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2025年11月 7日

2025/8/16-24 熊野大花火大会と夏の高知・佐世保クルーズ ⑬ 終日航海日 韓国麗水から神戸へ_1 2025年8月22日 麗水⇒関門海峡

クルーズもそろそろ終盤となった。
 朝7時15分、空は明るくなった。今日も良い天気のようだ。船は北九州・門司の北側の海を航行しているようだ。点在した島が見えるが何という島か分からない。対馬、壱岐を抜けて北九州に近づくようだ。
 PILOTボートが来た。ここから先は関門水先区となり、水先法に基づき、総トン数300トン以上の船舶(内航船を除く)が関門水先区内の特定の水域を航行する場合、原則として水先人の乗船が必要のようだ。偶然だったが水先案内人がPILOTボートから、OCEAN FUJIに乗り込むところを見た。

 海上に風力発電のファンが見えた。調べて見ると「北九州響灘洋上ウインドファーム」が工事中らしい。「国内最大級の洋上風力、北九州で25年度内稼働へ 風車組み立て進む」という日経の記事があった。ウインドファームには計25基の風車を設置する計画だそうだ。

 関門海峡に入る。門司の街が近くに見えるようになった。
昨日(8月21日)の午後5時に、韓国の麗水エキスポ旅客ターミナルを出港し約16時間で関門橋の下を通過した。

000_2508221478 X700 ◎関門海峡 Z50.jpg
関門橋の下を通過 2025年8月22日 関門海峡

230_2508221381 X800 麗水-神戸へ Z50.jpg 230.北九州響灘洋上ウインドファーム
会場に風力発電の風車が見えてきた。北九州響灘洋上ウインドファームは、ひびきウインドエナジー株式会社(北九州市)によって北九州市の響灘(ひびきなだ)地区で建設中である。2025年度中に運転を開始する計画だそうだ。年間発電量は約5億キロワット時の想定で、完成時点では国内最大級となるとのこと。風車は25基設置する計画で、風車の取り付け工事は2025年9月にも終了する見込みだそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 37mm ISO200 )
231_2508221386 X900 〇麗水-神戸へ 0730 Z50.jpg 231.北九州市の島々
地図に目を凝らして位置を探ってみた。北九州響灘洋上ウインドファームの周囲にはいずれも北九州市の男島(白島)、女島、ちょっと離れて藍島というのがあるが、どれがどれだか特定できなかった。この写真の島は、白島国家石油備蓄基地のある男島(白島)のようだ。wikipediaによれば、男島・女島ともに住民はおらず、島への定期航路はない。石油備蓄基地の関係者のみ滞在しており、関係者以外が島へ立ち入ることはできない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 76mm ISO220 )
232_2508221395 X900 麗水-神戸へ 0740 7時40分 Z50.jpg 232.航路図 7:40 北九州市藍島の北側を航行中だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/20秒 65mm ISO200 )
233_2508221398 X900 麗水-神戸 北九州響灘洋上ウインドファーム 0730 Z50.jpg 233.北九州響灘洋上ウインドファームの風車
響灘洋上に立ち並ぶ風力発電の風車。カメラは藍島の方から西の洋上を眺めている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 115mm ISO200 )
234_2508221401 X900 麗水-神戸 北九州辺り Z50.jpg 234.PILOTボート が近づく
ここから先は関門水先区となり、水先法により水先案内が必要のようだ。PILOTボートの船体に「みさご」というボートの名が描かれていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 44mm ISO220 )
235_2508221404 X900 麗水-神戸 北九州辺り 7時54分 Z50.jpg 235.PILOTボートがOCEAN FUJIに接近
7F客室のバルコニーから下を覗き込むと、「みさご」はOCEAN FUJIにぶつからんばかりに接近してきていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 32mm ISO400 )
236_2508221407 X900 ◎麗水-神戸 北九州辺り 7時54分 Z50.jpg 236.PILOTボートから水先案内人がOCEAN FUJIに
PILOTボートは速度を合わせてOCEAN FUJIに接触し、OCEAN FUJI は船腹のドアを開け、水先案内人が乗り移ろうとしていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 32mm ISO400 )
237_2508221411 X900 ◎麗水-神戸 北九州辺り Z50.jpg 237.PILOTボート 離れる
水先案内人がOCEAN FUJIに乗り移ると、「みさご」はすぐさま大きな波を立てて、全速力で離れていった。水先案内人の仕事が終わると、また迎えに来るのだろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 28mm ISO220 )
238_2508221419 X900 麗水-神戸 北九州辺り Z50.jpg 238.北九州工業地帯 -1
北九州沿岸が見えてきた。北九州工業都市は、八幡製鐵所(現新日鉄)の創業を機に発展した鉄鋼業を中心とする重化学工業地帯である。現在は鉄鋼・金属・化学工業が中心だが、かつて石炭産業が盛んだった筑豊炭田の衰退や素材型工業への偏重により、工業地帯としての地位は低下傾向にあるようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 )
239_2508221420 X900 麗水-神戸 北九州辺り 1730 Z50.jpg 239.六連島
この島は関門海峡の入り口にある六連島のようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO200 )
240_2508221428 X900 〇麗水-神戸 北九州辺り 8時23分 Z50.jpg 240.北九州工業地帯 -2
北九工業地帯が近くなる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 98mm ISO200 )
241_2508221434 X900 ◎北九州市小倉 Z50.jpg 241.北九州小倉
小倉のランドマークタワーになっているリーガロイヤルホテルが見えた。JR小倉駅の近くだ。現役時代九州を担当したので小倉へも良く行った。小倉城や九州の台所と言われる旦過市場も懐かしい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 )
242_2508221440 X900 ◎北九州 門司区Z50.jpg 242.関門海峡を航行
船は左に回り関門海峡の狭い海域に入っていく。門司の街が見えてきた。この特徴ある建物の写真は何処だろうと懸命に検索した結果、やっと、北九州市門司区松原にある「アモーレヴォレ サンマルコ」結婚式場だということが分かった。ヴェネチアのサンマルコ寺院と鐘楼を模した建物だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 )
243_2508221441 X900 ◎北九州 門司区Z50.jpg 243.門司港の近く
産業・貿易拠点として発展した「門司港レトロ」の近くを通る。門司港レトロは門司の繁華街だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO200 )
244_2508221446 X900 ◎関門海峡 Z50.jpg 244.関門橋 -1
関門橋が見えてきた。昔は夜行寝台列車で関門トンネルを潜った。そのJR山陽本線の関門トンネルは、1944年に開通した(上り線)3,604.63m 、(下り線)3,614.04mで門司港の手前の海から掘られ、門司駅から山口県の下関駅に抜けた。新幹線では、1975年3月に見えている関門橋の少し先の海に18,713m(海底部は山陽本線のトンネルの1,140mより短い880m)の新しいトンネルが開通した。関門海峡には、関門橋と新幹線のトンネルの間に、もう1本トンネルがあり、それは国道2号線の1958年に開通した世界初の2階建て海底道路トンネルで、上部が車道、下部が歩行者用の人道になっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 140mm ISO200 )
245_2508221453 X900 ◎関門海峡 Z50.jpg 245.関門橋 -2
狭い海峡を順番に通過しようとしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/1000秒 94mm ISO200 )
246_2508221460 X900 ◎関門海峡 Z50.jpg 246.関門橋 -3
水先案内人が乗船しているのだろうと思うが、OCEAN FIJI の左上の見張りデッキが出ている。調べて見ると関門海峡を通過する場合、北九州側から瀬戸内海方面へ抜けるときは。水先案内の出発地点は門司沖六連(むつれ)沖水先区またはその周辺から、関門海峡を抜け、周防灘の沖合まで案内するとのこと。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/1000秒 88mm ISO200 )
247_2508221470 X900 〇関門海峡 Z50.jpg 247.関門橋 -4
海峡の右側を通過する。航路内を右側通行することが、港則法施行規則で義務付けられている。これは、関門橋の下を通過する航路にも適用される。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f11 1/500秒 33mm ISO200 )
248_2508221473 X900 〇関門海峡 Z50.jpg 248.関門橋を通過
瀬戸内海に向かって関門橋(関門自動車道)の右側にある「めかりPA」は福岡県北九州市で、後ろ側は山口県下関市「壇之浦SA」になる。OCEAN FUJIは山口県側の海に入っていく。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 33mm ISO220 )

2025年11月 3日

2025/8/16-24 熊野大花火大会と夏の高知・佐世保クルーズ ⑫ 韓国麗水(ヨス)「空中散歩と港町散歩」_3  李舜臣広場 2025年8月21日 韓国全羅南道 麗水半島

麗水観光の最後は李舜臣広場である。海上ケーブルカーの柴山乗降場から、エレベーター乗り場まで橋を渡り下に降り、待っていてくれたバスに乗る。

 西へ進み、バスが着いた李舜臣広場は、最初に行った麗水魚市場のすぐ傍だった。どうやら私たちは魚市場から左回りで南に、そして突山大橋を東に渡り、突山乗降場から海上ケーブルカーに乗り北へ、柴山へ、そこからバスは西に走って、魚市場の近くへ、海岸沿いに一回りしてきたことになる。

 李舜臣広場は日本では文禄・慶長の役と言われる壬辰倭乱を勝利に導いた李舜臣将軍についての資料と当時活躍していた義兵の紹介など、歴史の現場を感じることができる亀甲船が置かれていた。
 亀甲船を見学した後、広場から賑やかな道をまっすぐ進むと、高台に李舜臣将軍が作戦を立て軍令を発した鎮南館がある。しかし鎮南館へ登る石段が、きつそうなので断念してしまった。

 この界隈は麗水一の繁華街だそうだ。横に入る道を覗くと多くの店が並んでいる。一軒のカフェに入って冷たいコーヒーを飲んだ。ビールを飲みたいところだが、飲むとこの暑さで歩くのに息が切れそうなので止めた。

 バスに戻った。午後1時前に麗水エキスポ旅客ターミナルに帰り、出国手続きをして船のタラップを上がった。タラップを上がったところで、冷たいおしぼりとレモン水が用意されていた。
 8階のブュッフェで昼食をして部屋にもどりしばし休憩する。一休みして太鼓の音が聞こえるので、部屋から下を見ると、民族舞踊団の人たちが小太鼓を打ちながら踊って見送ってくれていた。船は午後5時に神戸に向けて出港した。8階のオープンデッキへ行って見ると、出港の時のセイルアウェイ・パーティーでも歌ってくれたクリスティーの歌声が聞こえてきた。

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  李舜臣広場の中央に立つ李舜臣将軍像 2025年8月21日 麗水 李舜臣広場

211_2508211220 X900 韓国麗水 李舜臣広場 Z50.jpg 211.待っていてくれたバス
海上ケーブルカーの柴山乗降場からエレベーターで降りてくると、突山乗降場から回ってきてくれていたKIAのバスが待っていた。日本のバスと全く遜色ない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 29mm ISO220 )
212_2508211221 X900 韓国麗水 李舜臣広場 Z50.jpg 212.李舜臣広場 亀甲船
バスは李舜臣広場の亀甲船の前に着いた。亀甲船というのは、木造船の上に鉄板(または堅い板)で覆い、敵が乗り込めないようにし、船の左右にたくさんの櫂をつけて速力を早めて敵に近寄り、無数の銃眼から鉄砲や矢を射るようにしたもの。漕ぎ手の上に屋根を被せ、刀剣を隙間無く並べて敵兵が上に乗れないようにし、また漕ぎ手も外から見えないようにし、船首に龍首を設けてそこから火砲を発射できるようにした。15世紀の初めごろから、倭寇と戦うために考案されたらしく、李舜臣が改良して実戦に使えるようにした。李舜臣はこの亀甲船と、潮の流れをうまく利用して日本の海軍を翻弄したという。(世界史の窓より)

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 18mm ISO200 )
213_2508211224 X900 韓国麗水 李舜臣広場 Z50.jpg 213.李舜臣広場 亀甲船の竜頭
壬辰倭乱で活躍した亀甲船は3隻で、全羅左水営・防踏鎮・順天府船所で1隻ずつ建造したが、いま、この亀甲船が置かれている場所は全羅左水営船所が位置していた場所だそうだ。また、(日本史サイエンス弐 播田安弘 船舶設計技術者)によれば、前方には竜頭をつくり、その口下には銃口が、竜尾にもまた銃口があった。左右にはそれぞれ6個の銃口があり、船形が亀のようであったので亀甲船と呼んだそうだ。こちら側が船首のようだ。(全羅は麗水のこと、左水営は水軍を統括する軍事施設のこと)

