区

今年も新年を迎えるにあたり、過ぎた一年のことを振り返ってみるのですが、昨年は何といっても夏から秋にかけての猛暑につきます。

 昨年は世界中で地球温暖化とラニーニャ現象の影響が色濃く出た「異常気象の年」となりました。日本においては、夏(6月~8月)の平均気温が平年を2.36℃も上回り、1898年の統計開始以来最も暑い夏として歴史に刻まれました。ラニーニャ現象とは、エルニーニョ現象の逆の状態だそうです。この現象は世界の天候に影響を与え、日本では夏に猛暑、冬に寒冬・大雪をもたらす傾向があり、異常気象の要因の一つとされています。

 東京では35℃以上の「猛暑日」は7月18日から10日連続し、2022年の記録を抜いて1875年の統計開始以来、最長となったと報じられました。また、群馬県の伊勢崎市では国内観測史上最高の41.8℃を記録し、全国30地点で40以上の最高気温が観測されました。熱中症で救急搬送者数は全国で10万人を超えたと言われてます。
 フィリッピン近海の対流活動や太平洋高気圧とチベット高気圧の「ダブル高気圧」の張り出しが重なり、記録的な高温が続きました。
 韓国、中国、イギリス、アイルランドでも観測史上最も暑い夏だったそうです。ここのところの地球温暖化により、南太平洋の小さな島国であるツバルは水没の危機に瀕しているといわれています。

 また、大雨と線状降水帯による水害も発生しました。
 8月の鹿児島の記録的な大雨は住宅の床上、床下浸水は1400棟以上の被害をもたらしました。9月には石川県、秋田県でも線状降水帯が発生、三重県四日市市では地下駐車場の止水版が正常に機能せず、270台以上の車両が、浸水し、廃車になるという被害もありました。
 大雨の被害は、世界でもみられ、ブラジルのミナスジェライスでは1月に記録的な大雨となり、洪水と土砂崩れが発生、12人が亡くなってます。最近では11月末から12月にインドネシアのスマトラ島の北部中央部で猛烈な雨、洪水、地滑りにより、死者が900人近く、負傷者5,000人以上と大規模な被害がありました。他にも東南アジアのタイ、マレーシア、スリランカでもサイクロンやモンスーンの影響で豪雨、洪水、土砂被害が発生してます。
 ブラジル、パキスタン、中国、アメリカのテキサス州、韓国などでも、大規模な洪水、土砂崩れが相次ぎ、インフラの麻痺や避難者の増加、経済的損失があったと報じられてます。

 一方で干ばつも起こっています。地球温暖化とラニーニャ現象による異常高温が複雑に絡み合い、多くの地域で深刻な水不足と農業被害をもたらしました。ブラジル、ボリビア、エクアドル、ペルー、チリ北部など南米大陸の広範囲に激しい干ばつが報じられました。
 アマゾン川では水位が低下し、各地で観測史上最も低い水位が記録されてます。川の一部が干上がることで水運に頼って生活する人々に大きな影響も。過去120年分の水位データを分析した専門家は、記録的な水位の上昇と低下が頻繁に起きるようになっており、気候変動の影響が顕著に表れていると指摘します。

 私も旅行で行ったことがあるトルコ中部のコンヤ県などの農業地帯では、農業用の地下水を汲み上げすぎて700か所で陥没が発生しているそうです。気候変動による降雨量の減少で地下水が補充されず、水位が低下していることが原因だそうです。


 さて、話は変わりますが、今年は私の趣味であるチョウの写真撮影にも影響がありました。4月、5月に出かけた八王子郊外や武蔵嵐山は例年と変わりありませんでした。5月末に運転免許を返上し、7月13日に旅行社の日帰りバスツアーに参加して行った入笠山では、天候は良かったのですが、飛んでいる蝶は極めて少ないという印象でした。7月22日に箱根登山鉄道と、バスを利用して行った箱根湿性花園は箱根仙石の暑さは厳しく、目的としたミドリシジミやミヤマカラスシジミは全く現れないし、例年はたくさん飛んでいるオオウラギンスジヒョウモンも僅かに1頭見かけただけでした。明らかに暑さの影響と思われました。
 その後は、近所の公園へ出かけて写真を撮っていたのですが、そこでもチョウの数は極めて少ないという状況です。また、関東地方へ強風をもたらす台風が少なかったためか、一昨年は近所でよく見られたクロマダラソテツシジミは全く見られませんでした。

