Canon PowerShot SX620HSアーカイブ: Studio YAMAKO

2024年7月11日

高速道路翅横線から見えた懐かしい子安漁港を散策 2024年6月7日 横浜市神奈川区

前回、丁度ひと月前の5月7日に柴又・スカイツリー・豊洲「千客万来」 日帰りバスツアーに参加した時の記事をアップした。その時、東神奈川から首都高速の羽横線に入り、間もなく、左下に何とも懐かしさを感じる水路と船溜まりが見えた。この高速道路はよく利用する。自分で運転しているときは決して見ることが出来ないが、この時はたまたま左側最前列の席だった。横浜にこんなところがあるとは知らなかった。あっという間に通り過ぎてしまったが、是非一度歩いてみたいという気になった。
 横浜駅から京浜急行の各駅停車に乗り、子安駅で降りる。観光地ではないので、案内図などはない。海側に行くとすぐ国道1号線に出た。信号を渡って、細い路地に入り更にまっすぐ進むと、高速道路から見えた水路に沿った通りにぶつかった。これが子安浜通りということはすぐにわかった。どうやら水路に架かる常盤橋の近くだ。浜通りを右(東神奈川方面)に歩くと常盤橋があった。常盤橋の上に立つと、水路の対岸には首都高が走る。この水路は入江川という河川なのだ。
 水路に沿って、浜通りを常盤橋から、東神奈川・横浜方面へ歩く。100mほど行ったところに東京湾へ注ぐ水路が直角に分かれていた。そこからさらに100mほど行くと新浦島橋があった。片側2車線の道路になっているが、交通量は多くはない。橋の対岸、つまり東京湾寄りは埋め立て地である。GoogleMapでは、この常盤橋と新浦島橋の中間が子安漁港と示されている。
 新浦島橋を渡ってみた。テクノウェイブ100という大きなビルディングが建っていた。
 再び子安浜通りにに戻り、右へ、つまり鶴見方向に歩く。常盤橋への浜通りには50年前の昔の姿もあった。屋形船も係留されている。
 常盤橋を過ぎて、来るときに第一京浜国道から付き合ったところをさらに200mほど進むと富士見橋があった。福本稲荷神社が祀られていた。そこから最初に子安駅から浜通りに入ってきた路地へ戻り子安駅行った。
 改めて横浜の懐かしさを感じることが出来た僅か1kmにも満たない散策であった。

000_240607013 X700 常盤橋-富士見橋 子安浜 Z50 Z18-140.jpg
入江川の船溜まり 2024年6月7日

常盤橋から、富士見橋 首都高速羽横線 羽田方面を望む

001_240607007 X900 京急子安駅 浜通りへの道 SX620HS.jpg 1.浜通りへの路地 京浜急行を各駅停車しか止まらない子安駅で降り。海へと歩く。第一京浜国道を渡って、目の前の路地をまっすぐ進む。すると正面に浜通りが見えてきた。

