2020年8月アーカイブ: Studio YAMAKO

2020年8月30日

入笠山 ゲレンデは花盛り(5・終) 8月4日

午後1時半、2巡目の八ヶ岳展望台に来た。これから、ゆっくりゴンドラ山頂駅へ戻り、ゴンドラで下りようと思う。
 この日は、入笠山で初めてゴンドラに乗って上がったが、思いもかけずに, 標高1,780m~1,740Mのスキーゲレンデに沿って設けられている「入笠すずらん山野草公園」を知った。人の手で植えられたものなのかどうかはわからないが、ヒヨドリバナやクガイソウといったチョウたちの好きな花が沢山咲いていた。そして、高原のチョウたちの天国だった。
 それほど広くない「入笠すずらん山野草公園」で20種弱のチョウが舞うのが見られたが、種類の多さ、そして、それらの個体数の多さには驚いた。予定では、大阿原湿原や、入笠牧場、入笠山斜面の花畑、入笠湿原などを歩こうと思っていたが、その意欲は消されてしまった。
 次回は季節を変えて訪れてみたい。その時には、大阿原湿原など、この日歩かなかったところも巡ってみたいと思う。

086_200804649 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 86.八ヶ岳展望台 -2
コナシゲレンデの端からパラグライダーが飛ぶ。左側が正面から八ヶ岳が展望ができ、その右側(南側)は、雲がかかって見えなかったが、富士山、鳳凰三山 、甲斐駒ヶ岳の方向になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
087_200804655t X800 入笠公園 RX10M4.jpg 87.エゾカワラナデシコに来たキアゲハ
ナデシコは「愛しい子」を表す「撫し子」がその名の由来だそうだ。「撫でるほど可愛い子」から名づけられたと云う説もあるそうだ。この花は、ミヤマカラスアゲハなどのチョウにも好まれる。このキアゲハは残念ながら後翅が破損していたので、トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO200 ) 露出補正 なし
088_200804659 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 88.ミドリヒョウモンと八ヶ岳
ヒヨドリバナに来ていたミドリヒョウモンをシモツケの群落の背後に八ヶ岳を入れて撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
089_200804032 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 89.ヤマトスジグロシロチョウ
私が昆虫少年だったころはヤマトスジグロシロチョウという名はなかった。スジグロシロチョウと、エゾスジグロシロチョウだったが、エゾスジグロの方が近年の研究で、北海道にいる亜種と本州にいる亜種が別種とされて、北海道にいる亜種がエゾスジグロシロチョウという和名を継承し、本土亜種がヤマトスジグロシロチョウと呼ばれるようになったのだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO720 ) 露出補正 なし  
090_200804035 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 90.2頭のミドリヒョウモン♂
2頭両方の顔にピントを合わせるのは難しい。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
091_200804042 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 91.ソバナに来たアサギマダラ♂
ツリガネニンジンソウによく似た花だが、花が輪生していないのでソバナだと思う。アサギマダラとの取り合わせが良い。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
092_200804663 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 92.クジャクチョウ -9
クジャクチョウは発生適期なのだろうか個体数も多く、ほとんどがきれいな個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
093_200804678 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 93.メスグロヒョウモン♂ -2
メスグロヒョウモン♂とミドリヒョウモンの♂は、翅表はよく似ている。メスグロの裏面は、オオウラギンスジヒョウモンに似ていて、ミドリとは明らかに相違するのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
094_200804048 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 94.ヒメキマダラヒカゲとジャノメチョウ
異種同卓。左がヒメキマダラヒカゲ、右がジャノメチョウ。共に♂のようだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO900 ) 露出補正 なし
095_200804051 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 95.アサギマダラ♀とミドリヒョウモン♂
クガイソウの花にアサギマダラとミドリヒョウモンが同席。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO900 ) 露出補正 なし
096_200804062 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 96.ヒメキマダラヒカゲ♂
ヒメキマダラヒカゲは「入笠すずらん山野草公園」の下のほうから、中ほどのあずまやの辺りに多く見られた。  

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO1000 ) 露出補正 なし
097_200804683 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 97.ウラギンヒョウモン♂ -3
クガイソウにウラギンヒョウモンがいた。ウラギンヒョウモンの♂は擦れている個体が多いように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO160 ) 露出補正 なし
098_200804687 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 98.ギンボシヒョウモン♂ -1
ギンボシヒョウモンと同定したが、ウラギンヒョウモンと区別がつけ難い。「入笠すずらん山野草公園」の上の方はウラギンヒョウモン、ギンボシヒョウモンが多くなる。コナシゲレンデの方にも飛んでいる。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO250 ) 露出補正 なし
099_200804074 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 99.ギンボシヒョウモン♂ -2
ノアザミにギンボシヒョウモンが来ていた。これはきれいな個体だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
100_200804077 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 100.ギンボシヒョウモン♂ -3
前の写真と同じ個体である。裏面後翅の斑紋が見える。これでギンボシヒョウモンと同定できる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
101_200804697 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 101.スジボソヤマキチョウ♀ -1
歩いている「 入笠すずらん山野草公園 」から、ふとコナシゲレンデを見ると、スジボソヤマキチョウが飛んでいる。柵があってすぐにゲレンデには入れないが、カフェがある上の方まで行ってから、コナシゲレンデを下りてきた。小さなピンクの花で吸蜜していた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 217mm ISO100 ) 露出補正 なし
102_200804703 X800 〇a入笠公園 RX10M4.jpg 102.スジボソヤマキチョウ♀ -2 開翅
ゲレンデに咲く小さなピンクの花から花へとはばたいていたが、タイミングよく表が旨く撮れた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 218mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
103_200804707 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 103.スジボソヤマキチョウ♀ -3 開翅
スジボソヤマキチョウは、花などに止まるときは必ず翅は閉じる。翅表を撮るにはこういうチャンスを待つ以外にない。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 218mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
104_200804095 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 104.スジボソヤマキチョウ♀ -4
スジボソヤマキチョウは、高原の花畑を楽しんでいるようだった。このチョウは成虫で越冬し、翌春には色は退職し、傷んで透けそうな翅で姿を現す。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
105_200804715 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 105.ゴンドラのキャビン
午後2時を過ぎた。このゴンドラで駐車場へ戻る。8人乗りだが、往復とも他のお客さんは乗ってこなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1000秒 16mm ISO1600 ) 露出補正 -1.0段
106_200804719 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 106.「すずらんゴンドラ」
全長2,489m、高低差730mのゴンドラで、標高1,050mの山麓駅までいっきに下る。キャビンの中からマウンテンバイクのコースが見え隠れする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
107_200804723m X800 入笠公園 RX10M4.jpg 107.パラグライダー
ゴンドラのキャビンの中から滑空するパラグライダーが見えた。wikipediaによると、スポーツとしてのパラグライダーは、1978年頃、フランスのスカイダイバーが山の斜面からスクエアーパラシュート(四角いパラシュート)で下りたのが始まりとされる。  日本で普及し始めたのは1986年から。当初は滑空性能が低くスキー場のゲレンデを斜面と並行に滑空を楽しむ程度のもので飛行時間にして約3〜5分程度であったそうだ。入笠山には「JMB富士見パノラマ パラグライダー・スクール」がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 151mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段

