Birdsアーカイブ: Studio YAMAKO

2025年12月 4日

保土ヶ谷公園の秋 ② 2025年10月28日 横浜市保土ヶ谷区

朝のうちは雲が多かったが、10時過ぎには晴れ間が出てきた。運転免許返上で3年間無償利用できる横浜市営バスに乗って、保土ヶ谷公園へ行く。日が当たると暖かい。

 公園の雑草であるセイタカアワダチソウは、その大部分が刈り取られていたが、刈り取り難い場所でわずかに花を咲かせて残っていた。ウラナミシジミが活発に飛び回る、その花にとまって吸蜜する。Nikkor Z50-250mmで撮るが、望遠端250mmでの最短撮影距離が1mで、シジミチョウのような小さなチョウは、大きく撮れるほど近寄れない。

 上池から下池の方へ歩いていた時、何かが飛んできて梢にとまった。ヒヨドリかと思って見ると、腹が黄色い。帰宅して調べて見るとジョウビタキだった。ここでは、初めてみた。

 辻広場の辺りは、ミミジバフウや、イロハモミジが美しく紅葉するが、まだまだだった。

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保土ヶ谷公園 案内図 神奈川県立保土ヶ谷公園ホームページより

000_251028047 X700 ◎保土ヶ谷公園 ジョウビタキ Z50 Z50-250.jpg
ジョウビタキ♂ 2025年10月28日 保土ヶ谷区県立保土ヶ谷公園

001_251028008 X900 ◎保土ヶ谷公園 Z50 Z50-250.jpg 1.ウラナミシジミとセイタカアワダチソウ -1
刈り取られずに残ったセイタカアワダチソウが黄色い穂をなびかせ、飛び交うウラナミシジミを呼んでいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/800秒 175mm ISO200 )
002_251028011 X900 ◎保土ヶ谷公園 ヤマト Z50 Z50-250.jpg 2.ヤマトシジミ
ヤマトシジミ♀の寒冷期型の翅表が濃紺に輝く個体を撮りたいので、開翅を待ったが、開いてくれないまま飛び去ってしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/800秒 175mm ISO200 )
003_251028019 X900 ◎保土ヶ谷公園 ウラナミ Z50 Z50-250.jpg 3.ウラナミシジミとセイタカアワダチソウ -2
♀だった。ウラナミシジミも翅を開いてくれないと雌雄が判らない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 175mm ISO450 )
004_251028015 X900 ◎保土ヶ谷公園 ウラナミ・ヤマト Z50 Z50-250.jpg 4.ウラナミシジミとヤマトシジミ
両方に焦点が合うようにカメラの位置を動かしてトライした。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 175mm ISO350 )
005_251028028 X900 ◎保土ヶ谷公園 Z50 Z50-250.jpg 5.モンキチョウ
今年はモンキチョウを見ることも少なかった。モンキチョウは10月中旬くらいまで年数回発生する。コセンダングサ(小栴檀草)に飛来した。コセンダングサは痩果の先端には棘があり、いわゆる「引っ付き虫」だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 250mm ISO200 )
006_251028035s X900 ◎保土ヶ谷公園 ヤマト Z50 Z50-250.jpg 6.ヤマトシジミ
コセンダングサもチョウの好きな花なのだ。時折、キタテハも来る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 250mm ISO200 )
007_251028041 X900 ◎保土ヶ谷公園  Z50 Z50-250.jpg 7.コノシメトンボ♂
コノシメトンボ(小熨斗目蜻蛉)は トンボ科アカネ属のトンボの一種。和名は「小型のノシメトンボ(アキアカネ)」の意である。日本のほぼ全国(北海道から九州、一部離島)に分布する。写真のように♂は胴が赤い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 250mm ISO200 )
008_251028042 X900 ◎保土ヶ谷公園 ヤマト Z50 Z50-250.jpg 8.ヤマトシジミ寒冷期型
暑いときに発生するヤマトシジミ♀の翅表は一面真っ黒である。それはそれで魅力があるが、寒くなってから発生する♀は写真のように濃紺の鱗粉がちりばめられ、いっそう魅力が増す。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 250mm ISO200 )
009_251028053 X900 ◎保土ヶ谷公園 ジョウビタキ Z50 Z50-250.jpg 9.ジョウビタキ
上池から下池へ歩いていると、近くの木の梢に野鳥が飛来した。ちょっと離れていて大きくは撮れなかったが、250mmで数カット撮った。帰宅して調べて見るとジョウビタキ(尉鶲、常鶲、尉火焚)だった。日本では冬によく見られる渡り鳥だそうだ。Wikipediaによれば、日本では主に冬鳥として全国に渡来するが近年、国内での繁殖が拡大しているという。韓国では留鳥。この個体は♂である。♂はは頭上が白く、目の周りが黒いのが特徴。トリミングして拡大して見た。比較的シャープに解像していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 250mm ISO280 )
010_251028066 X900 ○保土ヶ谷公園 アメリアマンサク Z50 Z50-250.jpg 10.アメリカマンサク
春先に紐状の黄色い花を咲かせるマンサクをよく見かける。今年はきれいに黄葉するのを見ることが出来た。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 81mm ISO200 )
011_251028069 X900 ○保土ヶ谷公園 ユリノキ Z50 Z50-250.jpg 11.ユリノキの黄葉
辻広場と下池の間には大きなユリノキが立っている。黄葉が始まっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 90mm ISO200 )
012_251028075 X900 〇保土ヶ谷公園 バス通り Z50 Z50-250.jpg 12.バス通りのイチョウ
バス通りのイチョウはだいぶ黄色くなっていた。ここは特別日当たりが良い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 50mm ISO200 )
013_251028079 X900 保土ヶ谷公園 バス通り ユリノキ Z50 Z50-250.jpg 13.バス通りのユリノキ
バス通りから少し離れたところの散策路にもユリノキが立っていた。葉の形に特徴がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 250mm ISO200 )
014_251028083 X900 〇保土ヶ谷公園 バス通り 明神台 Z50 Z50-250.jpg 14.イロハモミジ
明神台のバス停に近いところに1本だけ赤く紅葉したイロハモミジがあった。あるいはその園芸品種であるノムラモミジかもしれない。ノムラモミジは新芽から秋まで常に赤や紫系の葉をつけるというが、この木には今まで気が付かなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 102mm ISO200 )
015_251028100 X900 〇保土ヶ谷公園 バス通り ミニチュアシュナウーザー Z50 Z50-250.jpg 15.バス通りの銀杏並木 -1
明神台のバス停から、左へ横浜新道の入口へ下るバス通りの立派な銀杏並木は、黄色くなっている木もあるが、まだこれからだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 104mm ISO200 )
016_251028130 X900 ◎保土ヶ谷公園  バス通り G7x.jpg 16.バス通りの銀杏並木 -2
11月の終わりには、神宮外苑のような黄色い並木が見られるだろう。それでも今年は例年より早いようだ。ご夫婦がミニチュアシュナウザーと散歩していた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO160 )
017_251028134 X900 〇保土ヶ谷公園 バス通り G7x.jpg 17.タイワンシュウメイギク(台湾秋明菊)
公園の花もだんだん少なくなってくる。キブネギク(貴船菊)とも呼ばれる。キクに似ていて、名前にもキクが付いているが、キク科ではない。キンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属)だそうだ。明神台からバス通り沿いに下ったが、散策路沿いに咲いていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 )