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 24mm ISO200 )
214_2508211229 X900 韓国麗水 李舜臣広場 Z50.jpg 214.亀甲船のなか -1
亀甲船の中に入って、内部を見学することが出来た。李舜臣将軍の戦闘戦略と当時の兵士たちの様子が詳しく再現されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.2 1/500秒 18mm ISO6400 )
215_2508211234 X900 韓国麗水 李舜臣広場 Z50.jpg 215.亀甲船のなか -2
全羅左水営亀甲船は全長35m、幅10mの大きさで李舜臣将軍の知恵が詰まっているという。復元された亀甲船の内部は、当時の兵士の様子や戦闘戦略が再現されていて、大砲の模型なども展示されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO6400 )
216_2508211242 X900 韓国麗水 李舜臣広場 Z50.jpg 216.李舜臣将軍の功績
全羅南道麗水市中央洞にある李舜臣広場は壬辰倭乱を勝利に導いた李舜臣将軍の功績をたたえる場所で将軍に関する資料や、当時活躍した義兵をたたえる石造りのパネルなどが並んでいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO6400 )
217_2508211243 X900 韓国麗水 李舜臣広場 Z50.jpg 217.李舜臣将軍立像
李舜臣将軍は日本の海軍との23回にわたる戦いですべて勝利を収めた名将で、韓国史上最も優れた武将の一人とされている。韓国の100ウォン玉には李舜臣将軍の肖像が刻まれている。写真の像は 1967年に設置されたそうだ。ソウル特別市の光化門広場にも李舜臣将軍像があるが、それはここにある像より1年後の1968年に造られた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/1000秒 64mm ISO200 )
218_2508211248 X900 韓国麗水 李舜臣広場 Z50.jpg 218. 望海楼
広場を通り過ぎて、繁華街の中を鎮南館目指して進む。その道が右へ曲がる手前の正面に大きな門が見えた。日帝強占期(1910年から1945年まで日本が朝鮮半島を植民地支配した期間を、韓国で近年使われるようになった呼称)に撤去されたものを1991年4月に再建した2階建ての楼閣、望海楼である。望海楼は鎮南館(チンナムグァン)の敷地内にあったとされる楼閣。ここから見る麗水沖までの風景が美しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 18mm ISO200 )
219_2508211250 X900 韓国麗水 李舜臣広場 Z50.jpg 219.敦化門?
私はこの石段を上るのを止めたが、この門のすぐ奥に鎮南館がある。写真の門の額の文字を何と読むのか判読できなかった。「レンズ」で画像検索し、いろいろ調べていくとどうやら「敦化門」と書かれているらしい。そして「敦化門(トンファムン)」は、昌徳宮の正門の名称であり、「敦化」とは「民を教え導き、手厚く感化する」という意味である。王が出入りする際の象徴的な門だそうだ。ChatGPTは、「観光客向けの案内看板や、記念碑的な門である可能性があり、正式の名称ではないが「敦化門」として訪問者用に掲げられているものかもしれません。」と回答してくれた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 125mm ISO280 )
220_2508211251 韓国麗水 李舜臣広場 Z50.jpg 220.鎮南館
敦化門のわきからは、鎮南館の大きな屋根が見えた。国宝「鎮南館(チンナムグァン)」は李舜臣が作戦・計画を立てて軍令を下したところ。李舜臣が全羅左水営の本営としたチンヘ楼があった場所で、1599年李舜臣の後任である統制使兼全羅左水使の李時言が丁酉再乱の際に燃えてしまったチンヘ楼跡に大規模な客舎を建て、鎮南館と名付けたそうだ。1716年に火災で焼失した鎮南館は2年後、全羅左水使の李済冕によって再建され現在に至る。鎮南館は正面15間、側面5間、建坪748.39㎡ の単層八作屋根の巨大かつ雄大な建物で、現存する単層の地方官衙(官庁)建物の中で最も大きいものだそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/640秒 121mm ISO200 )
221_2508211262 X900 韓国麗水 李舜臣広場 Z50.jpg 221.3代麗水いちご大福=麗水イチゴモチ
「3代」という文字が目立つ大きな看板のある店があった。イチゴ大福の店らしい。ソフトクリームが人気のようで若い人たちの列が出来ている。並んでいる人たちに赤い日傘を貸すサービスをしているようだ。ホームページがあったが韓国語でさっぱり解からなかった。日本語に変換すると、麗水イチゴモチとあった。「3代」というのは店の名であろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/640秒 121mm ISO200 )
222_2508211264 X900 韓国麗水 李舜臣広場 Z50.jpg 222.李舜臣広場から鎮南館方面を眺める -1
李舜臣将軍の像の向こうに望海楼が見える。その上が敦化門?と鎮南館だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/500秒 43mm ISO220 )
223_2508211266 X900 〇韓国麗水 李舜臣広場 Z50.jpg 223.李舜臣広場から鎮南館方面を眺める -2
少し右へ移動してみると、一番奥の鎮南館の大きな屋根が眺められた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/500秒 31mm ISO200 )
224_2508211270 X900 韓国麗水 Z50.jpg 224.麗水国際博覧会の会場あと
麗水国際博覧会(麗水Expo 2012)は、2012年5月12日から8月12日まで大韓民国全羅南道麗水市で開催されていた国際博覧会(認定博覧会:認定博覧会とは、国際博覧会条約(BIE条約)に基づき、特定のテーマを掲げて開催される比較的小規模な国際博覧会)である。期間中の観客数8,203,956人、出展国数は105ヶ国だった。 これまで、韓国国外ではあまり知られていなかった韓国南西部の潜在力、南海岸一帯の海岸線や海上国立公園の美しさを世界にアピールし、同地域を世界レベルの海洋観光リゾート地として発展させることが、麗水万博を開催する目的だった。また、万博開催をきっかけとして、鉄道や道路など交通網の整備が、麗水を中心とした全羅南道周辺地域で大規模に実施された。メインテーマは、「生きている海と息づく沿岸:資源の多様性と持続可能な活動」。もちろん日本も参加していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f11 1/500秒 53mm ISO200 )
225_2508211279 X900 〇韓国麗水出港 Z50.jpg 225.桟橋で地元の舞踊を披露して見送り -1
太鼓の音が聴こえたので、部屋のバルコニーから桟橋をみた。韓国の民族衣装を着た人たちが桟橋で見送りの舞踏をしてくれているのだ。麗水の伝統芸能団のチームが太鼓の演舞で見送ってくれた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 140mm ISO200 )
226_2508211287 X900 〇韓国麗水出港 Z50.jpg 226.桟橋で地元の舞踊を披露して見送り -2
出港は午後5時。今の時刻は3時50分である。麗水の伝統芸能団が太鼓を打ちながら踊ってくれている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 )
227_2508211310 X900 〇韓国麗水出港 16時15分Z50.jpg 227.桟橋で地元の舞踊を披露して見送り -3
海風の中に笑顔とリズムが広がり、心に残る出航となった。小太鼓を打ちながら踊ってくれた皆さんが手を振って見送ってくれた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 45mm ISO220 )
228_2508211313 X900 韓国麗水出港 17時42分Z50.jpg 228.麗水を離れる
出港して40分。多くの船が浮かぶ麗水を離れていく。左に見える船の船尾にはSTI OXFORD MAJURO という文字が見えた。MAJUROというのは中部太平洋に浮かぶマジュロ環礁のマーシャル諸島共和国の首都である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/500秒 45mm ISO220 )
229_2508211320 X900 〇韓国麗水神戸に向け出港 18地30分Z50.jpg 229.夕暮れ 18:30
この日の麗水の日没は午後7時10分。多くの島が見える。多島海は朝鮮半島南西部の全羅南道を中心に、大小多数の島々が点在するリアス式海岸の海域である。明日は一日船の中だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/1600秒 29mm ISO100 )

2025年10月30日

2025/8/16-24 熊野大花火大会と夏の高知・佐世保クルーズ ⑪  韓国麗水(ヨス)「空中散歩と港町散歩」_2 海上ケーブルカー 突山から紫山へ 2025年8月21日 韓国全羅南道 麗水半島

麗水魚市場からバスに乗り、突山大橋を渡り、突山島にある海上ケーブルカー(ロープウェイ)の塔乗場につぃた。海上ケーブルカーは突山島側にある突山公園から海を渡って、陸地側にある紫山公園を結ぶ。

 2012年に開催された麗水世界博覧会の支援事業で、紫山公園から突山公園までの1.5km区間を結ぶ 麗水海上ケーブルカーは2014年12月に開業した。
 キャビンは一般キャビンが8人乗り40台と、床が透明で下が見えるクリスタルキャビン5人乗りが10台稼働している。料金は、クリスタルキャビンが片道19,000ウォン、一般キャビンが片道14,000ウォンである。私たちはツアー料金に含まれるクリスタルキャビンに乗った。
 あっという間の1.5kmは10分くらいだったが、好天に恵まれ、なかなか見事な景色を眺めることが出来た。

 到着した柴山というところは小高い山になっていて、そこからの眺めも良かった。麗水のエキスポ旅客ターミナルに停泊中のMITSUI OCEAN FUJI の白い船体も上から見ることが出来た。

000_2508211190 X700 ◎韓国麗水ロープウェイ 突山-紫山 Z50.jpg
亀甲船大橋を眼下に眺める 2025年8月21日 麗水海上ケーブルカー

190_2508211164 X900 韓国麗水ロープウェイのりば Z50.jpg 190.海上ケーブルカー突山乗り場 -1
3台ほどクリスタルキャビンが来るまでパスして乗り込むことになる。娘たちとは別のカーゴになった。ツアーにそれぞれ一人で参加していた女性ふたりと同乗する。写真を撮ってくれる人がいたが、私たちは片道乗車なので、その写真を見ることも購入することもなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 27mm ISO800 )
191_2508211167 X900 ◎韓国麗水ロープウェイのりば Z50.jpg 191.海上ケーブルカー突山乗り場 -2
ここは突山島という島。先に見える柴山まで海の上を約1.5km渡っていく。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 55mm ISO220 )
192_2508211169 X900 韓国麗水ロープウェイのりば Z50.jpg 192.海上ケーブルカー突山乗り場 -3 10:10
クリスタルキャビンが来たので乗り込む。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO1000 )
193_2508211171 X900 韓国麗水ロープウェイ 突山-紫山 Z50.jpg 193.海上ケーブルカー突山乗り場 -4 出発<br> 柴山公園までケーブルカーの下の海は「南海(ナメ)」というらしい。さっそく右手に亀甲船大橋が見えてきた。麗水には突山(トルサン)大橋」と亀甲船(コブッソン)大橋の2つの大きな橋がある。突山大橋は、今しがたバスで渡ってきた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR<br> プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 26mm ISO220 )
194_2508211172 X900 韓国麗水ロープウェイ 突山-紫山 Z50.jpg 194.海上ケーブルカー突山乗り場 -4 亀甲船大橋
亀甲船大橋は別名・第二突山大橋というそうだ。亀甲船大橋は麗水EXPO駅などがあるエリアと沖に浮かぶ突山島を結ぶ離島架橋で、エキスポ海洋公園、梧桐島(オドンド)と突山島を最短距離で結び、それまで1984年に竣工した突山大橋一本しかなかった時期には週末になると突山島に向かう車で渋滞していた状態が、この亀甲船大橋の開通で一気に解消したという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 67mm ISO200 )
195_2508211173 X900 韓国麗水ロープウェイ 突山-紫山 Z50.jpg 195.海上ケーブルカー -1
日本ではロープウェイと呼ぶが韓国ではケーブルカーという。日本ではケーブルカーは線路のある登山電車だが、日本でケーブルカーというのは韓国では何と言い表すのかな。登山鉄道とか登山軌道とかいうのだろか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 78mm ISO220 )
196_2508211174 X900 韓国麗水ロープウェイ床窓 突山-紫山 Z50.jpg 196.海上ケーブルカー -2 10:13
カーゴの床のクリスタル部分から突山島の陸地が見えた。屋根瓦の色が印象的だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 56mm ISO200 )
197_2508211176 X900 韓国麗水ロープウェイ 突山-紫山 Z50.jpg 197.海上ケーブルカー -3
柴山に向かって右側をみる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 70mm ISO200 )
198_2508211178 X900 〇韓国麗水ロープウェイ 突山-紫山 Z50.jpg 198.海上ケーブルカー -4 10:14
まもなく海を渡り切る。右側に見えるようになった亀甲船大橋も柴山側のたもとだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 74mm ISO280 )
199_2508211179 X900 〇韓国麗水ロープウェイ 突山-紫山 Z50.jpg 199.海上ケーブルカー -5 突山大橋
振り返ると突山大橋と海に浮かぶ小さな島が見えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 51mm ISO200 )
200_2508211181 X900 ◎韓国麗水ロープウェイ 突山-紫山 Z50.jpg 200.海上ケーブルカー -6 10:15
私たちが下りる柴山乗り場が見えて来た。この海上ケーブルカーは小高い山から山へと渡っていく。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO200 )
201_2508211184 X900 〇韓国麗水ロープウェイ 突山-紫山 Z50.jpg 201.海上ケーブルカー -6 10:16
ケーブルカーは海を渡り切った。柴山側海沿いの街を見下ろす。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 69mm ISO200 )
202_2508211187 X900 韓国麗水ロープウェイ床窓 突山-紫山 Z50.jpg 202.海上ケーブルカー -7
ロープウェイの鉄塔の影が建物の赤い屋根に映る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 66mm ISO200 )
203_2508211188 X900 ◎韓国麗水ロープウェイ 突山-紫山 Z50.jpg 203.海上ケーブルカー -8
高層住宅群が見られた。MITSUI OCEAN FUJIが麗水に入港する時にも見ている。高層住宅群は韓国の多くの都市で見られるそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 100mm ISO200 )
204_2508211189 X900 ◎韓国麗水ロープウェイ床窓 突山-紫山 Z50.jpg 204.海上ケーブルカー -9
ロープウェイから見て左側(西側)の201.の写真の道路を挟んだところを撮った。その右側の山側に建つ家々の屋根も赤、橙、黄色と同じ系統の色とりどりだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 33mm ISO200 )
205_2508211192 X900 ◎韓国麗水ロープウェイ 突山-紫山 Z50.jpg 205.海上ケーブルカー -10 ハメル灯台
この写真の左端に赤い灯台が見える。この灯台はハメル灯台と言う無人灯台。「ハメル漂流記」の著者であるオランダ人ヘンドリック・ハメルにちなんで名付けられた。ハメルが1653年に済州島に漂着後、麗水に3年半ほど滞在したことにちなみ、この灯台が建てられたそうだ。麗水旧港海洋公園の防波堤の端にある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 33mm ISO220 )
206_2508211193 X900 ◎韓国麗水ロープウェイ 突山-紫山 Z50.jpg 206.海上ケーブルカー -11 10:19
まもなく柴山搭乗場である。我々にとっては終点なのだが、ケーブルカーはそのまま展開し、新しいお客さんを載せて突山搭乗場に向かう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 70mm ISO280 )
207_2508211199 X900 〇韓国麗水ロープウェイ 紫山 Z50.jpg 207.柴山搭乗場到着
海上プケーブルカーに乗っていた時間はおよそ10分ほどだった。外に出ると見晴が良かった。北の方角には麗水エキス旅客ポターミナルに停泊するMITSUI OCEAN FUJI が見下ろせた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 130mm ISO200 )
208_2508211201 X900 〇韓国麗水ロープウェイ 紫山 Z50.jpg 208.麗水エキス旅客ポターミナルに停泊するMITSUI OCEAN FUJI
MITSUI OCEAN FUJIが停泊している桟橋の手前にもクルーズ船が入っている桟橋がある、地図を見るとクルーズ船到着場になっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 64mm ISO200 )
209_2508211203 X900 〇韓国麗水ロープウェイ 紫山 Z50.jpg 209.梧桐島(オドンド)
北西の島を結ぶ道が見えた。島は梧桐島という。麗水を代表する観光名所だそうだ。島の名前は島の形が桐の葉に似ている事に由来し、椿の木が多い事から、椿島などとも呼ばれている。島内には「閑麗水道(ハルリョスド)海上国立公園」の美しい海を眺めながら島内を一周するトレッキングコースや絶壁、灯台があって、海を眺めながらの散策にぴったりとしょうかいされていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/500秒 26mm ISO220 )
210_2508211212 X900 韓国麗水ロープウェイ 紫山 Z50.jpg 210.日出亭
ちょっと高くなったところに韓国の伝統的な建築様式の建物があった。額は日出亭と読める。1998年に建てられたそうだ。ウソかホントか分からないが、ここはカフェだったそうで、今は営業されいていないという。ホントかどうかいろいろ調べてみたが解らなかった。梧桐島を眺めながらタワーに向かい、そこらバスが待っていてくれるところへ下りた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 18mm ISO220 )

