2020年10月アーカイブ: Studio YAMAKO

2020年10月30日

三浦半島でチョウを撮る 10月13日

三浦半島でクロマダラソテツシジミが発生しているという情報があったので、発生しているポイントは知らないが、心当たりのところを歩いてみた。ブルーのシジミチョウを見かけると、これはと思ってカメラを向けるが、ヤマトシジミやウラナミシジミで、なかなか本命に巡り会うことが出来ない。それでも何とか探し出し、撮影することが出来た。
 インターネットを検索していると、2019.5.11付の「志情の海へ」というブログの中に、ソテツの害虫クロマダラソテツシジミについてという記述があり、「昨年8月末に館山市内で発見された本虫(クロマダラソテツシジミのこと)は、1か月後には初発生確認地点より半径10kmまで、2か月後には、ほぼ安房地域全域が覆われる半径20kmの範囲まで分布を拡大し、侵入後の分布拡大の速度は、非常に早いことが明らかになりました。 11月中旬以降は、ソテツの新葉の展開はなく、本虫の産卵も認められていません。上旬までに産み付けられた卵はふ化し、幼虫も順調に生育、蛹化しましたが、耐寒性の弱い蛹は、羽化できずに死亡するか、羽化しても正常に羽が伸ばせずに成虫で死亡する場合がほとんどでした。これらのことから、本県では、露地越冬の可能性は小さいでしょう」と言及されていた。
 そして、今年9月22日の「KAZのおさんぽ2」というブログには、「4連休最後の9月22日、お天気はいまひとつでしたが房総南部の丘陵地帯を歩いておりました。ヒガンバナも咲き始めてソテツの並ぶ南国風の田園風景にもようやく秋の気配を感じます。ふと足元を見ると薄紫色のウラナミシジミっぽい蝶が飛んできてアスファルトの地面に止まりました。確認すると・・・、あれれっ、クロマダラソテツシジミだ~!。ソテツの若葉はこんな感じ、どこもかしこもクロマダラの幼虫でいっぱいです。」といったコメントがあった。
 「KAZのおさんぽ2」というブログにあったクロマダラソテツシジミが越冬したものなのかどうかはわからないが、千葉県では今年も間違いなく発生しいる。ソテツの側からみると迷惑な話だろうが、三浦半島の来年が楽しみだ。 

001_201013146 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg 1.ヤマトシジミ
海が見える草はらで忙しそうに飛んでいる青い小さなシジミチョウがいた。9月30日、明神台公園でクロマダラソテツシジミだと気が付かなかった失敗もあったので念のため撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 187mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_201013149 X800 〇観音崎公園 RX10M4.jpg 2.ナガサキアゲハ♂
歩いていると道にチョウの影が映った。見上げると黒いチョウがゆったりと飛んでいる。しばらくして木の葉に止まって開翅した。傷んでいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 208mm ISO640 ) 露出補正 なし
003_201013151 X800 〇観音崎公園 RX10M4.jpg 3.フヨウの花にイチモンジセセ
リイチモンジセセリはフヨウの花が好きだ。潜り込んで吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 38mm ISO320 ) 露出補正 なし
004_201013161 X800 〇観音崎公園 花の広場 RX10M4.jpg 4.ヒメアカタテハ -1
コスモスにヒメアカタテハが飛来し、吸蜜を始めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO125 ) 露出補正 なし
005_201013170 X800 ◎観音崎公園 花の広場 RX10M4.jpg 5.ヒメアカタテハ -2
花から花へ移り飛びながら、しばらくコスモス畑にいた。お先に失礼してコスモス畑を後にした。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
006_201013187 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 6.クロマダラソテツシジミ -1
ソテツを見つけた。しかし、何もいない。しばらくじっと見ていたら、ブルーが1頭飛んできて、近くの低いところに止まった。紛れもなくクロマダラソテツシジミだった。きれいな個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
007_201013179 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 7.クロマダラソテツシジミ -2
枯れはじめた葉に止まってゆっくりと開翅してくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO1250 ) 露出補正 なし
008_201013210 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 8.クロマダラソテツシジミ -3
開翅して鮮やかなブルーを見せてくれた。♂のようだ。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
009_201013216 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 9.クロマダラソテツシジミ -4
同じ個体である。俯瞰で撮った。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO640 ) 露出補正 なし
010_201013218 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 10.ウラナミシジミ
場所を移動した。ママコノシリヌグイが咲いていた。その花に止まったのはウラナミシジミだった。余計なことだが、wikipediaを見ると、和名の「ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)とは、この草の棘だらけの茎や葉から、憎い継子の尻をこの草で拭くという想像から来ている。韓国では'嫁の尻拭き草'と呼ばれる。」とあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO250 ) 露出補正 なし
011_201013227 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 11.クロマダラソテツシジミ -5
さっきのところへ戻る。カメラを持った同好のかたがひとり来ておられた。2~3頭のブルーがちらちら飛んでいる。この個体も枯れたソテツの葉に止まった。少し擦れている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
012_201013239 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 12.クロマダラソテツシジミ -6
その同好のかたに「寄って撮りたいのですが良いですか?」と声を掛けたところ、「たくさん撮りましたからどうぞ」と言っていただいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO320 ) 露出補正 なし
013_201013244 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 13.クロマダラソテツシジミ -7
もう一歩寄って。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 11mm ISO320 ) 露出補正 なし
014_201013250 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 14.クロマダラソテツシジミ -8
この個体は最初に撮った個体と同じだったようだ。蜘蛛の糸にかからないように!

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO800 ) 露出補正 なし
015_201013263 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 15.クロマダラソテツシジミ -9
このカメラでどれだけ近寄って撮れるかは焦点距離との兼ね合いになる。もちろん広角側が最も近く寄れるが、周囲をぼかして対象を大きく撮りたいときは、焦点距離との兼ね合いで最短撮影距離が決まる。これ以上近づくとフォーカスしない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO800 ) 露出補正 なし
016_201013266 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 16.クロマダラソテツシジミ -10
これは3頭目の個体だ。随分下のほうに止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO1250 ) 露出補正 なし
017_201013273 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 17.クロマダラソテツシジミ -11
2頭目のやや擦れた個体がこちらを向いて開翅してくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO320 ) 露出補正 なし
018_201013276 X800 △荒崎海岸 RX10M4.jpg 18.クロマダラソテツシジミ -12
4頭目の個体が新しい葉に止まって、産卵しているように見える。高いところに止まったので確認できないが、尾端を曲げているようだ。写真を拡大して見ると、卵らしきものが見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO400 ) 露出補正 なし
019_201013283 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 19.クロマダラソテツシジミ -13
擦れていないきれいな個体だった。やはり新芽を探して産卵しているようだ。今産卵した卵は越冬できるのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO800 ) 露出補正 なし


2020年10月25日

三浦半島を巡る(2) 横須賀美術館から荒崎海岸へ 10月13日

花の広場まで行って、再び横須賀美術館へ戻ってきた。美術館の建物の屋上にある展望所から浦賀水道を眺める。先月、房総半島をドライブした折に富津岬から第一海堡を見たが、この日は靄がかかっていてすっきりとは見えないものの、第二海堡が見えた。
 午後1時を過ぎた。これから三浦半島の反対側にある荒崎へ行こうと思う。ひょっとしたらクロマダラソテツシジミに会えるかもしれないという期待もある。荒崎へは2011年1月に城ヶ島へ行った折に立ち寄ったことがあるが、滞在時間はわずかだったのでどんなところだったかよく覚えていない。カーナビによると荒崎公園は横須賀美術館から約20km、車で30分のところにある。
 海岸一帯は長井海の手公園パートナーズ(西武造園株式会社、株式会社不二環境サービス、長井水産株式会社、近畿日本ツーリスト株式会社の共同事業体)が「荒崎公園」として管理・運営を行っている。海岸は奇岩の岩場となっていて、釣り人たちが多かった。

24.第二海堡
横須賀美術館の屋上展望所から浦賀水道を眺めると、靄ではっきりとは見えないが、第二海堡 が見えた。Sony CyberShot RX10M4 望遠端220mm(35㎜版600㎜相当)で狙ったが、絞り開放で撮ると周辺光量不足が顕著に出てしまった。光量は十分にあるので少し絞り込んでみればよかったと反省。   

