2010年4月アーカイブ: Studio YAMAKO

2010年4月27日

今年初めての舞岡公園


 今日は暖かい日になるというので、ツマキチョウの写真を撮りたいと思い、舞岡公園へ出かけた。
 気温はまあまあで、陽は差してきているが風が強い。それと、なぜか蝶の数が少ないように思う。
 公園内の手入れが行き届きすぎているのであろうか。単に、今年の天候不順のためなのか。
 ツマキチョウも何頭か見かけることができたが、数は少ないように思えた。しかし、谷戸はすっかり春らしくなり、緑が美しい。
瓜久保+クリックすると大きな写真になります 1.瓜久保
公園内の瓜久保と呼ばれているところ。下草は緑になり、木々は新しい息吹に溢れている。

Nikon COOLPIX S10 F3.5 6.3-63mm 6 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/297秒 6.3mm ISO50 ) 露出補正 なし
ツマキチョウ ♂;クリックすると大きな写真になります 2.ツマキチョウ ♂ -1
セイヨウタンポポで吸蜜するツマキチョウの♂。前翅先端のオレンジ色がはっきり見えなかった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/3200秒  ISO400 ) 露出補正 なし
ツマキチョウ ♂;クリックすると大きな写真になります 3.ツマキチョウ ♂ -2
前の写真とは違う個体であるが、驚くほど小さな個体だった。やはり天候不順が原因なのだろうか。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2500秒  ISO400 ) 露出補正 なし
ツマキチョウ ♀;クリックすると大きな写真になります 4.ツマキチョウ ♀
♂の発生に比べて、♀の発生時期は少し遅れるが、このメスは羽化したてで、純白の翅をしたきれいな個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2500秒  ISO400 ) 露出補正 なし
トリミング
キタテハの求愛;クリックすると大きな写真になります 5.キタテハの求愛
越冬したキタテハ秋型である。葉上に止まった♀に♂が熱心に求愛を始めた。しかし、結ばれず、♂は飛び去ってしまった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1600秒  ISO400 ) 露出補正 なし
アオサギ;クリックすると大きな写真になります 6.アオサギ
瓜久保にかっぱ池という、夏には蓮の花が咲く小さな池がある。そこに大柄なアオサギがいた。餌を取っている。じっと狙いを定め、チャンスと見るやくちばしを水に突っ込み捕食していた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/640秒  ISO400 ) 露出補正 なし
ツバメシジミ;クリックすると大きな写真になります 7.ツバメシジミ
この時期はいつも多くみられるツバメシジミだが、この日は少なかった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2500秒  ISO400 ) 露出補正 なし
トリミング
タチスボスミレに来たベニシジミ;クリックすると大きな写真になります 8.タチスボスミレに来たベニシジミ
ベニシジミの春型はオレンジ色の部分が鮮やかで、黒化してしまう夏型より、美しい。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2000秒  ISO400 ) 露出補正 なし
ハルジオンに来たベニシジミ;クリックすると大きな写真になります 9.ハルジオンに来たベニシジミ
この蝶は下草や、タチスボスミレのような地面の小さな花に止まることが多いので、写真を撮るときに背景の処理に困る。ハルジオンに来てくれると、バックをぼかすことができる。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2000秒  ISO400 ) 露出補正 なし

2010年4月21日

春の京都 3/3 京都御所一般公開


 バスは知恩院から15分くらいで京都御苑に着いた。
 京都御苑の中に京都御所がある。春の一般公開は平成22年4月7日(水)から4月11日(日)までの5日間ということで、限られた日数しかない。参観者は京都御苑から、御所の中に入れるが、宣秋門から参入し、清所門から退出する。普段見ることができない御所の中、その数々の建物を見ることができた。
 12時に京都御所を後にして、名神高速、伊勢湾岸道、東名を走って午後7時前、横浜に到着した。名神-東名を走るより、伊勢湾岸道路を回ったほうが30分早く着けるという。バスに乗っている時間が長く窮屈ではあったが、満足のいく小旅行でった。
 