2025年10月17日

2025/8/16-24 熊野大花火大会と夏の高知・佐世保クルーズ ⑦ 飫肥城下町と油津 2025年8月19日 宮崎県日南市油津

それこそ"ざっと"だったが、飫肥城城跡を見て歩いた。二度とは来れないと思うので、飫肥城歴史資料館や松尾の丸は見ておくべきだったかなと思うが、暑さと手すりのない長い石段が躊躇させた。

   城跡を見終えて飫肥城の城下町を見て歩く。最初に入った豫章館は、飫肥藩第14代藩主・伊東祐帰が藩知事に任命されたのち、城内より父・祐相とが移り住んだ屋敷だそうだ。  豫章館を見た後、まず、南にまっすぐ大手門通りを下る。左手に小村寿太郎記念館、伊東裕正の家があり、次の角を左に曲がる。そこに「蔵」と書かれた暖簾が掛けられた店があった。何か冷たいものを飲みたい一心で中に入る。メニューにアイスコーヒーがあった。ここは後でふれるが「飫肥天」の老舗だった。
 四つ角に赤いポストのある家があった。この辺りは、歴史と伝統の街・重要伝統的建造物保存地区である。
 さらに大手門通りを進むと、後町通りという道の両側にきれいな水が流れ、石垣が見事な通りに出た。そこを左へ行って見た。その溝の澄んだ水には錦鯉が泳いでいた。
 次を右に曲がって、本町商人通りへ出る。再び右へ曲がり歴史のある家々を眺めながら、大手門通りに戻り、飫肥城下町案内所から、娘がタクシーGOで読んでくれた、この車は「70万キロ走っているんですよ」と運転手が話すクラウンのタクシーに乗った。

 そのタクシーの運転手さんに「何処か見るところはありますか」と尋ねた結果、広島カープが毎年キャンプを行う天福球場とJR油津駅を周って、堀川運河にかかる堀川橋(乙女橋)を眺め、五平津神社にお参りして、船に戻った。

000_250819817 〇FUJI船尾 G7X.jpg
船尾に掲げられた旗  上はバハマ国旗 下のアルファ旗は港での安全や停泊中の規則として掲げる旗 
2025年8月19日 宮崎県日南市 油津港

104_250819707 X900 小村寿太郎記念館 D50.jpg 104.小村寿太郎記念館
大手門通りを、大手門を背に南へ歩くと、小泉寿太郎記念館があった。門を入ったところに咲くヒギリ(緋桐)の赤い花が綺麗だった。原産地はインドなど熱帯アジアでシソ科のクサギ属だそうだ。小村寿太郎は飫肥藩出身の明治時代の外交官・政治家で、 ポーツマス条約締結、日英同盟締結、そして幕末からの不平等条約改正による関税自主権の回復に尽力した。ハーバード大学で法律を学び、外務次官や駐米・駐露公使などを歴任した後、外務大臣として活躍し、日本の国際的地位の確立に大きく貢献した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 32mm ISO220 )
105_250819711 X900 〇おび天「蔵」 D50.jpg 105.「飫肥天」
「蔵」という暖簾のかかった歴史のありそうな店は、江戸時代に飫肥藩の藩役所の置かれたというところにあった。そこは郷土料理の店だ。立て看板に書かれた「おび天」を「えび天」と見誤ってしまい、蕎麦屋かと思った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 22mm ISO200 )
106_250819712 X900 〇おび天「蔵」 D50.jpg 106.「飫肥天」の実演販売
お店には叱られるかもしれないが、「飫肥天」とは言って見れば、さつま揚げである。Wikipediaを見ると、「飫肥藩領であった江戸時代に領民たちによって案出され、飫肥地方に伝わる料理である。もともと飫肥周辺では味噌を使う料理が多く、南西諸島からの移住者を中心に19世紀半ばにサトウキビの栽培が始まったことなどを背景に、味噌と黒砂糖を使う飫肥天が誕生したと考えられている」とあった。イワシ・アジ・シイラ・サバ・トビウオ・サワラなど日向灘の近海でとれる大衆魚を丸ごとすり身にしたものに豆腐を混ぜ、味付けに味噌や醤油、黒砂糖を加えて揚げて作る。見た目は薩摩揚げに似ているが、豆腐が入っているため薩摩揚げに比べて柔らかく、ふわりとした食感で、少し甘めで独特の味わいがある。いくつか買ってそこで食べてみたが、甘みがあり、うまかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO1800 )
107_250819717 X900 建造物群保存地区 D50.jpg 107.歴史的建造物と紅いポスト
いまどき、赤い郵便ポストは目を引く。ここは何の建物かと近くへ行って見ると、カフェだった。この建物も飫肥城下町歴史的建造物だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 36mm ISO200 )
108_250819720 X900 〇鯉泳ぐ建造物群保存地区 D50.jpg 108.後町通り -1
写真は紅いポストのある十字路から大手門通りの右(西)側の「後町通り」を見たところである。美しい石垣が続く。城下の形成は、天正15年(1587年)に飫肥藩初代伊東祐兵が豊臣秀吉から飫肥を領地として与えられてから、本格的に建設が進んだと考えられている。飫肥城近くから上級家臣、中級家臣、町屋、下級家臣の屋敷地となっている。石垣のほとんどは、「肥石」と呼ばれている溶結凝灰岩が使用されている。後町通りは見どころの一つだそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 25mm ISO220 )
109_250819723 X900 鯉泳ぐ建造物群保存地区 D50.jpg 109.後町通り -2
大手門通りと後町通りの十字路を左(東)曲がった。案内図によれば、後町通りから振り返って見る十字路の向こう側は右が後藤家、少し先の左手が合屋家だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 66mm ISO200 )
110_250819727 X900 〇鯉泳ぐ建造物群保存地区 D50.jpg 110.後町通り 鯉が泳ぐ -1
後町通りの両側には水路が作られていて、清らかの水に錦鯉が泳いでいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 38mm ISO220 )
111_250819728 D900 ◎鯉泳ぐ建造物群保存地区 D50.jpg 111.後町通り 鯉が泳ぐ -2
この水路に泳ぐ鯉は色鮮やかで、数が多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 34mm ISO220 )
112_250819736 X900 〇鯉泳ぐ建造物群保存地区 D50.jpg 112.後町通り 鯉が泳ぐ -3
振り返って鯉が泳ぐ水路を見る。石垣と白い壁の塀が美しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 54mm ISO360 )
113_250819740 X900 〇高橋源次郎家 建造物群保存地区 D50.jpg 113.旧高橋源次郎家
鯉の泳ぐ道を右に折れて、本町(商人)通りへ出た。とにかく歩いていると暑い。そろそろ戻ろうと、その道を右(西)へ曲がると右側に旧高橋源次郎家があった。飫肥城下町の町家筋である本町通りのほぼ中央に南面して立地している。飫肥の実業家で貴族院議員高橋源次郎が建築した。主屋の屋根は寄せ棟で飫肥地区において、それまで茅葺きであった民家が瓦葺きへ転換していく初期の建築としても価値が高いと言われる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 18mm ISO200 )
114_250819746 X900 明治三十六年創業 建造物群保存地区 D50.jpg 114.地味噌・地醤油の安藤商店
路の向こう側には、創業明治三十六年・富士安と暖簾に書かれた商店が見えた。飫肥は昔から味噌がよく料理に使われ、「飫肥の天ぷら」(飫肥天のこと)にも味噌が使われている。この店には「麦味噌」、麦・米・玄米に餅米等を加えた「合わせ味噌」の他に、一風変わった「黒豆味噌」というものがある。また、厳選素材を昔ながらの製法、天然醸造でじっくり手間と時間をかけて造られた「手作り一番搾り丸大豆醤油」、刺身の持ち味を生かす「刺身甘口醤油」がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 47mm ISO380 )
115_250819747 x900 小村寿太郎生誕の地 建造物群保存地区 D50.jpg 115.小村寿太郎生誕地碑
大手門通りに戻ってきた。本町通を右に曲がったところに小村寿太郎生誕地碑があった。碑のおもてには元帥東郷平八郎の書で、裏面には小村の親友杉浦重剛の詩文が記されている。内容は、ポーツマス条約の仕上げとして清国との交渉に向かう小村に対して、小村の人柄を賞賛するとともに激励と日本人の期待を託したもの。生家は、大手門から東に続く、残念ながら今回は歩かなかった武家屋敷通りに移築されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 30mm ISO220 )
116_250819751 X900 旧山本猪平家 建造物群保存地区 D50.jpg 116.旧山本猪平家
大手門通りの本町商人通りと後町通りの間で見た明治の商人屋敷だ。飫肥の豪商(材木商)であった山本猪平が明治40年(1907年)頃に建築した商家の本宅で、ほぼ建築当初のまま残されているという。飫肥の商人屋敷を現代に伝える遺構として貴重なものといわれる。旧山本猪平家は、明治40年代に豪商山本猪平が、隣接する小村寿太郎生家が没落した際に、土地を買い取り新築したものだそうだ。昭和4年に増築した以外は、ほぼ建築当初のままであるという。平成9年に市が公有化している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO220 )
117_250819755 X900 油津駅 D50.jpg 117.JR油津駅
9時過ぎから飫肥城跡および飫肥城下町を歩いて、お昼少し前に観光案内所へ戻り、タクシーを呼んだ。このまま船に帰るのも早すぎるので、どこか油津で見るところがあったらと運転手さんに問いかけてみたところ、鵜戸神宮はどうですかと推された。鵜戸神宮は日南海岸の断崖に建つ朱塗りの本殿が印象的な神社のようだが、歩く道が厳しそうなので、敬遠する。では、広島カープがキャンプをする天福球場へ行って見ましょうということになった。写真はJRの駅舎で、カープ色になっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 64mm ISO400 )
118_250819756 X900 天福球場 油津 D50.jpg 118.天福球場
天福球場の前には広島カープの監督・選手の大きなパネルが置かれていた。観光客も写真を撮る所だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 18mm ISO220 )
119_250819762 X900 天福球場 油津 D50.jpg 119.JR油津駅駅舎
JR油津駅は、地域住民の有志によってカープカラーの赤色に塗り替えられたことから「カープ油津駅」として知られている。駅舎の正面には球団のロゴが入れられ、球団マスコットのカープ坊やのタペストリーも飾られていろ。駅ではカープグッズが販売され、球団の応援ムードが感じられ、ファンだけでなく観光客にも人気のスポットだそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 24mm ISO220 )
120_250819766 X900 堀川運河 堀川橋 油津 D50.jpg 120.堀川運河と堀川橋(乙女橋)
タクシーは日南市の観光案内所に寄ってくれた。少し歩いて堀川運河と乙女橋を見て来ようということになったが、私の奥さまは少々疲れたと言って、ここで待っているという。堀川運河は、宮崎県日南市の広渡川と油津港とを結ぶ全長984m、幅約30mの運河。江戸時代初期に木材を運搬するために開削された。堀川橋は、堀川運河に面して祭られている吾平津神社(乙姫神社)前に架かる石橋で乙姫橋とも呼ばれる。かつては、油津の港と南郷町や串間市を結んだ幹線道路の橋でもあったが、海岸寄りに私たちも渡ってきた国道220号の港大橋が竣工して静かな橋の姿を運河に映している。石橋の架設により取付道路が嵩上げされた結果、堀川運河沿いの家は二階を入口とする造りとなった。油津の景観にとって欠くことのできない存在で,町のシンボルにもなっているという。登録文化財。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 71mm ISO200 )
121_250819770 X900 五平津神社 油津 D50.jpg 121.吾平津神社(あひらつじんじゃ) -1
堀川橋を渡ると吾平津神社があった。ここは映画「男はつらいよ・寅次郎の青春」第45作のロケ地だそうだ。マドンナは後藤久美子と風吹ジュンだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 30mm ISO200 )
122_250819772 X900 五平津神社 油津 D50.jpg 122.吾平津神社(あひらつじんじゃ) -2
吾平津神社の創建は 709年。もともとは乙姫大明神とよばれていたそうだ。主祭神は吾平津毘売命(あひらつひめのみこと)で、神武天皇(かむやまといわれひこ)の妃であり、神武天皇が大和朝廷をおこすため東遷された時に、同行せずこの地に残り東遷の成功を祈り成就されたことから、諸祈願成就の神として信仰されているそうだ。本殿に上がる石段の手前にある鳥居の手前に五平津媛(あひらつひめ)の像があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 30mm ISO200 )
123_250819776 X900 クマソ 五平津神社 油津 D50.jpg 123.五平津神社のクロマダラソテツシジミ
五平津神社の石段を上がって、本殿にお参りした。そこにクロマダラソテツシジミが開翅していた。ちょっと擦れていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 )
124_250819778 X900 クマソ 五平津神社 油津 D50.jpg 124.野口雨情碑
野口雨情に関わる碑はいろいろなところにある。ここは日南市春日町の野口雨情が日南を訪れたとき、「水と筏を 堀川橋の 石の手すりは見て暮らす」と詠んだ野口雨情の歌碑だ。見ては来なかったが飫肥の本町通りにも野口雨情詩碑というのがあったようだ。東京の武蔵野市の井の頭公園にもあるし、茨城県の潮来市にも歌碑があるようだ。水戸には生誕百年記念碑がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 24mm ISO200 )
125_250819779 X900 油津港岸壁 油津 D50.jpg 125.油津港へ戻る
午後1時少し前に油津港に戻ってきた。日南の名産品を並べた出店が並んでいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 24mm ISO220 )
126_250819835 X900 〇出港離岸 午後5時 G7X.jpg 126.油津港のチップ集積所

