2025年8月アーカイブ: Studio YAMAKO

2025年8月28日

2025/6/21-24 関西旅行 ⑤ 大阪関西万博_1 2025年6月23日 大阪市此花区夢洲

万博へ行く日の朝、御堂筋の様子を見ようと窓に近づくと、覚悟はしていたが、窓ガラスには雨のしずくが付いていた。しかし、激しい降りではない。

 前回、大阪万博を見にいったのは、娘がまだ2歳になるかならないかの頃だったと記憶している。凄い混雑で、おんぶしたり抱っこしたりして、パビリオンなどほとんど見ることが出来ないまま、2~3時間ほど滞在したのを思い出す。

 前回の万博は、1970年(昭和45年)の「日本万国博覧会」、通称「大阪万博」だった。アジアで初めて開催された本格的な国際博覧会であり、77の国と4つの国際機関が参加した。その時のガイドブックを持っていたが、何回かの引越しでどこかに紛れ込んでしまった。その時の会場は大阪府吹田市の千里丘陵で、会期は1970年3月15日から9月13日までの183日間だったそうだ。入場者数は約6400万人で、2010年の上海万博まで万国博覧会史上最多の記録だったということだった。

 今回、当初参加を表明した158の国と地域、9つの国際機関が参加している。ただし、一部の国・地域で辞退があったほか、インド、ネパール、ベトナム、ブルネイの4か国は、内装工事が間に合わず、展示工事の遅れにより開幕後もパビリオンが開館できていなかった。

 入場するには、IDを登録したり、見たいパビリオンは予約が必要であったり、難しそうだった。誘ってくれた婿殿と娘に一任であったが、アメリカ、フランスなど人気のあるパビリオンはすべて、予約できなかった。
 大屋根には興味があった。上がってみたい。あとは、行ったときに入れたところに入ろうということに、せざるをえなかった。まあ、雰囲気を感じて来ようということにしたのだ。

 3回に分けて、約60枚の写真を載せる。

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大屋根リンク 「多様でありながら、ひとつ」 2025年6月23日 大阪関西万博 大阪市此花区夢洲

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アメリカ館の外観 2025年6月23日 大阪関西万博 大阪市此花区夢洲

078_250623234 X900 ▲朝の御堂筋 ロイヤルパークホテル G7X.jpg 78.雨の御堂筋
ホテルの窓から見る御堂筋のビル群は雨模様だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 29mm ISO125 )
079_250623236 X900 〇朝の御堂筋 G7X.jpg 79.一方通行の御堂筋
雨は、ほとんど止んでいた。10時過ぎにホテルを出て、御堂筋を南へ下る。この写真の先に地下鉄の本町駅へ下りるエレベーターが設置されていた。車の動きを見ると、なんと一方通行だ。御堂筋は南行きの一方通行になっている。御堂筋は、1970年の大阪万博を機に、交通渋滞緩和と事故防止のために一方通行になったそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO250 )
080_250623239 X900 〇御堂筋 本願寺津村別院 G7X.jpg 80.本願寺津村別院
しばらく歩いて行くと右側に大きな寺院の建物があった。浄土真宗本願寺派の本山、西本願寺の別院で通称は北御堂と呼ばれる。wikipediaによると、天満にあった天満本願寺が京都の堀川六条に寺基を移した後(西本願寺)、大坂の門徒たちにより天正20年(1592年)に楼の岸(ろうのきし、現・中央区天満橋京町の八軒家浜近辺)に集会所が設けられた。これが津村別院の始まりである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO320 )
081_250623241 X900 〇地下鉄中央線 本町駅 G7X.jpg 81.地下鉄 本町駅
本町駅は御堂筋線と四ツ橋線と中央線が走っている。万博が行われている夢洲(ゆめしま)は中央線の終点である。案内に示されたルート従って、その乗り場に出た。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2000 )
082_250623250 X900 〇地下鉄中央線 夢洲駅 G7X.jpg 82.夢洲駅
それほど混雑はせずに、本町から20分ほど乗って、夢洲に着いた。Osaka Metro中央線の夢洲駅は2025年1月19日に開業したばかりだ。中央線がコスモスクエア駅から夢洲駅まで延伸され、万博会場に直接乗り入れる唯一の鉄道アクセスルートとなった。エスカレータで地上へ上がる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 )
083_250623252 X900 〇地下鉄中央線 夢洲駅 G7X.jpg 83.夢洲駅地上出口
梅島駅地上出口から、上がってきた下を見る。夢洲駅の階段下に掲げられている大きな「夢洲」の文字の書家について、AIに聞いてみたが、「公開されている情報から特定できませんでした。」という回答だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1250秒 9mm ISO125 )
084_250623254 X900 〇大阪関西万博東ゲート G7X.jpg 84.夢洲駅の地上に出る
ここは東エントランス広場。ここから、行列は参加各国の国旗が立ち並んだ前を万博会場東ゲートへぞろぞろと進んでいく。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 16mm ISO125 )
085_250623259 X900 〇大阪関西万博東ゲート G7X.jpg 85.東ゲートへ
傘をさしている人と、さしていない人がいる。その程度の雨だ。陽が照っていれば、日傘に変わるだけだ。ゲートの近くになると、列が複雑になる。写真など撮っていられなくなった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 16mm ISO125 )
086_250623263 X900 〇万博 パナソニック館 G7X.jpg 86.入場
婿殿が4人の分をまとめて処理してくれて、何事もなく入場することが出来た。住友館、三菱未来館やパナソニックグループのパビリオンが見える。住友館に入ってみようかと列に並んだが、整理している係の人に聞くと入るのに30分かかるという。止めた。この調子だと入れるところはあるのだろうかと心配になる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 25mm ISO125 )
087_250623265 X900 〇万博 大屋根 ミャクミャク G7X.jpg 87.ミャクミャク
案内書の前に、大阪・関西万博のシンボルとしての公式キャラクターであるミャクミャクの前で写真を撮っている人が大勢いる。 EXPO2025の公式ぺージには、ミャクミャクは「細胞と水がひとつになったことで生まれた、ふしぎな生き物。その正体は不明。赤い部分は「細胞」で、分かれたり、増えたりする。青い部分は「清い水」で、流れる様に形を変えることができる。なりたい自分を探して、いろんな形に姿を変えているようで、人間をまねた姿が、今の姿。但し、姿を変えすぎて、元の形を忘れてしまうことがある。外に出て、太陽の光をあびることが元気の源。雨の日も大好きで、雨を体に取り込むことが出来る。」という説明があった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125 )
088_250623268 X900  〇万博 大屋根 G7X.jpg 88.大屋根リンク -1
左手に日本館があって、住友館、電力館の向こうに、今回万博会場に来て、私が一番楽しみにしていた大屋根が見えた。この大屋根の上に上がって会場を見渡すことだった。大屋根リンクは、大阪・関西万博の会場デザインの理念「多様でありながら、ひとつ」を表すシンボルとして2023年6月に着工、2025年2月に竣工した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1250秒 9mm ISO125 )
089_250623271 X900 〇万博 大屋根 G7X.jpg 89.大屋根リンク -2
大屋根リンクの下に来た。今回の万博のシンボルとして建設され、wikipediaによれば、世界最大の木造建築物、建築面積 (61,035.55㎡)としてギネス世界記録に認定されたそうだ。デザインは藤本壮介氏が手掛け、基本設計は東畑建築事務所・梓設計JV(ジョイント・ベンチャー 複数の企業が、それぞれの資源やノウハウを出し合って、特定の事業やプロジェクトを共同で進める事業形態)が担当、工事は3組のJVが分担して施工した。建設費は約350億円だそうだ。大屋根リンクに上がる前に会場を歩き、パビリオンの外観を見て回ることにする。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO400 )
090_250623274 X900 〇万博 大屋根 G7X.jpg 90.フランス館
大屋根リンクの下を抜けて、フランス館の前に出た。一週間ほど前に婿殿が予約を入れてみてくれたが、残念ながらダメだったらしい。フランスのパビリオンのテーマは「「愛の讃歌」だそうだ。フランス館は予約なしでも入れるようだが、待ち時間が計り知れない。外観のみだが、雰囲気を感じ取っていく。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 26mm ISO160 )
091_250623279 X900 〇万博 アメリカ館 G7X.jpg 91.アメリカ館
フランス館の右隣はアメリカ館だった。ここも来場日の1週間前に行われる「7日前抽選」を入れてみたようだったが、取れなかったらしい。入場は諦めた。入り口の正面両側のスクリーンには、この時は「アメリカ・イリノイ州・シカゴの美しい景色が広がっていた。パビリオンの内部は5つのエリアにわかれていて、アメリカ旅行や宇宙探査などを疑似体験できる没入型展示が見どころだそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
092_250623275 X900 〇万博 大屋根動かず G7X.jpg 92.大屋根リンク -3
ここで、大屋根リンクを振り返って見ると、なんとエスカレーターは動いていない。リンクの上には人影がない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 14mm ISO125 )
093_250623281 X900 〇万博 コモン館G7X.jpg 93.モザンビーク展示館
アメリカ館の隣がフィリッピン館で、そこを左に入ると、左手にモザンビークの展示館が、右手にコモンズAが見えた。モザンビークの展示館は、複数の国が共同でパビリオンを設ける形式の展示施設のようだ。たくさんの国が同じ建物の中でブースで展示を行う共同館(コモンズ)も人気を集めている。コモンズ館はA~Dと、このモザンビーク展示館のある共同館とで、全部で5つある。このモザンビーク展示館の前にはコモンズAがある。モザンビークという国は何処にあるのか分からなかかった。アフリカ大陸南東部に位置する共和制国家で首都はマプトという。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO125 )
094_250623288 X900 〇万博 コモン館G7X.jpg 94.ペルー展示館
前に戻って、モザンビーク展示館が入っているコモンズにはチリ展示館もある。ここはこの後で入ったコモンズAとは違い、それぞれの国が独立した展示スペースを設けているようだ。南米はチョウも多くいるので、行って見たいと思っていた。結局行けなかったが「インカ帝国の失われた都市」マチュピチュの看板が目立つ。ペルーの首都クスコはアンデス山脈の標高3,400mにある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 20mm ISO3200 )
095_250623284 X900 〇万博 コモン館G7X.jpg 95.コモンズA キルギス共和国
モザンビーク展示館の前にコモンズAがあった。入場を並んで待つ人が少ないので、入った。ブースが沢山あって、それぞれにアジア、中近東、アフリカ、中南米などの30か国くらいの展示ブースがあった。キルギスは中央アジアに位置する共和制国家でかつての正式国名はキルギスタンだが、改称以降も現地語での通称として公式に認められている。首都であり最大の都市はビシュケクという。展示を見ると美しい国だ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2500 )
096_250623285 X900 〇万博 コモン館G7X.jpg 96.コモンズA マラウイ共和国
Wikipediaによれば、マラウイは、アフリカ大陸南東部に位置する共和制国家。イギリス連邦加盟国のひとつ。旧称ニヤサランド。首都はリロングウェである。北・北西はタンザニア、東・南・南西はモザンビーク、西はザンビアと国境を接している。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/640秒 9mm ISO3200 )
097_250623286 X900 〇万博 コモン館G7X.jpg 97.コモンズA ガーナ共和国
同じくwikipediaによれば、ガーナは、西アフリカにある共和制国家。イギリス連邦加盟国。東はトーゴ、北はブルキナファソ、西はコートジボワールと国境を接し、南は大西洋に面する。首都はアクラ。カカオは世界有数の産出量を誇る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/640秒 9mm ISO3200 )
098_250623289 X900 〇万博 コモン館G7X.jpg 98.コモンズA館の外観
入場したコモンズA館の建物には、展示ブースを出して参加している国が、30か国くらいあるのだが、その国々の国旗が描かれていた。しかし、大変失礼だが、ほとんどどこの国の国旗か解らなかった。しかし、中に入ってみると興味ある展示が多かった。コモンズ館は人気を集めているという。 Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO3200 )

