隠居の探鳥ウォーク:枯木立 黄色き点描 イカル群れ
前のエントリーで記載した「速写用ストラップ」に変えて少し動きやすくなったスタイルで、いつものように近辺を歩いてみた。気温は低いが、ヒートテックの下着や靴下、ネックウォーマーなど防寒対策をしていけば、酷暑の時期よりはしのぎやすい。夏より冬のほうが野鳥が多いのが、気分を楽にしているせいもある。
「速写用ストラップ」を早く試したくて、いつも歩かない午後に、南部コースを短縮して鳥を追ってみた。鳥の姿は、やはり朝の間のほうが多いようだ。
翌朝、気温は低いが快晴である。多くの種類の鳥たちと出会えるのではないかと北部コース散策路の霜を踏んであるくと、期待通り野鳥たちが待っていてくれた。野々井の木立には、昨年一羽しか会えなかったイカルが、すっかり葉を落とした多分エノキの枝に、点々と黄色いくちばしを見せて留まっていた。これほど多くの群れを見るのは初めてである。 図鑑にはイカルは留鳥とあるが、このあたりでは冬季に見かけることが多い。
萱の草むらには、アオジ・ホオジロ・カシラダカが藪から藪へと飛び交っている。最近は少し、区別がつくようになってきたが、これらホオジロ系の鳥たちは、ちょっと見には区別がつかない。すすきの穂に留まって姿を現したときには、すぐレンズを向けて撮っておかないとチャンスを逸してしまう。新しい速写用ストラップは、このようなとき極めて有用であった。
セキレイ類が元気だが、今は繁殖期ではないようだ。マガモの休息地である松池の池畔樹木の上に、アオサギが3羽互いにけん制するように、大きな羽を広げていた。カワラヒワも留鳥らしいが、やはりこの時期から春にかけてよく見かけるように思う。
詳細は、探鳥日誌を參照ください。