今朝、港に着いた時に何が積まれていて、何故こんなにトラックが集まっているのかと思った。タクシーの運転手さんに聞いたのだが、油津には王子製紙グループの日南工場がある。王子製紙グループはここ日南市油津港にチップヤード(チップ置き場)を持つ「王子製紙(株)日南工場」を運営しており、港の近くでチップの作業を行っている。木材チップを積んだ船を受け入れているのだ。輸入先は針葉樹チップでは米国とオーストラリア、広葉樹チップではベトナムという。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f3.2 1/25秒 9mm ISO125 )
127_250819847 X900 ショウ 太鼓小泉謙一と横笛朱鷺たたら G7X.jpg 127.今夜のショータイムは「日本太鼓と横笛の演奏」
今日の夕食は、娘たち夫婦が、三國シェフ監修のフレンチをご馳走してくれた。ジャケットを着てネクタイをして、レストラン北斎で夕食だった。夕食後はショーを観たが、この日の夜は、太鼓ソリスト・小泉謙一さんと、篠笛は朱鷺たたらさんだった。内容のある演奏だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/10秒 37mm ISO125 )

2025年10月 2日

2025/8/16-24 熊野大花火大会と夏の高知・佐世保クルーズ ② 熊野大花火大会会場へ行く 2025年8月17日 三重県熊野市

2日目の朝はゆっくりだった。この日は一日中船の中である。8時15分にブッフェで朝食をとる。食後はショップを覗いたり、7F船尾にあるカフェで、テラスの椅子でのんびりと時間を過ごした。

 午前10時から、かみさんと娘は総料理長によるこの船で出される料理の紹介や説明、料理の展示会に行くという。私は部屋の戻ってドジャースvs.パドレスの試合の中継を見ることにした。

 船は午後3時ごろ、熊野大花火大会が行われるに三重県熊野市沖に着いて、風向きにを探りながら右向いたり左向いたりして、会場で花火を観る良い位置をとろうとしているようだ。私たちも何処か良い席を確保しなくてはいけない。
 3時半ごろ、すぐそばの海上に「飛鳥Ⅱ」が現れた。「飛鳥Ⅱ」も熊野大花火を観に来たのだ。同じように位置取りをしているように見えた。
 次に現れたのは、この船の僚船であるMITSUI OCEAN CRUSES の「にっぽん丸」だった。現「にっぽん丸」は1990年に就航した3代目だ。総トン数は、22,472トン、全長166.65m。この「にっぽん丸」は横浜の新港ふ頭に停泊しているときや、今年の正月に沖縄へ行ったときにも、朝、ホテルの窓から那覇港に入って来るところを見ているので愛着が湧く。
 そうこうするうちに3隻目の大型客船がやってきた。「DIAMONND PRINCESS」号である。2004年に就航した日本の三菱重工業長崎造船所で造船された大型客船だ。総トン数 115,875 トン, 全長 約290m と大きい。

000_250817122 X700 熊野灘 花火会場 日本丸  D50.jpg
熊野大花火大会の「にっぽん丸」 2025年8月17日 三重県熊野市

017_250817100 X900 7F オーシャンスクエア D50.jpg 17.航跡
17日の9時半ごろ、7Fのカフェのデッキから眺めた船尾と勢いのある航跡。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f13 1/640秒 18mm ISO200 )
018_250817105 X900 7F725 航路図 D50.jpg 18.航海図
部屋に備えられたTVモニターで、航海図を見ることが出来、今どこを航行しているかがわかる。午前9時50分、三重県沖を航行中だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 34mm ISO1600 )
019_250817274 X900 8階プールサイド G7X.jpg 19.8F オープンデッキ -1
部屋でドジャースの試合を見ていたが、午後1時、プールとバーがある8Fのオープンデッキへ行ってみた。夏の日差しが強く照り付け、暑い。日が当たる所には誰もいない。プールはそれほど大きくはなく、入っている人もいない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 9mm ISO125 )
020_250817108 X900 7F725 熊野灘 D50.jpg 20.夏空
遠くに島影が見えている。活き活きとした夏雲が空高く湧いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f11 1/500秒 54mm ISO200 )
021_250817283 X900 8階プールサイド G7X.jpg 21.8F オープンデッキ -2
ここで、日陰の席に座って、ビールを一杯飲み、ピザを食べ、昼食にする。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f4 1/1000秒 9mm ISO125 )
022_250817285 X900 飛鳥Ⅱ熊野港 G7X.jpg 22.「飛鳥Ⅱ」 -1
午後3時半になった。ふと窓の外を見ると、大きな客船がすぐそばに来ている。熊野大花火を観に来たクルーズだ。横浜の大桟橋に停泊していた「飛鳥Ⅱ」が出港していくところを見たことがあるが、洋上で見る姿は美しい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f5 1/1250秒 37mm ISO125 )
023_250817288 X900 熊野港 花火会場 G7X.jpg 23.「飛鳥Ⅱ」 -2
「飛鳥Ⅱ」は微妙に移動している。クルーの人に聞いてみたら、風向きを探りながら見やすい位置を探しているのだろうとのこと。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f4 1/1250秒 21mm ISO125 )
024_250817110 X900 7F725 熊野灘 飛鳥Ⅱ D50.jpg 24.「飛鳥Ⅱ」 -3
「飛鳥Ⅱ」はまた少し移動した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 85mm ISO200 )
025_250817295 X900 熊野灘 航海図 G7X.jpg 25.熊野市
4時15分、部屋で航海図を見る。熊野市にいる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/80秒 13mm ISO125 )
026_250817296 X900 熊野灘 花火会場 G7X.jpg 26.熊野大花火大会会場
午後4時半。熊野大花火大会の主な場所は熊野市の七里御浜海岸である。この場所は世界遺産の鬼ヶ城を背景に、大海原に向かって約1万発の花火が打ち上げられ、鬼ヶ城の岩場や洞窟を使った「鬼ヶ城大仕掛け」など、迫力ある演出が見どころだという。鬼ヶ城は写し込めなかったがこの写真の右側になる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f4 1/160秒 24mm ISO125 )。
027_250817299 X900 ◎左から日本丸 飛鳥Ⅱ ダイアモンドプリンセス G7X.jpg 27.ダイアモンドプリンセス号も登場
また一隻、大型客船が来た。これは大きい。これで日本の大型客船の4隻が集合したことになる。ギリギリ3隻をフレームに入れることが出来た。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f4 1/60秒 9mm ISO125 )
028_250817300 X900 日本丸と飛鳥ⅡG7X.jpg 28.「にっぽん丸」 と 「飛鳥Ⅱ」 -1
商船三井と日本郵船。日本を代表す船舶会社である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/100秒 22mm ISO125 )
029_250817301 X900 ダイアモンドプリンセス G7X.jpg 29.「ダイアモンド・プリンセス号」
ダイアモンド・プリンセス号は、三菱重工業長崎造船所で建造され、2004年に同じく三菱重工業長崎造船所で建造された同型船サファイア・プリンセス号とともにデビューした大型客船。地球環境に配慮した設計で、日本で建造された最大の客船のひとつであり、日本人客様向けにカスタマイズされた施設や日本語サポートが充実しているそうだ。イギリスP&Oクルーズ社が所有し、アメリカのプリンセス・クルーズ社によって運行されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/160秒 37mm ISO125 )
030_250817305 X900 〇日本丸 G7X.jpg 30.「にっぽん丸」 -1
1990年に三菱重工業神戸造船所で建造された。35年前に建造された船で少々古いが、外観はオーソドックスさを基調にスピード感あふれる軽快さは格好の良い船だ。2010年に大改装されている。また、2022年には船内改装も行われたようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/80秒 22mm ISO125 )
031_250817306 X900 〇日本丸to飛鳥Ⅱ  G7X.jpg 31.「にっぽん丸」 と 「飛鳥Ⅱ」 -2
夕方6時半を過ぎた。薄暗くなってきている。三重県熊野市の日没時刻は18時40分だ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.5 1/60秒 19mm ISO125 )
032_250817309 X900 ◎日本丸 G7X.jpg 32.「にっぽん丸」 -2
「にっぽん丸」は2026年5月10日に横浜へ帰着するクルーズをもって引退することが発表されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/50秒 37mm ISO125 )
033_250817123 7F725 X900 熊野灘 花火会場 ダイアモンド プリンセス  D50.jpg 33.「ダイアモンド・プリンセス号」 船首
船首側のデッキには大勢の人が出て、花火が揚がるのを待っているようだ。船内の灯りが点されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 250mm ISO3600 )
034_250817128 7F725 X900 熊野灘 花火会場 ダイアモンド プリンセス  D50.jpg 34.「ダイアモンド・プリンセス号」 船尾側
最上階のデッキに大勢の人が立っている姿が見える。どうやら我々の船の方が、花火に近いところにいるようだ。でも、あちら側からだと「MITSUI OCEAN FUJI」を画像に入れて撮れるのだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/3.5-6.3 VR
グラムオートで撮影  ( f6.3 1/200秒 250mm ISO6400 )
035_250817312 X900 熊野灘  G7X.jpg 35.6時50分 花火打ち上げ前
暗くなってきた。プログラムの予定では7時10分に、「熊野市制20周年記念花火」スターマイン・二尺玉海上自爆(鬼ヶ城・台船)とあった。私たちは、8階のデッキでクルーの方々が並べてくれた椅子に腰かけて見させてもらう。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f3.2 1/60秒 10mm ISO125 )

追記
熊野大花火ポスター これは熊野市観光協会のホームページに掲載されていたポスターである。素晴らしい花火の情景を表した見事なポスターと思ったので、無断であるが載せさせていただいた。

熊野大花火大会 X500.jpg
熊野市観光協会ホームページより

2025年9月29日

2025/8/16-24 熊野大花火大会と夏の高知・佐世保クルーズ ① 東京港出港 2025年8月16日 東京港晴海客船ターミナル

娘夫婦から、客船クルーズに誘われた。MITSUI OCEAN FUJI という船で、次のようなコースの船旅だ。

8月16日 東京 16:30 出航
8月17日 三重県 熊野沖 熊野大花火大会鑑賞
8月18日 高知 09:00 入港、 17:00 出港
8月19日 宮崎県 油津 08:00 入港、 17:00 出港
8月20日 長崎県 佐世保 09:30 入港、 17:00 出港
8月21日 韓国 麗水 08:00 入港、 17:00 出港
8月22日 航海日
8月23日 神戸 07:00 入港、13:00 出港
8月24日 横浜 12:30 入港 下船

 8月16日、新橋で軽く昼食を摂ってタクシーで東京港晴海客船ターミナルに向かった。午後2時ごろ乗船手続きをして、船に乗り、万一の時の避難場所などを確認して、7Fの私たちの客室へ案内される。

 私たちが乗船した MITSU OCEAN FUJI という船の概要はwikipediaによれば、「シーボーン・オデッセイ(Seabourn Odyssey)」として、2009年6月、イタリアのT.マリオッティ造船所で竣工した。2019年5月にイタリア ジェノバで改修が行われ、内装・什器等の更新が行われている。
 同型の2番船が2010年、3番船が2011年に建造された。
 2023年2月には商船三井がクルーズ事業拡大策の一環として購入、1年半程度シーボーン・クルーズでの運航を継続し、2024年末を目処に改装の上で商船三井客船(現・商船三井クルーズ)に移籍し日本近海を中心とした運航を行う計画とした。2023年10月に商船三井クルーズの新ブランド「MITSUI OCEAN CRUISES」と合わせて新船名「MITSUI OCEAN FUJI」を発表。富士山や1989年に就航した日本の近代的なクルーズ客船の先駆けとなった「ふじ丸」を意識したものとした命名だった。
 日本向けの改修を施し、2024年12月1日より「MITSUI OCEAN FUJI」として就航。横浜港新港ふ頭を起点に別府・釜山・下関を経由し東京港までの7日間のデビュークルーズを行った。
 現在はパナマ船籍であるが、就航後1年半程を目処に日本船籍に移行する計画とされている。総トン数は32,477 トン、全長198.15 m 幅25.6 m、航海速力19.0ノット、旅客定員458名、乗組330名である。