25.中立売御門
ここは京都御苑の門の一つで、バスはここから御苑の中の駐車場に入ることができる。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 65mm ISO400 ) 露出補正 なし
中立売御門;クリックすると大きな写真になります
26.「虎図」岸岱
宣秋門から御所の敷地に入り、順路に従って歩く。さすがに参観者は多く、ぞろぞろと歩く。御車寄の次に諸大夫の間がある。ここは正式に参内した者の控えの間で、身分の上下によって異なった部屋に控えたという。襖の絵にちなんで格の高い順に虎の間(岸岱筆)、鶴の間(狩野永岳筆)、桜の間(原在照筆)がある。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 75mm ISO3200 ) 露出補正 なし
「虎図」岸岱;クリックすると大きな写真になります
27.承明門から紫宸殿
紫宸殿は朱塗りの塀で囲まれ、3か所に朱塗りの門がある。これは、紫宸殿の正面にある承明門から見たところ。参観者は紫宸殿に向かって右側にある日華門から入る。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 31mm ISO400 ) 露出補正 なし
承明門から紫宸殿;クリックすると大きな写真になります
28.左近の桜と右近の橘
紫宸殿に向かって右側に左近の桜、左側に右近の橘がある。桜はすでに散ってしまっていた。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
上:プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
下:プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
左近の桜と右近の橘;クリックすると大きな写真になります
29.紫宸殿 高御座
紫宸殿の中央に、即位の儀式に天皇の御座として用いられる高御座(たかみくら)がある。現在の高御座は古制に則って、大正天皇の即位式の際に造られたものである。高御座の右側には皇后の御座である御帳台(みちょうだい)がある。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 55mm ISO400 ) 露出補正 なし
紫宸殿 高御座;クリックすると大きな写真になります
30.小御所 五節舞
ここは小御所。御元服御殿ともいう。東宮御元服、立太子の儀式など皇太子の儀式が行われた所とのこと。この日は五節舞の人形が並べられていた。天武天皇が創設した舞と言われ、天皇が吉野宮で琴を弾いたときに天女が舞い降り、袖を5回ひるがえして待ったことを起源とするとの伝承があるとのこと。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/125秒 40mm ISO560 ) 露出補正 なし
小御所 五節舞;クリックすると大きな写真になります
31.御常御殿
御常御殿は室町時代以降、天皇が日常の住まいとして使用した御殿で内部は15室からなる入母屋桧皮葺きの書院造の建物である。この絵は原在照による「岳陽楼図」という襖絵である。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.2 1/125秒 36mm ISO800 ) 露出補正 なし
御常御殿;クリックすると大きな写真になります
32.御内庭
御常御殿の前に広がる庭で、曲折した遣り水を流して、土橋や石橋を架けた趣向を凝らした庭で、奥に茶室を構えている。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 34mm ISO400 ) 露出補正 なし
御内庭;クリックすると大きな写真になります
33.八重桜
御所の参観を終え、清所門より、御苑へ出た。駐車場へ歩く途中に八重桜が見事に花をつけていた。まだ、蕾も多い。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 36mm ISO400 ) 露出補正 なし
八重桜;クリックすると大きな写真になります
34.我々の乗ってきたバス
これから帰路につくバス。横浜から京都まで、往復14~15時間乗せていただくことになる。距離にして、1,000km程だろうか。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 24mm ISO400 ) 露出補正 なし
我々の乗ってきたバス;クリックすると大きな写真になります
35.伊勢湾岸道路
名神高速の草津JCTから新名神高速を走って、この伊勢湾岸道路に入った。ここは名古屋港の海に橋がかけられているところ。名港西大橋あたりだろうと思う。豊田で東名高速に行った。その後、浜名湖SA、足柄SAに寄り、午後7時前、順調に横浜駅西口に到着した。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.8 1/320秒 17.3mm ISOオート ) 露出補正 なし
伊勢湾岸道路;クリックすると大きな写真になります