過去5回ほど入笠山に行っているが、今回、初めてゴンドラを利用したことで、今までその存在さえ知らなかった「入笠すずらん山野草公園」で、思いもかけず多くのチョウたちに会うことが出来、楽しい時間を過ごした。全部で2,000ショットほどのシャッターを切ったなかから選んだが、同じような写真が多く、ご退屈なことだったと思うがお許し願いたい。


2020年8月26日

入笠山 ゲレンデは花盛り(4) 8月4日

ゴンドラ山頂駅にあるカフェの前を左(西)へ、入笠湿原や入笠山の斜面にある入笠花畑の方へ行く道がある。その入り口にマツムシソウが咲いていて、エルタテハが来ていた。次回ここへ来たときには、この道を行って見ようと思う。
 再び、ゲレンデの上から、八ヶ岳展望まで歩く。同じような写真も多くなるが、欲張ってもう少し載せておきたい。

  063_200804446 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 63.エルタテハ -1
カフェの前で「入笠山案内図」の看板を見て、目を入笠湿原方面の道に向けると、そこに咲くマツムシソウに、何かチョウが来ていた。エルタテハだ。さっきも「入笠すずらん山野草公園」の途中で見かけたが、撮りそこなっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO320 ) 露出補正 なし
064_200804461 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 64.エルタテハ -2
本州では主に標高1,000m以上の落葉広葉樹林で見られ、散策路などに出てきて、静止することも多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 201mm ISO250 ) 露出補正 なし
065_200804490 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 65.クジャクチョウ -3
3頭目のクジャクチョウは、ちょっと翅に傷があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
066_200804504 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 66.2頭のアサギマダラ
アサギマダラが2頭、ヒヨドリバナで吸蜜している。右側が♂で、左が♀だ。異性よりも食欲のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
067_200804512 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 67.クジャクチョウ -4
今度はきれいな個体だった。撮る方もだんだん余裕が出てきて、どういうように撮ろうかと考える。生息環境を入れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 45mm ISO200 ) 露出補正 なし
068_200804513 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 68.クジャクチョウ -5
前の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
069_200804519 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 69.クジャクチョウ -6
左側に写っている丸い蕾(あるいは実)は何だろうか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO320 ) 露出補正 なし
070_200804530 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 70.クジャクチョウとミドリヒョウモン
花はすぐ隣にも咲いているのに、なぜ同じ花で吸蜜するのだろうか? SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO250 ) 露出補正 なし
071_200804534 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 71.ミドリヒョウモン♂ 脱色型 -1
先のメスグロヒョウモン♀の斑紋異常で左後翅に白く色が抜けたようになっている個体を見つけ、撮影した。白化型としたが、このミドリヒョウモンにも同じような色の抜けがある。白化型というより、脱色型といった方が適しているかもしれない。このミドリヒョウモン♂の場合は、左右の前後翅すべてに、左右対称に脱色部分が見られた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO400 ) 露出補正 なし
072_200804545 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 72.クジャクチョウ -7
午後になって、クジャクチョウの数が多くなったように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO400 ) 露出補正 なし
073_200804553 X800  〇入笠公園 RX10M4.jpg 73.ミドリヒョウモン♂ 脱色型 -2
撮っておきたい対象が多くて忙しい。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
074_200804557 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 74.クジャクチョウ -8
クジャクチョウの眼は真っ黒だ。コントラストがなく、ピントを合わせずらい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
075_200804567 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 75.ヒメキマダラヒカゲ -2
同じ様な写真が多くなってしまった。この個体は♀のように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 114mm ISO400 ) 露出補正 なし
076_200804571 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 76.スジボソヤマキチョウ -3
吸蜜しているときは開翅しない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO320 ) 露出補正 なし
077_200804577 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 77.ミドリヒョウモン♀ -11
これも比較的強い暗色型だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO250 ) 露出補正 なし
078_200804586 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 78.メスグロヒョウモン♂ -1
また、ミドリヒョウモンかと思って見たら、ちょっと感じが違う。これはメスグロヒョウモンの♂だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
079_200804608 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 79.ミドリヒョウモン♀ -12
また、同じような写真になってしまった。しかし♀は羽化したばかりの個体が多く、みんなきれいだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO250 ) 露出補正 なし
080_200804612 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 80.ミドリヒョウモン♀ -13
午後になって、♀の数が多くなったように思う。近寄って撮った。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO250 ) 露出補正 なし
081_200804615 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 81.八ヶ岳連峰遠望
「入笠すずらん山野草公園」の一番上から、また、八ヶ岳展望台まで下りてきた。赤く咲く花はシモツケ(下野)だ。 枝先の複散房形 花序 に多数の花を付ける。チョウはほとんど来なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
082_200804621 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 82.ミドリヒョウモン♂ -7
シモツケの花もたくさん咲いているのだが、やっぱりヒヨドリバナが良いと見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
083_200804627 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 83.ミドリヒョウモン♀ -14
「入笠すずらん山野草公園」 はここで行き止まりだ。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
084_200804632 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 84.ミドリヒョウモン交尾 -1
ちょっとわかり難いが翅を閉じた♀が下にいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
085_200804642 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 85.ミドリヒョウモン交尾 -2
交尾中ではあるが、ストローを伸ばして吸蜜しているようだった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし


2020年8月22日

入笠山 ゲレンデは花盛り(3) 8月4日

「入笠すずらん山野草公園」の中ほどに、あずまやがあった。来る途中、談合坂SAで買っておいたサンドウィッチをアイスバッグに入れ、リュックに入れて持ち歩いていたが、そのあずまやで、リュックを下ろし、ランチ・タイムにした。食べていても、辺りを翔ぶチョウたちが気になる。
 今日はここ「入笠すずらん山野草公園」で写真を撮って、終わりにしようと腹を決めた。最後に来た時から10年もたつので、入笠山の斜面にある花畑や、大阿原湿原も、随分変わっているかもしれないが、それは次に来るときの楽しみにしておこうと自分に言い聞かせた。
 早々にランチタイムを切り上げて、今度はゴンドラ山頂駅の方へ歩いた。