ABCDX700.jpg 2025年に撮ったチョウたち 上段から右横へ順次

1. オオゴマダラ羽化 1月2日 沖縄県首里城付近
2. カバマダラ 1月4日 沖縄県残波岬
3. アゲハチョウ春型雄 4月8日 東京都文京区小石川植物園
4. ウスバシロチョウ 4月22日 埼玉県比企郡嵐山町
5. ツマキチョウ雌雄の飛翔 4月22日 埼玉県比企郡嵐山町
6. モンキアゲハ春型雄 4月22日 埼玉県比企郡嵐山町
7. クロアゲハ春型雌 4月30日 東京都八王子市郊外
8. アオバセセリ飛翔 4月30日 東京都八王子市郊外
9. ツマグロヒョウモン 5月16日 東京都千代田区日比谷公園
10. コムラサキ雄 7月13日 長野県入笠山
11. アサギマダラ雄 7月13日 長野県入笠山
12. オオウラギンスジヒョウモン雌 7月22日 神奈川県仙谷原箱根湿性花園
13. キタテハ雌 斑紋異常? 9月21日 横浜市保土ヶ谷区
14. ヤマトシジミ雌 11月3日 横浜市保土ヶ谷区保土ヶ谷公園
15. ウラギンシジミ雌 寒冷期型 ヤマトシジミの誤認求愛 11月3日 横浜市保土ヶ谷区保土ヶ谷公園
16. ムラサキシジミ 11月3日 横浜市保土ヶ谷区保土ヶ谷公園

 私も会員になっている「日本チョウ類保全協会」のウェブ写真展が2025年12月26日~2026年2月26日まで開催されていますが、そこには例年と変わらぬ多種、多様なチョウの写真が出展されています。まだチョウの世界は大丈夫なように思えますが・・・。


 話を戻しまして、昨年は世界中で猛烈な熱波が報じられましたが、気温が高いこと、大雨洪水が多かったことに加えて、異常気象に伴い、いろいろ例年にないことがありました。

 そのひとつが山火事です。カナダやチリ、ポルトガルなどで広範囲な山火事が発生しました。ポルトガルでは,135,000ha超が焼失しました。アメリカでもロサジェルス近郊の大都市圏で発生した山火事では少なくとも28人が亡くなり、数千の建物が破壊され、避難や広範囲にわたる停電が発生しました。
 日本では、岩手県北部の大船渡市の山林で2月26日に火災が発生し、約1,200haに延焼したとされています。総務省消防庁によると、これは過去30年以上で最大規模の山火事であり、死者1人、避難者1000人以上ありました。 大船渡のほかにも、群馬県の妙義山、神奈川県に日向山、愛媛県今治市、さらに、岡玉健、宮崎県でも山火事が発生したことが報じられました。

 毎年、清水寺で発表される「今年の漢字」に「熊」が選ばれたほど、クマによる被害が拡大しました。12月はじめの時点で、4月から11月の被害者数230人で件数は209件におよび、いずれも年間最多記録を更新しています。亡くなった方は13人もいらっしゃいます。その背景としては、クマの個体数の増加に加え、昨年はクマの餌となるドングリなどの主食が凶作となり、柿の実や残飯など人里の食べ物を求めて出没が増えたことと言われています。

 北海道では、伝統的な秋サケの漁獲量が激減する一方、これまで馴染みの薄かったブリが豊漁となっているそうです。これはり地球温暖化による海水温の上昇で、これまで北上しなかった暖水系のブリが北海道沖まで回遊するようになったためだそうです。

 そのほかにも、広島県の養殖のカキが9割も死滅する事態と報じられています。その原因は、夏の猛暑による海水温の上昇と、それに伴う塩分濃度の増加、そして酸素不足が複合的に絡み合った結果とされていますが、特に秋口の北風の影響で酸素の少ない低層水が表層に湧き上がったことで、体力が消耗していたカキが酸欠状態に陥ったことが大きな要因と専門家は指摘しています。

 また、世界的に大地震のあった年でもあります。3月ミャンマー(M7.7-7.9)、7月には ロシア・カムチャッカ(M8.8) の大きな地震がありました。日本でも青森県東方沖の地震(M7.5)に肝を冷やしました。

 以上、2025年の異常気象について振り返って見ました。地球温暖化による気温の上昇を主軸に、偏西風の蛇行(太平洋・チベット高気圧の強化)や海洋変動が複合的に絡み合い、記録的な猛暑、大雨、秋の短縮などを引き起こしました。特に、温暖化で熱帯の気候が北上し、「夏が長期化」する構造変化が指摘されています。
 このように昨年は観測史上最も高温となり、世界の各地で猛暑・豪雨・洪水・山火事などの異常気象が相次ぎました。アフガニスタンやパキスタンでは激しい雨により大規模な洪水が発生し、多くの命と暮らしが脅かされました。
また、ヨーロッパ各地でも洪水や嵐の甚大な被害がありました。ポルトガルなどで森林火災が広範囲に広がるなど、自然災害の影響は世界規模で続きました。さらに2025年にはロシア・カムチャッカでM8.8級の地震が発生し、日本でも記録的な猛暑と局地的大雨が観測されるなど、地球規模の気候変動の影響を強く感じる年となりました。これらの出来事は、今一度自然への備えと共に気候変動への対応の重要性を私たちに突きつけているように感じます。

 本年が穏やかな年になりますよう祈りたいと思います。