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Atelierで“Picasa”が含まれるブログ記事

2018年5月 4日

隠居のPC備忘録:Picasa3の代替ソフトにSONY PlayMemoriesを使う

Google が提供してくれていた Pucasa3 がサポートされなくなった。もともと導入して便利に使っていたデスクトップパソコン(Windows10 64bit) では、従来どおり動作するのであるが、同じく Windows10 のノートブックでは、思い通りに動かない。Google はその代替として Google フォトを推進しているのであるが、ファイルを保存するなどには便利なもののブログにアップするために、写真をリサイズしたり、トリミングやレタッチがやりにくい。それに、十分なEXIFデータが得られない。
 それでPicasa3 に代わるソフトがないかとネットサーチをしてみると、なんと私がデジカメからPCに写真を取り込むときに使っている SONY の PlayMemories HOME が Picasa3 と同様の機能を持っていることが判明した。使い方が少々異なるので、備忘録的に記録しておきたい。
 たくさん機能がありすぎて、まだ咀嚼できていないが、散策などで撮った写真をブログにアップする作業を中心に記録する。

  • カメラから写真をPCに取り込む。カメラまたはSDカードをカードリーダーでPCにつなぐと、画像取り込み画面がでるので、取り込み先を指定する。取り込み先は、PlayMemories のメニューバー「ツール」タブの「設定」で表示される"フォルダーの登録"で登録したフォルダーを「参照」ボタンで選択する。
  • ;クリックすると大きな写真になります。

  • 写真の取り込みは、普通には、撮影日毎に取り込まれる。私の場合、カメラ本体別のフォルダーに撮影日別に取り込んでいる。以下の例は、先日山荘に行ったときに撮った写真をブログに掲載するための処理手順である。
     取り込み先は、家庭内のネットワーク・ディスク(NAS)である。このようにしておけば、かなりの大量の写真を家庭内LANにつながっているPCから参照できる。ただし、左コラムの下方にある「フォルダーの登録」で、PlayMemories に表示させる登録しておく必要がある。
  • ;クリックすると大きな写真になります。

  • ブログに載せる写真は、もともとの写真から選択し、トリミングやレタッチなど編集を施し、リサイズ(ブログに載せる写真は長辺800ピクセルとして縮小)して、ブログに表示する写真のフォルダーに転送している。
     この作業には、PlayMemories HOME の右カラム上部のタグで「ツール」?「写真の編集/変換」を選択する。
  • ;クリックすると大きな写真になります。

  • トリミングやレタッチは、「写真の編集/変換」から「写真の補正」を選ぶ。すると次のような画面となるので、補正する写真を左のサムネイルからドラッグ&ドロップする。補正対象は、一度に1枚しか選択できない。
  • ;クリックすると大きな写真になります。

  • ドラッグ&ドロップして、「次へ」ボタンをクリックすると下の図のような画面になる。補正できる項目は、ここには出ていないが、他に赤目補正・トーンカーブ(画像の色調補正)がある。Picasa3 にあったような写真をセピア色にするような"楽しく役に立つ画像処理"ツールはないようだ。そのような加工や写真の合成などは、専門のソフトである Photoshop を使うことにしている。
     ここで、例えば「自動補正」(写真の明るさとコントラストを、最適なレベルに自動的に補正する。)とトリミングを行い上書き保存する。ファイル名を変えて保存もできる。
  • ;クリックすると大きな写真になります。

  • この画像をブログに掲載するためにサイズを縮小するには、ツール画面に戻り、「リサイズして保存」アイコンをクリックする。出てきた画面に、リサイズしたいサムネイルを選択し(何枚でもOK)、ドラッグ&ドロップする。(従って、ブログ画面に掲載する写真は、順序として予め写真を補正をしておいたほうが良い。)

    ;クリックすると大きな写真になります。

  • ここで「次へ」ボタンをクリックすると下のようなポップアップが出てくるので、保存先フォルダーを指定する。予め作っておいたほうがいいが、ここでも新規に作成できる。ただし、ファイル名は、ここでつけずに後で、Renaminなどを使ってつけ直した方がいいように思う。
     私の場合、ブログに載せている写真は、長辺800ピクセルの大きさである。
  • ;クリックすると大きな写真になります。

  • ブログに写真を掲載するときには、写真を撮ったときのデータ(EXIF) を反省のために記録している。このEXIF が、Google フォトでは十分なものが得られない。PlayMemories HOME では、該当写真の「プロパティ」で、日付などの概要と詳細(プロパティ・タグの下の方)で Picasa3 より細かな撮影データが得られる。
  • ;クリックすると大きな写真になります。

PlayMemories HOME の使い方は、SONY のページに詳しい。

2017年7月 4日

隠居の散策:7月初めの泉北ニュータウン栂地区(1)

梅雨が開けたのかどうかはっきりしないが、雨がふらない。健康のためにと、雨が降ってなくて、時間の都合がつけば、近所を歩くことにしている。
 健康のための歩行は、早足で歩くことが推奨されているが、なんの目的もなしにただ歩くだけなんて私にはできない。被写体を探しながらゆっくりと歩いているので、うろついている時間は2時間は超えているが、距離や歩数は大したことはない。
 恥ずかしながら、カメラの設定が、ISO50になっているのに画面がくらいなあと思いながら、気が付かなかった。基本がまったくできていない。Picasa3 のレタッチ機能を使って明るさを補正した。

;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/1 桃山台(堺市)
オシロイバナ
朝10時も過ぎると、花は閉じている。

SONY α7?+Sigma 18-300mm macro
100.0mm TV 1/500s f/5.6 ISO50 EV 0 レタッチ
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/1 檜尾(堺市)
ツバメ
川の柵に、一休み。

SONY α7?+Sigma 18-300mm macro
230.0mm crop TV 1/1000s f/6.7 ISO50 EV 0 レタッチ
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/1 檜尾(堺市)
ムラサキカタバミ
ヤマトシジミの食草だと思うが、飛んでいなかった。黄色のカタバミだけなのかもしれない。

SONY α7?+Sigma 18-300mm macro
230.0mm crop TV 1/1000s f/6.7 ISO50 EV 0 レタッチ
クリックすると大きくなります。 2017/7/1 檜尾(堺市)
サルスベリ
ピンクのサルスベリが、一軒家の美容院の庭でもう咲き始めた。この美容院は、春先にしだれ梅がきれいだ。

SONY α7?+Sigma 18-300mm macro
80.0mm TV 1/1000s f/5.6 ISO50 EV 0 レタッチ
クリックすると大きくなります。 2017/7/1 檜尾(堺市)
七変化
この時期には、七変化も咲き出す。一見、園芸品種と思ってしまう。

SONY α7?+Sigma 18-300mm macro
55.0mm TV 1/1000s f/5.6 ISO50 EV 0 レタッチ
クリックすると大きくなります。 2017/7/1 檜尾(堺市)
アガパンサス
道路際など、多くのところで植栽されている。南アフリカ原産。和名では「むらさきくんしらん(紫君子蘭)」と呼ばれる。

SONY α7?+Sigma 18-300mm macro
120.0mm TV 1/1000s f/5.6 ISO50 EV 0 レタッチ
クリックすると大きくなります。 2017/7/1 檜尾(堺市)
斑入り葉ガクアジサイ
あじさい園でも見かけなかった斑入り葉のガクアジサイが、放置されている雑木林で咲いていた。高い金網越しに撮ったので、構図がおかしいが。

SONY α7?+Sigma 18-300mm macro
22.0mm crop TV 1/125s f/4.0 ISO50 EV 0 レタッチ
クリックすると大きくなります。 2017/7/1 檜尾(堺市)
アゲハ
放置されて雑草がはびこる畑のヤブカラシに新鮮なアゲハが盛んに吸蜜していた。

SONY α7?+Sigma 18-300mm macro
280.0mm TV 1/125s f/6.7 ISO50 EV 0 レタッチ
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/1 檜尾(堺市)
アゲハ-2
別のヤブカラシに先ほどのアゲハが吸蜜しにきた。ここのヤブガラシの蜜はよほど甘いらしい。

SONY α7?+Sigma 18-300mm macro
280.0mm TV 1/1000s f/6.7 ISO50 EV 0 レタッチ
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/1 檜尾(堺市)
ホシミスジ
すぐ近くの雑木に、飛んできた。ミスジチョウ類は、ヒラヒラと飛んできてすぐ場所を変えるのだが、比較的ゆっくりと留まっていた。

SONY α7?+Sigma 18-300mm macro
200.0mm TV 1/400s f/6.3 ISO50 EV 0 レタッチ
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/1 檜尾(堺市)
コスモス
小さな空き地を利用して花を植えられている方がいる。コスモスがもう咲き始めていた。

SONY α7?+Sigma 18-300mm macro
55.0mm TV 1/350s f/4.5 ISO50 EV 0 レタッチ
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/1 大森(堺市)
ゴマダラカミキリ
アカメガシワの細い幹でじっと動かなかった。

SONY α7?+Sigma 18-300mm macro
140.0mm crop AE 1/10s f/6.7 ISO50 EV 0 レタッチ
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/1 大森(堺市)
モンキチョウ
ヒメジョオンには、モンシロチョウとともによく留まる。

SONY α7?+Sigma 18-300mm macro
160.0mm AE 1/200s f/6.7 ISO50 EV 0 レタッチ
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/1 大森(堺市)
ツマグロヒョウモン
エノコログサに留まりにきた。

SONY α7?+Sigma 18-300mm macro
280.0mm crop AE 1/350s f/6.7 ISO50 EV 0 レタッチ


2017年5月15日

隠居の散策:久しぶりに鉢ヶ峯を歩く

世間ではゴールデン・ウイークの最後の日(5月7日)、久しぶりに鉢ヶ峯に行ってみる気になった。ひょっとしたら、キジに出会うかもしれないと期待したが、遠くからシルエットを確認しただけで、その後は見ることがなかった。
 ここの畑作地では、ときに近くの畑作地では見かけない花や蝶を見つけることもある。

;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/7 鉢ヶ峯(堺市)
ヒメウラナミジャノメ
ヨモギの葉に留まった。新鮮な個体だった。

SONY α7?+SEL24240 zoom
198.0mm TV 1/1000s f/5.6 ISO320 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/7 鉢ヶ峯(堺市)
ノハラアザミ
今まであまり気づかなかったが、こんなアザミもある。カメラの設定がおかしくなっているのに気が付かなかった。

SONY α7?+SEL24240 zoom
94.0mm TV 1/3000s f/5.6 ISO640 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/7 鉢ヶ峯(堺市)
ノゲシ
葉を撮っていなかったので、ブタナ? ジバシリ? と散々悩んだが、頭花の様子からノゲシと判定した。。

SONY NEX-7+SEL50M28 macro
50.0mm AE 1/320s f/5.0 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/7 鉢ヶ峯(堺市)
ブタナ
頭花は、舌下花ばかりなので、ブタナだと思う。タンポポ状の花は種類が多い。

SONY NEX-7+SEL50M28 macro
50.0mm AE 1/400s f/8.0 ISO100 EV -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/7 鉢ヶ峯(堺市)
オニタビラコ
これも黄色い花である。Wikipedia によれば、ごくありふれた雑草だそうだ。

SONY NEX-7+SEL50M28 macro
50.0mm AE 1/640s f/8.0 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/7 鉢ヶ峯(堺市)
オオジシバリ?ブタナ
これも黄色い花である。Wikipedia によれば、ごくありふれた雑草だそうだ。数本の茎がよじれて、花が絡み合って咲いている。名前の自信がなかったので、例によって「この花の名は?掲示板」で教えを乞うと、K.o さんという方が、ブタナかヒメブタだと教えてくれた。

SONY NEX-7+SEL50M28 macro
50.0mm AE 1/640s f/8.0 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/7 鉢ヶ峯(堺市)
アゲハチョウ
ノハラアザミに吸蜜に来た。連写で撮ったものを Picasa3 で合成した。

SONY α7?+SEL24240 zoom
205.0mm TV 1/750s f/5.6 ISO250 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/7 鉢ヶ峯(堺市)
ダイコンの花にモンシロチョウ
抜かずに置いてあったダイコンに白い花が咲いていた。 その花にモンシロチョウが吸蜜していた。

SONY α7?+SEL24240 zoom
139.0mm TV 1/2000s f/5.6 ISO160 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/7 鉢ヶ峯(堺市)
ベニシジミ
飛んでいる時は、黒っぽい蝶である。ただ、よく留まってくれる。カメラの設定がおかしいのに気が付かなかった。

SONY α7?+SEL24240 zoom
226.0mm TV 1/8000s f/6.3 ISO1600 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/7 鉢ヶ峯(堺市)
ヤマトシジミ
文字通り、カタバミにヤマトシジミが飛んできた。植物のツルの影が翅に写っている。相変わらずカメラの設定がおかしいが。

SONY α7?+SEL24240 zoom
212.0mm TV 1/8000s f/5.6 ISO2000 EV 0


2017年3月12日

隠居の散策:3月初旬 春先の野草など(2)

3月8日、冷たい風が吹くものの日差しは、すっかり春めいてきた。春光につられて、渡来してきている水鳥が気になって、近くの溜池めぐりの散策にでかけた。田辺池のヒドリガモは、もう姿が見えなかった。松池のマガモや尾美濃池のホシハジロはまだ羽を休めていたが、キンクロハジロやハシビロガモの姿は見えなくなっていた。
 もう50年近くも前になるが、泉北ニュータウンの開発時に見つけられた遺跡の上には構造物は建てられず芝生の公園になっている。自宅近くの野々井遺跡もその一つであり、子どもたちがボール蹴りをしたり、老人グループがグランドゴルフをしたりしている。朝夕には飼い犬の社交場になったりしている。古くて汚くなっていたトイレは、防災用のトイレという名目で大きくなって新築された。

3月8日の散策コース

;クリックすると大きな写真になります。 2017/3/8 桃山台(堺市)
ツグミ
4月くらいまでは、こちらにいるようだが、暖かくなるとシベリヤやカムチャッカ半島で繁殖すると「鳴き声と羽でわかる野鳥図鑑」にはある。ピョンピョンと歩きながら、さかんに芝生をつついていた。北への旅のために、体力を蓄えているのだろうか、よく肥えている。
SONY α7?+SEL24240 zoom
240.0mm digitalzoomX3 マトリックス測光 TV f6.3 1/750s ISO640 EV 0 
;クリックすると大きな写真になります。 2017/3/8 桃山台(堺市)
キスイセン
ヨーロッパの西部、地中海沿岸が原産ということです。緑道の側に、どなたかが植えられたらしい。
SONY NEX-7+SEL50M28 macro
50.0mm マトリックス測光 AE f8.0 1/400s ISO100 EV-0.3 
;クリックすると大きな写真になります。 2017/3/8 大庭寺(堺市)
ホトケノザ
別名を「さんがいぐさ(三階草)」とも呼ばれる。ます。春の七草のひとつ「ほとけのざ」は、キク科の「こおにたびらこ(子鬼田平子)」のことだそうです。ヒメオドリコソウの花とよく似ているが、この花のほうが紫が強いような気がする。
SONY NEX-7+SEL50M28 macro
50.0mm マトリックス測光 AE f6.3 1/200s ISO100 EV+0.3 
;クリックすると大きな写真になります。 2017/3/8 松池(堺市)
マガモ♂♀
マガモは、このあたりでは、何故かこの小さな池に飛来する。この時期、まだ北帰行は始まっていないようだ。
SONY α7?+SEL24240 zoom
240.0mm digitalzoomX3 マトリックス測光 TV f6.3 1/750s ISO5000 EV+0.7 
;クリックすると大きな写真になります。 2017/3/8 大庭寺(堺市)
レンギョウ
松池の土手に植栽されているが、一輪だけ咲いていた。もうすぐすると黄色い花で賑やかになるだろう。
SONY NEX-7+SEL50M28 macro
50.0mm マトリックス測光 AE f8.0 1/320s ISO100 EV-0.3 
;クリックすると大きな写真になります。 2017/3/8 尾美濃池(堺市)
ホシハジロ
首をすくめてお休み中である。日中は休んでいて、夕方になると潜水して水草や茎を食べるらしい。
SONY α7?+SEL24240 zoom
240.0mm digitalzoomX3 マトリックス測光 TV f6.3 1/750s ISO500 EV0 
;クリックすると大きな写真になります。 2017/3/8 大庭寺(堺市)
オニノゲシ
この花の特徴である棘のある葉が写っていない。
SONY NEX-7+SEL50M28 macro
50.0mm マトリックス測光 AE f7.1 1/250s ISO100 EV-0.3 
;クリックすると大きな写真になります。 2017/3/8 大庭寺(堺市)
ボケの花
中国原産の「まぼけ」系統の園芸品種。漢字では木瓜(もっけ)と書き、これが濁って「ボケ」となったようだ。我が家にも咲いていたのだが、庭を改造したときになくなってしまった。連合自治会館の植え込みに咲いている。
SONY NEX-7+SEL50M28 macro
50.0mm マトリックス測光 AE f7.1 1/250s ISO100 EV0 
;クリックすると大きな写真になります。 2017/3/8 大庭寺(堺市)
ミツマタの蕾
同じく、連合自治会館の植え込みに咲いていた。蕾を開いたときに見に行きたい。
SONY NEX-7+SEL50M28 macro
50.0mm マトリックス測光 AE f7.1 1/250s ISO100 EV0 
;クリックすると大きな写真になります。 2017/3/8 大森(堺市)
梅の花と青空
Picasaの画像処理機能サチュレーションで少し彩度を上げた。
SONY α7?+SEL24240 zoom
80.0mm スポット測光 TV f8.0 1/750s ISO200 EV0 
;クリックすると大きな写真になります。 2017/3/8 和田川(堺市)
セグロセキレイ
2羽が縄張り争いをしていた。
SONY α7?+SEL24240 zoom
240.0mm digitalzoomX3 crop マトリックス測光 TV f6.3 1/750s ISO400 EV0 
;クリックすると大きな写真になります。 2017/3/8 大森(堺市)
ジョウビタキ♀
もうすぐ姿が見えなくなるだろう。腹の毛が光を浴びている。
SONY α7?+SEL24240 zoom
240.0mm digitalzoomX3 crop マトリックス測光 TV f6.3 1/750s ISO2000 EV+0.7 




 

2016年4月15日

隠居のパソコン備忘録:Google Picasa3 で作ったアルバムをウェブアルバムとしてアップロードする

先日高校同期のウオーキング・飲み仲間と、花見を目的に、阪神香櫨園から阪急西宮北口まで歩いて、北口の居酒屋で一杯した。
 平坦なところを歩くというので持って行った SONY α7? で撮った写真を仲間にも見てもらおうと共有する方法を考えた。昨秋、別の集まりで和倉温泉・金沢に旅したときの写真をウェブアルバムとして共有したことを思い出し、今回もその方法で思ったが、どうしても思い出せない。かなり簡単な方法であったとは覚えているが、その方法に辿りつけない。痴呆は進行しているようだ。
 ネットでのサーチや自分のブログの記録にないかと探したがヒットしない。その時にやり取りしたメールを辿って行くと、どうやら Google Picasa3 でアルバムを作成し、ブログ用のレンタルサーバーにアップロードしたと分かった。分かってみれば、それほど難しい作業ではないが、たどり着くのに時間がかかったので、次回同じような作業をする場合に備えて、方法を備忘録として記録しておきたい。
 私は、基本的に写真の整理は、Google Picasa3 を使っているので、これを前提として記述する。
 Google Picasa3 の導入については、Googleの写真編集ソフトを参照ください。

 
  1. 新規にアルバムを作成するには、Picasa3 ツールバー「ファイル(F)」から{新規アルバム}を選択する。【アルバム プロパティ】画面が出てくるので、ここにアルバム名などを入力し、OK する。と新規アルバムが作成される。こ

    album-02.JPG
    album-03.JPG

    ここでは、新しいアルバムとして、上のように、「花の文化園:2016/4/6」を作成した例を示したい。 新しくアルバムが作成されると、Picasa3 の画面左カラムに、下のように新アルバム名が表示される。

    album-04.JPG

  2. アルバムに収載したい写真を Picasa3 から選択し、(サムネイルからでも、一枚ずつ表示しながらでも)右クリックすると次のような画面が出てくるので、作成してあるアルバムを選択すると該当するアルバムに写真が追加される。

    album-05.JPG

    追加した写真の枚数は、下のように、アルバム名の後の( )内に数字が表示されるとともに、写真のサムネイルが表示される。

    album-06.JPG

  3. このアルバムをウェブアルバムとして共有するには、アルバム名を右クリックすると出てくる画面で、「HTMLページとしてエクスポート」を選択する。

    album-07.JPG

    すると、エクスポートするURL ページの詳細を決める画面が出てくるので、アルバムに掲載される写真の大きさを指定したり、PCに保存するフォルダーや画面の体裁(選択肢はあまりないが)を選択して、エクスポートすると指定したフォルダーに保存される。

    album-08.JPG
    どのようなページになっているかの確認は、エクスポート保存したファイルをクリックすれば、ブラウザーに表示される。

  4. 後は、ウエブサーバーにアップロードするだけである。アップロードは、作成保存したフォルダーまるごとをサーバーに転送すればよい。
    私の場合、ウエブサーバーは、ブログ用にレンタルしている Xserver で、アップロード(FTP)は、FFFTP を使っている。

    album-10.JPG


 なお、この用例に使用したアルバムは下のURLで確認できます。内容は全くありません。
 http://n-shuhei.net/photo/花の文化園:201646/index.html
 写真を見てもらう人には、このURL (フォルダーの)をメールで送信すれば良い。メールで写真を送付するのが、一番簡便であるが、量に制限がある。この方法なら、かなりの量の写真も見てもらうことができる。
 なお、掲載した写真の中から、自分用に特定の写真をダウンロードしたい場合は、ページ上の該当写真を右クリックすると出る画面で、「名前をつけて画像を保存」を選択することで、パソコン内に取り込むことができる。

2015年9月 3日

隠居の散策:新しいカメラでブラブラと(1)。泉北ニュータウン栂地区

今手持ちのカメラも十分に使いこなせていないのに、35mmフルサイズ デジカメが欲しくて、昨年11月に発売された SONY α7?を奮発して購入した。フルサイズ用レンズはもちろん持っていないから、F3.5-5.6/28-70mm OSS(SEL2870) レンズとのキットである。

ただ、APS-C 専用(NEX-7)のレンズもフルサイズでは使えないが、同じEマウントで使える(APS-C サイズへの切り替えができる)ことや、フルサイズのカメラとしては小型なので重いカメラをもってあるくという実感はない。
 この α7?を購入にいたらせた強い動機は、強力な手ぶれ補正機能がついているというキャッチフレーズだった。どうも今までの写真は、歳をとって視力が落ちているせいもあるだろうが、ピントがきっちりと合わない写真が多かった。それに店頭で手に持ってみると、Canon や Nikon のイチデジ フルサイズ機に比べればはるかに軽い。散策に持って歩けそうだった。

