2025年7月アーカイブ: Studio YAMAKO

2025年7月31日

星川界隈 梅雨入り 2025年6月12日 横浜市保土ヶ谷区

一週間ほど前からはっきりしない天気が続いていたが、6月10日に梅雨入りとなった。しかし、この日はさっそく梅雨の晴れ間で、午前中は太陽が顔を出した。
 朝9時から、2か月に1回の定期検診の為、もう20年以上お世話になっている診療所へ出かけた。その行き帰りの道で、区役所の前を通るが、紫陽花が色鮮やかに咲いていた。市役所の入り口があるピロティ―に上がるとボランティアの方々が植えられたパンジーなどの花が咲いている。峰岡公園の中を通ると、近所の方が手入れしている花壇に栽培種の花がいろいろと咲いていた。
 診察は早い時間の予約だったので、10時半には終わった。

 いったん自宅に戻り、見て来た紫陽花や園芸種の花々の写真を撮ろうとカメラを持って再び出かけた。特に、区役所前の通りに咲いていた紫陽花は、同じ株に濃淡のある青、紫、ピンクの花序が魅力的だった。

 1時間足らずの散策だったが、思ったより多くの花を楽しむことが出来た。なお、園芸種の花についての土手いは、PictureThisで検索した。

000_250612041 X700 区役所 ガクアジサイ Z18-140.jpg
ひとつの株に咲く、濃淡のある青、紫、ピンクの紫陽花 2025年6月12日 横浜市保土ヶ谷区役所前

001_250612006 X900 峰岡公園 アメリカンノウゼンカズラ Z18-140.jpg 1.峰岡公園に咲く花 アメリカンノウゼンカズラ (亜米利加凌霄花)
 -1 桜の古木の下でアメリカンノウゼンカズラが咲いていた。よく目立つ。この花は北アメリカ原産であり、花の筒部が長く、直径が小さい。また、日本には平安時代に中国から渡来したとされるノウゼンカズラがあるが、民家の庭でよく見かけられ、暑い夏に花が咲き続けるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 96mm ISO2500 )
002_250612004 X900 峰岡公園 アメリカンノウゼンカズラ Z18-140.jpg 2.アメリカンノウゼンカズラ -2
日当たりを好むというが、桜の古木や、コブシの木の下でやや日陰になっているところに咲いていた。雄蕊4個、雌蕊は1個見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 96mm ISO2500 )
003_250612007 X900 峰岡公園 コブシ Z18-140.jpg 3.コブシの実
PictureThisで検索すると、これはコブシの実だった。春に白い花を咲かせた後にできる集合果だそうだ。最初は黄色っぽいが、次第に赤く色づき、ゴツゴツとした握りこぶしのような形になるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO800 )
004_250612011 X900 峰岡公園 タチアオイ Z18-140.jpg 4.タチアオイ(立葵)
舞岡公園の小さい花壇に咲いていた。wikipediaによれば、日本には薬草として渡来したそうだが、花がきれいなので、園芸用に様々な品種改良がなされた。草丈は1~3mで茎は直立する。花期は6~8月で、花は垂直に伸びた花茎の下から上に咲き上っていく。ちょうど梅雨入りの頃に枝の下の方から咲き始め、梢の方まで咲きあがるころ梅雨が終わることから、、「梅雨葵(ツユアオイ)」という別名もある。花色は色は赤、ピンク、白、紫、黄色など多彩。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 65mm ISO200 )
005_250612015 X900 峰岡公園 ツリガネソウ Z18-140.jpg 5.ツリガネソウ(釣鐘草)-1
キキョウ科ホタルブクロ属で、学名をカンパニュラという。標準和名はフウリンソウだが、園芸上はツリガネソウ(釣鐘草)と呼ぶことが多い。南ヨーロッパ原産で、日本には明治初期に入ってきたという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 140mm ISO200 )
006_250612016 X900 峰岡公園 ツリガネソウ Z18-140.jpg 6.ツリガネソウ -2
wikipediaによれば、英語ではbell flowerというが、この英名を持つ植物は十種以上ある。イギリスでは、カンタベリー寺院を目指して行進する、巡礼たちの鳴らした鈴に似ていることから「カンタベリーの鐘」と呼ばれている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO200 )
007_250612019 X900 峰岡公園 ガクアジサイ Z18-140.jpg 7.ガクアジサイ
昨年も紫陽花の写真を撮っては品種がわからず、消化不良だったことを思い出す。AIに聞いて見ることにした。それによると、ガクアジサイの品種数について、正確な数は不明だが、アジサイ全体では3000種類以上あると言われている。ガクアジサイもその中の一種で、多くの品種が存在している。近年、園芸品種として改良されたものも多く、その数は増え続けているという。ちなみに画像を送って品種名の同定を訊ねてみたところ、ガクアジサイの1品種で、画像からダンスパーティか、コンペイトウではないかと教えてくれた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO360 )
008_250612023 X900 峰岡公園 ガクアジサイ Z18-140.jpg 8.ホンアジサイ
AIに尋ねる。ホンアジサイの原種は日本に自生するガクアジサイだそうだ。 この写真はおそらく、ヨーロッパで品種改良され、日本に逆輸入された西洋アジサイ系統の園芸品種であり、ガクアジサイではなく、丸く大きな手毬咲きの花が特徴のホンアジサイ(手まり咲き)タイプと考えられ、品種名はレッドビューティーかルビー・レッドの可能性が高いとのこと。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO360 )
009_250612027 X900 峰岡公園 アガパンサス・プラエコクス Z18-140.jpg 9.アガパンサス・プラエコクス
峰岡公園の国道16号線沿いには、近所の方々が手入れをされている花壇がある。この花は南アフリカのケープ地方原産で、岩の多い草原と石の多い斜面で育つ。これは一般的な観賞用庭園植物として世界中に広まっているそうだ。日本でも観賞用として栽培されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 73mm ISO200 )
010_250612029 X900 峰岡公園 ヒメヒオウギズイセン Z18-140.jpg 10.ヒメオウギズイセン(姫檜扇水仙)
オレンジ色が鮮やかである。。「金魚草」と呼ばれることもあるが、キンギョソウとは異なる。ヨーロッパ原産で明治の中頃に観賞用として渡来し、朱色が鮮やかなので、庭に植えられるが、繁殖力が強く野生化したものも多いという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 73mm ISO200 )
011_250612030 X900 峰岡公園 サボテンソウ Z18-140.jpg 11.サボテンソウ(仙人掌草)
これも園芸品種と思われる。南アフリカの原産地であり、世界の他の温帯地域に導入されているそうだ。松葉菊、仙人掌草とも呼ばれる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 73mm ISO200 )
012_250612033 X900 峰岡公園 ヒルザキツキミソウ Z18-140.jpg 12.ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)
良く見るとここにはいろいろな花が咲いていた。ヒルザキツキミソウは、花序はつぼみのときは下向きにうなだれ、花は日中でも開く。花径4-5cmくらいの大きさの、白色または薄いピンク色で基部が黄色く染まった花である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 )
013_250612035 X900 峰岡公園 ヒャクニチソウ Z18-140.jpg 13.ヒャクニチソウ(百日草)
昨年夏は公園の小さな花壇にも植えられ、アゲハ、キタテ、ツマグロヒョウモンなどが良く訪れていた。キク科の植物の1つで和名の百日草は花の寿命が長いことからつけられている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 )
014_250612036 X900 峰岡公園 ヒメキンシバイ Z18-140.jpg 14.ヒメキンシバイ(姫金糸梅)
別名をセイヨウキンシバイ(西洋金糸梅)ともいう。オトギリソウ科の植物だ。今まではヤマブキかなと思って見過ごしていた。蝶蛾来ているところは見たことがない。花はキンシバイにあまり似ていない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 )
015_250612038 X900 峰岡公園 カシワバアジサイ Z18-140.jpg 15.カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)
真白な花房であまり紫陽花らしくないが、アジサイ科(ユキノシタ科)アジサイ属だ。葉の形がカシワに似ていることが、和名の由来である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/500秒 34mm ISO200 )
016_250612046 X900 〇区役所 ガクアジサイ Z18-140.jpg 16.区役所通りのホンアジサイ -1
この紫陽花を撮りたかった。一つの木(株)にいろいろな色の花が咲く。花に見えるのは、実は装飾花と呼ばれる萼(がく)が変化したものである。多くのアジサイの園芸品種では、時間が経つと色が変化する。(例:青→紫→赤紫)それは①土壌のpHの微妙な違い(紫陽花はアルミニウムイオンの吸収によって色が変わり)、②花の咲いてからの経過時間(多くの園芸品種は、時間が経つと色が変化する)、③日当たり・気温(紫陽花は光や温度でも色の発現に差が出るため、南向き・北向きの花房でも色が変わることがある)によるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 34mm ISO220 )
017_250612051 X900 区役所 ガクアジサイ Z18-140.jpg 17.区役所通りのホンアジサイ -2
写真を送って、AIに尋ねてみたところ、この一株のアジサイの品種は、「マジカルシリーズまたはエンドレスサマーの可能性が高いと考えられる」との返事があった。非常に興味深い現象と思った。来シーズンは、開花してから日に血を重ねていくと色が変わるのかどうか、見極めたいと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 46mm ISO220 )
018_250612066t X900 ◎区役所 ヤマト♀ Z18-140.jpg 18.ヤマトシジミ♀
区役所のピロティー部分へ上がってみた。植えられた花にヤマトシジミが舞う。ヤマトシジミ夏型の♀だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO320 )
019_250612072 X900 〇区役所 パンジー Z18-140.jpg 19.黄色いパンジー
下の1階部分が駐車場になっているピロティーは、区役所の入口へのアプローチになっていて、その縁は花壇があり、ボランティアの方々が花を咲かせている。パンジーは、ヨーロッパ原産の野生のスミレを改良したもので、花の色や模様が豊富で、大輪のものをパンジー、小輪のものをビオラと呼んでいたが、現在は品種改良が進み、区別が難しくなっているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 )
020_250612077 X900 区役所 ビオラトリコロール Z18-140.jpg 20.ビオラトリコロール
ヨーロッパ原産の一年草で、本種を改良した園芸品種がビオラやパンジーと呼ばれ流通している。ビオラトリコロールは、紫色、黄色、白色の3色が混ざった花を咲かせるスミレであることからビオラトリコロールと名付けられた。写真は紫色、黄色、白色の3色が混ざった花ではないが、その園芸品種だる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 103mm ISO220 )
021_250612081t X900 〇区役所 ガクアジサイ デルメシアン Z18-140.jpg 21.区役所通りのホンアジサイ -3
もう一度、青、紫、ピンクの花序を咲かせているホンアジサイを見ようと区役所前の通りに下りる。これは17.の写真とは反対側から撮った。株も別の株である。横断歩道を渡るダルメシアンがカッコイイ!。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 18mm ISO220 )
022_250612083 X900 〇区役所 ガクアジサイ Z18-140.jpg 22.区役所通りのホンアジサイ -4
どの花序が最初に咲きはじめたのだろうか。来シーズンは是非、開花していく順と、萼の色、そして日にちが経過することによる変化を確認してみたいと思う。 プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 37mm ISO200 )
023_250612085 X900 峰岡公園 ベラドンナリリー Z18-140.jpg 23.ベラドンナリリー
帰りに再び峰岡公園による。PictureThisで検索したら、ベラドンナリリーと同定された。写真はその蕾であるが、どんな花が咲くのだろうか。その後のフォローができなかった。和名はホンアマリリス。南アフリカ共和国の喜望峰周辺が自生地及び原産地の球根植物だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 18mm ISO220 )
024_250612094 X900 峰岡公園 フジの新芽 Z18-140.jpg 24.フジの新芽
峰岡公園のグランドから一段高いところに小さな藤棚がある。花が咲き終わって、特徴のある黄色味がかった新芽が出てきていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 84mm ISO220 )

