SIGMA 17-70mmアーカイブ: Studio YAMAKO

2021年3月12日

舞岡公園の蝶 55種 (18) ダイミョウセセリ、コチャバネセセリ、キマダラセセリ

日本で新型コロナウィルス感染症が取り沙汰されてほぼ1年が経つ。昨年4月7日に第一波に対する緊急事態宣言が、7都府県に出され、5月後半には解除されたものの、7月になって、再び感染者が増え始め、第二波、そして11月に入ってさらに第三波が来襲した。今年になって、2021年1月7日に1都3県に発出された2回目の緊急事態宣言の直後、全国の1日当たりの感染者数は7,882人となってしまった。東京の1月8日の新規感染者数は、は2,447人となり、過去最多となった。私が住む神奈川県でも679人と増加し、さらにその翌日には995人となっていた。
 正月から、病院通いを除いては、1月4日に近くの氏神様に初詣をした以外、外出をしていないこの頃である。(2021年1月25日記)

 舞岡公園のセセリチョウ科のチョウは6種である。イチモンジセセリと見間違いやすいが、オオチャバネセセリをその中に含めた。地味な種が多い中で、6月に第1化が出てくるキマダラセセリは目を楽しませてくれる。だが、最近ちょっと個体数が減ってきているのではないかと心配である。

5.セセリチョウ科 ①   ダイミョウセセリ、コチャバネセセリ、キマダラセセリ

1) ダイミョウセセリ

50101 2010年5月15日撮影
5月に第1化が羽化するが、敏捷に飛翔しては葉の上などにスッと止まる。この写真では翅は閉じているが、本種は静止するときは翅を開くことが多い。セセリチョウ科の中では印象の強いチョウである。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm f2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
001_100515027 X800 ◎舞岡公園 D5000 Σ17-70 macro.jpg
50102 2010年5月15日撮影
ハルジオンで吸蜜する。開翅して吸蜜することが多い。後翅に白帯が現れている。♂と思う。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm f2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
002_100515074 X800 ◎舞岡公園 D5000 Σ17-70 macro.jpg
50103 2011年5月31日撮影
イボタノキの花で吸蜜。白い花が好きだ。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 7mm ISOオート )  
003_110531028 X800 ○舞岡公園 A640.jpg
50104 2011年5月31日撮影
後翅外縁の白い縁が美しいさを添える。

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
004_110531083 X800 ○舞岡公園 イボタノキ D300 SIGMA 105mm macro.jpg
50105 2011年7月18日撮影
第2化だろうか、きれいな個体だった。見かけでの雌雄の区別は難しいが、♀のようだ。

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
005_110718002 X800 ○舞岡公園・朝 D300 SIGMA 105macro.jpg
50106 2012年6月27日
いわゆる関西型のように、後翅の白帯が強く出ている個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
006_120627013S X800 ○舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
50107 2017年5月19日
この種は静止するときは開翅することが多いようだ。ダイミョウセセリという和名の由来に興味を持った。いくつかある説のうち、翅の模様が黒地に白い紋付きで江戸時代の大名の羽織袴姿を連想させるところからというのが一番納得しやすい。

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
007_170519059 X800 〇舞岡公園 D5300 SIGMA18-300.jpg


2) コチャバネセセリ
 
50201 2005年4月26日撮影
本種は年2回~4回発生する。これは第1化の♂で羽化したての個体のようだ。ハルジオンの花を好む。

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
データ不詳
001_050428044 X800 舞岡公園 D100 Tokina.jpg
50202 2006年9月4日撮影
第2化なのか第3化なのか良く分からないが、新鮮な個体である。

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
002_060904091 X800 ◎舞岡公園 D100 Tokina100.jpg
50203 2007年7月25日撮影
第2化♂。

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
003_070725032 X800 ○舞岡公園S D100 Tokina100.jpg
50204 2009年4月22日撮影
春に出てくる本種は好んでハルジオンの花で吸蜜する。

Nikon D300 NIKKOR 18mm-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/3200秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
004_090422020 X800 ○舞岡公園 コチャバネ D300 NIKKOR 18-200 + Kenko CLOSE-UP 1.jpg
50205 2010年5月15日撮影
第1化♂。個体数は多い。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm f2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/3200秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
005_100515043 X800 ◎舞岡公園 D5000 Σ17-70 macro.jpg
50206 2011年4月26日
キタキチョウやベニシジミなどとともに、春の舞岡公園に多いチョウである。裏面は黄褐色に翅脈の黒がアクセントをつける。

Nikon D5000 TAMRON 60mm f2.0G macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/4000秒 60mm ISO280 ) 露出補正 なし
006_110426058 X800 ○舞岡公園 D5000 TAMRON 60mm.jpg
50207 2011年5月31日撮影
第1化♀と思う。大分擦れてきている。擦れた個体では、裏面後翅の黄褐色が色落ちて黒く見えるようになる。

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
007_110531015 X800 ○舞岡公園 D300 SIGMA 105mm macro.jpg
50208 2015年4月25日撮影
90mmマクロレンズで接近して撮った。複眼の頭部から前翅の付け根辺りがたくましく見える。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/2500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
008_150425066 X800 舞岡公園 D5300 TAMRON 90 macro.jpg


3.キマダラセセリ

50301 2008年7月5日撮影
地味なセセリチョウ科のチョウの中にあって、ちょっと粋ないでたちのチョウである。第1化は6月中頃から発生するが、トラフシジミの夏型が発生する頃に見られるようになる。  

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm f2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
001_080705019 X800 ○舞岡公園 D300 Σ17-70.jpg
50302 2008年7月5日撮影
  ヒメジオン花で吸蜜。だいぶ擦れてきている。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm f2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
002_080705052 X800 ○舞岡公園 D300 Σ17-70.jpg
50303 2008年7月5日撮影
前の写真と同じ個体。広角側で背景を入れて撮影した。

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm f2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 17mm ISO400 ) 露出補正 なし
003_080705059 X800 ◎舞岡公園 D300 Σ17-70.jpg
50304 2010年6月24日撮影
アカメガシワで吸蜜。ミドリシジミの♀を探していると、よく見つけることがある。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1600秒 200mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
004_100624074 X800 ◎舞岡公園 アカメガシワ D5000 VR18-200.jpg
50305 2011年6月30日撮影
ハルジオンで吸蜜中の♀。 裏面も魅力がある。

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/1600秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
005_110630006 X800 ○舞岡公園 D300 SIGMA 105macro.jpg
50306 2011年6月30日撮影
オカトラノオも好きな花のようだ。    

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
006_110630015 X800 舞岡公園 D300 SIGMA 105macro.jpg
50307 2012年6月27日撮影
リョウブの花で吸蜜する♂。最近、舞岡公園における本種の個体数が少なくなっているようにお思う。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/800秒 30mm ISO200 ) 露出補正 なし
007_120627013S X800 ○リョウブ舞岡公園 G12.jpg


   

2020年7月 3日

舞岡公園の蝶 55種 (10) ヤマトシジミ、ルリシジミ、ツバメシジミ

舞岡公園で、私が生息を確認できたシジミチョウ科のチョウは15種である。舞岡公園にゴイシシジミがいると言われるが、私は見たことがない。
 さて、COVID-19 はまだまだ新しい感染者が増加している。WHOは、1日に報告された新たな感染者が世界全体で15万人を超えてこれまでで最も多くなり、「危険な新局面に入った」という認識を示し、パンデミックが加速しているとして、厳重な対策を呼び掛けている。
  アメリカの一部の州やブラジルでは経済活動を再開する中で感染者が増え続けているという。日本では6月19日には都道府県を越えた移動を含め、ほぼ全面的に自粛が緩和された。そんななか、東京都では、新たな感染者が増える状況にあるのも気がかりなことだ。 これからは「新しい生活様式」で自衛していかなくてはならない。さっそくスマホに COCOA(接触確認アプリ)をインストールした。(6月20日記)

3.シジミチョウ科 ⑤   ヤマトシジミ、ルリシジミ、ツバメシジミ

13) ヤマトシジミ

31301 2005年10月21日 撮影
秋も深まるころ、フジバカマが咲き、ヤマトシジミが吸蜜

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
31301_051021043 X800 D100 Tokina100.jpg
31302 2005年10月21日 撮影
きれいな♂だった。秋に羽化した本種は成虫越冬ではなく、産卵し、孵化して、終齢幼虫で越冬するという。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
31302_051021046 X800 D100 Tokina100.jpg
31303 2006年9月4日 撮影
小さな花で吸蜜する。外縁の黒い部分の幅が広い個体だが、♂だと思う。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
  プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/350秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
31303_060904083 X800 D100 Tokina100 ヤマトシジミ.jpg
31304 2007年7月25日 撮影
シジミチョウのこれぞ標準というようなシンプルな裏面だ。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
31304_070725054 X800 D100 Tokina100.jpg
31305 2007年10月5日 撮影
英語では、青いシジミチョウのことをブルーというようだが、♂の表はその代表のようなブルーだ。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
  プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/750秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
31305_071005003 X800 D100 Tokina100.jpg
31306 2008年7月5日 撮影
シロツメクサで吸蜜

Nikon D300 SIGMA 17mm-70mm f2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/400秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
31306_080705074 X800 D300 Σ17-70.jpg
31307 2011年7月18日 撮影
ルリシジミとともにハギの花も訪れる。

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
31307_110718053 D300 SIGMA 105macro.jpg
31308 2016年10月20日 撮影
秋、コセンダングサで吸蜜

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1000秒 4mm ISO100 )  露出補正 -0.3段
31308_161020025 X800 P610.jpg

14) ルリシジミ

31401 2006年7月4日 撮影
白い花 (ネズミモチの花のようだが)で吸蜜する♀

OLYMPUS CAMEDIA E-10 f2.0-2.4 9-36mm 4.0 Mega Pixels
   データ不詳
031401_0607041 X800 E10.jpg
31402 2007年6月12日 撮影


Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
  プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
031402_070612024 X800 D100 Tokina100.jpg
31403 2010年6月24日 撮影
春のルリシジミはなかなか敏捷で、梢の高いところを翔ぶことが多いが、この時期になると落ち着いてくる。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 200mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
031403_100624008 X800 D5000 VR18-200.jpg
31404 2010年6月24日 撮影
   ウツギの花で吸蜜する♂

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 200mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
031404_100624036 X800 D5000 VR18-200.jpg
31405 2010年6月24日 撮影
ヤマトシジミと同じく、簡素な裏面が良い。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/200秒 200mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
031405_100624132 X800 D5000 VR18-200.jpg
31406 2016年6月3日 撮影
♀がブルーではなく灰青色の翅表を半分開いてくれた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし 
031406_160603069 X800 D5300 TAMRON 90.jpg
31407 2017年6月15日 撮影
♂半開翅 これも典型的なブルーだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/320秒 197mm ISO100 )  露出補正 -0.7段
031407_170615008 X800 P610.jpg
31408 2018年6月4日 撮影
ルリシジミの写真を選んでいて、この辺りでは年に4~5回発生するのに、何故か6月に撮った写真が多かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 -1.7段
031408_180604016 X800 RX10M4.jpg
31409 2019年6月6日 撮影
クリの花で吸蜜

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
031409_190606114 X800 RX10M4 JPEG DSC08101a.jpg
31410 2019年6月13日 撮影
田んぼの畔で廃材が焼却されたその消し炭にルリシジミが来ていた。ストローを伸ばして吸汁している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 2134mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
031410_190613016 X800 RX10M4.jpg
31411 2018年5月25日 撮影
珍しいシーンに出会った。ウラギンシジミの♀にルリシジミの♂が求愛している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 2204mm ISO160 ) 露出補正 なし
031411_180525077 X800 RX10M4.jpg

15) ツバメシジミ

31501 2005年9月12日 撮影
ツバメシジミは暖かい地方では年4~6回発生する。羽化したばかりのような♂だった。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
詳細データなし
031501_050912010 X800 D100.jpg
31502 2007年5月9日 撮影
♀の翅表は個体によって差異があり、この個体は青が比較的多く出ている。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F5 1/350秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
031502_070509010 X800 D100 Tokina100.jpg  
31503 2007年10月5日
撮影♀ 産卵

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
031503_071005006 X800 D100 Tokina100.jpg
31504 2008年9月3日 撮影
マメ科植物に産卵する。年に4~5回発生する。終齢幼虫で越冬する。かわいいチョウだ。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f9 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
031504_080903004 X800 D300 Tokina100.jpg  
31505 2009年4月22日 撮影
シロツメクサで吸蜜する第一化 

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 200mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
031505_090422041 X800 D300 NIKKOR 18-200 + Kenko CLOSE-UP 1.jpg
31506 2009年5月19日 撮影
アカツメクサで吸蜜する黒が発達した♀

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
031506_090519015 X800 D300 Tokina100.jpg
  31507 2009年9月10日 撮影
裏面もきれいだ。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正  -0.3段
031507_090910040 X800 D300 Tokina100.jpg
31508 2010年4月13日 撮影
春、オオイヌノフグリで吸蜜する♂。輝いている。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/2500秒 100mm ISO400 ) 露出補正  なし
031508_100413047T X800 D300 Tokina100.jpg
31509 2010年7月31日 撮影
葉上に静止し、半開翅する♀

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 200mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
031509_100731041 X800 D5000 VR18-200.jpg  
31510 2011年4月26日 撮影
交尾するツバメシジミ

Nikon D5000 TAMRON 60mm f2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2500秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
031510_110426022 X800 D5000 TAMRON 60mm.jpg


 