Canon PowerShot SX620HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/80秒8mm ISO100 )
002_240607008 X900 常盤橋付近 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 2.生け簀
その近くに写真のようなところがあった。水道の水が勢い良く出ている。右側が海で漁を終えた船が止まるのだろう。どうやら「生け簀」のようだ。この辺りは子安浜と言って、古くから漁業が行われ、江戸時代には幕府に海産物を献上する御菜八ヶ浦の一つとして栄えたそうだ。明治期に入っても名産品の"小安浜のシャコ"をはじめ、江戸前魚介類の供給地として知られたが、急速に近代化していく横浜港の埋め立てなどにより、漁場が失われ、漁業は徐々に衰退した。昭和40年代には漁業権を放棄するに至ったようだ。現在は自由漁業が行われアナゴなどが水揚げされているという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先で撮影  ( f3.5 1/1000秒 18mm ISO500 )
003_240607010 X900 常盤橋 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 3.浜通りと入江川第二派川
子安駅からまっすぐ浜通りに出たあたりから、道の反対側の建物の間から、入江川第2派川を眺める。高速道路の上から見たとき運河のように見えたのは、れっきとした川だったのだ。右に見える橋が常盤橋で、川向こうの高速道路は首都高速神奈川1号線(通称羽横線)で右へ行くと横浜、左へ行くと羽田だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 18mm ISO100 )
004_240607017 X900 常盤橋-新浦島橋 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 4.常盤橋の上から
常盤橋の上に立ち、新浦島橋方面(横浜方面)の船溜まりを眺める。比較的、新しい船が多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 18mm ISO110 )
005_240607023 X900 常盤橋-新浦島橋 横浜東漁協 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 5.漁協の建物
浜通りを常盤橋から新浦島橋の方へ歩いていくと横浜東漁業協同組合という建物があった。なかに人影が見える。netで検索してみたが、詳しい情報は得られなかったが活動されているのだと思う。Netでジャーナリストの吉田光宏さんが、グローバルネット2021年2月号に書かれた「第47回 漁業権放棄後も続く自由漁業のアナゴ漁―東京湾・横浜子安浜」という記事を見つけた。その記事によると、横浜東漁業協同組合 常務理事の秋元靖教さんに聞かれた話ということで、子安浜にあった子安浜と西神子安浜の2漁協は、地先の大黒ふ頭、扇島東ふ頭埋め立てに伴って1971年(昭和46年)に漁業権を放棄した。その後合併して現在の横浜東漁協となった。200カイリ問題を契機に79年から漁船や漁具を持っていた人たちが再び自由漁業でアナゴ漁を始めた。オイルショックなどの経済不安もあって、アナゴ漁は漁業者の生計を支えた。漁業権放棄から半世紀が経過し、400人ほどいた組合員は脱退や死去などで数が減り続ける。現在漁に出るのは28人。アナゴ漁をしている漁船は11、12隻だということが記されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 18mm ISO100 )
006_240607026 X900 常盤橋-新浦島橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 6.のどかな浜通り
子安浜通りは、東側は富士見橋の少し先から、西側(横浜より)は新浦島橋の先あたりまでのことを言う。ここは常盤橋から新浦島橋方面を眺めたところである。浜通り地区は、神奈川区浦島町と子安通1丁目にまたがり、旧海岸線の入江川第二派川に沿って東西に約700mほど細長く伸びる。海岸線はかつて遠浅の砂浜であったが、周辺の埋立てにともない、船溜まりの運河と護岸に沿って小屋が立ち並ぶ現在の姿となっている。のどかなという言葉が適切かどうかはわからないが、平日の午前中、歩く人の姿は無かった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 46mm ISO125 )
007_240607028 X900 常盤橋-新浦島橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 7.海への出入り口
浜通りの入江川(埋め立て前は海)側には、そこから入江川に留てある船に出入りできる構造の建物が長屋のように並んでいた。今はガレージとして利用されているところもある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO125 )
008_240607036 X900 常盤橋-新浦島橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 8.屋形船 -1
屋形船も係留されている。この船は営業しているのかどうかわからなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
> プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO125 )
009_240607037 X900 常盤橋-新浦島橋 浜通り 子安浜  Z50 Z18-140SX620HS.jpg 9.屋形船 -2
海鮮屋形船「うら嶋」「Yokohama PIER4」という文字がみえたので、ネットで検索してみた。「漁師町で仕込んだ料理を囲み、洋上で取る食事。陸上から離れ、日常とは違う空間で、自分を見つめる大切な時間。 仲間たちとの幸せな輪。」 を届けることにより、1990年(平成2年)11月に創業された。ピア・フォー(PIER4)の社名は、 それらの理念に由来し、そして、サウスピア(South Pier/大桟橋)、センターピア(Center Pier/赤レンガ倉庫)、ノースピア(North Pier/みずほ埠頭)の3つの埠頭から形成される横浜における第4番目の埠頭(Pier)となるべく、名付けられましたと解説されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 33mm ISO160 )
010_240607040 X900 新浦島橋から見る-常盤橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 10.新浦島橋から、鶴見方面を眺める
右側を首都高速羽横線が走っている。常盤橋と新浦島橋の間あたり、浜通り沿いだ。この辺りが子安漁港の中心なのだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 62mm ISO100 )
011_240607049 X900 新浦島橋上から 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 11.新浦島橋を渡る
新浦島橋を渡って、高速道路の袂から入江川を見ると、何か川面から突き出たものに、鵜(カワウと思う)がとまっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 44mm ISO110 )
012_240607058 X900 新浦島橋から横浜方面 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 12.新浦島橋から横浜方面を見る
新浦島橋から先は歩かなかったが、もう東神奈川に近い。荒木橋が見えている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO180 )
013_240607062 X900新浦島橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 13.浜通りを常盤橋方面へ -1 新浦島橋のこと
新浦島橋の海側の入江川第二派川を挟んだ北東側対岸埋め立て地には1990年に竣工した地上18階地下1階の「テクノウェイブ100」が建っていた。郵便局やコンビニも入っている。入江川の海側の埋め立て地の新浦島町は明治40年(1907年)開始された埋め立て工事により造成され、新浦島橋は長い間日本カーボン株式会社などの専用橋として使用されていたが、昭和62年(1987年)に横浜市に移管された。その橋の橋脚、床版の劣化が激しくなり、地震対策の必要性から平成25年(2013年)に架け替え工事をはじめ平成30年(2018年)にこの新浦島橋が開通したという説明版があった。旧橋のレンガ造りの一部が展示されている。再び浜通りに戻り常盤橋の方へと戻った。子安浜通りは何か落ち着きを感じさせる静けさがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 28mm ISO110 )
014_240607063 X900 新浦島橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 14.浜通りを常盤橋方面へ -2 Bar of the bay
表現は良くないかもしれないが、浜通りの一杯飲み屋という雰囲気が落ち着く。後ろのビルは新浦島橋の北東側対岸埋め立て地に1990年に竣工した地上18階地下1階の「テクノウェイブ100」だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 18mm ISO110 )
015_240607065 X900 新浦島橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 15.屋形船の入口
この屋形船は、今は営業されてないようだ。ホームページを見ると、「当船はこの度臨時休業を2022年2月28日まで延長することを決定致しましたのでのでお知らせいたします。また営業再開につきましては今後の情勢を鑑み、改めてお知らせ致します。」と記されていた。定食屋さんも営んでおられたようだが、食べログによれば、現在、移転・閉店の事実確認が出来ないでいるようで掲載保留となっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒18mm SO100 )
016_240607068 X900 新浦島橋-富士見橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 16.こののぼりは?
ごく普通のお住まいのようだが玄関先に「新鮮刺身」ののぼりが立てられていた。どういうことなのだろうか?