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixelsプログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
024_201013062 X800 観音崎公園 第二海堡 RX10M4.jpg
25.浦賀水道
wikipediaによれば浦賀水道はヨットや小型漁船から大型貨物船まで、1日あたり約400隻(平成23年)から700隻(平成17年)もの船が往来する世界有数の海上交通路である。横須賀市久里浜港と富津市金谷港の間を東京湾フェリーが結んでいる狭いところだが、それでも釣りを楽しむ小さな船が浮かんでいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 147mm ISO100 ) 露出補正 なし
025_201013114 X800 観音崎公園 ACQUAMARE RX10M4.jpg
26.横須賀美術館正面
横須賀美術館の正面は芝生の広場になっていて、レストランからは浦賀水道を行き交ういろいろな船を眺めることが出来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 17mm ISO100 ) 露出補正 なし
026_201013119 X800 観音崎公園 ACQUAMARE RX10M4.jpg
27.レストランのテラス席
少し靄がかかっていたが、この日は久しぶりの晴天で、テラス席での昼食は気持ちが良い。我々は先に済ませてしまったが、この時間(午後1時)には席が空くのを待つ列が出来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
027_201013123m X800 観音崎公園 ACQUAMARE RX10M4.jpg
28.荒崎公園 「どんどんびき」
荒崎公園の駐車場に到着したのは午後2時過ぎだったが、駐車場に管理人さんはいたが駐車料は無料だった。その管理人さんにどこを見て帰ればよいのか尋ねてみた。先ず勧められたのが「どんどんびき」だった。公園の駐車場を少し東に進むと右側に切り立った岩壁に囲まれた入江が現れた。その奥に、こじんまりとした砂浜があり、潮が引くとき「ドンド~ン」と鳴ることから名付けられたという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
028_201014125 X800 荒崎海岸 どんどんびき RX10M4.jpg
29.「どんどんびき」の奥の砂浜
ここに波が入り込み、引くときに「ドンド~ン」 という音が聞こえるというが、このときは波は穏やかで何も聞こえなかった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 21mm ISO400 ) 露出補正 なし
029_201014127 X800 荒崎海岸 どんどんびき RX10M4.jpg
30.荒崎シーサイドハイキングコース
相模湾に面した荒崎は全長4kmの散策路も整備されている。その荒崎シーサイドハイキングコースは、関東ふれあいの道「荒崎・潮騒のみち」の一部(荒崎バス停〜どんどんびき〜佃嵐崎〜和田長浜海岸〜矢作入口バス停=4.1km、所要1時間30分)にもなっているそうだ。シーサイドハイキングコースはこの先を長浜海岸の方へ行くようになっているが、この洞はまさか海蝕で出来たものではなく、掘られたのだろう。歩くのは敬遠した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
030_201014130 X800 荒崎海岸 RX10M4.jpg
31.荒崎海岸
荒崎海岸の特徴は白い頁岩(けつがん)と黒い凝灰岩 が層をなす海蝕台と海蝕洞窟にある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
031_201014131 X800 荒崎海岸 RX10M4.jpg
32.頁岩と凝灰岩
白い頁岩の上に凝灰岩が被さっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO160 ) 露出補正 なし
032_201014132 X800 荒崎海岸 RX10M4.jpg
33.奇岩と松
凸凹の特異な地形の岩石に松が自生し、奇岩青松の海岸に波しぶきが白く砕ける様は見事な色の調和を見せ、その景観はすばらしいとして、神奈川の継承50銭に選ばれている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 43mm ISO160 ) 露出補正 なし
033_201014134 X800 荒崎海岸 RX10M4.jpg
34.「どんどんびき」の入り口
「どんどんびき」に波が流れ込ところを見てきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 11mm ISO160 ) 露出補正 なし
034_201014139 X800 荒崎海岸 RX10M4.jpg
35.展望台から
展望台からの眺め。夕日がきれいなところのようだが、まだ2時過ぎであり、雲が空を覆ってきた。また改めて見に来よう。ちなみに、夕日と夕陽はどのように使い分けるのか疑問を持った。調べてみると、夕日と夕陽に意味の違いはないが、ただ、「夕日」が常用漢字表に載っている読み方なのに対して、「夕陽」は常用漢字表には載っていない読み方なのだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 31mm ISO100 ) 露出補正 なし
035_201014140 X800 荒崎海岸 RX10M4.jpg
36.夕日は?
荒崎公園には夕日の丘、潮風の丘など、展望台となっているいくつかの丘がある。今回は夕日を見るのはあきらめたが、それでも気になる。天気が良ければ、富士山のシルエットが見られるという。さて、帰る前に海産物の即売場がある「長井水産」へ寄るのを楽しみにしてきた。ところが、残念、この日は休みで閉まっていた。また、荒崎へ来る理由が残る。帰路は三浦縦貫自動車道から衣笠インターで横浜横須賀道路に乗り、1時間弱だった。この日は12,307歩歩いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 31mm ISO100 ) 露出補正 なし
036_201014141 X800 荒崎海岸 RX10M4.jpg


2020年10月21日

三浦半島を巡る(1) 観音崎 10月13日

台風14号が関東に向かってきたが、八丈島、三宅島など伊豆諸島に大雨を降らせたものの、Uターンして熱帯低気圧となって帰って行ってしまった。ここのところ、寒くて天気も悪かったが、台風が去ってしまった後、気温も上がり、青空も広がった。
 9月30日、自宅近くの明神台公園へ、キバナコスモスに集まるチョウを撮りに出かけたが、その時、思いがけずクロマダラソテツシジミに遭遇した。インターネットで調べてみると、今年の秋、このチョウは三浦半島で発生しているとの情報があった。クロマダラソテツシジミにちょっと興味が沸いて、三浦半島へ行って見ることにした。
 自宅からは横浜横須賀道路 の終点まで1時間足らずで行くことが出来、終点の馬堀海岸で下りれば観音崎は目と鼻の先だ。この日は、観音崎、横須賀美術館、荒崎海岸を巡ってこようと計画した。観音崎には2007年に行ったことがあるが、灯台を観ただけだった。
 予想通り朝から快晴だった。観音崎公園の駐車場に着くと、平日のためか駐車場のゲートはあるものの無料でとめることが出来た。カメラはRX10M4を片手に歩き始める。
 観音崎公園の東側半分を歩いて、駐車場に戻り、車を横須賀美術館の地下駐車場に移動させた。エレベータで地上に上がると浦賀水道を行きかう船を眺められる横須賀美術館のレストランの横に出た。時計を見るとまだ11時を少し過ぎたところだったが、昼食にすることにした。良く冷えたノンアルコールビールで、パスタを食べた。
 砲台などに関する記述は公園内の案内板、説明板およびwikipediaや関連するブログなどを参考にさせていただいた。