2025年8月24日

2025/6/21-24 関西旅行 ④ 高野山中の橋まで 2025年6月22日 和歌山県北部 伊都郡高野町

墓参を終え、奥の院へと石畳の参道を進む。左右には、戦国武将や著名人の墓や供養塔が数多く並んでいる。織田信長、豊臣秀吉、伊達政宗など有名な武将たちのほか、宗派や敵味方関係なく集まっているのは、高野山が「浄土(仏の世界)である」という考え方によるものだそうだ。

 高野山の墓所には鳥居が多く見られるが、これは、仏教と神道が融合した神仏習合の歴史的背景があるためと言われる。高野山の開祖である弘法大師のルーツとなる 丹生都比売大神は 高野御子大神として高野山に祀られており、鳥居は神道において神域を示すシンボルであるため、神仏の境界を超えて両方の信仰が共存する高野山ならではの光景だそうだ。
 奥の院への入り口である御廟橋まで進み、合掌してお参りした。

 水向地蔵で涼しさを感じ、お茶処で一休みし、奥の院前のバスターミナルへ戻る。タクシーを探していると、たまたま、恵光院から乗ってきたのと同じ運転手さんが客待ちをしていた。高野山へ来たのだからゴマ豆腐を食べたいと衆議一決し、壇上伽藍の近くにある「角濱」という店まで乗っていった。

 夕方4時過ぎのケーブルカーで下り、極楽橋からは16時25分発の「こうや14号」に乗り、難波に夕方6時少し前に着いた。このまま、この近くで食事をしていこうということになり、何回か仕事で来ている娘の案内で、地蔵通り横丁の、「PESUKA」というイタリアンの店に入った。カジュアルなところだったが、新鮮な魚のカルパッチョが旨かった。

 今夜と明日の晩は御堂筋の本町にあるホテルに泊まる。昨日泊ったオリエンタルホテルに戻って、預けておいた荷物をロッカーから取り出し、タクシーに乗って、ホテルにチェックインした。明日は万博見物である。

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松平秀康および同母霊屋 重要文化財 2025年6月22日 和歌山県高野山

058_250622733 X900 高野山 Z50 Z18-140.jpg 58.戦国武将の墓
中の橋から奥の院へ石畳の参道を進むと、その両側には石鳥居と宝篋印塔がある墓所が多くある。この墓が誰のものか解らなかったので、AIに写真を送って調べてもらったが、加藤清正の墓所かもしれないとの返信があったものの、さらに尋ねて見ると、その可能性は低いという答えがあった。一の橋から、石畳の参道の両側に並ぶ武田信玄、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉、伊達政宗などの有名な戦国武将の墓は、その説明の柱が立てられているのでわかるのだが。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO1800)
059_250622737 X900 高野山 Z50 Z18-140.jpg 59.合掌
木の幹の低いところに、2体のひとがたが挟まれていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 51mm ISO5600)
060_250622744 X900 高野山 安芸浅野家Z50 Z18-140.jpg 60.安芸 浅野家の墓所
仏教と神道が融合した神仏習合の、石鳥居と宝篋印塔がある墓所だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO1600)
061_250622747 X900 高野山 Z50 Z18-140.jpg 61.松平秀康および同母霊屋 重要文化財
トップの写真も見ていただきたいのだが、説明版には、向かって右が越前松平家初代当主である松平秀康を祀る霊屋で西暦1607年(慶長12年)に二代当主忠直によって建立された。左側は秀康自身が母公を祀るために西暦1604年(慶長9年)に建立したと記されている。世界遺産・重要文化財建造物になっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 18mm ISO2200)
062_250622748 X900 高野山 豊臣家墓所 Z50 Z18-140.jpg 62.豊臣家墓所
御廟橋の手前の左側に、豊臣家墓所があった。「ぐるりん関西」というサイトの「豊臣家墓所」には、この墓所には、豊臣秀吉(1537-1598)とその母、秀吉の弟である大納言秀長と夫人など豊臣一族の墓がある。現在、石塔が11基並んでいる。そのうち、中央の1基(303cm)は、昭和15年(1940年)、豊公会(豊臣秀吉の顕彰活動を目的として1890年(明治23年)に創設された組織)によって造立されたもので、京都の豊国廟から霊土を移したという。五輪塔の正面には、「豊臣太閤秀吉公之墓」と記されている。この五輪塔の内部には、秀吉の衣冠束帯姿の古い木造が納められている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 18mm ISO2200)
063_250622752 X900 高野山 奥の院へ Z50 Z18-140.jpg 63.奥の院 水向け地蔵 -1
奥の院の御廟橋まで行った。今回はここで、手を合わせてお参りした。水向地蔵(みずむけじぞう)は、御廟橋の近くにある地蔵菩薩像の集まりで、柄杓で水盤の水をすくい、供養したい故人の冥福を祈る「水向」の供養を行うことに由来する名前である。正しい作法は、仏像の顔や体ではなく、仏足元の蓮台に水を手向けることだそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 23mm ISO1400)
064_250622757 X900 高野山 Z50 Z18-140.jpg 64.奥の院 水向け地蔵 -2
この写真は、一番奥に立っている優しいお顔をした仏さまだ。紀伊名所圖會(名所図解とは江戸時代後期に盛んに刊行された、各地の名所旧跡や神社仏閣などを紹介する絵入りの地誌)では文化9年(1812年)~嘉永4年(1851年)にかけて完成している。当初は二体のみだったものが天保年間には六体に増え、現在は十五体にまで増えているという。御廟川を背にして地蔵菩薩、不動明王、観音菩薩など諸尊が、並んでいる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 32mm ISO1250)
065_250622759 X900 高野山 Z50 Z18-140.jpg 65.無縁塚
ガイドさんが引率して参詣者に説明していた。高野山の敷地内には、いまでは誰を供養したのかわからなくなってしまった墓石が無数に埋もれていて、墓石や五輪塔が大量にあるという。一つの石で作られた「一石五輪塔」と呼ばれるタイプのものが多くみられる。供養塔の石材だけであるから集めてもゴミ捨て場のような感じにはならない。そのような無縁の石塔を一ケ所に集めたのがこの無縁ピラミッドである。高さは5m位だろうか。下の方の手の届くところには頭巾やヨダレかけが掛けられている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO1250)
066_250622762 X900 高野山 Z50 Z18-140.jpg 66.高野山大学墓所
奥の院のバスターミナルへと歩く途中に、高野山大学墓所があった。たしかに高野山大学墓所と書かれた石柱が立てられているのだが、ネットで調べて見ても、Chat GPTで尋ねて見ても、情報は得られなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 20mm ISO1000)
067_250622763 X900 高野山 Z50 Z18-140.jpg 67.英霊殿入口
水向け地蔵から、石畳、杉並木の参道の一本東側の道を歩いている。左(東)側に第2次世界大戦の供養のため1952年(昭和27年)に建造された英霊殿への入り口があった。ノムラモミジの葉が赤く、美しい。英霊殿の中は非公開だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 38mm ISO720)
068_250622767 X900 高野山 Z50 Z18-140.jpg 68.東日本大震災物故者慰霊碑
墓誌には次のように記されているという。「東日本大震災は平成23年(2011年)3月11日午後2時46分宮城県牡鹿半島東南東沖130kmの海底を震源として発生した東北地方太平洋沖地震と、それに伴う大津波を引き起こした大規模災害である。この大震災により東北地方の太平洋沿岸は壊滅的な被害を受け、死者、行方不明者併せて18,000余名が犠牲となった。高野山真言宗と総本山金剛峯寺は、この大震災により犠牲となられた物故者供養のため慰霊塔を建立し、至心に冥福を祈ると共に、被災地の早期復興を祈念するものである。平成25年3月11日 高野山真言宗 総本山金剛峯寺」

