この日の目的はもちろん、ツシマウラボシシジミだったが、それ以外にも多くの蝶が飛んでいた。この日ここで撮影した蝶は、ツシマウラボシシジミを含めて、20種以上に及んだ。先日、多摩動物公園の昆虫生態園で撮った蝶は10種ほどだったことを考えると、なかなかである。特に、コノハチョウや、ウスイロコノマチョウのように他の昆虫園では余り見ない蝶も飛んでいた。
擦れてしまっている個体も多かったが、被写体にはこと欠かない。子供たちに混ざって、2時間余り撮影を楽しんだ。ここは素晴らしい蝶の生態園である。
撮影した蝶を種別に載せる。
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12.足立区生物園
連休で天気も良く、11時ごろには生物園の中も、若いお父さん、お母さんに連れて来られた小さな子供さんでいっぱいになった。入口で写真をとる親子連れ。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/640秒 5mm ISO100 ) 露出補正 なし
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13.大温室で飛んでいる蝶
生物園大温室の中に入ると、「大温室のチョウたち」というパネルがあった。キアゲハ、アオスジアゲハ、モンシロチョウ、リュウキュウムラサキ、コミスジ、ツマグロヒョウモンを除き撮影してきた。ただ、パネルにあるカラスアゲハの学名が Papilio bianor となっているが、それはヤエマカラスアゲハだ。しかし、このパネルの写真はミヤマカラスアゲハのようであり、温室でもカラスアゲハとともにミヤマカラスアゲハも見た。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/800秒 7mm ISO100 ) 露出補正 なし
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14.アゲハ -1
温室では多くのアゲハが飛んでいた。これは♂のようだ。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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15.アゲハ -2
これは♀のようだ。ランタナには多くの蝶が集まる。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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16.アサギマダラ
園内で見かけたアサギマダラはこの1頭のみだった。♀だ。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
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17.イシガケチョウ
イシガケチョウは数頭飛んでいたが、擦れている個体が多い。擦れていないのを選んで撮影した。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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18.ウスイロコノマチョウ
隅っこの薄暗いところに見慣れぬチョうがいた。ウスイロコノマチョウのようだ。きれいな個体だった。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし
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19.オオゴマダラ -1
何処の生態園でもオオゴマダラは多い。姿が大きいし、数も多いのでとても目立つ。子供たちが追いかけている。交尾中だ。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.2 1/1000秒 13mm ISO640) 露出補正 なし
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20.オオゴマダラ -2
涼しいところで羽を休めていた。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
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21.オオゴマダラ -3
オオゴマダラはどの生態園でもこのように数頭がまとまってフアフアと飛んでいる光景が見られる。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
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22.オオゴマダラ -4
これも交尾シーンだ。フィールドでこのような場面に出会うと嬉しいのだが。オオゴマダラは翅の色や斑紋で雌雄の区別は難しい。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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23.オオゴマダラ -5
お父さんの手にたくさんのオオゴマダラが寄ってきた。汗を吸いに来たのだろう。お嬢ちゃんの手にも乗っている。とても可愛らしい女の子だったので、ぼかしを入れたくなかったのだが・・・
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO800 ) 露出補正 なし
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24.カバタテハ
1頭しか見かけなかった。もちろん南西諸島にしかいないが、以前は迷蝶だったそうだ。私は2005年に竹富島で見つけ写真も撮ってきた。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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25.カラスアゲハ
擦れてはいるが破損は少ない♂だった。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
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26.キタキチョウ、あるいはミナミキチョウ
キタかミナミかどちらかわからない。多分、ミナミキチョウだろう。タイワンキチョウではなさそうだ。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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27.クロアゲハ -1
この個体は♂のようだ。この花は蝶が好んで吸蜜する。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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28.クロアゲハ -2
これも♂だ。前の写真と同じ個体だったかもしれない。今、フィールドでもクロアゲハの春型が飛んでいる。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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29.クロアゲハ -3
これも♂。前の写真とは違う個体で、尾状突起がとれている。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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30.クロテンシロチョウ -1
うす暗く低いところを地味に飛んでいる。しかし、なかなか止まってくれないので撮り難かった。飛翔を狙ったが難しい。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO720 ) 露出補正 なし
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31.クロテンシロチョウ -2
やっと花に来たところを撮る。この花は南アメリカ原産で、日本では沖縄県南西諸島に生育する帰化植物でチリメンナガボソウ(縮緬長穂草)という。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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32.コノハチョウ -1
温室のほぼ中央の見通しの良い葉の上でテリトリーを張っている。ここでコノハチョウを見られるとは思わなかった。昨年春にこの蝶が撮りたくて石垣島へ行ったが、気温が低く現れてくれなかった。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/200秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
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33.コノハチョウ -2
落ち着いて止まっていてくれるので、次にG7Xで撮った。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 1/1000秒 37mm ISO640) 露出補正 なし
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34.コノハチョウ -3
次は90mmマクロで撮る。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
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35.コノハチョウ -4
少し左に回り込んでみると右側の翅も見ることが出来た。石垣島でこの姿を見たかったのだが。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし
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36.コノハチョウ -5
少し翅を立てた姿。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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37.コノハチョウ -6