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒33mm SO100 )
017_240607069 X900 新浦島橋-富士見橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 17.アナゴ漁の船
常盤橋あたりまで戻ってきた。これから浜通りを富士見橋まで歩く。入江川を見ると、漁船で何か作業をされている人がいた。パイプがたくさん積まれている。これはアナゴ漁の船だと思う。初めて船の上で作業をしている人の姿を見た。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒38mm SO100 )
018_240607071 X900 常盤橋から新浦島橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 18.常盤橋から新浦島橋方面を見る
一般的なアナゴ漁の方法は、狭い穴の中を好むアナゴの習性を利用して漁獲する。筒の中にイワシなどの餌を入れて、海底に仕掛けておく。筒には「返し」と呼ばれる中が狭くなっているふたがついていて、餌の匂いにつられて筒に入ったアナゴはこの「返し」に邪魔されて外にでることができなくなるというのだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒32mm SO100 )
019_240607079 X900 常盤橋から富士見橋 子安 Z50 Z18-140.jpg 19.立派な屋形船
常盤橋から少し先に横浜正義丸(よこはままさよしまる)という立派な屋形船が係留されていた。この船は現在も営業されているに違いない。今年6月に更新されたホームページを見ると、「2022年末に逝去した先代の意志を承継し航海を続けて参ります。屋形船という文化を繋いでいく新たな正義丸を、これからもどうぞよろしく」とあいさつされていた。2024年の乗合船出航スケジュールも書かれていた。ランチプラン、ディナープラン、花火鑑賞プランなどが用意されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒27mm SO100 )
020_240607120 X900 富士見橋→常盤橋 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 20.横浜正義丸の店
船の乗り場は、ここからではなく桜木町乗船場になっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒38mm SO320 )
021_240607082 X900 常盤橋から富士見橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 21.古い建物
常盤橋から富士見橋に向かって歩いていくと、山側の家並みが途絶えるところがあって、空き地となったところに写真のような古い、頑丈そうな蔵が建っていた。その奥には古い木造の大きな家屋もあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒24mm SO110 )
022_240607089 X900 常盤橋から富士見橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 22.浜通り 富士見橋付近から常盤橋方面を望む
時刻は11時半。子安浜通りの静けさは変わらない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒68mm SO125 )
023_240607093 X900 富士見橋から常盤橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 23.富士見橋付近の船溜まり -1
手前には目印となるオレンジ色の旗を積んだアナゴ漁船らしき船も見えた。左手が高速羽横線で、先に見える橋げたが青く塗らてた常盤橋が見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒73mm SO100 )
024_240607096 X900 富士見橋から鶴見方面 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 24.富士見橋付近の船溜まり
富士見橋を渡って見た。橋の海側(高速道路側)から山側の船だまりを見る。杭の上に板が張られ、生活の場になっているようなところもある。また係留された船が作業場になっているようなところもあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒26mm SO110 )
025_240607103 X900 富士見橋 福本稲荷神社 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 25.浜通り 福本稲荷神社
富士見橋から第一京浜国道へ向かう道のすぐ右側に「福本稲荷神社」という扁額が架けられていた小さなお社があった。住宅地の一角にある小さなお社である。このあたりは、漁業や屋形船など海で商売をしている人が多く住む町であるが、その安全を祈る稲荷神社だろうか。建立に関する情報は得られなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒37mm SO250 )
026_240607106 X900 富士見橋 福本稲荷神社 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 26.向かって珠を咥える右側の狐
全国に8万社程ある神社のうち、3万社以上が稲荷神社というデータもあるそうだ。両脇に鎮座しているキツネが象徴する。キツネは稲荷神社のの神様ではなく、眷属(家来、従者)だそうだ。稲荷神社は、今では稲作・農業だけでなく、衣食住、家内安全、商売繁盛、厄除など生活全般のご利益があると信仰されている。この右側の狐は、諸願成就の象徴で宝珠を咥えていた。左の狐が巻物を咥えている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒37mm SO1600 )
027_240607108 X900 富士見橋 入江川 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 27.富士見橋
富士見橋には入江川と彫られた標識が埋め込まれていた。ここは埋め立てられる前の海に注いでいた入江川の河口付近である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒72mm SO1000 )
028_240607111 X900 富士見橋の先 浜通りの終わり 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 28.入江川 かっての河口
子安浜通りは、富士見橋を過ぎて少し行ったところで行き止まりになっていた。JR横浜線と平行して南に流れてきた入江川は、大口商店街横を通ってここに至るのだ。ここで国道15号線(第一京浜)の入江橋から下流80mで鶴見川へと流れる第一派川と今日歩いた東神奈川方面へ流れ、横浜港に注ぐ第二派川と分派している。ここは埋め立て前は河口である。写真は船溜まりにある船の整備工場のようで、水面まで軌道が敷かれている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒18mm SO110 )
029_240607119 X900 富士見橋→常盤橋 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 29.浜通りを常盤橋の方へ
そろそろ散策をやめることにして、常盤橋の手前の路地を右に曲がって、京浜急行子安駅へ戻った。まもなく正午になる。道路わきに1台のオートバイが止まっている浜通りは、様子は変わらなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒23mm SO110 )
030_240607124 X900 富士見橋→常盤橋 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 30.京浜急行子安駅
第一京浜国道を渡って、子安駅へ。狭い改札口はここ1か所だけで、改札を通って地下道に下りる。地下道から横浜方面、あるいは品川方面のホームへ上がる。この駅は1905年(明治38年)開業。当初は特急停車駅であったので2面4線の駅構造となり、待避設備が使用開始されたが、1965年(昭和40年) 特急の停車駅が隣駅の神奈川新町駅に変更されたため、特急通過駅となる。現在、当駅 と神奈川新町間は上り線のみ線路が2本ある複単線区間である。これを活用し、ラッシュ時には普通列車と快特または特急が並走することもある。現在の1日乗降客数は7,000人弱で、2022年のデータでは京急線全72駅中62位とのことだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒18mm SO110 )

2021年9月20日

クロマダラソテツシジミ 9月10日

昨年、近所で思いもかけずクロマダラソテツシジミを観察したのは9月30日だった。その後、どこで発生していたのかわからないまま、最後に撮影したのは12月1日で、新鮮な個体も見ることが出来た。
 雌が産卵したとしても、まずここ横浜では年を越して世代を繋ぐことは出来ないだろうと思っていた。
 ここ何日間か秋雨前線が停滞し、日照がなく、気温も20℃そこそこの日が続いていて、やっと晴れたのが9月10日だった。郵便局へ行く用事があったので、コンデジをポケットに入れて、帰りは寄り道をして、帷子川河畔のヤマトシジミの発生状況を見にいったが、その帰路、昨秋にクロマダラソテツシジミを見た小さな公園へ寄ってみた。猫の額ほどの小さな花壇に植えられたセンニチコウ(千日紅)の花が咲き始めていた。ヤマトシジミが飛び、センニチコウの花に止まって吸蜜していた。
 その中で、やや飛び方が活発な個体が、すっと白いセンニチコウの花に止まり、吸蜜を始めたが、それがなんと、クロマダラソテツシジミとの再会だった。翅に破損があり、擦れている。どこから飛んできたのだろうか?近くで発生したのだろうか?
 少なくとも2頭いた。少し近所を歩いてみたところ、個人住宅の玄関に鉢植えにされたソテツがあり、そこに1頭いた。いったん自宅に戻り、D750を持って再び公園へ行った。
 今年の秋も楽しませてくれそうである。