2025年7月27日

川越散策 ② 鰻に老舗「小川菊」、喜多院 2025年5月28日 埼玉県川越市

りそなコエドテラスから左側に法善寺を見て、「日本初電気ボンネットバス」が通り抜けた通りの反対側には、荻野銅鉄店という、明治26年の大火直後に建てられた町屋造りの歴史のある建物もあった。仲町の交差点に出る。蔵造りの町並みは仲町の交差点で終わる。

 仲町の交差点を左に入り、川越商工会議所にそって右へ行ったところが「大正浪漫夢通り」だ。そこに、人だかりがあった。「小川菊」だ。
 鰻とビールで1時間ほど過ごし、もう少しゆっくりと、ビールをもう1杯飲みたいところだったが、店の前には待っている人がいると思い席を立った。
 そこから友人の案内で、「大正浪漫夢通り」を歩き、松江町を東へ歩くと、毎月28日に「蚤の市」が開かれるという成田山川越別院があった。
 成田山川越別院の角を右に行くと喜多院の参道だ。

 喜多院と五百羅漢を参拝したあとは帰路に着くのだが、松江町のバス停に向かう途中にあったカフェで、庭に設けられた席に座った。ゆっくりアイスコーヒーなどを飲んでしばらく話をして過ごし、バスに乗って、川越駅へ戻った。
 丁度よい行程だったと思う。感謝である。

000_250528157 X700 喜多院へ G7X.jpg
喜多院への参道 2025年5月28日 埼玉県川越市

027_250528118 X900 蔵造りの町並み  G7X.jpg 27.アートカフェ エレバート
仲町交差点の手前に、大正4年に建てられtた川越最古の洋風建築で、市の指定文化財になっている旧田中家住宅があった。店舗はもと「桜井銃砲店」といい、その奥が住居として設計された。店舗部分はその後、故・田中利明氏が収集していた川越出身の芸術家の作品や地場織物「川越唐桟」などを展示する美術館として活用され、美術館が閉館になったのち、この場所を引き継いだのが写真の「アートカフェ エレバート」だそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 11mm ISO125 )
028_250528119 X900 蔵造りの町並み  G7X.jpg 28.大正時代 県内初の百貨店
もう1軒、大正ロマンを思わせる建物があった。大正時代に県内初の百貨店として開業した旧山吉デパートの建物は、1936年(昭和11年)に、明治・大正・昭和と活躍した建築家・保岡勝也設計の設計により店蔵部分をが改築され、今は1階に歯医者さんが開業している。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 29mm ISO125 )
029_250528121 X900 鰻 小川菊 G7X.jpg 29.鰻の老舗「小川菊」 -1
仲町交差点を左に曲がり、商工会議所を左に見て、右に大正浪漫夢通りに入る。人が集まっている店があった。そこが江戸後期文化4年(1807年)から続くうなぎの老舗「小川菊」だった。ホームぺージを見ると「おがきく」というようだ。私たちは予約していたので、落ち着いていたが、これから食べようという皆さんは、店の前で番号札をとるようになっているようだ。11時、暖簾が架けられ、呼ばれて店の中に入った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO250 )
030_250528122 X900 鰻 小川菊 G7X (2).jpg 30.鰻の老舗「小川菊」 -2
入口を入るとすぐ1階席のテーブルが並んでいた。私のかみさんは脚が悪いので、1階の席で椅子席をとお願いしておいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/320秒 9mm ISO3200 )
031_250528125 X900 鰻 小川菊 G7X.jpg 31.鰻の老舗「小川菊」 -3
これは私たちが注文した、(香・きも吸い付)の上うな重 4,900円(税抜 4,455円)だ。この上に特重6,500円(税抜 5,909円)がある。小江戸ビールも美味かった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/320秒 9mm ISO3200 )
032_250528130 X900 鰻 小川菊 G7X.jpg 32.鰻の老舗「小川菊」 -4
ビールをもう一杯飲みたいところだったが、外で待っている人のことを思う。それでも小一時間居て、「小川菊」の鰻を堪能して席を立った。外に出ると、ご覧の通り、待っている人たちがいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels<br> プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/320秒 9mm ISO3200 )
033_250528144 X900 喜多院へ 成田山川越別院 G7X.jpg 33.成田山川越別院 蚤の市
大正浪漫夢通りをまっすぐ進んで、県道川越・日高線に出て、左(東)へ歩く。大正浪漫夢通りの商店街は、それほど印象に残らなかったが、川越で江戸時代より連綿と続く店舗や、3代を越える店舗が数多く存在するという。川越らしい軒を連ねる町屋造りや洋風看板建築、御影石の石畳や電線が地中化されたレトロな町並みになっている。しばらく進むと右手に成田山川越別院があった。何やらなかが賑やかなので、鐘楼堂のわきから境内に入った。毎月28日に開かれる蚤の市だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/320秒 9mm ISO3200 )
034_250528151 X900 喜多院へ 成田山川越別院 G7X.jpg 34.成田山川越別院 風鈴祭り
大師堂では、風鈴祭り(青葉まつり)が開催されていた。これは、弘法大師空海の誕生を祝う行事であり、大師堂に願い事を書いた風鈴が飾られている。風鈴の音色を聞きながら、お大師様のお誕生日をお祝いするというイベントだそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO250 )
035_250528155 X900 喜多院へ 成田山川越別院 本堂 G7X.jpg 35.成田山川越別院 本堂
千葉県成田にある真言宗智山派の大本山・成田山新勝寺の別院である。wikipediaによれば、「嘉永6年(1853年)石川照温が廃寺になっていたここ久保町の本行院を復興し創建した。明治10年(1877年)成田山川越別院本行院を称する」とあった。川越市「成田山川越別院」解説によれば、「農家に生まれた石川照温は、三十歳の頃に目が見えなくなってしまった。光明を失くした照温は、ある日のこと自ら命を絶とうとしたが、その時不思議なことに光を失った眼前に不動明王が見えたので、にわかに仏道に目覚めそれまでの生活を改めるとともに、有名な成田山新勝寺のお不動様を熱心に信仰するようになった。」と。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO250 )
036_250528148 X900 yama 門 喜多院へ 成田山川越別院 G7X.jpg 36. 成田山川越別院 山門
本堂の石段を上がることはご容赦いただいて、下から手を合わせて一礼し、賑やかな境内を山門から退出した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1250秒 9mm ISO250 )
037_250528159 X900 喜多院へ G7X.jpg 37.喜多院参道
成田山川越別院の山門を出て左に行くと、右手に喜多院の参道があった。参道をまっすぐ歩くと左側に「あれ、こんなところにも時の鐘が」と思わせる塔のような建物があった。しかしその鐘は"絵"だ。暖簾にうなぎ・茶そばと書かれた「寿庵 喜多院」という店だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO250 )
038_250528161 X900 喜多院 多宝塔 G7X.jpg 38.喜多院 多宝塔
川越市のサイトによると、建築年代は、寛永15年9月26日に着工し、翌年寛永16年(1639年)2月に竣工していることがわかっており、番匠大将は平之内大隅守、大工棟梁は喜兵衛、長左衛門である。なお、現在の多宝塔は、もと白山神社と日枝神社の間にあったが、明治43年(1910年)に二重目を取り払って、初重にコンクリートの亀腹と方形屋根を加えるという大改造がなされ、慈恵堂と庫裏玄関を結ぶ廊下の中ほどに一度移築されている。そして昭和48年(1973年)には「匠明」、「塔記集」に基づいて復元修復され、現在地で完成している。「塔記集」とは、塔(多宝塔・五重塔など)に関する記録や資料のことと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO125 )
039_250528162 X900 喜多院 本堂 G7X.jpg 39.喜多院 慈恵堂(本堂)
川越喜多院は、埼玉県川越市にある天台宗の寺院である。山号を星野山といい、本尊は阿弥陀如来。写真の慈恵堂は、第十八世天台座主(比叡山延暦寺の貫主)の良源(慈恵大師、元三大師とも)と不動明王を祀る喜多院の本堂である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 16mm ISO125 )
040_250528168 X900 喜多院 客殿から庭を見る G7X.jpg 40.書院と客殿
寛永15年(1638年)の川越大火で山門を除き喜多院の堂宇はすべて焼失した。3代将軍徳川家光が江戸城紅葉山から客殿や書院などを移築したことで、江戸城の唯一の遺構として残され、重要文化財に指定されている。特に、客殿には「家光誕生の間」と伝えられる部屋があり、書院には「春日局化粧の間」があり、見学することが出来た。客殿、書院内は撮影が禁止されていた。客殿の廊下から、結婚記念の写真撮影をしているカップルが見えた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO400 )
041_250528169 X900 喜多院 客殿から庭を見る G7X.jpg 41.喜多院客殿
客殿の縁に座り庭を眺め、もの思いにふけるような女性の姿があった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 20mm ISO125 )
042_250528173 X900 喜多院 本堂 G7X.jpg 42.慈眼堂
境内を何気なく歩いていると、石の階段の上にお堂が見えた。石段を上がるのは少々厳しそうなので下から眺めるだけになってしまったが、後で調べてみたところ、このお堂は慈眼堂(じげんどう)と言い、喜多院の第二十七世天海を祀るため、1645年(正保2年)に徳川家光の命によって建てられた御影堂(重要文化財)だそうだ。堂内には、厨子に入った天海僧正の木像が安置されている。お堂のある小高い丘は7世紀初頭に造られた前方後円墳という。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO250 )
043_250528187 X900 喜多院 五百羅漢 G7X.jpg 43.五百羅漢像 -1
川越に詳しい友人は、ここは絶対見るべきですと推す。書院・客殿の拝観料をお支払いしたが、その拝観料に五百羅漢像の拝観料がセットになっていた。入ってみて、その数の多さに驚いた。そして、どれ一つとして、同じ顔、同じ姿がない。調べて見ると、喜多院の五百羅漢像は実際には538体あるのだそうだ。五百羅漢とは、釈迦の滅後に経典をまとめるために集まった500人の仏弟子にことだそうだ。他でも五百羅漢像を見ることがあるが、喜多院の五百羅漢像はその一つ一つがユニークな表情や姿をしており、飽きなかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 10mm ISO320 )
044_250528189 X900 喜多院 五百羅漢 うさぎ G7X.jpg 44.五百羅漢像 -2 うさぎ
五百羅漢像を見に来ている人は、私たち以外には2~3人しかいない。そんな時に喜多院で何かの仕事をされている方が、私たちに羅漢さんたちの説明をしてくださった。十二支を彫り込んだ羅漢像もあり、その羅漢像のところへ案内してくれた。これは菟(兎)。ちょっと見難いが真ん中の羅漢さんが膝の上に兎を両手で抱えている。兎年生まれの人はお賽銭を置いていくそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 10mm ISO800 )
045_250528196 X900 喜多院 五百羅漢 猿 G7X.jpg 45.五百羅漢像 -2 さる
これは解りやすい。だが羅漢さんたちは十二支の順番に並んでいるわけではない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO250 )
046_250528200 X900 〇喜多院 五百羅漢 己 G7X.jpg 46.五百羅漢像 -3 へび
そのかたから「あなたは何年生まれですか?」と聞かれ、「巳年です」と言ったところ、「へびはちょっと離れているんですよ」と言って、入口近くの離れたところへ連れていって下さった。たしかに蛇の姿が彫られていた。お賽銭は置かなかったが、手を合わせて、よろしくお願いしますと拝んできた。あと、私たち一行には辰年と午年の人がいるが、良い写真が撮れなかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO250 )
047_250528204 X900 喜多院 G7X.jpg 47.喜多院山門
午後2時近くなった。喜多院の山門を出る。途中のカフェで心地良い疲れを癒し、松江町のバス停まで歩いて、帰路に着いた。案内をしてくれた川越通の友人に感謝申し上げる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 21mm ISO125 )