1.ハクセキレイ
駐車場を出て海岸の道を右へ、まず、観音崎灯台へと向かう。岩の上に止まったセキレイは、セグロセキレイかと思ったが、ハクセキレイだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO100 ) 露出補正 なし
001_201013004 X800 〇観音崎公園 RX10M4.jpg
2.権現洞から東京湾を眺める
この辺りに、天平13年(741年)に行基菩薩が諸国修行の途中に、洞窟に住んでいる大蛇を退治してその霊を鵜羽山権現として祀ったと伝えられる権現洞があった。観音崎の地名は、奈良時代の行基が船の安全のため、十一面観音を観音埼灯台近くの園路沿いにあるその海蝕洞穴に納めたことに由来すると伝えられる。 「船守観音」とも呼ばれた菩薩は漁民や船乗りに信仰され、江戸時代には観音寺も立ち並んでいたという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 21mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_201013011 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg
3.2代目灯台の残骸
初代の観音崎灯台は煉瓦造りの四角い洋館建てで、設計はレオンス・ヴェルニー等フランス人技師が担当した、屋上に灯塔を設けたフランス風白色八角形の煉瓦造灯台で、地上から灯火までの高さは12.12mあった。その初代灯台は1922年(大正11年)4月26日の地震のため大きな亀裂が発生し、取り壊された。そして、地震で被災した初代に代わりコンクリート造で再建された2代目は、関東大震災により、わずか半年ほどで崩壊した。写真はその残骸。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_201013018 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg
4.観音崎灯台
権現洞の先の階段を上がって灯台に出る。関東大震災の後にコンクリート造で再建され、現在使用されているのがこの灯台である。1925年(大正14年)6月1日に再建、1989年(平成元年)5月には遠隔監視に切り換えられ、無人化されている。1998年(平成10年)11月1日には日本の灯台50選に指定されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_201013021 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg
5.北門第一砲台跡
観音崎には明治時代に旧陸軍が敵艦の東京湾への進入を阻止する目的で砲台が建設された。明治10年代から20年代にかけて建設された砲台と弾薬庫跡が多く残る。北門第一砲台は、明治13年に第二砲台に引続いて起工、明治17年に竣工している。24㎝カノン砲台として設計されたが、兵備は12cmカノン砲2門であった。しかし、日清戦争に際し、臨時に24㎝カノンが設置され、そのまま24㎝カノン2門の兵備に改正されたとある。写真は北門第一砲台跡のフランス積みのレンガ造りの地下倉庫(弾薬庫)だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/80秒 15mm ISO3200 ) 露出補正 なし
005_201013023 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg
6.海の展望台園地
北門第一砲台跡を出て左手に海を見ながら、南の方へ下りる。車が通る観音崎トンネルを左下に見ながら、さらに進むとレンガ造りのトンネルがあり、そのトンネル入り口の右下に見えるプレートには「海の展望台園地」とあった。ここは明治15年起工、明治17年竣工、大正14年除籍となった28㎝榴弾砲4門の観音崎第三砲台へのトンネルだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/320秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
006_201013033 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg
7.観音崎第三砲台の倉庫
これも地下倉庫の跡と思われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/200秒 30mm ISO3200 ) 露出補正 なし
007_201013040 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg
8.海の展望台園地
第三砲台の跡は「海の展望台園地」になっていて、フヨウの花が咲いていた。久しぶりの青空が目映い。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 20mm ISO3200 ) 露出補正 なし
008_201013041 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg
9.戦没船員の碑
「海の展望台園地」 のトンネルへ戻り、出て左に進むと「戦没船員の碑」があった。ここは大浦堡塁があったところだ。(堡塁というのは、積極的に敵を攻撃する為のものではなく、砲撃用砲台の背後もしくは側面防御の為に儲けられた砲台であり、海面方向より内陸を指向していることが多い) 報われることなく海底に眠る戦没船員と戦後の殉職船員の御霊を慰め、二度と戦火のない海洋永遠の平和を祈念するため、昭和46年3月に完成した戦没船員の碑は、敷地約4.300㎡あり、東京芸術大学教授吉村順三氏の設計による碑文石、白磁の大碑壁(高さ24m)、同大学彫刻科教授菊池一雄氏の制作によるブロンズ群像等で構成されている。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_201013043 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg
10.練習船「進徳丸」の錨
「戦没船員の碑」の敷地内に「進徳丸」 の錨が置かれていた。神戸商船大学構内に保存されていた進徳丸は平成7年1月17日は阪神淡路大震災で設置地盤が崩壊し、老朽化していた船体は平成8年に解体撤去された。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_201013046 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg
11.群像
彫刻家で東京芸術大学名誉教授菊池一雄氏の制作による「海の男たち」(昭和45年)のブロンズ群像があった。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_201013049 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg
12.天皇皇后 御製 歌碑
敷地内に平成天皇皇后両陛下が追悼式への臨席された折や、この碑にご供花をされた折などに戦没船員を悼み歌われた御製碑、御歌碑が建立されいる。天皇陛下御製「戦日に逝きし船人を悼む碑の彼方に見ゆる海平らけし」(平成4年)、皇后陛下御歌「かく濡れて遺族らと祈る 更にさらにひたぬれて君ら逝ゆき給ひしか」(昭和46年)

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
012_201013051 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg
13.灯台の形をしたポール
「戦没船員の碑」から駐車場へ下りてきた。車道と歩道の境に、写真のようなポールが並んでいた。これはオブジェなのか、道路標識なのか、何と呼んでよいのかわからないが、灯台の形をしていて、デザインも色彩もユニークだ。これはよい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 51mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_201013058 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg
14.横須賀美術館のレストラン
観音崎公園の駐車場に置いておいた車を動かし、国道16号線(観音崎通り)を少し戻って、横須賀美術館の地下駐車場に入った。エレベータで地上に上がると、レストラン「ACQUAMARE」の横に出た。11時半にもなっていなかったが、席に着いた。今日は暑くて喉が渇いたので、普段は飲まないノンアルコールビールを注文する。良く冷えていて旨かった。ピザとパスタを注文したがこれもリーズナブルな価格で、しかも美味かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 110mm ISO160 ) 露出補正 なし
014_201013066 X800 観音崎公園 ACQUAMARE RX10M4.jpg
15.三軒家砲台跡
食事のあと、ウェイトレスさんに観音崎公園散策の後半の目的である「花の広場」へ上がっていく道を尋ねた。いただいた「おさんぽマップ」を片手に美術館の裏手の道を歩き始める。途中に、明治時代中期の明治27年(1894年)12月に着工し、明治29年(1896年)12月に竣工、昭和初期の1934年に除籍された三軒家砲台跡があった。24cmカノン砲  4門と12cmカノン砲2門があった。地下庫子、見張所、便所などもあったが、昭和9年に廃止されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
015_201013074 X800 観音崎公園 ACQUAMARE RX10M4.jpg
16.三軒家砲台 観測所付属室
明治10年代の構築はフランス積みで、明治20年代以降はイギリス積みと言われるが、この構築物はイギリス積レンガが美しい。司令部があった建物、あるいは倉庫跡のようだとの記述もあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO2000 ) 露出補正 なし
016_201013077 X800 観音崎公園 ACQUAMARE RX10M4.jpg
17.三軒家園地
三軒家砲台跡のそばに三軒家園地というきれいに整備された公園があった。観てはいないが、三軒家園地は見晴らしが良く、観音崎の海岸、東京湾を眺めることができると案内されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_201013079 X800 観音崎公園 ACQUAMARE RX10M4.jpg
18.花の広場 -1
花の広場に着いた。今まで歩いてきたところから、ここにこんなに広い緑の広場があるなど、想像が出来なかった。この場所についてあまり詳しく書かれている案内はないが、写真を見ていただくとおりに広大である。しかも人が少なく独り占めしたような気分だ。東側には「うみの子とりで」というアスレチック広場もある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_201013086 X800 観音崎公園 ACQUAMARE RX10M4.jpg
19.花の広場 -2
花の広場の中に入り、入り口の方を眺める。石柱は5本立っていたが、これはなんだかわからない。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 21mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_201013089 X800 観音崎公園 ACQUAMARE RX10M4.jpg
20.花の広場 -3 サクラが咲く
入り口近くに何本かのサクラの木があるが、パラパラとではあるが、淡い紅色の花が咲いている。オカメザクラのように見えるが、オカメザクラは早咲きと言っても花期は2月下旬から3月上旬ごろだ。狂い咲きか? 十月桜とは明らかに違う。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 23mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_201013092 X800 〇観音崎公園 ACQUAMARE RX10M4.jpg
21.花の広場 -4
花の広場の半分ほどまで行くと、その左側に花畑があり、黄色とオレンジのマリーゴールドが咲いている。マリーゴールドはチョウの好む園芸種である。クロマダラソテツシジミでも来ていないかと目を凝らしたが、いたのはヤマトシジミだった。マリーゴールドの花畑を背に入り口方面を眺める。広い。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 23mm ISO100 ) 露出補正 なし
021_201013095 X800 観音崎公園 ACQUAMARE RX10M4.jpg
22.花の広場 -5
コスモスの畑があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
022_201013098 X800 〇観音崎公園 ACQUAMARE RX10M4.jpg
23.横須賀美術館へ戻る
期待した花の広場は、その広さは期待以上だったが、肝心の花はマリーゴールドとコスモスの他はヒガンバナが咲いていたくらいでちょっと物足りなかった。同じ道を横須賀美術館へ戻る。この日はハクセキレイを多く見かけた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 125mm ISO1000 ) 露出補正 なし
023_201013109 X800 観音崎公園 ACQUAMARE RX10M4.jpg


2020年10月17日

秋の舞岡公園 10月6日

しばらく舞岡公園へ行ってなかった。秋のチョウはどんな状況だろうかと思い、出かけてみることにする。 もう一つ、ひょってしてクロマダラソテツシジミに会えるかもしれないという期待もあった。 少し気温が上がってからと思い、11時ごろに現地に到着して歩き始めたが、チョウの姿はほとんどない。日当たりの良い、スダジイが立つ南の丘に行って見ると、ツマグロヒョウモンが1頭飛んでいた。草はらには、ヤマトシジミ、ツバメシジミが飛んでいたが、落ち着いてくれず、撮影できない。 公園は草刈りが行われて、チョウたちが好きなコセンダングサの数も減ったように思うし、アカボシゴマダラ、アカタテハ、ヒメアカタテハ、アゲハ、キアゲハ、そして黒いアゲハたちの姿は見られなかった。 残されたコセンダングサの花にはウラナミシジミが吸蜜委に来ていたが、擦れている個体が多かった。 セイタカアワダチソウはまだ蕾だった。しかし、今まであまり見ることが出来なかったヒガンバナがあちこちで咲いている。特に瓜久保のカッパ池の手前の草地に多く見られた。来年が楽しみである。また、まだ、蕾であったが、古民家の裏庭のフジバカマの数も増えたように思う。アサギマダラが来るかもしれない。 新調したTAMRON 35-150mm f2.8-4 を試してみたかった。macro使用にはなっておらず、最短撮影距離は全域45cmで、撮影倍率は 1/4 である。チョウの写真を撮れないことはないが、150mmで45cmまで寄って撮れればまあまあというところだった。解像は良いと思う。

