帷子川 今年も泳ぐ鯉のぼり 2025年4月17日 横浜市保土ヶ谷区帷子川遊歩道
あまりにも天気が良いので、また、カメラを持って帷子川を歩いた。
今年も桜が咲くころから鯉のぼりが泳いでいる。この季節、天気の良い平日の午前中は、保育園の子供たちが数人乗れるベビーカー(お散歩カートと呼ばれている)に乗せられて保育士さんにお散歩させてもらうのに最高だ。

お散歩カートに乗った園児たちと鯉のぼり 2025年4月17日 保土ヶ谷区 帷子川河畔
YAMAKOの写真集です。蝶の写真を中心に、旅行したときに撮って気に入った写真を簡単なメッセージとともに掲載しています。
2025年6月28日
あまりにも天気が良いので、また、カメラを持って帷子川を歩いた。
今年も桜が咲くころから鯉のぼりが泳いでいる。この季節、天気の良い平日の午前中は、保育園の子供たちが数人乗れるベビーカー(お散歩カートと呼ばれている)に乗せられて保育士さんにお散歩させてもらうのに最高だ。

お散歩カートに乗った園児たちと鯉のぼり 2025年4月17日 保土ヶ谷区 帷子川河畔
2025年6月25日
梅が終わり、今年は少し遅かったカワヅザクラも終わった。その後の保土ヶ谷公園はどうかなと思い、先日京都で設定をチェックしないで、ISO25600や12800で撮影してしまった失敗の再現が起きないかどうか、もう一度確認したくて、Nikonをぶら下げって、出掛けた。
この季節は、撮るチョウはアゲハかベニシジミくらいしかいないが、春の花は多く咲いていた。
バス通り脇には八重桜が咲き、中には同じ枝に紅白の花を咲かせている木もあった。黄色いレンギョウや、サツキ、ハナカイドウ、深紅の花弁に黄色い蕊も鮮やかな、ツバキも咲いていた。
清々しい快晴で春の日を楽しんだ。

ハルジオンで吸蜜中のベニシジミ♀にアプローチする♂ 2025年6月16日 横浜市保土ヶ谷公園
2025年6月20日
ソメイヨシノの林から小石川植物園の本館の前の緩やかな下り坂を下りて、正門の手前を再び右へいく。時間は1時20分。そろそろツマキチョウも花に来る時間だと思う。
10分ほどして、最初のツマキチョウが菜の花に止まった。きれいな♂である。菜の花が咲くところに行くと、モンシロチョウに混じって翔ぶツマキチョウの姿があった。飛び方で両者を区別することはできるが、ツマキチョウの個体数は少ない。セイヨウタンポポの花にも来る。
アゲハの春型の♂も花に来る。今年の春型のアゲハはことさら小さいように見える。
2時20分、♀は現れてくれなかったが、ツマキチョウもまあまあの成果で、そろそろ、帰路に着くことにした。
都営三田線の白山駅で電車を待つ間にLINEをチェックしてみて驚いた。中学時代から同じ学校で、卓球という同じ道を歩いてきた親友が昨夜、脳梗塞で倒れ、救急車で病院に入ったという一報が、彼の息子さんから入ってきていた。重篤な状況でないことを祈る。

セイヨウタンポポに飛来したツマキチョウ♂ 2025年5月8日 文京区小石川植物園
2025年6月16日
次郎稲荷をお参りして日本庭園をあとに上へと登る。上がったところには、珍しいコブシモドキの木や、カリンの木、大きなスズカケノキなどがある。サトザクラの木もあり、花を咲かせていた。ヤマブキもきれいに咲いていた。
そこから、東の方へ歩く。トキワマンサクや、始めて見るアメリカハナノキの花も咲いていた。ハンカチの木は咲いていたのかどうか、場所を思い出せず、確認せずに歩いてしまった。
その先にはツツジ園があり、ミツバツツジなど大きな赤紫の花が咲いていた。旧養生所の井戸や、甘藷試作跡の碑を過ぎると桜が咲く広場へ行く道沿いにソメイヨシノが満開の花を咲かせていた。
来園者が憩う桜咲く広場で、私も今年の見納めになるだろうと花見を楽しみ、その雰囲気を撮った。
小石川植物園の本館を見て、緩やかな道を正門の方へ下る。ここからこの日の目的であるツマキチョウの写真を撮りに、そのポイントへと歩く。

桜咲く広場で憩う人々 2025年4月8日 小石川植物園
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21.コブシモドキ(辛夷擬) ガイドさんが5~6人の見学者にこの木の前で説明されていた。説明は聞き取れなかったが、何やら珍しい木のようだった。少し調べて見ると、本種は、昭和23年(1948年)に徳島県相生町で1株だけ発見されている。コブシに近縁といわれている。徳島県には野生のコブシはなく、このコブシモドキは三倍体であり謎である。(三倍体とは、通常2つの染色体セットを持つ二倍体に対し、3つの染色体セットを持つ個体である。三倍体は、種子を形成しにくい、あるいは形成しない性質を持つため、種なし果実の生産や観賞植物の育成など、様々な分野で利用されている。)コブシモドキはすでに接ぎ木繁殖がなされていて、その苗を畑に植えて、繁殖用親木として育てているようだ。小石川植物園にはこの苗木が移植されたものと思う。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 29mm ISO125 ) |
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22.コブシモドキ 花 GKZ植物事典によると、コブシモドキは「4月中旬頃、枝先に、径12~15㎝程度で白色の花をつける。花被片は6個。本種は、発見された一株以外に発見されておらず、加えて、 三倍体であることから、結実もせず、そもそも四国にはコブシが自生していない等々と未解明要素の多い存在である。本種は、上述のように種子を得られないことから、挿し木により増殖され、各地の植物園で植栽されている。」とあった。開花時に見られたことはラッキーだったが、花はそれほど大きいとは感じなかった。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 67mm ISO500 ) |