2020年4月 7日

舞岡公園の蝶 55種 (1) クロアゲハ、ナガサキアゲハ、モンキアゲハ

私が初めて、いま世界的パンデミックとなっている新型コロナウィルス肺炎のことを意識し始めたのは、湖北省武漢市で昨年(令和元年)12月以降(実際は11月から始まっていた)、新型コロナウイルス肺炎の発生が報告され、日本をはじめとして世界各地からも報告がなされるようになった今年の1月中頃だった。
 そして、4月2日現在の感染者数は アメリカ 203,608人、イタリア 110,574人、 スペイン 102,136人、中國 801,554人、日本は検査数の問題はあるが 2,510人、全世界では 827,419人である。亡くなられた方の数は イタリア 13,155人、スペイン 9,053人、アメリカ 4,476人、中國 3,312人、日本 81人、世界で 40,777人に達している。日本はまだ、感染者数の多寡はともかくとして、死亡者はオーダーが違うほど少ない。
 しかし、3月の終わりごろから、日ごとの感染者数の増加は増えてきている。このまま増え続けると医療崩壊を起こしかねない状況となってきた。不要不急の外出自粛が要請されている。
 チョウの写真を撮りにフィールドへ出ることも、感染の心配はほとんどないと思うが、後ろ髪をひかれる思いがする。4月に入って、ようやく昨日今日と日差しが戻り、気温も上がり、ギフチョウの撮影には絶好であるが断念した。これからしばらくは動きにくくなる。
 ブログに載せる写真も撮れないので、ディスクにストックしてある昔の写真を頼りに、ここらで、私が舞岡公園で、過去17年間に撮影したチョウの写真を種別にまとめておこうかという気になった。
 私が舞岡公園のことを知ったのは、「相模の蝶を語る会」の企画・編集で神奈川新聞社が発行・制作した「かながわの蝶-バタフライウォッチング-」だった。この約170ページの冊子は2000年5月1日に初版が発行されている。
   舞岡公園を初めて訪れたのは、2003年6月7日だった。平地産のゼフィルスに会いたいと思ったからだ。「かながわの蝶-バタフライウォッチング-」では、舞岡公園には、ミドリシジミ、オオミドリシジミ、アカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミ、ウラゴマダラシジミの6種の平地産ゼフィルスが生息するとされていたが、初めて訪れた舞岡公園では出会うことはなかった。
  私は2003年9月に川崎市中原区から横浜市保土ヶ谷区に転居した。翌2004年には横浜市緑区の十日市場の近くの新治町の谷戸である新治市民の森へも行った。最初に平地産ゼフィルスを撮ったのはここで、オオミドリシジミとミズイロオナガシジミだった。しかし平地産ゼフィルス以外の蝶相は舞岡公園のほうが豊かで、春から秋にかけて撮影を楽しむようになり、2003年から足掛け17年、舞岡公園へ通うことになったのだ。

 舞岡公園のことはインタネットでも情報が得られた。多分お近くにお住まいの higirinikki というかたの「舞岡公園の自然」はほぼ毎日更新され、蝶のことはもちろん、他の昆虫や、鳥、草花や環境について写真と解説が掲載されている、2005年9月に開設されたこのブログは2015年2015年10月には述べ閲覧回数が55万回に達し、「舞岡公園の自然 2」に受け継がれている。蝶の発生状況や、蝶が吸蜜する草花についても参考にさせていただくことは多大である。
 もうひとつ「暖蝶寒鳥」というブログを見つけた。オーナーは横浜市の金沢区にお住まいだったが、2018年11月に札幌に移住された。舞岡公園では、私もまだ見ることが出来ないでいるオナガアゲハ(2014年8月撮影)、ミヤマカラスアゲハ(2009年9月撮影)の写真も撮られてアップされている。札幌に移られてからも「暖蝶寒鳥」は続けられており、素晴らしい野鳥の写真をはじめ、北海道の自然を楽しみに見せていただいている。
 さて、私のことになるが、2003年に初めて舞岡公園を訪れて以来、足掛け17年、もちろん、毎日というわけにはいかず、平地産ゼフィルスの発生時期を中心に年に10回行くか行かないかというところだが、これまでに舞岡公園に生息する55種のチョウの写真を撮ってきた。「暖蝶寒鳥」で写真が掲載されていたオナガアゲハ、ミヤマカラスアゲハに加え、いると聞き及んでいるヒオドシチョウ、ゴイシシジミはまだ撮っていない。 アゲハチョウ科からセセリチョウ科まで、少々時間はかかると思うが何回にも分けてアップしていこうと思っている。なお、すでにStudio YAMAKOで使用した写真からも抜粋し再掲している。 分類は日本チョウ類保全協会編の「フィールドガイド 日本のチョウ」に準じた。

1.アゲハチョウ科 ①  クロアゲハ、ナガサキアゲハ、モンキアゲハ

01) クロアゲハ

10101 2005年6月24日 撮影
羽化したばかりのような美しい♂だった。

撮影データ不詳
55_001.jpg
10102 2005年9月12日 撮影
ヤブガラシで吸蜜する♀

データ不詳  
55_002.jpg
10103 2009年7月19日 撮影
ヤブガラシに飛来した♂

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
55_003.jpg  
10104 2009年8月19日 撮影
クロアゲハはヤブガラシが好きだ。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro f4.5-5.6
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
55_004.jpg
10105 2019年6月13日 撮影
このころ、クロアゲハはよく路の水たまりで吸水している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO160 ) 露出補正 なし
55_005.jpg
10106 2019年6月18日 撮影
ミドリシジミの♀を撮ろうと出かけると、よくこういう光景が見られる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO160 ) 露出補正 なし
55_006.jpg


02) ナガサキアゲハ

10201 2007年9月4日 撮影
静止しているのではなく、翔んでいたところを捉えた。

Nikon D100 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G 
プログラムオートで撮影 ( F9 1/1250秒 ISO200 ) 露出補正 なし
55_007.jpg  
10202 2010年5月15日 撮影
春、タニウツギの花に飛来

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm f2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
55_008.jpg
10203 2010年5月15日 撮影
♂ 比較的破損していない。

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm f2.8-4.5G 
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1600秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
55_009.jpg    
10204 2012年10月5日 撮影
農家の花壇の花で吸蜜。ナガサキアゲハは♂♀ともまだ、新鮮な個体が撮れないでいる。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
55_010.jpg


03) モンキアゲハ

10301 2003年6月7日 撮影
初めて舞岡公園を訪れたときに撮った。

Nikon COOLPIX S10 f3.5 6.3-63mm 6.0 Mega Pixels
  撮影データ不詳
55_011.jpg
10302 2006年9月4日撮影
♀は時々このように、葉っぱの上に翅を開いて止まる。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/60秒 ISO200 ) 露出補正 なし
55_012.jpg
10303 2008年9月3日 撮影
クサギに飛来した♂

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
55_013.jpg
10304 2008年9月3日 撮影
♂ 夏の終わり、モンキアゲハはクサギの花が好きだ。 

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
55_014.jpg
10305 2009年8月19日 撮影
新鮮なモンキアゲハ♂と、擦れてしまったカラスアゲハ♂

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro f4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
55_015.jpg
10306 2009年8月19日 撮影
クサギの花が咲くところで舞っていると、次々とモンキアゲハがやってくる。

Nikon D300  SIGMA 70-300mm apo macro f4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2500秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
55_016.jpg
10307 2009年8月19日 撮影
モンキアゲハ♂ 花から離脱

Nikon D300  SIGMA 70-300mm apo macro f4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2500秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
55_017.jpg
10308 2010年5月15日 撮影
タニウツギを訪れた♂

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm f2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
55_018.jpg
10309 2010年5月15日 撮影
春はもっぱらタニウツギ

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm f2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
55_019.jpg
10310 2010年5月15日 撮影
タニウツギの花を離れる♂

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm f2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/640秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
55_020.jpg
10311 2010年5月15日 撮影
花から花へ 楽しそうだ。

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm f2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
55_021.jpg
10312 2010年8月14日 撮影
この個体は少し擦れている。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/320秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
55_022.jpg
10313 2012年8月30日 撮影
♂ 開翅

Nikon D300  SIGMA 70-300mm apo macro f4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
55_023.jpg  
10314 2012年8月30日 撮影
クサギの花から離脱

Nikon D300  SIGMA 70-300mm apo macro f4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
55_024.jpg
10315 2012年8月30日 撮影
ホバリングして吸蜜

Nikon D300  SIGMA 70-300mm apo macro f4.5-5.6
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/2500秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
55_025.jpg
10316 2012年8月30日 撮影
小刻みに翅を打ちながら吸蜜する。

Nikon D300  SIGMA 70-300mm apo macro f4.5-5.6 
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/24000秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
55_026.jpg
10317 2015年5月3日 撮影
このタニウツギは剪定されて、次の年には花が咲かなくなってしまった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/100秒 54mm ISO400 )  露出補正 -0.3段
55_027.jpg


2017年11月13日

県立大磯城山公園(2) 旧三井別邸地区 11月2日

旧吉田茂邸の見学を終えた後、北側、隣にある旧三井別邸地区へ移動した。旧吉田茂邸地区と旧三井別邸地区とを併せて県立大磯城山公園が構成されている。
  城山公園管理事務所のHPによれば、公園内からは縄文時代の遺跡や、横穴墓、鎌倉古道などの文化遺産が発見されていて、また、中世には小磯城が建てられていたそうだ。1898年(明治31年)、この地が三井財閥本家の別荘地となり、中心的建築物「城山荘」や展望室「降鶴亭」、国宝の茶室「如庵」などが建てられた。
 財閥解体後はほとんどの土地が三井家の手を離れ、残った土地も放置されていたが、その後、三井別荘跡地の再利用案として公園化計画が持ち上がり、県立都市公園整備工事が開始され、1987年(昭和62年)に部分開園、1990年(平成2年)に神奈川県立大磯城山(じょうやま)公園として正式に開園したそうだ。
  旧三井別邸地区には当時の建物はほとんどなく、その跡地が公園として整備されていた。緩やかな丘陵にある園内には、シイやカシ、ケヤキなどの木々が茂り、展望台からは富士山、箱根、相模湾が眺められる自然豊かな良いころだった。

  昼飯時になったので大磯港へ行き、満足度の高い魚料理で有名な「めしや」というところへ行ってみるが、列ができていて、しかも、すでに終わってしまったメニューが店先の黒板のお品書きから消されてしまっていた。今回は諦めることにした。西南バイパスの茅ヶ崎の手前の「磯っぺ」というレストランに入った。しらすと地魚とともに"売り"らしい手打ちそばを食べたが、これは旨かった。3時前には自宅に戻っていた。

29.南門
車を旧吉田茂邸の駐車場に置いたまま、旧国道1号を平塚方面へ歩き、城山公園前という信号のある三叉路を左へ戻るように進むと、すぐ城山公園旧三井別邸地区の「であいの広場」という入り口があった。入ってまっすぐ進むと少し坂道になっていて、その先に南門が見えた。南門の傍に旧三井別邸時代の建物として海會門(中門)があったという説明板が立てられていた。海會門(中門)は、柱は奈良薬師寺の鐘楼の柱を使い、門扉は同じく奈良の当麻寺の講堂扉、鬼瓦及び棟瓦は菅原寺(奈良)の金堂瓦、肘木は東京浅草寺の肘木を使用するなど多数の寺の古材を用いて建立されていたと説明されていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f3.5​​​ 1/​250​秒 32mm ISO​2​​50​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
30.亀蔵門​​
南門から入って、西の方へUターンをするような道を展望台の方へ向かう。逆に東に行けば古墳時代の横穴墓群があったのだけど、展望台への道を選択したため、見ずに終わってしまった。一旦西へ向かった道は、この亀蔵門があるところから東に少し登ると展望台があった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f5.6​​​ 1/​250​秒 38mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
31.展望台​​​​
亀倉門はくぐらずに右へ、展望台に向かう。三井別邸の城山荘本館は展望台の場所に建てられていた。旧三井財閥当主の別荘で非常に価値のある木造建築物であったが、いまは解体され、他の建物とともに各地に四散してしまったとのこと。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f9​​​ 1/​320​秒 29mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
32.展望台からの眺め
展望台からは西に富士山、箱根の山々が連なり、南には相模湾越しに伊豆半島が眺められた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f9​​​ 1/​320​秒 24mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
33.北蔵ギャラリー
展望台から茶室を目指して歩く。北蔵ギャラリーというどっしりとした建物があった。ここは、個人もしくは団体で、絵画、写真、手芸、陶芸展などの展示ギャラリーとして利用できる。その他、楽器演奏会や講演会などにも利用できまるとのこと。この日は閉ざされていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f3.8​​​ 1/​250​秒 40mm ISO​2​​50​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
34.北蔵
その北蔵は、旧三井財閥別邸の一部として昭和16年に建てられたもので、当時の施設の中で唯一、東蔵と共に現存している建物だそうだ。現在、この由緒ある北蔵はギャラリーとして一般開放されている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f3.8​​​ 1/​250​秒 38mm ISO​​640​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
35.通雲門​​
北蔵から国府橋(こうのはし)に行く手前に通雲門という門があった。何時頃建てられたものかはわからなかった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f3 1/​250​秒 21mm ISO​​450​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
36.休憩所
国府橋を渡るのは後にして、先に休憩所に行ってみる。写真は休憩所から駿河湾の眺めで、ケヤキだろうか紅葉が始まっていた。この休憩所があるところには、当時、六窓堂という正六角形のあずまやがあり、現在は外周礎石だけが残っている。柱は薬師寺鐘楼、その他は王福寺の古材を使用して、内部敷瓦は敷地内の城山窯で焼かれたという。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f8 1/​250​秒 21mm ISO​​450​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
37.法雲堂跡​​
同じく休憩所のあたりには、周辺の建物の中では最も遅く完成した、主として薬師寺の古材が使用された法雲堂があり、その台座の部分がそのまま残されていて、現在はあずまやがその上に設置されている。江ノ島、三浦半島が眺められる初日の出スポットとして親しまれている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250​秒 32mm ISO​​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
38.国府橋
戻って国府橋を渡る。国府橋の下には小淘(こゆるぎ)の滝が流れているというが、気が付かなかった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 34mm ISO​​2500​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
39.通雲橋​​
かって、国府橋と同じ形をした通雲橋がここに架かっていたのだろう。傍に立てられていた説明板には、橋脚は京都東福寺の通天橋橋脚の古材を用いて架けられていたと書かれていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f3.3 1/​250​秒 29mm ISO​​2000​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
40.国府橋を見上げる​​​​
茶室の方へ行こうと下に下りる。国府橋を見上げる。かっての通雲橋にはあったようだが、現在の国府橋には京都東福寺の通天橋のような屋根がない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f3 1/​250​秒 19mm ISO​​2500​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
41.茶室「城山庵」
国府橋の方から茶室に近づく。「城山庵」は喫茶ができるようになっているが、その部屋には暖かそうな陽が差し込んでいた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f3.8 1/​250​秒 40mm ISO​​640​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
42.城山庵裏口​​
ここは城山庵の裏口のようだ。城山庵は、旧三井財閥別邸の一部として置かれていた国宝の茶室「如庵」を模して建てられたそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f4.5 1/​250​秒 26mm ISO​​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
43.城山庵の庭​​​​
城山公園のHPによれば、城山庵は神奈川県大磯町の三井家別荘に置かれていた国宝の茶室「如庵」を模して、平成2年3月に落成した。国宝「如庵」は、茶の湯の創成期に織田信長の弟の織田有楽斎が建てた茶室で有楽斎没後、正伝院に寄進され江戸時代は正伝院の所有だったそうだ。明治4年(1871年)に正伝院は永源寺と合併され、明治41年(1908年)に売却され建物は四散、そのうちの書院と茶室及び露地は麻布の三井家本邸へ移築され、昭和11年に国宝に指定された。さらに昭和13年(1918年)大磯の別邸城山荘に移築されたが、昭和45年(1970年)、名古屋鉄道株式会社の所有となり、昭和47年に犬山城下御門先の有楽苑に移築されたという。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250​秒 26mm ISO​​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
44.城山庵入口
城山庵の入り口は、城山公園の西門の近くにあり、西門から入るとここに出る。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f2.8 1/​250​秒 17mm ISO​​360​​​​ ​)露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
45.城山庵の門
公園の西門から石段を上がっていくとこの門がある。表札は「抹茶」・・・