 MITSUI OCEAN FUJIは16時30分に東京港晴海客船ターミナルを出港、ゆっくりと東京湾を進む、レインボーブリッジをくぐり、羽田沖から浦賀水道を抜けて太平洋へ出ていった。船内8Fのプールのあるデッキに行ってみた。プールサイドでは「セールアウェイパーティー」が行われいて、演奏と歌手クリスティのパンチのある歌声を聴きながら、スパークリングワインでのどを潤す。ディスコに興じる人がいて、見たところ90歳くらいのご高齢の男性も踊っていた。  夕食をビュッフェで摂り、食後に8F後方にあるオブザベーションバー36でウィスキー―を一杯飲んで、夜9時ごろ部屋に入った。部屋は浴室が西欧人向きの仕様で慣れるまで少々苦労し、この後もシャワーで済ませることが多かった。  少し船の揺れを感じたが、疲れと心地よい酔いでぐっすり寝ることが出来た。

000_250816030 X700 船内8F セイルアウェイパーティーG7X - コピー.jpg
東京湾を離れる「MITSUI OCEAN FUJI」 2025年8月16日 東京客船ターミナル出港

001_250816003 X900 〇乗船 晴海客船ターミナル G7X.jpg 1.東京港晴海客船ターミナル
午後1時半ごろ、東京港晴海客船ターミナルに着いた。都庁総合ホームページに報道発表資料 として 2025年6月25日付で "晴海客船ターミナルのリニューアル後、初となるクルーズ客船が入港します! クルーズ客船「MITSUI OCEAN FUJI」" というページがあった。このターミナルへのクルーズ客船の入港は、令和2年以来、5年ぶりとのことだった。今後、東京港では、東京国際クルーズターミナル及び晴海客船ターミナルの2拠点で、クルーズ客船の受入を進める。その岩壁に「MITSUI OCEAN FUJI」が停泊していた。船尾を見ると、まだ、パナマの NASSAU の文字が見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 18mm ISO125 )
002_250816005 X900 乗船 晴海客船ターミナル G7X.jpg 2.MITSUI OCEAN FUJI
飛鳥Ⅱの総トン数は50,444トンで、この船は32,477 トン。小ぶりであるが、横から眺めると大きい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f56 1/1250秒 16mm ISO125 )
003_250816017 X900 〇乗船 晴海客船ターミナル G7X.jpg 3.乗船
東京国際クルーズターミナルの建物の中で、簡単な乗船手続きをして、停泊中の MITSUI OCEAN FUJI のタラップを上がる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO125 )
004_250816021 X900 乗船 船室725 G7X.jpg 4.出航
午後4時、時間通りに出港した。2023年に建造された199トンのふじ丸という東京港に常駐するタグボートが離れていく。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 23mm ISO125 )
005_250816026 X900 〇船内8F セイルアウェイパーティーG7X.jpg 5.セールアウェイパーティー -1
船の8F中央にあるデッキ(プールサイドレストラン&バー湖畔)では、セールアウェイパーティー が始まっていた。MITSUI OCEAN FUJI のハウスバンドとクリステイという女性ボーカルが歌っている。私たち4人もスパークリングワインで乾杯した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 22mm ISO125 )
006_250816041 X900 〇船内8F セイルアウェイパーティーG7X - コピー.jpg 6.10階から東京湾
階段で10階まで上がってみた。船尾の方向には東京の高層ビル群が見える。出港して来た東京港晴海客船ターミナルが小さくなっていく。この青空は暑さを忘れるほど気持ちが良い。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
007_250816042 船内8F X900 セイルアウェイパーティーG7X.jpg 7.セールアウェイパーティー -2
プールの前では、乗客の方々がダンスを始めた。きっと船旅になれた方々なのだろう。年配の方が楽しんでいる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 25mm ISO125 )
008_250816044 X900 〇船内8F レインボーブリッジ G7X.jpg 8.レインボーブリッジ -1
レインボーブリッジは橋の上を走ることしか知らなかったが、橋の下を航行した。レインボーブリッジは海面から橋桁下面までの高さ(桁下高)が52m(20階建てビル相当)だそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 25mm ISO125 )
009_250816048 X900 〇船内8F レインボーブリッジ G7X.jpg 9.レインボーブリッジ -2
上層に首都高速道路、下層に一般道路、遊歩道、そしてゆりかもめが通る二重構造となっている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
010_250816056 船内8F X900 レインボーブリッジ G7X.jpg 10.レインボーブリッジを後に -1
レインボーブリッジがだんだん遠くなり、お台場の方へと船は進んでいく。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 18mm ISO125 )
011_250816061 900 船内8F G7X.jpg 11.レインボーブリッジを後に -2
この辺りの下に首都高のトンネルがあるのではないだろうか。写真は船尾の方を撮っているのだが、右側に台場エリアが見えてくる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 )
012_250816063 X900 〇船内8F 台場フジテレビ 日航ホテル G7X.jpg 12.台場
先ごろテレビに登場することが多かったが、お台場を象徴するランドマークとなっているフジテレビの建物が見えた。wikipediaによれば、建築家・丹下健三氏が手掛けた巨大プロジェクトの中で最後に直接指揮をとった建築物で、設計は丹下健三・都市・建築研究所が担当した。球体展望室「はちたま」がある。その左には娘たちが結婚式を挙げた日航ホテルも見えた。また、私たちが乗船した東京港晴海客船ターミナルと紛らわしいが、東京国際クルーズターミナルがある。


Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
013_250816068 X900 ▲船内8F G7X.jpg 13.飛行機
夏空の上を羽田空港に降りる旅客機が飛んでいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f11 1/2000秒 37mm ISO125 )
014_250816077 X900 〇船内8F 東京湾 羽田 G7X.jpg 14.東京ゲートブリッジ
次に、ちょっと離れているが東京ゲートブリッジがが見えた。東京港第三航路(東京東航路)を跨ぎ中央防波堤外側埋立地と江東区若洲を結ぶ橋梁である。大田区城南島と江東区若洲間約8 kmを結ぶ東京港臨海道路の一部で、海上を跨ぐ区間の長さが1,618m(横浜ベイブリッジやレインボーブリッジの約2倍)だそうだ。私たちの航路は東京港臨海道路のトンネルの上を行く。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
015_250816078 船内8F 東京湾 羽田 G7X.jpg 15.羽田空港
今度は進行方向右側に羽田空港が見えてきた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 37mm ISO125 )
016_250816086 X900 〇船首 G7X.jpg 16.船首側
時刻は午後5時半だ。船首側へ回ってみた。出港から1時間、まだ、東京湾の中だ。これから浦賀水道を抜けて,太平洋に出ていく。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 10mm ISO125 )

追記:
夕食は8Fの「テラスレストラン八葉」でビュッフェにした。並べられた料理を自分の好きなものを食べるのだが、着席して、飲み物のサービスをはじめ、レストランと同様のサービスがある。飲み物の注文を聞きに来てくれた女性はパプアニューギニアの出身だった。お父さんは亡くなったが、お母さんは日本人で今は日本に住んでいるとのこと。「パプアニューギニアは熱帯の美しいチョウが生息する私のあこがれの国で、若いころは一度行って見たいと思っていた」と話をした。  食後、10Fの「オブザベーションバー36」というところへ行ってみた。ウィスキーのオンザロックを一杯。ジオバニという歌手がギターを演奏して、私たちには懐かしいオールデイーズを歌ってくれた。(オブザベーション・バーとは、船の「展望デッキ」にあたる場所で、船上から海や景色を眺めたり、食事やお茶を楽しんだりする特別な空間を指す。)  船室に戻って、シャワーを浴びて、ぐっすり寝ることが出来た。

2025年9月14日

日帰りツアー 入笠山ハイキング ① 2025年7月13日 長野県富士見町

6月6日に運転免許証を返上した。車の運転は嫌いではないのだが、ゴルフを止め、乱視が進み、物が見難くなったからだ。ゴルフは兎も角として、今まで信州各地や箱根の湿性花園などへ蝶の撮影に行っていたのが制限されそうだ。公共交通機関を利用して行かねばならないが、いずれにしも歳が歳だから、そこは割り切ることにした。

 とはいうものの、やはりシーズンになるとチョウの写真を撮りに出かけたい気持ちは抑えられず、今回は某旅行社の入笠山日帰りツアーに参加を申し込んだ。中央本線の「あざさ」で富士見までを行きそこからバスで「入笠山すずらんゴンドラ」の乗り場までバスで行く。行先が山野草公園、入笠湿原、となっていたので、ゴンドラ頂上駅で解散して、3~4時間程度、自由散策かと思っていたら、前日、ツアコンさんからの電話で、現地のツアーガイドの案内で4時間程度ハイキングをし、そのあと山野草公園で1時間弱の自由時間があるでしょうということだった。ロープウェイの山頂駅で解散して、数時間の自由散策があり、集合時間に集まるのだと思っていたので、ちょっと、思惑と違っていた。

 まあ、久しぶりにツアーガイドについて、咲いている花々の説明を聴きながら、のんびり歩くのも良いかと思い、歩き始めた。一昨年も歩いたことはあるのだが、スズランは終わってしまったのか、ほとんど咲いていない。木道を上がり下がりしながら、進むが結構ペースが速い。
 ハイキングのコースは、始めて、リュックを背負い、右手にRX10M4を持ち、首にZ50に 105mcという装備だったが、木道が平らでないところもあり、バランスを崩しカメラをかばいながら転倒してしまった。弁当や水、雨具などを入れた慣れないリュックを背負っていたので、立ち上がるのが大変で時間が掛かる。参加者は60歳前後の人が多かったが、一行に遅れそうになってしまう。歩くコースは、シーズンには自生するスズランが咲く入笠湿原を歩き、山彦荘のある所で支給されていた昼食のおにぎりを食べる。そこから入笠山の登山道の中腹に広がる花畑まで歩く。以前には数回ここも登っているが、今の自分には少々つらかった。写真を撮りながら歩くのもままならない。途中、傾斜がきつく階段のように道を保護してあるのだが、その段差も大きいところがあって、息切れがして、またバランスを崩し、二度目の転倒、そして三度目の転倒、肘をすりむいてしまった。この間、山彦荘でコムラサキを見た以外、目ぼしいチョウも現れなかった。

 足が疲れてしまい、暑いのと、息が切れて大した登りでもないが、歩行が遅くなり、ツアコン(60代くらいの女性)さんが心配してくれ、付いてきてくれた。ゴンドラ駅まで戻るのは、道はわかるし、先に行ってくれと言っても離れない。

 ゴンドラ頂上駅に着いたら、此処でじっとして休んでいろと言い渡されてしまった。私としてはすずらん山野草公園で写真を撮るために来たのに、そうはいかないのだ。
 次の集合場所は3時50分までにロープウェーの下でと聞いたと思い込み、3時10分に下に下りて、3時40分までまで待ったが誰も来ない。ツアコンに電話してみる。集合場所はロープウェーの下ではなく、バスの乗り場だという。時間丁度に合う。ツアコンさんには少々ご迷惑をかけてしまったが、参加した方々には迷惑をかけずに済んだ。
 今回のツアー参加者は30数名の中に男性が3~4人いたが、他は60代前後の女性ばかりだ。みんな元気だ。擦り傷くらいで、骨折捻挫などなくてよかったが、脚の衰え、年齢を痛感せざるを得なかった。今後は安易にハイキングと銘打つツアーには参加できないなと自覚した。