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO200)
069_250622770 X900 高野山 Z50 Z18-140.jpg 69.新明和工業慰霊碑
ロケットを形どった供養塔?のある慰霊碑があった。新明和工業のホームページには、これは新明和工業の慰霊碑「アポロの塔」、「航空殉難者之碑」で、「アポロの塔」は名前の通り、ロケット「アポロ11号」を模した慰霊碑である。会社が1969年に創立20周年を迎えたのを機に、その前身である川西航空機時代の空襲殉職者や新明和の在職中に亡くなった役員・社員を慰霊するため、奥之院の公園墓地に建立されたとあった。(完成は1970年5月)

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 28mm ISO560)
070_250622774 X900 高野山 Z50 Z18-140.jpg 70.ゴマ豆腐を食べに
高野山の名物にゴマ豆腐がある。娘がゴマ豆腐を好きで食べに行くことになった。奥の院のバスセンターまで行って、タクシーに乗った。恵光院から中の橋の近くまで、乗ってきたのと、たまたま同じタクシーが客待ちをしていて、高野町にある「角濱」という店に行った。この写真は、席が空くのを待つ間、店の前のベンチに座っていた時に撮った写真で、ここは高野町でもメインストリートと思うが、見ての通り戸が閉まっている。人手不足なのだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 26mm ISO200)
071_250622191 X900 恵行院 G7X.jpg 71.祓川弁財天
「角濱」での食事を終え、高野山駅行のバス停で待つとき、バス通りの向こうの小高いところに写真のようなお社が見えた。高野山では珍しいお社と思い、写真に撮った。横浜に帰ってきて、スマホのGoogleレンズでその写真を検索してみると祓川弁財天と判った。祓川弁財天は、弘法大師が勧請したと伝えられ、その名は開創時に弘法大師が高野山一円の魔性をお祓いしたことに由来する。もともとこの場所は、壇上伽藍の「聖域」に入る前に身を清める祓川(はらいがわ)が流れていたとされ、川の守護神として弁財天が祀られている。高野七弁天の一つ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO640 )
072_250622202 X900 高野山駅 下りケーブルカー G7X.jpg 72.高野山ケーブルカーで極楽橋駅へ
高野山駅から16時10分発の極楽橋行ケーブルカーに乗る。車両の一番前に陣取った。登って来るケーブルカーと行き交う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 22mm ISO1000 )
073_250622216 X900 難波界隈 G7X.jpg 73.難波で夕食
難波に戻ってきたのは、夕方6時だった。一旦、今晩泊る御堂筋・本町のホテルにチェックインするか、あるいはこのまま難波で夕食にするか、迷ったが、衆議一決、難波で食べようということになった。娘の案内で地蔵通り横丁の「PESCA」というイタ飯屋に入った。荷物を取りに行かなくてはならないので、昨夜泊ったミナミ千日前のホテルの近くを選んだようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1600 )
074_250622220 X900 難波界隈 G7X.jpg 74.地蔵通り横丁
新鮮な魚のカルパッチョが旨かった。時刻は7時半、地蔵通横丁を北へぶらぶら歩いて、ホテルに向かう。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/800秒 9mm ISO3200 )
075_250622223 X900 難波グランド花月 G7X.jpg 75.なんばグランド花月
なんばグランド花月の前を通る。出演者のビッグ・ネームが並んでいる。夜は活気がある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1600 )
076_250622226 X900 難波高島屋 G7X.jpg 76.高島屋大阪店
荷物を取り出してタクシーに乗ろうと、歩いて南海難波駅につながる高島屋大阪店の前にでた。1898年に心斎橋で開業したのが始まりで、その後、御堂筋の整備に合わせて、1932年に現在地の南海難波駅ビルに移転した。当初は高島屋南海店と称した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/640秒 9mm ISO3200 )
077_250622227 X900 難波 G7X.jpg 77.戎橋筋入口
この辺りでタクシーに乗った。御堂筋に出て北へ。本町にある今晩と明日の晩と二泊するホテルに入った。少々疲れたのと、夕食の時のアルコールが心地よく。シャワーを浴びて、パタンキューだった。明日は万博見物である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 9mm ISO2000 )

 なお、この稿ををアップする数日前の、2025年8月18日の午前9時50分ごろ、私たちが大阪に入った初日(6月21日)に、夕食をしようとミナミの繁華街を歩き、太左衛門橋を渡って道頓堀川沿いに歩いたが、そのすぐ近くの遊覧船の乗り場付近の雑居ビルから出火し、消防隊員2人が亡くなられたという火災があった。6階建てビル1階の外側に設置された室外機付近が激しく燃えていたという。大阪市消防局は、ビルの1階で出火後、火は外壁に設置された広告を伝い、燃え広がった可能性があるとの見方を明らかしたそうだ。亡くなられた関係者のかたのご冥福を祈る。

 

2025年8月16日

2025/6/21-24 関西旅行 ③ 高野山墓参 中の橋まで 2025年6月22日 和歌山県北部 伊都郡高野町

ホテルの隣にある「星乃珈琲店」の"モーニング"で朝食。今日は宿を変えなくてはならないので、チェックアウトをし、荷物はそのままホテルに預けて出発した。
 10時発の南海高野線の特急「こうや号」に乗るため、南海電車の難波駅に行く

 「こうや号」は比較的空いていた。だが、極楽橋駅について、そこから乗り継ぐケーブルカーはさすがに満員になった。外国人観光客も多いが、特にインドからの旅行者が多い。ケーブルカーで一緒になって、ちょっと話をしたインバウンドの若い2人ずれの旅行者と、ケーブルカー山頂駅である高野山駅から苅萱道前まで乗ったバスでも一緒になった。私たちは菩提寺の恵光院へ行くのだが、その二人も苅萱道前で下車した。なんと彼らも恵光院へ行くのだという。恵光院に泊るらしい。
 私たちは恵光院の本堂へ上がり、先祖代々の位牌に参拝した。
 お参りをした後、恵光院でタクシーを呼んでもらい、奥の院への石畳の参道の、中の橋の近くまで行った。自動車が通る道から杉並木の石畳の参道に入り、中の橋の近くにある私の父母と、兄夫婦が眠る先祖代々墓にお参りをした。

000_250622729 X700 〇高野山 Z50 Z18-140.jpg
高野山一の橋から奥の院へ続く石畳の参道と杉並木 2025年6月22日 和歌山県高野山参道