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6 1/​250​秒 34mm ISO​​200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
46.西門​​
2017年11月23日(木・祝)~11月26日(日)の間、この西門から茶室、不動池、もみじの広場のもみじや竹林がライトアップされる。西門から北へ行ったところにある不動池には、水面にモミジが写り、幽玄な世界に誘うとうたわれている。この西門を出て、旧吉田茂邸の駐車場に戻った。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f3 1/​250​秒 34mm ISO​​400​​​​ ​)露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
47.大磯港
城山公園の散策を終えるとちょうど昼飯時だった。ネットで情報を得ていた「めしや」というところで地魚を食べようと行ってみたが、評判通り、行列ができていて、外に出されている黒板の御品書きでは、すでに刺身定食などの人気メニューが消し込まれていた。この日は諦める。大磯港の堤防は絶好の釣り場になっているようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f10 1/​400​秒 32mm ISO​​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
​​
​​

2017年11月 8日

県立大磯城山公園(1) 旧吉田茂邸 

そのワンマンぶりは「バカヤロー解散」「ワンマン道路」などの話にもあったが、戦後の混乱期に通算5期にわたり首相を務め、日本の戦後復興の礎を築いた吉田茂が、昭和19(1944)年頃から亡くなった昭和42(1967)年までを過ごしたのが大磯の旧吉田茂邸である。
 2009年に原因不明の火災により焼失したが、その後、地元・大磯町が神奈川県からの協力を得ながら、再建事業が具体化。総工費5億4,000万円をかけ、2017年に再建工事が終了し、4月1日より一般にに公開されるということを知って、ぜひ、行ってみたいと思っていた。
 台風22号が通過した後、関東地方には好天で暖かい日が訪れている。大磯なら車でそう遠くはないので、行ってみることにした。
 午前10時に旧国道1号線沿いにある県立城山公園の旧吉田茂邸地区駐車場に着いた。昭和22年ごろ建てられた応接間棟、および昭和30年代に吉田五十八が設計し、近代数寄屋建築で建てられた新館をメインに再建されていた。まだ真新しいその応接間棟と新館の中に入った。


1. 旧吉田茂邸 正門
西湘バイパスを西大磯で降りて、旧国道1号を小田原側から平塚へ進むと右側に旧吉田邸がある。この門はその旧国道1号に面した正門である。 旧吉田茂邸は、明治17年に吉田茂の養父健三が別荘として建てたもので、吉田茂が昭和19年頃から、その生涯を閉じる昭和42年までを過ごした。 

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​3.2​​​​​​​​​​ 1/​250​秒 2​4​mm ISO​800​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
2.吉田茂元首相の出迎え
駐車場から、まずトイレに寄っていきたいと思い管理事務所へ行くと、羽織袴でステッキ、そして葉巻を咥えた吉田茂元首相のパネルに出迎えられた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​3.3​​​ 1/​250秒 26mm ISO​​360​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
3.日本庭園と兜門​​
管理事務所の脇から日本庭園に出る。写真右に見えるのは兜門といい、2009年(平成21年)に原因不明の火災の際、焼失を免れた貴重な建造物である。本来はここから日本庭園に入る。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​9​​​ 1/​320秒 19mm ISO​​200​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
クリックすると大きくなります。
4.日本庭園
この庭は外国からの賓客を招くため吉田茂邸の改築が始まった昭和36年ころに造られたという。庭園を設計したのは造園家の中島健だそうだ。吉田茂は昭和30年代に建てられた新館の居間から、この庭園と富士山の眺めを楽しんだそうだ。日本庭園は約3,000㎡ある。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​9​​​ 1/​320秒 24mm ISO​​200​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
クリックすると大きくなります。
5.母屋玄関
元は昭和22年頃建てられ、このたび再建された応接間棟(母屋)の玄関である。旧吉田茂邸が火災により焼失したのは平成21年3月でそう昔のことではない。吉田茂が暮らした当時の邸宅がこのたび復原されたのだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​5.6​​​ 1/​250秒 17mm ISO​​200​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
171108_005.jpg
6.玄関ホール​​
靴を脱いで素足、またはスリッパに履き替えて屋敷の中に入る。まだ木の匂いが残る新築だ。順路は右に楓の間に進むが、左を見るとこの玄関ホールが見えた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​4​​​ 1/​250秒 17mm ISO​​200​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
クリックすると大きくなります。
7.楓の間
玄関入ってすぐ右のこの広い部屋は応接間として使われていて、吉田茂の執務机やソファーセットが置かれていた。ご覧の通り、この日はグループで来られている大勢の見学者があった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​​​2.8 1/​250秒 17mm ISO​​1800​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
クリックすると大きくなります。
8.楓の間に展示されていた写真
楓の間のガラス戸の棚の中には、吉田茂と関りのある世界の要人の写真があった。ジョン・ダレス元米国務長官、アデナウアー元西独首相、蒋介石、チャーチルなどの顔が見える。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​​​3.5 1/​250秒 32mm ISO​​1100​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
クリックすると大きくなります。
9.書斎 北西縁​​
2階に上がる。限られた身内以外は許可なく入れない、吉田茂の私的な書斎があった。官邸直通のダイアルのない黒電話が置かれていたという。書斎には北西縁と南縁があった。これは北西縁だったと思う。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​​​4 1/​250秒 24mm ISO​​200​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
クリックすると大きくなります。
10.書斎 南縁​​​​
こちらはたっぷりと陽の光が注ぎ込む南側だ。相模湾の海が見渡せる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​​​9 1/​320秒 21mm ISO​​200​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
クリックすると大きくなります。
11.書斎の書架​​​​​​
吉田茂の私的な書斎の書架には、「アメリカの新しい労働法」、「我が国の公的年金」、「災害対策基本法」、「防衛大学校」、そして「日僑秘録(中共国賓の手記1953年)といった当時の、いわば貫禄のついた書籍が並んでいた。 む南側だ。相模湾の海が見渡せる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​​​3.3 1/​250秒 26mm ISO​​500​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
12.浴室
書斎の北側には舟形の風呂があった。この風呂の作成には、大磯の船大工が関わったといわれている。来客用の浴室だったのだろう。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​​​2.8 1/​250秒 17mm ISO​​500​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
13.葉巻
2階から再び1階に下りてきたところにあった展示室には、吉田茂ゆかりの品々が展示されていた。これは愛用していたシガーケース、マッチ、灰皿だ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​​​3.5 1/​250秒 32mm ISO​​1000​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
14.食堂(ローズルーム)
1階にある食堂として使用されていた部屋で、別名ローズルームともいう。アール・デコ調の室内が特徴である。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​​​3 1/​250秒 21mm ISO​​250 ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
15.新館2階
ローズルームの前から新館2階へ上がる階段が続いている。昭和30年代に建てられた新館も焼失したが、今回、再建された。まず、西側の窓からの景色が印象的だった。富士山が見える。吉田茂はこの部屋から見える富士山をたいそう気に入っていたという。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​​​10 1/​400秒 29mm ISO​​200 ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
16.新館2階から相模湾を望む​​
居間の南側の窓からは、菜園広場、そしてその向こうに相模湾を見渡すことが出来た。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​​​10 1/​400秒 55mm ISO​​200 ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
17.新館2階 「金の間」
この新館2階の居間は「金の間」ともいわれ、賓客をもてなす応接間として利用されていたそうだ。箱根の山々と富士山、相模湾を一望できる。「金の間」という名称は、部屋の装飾に金を用いたことからきている。天井に金の装飾がなされている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​​​4 1/​250秒 55mm ISO​​200 ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
18.寝室兼書斎 「銀の間」
新館2階のもう一つの部屋として、寝室兼書斎だった「銀の間」がある。これは吉田茂のベッドで、ここで最期を迎えたそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​​​3.2 1/​250秒 24mm ISO​​1000 ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
19.「銀の間」の天井​​
「金の間」と対になる形で、「銀の間」は装飾品に銀が使用されていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​​​3.3 1/​250秒 26mm ISO​​280 ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
20.「銀の間」からの眺め​​​​
「銀の間」は吉田茂が寝起きしていた部屋であり、書斎としても利用していた。部屋のガラス棚には蔵書が並べられ、ベッド横の窓際には執務用の机が置かれていたという。ベッドからは富士山が眺められる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​​​3.2 1/​250秒 24mm ISO​​1000 ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
21.ローズルーム​​​​​​
再び食堂「ルーズルーム」へ戻ってきた。新館2階へ上がる階段ある入口の方を見ている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​​​3.2 1/​250秒 17mm ISO​​250 ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
22.サンルーム(温室)​​​​​​​​
食堂正面から庭園を眺めて右側にこのサンルームが見える。平成21年(2009年)の3月に旧吉田邸が焼失した際、唯一焼け残った建物だそうだ。そして、この写真でもわかるが、外壁には激しい火災による焼け跡が残されている。吉田茂の生前には、ブーゲンビリアなどの熱帯植物が植えられ、吉田茂の憩いの場となっていたそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​​​​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​​​9 1/​320秒 24mm ISO​​200 ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
23.内門 (兜門)​​​​​​​​
​​ 玄関から外へ出た。内門は、焼失を免れた貴重な建築物だ。サンフランシスコ講和条約締結を記念して建てられたもので、昭和29年に完成している。別名「講和条約門」とも呼ばれる。また、兜の形に似ていることから「兜門」とも呼ばれている。京都の裏千家の兜門と同じ製作者を京都から呼び寄せて造られ、屋根は「檜皮葺き」という伝統的技法が用いられている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​​​​​​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​​​8 1/​250秒 24mm ISO​​200 ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
24.菜園広場から
​​ 南側(相模湾側)に広がる菜園広場に出て、再建された吉田茂邸を見上げる。石垣の上に建てられていて、もはや城のようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​​​9 1/​320秒 21mm ISO​​200 ​) 露出補正​ ​-0.3段​​
;クリックすると大きな写真になります。
25.バラ園​​
駐車場の横はバラ園になっていた。向こう側に兜門が見える。バラ愛好家であった吉田茂は、ここに広いバラ園を持っていた。しかし、彼の死後、昭和54年に当時の大平首相とカーター大統領の会談でこの吉田邸が使われた時、バラ園を縮小して駐車場としたそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​​​9 1/​320秒 17mm ISO​​200 ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
26.七賢堂
バラ園から駐車場に戻ろうと思ったところ、あるグループを案内していたガイドさんが「次はちょっと上りますけど七賢堂と銅像を見ましょう」と話していた。見ないで出てしまうところだったが、これを聞いてそのグループの後についていった。七賢堂も焼失を免れた貴重な建物だそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​​​3.2 1/​250秒 17mm ISO​​200 ​) 露出補正​ ​-0.3
;クリックすると大きな写真になります。
27.「七賢堂」とは
「七賢堂」は伊藤博文の自邸、大磯の「滄浪閣」に建てられたそうだ。はじめ、明治維新の元勲のうち、岩倉具視、大久保利通、三条実美、木戸孝允の4人が祀られた「四賢堂」であった。その後、伊藤博文が祀られ、昭和35年に吉田茂がこの地に移築し、西園寺公望を加えて「六賢堂」とした。吉田茂の死後、佐藤栄作が吉田茂も加え「七賢堂」となったそうだ。正面の扁額の文字「七賢堂」は佐藤栄作の揮毫とのこと。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​​​4.5 1/​250秒 49mm ISO​​200 ​) 露出補正​ ​-0.3
;クリックすると大きな写真になります。
28.吉田茂銅像​​
「七賢堂」から少し進むと、昭和58年に建立された吉田茂の銅像があった。日米講話条約締結の地サンフランシスコと首都ワシントンの方を向いていると言われる。銅像の後には相模湾が広がる。余談だが、皇居の北の丸公園中央通りから清水門に抜ける芝生地の一角にも船越保武により1981年(昭和56年)に建立された吉田茂の銅像があるそうだ。また、高知県龍馬空港の敷地内には、昭和59年建立された吉田茂の銅像がある。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​​​8 1/​250秒 21mm ISO​​200 ​) 露出補正​ ​-0.3
;クリックすると大きな写真になります。
​​​​
​​​​