000_250713055 X700 ◎ゴンドラ頂上 RX10M4.jpg
高原の蝶 ウラギンヒョウモン 2025年7月13日 長野県富士見町 入笠山

001_250713009 X900 富士見駅 ゴンドラのりば バス G7X.jpg 1.中央本線富士見駅からバスで入笠山へ
横浜から横浜線で八王子に出て、「あずさ3号」に乗り、9時43分に富士見駅に着いた。チャーターされたバスが待っていて、入笠山のロープウェイ「ゴンドラすずらん」の乗り場まで10分くらいで運んでくれた。バスの車窓から入笠山のゲレンデが眺められた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 23mm ISO125 )
002_250713017 X700 ゴンドラのりば G7X.jpg 2.ゴンドラに乗る柴犬
入笠山では山頂駅まで「ゴンドラすずらん」に愛犬を乗せて行き、犬とともに散策することが出来る。ゴンドラはリード着用でそのまま乗車可能。 ケージ不要で大型犬もOK。山頂エリアへ快適にアクセスでき、リード着用で「入笠すずらん山野草公園」や「入笠湿原」を歩ける。犬のゴンドラ乗車料金は、片道・往復ともに500円だそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/640秒 37mm ISO3200 )
003_250713050 X900 すずらんゴンドラ RX10M4.jpg 3.ゴンドラからの眺め
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 14mm ISO400 )
004_250713051 X900 すずらんゴンドラ RX10M4.jpg 4.パラグライダー
JMB富士見パノラマパラグライダースクールというがある。ゴンドラの乗り場近くの広々としたゲレンデを風に乗って下りていくのは爽快なことに違いない。1フライト17,000円で、簡単な説明の後、2人乗り用パラグライダーでインストラクターと一緒に、フライトするというのもある。「ゴンドラで高度差800mのテイクオフへ移動」が売りだ。空中での操作はインストラクターにお任せだが、テイクオフとランディングの際には一緒に走る。約1時間を楽しむのだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 168mm ISO125 )
005_250713057 X900 ◎ゴンドラ頂上 RX10M4.jpg 5.ウラギンヒョウモン -1
ロープウェイの頂上駅から入笠湿原に向かう道で、ツアー一行はいったん集合、山岳ガイドさんの説明を聞く。ウラギンヒョウモンがノアザミに来ていた。新鮮だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 121mm ISO640 )
006_250713062 X900 入笠湿原 RX10M4.jpg 6.入笠湿原
通行止めになっているが、車が通れるほどの道を左に入って、少し林道を歩く。何かのミドリシジミが卍飛行をしているが、遅れてしまうので留まって撮るわけにはいかない。すぐに入笠湿原が眼前に広がった。この入笠湿原は何度か歩いているが、キアゲハやウラギンヒョウモン以外、ほとんどチョウが見られないところだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 18mm ISO200 )
007_250713063 X900 ハナショウブ 入笠湿原 RX10M4.jpg 7.ハナショウブ(花菖蒲)
ガイドさんが、アヤメと菖蒲の違い、見分け方について説明しながら歩いて行く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 62mm ISO500 )
008_250713065 X900 アヤメ 入笠湿原 RX10M4.jpg 8.アヤメ(文目、綾目)
こちらはアヤメ。花弁の付け根に黄色と白の模様がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1600秒 143mm ISO1600 )
009_250713068 X900 入笠湿原 RX10M4.jpg 9.山彦荘から見る入笠湿原
入笠湿原を抜けたところ、入笠湿原は、標高約1,730m~1,734mに位置し、面積は約1.85ha。浅間山系のベニヒカゲ多産する地の平湿原と比較すると小さい。リンドウとスズラン辞世する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/2000秒 19mm ISO125 )
010_250713069 X900 山彦荘 RX10M4.jpg 10.山彦荘
山彦荘は開設から53年。入笠湿原を見下ろせる絶好のロケーションである。主人は草花やキノコの専門家。宿の主人が採った山菜やキノコ並ぶ食事が好評。入笠湿原保全のために立ち上げられた民間団体「入笠ボランティア協会」の事務局もここ山彦荘に置かれているそうだ。ここで、歩き始める前に配られた弁当を食べる時間がとられた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/2000 秒 9mm ASA400 )
011_250713075 X900 〇コムラサキ 山彦荘 RX10M4.jpg 11.コムラサキ -1
どこで弁当を食べようかと場所を探していると、コムラサキが現れて路上にとまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000 秒 9mm ASA250 )
012_250713142ts X900 ◎山彦荘 入笠山 Z50 105mc.jpg 12.コムラサキ -2
翅を開く。落ち着いているのでマクロを付けたZ50に持ち替えて撮った。青紫色が鮮やかに輝く。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO220 )
013_250713144 X900 ◎ヒメキマダラセセリ 山彦荘 入笠山 Z50 105mc.jpg 13.アヤメに潜るヒメキマダラセセリ
ヒメキマダラセセリはアヤメの花が好きなようだ。よくこの光景を目にする。雌雄の同定は難しかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3 1/500秒 105mm ISO220 )
014_250713146 X900 〇ラグワット 山彦荘 入笠山 Z50 105mc.jpg 14.ラグワット?
Picture this で検索したところ、キク科の花でラグワットと同定された。和名が分からない。写真を送ってAIに尋ねてみたところ、キオンではないかとの回答だった。だが、逆にキオンでwikipediaで調べて見ると花びら(舌状花)は5個とある。ハンゴンソウあるいはサワギクかもしれない。難しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8 1/1000秒 105mm ISO200 )
015_250713148 900 〇クリンソウ 山彦荘 入笠山 Z50 105mc.jpg 15.クリンソウ(九輪草)
ガイドさんがクリンソウと教えてくれた。wikipediaによれば、山間地の比較的湿潤な場所に生育し、せせらぎや渓谷の湿地などに時に群生する。高さ30-90cmほどになり、日本に自生するサクラソウ科の植物のなかでは最も大型である。花は花茎を中心に円状につき、それが数段に重なる姿が仏閣の屋根にある「九輪」に似ていることから名前の由来となっているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f7.1 1/800秒 105mm ISO200 )
016_250713155 X900 ◎ヒメキマダラセセリ♀ 入笠山 Z50 105mc.jpg 16.ヒメキマダラセセリ♀ -1
山彦荘での休憩を終えて、ツアー一行は入笠登山道に沿う花畑へ移動した。少々急な上りもあり、足場も悪い。前述したように一行についていくのがやっと。いや、ついて行けなかった。写真どころではなくなった。午後1時過ぎに「入笠すずらん山野草公園」に戻ってきた。この黄色い花は、アキノキリンソウだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 105mm ISO200 )
017_250713158t X900 〇ヒメキマダラセセリ♀ 入笠山 Z50 105mc.jpg 17.ヒメキマダラセセリ♀ -2
標高1,780mほどの「入笠すずらん山野草公園」で1時間ほど写真を撮る時間があった。アザミに似ているがこれはタムラソウと思う。ヒメキマダラセセリは各種の花で吸蜜する。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 105mm ISO200 )
018_250713163 X900 ◎ウラギンヒョウモン 山野草公園 入笠山 Z50 105mc.jpg 18.ウラギンヒョウモン♂ -2
高原の蝶の代表でもあるウラギンヒョウモン、ミドリヒョウモンは多く飛んでいた。まだ、発生初期のようで新鮮な個体が多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO200 )
019_250713165 X900 ◎ウラギンヒョウモン 山野草公園 入笠山 Z50 105mc.jpg 19.ウラギンヒョウモン♂ -3
飛んでいるヒョウモン類はすべて♂のようだ。ギンボシヒョウモンはいないかと注意してみたが、すべてウラギンヒョウモンのようだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO200 )
020_250713169 X900 ◎ウラギンヒョウモン 山野草公園 入笠山 Z50 105mc.jpg 20.ギンボシヒョウモン♂
どうやらこの個体はギンボシヒョウモンだと思える個体が現れた。ウラギンヒョウモンと表翅で区別するのは難しいが、前翅下方の翅脈上にある性標が不鮮明であることから、ギンボシヒョウモンだと推定した。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO200 )

2025年8月13日

2025/6/21-24 関西旅行 ② ミナミ繁華街を歩く 2025年6月21日 大阪市中央区・浪速区

髙島屋史料館を観賞して、高島屋東別館の中で一休みした。メニューに「馨和 KAGUA」というクラフトビールがあったので飲んでみたが、なかなか美味かった。1階のシャレたフードコートのような店には、スバル360を思い起こさせるような、可愛い車があった。
 昭和初期の建物である高島屋東別館は重要文化財になっている歴史的建造物である。エレベーターや階段の造りなどもクラシックだった。

 高島屋東別館を出て、広い堺筋を北へ向かってしばらく歩く。この辺りは、看板だけが残っている感じだが、「でんでんタウン」と言われる秋葉原のような電気街だったそうだ。堺筋側の黒門市場の入り口を見て、左(西)へ行くと今宵のホテルのオリエンタルホテルがある。一旦ホテルに戻った。

 夕方6時頃ホテルを出て、ミナミの繁華街を歩く。今晩の夕飯は、たこ焼きとお好み焼きに決められていた。入った店は、「本家大たこ法善寺店」というところだった。雰囲気を味わいながら、本場のたこ焼きと、お好み焼きを堪能して店を出る。
   そこから、道頓堀川へ出て、太座衛門橋を渡り、宗右衛門町を西へ歩き、グリコの看板を見て、戎橋を渡り、人が溢れる道頓堀商店街を歩いてホテルに戻ってきた。少々、疲れてしまった。

000_250621099 X700 道頓堀 G7X.jpg
大阪のランドマークである「道頓堀グリコサイン」

023_250621651 X900 高島屋資料館 G7X.jpg 23.髙島屋東別館のエレベーターホール
重要文化財髙島屋東別館は、建物内の構造物も"史料"である。そのホームページを見ると、「昭和のはじめに松坂屋大阪店として建築され、地域と共に時を刻んできた歴史的な建築物です。設計は鈴木禎次(1870~1941)。建物全体はヨーロッパ歴史様式にアール・デコ調の装飾デザインが取り入れられ、特に堺筋に沿って続く11連アーチのアーケードや所どころに施されたアカンサス(ハアザミ)の葉をモチーフにしたテラコッタ(素焼きの焼物)の装飾、内部のエレベーターや階段まわりの細やかな装飾など、建築的に価値のある見どころが随所に残っています。」と述べられていた。エレベーターの両脇には黒大理石張りの柱が立っていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/500秒 9mm ISO3200 )
024_250621664 X900 高島屋資料館 エレベータ入口灯り Z50 Z18-140.jpg 24.髙島屋東別館のエレベーターの照明
エレベーターの扉の上のアーチにある照明灯は凝ったデザインになっていた。エレベーターは東洋オーチス社製のギヤレスマイクロドライブで、31人乗り、毎分約107mのスピードは当時の最新式だったそうだ。現在、当時のカゴは撤去されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 28mm ISO2500)
025_250621661 5900 高島屋資料館 Z50 Z18-140.jpg 25.髙島屋東別館のエレベーターホールと階段
壁は黄色大理石張りで、この正面エレベーターホールに相応しい美しさを感じる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/500秒 9mm ISO3200 )
026_250621667 X900 高島屋資料館 Z50 Z18-140.jpg 26.小さなクラッシック・カー -1
1階に下りて来た。コミュニティーフードホール(レストラン)というところに赤い小さなクラッシック・カーが展示されているのが目に付いた。時間は午後3時半だったので、お客さんの姿はない。店内にいた女性に「車の写真を撮らせていただいていいですか」とお願いし「OK」をいただいて撮った。その女性にこの車の名称を訊ねてみたが「存じません」との答えだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/125秒 18mm ISO6400)
027_250621668 X900 高島屋資料館 Z50 Z18-140.jpg 27.小さなクラッシック・カー -2
旅行から戻って、AI(チャットGPT)で、撮った写真を添付して尋ねてみた。フランス製の「Arola 4H」という超小型自動車(マイクロカー)だと返事があった。メーカーはArola(アローラ社、フランス)、モデル名は4H、製造時期は1970年代後半〜1980年代初頭、エンジンは多くは49cc〜125cc程度の原付用エンジンでモデルによって異なるそうだ。座席数は1人または2人用で見てもわかるように非常に狭い。構造はFRP製(繊維強化プラスチック Fiber Reinforced Plastics で作られた製品)といい、軽量で簡易的な構造だとのこと。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/400秒 28mm ISO6400)
028_250621669 X900 高島屋資料館 Z50 Z18-140.jpg 28.小さなクラッシック・カー -3
フランスでは、この車の特定の年式のものは一時期、免許なしで運転可能な「sans permis(サン・ペルミ)」車として扱われていたそうだ。サン・ペルミを検索していたら、https://ameblo.jp/hobbyandlife/entry-12880128248.html というサイトを見つけ、そこには、「フランスでは14歳から乗れる自動車規格があり、免許無し車両「Voitures sans permis(ヴォワチュール・サン・ペルミ)(英:cars without permission)」と呼ばれる超小型車が存在します。これはAMというヨーロパ共通カテゴリー(原動機付き四輪)で、私が知る限り、イタリアやスペインにも同様のカテゴリーがあります。」という記述があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/400秒 28mm ISO6400)
029_250621679 X900 堺筋 Z50 Z18-140.jpg 29.大阪の日本橋
髙島屋東別館を出てきたところは、日本橋(にっぽんばし)というところだった。ここは堺筋の「でんでんタウン」と呼ばれるところである。言ってみれば、大阪の秋葉原である。北はなんさん通りから南は名呉橋跡(高津入堀川を埋立)に架かっていた名呉橋跡の阪神高速1号環状線えびす町入口付近までの堺筋(日本橋筋)周辺に展開している。だが、西日本一の電気街も今は「煮詰まった電気街」と言われてしまうようだ。大手電機メーカーの看板が残っていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 28mm ISO200)
030_250621682 X900 堺筋 Z50 Z18-140.jpg 30.黒門市場の入り口
道幅の広い堺筋を北へ歩くと、右側に黒門市場の入り口が見えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f11 1/500秒 28mm ISO220)
031_250621686 X900 千日前 Z50 Z18-140.jpg 31.なんば千日前通り
堺筋を黒門市場の入り口あたりから、左(西)へ曲がる。4時半ごろ、一旦オリエンタルホテルに戻った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 20mm ISO280)
032_250621069 X900 難波 大たこ G7X.jpg 32.夕食はたこ焼きとお好み焼き
夕方6時が近くなったころ、4人はまずたこ焼きとお好み焼きを食べに、南の繁華街へと繰り出した。娘がスマホで調べてくれて、道頓堀の一本手前の法善寺横丁にある「本家大たこ法善寺店」という店を目指した。たこ焼きは、柔らかく、ふんわりとしていてうまかった。お好み焼きは自分たちで焼くのではなく、焼き上げて運ばれてきたのが、ちょっと物足りなかったが、味は良かった。近くに法善寺があったのならお参りしてくればよかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO125 )
033_250621079 X900 道頓堀 G7X.jpg 33.道頓堀へ
1時間ほどたこ焼きとお好み焼きで過ごした後、道頓堀川にかかる太座衛門橋を目指してキョロキョロしながら街を歩く。横丁には、大阪らしい「こなもん天国」という店もあり、道にテーブルと椅子が張り出して置かれ、お客さんで賑わっていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1600 )
034_250621077 X900 道頓堀 G7X.jpg 34.太座衛門橋を渡る
道頓堀の賑やかな通りへ出て右へ、道頓堀川の太座衛門橋を渡り、宗右衛門町を西へ歩いた。今日は6月21日土曜日だ。さすが賑やかだ。写真は道頓堀商店街。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 )
035_250621082 X900 道頓堀 G7X.jpg 35.道頓堀川 太座衛門橋の上から
道頓堀川の太座衛門橋の上から戎橋方面を撮った。宗右衛門町側には「とんぼりパーククルーズ」という遊覧船の乗り場がある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 26mm ISO1250 )
036_250621088 X900 道頓堀 G7X.jpg 36.太座衛門橋の猫
太座衛門橋の上に台車に乗せられたトラ猫が腹を見せてじっとしていた。乳母車の猫の頭の上には、チッフ入れてくれと言わんばかりの丸い缶が置かれていた。傍に飼い主さんがいるようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 11mm ISO1600 )
037_250621093 X900 道頓堀 G7X.jpg 37.道頓堀川端の道
道頓堀川の遊覧船の太座衛門橋船着場がある賑やかな道を、戎橋の北詰へと歩いた。行き交う人が多く、歩くのも苦労する。川沿いの飲食店のテラス席は外国人観光客が多い。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 23mm ISO2000 )
038_250621096 X900 道頓堀 G7X.jpg 38.戎橋
タイガースが優勝するとファンが道頓堀川に飛び込む戎橋の北側にたどり着いた。トップの写真もご覧いただきたい。大阪のランドマークである「道頓堀グリコサイン」が見えるが、グリコのホームぺージによると、その大きさは 高さ 20.00m × 横幅 10.38m、 点灯の仕組みは LEDチップ 約14万個、点灯時間 日没後~24時 となっている。今、ちょうど7時だ。6月21日は一年で最も昼が長い夏至で、調べて見ると大阪の日没時間は午後7時15分だった。どうも暗いなと思ったら、まだ点灯の時間である日没時間になっていなかったのだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 28mm ISO160 )
039_250621101 X900 道頓堀 G7X.jpg 39.戎橋の上から太座衛門橋方面を眺める
左側にさっき通ってきた太座衛門橋船着場が見える。舟がひっきりなしに出入りしているようだ。左側には、黄色いタワーになっているドン・キホーテが見えるが、このドン・キホーテの上部に「道頓堀大観覧車えびすタワー」がある。右側には、有名な「かに道楽」があり、その正面は道頓堀商店街の通りに面している。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 11mm ISO320 )
040_250621105 X900 道頓堀 G7X.jpg 40.道頓堀 -1
道頓堀という名称は地名であり、道頓堀商店街の通りの名称も道頓堀という。ここはこの「食い倒れ」の看板がある戎橋の南詰で、ここから東へ道頓堀商店街が始まる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO500 )
041_250621108 X900 道頓堀 G7X.jpg 41.道頓堀 -2
いま、「金龍ラーメン」というのが人気なのだろうか? 賑わっている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2000 )
042_250621110 X900 道頓堀 G7X.jpg 42.難波センター街入口
小一時間、大阪ミナミの繁華街を垣間見て、ミナミ千日前商店街の通りへ戻ってきた。今宵のホテルの手前の右側に「難波センター街」のアーケードがあった。明るい時は気が付かなかったが、夜になると賑やかで人通りも多い。さすが、ミナミ繁華街は広域で厚みもあるなと実感した。千日前という名前は、wikipediaによると、難波にある法善寺と竹林寺(現在は天王寺区に移転)で千日念仏が唱えられていたことから、両寺(特に法善寺)が千日寺と呼ばれ、その門前であることに由来するとあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 14mm ISO1250 )