2010年4月17日

春の京都 2/3 清水寺から知恩院へ


 7時45分、次の集合場所である知恩院三門前の駐車場をゴールとして、清水寺から歩き始めた。
タクシーで仁和寺へ行くという計画は断念し、産寧坂→二年坂→八坂神社→祇園白川→平安神宮→知恩院 と歩くことにする。
10.産寧坂
朝なのでまだ人通りが少ない。この時間に歩けるのはラッキーだと思う。ここから二年坂にかけて、京都の風情を演出する界隈である。石段と石畳の坂道に沿って町屋の飲食店や土産物店がなどが並んでいる。産寧坂という名は安産祈願の信仰がある清水寺の子安塔への参道にあたるためという。別名三年坂というがこれは大同3年に開かれたかららしい。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 35mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
産寧坂;クリックすると大きな写真になります
11.イノダコーヒ店
三条通りに本店があるイノダコーヒの清水店。本店は昭和22年開業の京都屈指の喫茶店である。こんな店でコーヒーを飲んでみたいと思うが、まだ営業時間前である。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 35mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
イノダコーヒ店;クリックすると大きな写真になります
12.法観寺 八坂の塔
飛鳥時代に創建された古刹である法観寺の五重塔は、一般に八坂の塔と呼ばれ親しまれている。本瓦葺き5層、高さ46mの純然たる和様建築で白鳳時代の建築様式を今に伝えるものであるとのこと。たびたび火災により焼失しているが現在の塔は1440年に足利義教によって再興されたものという。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 31mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
D-ライティング処理
法観寺 八坂の塔;クリックすると大きな写真になります
13.和久傳
八坂の塔から少し戻って、二年坂に入った。三年坂が大同3年(808年)に造られたというが、二年坂は大同2年に造られているという。二年坂から高台寺へ廻った。開門は午前9時ということで中には入れない。高台寺から下りてきて、ねねの道をちょっと入ったところにこの和久傳があった。ここ高台寺和久傳が和久傳の本店であり、その懐石料理は昼でも16,000円からという高級店だ。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 28mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
和久傳;クリックすると大きな写真になります
14.祇園 彩
大正時代に「お茶屋さん」として使われていた京町家を改装した店内だそうだ。昔ながらの趣をいかした空間で、舞妓気分を楽しんでくださいという。舞妓さんごっこのお店とでも言うべきか。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 18mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
祇園 彩;クリックすると大きな写真になります
15.八坂神社 南樓門
南樓門から八坂神社境内に入る。八坂神社は地元では「祇園さん」と親しまれ、7月の祇園祭はこの神社の祭礼である。芸舞妓もよく参拝するという。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 38mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
八坂神社 南樓門;クリックすると大きな写真になります
16.八坂神社 本殿
朝8時半、八坂神社本殿の掃除をする巫女さん。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 35mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
八坂神社 本殿;クリックすると大きな写真になります
17.祇園
八坂神社の西樓門を出て四条通を進み、花見小路の筋向いを祇園白川へ行こうと右へ入った。そこにこんな店があった。夜ならまた違って見えるのだろうが、朝はちぐはぐな感じがした。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/125秒 32mm ISO400 ) 露出補正 なし
祇園;クリックすると大きな写真になります
18.祇園白川
昨年夏に京都に来た折、夜、この辺を歩いた。ここの桜を是非見たかった。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
祇園白川;クリックすると大きな写真になります
19.祇園白川 しだれ桜
今が満開のようだ。川の水が素晴らしく澄んでいるのに驚いた。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
祇園白川 しだれ桜;クリックすると大きな写真になります
20.平安神宮
琵琶湖疎水の堀の桜がきれいだった。平安神宮は1895年に平安遷都1100年を記念して建てられたもの。意外に新しい建物だ。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 29mm ISO400 ) 露出補正 なし
平安神宮;クリックすると大きな写真になります
21.平安神宮 しだれ桜
表参道を大鳥居をくぐって二条通りを渡った左側に、このしだれ桜があった。まだ蕾もある。奥に見えるのは京都市美術館別館。平安神宮で有名な「八重紅枝垂桜」は南神苑にあるが見に行けなかった。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 44mm ISO400 ) 露出補正 なし
平安神宮 しだれ桜;クリックすると大きな写真になります
22.平安神宮 大極殿と蒼龍楼
時間が厳しくなってきたので応天門をくぐったところで、その先へ進むのを断念した。応天門から見た大極殿の右半分と蒼龍楼。左近の桜があるがすでに散っていた。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 46mm ISO400 ) 露出補正 なし
平安神宮 大極殿と蒼龍楼;クリックすると大きな写真になります
23.知恩院三門
平安神宮からタクシーに乗って知恩院の集合場所へ。知恩院は詳しくは華頂山知恩教院大谷寺と称し、浄土宗の総本山である。本尊は法然上人像(本堂)および阿弥陀如来(阿弥陀堂)、開基(創立者)は法然である。元和7年(1621年)の建立とされている。この三門は五間三戸の二重門である。法然上人八百年大遠己法要は2年後とのこと。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/160秒 7.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
知恩院三門;クリックすると大きな写真になります
24.知恩院三門の桜
ここの桜はそれほどではなった。椿の花にピントを合わせ、桜と三門を入れた。知恩院で30分ほど過ごしたが、大鐘楼のほうへは行かなかった。次回はもう少し時間をとって御影堂のほうへも行ってみたいと思う。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.8 1/100秒 17.3mm ISOオート ) 露出補正 なし
知恩院三門の桜;クリックすると大きな写真になります