2017年9月14日

久しぶりのヨーロッパ旅行 (5)バルセロナ から サン・セバスティアン へ 8月2日

いよいよ、今回の旅行の目的であるスペイン バスク地方、サン・セバスティアンへ向かう。バルセロナ空港から、バルセロナを拠点とするイベリア航空系列のLCC ブエリング航空 の11時35分発IB5354便で、バスク地方の中心都市であるビルバオへ飛ぶ。
 ビルバオには午後1時に到着し、荷物も無事出てきた。ビルバオには3日後に改めて訪れ、1泊する予定だ。
 ビルバオ空港からサン・セバスティアンまではバスで移動する。田園風景が美しい高速道路を走行、1時間半ほどかかったが、サン・セバスティアンのバス・ターミナルに到着した。そこからタクシーで、これから2泊する「サン・セバスティアン・オルリー」というホテルへ。10分ほどで到着した。夏休み期間中はサン・セバスティアンのホテルは取りにくく、値段も高くなるらしい。ここはそれほど立派なホテルではなかったが、清潔で、便利なところだった。

 「地球の歩き方」には、「サン・セバスティアンはフランス国境に近いビスケー湾の真珠と呼ばれる美しい街だ。中世にはサンティアゴ巡礼の中継地として、また16世紀以降は海洋貿易で栄えたが、スペイン独立戦争中の1813年ナポレオン軍と英国軍の攻防戦によって町の大半は炎に包まれた。その後再建され、19世紀にハプスブルグ家の王妃マリア・クリスティーナが保養地として以来、高級避暑地としてその名を知られるようになった。」と解説されている。サン・セバスティアンはバスク語でDonostia(ドノスティア)という。
 サン・セバスティアンは人工約18万人で、マドリードから鉄道では5時間以上、バルセロナからは約6時間かかる。

 娘たちの目的はグルメだ。最近は日本のTV番組でも紹介されているBAR(バル)を食べ歩くのが楽しみである。
 この日は昼に1軒、夜2軒のBARを楽しんだが、やはり夜にならないとだめだ。BARについては、出発前に植松良枝著「スペイン・バスク 美味しいバル案内」を買い、娘夫婦に、どの店が良いか研究してもらった。

121.バルセロナ空港
バルセロナ国際空港(エル・プラット空港)はバルセロナの中心から13km南西に位置している。マドリード空港と国内利用客トップを争っているという。我々がこれから乗るブエリング航空の飛行機が多く駐機していた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 )露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
122.搭乗を待つ列
搭乗するまで少々時間がかかった。リーダーからLCCは、遅延、ロストバゲージの可能性が高いこと、預け荷物23KGの制限は厳密だと聞いていたので少々心配したが、スーツケースの重量は20KG未満に納まっていて、ビルバオの空港に無事着いていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 37mm ISO160 )露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
123.搭乗機
バスで駐機場まで移動。タラップを上がる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f5.6 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
124.ビルバオからサン・セバスティアンへ -1
ビルバオの空港からバス乗り場へ行くとサン・セバスティアン行のバスが待っていた。高速道路を快適に走る。晴れた日の田園風景が目を楽しませる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 37mm ISO200 )露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
125.ビルバオからサン・セバスティアンへ -2
バスはいくつかの町を見ながら走る。ここはビルバオから半分くらい走ったところで、集合住宅が立ち並ぶところを通った。何か産業のある町なのだろうか。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 19mm ISO160 )露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
126.サン・セバスティアン高速道路のゲート
大きなゲートだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
127.サン・セバスティアン到着
バスク山脈の麓、ナバーラ州の北端に近いゴイスエタに端を発し、北に向かって流れる全長54.9kmのウルメア川を渡る。日本で最も長い信濃川が367kmというからそれほど長い川ではない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1250秒 21mm ISO125 )露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
128.マリア・クリスティーナ橋
wlipediaによると、この橋はアーチ橋であり、アーチ部の間隔は30m。セーヌ川に架かるパリのアレクサンドル3世橋を模した折衷主義の建築だそうだ。両サイドに2基ずつ計4基設置された全高18mの方尖塔(オベリスク)が特徴であり、それぞれの方尖塔は凝った彫刻で埋め尽くされている。この橋を渡りバスは地下のバス・ターミナルに到着した。時刻は午後3時。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
129.ウルメア川 右岸
バス・ターミナルやRENFE(スペイン国鉄)の駅から、海の方へ続くウルメア川の右岸には、土産物屋が軒を連ねる。(124~129までバスの車内から撮影)

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 35mm ISO180 )露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
130.コンチャ・ビーチ
一旦、ホテルにチェックインした後、さっそく海を見に行く。扇状に広がるコンチャ湾は、東側のモンテ・ウルグル、西側にモンテ・イゲルドに囲まれた海水浴場が広がる。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 17mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
131.コンチャ・ビーチ モンテ・ウルグル
標高123mの東の丘には、モタ城があり、キリスト像が立っている。丘の向こう側はビスケー湾に面している。12世紀に山頂にモタ城が建設されて以来、モンテ・ウルグルは重要な防御地点だったそうだ。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 38mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
132.コンチャ・ビーチ モンテ・イゲルド
反対側のモンテ・イゲルドには展望台や遊園地などが設置されており、山頂からはサン・セバスティアン市街地やラ・コンチャ湾やサンタ・クララ島を見渡すことができるそうだ。1912年8月25日、スペイン王アルフォンソ12世の妻マリア・クリスティーナによって運行開始されたケーブル・カーがある。スペインで3番目に古いケーブルカーだそうだ。山頂駅の標高は162m。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 38mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
133.ビーチの賑わい
東側を見ている。ビーチは人が多いが、いわゆる「海の家」的な施設はなく、テントも個人が持ち込んだもの以外にはなさそうだ。海岸の向こう側は旧市街で、かってはカジノだったという市庁舎が見える。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 45mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
134.西側のビーチ
こちらも長いビーチが広がっている。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 70mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
135.サンタ・マリア教会
海岸沿いの道を東の方へ歩く。市庁舎の右側の、いかにも旧市街らしい路地を入っていくとサンタ・マリア教会が見えてくる。サンタ・マリア教会12世紀に建てられた最初の教会だったが1774年に現在のバロック様式になり、入り口の上にサン・セバスティアンの像が取り付けられたそうだ。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 70mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
136.BAR 「ARALAR」 -1
旧市街の道を歩くとたくさんのBARが目につく。今は午後5時前。夜には再びBAR巡りをするとして、まず手始めに1軒に入る。ここは有名店ではなさそうだ。味はいまいちだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
137.BAR 「ARALAR」 -2
この店に入ったのは特に当てがあったわけではないのだが、店先に吊るされた生ハムに引き込まれたようなものだ。まず、バスク地方の地ワイン、チャコリという白ワインを頼む。これは旨かった。チャコリのボトルを高い位置からグラスに注ぐ「エスカンシア」という独特のスタイルで注いでくれる。ボトルからグラスへ注がれるあいだに、炭酸ガスを空気中の酸素と混合させることで、とがった部分を丸くして、優しい味のチャコリになるのだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
138.旧市街の街
夕方5時少し前。夕方と言ってまだ陽は高い。いま、チャコリとパンの上に生ハムを乗せたピンチョスを食べてきたバルが左手に見える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f3.2 1/1250秒 37mm ISO125 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
139.Mayor通り
サンタ・マリア教会を背にしたMayor通り。遠くにカテドラル(Buen Pastor Cathedral) が見える。カテドラルは旧市街の南側にあるゴシック建築の教会である。この教会は建てられてまだ100年程とあたらしいものだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 37mm ISO400 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
140.静かな通り
ちょっと横道にそれるとこんな静かな道もある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 19mm ISO640 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
141.昼下がりのバル
おそらく地元の人たちが良く来るバルなのだろう。ご主人様におねだりをしているワンちゃんが可愛らしい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1250秒 37mm ISO125 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
142.Cafe
私と同じくらいの年だろうか。2人の男性がCafeの前に出された小さなテーブルと椅子に座り、一人はたばこ片手にビールを飲み、右側の白鬚の男性はコーヒーを楽しんでいる。いい光景だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1250秒 18mm ISO125 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
143.コンスティトゥシオン広場
旧市街を東へ歩く。広場があった。バルコニーを持つ3階建ての建物に取り囲まれていて、マドリードのマヨール広場に感じが似ていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4.5 1/1250秒 10mm ISO125 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
144.「サポレハイ」 生ハム専門店
ここはBARではない。バル巡りの途中に立ち寄りたい食材店として、植松良枝著「スペイン・バスク 美味しいバル案内」に紹介されていた。イベリコ豚の生ハムを試食させてもらった。旨かった。真空パックになった製品をいくつか買い求めた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
145.「ガンバラ」
この店がぜひ行ってみたいバル、「ガンバラ」だ。夜にならないと開店しない。夜にもう一度来よう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
146.ラ・ブレチャ市場 -1
少し歩いて、旧市街の東側にある市場に行ってみた。活気がある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
147.ラ・ブレチャ市場 -2
生ハムやチーズを扱う店が多かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
148.大道芸人
午後6時になった。一旦ホテルに戻って、夜にまた、BARへ繰り出そう。公園の通りには古い金属を模した大道芸人さんがいた。あまり人気はなさそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1250秒 16mm ISO125 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
149.サンセット
8時半、再び旧市街のバルの街へ出て行った。日没はまだなのだろうが、西側のモンテ・イゲルド側の海が黄金色に染まってきた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f7.1 1/1250秒 32mm ISO125 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
150.「ガンバラ」に潜り込む
「ガンバラ」はやはり混んでいた。しかし、遠慮してはいられない。奥の方に入る。何とかスペースを確保した。白ワインはチャコリ、そして2杯目のティント(赤)はテンプラニーニョだったが、両方ともうまい。ピンチョス(小皿料理)は、キノコのソティーが旨かった。このバルは蟹も売りだ。エビのフリッターも旨かった。入り口近くのカウンターに座っていた2人の日本人女性が手を上げて呼んでくれて、自分たちは店を出るからここに座れと言ってくれた。サン・セバシティアンに長くいる人とその友人という感じだった。ここは素材にこだわったハイクオリティなピンチョスが味わえる有名店だそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
151、二軒目のBAR 「カーサ・ウローラ」
旧市街の目抜き通りであるフェルミンカルベトン通りにある。この店も植松良枝著「スペイン・バスク 美味しいバル案内」に紹介されていた。季節の食材を使ったメニューや肉料理が充実。ここでもティントを飲んだが、それも美味しかった。ピンチョスはフォアグラ、ホタテ、タコ、青トウガラシを食べたが味は良かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/640秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
152.ライトアップされた市庁舎
夜10時を過ぎた。2軒のバルに満足し、ホテルへ戻る。市庁舎のライトアップがきれいだ。この建物は1897年7月1日の開館から ギャンブル禁止令により1924年にクローズされるまで、ドノスティア=サン・セバスティアンのグラン・カジノの本拠地だった。その後、病院となったが1950年から市庁舎として使用され、現在本会議場として使われているかつてのダンスサロンやルーレットは、良き時代の政治家、作家、芸術家で大いに賑わっていたそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/200秒 14mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
153.夜のコンチャ・ビーチ
さすがにこの時間泳いでいる人はいない。すっかり人通りのなくなった海岸沿いの道をホテルに戻った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/125秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2017年9月 8日

久しぶりのヨーロッパ旅行 (4)バルセロナ 後半 8月1日

さて、バルセロナはサグラダ・ファミリアのことが多くなり、前半と後半に分けて記述することになってしまった。
 スペイン・カタルーニャ出身の建築家アントニ・ガウディが手掛けた未完成の巨大教会サグラダ・ファミリア(聖家族教会)は、以前、完成までに300年くらいはかかると言われていた。ところが、現在では2026年の完成が見込まれており、1882年の着工から150年弱で完成することになる。この「工期半減」の裏には、3DプリンターやCNC(コンピューター数値制御)の石材加工機といった先端IT情報技術の活用があると言われる。
 wikipediaによれば、生前のガウディが実現できたのは地下聖堂と生誕のファサードなどであるが、これらは2005年にユネスコの世界遺産に登録された。 贖罪教会なので、作業の財政は喜捨に頼っている。そのために、別々の箇所を同時に建設することはできなかったのだが、1990年代以降は訪問者の流れと作品の世評の高まりが財政状況を好転させたそうだ。
  後半は塔から下りてきたところから始める。あらためて、オーディオ・ガイドを着用する。