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23.カリン(花梨・花櫚・榠樝) -1 カリンの木が何本か生えていて、丸みのあるピンクの花びらが包むように黄色い蕊がある美しい花が咲いていた。バラ科カリン属の落葉高木で、中国原産だそうだ。果実は硬く生食はできないが、カリン酒や砂糖漬け、のど飴などに使われる。また、古くから薬用としても利用されてきた。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 27mm ISO160 ) |
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24.カリン(花梨・花櫚・榠樝) -2 もうだいぶ前のことであるが、長野県の諏訪湖畔を散策した時にカリンの実を見たことがある。ところが、wikipediaによれば、「長野県諏訪地方で、「カリン」と称するものはマルメロのことであり、導入時にカリンとマルメロを間違えたことにより、現代もその呼称でよばれている。」という記述があった。とすれば私が見たのは、カリンの実ではなくマルメロだったのかもしれない。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 ) |
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25.アメリカハナノキ(亜米利加花の木) 別名をベニカエデという。カエデの一種で、春早く葉に先立って小さいが鮮やかな赤い花をつけるのでハナノキと呼ばれる。秋の紅葉は美しい。初めて見たがカエデの仲間とは思わず、何の花だろうとPictureThisで調べるまではわからなかった。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 29mm ISO500 ) |
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26.トキワマンサク(常磐満作・常磐万作) -1 案内図にはトキワマンサクとなっていた。トキワマンサクの花の色は、基本種はごく薄い黄色であるが、紅色の変種であるベニバナトキワマンサク(中国原産で葉も赤みを帯びる)がよく栽培されている。一昨年の4月に奈良の氷室神社を参詣した時に見事に咲いたベニバナトキワマンサクを見た。(シロバナ)トキワマンサクを見たのは、ここ小石川植物園で昨年4月だった。ここのトキワマンサクの木はとても大きい。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/1250秒 9mm ISO250 ) |
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27.トキワマンサク -2 マンサク科トキワマンサク属の常緑小高木というが、ここのトキワマンサクは大木であり、開花期に花をいっぱい付けた枝葉は枝垂れる。花はマンサク(ヒモ状の4本の花弁が特徴の黄色い花)に似たヒモ状の花が6~8輪ずつ咲く。4枚ある花弁は線形で長さは1~3cmほど。日本の自生種は白花だが、昭和の終わり頃に入ってきた中国南部原産のベニバナ種が席捲しているという。奈良の氷室神社で見たのもベニバナ種であった。
Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 105mm ISO360 ) |
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28.モミジバスズカケノキ(紅葉葉鈴懸の木) -1 木にはモミジバスズカケノキという札が掛けられれていた。Wikipediaによるとスズカケノキとアメリカスズカケノキとの交配種だそうだ。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO100 ) |
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29.モミジバスズカケノキ -2 現在の樹齢は約130年と推定されている。小石川植物園には、ユリノキやスズカケノキからなる巨木の並木がある。スズカケノキ属の木々が老成した大木として育っており、幹の基部の形態などにそれぞれの特徴が現れている。これらは明治時代に街路樹用樹木として試験的に植えられたものだそうだ。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/1250秒 9mm ISO125 ) |
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30.サトザクラ ムラサキザクラ(紫桜) -1 wikipediaによれば、「サトザクラ(里桜)は、広義ではバラ科サクラ属のサクラの栽培品種の総称で、狭義ではオオシマザクラを基に誕生した栽培品種の品種群のこと。」とあった。ここでは、狭義のサトザクラのことと思う。またwikipediaには「明治時代に入り、大名屋敷の荒廃や文明開化・西洋化のため庭園が取り潰されると同時に、そこに植えられていた数多くの栽培品種の桜が伐採され、植えられるのはソメイヨシノばかりになっていった。これを憂いた駒込の植木・庭園職人の高木孫右衛門は多くの栽培品種の枝を採取し自宅の庭で育てた。これに目を付けた江北地区戸長(後に江北村村長)の清水謙吾が村おこしとして荒川堤に多くの品種による桜並木を作り「五色桜」として評判となり、これを嚆矢として多くの栽培品種が小石川植物園などに保存されることになり、その命脈を保った。」という記述があった。この紫桜はその一つと思う。
Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 105mm ISO720 ) |
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31.サトザクラ ムラサキザクラ -2 紫桜は、狭義のサトザクラ群(狭義ではオオシマザクラを基に誕生した栽培品種の品種群)に属する園芸品種の桜である。薄く紫がかった桜色をしている。花びらの端に行くほど色が濃い。蕾はより鮮やかな桃色であるそうだ。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 147mm ISO200 ) |
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32.セイヨウバクチノキ(西洋博打木) 始めて見る花があった。PictureThisで検索すると、セイヨウバクチノキと同定された。ヨーロッパ東南部(ブルガリア、セルビアなど)及びアジア西部を原産とするバラ科サクラ属の常緑樹で、近縁関係にある日本のバクチノキに似ることからセイヨウバクチノキと呼ばれるそうだ。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 81mm ISO640 ) |
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33.ヤマブキ(山吹) ヤマブキはバラ科ヤマブキ属の落葉低木で、鮮やかな黄色の花を咲かせる。春に咲く花は、古くから親しまれており、万葉集にも詠まれている。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 81mm ISO250 ) |
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34.クサイチゴ(草苺) くっきりした直径40mmほどの5弁花である。クサイチゴもバラ科であった。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 190mm ISO640 ) |
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35.サトザクラ イチヨウ(一葉) -1 一葉もオオシマザクラを基に生まれた栽培品種のサトザクラ群のサクラで日本原産のヤエザクラ。イチヨウザクラと呼ばれることもある。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 26mm ISO640 ) |
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36.サトザクラ イチヨウ(一葉) -2 江戸時代以前からある栽培品種で荒川堤で栽培されていたサトザクラの一つである。花弁の色は淡紅色。花弁の内側が白いため開花が進むと白色に見えるようになる。
Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 105mm ISO280 ) |
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37.シュジョウツツジ(守城躑躅) -1 ほぼ園の中央になろうか、ツツジ園があった。濃いピンク色のツツジの花が木いっぱいに咲いていた。付けられた札にシュジョウツツジとあった。ツツジ科ツツジ属の園芸品種の一つで、特に宮崎県高千穂町の守城(しゅじょう)地区を原産地とする、非常に珍しい在来種または栽培種とされているという。ツツジという漢字は難しい字だ。濃いピンクのツツジの向こうには桜の淡いピンクがあり、左には新緑が重なる。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 26mm ISO180 ) |
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38.シュジョウツツジ(守城躑躅) -2 ツツジの品種はどれくらいあるのだろうかと疑問を持ち、AIに尋ねてみた。「ツツジ属は、世界的に見ると非常に大きなグループで、約1,000種以上の原種が知られており、そこから生み出された園芸品種(栽培品種)は、なんと全世界で10,000種以上にのぼるとされている」という答えが返ってきた。日本の状況は示されなかったが、グループ別に、クルメツツジ(久留米躑躅)最も多くの園芸品種をもつ。小ぶりな花が密に咲く。品種数は300種以上。ヒラドツツジ(平戸躑躅)花が大きく見ごたえがある。街路樹や公園で多用される。サツキツツジ(皐月)5月〜6月に開花。葉が小さく盆栽仕立てにも人気。園芸品種は500種以上とも。ヤマツツジ系 日本の野生種が元。原種やそれに近い姿を持つものが多い。自然風の庭園に使われる。それに外国品種があるという。
Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 105mm ISO250 ) |