2025年7月24日

川越散策 ① 菓子屋横丁、蔵造りの街並み 2025年5月28日 埼玉県川越市

5月28日、友達と5人で川越へ行く。
 4月2日に幸手権現堂桜堤の桜と菜の花、古河公方公園のハナモモを見る日帰りバスツアーで、1時間ほど川越の蔵造りの町並みを歩いてきたのだが、今回の川越観光は昨年暮れに、来年は川越に行こうと友人たちと決めたことだった。
 川越で鰻を食べることもその目的であったが、鰻を食べる店を決めて、予約をするのが私の役目だった。何人かの"川越通"の方々に意見を聞いたが、推されたのは「小川菊」だった。予約は1週間前の10時から受付けられるが、その日に「小川菊」電話したところ、話し中でなかなかつながらない。何回かかけて、20分ほど経ってつながり、予約できた。正午に予約しようとしたが、昼の時間の予約は11時からの席のみだった。

 友人の一人が、川越に詳しかった。集合時間や場所、この日の散策のコースを計画してくれた。
 池袋8時30分発の東武東上線急行に乗って、川越に着くのが9時5分、改札を出たところで集合する。副都心線などを利用して、いろいろな行き方がある。私たち夫婦は、杖を突くかみさんと、方向音痴の私なので余裕をみて、池袋を8時15分に出る急行に乗った。
 無事、集合し、川越駅前からバスに乗り、札ノ辻で下車。そこから菓子屋横丁→蔵造りの街並みを歩いて、時の鐘・りそなコエドテラスを巡って→大正浪漫夢通りに。そこに鰻の老舗「小川菊」があった。

000_250528091 X700 蔵造りの町並み りそなコエドテラス 頭取室G7X.jpg
りそなコエドテラスの2階から眺めた蔵造りの街並み 2025年5月28日 川越市 蔵造りの街並

001_250528008 X900 川越菓子屋横丁入口 G7X.jpg 1.「菓子屋横丁」入口
バスを札ノ辻で降り、交差点を西へ歩く。しばらく行くと左手に「これより菓子屋横丁」という表示があったが、ここは左に入らずにまっすぐ進む。。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
002_250528012 X900 川越菓子屋横丁 G7X.jpg 2.「菓子屋横丁」の案内図
案内図にある焼き団子の「池田屋本店」などの前を通ってこの案内図のところに出た。ここから左へ入る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
003_250528014 X900 川越菓子屋横丁 G7X.jpg 3.「菓子屋横丁」
カルメ焼きの「吉仁製菓」と、川越名物「小江戸蔵まんじゅう」の店の間の横丁をまっすぐ北へ進む。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
004_250528015 X900 川越菓子屋横丁 G7X.jpg 4.「大黒棒 (麩菓子)」
横丁が突き当たる手前の左側の店先に「大黒棒」というのが並べられていた。ここは小江戸茶屋という駄菓子屋さんだ。ホームページには、「昔懐かしい駄菓子から、サツマイモを原料としたお菓子はもちろんのこと、遊び心溢れたとても長い麩菓子「大黒棒」を川越菓子屋横丁で初めて販売開始。今では数種類の長い麩菓子が川越のあちらこちらで見かけるようになり、川越菓子屋横丁の風物詩になりました。」と書かれていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
005_250528016 X900川越菓子屋横丁 G7X.jpg 5.風情のある建物
大黒棒の店の角を左に曲がる。蔵造りではないが古い木造の店が並ぶ。左側に「彩香」という漬物と菓子の店、その向こうに昔の技を今に伝えるという組みあめ「玉力製菓」、右側には麩菓子の「松陸」、ベーゴマも売っている芋菓子「よしおかYA」、手作りの飴玉各種「松本製菓」、川越わらび餅などの「菓匠右門」と、さすが菓子屋横丁というだけある店が並んでいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 21mm ISO160 )
006_250528021 X900 川越菓子屋横丁 G7X.jpg 6.新しい店
突き当りを左へ行くと、店内の照明も明るい新しそうな菓子店があった。2人の女性が店の前で客を招き入れていた。今年の2月にここに川越店としてオープンし、同じ名称の店が2023年11月に京都伏見にオープンしている。川越に8店舗を持つ、株式会社寺子屋という土産物を販売する会社の経営だそうだ。2.の写真の菓子屋横丁案内図にはない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 )
007_250528032 X900 まつり会館裏 G7X.jpg 7.「川越まつり会館」の裏手
菓子屋横丁を出る。これから行く川越蔵造りの街並みの通りに川越まつり会館がある。菓子屋横丁の蔵造りの街並み(一番通り)と並行する菓子屋横丁の側(寺町通り)からその後ろ側を見たところだ。毎年10月の第3土日に行われる川越まつりの山車の収納庫があるようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 37mm ISO125 )
008_250528035 X900 札ノ辻 G7X.jpg 8.「蔵造りの街並み」 北側の始まり
札ノ辻の交差点に戻り、右(南)へ。ここから一番街の蔵造りの町並みが始まる。小江戸川越ウェブというサイトには、「江戸時代、川越藩主松平信綱の町割りによって、通りに店が向かい合う形の家並みができあがったが、度重なる大火のため幕府がかわらぶきを奨励し、火事に強い建物として江戸の町で土蔵造りが流行した。これによって商業で江戸と結び付きが強かった川越でも、蔵造りの商家が建つようになった。 現在の蔵造りの多くは、川越大火後に建てられたもので、今も30数棟が残る。大正12年、関東大震災やその後の戦災によって東京の蔵造りが姿を消したこともあり、江戸の景観を受け継ぐ重要な歴史的遺産として、「時の鐘」をはじめとするこの一番街周辺は、平成11年12月1日に重要伝統的建造物群保存地区に選定された。」と説明されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 30mm ISO125 )
009_250528039 X900 札ノ辻から蔵造りの町並み G7X.jpg 9.「大澤家住宅」
南に向かって歩き始めてすぐに、左側に「大澤家住宅」があった。今は「小松屋」という屋号だが、店内は江戸時代の呉服屋のおもむきを残している。 和小物を中心に山車のミニチュア、時の鐘ストラップ等 川越の民芸品の店である。まだ開店前の店の中を覗き込む観光客の姿があった。wikipediaによれば、この蔵造りの建物は、寛政4年(1792年)の建造で、の川越大火(1893年)の焼失を免れた川越最古の蔵造りで、現存する関東地方最古の蔵造りでもある。国の重要文化財の指定を受けている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 18mm ISO200 )
010_250528041 X900 札ノ辻から蔵造りの町並み 路地 G7X.jpg 10.路地 建物の壁
路地があって、その建物の壁が印象に残った。これは出格子(でごうし)または千本格子と呼ばれる伝統的な建築様式の一種で、特に川越の蔵造りの町並みでよく見られるものだそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 16mm ISO125 )
011_250528047 X900 札ノ辻から蔵造りの町並み G7X.jpg 11.「時の鐘」付近
川越のシンボルである「時の鐘」は蔵造りの街並の一番街の通りには面していない。大澤家住宅のちょっと先を左に入ったところの左側にある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
012_250528049 X900 札ノ辻から蔵造りの町並み G7X.jpg 12.蔵の街にも
蔵の街にもこんな店があった。川越を観光する人たちは、若いお嬢さんがたも多い。写真で見ると、この店は、川越に8店舗ある株式会社寺子屋さんの「みっふぃーベーカリー」のようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 11mm ISO125 )
013_250528050 X900 札ノ辻から蔵造りの町並み G7X.jpg 13.「蔵のキッチン&ベーカリー」
お店には「みっふぃー蔵のキッチン&ベーカリー」と書かれた看板が掛けられていた。これも、これからの蔵の街での生き方だ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1250秒 11mm ISO125 )
014_250528052 X900 札ノ辻から蔵造りの町並み G7X.jpg 14.店じまい
「明治・大正・昭和・平成・令和と長きにわたり、あきないを続けてまいりましたが、高齢の為、令和六年十二月末日にて店を閉じることにいたしました。今までのご愛顧を心から感謝申しあげますと共に、ご迷惑をおかけすることを深くお詫び申し上げます。」という張り紙がされていた。「松岡種苗店」という種子屋さんの、歴史が沁み込んだ貫禄のある立派な板の看板である。中を覗いてみると、まだ、商品の種の袋などが並んでいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO320 )
015_250528059 X900 札ノ辻から 時の鐘 G7X.jpg 15.「時の鐘」
通りの右側に「川越まつり会館」がある辺りを左に入ると、「時の鐘」が現れた。wikipediaによると、「川越の蔵造りの街並みを代表する観光名所で市のシンボルとなっている。地元では鐘撞堂(かねつきどう)と呼ばれることが多い。3層構造の塔で、高さは16m。古くは鐘撞きが決まった時間に時を知らせていたが、現在では自動で1日4回(午前6時、正午、午後3時、午後6時)川越城下に時を知らせている。」と解説されていた。前の道が広くないので、全体を入れて撮る構図が難しい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 9mm ISO125 )
016_250528060 X900 札ノ辻から 時の鐘 G7X.jpg 16.「薬師神社」
「時の鐘」の塔をくぐって中に入ると、「薬師神社」の境内になっていた。神社は病気平癒、特に眼病に対してご利益があるとされる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 37mm ISO125 )
017_250528071 X900 札ノ辻から 時の鐘 G7X.jpg 17.「時の鐘」の鐘
「薬師神社」の境内から「時の鐘」の塔を眺めると、鐘と撞木(突き棒)が見えた。wikipediaによれば、江戸時代の寛永年間に川越藩主・酒井忠勝によって建設されたのが始まりであるが、火災によりたびたび焼失しており、1654年(承応3年)正月には川越藩主の松平信綱が椎名兵庫に命じて新たな鐘を鋳造させたといわれる。現在の鐘楼は4代目で、1893年(明治26年)に起きた川越大火の翌年に関根松五郎の設計で再建されたものである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 30mm ISO125 )
018_250528075 X900 札ノ辻から蔵造りの町並み G7X.jpg 18.「陶舗やまわ」
「時の鐘」の路地を出て、蔵造りの街並みの通りに戻る。「陶舗やまわ」という暖簾の下がった大きな蔵造りの店があった。陶舗やまわの店蔵は、川越大火後の明治26年に建てられ、現存する入母屋形式の土蔵造りとしては日本で最大級の規模だそうだ。「陶舗やまわ」として営業している建物は、もともと「原家」の商家住宅だった。通りから見る店蔵には5っの重厚な観音開きの窓が見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250 14mm ISO125 )
019_250528080 X900 札ノ辻から蔵造りの町 G7X.jpg 19.「陶舗やまわ」 大きな屋根の上
「陶舗やまわ」を右に廻って南側から眺めると、軒蛇腹の上に大きな千鳥破風が見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1250秒 10mm ISO125 )
020_250528081 X900 札ノ辻から蔵造りの町 G7X.jpg 20.「陶舗やまわ」 大きな鬼瓦
「陶舗やまわ」の屋根には、その角に大きな鬼瓦があった。鬼瓦は魔除けや火除けの意味を込めて設けられる。特に商家や寺社仏閣に見られ、家の繁栄と安全を願う縁起物でもあるそうだ。この「陶舗やまわ」 の大きな鬼瓦は非常に精巧で、圧倒される。瓦職人の高度な技術が使われており、川越の蔵造りの町並みにふさわしい格式と意匠美が表現されている。「陶舗やまわ」は、陶器商として栄えた原家が大正時代に建てた店舗であり、鬼瓦にも当時の商家の繁栄と威厳を示す意味が込められているという。関東大震災以降に防火を意識した蔵造りの建築が復興の象徴となり、川越の町並みに調和するよう設計されたそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO160 )
021_250528084 X900 札ノ辻から蔵造りの町並み 日蓮宗行傳寺 G7X.jpg 21.「日蓮宗 行傳寺」
路地の先には「行傳寺」というお寺が見えた。川越にはお寺が多い。川越は江戸時代に小江戸と呼ばれ、川越藩の城下町として栄え、城下町では幕府の当時を安定させる目的で、寺社の建立が奨励されていたそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
022_250528086 X900 蔵造りの町並み りそなコエドテラス G7X.jpg 22.「りそなコエドテラス」
蔵造りの町並みを3分の2ほど歩くと、ひときわ目立つ3階建ての洋風の建物が現れた。ここは埼玉りそな銀行の前身銀行の一つである旧第八十五銀行本店として、1918年に現在の場所へ移転新築された。1996年に国の登録有形文化財として埼玉県で第1号の登録を受け、2023年で築105年の建物だそうだ。老朽化に伴い2020年6月に支店としての営業を終え、修繕工事を経て、コエドテラスがGRAND OPENした。ちなみにりそな銀行の前身は、大和銀行とあさひ銀行である。2003年3月に、大和銀行とあさひ銀行が合併し、りそな銀行となった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 21mm ISO125 )
023_250528090 X900 蔵造りの町並み りそなコエドテラス 頭取室G7X.jpg 23.旧頭取室
りそなコエドテラスの中に入ってみた。1階はレストランなどがあって、2階に上がると、蔵造りの街並に面した角に旧支店長室があった。この建物で最も良い位置だと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 )
024_250528105 X900 蔵造りの町並み りそなコエドテラス マサキ G7X.jpg 24.マサキ(柾、正木)
りそなコエドテラスのテラス席(展望台)から蔵造りの町並みを見下ろした後、建物の外に出た。建物の後ろ側に、見慣れぬ黄色い花が咲いていると思って近寄って見ると、花ではなく葉だった。後でPictureThisで検索してみると、それはマサキの葉だった。若葉は白っぽく、成長するにつれて明るい黄緑色になる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 12mm ISO125 )
025_250528110 X900 蔵造りの町並み 法善寺 G7X.jpg 25.「法善寺」
時刻は10時50分。そろそろ腹が空いてきた。りそなコエドテラスを出て「大正浪漫夢通り」へと歩く。そのすぐ左側の路地の先に法善寺というお寺があった。この寺は真宗大谷派寺院の法善寺といい、もとは真言宗寺院として丹波国氷上郡にあったが、寛正元年(1460年)に法印良應が当地へ移し、その後浄土真宗に改めたという。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 27mm ISO125 )
026_250528115 X900 蔵造りの町並み 電気ボンネットバス G7X.jpg 26.日本初電気ボンネットバス
目の前を見慣れぬバスが通った。「小江戸巡回バス」だ。カメラが追い付かず、そのボンネットは撮れなかったが、後ろの窓に日本初電気ボンネットバスと書かれていた。調べて見ると、このバスは、イーグルバス株式会社が、中国製の電気バスをベースに日本で改造したオリジナルモデルだという。日本で走る電気ボンネットバスとしては「初」なのだろうが、「日本初」と謳うのはちょっとおこがましいような気がする。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 )