  サグラダ・ファミリアについてはネット上に多くの資料やブログ、そして You Tube の映像があり、参照させていただいたが、中でも 4travel.jpの「mantsaintmichelさん旅行記」の「ときめきのスペイン周遊②バルセロナ サグラダ・ファミリア(前編)」および後編の内容記述が実に詳しくて充実していた。 また、サグラダ・ファミリアはガウディ生誕100年の年である2026年までに完成させると言われているが、完成予想ムービーは凄い。

 午後1時半ごろサグラダ・ファミリアの見学を終え、聖堂、そして資料展示の部屋から外の出た。暑い、そして小腹も空いた。近くの、その名も「Gaudi」というレストランに入り、昼食にした。

 ここから再び地下鉄に乗って、こんどはパセシ・ダ・グラシアという駅で降りた。ここからグラシア通りを北へ歩きながら街を見て歩こうというリーダーの計らいだ。ここを南に行くと8月17日16時50分ごろ、恐ろしいテロ事件があったランブラス通である。
 グラシア通りを歩き、途中カサ・ミラの2階にあるカフェで冷たい飲み物を飲んで、一旦、ホテルに戻った。シャワーを浴びて2時間ほど仮眠をとる。

 夜7時、4人は再びグラシア通りを歩く。1996年にバルセロナに来た時に入ったBARがとても美味しくて、楽しくて、印象に残っている。しかし、それがどこだったか忘れてしまった。人気の「TXAPELA」というBARへ行こうとしたが混んでいて入ることが出来なかった。

92.サグラダ・ファミリア教会の主祭壇の天蓋飾り -3
搭に登って下りてきた。聖堂を改めて見学する。主祭壇の天蓋飾りは前回にも写真を載せたが、さらに近づいて、仰ぎ見るように天蓋飾りを撮る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/320秒 35mm ISO3200 )露出補正 なし
170907_092.jpg
93.「受難のファザード」側の石柱
イアー・フォンで聞いているオーディオ・ガイドに従って、「受難ファザード」側へ行き、柱の石材の説明を聞く、ここで見ると柱の石材の色の違いがよりよく分かる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/320秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
94.聖堂の天井
栄光のファザード側を背にして、身廊、そしてその先にある主祭壇を見た光景だ。中央身廊に後陣を含めると全長95m、身廊の幅は15mあり、その左右にある側廊幅は7.5mある。高さ45mのカテナリー曲線 を持つドームとなっており、ドームは四福音書家に捧げられた4本の柱が主に支えている。その柱に光る4つのオレンジ、イエロー、グリーン、ブルーの装飾にはそれぞれ4福音書家の図象が刻まれている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/500秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
95.「受難のファザード」ステンドグラス
「生誕のファサード」側に取り付けられた東側のステンドグラスは、陽光を受けて色鮮やかに光輝いている。一方、反対側の「受難のファサード側」は、夕日をイメージさせるステンドグラスだ。ガウディの光の殿堂構想は神の家の内部を神聖かつやわらかい光の海で満たそうとしたものなのだという。グラデーション豊かなステンドグラスもその役割を担っている。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/30秒 21mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
96.美しい光
天上の最も高いところにこの美しい光がある。ガウディが目指した「総合芸術論」のひとつの要素である「光の殿堂」「音楽の殿堂」といったコンセプトが遺憾なく発揮されているという。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/40秒 62mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
97.「生誕のファザード」側 「ヨゼフ像」
「受難のファザード側」から「生誕のファザード」側を見る。副音の4本の柱には強度の高い赤い斑岩を採用し、それから外に向けて暗灰色の玄武岩、青灰色の花崗岩、明灰色のモンジュイック岩と材質の特性を見抜いて使い分け、まさしく石柱の森を構成している。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/50秒 17mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
98.「鞭打ちの刑に処されるイエス」
オーディオ・ガイダンスに従って「受難のファザード」を出る。その受難のファザードの彫刻「鞭打ちの刑に処されるイエス」だ。聖堂内部への出入口の福音の扉の前、「ペテロの否定」と「ユダの裏切り」の間に置かれた彫像には、柱に半分隠れるように荒縄で縛られたイエスが立ち、鞭打ちの刑を表現している。カタルーニャの彫刻家ジョセップ・マリア・スビラックスが制作したという西側の「受難のファザード」側は、ガウディが制作した東側の「生誕のファサード」とは全く趣向を異にし、近代アート的感覚のデザインだ。彫刻は削っただけの石の肌がみせる冷たさと、角張った人物像の表情から、悲しみと苦しみが強く伝わる。「栄光のハザード」の彫刻と、「受難のファザード」の彫刻は全く趣きが異なる。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 17mm ISO1100 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
99.「ペテロの否定」
イエスの予言通り、雄鶏が新たな一日の始まりを告げるまでの間に、ペテロはイエスを知っている事を3回否定する。ここに立つ3人の女性がその3回の否定を表し、ペテロを蔑んだ眼差しで見つめている。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 26mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
100.「ユダの接吻」
ユダは、奴隷一人分の値段である銀貨30枚と引き換えにイエスを裏切った。ユダがイエスに接吻する事で誰が師であるかをローマ兵に伝えている。ユダの足元には悪魔のシンボルである蛇の姿がある。ここでは弟子のユダに師イエスを引き渡すようにそそのかす悪魔の象徴として描かれているのだそうだ。 その背後に何の脈絡も無く描かれた数字の升目は、クリプトグラム(暗号)だ。16マスの数字を縦に足しても横に足しても斜めに足しても、310通りの合計が全て同じになる。魔方陣は縦・横4マスなので、通常は1から16までの数字が使われるはずだが、良く観ると10と14が2度使われ、その代わりに12と16がない。また一般的には16マスの魔方陣は和が34になるのだが、この魔方陣は33である。これは、イエスが処刑された年齢を表しているからだそうだ。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
101.塔の頂点に供えられたフルーツ
色とりどりのフルーツの彫刻が見られる。屋根の上に載せられた果実は、豊穣と知恵のシンボルであることから、ここでは果実は聖霊の12の果実を暗示するため、愛、喜び、平和、忍耐、寛容、親切、誠実、善意、柔和、信仰、節制、純潔のシンボルになっているようだとのこと。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 70mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
102.「生誕のファザード」と「栄光のファザード」
右側に私達が聖堂に入場した「生誕のファザード」が見える。その左側に連なるのが現在建築中のサグラダ・ファミリアの主正面である「栄光のファザード」だ。これで今回のサグラダ・ファミリアは見納めである。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 17mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
103.「Gaudi」で昼食
この日は暑い日だった。聖堂の外へ出て歩き出すと汗が噴き出す。時刻は午後1時を少し回っている。冷たいビールが飲みたいし、小腹も空いてきた。サグラダ・ファミリアのすぐそばにあったこのレストランに入る。生ハムやイカのフリッターを注文する。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 17mm ISO1000 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
104.「Gaudi」の室内
壁にはバルセロナで走っていた路面電車の写真があった。かつてはバルセロナも路面電車が市中を走り回る都市だったが、地下鉄網の拡充等により1970年代までに全路線が廃止となったそうだ。しかし、2004年に路面電車が復活した。最近ヨーロッパで流行の「LRT」(Light Rail Transit)と呼ばれる、床の低い最新鋭の車両で運行されている。活発に路線を拡張しており、2014年に6路線が存在し、現在も拡張中という。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/250秒 14mm ISO3200 )露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
105.バロセロナ地下鉄改札口
再びサグラダ・ファミリア駅から地下鉄に乗車する。清潔な感じがする構内だ。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/80秒 17mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
106.地下鉄
帰国後、テロ事件があったランブラス通の近くの「パセシ・ダ・グラシア」まで、朝乗ってきたのと違う路線に乗る。運転手は女性だった。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影( f6.3 1/50秒 45mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
107.地下鉄車内
失礼して撮らせていただいた。車内は明るい。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/60秒 17mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
108.パセシ・ダ・グラシア駅界隈
グラシア通りの交差点。この写真の左手前がランブラス通りだ。ランブラス通りは1996年にバルセロナを訪れた時に歩いた記憶がある。今回は、この写真の右の方へグラシア通りをホテルまで歩くことにする。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影( f6.3 1/640秒 32mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
109.グラシア通り
19世紀末にバルセロナに併合されるまで、この周辺は「グラシア」という独立した自治体だったそうだ。当時はまだ、この道路は「イエスの道」と呼ばれる小さな農道だったという。しかし19世紀になってバルセロナに併合された後、都市計画によって馬車が通れるように道幅を広げる工事が進められた。やがて1906年には、建築家のペラ・ファルケスによって沿道のベンチや街頭などが整備され、バルセロナを代表する華やかなストリートに変貌したという。通りには「カサ・ミラ」や「カサ・バトリョ」といった代表的なガウディ建築がある。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 32mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
110.「カサ・バトリョ」
wikipediaによれば、「カサ・バトリョ」は、1877年に建設された建物である。大繊維業者ジュゼップ・バッリョ・イ・カザノバスの依頼を受け、1904年から1906年にかけて、ガウディはこの邸宅の改築を行った。この改築でガウディは、建物に5階と地下室を加え、玄関広間を広げ、階段や内壁を作り直し、各部屋に曲線的なデザインを持ち込んで、タイルやステンドグラスの装飾を施したそうだ。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 17mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
111.プラタナスの街路
日差しが強い暑い日だったが、プラタナスが植えられたグラシア通りを歩く人たちは涼しげに見えた。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
112.「ROLEX」のショー・ウインドウ
グラシア通りにはブランド・ショップも多い。「ROLEX」のショー・ウインドウ」も涼しげだった。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
113.「カサ・ミラ」のカフェで
FC BAROSELONA のオフィシャル・ショップもあった。「カサ・ミラ」の2階にあるカフェで冷たい飲み物を飲んだ。1996年に来たときは「カサ・ミラ」は自由に入れるように公開されていたが、今はオーディオ・ガイド込みで22ユーロを支払わないと見学できない。見られるところが増えているとは思うが、ちょっと高いのではないか。3時半に外に出て、一旦ホテルに戻った。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 55mm ISO280 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
114.夜9時のグラシア通り
一旦ホテルに戻り、暑かったのと、サグラダ・ファミリアの塔の階段がこたえてしまい、シャワーを浴びて2時間ほど仮眠をとった。7時半にホテルのロビーで娘たち夫婦と待ち合わせ、夕食に出かける。やはり、BAR(バル)に行きたい。「TXAPERA」というBARが人気とのことなので、まず、そこへ行ってみた。しかし、混んでいて入れない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
115.「TORRES」
次に娘が案内してくれたのは、フランスとの国境に近いバルセロナの近郊、ペネデス地方でワインを造り続けて140年以上の歴史を持つ名門中の名門である「TORRES」が2008年にここにオープンしたワイン・バーだった。とても品の良い店だったが、ワインの値段はとてもリーズナブルで、生ハムのコロッケがとても旨かった。この写真は夜遅くなって、再びこの店の前を通った時に撮った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/250秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
116.「カサ・バトリョ」 ライトアップ
昼間見た「カサ・バトリョ」がライトアップされていた。まだ空は薄明るい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/640秒 21mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
117.レストラン「LA RITA」
「TORRES」をでて、もう一度BAR「TXAPERA」へ行ってみた。さっきよりもっと混んでいて、入ることが出来ない。なにか食べたいなと思いながら、歩く。「LA RITA」というレストランを覗いてみた。外に張られているメニューを確認。入ることにする。パエリア、ビフ・シチューなどを注文した。後で知ったのだが、ガイドブック「地球の歩き方」にも載っている行列の出来る人気のレストランなのだそうだが、味はいまいちだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/200秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
118.「カサ・バトリョ」 ライトアップ 夜10時半
「LA RITA」を出ると、夜はすっかる更けていた。「カサ・バトリョ」のライトアップも趣が異なる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/250秒 33mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
119.ご主人様の御伴 2匹の犬
BARの椅子に座るご主人の足元で横になる黒と白の2匹のワンちゃん。夜も更けて何を考えているのだろうか。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/160秒 26mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
120.「TXAPERA」
また、「TXAPERA」の前を通る。まだ、賑わっている。夜も遅いし、お腹もいっぱいになっている。残念だが、明日に備えホテルに戻ることにする。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/160秒 23mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2017年9月 5日

久しぶりのヨーロッパ旅行 (3)バルセロナ 前半 8月1日

7月31日の午後4時ごろ、ブルージュ観光からブリュッセルのホテルに戻り、預けてあった荷物を受け取ってタクシーでブリュッセル空港へ向かった。ブリュッセル発18時40分のSN3705便(ブリュッセル航空)は、出発が遅れた。空港内をうろうろしながら時間をつぶす。ようやく搭乗し、飛行時間約2時間、午後9時を過ぎてバルセロナ空港に到着する。少々疲れた。そこからタクシーでこれから2泊する「カサ・フステル」へ行く。ホテルに着いたのは夜の10時過ぎで、これから食事をしに外へ出る元気はない。美味しくはなかったが機内で配られたサンドウィッチを食べていたので、それほど空腹を感じてない。ホテルの屋上がBarになっている。そこでポテトとチーズで一杯飲んで、就寝した。

翌8月1日、少し遅い朝食にした。朝食はもちろんブュフェ形式だが、好物の生ハムも種類が多く旨い。しかし、何故か野菜が少ない。9時半に、グラシア通りの北端にあるホテルを出発する。朝のグラシア通りは清々しい。歩いて地下鉄のディアゴナル駅へ行く前にカサ・ミラを見ておく。
 リーダーが地下鉄の切符を買ってくれた。地下鉄でサグラダ・ファミリア駅まで行き、表に出た。サグラダ・ファミリアを見上げる。リーダーは11時に入場予約を取っていてくれた。予約がないと入場できないとのと。サグラダ・ファミリアを約3時間見学した。