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39.カラムラサキツツジ(唐紫躑躅) カラムラサキツツジという札があった。Wikipediaによれば、朝鮮半島、中国東北部に自生し、日本にはほとんど自生しておらず、日本で見られるのは植物園などで栽培しているものにほぼ限られると記されていた。
Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S プログラムオートで撮影 ( f5 1/640秒 105mm ISO200 ) |
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40.ミツバツツジ(三葉躑躅) ミツバツツジというのはよく聞く名前であるし、自分も似たようなツツジを見るとすべてミツバツツジと呼んでしまっている。ミツバツツジという名称は、個別の種と、ミツバツツジ類の総称を指す場合が紛らわしいので、種としてはホンミツバツツジという和名への改称が提案されているそうだ。
Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 105mm ISO200 ) |
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41.満開の桜 ソメイヨシノの林 つつじ園の前の道に立って小石川植物園本館のある東の方に目をやると、満開の桜が輝いていた。
Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S プログラムオートで撮影 ( f5 1/800秒 105mm ISO200 ) |
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42.ソメイヨシノ ソメイニオイ(染井匂) -1 ソメイヨシノをマクロで撮る。ソメイヨシノの特徴である白い花弁と、星のような形をしたやや緑色の額が際立つ。満開だ。染井匂という札が掛けられていた。外観はソメイヨシノに似ているが、芳香があることから本種の名がある。散り際には、花の中心が赤く染まる。
Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 105mm ISO500 ) |
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43.ソメイヨシノ ソメイニオイ(染井匂) -2 さらに調べて見ると、ソメイニオイは、ソメイヨシノとニオイザクラ(=カンヒザクラ系品種)の交配種と言われる。そのソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラの雑種で、江戸時代後期に開発された栽培品種の桜である。
Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S プログラムオートで撮影 ( f5 1/1600秒 105mm ISO200 ) |
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44.アマギヨシノ(天城吉野) ソメイヨシノの交配実験中に生まれた品種。オオシマザクラを母とし、エドヒガンを父として交配を行い、得た品種だそうだ。(山と渓谷社「日本の桜」に拠る)。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 87mm ISO100 ) |
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45.アマギヨシノの前で 私が撮っていたアマギヨシノの前で入れ替わるように記念撮影をされていた方がいた。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO100 ) |
2025年6月13日
4月8日 快晴、ツマキチョウが飛ぶ頃、毎年恒例になっている小石川植物園へ行った。
ツマキチョウは、午前中はパートナーを探して忙しく飛び回っていてなかなか花に止まってくれない。結婚相手を探して、飛び回っているところを撮るのは、私の腕では無理だ。それはいつものことなので、少し遅めに家を出て、11時少し前に現地に着いた。ツマキチョウは数少ないながら、時折♂が飛んでいるのを見かける。♀の発生はまだ少ないようだ。思っていた通り、♂は♀を探して忙しく飛び回り、撮影できない。
ということで、しばらくは美しく咲いている春の花を五目撮りする。
小石川植物園は、正式には東京大学大学院理学系研究科付属植物園といい、東大の付属施設であり、1684年(貞享元年)に徳川幕府が設けた小石川御薬園がその前身である。東西約750m、南北約300mで面積は16haある。出入り口は1か所で東南側の正門から入園する。
入園料500円をお支払いして、西の方へ歩く。園では最も低いところになる。ツマキチョウはその先左側の菜の花や、ショカツサイが咲くあたりにいる。何か白いチョウが菜の花の咲くあたりを翔ぶが、ほとんどがモンシロチョウである。時折、飛び方に特徴があるツマキチョウを見るが、止まることなく翔び続ける。
そこへは一回りした後で、また来てみることにして、その先の日本庭園、そこから北へ上ってカリンや白いトキワマンサクが咲く、園の北西に位置する高いエリアを写真を撮りながら歩いた。

カリンの花 2025年4月8日 文京区小石川植物園