NEX-7 用の E マウントレンズなら、いずれも安物だが、F3.5-5.6/18-55mm OSS(SEL1855:当初のNEX-7 とのキットレンズ)、F1.8/50mm 単焦点レンズ(SEL50F18)、F3.5-6.3/18-200mm OSS(SEL18200LE) を持っている。それらで、いろいろ試してみた。
 まず、キットレンズのSEL2870 で撮影に出かけた。フルサイズでは距離は稼げないので、蝶などを撮った写真をクロップ(トリミング)しなければならないと思っていた。どれくらいまでのクロップに耐えられるか、実施に試してみた。単純に撮像素子の大きさから考えると、1/2.3(6.2x4.7mm)型のセンサーである Nikon P610 の30倍ちかくある。APS-Cサイズに比べれば、2.3倍ほどある。
 フルサイズで撮って、30分の1にクロップしても、耐えられるではないかと素人考えで思われた。
 下の試しでは、約9分の1くらいだろうか。ディスプレイ上では問題はないようだ。
 ただし、元々の写真でしっかり合焦していることが前提である。SONY NEX-7 には、AF でピントを合わせた後に、手動(マニュアル)で微調整できるDMF(Direct Manual Forcus) という機能があって、レンズのフォーカスリングを回すと、画像が拡大されて、ピントが合わせやすくなる。α7?にもこの機能があり(小さな蝶や虫を取るときには極めて有用である。)、これで焦点を合わせてみた。

クロップを試してみる

;クリックすると大きな写真になります。 ヒレタゴボウ(原版)
2015/8/14
元の写真をPicasa で縮小し、Photoshop でクロップする部分を網掛けしている。

SONY α7?+FE3.5-5.6/28-70 OSS
67.0mm (35mm換算:67mm)
プログラムオート 1/250s f9.5 ISO100
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 ヒレタゴボウ(クロップ後)
2015/8/14
左のシャドウ部分をクロップ。

SONY α7?+FE3.5-5.6/28-70 OSS
67.0mm (35mm換算:67mm)
プログラムオート 1/250s f9.5 ISO100
露出補正 0

露出には基本的に自信がないので、3枚連続のブラケット撮影(5段階連続も設定できる)をするが、この時の シャッター音がまことに心地がよい。

試運転撮影の写真例:SONY α7?+FE3.5-5.6/28-70 OSS

;クリックすると大きな写真になります。 オクラの花
2015/8/14
この作物の花は綺麗。

SONY α7?+FE3.5-5.6/28-70 OSS
70.0mm (35mm換算:70mm)
プログラムオート 1/250s f9.5 ISO100
露出補正 +0.5
;クリックすると大きな写真になります。 メロンの花?
2015/8/14
ウリ科の花はよく似ている。つるの産毛までよく見える。

SONY α7?+FE3.5-5.6/28-70 OSS
70.0mm (35mm換算:70mm)
プログラムオート 1/200s f9.5 ISO100
露出補正 -0.5
;クリックすると大きな写真になります。 クマゼミ
2015/8/14
今年は、この鳴き声がおとなしかった。

SONY α7?+FE3.5-5.6/28-70 OSS
45.0mm (35mm換算:45mm)
プログラムオート 1/90s f4.5 ISO100
露出補正 +0.5 クロップ
;クリックすると大きな写真になります。 ショウリョウバッタ
2015/8/14
稲と同じ色なので、区分が難しい。

SONY α7?+FE3.5-5.6/28-70 OSS
70.0mm (35mm換算:70mm)
プログラムオート 1/90s f6.7 ISO100
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 チャバネセセリ
2015/8/14
まだ、ピントが甘いようだ。

SONY α7?+FE3.5-5.6/28-70 OSS
70.0mm (35mm換算:70mm)
プログラムオート 1/90s f6.7 ISO160
露出補正 0 クロップ
;クリックすると大きな写真になります。 ヤマトシジミ
2015/8/14
背景はうまくぼけているようだ。

SONY α7?+FE3.5-5.6/28-70 OSS
70.0mm (35mm換算:70mm)
プログラムオート 1/750s f6.7 ISO160
露出補正 0 クロップ
;クリックすると大きな写真になります。 カラスウリの実
2015/8/14
野々井の他の場所にもあるのを見つけた。花は夜に咲く

SONY α7?+FE3.5-5.6/28-70 OSS
70.0mm (35mm換算:70mm)
プログラムオート 1/90s f6.7 ISO250
露出補正 0 クロップ
;クリックすると大きな写真になります。 カラスウリのしぼんだ花
2015/8/14
触れたら落ちたので持ち帰って撮ってみた。マクロ撮影にはまだまだ学習が必要だ。

SONY α7?+FE3.5-5.6/28-70 OSS
29.0mm (35mm換算:29mm)
プログラムオート 1/60s f3.5 ISO250
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 紫の百日紅
2015/8/14
よその庭に植わっている、ちょっと変わった色の花。

SONY α7?+FE3.5-5.6/28-70 OSS
70.0mm (35mm換算:70mm)
プログラムオート 1/250s f6.7 ISO100
露出補正 +0.5
;クリックすると大きな写真になります。 ピンクの百日紅
2015/8/14
自宅の百日紅。夏の間に咲いている。

SONY α7?+FE3.5-5.6/28-70 OSS
70.0mm (35mm換算:70mm)
プログラムオート 1/500s f9.5 ISO100
露出補正 +0.5

まだまだ十分に使いこなせていないが、撮像素子の大きいことはいいことだというのが第一印象である。少し、写真がうまくなったかなと思ってしまう。いろいろな機能に余裕が感じられるので、被写体に集中できるのがいい。



2015年2月 4日

隠居のスマホ備忘録:Google+ フォト Google+ おまかせビジュアル を使う


 私は、色々なカメラ(スマホの写真も含め)で撮った写真を、Picasa(現在v3.9.)で整理している。
 この Picasa3 と同じ Google が運営する Google+ とは、本人の意図とは別に(?)、連携している。Google+(グーグルプラス)とは、Googleが提供するソーシャルネットワーキングサイト(SNS)らしい。全く知らない間に、そのSNS の仲間になっていたらしい。
「Facebook(フェースブック)」と主要な機能はよく似ているらしいが、Googleが長年にわたり積み上げてきた情報の検索と管理を生かして、『情報の共有』が簡単にできることが大きな特徴となっているらしい。   Google+の機能については、"Picasa3"の使い方というサイトに、次のような説明があるので引用させてもらう。
【Google+(グーグルプラス)の主要機能】
  1. サークル
    「Facebook」では「友達」とひとくくりで呼ばれていますが、Google+(グーグルプラス)では、「友達」をさまざまなタイプで分類し、「会社関係」、「趣味の友達」、「家族」、「学校関係」など、ユーザーの人間関係をさまざまなグループに分け、そのコミュニティごとに情報が共有できるのが大きな特徴です。サークルの名前は自由に付けることができ、いくつでも作ることができます。

    サークル内の人とは、「Facebook」のようにリアルタイムにコミュニケーションをとったり、写真や動画のアップロードができ、「+1」や「共有ボタン」でシェアしたり、コメントを付けることもできます。

    そして、「Facebook」との大きな違いは、Google+(グーグルプラス)のアカウントを持っていない人でもGメールだけでサークル・リストに入れて情報を共有できることです。

  2. ハングアウト(ビデオチャットルーム) 「サークル」の人と気軽にビデオチャットできる機能です。ビデオチャットルームを使えば最大 9 人と顔を見て話すことができ、「Facebook」のビデオ電話よりも評価が高く、将来的にはユーザーが拡大しそうなサービスです。

  3. モバイル Google+(グーグルプラス)の「インスタントアップロード」を使えば、携帯やスマートフォンで撮影した写真や動画が自動的に Google+ の非公開アルバムにアップロードされます。
    Google+(グーグルプラス)の「メッセンジャー」を使えば、ひとつのグループチャットでまとめて複数の人と話しが出来るので、メールよりも連絡が簡単になります。
     


 もともと SNS とはあまり関わりのないIT生活をしているので、写真まで公開してコミュニケーションする勇気はないが、カメラから Picasa3 に写真をインポートするとGoogle+ に自動的にアップロードされる。
 私は、google ドライブを契約(100GB月1.99$) していて、 外付けHDD 的に使用させてもらっている。(先日、この外付けHDDが、ご臨終でえらい目にあった。)この google ドライブには、色々と苦労して集めた音楽ファイルを中心にアップロードしているが、Gmail で送受信した添付ファイルやメール メッセージも保存されている。
 メール関連のファイルは、保存容量としてカウントされるが、Google+ で保存される写真は、標準サイズ2,048×2,048ピクセル以下の写真(動画は15分以内)であればドライブの容量にカウントされない。

 この Google+ におまけみたいに付いているのが、おまかせビジュアルという機能である。Google+は、スマホとも連携している。私はスマホは、Android のSO-04E を使っているが、このスマホで記録的に撮った写真も、Google+に取り込まれる。
 前回のエントリーにUPしたモーション・ピクチャーは、このおまかせビジュアルで作っている。ただし、これはスマホで作る。PC では、googlechrome という Google のOS を搭載したPC でしかできない。
 おまかせビジュアルは、スマホでは iPhone の方が機能が多い。雪をふらせたりなどいろいろの修飾ができるらしいが、私の Android 4.2.2 SO-04E では、モーションミックスという機能しかない。
 ミックスというのは、Picasa3 でいうコラージュである。 選択した写真を、自動的に 一枚の写真に収めてくれる。例えば、次のような写真を合成してくれる。

おまかせビジュアル で作成したミックス写真
泉北ニュータウン鴨谷台で見つけたマンホール
manhole150129.jpg



 motion というのは、いわば簡易化した GIFアニメーションである。連写で撮った写真などを元にして、写真に動きをつけてくれる機能である。
 私は野鳥の写真を撮るときには、連写モードにしていることが多い。結果として、同じポイントで被写体が角度を変えたりしている。おまかせビジュアルは、そのような写真がGoogle+ にアップされると、自動的に motion.gif を作成する。自分で、写真を選択して作成することもできる。
 次にUPしているのは、そのようにして作成された motion.gif である。

おまかせビジュアル で作成したモーション写真
堺市野々井で撮ったカシラダカ
kasiradaka.gif



 スマホで作成したおまかせビジュアルをパソコンに送信する方法は、Google ドライブや Picasaアルバムに送るなど、いろいろな方法が用意されているが、私は Gmail で送っている。添付ファイルとして送られてくるので、これをダウンロードして、適切なフォルダーに収納しておけば、このようなときにも使える。

2014年10月13日

隠居の天体観測:皆既月食 2014/10/8


 2014年10月8日、3年ぶりの皆既月食があった。2011年12月10日の皆既月食については、ブログに記録がない。その前の、2007年8月28日についての記録はあるが、雲に覆われて全く見えなかったらしい。

 今回は、日中は快晴になったので、かけ始めから月食が終わるまでを記録してみようと考えた。
 用意したのは、三脚の上に、Nikon D7000 +?50-500mmを装着したものと、手持ちとして Fujifilm FinePix HS50 である。HS50 は光学42倍ズームで、35mm換算で1000mmまで撮れることになっている。
 露出などの設定は、D7000の前半はISO auto でプログラムオートにした。D7000 の後半とHS50 は、Web のあるページに書かれてあったように、マニュアルモードにして、ISO や シャッタースピードと絞りを適時に決めることにした。これらの設定を確認するために、登山用のヘッドランプを頭につけた。

  快晴だった天気は、月がかけ始める時間になって、雲が出てきた。少し、欠けた頃から雲はなくなった。が、完全に欠けがなくなる頃に、また雲が出てきて、月を隠してしまった。だが、6時20分ころから9時40分ころまで、暑くもなく、寒くもなく、蚊に喰われることはないので快適だったので、3時間以上ベランダで立ちぱなしで頑張ってみた。まあ、完全に隠れしまった赤い月を見ることができたことは冥土のみやげになるだろう。生きている間に、もう何回もチャンスはないだろうが、来年4月4日の皆既月食には、もう少しましな写真を撮りたいものだ。。

 露出の設定がまちまちで、もう一つ一貫性がないが、撮った写真の明るさを Picasa で調整するなどしてみるとまあまあブログに載せることができるぐらいの修正ができた。
 Picasa で写真をトリミングして、Adobe Photoshop Elements で合成してみた。記録として残しておきたいと思う。

皆既月食 2014年10月8日 泉北ニュータウン D7000での撮影
eclipse-D7000-2.jpg


皆既月食 2014年10月8日 泉北ニュータウン HS50での撮影
eclipse-HS50-3.jpg


2014年9月20日

隠居のドライブ:若狭路を走る


 車が新しくなったことや、舞鶴若狭自動車道の小浜から敦賀までが、この7月に開通したこともあって、前から泊まってみたいと思っていた三方五湖の宿を求めた。しばらく家内と泊まりがけの旅行もしていない。

 ドライブするときには、できるだけ今まで走ったことのない道を走ってみたい。が、新しい道は覚束ないから、カーナビ頼りである。新しい道はどんどんできる。カーナビのデータベースは追い付いていないことが多い。ただ、最近つけたカーナビでは、マップオンデマンドというシステムがあり、新しい道の開通一週間後には、カーナビのHDDにダウンロードできる。
 今回も京都府・福井県の最新データをダウンロードしていった。その場合は、同時に全国の高速道路の最新情報もダウンロードされるから、今回走る予定の京都縦貫道や舞鶴若狭自動車道も新しいデータに更新されているはずである。
 このマップオンデマンドというシステムのおかげで、一度も道に迷うことはなかった。目的地は、スマホのアプリ NaviCon を使って設定した。 NaviCon では、全工程の設定もできるようだが、今回は行きたい場所をブックマークに登録しておいた。予定している行程は、その時の状況によってしばしば変更するからだ。一つの目的地から、次の行きたところを設定する場合は、前回設定していた目的地を消去し、新たな目的地をスマホ NaviCon のブックマークから選び、カーナビに送信するだけでいいから,そのほうが簡単である。

 最初の目的地を舞鶴港に設定し、通過地点に久我山JCTを指定すると、堺市南区の我が家からは、阪和自動車道⇒近畿自動車道⇒第二京阪道路⇒京滋バイパス⇒京都縦貫自動車道⇒舞鶴若狭自動車道⇒舞鶴東ICのコースをたどる。京都縦貫自動車道の丹波IC から京丹波わちIC の間は、まだ工事中であり一般道を40分ほど走らなければならない。京丹波わちICの手前の一般道にある道の駅・和(なごみ)には、地元産の農作物などいろいろのものが置いてあるが、高速道がつながれば車を駐める人は、ぐっと少なくなるだろう。

 自宅を6時40分ごろに出発し、途中2回小休憩をしたが、舞鶴港についたのは、9時20分ころだったので、2時間40分ほどで到着したことになる。
下図は、ドライブした場所を Google Maps API を使って、プロットしてみたものである。


 簡単に行けるのに、何かと有名な舞鶴港にはこの歳まで来たことはなかった。舞鶴港の前島埠頭には車を駐めるスペースがたくさんあり、多くの人たちが釣り竿を出していた。何を釣っているのかと聞いてみるとサビキ釣りでアジを釣り、それを餌にヒラメを狙っているが、あまり釣れないと言っていた。
 ここは、海上自衛隊の基地でもある。埠頭からは、接岸しているイージス艦2隻が見えた。近くの桟橋には、巨大な浮きブイが置いてある。戦艦が接岸するときに使うもののようだ。

 次の目的地を高浜城址城山公園に設定して、カーナビに言われるまま海岸沿いの一般道を走ると、40分ほどで到着した。
 城山公園には、無料の駐車場が5台ほどあり、シーズンオフの平日とあって駐めることができた。駐車場奥は、手入れの行き届いた芝生が海岸線に続いており、 WEB などで紹介されている明鏡洞(めいきょうどう)は、すぐそこにある。海水は透き通っており、さすが美しい日本海である。
 明鏡洞の横の小さな岬にある散策路をたどると綺麗な磯を見渡せる展望台もある。公園の反対側には、砂浜の海水浴場があり、水着姿の女性が犬を泳がせていた。

 次に目的地を設定したのは、小浜の道の駅「若狭おばま」である。若狭路にある小浜も、貫地谷しほり主演の朝ドラ「ちりとてちん」を見てから、一度行ってみたいと思っていた。だが、もう一つ行きたいと思われる場所はない。ただ、若狭蒔絵塗り箸を求めかったので、道の駅に行ってみることにした。この道の駅も新しいが、もう一つ購買意欲はわかなかった。

 昼時になったので、調べてあった三方五湖にあるうなぎ屋に車を走らせることにした。うなぎ屋は四軒調べてあったが、これはと思っていた「淡水」といううなぎ屋に行ってみると本日休業の看板。次に「徳右エ門」というところに行ってみると団体が入っていて、当分空きそうにないという。確かに、駐車場にはバスが駐まっている。そこからすぐにある丹後街道沿いにある「源与門」に行ってみると、30-40分待ちだがありつけそうであった。結局、うな重にありついたのは、1時半を過ぎていた。が、空腹には何よりものご馳走であった。

 地図を見ると今晩宿泊する若狭町営旅館「水月花」は、そんなに遠くない。時間は少し早いが、荷物だけも置こうと行ってみた。だが、チェックインは3時からということで、30分あまり時間がある。ホテルの近くに入り口があるレインボーラインは、翌日登ることにして、三方五湖の先に突き出ている岬の端、常神まで行ってみた。
 新人社員だった頃、会社の仲間と民宿に釣りと魚を食べに出かけたことのある「神子」というところを過ぎて海岸沿いの走ると20分ほどで岬の突端「常神」につく。確か大昔は、道はついていなかったと思う。静かな漁港である。港内にあるいけすには、アオサギとトビがのんびりと留まっていた。

 ホテルに引っ返し、車に積んできていたクーラの缶ビールで一息入れたあと、大浴場に向かった。浴場は小さいが、誰も入っていない浴場の大きなガラス戸のすぐ向こうは、水月湖が見渡せる。やっぱり、手足をゆったりと伸ばせる温泉はいい。
 その夜は、天気が良ければ十六夜の月が見られるはずである。夕食のアルコールでうとうとしていたが夜9時頃眼を覚ますと、湖に面したガラス戸の向こうに、十六夜の月が湖面を照らしているのが見える。慌てて、カメラを手にベランダに出て、雲で月が隠れるまでシャッターを何回か切った。このようなシーンをどのように撮るのかの知識がない。プログラム・オートで撮った写真は、いずれも露光不足である。Picasa でレタッチすると何とか感じの出る写真となった。
 翌明け方、土砂降りの雨となった。6時過ぎ朝風呂に行く頃には、雨は上がり静かな朝となった。朝食は、Morning Cruise という、船で水月湖を遊覧しながら朝食を摂るオプションを申し込んでいた。熟年ライダーのグループや老人会的団体の参加もあってテーブルは満席である。
 お弁当の食事を終えて、デッキに出てクルーズを楽しんでいると、湖上に虹がかかった。明け方の強い雨のせいかもしれない。今日、走る予定の三方五湖を見渡せる山上公園に登る有料道路は、レインボーラインという。この辺りには虹がよくかかるのだろう。虹を撮った経験もないので、プログラムオートで撮った写真は虹が薄い。レタッチするとなんとか色彩がでてきた。

 レインボーラインを登り切った山上公園の駐車場から、梅丈岳頂上には、リフトかケーブルカーで上る。頂上からは薄雲がかかってくっきりとは見えないが、若狭湾や三方五湖が見渡される。福井県出身の五木ひろしの「ふるさと」の歌碑があり、来る人来る人がボタンを押すので、「ふるさと」のメロディがずっとかかっていた。また、恋人の聖地ということで「誓の鍵」がいたるところにかかっていたりする。「かわらけ」投げでは、家内が「二人がぼけないように」と記した土の皿を投げていた。

 三方五湖に別れて、敦賀に向かう。行ってみたいのは、日本三大松原という「気比の松原」だ。梅丈岳の頂上からは、1時間足らずで到着する。今度は、この7月に開通したばかりの舞鶴若狭道を走った。ナビは駐車場に誘導してくれる。バスが数台駐っており、近くの海岸では体操ユニフォームの中学生が、アチラコチラで車座になってみんな同じ弁当を食べている。修学旅行だろうか。あるグループがトビに弁当をさらわれたのか、今度は残った弁当を餌におびき寄せて仕返しをしよとしているがなかなかうまく行かない。
 京都の鴨川岸での飲食は、トビに注意ということがよく知られているのだが。

 敦賀では、氣比神宮にも行ってみたかった。ここの駐車場がわからなかった。周りをぐるっと回って裏の門の方に回ると、駐車場の看板はなかったが車のご祈祷をするところにかなり大きな駐車場があった。もう少し大きな神社と思っていたが、そこそこの大きさだった。特段に見るものもなく、本殿にお参りしただけだった。交通安全の御札を求めた社務所でどこかお薦めの昼食の場所はないかと尋ねて、教えてもらった蕎麦屋に行ってみると定休日だった。
 NaviCon で敦賀でブックマークに登録していた「日本海さかな街」に行く途中に、そば・麺類の店を見つけ、そこで昼食を摂ることにした。いささかお腹が空いていた。
 食後、国道27号線沿いにある「日本海さかな街」に行って、ぶらぶらとたくさんの海産物を売る店を歩いてみたが、もひとつ購買意欲がわかず、早々に退散した。

 少し早かったが、ゆっくりと帰宅の途につくことにした。敦賀ICから北陸自動車道⇒名神高速⇒京滋バイパス⇒第二京阪道路⇒近畿自動車道⇒阪和自動車道と乗り継いで帰宅したのは、午後4時頃であった。トリップメーターを見ると、この2日間の走行距離は 516.6km で、リッターあたり 21.7km を示していた。運転できる間に、またどこかに出かけたいと思っている。

 

2014年7月11日

隠居のパソコン備忘録:スマホから送られた写真を Picasa に保存する一つの方法


 友人がスマホで撮った写真が送られたてきた。8枚ほどあるが、一枚づつ gmail 宛に送信されてきた。
 (Android のスマホでも複数枚を同時に送信することも出来るようだが。)

 送られて来た写真は、ひとつのフォルダーに収めたい。

ブラウザが Google chrome の場合
  1. 先ず、google chromr の右上にある設定マークchrome-01.JPGをクリックする。
  2. 出てくるセレクト・ボックスから、下の方の「設定」を選択する。
  3. 設定画面の一番下、詳細設定を表示 をクリックする。
  4. 下方に新たに出てくる画面で、「ダウンロードの項目」で、フォルダーを指定することができる。
  5. 保存するフォルダーの指定に自信があるなら、【ファイルごとに保存する場所を確認する】にチェックを入れる。
  6. このような設定をしておいて、受信したメールに表示されている写真の上に、カーソルを持って行くと表示される下向き矢印をクリックすると、指定したフォルダーにダウンロードされる。
  7. 【ファイルごとに保存する場所を確認する】をチェックした場合は、フォルダーを指定する画面が出るので、保存したいフォルダーを指定する。


ブラウザが Internet Explorer の場合
  1. 先ず、Internet Explorer の右上にある設定マークIE-01.JPGをクリックする。
  2. 出てくるセレクト・ボックスから、「ダウンロードの表示」を選択する。
  3. 下方に出てくる、オプション をクリックする。
  4. 新たに出てくる画面の、「既定のダウンロード・フォルダー」に、指定するフォルダーを入力する。右の「参照」ボタンをクリックすれば、エクスプローラからドライブ:フォルダーを指定できる。
  5. ファイルごとに保存する場所を指定することはできないようだ。