  この日はとても暑い日だった。10日間の旅行で最も暑かったと思う。外へ出る。午後2時になったので食事をしたい。あてもなく近くの、その名も「Gaudi」というレストランに入った。ビールがのどに浸みる。

64.王宮
ブリュッセルに着いたとき、タクシーは連邦議会議事堂の前を通って町の中心部へ入った。空港へ向かうタクシーは王宮の前を通る。王宮は連邦議会議事堂とよく似た建築様式だった。現在の建物はルイ16世様式で、レオポルド2世が1904年に改造させたものという。ベルサイユ宮殿に心酔していた王様らしく内部はきらびやかなシャンデリアが圧巻という。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1250秒 10mm ISO125 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
65.ブリュッセル空港
とてもきれいな空港だった。私達はブリュッセル発18時40分のSN3705便(ブリュッセル航空)でバルセロナへ飛ぶ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
66.空港のアトラクション
搭乗が少々遅れそうなので、空港内をうろうろする。ディスク・ジョッキーが何かやっていたが、言葉はさっぱりわからない。なんだか蝶々が飛んでいたので撮った

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 35mm ISO1250 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
67.ホテルの屋上から
バルセロナで2晩泊まる「カサ・フステル」に着いたのは夜10時を過ぎていた。ホテルの屋上にあるカフェで、ポテトとチーズで一杯。下を見るとグラシア通りが見える。ここはサグラダ・ファミリアからも近いようだ

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/40秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
68.朝のグラシア通り
翌8月1日、少し遅めの朝食の後、リーダーが11時に入場を予約してくれているサグラダ・ファミリアへ出かける。地下鉄で行けるようだ。朝のグラシア通りは清々しい。

Nikon D5300 S​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先​​オートで撮影 ( f6.3 1/<​250​秒 70mm ISO​280) 露出補正 ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
69.ホテル「カサ・フスタル」
振り返ってホテルの全容を撮る。屋上が昨夜一杯やったカフェだ。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/400秒 21mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
70.「カサ・ミラ」
地下鉄の駅に潜る前に交差点を渡って「カサ・ミラ」を見る。1996年に来た時よりきれいになっている。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/320秒 17mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
71.地下鉄ディアゴナル駅入り口
グラシア通りから地下鉄の入り口を下りる。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 34mm ISO360 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
72.地下鉄自動券売機
自動券売機もあったが、切符売り場で切符を買う。1回乗車券は2.15ユーロ。 

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/25秒 26mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
73.バルセロナの地下鉄
電車がプラット・ホームに入ってきて、乗客が乗り降りする。東京の地下鉄に比べると乗客はみなカジュアルな服装だ。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/30秒 34mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
74.サグラダ・ファミリアに到着
地下鉄はサグラダ・ファミリア駅に到着した。地上に上がると目の前にサグラダ・ファミリアがあった。右側が南西側の「受難のファザード」だ。サグラダ・ファミリアにはこの「受難のファザード」と、「生誕のファザード」と、未完成の「栄光のファザード」という3っのファザード(建物の正面)がある。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影( f6.3 1/640秒 17mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。

 ここでサグラダ・ファミリアの平面図を入れておく。山口正道さんという方のブログ「スペイン アンダルシア紀行(最終回) 第4回 バルセロナ」から引用させていただいた。

170904_map01.jpg

75.「受難のファザード」
1954年に着工された南西側の「受難のファザード」は十字架に架けられたイエス・キリストの苦難を表現している。「受難のファサード」の彫刻は、左下の「聖なる晩餐」から「イエスの埋葬」まで、イエスがたどったゴリゴダの丘までの道を表すS字形に配置されている。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 38mm ISO220 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
76.「受難のファザード」から「生誕のファザード」へ
サグラダ・ファミリアの建物(聖堂)に沿って左に廻って、北東側の「生誕のファザード」の方へ移動する。まだまだ工事中だ。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 38mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
77.まだまだ工事中
未完成の「栄光のファサード」に4本の鐘塔、マタイ・ルカ・マルコ・ヨハネの福音史家の塔4本、聖母マリアに捧げる塔、最も高い170mのキリストに捧げる塔などすべてが完成すると、サグラダ・ファミリアには全部で18本の塔が建てられる予定だそうだ。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/400秒 55mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
78.「生誕のファザード」
「生誕のファザード」は日の出の方向にある。「生誕のファサード」は聖堂の中でも最も初期のもので、1894年に着工し約30年かけて造られたとされている。3つの玄関と4本の鐘塔からなり、イエス・キリストの誕生から最初の説教を行うまでが彫刻で表されている。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 17mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
79.公園の池の端から
「生誕のファザード」と道路を隔てたところの小さな公園「ガウディ広場」に池がある。リーダーが取ってくれた聖堂入場の予約時間は11時だ。まだ30分ほど時間がある。道路を渡って池の向こう側へ行ってみる。皆さんここから写真を撮っているのだ。池に聖堂が映る。多分どこかのツアー・アテンダントの女性と思うが私達4人の写真を撮ってくださった。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 19mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
80.聖母マリアの戴冠
「生誕のファザード」正面にある「聖母マリアの戴冠」の彫刻。キリストが聖母マリアに冠を授ける様子、左下の人物は聖ヨセフだそうだ。「生誕のファザード」の3っの門(玄関)はそれぞれ、聖家族のメンバーであるイエスと聖母マリアとマリアの夫の聖ヨセフに捧げられている。中央はイエスに捧げられた愛徳の門、向かって右側はマリアに捧げられた信仰の門、左側はヨセフに捧げられた希望の門で、それぞれの門には様々な彫刻がほどこされ、全体が一体になってハーモニーを奏でるようにできている。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 17mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
81.聖堂へ入場
聖堂へは「生誕のファザード」中央の「愛徳の門」の右側から入る。簡単な持ち物検査を受け、聖堂内へ入場した。左側に入り口の扉「慈愛の門の扉」が見えるが、これはサグラダ・ファミリア主任彫刻家を務める外尾悦郎氏が出がけたものだそうだ。扉はブロンズ製で緑色の蔦の葉がモチーフになっている。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/800秒 34mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
82.聖堂の内装
1996年に訪れた時は、聖堂の中はまだ工事中で、工事現場を見ただけだったが、今回、内装はすでに完成していた。柱から、壁、天井に至るまですべて白で統一されている。何本もの柱が枝分かれをしていて、巨大な樹木を表している。聖堂内は思いのほか明るい。2010年11月7日にサグラダ・ファミリア教会はローマ法王ベネディクト16世によって行われたミサによって、正式に教会と認められたとのこと。着工から128年目にして、ローマ法王庁が認定する上位教会のバシリカとなった。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影( f6.3 1/100秒 17mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
83.ステンドグラス
ステンドグラスは「生誕のファサード」側と、「受難のファサード」側で色合いが異なっている。生誕のファサード」側は寒色系ステンドグラスだ。太陽の光だけで美しく輝いている。今日は晴れているが曇りの日はどのようになるのだろうか。西日が差しこむ時間帯が最も美しいと言われるが。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 17mm ISO2800 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
84.地下礼拝堂
聖堂の主祭壇の地下に礼拝堂があった。その地下の礼拝堂の様子を聖堂から覗き見ることが出来る。ガウディが最初に手掛け、最も早く建設された小さな地下礼拝堂で、地域の人たちが日々の祈りをささげているという。ガウディの墓もそこにある。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影( f6.3 1/13秒 17mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
85.「受難のファサード」ステンドグラス
「受難のファサード」側のステンドグラスは暖色系の構成になっていた。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/125秒 17mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
86.サグラダ・ファミリア教会の主祭壇の天蓋飾り -1
聖堂の中心には天井から吊るされた、イエス・キリストとその十字架がある。主祭壇の天蓋飾りだ。これはガウディの作品ではないが、麦とブドウで飾られた天蓋は、生前のガウディ作品の一つであるマヨルカ島のパルマ・デ・マヨルカにあるカテドラルの天蓋飾りを元に、彼の死後に作られたそうだ。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/40秒 17mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
87.サグラダ・ファミリア教会の主祭壇の天蓋飾 -2
このキリスト像は館内のどこからでもその姿を確認できる。だが、ちょっとこの聖堂との違和感を感じた。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/50秒 70mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。
88.石柱
良く見ると聖堂の柱の石材の色が少しづつ異なるように見える。4本の塔を支える柱には強度の高い赤い斑岩を採用し、それから外に向けて暗灰色の玄武岩、青灰色の花崗岩、明灰色のモンジュイック岩と材質の特性を見抜いて使い分け、まさしく石柱の森を構成しているという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
89.塔に上る
搭にはエレベータで登ることが出来るが、これもリーダーが予約をしておいてくれた。「生誕のファザード」側と「受難のファザード」側にエレベータがあるが、私達は「生誕のファザード」側のエレベータに乗った。降りるときはエレベータはなく、歩いて降りてこなくてはいけないので、リュックなど大きな荷物は預けなければならない。エレベータは小さく、2巡ほど待った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1250秒 14mm ISO125 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
90.塔の開口部
搭の開口部から下を眺める。黒と黄色に統一された車はタクシーだ。マリナ通りとマリョルカ通りの交差点辺りを見下ろしているのだろうと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
91.建築中の「栄光のファザード」
下りてくる途中、右手には建築中の「栄光のファザード」への部分が見えた。下りは大変だった。急で、しかも幅が狭く下り難い。古傷の左ひざに体重がかかり、辛かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/1000秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。


2017年9月 2日

久しぶりのヨーロッパ旅行 (2)ブルージュ 7月31日

この日は、ブリュッセルの宿をチェック アウトして、荷物を預かってもらい、鉄道に乗ってブルージュ観光に出かける。
 ブルージュはベルギーのオランダ語圏、フランデレン地域の都市で、人口はおおよそ12万人。そして、ブリュージュは「水の都」、「北のベネチア」、「屋根のない美術館」などと言われる美しい古都だそうだ。中世ヨーロッパのかわいい街並みを堪能できる世界遺産「ブルージュ歴史地区」を見て歩く期待は大きい。
​ ​ ブルージュは仏語でBruges、蘭語でBrugge、英語でBruges​ ​と綴るらしい。​ややこしい。​
 ホテルからベルギー国鉄のブリュッセル中央駅まで歩く。娘のご主人が駅で切符を買ってくれたが、シニア割引があるというので顔を見せに出札窓口まで行く。ところが列車が動き出し、車掌が来て検札。シニア割引の適応は9時からで、この列車は9時前にブリュージュ中央駅を発車したので、ブリュージュ南駅までの一駅分はシニア割引にならないとのこと。一駅分の差額料金を支払った。
 10時少し前にブルージュ駅に到着した。駅から歴史地区に向かって歩き出す。 写真を見ていっていただきたいが、今までのヨーロッパでは見られなかった良いところだった。ボートに乗って運河から歴史的な建造物を見上げた。
 運河を巡ったボートから降りて、すぐそばにあったレストランで昼食をとる。昼食後、美しい街ブルージュの観光に堪能満足した私たちは、歩いてブルージュ駅に戻り、午後3時ごろの列車でブリュッセル中央駅に戻った。ホテルで荷物を受け取って、空港へ行き、バルセロナへ向かう。今夜はバルセロナ泊まりだ。