210910047 X700 峰岡公園 クマソ D750 TAMRON 35-150.jpg
千日紅で吸蜜するクロマダラソテツシジミ 2021年9月10日 横浜市

追記:後でネットで検索してみると、今年2021年も8月ごろから関東各地で観察されているようである。神奈川県では葉山で100頭に上る本種が見られたという情報もあった。また、関東では越冬しているのではないかとの記述も見られた。

001_210910009 X800 〇帷子川公園 SX620.jpg 1.ヤマトシジミ 帷子川
郵便局の帰りに帷子川沿いの道へヤマトシジミを見に行った。高温期型の雄が多かった。

Canon PowerShot SX620HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 4mm ISO80 ) 露出補正 なし
002_210910016 X800 峰岡公園 クマソ SX620.jpg 2.クロマダラソテツシジミ -1
昨秋、小さな花壇に咲く花でクロマダラソテツシジミが楽しませてくれた公園がある。ヤマトシジミを撮ろうと思って帰り道に寄ってみた。昨秋のクロマダラソテツシジミは、ここでは越冬できるはずもないと思っていた。とは云いつつも、その公園の小さな花壇に昨秋も咲いていたセンニチコウの花を、もしかしたらと思いながら観察したところ、数頭のヤマトシジミに混じって、より活発に飛んで、すっと花に止まったシジミチョウを見ると、クロマダラソテツシジミだった。

Canon PowerShot SX620HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 4mm ISO80 ) 露出補正 なし
003_210910021 X800 峰岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 3.イチモンジセセリ
一旦家に戻り、D750 に TAMRON 35-150 を付けて、そこへ取って返した。まだ、さっきのクロマダラソテツシジミは吸蜜している。イチモンジセセリでウォーミング・アップ。いつものように、最低シャッタースピードを1/500に設定して、プログラムオートで撮影。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし  
004_210910030 X800 〇峰岡公園 クマソ D750 TAMRON 35-150.jpg 4.クロマダラソテツシジミ -2
この日は数日間続いた肌寒い雨が降る日々から一転して晴れた夏の日に戻った。開翅してくれたが、擦れて破損している雄だった。尾状突起はなくなっている。さっき撮った個体とは違う個体だった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_210910042 X800 〇峰岡公園 クマソ D750 TAMRON 35-150.jpg 5.クロマダラソテツシジミ -3
これだけ損傷があるのは、いつごろ羽化した個体なのだろうか?ここで発生したのか、どこからか飛来したのだろうか?

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_210910057 X800 ◎峰岡公園 クマソ D750 TAMRON 35-150.jpg 6.クロマダラソテツシジミ -4
花で落ち着くとじっと留まって吸蜜を続ける。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_210910088 X800 ◎峰岡公園 クマソ D750 TAMRON 35-150.jpg 7.クロマダラソテツシジミ -5
翅の左サイドは破損がやや少ないが尾状突起はない。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/800秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_210910111 X800 ◎峰岡公園  D750 TAMRON 35-150.jpg 8.ヒメアカタテハ
高齢者がグランドゴルフで楽しむ広場の反対側にキバナコスモスが咲いている。今日はチョウも活発に飛ぶだろうと思い行って見ると、大分破損した個体だったがヒメアカタテハが来ていた。。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 150mm ISO125 ) 露出補正 なし
009_210910125 X800 ◎峰岡公園  D750 TAMRON 35-150.jpg 9.ツマグロヒョウモン雄
ツマグロヒョウモンもいた。比較的きれいな個体だった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 150mm ISO560 ) 露出補正 なし
010_210910132 X800 ◎峰岡公園 クマソ D750 TAMRON 35-150.jpg 10.クロマダラソテツシジミ -6
この個体は、先に見た2頭に比べ破損の箇所が異なるようだ。全部で3頭いたのか。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 150mm ISO360 ) 露出補正 なし
011_210910138 X800 峰岡公園 付近の民家 クマソ D750 TAMRON 35-150.jpg 11.クロマダラソテツシジミ -7 この公園から100mも離れていないところにある個人のお宅の玄関に鉢植えのソテツが置かれていた。もしかしてと思って目を凝らすと、ソテツの葉先に止まる1頭を見つけた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 150mm ISO560 ) 露出補正 なし


2021年1月19日

氏神さま初詣 1月4日

新型コロナ・ウイルスの感染拡大で明けた令和3年、元旦から、気温は低いが晴れた日が続く。三が日は一歩も外へ出ないで過ごしたが、4日、氏神さまに初詣をした。
 私たちが住む集合住宅の廊下に出ると、雲一つない青空に富士山がくっきりと眺められた。毎年、手前の風景が少しずつ変わる。
 まず、4年前から、かみさんの姉が入居している介護施設へ新年の挨拶に行った。 歩いて行けるところにある、 姉との面会は玄関のガラス戸越しに、スマホを介しての会話である。こちらは玄関の外側に座るのだから寒い。15分くらいお互い笑顔で話をして、また来ますと別れた。高齢入居者の感染予防は鉄壁だった。
 少々アップが遅くなってしまったが、初詣は、保土ヶ谷神明社と橘樹神社である。保土ヶ谷神明社には比較的遠方から車で初詣に来られる方も多い。
 神社も感染予防で鈴緒が取り外されていた。静かな初詣だ。一日も早くコロナが終息するのを願うばかりだ。初詣のあと、帷子川に沿った道を少し散歩して帰った。
 保土ヶ谷神明社については、「御朱印神社メモ」というとても詳しく解説された素晴らしいサイトを参考にさせていただいた。

1.富士山
玄関を出て、エレベータに向かうと正面に富士山が見える。空気も澄んでいるのだろう、くっきりと見えた。手前には、いろいろな建物が見えるのだが、望遠端の112mm(35mm版換算600mm)で撮りトリミングした。七合目、八合目くらいから山頂という辺りだろうか。

  Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.6 1/320秒 112mm ISO80 ) 露出補正 なし
001_210104002mtc X800 〇 富士山 SX620HS.jpg
2.保土ヶ谷神明社 参道
保土ヶ谷神明社の石畳の立派な参道を進むと、茅の輪の先に本殿が見える。正月4日と言えども、何時もより参拝者が少ない。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/160秒 15mm ISO80 ) 露出補正 なし
002_210104009 X800 神明宮 SX620HS.jpg
3.農耕具
参拝順路に従って本殿の下をくぐって右側に抜け、境内社を参拝していくようになっているが、その地下通路に農耕具が展示されていた。特に由来の説明はない。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/60秒 4mm ISO500 ) 露出補正 なし
003_210104013 X800 神明宮 SX620HS.jpg
4.豊受大神宮
本殿の右隣に出ると摂社・ 豊受大神宮があった。神明社、神明宮、神明神社は、神社本庁によると日本全国に約5千社あるとされているが、その祭神は天照大神で、保土ヶ谷神明社の本殿は、いわば伊勢神宮の内宮であり、この豊受大神宮は、伊勢神宮の外宮にあたるそうだ。元和5年(1619年)に造営された旧本殿の木材を一部使用しているため、継ぎ接ぎのように見えるのが特徴的と言われる。  

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/30秒 4mm ISO125 ) 露出補正 なし
004_210104016 X800 神明宮 SX620HS.jpg
5.境内社
保土ヶ谷神明社には全部で15の境内社があるが、本殿の左側に水神社、稲荷社、月読社、風宮があり、参拝順路に従って本社を潜ると、日之王子社、切部之王子社、鹿島社、および、写真の厳島社、見目社、山神社、山王社、白鳥社、火神社、雷神社と天満宮の境内社をお参りする。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/100秒 4mm ISO80 ) 露出補正 なし
005_210104017 X800 神明宮 SX620HS.jpg
6.清流・人形(ひとがた)流し 水神社
近くには境内地下70mから汲み上げられた井戸水が流れる小さな神池が整備されている。ひとがた流しとは、知らず知らずのうちに犯した罪や、積もり積もった心身の汚れを取り除くための儀式であり、和紙を切り抜いたひとがたで体を、悪いところは念入りに撫ぜ、人形に息を吹きかける。人の汚れ、罪が付着した人形を上池に流すとあった。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/30秒 4mm ISO80 ) 露出補正 なし
006_210104020 X800 神明宮 SX620HS.jpg
7.保土ヶ谷神明社境内
保土ヶ谷神明社の社有地は、境内・風致林あわせて、約6千坪と言われる。本殿は神明造で、平成10年に建造された。保土ヶ谷神明社は神戸町と程ヶ谷町の鎮守として崇敬を集めた。この辺りは程ヶ谷町(保土ヶ谷町)、岩間町、神戸町、帷子町の4つの町からなる。程ヶ谷宿のうちの神戸町に鎮座し、残りの帷子町と岩間町は「橘樹神社」が鎮守とされた。 神奈川県神社庁のホームページによれば、現在の氏子区域は、16町、45自治会・町内会で、狩場町、権太坂、境木本町、境木町、藤塚町、法泉、初音ヶ丘岩崎町、霞台、保土ヶ谷町、月見台、帷子町、桜ヶ丘、天王町スカイハイツだそうだ。私が住む峰岡町は氏子区域から外れているが、勝手に氏神さまになっていただいている。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/640秒 4mm ISO80 ) 露出補正 なし
007_210104023 X800 神明宮 SX620HS.jpg
8.橘樹神社
何時もの通り、天王町駅の反対側にある橘樹神社へお参りした。ここも静かな初詣だった。社殿の鈴緒は外されている。神奈川県神社庁のホームページによれば、境内地は2.621㎡(793坪)で社殿は文政13年に改築され、大正12年、関東大震災に倒壊したが、昭和4年に復興した。神明総欅造り 屋根銅板葺で昭和20年4月15日 空襲による戦災の為全焼、昭和26年に復興、現在に至るとされている。橘樹神社の氏子区域に峰岡町が含まれていて、ほかに天王町、宮田町、岩間町、帷子町、鎌谷町、川辺町、和田町、常磐台、峰沢町、岡沢町、釜台町におよぶ。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/200秒 6mm ISO80 ) 露出補正 なし
008_210104024 X800 橘樹神社 SX620HS.jpg
9.青面金剛(しょうめんこんごう)
橘樹神社の境内の奥には、 六手青面金剛像ほか庚申塔3体と神田不動尊がある。写真は3体並んだ庚申塔で、右側の庚申塔は明和元年 260年前、右後ろの庚申塔が六手青面金剛像で、寛文9年 350年前、左側の庚申塔は天和2年 340年前 (磯貝長吉 掲示)と記された説明札があった。青面金剛 像は中国の道教思想に由来し、日本の民間信仰である庚申信仰の中で独自に発展した尊像だそうだ。寛文のはじめごろから、江戸の石工を中心に造られるようになり、やがて地方にも普及した。この青面金剛像は、寛文9年(1669年)に作られている。青面金剛としては横浜最古であり、六手青面金剛としては県内でも最古の像と思われると説明板に書かれている。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/40秒 5mm ISO80 ) 露出補正 なし
009_210104025 X800 橘樹神社 SX620HS.jpg
10.神田不動尊
その隣には不動堂である神田不動尊がある。不動尊像には文化8年(1811年)の銘があるが、昭和10年(1935年)に模して再建されたもの。神仏分離が進んだ中、こうして境内に不動堂が残されているのは珍しいという。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/100秒 5mm ISO80 ) 露出補正 なし
010_210104028 X800 橘樹神社 SX620HS.jpg
11.橘樹神社鳥居
橘樹神社は相鉄線の天王町駅から国道16号線へ抜ける道の左側にある。大正14年(1925年)に建てられこの鳥居から社殿へ続く参道の右側には、境内社の神明社があり、天照大神の他、稲荷大神、猿田彦大神が祀られている。手水舎は昭和36年(1961年)に建立された。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 5mm ISO80 ) 露出補正 なし
011_210104029 X800 橘樹神社 SX620HS.jpg
12.サクラの紅葉 12月16日撮影
2週間ちょっと前に撮った写真だが、今年は木々の紅葉がきれいだと思う。幹からでた小枝の紅葉も良い。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 5mm ISO80 ) 露出補正 なし
012_201216 X800 IMG_0653.jpg
13.ドウダンツツジ
ドウダンツツジの紅葉も色鮮やかだ。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 18mm ISO80 ) 露出補正 なし
013_210104033 X800 〇帷子川 SX620HS.jpg
14.帷子川のオオバン
帷子川には水鳥が集まる。以前は見ることが少なかったが一昨年あたりから、オオバンが来るようになった。

  Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/125秒 55mm ISO80 ) 露出補正 なし
014_210104031 X800 帷子川 オオバン SX620HS.jpg
15.ホシハジロ
ホシハジロは帷子川の常連である。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/400秒 63mm ISO80 ) 露出補正 なし
015_210104039 X800 帷子川 SX620HS.jpg
16.我先に!
餌を投げ込んだおじさんがいた。鳥たちはいっせいに突進する。オオバン、ホシハジロ、オナガガモ、画面に見えないが、キンクロハジロ、カルガモまでいる。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/160秒 91mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_210104052 X800 〇帷子川 SX620HS.jpg


2020年11月29日

クロマダラソテツシジミ 11月16日、17日、19日

11月14日以降、11月にしては珍しく暖かな日が続き、気温は20度をを超えている。
 11月14日に自宅の近くでクロマダラソテツシジミに出会い、翌15日にもその姿を見ることが出来た。15日に見たのは♂の擦れた個体だったので、そろそろ終わるのかなと思ったが、その後も観察を続ける。
 結果、16日、17日とクロマダラソテツシジミを確認出来た。16日には羽化したてのような♀が、17日には、それとは違う♀と出会えた。18日には他に行くところがあり、確認していないが、最後に19日に行った時には姿を見ることが出来なかった。

私がクロマダラソテツシジミに最初に会ったのはGuam島だった。2005年~2014年まで、安く泊まれるリゾートホテルがあったので、毎年1月か2月に、学生時代の仲間10人ほどでGuamへゴルフをしに行っていた。その時に初めてクロマダラソテツシジミを見ている。日本チョウ類保全協会編「日本のチョウ」には、クロマダラソテツシジミは、かっては日本に生息せず、1992年に沖縄島で初記録とある。私が所持している「原色日本蝶類図鑑」(川副昭人・若林守男 共著 白水隆 監修 保育社 1976年初版)にはこのチョウの名はない。  また、wikipediaなどで調べてみると、高温期型(後翅裏面の黒点が発達)と低温期型(後翅裏面の亜外縁の白斑が発達し,黒点は灰色)があるようだ。さらに,発生が連続する秋期では,高温期型と低温期型の中間の斑紋を持つ個体(中間型)も出現するという。
 本種の季節型は,キタテハの夏型,秋型のように,明確に違いが線引きできる季節型があるわけではない。生育状況の温度変化によって個体変異はあるが、徐々に斑紋は変化していく。南アジアから東南アジアに分布し、日本では、1992年に沖縄本島で発見されて以降、分布を広げていて、関東でも見られるようになっている。Guamのものと、今秋、関東で見たものとはあまりはっきり区別できないが、Guamで撮った写真を見ると、裏面の黒点が黒い。

ABCD.jpg

上段:Guam島 Mangilao Golf Club  左)2009年1月30日 右)2012年2月7日
下段:横浜市保土ヶ谷区  左)2020年11月17日 右)2020年11月16日 

今年の秋は、思いもかけずクロマダラソテツシジミに遭遇し、楽しむことが出来た。

001_201116001 X800 〇峰岡公園 SX620.jpg 1.クロマダラソテツシジミ♀ -1
11月16日、この日はクリニック受診日で10時半に予約をしていた。診察を受ける前に自宅近くの小さな公園へ行って見たが、クロマダラソテツシジミの姿はなかった。診察を終えて11時20分に再びその公園に戻ってきたところセンニチコウの赤い花で1頭の新鮮なクロマダラソテツシジミが吸蜜していた。その時はコンデジしか所持していなかった。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/640秒 4mm ISO80 ) 露出補正 なし
002_201116005 X800 〇峰岡公園 SX620.jpg 2.クロマダラソテツシジミ♀ -2
センニチコウの花から離れて近くの葉の上に止まった。慎重に近づいて至近距離で撮影する。 

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/400秒 4mm ISO80 ) 露出補正 なし
003_201116023 X800 〇峰岡公園 D5300 TAMRON90.jpg 3.ツマグロヒョウモン♀
一旦家に戻り、D5300 に TAMRON 90 macro を付けて公園にとって返した。さっきの個体が今度は白いセンニチコウの花で吸蜜している。そこへ羽化したばかりのようなツマグロヒョウモン♀が飛来した。落ち着いて吸蜜しているクロマダラソテツシジミを横目で見ながら、まず、ツマグロヒョウモンを撮る。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし 
004_201116029 X800 〇峰岡公園 クマソ♀ D5300 TAMRON90.jpg 4.クロマダラソテツシジミ♀ -3
白いセンイチコウで吸蜜するクロマダラソテツシジミは、今まで見てきた個体と斑紋が異なる。明らかに低温期型の特徴が表れていた。長い尾状突起が健在である。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_201116044 X800 〇峰岡公園 クマソ♀ D5300 TAMRON90.jpg 5. クロマダラソテツシジミ♀ -4
半分開翅をしてくれた。はじめてみるその美しさに感動した。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_201116050 X800 ◎峰岡公園 クマソ♀ D5300 TAMRON90.jpg 6. クロマダラソテツシジミ♀ -5
こちらに向いて開翅して見せてくれた。全くきれいな個体だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし 
007_201116054 X800 ◎峰岡公園 クマソ♀ D5300 TAMRON90.jpg 7.クロマダラソテツシジミ♀ -6
近寄って撮る。少し濃いめのブルーが輝く。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_201116073 X800 〇峰岡公園 クマソ D5300 TAMRON90.jpg 8.クロマダラソテツシジミ♂ -1
花壇の向こう側に咲く黄色い花にシジミが止まった。ヤマトシジミかなと思ってよく見るとクロマダラソテツシジミ♂だった。やや擦れた個体で尾状突起もとれてしまっている。  

