星川界隈 梅雨入り 2025年6月12日 横浜市保土ヶ谷区
一週間ほど前からはっきりしない天気が続いていたが、6月10日に梅雨入りとなった。しかし、この日はさっそく梅雨の晴れ間で、午前中は太陽が顔を出した。
朝9時から、2か月に1回の定期検診の為、もう20年以上お世話になっている診療所へ出かけた。その行き帰りの道で、区役所の前を通るが、紫陽花が色鮮やかに咲いていた。市役所の入り口があるピロティ―に上がるとボランティアの方々が植えられたパンジーなどの花が咲いている。峰岡公園の中を通ると、近所の方が手入れしている花壇に栽培種の花がいろいろと咲いていた。
診察は早い時間の予約だったので、10時半には終わった。
いったん自宅に戻り、見て来た紫陽花や園芸種の花々の写真を撮ろうとカメラを持って再び出かけた。特に、区役所前の通りに咲いていた紫陽花は、同じ株に濃淡のある青、紫、ピンクの花序が魅力的だった。
1時間足らずの散策だったが、思ったより多くの花を楽しむことが出来た。なお、園芸種の花についての土手いは、PictureThisで検索した。

ひとつの株に咲く、濃淡のある青、紫、ピンクの紫陽花 2025年6月12日 横浜市保土ヶ谷区役所前
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1.峰岡公園に咲く花 アメリカンノウゼンカズラ (亜米利加凌霄花) -1 桜の古木の下でアメリカンノウゼンカズラが咲いていた。よく目立つ。この花は北アメリカ原産であり、花の筒部が長く、直径が小さい。また、日本には平安時代に中国から渡来したとされるノウゼンカズラがあるが、民家の庭でよく見かけられ、暑い夏に花が咲き続けるという。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 96mm ISO2500 ) |
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2.アメリカンノウゼンカズラ -2 日当たりを好むというが、桜の古木や、コブシの木の下でやや日陰になっているところに咲いていた。雄蕊4個、雌蕊は1個見える。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 96mm ISO2500 ) |
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3.コブシの実 PictureThisで検索すると、これはコブシの実だった。春に白い花を咲かせた後にできる集合果だそうだ。最初は黄色っぽいが、次第に赤く色づき、ゴツゴツとした握りこぶしのような形になるという。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO800 ) |
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4.タチアオイ(立葵) 舞岡公園の小さい花壇に咲いていた。wikipediaによれば、日本には薬草として渡来したそうだが、花がきれいなので、園芸用に様々な品種改良がなされた。草丈は1~3mで茎は直立する。花期は6~8月で、花は垂直に伸びた花茎の下から上に咲き上っていく。ちょうど梅雨入りの頃に枝の下の方から咲き始め、梢の方まで咲きあがるころ梅雨が終わることから、、「梅雨葵(ツユアオイ)」という別名もある。花色は色は赤、ピンク、白、紫、黄色など多彩。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 65mm ISO200 ) |
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5.ツリガネソウ(釣鐘草)-1 キキョウ科ホタルブクロ属で、学名をカンパニュラという。標準和名はフウリンソウだが、園芸上はツリガネソウ(釣鐘草)と呼ぶことが多い。南ヨーロッパ原産で、日本には明治初期に入ってきたという。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 140mm ISO200 ) |
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6.ツリガネソウ -2 wikipediaによれば、英語ではbell flowerというが、この英名を持つ植物は十種以上ある。イギリスでは、カンタベリー寺院を目指して行進する、巡礼たちの鳴らした鈴に似ていることから「カンタベリーの鐘」と呼ばれている。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 140mm ISO200 ) |
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7.ガクアジサイ 昨年も紫陽花の写真を撮っては品種がわからず、消化不良だったことを思い出す。AIに聞いて見ることにした。それによると、ガクアジサイの品種数について、正確な数は不明だが、アジサイ全体では3000種類以上あると言われている。ガクアジサイもその中の一種で、多くの品種が存在している。近年、園芸品種として改良されたものも多く、その数は増え続けているという。ちなみに画像を送って品種名の同定を訊ねてみたところ、ガクアジサイの1品種で、画像からダンスパーティか、コンペイトウではないかと教えてくれた。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO360 ) |
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8.ホンアジサイ AIに尋ねる。ホンアジサイの原種は日本に自生するガクアジサイだそうだ。 この写真はおそらく、ヨーロッパで品種改良され、日本に逆輸入された西洋アジサイ系統の園芸品種であり、ガクアジサイではなく、丸く大きな手毬咲きの花が特徴のホンアジサイ(手まり咲き)タイプと考えられ、品種名はレッドビューティーかルビー・レッドの可能性が高いとのこと。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO360 ) |
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9.アガパンサス・プラエコクス 峰岡公園の国道16号線沿いには、近所の方々が手入れをされている花壇がある。この花は南アフリカのケープ地方原産で、岩の多い草原と石の多い斜面で育つ。これは一般的な観賞用庭園植物として世界中に広まっているそうだ。日本でも観賞用として栽培されている。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 73mm ISO200 ) |
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10.ヒメオウギズイセン(姫檜扇水仙) オレンジ色が鮮やかである。。「金魚草」と呼ばれることもあるが、キンギョソウとは異なる。ヨーロッパ原産で明治の中頃に観賞用として渡来し、朱色が鮮やかなので、庭に植えられるが、繁殖力が強く野生化したものも多いという。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 73mm ISO200 ) |
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11.サボテンソウ(仙人掌草) これも園芸品種と思われる。南アフリカの原産地であり、世界の他の温帯地域に導入されているそうだ。松葉菊、仙人掌草とも呼ばれる。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 73mm ISO200 ) |
