2008年3月10日

晩冬の仁和寺

 娘から頼まれたシューズラックを届けた午後、ようやく空も春めいてきたので仁和寺に行ってみることにした。仁和寺といえば、「徒然草」御室の桜がすぐに思い浮かぶが、この時期広い境内で見た花は書院の庭に咲くピンク色の小さな梅と宸殿の北庭に配された馬酔木の白い花だけであった。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります  双岡を背景とするこの寺は、真言宗御室派総本山というだけあって非常に広大である。中門から金堂への参詣道の左側には、京都で最も晩く咲くという背の低い御室桜がぎっしりと植わっている。蕾はまだまだ固いが、4月の終わりにはきっと素晴らしい花見ができるにちがいない。昨年は醍醐寺に行ったが、今年はもう一度ここを訪ねてみたいものだ。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 拝観に一人500円とられる「仁和寺御殿」は、宸殿・黒書院・白書院の広い縁で巡っていく。午後の暖かな日差しを浴びて、広い縁に座り込むと心が癒されるようだ。いつの季節でもいいようにつくってあるんですね。拝観券の裏に、仁和寺御殿について以下のような案内がある。

 御殿と呼ばれれているところで、宸殿を中心にして、左側に白書院・黒書院があり、北に池泉の北庭と、南に白砂と杉松の簡素な枯山水の南庭がある。左近の桜、右近の橘も植えられている。仁和寺再興の際(江戸初期)、京都御所の常御殿(おつねごでん)を移築したものであったが、明治20年(1887)火災のため焼失した。その後、明治から大正期にかけて、当時の最高の材と技術をもって建築された。


京都・奈良私的観光地図に掲載   

ファルカタ集成材と桐すのこで作ったアンティーク風シューズラック

 京都で一人住まいしている娘から、玄関の小さなスペースに脱ぎ放しの靴をなんとかしたいので、狭い場所に置けるくつばこを作って欲しいとスケッチとともに依頼してきた。

 まだ外で作業をするのは寒かったが、材料を求めにホームセンターに走った。できるだけ軽く作って欲しいということなので、桐の集成材を求めたいと思ったが適当な大きさのものがなかった。いろいろと物色すると、まだ使ったことのないが、ファルカタ集成材いう材が桐集成材のように軽くて手頃な価格であったので、側板にこれを使うことにした。18x300x910mm の大きさで700円ほどである。これを充電式マルノコで注文の幅280mm に切断した。端材は、横方向の補強として使った。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 横仕切り棚板は、押し入れ桐すのこ4枚打ち2枚セットが、298円の特価で売っていたのでこれを3セット購入した。
 すのこは、そのまま使うのではなく打ちつけてある桐板を使うためである。写真のように、ちょっとみには板は桟に打ち付けていないように見える。この板をのみと小型のバールを使って、一枚ずつはがした。接着剤だけで桟に付いているのかと思ったが、木材用のホッチキスで留めてあり、はがすと傷跡が残る。これは水で練ったとのこで埋めた。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 側板には、施主さんの注文である寸法に棚をつけるために、ルータで溝を掘った。この溝に、幅の狭い板をはめ込んでいく仕様である。実は、この組み立てが最も難しかった。釘を余り使いたくなかったのだが、このときに細い化粧釘を使わざるをえなかった。
 組み立てる前に、注文のオイルスティンで塗ることにした。OSMOカラーが、オイルスティンかどうかよく分からないが、以前から気になっていた塗料なので、今回ネットで取り寄せ使ってみることにした。ホームセンターの割引券があったので奮発して少し高いすじかい刷毛を求めた。やはり、いい塗料といい刷毛を使うと塗りやすい。ただ、乾燥が遅く臭いがいつまでも続くのは欠点である。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります シューズラックの横に、傘をかける金具を取り付けて欲しいとの要望もある。写真のようなソケット金具を買ってきて、以前に100円ショップで手にいれていた径9.5mm のステンレス・パイプを金ノコで切って組み合わせた。太い傘の柄では高さが足らないので、すのこの桟で作った木片を木工ボンド側板に貼り付け、その上に金具についていた木ねじでとりつけた。このあたりが、DIYのいいところかもしれない。

 できあがったので、さっそく京都まで運んだ。雑然としていた玄関のスペースが、すっきり収まったので娘が及第点をくれた。ちょっと出せば体裁いいものが手にはいると思うが、狭いスペースにピッタリなのがいいのかもしれない。ラックの上に、もらったこけ玉を飾っていた。