001_201006005 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 1.ツマグロヒョウモン♂
「南の丘」で新調のTAMRON 35-150で最初に撮ったチョウ。150㎜で寄ろうとしたが、この程度が限度のようだ。しかし、なかなかクリアに撮れている。カメラはずしりと重い。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO140 ) 露出補正 なし
002_201006012 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg   2.キタキチョウ♂
ヤマハギの花にキタキチョウが止まった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO200 ) 露出補正 なし
003_201006018 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 3.モンシロチョウ♂
マルチパターン測光で撮影しているが、露出補正なしで見事モンシロチョウが適正露出になっている。  

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO200 ) 露出補正 なし
004_201006019 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 4.モンシロチョウ♀
コセンダングサはまだ蕾が多かった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO160 ) 露出補正 なし
005_201006026 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 5.キタキチョウ秋型♂
裏面の小さな黒点がはっきりした典型的な秋型だ。きれいな個体だった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO180 ) 露出補正 なし
006_201006029 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 6.ウラナミシジミ -1
だいぶ擦れている。♂のようだ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO280 ) 露出補正 なし
007_201006039 X800 舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 7.コスモスの花
「狸久保」へ入るところの休耕田にコスモスが植えられている。ここは夏には大輪のヒマワリが咲く。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 75mm ISO360 ) 露出補正 なし
008_201006043 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 8.スジグロシロチョウ♀
このレンズは撮影倍率は1/4である。チョウが逃げなければもう少し寄って大きく撮れる。マクロ撮影ではTAMRON 90mm の方がディスタンスが撮れるように思う。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO200 ) 露出補正 なし
009_201006048 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 9.ツマグロヒョウモン♀ きれいな個体だった。もっと寄ろうと思ってカメラ近づけていったら、草むらの中に潜ってしまった。なぜ、飛び立たなかったのだろうか?

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO140 ) 露出補正 なし
010_201006053 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 10.イチモンジセセリ
ノハラアザミにイチモンジセセリが来ていた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO1800 ) 露出補正 なし
011_201006057 X800 舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 11.ヒガンバナ
たまたま、その季節にあまり訪れていないからかもしれないが、舞岡公園であまりヒガンバナを見る機会はない。この日は多く見かけた。これは「瓜久保」の「カッパ池」の手前の草地だが、始めて見る光景だ。ヒガンバナは種子で増えることはなく、球根の分球で増えるそうだが、人の手を介さないで自然に増えることが出来るのだろうか。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 102mm ISO560 ) 露出補正 なし
012_201006061 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 12.キタテハ
離れていてもミニターで拡大して見ると解像は良い。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO180 ) 露出補正 なし
013_201006063 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 13.ウラナミシジミ -2
コセンダングサが咲くところへ戻ってきた。この個体も擦れている。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO180 ) 露出補正 なし
014_201006072 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 14.ウラナミシジミ -3
ウラナミシジミの個体数は多かった。この個体は比較的きれいだった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO125 ) 露出補正 なし
015_201006093 X800 〇舞岡公園 黒米 D750 TAMRON 35-150.jpg 15.黒米
田んぼの一条に黒米 が植えられていた。黒米は古代米と言われ、美味しいらしい。楊貴妃も愛したと言われ、栄養もあり、美肌に役立つ効能があるというが。通販での価格は1㎏で1,200円円ほどだ。新潟産コシヒカリは5kgで2,500円ほどなので、結構な値段だと思う。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 100mm ISO200 ) 露出補正 なし
016_201006076 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 16.ウラナミシジミ -4
開翅これは♀のようだ。きれいな個体だった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 100mm ISO200 ) 露出補正 なし
017_201006078 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 17.ウラナミシジミ -5
開翅小さなシジミチョウも寄れればこの程度に撮れる。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 100mm ISO200 ) 露出補正 なし
018_201006089 X800 舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 18.案山子コンクール
舞岡公園では今年も案山子コンクールが行われている。人気投票が募られていた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 100mm ISO200 ) 露出補正 なし
019_201006097 X800 舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 19.ルリタテハ -1
南門を出て、「おおなばの丘」の下から自動車が通る道に掛けられた橋を渡るのだが、そこできれいなルリタテハが翅を開いていた。カメラを近づけていくと、逃げられてしまった。しかし、後を追ってみると、日当たりの良い柵に止まった。きれいな個体である。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 100mm ISO140 ) 露出補正 なし
020_201006101 X800 舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 20.ルリタテハ -2
駐車場へ戻る道を歩いていると、またルリタテハが現れた。今度のはボロボロになった個体だった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 100mm ISO280 ) 露出補正 なし


2020年10月13日

キバナコスモス咲く明神台公園 9月30日

家の近くを歩くとキバナコスモスが咲いている季節になった。明神台公園に咲くキバナコスモスにはここ数年、毎年この季節を楽しませてもらっている。
 昨年は10月1日に訪れたときも、10月7日も、ツマグロヒョウモン、アゲハ、ウラナミシジミなどはとても新鮮できれいな個体が多かったが、今年は少し、発生が早かったようだ。アゲハはほとんど破損した個体だし、ツマグロヒョウモンも擦れた個体が多かった。破損のないきれいな個体を探して撮るようにした。ウラナミシジミも擦れた個体が多い。
 ツバメシジミだろうと思って撮ったシジミチョウが、帰宅してパソコンのモニターで見たところ、クロマダラソテツシジミだったので驚いた。ネットで検索してみると、近年分布を北へ拡大していて、今年は三浦半島あたりでも多く発生しているようだ。翌々日、クロマダラソテツシジミを狙って再度明神台公園へ行って見たが、柳の下に泥鰌はいなかった。
 また、ミドリヒョウモンの♀に会えたのも収穫だった。ここ数年、舞岡公園でも見たことがない。

001_200930022tm X800 明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 1.ツマグロヒョウモン♂ -1
まず、定番のツマグロヒョウモンである。昨年より数が少ないように思えた。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
プログラム優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_200930028 〇X800 明神台公園 クロマダラソテツシジミ♂ D750 TAMRON 90.jpg 2.クロマダラソテツシジミ
撮った時はクロマダラソテツシジミとは思いもよらなかった。確認していればもっと慎重に、沢山のカットを撮ったと思うのに残念なことをした。本種は、グアム島で撮ったことはあるが、沖縄を含めて国内では初めての経験である。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
プログラム優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_200930036 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 3.ツマグロヒョウモン♂ -2
キバナコスモスで吸蜜。開翅していたが右後翅が破損していた。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
プログラム優先オートで撮影  ( f5 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_200930041 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 4.ツマグロヒョウモン♂ -3
前の写真と同じ個体だった。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
プログラム優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_200930047 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 5.キタテハ秋型 -1
これからのキタテハは秋型になる。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_200930058 X800 〇明神台公園 チャバネ D750 TAMRON 90.jpg 6.チャバネセセリ
横に突き出て咲く花にキバネセセリが止まって吸蜜をしていた。少し擦れてきている。チャバネセセリは暖地性のチョウだ。暖かいところで幼虫で越冬した世代が分散して、発生しながら秋にかけて個体数が増加するという。よく見ないとイチモンジセセリと区別できない。 

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO125 ) 露出補正 なし
007_200930059 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 7.モンキチョウ
ここでのモンキチョウの数は多くなかった。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_200930063 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 8.キタテハ -1
このキタテハはまだ夏型の装いをしていた。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO140 ) 露出補正 なし
009_200930076 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 9.ミドリヒョウモン♀ -1
ツマグロヒョウモンに混じってミドリヒョウモンが飛来した。ここでは珍しい。眼に良くピントを合わすことが出来た。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_200930083 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 10.ミドリヒョウモン♀ -2
前の写真と同じ個体。比較的傷のない個体だったが、左後翅が破損していた。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
011_200930079 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 11.ツマグロヒョウモン♂ -4
背中が少し擦れているが、まあまあきれいな個体だった。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/640秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_200930002 X800 明神台公園 D7X.jpg 12.キタテハ秋型 -2
ポケットに入っていた PowerShot G7X の広角側で被写体に近寄って撮った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1000秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
013_200930082 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 13.キタテハ秋型 -3
花から花へ移動して吸蜜していた。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO110 ) 露出補正 なし
014_200930093 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 14.ツマグロヒョウモン♀
飛んでいるツマグロヒョウモンは♂の方が圧倒的にに多く、♀の個体数は少なかった。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO125 ) 露出補正 なし
015_200930101t X800 明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 15.アゲハ♂
アゲハは数頭飛んでいたがどの個体も傷んでいた。この個体も左側後翅が破損している。できるだけ傷を隠してやろうとトリミングした。  