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12.ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草) 良く見るとここにはいろいろな花が咲いていた。ヒルザキツキミソウは、花序はつぼみのときは下向きにうなだれ、花は日中でも開く。花径4-5cmくらいの大きさの、白色または薄いピンク色で基部が黄色く染まった花である。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 ) |
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13.ヒャクニチソウ(百日草) 昨年夏は公園の小さな花壇にも植えられ、アゲハ、キタテ、ツマグロヒョウモンなどが良く訪れていた。キク科の植物の1つで和名の百日草は花の寿命が長いことからつけられている。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 ) |
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14.ヒメキンシバイ(姫金糸梅) 別名をセイヨウキンシバイ(西洋金糸梅)ともいう。オトギリソウ科の植物だ。今まではヤマブキかなと思って見過ごしていた。蝶蛾来ているところは見たことがない。花はキンシバイにあまり似ていない。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 ) |
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15.カシワバアジサイ(柏葉紫陽花) 真白な花房であまり紫陽花らしくないが、アジサイ科(ユキノシタ科)アジサイ属だ。葉の形がカシワに似ていることが、和名の由来である。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f9 1/500秒 34mm ISO200 ) |
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16.区役所通りのホンアジサイ -1 この紫陽花を撮りたかった。一つの木(株)にいろいろな色の花が咲く。花に見えるのは、実は装飾花と呼ばれる萼(がく)が変化したものである。多くのアジサイの園芸品種では、時間が経つと色が変化する。(例:青→紫→赤紫)それは①土壌のpHの微妙な違い(紫陽花はアルミニウムイオンの吸収によって色が変わり)、②花の咲いてからの経過時間(多くの園芸品種は、時間が経つと色が変化する)、③日当たり・気温(紫陽花は光や温度でも色の発現に差が出るため、南向き・北向きの花房でも色が変わることがある)によるという。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f8 1/500秒 34mm ISO220 ) |
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17.区役所通りのホンアジサイ -2 写真を送って、AIに尋ねてみたところ、この一株のアジサイの品種は、「マジカルシリーズまたはエンドレスサマーの可能性が高いと考えられる」との返事があった。非常に興味深い現象と思った。来シーズンは、開花してから日に血を重ねていくと色が変わるのかどうか、見極めたいと思う。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/500秒 46mm ISO220 ) |
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18.ヤマトシジミ♀ 区役所のピロティー部分へ上がってみた。植えられた花にヤマトシジミが舞う。ヤマトシジミ夏型の♀だ。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO320 ) |
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19.黄色いパンジー 下の1階部分が駐車場になっているピロティーは、区役所の入口へのアプローチになっていて、その縁は花壇があり、ボランティアの方々が花を咲かせている。パンジーは、ヨーロッパ原産の野生のスミレを改良したもので、花の色や模様が豊富で、大輪のものをパンジー、小輪のものをビオラと呼んでいたが、現在は品種改良が進み、区別が難しくなっているそうだ。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 ) |
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20.ビオラトリコロール ヨーロッパ原産の一年草で、本種を改良した園芸品種がビオラやパンジーと呼ばれ流通している。ビオラトリコロールは、紫色、黄色、白色の3色が混ざった花を咲かせるスミレであることからビオラトリコロールと名付けられた。写真は紫色、黄色、白色の3色が混ざった花ではないが、その園芸品種だる。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 103mm ISO220 ) |
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21.区役所通りのホンアジサイ -3 もう一度、青、紫、ピンクの花序を咲かせているホンアジサイを見ようと区役所前の通りに下りる。これは17.の写真とは反対側から撮った。株も別の株である。横断歩道を渡るダルメシアンがカッコイイ!。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/500秒 18mm ISO220 ) |
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22.区役所通りのホンアジサイ -4 どの花序が最初に咲きはじめたのだろうか。来シーズンは是非、開花していく順と、萼の色、そして日にちが経過することによる変化を確認してみたいと思う。 プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 37mm ISO200 ) |
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23.ベラドンナリリー 帰りに再び峰岡公園による。PictureThisで検索したら、ベラドンナリリーと同定された。写真はその蕾であるが、どんな花が咲くのだろうか。その後のフォローができなかった。和名はホンアマリリス。南アフリカ共和国の喜望峰周辺が自生地及び原産地の球根植物だそうだ。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/500秒 18mm ISO220 ) |
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24.フジの新芽 峰岡公園のグランドから一段高いところに小さな藤棚がある。花が咲き終わって、特徴のある黄色味がかった新芽が出てきていた。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 84mm ISO220 ) |