045_200804326 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 45.ミドリヒョウモン♀ -4
クガイソウにミドリヒョウモンの♀がいた。♀は♂に比べて暗色になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO320 ) 露出補正 なし
046_200804336 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 46.ミドリヒョウモン♀ -5 暗色型
ひときわ黒いミドリヒョウモンの♀がいた。ヒヨドリバナに飛来した時は、何か違う種かと見紛う。今まで見てきたミドリヒョウモンの♀では最も黒い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
047_200804347 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 47.ミドリヒョウモン♀ -6 暗色型
同じ個体だが、きっちり撮っておきたかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
048_200804350 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 48.ミドリヒョウモン♀ -7
ヨツバヒヨドリに飛来した一般的なミドリヒョウモンの♀は、暗色型と比べると同じ種かと思うほど差がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
049_200804353 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 49.ミドリヒョウモンの♂と♀
クガイソウで知らぬ振りで食事をする♂♀ミドリヒョウモン。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO400 ) 露出補正 なし
050_200804362 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 50.ミドリヒョウモン♂3頭と♀1頭
クガイソウに集まるミドリヒョウモンたち。ミドリヒョウモンの個体数は極めて多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO500 ) 露出補正 なし
051_200804370 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 51.コオニユリに3種のチョウ
コオニユリでキアゲハ、ギンボシヒョウモン、ミドリヒョウモンが吸蜜中。ギンボシヒョウモンとウラギンヒョウモンを翅表で同定するのは難しいが、ギンボシヒョウモン♂の方は前翅下方の翅脈上にある性標がウラギンヒョウモンに比べて細く不鮮明である。ギンボシと同定したが、ウラギンかもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO250 ) 露出補正 なし
052_200804384t X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 52.キアゲハ♂ -2
このキアゲハは尾状突起を失っていた。トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO320 ) 露出補正 なし
053_200804389 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 53.ジャノメチョウ -1
あずまやの傍で撮った。きれいな個体である。ゴルフ場などでよく見られるチョウだ。♀と思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO640 ) 露出補正 なし
054_200804398 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 54.ミドリヒョウモン♀ -8
これも暗色型ではあるが、写真46.47.と比較すると、通常の暗色型だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO500 ) 露出補正 なし
035_200804287 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 55.ミドリヒョウモン♀ -9
これはもはや暗色型ではない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO250 ) 露出補正 なし
056_200804411 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 56.ミドリヒョウモン♂ -6
大好物のヒヨドリソウが多数咲き、ミドリヒョウモンにとっては天国のようなところなのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
057_200804414 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 57.ミドリヒョウモン♀ -10
ミドリヒョウモンの写真ばかりになってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
058_200804421 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 58.コチャバネセセリ -2
ヨツバヒヨドリにコチャバネセセリが来ていた。ここにはコキマダラセセリやヒメキマダラセセリの姿は見られない。ヨツバヒヨドリはヒヨドリバナの変種で葉が4枚茎に輪生する。一方ヒヨドリバナの葉は向かい合って2枚対生している。花は全く同じようなので、遠くからは見分けられない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO160 ) 露出補正 なし
059_200804428 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 59.ジャノメチョウ -2
これは表翅がより黒いので♂のように思える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
060_200804435m X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 60.花園の中のアサギマダラ
これくらいの画角で撮ると、必ず何頭かのチョウが映りこむほど、チョウ密度が高い。キオンの花も咲いているが、チョウたちが好きなのはヒヨドリバナやヨツバヒヨドリだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO640 ) 露出補正 なし
061_200804438 X800 入笠公園 エゾリンドウ RX10M4.jpg 61.エゾリンドウ(蝦夷竜胆)
まだ蕾も多いが、エゾリンドウが咲き始めていた。日本原産で、北海道から本州、近畿以北にかけて分布し、山地の湿地帯に生えるという。北方に多いのでエゾ(蝦夷)の名がついたそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 51mm ISO320 ) 露出補正 なし
062_200804441 X800 入笠公園 キツリフネ ノコギリグサ RX10M4.jpg 62.ゲレンデに咲く花
あずまやからゴンドラ山頂駅の方に歩いてきて、駅の洗面所を使って、再びコナシゲレンデを下っていく。八ヶ岳方面を見渡すとゲレンデには黄色いキツリフネ(黄釣舟)や白く小さいセイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)の花が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし


2020年8月18日

入笠山 ゲレンデは花盛り(2) 8月4日

「入笠すずらん山野草公園」の散策路を、花を観賞するグループと行き交いながら、コナシゲレンデの先端に設けられた八ヶ岳展望台まで下りて行く。
 八ヶ岳を背景にしてチョウを撮ろうと試みるが、なかなか良い構図を作れない。
 「入笠すずらん山野草公園」の中を行ったり来たりして、写真を撮り続ける。シャッター・チャンスは次から次とあるので、忙しい。あっという間に時間が過ぎる。メスグロヒョウモンの♀で左後翅の一部が白化した個体が飛んでいるのを見つけたが、しばらくしてミドリヒョウモンの♂で翅の色が飛んでしまって白くなっている個体も見た。鱗粉が剥げ落ちたのではなさそうだ。

  023_200804232 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg   23.ミドリヒョウモン♂ -4
クガイソウも蝶の好きな花だ。以前、大阿原湿原を歩いた時もクガイソウが咲いていたが、そこに飛来したシータテハの秋型の美しさに目を奪われたのを思い出す。漢字で九蓋草と書くが、茎に輪生する葉が層になってつくことに由来するという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO250 ) 露出補正 なし
  024_200804239 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 24.アサギマダラとミドリヒョウモン
クガイソウには一つの花穂に数種、数頭のチョウが吸蜜していることがある。アサギマダラは♀、ミドリヒョウモンは♀