2025年7月20日

舞岡公園のゼフィルスは不調 2025年5月23日 横浜市 舞岡公園

ネットでアカシジミ、ウラナミアカシジミ発生の情報があったので、運転免許を返上する前にと思い、舞岡公園へ行って見ることにした。3日間ほど27℃~28℃という暑い日があったが、この日は涼しかった。

 しかし、蝶の数は種類も個体数も極めて少ない。アカシジミやウラナミアカシジミが来るクリノキのところへ行って見るが、花は咲いているもののその姿は無い。
 そこへ、同好者の方が来られ、「ミズイロオナガがいましたよ。まだ、止まっていると思いますよ」と教えてくださった。そして親切にもその場所まで案内してくださった。
 下草に潜るようにミズイロオナガシジミが止まっていた。ここのところこのチョウを撮っていないので、嬉しかった。感謝である。

 そのあとも現れる蝶の数は少なく、古民家をあとにして、イボタノキの花に来るアオスジアゲハを撮りながら長久保の方へいくと、ウラゴマダラシジミが2頭現れた。そのうちの1頭が葉上に静止した。左向いたり右向いたりしている。やがて開翅してくれたが、なかなかピントが合せ難かった。

 結局、この日ゼフィルスは、ミズイロオナガシジミと、ウラゴマダラシジミの2種に終わった。曇り空で気温は22℃で少し寒かったのかもしれない。

000_250523088a m X700 舞岡公園 ウラゴ半開翅 長久保 RX10M4.jpg
翅を半分開いて見せてくれたウラゴマダラシジミ 2025年5月23日 横浜市 舞岡公園