2010年4月14日

春の京都 1/3 清水寺


 いつも利用する旅行社の企画で、清水寺と、4月7日から11日まで一般公開される京都御所を夜行日帰りバスで訪れるというのがあった。4月8日の夜、横浜を出発し、9日早朝、清水寺に到着した。バスは2時間に一度程度、サービスエリアに寄ったが、走行中は眠ることができた。
 清水寺の本堂に朝7時に入り、清水の舞台に上がったあと、10時半に知恩院で再び集合してバスに乗り、御所へ向かうまでの間、自由行動となった。
 南禅寺、高台寺、円山公園は前回に来ているので、タクシーに乗って仁和寺へ行こうかと思った。しかし、朝の祇園白川も歩いてみたいし、平安神宮もいつも大鳥居を眺めるだけである。結局、後者を選択し、歩いて廻ることにした。
 3回に分けて載せる。まずは清水寺から。
 
1.清水寺 清水寺三重塔
  清水寺を訪れるのは初めてのような気がする。駐車場から五条坂を登っていく。両側には、まだ早朝であるので店は開いていないが、清水焼の店が多い。左に下る産寧坂(三年坂)の入口を過ぎると仁王門が見えてきた。仁王門の右向こうに三重塔が見える。

  Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
  プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 24mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
  D-ライティング処理
 清水寺三重塔;クリックすると大きな写真になります
2.阿弥陀堂と奥ノ院
清水寺本堂、つまり有名な清水の舞台に入るところで、拝観料がいる。拝観時間は朝6時からである。本堂に入ると、清水の舞台に出た。この写真は、清水の舞台から左奥にある阿弥陀堂と奥ノ院だ。はじめは、この奥ノ院が舞台かと思ってしまった。桜もなんとか残ってくれている。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 18mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
阿弥陀堂と奥ノ院;クリックすると大きな写真になります
3.清水の舞台
これが清水の舞台だ。現在の建物は寛永10年(1633年)に再建されたものとのこと。それにしても古い。139本の柱で支えられている。1694年~1864年の148年間で、この清水の舞台から飛び降りた人は未遂も含めて234件あったという。助かれば願いが叶い、死んでも成仏できるという信仰心らしい。生存率は85%だったとのこと。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 29mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
D-ライティング処理
清水の舞台;クリックすると大きな写真になります
4.ふれ愛観音
奥ノ院の御堂の前に安置されている。参拝者は自分の体の具合の悪いところを観音様になぞらえて触っていく。膝、肘、肩が磨かれているようだ。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 24mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
ふれ愛観音;クリックすると大きな写真になります
5.清水寺から京都市街を眺める
奥ノ院を少し下ったところから京都タワー方面を眺める。京都タワーは京阪電気鉄道のグループ会社である京都タワー株式会社が運営している。台座となっている京都タワービルの高さを加えた全体の高さは131m。1964年開業。タワーの独特な姿は、京都市内の町家の瓦葺きを波に見立て、海のない京都の街を照らす灯台をイメージしたものらしい。もちろん、建設当初から、古都である京都に、このような建造物が必要なのか、賛否が分かれ、「東寺の塔よりも高いものは建てない」と言われていた京都の歴史的景観との調和・不調和が争点となったとのこと。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/250秒 105mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
清水寺から京都市街を眺める;クリックすると大きな写真になります
6.音羽の滝
清水寺という寺の名の由来となった滝という。奥ノ院、本堂から石段を下ったところにある。ご利益を期待して水を飲もうとする人々の行列がいつもできるというが、まだ朝の7時半前、人は少なかった。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 24mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
音羽の滝;クリックすると大きな写真になります
7.本堂を支える柱
本堂(舞台)は139本の柱で支えられているというが、下から見るとこんな具合になっている。シャッタースピード1/125秒をキープして、ISOは1400に上がっていた。この機能には助けられる。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 32mm ISO1400 ) 露出補正 -0.3段
本堂を支える柱;クリックすると大きな写真になります
8.三重塔
仁王門の近くまで降りてきたところに小さな池があり、水面には桜の花びらが降っていた。光が採れず、ゴミのようになってしまったけど。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 26mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
三重塔;クリックすると大きな写真になります
9.仁王門と西門と三重塔
下まで降りてきた。写真を撮りながらゆっくり拝観したが、所要時間は約40分だった。さて、これから産寧坂→二年坂→八坂神社→祇園白川→平安神宮→知恩院 と歩くことにする。