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO320 ) 露出補正 なし
025_200804253 X800 〇入笠公園 白化 RX10M4.jpg 25.メスグロヒョウモン♀ 白化?
メスグロヒョウモンの♀がいた。ただ、よく見ると左側後翅の下部が異様に白い。擦れて鱗粉が剥落しているのとは違うようだ。ネットで識者の報告があるかどうか検索したところ、メスグロヒョウモンではないが、yada1さんの「蝶鳥ウォッチング」https://yoda1.exblog.jp/16494630/ というブログで、オオウラギンスジヒョウモンの白化型(色調異常)の記述があった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO160 ) 露出補正 なし
026_200804260 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 26.スジボソヤマキチョウ♂
代表的な高原のチョウである。本当はヤマキチョウに会いたいのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 143mm ISO100 ) 露出補正 なし
027_200804265 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 27.キアゲハ♂ -1
鮮やかな赤紫色のノアザミの花にキアゲハ♂が来た。次々と新しい被写体が現れるので忙しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO200 ) 露出補正 なし
028_200804271 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 28.八ヶ岳展望台
ゴンドラ山頂駅から写真を撮りながら歩き、40分経過した。八ヶ岳展望台は、八ヶ岳が正面に見えるコナシゲレンデの先端であり、「入笠すずらん山野草公園」が終わるところにある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 19mm ISO100 ) 露出補正 なし
029_200804274 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 29.八ヶ岳展望台からの眺め
富士見町、中央自動車道の向こうに八ヶ岳連峰を望む。残念ながら主峰の赤岳(2,899m)やその左に続く阿弥陀岳(2,805m)、横岳(2,829m)には雲がかかっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし
030_200804278 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 30.ミドリヒョウモン♂ -5
八ヶ岳連峰を背景にしたかったが良い構図を作れなかった。絞り込みもしなくてはいけないのかもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 22mm ISO100 ) 露出補正 なし
031_200804282 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 31.ミドリヒョウモン♂5頭とアサギマダラ
画面に写るヒヨドリソウの花々に、ミドリヒョウモン♂が5頭とアサギマダラが吸蜜に来ていた。ひょっとすると一番左のオレンジはメスグロヒョウモンの♂かもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO250 ) 露出補正 なし
032_200804007 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 32.ウラギンヒョウモン♂ -2
ウラギンヒョウモンはミドリヒョウモンに比べ発生時期が早いのか、擦れている個体が多かった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
033_200804010 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 33.アサギマダラ -3
再びゴンドラ山頂駅の方に戻ろうとしている。この辺りはアサギマダラが多い。きれいな♀だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
034_200804011 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 34.ミドリヒョウモン♀ -2
ミドリヒョウモンはまだ♂の方が多いが、♀も元気に飛んではヒヨドリバナを訪花する。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
035_200804287 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 35.ミドリヒョウモン♀ -3
止まっている花は、ヒヨドリバナによく似るが、ヨツバヒヨドリと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
036_200804014 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 36.コチャバネセセリ -1
コチャバネセセリは南西諸島を除いて、日本全土の山地から平地にかけて何処にでもいるようだ。横浜の舞岡公園でもよく見るチョウである。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
037_200804016 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 37.アサギマダラ -4
これは♂だ。後翅の肛角部のあたりに黒い紋(性標)があるので♀と区別できる。90mmマクロで撮ると背景がきれいにボケる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
038_200804293 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 38.ヒメキマダラヒカゲ -1
甲信越の高原の代表的なヒカゲチョウだ。時にタテハチョウの仲間のように敏捷な動きをする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO320 ) 露出補正 なし
039_200804295 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 39.ヒメキマダラヒカゲとミドリヒョウモン♂
沢山花があるのにどういうわけか一つの花にチョウが集まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO320 ) 露出補正 なし
040_200804300 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 40.アサギマダラ -5
アサギマダラはこんな環境のところに多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
041_200804030 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 41.キバネセセリ♀ -1
あまり見ることのないセセリが飛んできた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし  
042_200804315 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 42.キバネセセリ♀ -2
セセリチョウのなかでは大型で、特徴のある色調をしている。山地性のチョウである。♀は前翅に灰黄色の斑紋が鮮明で、♂と区別できる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
043_200804323 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 43.ミドリヒョウモンとメスグロヒョウモン -1
クガイソウが沢山咲いていて、多くのミドリヒョウモン♂が見られた。その中で中央にメスグロヒョウモンの♀がいて、その左上にはメスグロヒョウモンの♂がいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
044_200804325 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 44.ミドリヒョウモンとメスグロヒョウモン -2
少し近寄って撮ることが出来た。メスグロヒョウモンの♀は、先の斑紋異常(白化型)の個体とは異なる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO400 ) 露出補正 なし


2020年8月14日

入笠山 ゲレンデは花盛り(1) 8月4日

長かった梅雨が明けた。予定していた湯の丸高原への撮影旅行を止めてしまったあと、どこへ行く当てもない。8月に入ってからは好天が続いている。久しぶりに日帰りで入笠山へでも行って見ようかと思いついた。
 かって南アルプスの北端にある入笠山へはマイカーで5回ほど行っている。最初に行ったのは1991年、最後が2010年だった。富士見の街から車で上がって、まず、大阿原湿原を歩いて一周し、それから、また車で標高1,787mの入笠山御所平登山口まで行って、駐車場に車を置く。その頃は車の数は決して多くなかった。そこから、入笠山の裾にある花畑や、入笠牧場、入笠湿原、鐘打平を歩く。1,955mの入笠山山頂までは2回ほど登った。帰路は芝平峠から諏訪へ下りて来るのが常だった。
 入笠山山麓はスキー場として賑わい、マウンテンバイクの常設ダブルヒルコースがあり、夏はスキーのゲレンデを利用してパラグライダーの飛行も行われている。1987年12月に 富士見パノラマリゾート が開設され、標高1,050mの山麓駅から、1,780mの山頂駅までゴンドラが出来ていた。かって、マイカーで登っていた頃は、ゴンドラが出来ていることは知っていたが、スキーとマウンテンバイクのためのものとしか思っていなかった。ゴンドラ山頂駅は入笠湿原の先にあり、行ったこともなかった。
 2010年7月に行ったときは、まだマイカーで入笠山御所平登山口まで行くことが出来たが、その後、マイカーでの入山は標高 1,452mの 沢入登山口から先は規制されている。今回は、ゴンドラ山麓駅の広大な駐車場に車を置き、「すずらんゴンドラ」でゴンドラ山頂駅まで上がった。
 はじめにゴンドラ山頂駅から、スキー場のゲレンデのわきに散策路が設けられている「入笠すずらん山野草公園」に行ってみて、その後で大阿原湿原、入笠山御所平登山口、入笠牧場を歩こうと考えていた。しかし、その 「入笠すずらん山野草公園」に入るとチョウの数が多いのに驚いた。ミドリヒョウモンなどのヒョウモンたちが、飛び回っている。ヒオドシチョウが止まっているのに気が付かず、 遊歩道に 踏み込んでしまった。シータテハがいた、クジャクチョウも現れた、そしてアサギマダラもフワフワ飛んでいる。といった具合で被写体にこと欠かない。言ってみれば、それらのチョウたちは夏の高原の普通種であるが、甲信越の山に来てはじめて会える。
 結局、何処にも移動せずに、11時から2時まで、ずっとこの 「入笠すずらん山野草公園」で過ごしてしまった。カメラに収めたチョウは20種近くに及んだ。撮ってきた写真を何回かに分けて見ていただきたいと思う。