30.ブリュッセル中央駅
グラン・プラスの近くで朝食を終えた後、娘の主人の案内でブリュッセル中央駅へ歩く。15分ほどでベルギー国鉄のブリュッセル中央駅に着いた。なかなか立派な駅である。この駅はブリュッセルの主要鉄道をつなぐ北南接続線計画で1952年に開業した。この接続線の開業前はブリュッセル南駅、ブリュッセル北駅がそれぞれターミナル駅となっていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
31.ブリュッセル中央駅 プラット・ホーム
プラット・ホームに入って列車を待っていると、昨日お世話になった ANA NH231便のキャビン・アテンダントさんを見かけた。声を掛けたところ、クルーのかた何人かとブルージュ観光に行くとのことだった。2階建てのきれいな車両が入線してきて乗車する。次の駅はブリュッセル南駅だったが、ドイツのICEやフランスのTGVなどの車両が見えた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/640秒 15mm ISO320 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
32.ブルージュ駅到着
電気機関車がけん引する列車はブルージュ駅に到着した。プラット・ホームの時計は9時50分を指している。所要時間は約1時間だった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​800​秒 70mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
33.ブルージュ駅
最初のブルージュ駅は1838年8月12日にジェント-ブルージュ線の開通によって駅も開業したそうだ。1899年に新しい線路と新駅が計画され、ブルージュ市では1886年に拡張した大きな駅舎に建て替えた。さらに新しい駅舎の工事が1910年に開始されたが、第一次世界大戦となり中断される。1935年に再び開始され、1936年新しい軌道を最初の列車が走行した。3年後、新駅舎も完成する。1939年4月に正式に開業し3世代目のこの駅舎が現ブルージュ駅舎であるとのこと。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​250​秒 17mm ISO​25​​00​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
34.ブルージュ駅前​​
立派な駅舎だ。だが、駅前は閑散としていた。塵ひとつ落ちていない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​1000​秒 17mm ISO​25​00​​​​ ​)露出補正​ -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
35.介護付き住宅
娘の主人の引率でブルージュの歴史地区に向けて歩く。「愛の湖」というところへ出る手前に煉瓦造りの立派な建物があった。しかも大きい。この建物は何だろうと思って、門に何か書かれていないか探してみたがわからなかった。帰国して、GoogleMap で探してみた。どうやらWZC Minnewater という介護付き住宅のようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​640​秒 45mm ISO​2​00​​​​ ​)露出補正​ -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
36.愛の湖公園​​
やがて愛の湖公園が見えてきた。「ヤスコヴィッチのぽれぽれBLOG」というサイトで、「中世ブルージュの内港だった所で、今では運河と水門で仕切られた湖となっている。白鳥が泳ぐ美しい公園。現地で「Minnewater」と呼ばれるこの公園。「Minne」にはもともと古いオランダ語で「愛」と「共有」のふたつの意味があり「共有の水」の意味で使われていたそうだが外国語に訳された際に誤訳で「愛」の意味で使われてしまい、実際にそちらのほうが観光的にもロマンチックであったためそのまま使われているといわれるとか。」と説明されていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​500​秒 38mm ISO​2​00​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
37.静かな愛の湖公園
右手に愛の湖(ミンネワーテル)を見ながら歩く。散策路にはベンチが置かれ、塀の向こうに見える煉瓦の建物がとても趣きがある。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​320​秒 38mm ISO​2​00​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
38.ベギン会修道院 入り口
湖というか運河というか、細くなったところに小さな橋があり、左にぺギン会修道院への門があった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​640​秒 26mm ISO​2​00​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
39.ハクチョウがいる運河
右手のハクチョウをはじめ多くの水鳥がいる運河に、水しぶきを上げる遊覧ボートが見える。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​250​秒 62mm ISO​2​50​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
40.ベギン会修道院​​
フランダース地方に広く残っている数あるベギン会修道院は、ベギン会尼僧とは違い、あくまで自身で生計を立て、自立的な生活を営む女性たちのための共同生活の場だったとのこと。貴重な生活様式を後世に伝えるものとされ、ユネスコの世界遺産として13件がまとめて登録されている。なかでもブルージュは、ルーヴェンのものと並び代表的な存在だそうだ。ブルージュのベギン会修道院は、1245年にフランドル伯爵夫人のマルガレーテの意志のもと設立されたものという。ここはレンガの壁に囲まれ、外界と遮断されたような修道院の中庭だ。観光客が少なく、ゆっくりと見ることが出来た。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​320​秒 17mm ISO​2​00​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
41.ベギン会修道院 礼拝堂​​​​
敷地内には、ベギン会の守護聖女エリザベスに捧げられた礼拝堂もあった。バロック様式の美しい祭壇を前に、修道女たちはミサと祈りで、毎日神との静かな対話を続けているという。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​320​秒 17mm ISO​2​00​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
42.観光用の馬車​​​​​​
街には観光客を乗せた馬車が走っている。私たちは時間をかけてのんびりと歩いたが、時間がなければ、馬車で主要なところを巡るのも良いだろう。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​250​秒 38mm ISO​560​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
43.美しい運河沿いの風景​​​​​​​​
ベギン会修道院から北の方向へ運河に沿って歩く。小さな橋の上から眺める運河沿いの眺めは心を和ませる。新しさは何もない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​400​秒 29mm ISO​200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
44.運河と遊覧ボート​​​​​​​​​​
運河をまたいで建物が建てられている。その下を遊覧ボートが観光客を乗せて走る。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​​​​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​500​秒 38mm ISO​200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
45.レースで編まれた地図
ダイフェルというところに来た。左手に運河が流れるが、そこに何か白いフェンスのようなものが立てられていた。何だろうと近づいてみるとレースで編まれた地図だった。ベルギーのレース編みはフラワーレースと呼ばれ、もともとここブルージュで発展したものという。とても細かに地図が描かれていた。傍にクルーニング美術館があった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​800​秒 24mm ISO​200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
46.聖母教会(ノートルダム教会)​​
マルクト広場の方へ歩いていくと運河の向こうに聖母教会が見えた。高さ122メートル、あらゆる場所からその姿を拝める町一番のノッポの建築物だ。13~16世紀に建てられた教会。何度も改修が加えられたため、多くの建築様式が混在しているという。町を代表するこの教会の至宝はふたつ。ひとつは巨匠ミケランジェロの手による大理石の「聖母子像」。もうひとつの至宝は、ブルゴーニュ公女マリーと父シャルルの霊廟。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​1000​秒 24mm ISO​200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
47.鐘楼
マルクト広場が近い。ブルージュ鐘楼が見えてきた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
​​ 絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​640​秒 23mm ISO​200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
48.マルクト広場
​​ いよいよブルージュの街の中心にあるマルクト広場に入った。美しい建物やギルドハウスに囲まれたている。地球の歩き方には「ヨーロッパで5指に入る美しい広場」として紹介されているそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​1250​秒 38mm ISO​200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
49.マルクト広場から見上げる鐘楼
​​ ベルギーは、カリヨンの発祥地だそうだ。 そのベルギーで、世界遺産の一つにもなっている のが、ブルージュのベルフォルト(鐘楼)とカリヨンだ。 鐘楼は高さ88メートル、3層に なっていて、下層部は13世紀、中層部は14世紀、上層部は15世紀に建造されたとのこと。鐘楼には登ることが出来、366段の螺旋階段を登りきれば、赤茶の屋根が風情溢れるブルージュの旧市街が眼下に見渡せるという。ここは断念した。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​1000​秒 17mm ISO​200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
50.マルクト広場 二人の英雄
広場には、実在した町の二人の英雄、知性派のピーター・ド・コニングと肉体派のヤン・ブレーデルの像がフランスの方角を睨むように勇ましく建っている。彼らは1302年にフランスの支配に対して市民が蜂起した「黄金の拍車戦争」の際のリーダーと伝えられるが、一説にはフレーデルの貢献には疑問の声もあるそうだ。ギザギザになった屋根の形が特徴的で、その下に見える緑色の帯は、市場のテントだ。 

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​1000​秒 70mm ISO​200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
51.マルクト広場 フランダース州庁舎​​
ブリュージュのマルクト広場でひときわ美しく、立派な建物はフランダース州庁舎だった。破壊や火災によって何度か立て替えられ、1921年にネオゴシック様式の現在の建物として完成したという。もともと、ブリュージュ港の物流センターとして1294年に建てられた建物を起源としている。残念ながら、砂泥の堆積によってブリュージュが海と直接つながらなくなったのちに取り壊され、1787年に新古典主義的な建物として再建されたが、これも1878年に火災で焼失。再び1887年にネオゴシック様式の建物として再建がスタートし、19世紀末に隣の郵便局と州庁舎の一部がオープンし、途中で第一次世界大戦を挟み、1921年に最後の部分が完成して現在の姿となったという歴史を知った。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​1000​秒 17mm ISO​200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
クリックすると大きくなります。
52.ブルージュの観光馬車​​​​
観光馬車の発着所はこのマルクト広場だ。馬車一台40ユーロ で時間は30分、ガイドは英語だそうだ。女性の御者もいる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​800​秒 38mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
クリックすると大きくなります。
53.ヤン・ファン・エイク広場
マルクト広場からどこをどう歩いたか思い出せないが、運河の突き当りにヤン・ファン・エイク広場があった。ヤン・ファン・エイク(1390年マーゼイク生まれ、1441年7月9日ブルージュ没)は、ロヒール・ファン・デル・ウェイデンとともに、初期フランドル派の代表的画家とされ、15世紀初頭、ネーデルランド地方で起こった絵画革命において中心的役割を果たした人物だそうだ。ここもブルージュらしい光景である。ヤン・ファン・エイクの銅像が相対する先には教会のような塔のある建物があった。調べてもなかなか何という建物かわからなかったが、これは教会ではなく、「ポールテルス・ロッジPoortersloge」と呼ばれる15世紀の建物で市民の集会所として使われていたものだそうだ。現在は古文書館になっているとのこと。「サライのブログ」を参照させていただいた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​1250​秒 26mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
54.パーキング・メーター?​​
これは何だろう。多分パーキング・メーターだと思う。日本のものに比べると随分立派だなと思うが。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​1250​秒 26mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
クリックすると大きくなります。
55.馬のドア・ノブ​​​​
「水の都」というからには、ボートで運河めぐりをしようとのリーダーの計らいで、再び南へ下がり、ボート乗り場へ向かう。途中、住宅がある道を歩くと、こんな洒落たドア・ノブを付けた家があった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​400​秒 50mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
56.運河の橋
運河にはいくつもの橋が架かっている。どれも周りの建物と素晴らしく調和している。本当に美しい街だ。向こうに見えるのは救世主大聖堂(聖サルバトーレ大聖)のようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​400​秒 50mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
57.ボート乗り場​​
ボートは人気があるようでたくさんのお客さんが待っていた。いろいろな国のかたがいたが日本人は私達だけだった。1台待って、2台目のボートに乗る。結構詰め込まれてしまい、写真は良い構図では撮れそうもない。一人8ユーロで30分だった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​400​秒 34mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
58.気に入った写真 運河にかかる橋
ボートに乗って、運河を進む。橋をくぐるが、その橋の上で坊やが手を振ってくれた。お父さんの表情も良い。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​400​秒 50mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
59.木枠のある窓
この家は木造だろうか、それとも窓のある面だけが木枠で造られた煉瓦造りなのだろうか?よく分からなかった。どうやら木造建築のようで、現在は防火のため建築が禁止されているらしい。いずれにしてもとても趣きがある。ボートから撮影した。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​500​秒 45mm ISO​200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
60.チョコレート屋さんのショウ・ウィンドウ​​
乗船したところでボートを下りた。12時半近くになった。そろそろ昼飯にしようと、店を探す。結局、ボートの発着所近くの「Duc de Bourgogne」というレストランに入った。隊長がレストランを物色している間に、私は隣のチョコレート屋さんのショウ・ウィンドウを撮っていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​320​秒 32mm ISO​200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
61.「Duc de Bourgogne」
入ったレストランはなかなか落ち着いたレストランだ。奥に入ると、運河に面したボート発着所のすぐ上だった。眺めの良い席に案内してくれた。そう言えば、ボートを待っているときにこのレストランの看板が見えていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​250秒 17mm ISO​280​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
62.再びブルージュ駅​​
3~4時間ほどだっが、美しいブルージュの街の観光を満喫した。食事をしたあと、歩いて再びブルージュ駅に戻る。これからブリュッセルに戻っ、空港へ行き、今夜はスペインはバルセロナに入らなくてはならない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f6.3​​​ 1/​800秒 32mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
63.のどかな風景​​​​
車窓にはのどかな風景が広がる。電線がないのが良い。私以外の3人はおやすみになっているようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels​​​​
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 18mm ISO125 )露出補正 なし/small>
170901063.jpg


2017年8月29日

久しぶりのヨーロッパ旅行 (1)ブリュッセル 7月30日~31日

娘たち夫婦が夏休みにヨーロッパ旅行に誘ってくれた。今回はスペインのバスク地方で美味しいものを食べるのが主な目的という。しばらく海外旅行もしていなかったのでうれしく、もちろん accept だ。日程は7月30日に成田を出発し、8月9日に羽田に帰ってくる11日間とやや長い。
  娘の主人が飛行機の予約からホテルの予約をすべて行ってくれ、次のような日程を立ててくれた。感謝!

  • 7月30日 成田発 ANA NH231便でベルギーはブリュッセルへ ブリュッセル泊
  • 7月31日 ブルージュ(ベルギー)観光 ブリュッセルへ戻り、空路バルセロナ(スペイン)へ バルセロナ泊
  • 8月01日 サグラダ・ファミリアなどバルセロナ観光 バルセロナ泊
  • 8月02日 バルセロナから空路スペインバスク地方のビルバオへ ビルバオからバスでサンセバスティアンへ サンセバスティアン(スペイン)泊
  • 8月03日 サンセバスティアン滞在 同泊 
  • 8月04日 サンセバスティアンからタクシーで30分ほどのオンダビリアへ移動 着後オンダビリア観光 オンダビリア泊
  • 8月05日 オンダビリアからタクシーでサンセバスティアンへ、そこからバスでビルバオへ グッゲンハイム美術館見学 ビルバオ泊
  • 8月06日 午後ビルバオから空路パリへ パリ泊
  • 8月07日 パリ滞在 私の希望でパリ自然史博物館見学 パリ泊
  • 8月08日 セーヌ川ランチクルーズ ANA NH216便で帰路に着く 機中泊
  • 8月09日 午後、羽田着


 11日間の旅行を終え、6枚のSDカードに撮ってきた写真、約2400カットをパソコンに取り込んだ。これからブログを綴りながら、行った先々で、見たこと、あったこと、思ったこと、感じたことを思い出していきたい。 こちらに戻ってきて、8月17日に起こったバルセロナ ランブラス通りのテロ事件には驚いた。2週間前にはすぐ近くにいたのだ。

  さて、出発日は娘夫婦と成田空港の第1ターミナルで朝8時50分に合流した。私たちはYCATまでタクシーで行こうと思い、前々日にいつものタクシー会社へ予約の電話を入れたところ、当日は横浜市長選挙があり、その関係者による早朝予約でいっぱいとのことだった。仕方なく相鉄線で星川から横浜へ出た。
 娘の主人は仕事で最近頻繁にバンコクへ行くことがあり、ANAを利用しているので、ANAのラウンジが使える。白ワインなどもあり、搭乗前の朝食を楽しむことができ、今回の旅行のリーダーの株はまた上がる。
 日本とベルギーでは7時間の時差があるが、現地時間で午後3時50分にブリュッセル空港に到着した。