2025年9月23日

箱根登山鉄道で湿性花園へ ② 2025年7月22日 神奈川県箱根町仙石原

園内を一周して管理棟のあるところに戻ってきた。既に汗びっしょりである。自販機で冷たいお茶を購入して屋根のある休憩所のベンチに腰を掛けて一休みする。

 20分ほど休んで再び、同じコースを歩き始めた。現れたチョウは、キタキチョウとスジグロシロチョウのみ。

000_250722160 X700 ◎箱根湿性花園 Z50 Z50-250.jpg
日陰に咲く大きな山百合 2025年7月22日 箱根湿性花園

021_250722163 X900 ◎箱根湿性花園 キタキチョウ Z50 Z50-250.jpg 21.キタキチョウ -1
咲き始めたオカトラノオに来たキタキチョウ。このレンズ(Z DX 50-250mm)の最短撮影距離は50mmで0.5m、250mmで1.0mである。最大撮影倍率は0.23倍(焦点距離160-180mm)となっている。もう少しレンズが明るければと思うが、ISO感度を上げること、5.0段の手振れ補正効果でカバーはできる。MC 105mmのような解像力は無理としても、私のレベルでの蝶の撮影にはほぼ問題なく使えるようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 200mm ISO320 )
022_250722166 X900 箱根湿性花園 フトイ Z50 Z50-250.jpg 22.フトイ(太藺)
池に見たことのない草が生えていた。PictureThisで検索すると、カヤツリグサ科フトイ属の水生多年草で、フトイと判った。wikipediaによれば、「フトイ」という名前は「太い」ではなく「太藺」、つまり「太い藺草(いぐさ)」の意味である。実際にはイグサ科ではなく、その姿も、さほどイグサに似ている訳ではない。と解説されていた。房のような地味な花が咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 195mm ISO280 )
023_250722170 X900 〇箱根湿性花園  オカトラノオ Z50 Z50-250.jpg 23.オカトラノオ(丘虎の尾)
さっきはキタテハが、咲き始めたオカトラノオの花で吸蜜していた。オカトラノオは白色の小さな花を茎の先に総状につけ、下方から開花していく。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 195mm ISO200 )
024_250722171 X900 箱根湿性花園 エゾカワラナデシコ Z50 Z50-250.jpg 24.エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子) 近縁種にカワラナデシコがある。エゾカワラナデシコは苞(芽やつぼみを包んで保護する特殊化した葉のこと)が2対であるのに対し、カワラナデシコは3~4対ある。また、エゾカワラナデシコは北海道・中部地方以北に分布し、カワラナデシコは本州・四国・九州に分布する。可憐な花だ。種子には薬効があり、カワラナデシコと同様に消炎、利尿、通経作用があると言われる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 197mm ISO200 )
025_250722174 X900 箱根湿性花園 ひよどり? Z50 Z50-250.jpg 25.ヒヨドリ -1
近くの木の枝に野鳥が止まった。眼が悪くなったこともあり、同定できない。望遠端の250mm(35mm版では375mmの画角相当)で撮る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 250mm ISO1600 )
026_250722175t X900 ▲箱根湿性花園 ひよどり? Z50 Z50-250.jpg 26.ヒヨドリ -2 トリミング
同じ位置で撮った別のショットをトリミングした画像。結構シャープである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 250mm ISO360 )
027_250722177 X900 箱根湿性花園 ノリウツギ Z50 Z50-250.jpg 27.ノリウツギ
昨年は、ここのノリウツギはほとんど咲いていなかった。今年はせっかく咲いていてくれたのに、ミドリシジミの姿が無い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 58mm ISO200 )
028_250722181 X900 〇箱根湿性花園 キタキチョウ Z50 Z50-250.jpg 28.キタキチョウ 飛翔 -1
キタキチョウだけは園内各所に元気に飛んでいた。翔んでいるところを狙ってみた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 250mm ISO200
029_250722184 X900 〇箱根湿性花園 キタキチョウ産卵 Z50 Z50-250.jpg 29.キタキチョウ 飛翔 -2
キタキチョウは翅を開いて花などには止まらない。表翅を撮るには、翔んでいるところ以外にない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 250mm ISO200
030_250722187 X900 ◎箱根湿性花園 クサレダマ Z50 Z50-250.jpg 30.クサレダマ(草連玉)
和名はマメ科の黄色い花のレダマに似て、地表に出ている部分が木質ではなく草(草本)であることに由来する。別名をイオウソウ(硫黄草)という。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 250mm ISO200
031_250722188 X900 ◎箱根湿性花園 オニユリ Z50 Z50-250.jpg 31.オニユリ(鬼百合)
これはオニユリ。コオニユリに比べて、大柄な花だ。違いはオニユリにはコオニユリにないむかごあることだが、残念ながらムカゴは撮れていない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 250mm ISO200
032_250722201 X900 ◎箱根湿性花園 食虫植物サラセニア Z50 Z50-250.jpg 32.食虫植物 サラセニア
この頃には管理棟近くで、夏休み期間中、毎年恒例の食虫植物展が行われている。世界で屋外に約100種、計約700点の生態を紹介している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 69mm ISO200
033_250722219 X900 箱根湿性花園 食虫植物 Z50 Z50-250.jpg 33.食虫植物 ハエトリグサ
ウツボカズラと共に食虫植物の代表格だ。葉には長い葉柄があり、先端に捕虫器になった葉を着ける。葉柄は扁平で幅広く、地表に這うか、少し立ち上がる。捕虫器は二枚貝のような形で、周辺にはトゲが並んでいる。ハエトリグサから分泌される消化液によって1週間〜10日ほどかけて溶かされ、栄養が吸収される。その後、殻だけが残った虫の死骸は消化吸収に使われ、葉は再び開いて次の虫を待ち構えるが、1つの葉が3〜4回捕食すると枯れてしまう。葉の内側にある感覚毛に虫が30秒以内に2回触れると、葉が0.5秒ほどで素早く閉じ、虫を捕らえる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 250mm ISO1000)
034_250722210 X900 ◎箱根湿性花園 キタキチョウ Z50 Z50-250.jpg 34.2頭のキタキチョウ -1
食虫植物展に設けられた岩場に、キタキチョウが2頭止まって吸水していた。ともに♂のようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 250mm ISO360
035_250722214s X900 ◎箱根湿性花園 キタキチョウ Z50 Z50-250.jpg 35.2頭のキタキチョウ -2
2頭は仲よさそうに寄り添っていき、吸水を続けていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 240mm ISO720)
036_250722227tm X900 ◎箱根湿性花園 スジグロシロ Z50 Z50-250.jpg 36.スジグロシロチョウ
時刻は12時20分になった。まったく成果は上がらない。最後にもう一回りして終わりにしようと歩き始める。スジグロシロチョウがオカトラノオで吸蜜していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 250mm ISO20)
037_250722229m X900 ◎箱根湿性花園 ヒツジグサ Z50 Z50-250.jpg 37.ヒツジグサ 2
長い花柄の先についた1個の花が水面上で咲く。萼片(花びらの外側に位置し、つぼみの時に内部を保護する役割を持つ葉状の部分)が4枚ある。ヒツジグサの名の由来は、未の刻 (午後2時) 頃に花が咲くためとされることが多いが、この頃に花が閉じ始めるためともされる。写真の花は半分開いているように見えるが、これから開くのか、閉じるのか分からないが、萼片の様子から見てこれから開花と思えるが。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 250mm ISO200)
038_250722232 X900 △箱根湿性花園 ヒメギス Z50 Z50-250.jpg 38.チダケサシに来たヒメギス
チダケサシの花にバッタ目キリギリス科のヒメギスが飛んできた。wikipediによれば、「キリギリスに姿形が似ていて小型なことからこの和名が付いた。普通種で、もっとも身近に見られるキリギリスの近似種でもある。草原性で、キリギリスよりやや湿り気を好み、草丈も低めの場所にいる。」と解説されていたが、まさにその通りという場所にいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 250mm ISO200)

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2025年7月20日

舞岡公園のゼフィルスは不調 2025年5月23日 横浜市 舞岡公園

ネットでアカシジミ、ウラナミアカシジミ発生の情報があったので、運転免許を返上する前にと思い、舞岡公園へ行って見ることにした。3日間ほど27℃~28℃という暑い日があったが、この日は涼しかった。

 しかし、蝶の数は種類も個体数も極めて少ない。アカシジミやウラナミアカシジミが来るクリノキのところへ行って見るが、花は咲いているもののその姿は無い。
 そこへ、同好者の方が来られ、「ミズイロオナガがいましたよ。まだ、止まっていると思いますよ」と教えてくださった。そして親切にもその場所まで案内してくださった。
 下草に潜るようにミズイロオナガシジミが止まっていた。ここのところこのチョウを撮っていないので、嬉しかった。感謝である。

 そのあとも現れる蝶の数は少なく、古民家をあとにして、イボタノキの花に来るアオスジアゲハを撮りながら長久保の方へいくと、ウラゴマダラシジミが2頭現れた。そのうちの1頭が葉上に静止した。左向いたり右向いたりしている。やがて開翅してくれたが、なかなかピントが合せ難かった。

 結局、この日ゼフィルスは、ミズイロオナガシジミと、ウラゴマダラシジミの2種に終わった。曇り空で気温は22℃で少し寒かったのかもしれない。

000_250523088a m X700 舞岡公園 ウラゴ半開翅 長久保 RX10M4.jpg
翅を半分開いて見せてくれたウラゴマダラシジミ 2025年5月23日 横浜市 舞岡公園

001_250523002 X900 舞岡公園 RX10M4.jpg 1.ハコネウツギ(箱根空木)
駐車場からこぶしひろばに入るところで、例年この花を見る。wikipediaにはハコネウツギとはスイカズラ科の植物の1種。別名でベニウツギ、ゲンペイウツギともよばれる。ゲンペイは源平で、すなわち花の色がはじめ白色だが、のちに紅色になることからそう呼ばれる。標準和名は、箱根に多いとして付けられた名であるが、箱根に限らず日本列島の太平洋側に自生している。と説明されている。私は、花は紅色の花と白い花が別々に咲くのかと思っていた。白から紅色に経時変化するとは知らなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/2000秒 9mm ISO640 )
002_250523005 X900 舞岡公園 カエデの花 RX10M4.jpg 2.イロハモミジの翼果
花ではなく実である。イロハモミジの実は、翼果(よくか)と呼ばれるプロペラのような形をした実で、春に咲いた花が受粉して実になり、秋に熟して茶色くなる。翼果は風に乗って遠くまで種を運ぶ役割がある。赤みを帯び始めた翼が上向きになっている姿は初夏の恒例行事と言われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 196mm ISO800 )
003_250523006 X900 舞岡公園 リョウブ もみじ休憩所 RX10M4.jpg 3.リョウブ(令法)
リョウブの花が咲き始めていた。この花もチョウが好きな花だ。このリョウブの花に羽化したてのオオウラギンスジヒョウモンが吸蜜に来ていたのを見ている。トラフシミもこの花に来る。トラフシジミの食草は、クズ、フジ、ウツギ、ミズキなど様々な植物があるが、リョウブもその一つのようだ。トラフシジミの夏型の発生にはまだ、時期尚早である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 56mm ISO800 )
004_250523011 X900 舞岡公園 マルバウツギ RX10M4.jpg 4.マルバウツギ(丸葉空木)
この季節の舞岡公園はマルバウツギの白い花が多く咲く。しかし、マルバウツギにはチョウはあまり来ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 38mm ISO800 )
005_250523019 X900 〇舞岡公園 イチモンジ RX10M4.jpg 5.イチモンジチョウ
自宅の近くの保土ヶ谷公園などでは、全く見ることがないが、舞岡公園には、スイカズラやタニウツギなどの食草があるためか、毎年この季節には姿を現す。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 172mm ISO640 )
006_250523023 X900 〇舞岡公園 ガビチョウ RX10M4.jpg 6.ガビチョウ(画眉鳥) -1
谷戸の休耕地にガビチョウが飛来した。大きな声で鳴く。ガビチョウは特定外来生物だ。大きな鳴き声が「うるさい」という理由で害鳥といわれる鳥だ。中国の南部から東南アジア北部にかけて広く生息しているが、特定外来生物として日本に定着してしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 190mm ISO640 )
007_250523025 X900 〇舞岡公園 ガビチョウ RX10M4.jpg 7.ガビチョウ -2
日本では、ペットとして輸入された個体がかご脱けにより定着したといわれる。日本国内では留鳥として生息する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 193mm ISO1000 )
008_250523028 X900 〇舞岡公園 狐久保 RX10M4.jpg 8.狐久保
谷戸沿いに瓜久保の家のほうに歩くと、左側に、夏にはヒマワリ、秋にはコスモスが咲く休耕地があり、そこを左に入っていくと狐久保という原っぱに出る。今まであまり気にしていなかったが、写真のような一対の狐を形どった石が置かれている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 13mm ISO1250 )
009_250523033m X900 〇舞岡公園 ミズイロオナガ 前田の丘 RX10M4.jpg 9.ミズイロオナガシジミ -1
クリの古木があって、張り出した枝に咲くその花にアカシジミや、ウラナミアカシジミが吸蜜に来るところがある。行って見たが、花は咲いているのだが、アカシジミ、ウラナミアカシジミの姿は無い。冒頭で記したように、ミズイロオナガシジミを撮影された方が、その場所を教えて下さり、撮ったのがこの写真である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1250 )
010_250523132t X900 ◎舞岡公園 前田の丘 ミズイロオナガ Z50 Z105mc.jpg 10.ミズイロオナガシジミ -2
カメラをマクロレンズを付けたZ50に持ち替えて撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4。5 1/500秒 105mm ISO220 )
011_250523039 X900 〇舞岡公園 アオスジ イボタノキ RX10M4.jpg 11.アオスジアゲハ -1
アオスジアゲハがイボタノキの花に吸蜜に来ていた。イボタノキの花もチョウが好きな花である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1600 )
012_250523051m X900 〇舞岡公園 ヒメジャノメ RX10M4.jpg 12.ヒメジャノメ
薄暗いところにいたにはヒメジャノメだ。このチョウは、以前は何処にでもいたチョウだが、舞岡公園でも最近は少なくなった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1000 )
013_250523063 X900 ◎舞岡公園 キタテハ マルバウツギ RX10M4.jpg 13.キタテハ夏型
マルバウツギの花でキタテハが吸蜜していた。花から花へ移り翔ぶ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO400 )
014_250523071 X900 〇舞岡公園 ウラゴ 長久保 RX10M4.jpg 14.ウラゴマダラシジミ -1
ウラゴマダラシジミが飛来して少し離れたところの葉に止まった。尾状突起のないこのチョウの姿は、およそゼフィルスの仲間とは思えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 220mm ISO1600 )
015_250523080 X900 ◎舞岡公園 ウラゴ右向き 長久保 RX10M4.jpg 15.ウラゴマダラシジミ -2
反対に向を変えた。こちら側の方が綺麗だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1600秒 220mm ISO1600 )
016_250523093 X900 ◎舞岡公園 ウラゴ開翅 長久保 RX10M4.jpg 16.ウラゴマダラシジミ -3
向こうを向いて翅を開き始めた。こちらを向いてくれればピントを合わせやすいのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 121mm ISO1600 )
017_250523100 X900 〇舞岡公園 ウラゴ開翅 長久保 RX10M4.jpg 17.ウラゴマダラシジミ -4
右側の翅の表が見られる。傷、擦れのないきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO1600 )
018_250523105 X900 〇舞岡公園 ウラゴ開翅 長久保 RX10M4.jpg 18.ウラゴマダラシジミ -5
じっと待つ時間は5分でも長い。今度は左側の翅表を見せてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 220mm ISO1600 )
019_250523046 X900 〇舞岡公園 アオスジ イボタノキ RX10M4.jpg 19.アオスジアゲハ -2
イボタノキは今が最盛期のようだった。本来ならもっとチョウが集まってきても良いのだが、アオスジアゲハしか見ることが出来なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 97mm ISO800 )