001_250523002 X900 舞岡公園 RX10M4.jpg 1.ハコネウツギ(箱根空木)
駐車場からこぶしひろばに入るところで、例年この花を見る。wikipediaにはハコネウツギとはスイカズラ科の植物の1種。別名でベニウツギ、ゲンペイウツギともよばれる。ゲンペイは源平で、すなわち花の色がはじめ白色だが、のちに紅色になることからそう呼ばれる。標準和名は、箱根に多いとして付けられた名であるが、箱根に限らず日本列島の太平洋側に自生している。と説明されている。私は、花は紅色の花と白い花が別々に咲くのかと思っていた。白から紅色に経時変化するとは知らなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/2000秒 9mm ISO640 )
002_250523005 X900 舞岡公園 カエデの花 RX10M4.jpg 2.イロハモミジの翼果
花ではなく実である。イロハモミジの実は、翼果(よくか)と呼ばれるプロペラのような形をした実で、春に咲いた花が受粉して実になり、秋に熟して茶色くなる。翼果は風に乗って遠くまで種を運ぶ役割がある。赤みを帯び始めた翼が上向きになっている姿は初夏の恒例行事と言われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 196mm ISO800 )
003_250523006 X900 舞岡公園 リョウブ もみじ休憩所 RX10M4.jpg 3.リョウブ(令法)
リョウブの花が咲き始めていた。この花もチョウが好きな花だ。このリョウブの花に羽化したてのオオウラギンスジヒョウモンが吸蜜に来ていたのを見ている。トラフシミもこの花に来る。トラフシジミの食草は、クズ、フジ、ウツギ、ミズキなど様々な植物があるが、リョウブもその一つのようだ。トラフシジミの夏型の発生にはまだ、時期尚早である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 56mm ISO800 )
004_250523011 X900 舞岡公園 マルバウツギ RX10M4.jpg 4.マルバウツギ(丸葉空木)
この季節の舞岡公園はマルバウツギの白い花が多く咲く。しかし、マルバウツギにはチョウはあまり来ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 38mm ISO800 )
005_250523019 X900 〇舞岡公園 イチモンジ RX10M4.jpg 5.イチモンジチョウ
自宅の近くの保土ヶ谷公園などでは、全く見ることがないが、舞岡公園には、スイカズラやタニウツギなどの食草があるためか、毎年この季節には姿を現す。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 172mm ISO640 )
006_250523023 X900 〇舞岡公園 ガビチョウ RX10M4.jpg 6.ガビチョウ(画眉鳥) -1
谷戸の休耕地にガビチョウが飛来した。大きな声で鳴く。ガビチョウは特定外来生物だ。大きな鳴き声が「うるさい」という理由で害鳥といわれる鳥だ。中国の南部から東南アジア北部にかけて広く生息しているが、特定外来生物として日本に定着してしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 190mm ISO640 )
007_250523025 X900 〇舞岡公園 ガビチョウ RX10M4.jpg 7.ガビチョウ -2
日本では、ペットとして輸入された個体がかご脱けにより定着したといわれる。日本国内では留鳥として生息する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 193mm ISO1000 )
008_250523028 X900 〇舞岡公園 狐久保 RX10M4.jpg 8.狐久保
谷戸沿いに瓜久保の家のほうに歩くと、左側に、夏にはヒマワリ、秋にはコスモスが咲く休耕地があり、そこを左に入っていくと狐久保という原っぱに出る。今まであまり気にしていなかったが、写真のような一対の狐を形どった石が置かれている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 13mm ISO1250 )
009_250523033m X900 〇舞岡公園 ミズイロオナガ 前田の丘 RX10M4.jpg 9.ミズイロオナガシジミ -1
クリの古木があって、張り出した枝に咲くその花にアカシジミや、ウラナミアカシジミが吸蜜に来るところがある。行って見たが、花は咲いているのだが、アカシジミ、ウラナミアカシジミの姿は無い。冒頭で記したように、ミズイロオナガシジミを撮影された方が、その場所を教えて下さり、撮ったのがこの写真である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1250 )
010_250523132t X900 ◎舞岡公園 前田の丘 ミズイロオナガ Z50 Z105mc.jpg 10.ミズイロオナガシジミ -2
カメラをマクロレンズを付けたZ50に持ち替えて撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4。5 1/500秒 105mm ISO220 )
011_250523039 X900 〇舞岡公園 アオスジ イボタノキ RX10M4.jpg 11.アオスジアゲハ -1
アオスジアゲハがイボタノキの花に吸蜜に来ていた。イボタノキの花もチョウが好きな花である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1600 )
012_250523051m X900 〇舞岡公園 ヒメジャノメ RX10M4.jpg 12.ヒメジャノメ
薄暗いところにいたにはヒメジャノメだ。このチョウは、以前は何処にでもいたチョウだが、舞岡公園でも最近は少なくなった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1000 )
013_250523063 X900 ◎舞岡公園 キタテハ マルバウツギ RX10M4.jpg 13.キタテハ夏型
マルバウツギの花でキタテハが吸蜜していた。花から花へ移り翔ぶ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO400 )
014_250523071 X900 〇舞岡公園 ウラゴ 長久保 RX10M4.jpg 14.ウラゴマダラシジミ -1
ウラゴマダラシジミが飛来して少し離れたところの葉に止まった。尾状突起のないこのチョウの姿は、およそゼフィルスの仲間とは思えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 220mm ISO1600 )
015_250523080 X900 ◎舞岡公園 ウラゴ右向き 長久保 RX10M4.jpg 15.ウラゴマダラシジミ -2
反対に向を変えた。こちら側の方が綺麗だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1600秒 220mm ISO1600 )
016_250523093 X900 ◎舞岡公園 ウラゴ開翅 長久保 RX10M4.jpg 16.ウラゴマダラシジミ -3
向こうを向いて翅を開き始めた。こちらを向いてくれればピントを合わせやすいのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 121mm ISO1600 )
017_250523100 X900 〇舞岡公園 ウラゴ開翅 長久保 RX10M4.jpg 17.ウラゴマダラシジミ -4
右側の翅の表が見られる。傷、擦れのないきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO1600 )
018_250523105 X900 〇舞岡公園 ウラゴ開翅 長久保 RX10M4.jpg 18.ウラゴマダラシジミ -5
じっと待つ時間は5分でも長い。今度は左側の翅表を見せてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 220mm ISO1600 )
019_250523046 X900 〇舞岡公園 アオスジ イボタノキ RX10M4.jpg 19.アオスジアゲハ -2
イボタノキは今が最盛期のようだった。本来ならもっとチョウが集まってきても良いのだが、アオスジアゲハしか見ることが出来なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 97mm ISO800 )

追記:せめてアカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミドリシジミのうち2種くらいは撮っておきたいと、このあと6月6日に再び出かけた。運転免許を返上したので、その日は初めて、戸塚から京急ニュータウン行のバスに乗って往復したが、バスは20分に1本出ていて、思ったより楽に行けた。
 だが、折角行ったのに結果は皆無であった。どうも今年はいつもの年と違うようだ。

2025年7月16日

新緑の日比谷公園 2025年5月16日 東京都千代田区 日比谷公園

曇り空だが時々日も差す。気温は25℃~26℃ くらいだろうか。"汗かき"の私は歩くと汗ばむ。
 毎月第三木曜日の五七五の句会の前に小一時間、連続11か月目の日比谷公園観察の散策をした。

 芝庭広場の芝が青々と育ち、人々がその芝生の中に入って初夏を満喫している。大噴水は撤去工事が始まり、白いカバーが掛けられた。第一花壇では、キミガヨランの白い花が咲き、その周囲にはパンジーやビオラなどが咲いている。バラ園では大輪のバラが咲き始めていた。

 ツマグロヒョウモンの♀が、その食草であるパンジーなどスミレ類の栽培種で、産卵をしようとして飛び、その周りを♂が飛ぶ。都内、横浜などの市街地でも、唯一見られるヒョウモンチョウ類のツマグロヒョウモンは今や普通種であるが、小学生の頃、高尾山の尾根道で初めてネットに入れたときは嬉しかった。このチョウが市街地でも多く発生するようになったのは、栽培種のスミレやパンジーが住宅の庭などで植えられているからだろう。

000_250516048 X700 △5月の日比谷公園 G7X.jpg
パンジーに産卵しようとする♀にアプローチするツマグロヒョウモン♂ 2025年5月16日 日比谷公園

001_250516001 X900 5月の日比谷公園 G7X.jpg 1.青々とした芝生広場で遊ぶ親子
来園者が自由に芝生に入ることができ、バリアフリー化も進められている芝生公園は、昨年9月から利用が開始された。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
002_250516004 X900 5月の日比谷公園 G7X.jpg 2.お散歩カート
公園と言えども、大都会のど真ん中。どこの保育園か分からないが、何故か心休まる眺めだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 13mm ISO125 )
003_250516007 X900 5月の日比谷公園 G7X.jpg 3.撤去工事中の大噴水
2月から始められた大噴水の撤去工事が進められている。撤去完了は、8月上旬が予定されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 15mm ISO125 )
004_250516008 X900 5月の日比谷公園 G7X.jpg 4.芝庭広場から日比谷公会堂を振り返る
芝庭広場は広くて、開放感がある。日比谷公園一帯は、明治時代以前は江戸城外郭の一部として武家屋敷が立ち並ぶ地域だったが、明治維新後には陸軍省の管轄下に入り練兵場として使われるようになったそうだ。この練兵場では、兵士の訓練や閲兵(軍事パレード)などが行われていた。明治政府はこの場所を市民のための公園に転用することを決定し、1903年(明治36年)に日本初の近代的洋風公園「日比谷公園」として開園された。旧練兵場の広いスペースが、生まれ変わった。現在の日比谷公園の中央〜南側一帯(現在の芝庭広場、噴水広場、草地広場など)は演習・訓練・閲兵の場であったそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 )
005_250516015 X900 5月の日比谷公園 日比谷花壇 ロサ・ベンデュリナ G7X.jpg 5.日比谷花壇
日比谷門を入った右側に日比谷花壇があった。日比谷花壇は1872年創業、1950年に日比谷公園店の出店後に株式会社日比谷花壇を設立し、現在は全国に約190店舗のフラワーショップを展開している。その玄関前にロサ・ベンデュリナという花が沢山咲いていた。ロサ ペンデュリナは、ヨーロッパの原生地ではおよそ標高2000 mの地域まで分布が見られるバラの一種だそうだ。美しい花だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 )
006_250516018 X900 5月の日比谷公園 石貨 G7X.jpg 6.石貨(せきか)
心字池の手前に、ミクロネシア連邦ヤップ島で実際に使われていた石貨(石のお金)が置かれていた。傍にあった説明板には、石貨は小さいもので6cmくらいから、大きいもので直径3mにたっするものがあるという。石貨は、直径の大小、表面の滑らかさ、形の良しあし、また運搬の難易度によって価値が決まり、長径1.35m短径1mのこの石貨は、当時現地では、1000円位で通用したそうである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 15mm ISO125 )
007_250516020 X900 5月の日比谷公園 G7X.jpg 7.古代スカンジジナビア碑銘譯
心字池のほとりに、北極航路開設記念碑があった。1957年に欧州‐日本間に北極回り空路が開設され飛行時間が大幅に短縮された。その10周年を記念してスカンジナビア航空から贈られたのが、古代北欧バイキング文字(ルーン文字)を刻んだ記念碑を刻んだこの石碑だそうだ。傍に建てられた説明板には、古代スカンジジナビア碑銘譯とあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO200 )
008_250516023 X900 5月の日比谷公園 G7X.jpg 8.日比谷公園第一花壇「おもてなしバラ園」
第一花壇のバラ園は、日本、アメリカ、フランス、ドイツなど の薔薇が植えられていたが、2020年のオリンピックに向けて旧来のバラを全て伐採、「おもてなしのバラ園」として「日本を代表する育種家によるバラの品種」に植え替えられた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 16mm ISO125 )
009_250516024 X900 5月の日比谷公園 アツバキミガヨラン G7X.jpg 9.アツバキミガヨラン(厚葉君が代蘭) -1
第一花壇にはアツバキミガヨランが咲いていた。アツバキミガヨランは、キジカクシ科(旧リュウゼツラン科)イトラン属の常緑低木。葉は剣状で、先端が尖っている。キミガヨランとアツバキミガヨランとの違いは、キミガヨランは葉が少し柔らかく、葉先が垂れ下がる傾向がある。また、アツバキミガヨランは春と秋に2度花を咲かせるが、キミガヨランは夏から秋にかけて咲く。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 16mm ISO125 )
010_250516025 X900 5月の日比谷公園 アツバキミガヨラン G7X.jpg 10.アツバキミガヨラン -2
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125 )
011_250516027 X900 5月の日比谷公園 アツバキミガヨラン G7X.jpg 11.自由の女神の傍に咲くバラ
自由の女神のある第一花壇の北側にもバラが植えられている。これは「ローズうらら」という品種。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 )
012_250516042 X900 〇5月の日比谷公園 ツマグイロヒョウモン G7X.jpg 12.パンジーの咲く花壇のツマグロヒョウモン -1
自由の女神の傍のパンジーが咲く花壇で、ツマグロヒョウモンの♀が産卵をしようと地面近くのパンジーの葉に下りていたところへ、♂がやってきた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125 )
013_250516048 X900 △5月の日比谷公園 G7X.jpg 13.パンジーの咲く花壇のツマグロヒョウモン -2
♂は♀の上を飛び回る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 37mm ISO125 )
014_250516050t X900 〇5月の日比谷公園 G7X.jpg 14.パンジーの咲く花壇のツマグロヒョウモン -3
♂は翅を翻して行ったり来たり。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 )
015_250516051tm X900 〇5月の日比谷公園 G7X.jpg 15.パンジーの咲く花壇のツマグロヒョウモン -4
もう少し近づいて、広角にして広く背景を取り入れられたら良かったのだが。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125 )
016_250516053 X900 5月の日比谷公園 G7X.jpg 16.自由の女神像とバラ園とパンジーの花壇
日比谷公園は外国人の方が多い。近くに帝国ホテルなどもあり、宿泊客がぶらりと来て居られるのだろう。この年配のご夫婦は、お国はどちらだろうか。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO125 )
017_250516057 X900 5月の日比谷公園 G7X.jpg 17.車馬道
日比谷公園の晴海通りの桜門から、国会通りの中幸門に抜ける車馬道と呼ばれた太い道がある。写真を撮ったところは、公園のサービスセンターから松本楼の方へ進んだあたりだったと思う。平日の午前中はこの辺りは人が少なく、お散歩カートに幼児を乗せて散策する女性の姿があった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO125 )
018_250516062 X900 〇5月の日比谷公園 アジサイ G7X.jpg 18.雲形池
雲形池の周囲はすっかり緑が濃くなっている。心字池と共に開園当初からの面影を残すドイツ風庭園様式の池。池のなかには、開園から3年後の1905年(明治38年)頃に東京美術学校の津田信夫氏と岡崎雪声氏によって造られたとされる、はばたく姿をした「鶴の噴水」が置かれ、緑に覆われた静けさの中で、心地よい水音を響かせ、冬は広げた翼からいくつものつららが下がり、冬の風物詩になっている。戦後、日比谷公園の一部は連合国軍最高司令官総司令部 (GHQ)によって接収され、雲形池はダンス場になったという。1951年(昭和26年)接収が解けた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO200 )
019_250516064 X900 5月の日比谷公園 アジサイ G7X.jpg 19.かもめの広場
そろそろ五七五の例会にいかねばならない。西幸門へ戻ってきた。かもめの噴水が涼しげだ。噴水の中央にあるのが、淀井敏夫氏による「鷗」と題されたユリカモメの彫刻で、この作品は「うかぶ雲、海鳥たちの訪れ、時の流れを告げる古い貝殻」をイメージしていると言われる。向こうに見える通りは国会通りである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1600秒 37mm ISO125 )