  私はベルギーは初めてだった。ベネルックス3国のひとつであること、国王がいること、首都はブリュッセルであること、そのブリュッセルにはEUの主要機関がありEUの首都と言われていることくらいしか知らない。
 ブリュッセルの街を歩いてみても言葉が判らない。ベルギーでは北半分を占めるオランダ語圏のフランデレン地域とフランス語を話す国土の南半分のワロン地区があり、そこでは一部でドイツ語も話される。そして、首都ブリュッセル地域はフランス語、オランダ語両言語を併用するという。
  2017年のベルギーの人口は11,443,830人、これに比べ東京都の人口が 13,729,858人である。首都ブリュッセルの人口は173,540人で、北海道の釧路市や神奈川県の鎌倉市と同じくらいだ。2013年のベルギーのGDPは約5065億ドルであり、日本の九州とほぼ同等の経済規模であるそうだ。しかし、同年の一人当たりのGDPは45,383ドルであり世界的に上位に位置するという。産業においては世界シェア1%を超える石油化学、非鉄金属、自動車、繊維、食品といった様々な分野の製品があり、バランスの取れた発展がみられ、製薬会社のヤンセン ファーマなども有名である。
 日本の皇室とベルギー王室は友好関係にあり、1999年12月にブリュッセルで行われたフィリップ現国王の成婚式には、日本から皇太子徳仁親王と同雅子妃が参列している。また、日本とベルギーの外交樹立150年を迎え、2016年10月11日から14日まで、フィリップ国王は国賓としてマチルド王妃とともに初来日された。日本国皇室とベルギー王室関係は極めて親密であるという。

  空港からタクシーで今宵宿泊するホテルへ向かう。ホテルは、ブリュッセルの中心地である大きな広場 グラン・プラスのすぐそばだった。
  一休みして、街を見て歩き、食事をする。市庁舎前のグラン・プラスは圧巻だった。ブリュッセルは、チョコレートとビールとワッフルの街だと感じた。店に並ぶ商品は豊かさを感じさせる。食事はムール貝を食べるならここと言われる「LEON」にした。日本人は夕飯の時間は6時だが、6時過ぎに入った「LEON」は有名店なのにまだ空いていた。こちらは日が暮れるのが遅い。何時までも明るいのだ。
 食事をしたあと、また、しばしグラン・プラス周辺を散策し、8時前に一旦ホテルへ戻る。だが、グラン・プラスのライトアップの写真を撮りたくて、夜9時過ぎに再びホテルを出た。夜9時20分、まだ空は明るいし、ライトアップもされていない。やっと、夕やみが訪れたのは10時少し前だった。グラン・プラスはまだまだにぎやかだ。いやいや、ますます人出が多くなるようだ。

1.成田空港 ANAラウンジ
午前10時50分発のブリュッセル行きNH231便に搭乗するまでの時間、ANAのラウンジに入る。サンドウィッチ、やきそばなどの軽食があり、ビールやワインも置かれている。ゆったりした時間を過ごすことが出来た。ラウンジの入り口に、ANAがスターウォーズとコラボした「ANA STAR WARS PROJECT」のB787-9 R2-D2 ANA JET の模型が展示されていた。模型のエンジン部分にはハリソン・フォード、キャリー・フィッシャーのサインがあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.NH231便の機内モニター
前の席の背もたれに設けられた機内モニターではいろいろなプログラムが楽しめるが、私はしばらく飛行MAPを見ていた。離陸して1時間20分くらいだろうか、物騒なミサイルが飛んできそうなところを飛行している。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.連邦議会議事堂
ベルギーのブリュッセル空港には現地時間で午後3時50分に到着した。日本との時差は7時間だ。空港から今晩泊まるホテルがあるグラン・プラスまでタクシーに乗る。途中、ブリュッセル公園の近くを通ったが、公園の北側にこのベルギー連邦議会議事堂、南側には王宮がある。ベルギーの連邦議会は元老院と常議員で構成される。タクシーの車内から撮った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.ロコフォルテ ホテルアミーゴ
ホテルはブリュッセルの中心地グラン・プラスのすぐ近くだった。ホテルに着き、部屋に案内されて、窓の外を眺める。サンミッシェル大聖堂が見えた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f5.6 1/1250秒 37mm ISO125 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.グラン・プラス
さっそくグラン・プラスへ行ってみる。ホテルから100mほど歩くと市庁舎の脇から広場へ出られた。グラン・プラス(フランス語:Grand-Place、オランダ語:Grote Markt)は縦110m、横68mの大広場だ。この写真は広場に出て、右側を見たところでギルドハウスのひとつ「ブラバント公の家」。大広場は市庁舎、王の家(市立博物館)、各ギルドハウスに囲まれている。繁栄を支えていたのが「ギルド」と呼ばれる同業人組合だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f5 1/1250秒 10mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.市庁舎
市庁舎は1402年から1455年の間に建造された。歴史的経緯から、この建物は中世におけるグラン・プラスの建築様式を伝える唯一の証人となっているという。この写真では切れてしまっているが、ゴシック様式の96メートルの塔がある。あとからの写真で確認いただきたい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 37mm ISO160 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.ビールグラス
ベルギーのビールは有名だ。wikipediaによれば、ベルギー国内に125の醸造所があり、銘柄数は、OEMや輸出用銘柄等のレーベル・ビールを含めて1053種類、そのうちオリジナル・ビールは780種類におよぶ。スタイル別にみた場合はオリジナル・ビールが1159種類でレーベル・ビールが388種類の合計1547種類である。ベルギーの人口を鑑みた場合、この数は多いと言わざるを得ない。街にはたくさんの銘柄のビールを売る店が多く、ビールのみならず、それぞれの銘柄でグラスも販売されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.ギャルリー・サンテュベール
グラン・プラスから北東方向に歩いてすぐのところに、大きなアーケードがある。1847年に完成したヨーロッパ最古のパッサージュのひとつでギャルリー・サンテュベールという。1877年に建てられたミラノのヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアに比べると小さいが、レース、革製品、宝石といったベルギーの名産品を販売する立派なブティックが並び、クラシカルな高級感が溢れる。また、チョコレートの名店「ゴディバ」や「ノイハウス」の店もあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.「GODIVA」
日本でも有名な「ゴディバ」のチョコレート。バレンタイン・デーには大活躍する。1926年、ジョセフ・ドラップスが「ショコラトリー・ドラップス」をブリュッセルにて設立した。1956年、社名を「ゴディバ」に変更し、販売店をグランプラス広場に開業、1958年にはパリのサントノーレ通りに販売店を開いて国外進出を果たしたという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.「chez LEON 1893」
ギャルリー・サンテュベールを抜けると賑やかなレストラン街に出た。時刻は夕方の6時半、まだまだ明るく昼のようだ。私たちは、機内食以降何も食べていないので少々空腹だった。ここでは少し時間的に早いようだが、この店に入る。"ムール貝を食べるならここ"とガイドブックなどで紹介されている店だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO120 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.LEONビール
喉が渇いたのでまずビール。LEONという銘柄の自家製ビールが、LEONのラベルの付いたブラスに注がれて出てきた。ぐっと、一息に飲み干す。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.バケツに入ったムール貝
もちろんムール貝をオーダーする。バケツにいっぱいのムール貝が運ばれてきた。これで1人前である。日本で食べるムール貝よりやや小粒だ。塩味だけだがとても旨かった。次にムール貝のバター焼きのようなものを頼んだが、やはり最初に食べたバケツ入りムール貝のほうが旨かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/320秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.ワッフル
街を歩いていると至る所にワッフルの店があり、ワッフルを焼く甘い香りが漂ってくる。ベルギーでワッフルは中世の昔から家庭でも作られていたそうで、1556年に描かれたピーテル・アールツェンの絵には、世界最古のベルギーワッフルが見られるそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.王の家(市立博物館の塔)
食事をしたあと、再びグラン・プラスへ戻ってきた。ここを中心に動くと分かりやすい。時刻は午後7時20分、まだ明るい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f3.5 1/1250秒 37mm ISO125 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.横たわる男性像
グラン・プラスからホテルへ。市庁舎の角を入ったところに、こんなブロンズ像があった。当然女性の像かと思ったらさにあらず、この像は男性で、15世紀に貴族と戦い命を落とした同業組合側の英雄、エヴラード・セルクラースの像だった。彼の腕に触ると幸運がやってくるという言い伝えがあり、その腕は多くの人たちに触られて輝いている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2 1/1000秒 10mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.小便小僧
ホテルの前を通り越して、小便小僧の像を見に行く。全長30cmと小さい。小僧と言われながら、間もなく400歳という最年長のブリュッセル市民。しかし1619年にフラマン人彫刻家ジェローム・デュケノワ(Jérôme Duquesnoy)により製作されたオリジナルは盗難に遭って、現在のものは1960年代につくられたレプリカだそうだ。シンガポールのマーライオン、 コペンハーゲンの人魚姫の像と並んで、観光客をがっかりさせる観光名所に数えられるという。近くにかがんで放尿する小便少女(Jeanneke Pis)の像もあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 16mm ISO400 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.小便小僧は人気者
それでも小便小僧は人気者である。多くの観光客が集まる。私もその一人。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2 1/1000秒 10mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.ストリート・ミュージシャン
カフェの前でサクッスを奏でるストリート・ミュージシャンがいた。カフェに座って聞いている人たちや、向こうから来る車など、風情を感じる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 37mm ISO1250 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.グラン・プラスの夕暮れ
一旦ホテルに戻って、シャワーを浴びる。しかし・グラン・プラスの夕暮れ、ライトアップの写真を撮りたくなって、再び出かける。時刻はもう9時半近いのにまだ明るい。ギルドハウスの建物の1階のレストランや商店の照明は明るく感じるが、ライトアップはされていない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​5.6 1/​80​秒 21mm ISO3​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.王の家​​
14.の写真にもあるが、市庁舎の対面にあるこの建物は、王の家と呼ばれる。wikipediaによれば、王の家 (la Maison du Roi) は、12世紀以降パン市場として親しまれた木造建築物で、それゆえオランダ語では「パンの家」(broodhuis) と呼ばれる。15世紀になると石造にかわり、ブラバント公の行政庁が置かれた。のちにカール5世は自分の塔をゴシック様式で建てさせた。現在もその姿を見ることが出来ているように思えるが、実際には当時の塔も回廊も存在しない。1695年の砲撃などで損害を蒙ったためであり、現在のものは1875年にネオゴシック様式で再建されたものである。建物は1985年に改築され、市立博物館になっている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​5.6​​​ 1/​60​秒 21mm ISO3​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.夕やみ迫る街​​​​
もう少し暗くなるまで待ってみようと思い、それまでの時間そぞろ歩きをする。この時間になると大分涼しくなった。観光客の姿は絶えない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​5.6 1/​60​秒 45mm ISO3​2​​00​​​​ ​)露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.ギャルリー・サンテュベール 午後9時40分
暮れてきて、天井の色が青みを帯びて見える。商店のショー・ウィンドウには灯りが入る。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​40​秒 19mm ISO3​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.グラン・プラス ライトアップ 午後9時45分​​
ようやく夕やみが迫り、グラン・プラスの建物がライトアップされ始めた。テラスで食事を楽しむ人々が増える。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​40​秒 17mm ISO3​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.市庁舎の塔
​​ これが市庁舎の塔だ。ゴシック様式の96メートルの塔はヤン・ファン・ルイスブロエク (Jan van Ruysbroek) が手がけたものであり、頂上には竜を打ち倒す天使ミシェル像が飾られている。ミシェルはブリュッセルの守護天使である。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影(​ ​f5.6​​​ 1/​40​秒 26mm ISO3​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
25.ライトアップされた市庁舎
​​ 午後10時を回った。ようやく大広場も暗くなった。市庁舎のてっぺんに天使ミシェル像が見える。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​15​秒 26mm ISO3​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
26.朝の市庁舎の塔​​
​​ 翌7月31日はブリュッセルから鉄道に乗って、水の都ブルージュへ行く。ホテルを出て、グラン・パレスを通って、ブリュッセル中央駅へ歩く。朝8時、グラン・プラスの手前にあるエヴラード・セルクラースの像のところで、若い女性の2人連れにあった。「どこから来られましたか」と尋ねたところ、横浜からという返事。「横浜は何処ですか」と聞いたら同じ保土ヶ谷区の西谷からとのことだった。お互いにそれぞれのグループの写真を撮りあった。写真は市庁舎の塔。朝の光は良い。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels​​
​​ プログラムオートで撮影( f5 1/1250秒 9mm ISO125 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
27.行先表示板
ブリュッセルは北半分ではオランダ語を、南半分ではフランス語と一部でドイツ語が話される。そして、首都ブリュッセル地域はフランス語、オランダ語両言語を併用するという。この表示板も上にフランス語、下にオランダ語が併記されている。右がグランド・プラス、左がブリュッセル中央駅。ここらのカフェでパンとコーヒーで朝食にする。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f3.5 1/1250秒 14mm ISO125 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
28.午後4時のグラン・プラス
午後4時近く、再び列車でブルージュ観光からブリュッセルに戻った。ホテルに荷物を取りに行く。グラン・プラスの真ん中で仰向けに寝て日光浴?している女性もいた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
29.ワッフルの名店「ダンドワ」
ホテルの前にワッフルが有名な「ダンドワ」があった。1888年創業のビスケット屋「ダンドワ」だそうだ。昨夜も食べたいと思ったが、すでに閉店時間を過ぎていた。店には列ができている。時間がないので写真だけ撮っておこう。これでブリュッセルともお別れ、ホテルからタクシーに乗って空港へと向かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 17mm ISO640 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。