Nikon D300 NIKKOR 18-200mm F/3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 22mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
仁王門と西門と三重塔;クリックすると大きな写真になります

2010年4月11日

神奈川のギフチョウ


 4月6日 天気予報ではこの日、関東地方では晴れ間が拡がり、気温も20度くらいまで上がるという。今日以外にはなしと、「神奈川のギフ」で有名な地域へ出かけた。津久井湖の城山でいつも車を置かせていただく方への手土産を買い、現地に到着したのは10時半であった。
 すでにカメラを持った愛好家が20~30名は居られただろうか。大変な人気である。
 ここには、ミツバツツジ、桜、梅と、ギフが絵になる3っのポイントがあるが、みなさん狙いは同じようだ。初めのうち、少し離れたところで、ギフを追った。次から次と飛来するもののなかなか良い写真は撮れない。枯れ草の上とか、地面、小さなすみれの花に止まるが落ち着かない。この日はD300には100mmを付け、P90も持って行った。P90で地面に止まったギフを周囲を入れ、広角で撮りたいと思ったが、落ち着いて止まっていてくれない。
津久井湖城山公園;クリックすると大きな写真になります 1.津久井湖城山公園
国道413号線沿いに、津久井湖城山公園の駐車場あり、車を停めた。津久井湖の眺めはそれほど美しくはないが、今の時期、菜の花と桜が競っている。観光センターの売店があり、地元の物産が売られている。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/291秒 4.6mm ISO64 ) 露出補正 -0.3段
スミレの花に来たギフチョウ;クリックすると大きな写真になります 2.スミレの花に来たギフチョウ
目的地に着いたのは午前10時半過ぎだった。ギフチョウはちょうど活動が活発になるころである。気温も上がってきて、ギフチョウの個体数は多く、次から次へと飛来する。いつもながら、熱心に保護活動をされている方々にお礼を申し上げたい。いつも蝶の写真は絞り優先のF5.6で撮っているが、この日は設定変更を忘れてしまい、最後までプログラムオートで撮ってしまった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒  ISO400 ) 露出補正 なし
越冬明けのテングチョウ;クリックすると大きな写真になります 3.越冬明けのテングチョウ
この蝶もこの時期の定番である。地面に止まっては日光浴をしているのだろうか。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒  ISO400 ) 露出補正 なし
ルリタテハ;クリックすると大きな写真になります 4.ルリタテハ
この蝶も越冬明けの蝶である。むしろ、最近は発生時期(6、7月)に見ることが少なくなった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒  ISO400 ) 露出補正 なし
  トリミング
ミツバツツジに飛来;クリックすると大きな写真になります 5.ミツバツツジに飛来 -1
そろそろ花のあるところに来るころかなと戻ってみた。20名ほどのカメラを持った方が、サーッとミツバツツジを取り囲む。こうなるとどうしても、被写体を遠くから狙わなくてはならない。100mmでは厳しい。ギフチョウを裏から撮ったが陽光が美しい。ミツバツツジのほうにピントが合ってしまい、ギフはソフトフォーカスとなった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒  ISO400 ) 露出補正 なし
トリミング
ミツバツツジに飛来;クリックすると大きな写真になります 6.ミツバツツジに飛来 -2
この個体は、ミツバツツジの花を次から次へと飛び回ってくれた。300mmくらいの長玉を付けておられる方が何人かいらっしゃったが、正解であろう。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒  ISO400 ) 露出補正 なし
トリミング
スギタニルリシジミ;クリックすると大きな写真になります 7.スギタニルリシジミ
地味な蝶である。春一番、この辺りにいることは知っていたが、ギフチョウにばかり目が行き、今まで撮ったことがなかった。飛んでいるときに見える翅の表はブルーが深いので、近縁のルリシジミと見分けられる。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒  ISO400 ) 露出補正 なし
トリミング
桜に飛来;クリックすると大きな写真になります 8.桜に飛来 -1
時間は11時半を少し過ぎたころ、20数名の愛好者が見守るなか、ギフチョウが桜の花にやってきた。100mmマクロで狙うには桜の木までの距離がある。でも、この写真、桜に来たという感じが出せたと思う。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒  ISO400 ) 露出補正 なし
桜に飛来;クリックすると大きな写真になります 9.桜に飛来 -2
やはりギフチョウまで距離があるので、P90の望遠側(35mm判換算で624mm)で撮ってみた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/274秒 110.4mm ISO64 ) 露出補正 -0.3段
トラフシジミ;クリックすると大きな写真になります 10.トラフシジミ -1
もうトラフシジミが発生していて、桜の花で吸蜜していた。ギフチョウ狙いの副産物である。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F11 1/400秒  ISO400 ) 露出補正 なし
トラミング
トラフシジミ;クリックすると大きな写真になります 11.トラフシジミ -2
P90でも撮った。ちょっと斜めに構えられたが、青空を背景に色彩が美しかった。この時期に出現するトラフシジミの春型は、トラフ=虎斑の由来の白い帯が鮮やかである。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/348秒 110.4mm ISO64 ) 露出補正 -0.3段