2025年7月12日

つづき・ミツバウツギに集まるチョウ 2025年4月30日 東京都 八王子城跡

ミツバウツギの花が咲くところで撮影を続け、11時近くまで粘ってみたが、状況は変わらない。
 少し離れたところに、昨年来た時、ハルジオンが一面に咲くところで、ウスバシロチョウ、オナガアゲハらとともにアオバセセリが吸蜜に来ているところがあった。そこへ移動してみたが、今年はハルジオンの花はまだ少なく、蝶の舞う姿は無かった。
 もう一か所、ミツバウツギの咲くところがあった。そこでにはアオバセセリは現れなかったが、ウスバシロチョウが来ていた。

 春は年によって花の開花時期と、チョウの羽化の状況が合うことが難しい。今回は、ミツバウツギの開花時期にここへ来ることが出来、満足な写真は撮れなかったが、アオバセセリの撮影ができた。
 連休明けにもう1回ここへ来る予定でいたが、70年来の親友が急逝するという考えもしなかったことがあって慎んだ。

000_250430182 X700 ◎ウスバシロ八王子城跡 RX10M4.jpg
咲き始めたハルジオンの花にきたウスバシロチョウ 2025年4月30日 八王子城跡

015_250430072t X900 ◎アオバ 八王子城跡 RX10M4.jpg 15.アオバセセリ -5
ミツバウツギの咲くところで、撮影を続ける。ソフトで補正を試みたが、力不足でこの程度だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1250 )
016_250430082 X900 ◎アオバ 八王子城跡 RX10M4.jpg 16.アオバセセリ -6
もう1頭別の個体が飛来した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1600秒 213mm ISO1600 )
017_250430085 X900 ◎アオバ 八王子城跡 RX10M4.jpg 17.アオバセセリ -7
正面から撮る。翅が半分開かれていて、少し擦れているように見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 213mm ISO1600 )
018_250430088m X900 ◎アオバ 八王子城跡 RX10M4.jpg 18.アオバセセリ -8
いい位置に止まってくれた。翅脈がアクセントになり、肛角部の赤橙斑が目立つ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO800 )
019_250430105 X900 ◎アオバ 八王子城跡 RX10M4.jpg 19.アオバセセリ -9
アオバセセリに何故魅力を感じるかというと、日本に産するセセリチョウ科の蝶の中で唯一、緑色であるからにほかならない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1600秒 193mm ISO1600 )
020_250430110tm2 X900 ◎アオバ 八王子城跡 RX10M4 - コピー.jpg 20.アオバセセリ -10
ちょっとピントが甘くなってしまった。同じ環境でしか撮れないので、この場を離れる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 210mm ISO1600 )
021_250430186 X900 △ウスバシロ 八王子城跡 RX10M4.jpg 21.ウスバシロチョウ -1
開けた場所へ出て、ウスバシロチョウを狙おうと思う。駐車場の上にちょっとした広場があり、周年前まではここに咲くハルジオンに多くのウスバシロチョウが飛んでいた。最近は、特にこの季節は草が刈られ、ハルジオンもなくってしまった。ガイダンス施設の裏側に飛ぶウスバシロチョウを狙う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/3200秒 9mm ISO100 )
022_250430196 X900 ◎ウスバシロ ミツバウツギ 八王子城跡 RX10M4.jpg 22.ウスバシロチョウ -2
ミツバウツギの花が咲いているところがあった。そこにもウスバシロチョウの姿があった。ミツバウツギの花はチョウの好む花だ。ミツバウツギ科ミツバウツギ属の植物で、山地の川沿いなどによく生える。Wikipediaには、「関東地方や東北地方の地方名で「ハシギ」「ハシノキ」ともよばれており、かつて箸に利用されたことによる」と記されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1250 )
023_250430200m X900 ◎ウスバシロ ミツバウツギ 八王子城跡 RX10M4.jpg 23.ウスバシロチョウ -3
ミツバウツギの花は下向きに垂れ下がるように咲く。チョウたちは下からぶら下がるようにして吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1000 )
024_250430294 X900 ◎ウスバシロ 交尾嚢 八王子城跡 Z50 Z105mc.jpg 24.ウスバシロチョウ -4
前の写真と同じ個体。ゆっくりと落ち着いて吸蜜している。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5 1/500秒 105mm ISO200 )
025_250430217 5900 ◎ウスバシロ ミツバウツギ 求愛 八王子城跡 RX10M4.jpg 25.ウスバシロチョウ -5
吸蜜中の個体は雌だった。そこへ♂が飛来して尾端を曲げて求愛する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 220mm ISO200 )
026_250430289 X900 ◎ウスバシロ 交尾嚢 八王子城跡 Z50 Z105mc.jpg 26.ウスバシロチョウ -6
これは別の個体で、大きな交尾嚢を付けた♀だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO200 )
027_250430237 X900 ◎ウスバシロ ミツバウツギ 八王子城跡 RX10M4.jpg 27.ウスバシロチョウ -7
前翅がまっすぐに伸びていない、右後翅外縁が少し切れている個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1250 )
028_250430253 X900 ◎ウスバシロ ミツバウツギ 八王子城跡 RX10M4.jpg 28.ウスバシロチョウ -8

このミツバウツギには次から次とウスバシロチョウがやって来るが、アオバセセリや、他の黒いアゲハの姿は無かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 217mm ISO800 )

八王子城跡,ウスバシロチョウ,アオバセセリ,ミツバウツギ,

2025年7月 9日

ミツバウツギに集まるチョウ 2025年4月30日 東京都 八王子城跡

昨年の春は、5月4日と10日に二度八王子城跡へ撮影に行った。4日はミツバウツギの花に来るアオバセセリを狙って連休中、二度目の5月10日はクモガタヒョウモン狙いだった。
 八王子城跡はマイカーで来ると圏央道を利用して1時間ちょっとで来ることが出来るので、来やすいところである。だが、この5月の更新に際し、運転免許を返上しようと思っている。
 来年からは来難くなるので、今春も2回行きたいと思っていた。

 4月30日、幸いにもミツバウツギの花はよく咲いていた。ミツバウツギの花には、アオバセセリや、カラスアゲハ、クロアゲハ、オナガアゲハが集まって来る。いつもは、もっぱらハルジオンの花に来るところを撮るウスバシロチョウなのだが、この日はミツバウツギの花にも来ていた。
 さすがにクモガタヒョウモンは現れなかった。

000_250430159t X700 ◎ アオバ 八王子城跡 RX10M4.jpg
ミツバウツギの花に来て吸蜜するアオバセセリ 2025年4月30日 東京都 八王子城跡

001_250430002 X900 アゼリア 八王子城跡 RX10M4.jpg 1.満開のアゼリア
駐車場に入ると大きなアゼリアの木の花が満開で迎えてくれた。今年は、4月の前半は寒い日が続いたりして、花の開花時期がなかなか難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 65mm ISO250 )
002_25043006 X900 ◎カラスアゲハ♂ 八王子城跡 RX10M4.jpg 2.カラスアゲハ -1
午前10時少し前にミツバウツギのポイントに着いた。だが、蝶の姿は無い。しばらくして黒いアゲハが飛来した。カラスアゲハだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1250 )
003_250430012 X900 〇カラスアゲハ 八王子城跡 RX10M4.jpg 3.カラスアゲハ -2
日当たりの良い、私の背より高いところに咲くミツバウツギの白い花に、ぶら下がるようにして吸蜜する黒いカラスアゲハを撮るのは露出が難しい。旨く日の当たるところに止まってくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1250 )
004_250430014 X400 〇カラスアゲハ♀ 八王子城跡 RX10M4.jpg 4.カラスアゲハ -3
全くの逆光で、翅が透き通って見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1600 )
005_250430019m X900 〇カラスアゲハ♀ 八王子城跡 RX10M4.jpg 5.カラスアゲハ -4
何とか色が出た。これは♂のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO640 )
006_250430021 X900 ◎カラスアゲハ♀ 八王子城跡 RX10M4.jpg 6.カラスアゲハ -5
傷のないきれいな個体だった。まだ発生初期なのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1600 )
007_250430023 X900 ◎カラスアゲハ♂ 八王子城跡 RX10M4.jpg 7.カラスアゲハ -6
後翅はカラスアゲハらしい色が出た。前翅は裏側から陽を受けている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1000 )
008_250430029 X900 ◎カラスアゲハ♂ 八王子城跡 RX10M4.jpg 8.カラスアゲハ -7 飛翔
次から次へとミツバウツギの花を求めて飛び回る。オナガアゲハは現れなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 172mm ISO1600 )
009_250430043 X900 △クロアゲハ 八王子城跡 RX10M4.jpg 9.クロアゲハ -1
クロアゲハがやってきた。裏面の赤い紋が鮮やかだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 155mm ISO1600 )
010_250430045 X900 ◎クロアゲハ♀ 八王子城跡 RX10M4.jpg 10.クロアゲハ -2
♂かと思っていたが、♀のようだ。翅表後翅に鮮やかな赤い紋が見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 147mm ISO1600 )
011_250430049m X900 ◎アオバ 八王子城跡 RX10M4.jpg 11.アオバセセリ -1
やっとアオバセセリが現れた。アオバセセリも緑の背景と同化したような色だ。尾端の橙色の紋がひときわ鮮やかに見えるのが魅力だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 147mm ISO1600 )
012_250430062t X900 ◎ アオバ 八王子城跡 RX10M4.jpg 12.アオバセセリ -2
比較的撮りやすいところで吸蜜を始めたのだが、ミツバウツギの花の白に負けてしまい、アオバセセリの露出がアンダーになってしまう。スポット測光での撮影を学ばなければいけない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 172mm ISO1600 )
013_250430070 X900 ◎アオバ 八王子城跡 RX10M4.jpg 13.アオバセセリ -3
背景の青葉の緑に溶け込んでしまう。シャッタースピード1/2000秒、 ISO1600 は手振れをしたくないからなのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 172mm ISO1600 )
014_250430070tm X900 ◎アオバ 八王子城跡 RX10M4.jpg 14.アオバセセリ -4
なかなか良い写真が撮れないでいるとき、2人の同好の撮影者が、「いますか?」とやって来られた。3人で思い思いのポジションから動きの速い吸蜜を続けるアオバセセリを狙う。なかなか、近づけない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1600 )

