旅の思い出 海外編 2
3)1992年10月~11月 10年ぶりのニューヨーク
1982年に初めての海外渡航をしたが、それから10年後の1982年秋に2度目のニューヨーク出張の機会があった。その年に移動があって、新しい部署へ移ったが、その業務研修のため、英語の達者な同僚と2人で、JFK空港へ飛んだ。NJ州の郊外にある米本社の国際部門で同僚に助けられながら、5日間ほど研修を受けた。2日目くらいだったか、時差ボケに苦しんだのを思い出す。
その後、ニューヨークに入り、この年の Awardで選ばれて米本社に招待された社員15名ほどと合流した。宿はセントラル・パークの前の The Plaza だった。ニューヨークのいちばんきれいな季節だった。Awardの一行は西海岸へ行く。
研修期間中宿泊した郊外のホテル
ニュージャージー州の米本社国際部門の近く、確か Sheraton Towers だったと思うが、日本でいうビジネスホテルに泊った。2日目の夜だったか、非常ベルが鳴って驚かされたのを思い出す。誤作動だったらしい。
Peddler's Villadge
研修最終日だったか、日本担当の Manager が Peddler's Villadge というところへ連れて行ってくれた。テーマパークか、ショッピングプラザといった風情だが、おとぎの国のような洒落たところだった。ニューヨークから南西へ50kmほどのところにあるペンシルバニア州の、むしろフィラデルフィアに近いところにある。小さな宿と何軒かの観光客相手のバラエティー・ショップを備えた観光スポットとして設営され、かれこれ半世紀以上の歴史があるのだそうだ。雑貨屋さんでコヒオドシというチョウのカービング(木彫)を買った。今も大事に持っている。
The Plaza
業務研修を終え、ニューヨークへ移動した。日本から来た Award の一行と合流したが、宿はなんと有名な5番街セントラルパーク前のプラザホテルだった。
遊覧船ニューヨーク港
ニューヨークの観光を共にした Award の一行が西海岸へ向かった後、私と同僚はニューヨークに残り、1日余暇があった。自由の女神を見に行こうと、遊覧船に乗ることにした。男二人で地下鉄に乗り、ピア83にある遊覧船の乗り場へ行った。
ツインタワー
ビルとビルの間から、2001年にテロ攻撃で崩壊した旧ツインタワーが眺められた。
ハロウィン
観光船の船着き場に戻ってきた。ハロウィンのシーズンだった。wikipediaによればHallowe'enとは、毎年10月31日に行われる、古代ケルト人が起源と考えられている祭のことだそうだが、現代では特にアメリカ合衆国で民間行事として定着し、祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっている。カボチャの中身をくりぬいて鬼火のようなランタンを作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習などがある。渋谷のスクランブル交差点のハロウィンとは異質のようだ。
ロックフェラーセンターのスケートリンク
ロックフェラーセンターは大富豪のジョン・D・ロックフェラーによって1930年から建設された複数のビルからなる複合施設だが、中心にある半地下のプラザには、万国の国旗とプロメテウスの黄金像が立ち、夏にはカフェテラス、冬にはアイススケートリンクとして使用される。特に12月になると特大のクリスマスツリーが飾られることで有名である。観光客が必ず訪れるところ。
NYSE NY証券取引所
世界最大の証券取引所である。1903年に世界屈指の金融街、ウォール街に建設された。
4)1994年6月 3回目のニューヨーク
担当業務のなかには worldwide で取り組むプロジェクトがある。network 構築などはその一つの例だ。各国の人たちが集まり、そのプロジェクトの説明や、ワークショップなどが行われる。今さらでもないが、つくづくもっと英語を勉強しておくべきだったと思い知らされた。私が53歳の時である。この会議の終了後2日間ほどNYで過ごすことが出来、セントラルパーク、美術館、博物館、5番街などを歩いた。
セントラルパークから
米本社国際部門の日本支社から来ていた友人と、朝からニューヨーク散策に出かけた。マンハッタンを南北に縦断する5番街を北へ歩く。まず、セントラルパークの中に入ってみた。プラザホテルやミッドタウンのビル群が見える。
セントラルパーク
オジサン2人で様にならないが、セントラルパークの中を歩いてみた。ジョギングをする人が多い。
高級住宅街
5番街の通りに出て北へ歩く。右手は高級住宅街としてもその名が知られるアッパー・イースト・サイドだ。
メトロポリタン美術館
5番街(ミュージアム・マイル の区間)に面するセントラル・パーク東端にある世界最大級の美術館メトロポリタン美術館に入った。 ミュージアム・マイルの区間に9つの博物館や美術館がある。
アメリカ自然史博物館
次にセントラルパークの西側にあるアメリカ自然史博物館を見学した。動植物、鉱物など自然科学・博物学に関わる多数の標本・資料が所蔵・公開されている。1869年に設立された。ちなみにパリの国立自然史博物館は1793年に開設されているが、標本数においてはここアメリカ自然史博物館の方が多いようだ。なお、ロンドンの大英自然史博物館は1753年にスタートしている。
アメリカ自然史博物館の展示
写真に撮っていなかったが、アロサウルスから我が子を守ろうとして後ろ足で立つバロサウルスの骨格標本はこの博物館にある展示の中で際だっていると言われている。 世界的に有名な恐竜群を含む脊椎動物の骨格標本が多かったのを記憶している。