 これらの方法は、メールに添付された写真だけではなく、その他の添付ファイルや、ネットからダウンロードする様々なソフトや文書なども同じである。

 ダウンロードした写真を Picasa を使って編集することも多い。Picasa に取り込んでおけば、サイズの変更やトリミング・簡単なレタッチなどができるし、編集後の写真を送信する機能も持っている。
 スマホから送られて来た写真を保存したフォルダーを Picasa に反映するには、次の手順を踏めばよい。

保存したフォルダーを Picasa に表示する
  1. Picasa を立ち上げ、「ツール」⇒「フォルダマネージャー」をクリックする。
  2. すると、次のような画面がポップアップするので、Picasa に表示させたいフォルダーを選択して、picasa-2.JPG常時スキャン をクリックしておけばよい。
    folder-manager-1.JPG

 私の場合、外付けディスクをたくさんつけており、それぞれでパーティションを切っているので、ドライブ・レターが多いが、一般的にはドライブは、C: D: E: ぐらいだろう。
 ただ、写真用、音楽用、文書用というふうに外付けディスクをつないでおけば、整理がし易いのではないかと思っている。1TB が一万円くらいで極めてリーズナブルな世界になってきている。

2013年10月 6日

隠居のJazz:和泉の国Jazz Street(2013)


 毎年、9月の終わりの日曜日に開催される 和泉の国Jazz Street に今年も出かけた。ここでいう Street は、泉北高速鉄道の和泉中央駅周辺である。毎年、和泉中央近くの住宅に住む友人と一杯やることも大きな目的である。

 友は植木の手入れをしていて転落し、腓骨下部(くるぶし)を剥離骨折しリハビリ中という。それで、この Jazz Street に合わせて和泉シティプラザの地下1階リハーサル室で アロージャズオーケストラのバンドリーダー宗清洋さんを中心とするカルテットのライブがあるという。これに行くことにした。彼から提案があって、和泉シティプラザの生涯学習センターにチケットを求めに行くと最後の2枚だという。評判がいいらしい。チケットの番号が115番だったので、おそらく115人が集まったのだろう。それにしても、平均年齢が70歳くらいの熟年ばかりである。
 このライブはリストされたスタンダード・ナンバー100曲の中から、その場でリクエストをうけつけ、演奏するというスタイルをとっている。このカルテット トロンボーンの宗清洋が中心でピアノ 多田恵美子、ドラムス 中嶋俊夫と名前を失念したが若手のベーシストである。トロンボーンがボーカル代わりをしているという感じだ。
多田恵美子さんと中嶋俊夫さんは、よく行った Azule というJazzレストランでおなじみである。
 例によって、最終の演奏は、「聖者の行進」で終わったおなじみ曲のジャズライブを楽しんだあと、ストリートでの Jazz 演奏を楽しみながら、最近開店した居酒屋に向かった。
 和泉シティプラザの1階アムゼ広場では、「STREET NO CHASER」というバンドの女性トランペットがなかなかスイングしていた。演奏者一覧表で名前をチェックすると 松原あおい さんというらしい。
 場所を変えて、大阪トヨペット営業所の軒先を借りて、テナーサックス、キーボード、ベース、ドラムスのカルテットが演奏していた。このバンドリーダーもテナーサックスを吹いている 西村友香里 さんという女性だった。このセミアマチュア的なバンドでも、女性の台頭がめざましいようだ。今年は、この Jazz Street に、116ものバンドが参加している。和泉中央駅近辺の発展とともに、年々盛んになってきており、来年が楽しみだ。

STREET NO CHASER 西村友香里カルテット
20130929161515-001.jpg 20130929164004-002.jpg
松原あおい(tr.)西村友香里(ts.)


 上の動画は、Sony NEX-7 で撮った。動画の編集・ブログへのアップロードには悩んだが、YouTube が簡単である。 方法は、撮った動画(NEX-7では、普通 .MTS という形式で録画される)を Picasa に収納する。収納した録画を再生すると、YouTube にアップロードというメニューが出てくるので、これをクリックすると録画のタイトルなどを入力する画面があらわれる。入力し、アップロードボタンをクリックすると登録してある自分のページにアップロードが始まる。10分、1GBまではOKのようだ。アップロードが終わると、YouTube 側で処理が始まる。少し、時間がかかるが、することはそれだけである。
 動画の編集をクリックすると、この動画のURLが表示されるので、このURL をブログの記事の中に持ち込めば、ブログから YouTube へリンクができる。

2013年7月25日

隠居のパソコン備忘録: DELL ディスクトップPCの修理 顛末記


 トラブルは、ひょんなことから始まった。音楽編集ソフトをダウンロードして、ドライブC:の Program Files フォルダーに保存しようとすると、管理者権限がないので保存できなないと言う。(保存できないのは、そのせいではないようだが) 
 それで、コントロールパネル⇒ユーザーアカウントを見ると、自分自身のアカウントが Administartor になっているのに、なぜか管理者権限がない。管理者権限を得ようとあまり良くわかっていないまま、ネットでサーチした記事を参考に弄り回しているうちに、ブルー画面が現れ、stop: 0X0000007Bというエラーコードが出て、Windows の起動ができなくなった。
 強制終了して(電源ボタンの長押し)、再起動時に、F12キーを押すなどして、起動画面を止めると、起動するOSが Windows setup と Windows 7 が表示され、このとき Windows 7 を選択すると Windows が起動するが、何もしないと Windows setup で起動が続き、先のブルー画面になってしまう。
 ネットサーチなどで対処方法を探してやってみたが、うまくいかない。ついに、DELL にサポートを求めることにした。
 Dell のテクニカルサポートには、テクニカルチャットサポートというのがあって、ここへアクセスするとチャットが始まって、Q&A 形式でサポート支援をしてくれる。相手をしてくれるのは、日本語のわかる(日本語が読める?)中国人である。
 かなりの時間をかけて、チャットをしたが、解決しない。うまくいかないので、電話サポートに切り替えて欲しいとの要請である。どうも、ギブアップして他のヘルプに回したようだ。
 相手が変わっても、今までのログは継承される(少々、引き継ぎがうまく行ってないことがあったが)。電話ヘルプの相手も、日本語は堪能だが中国人らしい。かなりの時間やり取りをしたが、解決しない。ヘルパーは、このような現象の経験がないという。
 最後の手段で、Dell がコレクト&リターンサービスという引き取り修理を行うことになった。宅配業者の佐川急便が、梱包材を持ってきて、引き取って行き、修理が終われば送ってくれるという。電話が終わった時点で翌日と言っていたのに、佐川急便に何時頃来てくれるかと確認すると連絡がきていないという。再度、Dell に電話して確認すると電話相手だった中国人(?)の手配がうまくいっていなかったらしい。結果、引き取りは一日遅れた。(引取り:7月19日11:00)

 まだ、使えるとおいてあった WindowsXP マシーンは、どうやらデバイスがやられたようで、うんともすんとも言わない。仕方なく、家内が使用しているパソコンを使わせてもらうことにした。
 メールはもっぱらGmailで、写真や音楽ファイルは外付けにHDD に収納していたので、このようなときには、極めて少ない手当(ネットでGmail を呼び出し、写真は外付けHDDを使う)で、ブログのアップなどの作業をすることができる。
 23日の夜、DELL から電話があり、1両日中に送付するという。きっと安全を見ていっていた修理予定10日間ぐらいよりは大分早い。佐川急便での追跡番号を教えてもらって 、配送状況を確認すると24日には着くことになっている。7月24日の15:20も配送されてきた。

 開梱して、修理報告書を確認すると次のように書いてある。
  • システム回復オプション表示されOS 起動しない現象を確認致しました。
  • ダイアグテストにて問題ないことを確認致しました。
  • イメージリカバリ試行致しましたが、改善は見られませんでした。
  • OS再インストール実施後、OS起動終了出来る事を確認致しました。
  • OS上のシステム不具合により、OS起動しない現象が発生いたしておりました。

  • BIOSを最新のバージョンに更新致しました。
  • OSインストール致しました。
  • デル診断プログラムを実施し、エラーのないことを確認致しました。
  • Officeをインストール致しました。
  • OSの起動検査を行いPCが正常に起動し、動作することを確認致しました。
  • エージングテストを1時間実施し、問題ないことを確認致しました。


 原因はあまりはっきりしないが、OS上のシステム不具合ってなんだろう。

 開梱して、新品のときに入っていた Quick Start ガイドを参考に、
  1. マウスとキーボードを接続し、
  2. ディスプレイを接続し、
  3. 電源コードをつないで、オンにするとゴミ箱アイコンだけが表示された画面がでてきた
  4. 画面右下のタスクバーで、インターネット アクセスボタンをクリックして、無線LANの設定(WiFi のキーコードを設定)をすると IE のアイコンがタスクバーで現れた。
  5. 最初に、ウィルスチェックのMcAfee をインストールせよとの指示通り、McAfee に接続して、登録してあるアカウントからインストールした。
  6. 次に、慣れている Google chrome をインストールし、Gmail とスケジュールを復活した。 Gmail は google が預かってくれているから、元の状態がすぐに現れる。また、Google chrome では、自分のアカウントに以前のブックマークが残っているので助かる。
    ついでに、googleの日本語入力もインストールした。当然のことながら、登録辞書は初めから作り直しである。
  7. 次に、2台の外付けのHDD を接続した。これらは、すぐに認識してくれた。


 これで以前の通り、ブログを編集ソフトする環境は整ったが、圧縮ファイルの解凍(LHA)とか、ファイル名を一括変換するようなソフトはインストールしなければならない。
 ところが、Windows7 では、市販のソフトを使わなくても、解凍できることが分かった。

 写真の整理に Picasa3 を使っていたので、これを導入して展開すると、パソコン上の画像ファイルをすべて読み込んだ。(設定をそのようにしたのだが) 外付けHDD にゴマンと写真ファイルがあったので、読み込む(データベースを作る?)のに長時間を要してしまった。

 また、修理の際に、インストールされたOS は最新のものではなかったようで、シャットダウンするときに、更新プログラムのインストールが始まり、多大の時間がかかった。
 次回、起動すると「Windows 更新プログラムの構成中」というメーッセージがでて、その下に 0%完了 とでたまま変化がない。しばらくすると 「Windows 更新プログラムの構成に失敗しました 変更を元に戻します」と表示され、Windows が起動された。またまた、トラブルである。
 今回は、それほど深刻ではなさそうなので、「テクニカルチャットサポート」に助けを求めた。指示通り、セーフモードで起動したり、「すべてのプログラム」にある Windows Updateで更新プログラムをインストールしたりすると、ようやくまともに起動するようになった。

 今回のトラブルを経験して得た教訓は、トラブルが起こった時、自分の頼りない知識でいじりまわさずに、専門家にヘルプを求めたほうがいいといいということだ。いままで、パソコンは自分でアセンブリしてきたので、自分で解決する習慣が身についていたのだ。幸い、DELL では、「テクニカルチャットサポート」というサービスがあるので、今後はこれを利用して行きたいと思う。

   

2013年6月21日

隠居のカメラ:RAW画像を編集(現像)する


 イチデジなど上位のカメラで撮影するとき画像を記録する方法に、RAWというのがあるのは知っていたが、その意味合いをよく知らずにいた。
 RAWで撮ることの意味をググってみると、「初級者のためのRAW現像入門」というページが見つかった。
 JPEG 画像で記録する場合は、カメラ内部で色や明るさの調整が行われ記録される。あとからレタッチソフトで修正することもできるが、RAW画像に比べれば限界があるということである。
 ということで、Nikon D7000 で、RAWに設定して、花の写真を撮ってみた。撮った写真を現像して、比較してみた。現像ソフトは、Nikon なのでView NX2 である。現像ソフトは、メーカーごとに異なるようであるが、Adobe Photoshop のように、共通のソフトも有る。

RAW画像レタッチ比較:いずれも京都府立植物園で撮影
オリジナル;クリックすると大きな写真になります Nikon View NX2 ;クリックすると大きな写真になります 単純にJPG変換したものをPicasa でレタッチ;クリックすると大きな写真になります
オリジナルなRAW画像を手を加えずに単純にJPG変換
Nikon D7000+?105mm
絞り優先:1/200s F9.0 ISO100
露出補正 -1
Nikon View NX2 でレタッチしてJPG変換 単純にJPG変換したものをPicasa でレタッチ

オリジナルなRAW画像を手を加えずに単純にJPG変換;クリックすると大きな写真になります Nikon View NX2 でレタッチしてJPG変換;クリックすると大きな写真になります 単純にJPG変換したものをPicasa でレタッチ;クリックすると大きな写真になります
オリジナルなRAW画像を手を加えずに単純にJPG変換
Nikon D7000+?105mm
絞り優先:1/320s F9.0 ISO100
露出補正 -1
Nikon View NX2 でレタッチしてJPG変換
クロップ(トリミング)している
白飛びしている部分は修正が難しい。
単純にJPG変換したものをPicasa でレタッチ


 上のように、素人目にはRAW画像現像ソフトを使っても、Picasa を使っても(JPEG画像をレタッチしても)差異はあまり感じられない。パソコンのブログに載せるような写真では、わざわざRAW で撮って、てまひまかけて現像するのはもったいないのように思われる。
 メモリーは容量が大きくなって安価にもなってきたが、RAW画像の記録はD7000 のFine Lサイズ(4928x3244ピクセル)JPEG の3倍くらいのメモリーが必要である。

2013年1月29日

隠居の探鳥ウォーク:大寒や 萱野揺れおり ホオジロか 


 ブログのメインページの表示がおかしかったり、e-Tax につまづいたりして、探鳥ウォークでの記録をUPするのが遅くなった。小寒の第三候から大寒にかけての 1月17日、20日、24日に歩きを記録しておこうとおもう。

  1月17日は、栂地区北部コースを歩いた。気温はそれほど低くはなかったが、風が少々強かった。写真を撮るときには、絞り優先か、シャッター優先かとその設定値までは確認するようにしているが、この日は何かの拍子にホワイトバランス(WB)が白熱灯になっているのに気づかなかった。自宅で、写真を整理していると、全体にブルーが強く出ている。Picasa3 で色温度を変えるなど、レタッチを試みたが、治らなかった。それに、この日は野々井の萱原でカワラヒワに出会ったくらいで、変わった鳥とは出会えなかった。 

ムクドリとスズメ:野々井;クリックすると大きな写真になります カワラヒワ:野々井;クリックすると大きな写真になります カルガモ:荒池;クリックすると大きな写真になります メスを追いかけるヒドリガモ♂;クリックすると大きな写真になります
ムクドリとスズメ:野々井(堺)
2013/1/17
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/1000s ISOHi-1 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
クロスプロセス処理
カワラヒワ:野々井(堺)
2013/1/17
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISOHi-1 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
カルガモ:荒池(堺)
2013/1/17
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISOHi-1 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
メスを追いかけるヒドリガモ♂:田辺池(堺)
2013/1/17
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO1800 F6.3)
露出補正 なし
トリミング


 1月20日、南部コースを歩いた。このごろは、和田川大森・檜尾から美木多⇒美多彌神社⇒鴨谷台⇒甲斐田川というコースを歩いている。出会った鳥の種類は少ないが、鴨谷台でシロハラ、甲斐田川でキセキレイと出会った、鴨谷台の緑道脇には山茶花が植えられており、メジロが赤い花の蜜を吸いに来ていた。メジロは甘いモノならなんでもといった感じである。

ハクセキレイ:和田川;クリックすると大きな写真になります イソシギ:和田川;クリックすると大きな写真になります シロハラ:鴨谷台;クリックすると大きな写真になります メジロ:鴨谷台;クリックすると大きな写真になります
ハクセキレイ:和田川(堺)
2013/1/17
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO1250 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
イソシギ:和田川(堺)
2013/1/17
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO800 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
シロハラ:鴨谷台(堺)
2013/1/17
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO3600 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
メジロ:鴨谷台(堺)
2013/1/17
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO1250 F6.3)
露出補正 なし
トリミング

下の再生マークをクリックすると動画が始まります。
ハシビロガモの採餌行動

   1月24日、大寒になっていて寒いが、空は晴れている。北部コースを一週間ぶりにあるいいた。誰かが植えたのだろう、和田川の土堤に蝋梅と水仙が咲いていた。春の匂いがしてきた。
 この日は鳥との出会いも多かった。3時間足らずの散策で、20種以上の野鳥と出会った。中でも、あまり会ったことのないジョウビタキ♂が3羽姿を現してくれた。
 北部コースの終わり近く、摺鉢池では戻ってきたハシビロガモが、参加している羽数は少ないが、水面をグルグルと回って、採餌行動をしていた。


ジョウビタキ:野々井;クリックすると大きな写真になります マヒワ:野々井;クリックすると大きな写真になります ヒヨドリ:野々井;クリックすると大きな写真になります ヒドリガモ:田辺池;クリックすると大きな写真になります
ジョウビタキ:野々井(堺)
2013/1/17
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO320 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
マヒワ:野々井(堺)
2013/1/17
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO1800 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
ヒヨドリ:野々井(堺)
2013/1/17
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO2500 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
ヒドリガモ:田辺池(堺)
2013/1/17
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
460mm(35mm相当690mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO450 F6.3)
露出補正 なし
トリミング


詳細は、探鳥日誌を參照ください。

2012年9月30日

隠居のパソコン備忘録: ブログ(MT4)に、動画(You tube)をアップロードする


 ブログに動画を載せたい場合がある。Jazz street での楽団演奏の録画や水鳥の動きなどである。このごろのデジタルカメラは、動画撮影機能がついているのが普通である。
 今年も開催された和泉の国ジャズストリートでは、Nikon Coolpix P510 で、SLMC(泉陽高校軽音楽部)の演奏を録画した。設定は、初期設定のままである。初期設定では、HD 1080p(1920x1080) となっている。それ以外のファイルに関する情報は取説には記載されていない。
 デジカメで撮った写真や動画は、Picasa3 でパソコンにとり込む。取り込んだファイルの拡張子は、写真の場合 .jpg であるが、動画は .MOV となっている。ファイルの種類は、Quick Time ムービーとなっている。
 これでは、Microsoft のWindows Media Player では再生できない。Quick Time ムービーは、Apple が開発したソフトだから無理もない。撮影した動画をタイトルをつけたりして編集するのは、フリーのソフト(Windows XP service pack2 に付属している)である moviemaker を使っている。
 デジカメで撮った動画の最初は、Canon IXY900IS であった。これでの動画の形式は、Microsoft の AVI ファイルだったので、moviemaker で編集することができた
どうやら、Canon と Nikon はこんなところでも張り合っているらしい。

 使い慣れた moviemaker で編集するためには、MOV を AVI に形式変換しなければならない。今年の冬に、ハシビロガモの集団採餌行動を NikonD7000 で録画編集した時には、ファイルの形式変換は、AVS video converter を使用した。今回も、AVI に形式変換し、moviemaker に読み込んで見ると、次のようなメッセージが出てファイルを読み込めない。
ファイルの再生に必要なコーデックがコンピュータにインストールされていないため、aviファイルを読み込むことができません。必要なコーデックを既にダウンロードしてインストールしている場合は、Windows ムービー メーカーを閉じてから再度開始し、もう一度ファイルを読み込んでください。

 必要なコーデックというのを探すソフトを導入して、探してみたが要領がよく分からない。AVS video converter の最新バージョンをインストールして動かそうとしたが、確か以前は無料(お試し期間中?)だったのが有料になっている。しかも、結構高い。それで、試行錯誤してみると FREESTUDIO というパッケージの中に、Free AVI Video Converterというソフトがあるのがわかった。
 このソフトで MOV を AVI に形式変換してみると、今度は moviemaker で変換後のファイルを読み込むことができた。タイトルをつけるなどの簡単な編集をして、レンタルサーバーにアップロードし、ブログ本文からリンクすると再生するようになった。

 和泉の国ジャズストリートでのランブリンフェローズという楽団のデキシーを、Sanyo(現在、この会社名はなくなっている) の PCM レコーダーで録音した .mp3ファイル を Yahoo Media Playerを使ってブログに記載しようと再調査していると、Yahoo Media Player は Yahoo webplayer と名前が変わって、動画(You Tube)も簡単にアップロードできるようになっている。
アップロードの方法は簡単である。Yahoo が提供するつぎのような JavaScript を、ブログのHTML <head> 部に置く。Instruction では、<body>部の下部におけとあるが、Movable Typeでは、 上手くいかなかった。 
<script type="text/javascript"> var YWPParams = { theme: "silver" }; </script>
<script type="text/javascript" src="http://webplayer.yahooapis.com/player.js"></script> 
上の行は、ブログで表示するときに、枠を黒ではなく、灰色にするために入れたスクリプトである。なくても問題はない。
 YouTubeの動画をブログで表示するには、次のようなコードを挿入したい場所に、記述するだけでよい。
<a href="http://www.youtube.com/watch?v=elg9OjDJIB8&feature=youtu.be"><img alt="DSCN0641.jpg" src="http://n-shuhei.net/atelier/photo_senboku/DSCN0641.jpg" width="200" height="133" /></a>

イメージファイル部分をテキストにしても問題はない。イメージ写真にすると、真ん中に再生アイコンが表示される。

 ブログ上にYouTube の動画を表示するには、もちろんYouTube に動画をアップロードしておく必要がある。今まで、YouTube に動画をアップロードした経験はないが、それほど難しい作業ではない。
  YouTube にアクセスすると YouTube は Google の一部になっているので、すでにGoogle にアカウント(普通は、gmailのアドレスがID )を持っておれば、マイチャネル(登録チャネル)が表示されるようだ。

upload00.JPG


 右上のツールタグの【アップロード】をクリックすると下のスクリーンショットようになる。
upload01.JPG

 PC にある動画(この場合、hashibiro.wmv というファイル:形式は、ほとんどOK のようだ)を選んで、アップロードすると、下のような画面となり、YouTube のファイル名(URL)が右上に表示される。
upload03.JPG
 下の Sample画像は、ブログの中に、次のように上のURL 組み込んで表記している。
<a href="http://www.youtube.com/watch?v=v4kdwpAnmGM&feature=context-gau"><img alt="ハシビロガモ動画" src="http://n-shuhei.net/atelier/photo_birds/120208_0181-thumb-150x100.jpg" width="200" height="133" /></a>

Sample 動画(YouTube)
ハシビロガモ動画

2012年8月13日

隠居のパソコン備忘録:スマホのスクロール・イメージをブログに掲載する


 Masajii's Brog で、オーナーの Masajii さんから、【読書日記「くらしのこよみ」】に、スマホのスクロール・イメージを掲載できないかとの相談を受けた。
 今まで画像を横方向にスクロールしながら見るというようなことは試したことはない。興味を引くテーマなので、挑戦してみることにした。
 平凡社が提供するスマホ向け無料アプリ【くらしのこよみ】は、このようなトライをしてみるには格好の材料である。
 少し、時間を要する作業であるがなんとか実現できるので、備忘録として記録しておきたい。