043_250622122 X900 南海難波駅 G7X.jpg 43.難波駅構内
10時発の南海電鉄高野線の「こうや号」に乗るため、改札を入る。まだ「こうや号」の電車は入線していない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.1 1/30秒 9mm ISO125 )
044_250622134 X900 南海難波駅 こうや7号 G7X.jpg 44.「こうや3号」
4両編成の「こうや3号」が入線して来た。終点の極楽橋には11時23分に到着する。この車両は、南海31000系だ。高野線の急勾配やカーブを走行できる専用の「ズームカー」設計になっている。1999年製で、すでに25年間が経つが、綺麗に使われている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/640秒 13mm ISO3200 )
045_250622137 X900 南海難波駅 関空特急 G7X.jpg 45.関空へ行く「特急ラピート」
空港線のホームには、ラッピングされた「特急ラピート」が停車していた。難波から30分ほどで関西空港に行ける。30分に1本程度発車しているので、関空利用者にとっては便利と思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 10mm ISO2500 )
046_250622144 X900 こうや3号 ラピート並走 G7X.jpg 46.並んで走る
今日は日曜日だ。休日ダイヤで「こうや号」も特急ラピート」も難波発10時だ。天下茶屋駅の先まで並走する。1994年の関西国際空港開港に合わせて登場した空港特急用の50000系の6両固定編成で、難波側の2両が座席にゆとりがある「スーパーシート」、関西空港側の4両が「レギュラーシート」となっているそうだ。特徴のある"顔"をしている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 )
047_250622148 X900 こうや7号 紀の川 G7X.jpg 47.紀の川を渡る
橋本駅を出て紀伊清水駅の間で紀の川を渡った、この鉄橋は、紀の川にかかる217mの橋梁である。車内からは見えないが、石積みの橋脚と赤いトラス橋がレトロな雰囲気で人気があるそうだ。高野山参詣関連遺産として経済産業省の近代化産業遺産にも認定されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 )
048_250622160 X900 極楽橋 G7X.jpg 48.「こうや号」終点 極楽橋に到着
11時23分に終点の極楽橋駅に到着した。難波からの距離は64.5 kmで、橋本駅から極楽橋駅の高低差は443mだそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 )
049_250622164 X900 極楽橋 G7X.jpg 49.極楽橋
「こうや号」が到着したホームから、ケーブルカーの乗り場へ移動する途中、右側の谷にかかる朱塗りの極楽橋が見えた。極楽橋は、高野山への聖域と俗世を区切る結界とされている場所だそうだ。この駅は 「はじまりの聖地、極楽橋。」 をコンセプトにリニューアルされ、電車側コンコースを俗世、ケーブルカー側コンコースを聖域に見立てたデザインがされている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 )
050_250622166b X900 極楽橋 G7X.jpg 50.ケーブルカーのりば
極楽橋駅から高野山駅までの800m間のケーブルカーで、高低差は328m、最急勾配は29°21′ だそうだ。2019年3月1日から4代目のこの車両で運行されている。ICカードを利用できる。南海電鉄では難波からケーブルカーを含めた高野山駅までを南海高野線と称し、高野線橋本駅から「こうや花鉄道」の愛称が付いている。高野山駅の標高は、867mだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 )
051_250622189 X900 恵行院 G7X.jpg 51.恵光院 -1 -
高野山駅から同じバスに乗ってきたインバウンドの二人連と、苅萱道前でバスをおりた。聞いてみると恵光院に泊るという。一緒に、私のご先祖様を守っていただいている恵光院の門をくぐる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 )
052_250622187 X900 恵行院 G7X.jpg 52.恵光院 -2
驚いたことに、恵光院の門を入ったところにキッチンカーが停まっていた。高野山が世界遺産となって外国からの参詣者も多くなり、恵光院では積極的に外国からの宿泊者を受け入れているようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
053_250622182 X900 恵行院 G7X.jpg 53.恵光院 -3
寺務所で参詣の挨拶をし、本堂への廊下を歩き始めると、右手にお寺ではほとんど見たことがなかったこんな部屋があった。インバウンドのお客さん向けに使う椅子席なのだろう。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/800秒 9mm ISO3200 )
054_250622691 X900 高野山 Z50 Z18-140.jpg 54.石畳の参道
かっては、一の橋から奥の院への石畳の参道を歩いて、中の橋の近くにあるご先祖様が眠る墓前へ行ったが、かみさんが杖を突くようになった前回からは、恵光院でタクシーを呼んでもらって、中の橋の近くまで乗っていくようになった。そこから、参道へ入るのだが、今回のタクシーの運転手さんは、中の橋にごく近いところでおろしてくれた。写真は市川團十郎の墓。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 38mm ISO1000)
055_250622707 X900 高野山 壮兵衛建立 Z50 Z18-140.jpg 55.石畳の参道の杉並木
一の橋から奥の院への石畳の参道は約2kmあり、杉木立の中に約20万基以上の墓石や供養塔が立ち並ぶ、弘法大師空海の聖地である。この参道は一の橋から奥の院御廟橋まで続き、多くの大名の墓石や供養塔が並ぶ。中の橋はその中ほどにある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 22mm ISO560)
056_250622717 X900 高野山 Z50 Z18-140.jpg 56.中の橋と汗かき地蔵と姿見の井戸
この中の橋の手前に先祖が眠る墓がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 28mm ISO320)
057_250622719 X900 高野山 姿見の井戸 Z50 Z18-140.jpg 57.汗かき地蔵と姿見の井戸
ここは汗かき地蔵のお堂である。汗かき地蔵は、黒っぽい石材に地蔵尊が半肉彫りに浮き彫りされており、周囲の石や水滴によって、常に汗をかいているように見える。人々の苦しみを代わりに受けて汗をかいているように見えることから、その名がついたと言われる。一方、お堂の右側にある姿見の井戸は、その水を飲んで病気が治ったという伝承や、覗き込んで自分の姿が水に映らないと三年以内に命を落とすという怖い言い伝えがあるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO900

8月17日~24日のあいだ、アップを休ませていただきます。

2025年8月13日

2025/6/21-24 関西旅行 ② ミナミ繁華街を歩く 2025年6月21日 大阪市中央区・浪速区

髙島屋史料館を観賞して、高島屋東別館の中で一休みした。メニューに「馨和 KAGUA」というクラフトビールがあったので飲んでみたが、なかなか美味かった。1階のシャレたフードコートのような店には、スバル360を思い起こさせるような、可愛い車があった。
 昭和初期の建物である高島屋東別館は重要文化財になっている歴史的建造物である。エレベーターや階段の造りなどもクラシックだった。

 高島屋東別館を出て、広い堺筋を北へ向かってしばらく歩く。この辺りは、看板だけが残っている感じだが、「でんでんタウン」と言われる秋葉原のような電気街だったそうだ。堺筋側の黒門市場の入り口を見て、左(西)へ行くと今宵のホテルのオリエンタルホテルがある。一旦ホテルに戻った。

 夕方6時頃ホテルを出て、ミナミの繁華街を歩く。今晩の夕飯は、たこ焼きとお好み焼きに決められていた。入った店は、「本家大たこ法善寺店」というところだった。雰囲気を味わいながら、本場のたこ焼きと、お好み焼きを堪能して店を出る。
   そこから、道頓堀川へ出て、太座衛門橋を渡り、宗右衛門町を西へ歩き、グリコの看板を見て、戎橋を渡り、人が溢れる道頓堀商店街を歩いてホテルに戻ってきた。少々、疲れてしまった。

000_250621099 X700 道頓堀 G7X.jpg
大阪のランドマークである「道頓堀グリコサイン」

023_250621651 X900 高島屋資料館 G7X.jpg 23.髙島屋東別館のエレベーターホール
重要文化財髙島屋東別館は、建物内の構造物も"史料"である。そのホームページを見ると、「昭和のはじめに松坂屋大阪店として建築され、地域と共に時を刻んできた歴史的な建築物です。設計は鈴木禎次(1870~1941)。建物全体はヨーロッパ歴史様式にアール・デコ調の装飾デザインが取り入れられ、特に堺筋に沿って続く11連アーチのアーケードや所どころに施されたアカンサス(ハアザミ)の葉をモチーフにしたテラコッタ(素焼きの焼物)の装飾、内部のエレベーターや階段まわりの細やかな装飾など、建築的に価値のある見どころが随所に残っています。」と述べられていた。エレベーターの両脇には黒大理石張りの柱が立っていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/500秒 9mm ISO3200 )
024_250621664 X900 高島屋資料館 エレベータ入口灯り Z50 Z18-140.jpg 24.髙島屋東別館のエレベーターの照明
エレベーターの扉の上のアーチにある照明灯は凝ったデザインになっていた。エレベーターは東洋オーチス社製のギヤレスマイクロドライブで、31人乗り、毎分約107mのスピードは当時の最新式だったそうだ。現在、当時のカゴは撤去されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 28mm ISO2500)
025_250621661 5900 高島屋資料館 Z50 Z18-140.jpg 25.髙島屋東別館のエレベーターホールと階段
壁は黄色大理石張りで、この正面エレベーターホールに相応しい美しさを感じる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/500秒 9mm ISO3200 )
026_250621667 X900 高島屋資料館 Z50 Z18-140.jpg 26.小さなクラッシック・カー -1
1階に下りて来た。コミュニティーフードホール(レストラン)というところに赤い小さなクラッシック・カーが展示されているのが目に付いた。時間は午後3時半だったので、お客さんの姿はない。店内にいた女性に「車の写真を撮らせていただいていいですか」とお願いし「OK」をいただいて撮った。その女性にこの車の名称を訊ねてみたが「存じません」との答えだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/125秒 18mm ISO6400)
027_250621668 X900 高島屋資料館 Z50 Z18-140.jpg 27.小さなクラッシック・カー -2
旅行から戻って、AI(チャットGPT)で、撮った写真を添付して尋ねてみた。フランス製の「Arola 4H」という超小型自動車(マイクロカー)だと返事があった。メーカーはArola(アローラ社、フランス)、モデル名は4H、製造時期は1970年代後半〜1980年代初頭、エンジンは多くは49cc〜125cc程度の原付用エンジンでモデルによって異なるそうだ。座席数は1人または2人用で見てもわかるように非常に狭い。構造はFRP製(繊維強化プラスチック Fiber Reinforced Plastics で作られた製品)といい、軽量で簡易的な構造だとのこと。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/400秒 28mm ISO6400)
028_250621669 X900 高島屋資料館 Z50 Z18-140.jpg 28.小さなクラッシック・カー -3
フランスでは、この車の特定の年式のものは一時期、免許なしで運転可能な「sans permis(サン・ペルミ)」車として扱われていたそうだ。サン・ペルミを検索していたら、https://ameblo.jp/hobbyandlife/entry-12880128248.html というサイトを見つけ、そこには、「フランスでは14歳から乗れる自動車規格があり、免許無し車両「Voitures sans permis(ヴォワチュール・サン・ペルミ)(英:cars without permission)」と呼ばれる超小型車が存在します。これはAMというヨーロパ共通カテゴリー(原動機付き四輪)で、私が知る限り、イタリアやスペインにも同様のカテゴリーがあります。」という記述があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/400秒 28mm ISO6400)
029_250621679 X900 堺筋 Z50 Z18-140.jpg 29.大阪の日本橋
髙島屋東別館を出てきたところは、日本橋(にっぽんばし)というところだった。ここは堺筋の「でんでんタウン」と呼ばれるところである。言ってみれば、大阪の秋葉原である。北はなんさん通りから南は名呉橋跡(高津入堀川を埋立)に架かっていた名呉橋跡の阪神高速1号環状線えびす町入口付近までの堺筋(日本橋筋)周辺に展開している。だが、西日本一の電気街も今は「煮詰まった電気街」と言われてしまうようだ。大手電機メーカーの看板が残っていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 28mm ISO200)
030_250621682 X900 堺筋 Z50 Z18-140.jpg 30.黒門市場の入り口
道幅の広い堺筋を北へ歩くと、右側に黒門市場の入り口が見えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f11 1/500秒 28mm ISO220)
031_250621686 X900 千日前 Z50 Z18-140.jpg 31.なんば千日前通り
堺筋を黒門市場の入り口あたりから、左(西)へ曲がる。4時半ごろ、一旦オリエンタルホテルに戻った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 20mm ISO280)
032_250621069 X900 難波 大たこ G7X.jpg 32.夕食はたこ焼きとお好み焼き
夕方6時が近くなったころ、4人はまずたこ焼きとお好み焼きを食べに、南の繁華街へと繰り出した。娘がスマホで調べてくれて、道頓堀の一本手前の法善寺横丁にある「本家大たこ法善寺店」という店を目指した。たこ焼きは、柔らかく、ふんわりとしていてうまかった。お好み焼きは自分たちで焼くのではなく、焼き上げて運ばれてきたのが、ちょっと物足りなかったが、味は良かった。近くに法善寺があったのならお参りしてくればよかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO125 )
033_250621079 X900 道頓堀 G7X.jpg 33.道頓堀へ
1時間ほどたこ焼きとお好み焼きで過ごした後、道頓堀川にかかる太座衛門橋を目指してキョロキョロしながら街を歩く。横丁には、大阪らしい「こなもん天国」という店もあり、道にテーブルと椅子が張り出して置かれ、お客さんで賑わっていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1600 )
034_250621077 X900 道頓堀 G7X.jpg 34.太座衛門橋を渡る
道頓堀の賑やかな通りへ出て右へ、道頓堀川の太座衛門橋を渡り、宗右衛門町を西へ歩いた。今日は6月21日土曜日だ。さすが賑やかだ。写真は道頓堀商店街。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 )
035_250621082 X900 道頓堀 G7X.jpg 35.道頓堀川 太座衛門橋の上から
道頓堀川の太座衛門橋の上から戎橋方面を撮った。宗右衛門町側には「とんぼりパーククルーズ」という遊覧船の乗り場がある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 26mm ISO1250 )
036_250621088 X900 道頓堀 G7X.jpg 36.太座衛門橋の猫
太座衛門橋の上に台車に乗せられたトラ猫が腹を見せてじっとしていた。乳母車の猫の頭の上には、チッフ入れてくれと言わんばかりの丸い缶が置かれていた。傍に飼い主さんがいるようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 11mm ISO1600 )
037_250621093 X900 道頓堀 G7X.jpg 37.道頓堀川端の道
道頓堀川の遊覧船の太座衛門橋船着場がある賑やかな道を、戎橋の北詰へと歩いた。行き交う人が多く、歩くのも苦労する。川沿いの飲食店のテラス席は外国人観光客が多い。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 23mm ISO2000 )
038_250621096 X900 道頓堀 G7X.jpg 38.戎橋
タイガースが優勝するとファンが道頓堀川に飛び込む戎橋の北側にたどり着いた。トップの写真もご覧いただきたい。大阪のランドマークである「道頓堀グリコサイン」が見えるが、グリコのホームぺージによると、その大きさは 高さ 20.00m × 横幅 10.38m、 点灯の仕組みは LEDチップ 約14万個、点灯時間 日没後~24時 となっている。今、ちょうど7時だ。6月21日は一年で最も昼が長い夏至で、調べて見ると大阪の日没時間は午後7時15分だった。どうも暗いなと思ったら、まだ点灯の時間である日没時間になっていなかったのだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 28mm ISO160 )
039_250621101 X900 道頓堀 G7X.jpg 39.戎橋の上から太座衛門橋方面を眺める
左側にさっき通ってきた太座衛門橋船着場が見える。舟がひっきりなしに出入りしているようだ。左側には、黄色いタワーになっているドン・キホーテが見えるが、このドン・キホーテの上部に「道頓堀大観覧車えびすタワー」がある。右側には、有名な「かに道楽」があり、その正面は道頓堀商店街の通りに面している。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 11mm ISO320 )
040_250621105 X900 道頓堀 G7X.jpg 40.道頓堀 -1
道頓堀という名称は地名であり、道頓堀商店街の通りの名称も道頓堀という。ここはこの「食い倒れ」の看板がある戎橋の南詰で、ここから東へ道頓堀商店街が始まる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO500 )
041_250621108 X900 道頓堀 G7X.jpg 41.道頓堀 -2
いま、「金龍ラーメン」というのが人気なのだろうか? 賑わっている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2000 )
042_250621110 X900 道頓堀 G7X.jpg 42.難波センター街入口
小一時間、大阪ミナミの繁華街を垣間見て、ミナミ千日前商店街の通りへ戻ってきた。今宵のホテルの手前の右側に「難波センター街」のアーケードがあった。明るい時は気が付かなかったが、夜になると賑やかで人通りも多い。さすが、ミナミ繁華街は広域で厚みもあるなと実感した。千日前という名前は、wikipediaによると、難波にある法善寺と竹林寺(現在は天王寺区に移転)で千日念仏が唱えられていたことから、両寺(特に法善寺)が千日寺と呼ばれ、その門前であることに由来するとあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 14mm ISO1250 )

2025年8月10日

2025/6/21-24 関西旅行 関西旅行 ① 大阪へ 黒門市場・千日前・高島屋資料館・道頓堀 2025年6月21日 大阪市中央区・浪速区

私の祖父母、両親、兄夫婦の墓は、和歌山県にある。兄が生きているときは親戚も集まり、3年に一度の墓参りと親族の集いがあった。その後も私は数年に一度は墓参に出かけていて、2018年には母親の50回忌にお参りしてきた。そして、2022年の春には娘の婿殿と一緒に行ってから3年目になる。私はその墓には入らないが、今は兄の嫡男が墓を立派に守ってくれている。

 今年は大阪関西万博があり、娘が行こうかと誘ってくれた。私は多分最後になるかもしれないと思い、高野山にもお参りして来ようと有難く関西旅行を決めた。
 梅雨入りして、雨は覚悟の上であったが、幸い大降りになったのは一度だけだった。

 6月21日、私たち夫婦はいつも通り、「大人の休日」の3割引きを利用し、「ひかり」で新大阪へ行く。新大阪で婿殿と合流し、別件で大阪に行っていた娘と今宵の宿のロビーで合流した。

 婿殿が推す黒門市場の製麺屋がやっている釜揚げうどんの店で昼食をしたあと、黒門市場を歩いて、高島屋東別館にある高島屋史料館へ行った後、一旦、ホテルに戻り一休みして、夕闇迫るミナミ繁華街へ出かけた。驚くほどの人出だった。外国人観光客も多い。  夕食は大阪らしく、お好み焼きとタコ焼きを楽しんだ。

000_250621058 X700 千日前 道具屋筋 G7X.jpg
商売繁盛 千日前道具屋筋の看板屋さん 賑やかなアイキャッチ 2025年6月21日 千日前道具屋筋

001_250621007 X900 新幹線 富士川 G7X.jpg 1.富士川を渡る
新横浜で10時21分発の「ひかり」に乗り、今回の関西旅行が始まった。近畿地方は6月9日に、そして関東地方も10日に、いずれも平年より3日ほど遅く梅雨入りしたしたのだが、天気は悪くない。熱海を出た「ひかり」は富士川を渡った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 
002_250621010 X900 大井川 G7X.jpg 2.大井川を渡る
静岡に停車した「ひかり」は11時7分に発車。しばらくして大きな川を渡った。大井川だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 9mm ISO125 )
003_250621018 X900 新幹線 三河安城通過 G7X.jpg 3.待機中の「こだま」
三河安城駅で停車中の「こだま」をパスする。シャッタースピードは1/1250秒だが、3カット連写した中の1枚が先頭車両を捉えていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
004_250621028 X900 新幹線 関が原 G7X.jpg 4.関が原付近を通過
子供の頃、C62がけん引する特急「つばめ」で、東海道本線の関が原を越えたことがあるが、新幹線の速さは比較にならない。当時は東海道本線の特急は東京―大阪間が8時間を8時間かけて走った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO125 )
005_250621036 X900 新幹線 米原 G7X.jpg 5.米原駅付近 「ひかり」は関が原を越え、米原を通過する。かって、東海道本線の電化に伴って電気機関車の基地が置かれ、電気機関車と蒸気機関車の中継基地の役割も果たした。しかし、現在では機関車交換基地としての役割を失っている。一方で、現在では東海道新幹線と北陸本線(特急「しらさぎ」など)との接続で重要な駅となっている。(wikipedia参照)

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 )
006_250621042 X900 新大阪地下鉄 G7X.jpg 6.地下鉄新大阪駅
新大阪12時着の「のぞみ」で到着した婿殿とホームで合流し、地下鉄で難波へ行く。現役時代、大阪へ出張がしていた頃は、よく利用した地下鉄である。2018年4月1日に、大阪市営地下鉄から大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)として民営化された。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1000 )
007_250621049 X900 千日前  G7X.jpg 7,なんばグランド花月
3人は地下鉄御堂筋線の難波駅で降りて、千日前通りの地下の「難波ウォーク」を歩いて、ミナミ千日前筋に出た。南へミナミ千日前通りを歩いて、今宵一泊の宿である「なんばオリエンタルホテル」に入り、ロビーで待っていた娘と合流した。チェックインを済ませ、さっそく大阪のミナミの繁華街へ散策に出かける。ホテルのすぐそばに「なんばグランド花月」があった。吉本興業が運営するお笑・喜劇専門の劇場で、通称、NGK(エヌ・ジー・ケー)といいキャッチコピーは「笑いの殿堂」だ。老朽化した「なんば花月」に代わる劇場として、1987年11月1日に新築開場したそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO125 )
008_250621049 X900 千日前 道具屋筋 G7X.jpg 8.千日前道具屋筋商店街 -1
「なんばグランド花月」からさらに進むと、道の名称が「道具屋筋」と変わった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 )
009_250621050 X900 千日前 道具屋筋 G7X.jpg 9.千日前道具屋筋商店街 -2
ここは南海電車の難波駅に近い。賑やかな通りである。飲食店などで用いる業務用の厨房機器(調理器具や什器)を扱う店が密集している。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO800 )
010_250621052 X900 千日前 道具屋筋 G7X.jpg 10.千日前道具屋筋商店街 -3
店の前にはセイロなどが並べられている。品揃えも豊富なようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO500 )
011_250621055 X900 千日前 道具屋筋 G7X.jpg 11.千日前道具屋筋商店街 -4
この店には、たこ焼き器や、たい焼き器などが並べられていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 10mm ISO500 )
012_250621060 X900 黒門市場 G7X.jpg 12.黒門市場入口
道具屋筋から東へ堺筋に出た。黒門市場は、堺筋から一つ東の筋を中心に、大阪市中央区日本橋1丁目と2丁目にまたがる千日前通の南側に展開する商店街である。商店街の類型は超広域型商店街で、キの字形に伸びる総延長距離約580mのアーケード街に、およそ150~160店舗が軒を連ねる(2019年時点)。商店街は7つの町会で構成されている。鮮魚だけでなく、野菜や果物、精肉、漬物、乾物、和菓子や洋菓子など多種多様な食品を販売しており、食料品を幅広く扱う。大阪においては、東成区の鶴橋市場、豊中市の豊南市場などと並んで食の宝庫として知られる。その歴史は文政5~6年(1822~1823年)頃に魚商人が集まり始めたのが起源で、当時は近くの圓明寺の黒門にちなんで「圓明寺市場」と呼ばれていたそうだ。特徴として食い倒れの街大阪を代表する市場で、食べ歩きグルメも楽しめる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 9mm ISO125 )
013_250621063 X900 黒門市場 製麺うどん・二葉 G7X.jpg 13.釜揚げうどん 二葉
婿殿が懐かしいから行って見たいということで、黒門市場にある大阪で100年以上続く製麺所が営むうどん屋へ昼飯を食べに行く。ここの釜揚げうどんは、普通の釜揚げとは異なり、いわゆるつけ麺ではなかった。 ゆがきたてのうどんに"こだわりの鰹節"をどっさり入れて、更に"厳選した醤油"で味をつけて食べた。元々は製麺所のまかないとして食べていた二葉流釜上げなのだそうだ。いい味だった。お店もご家族で営んでおられ、人柄の良い奥さんだった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/640秒 127mm ISO3200 )
014_250621625 X900 難波千日前 Z50 Z18-140.jpg 14.黒門市場 -1
二葉で釜揚げうどんを食べた後、少し黒門市場を歩いてみようということになった。京都の錦市場ほどではないが外国人観光客が多い。釜揚げうどんの二葉の奥さんも「昔と変わりましたよ」と言っていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO640 )
015_250621627 X900 黒門市場 Z50 Z18-140.jpg 15.黒門市場 -2
この辺りが黒門市場の忠臣なのだろうか。賑やかである。「黒門ええもんほんまもん」 という垂れ幕とともに KUROMON INFORMATION CENTER there are also lavatories.と書かれた「TOILET」の垂れ幕も目立つ。この辺が二葉の奥さんが言う「昔と変わりましたよ」という市場の姿なのだろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 64mm ISO2800 )
016_250621633 X900 高島屋資料館 Z50 Z18-140.jpg 16.高島屋史料館
黒門市場から南へ下がって堺筋とさんさん通りの角にある高島屋史料館を見にいった。高島屋史料館は、歴史的建築物の高島屋東別館のなかにある。その高島屋東別館は2019年に登録有形文化財(建造物)に登録され、2021年に重要文化財(建造物)に指定された。高島屋史料館の入り口は高島屋東別館南側3階にある。 高島屋史料館は、高島屋の株式会社設立50周年事業の一環として、昭和45年(1970年)に開館され、創業以来の美術染織品の下絵や能装束などを中心に、長い歴史を持つ社業の中で収集された数々の史料コレクションが保存されている。写真は2019年、髙島屋医療官のニューあるオープンを記念して収蔵品にあった有徳福来尊像をモチーフにした「大黒天ロズちゃん」という。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 25mm ISO500 )
017_250621636 X900 高島屋資料館 Z50 Z18-140.jpg 17.南海髙島屋の模型
1932年に南海電鉄難波駅・南海ビルディングに開店した南海髙島屋の模型。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 21mm ISO4000)
018_250621637 X900 高島屋資料館 Z50 Z18-140.jpg 18.玉虫厨子模造 -1
1960年に大阪店で開催した「昆虫科学博覧会」で始めて披露された玉虫厨子の模造。日本鱗翅学会が創設15周年記念事業として国宝玉虫厨子(奈良・法隆寺)の模造を企画。戦前に漆工芸家・北村大通が制作したものの戦争がはじまり完成に至らないままであった原寸大模造を使用し、髙島屋が全面協力して完成に至った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/320秒 18mm ISO6400)
019_250621639 X900 高島屋資料館 Z50 Z18-140.jpg 19.玉虫厨子模造 -2
透かし金具の下に敷きつめられた美しい輝きを放つ玉虫(ヤマトタマムシ)の羽は新聞紙上で全国の小中学生に呼びかけて集まった15,595匹のうち5,348匹の羽を使い完成したものだそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/125秒 18mm ISO6400)
020_250621645 X900 高島屋資料館 Z50 Z18-140.jpg 20.有徳福来尊像
  作 平櫛田中 1975(昭和50)年 木彫彩色。岡山県生まれ。人形師・中谷省古のもとで彫刻修行をしたのち、1897年(明治30年)に高村光雲の門下生となった。大正期にはモデルを使用した塑像の研究に励み、昭和初期以降は彩色を使用し表現の可能性を求めた。本作は、高島屋のために5年の歳月をかけて制作されたものだそうだ。楠の一木造りで、彩色は日本画家・奥田元宋によるものである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/250秒 22mm ISO6400)
021_250621653 X900 高島屋史料館 Z50 Z18-140.jpg 21.万国博覧会の賞牌
髙島屋史料館では、今回の大阪関西万博開催に際して、また、リニューアルオープン5周年記念展として、「博覧会の時代」と題した特別展が開催されていた。左はバルセロナ万国博覧会(1888年 明治21年)、右はパリ万国博覧会(1889年 明治22年)の賞牌。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/80秒 65mm ISO6400)
022_250621650 X900 高島屋史料館 Z50 Z18-140.jpg 22.ローマ・トリノ万国博覧会
1911年 イタリア王国の建国50周年を記念いて、ローマ市で万国美術博覧会、トリノ市で万国産業博覧会が開催された。日本は万国博覧会出品協会を組織し、それぞれの会場に出品、参加、ローマの万国美術博覧会には特別展示館を建設した。髙島屋は刺繍、織物を出品し大賞を受賞した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/400秒 28mm ISO6400)

2025年8月 6日

緑濃く 6月の日比谷公園 2025年6月20日 千代田区日比谷公園

昨年7月、リュウゼツランの花を見にいって以来、毎月訪れていた日比谷公園も、今回で12か月目になり、四季を見て来たといえる。
 6月も五七五の例会の前に、緑が濃くなった日比谷公園を小一時間の散策をした。

 変わったこと言えば、自由に入ることが出来た芝庭広場に入ってはしゃぐ子供たちや、寝転がって空を見上げる若者の姿の写真を見ていただいていたが、今月訪れたときは、全面的に芝生養生のため縄が張られ、立ち入れないようになっていたこと、バラ園のバラが最盛期であったこと、そして何よりも緑が濃くなっていたことを感じた。

 一年間の移り変わりを見てきたが、東京のど真ん中にある公園の環境が、訪れる人達の心を癒し、都心のオアシスとして機能していることを感じ取った。
 これで毎月続けてきた散策は、一応終止符を打とうと思うが、これからも時々は訪れたいものだ。

000_250520003 X900 日比谷公園 昨年7月リュウゼツラン G7X.jpg
昨年7月 数十年に一度咲くという花が咲いたリュウゼツラン 2025年6月20日 日比谷公園 ペリカン噴水

001_250520002 X900 日比谷公園 もっこく G7X.jpg 1.モッコク(木斛)
いつものように幸門から公園の中に入り、日比谷公会堂を左に見ながら進むと、右手に芝庭公園が広がって見える。にれのき広場を歩いて行くと、日比谷公会堂の北側の裏手に「もっこく」という札が掛けられた木が植えられていた。下側の写真はその花の写真だが、モッコクは直径2cmほどの白色から黄色へ変化するという花を付け、芳香を放つという。まだ小さな蕾のような白い花が見えた。関東地方南部以西〜沖縄の海岸付近の比較的乾いたところに自生するそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO250 )
002_250520003 X900 日比谷公園 もっこく G7X.jpg 2.烏帽子石
モッコクの木の近くに烏帽子石というのがあった。今まで気が付かなかった。説明版に「江戸時代江戸城外郭の石垣の中にあったもので、形から烏帽子に似ていたため、人々から烏帽子石と呼ばれ、珍重されていたものです。明治時代道路拡張に伴い石塁が取り壊された際、永く保存するためにこの公園に移されました。」とあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO125 )
003_250520003 X900 日比谷公園 もっこく G7X.jpg 3.にれのき広場から芝庭広場を眺める
芝庭広場には芝生養生のため綱が張られ、中に入れないようになっていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 15mm ISO125 )
004_250520004 X900 日比谷公園 もっこく G7X.jpg 4.芝庭広場
この時間に来ると、いつもは保育士さんに引率された幼い子供たちが、芝生に入ってはしゃいでいる姿を見るのだが、この日は誰も芝生の中にいなかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 25mm ISO125 )
005_250520005 X900 日比谷公園 もっこく G7X.jpg 5.ケヤキ並木
秋には紅葉していたケヤキ並木も一旦葉を落としていたが、今は緑の葉が茂っている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
006_250520005 X900 日比谷公園 アガパンサス・プラエコクス G7X.jpg 6.アガパンサス・プラエコクス
PictureThisで名前を検索したところ、アガパンサス・プラエコクスと同定された。ヒガンバナ科の花だそうだ。ヨーロッパでは17世紀に入植者が導入して以降、地中海付近の庭園などに普及した。アガパンサスは交配種、園芸品種の生産が盛んな植物で、現在では300種以上の品種があるという。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO640 )
007_250520006 X900 日比谷公園 G7X.jpg 7.芝庭公園と日比谷公会堂(市政会館)
芝庭公園の真ん中には、北側から南側へ2本の渡り通路がある。今は芝生の中は通ることが出来ない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 15mm ISO125 )
008_250520007 X900 日比谷公園 G7X.jpg 8.日比谷公園第二期再生整備準備工事
東京都は、令和3年(2021年)7月に「都立日比谷公園再生整備計画」を策定し、開園130周年を迎える令和15年(2033年)の完了に向け、本公園をエリアごとに段階的に整備していくこととしているそうだ。現在、進められている大噴水と小音楽堂の撤去工事は、その準備工事であると。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 )
009_250520008 X900 日比谷公園 G7X.jpg 9.バラ園
サービスセンターのわきからテニスコートの西側を歩くとバラが、今を盛りと咲いている。AIによると、バラの品種数は、3万種から10万種以上とも言われている。原種(野生種)は約100~150種とされているそうだ。傍に品種名が書かれた札でもなければ、とても同定できない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
010_250520009 X900 日比谷公園 G7X.jpg 10.自由の女神像
第一花壇の北側の自由の女神像はバラに囲まれていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 20mm ISO125 )
011_250520010 X900 日比谷公園 G7X.jpg 11.ヘメロカリス
これはバラではない。先日、箱根湿性花園や星川駅前の高層住宅の花壇で見かけたヘメロカリスだ。ヘメロカリスは、ユリ科ワスレグサ属であるが、AIによるとその品種は世界で5万種以上あると言われているそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
012_250520011 X900 日比谷公園 G7X.jpg 12.ヘメロカリスに潜るアゲハ
別のヘメロカリスにアゲハが飛んできて、花に止まり、潜り込んで吸蜜を始めた。ヘメロカリスに蝶が来るのを見るのは初めてだ。残念ながら、鳥にやられたのか尾状突起の辺りが千切られていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
013_250520012 X900 日比谷公園 チャイナローズ ローズうらら G7X.jpg 13.チャイナローズ
バラ園に咲いていた赤いバラ。PictureThisで検索するとチャイナローズと同定された。傍に「ローズうらら 平林 浩 1995年作出」と書かれた札があった。難しい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
014_250520013 X900 日比谷公園 G7X.jpg 14.ペリカン噴水とアオノリュウゼツランの株
ペリカン噴水の囲いの四隅には、アオノリュウゼツランが植えられている。昨年の7月に花を咲かせたのは一番手前の株だ。この株が次の花を咲かせるのは数十年後になる。とてもそれを見に来ることはできない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
015_250520014 X900 日比谷公園 G7X.jpg 15.松石
この切株は松石という。「今から3~5千年前の植物が、水底に運ばれ埋没した後、珪酸質の液がしみこんだものを珪化木と言います。北九州の炭田では、炭層中に珪化木が含まれこれを松石、または松炭と呼んでいます。ここにあるものは、昭和初期、福岡市外亀山炭鉱の地下300mのところから長い木のまま発見されたものの一部です。」と説明されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 14mm ISO125 )
016_250520015 X900 日比谷公園 ハアザミ G7X.jpg 16.ハアザミ(葉薊)
先週、保土ヶ谷公園を歩いた時、たまたま初めてこのギリシャ国花というハアザミを見た。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125 )
017_250520016 X900 日比谷公園 マドンナリリー サクユリ G7X.jpg 17.サクユリ(作百合)
雲形池の近くに咲いていた。wikipediaによれば、伊豆諸島に自生する伊豆諸島に固有のユリであり、ヤマユリの変種である。伊豆諸島では、源為朝を偲んでタメトモユリとも呼ぶ。世界最大のユリだそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
018_250520017 X900 日比谷公園 ユリ ホワイトヘブン G7X.jpg 18.マドンナリリー
和名をニワシロユリという。3000年以上前の壁画に描かれていることから、マドンナリリーは世界最古の園芸植物のひとつと考えられているという。19世紀に日本からテッポウユリが導入されるまで、欧州ではキリスト教の聖花として利用されてきた。バチカン市国の国花だそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
019_250520018 X900 日比谷公園  G7X.jpg 19.緑に囲まれる雲形池
雲形池は、冬の寒い日に羽を拡げた鶴の彫刻からつららの下がる風景が優雅で有名であるが、今はすっかり緑に囲まれている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 )
020_250520019 X900 日比谷公園  G7X.jpg 20.涼しげなかもめ
そろそろ五七五の例会の時間が近づいた。私は汗かきであり、冷房の入った会場で一息入れなくてはならない。毎回、ここを見て国会通りの交差点を渡るのだが、この日はかもめの広場の噴水が、彫刻「鷗」に水を吹きかけていた姿が最高に涼しげであった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 20mm ISO125 )

2025年8月 3日

梅雨空の保土ヶ谷公園を歩く 2025年6月14日 神奈川県立保土ヶ谷公園

  梅雨入りして相変わらずはっきりしない天気が続く。前々日は、区役所の前の通りに咲くアジサイを撮りに小一時間ほどカメラを持って歩いたが、この日は約一時間半、保土ヶ谷公園を散策した。

 この季節に保土ヶ谷公園を歩くことは、いままでにほとんどなかった。それにしてもチョウの姿はない。下草を飛ぶヤマトシジミくらいだ。被写体は花、そしてお散歩中のペットしかいない。

 しかし、紫陽花も良く咲いていたし、ネムノキの花も咲いていた。季節の移り変わりを感じさせてくれる。帰路はバスに乗らずにのんびり花の写真を撮りながら銀杏並木に沿って歩いて下りて来た。駅近くの高層住宅の花壇でも多くの花が咲いていて、目を楽しませてくれた。

000_250614053 X700 ネムノキ 保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg
淡紅色の花が髭のように上に向いて咲く合歓木 2025年6月14日 保土ヶ谷公園