2010年4月 7日

五十嵐邁コレクション


 田端にあるファーブル昆虫館というところで「五十嵐邁コレクション」展が行われているのを、インターネットの「日本蝶類学会」のホームぺージで知った。3月26日、この日は夕刻から都心で会議があるので、その前に行ってみようと早めに家を出た。
 テングアゲハの生活史を解明された五十嵐邁(すぐる)さんのお名前は以前から存じ上げていて、1979年に出版されたその著書「世界のアゲハチョウ」は、喉から手が出るほど欲しかったが、薄給の身には買い求めることができなかった。
 その後1987年に朝日新聞社から発行された「蝶の世界 生きている宝石の魅力」を買い、五十嵐さんの「テングアゲハのすべてを明かす」という文をむさぼり読んだ記憶もある。
 「五十嵐邁コレクション」展へ行ってみたところ、入口を入ったところで女性の方から丁寧にご挨拶を受け、感激してしまった。展示物の写真を撮らせていただいてよいかとお伺いしたところ「どうぞ、どうぞ」とお許しいただけた。
 入口脇には、大の蝶好きで「チョウを飼う日々」を出版された国会議員 鳩山邦夫さんから贈られた花が飾られていた。
 
1.ファーブル昆虫館
JR田端駅から動坂上まで上がり、左折してちょっと行ったところの住宅街の中にファーブル昆虫館はあった。フランス文学者で蝶の愛好家、また、かって私も読んだ北海道にオオイチモンジを追った紀行文等を集めた「瑠璃の宿」の著者でもある奥本大三郎さんが館長をされている。五十嵐さんと奥本さんは「蝶の世界 生きている宝石の魅力」の中でも座談会に参加されていた。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/100秒 7.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
ファーブル昆虫館;クリックすると大きな写真になります
2.五十嵐邁コレクション
入口を入ったところに、「五十嵐邁コレクション」展の大きなパネルがあった。オオトラフアゲハだろうか、カービングがとてもきれいだった。五十嵐さんは1924年東京生まれ。47年東京大学工学部建築学科卒業を卒業され、大手建設会社に勤務され、取締役を務められた。残念ながら、2008年4月6日、胃癌により享年83歳で故人となられている。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/25秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
五十嵐邁コレクション;クリックすると大きな写真になります
3.研究生活資料
1階には、五十嵐さんの研究に関する資料、たとえば、1997年に発刊された「アジア産蝶類生活史図鑑Ⅰ」の原稿などが展示されていた。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
研究生活資料;クリックすると大きな写真になります
4.テングアゲハ
テングアゲハの生活史解明は五十嵐さんのライフワークだった。大手建設会社を定年退職した後、退職金をつぎ込み、それまで全く幼虫期の生態や形態が不明だったテングアゲハ(Teinopalpus imperialis)の調査団を結成し、ヒマラヤ山脈のふもと、インドのダージリンで探索を行った。結果、キャンベリーモクレンが食樹であることを明らかにするとともに、各齢の幼虫形態を明らかにした。この写真は、かって私が購入した2003年に発刊された五十嵐さんの著書「蝶と鉄骨と」の口絵をコピーさせていただいた。