2025年7月24日

川越散策 ① 菓子屋横丁、蔵造りの街並み 2025年5月28日 埼玉県川越市

5月28日、友達と5人で川越へ行く。
 4月2日に幸手権現堂桜堤の桜と菜の花、古河公方公園のハナモモを見る日帰りバスツアーで、1時間ほど川越の蔵造りの町並みを歩いてきたのだが、今回の川越観光は昨年暮れに、来年は川越に行こうと友人たちと決めたことだった。
 川越で鰻を食べることもその目的であったが、鰻を食べる店を決めて、予約をするのが私の役目だった。何人かの"川越通"の方々に意見を聞いたが、推されたのは「小川菊」だった。予約は1週間前の10時から受付けられるが、その日に「小川菊」電話したところ、話し中でなかなかつながらない。何回かかけて、20分ほど経ってつながり、予約できた。正午に予約しようとしたが、昼の時間の予約は11時からの席のみだった。

 友人の一人が、川越に詳しかった。集合時間や場所、この日の散策のコースを計画してくれた。
 池袋8時30分発の東武東上線急行に乗って、川越に着くのが9時5分、改札を出たところで集合する。副都心線などを利用して、いろいろな行き方がある。私たち夫婦は、杖を突くかみさんと、方向音痴の私なので余裕をみて、池袋を8時15分に出る急行に乗った。
 無事、集合し、川越駅前からバスに乗り、札ノ辻で下車。そこから菓子屋横丁→蔵造りの街並みを歩いて、時の鐘・りそなコエドテラスを巡って→大正浪漫夢通りに。そこに鰻の老舗「小川菊」があった。

000_250528091 X700 蔵造りの町並み りそなコエドテラス 頭取室G7X.jpg
りそなコエドテラスの2階から眺めた蔵造りの街並み 2025年5月28日 川越市 蔵造りの街並

001_250528008 X900 川越菓子屋横丁入口 G7X.jpg 1.「菓子屋横丁」入口
バスを札ノ辻で降り、交差点を西へ歩く。しばらく行くと左手に「これより菓子屋横丁」という表示があったが、ここは左に入らずにまっすぐ進む。。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
002_250528012 X900 川越菓子屋横丁 G7X.jpg 2.「菓子屋横丁」の案内図
案内図にある焼き団子の「池田屋本店」などの前を通ってこの案内図のところに出た。ここから左へ入る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
003_250528014 X900 川越菓子屋横丁 G7X.jpg 3.「菓子屋横丁」
カルメ焼きの「吉仁製菓」と、川越名物「小江戸蔵まんじゅう」の店の間の横丁をまっすぐ北へ進む。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
004_250528015 X900 川越菓子屋横丁 G7X.jpg 4.「大黒棒 (麩菓子)」
横丁が突き当たる手前の左側の店先に「大黒棒」というのが並べられていた。ここは小江戸茶屋という駄菓子屋さんだ。ホームページには、「昔懐かしい駄菓子から、サツマイモを原料としたお菓子はもちろんのこと、遊び心溢れたとても長い麩菓子「大黒棒」を川越菓子屋横丁で初めて販売開始。今では数種類の長い麩菓子が川越のあちらこちらで見かけるようになり、川越菓子屋横丁の風物詩になりました。」と書かれていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
005_250528016 X900川越菓子屋横丁 G7X.jpg 5.風情のある建物
大黒棒の店の角を左に曲がる。蔵造りではないが古い木造の店が並ぶ。左側に「彩香」という漬物と菓子の店、その向こうに昔の技を今に伝えるという組みあめ「玉力製菓」、右側には麩菓子の「松陸」、ベーゴマも売っている芋菓子「よしおかYA」、手作りの飴玉各種「松本製菓」、川越わらび餅などの「菓匠右門」と、さすが菓子屋横丁というだけある店が並んでいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 21mm ISO160 )
006_250528021 X900 川越菓子屋横丁 G7X.jpg 6.新しい店
突き当りを左へ行くと、店内の照明も明るい新しそうな菓子店があった。2人の女性が店の前で客を招き入れていた。今年の2月にここに川越店としてオープンし、同じ名称の店が2023年11月に京都伏見にオープンしている。川越に8店舗を持つ、株式会社寺子屋という土産物を販売する会社の経営だそうだ。2.の写真の菓子屋横丁案内図にはない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 )
007_250528032 X900 まつり会館裏 G7X.jpg 7.「川越まつり会館」の裏手
菓子屋横丁を出る。これから行く川越蔵造りの街並みの通りに川越まつり会館がある。菓子屋横丁の蔵造りの街並み(一番通り)と並行する菓子屋横丁の側(寺町通り)からその後ろ側を見たところだ。毎年10月の第3土日に行われる川越まつりの山車の収納庫があるようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 37mm ISO125 )
008_250528035 X900 札ノ辻 G7X.jpg 8.「蔵造りの街並み」 北側の始まり
札ノ辻の交差点に戻り、右(南)へ。ここから一番街の蔵造りの町並みが始まる。小江戸川越ウェブというサイトには、「江戸時代、川越藩主松平信綱の町割りによって、通りに店が向かい合う形の家並みができあがったが、度重なる大火のため幕府がかわらぶきを奨励し、火事に強い建物として江戸の町で土蔵造りが流行した。これによって商業で江戸と結び付きが強かった川越でも、蔵造りの商家が建つようになった。 現在の蔵造りの多くは、川越大火後に建てられたもので、今も30数棟が残る。大正12年、関東大震災やその後の戦災によって東京の蔵造りが姿を消したこともあり、江戸の景観を受け継ぐ重要な歴史的遺産として、「時の鐘」をはじめとするこの一番街周辺は、平成11年12月1日に重要伝統的建造物群保存地区に選定された。」と説明されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 30mm ISO125 )
009_250528039 X900 札ノ辻から蔵造りの町並み G7X.jpg 9.「大澤家住宅」
南に向かって歩き始めてすぐに、左側に「大澤家住宅」があった。今は「小松屋」という屋号だが、店内は江戸時代の呉服屋のおもむきを残している。 和小物を中心に山車のミニチュア、時の鐘ストラップ等 川越の民芸品の店である。まだ開店前の店の中を覗き込む観光客の姿があった。wikipediaによれば、この蔵造りの建物は、寛政4年(1792年)の建造で、の川越大火(1893年)の焼失を免れた川越最古の蔵造りで、現存する関東地方最古の蔵造りでもある。国の重要文化財の指定を受けている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 18mm ISO200 )
010_250528041 X900 札ノ辻から蔵造りの町並み 路地 G7X.jpg 10.路地 建物の壁
路地があって、その建物の壁が印象に残った。これは出格子(でごうし)または千本格子と呼ばれる伝統的な建築様式の一種で、特に川越の蔵造りの町並みでよく見られるものだそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 16mm ISO125 )
011_250528047 X900 札ノ辻から蔵造りの町並み G7X.jpg 11.「時の鐘」付近
川越のシンボルである「時の鐘」は蔵造りの街並の一番街の通りには面していない。大澤家住宅のちょっと先を左に入ったところの左側にある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
012_250528049 X900 札ノ辻から蔵造りの町並み G7X.jpg 12.蔵の街にも
蔵の街にもこんな店があった。川越を観光する人たちは、若いお嬢さんがたも多い。写真で見ると、この店は、川越に8店舗ある株式会社寺子屋さんの「みっふぃーベーカリー」のようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 11mm ISO125 )
013_250528050 X900 札ノ辻から蔵造りの町並み G7X.jpg 13.「蔵のキッチン&ベーカリー」
お店には「みっふぃー蔵のキッチン&ベーカリー」と書かれた看板が掛けられていた。これも、これからの蔵の街での生き方だ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1250秒 11mm ISO125 )
014_250528052 X900 札ノ辻から蔵造りの町並み G7X.jpg 14.店じまい
「明治・大正・昭和・平成・令和と長きにわたり、あきないを続けてまいりましたが、高齢の為、令和六年十二月末日にて店を閉じることにいたしました。今までのご愛顧を心から感謝申しあげますと共に、ご迷惑をおかけすることを深くお詫び申し上げます。」という張り紙がされていた。「松岡種苗店」という種子屋さんの、歴史が沁み込んだ貫禄のある立派な板の看板である。中を覗いてみると、まだ、商品の種の袋などが並んでいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO320 )
015_250528059 X900 札ノ辻から 時の鐘 G7X.jpg 15.「時の鐘」
通りの右側に「川越まつり会館」がある辺りを左に入ると、「時の鐘」が現れた。wikipediaによると、「川越の蔵造りの街並みを代表する観光名所で市のシンボルとなっている。地元では鐘撞堂(かねつきどう)と呼ばれることが多い。3層構造の塔で、高さは16m。古くは鐘撞きが決まった時間に時を知らせていたが、現在では自動で1日4回(午前6時、正午、午後3時、午後6時)川越城下に時を知らせている。」と解説されていた。前の道が広くないので、全体を入れて撮る構図が難しい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 9mm ISO125 )
016_250528060 X900 札ノ辻から 時の鐘 G7X.jpg 16.「薬師神社」
「時の鐘」の塔をくぐって中に入ると、「薬師神社」の境内になっていた。神社は病気平癒、特に眼病に対してご利益があるとされる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 37mm ISO125 )
017_250528071 X900 札ノ辻から 時の鐘 G7X.jpg 17.「時の鐘」の鐘
「薬師神社」の境内から「時の鐘」の塔を眺めると、鐘と撞木(突き棒)が見えた。wikipediaによれば、江戸時代の寛永年間に川越藩主・酒井忠勝によって建設されたのが始まりであるが、火災によりたびたび焼失しており、1654年(承応3年)正月には川越藩主の松平信綱が椎名兵庫に命じて新たな鐘を鋳造させたといわれる。現在の鐘楼は4代目で、1893年(明治26年)に起きた川越大火の翌年に関根松五郎の設計で再建されたものである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 30mm ISO125 )
018_250528075 X900 札ノ辻から蔵造りの町並み G7X.jpg 18.「陶舗やまわ」
「時の鐘」の路地を出て、蔵造りの街並みの通りに戻る。「陶舗やまわ」という暖簾の下がった大きな蔵造りの店があった。陶舗やまわの店蔵は、川越大火後の明治26年に建てられ、現存する入母屋形式の土蔵造りとしては日本で最大級の規模だそうだ。「陶舗やまわ」として営業している建物は、もともと「原家」の商家住宅だった。通りから見る店蔵には5っの重厚な観音開きの窓が見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250 14mm ISO125 )
019_250528080 X900 札ノ辻から蔵造りの町 G7X.jpg 19.「陶舗やまわ」 大きな屋根の上
「陶舗やまわ」を右に廻って南側から眺めると、軒蛇腹の上に大きな千鳥破風が見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1250秒 10mm ISO125 )
020_250528081 X900 札ノ辻から蔵造りの町 G7X.jpg 20.「陶舗やまわ」 大きな鬼瓦
「陶舗やまわ」の屋根には、その角に大きな鬼瓦があった。鬼瓦は魔除けや火除けの意味を込めて設けられる。特に商家や寺社仏閣に見られ、家の繁栄と安全を願う縁起物でもあるそうだ。この「陶舗やまわ」 の大きな鬼瓦は非常に精巧で、圧倒される。瓦職人の高度な技術が使われており、川越の蔵造りの町並みにふさわしい格式と意匠美が表現されている。「陶舗やまわ」は、陶器商として栄えた原家が大正時代に建てた店舗であり、鬼瓦にも当時の商家の繁栄と威厳を示す意味が込められているという。関東大震災以降に防火を意識した蔵造りの建築が復興の象徴となり、川越の町並みに調和するよう設計されたそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO160 )
021_250528084 X900 札ノ辻から蔵造りの町並み 日蓮宗行傳寺 G7X.jpg 21.「日蓮宗 行傳寺」
路地の先には「行傳寺」というお寺が見えた。川越にはお寺が多い。川越は江戸時代に小江戸と呼ばれ、川越藩の城下町として栄え、城下町では幕府の当時を安定させる目的で、寺社の建立が奨励されていたそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
022_250528086 X900 蔵造りの町並み りそなコエドテラス G7X.jpg 22.「りそなコエドテラス」
蔵造りの町並みを3分の2ほど歩くと、ひときわ目立つ3階建ての洋風の建物が現れた。ここは埼玉りそな銀行の前身銀行の一つである旧第八十五銀行本店として、1918年に現在の場所へ移転新築された。1996年に国の登録有形文化財として埼玉県で第1号の登録を受け、2023年で築105年の建物だそうだ。老朽化に伴い2020年6月に支店としての営業を終え、修繕工事を経て、コエドテラスがGRAND OPENした。ちなみにりそな銀行の前身は、大和銀行とあさひ銀行である。2003年3月に、大和銀行とあさひ銀行が合併し、りそな銀行となった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 21mm ISO125 )
023_250528090 X900 蔵造りの町並み りそなコエドテラス 頭取室G7X.jpg 23.旧頭取室
りそなコエドテラスの中に入ってみた。1階はレストランなどがあって、2階に上がると、蔵造りの街並に面した角に旧支店長室があった。この建物で最も良い位置だと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 )
024_250528105 X900 蔵造りの町並み りそなコエドテラス マサキ G7X.jpg 24.マサキ(柾、正木)
りそなコエドテラスのテラス席(展望台)から蔵造りの町並みを見下ろした後、建物の外に出た。建物の後ろ側に、見慣れぬ黄色い花が咲いていると思って近寄って見ると、花ではなく葉だった。後でPictureThisで検索してみると、それはマサキの葉だった。若葉は白っぽく、成長するにつれて明るい黄緑色になる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 12mm ISO125 )
025_250528110 X900 蔵造りの町並み 法善寺 G7X.jpg 25.「法善寺」
時刻は10時50分。そろそろ腹が空いてきた。りそなコエドテラスを出て「大正浪漫夢通り」へと歩く。そのすぐ左側の路地の先に法善寺というお寺があった。この寺は真宗大谷派寺院の法善寺といい、もとは真言宗寺院として丹波国氷上郡にあったが、寛正元年(1460年)に法印良應が当地へ移し、その後浄土真宗に改めたという。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 27mm ISO125 )
026_250528115 X900 蔵造りの町並み 電気ボンネットバス G7X.jpg 26.日本初電気ボンネットバス
目の前を見慣れぬバスが通った。「小江戸巡回バス」だ。カメラが追い付かず、そのボンネットは撮れなかったが、後ろの窓に日本初電気ボンネットバスと書かれていた。調べて見ると、このバスは、イーグルバス株式会社が、中国製の電気バスをベースに日本で改造したオリジナルモデルだという。日本で走る電気ボンネットバスとしては「初」なのだろうが、「日本初」と謳うのはちょっとおこがましいような気がする。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 )