   
出来上がりサンプル
スマホの画面イメージ
スクロールバーを右端へ移動してから左へ動かしてください。


  1. 対象となるスマホの画面をキャプチャーする。(キャプチャーの方法は、【隠居のスマートフォン備忘録:(14)Xperia acro の画面をキャプチャーする 】に記載している。)例題のアプリ「くらしのこよみ」では、26画面(1画面は480x854ピクセルl)をキャプチャーした。
  2. キャプチャーした画像を、Photoshop Elements を使って横に結合していく。この作業が、Photoshop を使い慣れていないせいもあって大変だった。
     先ず、「ファイル」⇒「新規」⇒「白紙ファイル」で、ファイル名を Kooyomi-1 とでもし、横幅2400pixel x 854pixel と指定した。キャプチャー画面を5枚 横に結合するスペースである。横幅、もっと大きくできるが、画像が小さくなり、結合する境界の判定が難しくなる。
  3. 次に、結合するキャプチャー画面を「ファイル」⇒「開く」と、画面下のプロジェクト・エリアに表示される。これを先の白紙ファイルにドラッグ&ドロップして、右端から埋めていく。スマホのスクロールでキャプチャーした画像は、必ずしもきちんと 480pixel となっていないので、ドラッグで重ねあわせ調整して画面を作っていく。連結した画面ができたら、右フレームの下方の「レイヤー」欄に画像名が表示されるので、連結した画像名を選択して右クリックすると出てくるセレクトボックスで、「レイヤー結合」を選択すると、下のスクリーンショットのように、結合した一つのファイルとなる。結合したファイルは、別名で保存しておく。

  4. このようにして、28の画面をグループ(今回の場合、6グループ)に分けて、画像ファイルを保存しておく。その後、6グループのファイルを結合する。この作業は、要するに、キャプチャーしたスマホのスクロール画面を一つの横長画像にする作業である。結果は、12480x854pixel の画像(jpegとした)となる。
  5. 出来上がった画像を、そのままのおおきさでブログに掲載するには、縦幅が大きすぎるので、Picasa のエキスポートを使って、縦・横幅を40%くらいに縮小した。なお、Picasa を使うと結合した結果、はみ出る白紙部分を削除する切り抜きが楽である。
  6. 今回のメインは、画像を横にスクロールするために、HTML <iframe> タグを使ったことである。
    上の出来上がりサンプルのためのコードは、次のようになる。
    <center><caption><strong>スマホの画面イメージ</strong><br /><small>スクロールバーを右端へ移動してから左へ動かしてください。</small></caption></center>
    <center>
    <iframe frameborder="1" scroling="yes" width="250" height="400" src="http://n-shuhei.net/atelier/screenshot/1-koyomi-c2.jpg" /></iframe>
    </center>
    
    <iframe> タグを使うと、上の Photoshop のスクリーンショットのように、横長の画像をスクロールバー付きで、横幅を抑えて表示できる。
 このような方法を使えば、スクロールしてつかうアプリの紹介は楽になるが、いまのところ紹介すべきアプリは思い当たらない。

2012年1月19日

隠居の探鳥ウォーク:冬麗ら 葦に飛び交う カシラダカ 


 年が明けて雨の降らない冬日が続いてる1月18日、快晴となった。無風である。こんな日には、やっぱりまだ田んぼが残っている野々井地区に足が向く。
 予想通り、わずかに畑のそばに残っている葦の茂みにはホオジロ類が飛び回っていた。枯れた葦の茂みには、ホオジロ類だけでなく、スズメも群れてやってくる。5?6羽で飛び回っているので今回もスズメと思ったが、カメラの望遠レンズを通してよく見るとどうやらカシラダカの群れのようであった。このようにカシラダカが群れているのを見るのは初めてである。逆光だったので、露出補正を+1にして撮ったが、白飛びしている。掲載した写真は、Picasa3 でコントラスト調整をした。スポット測光しているので、どうやら露出補正はしなかった方が良かったかもしれない。

 自宅近くの鉄棒や棒のぼりなどが設置されている小さなスポーツ公園に戻ってくると、葉の落ちた桜の枝に、マヒワが1羽留まっている。普通は群れているはずだが、チョコチョコと動いているのはメジロだった。

ホオジロ♀;クリックすると大きな写真になります 群れのカシラダカ;クリックすると大きな写真になります カワラヒワ;クリックすると大きな写真になります メジロ;クリックすると大きな写真になります
ホオジロ♀:野々井(堺)
2012/1/18
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/1000s ISO560 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
群れのカシラダカ:野々井(堺)
2012/1/18
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/1000s ISO1600 F6.3)
露出補正 +1.0
トリミング, コントラスト調整
カワラヒワ:スポーツ公園(堺)
2012/1/18
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 460mm
(35mm相当690mm)
シャッター優先オート
(1/1000s ISO400 F6.3)
露出補正 なし
メジロ:スポーツ公園(堺)
2012/1/18
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 460mm
(35mm相当690mm)
シャッター優先オート
(1/1000s ISO3200 F6.3)
露出補正 なし
トリミング


 池に浮かぶ水鳥の撮るときの露出補正も難しい。池の水面の照り返しが作用するからだ。逆光の水面に浮かぶホシハジロを、露出補正を変えて撮ってみた。どうやら、マイナス補正をした方が、綺麗に撮れているように思う。露出ブラケティングをしたらいいのかもしれないが、一瞬の動きをとらえることに重点がいってしまう。
詳細は?探鳥日誌?を参照ください。

120118_011.jpg 120118_012.jpg ハシビロガモ;クリックすると大きな写真になります ヒドリガモ;クリックすると大きな写真になります
ホシハジロ:尾美濃池(堺)
2012/1/18
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/1000s ISO1600 F6.3)
露出補正 +1.0
トリミング
ホシハジロ:尾美濃池(堺)
2012/1/18
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/1000s ISO320 F6.3)
露出補正 -1.0
トリミング
ハシビロガモ:尾美濃池(堺)
2012/1/18
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/1000s ISO320 F6.3)
露出補正 -1.0
トリミング
ヒドリガモ:田辺池(堺)
2012/1/18
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/1000s ISO640 F6.3)
露出補正 なし
トリミング


 

2012年1月14日

隠居のスマートフォン備忘録:(19) Chrome ブックマークを android スマホと同期する


 私は、スマホは携帯の延長ではなくて、電話もでき、カメラ・GPS 機能・音楽プレーヤー・録音機能もついた palm size のインターネットに接続しているパソコンと考えているから、いわゆるPC でできていることは、スマホでもできると思っている。
 友人が携帯からスマホ(docomo Galaxy) に変えたという。それで、ちょっとだけ先輩の私に、いろいろな質問がくる。

 前回の備忘録:【PCのGoogle 自分用ホームページ(iGoogle) をスマホ(Xperia acro)と同期する】も彼の質問で、当方でサーチした結果である。使ってみるとなかなか便利である。
 もう一つの質問に、「Chrome のブックマークをスマホと同期することができるらしいが、うまくいかない。」というものだった。サーチしてみたが、なかなか適切なヒットがない。
Google のブックマークは、Google ツールバーブックマークに収められる。Internet Explorer のお気に入り(Favorites) と一緒のものと思っていたが、趣を少し異にする。Google ブックマークバーは、Google ホームページ(iGoogleでも同じ)の右上にあるレンチアイコンChrome-option2.JPGをクリック⇒ブックマーク⇒ブックマークバーを表示 で画面に表示される。ここに、表示されているものが、Google Chrome ブックマークと思われる。
InternetExplorer のお気に入りを取り込みたいときには、レンチアイコンChrome-option2.JPGをクリック⇒ブックマーク⇒ブックマークと設定をインポート の選択で取り込むことができる。

 実は、私も混同したのであるが、Google が関係するブックマークは、Google Bookmarks というのもある。今まで知らなかったのだが、これは、ソーシャルブックマークの一種なのである。
 Google Bookmarks とは の説明をサーチしてみると以下のような文書がヒットした。
Google Bookmarks is a free online bookmark storage service, available to Google Account holders. It was launched on October 10, 2005. Google Bookmarks allows one to bookmark favorite websites and add labels or tags, and also notes.

Bookmarks and other Google products
Google Bookmarks currently supports Google Maps, Google Toolbar, and Google Web Search. Items you bookmark or star in any of these products will appear on your Google Bookmarks home page, where you can add labels or organize them in lists.
If you currently use another program or application to create bookmarks, you can use a bookmarklet to easily create Google Bookmarks instead.
Drag this bookmarklet to your browser's bookmarks bar: Google Bookmark
Any time you visit a webpage that you want to save to your Google Bookmarks page, simply click the bookmarklet in the bookmarks bar.
 これで、なんとなく分ってきた。Google Chrome Bookmark と Google Bookmarks とは文字は似ているが別物なのである。

 私は、Android スマホとPC上のこれらのブックマークと同期するのに、サーチの結果、Google Chrome Bookmark との同期には ChromeMarksbookmark-2.gif というアプリ、 Google Bookmarks との同期には GBookmarkbookmark-1.gif というアプリをインストールした。どちらも基本的に無料でであるが、ChromeMarks にはCM がはいらない¥169 の有料版がある。私は、有料版を購入した。購入するときに、spモードメール契約時のPWが求められれる。ただ、Google Bookmarks は、使い方がもうひとつよく分からないので、 ChromeMarks の使い方についてのみ記録しておきたい。

 Google Chrome のホームページは、私は iGoogle として自分用のホームページにしている。このページに、ブックマーク バーを表示している。ここに、Internet Explorer の【お気に入り】を取り込んでいる。(方法:ブックマークをインポートする
 IE のブックマークをインポートしたあとは、以下のような画面になる。
iGoogle-1.JPG

 スマホで ChromeMarks を立ち上げて、メニューボタンを押すと、?の画面となるので設定をタップすると、?の画面となる。?で標準設定を選択した ?の画面で【戻るでアプリを閉じる】のチェックを外しておいたほうがよい。他は初期設定でいいのではないかと思う。

ChromeMarks-1.jpg ChromeMarks-2.jpg ChromeMarks-3.jpg
?ChromeMarks のメニュー画面 ?ChromeMarks の設定画面 ?ChromeMarks の標準設定画面

?の画面に戻って、同期設定を選択すると、?の画面となるので、ここで自動同期を指定をタップする。すると?の画面となる。私の場合、連絡先・Gmail・カレンダーの同期は別に手当しているので、ChromeMarks を同期だけにチェックを入れた。連絡先・Gmail・カレンダー・ChromeMarksの同期にチェックをいれた。Picasa Webalbum の同期にチェックをいれると重たくなる。
設定画面?での他の項目は、初期設定で問題はなさそうだ。
このようにしておいて、?メニュー画面で同期をタップすると?のように、同期が始まる。
ChromeMarks-4.jpg ChromeMarks-5.jpg ChromeMarks-6.jpg
??で同期設定を選択した画面 ??で自動同期指定を選択した画面 ??で同期をタップした画面

 同期が終わると?のような画面が出て、Google が最後に受信したデータと同期される。
 同期されたトップ画面は、?のような画面となるが、Other Bookmarks と Search Engines がなぜ表示されるのか(PC 上のブックマークバーでは表示されていない)よく分からない。ここで、Bookmark Bar をタップすると、PC 上のブックマークバーでは表示されているフォルダーが表示され、それぞれのフォルダーの中身を確認するとPC 上のフォルダーと同じであると確認できる。
ChromeMarks-7.jpg ChromeMarks-8.jpg ChromeMarks-9.jpg
?同期が完了したことを示す。 ?ChromeMarksのトップ画面 ?Bookmarkbar が表示された。


 このアプリを使って、スマホとGoogle Chrome Bookmarks と同期するためにはiGoogleの同期の最初に書いたように、 Chrome にログインしておく必要があることはいうまでもない。。  

2011年9月15日

Google Maps API で信州旅行地図(訪問地点写真つき)を作る

 このところは泊まりがけの旅行にいくたびに、Google Maps API で地図を作って残している。今回の旅行地図は、右メニューに【晩夏の信州私的観光地図】として記録した。

 このような地図を作るために、過去にさまざまなトライアルをしてきた。その時々で、幾つかの学習をしてきたことを以下のエントリーで記載している。
 また、Google Maps も、Picasa web Album との連携がとれるなど様々な改良が加えられてきている。これらの機能を活かすために、私はデジカメに撮影した地点の経度・緯度・高度情報が取り込めるように、GPS(Nikon GP-1) をつけている。さらに、最近使い始めたスマホ Xperia acro のカメラ機能にもGPS が付属している。例えば、このカメラで撮ったホテルの露天風呂の位置は、北緯36度41分24秒、東経137度51分30秒で、標高は737mである。
 これらの位置情報が得られないコンデジ(GPS 機能がついていないカメラ)などでは、Picasa のウェブアルバム機能を使えば、場所情報を簡単に付加することができ、撮影データが記録される写真の Exif に附加される。このあたりの方法については、下の2011年1月16日の【Google Maps: Picasa を使って野鳥出現地点をプロットする】に詳しく記録している。

 このような記録を残すことによって、旅の思い出を鮮明によみがえらせることができるのではないかと思う。

隠居の探鳥ウォーク:泉北ニュータウン栂地区で観察した水鳥をプロットしてみた
隠居のGoogle Maps: (続)Google Maps API を使って野鳥出現地点をカスタム・マーカーでプロットする
隠居のGoogle Maps: Picasa を使って野鳥出現地点をプロットする
隠居の探鳥ウォーク:堺市で撮影した秋の野鳥たち
隠居のパソコン備忘録:Google Maps と Picasa を使って位置情報を持つ写真を掲載する
隠居の写真整理:Picasa でGPS ユニットを使って撮影場所を記録する
隠居のGoogle利用:検索したGoogle マップをメール・ブログに貼り付ける
Google Maps API で旅行地図を作る:線画を描くなど
隠居のGoogle Maps:IE8 での不具合を回避する
Google Maps API で旅行地図を作る:番号付きマーカーを使う
隠居のパソコン備忘録:Google Maps API を使った地図ページでの文字化け対策
伊勢参り
泉北ニュータウン私的観光地図:Google Maps API Trial_5
改訂:早春の鹿児島:Google Maps API に litebox を使う
道東ドライブ:Google Maps API Traial_3
泉北近辺私的観光地図:Google Maps API Trial_2
泉北の紅葉:Google Maps API v2 Trial
Google Maps API の利用規約要約
キャプチャーで使う地図の著作権
泉北の紅葉:2006

2011年3月11日

隠居のパソコン備忘録:Google フォト スクリーンセーバーを設定する

 パソコンをしばらく使用していない間、画面を黒くしたり、簡単なアニメーションを表示するスクリーンセーバがある。表示されている文字などや画像がCRTディスプレイに焼きつくのを防止するためのものだが、最近はCRTディスプレイの性能向上や、仕様上焼きつきが発生しない液晶ディスプレイの登場などでその意味は薄れているらしい。私は、古くからのCRTディスプレイをまだつかっているので、10分間使用しないでいると画面が黒くなるように設定していた。

 最近になって、Windows の画面しか設定できないが、Google のPicasa に、【Google フォト スクリーンセーバー】というサービスが、ディスクトップの背景画像を選んでいるときにあることを知った。
 Picasa を使って、ディスクトップの背景画像を変更するには、Picasa のライブラリー表示モードでディスクトップ画面にしたい画像を選択して、メニューバー【作成】⇒【ディスクトップに設定】を選択すれば良い。

 同じように Picasa でフォト スクリーンセーバーを設定することが分かったので、手順を忘れないように記録しておきたい。
  1. メニューバーの【ツール】をクリックすると【スクリーンセーバーを設定】という項目がある。これをクリックすると、ディスクトップ画面で右クリックして【プロパティ】⇒【スクリーンセーバー】タブをクリックしたときと同じ画面となる。
  2. 出てくる画面の【スクリーンセーバー】セレクトボックスに、【Google フォト スクリーンセーバー】が選択されていることを確認して、右横の【設定】ボタンをクリックすると詳細な項目を設定する画面が現れる。
  3. 【写真の表示元】という項目には、【Picasa】【ウェブアルバム】【パソコン上の特定フォルダー】【公開サイトの写真】があり、いずれかを選択することができる。
    • 【Picasa】の項目は、Picasa でスクリーンセーバー・フォルダーに集めている写真を表示するときに使う。
    • 【ウェブアルバム】では、Picasa で作成しているウェブアルバムの写真を表示するときに使う。
    • 【パソコン上の特定フォルダー】では、指定したフォルダーにある写真を表示してくれる。私は、ブログに掲載する写真を集めたフォルダーがあるので、これを指定している。
    • 【公開サイトの写真】では、ネット上に公開されているサイトの写真を表示できるようだ。
  4. 同じポップアップ画面で、【視覚効果】と表示されたセレクトボックスでスライドショー的に出てくる写真の出し方を選ぶことができる。一つずつ試すことができるので、気に入った表示方法を選択すれば良い。また、その下にあるスライドバーで、表示間隔を0.1 秒から 9.6 秒までに設定することができる。
  5. Picasa で表示する写真に説明を加えておれば写真を表示するときに、【説明を表示】をチェックしておけば、説明が画面の下部に表示される。


モニターが液晶でも、このスクリーンセーバーを使えば好きな写真のスライドショーが出てくるので楽しいのでないかと思う。

 

2011年2月19日

隠居の探鳥ウォーク:泉北ニュータウン栂地区で観察した水鳥をプロットしてみた

 【隠居のGoogle Maps: (続)Google Maps API を使って野鳥出現地点をカスタム・マーカーでプロットする】で記録した方法で、泉北ニュータウンなどで観察・撮りためた水鳥の撮影地点をプロットしてみた。(一部は除く) これは、【野鳥の写真サムネイル】の【大阪泉州の池・川などで撮った写真】に、【撮影地点地図】というボタンを置いて、これをクリックすると Google Map の形式で観察地点にカルガモ(水鳥を代表させている)マークが表示されるようにした。     

 先のエントリーでも記録しているが、この地図を作成するには、以下の項目を実施しなければならない。結構時間がかかる作業であるが、記録としては面白いのではないかと思っている。
  1. 掲載する写真を集めた Picasa のWeb Album を作成する。
    アップロードする写真は【野鳥の写真サムネイル】を参考にしながら、ソースからすでにレンタル・サーバーにアップしている写真のファイル名を選択する。
  2. Google Maps API の JavaScript に呼びこんでくる XML file を作成する。ここで必要なタグは、10進法の経度(lat)・緯度(ing)、表示する写真のファイル名(html)、場所名(label) である。
    私の場合、XMLnotepad でもととなるファイルを開き、新しい名前で保存する。
  3. 経度・緯度は、Web Album の写真の情報をC&P する。経度・緯度情報がない場合は、Google Map で撮影地点情報を取得し、Web Album にある該当写真に10進法の経度・緯度の場所情報を付加する。
  4. 表示する写真のファイル名は、【野鳥の写真サムネイル】のソースからC&P する。また、label の地名も【野鳥の写真サムネイル】のソースから取得する。
  5. 【撮影地点地図】となる Google Maps API のJavaScript を含むHTMLを作成する。(もととなるソースを新しい名前で保存する。) ソースをいじる箇所は、
    • 地図のタイトル名
    • 立てるマーカーの画像ファイル名
    • 地図の中心とする経度・緯度と縮尺
    • 呼びこんでくる XML file名
  6. 【野鳥の写真サムネイル】ソースHTMLに、地図を表示させるボタンを設置するコードを挿入する。
  7. このボタンをクリックすると、新しいウィンドウを開き【撮影地点地図】を表示する JavaScript を作成する。このJavaScript は、 ひとつの地図につきひとつの JavaScript が必要であり、【野鳥の写真サムネイル】ソースHTMLと同じフォルダー(サーバー)におき、【野鳥の写真サムネイル】ソースHTMLの<head> 部に JS file を呼びこんでくるコードを挿入する。


 このようにして作成した撮影地点地図は、水鳥だけでなく、【カワラヒワ】 【ホオジロ】 【ツグミ】 でも作成した。随時、時間を見て追加していく予定である。また、従来の地図に新しく撮った写真地点も追加する予定である。

2011年1月29日

隠居のGoogle Maps: (続)Google Maps API を使って野鳥出現地点をカスタム・マーカーでプロットする

 先にエントリーした【隠居のGoogle Maps: Picasa を使って野鳥出現地点をプロットする】の方法では、プロットする地点を追加しようとすると、そこで記録した 4. 以降のかなり厄介な作業を、一からやり直さなければならないことが分かった。これでは不便である。

 それで、もとに戻って、自由度の高い Google Maps API を応用することを再度試みることにした。右フレームにおいている【京都・滋賀・奈良近辺私的観光地図】のような方式に変えれば、XML ファイルに位置情報と写真へのリンクを追加するだけで、プロット地点を増やしていけることが分かっている。ただ、先のエントリーのように、プロット地点に立てるマーカーを鳥のアイコンにする方法が、乏しい知識ではなかなかわからなかった。マーカーを任意のものに変える方法は色々と紹介されているが、外部のXML ファイルを呼びこんでくるようなコードは紹介されていなかった。

 いろいろとトライしているうちに、どうやら使えそうにコードが、Google から紹介されているのを見つけた。このコードを応用して追加・訂正することで カスタム・マーカー ができたので、忘れないうちに記録しておくことにした。

 仕樣は【野鳥の写真サムネイル】の種別名欄に、【撮影地点地図】 というボタンを置き、これをクリックすると新しい画面が開き、小鳥のマーカーが地図上にプロットされる。このマーカーか、右フレームの地名をクリックすると、その地点で撮影した野鳥の写真が吹きだしに表示される仕組みである。
そして、ここが肝心なのだが、新しい写真とその撮影地点は、XML ファイルで容易に追加することができるようにしたことである。カワラヒワの撮影地点地図を例にとって、以下、順を追って記録する。

  1. まず、XML ファイルを呼びこんで地図にマーカーを立てるもととなる html コード(Google Maps API の JavaScript が含まれている。)を用意する。このオリジナルは、Google Maps API Tutorial からいただいたもので、【道東ドライブ:Google Maps API Traial_3】のエントリーで紹介している。
    このHTML コードの中で、使用している JavaScript は、以下のようなものである。
    
    <script type="text/javascript">
        //<![CDATA[
    
        if (GBrowserIsCompatible()) {
          // this variable will collect the html which will eventualkly be placed in the side_bar
          var side_bar_html = "";
        
          // arrays to hold copies of the markers and html used by the side_bar
          // because the function closure trick doesnt work there
          var gmarkers = [];
          var htmls = [];
          var i = 0;
    
          // A function to create the marker and set up the event window
          function createMarker(point,name,html) {
            var marker = new GMarker(point);
            GEvent.addListener(marker, "click", function() {
              marker.openInfoWindowHtml(html);
            });
            // save the info we need to use later for the side_bar
            gmarkers[i] = marker;
            htmls[i] = html;
            // add a line to the side_bar html
            side_bar_html += '<a href="javascript:myclick(' + i + ')">' + name + '</a><br>';
            i++;
            return marker;
          }
    
          // This function picks up the click and opens the corresponding info window
          function myclick(i) {
            gmarkers[i].openInfoWindowHtml(htmls[i]);
          }
    