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_200930104 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 16.ウラナミシジミ -1
最盛期は過ぎているようだった。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/2000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_200930107 X800 △明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 17.ツマグロヒョウモン求愛
ツマグロヒョウモンは♀が少なく、♀1頭に♂10頭といった状態だったが、♀を探して追いかける♂は多くはなかった。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO160 ) 露出補正 なし
018_200930005 明神台公園 D7X.jpg 18.ツバメシジミ交尾
この状態であると近寄って撮影できる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1000秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし 
019_200930007 X800 明神台公園 D7X.jpg 19.ツマグロヒョウモン♂ -5
Canon PowerShot G7Xで寄って撮った。  

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1000秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
020_200930121 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 20.ヤマトシジミ
ヤマトシジミは地表近くを飛び回る。ヒメツルソバの花で吸蜜する。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
021_200930132 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 21.ウラナミシジミ -2
開翅を待ったが、ダメだった。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1250秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
022_200930013 X800 明神台公園 D7X.jpg 22.ウラナミシジミ -3
広角撮影を試みたが、決め手となる背景選びが難しい。また、できるだけ近寄らないとAFが捉えてくれず背景にピントが合ってしまう。ふと見ると、大きなネットを持って三角ケースを腰に付けた年配のかたがキバナコスモスの植え込みに登場した。ツマグロヒョウモンなどをターゲットにして、時折ネットを振る。私は退散することにした。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1000秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし 
023_200930020 X800 法性寺 D7X.jpg 23.法性寺のヒガンバナ
何時ものとおり、法性寺から下る。法性寺境内の石仏のわきで白いヒガンバナが咲いていた。赤いヒガンバナも咲いている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/500秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし 
024_201002051 X800 明神台公園 RX10M4.jpg 24.ウラナミシジミ -4 10月2日撮影
9月30日に思いがけずクロマダラソテツシジミを撮っていたので、まだいるかと期待して、翌々日、再び明神台公園へ行って見た。小さなシジミチョウに注意してねばってみたが、クロマダラソテツシジミは現れなかった。ハギ類はウラナミシジミの食草のひとつ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
025_201002003 X800 明神台公園 RX10M4.jpg 25.ルリシジミ 4月2日撮影
ヤマハギもルリシジミの食草のひとつである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 210mm ISO800 ) 露出補正 なし


アゲハ,ツマグロヒョウモン,ツバメシジミ,ヤマトシジミ,ウラナミシジミ,クロマダラソテツシジミ,ルリシジミ,ミドリヒョウモン,キタテハ,モンキチョウ,チャバネセセリ,キバナコスモス,ヤマハギ,ヒガンバナ,法性寺,Canon PowerShot G7X, Nikon D750,TAMRON AF90mm,SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 

2020年10月 9日

軽井沢を散策 一泊旅行(2) 9月17日~18日 雲場池・石の教会

翌18日は、中軽井沢にある「石の教会」へ是非行って見たかった。
 静かで、落ち着着いた雰囲気で食べたフレンチの夕食も美味しかった「ホテル音羽の森」をチェックアウトして、近くにある雲場池、諏訪神社、万平ホテルへ行くことにする。最初に行った雲場池は、どうせ大したことはないだろうと思っていたが、9時半前に着くと池には霧が立ち込め、良い雰囲気になっていた。池の周囲にはモミジの木もあり、まもなく訪れる紅葉のシーズンにも来てみたいと思った。
 軽井沢の別荘地の道路は、細くて、しかもわかり難い。もちろんカーナビを利用するが、それでも迷ってしまう。雲場池から諏訪神社へは恥ずかしながら行きつくことが出来なかった。たまたま万座ホテルの近くを通ったので、駐車場に車を停め、売店で美味しいと評判のアップルパイを購入した。
 そこから中軽井沢にある 「石の教会」へ向かう。だんだん車の数が多くなる。中軽井沢の駅前を右折して「国道146号線」を上がる。「石の教会」 の看板はなく、ここもカーナビの表示が曖昧で1本手前を左に入ってしまった。やっと「石の教会」にたどり着き見学させてもらおうと思ったら、結婚式が行われていて、20分くらいは入れないという。トイレにも行きたい。仕方なく少し戻って星野のハルニレテラスの駐車場に入った。若い人達が多く、昼食時でもあり、食事処には列が出来ていた。私たちも「丸山珈琲」でアイスコーヒーとホットドッグで軽い昼食にした。ホットドッグは美味かった。
 「石の教会」は期待通りなかなかの造りだった。 これで今回の軽井沢の観光を終わる。 かみさんがどうしても行って見たいというツルヤ軽井沢店に立ち寄る。旬のブドウが並んでいた。
 そして帰路についたが、連休前の金曜日のためか東名高速の海老名ー横浜町田の間は渋滞していた。心配してた天気も雨に降られることもなくラッキーであった。
 Canon PowerShot G7Xで撮ったが、ダイアルが知らないうちに動いてしまっていて、2日間、絞り開放・絞り優先オートで撮ってしまっていた。撮影前に確認を怠ってしまった。必要以上にISOが上がり、シャッタースピードが速くなっている。

46.旧軽井沢礼拝堂
朝はゆっくりと朝食をとった。目玉焼きにしたが、スモークされたベーコンがとても旨かった。朝食後、ホテルの敷地内を歩くと緑の木々に囲まれて、落ち着いた気分になる。ここは結婚式で利用されることが多いと聞くが教会があった。この教会は、軽井沢最古の教会である「軽井沢ショー記念礼拝堂」  の附属チャペルとして、写真の旧軽井沢礼拝堂がホテルに隣接して建てられた。「軽井沢ショー記念礼拝堂」をつくった宣教師 "アレクサンダー・クロフト・ショー" の功績を称え、聖公会の指導のもと建てられた礼拝堂で1984年落成に落成したとある。  

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
046_200918052 X800 ホテル音羽の森 朝 G7X.jpg  
47.雲場池 -1
チェック・アウトして、雲場池  へ向かう。すぐ近くなのだが、また、道に迷ってしまった。駐車場はなく、近くの有料駐車場に停める。長居するわけではないのに1回500円は高いなと思ったが、まあ、仕方がない。池はどうせ大したことはないだろうと思っていたのだが、行って見て、霧がかかった池に情緒があり、気に入ってしまった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO320 ) 露出補正 なし
047_200918066 X800 軽井沢 雲場池 G7X.jpg
48.雲場池 -2
  これは雲場池の南側の入り口付近から撮った写真。池は南北に細長く、1周600mほどの遊歩道が整備されていて、誰もが散策を楽しむことができ、周辺には別荘が多く、お散歩コースとして人気があるという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
048_200918071 X800 軽井沢 雲場池 G7X.jpg
49.雲場池 カルガモ -1
案内板には、雲場池は「スワン・レイクの愛称を持つ池で、初夏の緑と空の青さは何とも言えず美しく、秋の紅葉は色鮮やかに雲場池に映し出されます。せり出すように茂る木々が水面に影を落とし、四季を通じて軽井沢ならではの風景を描いてくれます。」 と英語、中国語、韓国語でも表記されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO2000 ) 露出補正 なし 
049_200918076 X800 軽井沢 雲場池 G7X.jpg
50.雲場池 カルガモ -2
カルガモはここで6月から7月ごろに雛が生まれているようだが、元気に育っているのだろうか。

絞り優先オートで撮影 f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO1600 ) 露出補正 なし    
050_200918078 X800 軽井沢 雲場池 G7X.jpg
51.雲場池 紅葉
これはサクラの木だろうか、葉が色づいている。池の周りにはカエデ(モミジ)の木が多くあった。雲場池の本格的な紅葉シーズンは例年10月後半から11月上旬ころだそうだが、今朝みたいに霧がかかった時はきっときれいだろうと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影( f2.8 1/1000秒 37mm ISO1600 ) 露出補正 なし
051_200918081 X800 軽井沢 雲場池 G7X.jpg
52.雲場池 水面
この日は風がなかったので、池の水面に周囲の木々が映りこんでいる。ちなみに「池面」という言葉の使い方はあるのだろうか。辞書にはないようだ。作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象にした場合、「いけおも」と「いけも」が半々だそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO1250 ) 露出補正 なし
052_200918082 X800 軽井沢 雲場池 G7X.jpg
53.万平ホテル
観光案内所を見ると万平ホテルのアップルパイが美味しいとある。朝食をしたばかりなので、売店で買って帰ることにした。学生時代、軽井沢千ヶ滝の西武のスケートセンターで夏合宿をしたことがある。その頃、万平ホテルでは、夜、バンドが入って賑やかだった。一度だけ、OBの方に連れて行っていただいた。万平ホテルの駐車場に車を置いて諏訪神社へ歩いて行こうと思ってホテルで地図をもらって、歩き始めたがその道もわかり難い。途中で諦めてしまった。 