追記:せめてアカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミドリシジミのうち2種くらいは撮っておきたいと、このあと6月6日に再び出かけた。運転免許を返上したので、その日は初めて、戸塚から京急ニュータウン行のバスに乗って往復したが、バスは20分に1本出ていて、思ったより楽に行けた。
 だが、折角行ったのに結果は皆無であった。どうも今年はいつもの年と違うようだ。

2025年7月 6日

つづき・東武東上線で行く 武蔵嵐山「蝶の里」 2025年4月22日 埼玉県比企郡嵐山町

ショカツサイの小さな群落のある所で、しばらく撮影を続けた。ツマキチョウの雌雄を狙っていると、モンキアゲハが現れた。春に現れる第一化だが、とても小さく感じる。
 そこで、小一時間いただろうか、ウスバシロチョウ、ジャコウアゲハ、ダイミョウセセリ、ツマキチョウ、モンキアゲハを撮影できたので、まずまずの成果だった。

 マイカーで来ていた時には、活動センターの駐車場に車をとめていた。そのオオムラサキの森・活動センターにごく近いところのエノキの木に、グリーンのネットが被せられ、オオムラサキの幼虫が保護されている。成虫になるのは2か月先のことだが、元気に羽化して欲しい。ここで羽化したオオムラサキは放蝶されている。

 2時半ごろ、再び、「埼玉県立嵐山史跡の博物館・菅谷館跡」へ戻った。今まで何回も来ているのに博物館に入ったことがなかったので、見学することにした。
 wikipediaによると、この博物館は、昭和51年(1976年)に埼玉県立歴史資料館として開館し、平成18年(2006年)4月1日に現在の名称になった。城館跡、寺院跡、武蔵武士、板碑・五輪塔・宝篋印塔などの中世石造物、鎌倉街道上道などをテーマとする博物館で、主に古代から中世にかけての比企郡に関わる歴史資料を扱っているというが、私にとってはあまり興味ある展示は無かった。菅谷館(すがややかた)は、菅谷城とも呼ばれる。鎌倉幕府の有力御家人として知られる畠山重忠の館跡である。昭和48年(1973年)、国の史跡に指定されたそうだ。

 オオムラサキが描かれたタイルが埋め込まれた道を武蔵嵐山駅へと歩いた。

000_250422138ts X700 ◎モンキアゲハ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg
ショカツサイの花に吸蜜に来たモンキアゲハ♂ 2025年4月22日 武蔵嵐山 蝶の里

021_250422100 X900 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 21.ツマキチョウの雌雄 -1
この2頭は長い間連れ添って飛んでいた。なかなか撮り難い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 84mm ISO800 )
022_250422104 X900 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 22.ツマキチョウの雌雄 -2
♀は茎に止まって交尾拒否の体制をとる。♂はその上を翅を開いて飛ぶ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 84mm ISO400 )
023_250422113 X900 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 23.ツマキチョウの雌雄 -3
♂は顔を摺り寄せるようにアプローチする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 84mm ISO640 )
024_250422115 X900 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 24.ツマキチョウの雌雄 -4
それでも♀は茎に止まって姿勢を変えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 84mm ISO640 )
025_250422117tm X900 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 25.ツマキチョウの雌雄 -5
雌雄の表翅が見える良い写真が撮れた。粘って追いかけているとこういうチャンスがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 84mm ISO1000 )
026_250422132 X900 ◎モンキアゲハ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 26.モンキアゲハ♂ -1
モンキアゲハの春型のきれいな個体が、ショカツサイの花に来た。ここ最近モンキアゲハを撮っていないかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 178mm ISO500 )
027_250422133m X900 ◎モンキアゲハ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 27.モンキアゲハ♂ -2
傷や擦れのない、羽化したばかりと思われる美しい個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 178mm ISO320 )
028_250422135 X900 ◎モンキアゲハ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 28.モンキアゲハ♂ -3
忙しくに花から花へと移りながら吸蜜を続ける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 178mm ISO640 )
029_250422137t X900 ◎モンキアゲハ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 29.モンキアゲハ♂ -4
次の花へと移動する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 178mm ISO1000 )
030_250422143 X900 ◎モンキアゲハ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 30.モンキアゲハ♂ -5
少し移動して開翅して見せてくれた。Z50に付けたのマクロレンズ」で撮りたかったが、足場が悪く近づけなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1600秒 183mm ISO1600 )
031_250422145 X900 ◎モンキアゲハ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 31.モンキアゲハ♂ -6
何とかシャープな画像を撮れたと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 187mm ISO800 )
032_250422223 X900 セリバヒエンソウ 蝶の里 武蔵嵐山 Z50 Z105mc.jpg 32.セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草) ショカツサイに似ているセリバヒエンソウが咲いていた。セリバヒエンソウは、中国原産の帰化植物で、日本には明治時代に渡来した外来種だ。葉がセリに似ており、花が燕が飛んでいるように見えることから、セリバヒエンソウと名付けられたそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO200 )
033_250422153 X900 ◎ツマキチョウ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 33.ツマキチョウ飛ぶ -1
活動センターへ上っていく途中、また、ツマキチョウに出会った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO500 )
034_250422155t X900 ◎ツマキチョウ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 34.ツマキチョウ翔ぶ -2
小石川植物園にいたツマキチョウの♂は、特に午前中はほとんど花に止まることなく、パートナーを探してきびきびと、速く飛びまわるが、♀はゆったりと飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO320 )
035_250422177 X900 セグロセキレイ 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 35.セグロセキレイ -1
広くなったところでセグロセキレイを見つけた。先日鎌倉の円覚寺で初めて本種を観察し、ハクセキレイとの違いが解った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO250 )
036_250422180tm X900 ◎セグロセキレイ 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 36.セグロセキレイ -2
ハクセキレイに比べると目の下の首から背にかけて、その名の通り黒い羽毛が覆っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO200 )
037_250422164 X900 オオムラサ野外飼育 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 37.オオムラサキの野外飼育
活動センターの手前には何本かのエノキがあり、緑のネットをかぶせられた枝が見える。オオムラサキの幼虫が保護され、飼育されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/2000秒 12mm ISO640 )
038_250422206 X900 埼玉県立嵐山史跡の博物館 RX10M4.jpg 38.菅谷館跡からオオムラサキの森への道
活動センターの前の道路を渡った一帯は、オオムラサキの森と称され、オオムラサキが観察できるところだ。そこから、ここ菅谷館跡に上がる道もある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/2000秒 9mm ISO1000 )
039_250422181 X900 埼玉県立嵐山史跡の博物館 RX10M4.jpg 39.「埼玉県立嵐山史跡の博物館」見学
今まで見学したことのなかった埼玉県立嵐山史跡の博物館に入った。菅谷館は、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に登場する鎌倉時代の有力武士畠山重忠が居住していたと言われる。ドラマでは畠山重忠は、武勇に優れ、清廉潔白な人柄から「武士の鑑」と称される人物として描かれているが、北条氏による陰謀によって、最終的には討たれてしまう。展示はその畠山重忠に関することが多かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/60秒 9mm ISO1600 )
040_250422210 X900 武蔵嵐山駅へ RX10M4.jpg 40.武蔵嵐山駅へ
国道254号線のバイパスを渡って、武蔵嵐山駅へ向かう。その道の歩道にはオオムラサキの絵が描かれたタイルが埋め込まれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/2000秒 9mm ISO125)