    
          // create the map
          var map = new GMap2(document.getElementById("map"));
          map.addControl(new GLargeMapControl());
          map.addControl(new GMapTypeControl());
          map.setCenter(new GLatLng( 43.745305,144.431763), 9);
    
    
          // Read the data from example.xml
          var request = GXmlHttp.create();
          request.open("GET", "http://n-shuhei.net/xxxx/xxx/trial.xml", true);
          request.onreadystatechange = function() {
            if (request.readyState == 4) {
              var xmlDoc = request.responseXML;
              // obtain the array of markers and loop through it
              var markers = xmlDoc.documentElement.getElementsByTagName("marker");
              
              for (var i = 0; i < markers.length; i++) {
                // obtain the attribues of each marker
                var lat = parseFloat(markers[i].getAttribute("lat"));
                var lng = parseFloat(markers[i].getAttribute("lng"));
                var point = new GLatLng(lat,lng);
                var html = markers[i].getAttribute("html");
                var label = markers[i].getAttribute("label");
                // create the marker
                var marker = createMarker(point,label,html);
                map.addOverlay(marker);
              }
              // put the assembled side_bar_html contents into the side_bar div
              document.getElementById("side_bar").innerHTML = side_bar_html;
            }
          }
          request.send(null);
        }
    
        else {
          alert("Sorry, the Google Maps API is not compatible with this browser");
        }
    
        //]]>
        </script>
    

    上のコードの赤字部分を、下のコードと置き換えれば、標準マーカーを小鳥のアイコン(この場合、カワラヒワのアイコン)で表示できることが分かった。この時、用いるイメージは、必ずしも .png ファイルだけではなく .gif ファイル、.jpg ファイルでもOKである。
    
    // Create birds marker icon
           var birdIcon = new GIcon(G_DEFAULT_ICON);
           birdIcon.image = "http://n-shuhei.net/Libraly/Icon/birds/kawarahiwa.gif";
           birdIcon.iconSize = new GSize(20, 34);
                    
    // Set up our GMarkerOptions object
           markerOptions = { icon:birdIcon };
    
    // A function to create the marker and set up the event window
          function createMarker(point,name,html) {
          var marker = new GMarker(point,birdIcon);
    

  2. このコードを入れた JavaScript は以下のようになる。
    
    <script type="text/javascript">
        //<![CDATA[
    
        if (GBrowserIsCompatible()) {
    // this variable will collect the html which will eventualkly be placed in the side_bar
        var side_bar_html = "";
        
    // arrays to hold copies of the markers and html used by the side_bar
    // because the function closure trick doesnt work there
        var gmarkers = [];
        var htmls = [];
        var i = 0;
    
    // Create birds marker icon
        var birdIcon = new GIcon(G_DEFAULT_ICON);
         birdIcon.image = "http://n-shuhei.net/xxxxxxx/Icon/birds/kawarahiwa.gif";
           birdIcon.iconSize = new GSize(20, 34);
                    
    // Set up our GMarkerOptions object
           markerOptions = { icon:birdIcon };
    
    // A function to create the marker and set up the event window
        function createMarker(point,name,html) {
        var marker = new GMarker(point,birdIcon);
         GEvent.addListener(marker, "click", function() {
          marker.openInfoWindowHtml(html);
            });
    
    // save the info we need to use later for the side_bar
        gmarkers[i] = marker;
        htmls[i] = html;
    
    // add a line to the side_bar html
        side_bar_html += '<a href="javascript:myclick(' + i + ')">' + name + '</a><br>';
            i++;
        return marker;
          }
    
    // This function picks up the click and opens the corresponding info window
        function myclick(i) {
            gmarkers[i].openInfoWindowHtml(htmls[i]);
          }
    
    // create the map
          var map = new GMap2(document.getElementById("map"));
          map.addControl(new GLargeMapControl());
          map.addControl(new GMapTypeControl());
          map.setCenter(new GLatLng(34.48675,135.490608),14);
    
    // Read the data from example.xml
          var request = GXmlHttp.create();
          request.open("GET", "http://n-shuhei.net/atelier/xxxxx/xxxxxxxx/API_kawarahiwa.xml", true);
          request.onreadystatechange = function() {
          if (request.readyState == 4) {
          var xmlDoc = request.responseXML;
    // obtain the array of markers and loop through it
          var markers = xmlDoc.documentElement.getElementsByTagName("marker");
              
          for (var i = 0; i < markers.length; i++) {
    // obtain the attribues of each marker
                var lat = parseFloat(markers[i].getAttribute("lat"));
                var lng = parseFloat(markers[i].getAttribute("lng"));
                var point = new GLatLng(lat,lng);
                var html = markers[i].getAttribute("html");
                var label = markers[i].getAttribute("label");
    // create the marker
                var marker = createMarker(point,label,html);
                map.addOverlay(marker);
              }
    
    // put the assembled side_bar_html contents into the side_bar div
              document.getElementById("side_bar").innerHTML = side_bar_html;
            }
          }
          request.send(null);
        }
    
        else {
          alert("Sorry, the Google Maps API is not compatible with this browser");
        }
    
        //]]>
        </script>
    

  3. 上の JavaScript で青色文字で示したのは、以下の3箇所である。
    • マーカーに使うアイコン
    • 地図の中心となる経度・緯度と地図の縮尺の大きさ
    • 呼びこんでくる XML ファイル
    この3箇所は作成する地図ごとに書き換えねばならない。
  4. 呼びこんでくる XML ファイルには、
    • マーカーを立てる位置(経度・緯度)
    • リンクする写真のサーバー内のありか
    • ラベル(地図の右フレームに表示する地名)
    をリストする必要がある。このファイルの編集には、私は XML Notepad というソフトを使っている。duplicate 機能があるので楽ちんである。
  5. マーカーを立てる経度・緯度の値は10進法でなければならない。これは、【隠居のGoogle Maps: Picasa を使って野鳥出現地点をプロットする】で記載した方法(2. および 3.)のように Picasa のウェブアルバムで行うと、アルバムにある写真をクリックすると、右フレームに10進法の経度・緯度が表示される。
     Picasa の写真プロパティで表示される EXIF では、表示は 60進法になっている。 Picasa のウェブアルバムの助けを借りるのは、そのためである。
  6. リンクする写真のありか(例えば、 http://n-shuhei.net/xxxx/xxxx/xxxxx.jpg )は、【野鳥の写真サムネイル】で、種別表示をして写真サムネイルの下に表示されているリンク先のエントリーのソースからコピーしてくる。これが、少々煩わしいが、仕方ない。なにかいい方法がないか考えてみたい。
     このようにして作成した小鳥マーカーが表示された地図のサンプルは、以下である。
     Example:
  7. 【野鳥の写真サムネイル】の種別名欄に、【撮影地点地図】 というボタンを置き、これをクリックするとこの地図が、新しい Window で開くようにするために、下のような別の JavaScript を使っている。
    // POPUP Window
    
    function open_win_kawarahiwa(){
    window.open("http://n-shuhei.net/atelier/xxxxx/xxxxxxxxx/API_kawarahiwa_m.htm","","
    menubar=no,toolbar=no,location=yes,status=yes,scrollbars=yes,resizable=yes,
    width=950,height=600,left=50,top=50"); }

    この JavaScripr ファイルを、【野鳥の写真サムネイル】の、種別表示をしているページのHTML の <head> 部分に次のように読み込み、
    <script type="text/javascript" src="http://n-shuhei.net/atelier/xxxxx/xxxxxxxxx/pup_kawarahiwa.js"></script>
    、【撮影地点地図】 というボタンをクリックすると地図が新しい window に開くように、<body> 部の適切な位置に、次のコードを置いた。
    <input type="button" value="撮影地点地図" onClick="open_win_kawarahiwa()">

  8. 作成した地図は、まだカワラヒワだけであるが、順次時間を見て増やしていきたいと思う。泉北ニュータウンのごく限られた地域ではあるが、記録としては面白いのではないかと思っている。
     カワラヒワのプロット地図

2011年1月16日

隠居のGoogle Maps: Picasa を使って野鳥出現地点をプロットする


 最近、野鳥撮影はもっぱら NikonD90 と Σ120-400mm との組み合わせである。これに、GPS ユニットの Nikon GP-1 を付けている。これだと、カメラのアクセサリー・シューにつけて、アクセサリー・ターミナルとコード接続しておけば、撮った写真のEXIF(イグジフ:exchangeable image file format for digital still cameras)情報の一部として撮影時刻などと同じように経度・緯度・高度が記録される。つい最近までは、SONY の GPS を一緒に携帯し、GPS Image Tracker というソフトを使って、撮影位置情報を得てきたが、写真の整理に時間がかかり手間であった。
この情報を使って、【野鳥写真のサムネイル】からリンクする野鳥撮影地点プロット地図を作成したいとと思ってきた。なんでも記録することが、このごろの習い性となっている。

 方法については、右サイドフレームに載せている旅行地図作成に使っている Google Maps API の応用を何度かトライしてみたが、乏しい知識では満足いく結果は得られなかった。
 そこで、 昨年10月に掲載した、【隠居のパソコン備忘録:Google Maps と Picasa を使って位置情報を持つ写真を掲載する】の方法をもとに、位置情報を持たない写真に位置情報を付加するなどの新しいやり方も付け加えて、プロット地図を作ってみた。先のエントリーと重複する部分もあるが、改めて備忘録として残しておきたい。
 私の場合、今まで撮影した写真は Picasa に収納している。オリジナルの写真はほとんどNikon D90 の Fine L(4288x2848pixel) あるいはD70 Fine L(3008x2000pixel) で撮っているが、ブログに載せる写真は、800x530pixel に縮小して別フォルダに収納している。これらの写真を種別に整理したのが、【野鳥写真のサムネイル】である。
種別野鳥の撮影地点プロット地図を作成する方法を、以下、順をおって記録する。例として、野鳥サムネイルに掲載しているツグミの写真撮影地点地図の作成を取り上げる。

  1. プロット地図を作成するためには、これらの写真を集めておく方が後々便利なので、適切な場所に新しいフォルダーを作成(一般的な方法で,今回は、【tsugumi】というフォルダーを作成)し、収納する写真をこのフォルダーにエクスポートした。
  2. このようにして集めた写真をPicasa のライブラリー・サムネイル写真でみると、EXIF に経度・緯度が取り込まれている場合には、下のスクリーンショットのようにサムネイル写真にマーカーが表示される。ここで集めた写真は、GPS ユニットを使っていなかったときの写真も含まれるので、マーカーが表示されていない写真もある。

    birdsplot_01.JPG
  3. マーカーが表示されていない写真の撮影地点マークを貼り付けるには、Picasa の下段ツール・アイコンで【「場所」パネル表示/非表示】ボタンをクリックするとおなじみの Google Map の地図が出てくるので、Google Map の機能を使って拡大・縮小や移動を行い、写真を撮った地点が特定できる区域地図を表示させる。
     撮影地点を特定したい写真を選択し、地図の拡大(+)・縮小 (ー)マーク横の緑マーカーをクリックすると緑色の小さなマーカーが出てくるので、これをドラッグして目的とする地点でクリックすると、「写真をここに配置しますか?」とのポップアップ画面がでてくるので、OK とするとマークを立てることができる。

    birdsplot_04.JPG
  4. すべての写真にマークが立ったら、Picasa の【ツール】 ⇒【アップロード】⇒【Picasa ウエブアルバムにアップロード】と選択すると、アルバムのタイトルなどを指定する下のスクリーンショットのようなアップロード画面が現われる。例えば、この画面で、タイトルを "ツグミ" としてアップロードすると新しいウェブアルバムが作成される。これは、Picasa の画面右上にある【ウェブアルバム】タグをクリックして確認できる。(もし、アカウントのない場合は、アカウントを登録する必要がある)

    birdsplot_05.JPG
    birdsplot_06.JPG
  5. 【ウェブアルバム】の画面で、新しく作成したアルバムをクリックすると、アルバムにアップロードした写真のサムネイルが表示される。この画面の右フレームの下の方にある、【Google Earth で表示】をクリックすると、作成された KML ファイルを保存するかどうかの下のようなポップアップが開くので、適当な名前をつけて適切なフォルダーに保存する。
    Picasa_webalbum_5.JPG
  6. ここで、Picasa と Picasa ウェブアルバムを閉じて、新たに【 Google マップ】を開く。左上の【マイマップ】をクリックし、【新しい地図を作成】画面を開く。新しく作る地図のタイトルを入力し、【インポート】をクリックするとインポートするファイルを指定する画面がでるので、先程保存したKML ファイルを指定してアップロードすると下のような画面になる。
    この時、Internet Explorer では、
    "Bad request"
    "Your client has issued a malformed or illegal request"
    というエラーが出て、うまくいかないことがある。
    Google のブラウザー Google Chrome では問題なくアップロードするので、こちらを選んだほうが良い。やはり、Google ソフトは Google 同士の方がうまく動くようだ。
    birdsplot_07.JPG
  7. この画面では小さな写真が、その写真を撮った地点にマークになっているが、これでは分かりにくい。
    この小さな写真をいろいろなアイコンに置き換えることができる。
    基本アイコンにもいろいろと用意されているが、マイアイコンを設定することもできる。ネットでサーチするとフリーのアイコンがいろいろと提供されており、これらを追加して(私の場合、レンタルサーバーにアイコンの gif ファイルを転送しておいた)使用することができる。今回の地図では、ツグミのアイコンが見当たらなかったので、体型のにているムクドリのアイコンを使ってみた。
    方法は、編集モードで、ふき出しにでている小さな写真をクリックすることで、置き換えることができる。(Google Maps ヘルプを参照)

    GoogleMap_4.JPGbirdsplot_08.JPG
  8. また、ふき出しにでてくる HTML のコードをいじることで、表示を変えることができる。
    アイコンをクリックして出てくる表示のサムネイル写真をクリックするとより大きな写真がウェブアルバムに表示される。
    作業途中でも保存しておけば、再度マイマップから該当する地図を開けば、編集を再開することができる。birdsplot_09.JPG
  9. 今回の目的は、【野鳥写真のサムネイル】からリンクする野鳥撮影地点プロット地図を作成しリンクすることであるので、ページに貼り付ける HTML コードが必要である。
     このコードは、先程の Google Map の右上にある リンク ボタンをクリックすると貼り付けるコードが表示される。この時、埋め込み地図のカスタマイズとプレビューの表示が出るので、これをクリックすると下のようなカスタム画面が出るので、地図のサイズなどをカスタマイズすると、この画面の下の方に、HTMLコードが表示される。

    birdsplot_11.JPG
  10. このHTMLコードを多少編集して、このエントリーに貼り付けて表示させたのが、下のプロット地図である。
    このプロット地図は、Google Map そのものであるので、航空写真に変えたりすることができる。また、マーカー(小鳥のアイコン)をクリックすると、その地点で撮影した写真が表示される。下の地図で試して欲しい。

 この方法を使って、記録すべき情報を充実したいと思っている。



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2010年10月12日

隠居の探鳥ウォーク:堺市で撮影した秋の野鳥たち


 10月の連休ころになって秋晴れの日が増え、近場に秋を探しに出かけた。ドック入りから帰ってきた望遠レンズの ΣAPO 120-400mm を NikonD90 につけて、GPS ユニットをベストのポケットに忍ばせた。主たる目的とする被写体は野鳥である。二十四節季の寒露となっても今年は暑さが残っているが、それでも少し涼しくなって、鳥の姿がチラホラと増えてきたようである。

 仁徳御陵となりの大仙公園には家内が急遽作った弁当持ちで、ハーベストの丘の花や野菜の直売所には家内が寄せ植えの花を買うというので付き合った。このお付き合いで、今まで写真に収めることのできなかったビンズイ・ヤマガラを初めて撮ることができた。この4日間にはその他に、ホオジロ・ヒヨドリ・セグロセキレイ・キセキレイ・マガモ(エクリプス)・カルガモ・カイツブリ・カワウ・コサギ・キジバト・アオサギ・モズ・シジュウカラ を記録に残すことができた。身近なところにも、結構鳥の姿は見られるのだ。
 NikonD90 では、ISO感度自動制御の設定ができる。この機能は、木立のなかでの小さな鳥を撮影するときなどには、威力を発揮してくれる。初めて撮ったヤマガラは、ISOが最高の3200 となっていた。

 前回のエントリーで記載した方法で、Google Map に撮影場所を野鳥のアイコンでプロットしてみた。野鳥のアイコンは、【Checking Mode】さんのものや、【鳥好きの部屋】さんのものを使わせてもらった。【鳥好きの部屋】さんのものは、そのまま使うと背景が白くなるので、FireWorks を使って透明にした。透明化の方法は、Adobe FireWorks のヘルプに詳しい。記録のために、リンクしておきたい。

 下の地図の野鳥アイコンをクリックすれば写真をみることができるが、もっと詳しくは写真を【Ctrl】キーを押しながらクリックすると別ウィンドウに表示される Web Album をご覧いただきたい。
カワセミなど撮った場所を教えたくない場合は、このような表示は問題だろうと思うが、今回の表示はありふれた場所のありふれた鳥なので、問題はないだろうと考えている。むしろ、記録のためにはおもしろいのではと思っている。


より大きな地図で(Google Map で) 堺市で撮影した秋の野鳥 を表示

2010年10月11日

隠居のパソコン備忘録:Google Maps と Picasa を使って位置情報を持つ写真を掲載する

 GSPユニット:GSP-CSK1 を手に入れたのをきっかけに、Picasa で撮影場所を記録することを試みてきた。
 撮影場所をマークした写真を表示する地図をブログに掲載するには、EveryTrail というサイトの【CREATE TRIP】の機能を使った。自分の写真情報が入ったtripという地図を作成し、これをアップロードしてきた。 結果としては、コマーシャル色の強い EveryTrail のサイトに自分の地図や写真を預かってもらうことになる。

 他に方法がないかとネットでググってみると、どうやら Google Earth を経由して、Google Map でブログに掲載できるような地図を作成できることが分かった。歳をとってすぐにやり方を忘れるので、備忘録として記録しておきたい。
  1. 写真に撮影地点の情報を取り込むのは、【隠居の写真整理:Picasa でGPS ユニットを使って撮影場所を記録する】で記載している 4.までの順序どおりである。
  2. 地図に掲載したい写真を選択して、Picasa の【ツール】 ⇒【アップロード】⇒【Picasa ウエブアルバムにアップロード】と選択すると、アルバムのタイトルなどを指定する下のスクリーンショットのようなアップロード画面が現われる。例えば、この画面で、タイトルを "Morning Walk at Oct. 8, 2010" としてアップロードすると新しいウェブアルバムが作成される。これは、Picasa の画面右上にある【ウェブアルバム】タグをクリックして確認できる。(もし、アカウントのない場合は、アカウントを登録する必要がある) Picasa_webalbum_1.JPG
  3. 【ウェブアルバム】の画面で、新しく作成したアルバムをクリックすると、アルバムにアップロードした写真のサムネイルが表示される。この画面の右フレームの下の方にある、【Google Earth で表示】をクリックすると、作成された KML ファイルを保存するかどうかの下のようなポップアップが開くので、適当な名前をつけて適切なフォルダーに保存する。Picasa_webalbum_5.JPG
  4. ここで、Picasa と Picasa ウェブアルバムを閉じて、新たに【 Google マップ】を開く。左上の【マイマップ】をクリックし、【新しい地図を作成】画面を開く。新しく作る地図のタイトルを入力し、【インポート】をクリックするとインポートするファイルを指定する画面がでるので、先程保存したKML ファイルを指定してアップロードすると下のような画面になる。
    この時、Internet Explorer では、
    "Bad request"
    "Your client has issued a malformed or illegal request"
    というエラーが出て、うまくいかないことがある。
    Google のブラウザー Google Chrome では問題なくアップロードするので、こちらを選んだほうが良い。やはり、Google ソフトは Google 同士の方がうまく動くようだ。GoogleMap_3.JPG
  5. この画面では小さな写真が、その写真を撮った地点にマークになっているが、これでは分かりにくい。
    この小さな写真をいろいろなアイコンに置き換えることができる。
    基本アイコンにもいろいろと用意されているが、マイアイコンを設定することもできる。ネットでサーチするとフリーのアイコンがいろいろと提供されており、これらを追加して使用することができる。野鳥の写真には、提供されているアイコンを使ってみた。
    方法は、編集モードで、ふき出しにでている小さな写真をクリックすることで、置き換えることができる。(Google Maps ヘルプを参照)

    GoogleMap_4.JPGGoogleMap_5.JPG
  6. また、ふき出しにでてくる HTML のコードをいじることで、表示を変えることができる。
    アイコンをクリックして出てくる表示のサムネイル写真をクリックするとより大きな写真がウェブアルバムに表示される。
    作業途中でも保存しておけば、再度マイマップから該当する地図を開けば、編集を再開することができる。GoogleMap_6.JPG
  7. 形を整えた地図は、地図の上に表示される【リンク】タグをクリックするとページに貼り付けることができる HTML コードが表れる。これを地図を表示させたいページに Copy&Paste すればよい。
    実際に下に HTML を貼りつけてみた。Google Map 作成で、Polyline も描くことができるので歩いた道も表示できるだろう。また、当然ながら Google Map の機能をもっているので拡大したり、航空写真モードで見ることもできる。
    サムネイル写真のクリックで別ウィンドウに表示されるウェブアルバムで編集することもできる。
    これらの機能をうまく使えば、旅行した時の写真整理などには有効であろう。


 ただ、この地図も、Google サイトで預かってもらうことになる。自分の有料のサーバーに負担をかけなくていいが、Google が個人の作品まですべて取り込もうとしているのではないかとの疑念もないことはない。


より大きな地図で Morning Walk at Oct. 8, 2010 を表示


2010年10月 4日

隠居の散歩:初秋の泉北ニュータウン(2)

 10月になった。2日土曜日、天気もいいので、ご近所を散歩してみた。今回は、GPS-CS1 をベストのポケットに忍ばせ、Tamron 28-300mm を Nikon D90 につけて、双眼鏡を首からぶら下げた。ΣAPO 120-400mmは、ドック入りしたまま帰ってこない。
 いつものように、二級河川の和田川を南の方に上る(この川は南から北へ流れている)のではなく、今回は北のほうへ下り、まだ畑作が続けられている大庭寺あたりに被写体を求めてみた。

 10月2・3日は、泉北ニュータウン周辺に元からある地区のお祭りである。岸和田にならってだんじりが引き回され、年々派手になってきている。朝から、お囃子に乗って、田んぼの向こうにだんじりが行く。揃いのハッピを着た交通整理や警備の人も朝早くから大変だ。
 田んぼには、もういつでも稲刈りが出来るくらい稲穂が垂れている。野鳥はやっぱり数が少ないが、モズ・ハクセキレイ・コサギなどを観ることができた。残念ながら、野鳥の撮影には Tamron 28-300mm では限界がある。

 大庭寺の畑地で、遠くの樹木を見ていると、枝の上にコサギがたくさん群れている。ねぐらなんだろうかとその方向に足を向けた。近づいてみると、最近訪れなくなった南区稲葉地区にある小田之池のそばの樹木である。3年ほど前には、いろいろな種類の水鳥が群れていた小田之池は、水が引いて干潟みたいになっている。よく見ると、わずかばかりに水がある部分に小魚が一部は死に絶えうごめいている。これを狙って、コサギが集まっているのだ。コサギよりも、ゾッとするくらいの数のハシブトガラスが群れている。池のそばの柿の木にも、熟しかけた実を狙って群がっている。近くで畑作をしている方によれば、畑作物の被害も甚大なんだそうだ。