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
053_200918098 X800 軽井沢 万平ホテル G7X.jpg
54.万平ホテル 廊下
   ホテルのホームページには「万平ホテルの黎明期には二人の重要な人物がいます。佐藤万平と佐藤国三郎です。佐藤万平が初代であり、国三郎は万平の娘婿です。佐藤万平の死後、国三郎が二代目万平を襲名。万右衛門の興した万平ホテルの前身である旅籠「亀屋」を発展させた初代万平、旅籠からホテルへと発展した「万平ホテル」の礎を築いた二代目万平。私たちは二人の意志を今に引き継いでいるのです。」と記され、 「亀屋ホテル」の創業は 1894年(明治27年)、「萬平ホテル」への改名は1896年(明治29年)だそうだ。1990年(平成2年)株式会社万平ホテルに社名変更し、1994(平成6年)に創業100年を迎えた。現在も残る本館は1936年(昭和11年)に新築された。写真右側がメイン・ダイニングである。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f1.8 1/320秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし 
054_200918102 X800 軽井沢 万平ホテル G7X.jpg
55.ハルニレテラス
「石の教会」へ行ったが、結婚式をしていて入れなかった。トイレにも行きたくなり、ハルニレテラスの駐車場に入れた。ご存知の方も多いと思うが、国道18号線の中軽井沢から」行動146号線をあがっていったところの、千ヶ滝へ入る手前に、「軽井沢星野エリア」の入り口にあたる、 ハルニレの木立に佇む「小さな街」ハルニレテラスが星野リゾートにより営まれている。湯川の清流に寄り添うように自生していたハルニレの木立を生かし、16の個性あるショップやレストランを広いウッドデッキでつないだつくりになっている。トイレを使わせてもらうだけでは、申し訳なく、そのうちの1軒、「丸山珈琲」でアイスコーヒーと、ホットドッグで軽く昼食にした。写真は「丸山珈琲」の席から見えた「川上庵」という蕎麦屋。行列が出来ている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO1600 ) 露出補正 なし
055_200918105 X800 ハルニレテラス G7X.jpg
56.石の教会 入り口
ハルニレテラスから「石の教会」へ戻ったのが、午後1時少し前だった。結婚式は終えていて、教会を見学することが出来た。この礼拝室への石積みの道のアプローチに感動する。1988年に竣工している。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.5 1/800秒 17mm ISO3200 ) 露出補正 なし
056_200918108 X800 石の教会 G7X.jpg
57.石の教会 -1 wikipediaによれば、「明治・大正期のキリスト教指導者・内村鑑三  の顕彰を目的として建てられた教会で、地上は礼拝堂、地下には内村鑑三記念堂となっている。石とガラスの異なるアーチが重なり合う独特のフォルムは、帝国ホテルの設計者でもある フランク・ロイド・ライト  に師事したアメリカ人建築家ケンドリック・ケロッグの手によるもの。石は男性で、ガラスは女性を象徴しているとされる。」と記されている。この奥が教会・礼拝堂であるが、残念ながら撮影禁止であった。  

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO1600 ) 露出補正 なし
057_200918112 X800 石の教会 G7X.jpg
58.石の教会 -2
ちょっと登り窯を連想させるような重なりである。2011年にヘルシンキを訪れたときに見学した  「テンペリアウキオ教会」  というところを思い出した。「テンペリアウキオ教会」は大岩をくりぬいた中に造られているが、上部側面にガラスがはめ込まれており、自然光が入り込むようになっていて明るかった。そこでも結婚式が行われていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
058_200918107 X800 ハルニレテラス G7X.jpg


2020年10月 5日

軽井沢を散策 一泊旅行(1) 9月17日~18日 追分宿・白糸の滝・旧軽井沢

今回の軽井沢一泊旅行を想起したのは、「軽井沢蝶の楽園」でアサギマダラを見るのが目的でもあったが、観光もしてみたかったからだ。
 最近は、ゴルフでは毎年軽井沢へ行く機会があったものの、夕方に着いて、友人の家で夕食をして、翌日はゴルフ、そして、その夜も友人の家に泊めていただき、翌朝解散というパターンだった。私は翌日はみんなと別れて、湯の丸高原へ蝶の写真を撮りに行ったりはしていたものの、軽井沢 の街や名勝を歩くことはしていなかった。そこでGo To トラベルを利用して、一泊で観光をしてみようと思い、JTBで予約をしたのだ。 1日目の天気がどうなるか気を揉んだが、関越→上信越道を走るうちに晴れ間が見られるようになり、まず、信濃追分の近くにある「軽井沢蝶の楽園」へ行くことした。そこそこ写真を撮って、正午ごろ「軽井沢蝶の楽園」を後にして、かっての信越本線であったしなの鉄道の線路を反対側に渡って、信濃追分宿を歩いた。人は多くない。信州そばで昼食にして、白糸の滝へ移動したが、ここは若い人たちでにぎわっていた。
 今宵の宿はJTBが手配してくれた旧軽井沢の「ホテル音羽の森」というところ。チェックインして夕食までの時間、旧軽井沢を散策した。