2025年6月25日

保土ヶ谷公園 春の花 2025年4月16日 横浜市保土ヶ谷区

梅が終わり、今年は少し遅かったカワヅザクラも終わった。その後の保土ヶ谷公園はどうかなと思い、先日京都で設定をチェックしないで、ISO25600や12800で撮影してしまった失敗の再現が起きないかどうか、もう一度確認したくて、Nikonをぶら下げって、出掛けた。

 この季節は、撮るチョウはアゲハかベニシジミくらいしかいないが、春の花は多く咲いていた。
 バス通り脇には八重桜が咲き、中には同じ枝に紅白の花を咲かせている木もあった。黄色いレンギョウや、サツキ、ハナカイドウ、深紅の花弁に黄色い蕊も鮮やかな、ツバキも咲いていた。

 清々しい快晴で春の日を楽しんだ。

000_250416074 X700 ベニ 〇保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg
ハルジオンで吸蜜中のベニシジミ♀にアプローチする♂ 2025年6月16日 横浜市保土ヶ谷公園

001_250416011 X900 八重桜 咲き分け 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 1.八重桜(ヤエザクラ) -1
明神台のバス停から、バス通りに沿って保土ヶ谷公園のミニ運動広場と呼ばれるところへ、降りようと歩いていると、八重桜が咲いていた。この時期に来ることはほとんどなかったので、改めて見る。花は小ぶりだが、たくさんの花びらを付けた花が満開だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 55mm ISO200 )
002_250416003 X900 八重桜 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 2.八重桜 -2
一般的な桜の花弁は5枚で、この咲き方を一重咲と呼称するのに対し、桜の場合は6枚以上の花弁を付けるものを八重咲の八重桜として区分しているそうだ。この八重桜の花びらは20枚近くあるように見えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 55mm ISO200 )
003_250416010 X900 〇八重桜 咲き分け 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 3.八重桜 -3 絞りの花びら
気を付けて花を見ていると、同じ枝から白に近い花弁と、ピンクの花弁の花が咲いていた。また、白い花弁の先の方がピンクの花もあった。ChatGPTに画像を送って同定をお願いしてみたところ、「関山(カンザン)」の枝変わり、あるいは「咲き分け」の特徴をもつ八重桜 です。つまり、明確な品種名というよりも、個体の遺伝的・環境的な特徴によって発生した「咲き分け現象」の可能性が非常に高いです。」と解説していただいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/1000秒 55mm ISO200 )
004_250416016 X900 〇サツキ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 4.サツキ(皐月)
名前は旧暦の皐月に咲くことから名付けられた。サツキはツツジと同じツツジ科ツツジ属であるが、サツキの方が開花時期が遅く、花や葉がやや小さいのが特徴である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 )
005_250416023 X900 〇保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 5.サツキ -2
サツキが咲いている小高いところに登ってみた。サツキの向こうに辻広場の方に下りて行く道が見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 18mm ISO220 )
006_250416020 X900 〇八重椿 旗弁 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 6.ヤブツバキ(藪椿)
深紅の花弁に黄色い蕊が鮮やかである。花弁と蕊の間に桃色がかった小さな花弁のようなものが見える。以前にもこのことについて疑問に思い、梅の思いのままに見られる旗弁と同じ類かと思い、ChsatGPTに尋ねたことがあった。だが、八重咲きのヤブツバキは、花弁の数が通常よりも多くなり、雄しべが花弁化していることがあり、このように変化した花弁は「変化弁」や「花弁化した雄しべ」と呼ばれ、旗弁とは別の概念だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 56mm ISO800 )
007_250416028 X900 〇ヒメウラナミジャノメ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 7.ヒメウラナミジャノメ
しかし、こんなに天気が良いのにチョウは姿を見せない。やっと。現れたのはヒメウラナミジャノメだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 140mm ISO200 )
008_250416043 X900 カエデの新緑 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 8.辻広場の新緑 -1
秋には紅葉が美しいイロハモミジやトウカエデの新緑が輝く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 23mm ISO200 )
009_250416049 X900 レンギョウ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 9.ユリノキ(百合の木)大木とレンギョウ(連翹)
過日には小石川植物園で見た大きくて高いユリノキがあった。冬の寒い時期は落葉しているので分かり難いが、大きな葉を見ると図鑑などを見て同定しやすい。高さは45mにもなることがあるという。レンギョウの黄色は鮮やかだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 18mm ISO200 )
010_250416053 X900 〇雑種 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 10.ミックス
愛犬を散歩させている女性がいた。「何という犬種ですか?」と尋ねてみたところ、「ミックス」です」というお返事があった。聞いて悪かったかなと思ってしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 )
011_250416058 X900 〇ムクドリ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 11.ムクドリ(椋鳥)
ムクドリが下草に下りてきて、植物の種子や果物、虫の幼虫などを見つけ啄んでいる。繁殖期は春から夏で、番いで分散し、木の洞や人家の軒先などの穴に巣を作るという。繁殖期は巣で寝るが、ヒナが巣立つと親子ともに集まって群れを形成するようになり、夜は一か所に集まってねぐらを形成する。鳴き声は「ギャーギャー」と、かなりの音量であり、大量にムクドリが集まった場合には、パチンコ店内の音量と同じレベルに達すると言われる。農作物にも害を与え、姿は可愛いのだが、害鳥である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO500 )
012_250416061 X900 トキワマンサク 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 12.トキワマンサク(常磐満作)
先日は小石川植物園で白い花の咲くトキワマンサクを見てきたが、此処のは紅色の変種であるベニバナトキワマンサク(中国原産)だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO500 )
013_250416065 X900 〇ハナカイドウ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 13.ハナカイドウ(花海棠) -1
テニスコートのわきを通って梅林へ行く途中に、桜のような花が咲いていた。ハナカイドウのようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO200 )
014_250416066 X900 ハナカイドウ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 14.ハナカイドウ -2
下を見ると、下池から上池へ上がっていく道が見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 43mm ISO200 )
015_250416077mt X900 〇ベニ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 15.ベニシジミ求愛
飛んでいるチョウの個体数は少ない。やっと、ハルジオンの花に止まっていたベニシジミの♀に、♂が近寄ってきていたところを見つけた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 43mm ISO200 )
016_250416082 X900 ◎ベニ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 16.ベニシジミ♀ -1
♀はきれいな個体だった。ベニシジミは夏が近くなっていくに従って、生まれてくる成虫の翅色は黒ずんでくるが春型はきれいだ。1997年に発行された通常切手に描かれた本種も春型だ。海外でもこのチョウのファンがいると聞く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 101mm ISO200 )
017_250416086 X900 ◎ベニ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 17.ベニシジミ♀ -2
裏面も美麗である。。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/800秒 101mm ISO200 )
018_250416098 X900 〇ショカツサイ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 18.ショカツサイ(諸葛菜)の群落
また、テニスコート脇の道を戻って上池から下池の辺りから、公園の西門の方へ向かう。その右側に今まで気が付かなったショカツサイ(オオアタセイトウともいう)が群落を作っていた。だが、チョウの姿は無い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 18mm ISO200 )
019_250416105 X900 ◎新緑 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 19.辻広場の新緑 -2
再び辻広場を右に見る。鮮やかな新緑にカメラを向けたくなる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 26mm ISO220 )
020_250416117 X900 〇モモ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 20.ハナモモの咲き分け
さっきは八重桜の咲き分けを見たが、これは花梅だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/1000秒 85mm ISO200 )
021_250416119 X900 〇絞りの椿 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 21.絞りの椿
典型的と思われる絞りのツバキの花が咲いていた。八重で、花弁の地色は白で、赤や桃色の不規則な縞模様(絞り模様)がある。ヤブツバキ系の栽培品種と思われる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 70mm ISO720 )

2025年6月 8日

鎌倉お花見 鶴岡八幡宮と円覚寺 ③ 円覚寺 仏殿 2025年4月5日 鎌倉鶴岡八幡宮

何回か円覚寺には参詣しているが、方丈を拝観したには初めてのことだった。唐門の扉の浮彫の彫刻を見て、左手の小さな通用門から退出する。仏殿に行く道の石段の手前には枝垂桜が咲いていた。

 円覚寺の伽藍は、鎌倉独特の谷戸と呼ばれる丘陵地が浸食されて出来た谷に沿って建てられている。総門から三門を入り、仏殿、方丈へと徐々に登っていく配置は、この土地の高低差を生かした壮大な空間をつくりだしている。
 仏殿にも上がって拝観した。円覚寺のホームページを見ると。仏殿(大光明宝殿)は、円覚寺の本尊が祀られている建物であり、大正12年(1923年)の関東大震災で倒壊したが、昭和39年(1964年)に再建(鉄筋コンクリート)された。禅宗様式の七堂伽藍の中心に位置する建物である。扁額「大光明宝殿」は、後光厳天皇の勅筆と伝えられる(1378年 明和4年)。開山毎歳忌(かいさんまいさいき)、達磨忌(だるまき)、臨済忌(りんざいき)、祝聖(しゅくしん)などの行事や毎朝の暁天坐禅(ぎょうてんざぜん)が仏殿で行われている。