2003年6月20日発行 五十嵐邁著 「蝶と鉄骨と」  東海大学出版会 より
テングアゲハ;クリックすると大きな写真になります
5.飼育第1号の報告
このパネルは永久保存用とされている五十嵐さんのテングアゲハの資料である。飼育第1号のオスとメス、当時日本蝶類学会会長であった白水隆氏へ送信した電報など。このパネルは会場に展示されていたが、旨く撮れなかったので、1987年に朝日新聞社から発行された「蝶の世界 生きている宝石の魅力」の写真をコピーさせていただいた。ただ、展示されていたパネルにはテングアゲハの蛹の抜け殻があったが、この写真にはない。右下にあるのは最初のメスを捕えたネットとのこと。

1987年10月10日発行 五十嵐邁ほか 「蝶の世界 生きている宝石の魅力」  朝日新聞社 より
飼育第1号の報告;クリックすると大きな写真になります
6.テングアゲハ幼生期
五十嵐さんによるテングアゲハの卵から蛹までの写生画。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/40秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
テングアゲハ幼生期;クリックすると大きな写真になります
7.Teinopalpus aureas オウゴンテングアゲハの標本
テングアゲハの姉妹種であり、珍品であったが、2000年に来たベトナムのタムダオ山にて幼生期を解明されたとのこと。テングアゲハに比べ後翅の黄色い紋が大きい。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/50秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
Teinopalpus aureas オウゴンテングアゲハの標本;クリックすると大きな写真になります
8.Papilio buddaha ブッダオビクジャクアゲハの標本
きれいに展翅された美しいが蝶が、大きな標本箱に翅をすり合せるように、沢山並んでいた。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/40秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
Papilio buddaha ブッダオビクジャクアゲハの標本;クリックすると大きな写真になります
9.小学校1年生の時の絵
左側の絵は五十嵐さんが、1931年 小学校1年生のときに、描かれた絵である。右は、1947年に東京大学を卒業されたが、卒業論文は「色彩学」で、その下書とのこと。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/40秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
小学校1年生の時の絵;クリックすると大きな写真になります
10.アカネアゲハの写生
図鑑を作るためにそれぞれの種の写生をされているが、その細密な絵には目を見張ってしまう。あとの予定があったので1時間ほどで会場を後にしたが、あっという間に時間が経ってしまった。思いもかけずに素晴らしいものを見せていただき、感動してしまった。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/20秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
アカネアゲハの写生;クリックすると大きな写真になります