200804443b X800 入笠公園案内図 RX10M4_0000.jpg
入笠山案内図ゴンドラ山頂駅にあった案内板

  001_200804111 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 1.ミドリヒョウモン♀ -1
10時半ごろに富士見パノラマリゾートの駐車場に着き、そこから「ゴンドラすずらん」の山麓駅まで、100mか200mほど歩いたが、その間にさっそくミドリヒョウモンが出迎えてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
002_200804113 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 2.スキーゲレンデ
ゴンドラ山頂駅の1.750mから下りて来るスキーゲレンデは、駐車場からゴンドラ山麓駅の間に集まってくる。駐車場側から、ファミリーゲレンデ、センターゲレンデ、中級コースのシーダーゲレンデがある。これはセンターゲレンデと思う。ゴンドラの他に、ペアリフトが6基ある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 43mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_200804114 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 3.「ゴンドラすずらん」乗り場
ゴンドラ山麓駅でチケットを購入する。往復1人1,700円。コロナ対策で、用意されたカードに、名前、自宅住所、電話番号を記入した。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_200804120 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 4.ゴンドラ・キャビンからの眺め
ゴンドラは8人乗りのキャビンで、山頂駅まで全長2,489m、高低差730mを北西に向かって登っていく。東には、富士見の街を挟んで八ヶ岳連峰が眺められた。所要時間は10分か15分くらいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_200804129 X800 〇入笠公園 ウラギン RX10M4.jpg 5.ウラギンヒョウモン♂ -1
標高1,780mのゴンドラ山頂駅には11時ごろに到着した。左は入笠山御所平登山口へ向かうコースで、右はコナシゲレンデだ。コナシゲレンデは八ヶ岳の方に向かって下り、標高1,740mの八ヶ岳展望台の辺りでラーチゲレンデとアルパインゲレンデの2つのコースに分かれる。おおよそ250mくらいあるコナシゲレンデに沿って、その北側に「入笠すずらん山野草公園」がある。まず、この「入笠すずらん山野草公園」を歩いてみようと、コナシゲレンデを下り始める。クルマバナにいたウラギンヒョウモンを撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO250 ) 露出補正 なし
006_200804142 X800 〇入笠公園 ウラギン RX10M4.jpg 6.ウラギンヒョウモン♂ -2
コナシゲレンデの入り口付近で見るヒョウモンはウラギンヒョウモンが多い。ゲレンデの下からゴンドラ山頂駅を見上げるように撮った。写真の左端がゴンドラ山頂駅で、右側の建物はレストハウスだ。スキーシーズンには収容能力が足りないのではないかと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_200804146 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 7.ヒオドシチョウ -1
八ヶ岳に向かってゲレンデの左側は「入笠すずらん山野草公園」になっていて、多くの花が咲いているのが見えた。その散策路に入ると、大型のタテハチョウが飛び立った。ヒオドシチョウだ。夏にヒオドシチョウに会うのは久しぶりだ。さっそく連写で撮ったが、すぐに飛び立たれてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO160 ) 露出補正 なし
008_200804150 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 8.ヒオドシチョウ -2
飛び立ったヒオドシチョウは、少し離れたところの木の幹に止まった。開翅はしてくれないまま、森の奥へと去ってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
009_200804153 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 9.ミドリヒョウモン♂ -1
「入笠すずらん山野草公園」の遊歩道をゆっくりと下る。いろいろな花が咲いているが、これは人の手が入っているのだろう。チョウたちが好きなヒヨドリバナも多く咲いている。あちらこちらでミドリヒョウモンが舞っている。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
010_200804159 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 10.シータテハ夏型 -1
ふと見ると、ヒヨドリバナにシータテハが止まっていた。大分擦れてしまっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
011_200804002 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 11.シータテハ夏型 -2
首から下げていたTAMRONの90mmマクロを付けたD5300で同じシーンを撮影した。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
012_200804165 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 12.シータテハ夏型 -3
もう1枚、今度はCyber-shot RX10M4 の広角端で背景を写し込んだ。

    SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
013_200804006 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 13.ミドリヒョウモン♂ -2
ミドリヒョウモンは傷のないきれいな個体が多い。ここはウラギンヒョウモンなどより、ミドリヒョウモンが多いエリアだ。 

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 90mm ISO160 ) 露出補正 なし
014_200804177 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 14.クジャクチョウ -1
クジャクチョウも現れた。みんなヒヨドリバナで吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO250 ) 露出補正 なし
015_200804187 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 15.テングチョウ
眼が悪くなってファインダーを覗かないと同定がし難い。何だろうと思ったらテングチョウだった。6月初めに八王子城跡にいっぱいいたテングチョウをここで見るとかえって意外だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO250 ) 露出補正 なし
016_200804191 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 16.クガイソウに集うミドリヒョウモン
ヒヨドリバナ、ヨツバヒヨドリに混じってクガイソウも咲いていた。クガイソウもチョウの好きな花だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 55mm ISO500 ) 露出補正 なし
017_200804194 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 17.アサギマダラとヒヨドリバナ
アサギマダラもヒヨドリバナが好きだ。ヒヨドリバナが咲くところには、複数の個体が集まることが多い。黄色いキオンの花も見えるが吸蜜するチョウはいない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 55mm ISO400 ) 露出補正 なし
018_200804199 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 18.アサギマダラ -1
開翅して花にぶら下がるようにして吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 55mm ISO400 ) 露出補正 なし
019_200804207 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 19.クジャクチョウ ー2
「入笠すずらん山野草公園」を八ヶ岳展望台に向かって、半分ほど下りてきた。あずまやがあった。2頭目のクジャクチョウに会う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO250 ) 露出補正 なし
020_200804209 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 20.ミドリヒョウモン♂ -3
ミドリヒョウモンはそこいら中にいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO1000 ) 露出補正 なし
021_200804224 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 21.アサギマダラ -2
これは♀だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO200 ) 露出補正 なし
022_200804228 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 22.3頭のアサギマダラ
アサギマダラもミドリヒョウモンほどではないが、個体数が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO640 ) 露出補正 なし