000_250405242 X700 ◎円覚寺 仏殿 Z50 Z18-140.jpg
仏殿天井画 「白龍の図」 2025年4月5日 北鎌倉円覚寺 仏殿

038_250405265 X900 ◎円覚寺 方丈出口から Z50 Z18-140.jpg 38.円覚寺 唐門
大方丈の拝観を終え、唐門のわきから退出した。大方丈の正門にあたる唐門には柵が置かれ、通ることはできない。延慶元年(1308年)に律令制下において官大寺・国分寺に次ぐ寺格の定額寺に列せられ、都より勅使を迎えたことから勅使門とも呼ばれている。他の多くの建物と同様に幾度となく再建を繰り返してきたと思われるが、現在の唐門は、天保6年(1835年)に建てられ、関東大震災で全壊した後、昭和10年に復旧した。唐門の両側にそれぞれ施された浮彫の彫刻は見応えがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO280 )
039_250405106 〇円覚寺 G7X.jpg 39.枝垂桜 -1
唐門を出たところに枝垂桜が咲いていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
040_250405107 X900 ◎円覚寺 G7X.jpg 40.枝垂桜 -2
仏殿の裏側にあたる所にも枝垂桜が咲いていた、仏殿を背景にして撮った。品種はエドヒガンと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 33mm ISO125 )
041_250405113 X900 ◎円覚寺 G7X.jpg 41.仏殿に咲くエドヒガン
仏殿の側から唐門を背景に枝垂桜を撮る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 31mm ISO125 )
042_250405230 X900 ◎円覚寺 Z50 Z18-140.jpg 42,仏殿とソメイヨシノ -1
仏殿の正面に廻る。山門から仏殿への参道は広くなっている、その両側にソメイヨシノが咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 26mm ISO220 )
043_250405233 3900 ◎円覚寺 Z50 Z18-140.jpg 43.仏殿とソメイヨシノ -2
これは、その左側のソメイヨシノで、後ろに見えるのは松籟院である。松籟院は、第百五十世叔悦禅懌(しゅくえつぜんえき)の塔所であり、もとは不閑軒という名称だったそうだ。松籟院の墓地には、俳優佐田啓二、女優田中絹代、オウム真理教の被害者坂本弁護士の墓がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/500秒 28mm ISO220 )
044_250405237 X900 ◎円覚寺 仏殿 Z50 Z18-140.jpg 44.仏殿
山門を背に仏殿を拝む。円覚寺の仏殿は、国指定の名勝に指定されている。先にも書いたが、仏殿は大正12年(1923年)の関東大震災で倒壊し、昭和39年(1964年)に鉄筋コンクリートで再建された。鉄筋コンクリート造りには見えない。元亀4年(1573年)の仏殿指図(さしず 設計図)に基づいて建てられている禅宗様の建築様式だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 18mm ISO220 )
045_250405240 X900 ◎円覚寺 仏殿 Z50 Z18-140.jpg 45.仏殿の本尊
靴を脱いで仏殿に上がる。円覚寺仏殿の本尊は宝冠釈迦如来である。鎌倉観光公式ガイドによると、仏光国師が華厳の教えに基づいて開創したため、当初は華厳の仏様である毘盧遮那仏が本尊とされたが、やがて釈迦如来として、宝冠をかぶっていることから宝冠釈迦如来と呼ぶようになったとされている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/320秒 22mm ISO6400 )
046_250405075 X900 円覚寺 G7X.jpg 46.本尊のお顔
この円覚寺の仏殿に安置されている宝冠釈迦如来は、凛々しい表情で、禅定(ぜんじょう)の姿勢をとっている。禅定とは、心を集中させ、煩悩を断ち切って真理を深く思惟するための修行である。仏教では、戒・定・慧(かい・じょう・え)の三学の一つとして重視され、サンスクリット語のdhyāna(ディヤーナ)を音写した「禅」と、その意訳である「定」を合わせた言葉といわれる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/125秒 19mm ISO3200 )
047_250405243 X900 ◎円覚寺 仏殿 Z50 Z18-140.jpg 47.「白龍の図」
円覚寺仏殿の天井画は、1964年仏殿再建に際し制作された。前田青邨画伯監修、守屋多々志画伯揮毫の「白龍の図」という。(前田青邨画伯が監修し1962年に制作を始め、翌年2月に完成)前田、守屋両画伯はともに岐阜県出身の日本画家でwikipediaによれば、前田画伯の弟子には平山郁夫画伯もいると記されている。東慶寺墓地の一角には、監修を務めた前田青邨画伯の筆塚がある。前田青邨(1885~1977年)は優れた歴史画家で、代表作の「洞窟の頼朝」(2010年、国指定重要文化財に指定)は郵便切手の図柄にもなっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/160秒 24mm ISO6400 )
048_250405245 X900 ◎円覚寺 仏殿 Z50 Z18-140.jpg 48.松籟院の前の道
仏殿を退出し、松籟院の前の道から大方丈の屋根を見る。手前の塀の中は百観音石像が並んでいる。この妙香池に向かう道は趣があり好きだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 26mm ISO200 )
049_250405253 X900 ◎円覚寺 Z50 Z18-140.jpg 49.国宝舎利殿のある正続院(しょうぞくいん) 舎利殿
再び、大方丈の方へ戻るように、松籟院の前の道をまっすぐ進み、大方丈の先にある妙香池の先の左側に正続院の山門が見えた。正続院は円覚寺の塔頭である。神奈川県唯一の国宝建造物である舎利殿は、この正続院の中にある。1216年(建保4年)、三代将軍・源実朝は、宋の能仁寺から仏舎利を請来し、勝長寿院に安置した後、この仏舎利(釈迦の歯)を納めるために、鎌倉幕府九代執権・北条貞時が1285年(弘安8年)、に祥勝院を建立した。祥勝院は後に正続院と改称された。境内には舎利殿、開山堂、雲水の修行道場となっている禅堂などがある。釈迦如来の骨がまつられていると言う現在の舎利殿は、入母屋造、柿(こけら)葺きで、日本で最も古い唐様建築であり国宝。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 64mm ISO200 )
050_250405256 X900 円覚寺 Z50 Z18-140.jpg 50.大方丈 書院
松籟院の前の道を正続院山門から総門へと戻る。途中左側に大方丈の庭が見えるが、先ほど拝観した大方丈から庭を囲むようにコの字型に続くのが書院である。参拝者はそこに入ることはできない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 38mm ISO200 )
051_250405273 ◎円覚寺 Z50 Z18-140.jpg 51.仏殿前の桜 -1
山門まで戻ってきた。山門から仏殿への参道が広くなったところから、仏殿の右側に咲くソメイヨシノにレンズを向けると、向こうには、唐門が見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 79mm ISO200 )
052_2504052781 X900 円覚寺 総門とさくら  Z50 Z18-140.jpg 52.総門前の桜 -1
山門を出る。山門から総門の方へ少し下がったところにも桜が咲く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 41mm ISO200 )
053_2504052784 X900 ◎円覚寺 山門と桜  Z50 Z18-140.jpg 53.総門前の桜 -2
総門を背にして撮る。ほぼ満開のソメイヨシノの向こうに山門の屋根が見えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 38mm ISO200 )
054_2504052788 X900 円覚寺 白鷺池  Z50 Z18-140.jpg 54.白鷺池(びゃくろち)
総門の石段を転ばないように気を付けて下り、横須賀線の踏切を渡ったところに白鷺池がある。横須賀線の線路と北鎌倉駅前から鎌倉鶴岡八幡宮へ通じる県道山之内道の間にある白鷺池の周囲には、そう多くはないが桜が咲く。この桜はソメイヨシノではない。エドヒガンのようだが、花びらは八重のように見える。AIに尋ねて見ると「エドヒガン系(彼岸桜の一種)で八重咲きの品種は複数存在します。」という回答があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 48mm ISO220 )
055_2504052789 X900 円覚寺 北鎌倉駅  Z50 Z18-140.jpg 55.北鎌倉駅下りホーム
時間は12時を回ったところ。北鎌倉駅の下り線(鎌倉方面)の改札口は人が多くなっている。私は、反対側の横浜方面行の電車に乗る。午前中の鶴岡八幡宮段葛と北鎌倉円覚寺の半日お花見散策は、快晴に恵まれた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 60mm ISO200 )

2025年6月 4日

鎌倉お花見 鶴岡八幡宮と円覚寺 ② 円覚寺 方丈 2025年4月5日 鎌倉鶴岡八幡宮

鎌倉の鶴岡八幡宮参詣を終え、鎌倉駅から一駅、横須賀線に乗って北鎌倉で下車した。鎌倉散策は北鎌倉から鎌倉へと歩くのが良いと良く言われる。円覚寺、東慶寺、明月院、建長寺、鶴岡八幡宮などがメインコースになる。ゆえに下りの電車では北鎌倉駅で降りる人が多い。
 円覚寺はその北鎌倉駅のすぐ前である。円覚寺の桜はあまり多くなく、お花見に来る人たちはあまり多くは無い。

 横須賀線の線路に沿って円覚寺総門への石段がある。その石段を上がると拝観受付があり、500円をお支払いして境内に入る。山門(三門)の周囲の桜はなかなか見応えがある。

 従来、方丈にある百観音霊場、ビャクシン、庭園などは外から眺めて済ませてしまっていたが、今回は500円拝観料をお支払いして大方丈に上がった。

000_250405229 X700 ◎円覚寺 Z50 Z18-140.jpg
山門の左側にある緩やかな道を妙香池へ 2025年4月4日 北鎌倉円覚寺

021_250405063 X900 北鎌倉駅 G7X.jpg 21.北鎌倉駅 上りホーム
一駅乗って北鎌倉駅で下りた。ホームの幅は狭く、ローカル色豊かな駅である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/1000秒 26mm ISO400)
022_250405067 X900 円覚寺 G7X.jpg 22.円覚寺総門
線路を渡って下りホームの先から少し進むと円覚寺の総門へ上がる石段がある。円覚寺は正式には瑞鹿山円覚興聖禅寺(ずいろくさんえんがくこうしょうぜんじ)といい 山号を瑞鹿山という。総門の扁額には瑞鹿山と書かれている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO125)
023_250405071 X900 〇円覚寺 G7X.jpg 23.山門(三門)
山門と三門という字があるが、山門は、寺院の門全般を指し、特に寺院が山中に建てられている場合に使われる。一方、三門は、中央の大きな門と左右の小さな門の3つを連ねた1つの門を指すというが、円覚寺の場合は特にこだわりがないようだ。総門で拝観料をお支払いし、少し広くなったところには桜が咲いていた。その先にまた、石段があり、山門(三門)がある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/1250秒 24mm ISO125)
024_250405073 X900 〇円覚寺 G7X.jpg 24.松籟院の石垣
山門をくぐらず、その左側の松籟院の塀に沿って、妙香池へと進む。その塀の終わる所に松籟院の門があり、大きなさくらの樹が花を咲かせていた。松嶺院は、円覚寺の塔頭(たっちゅう)で、円覚寺第150世・叔悦禅懌(しゅくえつぜんえき)の塔所である。もともとは不閑軒といわれていたが、松嶺院月窓妙円尼から寺領の寄進があったことから松嶺院と呼ばれるようになったそうだ。円覚寺には最盛期には42院の塔頭があったが、現在は19院だそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125)
025_250405081 X900 〇円覚寺 G7X.jpg 25.大方丈と庭園
右に見える仏殿は後で拝観することにして、まっすぐ妙香池の方に進むと右手に大方丈と庭園が見えた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO125)
026_250405089 〇円覚寺 G7X.jpg 26.百観音霊場と百観音
大方丈の手前を総務本所の方へ入る。塀の内側に沿って多くの観音さまの石像が並ぶ。ちょっとややこしいのだが、百観音霊場とは鎌倉郡内(三浦郡を含む)にある20ヶ寺が霊場としてまとめられたもので円覚寺派の寺院で構成されている観音霊場である。ここ円覚寺のほか、円覚寺山内で黄梅院、続燈院、仏日庵、寿徳庵、龍隠庵の札所がある。また、山外には東慶寺、浄智寺などがある。その母体となるのが、円覚寺境内にあるこの百観音なのだ。この百観音像は江戸時代、拙叟尊者が境内にある岩窟を掘り、百体の観音像を祀ったことに由縁があると考えられている。その後荒廃したが、明治21年洪川(こうせん)禅師が発願して西国33体の観音像を新らたに刻み、補陀落迦観自在窟(ふだらかかんじざいくつ)と名づけて境内の一部に安置した。1983年(昭和58年)に方丈前に移された。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125)
027_250405082 X900 〇円覚寺 G7X.jpg 27.百観音 -1
それぞれ異なったお姿の観音像が整然と並ぶ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125)
028_250405083 X900 〇円覚寺 G7X.jpg 28.百観音 -2
数えてはみなかったが、AIによると、実際に100体あるわけではなく、約100体の観音像が並んでいるため、「百体観音」と呼ばれているという。.