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし  
009_201116017 X800 〇峰岡公園 SX620.jpg 9.クロマダラソテツシジミ♂ -2
近づけないので、コンデジ(SX620)で引き寄せて撮った。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.6 1/640秒 112mm ISO80 ) 露出補正 -1.0段
010_201117012 X800 〇峰岡公園 クマソ♀ RX10M4.jpg 10.クロマダラソテツシジミ♀ -7
次の日、またその公園へ行って見ると、赤紫色のセンニチコウの花にクロマダラソテツシジミがいた。それは前日に撮った個体ではなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO160 ) 露出補正 なし
011_201117017 X800 〇峰岡公園 クマソ♀ RX10M4.jpg 11.クロマダラソテツシジミ♀ -8
右を向いたところを見ると、こちら側の尾状突起も健在である。ここで初めて見る個体のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO125 ) 露出補正 なし
012_201117021 X800 ◎峰岡公園 クマソ♀ RX10M4.jpg 12.クロマダラソテツシジミ♀ -9
この個体は高温期型と低温期型の中間のように思える。開翅してくれるのを待つ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 219mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_201117036 X800 〇峰岡公園 クマソ♀ RX10M4.jpg 13.クロマダラソテツシジミ♀ -10
開翅。翅表のブルーは前日の個体より淡い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_201117038 X800 ◎峰岡公園 クマソ♀ RX10M4.jpg 14.クロマダラソテツシジミ♀ -11
何処にも傷が見られないほぼ完全な個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 215mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_201117046 X800 ◎峰岡公園 クマソ♀ RX10M4.jpg 15.クロマダラソテツシジミ♀ -12
再び開翅してくれた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_201117056 X800 ◎峰岡公園 クマソ♀ RX10M4.jpg 16.クロマダラソテツシジミ♀ -13
ファインダーで見惚れるような美しさだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO125 ) 露出補正 なし
017_201117069 X800 ◎峰岡公園 クマソ♀ RX10M4.jpg 17.クロマダラソテツシジミ♀ -14
開翅してしばらく吸蜜を続けていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_201117091m X800 峰岡公園 クマソ♀ RX10M4.jpg 18.クロマダラソテツシジミ♀ -15
こんな狭いところに、ここ数日、おそらく4頭ほどの個体が入れ替わり、姿を見せてくれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_201117103 X800 ◎峰岡公園 クマソ♀ RX10M4.jpg 19.クロマダラソテツシジミ♀ -16
右側の翅表も見せてくれた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO100 ) 露出補正 なし クロマダラソテツシジミ♀ -17
020_201117107 X800 〇峰岡公園 クマソ♀ RX10M4.jpg 20.クロマダラソテツシジミ♀ -17
周辺を歩いてみたが、ソテツらしい木はなかった。これらのクロマダラソテツシジミは何処から飛来しているのだろうか? しかも1頭だけでなはない。♀達は次世代の卵を産むことが出来たのだろうか。そして、この付近で冬を越すことは出来るのだろうか。いずれにしても来年の秋が楽しみである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
021_201117115 X800 ◎峰岡公園 クマソ♀ RX10M4.jpg 21.クロマダラソテツシジミ♀ -18
今年の秋は最後の最後までクロマダラソテツシジミに楽しませてもらった。来年秋に再会できることを期待する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 187mm ISO100 ) 露出補正 なし
022_201119001 X800 峰岡公園 RX10M4.jpg 22.サクラの紅葉
19日にも行って見たが、クロマダラソテツシジミの姿はなかった。この小さな公園にも、春には桜が咲き目を楽しませてくれる。今秋のサクラの紅葉はきれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 106mm ISO100 ) 露出補正 なし
023_201119005 X800 峰岡公園 RX10M4.jpg 23.イロハモミジの紅葉
数は少ないがモミジもある。鮮やかに紅葉し、陽を受けて輝いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
024_201119010 X800 峰岡公園 カシワバアジサイ RX10M4.jpg 24.カシワバアジサイの紅葉
5月〜7月に真っ白い花を付けるカシワバアジサイの葉が紅葉していた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO250 ) 露出補正 なし


2020年11月11日

近所を歩く 帷子川から峰岡公園へ Canon PowerShot SX620HX 11月1日

3日ほど前に、何気なしにCanon PowerShot SX620HXというコンデジをポケットに入れて昼食がてら散歩に出かけた。帰り道に災害の時の避難場所にもなっている、近所の峰岡公園へ寄ってみた。猫の額ほどの花壇があり、ウラナミシジミが吸蜜していた。 持っていたCanon PowerShot SX620HXで撮影を試みた。被写体に近づければ撮れるが、35㎜版の625mm相当までズーム出来る望遠側でどんな写真が撮れるのか試してみたかった。
 1.5mほど離れて、モニターで見ると合焦している。しかし、モニターの中でウラナミシジミはガタガタとぶれている。シャッターを押した。完全ではないが、手振れ防止機能の効果だろうが何とか止まっていた。

201029008 X800 〇峰岡公園 SX620.jpg

Canon PowerShot SX620HXで撮ったウラナミシジミ 10月29日
プログラムオートで撮影 ( f6.6 1/160秒 112mm ISO100 ) 露出補正 なし

撮像素子が1/2.3型のこのカメラは仕様では焦点距離4.5mm~112.5mmで、35mm版では25mm~625mmに相当する。レンズはf3.2~f6.6だ。最短撮影距離は広角端が1cm、望遠端が1mとなっている。ISO感度は3200まで。
 というわけで、11月1日に、Canon PowerShot SX620HX だけを持って帷子川へヤマトシジミを撮りに行った。この日は気温も上がって、何種か撮影できた。ウバメガシでウラギンシジミの♂を見かけたが撮れなかった。
 帰りに峰岡公園を周ってみる。なんと、またまたクロマダラソテツシジミに会うことが出来た。