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1.オオアマナ(大甘菜) 入口を入って歩いて行くとこの白い花、オオアマナが咲いていた。wikipediaによれば、英名を「ベツレヘムの星」といい、それはイエス・キリスト生誕の夜にに由来するという。東方の三博士と牧人たちを飼葉桶へ導き、流星のように飛び散った。そして野原の花オオアマナになったとされる。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 181mm ISO100 ) | |
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2.セイヨウタンポポ (西洋蒲公英) セイヨウタンポポは行って見れば植物園の雑草である。wikipediaによれば、ヨーロッパ原産の帰化植物。環境省指定要注意外来生物。日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている。1904年に北アメリカから北海道の札幌市に導入され、全国に広がった(札幌農学校のアメリカ人教師ウィリアム・ブルックスが野菜として持ち込んだという説がある)。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 136mm ISO200 ) |
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3.ショカツサイ(諸葛菜) ショカツサイの名は、諸葛孔明が陣を張ったときに真っ先にこの花の種を播いたという伝説から、そうよばれているという説があるそうだ。オオアラセイトウ、ムラサキハナナともいう。アブラナ科で、ツマキチョウの食草の一つである。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 218mm ISO1250 ) |
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4.モンシロチョウ♂ 白い小さなチョウが飛んでいた。ツマキチョウかなと思ったが、飛び方が違う。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 220mm ISO125 ) |
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5.ハナズオウ(花蘇芳) -1 菜の花が咲くあたりでツマキチョウらしき飛び方の白いチョウを見るが、ほとんどがモンシロチョウのようだ。毎年ツマキチョウが飛ぶ時期に小石川植物園に来ると、ハナズオウが印象強く咲いている。中国原産のマメ科ハナズオウ亜科ハナズオウ属の落葉小高木である。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 220mm ISO100 ) |
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6.ラッパスイセン(喇叭水仙)と高台の桜 ハナズオウが咲くあたりの右側は、これから上がっていく高台になっている。ピンクの桜を背景に黄色のラッパスイセンが咲いていた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 41mm ISO250 ) |
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7.ラッパスイセン 英名daffodil。昔Brothers Four 歌った 「Seven Golden Daffodils」をよく聴いた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 201mm ISO125 ) |
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8.ソメイヨシノ 北側の高台への斜面には桜が咲いていた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 38mm ISO160 ) |
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9.ハナズオウとリキュウバイ(利休梅) -1 ハナズオウの咲く道へ戻る。ハナズオウの奥には、白も鮮やかなリキュウバイが咲いていた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 ) |
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10.ハナズオウ 和名の由来は、花の色がマメ科の染料植物スオウで染めた蘇芳染(すおうぞめ)の汁の色に似ていることによるという。
Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/640秒 105mm ISO200 ) |
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11.リキュウバイ -2 中国揚子江下流域を原産とする落葉低木。別名はウメザキウツギ、バイカシモツケ、ウツギモドキ、マルバヤナギザクラと沢山ある。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO100 ) |
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12.リキュウバイ -3 主張し過ぎない清楚な白い花が茶人に好まれ、茶庭に使われることが多い。このため茶道の祖である千利休にちなんで、リキュウバイと名付けられたそうだ。
Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 105mm ISO200 ) |
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13.ハナズオウとリキュウバイ(利休梅) -2 散策路の間に咲くこのハナズオウとリキュウバイはとても印象的な光景であった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 14mm ISO100 ) |
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14.ハナニラ(花韮) 先ほどのオオアマナによく似ている。そのためかこの花も「ベツレヘムの星」と呼ばれることがあるという。原産地はアルゼンチンで。Wikipediaによれば球根植物で、花径約3cmの白から淡紫色の6弁の花を花茎の頂上に1つ付ける。地上部が見られるのは開花期を含め春だけだそうだ。葉にはニラやネギのような匂いがあり、このことからハナニラの名がある。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f11 1/2000秒 9mm ISO1600 ) |
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15.日本庭園 小石川植物園の南西側の一番奥の旧東京医学校本館の前は、池が設けられ、日本庭園になっている。ここにもところどころに桜の木がある。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/250秒 28mm ISO125 ) |
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16.日本庭園と旧東京医学校本館 桜と池とそこに姿を映す旧東京医学校本館の建物が良く調和している。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/250秒 25mm ISO160 ) |
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17.旧東京医学校本館 1868年5月(慶応4年4月)、明治政府が旧江戸幕府の医学所を接収したものを、「医学校」と改称し設立された。その後大学東校に改編され、1874年(明治7年)に東京医学校と改称された。 この建物は、明治8年に着工、翌9年に一応の完成を見る。木造建築で、建築面積430.6m2、二階建、桟瓦葺、正面玄関及び中央部塔屋付。国指定の重要文化財となっている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 51mm ISO200 ) |
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18.オオアメリカキササゲ 日本庭園の南側の隅の方に、地を這うように枝を張った古そうな木があった。和名をハナキササゲ(花木大角豆)という。中国原産の外来植物で、小石川植物園では6月頃に、木全体にふわっとした淡黄色の花が咲き、周囲にほのかな芳香も漂わせるという。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/250秒 9mm ISO100 ) |
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19.次郎稲荷 少し、北の高台の方に登り始める。まだ日本庭園の一角にある次郎稲荷というお稲荷さんがあった。創建年は不明だが、江戸時代以前からの信仰があると考えられている。入口から日本庭園に歩いてくる途中に太郎稲荷もあった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/250秒 9mm ISO1600) |
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20.次郎稲荷と外国人観光客 次郎稲荷は植物園の賑やかなエリアから少し離れた、ひっそりとした林の中に鎮座している。小さな鳥居があり、自然と信仰が融合したあの空間は神聖でどこか神秘的な空気が漂っている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/250秒 26mm ISO1600) |
2025年6月 8日
何回か円覚寺には参詣しているが、方丈を拝観したには初めてのことだった。唐門の扉の浮彫の彫刻を見て、左手の小さな通用門から退出する。仏殿に行く道の石段の手前には枝垂桜が咲いていた。
円覚寺の伽藍は、鎌倉独特の谷戸と呼ばれる丘陵地が浸食されて出来た谷に沿って建てられている。総門から三門を入り、仏殿、方丈へと徐々に登っていく配置は、この土地の高低差を生かした壮大な空間をつくりだしている。
仏殿にも上がって拝観した。円覚寺のホームページを見ると。仏殿(大光明宝殿)は、円覚寺の本尊が祀られている建物であり、大正12年(1923年)の関東大震災で倒壊したが、昭和39年(1964年)に再建(鉄筋コンクリート)された。禅宗様式の七堂伽藍の中心に位置する建物である。扁額「大光明宝殿」は、後光厳天皇の勅筆と伝えられる(1378年 明和4年)。開山毎歳忌(かいさんまいさいき)、達磨忌(だるまき)、臨済忌(りんざいき)、祝聖(しゅくしん)などの行事や毎朝の暁天坐禅(ぎょうてんざぜん)が仏殿で行われている。