2020年8月10日

舞岡公園の蝶 55種 (13) コミスジ、キタテハ、ルリタテハ

コミスジは陽光を浴びて、スイスイと飛び、梢の葉の上で翅を休める。キタテハの秋型は赤褐色に引き締まったタテハチョウらしいチョウだ。ルリタテハの瑠璃色の襷がけの帯はとてもユニークである。いずれもこの辺りでは普通種だ。
 今年の梅雨はとても長く、大雨も降らせている。特に九州の熊本や大分では、70人におよぶ人々がお亡くなりになり、2,000人を超えるかたがたが避難所で生活されている。お気の毒に思う。長野県では松本から上高地に抜ける道で土砂崩れのため、約1週間通行止めになった。
 そんな時に蝶の写真を撮りに出かけるどころではない。7月16日~18日は、湯の丸高原へ出かけようと宿の予約もしてあったが、天候が悪いのと、新型コロナウィルス感染症の感染者がまた増え始めているのでキャンセルしてしまった。
 7月18日、東京都の新たな感染者は、これまでで最も多い290人が確認された。7月22日から、Go to キャンペーンが始まるが、東京都はその対象から除外された。神奈川県も過去最多の1日当たりの感染者が出て、「神奈川警戒アラート」が発出されてしまった。(7月19日記)

4.タテハチョウ科 ③  コミスジ、キタテハ、ルリタテハ

  07) コミスジ

40701 2005年6月8日 撮影
第1化は5月に発生する。梢の葉上に止まることが多い。

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
データ不詳
01_050608025 X800 D100.jpg
40702 2006年5月31日 撮影
コミスジの♂♀の同定は難しい。♀の方が翅形に丸みがあるという。これは♀のようだ。

Nikon D100 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
02_060531037 X800 D100 18-200VR.jpg
40703 2007年5月29日 撮影
しばしば路上に静止することがある。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 10.8mm ISOオート )  
03_070529018 X800 A640.jpg
40704 2009年5月19日 撮影
これは♂のようだ。コミスジは、自分の縄張りをもっていて、時々パトロールして他のチョウを追い払う。

Nikon D5300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
04_090519034 X800 D300 Tokina100.jpg
40705 2011年7月18日 撮影
♂のようだ。コミスジは年3~4回発生する。これは第2化と思う。

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
05_110718064 X800 D300 SIGMA 105macro.jpg
40706 2013年9月17日 撮影
きれいな個体だった。これは第3化と思う。

FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/250秒 41mm ISO320  ) 露出補正 -1.0段
06_130917467 X800 HS50EXR.jpg
40707 2015年8月14日 撮影
コミスジは東部から胴の背ににかけて緑色の毛で覆われていて、これが金属光沢(タマムシ色)に見える。  

FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 148mm ISO100  ) 露出補正 なし
07_140815029 X800 HS50.jpg
40708 2017年5月19日 撮影
テリトリーを張る♂

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/250秒 40mm ISO320 ) 露出補正 なし
08_170519071 X800 D5300 SIGMA18-300.jpg
40709 2018年5月29日 撮影
♂ 開翅

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
09_180529035 X800 RX10M4.jpg
40710 2018年9月17日 撮影
第3化 私の好みでは、コミスジは裏面の方が良い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
10_180917079 X800 RX10M4.jpg
40711 2019年6月13日 撮影
大柄な個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 08) キタテハ
11_190613028 X800 RX10M4.jpg


08) キタテハ

40801 2005年6月8日 撮影
ウツギの花が咲く頃第1化夏型が羽化してくる。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
01_050608011 X800 D100.jpg
40802 2005年10月2日 撮影
秋型は赤褐色になり、精悍なタテハチョウの装いになる。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8 macro
    データ不詳
02_051021057 X800 D100 Tokina100.jpg
40803 2006年5月31日 撮影
ウツギの花を訪れる。これは♀のようだ。

Nikon D100 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
  データ不詳
03_060531041 X800 D100 18-200VR.jpg
40804 2006年5月31日 撮影
谷戸に咲くウツギの花に良く来る。焦点距離の短いコンデジを利用して環境を写し込んで撮る。 

Canon PowerShot A620 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 7.4 Mega Pixels
データ不詳
04_060531093 X800 A620.jpg
40805 2007年10月24日 撮影
秋も深まった頃、コセンダングサの花で吸蜜する。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
05_071024025 X800  D100 Tokina100.jpg
40806 2010年4月13日 撮影
4月の暖かい日、越冬した秋型が元気に飛び回る。求愛

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1600秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
06_100413038 X800 D300 Tokina100.jpg
40807 2010年10月16日 撮影
セイタカアワダチソウの濃い黄色に秋型の赤褐色は良く似合う。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/2000秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
07_101016055 X800 D5000 VR18-200.jpg
40808 2010年10月16日 撮影
♂ コセンダングサはチョウたちの好きな花だ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
08_101016068 X800 ○舞岡公園 D5000 VR18-200.jpg
40809 2010年10月16日 撮影
静止して開翅 日光浴か

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/640秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
09_101016125 X800 D5000 VR18-200.jpg
40810 2010年11月3日 撮影
11月になると擦れた個体が多くなる。ニコンの一眼レフで、初めてライブ・ビューで撮れるようになったのがD5000だった。

Nikon D5000 TAMRON 60mm f2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( f9 1/1250秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
10_110330069 X800 D5000 TAMRON 60 Macro.jpg   
40811 2011年3月30日 撮影
越冬明けの秋型がミツマタの花で吸蜜

Nikon D5000 TAMRON 60mm f2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( f9 1/4000秒 60mm ISO280 ) 露出補正 なし
11_110330104 X800 D5000 TAMRON 60 Macro.jpg
40812 2012年3月27日 撮影
春先は枯葉の上に止まることが多い。

Nikon COOLPIX P90 f3.3-6.5 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/5秒 110mm ISO64 ) 露出補正 -0.3段
12_120327044TS X800 P90.jpg
40813 2013年4月13日 撮影
春の陽を浴びて

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
13_130413039 X800 G12.jpg


09) ルリタテハ
  
40901 2011年4月26日 撮影
越冬明けの個体 擦れてはいるが破損はほとんどない。

Nikon D5000 TAMRON 60mm f2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
01_110426061 X800 D5000 TAMRON 60mm.jpg
40902 2014年8月15日 撮影
ルリタテハは年3回発生するようだ。春に越冬明けの個体を見ることが多く、8月に生まれてくる夏型を見る機会は少ない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 185mm ISO250  ) 露出補正 -0.3段
02_140815071 X800 HS50.jpg
40903 2014年8月15日 撮影
春はアセビなどの花に来て吸蜜するが、この時期はクヌギやコナラの樹液に集まることが多い。開翅して特徴ある美しい姿を見せる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 185mm ISO250  ) 露出補正 -0.3段
03_140815072 X800 HS50.jpg