001_201101002 X800 〇帷子川河畔 SX620.jpg 1.ヤマトシジミ♂ -1
最初の1枚は近接撮影になった。焦点距離12mmは35㎜版の約67㎜に相当する。1/500秒でシャッターが落ち、手振れもなくきれいに撮れた。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 12mm ISO80 ) 露出補正 なし 
002_201101007 X800 〇帷子川河畔 SX620.jpg 2.ヤマトシジミ♂ -2
これは望遠端112mm(35㎜版625mm相当)で撮った。フォーカスフレームは中央にしか設定できない。何とか見られる。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.6 1/160秒 112mm ISO250 ) 露出補正 なし
003_201101010 X800 〇帷子川河畔 SX620.jpg 3.キタテハ秋型 -1
葉の上でキタテハが翅を休めていた。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/160秒 94mm ISO250 ) 露出補正 なし
004_201101012 X800 〇帷子川河畔 SX620.jpg 4.キタテハ秋型 -2
しばらく飛び立たないでじっとしていてくれる。近づくことも許してくれた。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 5mm ISO80 ) 露出補正 なし
005_201101017 X800 〇帷子川河畔 SX620.jpg 5.キタテハ秋型 -3
また離れて、1.5mくらいの距離から撮る。シャッターボタン半押しでフォーカスロックして撮る。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/100秒 34mm ISO125 ) 露出補正 なし
006_201101018 X800 〇帷子川河畔 SX620.jpg 6.ヤマトシジミ♀ -1
1.5mくらい離れて望遠端で撮る。ターゲットを捉えるのに少々戸惑う。当たり前のことだが、背景のボケは112mmのボケにしかならない。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.6 1/320秒 112mm ISO400 ) 露出補正 なし
007_201101026 X800 〇帷子川河畔 SX620.jpg 7.ヤマトシジミ♂ -3
いくつか咲いていた直径5cmくらいのピンクの花にヤマトシジミの♂が止まって開翅した。この花の葉を見るとヤマトシジミの食草のカタバミの葉によく似ている。5弁の花の形も似ているが、直径1cmに満たない黄色いカタバミの花に比べいかにも大きい。帰宅してネットで調べてみたところ、ハナカタバミとわかった。ノートリミングで、望遠端でこの大きさに撮れた。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.6 1/160秒 112mm ISO160 ) 露出補正 なし
008_201101032 X800 〇帷子川河畔 SX620.jpg 8.ヤマトシジミ♀ -2
地面に生えるカタバミの葉に止まる♀を上から10cmくらいに近寄って撮った。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/60秒 7mm ISO80 ) 露出補正 なし
009_201101037 X800 〇帷子川河畔 SX620.jpg 9.キタテハ秋型 -4
さっきのキタテハはカントウヨメナの花に移動し吸蜜をしている。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.6 1/160秒 112mm ISO250 ) 露出補正 なし
010_201101040 X800 〇帷子川河畔 SX620.jpg 10.ヤマトシジミ♂ -4
鮮やかなブルーが煌めく。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/125秒 8mm ISO80 ) 露出補正 なし
011_201101042 X800 〇帷子川河畔 SX620.jpg 11.ヤマトシジミ♂ -5 開翅
開翅して鮮やかなブルーを見せてくれた。625mm相当で撮っているが、まあまあ見られると思う。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.6 1/160秒 112mm ISO400 ) 露出補正 なし
012_201101047 X800 〇帷子川河畔 SX620.jpg 12.ヤマトシジミ♀ -3
♀の裏面は♂に比べ灰色が濃い。広角端で5cmくらいまで寄って撮った。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/125秒 4mm ISO80 ) 露出補正 なし
013_201101048 X800 〇帷子川河畔 SX620.jpg 13.ヤマトシジミ♂ -6
この時期のヤマトシジミの♀では翅表にブルーが出るが、そのブルーの出方に変化があって楽しませてくれる。また、この時期の♂も鮮やかなブルーで美しい。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.6 1/160秒 112mm ISO250 ) 露出補正 なし
014_201101054 X800 〇帷子川河畔 SX620.jpg 14.キタキチョウ
きれいな個体だった。忙しく飛び回るが、カントウヨメナで吸蜜を始めた。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/160秒 104mm ISO200 ) 露出補正 なし
015_201101060 X800 〇帷子川河畔 SX620.jpg 15.キンクロハジロ
早くも渡り鳥がやってきた。キンクロハジロは帷子川の常連だ。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/160秒 107mm ISO250 ) 露出補正 なし
016_201101068 X800 〇帷子川河畔 SX620.jpg 16.オナガガモ
少し上流に行くと、まだ2羽だけだったがオナガガモの姿も見えた。毎年同じようなところに陣取る。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/160秒 112mm ISO200 ) 露出補正 なし
017_201101079 X800 〇帷子川河畔 SX620.jpg 17.チャバネセセリ
ランタナの花でチャバネセセリが吸蜜していた。後翅の白斑がイチモンジセセリに比べ、不明瞭である。個体数はチャバネセセリの方が少ない。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/250秒 4mm ISO80 ) 露出補正 なし
018_201101087 X800 〇峰岡公園 クマソ センニチコウ SX620.jpg 18.クロマダラソテツシジミ -1
我が家の近くの峰岡公園まで戻ってきた。ウラナミシジミがいないかと思い、小さな花壇で咲いていた白い花を覗くと、なんとクロマダラソテツシジミが吸蜜していた。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.6 1/160秒 112mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_201101090 X800 〇峰岡公園 クマソ SX620.jpg 19.クロマダラソテツシジミ -2
近くのセンニチコウの花に移動してくれた。近寄って16mm(35㎜版約90mm相当)で撮った。羽化したばかりのようにきれいな個体だった。繊細で長い尾状突起も付いている。いったいどこから飛んできているのだろうか?どこかにソテツがあるのかと、道々見て歩いたところ、民家の玄関先で植木鉢に小さなソテツが植えられていた。しかし、そこで発生している気配はなかった。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/100秒 16mm ISO80 ) 露出補正 なし