21.天皇陛下の句碑 御製の碑
追分宿の入り口にある駐車場に、平成天皇陛下は皇太子時代にしばしば訪れられた石尊山に平成22年8月、秋篠宮ご家族とともに登られ、「長き年の 後に来たりし 山の上に はくさんふうろ 再び見たり」と詠われたと彫られた句碑があった。石尊山(1,677m)は浅間山の寄生火山で、ここ追分宿が登山口になっている。追分宿は北国街道(北陸道)との分岐点でもあり「追分」の名はこれに由来する。元禄時代には旅籠屋71軒、茶屋18軒、商店28軒を数え、飯盛女も最盛期には200~270人もいたとされるほど栄えた。また、民謡に多く見られる追分節の発祥の地である。後で行く旧脇本陣の油屋は、堀辰雄や立原道造、室生犀星らに愛され、堀辰雄の小説「菜穂子」、「ふるさとびと」に登場する牡丹屋という旅館はその油屋がモデルだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
021_200917123 X800 信濃追分宿 RX10M4.jpg
22.信州そば
国道18号の少し北側の旧中山道を小諸に向かって追分宿の街道がある。しばらく行ったところに「ささくら」という蕎麦屋があった。その時は通り過ぎたが、駐車場へ戻る道で小腹が空いたので入って、信州二八蕎麦を頼んだ。しっかりした蕎麦で美味かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO800 ) 露出補正 なし
022_200917133 X800 信濃追分宿 RX10M4.jpg
23.旧本陣跡
追分宿の旧本陣跡に高札場があった。昭和58年に寛永10年(1633年)の古文書等から復元されたそうだ。写真の高札は複製品で、現物は追分宿郷土館に保管展示されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
023_200917138 X800 信濃追分宿 RX10M4.jpg
24.曹洞宗 泉洞寺 山門
さらに進むと右側に路地があって、門があり、寺院が見えた。曹洞宗 泉洞寺という。山門前の石柱には「 不許山門入葷酒」と彫られていて、臭気の強い野菜は他人を苦しめるとともに自分の修行を妨げ、酒は心を乱すので、これを口にしたものは清浄な寺内にはいることを許さないという意味だそうだ。禅寺で「不許葷酒入山門」と彫られているところが多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO800 ) 露出補正 なし
024_200917156 X800 信濃追分宿 泉洞寺 RX10M4.jpg
25.泉洞寺 境内
今から約410年前の、慶長3年(1598年)3月、上州(現在の群馬県長野原町)常林寺第5世・心庵宗祥禅師によって開創された。小説家「堀辰雄」が生前好んで散歩したところとしても有名だそうだ。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
025_200917152 信濃追分宿 泉洞寺 RX10M4.jpg
26.泉洞寺 本堂
泉洞寺は、寺名「仙洞寺」であったが江戸時代、火災に遭遇したことから、火災等の災難を除けるようにと祈願して「仙洞寺」から、水を持って寺を守る様にと「泉洞寺」と改名して寺の安全を願ったと伝えられる。本尊は聖観世音菩薩。この寺の大本山は福井県の永平寺、横浜鶴見の總持寺になる。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
026_200917145 X800 信濃追分宿 泉洞寺 RX10M4.jpg
27.泉洞寺 卓球慈光地蔵尊
本堂に向かって右側に、まだ真新しい一風変わったお地蔵さんがあった。近くへ行って見ると「卓球慈光地蔵尊」との札がある。その左側にはほうきのようなものを持ち、眼鏡をかけた氷環慈石地蔵尊(通称カーリング地蔵)なる像が立っていた。その他、勉強をしている地蔵、お酒を持っている地蔵などユニークな地蔵もあったが、いかがなものか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 21mm ISO160 ) 露出補正 なし
027_200917146 X800 信濃追分宿 泉洞寺 RX10M4.jpg
28.泉洞寺 鐘楼
大みそかには夜11時半から、450貫の除夜の鐘を撞くことができるそうだ。約400個の手作り灯明が参拝者を迎え、お守りや、松本ダルマなどの縁起物が用意されるという。泉洞寺から、駐車場へと戻る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO640 ) 露出補正 なし 
028_200917143 X800 信濃追分宿 泉洞寺 RX10M4.jpg
29.油屋旅館
中仙道軽井沢追分宿で脇本陣であった旧油屋は、昭和13年に現在の位置に移転してから80年、堀辰雄・立原道造・加藤周一に代表される文士・知識人たちが好んで執筆に利用した宿として、多くの作品の舞台となった旅籠だった。現在、NPO「油やプロジェクト」が活動の拠点とする「文化磁場油や」となっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO320 ) 露出補正 なし
029_200917164 X800 信濃追分宿 油屋旅館 RX10M4.jpg
30.油屋旅館 追分古盤堂
薦められて油やの玄関を上がると、左回りの回廊になっていて、1階の廊下や部屋にはいろいろな展示があった。その一つに、私も聴いたことがある古いレコードジャケットが展示されていた。60年代ロックとジャズを中心に店主のコレクションから名盤珍品を展示販売するそうだ。他にも、器の店、磁器や彫刻の個展、草木染め、木工、また、絵画、版画などのファインアートなどの展示、販売がなされていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO2500 ) 露出補正 なし
030_200917168 X800 信濃追分宿 油屋旅館 RX10M4.jpg
31.油屋旅館素泊まりの宿
油や旅館は平成24年に「油やプロジェクト」を開始し、その由緒ある本館2F・和室5部屋を素泊まりの宿として再び泊まれるように修復・改装されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/125秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
031_200917175 X800 信濃追分宿 油屋旅館 RX10M4.jpg
32.堀辰雄 文学記念館
軽井沢に別荘を構えて晩年を過ごした堀辰雄の旧居跡に、1992年に仮開館し、1993年に開館した[。事業主体は軽井沢町である。wikipediaによれば、 記念館には旧居、堀の亡くなる直前に完成した書庫の他、堀の生涯と文学の背景を紹介した常設展示棟(堀多恵子未亡人が長く住んでいた別棟)、直筆原稿や研究資料などが保存され資料の閲覧や企画展・講演会などの催しが行われる閲覧室などがあり、2001年には広大な庭に堀の直筆の文学碑が建立された。収蔵資料は約3500冊に及ぶ蔵書、直筆原稿、初版本、初版雑誌、写真、書簡、硯箱などから構成され、企画展などで展示されているという。私たちは入館しなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO1000 ) 露出補正 なし
032_200917183 X800 信濃追分宿 堀辰雄文学記念館 RX10M4.jpg
33.軽井沢 白糸の滝 -1
追分から軽井沢に向かい、中軽井沢から左に入る。国道146号線を鬼の押出し方面への道との分岐路の手前を右に、白糸ハイランドウェイという有料道路に入る。追分宿から30分ほどで白糸の滝の駐車場に着いた。車の数が多く、若い人たちがたくさん来ていた。駐車場から人が行きかう道を少し歩いて滝に着いた。富士山の白糸の滝より、スケールは小さいが、整った形をしていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO3200 ) 露出補正 なし
033_200917211 X800 白糸の滝 RX10M4.jpg
34.軽井沢 白糸の滝 -2
富士山の白糸の滝とは少し趣が違うが、そう長居をするところではない。白糸の滝と称される滝は全国各地にある。軽井沢の白糸の滝は、千曲川の支流のひとつである湯川の源流で、上流に川が存在せず、浅間山の伏流水が岩盤の間から湧き出して滝となっているため、雨の後でも水が濁らないそうだ。幅70m、高さ3mある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO3200 ) 露出補正 なし
034_200917209 X800 白糸の滝 RX10M4.jpg
35.旧軽井沢を歩く 軽井沢教会/軽井沢幼稚園
白糸の滝から30~40分走っただろうか、この日の宿、「軽井沢本通り」から「万平通り」をちょっと入ったところにある「ホテル音羽の森」に着いた。午後3時過ぎだったが、ホテルにチェックインをして、旧軽井沢を散策する。「旧軽井沢銀座」の通りを歩いていくと、右手に「日本キリスト教団 軽井沢教会」、「軽井沢幼稚園」という看板が掛かった建物があった。創立115年を迎える歴史ある教会だそうだ。設立当初(1905年)は「軽井沢合同基督教会」として発足、現在は、日本基督教団に所属するプロテスタント教会として地域の宣教・伝道活動を行っている。毎週日曜日には礼拝を行っており、誰でも自由に参加できる。現在の会堂(写真)は1929年(昭和4年)に献堂、設計はウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏で、軽井沢に幾つか残っているヴォーリズ建築のひとつという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 19mm ISO640 ) 露出補正 なし  
035_200917003 X800 旧軽井沢 G7X.jpg
36.聖パウロカトリック教会
左手に「チャーチストリート」という新しい商業施設があり、そこを通り抜けると「水車の道」という通りの向こうに教会が見えた。この教会は1935年(昭和10年)に英国人のワード神父により設立され、米国建築学会賞を受賞したアントニン・レーモンドが設計を担当した軽井沢の歴史的建造物の一つであり、聖パウロカトリック教会とも呼ばれる。堀辰雄や川端康成の小説にも登場する。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO125 ) 露出補正 なし  
036_200917006 X800 旧軽井沢 聖パウロカトリック教会 G7X.jpg
37.聖パウロカトリック教会のキリスト像
この教会で結婚式を挙げる人たちも多いようだが、挙式をしたカップルを祝福するようにイエス・キリスト像が立つ。教会の設計者アントニン・レイモンドのノミエ夫人が造ったといわれている彫像だそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 25mm ISO200 ) 露出補正 なし  
037_200917007 X800 旧軽井沢 聖パウロカトリック教会 G7X.jpg
38.聖パウロカトリック教会の聖母子像
建物正面の三角屋根にはめ込まれたマリア像と、その頂に輝く十字架が有名なようだが、教会の門の右側には写真のような聖母子像があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO1250 ) 露出補正 なし
  
038_200917013 X800 旧軽井沢 聖パウロカトリック教会 G7X.jpg
39.土屋写真店
「土屋写真店」というのがあった。軽井沢の歴史を知ることが出来る写真が展示されている。 もとは小林一茶も泊まった軽井沢宿の旅籠だったが、明治39年(1906年)に写真館として創業したそうだ。 軽井沢の昔の写真が手に入る店として有名である。 モノクロ写真が展示され、多くの人が写真を見ていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO200 ) 露出補正 なし
039_200917022 X800 旧軽井沢銀座通り G7X.jpg
40.軽井沢写真館
しばらく行くと、また写真館があった。「軽井沢写真館」という。この建物も木造のレトロな雰囲気で、歴史を感じる。建物だけでなく、店内に揃えられているレトロな衣装を着て、写真撮影ができるのだ。「軽井沢写真館」は35年前から豪華なドレス姿で撮影をしてくれる写真館だそうだ。店内を覗いてみるとたくさんレトロなドレスが揃っていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
040_200917029 X800 旧軽井沢銀座通り G7X.jpg
41.つるや旅館
   「旧軽井沢銀座通り」もかなり奥まったところに、「つるや旅館」があった。ホームページによれば、つるや旅館は江戸時代初期に、中山道の宿場町軽井沢宿の休泊茶屋、旅籠鶴屋として開業した。明治に入り、宣教師たちの軽井沢への往来が始まると、つるやは旅館業に転じ、日本風の建物のまま、西洋風な雰囲気を取り入れた。その後、大正には、多くの文人たちが泊った。芥川龍之介、室生犀星、堀辰雄らが、暖かな雰囲気の中で執筆したという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO2000 ) 露出補正 なし
041_200917031 X800 旧軽井沢銀座通り G7X.jpg
42.神宮寺
「つるや旅館」のところから引き返すことにした。しばらく行くと右手に神社があったのでお参りしていく。wikipediaによれば真言宗智山派の寺院で 山号は表白山、院号は釈迦院。本尊は大日如来。碓氷峠にある熊野神社の別当寺であった。元々は、旧碓氷峠の熊野神社付近にあったが、寛文2年(1662年)に現在の地に移されたという。春には推定400年の枝垂桜が咲くお花見スポットとしても有名なのだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2 1/1000秒 11mm ISO250 ) 露出補正 なし
042_200917035 X800 旧軽井沢銀座通り 神宮寺 G7X.jpg
43.ピレネー犬
郵便局のところまで来ると、真っ白い ピレネー犬を2頭を連れてこられていたご夫婦に会った。実はこのご夫婦と愛犬たちには、今日追分宿でお目に掛かりご挨拶している。写真に写っているそのうちの1頭は左の後ろ足がない。骨頭壊死で失くしたと話してくださった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし 
043_200917037 X800 旧軽井沢銀座通り G7X.jpg
44.公衆電話ボックス
「軽井沢本通り」と「離れ山通り」が交差するロータリーに写真のような公衆電話ボックスがあった。軽井沢を感じさせる。 