 GPS-CS1 のログと撮ってきた写真を【隠居の写真整理:Picasa でGPS ユニットを使って撮影場所を記録する】に説明した EveryTrail のサイトにアップしてみた。

Walking at Senboku-New Town

2010年9月26日

隠居の写真整理:Picasa でGPS ユニットを使って撮影場所を記録する

 デジスコ用のコンデジ Sony DSC-W300 を求めた時についていたパンフレットなどを整理していて、GPS-CS1K(2010年9月現在、生産完了:今はGPS-CS3Kという製品が発売されている)というGPS ユニットが売りだされているのを知った。記録魔の隠居の遊び道具としては面白そうなので、余計なものがひとつ増えるが、ネットで衝動買いした。

  GPS-CS1K は、GPS(全地球測位システム)衛星から送られてくる信号を捉え、位置情報を記録するものである。日本での正確な位置を捕捉するために、日本製の「みちびき」という衛星が最近打ち上げられたことが、報道されている。ただし、1日中の測定のためには、あと2機が必要なのだそうだ。

 それはともかくとして、GPS-CS1K は、通信状態が良ければ、15秒ごとに 2m ぐらいの誤差で、その位置を記録してくれる。当然ながら、電波が捉えられない室内などでは、記録はできない。

 このGPS-CS1K の記録ファイル(log)には、日付時刻とその時の位置情報(60進法で表示される経度と緯度)が残される。デジカメには、Exif  という情報が写真撮影したときに取り込まれている。この情報の中に、撮影日時時刻が記録されている。GPS-CS1Kが記録した時刻とカメラが記録した時刻をマッチすることによって、どの場所で写真撮影が行われたが分かることになる。当然ながら、カメラの時刻合わせの設定は正確でなければならない。

 この撮影時刻と位置を付きあわせてくれるソフトが、GPS-CS1Kを求めたときに付属していた【GPS Image Tracker】である。

 先日、京都で府立植物園と賀茂川堤を歩いて撮影した写真をサンプルとして、実際の使用法を例示してみたいと思う。 詳細については、【デジカメアイテム丼】の記事を参照して欲しい。
  1. デジカメをぶら下げ、GPS-CS1Kをウエストポーチに取り付けた。
    GPS-CS1Kは、戸外で電源(単3電池1本)をオンにして、GPSの信号が受信出来ているかどうかの確認を行うだけでよい。
  2. 午前の10時半頃に京都府立植物園でGPS をオンにして、午後3時過ぎ娘の1K 近くに車で帰りついたときに、GPS の電源を切った。
    堺の自宅でいつものように写真の整理を Picasa で行い、ブログに載せる写真を別フォルダにエクスポートした。
  3. 【GPS Image Tracker】を立ち上げ、GPS-CS1K をUSB 接続でパソコンに接続するとログファイルの取り込み画面が出てくるのでOKする。
    ImageTr_02.JPG
  4. ログファイルが取り込まれたのを確認して、右フレームの【画像の追加】をクリックしてでてくるフォルダ選択画面で、位置情報を追加したい写真を選ぶ。
    この例の場合、撮影した野鳥の写真を追加すると、撮影時刻と一致する場所が地図上にマークが立つ。サムネイル写真の左側に、マークが付く場合はうまくマッチしていない場合なので、その写真は、上のゴミ箱アイコンを使って削除しておいたほうがいいようだ。ImageTr_01.JPGそして右フレーム下の【画像に位置情報を保存】ボタンをクリックして出てくるポップアップで、【保存】を選ぶと、写真の Exif 情報に付加される。
  5. Exif に位置情報が付加されているのは、Picasa で確認できる。ImageTr_04.JPG
    写真のプロパティを見ると、GPS緯度とGPS経度が、60進法で表示されている。ImageTr_05.JPG
  6. これらの位置を Google Maps API で自作した地図(例えば、【京都・滋賀・奈良近辺私的観光地図】で表示するためには、60進法の緯度・経度を10進法に変化しなければならない。ありがたいもので、ネットでサーチすると、そのようなツールを提供してくれているページが幾つかある。その中では、motohasi さんのページが使いやすい。
  7. このようにデジカメ写真の Exif に位置情報を付加しておくと、Google Maps API での自作地図に応用できるが、もっと趣向をこらしたEvryTrail というサイトのサービスが受けられる。
     このあたりの利用法については、【GPS スライドショー・アルバムの作り方】に詳しい。この記事を参照して、EveryTrail というサイトに登録(無料)し、【CREATE TRIP】という機能を使って、下のような写真を撮った場所と写真がリンクする trip といわれる地図を作ってみた。Picasa で表示されるものとよく似たこの地図のHTML ソースは、trip を作成するとメールで送られてくる。下の地図は、このソースを貼りつけたものである。

 よく調べてみると、先日手に入れた Nikon D90 には、GPS の端子がついており、Nikon の DP-1 というGPS ユニットを付けると自動的に、写真Exif 情報に位置情報を取り込んでくれるようだ。便利な世界になったもんだ。

Kyoto-Kamogawa Birds Watching

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2010年2月19日

隠居の野鳥撮影:泉北ニュータウンの冬鳥(3)

 早朝の探鳥ウォーキングが、一日だけ雨で止めたが珍しく2週間ほど続いている。単純に歩くだけは、どうも性分に合わないので、双眼鏡を首からぶら下げ、背中のナップザックには Nikond70 with Tamron 28-300mm を入れていく。
 以前に求めて忘れていた非接触(赤外線)温度計もポケットに忍ばせていく。歩くのは、泉北ニュータウンの栂・美木多駅の北北西方向にあたる和田川と石津川に挟まれた桃山台周辺に点在する調整池や小さなため池めぐりである。日によって、少し道を変えたり、時計方向・反時計方向に歩く。鳥を観察しメモをとりながらなので、歩数は8000歩くらいであるが、1時間半くらいかかる。今日のようにカワセミに出会ったりすると余計に時間がかかる。小さなノートに記したメモは、探鳥日誌として記録している。来年も元気であれば、役に立つだろう。

 このようにして、歩いてみると毎日変化があって面白い。新たな発見もある。今のところに住まいして33年になるが、ご近所も結構いいところやんと見直している。サンデー毎日のおかげと思っているが。

 今日は池巡りのおしまいである大方池で、3度目のカワセミとの出会いをした。今回は、なんとかピントがあって、小さな姿ながら撮らえることができた。Picasa でトリミングするとパソコン画面では、見られる写真となった。
ヒドリガモ:クリックすると大きな写真になりますメジロ:西松尾池;クリックすると大きな写真になりますマガモ:西松尾池:クリックすると大きな写真になりますカワセミ:大方池:クリックすると大きな写真になります


 

2010年2月 2日

Radio Senboku の station page image を変更する

 突然、カナダのリスナーから "radio senboku ベストはある!" というタイトルの以下のような メールをもらった。
Hello Shuhei-san,

My name is Thomas(yoroshiku), I am 25 year old man from Canada and am a very big fan of your radio station. I am only learning about jazz music right now, but of all the stations, I definitely like your choice in music the best. I listen to it every day at work. I also love many things Japanese like sushi, anime, manga, your rich culture and history(I am very slowly learning how to understand japanese). I am a graphic designer and would love to try and design you a new picture for your radio station. I hope this email reaches you, thank you again for what you provide for me everyday and I plan on donating to support you shortly.

Thank you again.
Thomas Fullona


 どうやらgraphic designer の仕事をしながら、BGM でRadio Senboku を聴いてくれているらしい。
 たどたどしい英語で返事を書いた。チャネルを合わせてもらっていることの御礼と Radio Senboku の station page image のデザインを楽しみにしているという内容である。
Radio Senboku station page image:クリックすると大きな写真になります 翌日に、堺市の市章を使ってデザインされた右のようなイメージ画が draft だといって送られてきた。ただ、flag right を得て欲しいと言うことであった。
 堺市の広報課に送られてきたデザインを添付して許諾して欲しいとのメールをすると、休み明けに電話があった。堺市の市章と今回のデザインとは、全体としては別物であるし、市章の著作権もないし、商用でもないので問題はないと言うことであった。

 早速、Live365 の Radio Senboku station page にある長い間使ってきたイメージを差し替えた。大きさは、276x155 px と指定されているので、Fireworks と Picasa をつかって 900x600 px の元画像を調整した。

 ところで、この1月はRadio Senboku では、Swing 特集としているが、この1ヶ月間の各国別のリスナーは、下の表のようになっている。3番目の Canada は、Thomas さんが毎日聴いてくれているからかもしれない。
Live365

Radio Senboku station page image:クリックすると大きな写真になります
(追記:2010/2/3) Thomas さんは仕事が忙しかったようで返信がしばらくなかったが、昨日、先のデザインで色づけをしたものを何種類か送ってくれた。少し色づけがあった方がいいですねというこちらの要望にこたえてくれたものだ。ブルーの背景色に白字のものが気に入ったので、モノトーンのものと置き換えた。


 

2009年12月31日

Atelier Shuhei Weblog の一年を振り返って

 今年も、多くの方々に、Atelier Shuhei Weblog に訪問いただきました。ありがとうございました。
 どのページに、どれぐらい数の方々が訪問されているかなどを分析する無料のアクセス解析サービス Artisan を導入しています。この解析によれば、2009年のアクセス総数は、52,300 件(31日15時現在)でした。この解析結果にもとづいて、この1年間でのアクセスが多かった Best 10 を並べてみました。

  1. 隠居のDIY作品集:5,119
  2. IE7の不具合:起動しない : 1,941
  3. 隠居、友人のPCを LogMeIn でリモート操作する : 1,302
  4. 隠居のDIY:組み立て作業台: 1,091
  5. Home Page : 1,066
  6. DIYアーカイブ : 908
  7. 隠居のデジカメ写真整理:Picasa で取込・編集・送信する : 871
  8. 壊れたJPEG.Fileの復元:デジカメ写真 : 817
  9. MP3 音量一括調整ソフト MP3Gain HELP の日本語化 : 767
  10. 隠居の音楽:mp3 ファイルのID3 タグを編集する : 672


 この Aritisan というアクセス解析サービスは、もちろん商用あるいはプロパガンダ用にページを開設している人・団体のページ管理者が利用していると思われる。 だが、私の場合はアクセス数を増やそうとすることはしていないが、毎日 200 ? 300 人の方が訪れてくださっているので、どんなページにアクセスしていただいているのかが気にかかるからである。

 以前に「隠居、ネット時代の『知的生産の技術』を考える」シリーズでも書いたように、私のブログは 平凡な引退生活者の日記として続けている。ほとんどの内容が、自分用の備忘録である。続けるために、梅棹忠夫さんが『知的生産の技術』の「日記と記録」の章で書かれているように、
いろんなくふうをかさねて、「自分」をなだめすかしつつ、あるいははげましつつ、日記というものは、かきつづけられ
てきて、5年が経とうとしている。このブログのおかげで、引退後の生活経緯は物忘れがひどくなった頭にもかなり鮮明である。

 上の多くの方が訪問してくれているページを見ると、自分用の備忘録が、同じようなことに関心を持たれている方々には、いくらかの参考になっているのかもしれないな思っている。来年も、自分をなだめすかしつつ 記録していくつもりである。

 

2009年11月23日

隠居の旅:宍道湖あたりをドライブする

 3年あまり家内と泊まりがけの旅をしていなかったので、勤労感謝の日を含む連休前に、思い立って宍道湖あたりに一泊でドライブしてみることにした。家内は、NHK の朝ドラ「だんだん」の舞台となった宍道湖や出雲大社と日本一の庭園と言われる足立美術館が目当てである。
 私は、宍道湖・中海にある野鳥公園でのデジスコによる野鳥撮影が目当てである。

雪化粧した大山:クリックすると大きな写真になります 11月19日早朝に出発したが、中国自動車道の福崎と山崎の間で、追突火災による死亡事故が起き通行止めとなった。仕方なく、福崎から播但自動車道で姫路方向に下り、山陽自動車道・播磨自動車道を経由して佐用から中国道と迂回した。おそらく40分ほどロスであった。それでも、米子に近づくにつれて、米子道から見える紅葉した山裾の向こうに雪化粧した伯耆富士大山が秋の旅気分を盛り上げてくれた。

 行き先は細かくは決めていなかったが、私は中海にある米子水鳥公園宍道湖グリーンパークには是非立ち寄りたかった。宿泊先を宍道湖温泉に決めてからネットサーチしていると島根県が発行している探鳥マップがあることが分かった。ページに出ている島根県自然環境課のアドレスに送って欲しいとメールすると、しばらくすると親切に、その「探鳥マップ」と「しまねの自然 お宝MAP」を郵送してくれた。郵送料は、県が持ってくれるという。今回のドライブは、この地図が多いに役立った。(澤井さん、ありがとうございました。)

 境港の小さな食堂で海鮮丼の昼食を食べて、弓ヶ浜から中海の東岸にある米子水鳥公園へ行ってみた。ちょうど、地元の小学校の子どもたちが観察会をしている最中であった。子どもたちが引き揚げると、学芸員は親切にあれこれと教えてくれた。
 近くにカワセミが留まったり、500mぐらい先にある中州にマガンの群れに混じってオオハクチョウや非常に珍しいクロツラヘラサギがいることを教えてくれたが、残念ながらページに載せられるような写真は撮れなかった。ここの野鳥観察施設はガラス越しに見るように作られている。それで、デジスコもそのガラスを通して焦点を合わすことになる。近くの鳥は何とかなるが、技術のせいもあると思うが遠くの鳥はぼけてしまう。
 近くの州には、オナガガモの集団が羽根を休めていたり、一匹のメスを5?6匹の雄が取り囲んで泳いでいたりしている。採餌場(島根県安来市の水田地帯へ行って落ち穂や草の根を食べるらしい)へ行かなかった数羽のコハクチョウもその側にいる。
米子水鳥公園での写真サムネイル
コハクチョウ:クリックすると大きな写真になりますオナガガモ:♀を追いかける♂たち:クリックすると大きな写真になりますマガンの群れ:沖の州:クリックすると大きな写真になりますキンクロハジロ?:クリックすると大きな写真になります


宍道湖の夕日:クリックすると大きな写真になります 中海の東岸から大根島を通って、松江中心街にちかい宍道湖北岸にある宿の宍道湖温泉に向かった。湖岸を走る道からは、カモの類が沢山泳いでいるのが見られた。宍道湖畔にある旅館の前にもカモが浮かんでいる。
 この場所に宿をとった楽しみの一つは、宍道湖の夕日を見ることである。雲が多くてきれいな夕日は望めそうになかったが、幸いにも雲の切れ目から赤い夕日が湖の向こうに沈んでいった。5時前である。湖岸の風で冷えた体を透き通った温泉で温めた。至福のときである。

しじみ漁:クリックすると大きな写真になります  翌朝8時前に旅館から見える湖面を見るとしじみ漁をすると思われる小舟が5艘ほど集まってきた。双眼鏡で見てみると、どうやら鋤簾(じょれん)を水中につけているだけで実際の漁はしていないようだ。旅館街に向けたショーではないかと思われた。その証拠に、宍道湖西端にある宍道湖グリーンパークに向けて湖岸を走っていると、しじみ採りの舟がでており、実際には舟の間隔がもっとあいており、さかんに鋤簾を動かしていた。

 宍道湖グリーンパークのガラガラの駐車場横の田んぼに、コハクチョウが餌を啄んでいる。家に帰って調べてみると、周辺農家の方の協力で稲刈り後、冬期に水を張っているようだ。残った落ち穂や二番穂が、マガンやコハクチョウなどの食べ物となっているとのことである。
 このコハクチョウの採餌をデジスコでの動画で撮ってみた。初めてである。Sony DSC300 での動画は、CanonIXY とは異なって MPEG ファイルで保存されるが、CanonIXY での AVIファイルと同じように Microsoft の Movie Maker で編集できる。

 野鳥観察舎からは、何羽かのカモとアオサギ・コサギが観られるだけであった。観察舎から外に出たところの芝生にセグロセキレイがチョコチョコと動き回っていた。湖の土手を歩いていくと橋の欄干に大きな鳥が留まっている。逆光で上手く撮れなかったが、どうやらチュウヒのようである。(再度確認してみると トビ ではないかと思われる)帰り道にあるカワセミの営巣実験場にある池にカワセミが飛んできていないかと期待したが、現れなかった。
 そのかわり、センダンの木の近くで、スズメ大の小鳥が飛び回っている。これだけ動くとデジスコでは難しい。首にぶら下げていた Nikkor28-200mm をつけたNikonD70で撮った。帰って確認すると全身が写った写真はなかったがジョウビタキのようである。

 今回の探鳥旅行では、初めて見た野鳥が多かったが、全てをきれいな写真にすることはできなかった。だが、来た甲斐があったというものだ。デジスコセットをかついで歩けるぐらいの元気なうちに、季節を変えてまた来たいと思う。

宍道湖グリーンパークでの写真サムネイル
クリックするとVideoをダウンロードしますセグロセキレイ:クリックすると大きな写真になりますトビ?:クリックすると大きな写真になりますジョウビダキ?:クリックすると大きな写真になります
コハクチョウの採餌
デジスコによる動画
セグロセキレイ
デジスコ
チュウヒ?
デジスコ
ジョウビダキ?
Picasa での合成写真
Nikkor200mm


出雲大社にてゴビウスにある水槽:クリックすると大きな写真になります このグリーンパークにあるゴビウスという宍道湖自然館(ゴビウスとはハゼなど小さな魚をあらわすラテン語だそうだ)を見学して、そんなに遠くない出雲大社に車を走らせることにした。出雲大社駐車場近くで昼食に名物の出雲そばを食して、参拝した。本殿は平成の大遷宮ということで、修復が行われており参拝できない。まだ、嫁に行かない娘のためにと家内は縁結びのお守りを求めていた。

 5時まで開いているという足立美術館に急いだ。まだ工事が続いている高速道路仕様の山陰道は、カーナビに情報が不足しており、少し道に迷ったりしながら、着いたのは3時過ぎであった。観光バスがいっぱい駐まっている。よく手入れの行き届いた枯山水などの庭はたしかにきれいだが、これだけ人が多いと興ざめである。京都の古い寺などの庭の方が落ち着いていいと思うが、昨今紅葉の季節は京も "たくさんのおひとがきてはる" らしい。
足立美術館の紅葉:クリックすると大きな写真になります枯山水の庭:3枚の合成写真:クリックすると大きな写真になります足立美術館の紅葉:クリックすると大きな写真になります


 翌日は連休初日の土曜日で、0時過ぎまで中国道上におれば、1000円ルールが効くが、夜では時間の潰しようがない。早々に大阪に引き揚げてきた。

2009年8月19日

隠居のデジスコ:兵庫県鉢伏の夏鳥

 ようやく夏らしい夏になった盆休みあけに、孫たちを兵庫県鉢伏の山小屋H?tte Hachiに連れて行った。
 川遊びをしに、子どもが小さい頃によく連れて行った滝にいってみた。今は、氷ノ山への夏山登山口となっている「不動の滝」近くの小川は小さな子どもでも遊べるように整備されている。もともとスキー客を対象にしていたこのあたりの民宿村も、夏の林間学校や合宿に力を入れているのだ。

 先月に完成したばかりのウッドデッキでの但馬牛でのBBQ を楽しんだあとファイアをしてやると、焚き火などの経験のない子どもたちはハイになって喜んだ。

 翌早朝、空が白み始めた頃に小屋を抜け出し、車中に置いていたデジスコ・セットを組み立てた。谷間のいつものポイントにいくと少し明るくなってきた。この時期・この時間は、ホオジロが 30?40m ぐらい斜め先の杉の梢でさえずりを始める。今回は、照準器をつけているので液晶画面への取込はやりやすくなったが、ルーペのついた液晶フードを覗いて構図を決めようとするが、雲台などの微妙な操作がなかなか上手くいかない。Verbon FHD-61Q に元々ついているコルクつきのプレートが起因しているかもしれない。
 三脚を置いているほぼ真上に近い高い電線に、巣立ちしたばかりと思われるツバメ2匹が少し間隔を置いてとまっている。このような角度の時には、重心が後ろにあるデジスコ・セットでは特に被写体の導入が難しい。2匹同時の写真は撮れなかった。
 それに、谷間では陽があたるのが遅く、デジカメを光量がある時のように設定したままだったので、帰宅後、自宅で画像を確認すると明らかに露光不足である。Picasa のレタッチ機能を使って修正を試みると少しましになった。まあ、最初の写真よりはピントがあっているようだ。
ホオジロ:鉢伏:クリックすると大きな写真になりますホオジロ:鉢伏ツバメ:クリックすると大きな写真になりますツバメ:クリックすると大きな写真になります
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F2.8 1/320 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 -0.7
 レタッチ トリミング
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F4.0 1/400 13.1mm
 (35mm版換算2292mm)
 露出補正 -0.7
 レタッチ トリミング
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F5.6 1/200 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 -0.7
 レタッチ トリミング
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F5.6 1/200 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 -0.7
 レタッチ トリミング

2009年4月25日

隠居のデジカメ写真整理:Picasa3 で2枚の写真を連結する

 前のエントリーでは、花の写真をたくさん載せた。そのうちの一枚「ミヤコワスレ二種」は、二枚の写真を連結して一枚の写真にしたものである。この写真は、Picasa3 を使って作成したので、備忘録として記録しておきたい。

 元の写真は左の2枚で、合成したものは右である。
薄い青のミヤコワスレ::クリックすると大きな写真になります濃い青のミヤコワスレ:クリックすると大きな写真になります連結写真:クリックすると大きな写真になります

 Picasa3 での連結方法は本来の使い方ではないと思うが、以下の通りである。
  1. Picasa3 を立ち上げ、同じフォルダー(ライブラリー)内の連結したい写真2枚を選択する。
  2. コラージュ画面:クリックすると大きくなります
  3. 画面下部のツール・アイコンで「コラージュ」join_3.JPGを選択する。コラージュとは、モンタージュ写真と思えばよい。
  4. 出てくる画面左の操作パネルにある「設定」タグをクリックし、写真を寄せ集める方法として、「グリッド:写真を縦横そろえて規則正しく並び替える」を選択する。
  5. 「ページ形式」セレクトメニュー
  6. 出てくる画面にある「ページ形式」セレクトボックス下のアイコンjoin_5.JPGで山のアイコンをクリックし、セレクトボックスで「5 x 8」を選択すると横に連結される。2枚の写真の間隔は、上にある「グリッド間隔」で調整できる。
    「ページ形式」をいろいろ試してみると、元の写真が横長の写真の場合、「現在の表示」「9x13」「13x18」「20x25」「A4」「正方形」「4:3」を選択すると「デザインを横方向に定める」(山アイコン)をクリックしておいても、縦方向に連結されるようである。
  7. このようにして連結した写真を保存するには、左操作パネルの下部にある「コラージュの作成」ボタンをクリックすればよい。コラージュ写真は、¥マイピクチャー¥Picasa ¥コラージュ フォルダーに .jpg ファイルとして自動的に保存される。
  8. このコラージュした写真をブログに載せる場合は、写真をエクスポートすればよい。