仏殿天井画 「白龍の図」 2025年4月5日 北鎌倉円覚寺 仏殿
2025年6月 4日
鎌倉の鶴岡八幡宮参詣を終え、鎌倉駅から一駅、横須賀線に乗って北鎌倉で下車した。鎌倉散策は北鎌倉から鎌倉へと歩くのが良いと良く言われる。円覚寺、東慶寺、明月院、建長寺、鶴岡八幡宮などがメインコースになる。ゆえに下りの電車では北鎌倉駅で降りる人が多い。
円覚寺はその北鎌倉駅のすぐ前である。円覚寺の桜はあまり多くなく、お花見に来る人たちはあまり多くは無い。
横須賀線の線路に沿って円覚寺総門への石段がある。その石段を上がると拝観受付があり、500円をお支払いして境内に入る。山門(三門)の周囲の桜はなかなか見応えがある。
従来、方丈にある百観音霊場、ビャクシン、庭園などは外から眺めて済ませてしまっていたが、今回は500円拝観料をお支払いして大方丈に上がった。

山門の左側にある緩やかな道を妙香池へ 2025年4月4日 北鎌倉円覚寺
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21.北鎌倉駅 上りホーム 一駅乗って北鎌倉駅で下りた。ホームの幅は狭く、ローカル色豊かな駅である。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 26mm ISO400) |
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22.円覚寺総門 線路を渡って下りホームの先から少し進むと円覚寺の総門へ上がる石段がある。円覚寺は正式には瑞鹿山円覚興聖禅寺(ずいろくさんえんがくこうしょうぜんじ)といい 山号を瑞鹿山という。総門の扁額には瑞鹿山と書かれている。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO125) |
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23.山門(三門) 山門と三門という字があるが、山門は、寺院の門全般を指し、特に寺院が山中に建てられている場合に使われる。一方、三門は、中央の大きな門と左右の小さな門の3つを連ねた1つの門を指すというが、円覚寺の場合は特にこだわりがないようだ。総門で拝観料をお支払いし、少し広くなったところには桜が咲いていた。その先にまた、石段があり、山門(三門)がある。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 24mm ISO125) |
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24.松籟院の石垣 山門をくぐらず、その左側の松籟院の塀に沿って、妙香池へと進む。その塀の終わる所に松籟院の門があり、大きなさくらの樹が花を咲かせていた。松嶺院は、円覚寺の塔頭(たっちゅう)で、円覚寺第150世・叔悦禅懌(しゅくえつぜんえき)の塔所である。もともとは不閑軒といわれていたが、松嶺院月窓妙円尼から寺領の寄進があったことから松嶺院と呼ばれるようになったそうだ。円覚寺には最盛期には42院の塔頭があったが、現在は19院だそうだ。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125) |
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25.大方丈と庭園 右に見える仏殿は後で拝観することにして、まっすぐ妙香池の方に進むと右手に大方丈と庭園が見えた。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO125) |
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26.百観音霊場と百観音 大方丈の手前を総務本所の方へ入る。塀の内側に沿って多くの観音さまの石像が並ぶ。ちょっとややこしいのだが、百観音霊場とは鎌倉郡内(三浦郡を含む)にある20ヶ寺が霊場としてまとめられたもので円覚寺派の寺院で構成されている観音霊場である。ここ円覚寺のほか、円覚寺山内で黄梅院、続燈院、仏日庵、寿徳庵、龍隠庵の札所がある。また、山外には東慶寺、浄智寺などがある。その母体となるのが、円覚寺境内にあるこの百観音なのだ。この百観音像は江戸時代、拙叟尊者が境内にある岩窟を掘り、百体の観音像を祀ったことに由縁があると考えられている。その後荒廃したが、明治21年洪川(こうせん)禅師が発願して西国33体の観音像を新らたに刻み、補陀落迦観自在窟(ふだらかかんじざいくつ)と名づけて境内の一部に安置した。1983年(昭和58年)に方丈前に移された。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125) |
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27.百観音 -1 それぞれ異なったお姿の観音像が整然と並ぶ。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125) |
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28.百観音 -2 数えてはみなかったが、AIによると、実際に100体あるわけではなく、約100体の観音像が並んでいるため、「百体観音」と呼ばれているという。.