八王子城跡,カラスアゲハ,クロアゲハ,アオバセセリ,ミツバウツギ,

2025年7月 6日

つづき・東武東上線で行く 武蔵嵐山「蝶の里」 2025年4月22日 埼玉県比企郡嵐山町

ショカツサイの小さな群落のある所で、しばらく撮影を続けた。ツマキチョウの雌雄を狙っていると、モンキアゲハが現れた。春に現れる第一化だが、とても小さく感じる。
 そこで、小一時間いただろうか、ウスバシロチョウ、ジャコウアゲハ、ダイミョウセセリ、ツマキチョウ、モンキアゲハを撮影できたので、まずまずの成果だった。

 マイカーで来ていた時には、活動センターの駐車場に車をとめていた。そのオオムラサキの森・活動センターにごく近いところのエノキの木に、グリーンのネットが被せられ、オオムラサキの幼虫が保護されている。成虫になるのは2か月先のことだが、元気に羽化して欲しい。ここで羽化したオオムラサキは放蝶されている。

 2時半ごろ、再び、「埼玉県立嵐山史跡の博物館・菅谷館跡」へ戻った。今まで何回も来ているのに博物館に入ったことがなかったので、見学することにした。
 wikipediaによると、この博物館は、昭和51年(1976年)に埼玉県立歴史資料館として開館し、平成18年(2006年)4月1日に現在の名称になった。城館跡、寺院跡、武蔵武士、板碑・五輪塔・宝篋印塔などの中世石造物、鎌倉街道上道などをテーマとする博物館で、主に古代から中世にかけての比企郡に関わる歴史資料を扱っているというが、私にとってはあまり興味ある展示は無かった。菅谷館(すがややかた)は、菅谷城とも呼ばれる。鎌倉幕府の有力御家人として知られる畠山重忠の館跡である。昭和48年(1973年)、国の史跡に指定されたそうだ。

 オオムラサキが描かれたタイルが埋め込まれた道を武蔵嵐山駅へと歩いた。

000_250422138ts X700 ◎モンキアゲハ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg
ショカツサイの花に吸蜜に来たモンキアゲハ♂ 2025年4月22日 武蔵嵐山 蝶の里

021_250422100 X900 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 21.ツマキチョウの雌雄 -1
この2頭は長い間連れ添って飛んでいた。なかなか撮り難い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 84mm ISO800 )
022_250422104 X900 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 22.ツマキチョウの雌雄 -2
♀は茎に止まって交尾拒否の体制をとる。♂はその上を翅を開いて飛ぶ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 84mm ISO400 )
023_250422113 X900 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 23.ツマキチョウの雌雄 -3
♂は顔を摺り寄せるようにアプローチする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 84mm ISO640 )
024_250422115 X900 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 24.ツマキチョウの雌雄 -4
それでも♀は茎に止まって姿勢を変えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 84mm ISO640 )
025_250422117tm X900 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 25.ツマキチョウの雌雄 -5
雌雄の表翅が見える良い写真が撮れた。粘って追いかけているとこういうチャンスがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 84mm ISO1000 )
026_250422132 X900 ◎モンキアゲハ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 26.モンキアゲハ♂ -1
モンキアゲハの春型のきれいな個体が、ショカツサイの花に来た。ここ最近モンキアゲハを撮っていないかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 178mm ISO500 )
027_250422133m X900 ◎モンキアゲハ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 27.モンキアゲハ♂ -2
傷や擦れのない、羽化したばかりと思われる美しい個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 178mm ISO320 )
028_250422135 X900 ◎モンキアゲハ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 28.モンキアゲハ♂ -3
忙しくに花から花へと移りながら吸蜜を続ける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 178mm ISO640 )
029_250422137t X900 ◎モンキアゲハ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 29.モンキアゲハ♂ -4
次の花へと移動する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 178mm ISO1000 )
030_250422143 X900 ◎モンキアゲハ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 30.モンキアゲハ♂ -5
少し移動して開翅して見せてくれた。Z50に付けたのマクロレンズ」で撮りたかったが、足場が悪く近づけなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1600秒 183mm ISO1600 )
031_250422145 X900 ◎モンキアゲハ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 31.モンキアゲハ♂ -6
何とかシャープな画像を撮れたと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 187mm ISO800 )
032_250422223 X900 セリバヒエンソウ 蝶の里 武蔵嵐山 Z50 Z105mc.jpg 32.セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草) ショカツサイに似ているセリバヒエンソウが咲いていた。セリバヒエンソウは、中国原産の帰化植物で、日本には明治時代に渡来した外来種だ。葉がセリに似ており、花が燕が飛んでいるように見えることから、セリバヒエンソウと名付けられたそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO200 )
033_250422153 X900 ◎ツマキチョウ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 33.ツマキチョウ飛ぶ -1
活動センターへ上っていく途中、また、ツマキチョウに出会った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO500 )
034_250422155t X900 ◎ツマキチョウ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 34.ツマキチョウ翔ぶ -2
小石川植物園にいたツマキチョウの♂は、特に午前中はほとんど花に止まることなく、パートナーを探してきびきびと、速く飛びまわるが、♀はゆったりと飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO320 )
035_250422177 X900 セグロセキレイ 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 35.セグロセキレイ -1
広くなったところでセグロセキレイを見つけた。先日鎌倉の円覚寺で初めて本種を観察し、ハクセキレイとの違いが解った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO250 )
036_250422180tm X900 ◎セグロセキレイ 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 36.セグロセキレイ -2
ハクセキレイに比べると目の下の首から背にかけて、その名の通り黒い羽毛が覆っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO200 )
037_250422164 X900 オオムラサ野外飼育 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 37.オオムラサキの野外飼育
活動センターの手前には何本かのエノキがあり、緑のネットをかぶせられた枝が見える。オオムラサキの幼虫が保護され、飼育されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/2000秒 12mm ISO640 )
038_250422206 X900 埼玉県立嵐山史跡の博物館 RX10M4.jpg 38.菅谷館跡からオオムラサキの森への道
活動センターの前の道路を渡った一帯は、オオムラサキの森と称され、オオムラサキが観察できるところだ。そこから、ここ菅谷館跡に上がる道もある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/2000秒 9mm ISO1000 )
039_250422181 X900 埼玉県立嵐山史跡の博物館 RX10M4.jpg 39.「埼玉県立嵐山史跡の博物館」見学
今まで見学したことのなかった埼玉県立嵐山史跡の博物館に入った。菅谷館は、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に登場する鎌倉時代の有力武士畠山重忠が居住していたと言われる。ドラマでは畠山重忠は、武勇に優れ、清廉潔白な人柄から「武士の鑑」と称される人物として描かれているが、北条氏による陰謀によって、最終的には討たれてしまう。展示はその畠山重忠に関することが多かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/60秒 9mm ISO1600 )
040_250422210 X900 武蔵嵐山駅へ RX10M4.jpg 40.武蔵嵐山駅へ
国道254号線のバイパスを渡って、武蔵嵐山駅へ向かう。その道の歩道にはオオムラサキの絵が描かれたタイルが埋め込まれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/2000秒 9mm ISO125)

2025年7月 4日

東武東上線で行く 武蔵嵐山「蝶の里」 2025年4月22日 埼玉県比企郡嵐山町

今年の5月末に運転免許証を自主返上し、車も手放すことにした。ゴルフはやめてしまったのだが、写真撮影は続けたい。今までは、信州の入笠山、そして、箱根湿性花園、八王子城跡などへは車で出かけていたが、これからは電車などを利用して行かねばならない。  その手始めに、まだ車を運転して行けるのだが、手始めに武蔵嵐山へ東武東上線を利用して行って見ることにした。

 7時に家を出て、朝の混雑を少しでも避けようと思い、相鉄線の西谷でからJRの湘南新宿ラインに乗り入れる電車にお乗る。羽沢国大から武蔵小杉まで駅がなくノンストップは早い。大崎までは混んでいたが恵比寿で座れた。渋谷では車内もすく。池袋で東武東上線急行小川町行に乗り、ゆっくり座って、9時45分ごろ武蔵嵐山に到着した。車で来るより1時間ほど余計にかかったている。
 武蔵嵐山駅から15分ほど歩いて、「埼玉県立嵐山史跡の博物館・菅谷館跡」に着く。いつもは車をチョウの里の活動センターの駐車場に停めて、そこまで上がっていく。今回は逆にここから都幾川の方へ下りていくことになる。

 外来種のホソオチョウを撮りたいなどというと、顰蹙を買うかもしれないが、それも狙いだった。菅谷間跡(鎌倉時代の有力武士であった畠山重忠が居住した)の原っぱにはホソオチョウが飛んでいるのだが、この日は、全く姿を見なかった。

 菅谷館跡から、ショカツサイの咲く毎回ウスバシロを撮影するところに行くが、その数は少ない。トンネルの向こう側(道路のむこう側)でジャコウアゲハ、モンキアゲハ、ツマキチョウ、ダイミョウセセリ、そしてウスバシロとこの日の殆どを撮影した。

 駅前にはラーメン屋が1軒あったが、準備中。自販機もない。そのまま、帰路につく。電車は森林公園行の各駅停車しかなく、しかも30分に1本。仕方なく森林公園行に乗る。森林公園で池袋行の始発急行が待っていた。和光市駅に到着した時、反対側の相鉄線の塗装の電車が停車中だった。行先を見ると湘南台行。飛び乗った。これで池袋、横浜の混雑する駅の乗り換えを回避できた。帰りも2時間半かかってしまった。

000_25042211s X700 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg
ツマキチョウのカップル 2025年4月22日 埼玉県武蔵嵐山 蝶の里公園