裏面は枯葉のようで、コノハチョウという和名がここにある。1960年発行の琉球切手でコノハチョウが描かれた。木に止まるとき頭を下にする習性があるが、発行時には頭を上にして止まっている裏面が描かれていた。1年後に図柄を改めて再発行されたことで有名だ。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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38.ジャコウアゲハ
首に赤いマフラーをしている。ジャコウアゲハの♂だ。左の尾状突起が破損しているので、もっときれいな個体はないかと探したが、ジャコウアゲハはこの1頭のみだった。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO900 ) 露出補正 なし
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39.シロオビアゲハ
チリメンナガボソウで吸蜜するシロオビアゲハの♂。右側の翅は破損している。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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40.スジグロカバマダラ -1
昨年春に石垣島、竹富島へ行った時には、この蝶を見ることが出来なかった。きれいな色のブーゲンビリアの花に来ていた。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 1/1000秒 37mm ISO640) 露出補正 なし
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41.スジグロカバマダラ -2
後翅に性標が見えるので♂のようだ。この花は何という花だろうか。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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42.スジグロカバマダラ -3
性標がない。♀のようだ。だいぶ擦れてしまっている。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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43.スジグロカバマダラ -4
上、スジグロカバマダラ♂、下、リュウキュウアサギマダラ。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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44.タテハモドキ -1
ほとんどのタテハモドキは破損していた。これは比較的きれいな個体の方だ。G7Xの望遠端だが40cm位まで寄れる。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 1/1000秒 37mm ISO200) 露出補正 なし
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45.タテハモドキ -2
この蝶は昨年の1月にバリ島へ行った時に多く撮影できた。裏面を撮った。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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46.タテハモドキ -3
園内に個体数は多かったが、この個体も擦れてしまっている。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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47.タテハモドキ -4
破損は少ないが、この個体も擦れて鱗粉がとれている。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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48.ツマベニチョウ -1
昨年、石垣島では見ることが出来なかった。大型のシロチョウ科の蝶で見栄えがする。園内の通路に止まった♀に♂が寄ってくる。♀は交尾拒否の体勢をとる。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.2 1/1000秒 13mm ISO400) 露出補正 なし
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49.ツマベニチョウ -2
同じシーンだが日が射してくると色が違ってくる。G7Xの広角端で撮った。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.5 1/1250秒 9mm ISO400) 露出補正 なし
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50.ツマベニチョウ -3
ほとんどの♀は擦れて、破損していた。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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51.ナガサキアゲハ -1
ナガサキアゲハもきれいな個体はいなかった。比較的きれいだった♂。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO250 ) 露出補正 なし
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52.ベニモンアゲハ -1
この蝶は10年前に那覇の末広公園で左後翅が破損した1頭を撮影しただけだ。本土にはいない憧れの蝶だ。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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53.ベニモンアゲハ -2
♀のようだ。残念ながら左側の尾状突起がない。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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54.ベニモンアゲハ -3
この花はホコバテキキンザクラ(鉾葉提琴桜)というようだ。グアム島のゴルフ場でこの花にマルバネルリマダラが集まっていたのを思い出す。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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55.ベニモンアゲハ -4
ベニモンアゲハの多くはこの花に寄ってくる。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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56.ベニモンアゲハ -5
これも♀のようだ。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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57.ベニモンアゲハ -6
これはとてもきれいな個体だった。チリメンナガボソウで吸蜜する。♂に違いない。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
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58.ベニモンアゲハ -7
これはこの日撮ったベニモンアゲハで最も美しい個体だった。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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59.ミヤマカラスアゲハ
後翅裏面の白い帯ははっきり見えないが、どう見ても私にはミヤマカラスアゲハに見える。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし
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60.リュウキュウアサギマダラ -1
この蝶は、昨年、気温が低くて蝶が少なかった竹富島でも、観察することが出来た。これは裏面。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO800 ) 露出補正 なし
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61.リュウキュウアサギマダラ -2
ブーゲンビリアで吸蜜するきれいな♂。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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62.リュウキュウアサギマダラ -3
ランタナで開翅して吸蜜する♀。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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63.リュウキュウヒメジャノメ -1
この蝶も昆虫園ではほとんど見ることのない蝶だ。南西諸島では普通種で、昨年3月に石垣島を訪れた時にも多く出会うことが出来た。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2 1/1000秒 9mm ISO200) 露出補正 なし
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64.リュウキュウヒメジャノメ -2
2頭が向かい合って、会話をしているように見える。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO1100 ) 露出補正 なし
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65.リュウキュウヒメジャノメ -3
本土にもヒメジャノメ、コジャノメといった近縁種はいるが、裏面の白帯の太さや形で容易に識別できる。
Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 90mm ISO720 ) 露出補正 なし
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