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO125)
029_250405086 X900 〇円覚寺 G7X.jpg 29.百観音 -3
それぞれの観音像はお顔、お姿が異なる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f4 1/1250秒 13mm ISO125)
030_250405091 X900 〇円覚寺 G7X.jpg 30.柏槇(ビャクシン)
大方丈の前に柏槇(ビャクシン)の古木があった。市指定天然記念物だそうだ。円覚寺には他にもビャクシンの木があるそうだが、円覚寺開山、無学祖元により植えられたとの伝説があるという。カヤランという名の着生蘭の花だ咲くらしい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO320)
031_250405094 X900 〇円覚寺 G7X.jpg 31.大方丈拝観
円覚寺の大方丈は一般公開されている。春に秋に何回か円覚寺に来ているが、大方丈を拝観したことがなかったので、拝観する。幸い、円覚寺は参詣者も多くない。拝観料500円をお支払いして靴を脱いで上がる。本尊・釈迦牟尼坐像の仏壇がある。どこも方丈には必ず本尊が祀られ、修行僧や来訪者が礼拝を行う場所になっている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f1.8 1/320秒 9mm ISO3200)
032_250405096 X900 〇円覚寺 G7X.jpg 32.仏涅槃図と五百羅漢図
方丈には、仏涅槃図と五百羅漢図が展示されていた。仏涅槃図は、釈迦の入滅の様子を描いたもので、五百羅漢図は、仏教徒の模範である五百人の羅漢を描いたものだそうだ。羅漢とは釈迦亡き後の世界で仏教を守る役割を持たされた聖者だそうだ。仏涅槃図と五百羅漢図は、円覚寺方丈の宝物であり、展示されていたのはともに複製である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2500)
033_250405261 X900 ◎円覚寺 方丈 Z50 Z18-140.jpg 33.仏壇と仏涅槃図
本尊・釈迦牟尼坐像の仏壇から下がったところで撮った。仏壇の左側には、仏涅槃図の展示が見られる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/200秒 18mm ISO6400 )
034_250405099 X900 〇円覚寺 G7X.jpg 34.仏心
仏壇の右側に「仏心」と書かれた書が展示されていた。「仏心(ぶっしん)」の書は、鎌倉時代からの禅の精神を象徴するものだそうだ。円覚寺は鎌倉時代、1282年に北条時宗によって建立された臨済宗の大本山であるが、中国の宋代の禅文化を取り入れた道場として発展し、日本における禅の中心の一つとなった。その方丈に掲げられている「仏心」の書は、歴代の高僧や名僧によって書かれたこともあり、書として価値も高いものといわれる。禅では「仏心」を自己の内面にある真理を見つめること、迷いや煩悩を超えて、心の静けさに到ること、他者への思いやりを持ち、今この瞬間を大切に生きることだそうだ。この展示されていいる「仏心」を書かれた人は金澤翔子さんという方で、金澤翔子さんのお父様のお墓は円覚寺にあり、三年ほど前、お父様の十七回忌を記念して、お墓から見える円覚寺の仏殿で、「佛心」の二字を揮毫していただいたと臨済宗円覚寺派管長・横田南嶺さんが述べられている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f1.8 1/400秒 9mm ISO3200)
035_250405101 X900 〇円覚寺 G7X.jpg 35.方丈から眺める庭園
方丈の縁からは庭園を眺めることが出来る。さっきは逆に外から庭園と方丈、書院を眺めて百観音霊場に入った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2 1250秒 9mm ISO125)
036_250405247t X900 ◎円覚寺 セグロセキレイ Z50 Z18-140.jpg 36.セグロセキレイ
方丈の庭園に来ていたのはハクセキレイかと思ったら、どこか違う。セグロセキレイだった。セグロセキレイを見るのは初めてのことだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 )
037_250405103 X900 ◎円覚寺 G7X.jpg 37.山笑う
方丈から北の方の山を見る。桜があり、樹々は常緑の中に新緑が混じる。まるで山が笑っているように見える春の様子を擬人化した俳句の季語である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1250秒 37mm ISO125)

2025年5月31日

鎌倉お花見 鶴岡八幡宮と円覚寺 ① 段葛の桜 2025年4月5日 鎌倉鶴ヶ岡八幡宮

1182年(養和2年)、源頼朝は北条政子が懐妊すると安産祈願のため、鶴岡八幡宮の参道・若宮大路の造営にとりかかった。鶴岡八幡宮を内裏に見立て、京都の朱雀大路を模して造営されたのだという。
 段葛は、その中央に築かれた道である。鎌倉駅東口を出てバスの乗り場などがある駅前広場をまっすぐ進むと若宮通りに出て、左手に大きな鳥居が見え、そこから八幡宮の本宮への参道が始まる。そこが段葛で桜並木になっている。大正時代に植えられたソメイヨシノは老齢化し、11年前の2014年(平成26年)11月から2016年(平成28年)3月にかけて行われた整備工事で植え替えられた。この工事では、桜を樹齢5年から6年の若木に置き換えたという。
 それ以来、桜の季節にここへ来ていなかった。今年は是非、見たいと思い良い日を待っていた。

 4月5日は、お花見に絶好の良い天気となった。9時半に鎌倉駅に着いたがすでに大勢の観光客で一杯だった。もちろん外国人の姿も多い。
 両脇に大きな狛犬を従えた朱色の二の鳥居をくぐって、若宮大路段葛に咲く桜の下を歩き始めた。