2024年9月27日

北仲ノット と 新しい横浜市役所 ② 台湾ウィーク in 横浜 2024 2024年9月18日 横浜市中区 横浜市役所

一旦、みなとみらい線馬車道駅へ下りて駅構内を桜木町方面にまわりこみ、2aという市役所へ直結の出口を上がった。1階に出るとその右側は市役所のアトリウムになっていた。台湾ウィークの幟が見える。 ここに来るまでは台湾ウィークの内容を知らなかったが、中に入って見ると、特産品の紹介・販売をする出店が並んでおり、その中を歩く。
 台湾と言えば、蝶のメッカである。2011年に行ったときは台北からタクシーで大屯山という、多くの蝶を産するところへ行った。始めて見る蝶も多いが、日本の南西諸島にいる蝶もいた。この時は少し季節的に早かったようで蝶の数は多くなかった。また、2019年に行ったときは、台湾MRTに乗って台北市動物園へ行き、その敷地内にある「虫虫探索谷」を歩いた。
 台湾の観光地の情報を得たかったが、隅の方に貼ってあった有名観光地の写真と地図を見るのにとどまった。実は台湾には世界遺産は一つもないという。「臺灣全エリアガイドマップ」というのをいただいてきた。
 一通り見て回り、レストランのある2階へ上がって見る。アトリウムは3階の吹き抜けになっていて、2階からも、3階からもアトリウムの台湾ウィークの会場を眺められた。少し時間は早かったが2階の「海風季」というところで食事をした。
 2階からはJR桜木町駅に行ける歩行者専用道が設けられていた。

000_240918104 X700 横浜市役所 2階から 台湾ウィーク G7X.jpg
「台湾ウィークin 横浜 2024」のアトラクション 三太子 2024年9月18日 横浜市役所アトリウム

023_240918073 X900 横浜市役所 1階アトリウム G7X.jpg 23.横浜市役所 1階 アトリウム -1
みなとみらい線馬車道駅の1a出口の階段を上がると、市役所のアトリウムの前だった。台湾ウィークの幟が誘う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f5.6 1/1250秒 9mm ISO250 )
024_240918075 X900 横浜市役所 1階アトリウム 台湾ウィーク G7X.jpg 24.横浜市役所 1階 アトリウム -2
11時。台湾ウィークは10:00 会場だが、すでに大勢の入場者が見える。8代目の横浜市役所は、高さ155m、地上32階で2020年5月に竣工したそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4.0 1/1250秒 9mm ISO200 )
025_240918076 X900 横浜市役所 1階アトリウム 台湾ウィーク G7X.jpg 25.「台湾ウィークin 横浜 2024」の賑わい
入口を入った。ChatGPTにその出展点数を訊ねてみたところ、このイベントでは、約15店舗が台湾の名産品やグルメを提供し、多くの人々が台湾の文化や食を楽しむ場となったと教えてくれた。店舗数はもう少し多かったように見えたが。最初のお店は台湾銘茶・茶器の店だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1250秒 9mm ISO250 )
026_240918077 X900 横浜市役所 1階アトリウム 台湾ウィーク G7X.jpg 26.台湾の世界遺産?
こんなポスターがあった。「台湾には世界遺産が一つもありません」と書かれている。意外に思ったが台湾には世界遺産がないそうだ。「台湾には日本統治時代に八田紘一義氏が建造した烏山頭ダムや、雄大な太魯閣渓谷などユネスコの世界遺産に登録されるべき、文化遺産、自然遺産が数多くあります。しかしながら、台湾は国連に加盟していないため、申請すら行えずこれらは現在も世界遺産として一箇所も登録されていません。」と続けられていた。台湾の文化部文化資産局では、2002年に調査を開始し、世界遺産の候補地として選定された18ヵ所が紹介されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO320 )
027_240918078 X900 横浜市役所 1階アトリウム 台湾ウィーク G7X.jpg 27.台湾ウィークのステージ
会場にはステージが設けられていた。何かアトラクションがあるのかもしれない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.0 1/1250秒 9mm ISO250 )
028_240918080 X900 横浜市役所 1階アトリウム 台湾ウィーク G7X.jpg 28.台湾のゆるキャラ?
そのステージの向こう側に3体のキャラクターが並んでいた。いわゆる ゆるキャラ とはちょっと違う。何だろうと思いながら写真を撮った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO320 )
029_240918082 X900 横浜市役所 1階アトリウム 台湾ウィーク G7X.jpg 29.台湾ビール
喉が渇いた。台湾ビールを並べた店があった。「冷えていますか」と聞いたところ、ビールは冷えていないという。冷やすのが間に合わないらしい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 19mm ISO800 )
030_240918081 X900 横浜市役所 1階アトリウム 台湾ウィーク G7X.jpg 30.Guava & Rose Apple Beer
「これなら冷えてます」と差し出された缶にはGuava & Rose Apple Beer と書かれていた。何でもいいやと思い、買って飲んだ。それはフルーティーなチュウハイ風だった。意外と美味しかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 19mm ISO640 )
031_240918087 X900 横浜市役所 1階アトリウム 台湾ウィーク G7X.jpg 31.台灣啤酒
一番右側に並べられている「台灣啤酒」は台湾で最もポピュラーなビールのようだ。台湾へ行ったときにはよく飲んだ。「台灣啤酒」の前身は、1920年 に、 日本の台湾統治下において高砂麦酒が台北州にビール工場を設立し、醸造を始め、「高砂麦酒」(高砂ビール)を販売開始したことに始まるそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 23mm ISO500 )
032_240918090 X900 横浜市役所 2階から 台湾ウィーク G7X.jpg 32.2階から眺めた台湾ウィーク
一通り見て回ったが、特に買うものはなかった。2階には食堂もあるというので、少々早いが昼飯にしようと思い、アトリウムのわきについていた階段を上がる。階段を上がったところからアトリウムを見下ろせた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO250 )
033_240918095 X900 横浜市役所 2階フロア 台湾ウィーク G7X.jpg 33.2階のレストラン
アトリウムから階段を上がって、台湾ウィークのフロアを見ながら左へ進んでいくと、9/14~10/14にズーラシア動物園に隣接した里山ガーデンで開催されている「里山ガーデンフェスティバル」の看板があり、その先にイタリアン、中華、和食など4~5軒のレストランが見えた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 15mm ISO3200 )
034a_240918097 X900 横浜市役所 2階「海風季」 台湾ウィーク G7X.jpg 34. 寿司と山形蕎麦の店「海風季」-1
前の写真で一番先にあった「海風季」に入った。寿司と山形蕎麦の店のようだ。まだ席は空いていた。板さんのいるカウンター席の上を見ると、炙りしめ鯖、馬刺し、サザエ、アワビ、あさりバター、牛タン、鮮魚のなめろう、など酒好きにはたまらない札がかかっている。きっと、市役所の職員さん達が、夜に仲間とノミニケーションをしに来るのだと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 15mm ISO3200 )
035_240918099 X900 横浜市役所 2階「海風季」 台湾ウィーク G7X.jpg 35.寿司と山形蕎麦の店「海風季」-2
「海風季」の店先。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 )
036_240918101 X900 横浜市役所 3階から桜木町へ 台湾ウィーク G7X.jpg 36.市役所2階からJR桜木町駅へ
3階にも上がって見た。3階の窓からはJR桜木町駅方面への歩行者専用道が眺められた。2020年6月に、新庁舎の2階から大岡川を越えてJR桜木町駅の新南口を結ぶ、歩行者専用の「さくらみらい橋」が開通している。市庁舎を利用する人や職員さんは、雨の日も傘を差さずに来られる。正午になった。上の階から大勢の職員の人たちが切れ目なく下りてきた。昼休みで食事に行くのなのだろう。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f3.5 1/1250秒 9mm ISO160 )
037_240918106 X900 横浜市役所 2階から 台湾ウィーク G7X.jpg 37.ステージのアトラクション 三太子
JR桜木町へは行かないで、みなとみらい線馬車道駅から電車に乗ろうと思い、アトリウムへ下りようと上がってきた階段のある所へ戻った、そこからアトリウムを見下ろすと、来た時にステージの奥で台湾のゆるキャラかなと思って見ていたキャラクター3体がステージで踊っている。帰宅してからネットでいろいろ検索をしていると、ステージのアトラクションの予定表を見つけた。それには3月18日正午からは「三太子」とあった。これだと合点がいった。三太子とは台湾の神様で、これは近年の流行で、テクノ調の音楽で踊る「電音三太子」だという。伝統と現代が意外なところで融合しているのだ。三太子は台湾全土でみられるが、高雄には哪吒三太子〈なたさんたいし〉を主神として祀る、台湾最大の三太子廟「三鳳宮」があるそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1250秒 9mm ISO200 )
038_240918114 X900 みなとみらい線関内駅 G7X.jpg 38.みなとみらい線馬車道駅
帰路につく。みなとみらい線馬車道駅に下り、改札口に向かう西側コンコースに、長さ45mにもなる大きなレリーフ壁画「横浜開港史」があった。この壁画は横浜銀行旧本店の1階営業室正面に設置されていたレリーフの壁画で、旧横浜高等工業学校(横浜国立大学)の教授、中村順平氏に制作を依頼した作品とのこと。当時の建築家が手掛けた至玉の一作は取り壊されることなく、歴史を伝える遺構として展示されている。今まで、みなとみらい駅や日本大通り駅はしばしば乗り降りするが、馬車道を利用することはなかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/250秒 14mm ISO3200 )