001_250422009 X900 〇ヒメウラナミ 埼玉県立嵐山史跡の博物館.jpg 1.ヒメウラナミジャノメ
春先に第一化が発生する地味なチョウである。食草は、ササ、ススキ、チガヤなどだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO640 )
002_250422016 X900 ◎ベニ 埼玉県立嵐山史跡の博物館.jpg 2.ベニシジミ -1
菅谷館跡の草地を歩いてみるが、ホソオチョウは現れない。ベニシジミが元気だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO250 )
003_250422016 X900 X900 ◎ベニ 埼玉県立嵐山史跡の博物館.jpg 3.ベニシジミ -2
向きを変えて裏面を見せてくれた。隣のハルジオンではハナムグリが吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 181mm ISO250 )
004_250422039 X900 ◎菅谷館跡 三の郭 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 4.ベニシジミ -3
また向きを変えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 181mm ISO250 )
005_250422042 X900 〇カントウタンポポ 菅谷館跡 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 5.カントウタンポポ
自宅近くの保土ヶ谷公園などでは、外来種であるセイヨウタンポポしか見られない。ここで咲いていたタンポポを注意してみると、花の下の総苞片が反り返っていない在来種のカントウタンポポだった。なんだかすごく嬉しくなった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 15mm ISO640 )
006_250422043 X900 〇アザレア 菅谷館跡 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 6.アゼリア
赤い花が小さかったのでサツキかと思ったが、念のためPictureThisで検索してみるとアゼリアと同定された。ともにツツジ科ツツジ属であり、見分けは難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO800 )
007_250422047 X900 ◎ウスバシロ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 7.ウスバシロチョウ -1
菅谷館跡ではこれといった成果はなく、蝶の里公園まで下ってきた。ウスバシロチョウが飛んでいる。カメラを持った同好のかたが数人おられた。忙しく飛び回っていたウスバシロチョウが、タンポポの花に止まり始めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO640 )
008_250422048 X900 ◎ウスバシロ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 8.ウスバシロチョウ -2
例年、ここのウスバシロチョウはハルジオンの花に来ることが多いのだが、今年はタンポポに来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO400 )
009_25042205t X900 ◎ウスバシロ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 9.ウスバシロチョウ -3
このタンポポもカントウタンポポであることが良く判る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO400 )
010_250422058 X900 ◎ウスバシロ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 10.ウスバシロチョウ -4
前の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO640 )
011_250422062 X900 ◎ジャコウ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 11.ジャコウアゲハ♂ -1
パートナーを探しているのか、ジャコウアゲハの♂がゆっくりと飛び回る。やがて、葉の上に開翅して止まり、一休み。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1000 )
012_250422066 X900 ◎ジャコウ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 12.ジャコウアゲハ♂ -2
♂の胴体下部の赤い紋が鮮やかだ。♀ではあまり赤が目立たない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 198mm ISO1250 )
013_250422217tm X900 〇ダイミョウ 蝶の里 武蔵嵐山 Z50 Z105mc.jpg 13.ダイミョウセセリ
ダイミョウセセリが忙しそうに飛来し、オオカラスノエンドウの葉に止まった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO200 )
014_250422217tm X900 X900 〇ツマキチョウ♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 14.ツマキチョウ♀ -1
二瀬橋で都幾川を渡る道路の下を潜ると、ちょっとしたショカツサイの群落があった。ツマキチョウが飛んでいる。先客の女性がいらっしゃって、「お邪魔します」といって、近づくと「産卵しようとしてますよ」と教えてくれた。アブラナ科のショカツサイはその食草のひとつである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 121mm ISO400 )
015_250422077 X900 ◎ツマキ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 15.ツマキチョウ♀ -2
いい感じの写真が撮れた。先日小石川植物園へ行ったときは、発生初期だったようで、♂ばかりで♀は見られなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 168mm ISO500 )
016_250422084t X900 ◎ツマキとスジグロ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 16.ツマキチョウとスジグロシロチョウ
たまたまカメラで追っていたツマキチョウが、止まっていたスジグロシロチョウの傍を飛んだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 39mm ISO250 )
017_250422219tm X900 〇ツマキ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 17.ツマキチョウ♀ -3
産卵するショカツサイの新芽を探して緩やかに飛ぶ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO200 )
018_250422089tm X900 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 18.ツマキチョウ ♂と♀ -1
何処からか♂が飛んできて、♀にアプローチする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 201mm ISO800 )
019_250422092 X900 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 19.ツマキチョウ ♂と♀ -2
♂は開いた♀の翅の間に飛び込んだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 25mm ISO400 )
020_250422093t2 X900 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 20.ツマキチョウ ♂と♀ -3
雌雄の開翅写真が撮れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 25mm ISO250 )

2025年7月 1日

4月の日比谷公園 2025年4月26日 東京都千代田区 日比谷公園

昨年の7月に、ここ日比谷公園で数十年に1回咲くと言われるリュウゼツラン(アオノリュウゼツラン)の花が咲いたというニュースが流れた。
 学生時代の仲間10人ほどが集まり、毎月、内幸町で五七五の句会を行っている。昨年7月19日のその句会が始まる前の時間に、日比谷公園に行き、黄色い花を咲かせたリュウゼツランを見た。
 それ以降、毎月の句会の始まる前に毎回、日比谷公園を散策するようになった。最初はリュウゼツランのその後をフォローするのが目的だったが、日比谷公園の四季を追ってみようと思うようになった。 今日はその10か月目である。

 日比谷公園は、桜はあまり多くない。散策路にはネモフィラやハナニラ、花壇にはパンジーなどが咲き、アオスジアゲハが舞っていた。

000_250418025 X700 ◎ネモフィラ 日比谷公園 G7X.jpg
散策路に咲くネモフィラ 2025年4月26日 日比谷公園

001_250418004 X900 ◎ナノハナ 日比谷公園 G7X.jpg 1.アブラナ(油菜) -1
いつものように幸門から日比谷公園に入る。にれのき広場に出ると、右手に菜の花が咲いている。この季節は黄色い花がよく目立つ。PictureThisで検索してみると、アブラナと同定された。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 14mm ISO125 )
002_250418006m X900 ◎日比谷公園 G7X.jpg 2.アブラナ(油菜) -2
ナノハナとアブラナは違うのかと、ChatGPTに尋ねたところ、「アブラナとナノハナは基本的には同じ植物を指す場合がありますが、使い方や意味合いに違いがあります。アブラナは、菜種油の原料として栽培される品種を指すことが多く、農業用語です。ナノハナは、菜の花の意味で、春に咲く黄色い花の総称として使われます。アブラナだけでなく、セイヨウアブラナ(カナリアナタネ)やカラシナも「ナノハナ」と呼ばれることがあります。」とあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 14mm ISO125 )
003_250418020 X900 芝庭広場 日比谷公園 G7X.jpg 3.芝庭広場 -1
芝庭広場は、中に入って芝生の上で遊んだり、寝転がったりして楽しめるようになっている。ところが、一部芝生が荒れて茶色になっているところが見える。綱が張られ、「芝生養生中」とされ、立入り禁止になっていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
004_250418012 X900 〇日比谷公園 G7X.jpg 4.芝庭広場 -2
大噴水の方へ行くと、保育園の子供たちが保育士さんと楽しそうに遊んでいた。ここは、立ち入り禁止にはなっていなかったが、やがてそうせざるを得なくなるのではないかと心配する。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
005_250418015 X900 〇日比谷公園 G7X.jpg 5.花が埋め込まれた塀
子供たちが遊んでいた芝生の向こうは、工事中の大噴水を覆う塀になっていた。塀には、花が咲く小さな植木鉢がはめ込まれていた。さすが日比谷公園だ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 11mm ISO125 )
006_250418017 X900 〇工事中の大噴水 日比谷公園 G7X.jpg 6.工事中の大噴水 -1
東京都は、老朽化した既存の大噴水を撤去し、その形状やスケールを継承した新たな噴水を整備する方針を示している。この再整備は、バリアフリー化を含む「都立日比谷公園再生整備計画」の一環として行われているとのこと。まだ撤去工事の段階である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 15mm ISO125 )
007_250418021 X900 工事中の大噴水 日比谷公園 G7X.jpg 7.工事中の大噴水 -2
撤去工事は2025年1月下旬から6月上旬までが予定されている。その後、再整備工事が進められるのでまだまだ工事が完了するまでには時間がかかる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 12mm ISO125 )
008_250418022 X900 ◎ネモフィラ 日比谷公園 G7X.jpg 8.ネモフィラ
ネモフィラは国営ひたち海浜公園が有名であるが、日比谷公園にもネモフィラの咲くところがある。ここは宮崎県から贈られた埴輪がある傍である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 17mm ISO125 )
009_250418032m X900 〇ハナニラ 梅園 日比谷公園 G7X.jpg 9.ハナニラ(花韮)
色がネモフィラによく似ていたが、これはハナニラだ。原産地はアルゼンチンだそうで、明治時代に園芸植物(観賞用)として導入され、今は逸出し帰化している。球根植物だそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 11mm ISO125 )
010_250418040 X900 〇第一花壇 日比谷公園 G7X.jpg 10.アオノリュウゼツラン
第一花壇の奥のペリカン噴水の四隅にアオノリュウゼツランが植えられている。写真のアオノリュウゼツランの影になって見えないが、ペリカン噴水の南西側に植えられていたのが、昨年7月、7mほどに伸びた花茎の先に黄色い花を咲かせていたリュウゼツランだった。この次の数十年先に花を咲かせるのは、多分この写真の株ではないかと思う。残念ながら見届けることはできないだろう。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 9mm ISO125 )
011_250418046 X900 第一花壇 日比谷公園 G7X.jpg 11.自由の女神像
第一花壇の北側のバラ園に立つ自由の女神像(乗松巌 作)は 昭和25年11月3日に文化の日制定を記念して設置された。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 28mm ISO125 )
012_250418056 X900 ムラサキセキナン 日比谷公園 G7X.jpg 12.ムラサキセキナン(紫石楠)
この日は日比谷公園に入る時間が遅くなってしまい、そろそろ句会の時間が近くなってきたので、西幸門の方へ戻る。その途中に見慣れない紅紫色の花が咲いていた。シャクナゲに似ているが雄蕊が黄色い。PictureThisで検索するとムラサキセキナンと同定された。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO125 )
013_250418058 X900 〇アオスジ 内幸町 G7X.jpg 13.都会の蝶 アオスジアゲハ
句会が終わるのは午後2時半ごろだ。都営地下鉄に乗るため国会通りを内幸町駅まで歩く途中、ビルの谷間に置かれた花壇の花にアオスジアゲハが飛来した。アオスジアゲハはこういった都会でもよく見る蝶である。アオスジアゲハの食草は、市街地でも植えられているクスノキなのだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO180 )