000_250405011 X700 鶴岡八幡宮 段葛 G7X.jpg
鶴岡八幡宮の二の鳥居から三の鳥居へ続く段葛の桜 2025年4月5日 鎌倉市

001_250405114 X900 ◎鶴岡八幡宮 段葛 Z50 Z18-140.jpg 1.段葛の始まり 二の鳥居 造営当初の段葛は、由比ヶ浜の一の鳥居から続いていたというが、現在は二の鳥居から三の鳥居までの約500mが残されている。桜は、茨城・千葉・埼玉などから樹齢5年程度の若い樹が移植されて約10年が経った。まだまだ若木であり、まだ枝の張り方は少ないようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 32mm ISO220 )
002_250405116 X900 ◎鶴岡八幡宮 段葛 Z50 Z18-140.jpg 2.段葛の桜 -1 参道の空は桜で被われている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 72mm ISO200 )
003_250405118 X900 ◎鶴岡八幡宮 段葛 Z50 Z18-140.jpg 3.段葛の桜 -2 二の鳥居と狛犬
二の鳥居は一の鳥居、三の鳥居とともに徳川四代将軍家綱寄進(1668年 寛文8年)の石造鳥居だったが、1923年(大正12年)の関東大震災で倒壊し、現在の鳥居は鉄筋コンクリート造りだそうだ。二の鳥居前の大きな狛犬は、1961年(昭和36年)に奉納された白色セメント造り。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 20mm ISO200 )
004_250405123 X900 ◎鶴岡八幡宮 段葛 Z50 Z18-140.jpg 4.段葛の桜 -3
  二の鳥居をくぐり段葛の道に入る。10時10分前。すでに多くの観光客、参拝者が桜の天蓋の下を歩いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 102mm ISO200 )
005_250405017 X900 ◎鶴岡八幡宮 段葛 G7X.jpg 5.段葛の桜 -4
まだ、五分から八分咲きというところだろうか。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f4 1/1250秒 26mm ISO125)
006_250405134s X900 ◎鶴岡八幡宮 段葛 Z50 Z18-140.jpg 6.段葛の桜 -5
段葛とは、鶴岡八幡宮の参道、若宮大路のなかで、その若宮大路の中央の、二の鳥居から鶴岡八幡宮まで、車道より一段高くなった歩道をいう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 164mm ISO200 )
007_250405020a X900 鶴岡八幡宮 段葛 G7X.jpg 7.段葛の桜 -6
何か段葛の道幅が狭くなったような気がする。調べて見ると、二の鳥居側の道幅が4.5mなのに対し、三の鳥居では2.7mと狭くなっているのだそうだ。遠近感を利用し、距離感を出しているのだという。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/1250秒 17mm ISO125)
008_250405022t X900 〇鶴岡八幡宮 段葛 G7X.jpg 8.三の鳥居
段葛を約500m歩いて三の鳥居に来た。ここで三の鳥居の前を東西に走る道を渡る信号がある。正面に舞殿が見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f4 1/1250秒 17mm ISO125)
009_250405174 X900 〇鶴岡八幡宮 旗上弁財天 Z50 Z18-140.jpg 9.旗上弁財天
信号を渡り、栂岡八幡宮の境内に入る。右手に「神苑ぼたん苑」への道があり、正面に太鼓橋があり、右側の源氏池、左側に平家池がある。鶴岡八幡宮の太鼓橋は、1182年(寿永元年)に源平池が造営されたときに架けられたものと考えられているそうだ。太鼓橋の両側にも橋が架けられている。右側の橋から旗上弁財天の桜を撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 18mm ISO220 )
010_250405181 X900 〇鶴岡八幡宮 源氏池 ヒドリガモ Z50 Z18-140.jpg 10.源氏池のヒドリガモ
源氏池にいるヒドリガモが飛び跳ねる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO200 )
011_250405190 X900 ◎鶴岡八幡宮 Z50 Z18-140.jpg 11.鶴岡八幡宮の大銀杏
鶴岡八幡宮には、高さ約30m、幹の周囲は6.8mの樹齢1000年と言われる大銀杏があった。その大銀杏(通称:隠れ銀杏)は、鎌倉幕府3代将軍・源実朝が暗殺された際に、暗殺者である公暁がこの銀杏の陰に隠れていたという伝説が語られることから、その名がある。だが、実際に中世の史料にはそのような記述はないため、後世の創作とされているようだ。その鶴岡八幡宮のシンボルとして親しまれてきた大銀杏は、2010年3月に強風によって倒れた。即、再生への取り組みが始まり、残った根から伸びた後継木は現在樹高8mを超えた。それから15年たった今、写真で、本宮へ上がる大石段の左側にまっすぐ伸びた8mに高さになった後継の大銀杏が見える。芽吹いては枯れていった「ひこばえ(孫生)」の中で唯一残った発芽枝から成長を続ける若木の姿があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 37mm ISO200 )
012_250405032 X900 〇鶴岡八幡宮 G7X.jpg 12.移植された元の大銀杏
2010年3月に、雪混じりの強風によって倒れた「親銀杏」の樹幹部分は、再生可能な高さ4mに切断し、元の場所のすぐ脇に移植された。移された「親銀杏」も根付かせながら、元の場所ですくすく育つ「子銀杏」双方を変わらず「御神木」として祀られている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f4 1/1250秒 9mm ISO125)
013_250405036 X900 〇鶴岡八幡宮 G7X.jpg 13.こもかぶり
写真に見えるのは、鶴岡八幡宮の舞殿の左側には、厄除けや災難除けのために、茅の輪くぐりや切麻を身にまくなどの神事が行われる「こもかぶり」と呼ばれる場所だ。「こもかぶり」は、古くから罪や穢れを祓うための儀式として、特に6月30日と12月31日の大祓の際に行われる。「こもかぶり」酒樽は、例大祭などで使われることがあるそうだ。外国からの観光客が積まれた酒樽の前で写真を撮っていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125)
014_250405201 X900 ◎鶴岡八幡宮 Z50 Z18-140.jpg 14.段葛の桜 -7
大石段を上がるのは84歳の身には少々つらいので、本宮をお参りするは失礼し、下で拝礼した。参拝と写真撮影を終え、そろそろ、鎌倉駅へ戻ろうと三の鳥居へいく。信号待ちをしながら、これから参詣される人々と段葛の桜を撮る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 62mm ISO200 )
015_250405218 X900 ◎鶴岡八幡宮 Z50 Z18-140.jpg 15.段葛の桜 -8
二の鳥居が見えてきた。鳥居の向こうには横須賀線が走る。植え替えられる前は248本あった段葛の桜の樹も177本に減らされた。根を保護するため、参道には貯留槽と基盤材が埋設され、特殊舗装が施されているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 64mm ISO200 )
016_250405044m X900 ◎鶴岡八幡宮 段葛 G7X.jpg 16.段葛の桜 -9
桜並木を撮っておこうと鶴岡八幡宮を振り返る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f3.2 1/1250秒 37mm ISO125)
017_250405221 X900 ◎鶴岡八幡宮 Z50 Z18-140.jpg 17.段葛の桜 -10
現在の段葛桜並木の樹齢は、2014年に茨城、千葉、埼玉などから樹齢5年程度の若木が移植され、10年程度だそうだ。まだ、幹は細い。もっともっと密集した満開の桜を見たいが・・・。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 )
018_250405048 X900 ◎鶴岡八幡宮 段葛 G7X.jpg 18.乳母車と愛犬
二の鳥居の傍で愛犬3頭を2台の乳母車に乗せた女性がいた。その姿を写真に撮っている人もいる。「撮らせてください」とお声がけして、撮らせてもらった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/1250秒 12mm ISO125)
019_250405053 X900 ◎鶴岡八幡宮 段葛 G7X.jpg 19.段葛の桜 -11
両側にまだ新しい石灯籠が並ぶ段葛の桜並木を二の鳥居をフレームにして撮った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f3.2 1/1250秒 37mm ISO125)
020_250405058 X900 鎌倉駅 G7X.jpg 20.鎌倉駅
鎌倉駅に戻る。一駅JRに乗って、北鎌倉で円覚寺へ寄っていこう。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/1250秒 16mm ISO125)

2025年5月23日

川越・幸手権現堂桜堤・古河公方公園 日帰りバスツアー ③ 古河公方公園 2025年4月2日 埼玉県古河市

バスは午後3時に幸手権現堂桜堤を出発し、幸手から4号線を走り、利根川を渡って左へ354号線の古河へ向かっ   幸手からは北の方角にある。40分ほどで古河市にある古河総合公園に着いた。
 ここはハナモモの名所だという。公園とはどんな公園なのかと思っていたが、古河市より管理者として指定された「一般財団法人古河市地域振興公社」が管理運営を行っている公園だった。

 1455年頃、鎌倉公方 足利成氏が古賀に移り、御所沼の畔に鴻池御所を構えたのが始まりのようだ。
 1770年頃、桃の植え替えを行ったことがきっかけとなり、花見の名所となったが、戦後の1947年~1951年には食糧難のため御所沼を埋め立てて水田化したという。そして、1975年には公園として一部(5.0ha)が開園された。
 1992年~1996年に御所沼が復元され、2003年には、ユネスコとギリシャが主催する「第3回文化景観の保護と管理に関するメリナ・メルクーリ国際賞」を、日本で初めて受賞した。メリナ・メルクーリ氏(1923年~1994年)は、ギリシャの文化大臣を務め、景観保護と持続的な開発の調和に取り組んだ。もともとは女優として活躍し、「日曜はダメよ」でカンヌ映画祭主演女優賞を受賞している。
 古河総合公園は、2015年には愛称「古河公方公園」と呼ばれるようになった。

 園内の散策コースは、桃林コースと、御所沼コースとがあったが、私たちはハナモモの名所だということだったので桃林コースを歩きはじめた。時間の制約もあったのだが、前述したようなことを知っていれば、むしろ御所沼コースを巡ってみたかった。いつも後になって、事前学習不足を悔やむのだった。

000_250404245 X700 ◎古 河総合公園 Z50 Z18-140.jpg
ハナモモ 照手赤 2025年4月2日 埼玉県古河市 古河公方公園

041_250404228 X900 ◎古河総合公園 Z50 Z18-140.jpg 41.古河公方公園正面入口 バスの駐車場から少し歩いて、せせらぎがある正面入り口から入った。添乗さんが管理事務所で地図入りのパンフレットをもらってきてくれた。愛犬を散歩に連れて来ている人も多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO1800 )
042_250404232 X900 〇古河総合公園 Z50 Z18-140.jpg 42.池端の柳 -1
公園の管理棟から園内に入ると、左手に池があり、そこに咲く柳の大きな木の新緑が美しかった。この池はコの字型に御所池の一部になっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 43mm ISO640 )
043_250404234 X900 古河総合公園 Z50 Z18-140.jpg 43.桃林 -1
管理棟から桃林の方へ歩く。濃い桃色のハナモモが咲いている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 75mm ISO900 )
044_250404244 X900 ◎古 河総合公園 Z50 Z18-140.jpg 44.桃林 -2
時刻は午後4時になろうとしている。桃林コースという散策路は、北の方へと続き、大賀蓮池へと続く。しかし、時間がなさそうなので、大賀蓮池は遠くから眺めただけにした。ハナモモの品種は、約800以上あるとされているそうだ。具体的には、一重咲き、八重咲き、花の色(赤、白、ピンクなど)が多様で、観賞価値が高い品種がたくさんあるという。ここに植えられているのは、「照手赤」、「照手白」、「矢口」、という品種だった。写真は手前の濃いピンクの花が「照手赤」で背景に咲くのが「矢口」と思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO500 )
045_250404248 X900 ◎古河総合公園 Z50 Z18-140.jpg 45.桃林 -3 「矢口」
「矢口」は「照手桃」より明るいピンクの花を咲かせていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 53mm ISO1000 )
046_250404252 X900 ◎古河総合公園 スノーフレーク 鈴蘭水仙 Z50 Z18-140.jpg 46.スノーフレーク -1
園の中央地近くの中山のせせらぎと呼ばれるところへ行くと、スズランのようなベル形の花を下向きに咲かせる小さな花があった。別名をスズランスイセン(鈴蘭水仙)というヒガンバナ科だそうだ。スズランスイセンも、スイセンやスズラン、ヒガンバナと同じく有毒である。スズランはキジカクシ目キジカクシ科のスズラン亜科スズラン属であるが、このスノーフレークは、ユリ目ヒガンバナ科スノーフレーク属だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 53mm ISO640 )
047_250402128 X900 〇古河公方公園 G7X.jpg 47.スノーフレーク -2
花弁の先端には緑の斑点がある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/1000秒 20mm ISO400)
048_250404261 X900 ◎古河総合公園 Z50 Z18-140.jpg 48.この木何の樹
クジャクが羽を開いたような美しい形の大きな樹があった。剪定されてこの形になっているのだろうか。それとも自然のままなのだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 1250mm ISO500 )
049_250404276 X900 ◎古河総合公園 Z50 Z18-140.jpg 49.池端の柳 -2
古河公方5代目の義氏は天正10年(1582年)古河城で死去したが、葬儀は翌年正月久喜(埼玉県)甘棠院で行われ、同所に葬られたそうだ。ここは徳源院という寺院の跡だが、徳源院があった以前から足利氏ゆかりの寺院があったことから、遺骸の一部がここに葬られたものと考えられているそうだ。その古河公方足義の墓所を見て、御所沼の北側にある管理棟の方へ戻る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 40mm ISO500 )
050_250404279 X900 〇古河総合公園 Z50 Z18-140.jpg 50.池端の柳 -3
柳の新緑の枝が池に垂れるところにオオバンがいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 70mm ISO1250 )
051_250402130 X900 〇古河公方公園 G7X.jpg 51.シダレザクラ -1
午後4時20分、そろそろバスに戻る時間が来た。公園の入り口には、枝垂桜が咲いていた。エドヒガン(江戸彼岸)だろうか?

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/1000秒 22mm ISO400)
052_250404284 X900 〇古河総合公園 Z50 Z18-140.jpg 52.シダレザクラ -2
まだまだ蕾がたくさんついている。八分咲きというところだろうか?

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO1400 )
053_250404286 X900 〇古河総合公園 Z50 Z18-140.jpg 53.シダレザクラ -3
ここにはハナモモを見に来たのだが、この桜はとても良い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 82mm ISO1000 )
054_250404288 X900 ◎古河総合公園 Z50 Z18-140.jpg 54.メレナ・メルクーリの小道
両側に駐車場が設けられた、公方通りの公園正門からまっすぐな道は、メレナ・メルクーリの小道と名付けられている。この道の下に御所沼からの水路がある。メレナ・メルクーリの国際賞受賞記念碑は見落としてしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 30mm ISO360 )
055_250404291 X900 〇古河総合公園 Z50 Z18-140.jpg 55.白いハナモモ
見てきたのは紅いハナモモだけだった気がするが、ここで白いハナモモが咲いているのを見つけた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 74mm ISO560 )
056_250404295 X900 ◎古河総合公園 Z50 Z18-140.jpg 56.ハナモモと桜 -1
古河公方公園の正門へ向かうメレナ・メルクーリの小道の両側は桜並木になっている。手前に「照手赤」を置いてとった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 62mm ISO800 )
057_250404298 X900 ◎古河総合公園 Z50 Z18-140.jpg 57.ハナモモと桜 -2
f11に絞り込んで桜が桜らしく見えるように撮ってみたがあまり効果はなかった。G7でも撮っておくべきだった。これを最後にしてバスに乗り込む。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f11 1/500秒 62mm ISO6400 )

2025年4月28日

公園に咲く春の花 ② 2025年3月14日 横浜市保土ヶ谷区

3月14日の横浜の気温は、17.4℃と発表されていた。午前11時、暑くもなく、寒くもなく、心地よい春の1日だった。

 カワヅザクラの見事に咲き、見頃だった。河津桜の木の下で、散歩をさせていた愛犬の写真を撮っているご婦人がいた。河津桜の花の下を流れるせせらぎに、架かる小さな橋での上でパピヨンという犬種の愛犬をモデルに、ポーズをとらせていた。パピヨンとはフランス語で蝶のことで、耳が蝶の羽のように見えるところから、名付けられた。英名をバタフライ・スパニエルと呼ばれる。
 今度は、トイ・プードルを連れたご婦人が現れた。お二人は、いつも、この公園で会われている顔馴染みのようだった。

 河津桜には、メジロ、ヒヨドリ、そしてアゲハが蜜を求めてやってきた。みんなを幸せにする河津桜だった。

000_250314090 X700 ◎保土ヶ谷公園 河津桜 Z50 Z18-140.jpg
満開の河津桜 2025年3月14日 神奈川県横浜市 県立保土ヶ谷公園

020_250314106 X900 ◎保土ヶ谷公園 ピンクのユキヤナギ Z50 Z18-140.jpg 20.ピンクのユキヤナギ(雪柳)
ユキヤナギの花の色は、雪というから白いのだと思っていたが、こんな色の花をつけるユキヤナギがあった。ChatGPTにたずねてみたところ、ピンクの花を咲かせるものは、改良品種や別種のシモツケ属が多いということだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 )
021_250314113 X900 保土ヶ谷公園 オオイヌノフグリ Z50 Z18-140.jpg 21.オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢),br. 何でこんな酷な名前が付いたのだろうか。Wikipediaによれば、オオイヌノフグリは、オオバコ科のクワガタソウ属のイヌノフグリに似ていて、それより大きいことから付けられた和名で、イヌノフグリの果実の形が雄犬の陰嚢に似ていることからこの名前が付いたとのこと。気の毒なことだ。地表近くにこの花が敷き詰められるようになると、春本番を感じる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 )
022_250314115 X900 〇保土ヶ谷公園 セイヨウタンポポ Z50 Z18-140.jpg 22.セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)
セイヨウタンポポは元気が良い。モンキチョウなど、いろいろなチョウが吸蜜に来る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/1000秒 96mm ISO200 )
023_250314117 X900 〇保土ヶ谷公園 テリア シュナウザー Z50 Z18-140.jpg 23.シュナウザー
シュナウザーを散歩させていた情勢がいた。花の周りの怪我長いのがこの犬の特徴だ。wikipediaによると、サイズに依って、ミニチュア・シュナウザー、スタンダード・シュナウザージャイアント・シュナウザーに分けられ、ともに共通の祖先に由来するものの、性格としてはそれぞれ異なった個性をもっている。この犬がどれなのか分からない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 45mm ISO200 )
024_250314127 X900 ◎保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 24.カワズザクラの花びら
ソメイヨシノに比べて色が濃く、はっきりとしている。花びらは先端がわずかにくぼんだハート型で、丸みがあるり、やや大きめで存在感がある。開花時期は2月上旬〜3月初旬だが、今年の開花は少し遅かった。今年は今が満開だ。ひなが比較的長く楽しめるのも特徴だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO320 )
025_250314129a X900 〇保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 25.桜の花の下で愛犬の撮影
カワズザクラの木の下でせせらぎに架かる木橋に愛犬のパピヨンを座らせ、とっておきの写真を撮ろうとされていた。愛犬もよく言うことを聞いてポーズをとる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 36mm ISO220 )
026_250314132 X900 〇保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 26.トイ・プードルが仲間入り
もう一人、顔馴染みらしいトイ・プードルを連れた女性が現れた。パピヨンの女性が、「こう撮るといいですよ」と教えているように見えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 28mm ISO220 )
027_250314135 X900 〇保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 27.トイ・プードル
教えてもらった通りにポーズをとっている?

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 45mm ISO220 )
028_25031137 X900 〇パピヨン 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 28.パピヨン
パピヨンは、ご褒美をもらいながら、立ち位置を変えてポーズをとり続ける。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 40mm ISO220 )
029_250314138mt X900 ▲保土ヶ谷公園 アゲハ Z50 Z18-140.jpg 29.小さなアゲハ
小さなアゲハが飛来した。今日羽化したばかりかな? 3月14日にアゲハを見られ菟とは思っていまかった。だが、その個体はとても小さい。夏型のアゲハの半分の大きさもないようだ。河津桜の花に止まり、吸蜜を始めた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO200 )
030_250314157tm X900 ▲保土ヶ谷公園 河津桜 メジロ Z50 Z18-140.jpg 30.メジロが2羽
メジロが数頭まとまって、カワヅザクラの花に飛来し吸蜜をする。人の動きに驚いてか1羽が飛び立つと、一斉にみんな飛び立ってしまう。しばらくするとまたやってきた。ちょっとピントが甘いが、画像に2羽を取り込めた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 )
031_250314166t X900 ◎保土ヶ谷公園 河津桜 メジロ Z50 Z18-140.jpg 31.メジロの吸蜜
蝶は長いストロー(口吻)を延ばし花の蜜を吸う。メジロはどうやって蜜を吸い取るのかなと思った。細長いくちばしを花の中央に差し入れ、先端がブラシ状になった舌を使って吸蜜するのだそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO200 )
032_250314174 X900 ◎保土ヶ谷公園 河津桜 ヒヨドリ Z50 Z18-140.jpg 32.ヒヨドリ(鵯、白頭鳥)
Wikipediaをみると、ムクドリは日本国内では留鳥または漂鳥としてごく普通に見られる。里山や公園でよく見られる身近な野鳥である。頬に褐色の部分があり、よく目立つ。また、頭頂部の羽毛は周囲よりやや長く、冠羽となっている。「ヒーヨ! ヒーヨ!」などと甲高く鳴く。ヒオヨドリという和名はこの鳴き声に由来するという説があるそうだ。名前は可愛らしいが、姿は地味で、私はあまり好きではない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO360 )
033_250314185 X900 〇保土ヶ谷公園 サンシュユ  Z50 Z18-140.jpg 33.サンシュユ(山茱萸)
サンシュユは、中国原産で、春先に葉が出る前に黄色い花を咲かせ、秋にグミに似た赤い実をつける。この時期は黄色い花が咲く木が多い。なぜ春に黄色い花が多いのかAIに尋ねてみた。その回答は次ようであった。 1. 目立つ色としての「黄色」=春先は、まだ周囲の植物が芽吹いておらず、背景が茶色や灰色の状態である。そのため、黄色の花は非常に目立ちやすく、昆虫に見つけてもらいやすいという利点がある。受粉者(ミツバチなど)に効率よく花粉を運んでもらうには、まず花の存在に気づいてもらう必要がある。 2. 虫の視覚との相性=昆虫(特にハチ)は、黄色や紫外線を反射する色に敏感である。黄色い花は、彼らにとって特に認識しやすい色のひとつとされている。そのため、黄色の花を咲かせることで、昆虫との相互関係が強化される。 3. 早春の限られた資源を活かす戦略=早春は、まだ気温が低く、他の競合する花も少ない時期だ。この時期にいち早く目立つ花を咲かせて受粉を済ませることで、他の植物との競争を避けつつ繁殖のチャンスを広げることができる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO200 )
034_250314195 X900 峰岡公園 サトザクラ Z50 Z18-140.jpg 34.コヒガンザクラ(小彼岸桜)
近所の公園まで戻ってきた。そこに小さなサクラの樹が小さな花を咲かせ始めていた。この木はコヒガンザクラと思われる。Wikipediaによると、コヒガンは広義ではマメザクラとエドヒガンが交雑した種間雑種の総称であり、狭義ではそのうちの特定の栽培品種のことであり、標準和名をコヒガンザクラ(小彼岸桜)というとあった。狭義のコヒガンの花期が早く彼岸頃に咲き始めるためにこの名前がついたといわれている。別名にヒガンザクラ(彼岸桜)、センボンヒガン(千本彼岸)。なお、エドヒガンの別名もヒガンザクラ(彼岸桜)であり、更にカンヒザクラをヒカンザクラ(緋寒桜)と呼ぶこともあるため混同に注意が必要であるとされている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO200 )