 連結された写真をよく見ると、元の写真の中心部をカットし連結しているようである。
 この Picasa のコラージュ機能をうまくつかえば、壁紙のコラージュ写真を作ったり、CD レーベル写真に応用したりできそうである。
 ただし、もっと高度な合成写真は、Paintshop や Fireworks などを使わねばならないだろう。

2009年2月23日

隠居の写真整理:Picasa Web Album

 前回は Picasa の操作について記録したので、Picasa が導入されていることを前提に Picasa を使ってネット上に仲間へ写真を公開する操作について記録しておきたい。写真を公開するためには、Google のアカウントを作成しておく必要がある。
 
  • Google のアカウント作成は、Google のいろいろな画面ででてくるが、ここではホームページの下部にある「写真管理」をクリックする例で記録しておきたい。
  • クリックすると大きくなります
    1.  クリックすると出てくる Picasa ウェブアルバムの画面で、「アカウントを作成」ボタンをクリックする。
    2. するとアカウントを作成するために右のような必要な項目の入力画面がでてくるので、指示通りに入力する。
    3. 入力が求められるキャプチャーの英字は判別しにくいようだが、一字一字確認すれば大丈夫である。失敗しても、再度やり直せば新しいキャプチャーが表示される。
    4. アカウント作成が上手くいくと早速「Picasa ウェブアルバムの使用開始」の画面が表示される。


  • ウェブアルバムに写真をアップロードするのは、すこぶる簡単である。
  • クリックすると大きくなります
    1. 先ず Picasa を起動 する。
    2. 左のフォルダー表示から、共有したい写真のあるフォルダーを選択し、サムネイルを表示する。そのフォルダーにある写真をすべて掲載(アップロード)する場合は、フォルダー名を反転させて(選択して)、画面下のツールアイコンのアップロードをクリックすればよい。写真を選択してアップロードする場合は、サムネイルから写真を選択してアップロード・アイコンをクリックすればよい。
    3. すると「ウエブアルバムにアップロード」というポップアップ画面が出るので、右上の新規ボタンをクリックする。すると右のような画面に変わるので、適切なアルバム名と説明を入力する。
    4. クリックすると大きくなります
    5. 「アップロードするサイズ」は推奨の1600ピクセルでよいのではないかと思う。元の写真がこれより小さいサイズの写真であれば、そのサイズでアップロードされるようだ。
    6. 「このアルバムの可視性」では「非公開」を選んで、アップロードボタンをクリックするとアップロードが始まる。
    7. Picasa の画面の右上にある「ウェブアルバム」をクリックすると、先ほどアップロードした写真の1枚目が表示されたアルバムが現れる。
      このときのブラウザーは、Firefox となる。
    8. アルバムを Google サーバーにフリーで置けるのは、1GB までのようである。
    9. クリックすると大きくなります
    10. このアルバムの写真をクリックするとアルバムのサムネイルがでて、スライドショーなどで全ての写真を見ることができたり、「編集」ボタンを選択すると写真の並べ替えができたり、アルバムのカバー写真を変えたりできる。




    11. クリックすると大きくなりますalbum_18.jpg
    12. このアルバムを仲間に見てもらうときは、「共有」タブをクリックすると右のようなメールの送信フォームがでるので、送信先のメールやメッセージを付け加えて送信すればよい。メールを受け取った側(受信者)は、「アルバム表示」をクリックすると送信したときと同じ画面があらわれる。極めて便利にできている。
    13. この画面の右にある「このアルバムへのリンク」をクリックすると、下にURL を表示するボックスが現れるので、この中味をコピーして仲間へのメールに貼り付けて、メールを送信することもできる。


 Google が提供するソフトはフリーだし、ファイルも Google で預かってくれるので便利ではあるが、なんとなく Google に取り込まれているような気がしないでもない。

2009年2月20日

隠居の庭:今年の枝垂れ梅

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります あまり変わりばえしないが、今年の枝垂れ梅の満開を記録に残しておこうと思う。
 枝が伸びすぎたので家内が切りつめたいと前からいっているので、来年は姿が変わる可能性もある。
 この満開時期になると例年メジロとヒヨドリが訪問してくるが、今年はメジロの写真を撮りそこなっている。
 ヒヨドリは Picasa の操作エントリーでフォトレタッチ題材に使ったものを掲載してみた。クリックすると大きな写真になります

(追記:2009/2/21) しばらく見かけなかったメジロが 2 羽明るい陽射しに誘われて、吸蜜にやってきた。花から花へ蜜を求めてちょこまかと動き回る。2階の窓から、こちらがレンズを向けているのはしばらくの間気づかなかった。
デジカメをいいことにシャッターを押しまくった。この写真、Picasa のフォトレタッチを使ってトリミングしているのは、ヒヨドリの写真と同じである。メジロの尾羽の色がよく出ているのを選んでみた。

2009年2月19日

隠居のパソコン:ファイル名を一括で変換する

 時として、同一フォルダー内にあるファイルの名前を一括して変更したいことが出てくる。
デジカメ写真のファイル名は、カメラが自動的にファイル名をつけてくれるから、全て同じような名前になってしまう。
例えば、Nikon D70 の場合、デフォールト設定では DSC_1555.JPG というようなファイル名になる。 フォルダー名を工夫したり、ファイルを「縮小版」で見るとか、Picasa で閲覧すれば写真の区分はそれほど難しくはないが、ブログに複数枚の写真を掲載したりするときは、日付を入れたり連番にしたりした方が処理がやりやすい。
また、ソフトによっては、拡張子が大文字 JPG では具合の悪いときもある。

 フォルダーでファイルを右クリックすれば、ひとつずつのファイル名の変更はできるが一括にはできない。
フリーの Renamin というソフトを使うと、簡単にファイル名を一括で変更できる。
このソフト、私が音ファイルの編集などで重宝している SoundEngine というソフトを発表している Cycle of 5th という札幌のチームが作ったものだ。

rename_1.JPG 上のような画像ファイルを Renamin の指示通りに入力し、「Rename 開始」ボタンをクリックすると一括変換してくれる。結果、下のようにファイル名が変換される。すこぶる簡単である。

rename_3.JPG

rename_2.JPG
 結果として、 DSC_1555.JPG というファイル名は、 090214_001.jpg となっている。

 

2009年2月16日

隠居のデジカメ写真整理:Picasa で取込・編集・送信する

 同窓会の写真や友人との旅行したときの写真、あるいは会食時に撮った写真を、プリントアウトするのはもちろんCD に焼いたりすることも面倒なので、Google が提供する写真管理サービスPicasa を使って Web 上にアルバムを作成し、それを見てもらうことにしている。それらの方法について同世代の老人(といっても失礼ではない歳と思うが)からよく質問されるので、自分の学習も含めて Picasa の操作方法をあまりパソコンが得意ではない同世代の人向けに整理してみたいと思う。

 最近は写真を撮るのはデジカメだから、整理は楽になっている。だが、ほとんどの人は購入したデジカメに付属してついてくる、そのメーカ固有のソフトを使って写真を整理しておられるようだ。

 たとえば、私のパソコンにも Canon ではZoomBrowser EX, Panasonic では Lumix Simple Viewer, Nikon では PictureProject といったソフトが入っている。ほとんどのソフトは、該当するメーカーのデジカメを USB 接続すれば自動的に立ち上がるようになっている。
これが便利なようでたちが悪い。カメラを変える毎に該当するソフトが立ち上がり勝手に保存するフォルダーを作成したりするので、その操作方法を覚えなければならない。歳とった頭ではいささか面倒くさい。

 そこで私はデジカメの写真の取り込みや整理・発信などは、Google がフリーで提供してくれている Picasa に特殊な場合を除いて統一している。Picasa は写真修整のできるフォトレタッチ機能も持っているので、写真管理のほとんどは Picasa ですんでしまう。Picasa の現在のバージョンは、Picasa 3 となっている。

 まずはじめに、Picasa を使った写真の取り込み・整理・編集から、記しておきたい。
 説明のスクリーンショットは、クリックすると大きく表示されます。screenshot_2screenshot_1
  1. Google のホームページ の下の方にあるサービス一覧にある写真管理ではなく、 サービス一覧>> をクリックすると表示される詳細の右列下方に、picasa があるのでこれをクリックすると Picasa3 ダウンロードボタンを表示する画面が出てくる。
    ダウンロードボタンクリックすると自動的にダウンロードが始まる。ただし、IntertExplorer の場合、セキュリティのため一時的にブロックする表示が出るが、ダウンロードを許可すると screenshot_1 のような画面がでてくるので、「実行」ボタンをクリックするとセキュリティ上の注意メッセージがでるが、これを「OK」とすると、ダウンロードが始まり、ライセンス契約書に同意を求めてくる。これに同意すると Picasa を保存するフォルダーを指定する画面がでるので、私の場合、"Program Files" フォルダーではなく、写真用のフォルダーの下にサブフォルダーを作って、そこに保存した。(screenshot_2)
    好みの問題であるが、"Program Files" フォルダーには知らない間にどんどんソフト・サブフォルダーができてしまい、あとで見つけるのに苦労することがあるからだ。
    私は、外付けのHDD も取り入れて写真を中心としたドライブ(D:)、音楽ファイルを中心としたドライブ(E:)というようにドライブを区分している。
  2. screenshot_3
  3. この画面の「インストール」ボタンをクリックするとインストールが始まり、セットアップが終わると screenshot_3 のような完了画面が出てくる。
    ここでは、デスクトップ画面にショートカットができているかどうかを確認するために、「Picasa を実行」のチェックをはずしているが、もちろんチェックをつけておいても問題はない。
    デスクトップ画面には、Picasa のアイコンができているはずである。
  4. screenshot_4
  5. このアイコンをクリックすると、screenshot_4 のようにパソコンに持っている写真(画像)のスキャンを問いかける画面が出てくる。
    マイピクチャーにしか写真を保存していない場合は下のボタンのチェックでよいが、いろいろなデスク(USB接続しているものも)のフォルダーに写真を保存している場合、上のボタンをチェックして「続行」ボタンをクリックする。


  6. このスキャンというのは、パソコンのどのデスクに・どのようなフォルダーに・どのような画像ファイルがあるかを探して、データーベースを作っている作業と考えれば理解しやすい。
    私の場合、音楽ファイルのデータベースは WindoesMediaPlayer であり、写真(画像)ファイルは Picasa ということになる。
    スキャンが完了するには、パソコンのスペックも影響すると思うが、写真の枚数が多いとかなりの時間がかかる。スキャンの途中で、「フォトビューアの設定」という画面が出てくると思うが、設定をしておけばエクスプローラなどで写真を表示するときに、私のブログで写真を表示するときに使っている lightbox のような表示(画像の背面が黒くフェードアウトする)がされる。ファイル形式の指定はデフォールトのままでいいであろう。
  7. screenshot_5
  8. スキャンが完了すると screenshot_5 のように、デフォールトでは撮影(作成)日付降順にフォルダーが表示される。写真ファイルが持っている日付データを読んでいるようだ。
    この表示をお馴染みのフォルダー構造に変えるには、画面上部にあるツールアイコンの左から4つめ「フォルダーのツリー階層が表示されるように表示を設定」をクリックするとが出てくる。
    一度スキャンを完了しておけば、あとは写真(画像)を追加するたびに、データベースに追加される。
  9. screenshot_6
  10. デジカメからの取り込みは、デジカメをパソコンにUSB接続(カードリーダーからのとりこみでも同じ)する。接続して電源をONにすると大抵の場合そのカメラに付属していたソフトが立ち上がるが、これをすべて終了させ、Picasa を立ち上げる。
    画面の左上のツール・アイコンの「インポート」→「デバイスの選択」でリムーバブル・ドライブをクリックするとデジカメにつながり、デジカメに保存されている写真のサムネイルが表示される。(screenshot_6)
  11. screenshot_7
  12. 取り込む写真を選択して(連続して選択する場合は Shift キーを、とびとびで選択する場合は Ctrl キーを押しながら)、その画面の左下にある「選択したアイテムをインポート」ボタンをクリックすると screenshot_7 のようにインポート先(保存先)を聞いてくる画面がでるので、「参照」ボタンをクリックして保存先メイン・フォルダーを選ぶ。一番上の入力欄「これらの写真のフォルダー名を入力してください。」に、新しいフォルダー名(私の場合、090215 というような日付にしている)を入力するとサブホルダーとなり、下の「写真の保存場所」に、フルパスが表示される。
    「終了」ボタンをクリックするとインポートがはじまり、保存されたフォルダーは左のフォルダーツリーの一番上部に表示される。
  13. screenshot_8
  14. 取り込んだ写真を編集(広い意味のレタッチ)するには、サムネイルで表示されている写真をダブルクリックすると screenshot_8 のように、左に編集する項目が表示されるので、編集したい項目を選択する。


    screenshot_10screenshot_9例えば、写真の切り抜きをするときには、
    1. 切り抜きボタンをクリックする。
    2. 切り抜きしたい部分の左上のポイントをクリックして、そのまま右下にドラッグして大きさを決める。
      このとき切り取ったあとの写真の縦横比を下の選択ボックスにある 10X15 しておけば、イチデジで撮った写真の縦横比となる。
    3. screenshot_10 は切り抜きをした後の写真である。このようにすれば、大きいサイズで写真を撮りトリミングすれば拡大した写真にすることもできるようである。

    写真にテキストを表示する場合には、screenshot_12 screenshot_11
    1. screenshot_8 の画面で「テキスト」ボタンをクリックする。
    2. すると右の screenshot_11 のような画面になるので、テキストのフォントや大きさ、色などを指定して、画面上のテキストを表示したい位置にカーソルを置き、文字を入力する。日本語の場合、画面の左下ボックスに文字変換が表示される。
    3. テキストの位置などはあとで修正できるのでいろいろと試してみるとおもしろい。

    I'm Feeling Lucky ボタンをクリックするとコントラストや明るさを自動調整してくれるので便利である。
    その他にもいろいろな修正ができるので、いろいろと試してみればいいと思う。

  15. 次に、画像のサイズを小さくする方法について記しておきたい。
    ほとんどの方は、デジカメで写真を撮るときのサイズはかなり大きく設定されている。私の場合、イチデジでは 3008X2000 ピクセル(約2.7MB )で撮っている。このくらいの大きさで撮っていると先に紹介した写真の切り抜き(サイズが小さくなる)に耐えられる。
    ただ、写真をそのままメールで送ると一度に送れるメールの容量が制限されている(Gmail の場合20MB )ので、サイズを小さくしておきたい。
    ブログに載せる写真などは、幅700 ? 800 ピクセルでいいと思う。これだと写真にもよるが、200 KB 程度になると思う。
  16.  screenshot_13
    1. 私は、ブログに載せるために Picasa で写真のサイズを圧縮するときは、サムネイル表示画面の下にあるツール・アイコンで「エクスポート」を選んでいる。
    2. ブログに載せる写真をクリックして「エクスポート」アイコンをクリックすると、右の screenshot_13 ような画面が出てくるので、保存するフォルダーを指定して、「画像のサイズオプション」で「サイズの変更」を選択し、私の場合 800 ピクセルを指定している。この数字は、画像の横幅を指定しているので、縦長の写真では 600 ピクセルにする。
    3. 画質は元の画質を保存する「自動」で「OK」を押すと、新しいフォルダーに 800X600 ピクセルにリサイズした写真が保存される。エクスポートは、複数枚の写真でも一度に保存できる。
      リサイズした写真は元に戻せないので、オリジナルとは異なるフォルダーに保存するのがよいだろう。
    4. (追記:2009/2/19)新しく作成したフォルダーにあるファイル名は、Renamin というソフトを使えば、一括してファイル名を変更できる。

  17.  このように保存した写真を送信するときは、サムネイル画面で送信する写真を選択し(複数OKである)、サムネイル表示画面の下にあるツール・アイコンで「メール」を選べばよい。screenshot_14
    1. 「メール」アイコンをクリックすると、右のようなポップアップ画面( screenshot_14 )が出てくる。
      Google のアカウントがない方は、「アカウント作成」をクリックして作っておけば、Google が提供する他のサービス(Web Album や自分向けのポータル画面を作る iGoogle など)を利用するにも便利である。
    2. 私は、最近は専ら Gmail を使っているので Gmail をクリックすると Gmail のアカウントを入力する画面が出てくるので、これを入力し Gmail にログインする。2回目からは省略できるようだ。
    3. screenshot_15
    4. ログインするとようやく写真を貼付してメールを送信するフォームが出てくる。
      普通のメールと同じように、複数の宛先を指定できるし、表題も変えられる。
      送信文も変更挿入できるし、送付する写真のファイル名が出ているので、その横に説明を挿入すればより親切である。
    5. ただ、ひとつ落とし穴がある。「ツール」→「オプション」→「メールアドレス」→「出力オプション」で、「元のサイズ」を事前に選択しておかないと、初期設定では 460x380 ピクセルぐらいになっているので、折角リサイズしておいても、460x380 ピクセルで送信されるので気をつけたい。
      元の大きなファイルからリサイズせずにメールをするときは、上の「出力オプション」で、たとえば 800 ピクセルを事前に選択しておくと、送信するファイル(写真)はリサイズして送信される。
    6. なお、?で記したメールプログラムの設定もこのポップアップ画面で設定できる。
    7.  

  18. その他にも、Picasa には数多くの機能がある。
    このうち、写真を仲間内で共有する方法(ウェブアルバム)については、別の機会に記録しておきたいとおもう。


 この記録をまとめることで、今まで知らなかった Picasa の新しい機能を発見したり、進化していることを学習した。
ブログを書くことは、よい学習の機会である。

2008年11月 3日

隠居、MovieMaker でデジカメ AVI ファイルを編集してブログに載せてみる

 最近手にいれた Canon IXY900IS は、このごろのコンデジには普通になっている動画が撮れる機能がついている。この機能を使って簡単な動画を編集し、ブログMT4.1 にエントリーしたので記録として残しておきたい。

 メタボ管理のために最近始めた早朝ウォーキングはただ歩くだけではつまらないので、このコンデジを小さなウエストポーチに入れていき、新しい発見を記録することにした。
 泉北ニュータウンに30年以上住んでいるのに東西南北がいまだによくわからないが、自宅を中心にして、往復1時間?2時間、歩数計にして 6,000--10,000 歩ほど、なるべく車が走らない道を選んで歩くと、今まで気づかなかった新しい発見が待っている。

 川がそちらの方向に流れているので、阪神間で育った人間にはとても北とはおもえないが、今まであまり歩いたことのない北部を歩いてみることにした。ニュータウンができる前からの地元で、小さな田畑や建設会社の資材置き場や工場などが散在しているゴミゴミしているところという印象であった。それに比べれば、ニュータウンは公園・緑道が整備され草刈りや樹木の剪定など税金が沢山使われている。ちょっと本題から離れた。

 この泉北ニュータウンの北部地域には、昔からのため池がたくさんあるようだ。その中でも大きな「小田之池」に農家(?)の間の細い道を辿っていくと、なんと水鳥が群れている。 動画を試してみることにした。Canon IXY900IS を取り出し、モードダイヤルを動画に設定して、池の中央あたりに群れている水鳥にズームした。コンデジの動画撮影は、ほとんどがカメラ任せである。

 自宅PCで、動画ファイルの拡張子を確認すると AVI ファイルになっている。写真(jpg ファイル)のPCへの取り込みは、カメラ購入時に付属しているソフトは使わずに、Google の Picasa でしているが、 AVI ファイルを取り込む機能はない。そこで、「マイコンピュータ」でフォルダー表示を行い、USB接続でつないだカメラのフォルダーに表示される AVI ファイルをPC のディスクにコピーして取り込んだ。
 avi ファイルは、Windows Media Player で再生できる。ただ単純にこのファイルをブログにUPするだけではつまらないので、タイトルをつけるなどの編集をすることにした。

 「 AVI ファイルの編集」でググッて見るとたくさんヒットするが、検索結果の一番に表示される "動画編集 ソフト - k本的に無料ソフト・フリーソフト"に多くの動画ファイル編集ソフトが紹介されている。そのなかの、WindowsXP に付属するMicrosoft の「Windows ムービー メーカー」で編集することにした。この MovieMaker というソフトは、Program Files → Movie Maker フォルダーの中にある moviemk.exe を実行すれば起動できる。

 先のエントリーにも紹介した題材をもとに左のような動画を作成した経験をメモしておきたい。初めての経験なので、多分もっと良い方法があったり多彩な編集ができたりすると思うが、今後経験を積んでいけば書き加えていきたい。
 画像をクリックするとWindows Media Player が立ちあがり、ファイルがダウンロードされるはずである。ファイルは 10MB ほどあるのでダウンロードに少し時間がかかる。
 これを再生するには、Windows Media Player の「ツール」→「オプション」→「ファイルの種類」で、Windows Media ビデオファイル(wmv) にチェックが入っている必要がある。
クリックすると大きくなります
  1. moviemk.exe を実行すると右の screenshot のような画面になるので、ツールアイコンの「作業」をon状態にする。画面の下部の作業ウインドウのツールバーの右端が「ストーリーボードの表示」となっておれば、それをクリックすすると screenshot のような画面になる。この画面の上部は、新しいビデオを編集するための素材を提供し、下部はそれらを利用して新しいビデオを作成する画面と考えると分かりやすい。
  2. 上部3分割画面の左欄「ムービー作業」の 「1.ビデオの取り込み」 「ビデオの読み込み」 をクリックすると読み込むファイルを指定するポップアップ画面がでるので、デジカメからコピーしたAVI ファイルを指定し、「読み込み」ボタンを押す。読み込んだファイルは、中央の作業画面に表示される。異なるファイルを異なるフォルダーから読み込むと新しい画面に表示され、個々に異なる「コレクション」ファイルとして保存される。コレクションとは編集するためのライブラリーと考えればいいだろう。上部ツールアイコンの「コレクション」をクリックすると上部3分割画面の左欄に表示される。コレクションのひとつをクリックすれば、それに付随するファイルが上部3分割画面の中央部に表示される。なお、読み込んだファイルは「クリップ」と呼ばれる。
  3. クリックすると大きな写真になります
  4. 撮影してきたAVI ファイル(クリップ)が長かったので、半分程度をトリミングして短くすることにした。
    トリミングを行うには、作業ウインドウのツールバーの右端アイコン「タイムラインの表示」をクリックする。表示は「ストーリーボードの表示」となる。
    コレクションからトリミングするファイルを選択し、作業画面にドラッグする。
    トリミング部分はクリップの開始部分からか終了部分からかのどちらかからしか指定できない。screenshot のようなマークがでるので、トリミングする部分までドラッグする。中間をトリミングするには、はじめにクリップの分割が必要である。分割の方法については割愛するが、ヘルプを見れば分かる。
  5. クリックすると大きくなりますクリックすると大きくなります
  6. 次にクリップを連結した。クリップを連結するには、連結するクリップがあるコレクションを開き、連結するクリップを連結する位置にドラッグする。ドラッグするとストーリーボードは右の screenshot のように表示され、再生ボタンをクリックすると2つのクリップが連続して再生される。
  7. このままでは愛想がないので、タイトルや効果を入れることにした。
    1. クリックすると大きくなります画面上部のツールアイコンで「作業」を選択する。
    2. ムービー作業欄の「 2. ムービーの編集」→「タイトルまたはクレジットの作成」をクリックするとタイトルを入れる場所を聞いてくるので、この場合、「タイムラインで選択したクリップにタイトルを追加する」を選んだ。
    3. するとタイトルを入力する画面が現れるので、タイトルを入力する。
    4. クリックすると大きくなります
    5. 下の「詳細オプション」→「タイトル・アニメーションを変更する」をクリックするとタイトルの表示方法(アニメーション)やタイトルの字の大きさや色などを変更することができる。ここでは、アニメーションを変更で「新聞」を選んだ。「終了、タイトルをムービーに追加する」をクリックしてセーブするとクリップの頭に取り込まれる。アニメーション「新聞」では、字の大きさや色などを変更することはできないようだ。
    6. クリックすると大きくなります
    7. クリップのつなぎ目をすこし格好良くするには、下部のビデオ編集を「ストーリーボードの表示」にして、「作業」画面→「ムービーの編集」→「ビデオ切り替え効果の表示」をクリックすると出てくるビデオ切り替え効果から好みのものをクリップのつなぎ目にドラッグすればよい。