舞岡公園,コミスジ,キタテハ,ルリタテハ,ウツギ,セイタカアワダチソウ,コセンダングサ,ミツマタ,カメラ,ライブ・ビュー

2020年8月 6日

梅雨明けやらぬ 箱根湿性花園(3・終) 7月22日

もう、ひと周りしてこようと、再び仙石原湿性植生復元区に向かって歩く。だいぶ散策する人が多くなってきた。
 また、キアゲハがコオニユリの花に飛来している。どのキアゲハも傷のない美しい個体だ。観察路を歩く人たちにも、翔を開いてスマホで撮らせている。
 仙石原湿性植生復元区では、午前中はヌマトラノオの白い花で吸蜜するチョウが多かったが、午後1時を過ぎて、黄色いカセンソウに来るチョウが多くなった。園内を歩くグループは、暑いのにみなさんマスクをしていらっしゃる。私はマスクも汗びっしょりになってしまい、外したいが、我慢して付けていた。
 午後1時半に、箱根湿性花園を退出し、前回来た時と同じく、駐車場の前で40年以上にわたり営業しているという「湿性茶屋」という蕎麦屋に寄り、とろろそばで昼食にした。
 帰り道は渋滞もなく、自宅まで1時間ちょっとで帰り着くことが出来た。天候を気にしながらの決行だったが、目的としたチョウは一応撮影ができ、ラッキーな1日だったと思う。

42_200722273 X800 RX10M4.jpg 42.キアゲハとコオニユリ -4
チョウも花も新鮮で生き生きしている。このキアゲハは♀のようだ。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 178mm ISO100 ) 露出補正 なし
43_200722279 X800 RX10M4.jpg 43.キアゲハとコオニユリ -5
前の写真と同じ個体。見栄えがする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 178mm ISO100 ) 露出補正 なし
44_200722288t X800 RX10M4.jpg 44.キアゲハとコオニユリ -6
少し引いて、湿原とその向こうを散策する人を写し込んだ。紫色のコバギボウシが咲き始めている。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
45_200722293 X800 RX10M4.jpg 45.キアゲハとコオニユリ -7
開翅するのをを待っていたら、その間に写し込みたかった人たちは通り過ぎてしまっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
46_200722303 X800 RX10M4.jpg 46.キアゲハとコオニユリ -8
裏面も良い。キアゲハは世界中に広く分布し、ヨーロッパでは大型のチョウが少ないので人気があるそうだ。 チョウをテーマにした郵便切手にも多く描かれている。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 36mm ISO100 ) 露出補正 なし
47_200722315 X800 RX10M4.jpg 47.ミヤマカラスシジミ -3
撮った時はミヤマカラスシジミに間違いないと思っていたが、後でモニターで見ると、裏面の外縁の内側にある、細く破線状につながった白い紋が、この個体では全く見られない。擦れているのだが、ここまで剥げ落ちるのだろうか? 「梅雨明けやらぬ 箱根湿性花園(1)」の写真7.8.を参照。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO400 ) 露出補正 なし
48_200722320 X800 RX10M4.jpg 48.ミヤマカラスシジミ -4
前の 47.と同じ個体。左側裏面にも破線状につながった白い紋はない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO320 ) 露出補正 なし
49_200722324 X800 RX10M4.jpg 49.コキマダラセセリ♀ -3
ヒメキマダラセセリとよく似るが、分布域はコキマダラセセリの方が狭い。草地の管理放棄などによる環境の悪化が生息地を限定させているというが、ここは環境が良いのだろう。この個体も♀のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO320 ) 露出補正 なし
50_200722333 X800 RX10M4.jpg 50.キアゲハとコオニユリ -9
また、キアゲハが登場した。散策路のすぐそばに咲くコオニユリに来たので、観光客のかたがたがスマホで撮影しようとされていた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
51_200722346t X800 RX10M4.jpg 51.キアゲハとコオニユリ -10
ひょっとしたら前に撮った個体かもしれない。いつもは翅の傷を見て確認することがあるが、この日、現れたキアゲハはすべてきれいな個体だった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
52_200722348 X800 RX10M4.jpg 52.カセンソウに来たモンキチョウ -1
活発に飛び回ってはカセンソウの花に止まって吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 132mm ISO100 ) 露出補正 なし
53_200722356 X800 RX10M4.jpg 53.オオウラギンスジヒョウモン♂ -12
オオウラギンスジヒョウモンの写真をしっかり撮っておこうと思い、チャンスを待った。少し鱗粉が落ちているがまずまずの個体である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 114mm ISO100 ) 露出補正 なし
54_200722361 X800  RX10M4.jpg 54.カセンソウに来たモンキチョウ -2
日の丸構図ながら、良い写真が撮れたと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 170mm ISO100 ) 露出補正 なし
55_200722368 X800 RX10M4.jpg 55.オオウラギンスジヒョウモンと花を観察する人たち -1
手前にカセンソウに止まっているオオウラギンスジヒョウモンがいる。園内を歩く人たちは、皆さん、しっかりマスクをされていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 45mm ISO100 ) 露出補正 なし
56_200722369 X800 RX10M4.jpg 56.オオウラギンスジヒョウモン♂ 2頭
例年のことだが、ここはオオウラギンスジヒョウモンの個体数は多かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 42mm ISO100 ) 露出補正 なし
57_200722376t X800 RX10M4.jpg 57.オオウラギンスジヒョウモンの広い世界 -1
カセンソウが咲き乱れる仙石原湿性植生復元区を自由に飛び回る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 10mm ISO100 ) 露出補正 なし
58_200722384t X800 RX10M4.jpg 58.オオウラギンスジヒョウモンの広い世界 -2
ここは海抜650m。台ヶ岳(1,045m)、箱根最高峰の神山(1,438m ここからは見えない)方面の山々も雲がとれ、青空が見える。右側(南西方向)が芦ノ湖だ。この原っぱにいったいどれくらいの数のオオウラギンスジヒョウモンがいるのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 10mm ISO100 ) 露出補正 なし
59_200722393tm X800 RX10M4.jpg 59.オオウラギンスジヒョウモンと花を観察する人たち -2
午後1時過ぎ、観光客の姿も多くなった。ピントは手前のオオウラギンスジヒョウモンに合っている。気に入ったショットになった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 26mm ISO100 ) 露出補正 なし
60_200722407 X800 RX10M4.jpg 60.オオウラギンヒョウモン♀ -4
♂に比べて、♀は新鮮な個体が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 196mm ISO100 ) 露出補正 なし
61_200722413 X800 RX10M4.jpg 61.オオウラギンヒョウモン♀ -5
前の写真と同じ個体。左側の翅も、擦れも傷もなくきれいな個体だった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO100 ) 露出補正 なし
62_200722421 X800 RX10M4.jpg 62.キキョウ 桔梗
園内には桔梗が咲き始めていた。wikipediaによれば、秋の花のイメージが強いが、実際の開花時期は六月中旬の梅雨頃から始まり、夏を通じて初秋の九月頃までである。つぼみが徐々に緑から青紫にかわり裂けて星型の花を咲かせる。雌雄同花だが雄性先熟  であり、まず雄しべが成熟して花粉が出て(雄花期)、その後に雌しべが開き柱頭が受粉可能になるのだという。舞岡公園では桔梗にもキアゲハが飛来する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 125mm ISO500 ) 露出補正 なし