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2 1/1000秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
044_200917041 X800 旧軽井沢銀座通り G7X.jpg
45.公衆トイレ
これは「軽井沢本通り」で見かけた公衆トイレである。「軽井沢銀座」から「軽井沢本通り」に戻ってきて、軽井沢駅方面に進んだところにある。軽井沢観光振興センターの建物の左側にある。9年ほど前の時点ではこの場所に公衆トイレがなく、一番近い公衆トイレもここから歩くとそこそこ距離がある「旧軽井沢公衆トイレ」とトイレ環境はよくなかったようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO500 ) 露出補正 なし
045_200917045 X800 軽井沢本通り G7X.jpg


2020年10月 1日

信濃追分 軽井沢花咲山蝶の楽園 9月17日

昨年9月7日、その前日に軽井沢でゴルフを楽しんだ翌日、インターネットで知った「軽井沢蝶の楽園」というところへ行った。軽井沢と言っても信濃追分である。M.T.さんとおっしゃる個人の方が、少し小諸の方へ行ったところにある御代田の神社で見たアサギマダラの姿に感動し、この地にアサギマダラを呼びたいと思い、6年ほど前に、テニスコートがあったご自分の土地にフジバカマを植えられ、秋に南へ移動するアサギマダラの誘致を試みられた。それが今ではシーズン中3,000頭に及ぶアサギマダラが飛来するという。ここは「軽井沢アサギマダラの会」が管理されている。
 昨年は、時季的に少し早く、フジバカマも咲き始めたばかりで、アサギマダラは1頭も現れなかった。しかし、クジャクチョウ、シータテハ、ミヤマカラスアゲハなど、高原のチョウに会えたのは嬉しかった。
 今回は、昨年より10日遅い9月17日に現地を訪れた。フジバカマは咲いていて、数は多くなかったが、アサギマダラも舞っていた。お目に掛かってお話をしたM.T.さんは、昨日で30頭くらいかなということだったが、11時近くになると、群舞まではいかないまでも、個体数はさらに多くなったように思う。
 マーキングされた個体を見つけたので、その写真をM.T.さんに見せたところ、それはM.T.さんご自身がマークされたものだった。ご存知の通り、アサギマダラの成虫は長年のマーキング調査で、秋に日本本土から南西諸島・台湾へ渡る個体が多く発見され、また、少数だが初夏から夏にその逆のコースで北上している個体が発見されている。移動の研究は、捕獲した成虫の翅の半透明部分に捕獲場所・年月日・連絡先などをマジックインキで記入(マーキング)、放蝶するという方法で個体識別が行われている。M.T.さんが、マーキングをして放蝶したアサギマダラが、鹿児島県の喜界島で再捕獲されているという。
 一方、昨年はブッドレアなどで吸蜜していたクジャクチョウやシータテハ、そしてクサギの花に来ていたミヤマカラスアゲハを撮影できたが、今回は見られなかった。
 今までゴルフでは毎年のように軽井沢へ来ていたが、特に観光はしていない。今回はかみさん同行で観光旅行でもある。昼前に「軽井沢蝶の楽園」をお暇し、追分宿に移動した。

001_200917229 X800 軽井沢花咲山 蝶の楽園 D5300 TAMRON90.jpg 1.キタテハ秋型 -1
先週、千葉県の館山で見たキタテハはまだ夏型だったが、シータテハかなと思ってカメラを向けたこのキタテハはきれいな秋型だった。ひときわ色鮮やかに感じた。

Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
002_200917233 X800 軽井沢花咲山 蝶の楽園 D5300 TAMRON90.jpg 2.アサギマダラ -1
アサギマダラの個体数はまあまあ多かった。フジバカマの花はまだ蕾をたくさん付けている。

Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
003_200917234 X800 軽井沢花咲山 蝶の楽園 D5300 TAMRON90.jpg 3.キタテハ秋型 -2  裏面
夏型に比べてすっかり、裏面が茶褐色になっている。シータテハの秋型の裏面はもっと色濃い。

Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
004_200917245 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 D5300 TAMRON90.jpg 4.アサギマダラ -2
きれいな♂だった。胸部の白黒模様がひときわ目立つ。

Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
005_200917282 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 RX10M4.jpg 5.アサギマダラ -3
フジバカマ'畑'のはずれに出て、カメラを換え、RX10M4の広角側で撮影した。少し画像ソフトで補正したが、空が入るとチョウの露出がアンダーになる。+補正をしなくてはいけない。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_200917289 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 RX10M4.jpg 6.アサギマダラ -4
フジバカマにぶら下がるようにして吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 70mm ISO500 ) 露出補正 なし
007_200917301 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 RX10M4.jpg 7.アサギマダラ -5
アサギマダラはほとんどの個体が♂だった。後翅の肛角部のあたりに♀にはない黒斑があるので雌雄の識別ができる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3,2 1/500秒 13mm ISO200 ) 露出補正 なし
008_200917314 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 RX10M4.jpg 8.アサギマダラ -6 マーキングされた個体
前書きに記したようなマーキングされた個体を見つけた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
009_200917338 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 RX10M4.jpg 9.アサギマダラ -7 マーキングされた個体
マーキングされた個体の左前翅には、'カル7 9.15 ID''? というように書かれている。この写真をM.T.さんに見せたところ、これはご本人のマーキングだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
010_200917252 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 D5300 TAMRON90.jpg 10.ツマグロヒョウモン♀
すっかり分布を拡大したツマグロヒョウモンは、信州でも多く見られるようになった。

Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
011_200917253 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 D5300 TAMRON90.jpg 11.ツマグロヒョウモン♀ 裏面
このチョウの裏面の前翅付け根の茜色がとても鮮やかで美しい。

Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
012_200917351 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 RX10M4.jpg 12.アサギマダラ -8
11時ごろになると個体数が多くなってきたように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
013_200917260 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 D5300 TAMRON90.jpg 13.アサギマダラ -8
あとさきになってしまったが、この日と、その翌日は天気予報では、曇り時々雨だった。関越を走っているうちに晴れ間が見られるようになった。軽井沢へ来ても何とか降られないで過ごせて幸いだった。TAMRON 90mm macro は色が良いと思う。

Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
014_200917385 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 RX10M4.jpg 14.アサギマダラ -9
アサギマダラたちにとっては、有り余るほどのフジバカマが咲いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO500 ) 露出補正 なし
015_200917403 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 RX10M4.jpg 15.アサギマダラ -10
アサギマダラはほとんどが♂のようである。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO640 ) 露出補正 なし
016_200917264 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 D5300 TAMRON90.jpg 16.アサギマダラ -11
マクロレンズで寄って撮った。

Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
017_200917423 X800 〇軽井沢花咲山 蝶の楽園 RX10M4.jpg 17.はばたくアサギマダラ -1
飛んでいるところの写真を撮りたいと思い、狙ってみたがピント合わせが難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO400 ) 露出補正 なし
018_200917424 X800 ◎軽井沢花咲山 蝶の楽園 RX10M4.jpg 18.はばたくアサギマダラ -2
前の写真と同じ個体である。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO400 ) 露出補正 なし
019_200917427 X800 △軽井沢花咲山 蝶の楽園 RX10M4.jpg 19.はばたくアサギマダラ -3
数頭のアサギマダラがフジバカマの上を飛び交う姿を撮りたかったが、チャンスはなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO400 ) 露出補正 なし
020_200917269 X800 軽井沢花咲山 蝶の楽園 D5300 TAMRON90.jpg 20.キタテハ秋型 -3
キタテハというチョウを改めて見直すほどの鮮やかさだった。舞岡公園で見る秋型より美しく見える。

Nikon D5300 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし