NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR Sアーカイブ: Studio YAMAKO

2025年9月17日

日帰りツアーの入笠山ハイキング ② 2025年7月13日 長野県富士見町

30分ほどゴンドラ頂上駅のそばにあるCaféで水と冷たいコーヒーを飲んで一休みした。ツアコンさんが心配してくれて、「しばらくここで休んでいてください」と言ってくれたが、「ここは何回も来ていますので」と言って、すずらん山野草高原で1時間ほど写真を撮った。

 ここへ来るのは7月後半が多く、今回はいつもより少々早い。それなりにいつもと違ったチョウに会えるかと期待したが、逆だった。飛んでいるチョウの種類が少ないのだ。クジャクチョウやシータテハなどは全く姿を見せないし、スジボソヤマキチョウもいない。

 すずらん山野草公園の中ほどにある四阿の近くへ行くと、アサギマダラが飛ぶ姿があった。数はそれほど多くは無いが、楽しませてくれた。

000_250713034 X700 ◎すずらん山野草公園 八ヶ岳 G7X.jpg
八ヶ岳連峰を背景に咲き始めたヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ
 2025年7月13日 長野縣富士見町 入笠山すずらん山野草公園

021_250713177 X900 ◎山野草公園 入笠山 Z50 105mc.jpg 21.ヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ -1
右側にスキーのゲレンデでがあるすずらん山野草公園を歩いて行くと、ヒヨドリバナが白い花を咲かせ始めていて、そこにアサギマダラを見つけた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO200 )
022_250713178 X900 ◎山野草公園 入笠山 Z50 105mc.jpg 22.ヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ -2
これは前の写真と同じ個体だが、少し翅が切れている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO200 )
023_250713089 X900 ◎アサギマダラ 山野草公園 RX10M4.jpg 23.ヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ -3
これは別の個体で、ほとんど破損は無く綺麗だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000 秒 168mm ASA1000 )
024_250713184 X900 〇山野草公園 入笠山 Z50 105mc.jpg 24.ヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ -4
これは♀のようだ。アサギマダラはヒヨドリバナとそれによく似たフジバカマが大好きである。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO200 )
025_250713186 X900 ◎山野草公園 入笠山 Z50 105mc.jpg 25.ヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ -5
多い時には、もう写真を撮るのが飽きてしまうほど飛んでいるが、この日は数は多くなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO200 )
026_250713097m X900 ◎ウラジャノメ 山野草公園 RX10M4.jpg 26.ウラジャノメ
地味なチョウだが、本州では山地性の蝶で、標高1500m~2000mのところで見られる。蓼科の八島湿原では羽化したばかりのような本種が10頭近く、林縁部で止まっていたのを見たことがある。入笠山でも何度か見ているが、個体数は多くはないようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1600 秒 206mm ASA1600 )
027_250713100 X900 〇ミドリヒョウモン 山野草公園 RX10M4.jpg 27.ミドリヒョウモン -1
ミドリヒョウモンやウラギンヒョウモンもヒヨドリバナの花が好きだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000 秒 106mm ASA400 )
028_250713103m X900 ◎ミドリヒョウモン 山野草公園 RX10M4.jpg 28.ミドリヒョウモン -2
ミドリヒョウモンは♂しか見なかった。♀が出てくるのはこれからなのだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000 秒 151mm ASA500 )
029_250713106 X900 〇甲斐犬mix 山野草公園 RX10M4.jpg 29.愛犬とともに
すずらん山野草公園の中ほどに四阿がある。ここで一休みしようと思ったら先客がいた。男性の飼い主さんと一緒にゴンドラで登ってきた大型犬だ。犬種を伺ってみると甲斐犬のMIXだそうだ。「写真を撮らせてください」とお許しをいただいてカメラを向けると、こっちを向いてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1600 秒 28mm ASA400 )
030_250713203 X900 ◎山野草公園 入笠山 Z50 105mc.jpg 30.ヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ -6
再びアサギマダラである。後翅の肛角部に黒い性標があり、これは♂である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO200 )
031_250713020 X900 すずらん山野草公園 G7X.jpg 31.ヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ -7
環境を写し込みたいと思い、ポケットからG7Xを取り出して撮る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
032_250713205 X900 ◎山野草公園 入笠山 Z50 105mc.jpg 32.ヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ -8
ヒヨドリバナに取り付いて口吻を延ばしているアサギマダラは、指でつまめるほどじっとしていている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO200 )
033_250713215 X900 ◎山野草公園 入笠山 Z50 105mc.jpg 33.ヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ -9
なかなか気に入った写真が撮れないまま、そろそろアサギマダラにカメラを向けるのも飽きてきた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 105mm ISO220 )
034_250713029 X900 ◎すずらん山野草公園 八ヶ岳 G7X.jpg 34.ヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ -10
八ヶ岳連峰を背景に撮りたかったが、パンフォーカスにできなかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1000秒 9mm ISO125 )
035_250713031mt X900 ◎ すずらん山野草公園 八ヶ岳 G7X.jpg 35.飛び立ったアサギマダラ
タイミング良くシャッターを切ることが出来た。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 9mm ISO125 )
036_250713220 X900 ◎ウラギンヒョウモン 山野草公園 入笠山 Z50 105mc.jpg 36.ウラギンヒョウモン -4
ヒヨドリバナに飽きたのだろうか。切株に静止した。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO200 )
037_250713225m X900 ◎イカリモンガ 山野草公園 入笠山 Z50 105mc.jpg 37.イカリモンガ
チョウ目イカリモンガ科に分類されるガの1種。まるでチョウのようだが、セセリでもないしシジミでもない「蛾」なのだ。蝶と同じようにヒヨドリバナで吸蜜をしていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3 1/500秒 105mm ISO320 )
038_250713235t ◎山野草公園 入笠山 Z50 105mc.jpg 38.ヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ -11
これほど近寄って撮っても飛び立たない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/500秒 105mm ISO280 )
039_8250713239 X900 ◎ヒメキマダラセセリ 山野草公園 入笠山 Z50 105mc.jpg 39.ヒメキマダラセセリ♀ -3
本種の♀は♂に比べて、前後翅表の黒い縁が太く濃いので両者を区別できる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/500秒 105mm ISO220 )
040_8250713241 X900 ◎ツマグロヒョウモン 山野草公園 入笠山 Z50 105mc.jpg 40.ツマグロヒョウモン♂
ウラギンともミドりとも違うヒョウモンがヒヨドリバナで吸蜜していた。かっては暖地性の蝶が2000m近いところでも元気に生息している。本種は、自宅の傍や、日比谷公園にも多いし、一方、上高地や、浅間山系の池之平でも見ているので、もはやどこにでもいる蝶になってしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3 1/500秒 105mm ISO320 )
041_250713041 X900 富士見駅 八ヶ岳 G7X.jpg 41.中央本線富士見駅 -1
Wikipediaによると、富士見駅は1904年(明治37年)12月21日に中央本線 韮崎駅と当駅間が開通して延伸、同時に開業した。今から120年も前のことだ。標高は955mある。レトロな駅舎だが、何時建築されたかは不明とのこと。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 9mm ISO125 )
" rel="lightbox[250713]">042_250713043 X900 富士見駅 G7X.jpg 42.中央本線富士見駅 -2
駅舎の中に入ると、富士見駅開業120年周年&富士見町制70周年記念「暮らしを見つめて~富士見駅の歩み↓」というパネルがあり、昔の写真が20点近く表示されていた。16時30分発の「あずさ44号」に乗車した。富士見に停車する「あずさ」は1日3本しかない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 10mm ISO200 )

2025年9月14日

日帰りツアー 入笠山ハイキング ① 2025年7月13日 長野県富士見町

6月6日に運転免許証を返上した。車の運転は嫌いではないのだが、ゴルフを止め、乱視が進み、物が見難くなったからだ。ゴルフは兎も角として、今まで信州各地や箱根の湿性花園などへ蝶の撮影に行っていたのが制限されそうだ。公共交通機関を利用して行かねばならないが、いずれにしも歳が歳だから、そこは割り切ることにした。

 とはいうものの、やはりシーズンになるとチョウの写真を撮りに出かけたい気持ちは抑えられず、今回は某旅行社の入笠山日帰りツアーに参加を申し込んだ。中央本線の「あざさ」で富士見までを行きそこからバスで「入笠山すずらんゴンドラ」の乗り場までバスで行く。行先が山野草公園、入笠湿原、となっていたので、ゴンドラ頂上駅で解散して、3~4時間程度、自由散策かと思っていたら、前日、ツアコンさんからの電話で、現地のツアーガイドの案内で4時間程度ハイキングをし、そのあと山野草公園で1時間弱の自由時間があるでしょうということだった。ロープウェイの山頂駅で解散して、数時間の自由散策があり、集合時間に集まるのだと思っていたので、ちょっと、思惑と違っていた。

 まあ、久しぶりにツアーガイドについて、咲いている花々の説明を聴きながら、のんびり歩くのも良いかと思い、歩き始めた。一昨年も歩いたことはあるのだが、スズランは終わってしまったのか、ほとんど咲いていない。木道を上がり下がりしながら、進むが結構ペースが速い。
 ハイキングのコースは、始めて、リュックを背負い、右手にRX10M4を持ち、首にZ50に 105mcという装備だったが、木道が平らでないところもあり、バランスを崩しカメラをかばいながら転倒してしまった。弁当や水、雨具などを入れた慣れないリュックを背負っていたので、立ち上がるのが大変で時間が掛かる。参加者は60歳前後の人が多かったが、一行に遅れそうになってしまう。歩くコースは、シーズンには自生するスズランが咲く入笠湿原を歩き、山彦荘のある所で支給されていた昼食のおにぎりを食べる。そこから入笠山の登山道の中腹に広がる花畑まで歩く。以前には数回ここも登っているが、今の自分には少々つらかった。写真を撮りながら歩くのもままならない。途中、傾斜がきつく階段のように道を保護してあるのだが、その段差も大きいところがあって、息切れがして、またバランスを崩し、二度目の転倒、そして三度目の転倒、肘をすりむいてしまった。この間、山彦荘でコムラサキを見た以外、目ぼしいチョウも現れなかった。

 足が疲れてしまい、暑いのと、息が切れて大した登りでもないが、歩行が遅くなり、ツアコン(60代くらいの女性)さんが心配してくれ、付いてきてくれた。ゴンドラ駅まで戻るのは、道はわかるし、先に行ってくれと言っても離れない。

 ゴンドラ頂上駅に着いたら、此処でじっとして休んでいろと言い渡されてしまった。私としてはすずらん山野草公園で写真を撮るために来たのに、そうはいかないのだ。
 次の集合場所は3時50分までにロープウェーの下でと聞いたと思い込み、3時10分に下に下りて、3時40分までまで待ったが誰も来ない。ツアコンに電話してみる。集合場所はロープウェーの下ではなく、バスの乗り場だという。時間丁度に合う。ツアコンさんには少々ご迷惑をかけてしまったが、参加した方々には迷惑をかけずに済んだ。
 今回のツアー参加者は30数名の中に男性が3~4人いたが、他は60代前後の女性ばかりだ。みんな元気だ。擦り傷くらいで、骨折捻挫などなくてよかったが、脚の衰え、年齢を痛感せざるを得なかった。今後は安易にハイキングと銘打つツアーには参加できないなと自覚した。

000_250713055 X700 ◎ゴンドラ頂上 RX10M4.jpg
高原の蝶 ウラギンヒョウモン 2025年7月13日 長野県富士見町 入笠山

001_250713009 X900 富士見駅 ゴンドラのりば バス G7X.jpg 1.中央本線富士見駅からバスで入笠山へ
横浜から横浜線で八王子に出て、「あずさ3号」に乗り、9時43分に富士見駅に着いた。チャーターされたバスが待っていて、入笠山のロープウェイ「ゴンドラすずらん」の乗り場まで10分くらいで運んでくれた。バスの車窓から入笠山のゲレンデが眺められた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 23mm ISO125 )
002_250713017 X700 ゴンドラのりば G7X.jpg 2.ゴンドラに乗る柴犬
入笠山では山頂駅まで「ゴンドラすずらん」に愛犬を乗せて行き、犬とともに散策することが出来る。ゴンドラはリード着用でそのまま乗車可能。 ケージ不要で大型犬もOK。山頂エリアへ快適にアクセスでき、リード着用で「入笠すずらん山野草公園」や「入笠湿原」を歩ける。犬のゴンドラ乗車料金は、片道・往復ともに500円だそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/640秒 37mm ISO3200 )
003_250713050 X900 すずらんゴンドラ RX10M4.jpg 3.ゴンドラからの眺め
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 14mm ISO400 )
004_250713051 X900 すずらんゴンドラ RX10M4.jpg 4.パラグライダー
JMB富士見パノラマパラグライダースクールというがある。ゴンドラの乗り場近くの広々としたゲレンデを風に乗って下りていくのは爽快なことに違いない。1フライト17,000円で、簡単な説明の後、2人乗り用パラグライダーでインストラクターと一緒に、フライトするというのもある。「ゴンドラで高度差800mのテイクオフへ移動」が売りだ。空中での操作はインストラクターにお任せだが、テイクオフとランディングの際には一緒に走る。約1時間を楽しむのだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 168mm ISO125 )
005_250713057 X900 ◎ゴンドラ頂上 RX10M4.jpg 5.ウラギンヒョウモン -1
ロープウェイの頂上駅から入笠湿原に向かう道で、ツアー一行はいったん集合、山岳ガイドさんの説明を聞く。ウラギンヒョウモンがノアザミに来ていた。新鮮だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 121mm ISO640 )
006_250713062 X900 入笠湿原 RX10M4.jpg 6.入笠湿原
通行止めになっているが、車が通れるほどの道を左に入って、少し林道を歩く。何かのミドリシジミが卍飛行をしているが、遅れてしまうので留まって撮るわけにはいかない。すぐに入笠湿原が眼前に広がった。この入笠湿原は何度か歩いているが、キアゲハやウラギンヒョウモン以外、ほとんどチョウが見られないところだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 18mm ISO200 )
007_250713063 X900 ハナショウブ 入笠湿原 RX10M4.jpg 7.ハナショウブ(花菖蒲)
ガイドさんが、アヤメと菖蒲の違い、見分け方について説明しながら歩いて行く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 62mm ISO500 )
008_250713065 X900 アヤメ 入笠湿原 RX10M4.jpg 8.アヤメ(文目、綾目)
こちらはアヤメ。花弁の付け根に黄色と白の模様がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1600秒 143mm ISO1600 )
009_250713068 X900 入笠湿原 RX10M4.jpg 9.山彦荘から見る入笠湿原
入笠湿原を抜けたところ、入笠湿原は、標高約1,730m~1,734mに位置し、面積は約1.85ha。浅間山系のベニヒカゲ多産する地の平湿原と比較すると小さい。リンドウとスズラン辞世する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/2000秒 19mm ISO125 )
010_250713069 X900 山彦荘 RX10M4.jpg 10.山彦荘
山彦荘は開設から53年。入笠湿原を見下ろせる絶好のロケーションである。主人は草花やキノコの専門家。宿の主人が採った山菜やキノコ並ぶ食事が好評。入笠湿原保全のために立ち上げられた民間団体「入笠ボランティア協会」の事務局もここ山彦荘に置かれているそうだ。ここで、歩き始める前に配られた弁当を食べる時間がとられた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/2000 秒 9mm ASA400 )
011_250713075 X900 〇コムラサキ 山彦荘 RX10M4.jpg 11.コムラサキ -1
どこで弁当を食べようかと場所を探していると、コムラサキが現れて路上にとまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000 秒 9mm ASA250 )
012_250713142ts X900 ◎山彦荘 入笠山 Z50 105mc.jpg 12.コムラサキ -2
翅を開く。落ち着いているのでマクロを付けたZ50に持ち替えて撮った。青紫色が鮮やかに輝く。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO220 )
013_250713144 X900 ◎ヒメキマダラセセリ 山彦荘 入笠山 Z50 105mc.jpg 13.アヤメに潜るヒメキマダラセセリ
ヒメキマダラセセリはアヤメの花が好きなようだ。よくこの光景を目にする。雌雄の同定は難しかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3 1/500秒 105mm ISO220 )
014_250713146 X900 〇ラグワット 山彦荘 入笠山 Z50 105mc.jpg 14.ラグワット?
Picture this で検索したところ、キク科の花でラグワットと同定された。和名が分からない。写真を送ってAIに尋ねてみたところ、キオンではないかとの回答だった。だが、逆にキオンでwikipediaで調べて見ると花びら(舌状花)は5個とある。ハンゴンソウあるいはサワギクかもしれない。難しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8 1/1000秒 105mm ISO200 )
015_250713148 900 〇クリンソウ 山彦荘 入笠山 Z50 105mc.jpg 15.クリンソウ(九輪草)
ガイドさんがクリンソウと教えてくれた。wikipediaによれば、山間地の比較的湿潤な場所に生育し、せせらぎや渓谷の湿地などに時に群生する。高さ30-90cmほどになり、日本に自生するサクラソウ科の植物のなかでは最も大型である。花は花茎を中心に円状につき、それが数段に重なる姿が仏閣の屋根にある「九輪」に似ていることから名前の由来となっているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f7.1 1/800秒 105mm ISO200 )
016_250713155 X900 ◎ヒメキマダラセセリ♀ 入笠山 Z50 105mc.jpg 16.ヒメキマダラセセリ♀ -1
山彦荘での休憩を終えて、ツアー一行は入笠登山道に沿う花畑へ移動した。少々急な上りもあり、足場も悪い。前述したように一行についていくのがやっと。いや、ついて行けなかった。写真どころではなくなった。午後1時過ぎに「入笠すずらん山野草公園」に戻ってきた。この黄色い花は、アキノキリンソウだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 105mm ISO200 )
017_250713158t X900 〇ヒメキマダラセセリ♀ 入笠山 Z50 105mc.jpg 17.ヒメキマダラセセリ♀ -2
標高1,780mほどの「入笠すずらん山野草公園」で1時間ほど写真を撮る時間があった。アザミに似ているがこれはタムラソウと思う。ヒメキマダラセセリは各種の花で吸蜜する。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 105mm ISO200 )
018_250713163 X900 ◎ウラギンヒョウモン 山野草公園 入笠山 Z50 105mc.jpg 18.ウラギンヒョウモン♂ -2
高原の蝶の代表でもあるウラギンヒョウモン、ミドリヒョウモンは多く飛んでいた。まだ、発生初期のようで新鮮な個体が多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO200 )
019_250713165 X900 ◎ウラギンヒョウモン 山野草公園 入笠山 Z50 105mc.jpg 19.ウラギンヒョウモン♂ -3
飛んでいるヒョウモン類はすべて♂のようだ。ギンボシヒョウモンはいないかと注意してみたが、すべてウラギンヒョウモンのようだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO200 )
020_250713169 X900 ◎ウラギンヒョウモン 山野草公園 入笠山 Z50 105mc.jpg 20.ギンボシヒョウモン♂
どうやらこの個体はギンボシヒョウモンだと思える個体が現れた。ウラギンヒョウモンと表翅で区別するのは難しいが、前翅下方の翅脈上にある性標が不鮮明であることから、ギンボシヒョウモンだと推定した。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO200 )

2025年7月20日

舞岡公園のゼフィルスは不調 2025年5月23日 横浜市 舞岡公園

ネットでアカシジミ、ウラナミアカシジミ発生の情報があったので、運転免許を返上する前にと思い、舞岡公園へ行って見ることにした。3日間ほど27℃~28℃という暑い日があったが、この日は涼しかった。

 しかし、蝶の数は種類も個体数も極めて少ない。アカシジミやウラナミアカシジミが来るクリノキのところへ行って見るが、花は咲いているもののその姿は無い。
 そこへ、同好者の方が来られ、「ミズイロオナガがいましたよ。まだ、止まっていると思いますよ」と教えてくださった。そして親切にもその場所まで案内してくださった。
 下草に潜るようにミズイロオナガシジミが止まっていた。ここのところこのチョウを撮っていないので、嬉しかった。感謝である。

 そのあとも現れる蝶の数は少なく、古民家をあとにして、イボタノキの花に来るアオスジアゲハを撮りながら長久保の方へいくと、ウラゴマダラシジミが2頭現れた。そのうちの1頭が葉上に静止した。左向いたり右向いたりしている。やがて開翅してくれたが、なかなかピントが合せ難かった。

 結局、この日ゼフィルスは、ミズイロオナガシジミと、ウラゴマダラシジミの2種に終わった。曇り空で気温は22℃で少し寒かったのかもしれない。

000_250523088a m X700 舞岡公園 ウラゴ半開翅 長久保 RX10M4.jpg
翅を半分開いて見せてくれたウラゴマダラシジミ 2025年5月23日 横浜市 舞岡公園

001_250523002 X900 舞岡公園 RX10M4.jpg 1.ハコネウツギ(箱根空木)
駐車場からこぶしひろばに入るところで、例年この花を見る。wikipediaにはハコネウツギとはスイカズラ科の植物の1種。別名でベニウツギ、ゲンペイウツギともよばれる。ゲンペイは源平で、すなわち花の色がはじめ白色だが、のちに紅色になることからそう呼ばれる。標準和名は、箱根に多いとして付けられた名であるが、箱根に限らず日本列島の太平洋側に自生している。と説明されている。私は、花は紅色の花と白い花が別々に咲くのかと思っていた。白から紅色に経時変化するとは知らなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/2000秒 9mm ISO640 )
002_250523005 X900 舞岡公園 カエデの花 RX10M4.jpg 2.イロハモミジの翼果
花ではなく実である。イロハモミジの実は、翼果(よくか)と呼ばれるプロペラのような形をした実で、春に咲いた花が受粉して実になり、秋に熟して茶色くなる。翼果は風に乗って遠くまで種を運ぶ役割がある。赤みを帯び始めた翼が上向きになっている姿は初夏の恒例行事と言われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 196mm ISO800 )
003_250523006 X900 舞岡公園 リョウブ もみじ休憩所 RX10M4.jpg 3.リョウブ(令法)
リョウブの花が咲き始めていた。この花もチョウが好きな花だ。このリョウブの花に羽化したてのオオウラギンスジヒョウモンが吸蜜に来ていたのを見ている。トラフシミもこの花に来る。トラフシジミの食草は、クズ、フジ、ウツギ、ミズキなど様々な植物があるが、リョウブもその一つのようだ。トラフシジミの夏型の発生にはまだ、時期尚早である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 56mm ISO800 )
004_250523011 X900 舞岡公園 マルバウツギ RX10M4.jpg 4.マルバウツギ(丸葉空木)
この季節の舞岡公園はマルバウツギの白い花が多く咲く。しかし、マルバウツギにはチョウはあまり来ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 38mm ISO800 )
005_250523019 X900 〇舞岡公園 イチモンジ RX10M4.jpg 5.イチモンジチョウ
自宅の近くの保土ヶ谷公園などでは、全く見ることがないが、舞岡公園には、スイカズラやタニウツギなどの食草があるためか、毎年この季節には姿を現す。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 172mm ISO640 )
006_250523023 X900 〇舞岡公園 ガビチョウ RX10M4.jpg 6.ガビチョウ(画眉鳥) -1
谷戸の休耕地にガビチョウが飛来した。大きな声で鳴く。ガビチョウは特定外来生物だ。大きな鳴き声が「うるさい」という理由で害鳥といわれる鳥だ。中国の南部から東南アジア北部にかけて広く生息しているが、特定外来生物として日本に定着してしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 190mm ISO640 )
007_250523025 X900 〇舞岡公園 ガビチョウ RX10M4.jpg 7.ガビチョウ -2
日本では、ペットとして輸入された個体がかご脱けにより定着したといわれる。日本国内では留鳥として生息する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 193mm ISO1000 )
008_250523028 X900 〇舞岡公園 狐久保 RX10M4.jpg 8.狐久保
谷戸沿いに瓜久保の家のほうに歩くと、左側に、夏にはヒマワリ、秋にはコスモスが咲く休耕地があり、そこを左に入っていくと狐久保という原っぱに出る。今まであまり気にしていなかったが、写真のような一対の狐を形どった石が置かれている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 13mm ISO1250 )
009_250523033m X900 〇舞岡公園 ミズイロオナガ 前田の丘 RX10M4.jpg 9.ミズイロオナガシジミ -1
クリの古木があって、張り出した枝に咲くその花にアカシジミや、ウラナミアカシジミが吸蜜に来るところがある。行って見たが、花は咲いているのだが、アカシジミ、ウラナミアカシジミの姿は無い。冒頭で記したように、ミズイロオナガシジミを撮影された方が、その場所を教えて下さり、撮ったのがこの写真である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1250 )
010_250523132t X900 ◎舞岡公園 前田の丘 ミズイロオナガ Z50 Z105mc.jpg 10.ミズイロオナガシジミ -2
カメラをマクロレンズを付けたZ50に持ち替えて撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4。5 1/500秒 105mm ISO220 )
011_250523039 X900 〇舞岡公園 アオスジ イボタノキ RX10M4.jpg 11.アオスジアゲハ -1
アオスジアゲハがイボタノキの花に吸蜜に来ていた。イボタノキの花もチョウが好きな花である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1600 )
012_250523051m X900 〇舞岡公園 ヒメジャノメ RX10M4.jpg 12.ヒメジャノメ
薄暗いところにいたにはヒメジャノメだ。このチョウは、以前は何処にでもいたチョウだが、舞岡公園でも最近は少なくなった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1000 )
013_250523063 X900 ◎舞岡公園 キタテハ マルバウツギ RX10M4.jpg 13.キタテハ夏型
マルバウツギの花でキタテハが吸蜜していた。花から花へ移り翔ぶ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO400 )
014_250523071 X900 〇舞岡公園 ウラゴ 長久保 RX10M4.jpg 14.ウラゴマダラシジミ -1
ウラゴマダラシジミが飛来して少し離れたところの葉に止まった。尾状突起のないこのチョウの姿は、およそゼフィルスの仲間とは思えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 220mm ISO1600 )
015_250523080 X900 ◎舞岡公園 ウラゴ右向き 長久保 RX10M4.jpg 15.ウラゴマダラシジミ -2
反対に向を変えた。こちら側の方が綺麗だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1600秒 220mm ISO1600 )
016_250523093 X900 ◎舞岡公園 ウラゴ開翅 長久保 RX10M4.jpg 16.ウラゴマダラシジミ -3
向こうを向いて翅を開き始めた。こちらを向いてくれればピントを合わせやすいのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 121mm ISO1600 )
017_250523100 X900 〇舞岡公園 ウラゴ開翅 長久保 RX10M4.jpg 17.ウラゴマダラシジミ -4
右側の翅の表が見られる。傷、擦れのないきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO1600 )
018_250523105 X900 〇舞岡公園 ウラゴ開翅 長久保 RX10M4.jpg 18.ウラゴマダラシジミ -5
じっと待つ時間は5分でも長い。今度は左側の翅表を見せてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 220mm ISO1600 )
019_250523046 X900 〇舞岡公園 アオスジ イボタノキ RX10M4.jpg 19.アオスジアゲハ -2
イボタノキは今が最盛期のようだった。本来ならもっとチョウが集まってきても良いのだが、アオスジアゲハしか見ることが出来なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 97mm ISO800 )

追記:せめてアカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミドリシジミのうち2種くらいは撮っておきたいと、このあと6月6日に再び出かけた。運転免許を返上したので、その日は初めて、戸塚から京急ニュータウン行のバスに乗って往復したが、バスは20分に1本出ていて、思ったより楽に行けた。
 だが、折角行ったのに結果は皆無であった。どうも今年はいつもの年と違うようだ。

2025年7月12日

つづき・ミツバウツギに集まるチョウ 2025年4月30日 東京都 八王子城跡

ミツバウツギの花が咲くところで撮影を続け、11時近くまで粘ってみたが、状況は変わらない。
 少し離れたところに、昨年来た時、ハルジオンが一面に咲くところで、ウスバシロチョウ、オナガアゲハらとともにアオバセセリが吸蜜に来ているところがあった。そこへ移動してみたが、今年はハルジオンの花はまだ少なく、蝶の舞う姿は無かった。
 もう一か所、ミツバウツギの咲くところがあった。そこでにはアオバセセリは現れなかったが、ウスバシロチョウが来ていた。

 春は年によって花の開花時期と、チョウの羽化の状況が合うことが難しい。今回は、ミツバウツギの開花時期にここへ来ることが出来、満足な写真は撮れなかったが、アオバセセリの撮影ができた。
 連休明けにもう1回ここへ来る予定でいたが、70年来の親友が急逝するという考えもしなかったことがあって慎んだ。

000_250430182 X700 ◎ウスバシロ八王子城跡 RX10M4.jpg
咲き始めたハルジオンの花にきたウスバシロチョウ 2025年4月30日 八王子城跡

015_250430072t X900 ◎アオバ 八王子城跡 RX10M4.jpg 15.アオバセセリ -5
ミツバウツギの咲くところで、撮影を続ける。ソフトで補正を試みたが、力不足でこの程度だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1250 )
016_250430082 X900 ◎アオバ 八王子城跡 RX10M4.jpg 16.アオバセセリ -6
もう1頭別の個体が飛来した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1600秒 213mm ISO1600 )
017_250430085 X900 ◎アオバ 八王子城跡 RX10M4.jpg 17.アオバセセリ -7
正面から撮る。翅が半分開かれていて、少し擦れているように見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 213mm ISO1600 )
018_250430088m X900 ◎アオバ 八王子城跡 RX10M4.jpg 18.アオバセセリ -8
いい位置に止まってくれた。翅脈がアクセントになり、肛角部の赤橙斑が目立つ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO800 )
019_250430105 X900 ◎アオバ 八王子城跡 RX10M4.jpg 19.アオバセセリ -9
アオバセセリに何故魅力を感じるかというと、日本に産するセセリチョウ科の蝶の中で唯一、緑色であるからにほかならない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1600秒 193mm ISO1600 )
020_250430110tm2 X900 ◎アオバ 八王子城跡 RX10M4 - コピー.jpg 20.アオバセセリ -10
ちょっとピントが甘くなってしまった。同じ環境でしか撮れないので、この場を離れる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 210mm ISO1600 )
021_250430186 X900 △ウスバシロ 八王子城跡 RX10M4.jpg 21.ウスバシロチョウ -1
開けた場所へ出て、ウスバシロチョウを狙おうと思う。駐車場の上にちょっとした広場があり、周年前まではここに咲くハルジオンに多くのウスバシロチョウが飛んでいた。最近は、特にこの季節は草が刈られ、ハルジオンもなくってしまった。ガイダンス施設の裏側に飛ぶウスバシロチョウを狙う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/3200秒 9mm ISO100 )
022_250430196 X900 ◎ウスバシロ ミツバウツギ 八王子城跡 RX10M4.jpg 22.ウスバシロチョウ -2
ミツバウツギの花が咲いているところがあった。そこにもウスバシロチョウの姿があった。ミツバウツギの花はチョウの好む花だ。ミツバウツギ科ミツバウツギ属の植物で、山地の川沿いなどによく生える。Wikipediaには、「関東地方や東北地方の地方名で「ハシギ」「ハシノキ」ともよばれており、かつて箸に利用されたことによる」と記されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1250 )
023_250430200m X900 ◎ウスバシロ ミツバウツギ 八王子城跡 RX10M4.jpg 23.ウスバシロチョウ -3
ミツバウツギの花は下向きに垂れ下がるように咲く。チョウたちは下からぶら下がるようにして吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1000 )
024_250430294 X900 ◎ウスバシロ 交尾嚢 八王子城跡 Z50 Z105mc.jpg 24.ウスバシロチョウ -4
前の写真と同じ個体。ゆっくりと落ち着いて吸蜜している。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5 1/500秒 105mm ISO200 )
025_250430217 5900 ◎ウスバシロ ミツバウツギ 求愛 八王子城跡 RX10M4.jpg 25.ウスバシロチョウ -5
吸蜜中の個体は雌だった。そこへ♂が飛来して尾端を曲げて求愛する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 220mm ISO200 )
026_250430289 X900 ◎ウスバシロ 交尾嚢 八王子城跡 Z50 Z105mc.jpg 26.ウスバシロチョウ -6
これは別の個体で、大きな交尾嚢を付けた♀だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO200 )
027_250430237 X900 ◎ウスバシロ ミツバウツギ 八王子城跡 RX10M4.jpg 27.ウスバシロチョウ -7
前翅がまっすぐに伸びていない、右後翅外縁が少し切れている個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1250 )
028_250430253 X900 ◎ウスバシロ ミツバウツギ 八王子城跡 RX10M4.jpg 28.ウスバシロチョウ -8

このミツバウツギには次から次とウスバシロチョウがやって来るが、アオバセセリや、他の黒いアゲハの姿は無かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 217mm ISO800 )

八王子城跡,ウスバシロチョウ,アオバセセリ,ミツバウツギ,

2025年7月 4日

東武東上線で行く 武蔵嵐山「蝶の里」 2025年4月22日 埼玉県比企郡嵐山町

今年の5月末に運転免許証を自主返上し、車も手放すことにした。ゴルフはやめてしまったのだが、写真撮影は続けたい。今までは、信州の入笠山、そして、箱根湿性花園、八王子城跡などへは車で出かけていたが、これからは電車などを利用して行かねばならない。  その手始めに、まだ車を運転して行けるのだが、手始めに武蔵嵐山へ東武東上線を利用して行って見ることにした。

 7時に家を出て、朝の混雑を少しでも避けようと思い、相鉄線の西谷でからJRの湘南新宿ラインに乗り入れる電車にお乗る。羽沢国大から武蔵小杉まで駅がなくノンストップは早い。大崎までは混んでいたが恵比寿で座れた。渋谷では車内もすく。池袋で東武東上線急行小川町行に乗り、ゆっくり座って、9時45分ごろ武蔵嵐山に到着した。車で来るより1時間ほど余計にかかったている。
 武蔵嵐山駅から15分ほど歩いて、「埼玉県立嵐山史跡の博物館・菅谷館跡」に着く。いつもは車をチョウの里の活動センターの駐車場に停めて、そこまで上がっていく。今回は逆にここから都幾川の方へ下りていくことになる。

 外来種のホソオチョウを撮りたいなどというと、顰蹙を買うかもしれないが、それも狙いだった。菅谷間跡(鎌倉時代の有力武士であった畠山重忠が居住した)の原っぱにはホソオチョウが飛んでいるのだが、この日は、全く姿を見なかった。

 菅谷館跡から、ショカツサイの咲く毎回ウスバシロを撮影するところに行くが、その数は少ない。トンネルの向こう側(道路のむこう側)でジャコウアゲハ、モンキアゲハ、ツマキチョウ、ダイミョウセセリ、そしてウスバシロとこの日の殆どを撮影した。

 駅前にはラーメン屋が1軒あったが、準備中。自販機もない。そのまま、帰路につく。電車は森林公園行の各駅停車しかなく、しかも30分に1本。仕方なく森林公園行に乗る。森林公園で池袋行の始発急行が待っていた。和光市駅に到着した時、反対側の相鉄線の塗装の電車が停車中だった。行先を見ると湘南台行。飛び乗った。これで池袋、横浜の混雑する駅の乗り換えを回避できた。帰りも2時間半かかってしまった。

000_25042211s X700 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg
ツマキチョウのカップル 2025年4月22日 埼玉県武蔵嵐山 蝶の里公園

001_250422009 X900 〇ヒメウラナミ 埼玉県立嵐山史跡の博物館.jpg 1.ヒメウラナミジャノメ
春先に第一化が発生する地味なチョウである。食草は、ササ、ススキ、チガヤなどだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO640 )
002_250422016 X900 ◎ベニ 埼玉県立嵐山史跡の博物館.jpg 2.ベニシジミ -1
菅谷館跡の草地を歩いてみるが、ホソオチョウは現れない。ベニシジミが元気だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO250 )
003_250422016 X900 X900 ◎ベニ 埼玉県立嵐山史跡の博物館.jpg 3.ベニシジミ -2
向きを変えて裏面を見せてくれた。隣のハルジオンではハナムグリが吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 181mm ISO250 )
004_250422039 X900 ◎菅谷館跡 三の郭 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 4.ベニシジミ -3
また向きを変えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 181mm ISO250 )
005_250422042 X900 〇カントウタンポポ 菅谷館跡 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 5.カントウタンポポ
自宅近くの保土ヶ谷公園などでは、外来種であるセイヨウタンポポしか見られない。ここで咲いていたタンポポを注意してみると、花の下の総苞片が反り返っていない在来種のカントウタンポポだった。なんだかすごく嬉しくなった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 15mm ISO640 )
006_250422043 X900 〇アザレア 菅谷館跡 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 6.アゼリア
赤い花が小さかったのでサツキかと思ったが、念のためPictureThisで検索してみるとアゼリアと同定された。ともにツツジ科ツツジ属であり、見分けは難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO800 )
007_250422047 X900 ◎ウスバシロ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 7.ウスバシロチョウ -1
菅谷館跡ではこれといった成果はなく、蝶の里公園まで下ってきた。ウスバシロチョウが飛んでいる。カメラを持った同好のかたが数人おられた。忙しく飛び回っていたウスバシロチョウが、タンポポの花に止まり始めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO640 )
008_250422048 X900 ◎ウスバシロ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 8.ウスバシロチョウ -2
例年、ここのウスバシロチョウはハルジオンの花に来ることが多いのだが、今年はタンポポに来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO400 )
009_25042205t X900 ◎ウスバシロ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 9.ウスバシロチョウ -3
このタンポポもカントウタンポポであることが良く判る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO400 )
010_250422058 X900 ◎ウスバシロ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 10.ウスバシロチョウ -4
前の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO640 )
011_250422062 X900 ◎ジャコウ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 11.ジャコウアゲハ♂ -1
パートナーを探しているのか、ジャコウアゲハの♂がゆっくりと飛び回る。やがて、葉の上に開翅して止まり、一休み。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1000 )
012_250422066 X900 ◎ジャコウ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 12.ジャコウアゲハ♂ -2
♂の胴体下部の赤い紋が鮮やかだ。♀ではあまり赤が目立たない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 198mm ISO1250 )
013_250422217tm X900 〇ダイミョウ 蝶の里 武蔵嵐山 Z50 Z105mc.jpg 13.ダイミョウセセリ
ダイミョウセセリが忙しそうに飛来し、オオカラスノエンドウの葉に止まった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO200 )
014_250422217tm X900 X900 〇ツマキチョウ♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 14.ツマキチョウ♀ -1
二瀬橋で都幾川を渡る道路の下を潜ると、ちょっとしたショカツサイの群落があった。ツマキチョウが飛んでいる。先客の女性がいらっしゃって、「お邪魔します」といって、近づくと「産卵しようとしてますよ」と教えてくれた。アブラナ科のショカツサイはその食草のひとつである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 121mm ISO400 )
015_250422077 X900 ◎ツマキ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 15.ツマキチョウ♀ -2
いい感じの写真が撮れた。先日小石川植物園へ行ったときは、発生初期だったようで、♂ばかりで♀は見られなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 168mm ISO500 )
016_250422084t X900 ◎ツマキとスジグロ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 16.ツマキチョウとスジグロシロチョウ
たまたまカメラで追っていたツマキチョウが、止まっていたスジグロシロチョウの傍を飛んだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 39mm ISO250 )
017_250422219tm X900 〇ツマキ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 17.ツマキチョウ♀ -3
産卵するショカツサイの新芽を探して緩やかに飛ぶ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO200 )
018_250422089tm X900 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 18.ツマキチョウ ♂と♀ -1
何処からか♂が飛んできて、♀にアプローチする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 201mm ISO800 )
019_250422092 X900 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 19.ツマキチョウ ♂と♀ -2
♂は開いた♀の翅の間に飛び込んだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 25mm ISO400 )
020_250422093t2 X900 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 20.ツマキチョウ ♂と♀ -3
雌雄の開翅写真が撮れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 25mm ISO250 )

2025年6月20日

小石川植物園 ③ スプリング・エフェメラル(春の妖精) ツマキチョウ 文京区小石川植物園

ソメイヨシノの林から小石川植物園の本館の前の緩やかな下り坂を下りて、正門の手前を再び右へいく。時間は1時20分。そろそろツマキチョウも花に来る時間だと思う。

 10分ほどして、最初のツマキチョウが菜の花に止まった。きれいな♂である。菜の花が咲くところに行くと、モンシロチョウに混じって翔ぶツマキチョウの姿があった。飛び方で両者を区別することはできるが、ツマキチョウの個体数は少ない。セイヨウタンポポの花にも来る。
 アゲハの春型の♂も花に来る。今年の春型のアゲハはことさら小さいように見える。

 2時20分、♀は現れてくれなかったが、ツマキチョウもまあまあの成果で、そろそろ、帰路に着くことにした。

 都営三田線の白山駅で電車を待つ間にLINEをチェックしてみて驚いた。中学時代から同じ学校で、卓球という同じ道を歩いてきた親友が昨夜、脳梗塞で倒れ、救急車で病院に入ったという一報が、彼の息子さんから入ってきていた。重篤な状況でないことを祈る。

000_250408173 X700 〇ツマキ 小石川植物園 RX10M4.jpg
セイヨウタンポポに飛来したツマキチョウ♂ 2025年5月8日 文京区小石川植物園

046_250408130 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 46.ソメイヨシノの並木
午後1時。満開のソメイヨシノの並木の木陰では、来園者の皆さんがそれぞれの過ごし方をされている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/2000秒 9mm ISO160 )
047_250408133 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 47.散るソメイヨシノの花びら
ソメイヨシノはそろそろ終わるのだろう。地面にはピンクの花びらが散っている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 13mm ISO320 )
048_250408282 X900 オオバベニガシワ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 48.オオバベニガシワ(大葉紅槲)
小石川植物園の本館の西側に植えられたオオバベニガシワの柿色の大きな葉は、よく目立つ。この時期にここにツマキチョウの写真を撮りに来るたびに、この柿色の大きな葉を撮りたくなる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f11 1/500秒 105mm ISO640 )
049_250408287 X900 キリシマツツジ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 49.キリシマツツジ(霧島躑躅)
Wikipediaによると、鹿児島県下の霧島山の山中に自生するツツジの中から江戸時代初期に選抜されたもので、関東の土壌が生育に適していたこともあって江戸を中心に爆発的に流行したそうだ。これから小ぶりの花を開花させる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f11 1/500秒 105mm ISO1250 )
050_250408140 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 50.精子発見のソテツ
本館の前のだらだら坂を下りていく途中に「精子発見のソテツ」というのが植わっていた。明治29年(1896年)、当時は東京帝国大学農科大学助教授であった池野誠一郎博士は、裸子植物のソテツに精子が存在することを初めて明らかにした。wikipediaによれば、「裸子植物は、胚珠が心皮によって包まれず、露出状態になっている種子植物である。3.8億年前の中期デボン紀に出現し、種子植物の中で、祖先的な特徴を持つ。」と説明されていた。池の博士は、1912年にはソテツ精子発見により帝国学士院恩賜賞を受け、1913年には学士院会員に選出された。正門近くにあるこのソテツの株は、池野博士が研究に用いた鹿児島市に現存する株の分株で、鹿児島県立博物館のご厚意によって分譲されたものだそうである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 22mm ISO1600 )
051_250408141 X900 モチツツジ 小石川植物園 RX10M4.jpg 51.モチツツジ(黐躑躅)
wikipediaによれば、本州(静岡県・山梨県~岡山県)と四国に分布する。花びらは5枚あり、濃紅色の斑点などがみられる。葉は秋を迎えると紅葉し、芽を囲む一部を除き、大きく茂った葉は落葉するという特徴があるそうだ。また、花の萼や柄、葉(両面)、若枝、子房、果実に腺毛が多く見られ、そこから分泌される液滴によって粘着性を持つ。野外ではここに多くの昆虫が粘着してとらえられているのが観察される。この腺毛は花にやってくる、花粉媒介にあずかる以外の昆虫を捕殺して、花を昆虫に食害されるのをふせぐために発達したものらしく、実験的に粘毛を剃ると、花は手ひどく食害される。また、粘りのあるとりもちに由来してモチツツジと呼ばれるそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 27mm ISO640 )
052_250408144 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 52.アザレア
西洋ツツジ、オランダツツジとも呼ばれ、大輪八重咲きの豪華な花を咲かせる。品種名が見つからなかったので、和名がア分からないが、PictureThisで検索した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 85mm ISO1000 )
053_250408290 X900 セリバヒエンソウ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 53.セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)
和名は、葉がセリに似ていること(セリバ)と花姿がツバメが飛ぶ姿に似ていること(ヒエンソウ)に由来している。明治時代に日本に渡来したとされ、現在では本州の一部で野生化している。環境省によると、群馬県では絶滅危惧種の植物への影響が懸念されているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f13 1/500秒 105mm ISO720 )
054_250408293 X900 地面で咲くジュウニヒトエ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 54.ジュウニヒトエ(十二単)
シソ科。地面に小さな紫の花が咲いていて踏みつけそうになった。花が重なって咲く姿を古代の女官の装束に見立てて、和名が付けられたそうだ。茎は数本が束になって生え、花が咲く時に直立または斜上して、高さは10-25cmになり、写真で見るように全体に白い長毛が密生する。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f11 1/500秒 105mm ISO1250 )
055_250408147 X900 〇ツマキ 小石川植物園 RX10M4.jpg 55.ツマキチョウ♂ -1
午後1時40分、やっとツマキチョウの撮影チャンスがきた。近づく前にまず1枚。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 151mm ISO320 )
056_250408153 X900 〇モンシロ 小石川植物園 RX10M4.jpg 56.モンシロチョウ♂
春の羽化してくるモンシロチョウの、特に♂は小さいので、飛んでいる時はツマキチョウと見紛う。ショカツサイに止まったのはモンシロチョウだった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 140mm ISO320 )
057_250408158 X900 〇ツマキ 小石川植物園 RX10M4.jpg 57.ツマキチョウ♂ -2
菜の花は葉の基部が茎を抱き、茎を巻き込むように葉が出るのが特徴で、カラシナは葉の基部が茎を抱かず、ギザギザの葉を付けるという。同定は難しいが、これはカラシナのように思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO400 )
058_250408165 X900 〇ツマキ 小石川植物園 RX10M4.jpg 58.ツマキチョウ♂ -3
前の写真と同じ個体だが、向きを変えてくれた。傷一つないきれいな個体だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO400 )
059_250408173m X900 〇ツマキ 小石川植物園 RX10M4.jpg 59.セイヨウタンポポに来たツマキチョウ
ツマキチョウはタンポポにも来て、吸蜜する。低い位置に泊まるので撮影はしにくい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO400 )
060_250408305t X900 ◎ツマキ カラシナ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 60.ツマキチョウ♂ -4
ツマキチョウは年1回、4月に発生するスプリング・エフェメラルである。スプリング・エフェメラルはツマキチョウのほかに、ギフチョウ、ヒメギフチョウ、ミヤマセセリ、スギタニルリシジミ、コツバメ、少し遅れてウスバシロチョウといったところである。春が近づくとこれらのチョウたちが飛び始めるのが楽しみである。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f13 1/500秒 105mm ISO720 )
061_250408186 X900 ◎アゲハ 小石川植物園 RX10M4.jpg 61.アゲハ 春型♂ -1
羽化したばかりのようなきれいなアゲハがカラシナの花に飛来して吸蜜を始めた。小さくて可愛らしい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 201mm ISO400 )
062_250408323 X900 ◎アゲハ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 62.アゲハ 春型♂ -2
しばらくの間花から花へと飛び回っていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f13 1/500秒 105mm ISO640 )
063_250408339 X900 ショカツサイ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 63.ショカツサイ((諸葛菜)
オオアラセイトウ(大紫羅欄花)というのが正式和名かもしれない。また、ムラサキハナナ(紫花菜)とも呼ばれ、これは「紫色の菜の花」の意である。この花はアブラナ科であり、ツマキチョウの食草の一つである。ハナダイコン(花大根)(カブ)とも呼ばれることがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f13 1/500秒 105mm ISO1800 )
064_250408341 X900 シナレンギョウ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 64.シナレンギョウ(支那連翹)
中国原産種。 株立ちして枝が立ち上がる樹形になる。 春に公園などで見られるいわゆるレンギョウは、このシナレンギョウが多く、レンギョウ類では最もよく植えられている。 植栽されているのもののほとんどは、枝が刈り込まれ形が整えられている。春は、ロウバイに始まり、マンサク、サンシュユ、ナノハナ、タンポポ、ヤマブキ、ミモザ、そしてこのシナレンギョウなど黄色い花が多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f13 1/500秒 105mm ISO1250 )
065_250408199 X900 ハルサザンカ 小石川植物園 RX10M4.jpg 65.ハルサザンカ(春山茶花)
始めて見る椿が咲いていた。CKZ植物事典によれば、サザンカはツバキ科の常緑樹である。サザンカとヤブツバキとの交雑種と推測されている。花形は、ヤブツバキに近いものから山茶花に近いものまで多様であるが、いずれも両者の特徴を併せ持っている。ハルサザンカ群には50品種程度の園芸品種が知られている。と記されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 110mm ISO1600 )

2025年6月16日

小石川植物園 ② 桜咲く広場 2025年4月8日 文京区 東京大学小石川植物園

次郎稲荷をお参りして日本庭園をあとに上へと登る。上がったところには、珍しいコブシモドキの木や、カリンの木、大きなスズカケノキなどがある。サトザクラの木もあり、花を咲かせていた。ヤマブキもきれいに咲いていた。
 そこから、東の方へ歩く。トキワマンサクや、始めて見るアメリカハナノキの花も咲いていた。ハンカチの木は咲いていたのかどうか、場所を思い出せず、確認せずに歩いてしまった。

   その先にはツツジ園があり、ミツバツツジなど大きな赤紫の花が咲いていた。旧養生所の井戸や、甘藷試作跡の碑を過ぎると桜が咲く広場へ行く道沿いにソメイヨシノが満開の花を咲かせていた。
 来園者が憩う桜咲く広場で、私も今年の見納めになるだろうと花見を楽しみ、その雰囲気を撮った。

 小石川植物園の本館を見て、緩やかな道を正門の方へ下る。ここからこの日の目的であるツマキチョウの写真を撮りに、そのポイントへと歩く。

000_250408125 X700 小石川植物園 RX10M4.jpg
桜咲く広場で憩う人々 2025年4月8日 小石川植物園

021_250408066 X900 〇コブシモドキ 小石川植物園 RX10M4.jpg 21.コブシモドキ(辛夷擬)
ガイドさんが5~6人の見学者にこの木の前で説明されていた。説明は聞き取れなかったが、何やら珍しい木のようだった。少し調べて見ると、本種は、昭和23年(1948年)に徳島県相生町で1株だけ発見されている。コブシに近縁といわれている。徳島県には野生のコブシはなく、このコブシモドキは三倍体であり謎である。(三倍体とは、通常2つの染色体セットを持つ二倍体に対し、3つの染色体セットを持つ個体である。三倍体は、種子を形成しにくい、あるいは形成しない性質を持つため、種なし果実の生産や観賞植物の育成など、様々な分野で利用されている。)コブシモドキはすでに接ぎ木繁殖がなされていて、その苗を畑に植えて、繁殖用親木として育てているようだ。小石川植物園にはこの苗木が移植されたものと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 29mm ISO125 )
022_250408063 X900 コブシモドキ 小石川植物園 RX10M4.jpg 22.コブシモドキ 花
GKZ植物事典によると、コブシモドキは「4月中旬頃、枝先に、径12~15㎝程度で白色の花をつける。花被片は6個。本種は、発見された一株以外に発見されておらず、加えて、 三倍体であることから、結実もせず、そもそも四国にはコブシが自生していない等々と未解明要素の多い存在である。本種は、上述のように種子を得られないことから、挿し木により増殖され、各地の植物園で植栽されている。」とあった。開花時に見られたことはラッキーだったが、花はそれほど大きいとは感じなかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 67mm ISO500 )
023_250408070 X900 カリン 小石川植物園 RX10M4.jpg 23.カリン(花梨・花櫚・榠樝) -1
カリンの木が何本か生えていて、丸みのあるピンクの花びらが包むように黄色い蕊がある美しい花が咲いていた。バラ科カリン属の落葉高木で、中国原産だそうだ。果実は硬く生食はできないが、カリン酒や砂糖漬け、のど飴などに使われる。また、古くから薬用としても利用されてきた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 27mm ISO160 )
024_250408079 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 24.カリン(花梨・花櫚・榠樝) -2
もうだいぶ前のことであるが、長野県の諏訪湖畔を散策した時にカリンの実を見たことがある。ところが、wikipediaによれば、「長野県諏訪地方で、「カリン」と称するものはマルメロのことであり、導入時にカリンとマルメロを間違えたことにより、現代もその呼称でよばれている。」という記述があった。とすれば私が見たのは、カリンの実ではなくマルメロだったのかもしれない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
025_250408074 X900 アメリカハナノキ 小石川植物園 RX10M4.jpg 25.アメリカハナノキ(亜米利加花の木)
別名をベニカエデという。カエデの一種で、春早く葉に先立って小さいが鮮やかな赤い花をつけるのでハナノキと呼ばれる。秋の紅葉は美しい。初めて見たがカエデの仲間とは思わず、何の花だろうとPictureThisで調べるまではわからなかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 29mm ISO500 )
026_250408085 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 26.トキワマンサク(常磐満作・常磐万作) -1
案内図にはトキワマンサクとなっていた。トキワマンサクの花の色は、基本種はごく薄い黄色であるが、紅色の変種であるベニバナトキワマンサク(中国原産で葉も赤みを帯びる)がよく栽培されている。一昨年の4月に奈良の氷室神社を参詣した時に見事に咲いたベニバナトキワマンサクを見た。(シロバナ)トキワマンサクを見たのは、ここ小石川植物園で昨年4月だった。ここのトキワマンサクの木はとても大きい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/1250秒 9mm ISO250 )
027_250408231 X900 トキワマンサク 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 27.トキワマンサク -2
マンサク科トキワマンサク属の常緑小高木というが、ここのトキワマンサクは大木であり、開花期に花をいっぱい付けた枝葉は枝垂れる。花はマンサク(ヒモ状の4本の花弁が特徴の黄色い花)に似たヒモ状の花が6~8輪ずつ咲く。4枚ある花弁は線形で長さは1~3cmほど。日本の自生種は白花だが、昭和の終わり頃に入ってきた中国南部原産のベニバナ種が席捲しているという。奈良の氷室神社で見たのもベニバナ種であった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 105mm ISO360 )
028_250408090 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 28.モミジバスズカケノキ(紅葉葉鈴懸の木) -1
木にはモミジバスズカケノキという札が掛けられれていた。Wikipediaによるとスズカケノキとアメリカスズカケノキとの交配種だそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO100 )
029_250408094 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 29.モミジバスズカケノキ -2
現在の樹齢は約130年と推定されている。小石川植物園には、ユリノキやスズカケノキからなる巨木の並木がある。スズカケノキ属の木々が老成した大木として育っており、幹の基部の形態などにそれぞれの特徴が現れている。これらは明治時代に街路樹用樹木として試験的に植えられたものだそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/1250秒 9mm ISO125 )
030_250408233 X900 サトザクラ 紫桜 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 30.サトザクラ ムラサキザクラ(紫桜) -1
wikipediaによれば、「サトザクラ(里桜)は、広義ではバラ科サクラ属のサクラの栽培品種の総称で、狭義ではオオシマザクラを基に誕生した栽培品種の品種群のこと。」とあった。ここでは、狭義のサトザクラのことと思う。またwikipediaには「明治時代に入り、大名屋敷の荒廃や文明開化・西洋化のため庭園が取り潰されると同時に、そこに植えられていた数多くの栽培品種の桜が伐採され、植えられるのはソメイヨシノばかりになっていった。これを憂いた駒込の植木・庭園職人の高木孫右衛門は多くの栽培品種の枝を採取し自宅の庭で育てた。これに目を付けた江北地区戸長(後に江北村村長)の清水謙吾が村おこしとして荒川堤に多くの品種による桜並木を作り「五色桜」として評判となり、これを嚆矢として多くの栽培品種が小石川植物園などに保存されることになり、その命脈を保った。」という記述があった。この紫桜はその一つと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 105mm ISO720 )
031_250408099 X900 サトザクラ 紫桜 石川植物園 RX10M4.jpg 31.サトザクラ ムラサキザクラ -2
紫桜は、狭義のサトザクラ群(狭義ではオオシマザクラを基に誕生した栽培品種の品種群)に属する園芸品種の桜である。薄く紫がかった桜色をしている。花びらの端に行くほど色が濃い。蕾はより鮮やかな桃色であるそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 147mm ISO200 )
032_250408096 X900 セイヨウバクチノキ 小石川植物園 RX10M4.jpg 32.セイヨウバクチノキ(西洋博打木)
始めて見る花があった。PictureThisで検索すると、セイヨウバクチノキと同定された。ヨーロッパ東南部(ブルガリア、セルビアなど)及びアジア西部を原産とするバラ科サクラ属の常緑樹で、近縁関係にある日本のバクチノキに似ることからセイヨウバクチノキと呼ばれるそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 81mm ISO640 )
033_250408102 X900 ヤマブキ 石川植物園 RX10M4.jpg 33.ヤマブキ(山吹)
ヤマブキはバラ科ヤマブキ属の落葉低木で、鮮やかな黄色の花を咲かせる。春に咲く花は、古くから親しまれており、万葉集にも詠まれている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 81mm ISO250 )
034_250408103 X900 クサイチゴ 石川植物園 RX10M4.jpg 34.クサイチゴ(草苺)
くっきりした直径40mmほどの5弁花である。クサイチゴもバラ科であった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 190mm ISO640 )
035_250408108 X900 サトザクラ 一葉 石川植物園 RX10M4.jpg 35.サトザクラ イチヨウ(一葉) -1
一葉もオオシマザクラを基に生まれた栽培品種のサトザクラ群のサクラで日本原産のヤエザクラ。イチヨウザクラと呼ばれることもある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 26mm ISO640 )
036_250408240m X900 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 36.サトザクラ イチヨウ(一葉) -2
江戸時代以前からある栽培品種で荒川堤で栽培されていたサトザクラの一つである。花弁の色は淡紅色。花弁の内側が白いため開花が進むと白色に見えるようになる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 105mm ISO280 )
037_250408112 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 37.シュジョウツツジ(守城躑躅) -1
ほぼ園の中央になろうか、ツツジ園があった。濃いピンク色のツツジの花が木いっぱいに咲いていた。付けられた札にシュジョウツツジとあった。ツツジ科ツツジ属の園芸品種の一つで、特に宮崎県高千穂町の守城(しゅじょう)地区を原産地とする、非常に珍しい在来種または栽培種とされているという。ツツジという漢字は難しい字だ。濃いピンクのツツジの向こうには桜の淡いピンクがあり、左には新緑が重なる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 26mm ISO180 )
038_250408242 X900 シュジョウツツジ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 38.シュジョウツツジ(守城躑躅) -2
ツツジの品種はどれくらいあるのだろうかと疑問を持ち、AIに尋ねてみた。「ツツジ属は、世界的に見ると非常に大きなグループで、約1,000種以上の原種が知られており、そこから生み出された園芸品種(栽培品種)は、なんと全世界で10,000種以上にのぼるとされている」という答えが返ってきた。日本の状況は示されなかったが、グループ別に、クルメツツジ(久留米躑躅)最も多くの園芸品種をもつ。小ぶりな花が密に咲く。品種数は300種以上。ヒラドツツジ(平戸躑躅)花が大きく見ごたえがある。街路樹や公園で多用される。サツキツツジ(皐月)5月〜6月に開花。葉が小さく盆栽仕立てにも人気。園芸品種は500種以上とも。ヤマツツジ系 日本の野生種が元。原種やそれに近い姿を持つものが多い。自然風の庭園に使われる。それに外国品種があるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 105mm ISO250 )
039_250408250 X900 カラムラサキツツジ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 39.カラムラサキツツジ(唐紫躑躅)
カラムラサキツツジという札があった。Wikipediaによれば、朝鮮半島、中国東北部に自生し、日本にはほとんど自生しておらず、日本で見られるのは植物園などで栽培しているものにほぼ限られると記されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5 1/640秒 105mm ISO200 )
040_250408253 X900 ミツバツツジ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 40.ミツバツツジ(三葉躑躅)
ミツバツツジというのはよく聞く名前であるし、自分も似たようなツツジを見るとすべてミツバツツジと呼んでしまっている。ミツバツツジという名称は、個別の種と、ミツバツツジ類の総称を指す場合が紛らわしいので、種としてはホンミツバツツジという和名への改称が提案されているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 105mm ISO200 )
041_250408258 X900 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 41.満開の桜 ソメイヨシノの林
つつじ園の前の道に立って小石川植物園本館のある東の方に目をやると、満開の桜が輝いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5 1/800秒 105mm ISO200 )
042_250408264 X900 ソメイヨシノ 染井匂 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 42.ソメイヨシノ ソメイニオイ(染井匂) -1
ソメイヨシノをマクロで撮る。ソメイヨシノの特徴である白い花弁と、星のような形をしたやや緑色の額が際立つ。満開だ。染井匂という札が掛けられていた。外観はソメイヨシノに似ているが、芳香があることから本種の名がある。散り際には、花の中心が赤く染まる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 105mm ISO500 )
043_250408270 X900 ソメイヨシノ 染井匂 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 43.ソメイヨシノ ソメイニオイ(染井匂) -2
さらに調べて見ると、ソメイニオイは、ソメイヨシノとニオイザクラ(=カンヒザクラ系品種)の交配種と言われる。そのソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラの雑種で、江戸時代後期に開発された栽培品種の桜である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1600秒 105mm ISO200 )
044_250408118 X900 ソメイヨシノ 天城吉野 小石川植物園 RX10M4.jpg 44.アマギヨシノ(天城吉野)
ソメイヨシノの交配実験中に生まれた品種。オオシマザクラを母とし、エドヒガンを父として交配を行い、得た品種だそうだ。(山と渓谷社「日本の桜」に拠る)。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 87mm ISO100 )
045_250408119 X900 ソメイヨシノ 天城吉野 小石川植物園 RX10M4.jpg 45.アマギヨシノの前で
私が撮っていたアマギヨシノの前で入れ替わるように記念撮影をされていた方がいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO100 )

2025年6月13日

小石川植物園 ① 春の花の五目撮り 2025年4月8日 文京区 東京大学小石川植物園

4月8日 快晴、ツマキチョウが飛ぶ頃、毎年恒例になっている小石川植物園へ行った。
 ツマキチョウは、午前中はパートナーを探して忙しく飛び回っていてなかなか花に止まってくれない。結婚相手を探して、飛び回っているところを撮るのは、私の腕では無理だ。それはいつものことなので、少し遅めに家を出て、11時少し前に現地に着いた。ツマキチョウは数少ないながら、時折♂が飛んでいるのを見かける。♀の発生はまだ少ないようだ。思っていた通り、♂は♀を探して忙しく飛び回り、撮影できない。
 ということで、しばらくは美しく咲いている春の花を五目撮りする。

 小石川植物園は、正式には東京大学大学院理学系研究科付属植物園といい、東大の付属施設であり、1684年(貞享元年)に徳川幕府が設けた小石川御薬園がその前身である。東西約750m、南北約300mで面積は16haある。出入り口は1か所で東南側の正門から入園する。
 入園料500円をお支払いして、西の方へ歩く。園では最も低いところになる。ツマキチョウはその先左側の菜の花や、ショカツサイが咲くあたりにいる。何か白いチョウが菜の花の咲くあたりを翔ぶが、ほとんどがモンシロチョウである。時折、飛び方に特徴があるツマキチョウを見るが、止まることなく翔び続ける。
 そこへは一回りした後で、また来てみることにして、その先の日本庭園、そこから北へ上ってカリンや白いトキワマンサクが咲く、園の北西に位置する高いエリアを写真を撮りながら歩いた。

000_250408219 X700 カリン 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg
カリンの花 2025年4月8日 文京区小石川植物園

001_250408001 X700 オオアマナ 小石川植物園 RX10M4.jpg 1.オオアマナ(大甘菜)
入口を入って歩いて行くとこの白い花、オオアマナが咲いていた。wikipediaによれば、英名を「ベツレヘムの星」といい、それはイエス・キリスト生誕の夜にに由来するという。東方の三博士と牧人たちを飼葉桶へ導き、流星のように飛び散った。そして野原の花オオアマナになったとされる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 181mm ISO100 )
002_250408006 X900 セイヨウタンポポ 小石川植物園 RX10M4.jpg 2.セイヨウタンポポ (西洋蒲公英)
セイヨウタンポポは行って見れば植物園の雑草である。wikipediaによれば、ヨーロッパ原産の帰化植物。環境省指定要注意外来生物。日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている。1904年に北アメリカから北海道の札幌市に導入され、全国に広がった(札幌農学校のアメリカ人教師ウィリアム・ブルックスが野菜として持ち込んだという説がある)。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 136mm ISO200 )
003_250408008 X900 ショカツサイ 小石川植物園 RX10M4.jpg 3.ショカツサイ(諸葛菜)
ショカツサイの名は、諸葛孔明が陣を張ったときに真っ先にこの花の種を播いたという伝説から、そうよばれているという説があるそうだ。オオアラセイトウ、ムラサキハナナともいう。アブラナ科で、ツマキチョウの食草の一つである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 218mm ISO1250 )
004_250408011 X900 モンシロ 小石川植物園 RX10M4.jpg 4.モンシロチョウ♂
白い小さなチョウが飛んでいた。ツマキチョウかなと思ったが、飛び方が違う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 220mm ISO125 )
005_250408013 X900 ハナズオウ 小石川植物園 RX10M4.jpg 5.ハナズオウ(花蘇芳) -1
菜の花が咲くあたりでツマキチョウらしき飛び方の白いチョウを見るが、ほとんどがモンシロチョウのようだ。毎年ツマキチョウが飛ぶ時期に小石川植物園に来ると、ハナズオウが印象強く咲いている。中国原産のマメ科ハナズオウ亜科ハナズオウ属の落葉小高木である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 220mm ISO100 )
006_250408018 X900 ラッパスイセン 小石川植物園 RX10M4.jpg 6.ラッパスイセン(喇叭水仙)と高台の桜
ハナズオウが咲くあたりの右側は、これから上がっていく高台になっている。ピンクの桜を背景に黄色のラッパスイセンが咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 41mm ISO250 )
007_250408017 X900 ラッパスイセン 小石川植物園 RX10M4.jpg 7.ラッパスイセン
英名daffodil。昔Brothers Four 歌った 「Seven Golden Daffodils」をよく聴いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 201mm ISO125 )
008_250408019 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 8.ソメイヨシノ
北側の高台への斜面には桜が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 38mm ISO160 )
009_250408020 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 9.ハナズオウとリキュウバイ(利休梅) -1
ハナズオウの咲く道へ戻る。ハナズオウの奥には、白も鮮やかなリキュウバイが咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
010_250408211 X900 ハナズオウ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 10.ハナズオウ
和名の由来は、花の色がマメ科の染料植物スオウで染めた蘇芳染(すおうぞめ)の汁の色に似ていることによるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/640秒 105mm ISO200 )
011_250408023 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 11.リキュウバイ -2
中国揚子江下流域を原産とする落葉低木。別名はウメザキウツギ、バイカシモツケ、ウツギモドキ、マルバヤナギザクラと沢山ある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO100 )
012_250408213 X900 リキュウバイ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 12.リキュウバイ -3
主張し過ぎない清楚な白い花が茶人に好まれ、茶庭に使われることが多い。このため茶道の祖である千利休にちなんで、リキュウバイと名付けられたそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 105mm ISO200 )
013_250408026 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 13.ハナズオウとリキュウバイ(利休梅) -2
散策路の間に咲くこのハナズオウとリキュウバイはとても印象的な光景であった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 14mm ISO100 )
014_250408032 X900 小石川植物園 ハナニラ RX10M4.jpg 14.ハナニラ(花韮)
先ほどのオオアマナによく似ている。そのためかこの花も「ベツレヘムの星」と呼ばれることがあるという。原産地はアルゼンチンで。Wikipediaによれば球根植物で、花径約3cmの白から淡紫色の6弁の花を花茎の頂上に1つ付ける。地上部が見られるのは開花期を含め春だけだそうだ。葉にはニラやネギのような匂いがあり、このことからハナニラの名がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f11 1/2000秒 9mm ISO1600 )
015_250408034 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 15.日本庭園
小石川植物園の南西側の一番奥の旧東京医学校本館の前は、池が設けられ、日本庭園になっている。ここにもところどころに桜の木がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/250秒 28mm ISO125 )
016_250408036 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 16.日本庭園と旧東京医学校本館
桜と池とそこに姿を映す旧東京医学校本館の建物が良く調和している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/250秒 25mm ISO160 )
017_250408046 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 17.旧東京医学校本館
1868年5月(慶応4年4月)、明治政府が旧江戸幕府の医学所を接収したものを、「医学校」と改称し設立された。その後大学東校に改編され、1874年(明治7年)に東京医学校と改称された。 この建物は、明治8年に着工、翌9年に一応の完成を見る。木造建築で、建築面積430.6m2、二階建、桟瓦葺、正面玄関及び中央部塔屋付。国指定の重要文化財となっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 51mm ISO200 )
018_250408051 X900 オオアメリカキササゲ 小石川植物園 RX10M4.jpg 18.オオアメリカキササゲ
日本庭園の南側の隅の方に、地を這うように枝を張った古そうな木があった。和名をハナキササゲ(花木大角豆)という。中国原産の外来植物で、小石川植物園では6月頃に、木全体にふわっとした淡黄色の花が咲き、周囲にほのかな芳香も漂わせるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/250秒 9mm ISO100 )
019_250408055 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 19.次郎稲荷
少し、北の高台の方に登り始める。まだ日本庭園の一角にある次郎稲荷というお稲荷さんがあった。創建年は不明だが、江戸時代以前からの信仰があると考えられている。入口から日本庭園に歩いてくる途中に太郎稲荷もあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/250秒 9mm ISO1600)
020_250408061 X900 次郎稲荷 小石川植物園 RX10M4.jpg 20.次郎稲荷と外国人観光客
次郎稲荷は植物園の賑やかなエリアから少し離れた、ひっそりとした林の中に鎮座している。小さな鳥居があり、自然と信仰が融合したあの空間は神聖でどこか神秘的な空気が漂っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/250秒 26mm ISO1600)

2025年6月 8日

鎌倉お花見 鶴岡八幡宮と円覚寺 ③ 円覚寺 仏殿 2025年4月5日 鎌倉鶴岡八幡宮

何回か円覚寺には参詣しているが、方丈を拝観したには初めてのことだった。唐門の扉の浮彫の彫刻を見て、左手の小さな通用門から退出する。仏殿に行く道の石段の手前には枝垂桜が咲いていた。

 円覚寺の伽藍は、鎌倉独特の谷戸と呼ばれる丘陵地が浸食されて出来た谷に沿って建てられている。総門から三門を入り、仏殿、方丈へと徐々に登っていく配置は、この土地の高低差を生かした壮大な空間をつくりだしている。
 仏殿にも上がって拝観した。円覚寺のホームページを見ると。仏殿(大光明宝殿)は、円覚寺の本尊が祀られている建物であり、大正12年(1923年)の関東大震災で倒壊したが、昭和39年(1964年)に再建(鉄筋コンクリート)された。禅宗様式の七堂伽藍の中心に位置する建物である。扁額「大光明宝殿」は、後光厳天皇の勅筆と伝えられる(1378年 明和4年)。開山毎歳忌(かいさんまいさいき)、達磨忌(だるまき)、臨済忌(りんざいき)、祝聖(しゅくしん)などの行事や毎朝の暁天坐禅(ぎょうてんざぜん)が仏殿で行われている。

000_250405242 X700 ◎円覚寺 仏殿 Z50 Z18-140.jpg
仏殿天井画 「白龍の図」 2025年4月5日 北鎌倉円覚寺 仏殿

038_250405265 X900 ◎円覚寺 方丈出口から Z50 Z18-140.jpg 38.円覚寺 唐門
大方丈の拝観を終え、唐門のわきから退出した。大方丈の正門にあたる唐門には柵が置かれ、通ることはできない。延慶元年(1308年)に律令制下において官大寺・国分寺に次ぐ寺格の定額寺に列せられ、都より勅使を迎えたことから勅使門とも呼ばれている。他の多くの建物と同様に幾度となく再建を繰り返してきたと思われるが、現在の唐門は、天保6年(1835年)に建てられ、関東大震災で全壊した後、昭和10年に復旧した。唐門の両側にそれぞれ施された浮彫の彫刻は見応えがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO280 )
039_250405106 〇円覚寺 G7X.jpg 39.枝垂桜 -1
唐門を出たところに枝垂桜が咲いていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
040_250405107 X900 ◎円覚寺 G7X.jpg 40.枝垂桜 -2
仏殿の裏側にあたる所にも枝垂桜が咲いていた、仏殿を背景にして撮った。品種はエドヒガンと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 33mm ISO125 )
041_250405113 X900 ◎円覚寺 G7X.jpg 41.仏殿に咲くエドヒガン
仏殿の側から唐門を背景に枝垂桜を撮る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 31mm ISO125 )
042_250405230 X900 ◎円覚寺 Z50 Z18-140.jpg 42,仏殿とソメイヨシノ -1
仏殿の正面に廻る。山門から仏殿への参道は広くなっている、その両側にソメイヨシノが咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 26mm ISO220 )
043_250405233 3900 ◎円覚寺 Z50 Z18-140.jpg 43.仏殿とソメイヨシノ -2
これは、その左側のソメイヨシノで、後ろに見えるのは松籟院である。松籟院は、第百五十世叔悦禅懌(しゅくえつぜんえき)の塔所であり、もとは不閑軒という名称だったそうだ。松籟院の墓地には、俳優佐田啓二、女優田中絹代、オウム真理教の被害者坂本弁護士の墓がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/500秒 28mm ISO220 )
044_250405237 X900 ◎円覚寺 仏殿 Z50 Z18-140.jpg 44.仏殿
山門を背に仏殿を拝む。円覚寺の仏殿は、国指定の名勝に指定されている。先にも書いたが、仏殿は大正12年(1923年)の関東大震災で倒壊し、昭和39年(1964年)に鉄筋コンクリートで再建された。鉄筋コンクリート造りには見えない。元亀4年(1573年)の仏殿指図(さしず 設計図)に基づいて建てられている禅宗様の建築様式だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 18mm ISO220 )
045_250405240 X900 ◎円覚寺 仏殿 Z50 Z18-140.jpg 45.仏殿の本尊
靴を脱いで仏殿に上がる。円覚寺仏殿の本尊は宝冠釈迦如来である。鎌倉観光公式ガイドによると、仏光国師が華厳の教えに基づいて開創したため、当初は華厳の仏様である毘盧遮那仏が本尊とされたが、やがて釈迦如来として、宝冠をかぶっていることから宝冠釈迦如来と呼ぶようになったとされている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/320秒 22mm ISO6400 )
046_250405075 X900 円覚寺 G7X.jpg 46.本尊のお顔
この円覚寺の仏殿に安置されている宝冠釈迦如来は、凛々しい表情で、禅定(ぜんじょう)の姿勢をとっている。禅定とは、心を集中させ、煩悩を断ち切って真理を深く思惟するための修行である。仏教では、戒・定・慧(かい・じょう・え)の三学の一つとして重視され、サンスクリット語のdhyāna(ディヤーナ)を音写した「禅」と、その意訳である「定」を合わせた言葉といわれる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/125秒 19mm ISO3200 )
047_250405243 X900 ◎円覚寺 仏殿 Z50 Z18-140.jpg 47.「白龍の図」
円覚寺仏殿の天井画は、1964年仏殿再建に際し制作された。前田青邨画伯監修、守屋多々志画伯揮毫の「白龍の図」という。(前田青邨画伯が監修し1962年に制作を始め、翌年2月に完成)前田、守屋両画伯はともに岐阜県出身の日本画家でwikipediaによれば、前田画伯の弟子には平山郁夫画伯もいると記されている。東慶寺墓地の一角には、監修を務めた前田青邨画伯の筆塚がある。前田青邨(1885~1977年)は優れた歴史画家で、代表作の「洞窟の頼朝」(2010年、国指定重要文化財に指定)は郵便切手の図柄にもなっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/160秒 24mm ISO6400 )
048_250405245 X900 ◎円覚寺 仏殿 Z50 Z18-140.jpg 48.松籟院の前の道
仏殿を退出し、松籟院の前の道から大方丈の屋根を見る。手前の塀の中は百観音石像が並んでいる。この妙香池に向かう道は趣があり好きだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 26mm ISO200 )
049_250405253 X900 ◎円覚寺 Z50 Z18-140.jpg 49.国宝舎利殿のある正続院(しょうぞくいん) 舎利殿
再び、大方丈の方へ戻るように、松籟院の前の道をまっすぐ進み、大方丈の先にある妙香池の先の左側に正続院の山門が見えた。正続院は円覚寺の塔頭である。神奈川県唯一の国宝建造物である舎利殿は、この正続院の中にある。1216年(建保4年)、三代将軍・源実朝は、宋の能仁寺から仏舎利を請来し、勝長寿院に安置した後、この仏舎利(釈迦の歯)を納めるために、鎌倉幕府九代執権・北条貞時が1285年(弘安8年)、に祥勝院を建立した。祥勝院は後に正続院と改称された。境内には舎利殿、開山堂、雲水の修行道場となっている禅堂などがある。釈迦如来の骨がまつられていると言う現在の舎利殿は、入母屋造、柿(こけら)葺きで、日本で最も古い唐様建築であり国宝。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 64mm ISO200 )
050_250405256 X900 円覚寺 Z50 Z18-140.jpg 50.大方丈 書院
松籟院の前の道を正続院山門から総門へと戻る。途中左側に大方丈の庭が見えるが、先ほど拝観した大方丈から庭を囲むようにコの字型に続くのが書院である。参拝者はそこに入ることはできない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 38mm ISO200 )
051_250405273 ◎円覚寺 Z50 Z18-140.jpg 51.仏殿前の桜 -1
山門まで戻ってきた。山門から仏殿への参道が広くなったところから、仏殿の右側に咲くソメイヨシノにレンズを向けると、向こうには、唐門が見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 79mm ISO200 )
052_2504052781 X900 円覚寺 総門とさくら  Z50 Z18-140.jpg 52.総門前の桜 -1
山門を出る。山門から総門の方へ少し下がったところにも桜が咲く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 41mm ISO200 )
053_2504052784 X900 ◎円覚寺 山門と桜  Z50 Z18-140.jpg 53.総門前の桜 -2
総門を背にして撮る。ほぼ満開のソメイヨシノの向こうに山門の屋根が見えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 38mm ISO200 )
054_2504052788 X900 円覚寺 白鷺池  Z50 Z18-140.jpg 54.白鷺池(びゃくろち)
総門の石段を転ばないように気を付けて下り、横須賀線の踏切を渡ったところに白鷺池がある。横須賀線の線路と北鎌倉駅前から鎌倉鶴岡八幡宮へ通じる県道山之内道の間にある白鷺池の周囲には、そう多くはないが桜が咲く。この桜はソメイヨシノではない。エドヒガンのようだが、花びらは八重のように見える。AIに尋ねて見ると「エドヒガン系(彼岸桜の一種)で八重咲きの品種は複数存在します。」という回答があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 48mm ISO220 )
055_2504052789 X900 円覚寺 北鎌倉駅  Z50 Z18-140.jpg 55.北鎌倉駅下りホーム
時間は12時を回ったところ。北鎌倉駅の下り線(鎌倉方面)の改札口は人が多くなっている。私は、反対側の横浜方面行の電車に乗る。午前中の鶴岡八幡宮段葛と北鎌倉円覚寺の半日お花見散策は、快晴に恵まれた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 60mm ISO200 )

2025年5月27日

帷子川の桜とお鯉のぼり 2025年4月4日 横浜市保土ヶ谷区

4月4日快晴。帷子川畔や、パークシティ横浜から天王町イオンにかけての水道道の桜が見ごろになったことだろうと思い。カメラを持って花見に出かけた。

 まずその前に近所の公園のソメイヨシノの古木の咲きぐあいを見にいった。今年も花をつけている。
 国道16号を越えて、川辺町公園の手前を左に折れ、水道道路を天王町方面へ歩く。左側に国道16号との間に建つパークシティ横浜という大きな高層住宅の前の水道道の歩道は、遊歩道として整備されていて、一昨年に改装されオープンしたイオンへと歩く人が桜を眺め、スマホで写真を撮りながら、歩くのに心地よい道である。

 帷子川沿いに咲く桜はヤマザクラである。花より先に緑の葉が出てくる。帷子川では、鯉のぼりが泳いでいた。年々、その鯉の数が増えているように思う。

000_250404058 X700 ◎ヤマザクラと鯉のぼり 帷子川 Z50 Z18-140.jpg
帷子川河畔のヤマザクラと泳ぎ始めた鯉のぼり 2025年4月4日 横浜市保土ヶ谷区

001_250404001 X900 染井吉野 峰岡公園 Z50 Z18-140.jpg 1.近くの公園 ソメイヨシノ古木 -1
まず近くの公園に立ち寄る。ソメイヨシノの古木は、数日前から、幹から小さな枝を出し、まずその枝に数輪の花を咲かせていたが、今年も元気に枝という枝に花を咲かせ始めていた。清楚な白い花である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 45mm ISO200 )
002_250404006 X900 染井吉野 峰岡公園 Z50 Z18-140.jpg 2.近くの公園 ソメイヨシノ古木 -2
古木になると幹や太い枝に近い部分から「胴吹き枝(どうぶきえだ)」と呼ばれる新しい小枝が出てくるのだそうだ。これは木が「弱っている部分を補う」ために、新しい芽を再生させる生理現象といわれる。特に幹の部分に陽が当たると、その刺激で芽が動き出すことがあり、花芽(かが)も形成される。そして、その後は写真のように全体に花を咲かせていく。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 52mm ISO200 )
003_250404008 X900 〇染井吉野 水道道路 Z50 Z18-140.jpg 3.水道道の桜 -1
16号線の峯小学校前という交差点から、川辺公園の角を左へ、水道道路に入り、天王町イオンへ向かって歩く。左側の大きな高層住宅の前は遊歩道が整備されていている。車道との境にソメイヨシノが植えられ、並木になっている。まだ八分咲きに満たないようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 65mm ISO200 )
004_250404022 X900 〇染井吉野 水道道路 Z50 Z18-140.jpg 4.水道道の桜 -2
パークシティ横浜建設時、および周辺の再開発にあわせて、水道道沿いの遊歩道が整備され、その際に景観設計の一部として、桜を中心とした並木の植樹が実施されたのだと思う。パークシティ横浜を背景に咲くソメイヨシノは美観である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 )
005_250404032 X900 〇水道道路 Z50 Z18-140.jpg 5.水道道の桜 -3
写真はイオン側から川辺町公園の方を振り返ったところ。右側がパークシテキ横浜でその生垣として、カナメモチが植えられている。カナメモチは、赤い新芽が特徴で、生垣として人気がある。ただ、定期的な剪定が必要であり、手入れをきちんと行えば、このような美しい景観を作り出すことができるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 79mm ISO200 )
006_250404039 X900 〇ヤマザクラと鯉のぼり 帷子川 Z50 Z18-140.jpg 6.帷子川河畔 -1
イオンの角を右に曲がって帷子川河畔に出る。常盤橋に出ると。早くも鯉のぼりが泳いでいた。桜と鯉のぼりのコンビネーションだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 53mm ISO220 )
007_250404044  X900 ◎ヤマザクラと鯉のぼり 帷子川 Z50 Z18-140.jpg 7.帷子川河畔 -2 空に舞う鯉のぼり
良い風が吹いてきた。2匹の鯉が遊んでいる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/500秒 18mm ISO200 )
008_250404052 X900 ◎ヤマザクラと鯉のぼり 帷子川 Z50 Z18-140.jpg 8.帷子川河畔 -3
去年より鯉の数が増えたようだ。男の子が誕生したのかな。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/500秒 18mm ISO200 )
009_250404054 X900 ◎ヤマザクラと鯉のぼり 帷子川 Z50 Z18-140.jpg 9.帷子川河畔 -4
帷子川の右岸から、遊歩道のヤマザクラを背景にして撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 56mm ISO200 )
010_250404062 X900 ◎ヤマザクラと鯉のぼり 帷子川 Z50 Z18-140.jpg 10.帷子川河畔 -5 ヤマザクラ緋鯉
帷子川左岸からヤマザクラと緋鯉のコンビネーションの眺め。後ろに見えるのはYBPのビル。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f11 1/500秒 41mm ISO200 )
011_250404068s X900 ◎ヤマザクラと鯉のぼり 帷子川 Z50 Z18-140.jpg 11.帷子川河畔 -6
鯉のぼりは右岸に立ち並ぶ高層集合住宅から綱が架けられ、対岸の堤防に柵に括り付けられている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/500秒 29mm ISO200 )
012_250404074 X900 ◎ヤマザクラ 帷子川 Z50 Z18-140.jpg 12.帷子川河畔 -7
帷子川河畔の遊歩道は愛犬との散歩道でもある。左側がシュナウザーで右側はコーギーだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 28mm ISO200 )
013_250404075 X900 ◎ヤマザクラ 帷子川 Z50 Z18-140.jpg 13.帷子川河畔 -8
ヤマザクラの枝が帷子川に張り出して密集した花を咲かせていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 28mm ISO220 )
014_250404080 X900 ヤマザクラ 帷子川 Z50 Z18-140.jpg 14.帷子川河畔 -9
失礼ながら、年配の男性があまり似つかわしくない白い小型犬を散歩させておられた。トイプードルだそうだ。カメラを向けたら、こちらを向いてくれた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 28mm ISO220 )
015_250404100 X900 ◎帷子川 G7X.jpg 15.帷子川河畔 -10
カメラをG7Xに持ち替えて撮る。手前のヤマザクラと離れたところを泳ぐ鯉のぼりを撮りたかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 11mm ISO125 )
016_250404102 X900 ◎帷子川 G7X.jpg 16.帷子川河畔 -11
ヤマザクラの白い花が陽の光を浴びる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 27mm ISO125 )
017_250404110 X900 〇帷子川 G7X.jpg 17.帷子川河畔 -12
また、散歩中のワンちゃんに出会った。これは毛色が茶のトイプードルだと思う。トイプードルの毛色は、アプリコット、クリーム、グレー、ブラウン、ブラック、ホワイト、レッドなどと多彩なようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 25mm ISO125 )
018_250404111 X900 ◎帷子川 G7X.jpg 18.帷子川河畔 -13
対岸の高層住宅の屋上から帷子川左岸へ色も鮮やかに10匹以上の鯉が架けられていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 15mm ISO220 )