2020年8月 1日

梅雨明けやらぬ 箱根湿性花園(2) 7月22日

チョウが好むヌマトラノオやカセンソウが咲く仙石原湿性植生復元区との境の辺りを行ったり来たりしながら1時間ほど撮影を楽しんだ。 青空は見えるが湿度も高く、汗びっしょりになってしまった。熱中症も心配なので、何か冷たい飲み物でもと思い、いったん、入り口付近へ戻り、喫茶室のある建物の中に入る。アイス・ティーが生き返らせてくれた。

24_200722164 X800 RX10M4.jpg 24.ウラナミシジミ -1
青く輝くシジミチョウが飛び立った。ルリシジミかツバメシジミかなと思ったが、形が大きい。再び止まったところを見るとウラナミシジミのようだ。このチョウは発生を繰り返しながら分布を北に拡大するというが、この時期には少なく、秋になるとよく見られるようになる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
25_200722167 X800 RX10M4.jpg 25.ウラナミシジミ -2
翅を閉じて裏面を見せてくれた。舞岡公園などにも生息するが、7月に本種を見たことはほとんど記憶がない。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
26_200722173 X800 RX10M4.jpg 26.キタキチョウ
従来のキチョウがミナミキチョウ(南西諸島に分布)とキタキチョウ(本州~南西諸島に分布)の2種に 分けられて久しい。どこででも見られるチョウと言っても過言ではない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
27_200722185 X800 RX10M4.jpg 27.オオウラギンスジヒョウモン♀ -1
オオウラギンスジヒョウモンの♀は♂に比べ色が濃く黒っぽいので、翔んでいても見分けられる。♀はまだ、発生初期のようで擦れていないきれいな個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 94mm ISO100 ) 露出補正 なし
28_200722191 X800 RX10M4.jpg 28.オオウラギンスジヒョウモン♀ -2
前の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO100 ) 露出補正 なし
29_200722194 X800 RX10M4.jpg 29.オオウラギンスジヒョウモン♀ -3
ヌマトラノオの花を、花から花へと移りながら吸蜜する。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 136mm ISO100 ) 露出補正 なし
30_200722198 X800 RX10M4.jpg 30.アカタテハとキタテハ
仙石原湿性植生復元区のカセンソウで吸蜜する。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO100 ) 露出補正 なし
31_200722201 X800 RX10M4.jpg 31.コウホネ
11時40分、汗びっしょりになってしまった。気温も上がり、湿度も高く、熱中症に気を付けなくてはいけないと思い、少し休もうと、入り口付近の建物へ向かう。途中、低層湿原をモデルにした池にコウホネ(河骨スイレン科)が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
32_200722208 X800 RX10M4.jpg 32、カライトソウ
高山の花畑をモデルにした花畑にはカライトソウ(唐糸草、バラ科バラ亜科ワレモコウ属)が咲いていた。wikipediaによれば、カライトソウは日本の固有種で、本州中部地方の日本海側(飛騨山脈北部、白山から滋賀県の三国山などにかけて)に分布する。「花の百名山」(田中澄江著)で、飛騨山脈の爺ヶ岳を代表する花の一つとして紹介された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO160 ) 露出補正 なし
33_200722209 X800 RX10M4.jpg 33.ハマナス
ハマナス(浜梨 バラ科)の花期は初夏から夏で赤い花(稀に白もある)を咲かせる。これは果実( 偽果)で、中に( そう果  )がある。果実(偽果)は扁球形、径は2 - 3cmの大きさだ。wikipediaによれば、ハマナスは日本では北海道に多く(そういえば歌にあった)、太平洋側は茨城県、日本海側は鳥取県を南限として浜辺に分布する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO125 ) 露出補正 なし
34_200722212 X800 RX10M4.jpg 34.コハマナス
隣にコハマナスがあった。コハマナスはハマナスとノイバラの交雑種だそうだ。花は終わってしまっているようで見られないが、ハマナスより小さく、径3-4cmの淡いピンクの5弁花という。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 21mm ISO100 ) 露出補正 なし
35_200722213 X800 RX10M4.jpg 35.ヘメロカリス
ヘメロカリスはニッコウキスゲの仲間だ。日本ではニッコウキスゲ、ノカンゾウ、ヤブカンゾウ、ユウスゲなどが、この仲間の野性種として知られている。一般にヘメロカリスというと、品種改良した園芸品種をさす。ヘメロカリスとは、ギリシャ語で「一日の美」の意味で、その名の通り、ひとつの花は朝開いて夕方から夜には萎んでしまう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 50mm ISO500 ) 露出補正 なし
36_200722224 X800 RX10M4.jpg 36.コキマダラセセリとナガバミズアオイ
(8/27訂正)ナガバミズアオイの花が咲く湿地でセセリチョウが飛び交っていた。これはコキマダラセセリで、ナガバミズアオイの花の影から覗き見るような姿が可憐だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO100 ) 露出補正 なし
37_200722231 X800 RX10M4.jpg 37.イチモンジセセリとナガバミズアオイ
(8/27訂正)こちらはイチモンジセセリ。ホソバセセリはいないかと目を凝らしたが、見つけられなかった。ナガバミズアオイ(長葉水葵)は、日当たりのよい水湿地を好む。花期は6月~10月と長い。北アメリカ東部の原産で、池沼の浅瀬に生育する。日本では、鑑賞用に水辺や水鉢で栽培されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO100 ) 露出補正 なし
38_200722235 X800 RX10M4.jpg 38.ヤマユリ
ヤマユリを見る機会は少なくないが、これは大きな、立派な花だった。手入れが良いのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 30mm ISO800 ) 露出補正 なし
39_200722238 X800 RX10M4.jpg 39.スジグロシロチョウ
チョウの多い湿性花園の中で、遠慮したように目立たなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO400 ) 露出補正 なし
40_200722244 X800 RX10M4.jpg 40.オオウラギンスジヒョウモン -10
オオウラギンスジヒョウモンは箱根湿性花園のほぼ全域で見ることが出来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
41_200722253 X800 RX10M4.jpg 41.オオウラギンスジヒョウモン -11
前の写真と同じ個体。花から花へと元気に翔びまわる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO100 ) 露出補正 なし