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO125) |
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29.百観音 -3 それぞれの観音像はお顔、お姿が異なる。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 13mm ISO125) |
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30.柏槇(ビャクシン) 大方丈の前に柏槇(ビャクシン)の古木があった。市指定天然記念物だそうだ。円覚寺には他にもビャクシンの木があるそうだが、円覚寺開山、無学祖元により植えられたとの伝説があるという。カヤランという名の着生蘭の花だ咲くらしい。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO320) |
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31.大方丈拝観 円覚寺の大方丈は一般公開されている。春に秋に何回か円覚寺に来ているが、大方丈を拝観したことがなかったので、拝観する。幸い、円覚寺は参詣者も多くない。拝観料500円をお支払いして靴を脱いで上がる。本尊・釈迦牟尼坐像の仏壇がある。どこも方丈には必ず本尊が祀られ、修行僧や来訪者が礼拝を行う場所になっている。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/320秒 9mm ISO3200) |
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32.仏涅槃図と五百羅漢図 方丈には、仏涅槃図と五百羅漢図が展示されていた。仏涅槃図は、釈迦の入滅の様子を描いたもので、五百羅漢図は、仏教徒の模範である五百人の羅漢を描いたものだそうだ。羅漢とは釈迦亡き後の世界で仏教を守る役割を持たされた聖者だそうだ。仏涅槃図と五百羅漢図は、円覚寺方丈の宝物であり、展示されていたのはともに複製である。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2500) |
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33.仏壇と仏涅槃図 本尊・釈迦牟尼坐像の仏壇から下がったところで撮った。仏壇の左側には、仏涅槃図の展示が見られる。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/200秒 18mm ISO6400 ) |
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34.仏心 仏壇の右側に「仏心」と書かれた書が展示されていた。「仏心(ぶっしん)」の書は、鎌倉時代からの禅の精神を象徴するものだそうだ。円覚寺は鎌倉時代、1282年に北条時宗によって建立された臨済宗の大本山であるが、中国の宋代の禅文化を取り入れた道場として発展し、日本における禅の中心の一つとなった。その方丈に掲げられている「仏心」の書は、歴代の高僧や名僧によって書かれたこともあり、書として価値も高いものといわれる。禅では「仏心」を自己の内面にある真理を見つめること、迷いや煩悩を超えて、心の静けさに到ること、他者への思いやりを持ち、今この瞬間を大切に生きることだそうだ。この展示されていいる「仏心」を書かれた人は金澤翔子さんという方で、金澤翔子さんのお父様のお墓は円覚寺にあり、三年ほど前、お父様の十七回忌を記念して、お墓から見える円覚寺の仏殿で、「佛心」の二字を揮毫していただいたと臨済宗円覚寺派管長・横田南嶺さんが述べられている。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/400秒 9mm ISO3200) |
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35.方丈から眺める庭園 方丈の縁からは庭園を眺めることが出来る。さっきは逆に外から庭園と方丈、書院を眺めて百観音霊場に入った。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2 1250秒 9mm ISO125) |
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36.セグロセキレイ 方丈の庭園に来ていたのはハクセキレイかと思ったら、どこか違う。セグロセキレイだった。セグロセキレイを見るのは初めてのことだった。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 ) |
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37.山笑う 方丈から北の方の山を見る。桜があり、樹々は常緑の中に新緑が混じる。まるで山が笑っているように見える春の様子を擬人化した俳句の季語である。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1250秒 37mm ISO125) |