2010年4月 1日

札幌から函館へ 4/4

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 最後の日の午後、元町の近くで昼食を取った後、バスに乗ってベイエリアと呼ばれているところへ行った。横浜の赤レンガ倉庫と同じような赤レンガ造りの倉庫が函館港沿いに並んでいるところである。その後、さらにトラピスチヌス女子修道院、五稜郭を見て、函館空港に着いたのは夕方6時を過ぎていた。函館発19:35で羽田へ。あまり天候には恵まれなかったが、十分楽しめた旅行だった。
32.ベイエリア 明治館(旧函館郵便局舎)
1911年築造の函館郵便局の建物で、2階まで吹き抜けになっている中央のホールは、郵便課、電信課、電話課があったところで、いまは、ガラスショップやキャンディーショップが並んでいる。この写真は側壁で、この右側が通りに面した入口である。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
ベイエリア 明治館(旧函館郵便局舎);クリックすると大きな写真になります
33.明治館のショップ
明治館の中には、いわゆる雑貨を扱うショップが多く入っている。その中の一軒で、「Glass Art Panel」なるものが並んでいたが、その中には蝶が題材になっているものが多くあった。これは玄関前に飾るパネルなのだろう。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
明治館のショップ;クリックすると大きな写真になります
34.ベイエリア赤レンガ倉庫群
函館港に面して、日本郵船のレンガ造り倉庫や金森倉庫群が並び、いずれも修復されて、中はショップが並んでいる。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/60秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
ベイエリア赤レンガ倉庫群;クリックすると大きな写真になります
35.金森倉庫群
この通りの右側は海で、函館港である。右上に見えるのは函館山で、今夜だったら夜景は見えなかったかもしれない。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/80秒 10.8mm ISOオート ) 露出補正 なし
金森倉庫群;クリックすると大きな写真になります
36.函館港
金森倉庫群の前は函館港である。右側に見えるのはイカ釣り漁船。さらに右の奥のほうに青函連絡船として活躍した摩周丸がある。私が中学生のころ、同じく青函連絡船の洞爺丸が1954年9月26日、台風15号(通称:マリー)が引き起こした暴風と高波により転覆・沈没し、死者・行方不明者あわせて1155人という日本海難史上かつてない悲劇があった。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.8 1/200秒 17.3mm ISOオート ) 露出補正 なし
函館港;クリックすると大きな写真になります
37.プティット・ メルヴェイユ
金森倉庫のなかに運河に面した小奇麗な喫茶店があった。ちょっと歩き疲れたので、コーヒーとダグワースで一息入れた。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
プティット・ メルヴェイユ;クリックすると大きな写真になります
38.函館の路面電車
どこでも路面電車が走っていれば撮っていたので、函館でも撮りたかったがなかなかチャンスがなかった。バスのフロントウィンドウから、やっと1枚。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 75mm ISO400 ) 露出補正 なし
函館の路面電車;クリックすると大きな写真になります
39.トラピスチヌ修道院 聖ミカエルの像
湯の川温泉から東へ3.7kmの丘陵地にある。函館観光の定番であり、私も2度目である。前庭に立つ白い像は聖ミカエルの像、その後ろに聖堂が建っている。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.8 1/60秒 17.3mm ISOオート ) 露出補正 なし
トラピスチヌ修道院 聖ミカエルの像;クリックすると大きな写真になります
40.トラピスチヌ修道院
トラピスチヌ修道院は1898年(明治31年)にフランスから派遣された8名の修道女によって創立された。その後1925年(大正14年)に失火で本館を焼失したが、翌年から再建に着手して1927年(昭和2年)に落成したとのこと。この写真中央の円形の建物の奥が現在約90名の修道女が献身の日々を送っているところとのこと。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/100秒 7.5mm ISOオート ) 露出補正 なし
トラピスチヌ修道院;クリックすると大きな写真になります
41.五稜郭タワー
2006年4月1日にこの新タワーが完成したという。以前に五稜郭に来た時はまだ古いタワーだった。古いタワーは上っても五稜郭の五角形全体が見えなかった。高さは98mで展望台は90mのところにある。展望台に上がるエレベーターの料金は団体割引でも760円と少々高いが、上がった甲斐はあった。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 31mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
五稜郭タワー;クリックすると大きな写真になります
42.五稜郭展望台からの眺め
高さ90mにある展望台から五稜郭の全容を眺めた。中央に見える五稜郭本陣は改修工事中であった。五稜郭は日米和親条約締結による箱館開港に伴い、防衛力の強化と役所の移転問題を解決するために徳川家定の命により1866年に築造されたという。当初は外国の脅威に立ち向かうために築造が計画されたが、脅威が薄れていくとともに築造の目的が国家の威信になったとのこと。1868年(明治元年)10月26日、佐幕派の大鳥圭介隊と土方歳三隊の両隊が五稜郭を占拠、その後1869年(明治2年)5月18日、新政府軍に敗北し明け渡される。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/125秒 28mm ISO400 ) 露出補正 +0.3段
五稜郭展望台からの眺め;クリックすると大きな写真になります
43.五稜郭の堀
五稜郭には堀が廻らされているが、結氷していた。時間は午後5時10分過ぎ、だいぶ暗くなってきた。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/125秒 42mm ISO560 ) 露出補正 なし
五稜郭の堀;クリックすると大きな写真になります