001_250614002 X900 星川駅前 居酒屋 Z18-140.jpg 1.星川駅南口
相鉄線の星川駅は1927年(昭和2年)5月に神中鉄道(相模鉄道の前身)の北程ヶ谷駅として開業した。当時はここが横浜側の終点であり厚木駅とを結んでいた。約90年後の2018年(平成30年)11月に高架化が完成し、2021年(令和3年)3月に駅1階南北自由通路及び改札外の階段、エスカレーター、エレベーターの使用が開始された。南口はバスターミナルが整備され、見違えるような立派な駅になった。以前から南口を出たところから水道道に抜ける道には、飲食店があったが、この居酒屋さんには今まで気が付かなかった。今年の6月で2周年を迎えたそうだ。この店の看板にアゲハや、アサギマダラらしき蝶の絵が描かれているのが目に留まった。水道道から明神台までバスに乗る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640 140mm ISO800 )
002_250614004 X900 保土ヶ谷公園 トイプードル Z18-140.jpg 2.トイプードル -1
保土ヶ谷公園を歩き始める。午前10時、愛犬のお散歩の時間だ。「撮らせてください」とお願いして撮ったが、"お母さん"は写らないように離れてしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500 41mm ISO640 )
003_250614005 X900 保土ヶ谷公園 トイプードル Z18-140.jpg 3.紫陽花が咲く群落
辻広場への道の途中の左側に、紫陽花が集まって咲いているところがあった。まだ、咲き始めのようで葉もきれいだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500 48mm ISO320 )
004_250614007 X900 保土ヶ谷公園 トイプードル Z18-140.jpg 4.ホンアジサイ
白い花、淡い青の花が多いが、これから日が経つにつれて花(萼:装飾花)の色は濃くなるのだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500 28mm ISO200 )
005_250614011 X900 〇保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 5.ガクアジサイ
ガクアジサイの、花びらに見えるところは実は萼であり装飾花である。花は中央の粒々に見えるところである。これはまだ、蕾の状態だ。AIに尋ねて見ると、アジサイの装飾花は、花を昆虫にアピールするための「看板」のような役割を果たしている。本来の花である両性花は小さく目立たないため、装飾花が大きく色づくことで、昆虫を効率よく引き寄せ、受粉を助けると考えられているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500 53mm ISO360 )
006_250614016 X900 〇ユリノキ 保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 6.ユリノキ(百合の木)
辻広場に大きな一本の木がある。葉が落ちているときは何という木か解らなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500 18mm ISO220 )
007_250614014 X900 〇ユリノキ 保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 7.ユリノキの葉
近くによって、葉をPictureThisで検索してみるとユリノキと判った。4月にツマキチョウを撮りに行った小石川植物園にも大きなユリノキがあるのだが、ユリノキの新しい葉は、一般的に4月下旬から5月上旬にかけて出てくるので、その頃は葉がなく、分からないままでいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500 120mm ISO320 )
008_250614018 X900 〇トイプードル 保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 8.トイプードル -2
また、お散歩中のトイプードルに会った。さっきとは別のトイプードルだったが、このペットもカメラ目線を送ってくれた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500 18mm ISO360 )
009_250614021 X900 〇保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 9.ホンアジサイ
ガクアジサイは本来の花である両性花と、萼である装飾花がはっきり分かれて花序を構成するが、ホンアジサイは、ガクアジサイを改良した園芸品種で、花序のほとんどが装飾花で構成され、手まり咲きになるのが特徴だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500 40mm ISO720 )
010_250614029s X900 ◎ヤマトシジミ 保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 10.ヤマトシジミ♀
蝶はほとんど飛んでいない。草むらにチラチラと見えるのはヤマトシジミだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500 140mm ISO800 )
011_250614032 X900 〇ヒメブタナ 保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 11.ヒメブタナ(姫豚菜)
ともにヨーロッパ原産であるよく似たブタナとヒメブタナの主な違いは、開花時期、葉の様子、そして全体の大きさだそうだ。ヒメブタナはブタナよりも開花時期が早く、花はやや小さめである。また、ヒメブタナは全体的に無毛で、ブタナよりも葉が薄く、縁が赤みを帯びることがあるという。キク科エゾコウゾリナ属。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500 140mm ISO320 )
012_250614038 X900 〇保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 12.ガクアジサイ
これは良く見るガクアジサイの品種である。装飾花の色がだんだんと紅くなっていく。土壌のpHぺーや品種による影響が考えられるが、土壌がアルカリ性に傾くと、装飾花は赤みを帯びることがある。また、ベニガクなどの品種は、咲き進むにつれて装飾花が赤くなるのが特徴である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500 26mm ISO200 )
013_250614047 X900 〇ヒメキンシバイ 保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 13.ヒメキンシバイ(姫金糸梅) -1
一昨日も峰岡公園でヒメキンシバイを見た。別名をセイヨウキンシバイという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500 85mm ISO400 )
014_250614043 X900 ◎ヒメキンシバイ 保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 14.ヒメキンシバイ -2
峰岡公園で見たヒメキンシバイに比べ、綺麗に咲いていた。ウマオイかキリギリスの仲間が来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500 110mm ISO400 )
015_250614049 X900 イタリアン・グレーハウンド 保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 15.飼い主もペットもお友達
いつも保土ヶ谷公園にペットを散歩に連れて来られているお仲間だろうと思う。蝶のような耳をしたパピオンとイタリアン・グレーハウンドと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500 140mm ISO250 )
016_250614054 X900 〇保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 16.小ぶりなヒマワリ
背丈が低く小ぶりな花序のヒマワリが咲いていた。一般的にミニヒマワリと呼ばれる品種だそうだ。従来のヒマワリを改良したもので、草丈が低く、コンパクトなのが特徴である。プランターやコンテナでも育てやすく、可愛らしい姿から人気があるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500 60mm ISO200 )
017_250614055 X900 〇ガウラ ハクチョウソウ 保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 17.ガウラ ハクチョウソウ(白鳥草)
見たことのない花が咲いていた。検索すると北アメリカ原産の ガウラ ハクチョウソウ、別名ヤマモモソウという。園芸種で初夏から秋に白い花が開花するアカバナ科の多年草だそうだ。wikipediaによると、一方でこぼれ種などで野生化している個体を見かけることもあるが、本種の種子での繁殖は、あまり激しくは無いので一部の侵略外来種のような深刻な事態を引き起こすような事態にはなっていないという。この写真はこぼれ種による野生化したものかもしれない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640 140mm ISO200 )
018_250614059 X900 〇保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 18.銀杏並木に沿って
帰りは明神台からバスに乗るのはやめて、銀杏並木に沿ってバス通りを下りて来た。ホンアジサイが咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500 32mm ISO220 )
019_250614065 X900 〇保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 19.ガクアジサイの花
青い蕾が開いて、ガクアジサイの白い本来の花が咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500 48mm ISO450 )
020_250614068 X900 〇保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 20.ミセスクミコ
AIに尋ねたところ、この紫陽花はミセスクミコという品種のようだ。ミセスクミコは、日本で育成されたガクアジサイの園芸品種のひとつ。淡いピンクと白が混ざり合う、可憐で品のある咲き方が人気の品種だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500 48mm ISO220 )
021_250614074 X900 〇ハアザミ 保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 21.ハアザミ(葉薊)
また、見たことがない花を見つけた。PictureThisでの検索ではハアザミと同定された。wikipediaによると、ハアザミは、またはアカンサスと言い、アザミに似た形の葉は古代ギリシア以来、建築物や内装などの装飾のモチーフとされる。特にギリシア建築のオーダー(柱と梁の構成形式)の一種で、コリント式オーダーはアカンサスを意匠化した柱頭を特色としている。アカンサスをモチーフとした柄は絨毯にもしばしば用いられ、ビザンチンリーフとして知られる。ギリシアの国花だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500 115mm ISO1100 )
022_250614083 X900 〇リリウム・ブルビフェラム or ヘメロカリス ステージ星川 Z18-140.jpg 22.リリウム・ブルビフェルム
リリウム・ブルビフェルムはユリの仲間だ。星川駅の南口に立つ高層住宅の花壇に、印象的な花色である。園芸品種も多くあるようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f63 1/500 140mm ISO1100 )
023_250614086 X900 〇ワスレグサ ステージ星川 Z18-140.jpg 23.ワスレグサとリリウム・ブルビフェルム
オレンジ色の花は、ワスレグサの仲間だ。キスゲ、ヘメロカリス、カンゾウなどがある。園芸品種(デイリリー、ヘメロカリスと呼ばれる)も多数ある。wikipediaによれば、この仲間は「濃黄色の花を咲かせるゴールデンゼブラや深紅の花を咲かせるクリムゾン・パイレーツなどの品種が属名のヘメロカリスの名で、ゼンテイカがニッコウキスゲの名で流通している。ワスレグサの園芸品種は3万品種を超えるとも言われており膨大な数の園芸品種が作られている。野生種のノカンゾウやヤブカンゾウなどもオレンジ色の花が好まれ庭に植えられることも多い。」と。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500 115mm ISO640 )
024_250614079 X900 〇テッポウユリ ステージ星川 Z18-140.jpg 24.テッポウユリ(鉄砲百合)
その名の通りユリ科ユリ属の種で、ラッパに似た形の筒状の花を横向きに咲かせる。西之表市や川口市の市の花となっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500 140mm ISO800 )