    8. クリックすると大きくなります
    9. 編集したムービーの最後に、撮影日・場所などを表示する画面(クレジットと言われる)を追加することができる。
      クレジットの作成は、ムービー作業欄の「 2. ムービーの編集」→「タイトルまたはクレジットの作成」をクリックすると出てくるポップアップ画面で、「ムービーの最後にクレジットを追加する。」を選択する。
      入力画面が出てくるので、表示したい情報を入力し、「終了、タイトルをムービーに追加する」をクリックしてセーブすればよい。
    10. クリックすると大きくなります
    11. BGM として何か音楽を流したい場合には、BGM にする曲(mp3でOK)を「ムービー作業」→「ビデオの取り込み」→「オーディオまたは音楽の読み込み」で表示されるポップアップ画面でファイルを指定し、「取り込み」をクリックすると、開いているコレクションに読み込まれる。
      このファイルをタイムライン画面にある「オーディオ/音楽」欄にドラッグすればよい。
      BGM とするファイルは、あらかじめ Sound Engine をつかって、ムービーの長さにトリミングしたり、フェードイン・フェードアウトをほどこしておいた。
  8. これらの作業は「プロジェクト」と呼ばれ、作業途中でも「ファイル」→「名前をつけてプロジェクトを保存」すれば、あとで続けることができる。
  9. 作成したムービーは、作業画面の「ムービーの完了」→「コンピュータに保存」でブログにアップできるファイルを保存できる。保存後のファイルの拡張子は、wmv となる。


 このエントリーを投稿するには、ずいぶん時間を要した。初めての経験を確認しながら、再度作業をし、screenshot などを用意したためである。
 このようにして記録しておかないと老人のぼけた頭ではすぐに再現できないし、記録にすることで復習することができる。

2008年5月28日

晩春の鉢伏(兵庫県)

 晩春の山小屋(兵庫県養父市大久保)に、パートナーと出かけた。今回は、あまり作業をせずにゆっくりしようといっていたが、古くなった小屋は手をいれるところがあっちこっちにあって、ついついいろいろと作業をすることになった。

クリックすると大きな写真になります  2X4 で枠組みを作った風呂のバーナー小屋の木部にクレオソートを塗布した。防腐・防虫用である。コンパネの黄土色とマッチしてなかなか良い風合いである。
 パートナーは床下に潜って、少し水漏れがする古い塩ビ水道管の交換と厳寒期の凍結防止用の電気ヒーターニクロム線を巻いてくれた。その他、破れた壁の修理とか雨戸レール調整、トイレ漕の汚水処理などやることはいっぱいある。

クリックすると大きな写真になります 七輪焼き肉でのアルコールでいささかの二日酔いだったが、翌早朝、 Tamron 28-300mm を装着した Nikon D70 を三脚につけてかつぎ、首から双眼鏡をぶら下げ、MP3 レコーダーEDIROL R-1 を手に持って、小屋の裏の林道で耳を澄ませ、眼を凝らした。
 杉の梢の先で、スズメより少し大きな鳥がウグイスの谷渡りに混ざってさえずっている。まだ、谷間には太陽の光が入っていないので、光量が足りないが、 Tamoron 28-300mm を一杯にのばして(35mm換算450mm?)、何枚かシャッターを押した。自宅に帰って、Google のフリー写真ソフト Picasa でトリミングし、明るさを上げるなどのフィルタリングをすると、ご覧のような写真になった。三脚につけているので手ぶれがないので、こんなこともできるらしい。

 鳥の名を「日本の野鳥」という図鑑で調べると、どうやら「ホオジロ」らしい。いつもの「ことりのさえずり」サイトの Pika さんに教えを乞うメールをだしたので、正解を教えていただけるだろう。
(追記:200/6/1)すぐに、Pikaさんからお返事をいただいた。いつもながら、下のように丁寧に教示頂いている。>の部分は、私の質問の引用部分である。
こんにちは、「ことりのさえずり」の岩下です。
>さらに、いろいろと調べていますと、どうやら「ホオジロ」のように思われるのですが、いかがでしょうか。
>写真も「ホオジロ」ですよね。
おっしゃるとおりです(*^_^*)

昨日、仕事に出かける前にメールを受け取り、音を聞いて「あ、ホオジロだ。でも、お返事をお出しできるのは明日になってしまうなぁ。」と思ったのですが、かえってその方がよかったですね。
だって、中村さんがご自分で「ホオジロだ!」と発見する楽しみを 奪わずにすんだのですから!
ホオジロのさえずりととノジコのさえずりは似ているので、夫も私 も時々自信がない時がありますが、この写真はばっちりホオジロですね。ノジコの声も聞き比べてみてくださいませ。ノジコの方が、派手でちょっとありがたみのある声かなと思います。

さて、いただいた音ファイルには、他にもいろいろな子がさえずっていますね。ホトトギスから始まり、キビタキがちょっとけだるそうに「ホキョリーン」という感じでさえずっていますね!いい音風景です。足音もいい味を出しています♪ウチの録音も、よく夫との雑談とか、ダウンジャケットのこすれる音とか入っています。その 時の自分の動きを思い出させるいろんな「雑音」、私は好きです。

>ところで、近くの木の枝に、ヒマワリのむきみのタネを入れた餌台をぶら下げ見ましたが、さっぱりよりつきません。シジュウカラ でも寄りつくと思ったのですが。

すぐには来てくれない気がします。慣れるまでちょっと時間がかかるでしょうが、きっとシジュウカラ、ゴジュウカラ、ヤマガラ、コガラたちが来てくれると思います!


クリックすると大きな写真になります 小屋の周りや林道脇には、「タニウツギ」がツツジのようなピンクの花を沢山つけている。このような花の名前は、「K's Bookshelf 」の「花の名前小辞典」にお世話になっている。本にもたよることもあるけれども、ネットでほとんどのことが分かってしまう。答えをくれるのは、偉い先生ではなくて市井の一市民である。知のあり方が完全に変革を起こしている。

 小屋の外で大工仕事をしていると、 Pika さんに教えてもらったホトトギスのさえずりが近くで聞こえる。EDIROL R-1 をセットしてみるとわりあい明瞭に音を録らえていた。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります デジスコまがいと Tamron 28-300mm を比較するために、ホウノキの7?8m先の梢に咲いている白い花(これもネットで調べて分かったのだが)を同じ場所から撮ってみた。左が Tamron 28-300mm で、右がデジスコまがいである。比較のためにどちらもトリミングをしていない。デジスコまがいの方が、少し大きく写るようだがこの距離では大差はない。デジスコまがいでは、ケラレがでやすいし、焦点を合わせにくい。やはり、フィールドスコープにデジカメをセットするのがいいようだ。

日本の野鳥 (フィールドベスト図鑑)
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ハチ高原近辺私的観光地図に掲載 

 

2008年5月 6日

壊れたJPEG.Fileの復元:デジカメ写真

 あまり起こって欲しくないことだが、NikonD70 で撮ったはずの写真が、読み取れないことが起こった。

 私が持っている Nikon のデジカメは コンデジのCoolpix880 も含めて、記憶メモリーは CompactFlash である。昔は主流だったが、今はSDカードが多いようだ。従って、SD の方が容量あたりの値段は安い。
 まあ、定期的にフォーマットを行えば、1GBの CompactFlash を持っておれば1泊のちょっとした旅行くらいでは、バシャバシャと撮ってもメモリーが足らなくなることはまずないので予備に 512MB 当たりを持っておれば十分である。

 連休の谷間に山小屋にいったときに撮った(つもりの) CompactFlash を自宅のPCにUSBでつないだカードリーダーで読んでみると、カメラのカウンターで130枚ほど撮った(つもりの)写真の前半分ほどが読み取れない。できはよくないと思うが、レンゲ畑で撮ったキチョウモンキチョウや梢の先でさえずるウグイスなどの写真が表示できない。エクスプローラーでフォルダーの中身をみると CompactFlash に取り込んでいる形跡はあるが、読み取れるファイル名は、例えば DSC_8981.JPG のようになっているが、読み取れないファイル名は、例えば DSC 8942.JpG のように、アンダーバー( _ ) が欠けたり、一部が小文字になっていたりしている。
 正常なファイル表示では、撮影年月日などのファイルの属性表示があるが、それらも欠けている。
 ファイルの名前の変更などを試みたが、拒否される。

 ほとんどあきらめていたのだが、それでも再フォーマットするのはやめて(全てファイルがなくなるので)、何か救済策はないものかとネットで探してみると復元できるらしいソフトがみつかった。株式会社Jungleというところがだしている「完全データ復元PRO2008」というソフトである。体験版があったので、ダウンロードして使ってみると、体験版ではファイル容量が 10k までのファイルでないと駄目である。私は、画質Fine、画像サイズ 3008x2000px で設定しているから、写真1枚は、約 3MB になる。体験版では、復元できない。買ったは使えないのではないかと少し不安であったが、思い切って製品版をダウンロード購入した。

クリックすると大きな写真になります  ダウンロードした圧縮ファイルは自己解凍ファイルとなっており展開はすこぶる簡単である。
 ウイザードに従って、 CompactFlash の表示できないファイルを指定し、復元を行うと3分の1ほどのファイルは表示できなかったが、レンゲ畑やウグイスの写真が表示された。枚数を気にせずシャッターを押しているから、同じようなカットの写真は沢山あるので助かった。復元した後のファイル内容をエクスプローラーでみるとスクリーンショットのように、写真の撮影日や時刻が少しおかしいが更新日時などが復元している。
 なお、読み取れなかったファイルの .JpG の表示はなおらなかったので、Rename というソフトを使ってファイル名を一括変換した。

 写真がなかったので、先日の<新緑の兵庫氷ノ山山麓鉢伏>エントリーには記載しなかったが、今回壊れた写真ファイルが復元できたので、UPしてみた。
(追記:2009/1/7)少し現象が異なるが、正月にNikon D70のセルフタイマーで撮った家族写真のPCへの取り込みができなくなった。
 通常、D70 の場合カメラ本体と USB 接続するか、compact flash reader で Picasa2 を使って画像をインポートする。この反応が全くない。エクスプローラーでフォルダーの中身をみると DSC というフォルダー名が見えるだけでファイルは一切表示されない。
 家族写真は、CanonIXY900IS のセルフタイマー(このカメラでは、セルフタイマーで連続して写真が撮れる)でバックアップをとってあったので諦めかけていたが、念のため「完全データ復元PRO2008」で復元できないか試してみると全ての写真が表示された。セルフタイマー以外の写真もあったので、家族に怒られなくてすんだ。ありがたいことです。
 原因ははっきりしないが、compact flash がいたずらしているのではないかと思われる。ときどき撮影中もカードを認識しなくなることがあった。新しいものを手に入れようかなと思っている。

2008年3月29日

泉北西原公園:サクラなど

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります  堺泉北のサクラ名所、西原公園のサクラもこのところの暖かさで3分咲きくらいになった。レンギョウ・ユキヤナギは満開で、黄色・白・ピンク・緑のコントラストが楽しい季節である。
 サクラの花にメジロが吸蜜しにきた。NIKKOR18-200mm では、大きく撮ることは難しい。Google の Picasa でトリミングしてみるとなんとか見える写真になった。ヒヨドリもあいかわらず多いが、撮るチャンスを逸した。下に目をやるとタンポポの黄色い花が地面にはいつくばっていた。
クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 公園からの帰り道、花木の多いお宅の庭の垣根には、ユキヤナギ・木蓮・レンギョウと蝋梅の黄色い花が、道路上に溢れていた。家に帰り着くと、「ツーピーツーピー」と小鳥のさえずりがかなり身近に聞こえる。空を見上げると、鳴き声はすれど姿が見えずだったシジュウカラが、電線にとまっている。ズームを一杯にのばして撮った写真を Picasa でトリミングしてみるとシジュウカラの特徴である胸の黒ネクタイがはっきり見える。餌台をおけばきっと現れるのではないかと作る気になっている。

泉北近辺私的観光地図に掲載

2008年3月11日

MT用フォトサムネイラーのインストール

 このブログに 2005年3月から掲載してきた種々雑多な写真も結構な量になってきた。これらの写真をカテゴリー別にアルバムにしたいと、ブログのタイトルなどで使っている Sothink SWF Quicker という Flash 作成ソフトのテンプレート利用も考えてきたが、日本語対応ができないなど意図したとおりにできないので諦めていた。

 写真のアルバムは、DIY作品集で実現しているが、新しいエントリーをあげるたびに修正しなければならないなど結構面倒な作業である。サムネイルに載せる写真を選択できるのは、いい点であるが。

 Flash カレンダーや Flash 天気予報を利用させていただいている Kinarie&May さん にMT用フォトサムネイラーというエントリーの中の画像ファイルをサムネイルで表示する Flash プラグインがある。前から気になっていたが、トライする機会がないままになっていた。今回、試してみると思い通りのインストールができたので、注意点などを記録として残しておきたい。

 次のサムネイルは、私のブログでカテゴリーを Gardening として分類しているエントリーに掲載されている写真である。下の << Prev ボタンをクリックすると日付を遡って見ることができる。サムネイルをクリックすると該当するエントリーが表示される。サムネイルに戻る場合は、ブラウザーの戻るボタンを使う。

   


 インストールの手順は、Kinarie&May さんのMT用フォトサムネイラー1.20 に親切に書いてある。
 以下は、注意点。
  • サムネイルされる写真は、HTMLに、<"img","src" >で指定される .jpg 写真である。いずれも小文字でなければならない。Picasa2 でエクスポートした写真は、大文字の .JPG となりサムネイルされないので要注意である。
  • テンプレートの新規作成で作成した xml ファイルは、作成した blog のルートフォルダーに保存される。ダウンロードしたphoto_thumbnailer120.zip を解凍してできる photo_thumbnailer120.swf ファイルは、同じフォルダーに置けばよい。
  • カテゴリー別にサムネイルを作る場合は、 xml ファイルの中で、<MTEntries category="004Gardening" lastn="999"> のようにするが、category の名前は、ブログ管理画面のカテゴリー名と一致させる必要がある。なお、サブカテゴリーも指定できる。私の場合、ソートのためにつけていた頭3桁の数字を忘れていたので、当初上手くいかなかった。
  • いくつかのカテゴリーでサムネイル集を作成する場合は、出力名を変えた xml ファイルをいくつか作ればOKである。

 このプラグインを応用して、私のサイトで運営している友達のブログの写真集とかのようなカテゴリー別のサムネイル集を作成していきたいと考えている。
 Kinarie&May さん Thanks a lot !!

(追記:2008/3/12) 私のサイトで運営している Studio YAMAKO はプロ級の腕前の YAMAKO が撮った趣味の蝶の写真が中心である。この蝶の写真のサムネイルを MT用フォトサムネイラー1.20 で作成してみました。右サイドメニューの Studio YAMAKO をクリックしてみてください。素晴らしい写真集がご覧になれます。

(追記:2008/3/13)サムネイルされる写真の拡張子は小文字の jpg でなければならない。ブログに写真を掲載するには Picasa2 でデジカメ写真を整理しエクスポートするのが便利であるが、拡張子が大文字の JPG となる。そのため、MTで写真ファイルをアップする前に該当するフォルダーの写真ファイルを Renamin.exe で拡張子を小文字の jpg としなければならない。ただし、この逆手をとって、サムネイルに載せたい写真だけ、小文字の jpg とする手もあるが、サーバーとエントリーのファイル名を変えねばならない。 

2008年1月16日

隠居、ネット時代の「知的生産の技術」を考える?:発見の記録

 このエントリーは、私の同年代ではパソコン恐怖症で、いまだに昔の情報整理にこだわっておられる方も多いので、死ぬ前に、革命が起こっているネット時代を覗いてみたらという気持ちで書いている。パソコンを使いこなしておられる方には、別に新しい話でもないので、どうぞ退室していただきたいと思う。

 このエントリーは、ネット時代の「知的生産の技術」を考える?」の続きである。なんとなく、しょうもないことを始めたといささか後悔をし始めているが、自分自身の記録と思って、オブリゲーションなしに続けることにする。

 梅棹忠夫の「知的生産の技術」の前半では、
  1. 発見の手帳
  2. ノートからカードへ
  3. カードとその使い方
  4. きりぬきと規格化
  5. 整理と事務
と手帳、ノート、カード、ファイルなど、知的生産における装置(ツールという表現をした方がいいのかもしれないが)を取り上げている。

  新しい情報の生産を知的生産というのなら、そのための素材がなければならない。その素材は、「あらゆる現象に対する、あくことなき好奇心、知識欲、包容力」で発見したことがらである。それらを素早く記録するためのツールとして、京大型カードにたどりついたとある。手帳→ノート→カードの進展型で京大型カードとなった。

 私も長続きはしなかったが、京大型カードを使った記憶がある。私が勤めていた会社の研究所でも、これに似たカードが採用されていた。それは、化合物のデーター・ベースみたいなもので、カード1枚1枚に亀の甲が特殊なタイプライター・ヘッドを使って、プロのタイピストが打ったものである。偉大なる労力を使っていたのだ。今でも、この分野は特殊なソフトが使われているようだが、3Dのグラフィックで立体的に表示されるようになっているようだ。

 それは兎も角として、「知的生産の技術」では、この部分に、かなりのページ数を割かれて記述されている。

 何かを発見をしたときにその場で文書を書くには、今ならケイタイで文書をつくり自分のPCにメールで飛ばすことができそうだ。1993年発刊の野口悠紀雄の『「超」整理法』は、「知的生産の技術」が発刊されてから24年目の、いわば「知的生産の技術」の焼き直し版である。その中に「持ち歩き端末」(p.191) が便利であるとある。それから、14年しか経ていないが、この世界はどんどん進化しているのである。そう言えば、WorkPad が流行ったこともありましたね。引き出しの奥になぜか、2台が眠っている。

 最近のケイタイには、解像度の高いデジカメまで付いている。それに不満なら、ちいさなコンデジ( Compact Digital Camera)をポケットに忍ばせておけばよい。とにかく、素早くデジタル化しておくのがいいのではないだろうか。受信したメールを Notepad か何かに copy & paste して、野口悠紀雄の『「超」整理法』にあるように、時系列にデジタル・ファイル化しておけば、後の活用に生きてくる。デジタルの世界になって、あきらかに整理の方法が変革したのだ。

 京大型カードで工夫された点は、あとで整理をしやすくすることである。これも、梅棹さんがいう「発見」をデジタル化しておけば、カード時代に苦労されたこと(複写であるとか、グループ化など)が簡単にできる。

 「知的生産の技術」P63 では、カードも多くなれば持ち運びが大変ということを書いておられる。P56 にあるカードの絵をもとに1枚あたりの情報量を計算すると、カード一杯に書いても文字数は300文字くらいだから、漢字1文字は、2バイトの情報量なので 600文字×2バイト=1200バイト(約1.2KB)である。
 今、¥3000たらずで売っている1GBのUSBメモリーにカード 90万枚ちかく(1GB=1024MBx1024KB=1,048,576KB ÷1.2KB=873,813 )の情報量が入ることになる。しかも、まだムーアの法則は健在だから、情報を蓄積する技術は、創り出される情報量を十分吸収できるのだ。

 第4章では、切り抜きと写真の整理について書かれている。切り抜きは、インターネットでほとんどの情報が得られる今でも、情報を集める有効な方法であろう。ただ、今ではスキャナーという便利な機械を使えば、わざわざスクラップ・ブックを作らなくても、デジタル・ファイル化することができる。おまけに、スキャンした情報が新聞のようなものであれば、OCRソフトがあるから、イメージデータを文字データに変換することもできる。私も、仕事をしていた7?8年前くらいから新聞・雑誌などでとっておきたい情報は切り抜かずスキャナーして、「読んでココ!」というOCRソフトで 、テキスト・デジタル化していた。最近では、OCRソフトの識字率も非常に向上し、自動化も進んでいるようだ。
  例えば、2003年7月9日の日経新聞の記事は、テキスト・デジタル化したものをHTMLで表現したものである。スクラップ・ブックに貼っていたら、とっくに捨てていただろう。デジタル・ファイルだから、パソコンの片隅に残っている。

 「知的生産の技術」の P75 あたりには写真整理の話が出てくる。もちろん、銀塩写真である。今、写真を銀塩フィルムで撮る人はよほどのマニアか、よほど時代に遅れている人しかいないだろう。今や写真はデジタル・ファイルであるから蓄積は他のデータファイルと変わらない。Google が提供する Picasa2 のようなソフトを利用すれば、写真の整理が簡単にできるし、修正できたり、CDに焼いたりできる。

 第5章では、蓄積した資料の整理の方法を述べておられる。ちょっと余談であるが、その中に、「整理」と「整頓」とは違うという以下のようなくだりがある。
整理というのは、ちらばっているものを目ざわりにならないように、きれいにかたづけることではない。それはむしろ整頓というべきであろう。ものごとがよく整理されているというのは、みた目にはともかく、必要なものが必要なときにすぐとりだせるようになっていること、ということだとおもう。

 詳しく書くと家庭内争議になるので書かないが、家内といつももめるのはこのことである。

 この章には、それこそ物理的なファイリング・システムについても説明されているが、今の時代では自分で集めた資料は 100% 近く、パソコン (Personal Conputer) のディスクに保存される。Windows の検索機能を使えば、すぐさま、ありどころを教えてくれる。それでも、梅棹さんが説くように、それぞれの情報の「あり場所」は決めておいた方がよいようだ。これだけ Hard Disk が安くなれば、文書用ディスク、スクラップ用ディスク、写真用ディスクと分けておいた方がいいかもしれない。USBで接続できる外付けのポータブル・ディスクであれば、場所もとらないし、持ち運びだって簡単である。

 次回には、第6章以降の「読書」とか「手紙」などに関する知的生産の技術について、ネット時代の今ならどうなのかを考えてみたい。

  
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5 押出しファイリング
5 整理法までをも整理してしまった本
3 整理のポイントは使用頻度